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自由をつくる 自在に生きる
自由をつくる 自在に生きる
森博嗣/集英社
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総合評価

158件)
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    論理的でわかりやすい文章で あっというまに読めた。 自分のこれまでの時間の使い方を 考えさせられた。

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    投稿日: 2011.01.07
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    理不尽で無駄で強制的で伝統的で非効率な「支配」を、見極める目はやはり大事だ。 ‥‥と、思った時点で、生きにくさ自覚し生きる目標を得るように感じます。つまり、もう戻れないw 以前より文体がマイルドになった気がします。著者の意外な一面もあって微笑ましい。

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    投稿日: 2010.12.21
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    私も「自由」を手に入れようと常々心がけているので、共感できる内容や、それは思いつかなかった!というような内容も多く、とても楽しく読むことができました。

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    投稿日: 2010.11.04
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    結論から言うと、自分の人生に希望が見えた。 これは、別に大げさに言っているわけでもなんでもなく、本当に希望が、道が見えたので、そのように思った次第。 できないことを嘆く、悩むばかりでは、状況は良くならない。 状況をよくするため、自由を得るために、多かれ少なかれ、努力が必要だ、という当たり前のようなことに、気づいた。 頭でわかっていても、実践していない努力が多すぎる。 もっと、自分の人生はよくなるはずだ、という確かな希望が見えた。 その気づきに感動した。

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    投稿日: 2010.10.24
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    言ってることは分かるのですが、このボリュームは要らない内容です。 こういう自己啓発本って文字数を稼ぐための無駄な記述が目につきます。帯だけで良いんじゃないか、って思います。

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    投稿日: 2010.10.10
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    自分の思い通りに生きるにはどうしたらいいか。 その具体的な方法が書かれているわけじゃなく、その考え方が書かれた本です。 森さんも本文中で言っていますが、非常に抽象的です。ただ、森さんは本質は、具体的なものを取り除いたもの、つまり抽象的なものだという考えなので、彼なりに本質に迫ろうとしたのだと思います。 たとえば、 AとBがある。僕はAだと思う。けど、絶対にAじゃなきゃいけないということもないし、Bが悪いというわけじゃない。 始終こんな感じです。 自分の感覚と近かったので、自分にとっては納得のいくものでしたが、気になる人は気になるでしょうね。 ただ、やはり抽象的な内容で新書サイズの量を埋めているので、ちょっと同じことをいろいろ言葉を変えて言っているな〜という感じは受けました。 それでも、自分にとってはいろんなヒントがつまった本でした。

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    投稿日: 2010.09.28
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    「悩んでいる人は、解決方法を知らないのではなく、それを知っていてもやりたくないだけだ」という法則、納得。109ページ:解決策は明らか

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    投稿日: 2010.09.12
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    「自由」とは何か?自分が自由だと思っていても、何かしらの支配を受けていることに気付いてもいない状態だったことに気付かせてくれる。読めば目から鱗が落ちるはず!

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    投稿日: 2010.09.10
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    自由とは何か、そもそも自由の定義とは何なのか。一見簡単な問題に思えるかもしれないが、このことの深い意味を知る人は少ないだろう。真の意味での自由を森博嗣氏が独自の哲学を論じている本。 本書でいう「自由」とは「自分の思い通りになること」と謳っている。現代は既に自由な社会だと思い込みがちであるが実はそうではない。例えば、法律、常識などに支配されているのが現状だ。また、安心感を得るために支配されたいという願望から自ら不自由に陥っているケースもある。人間が神という概念を作り出したのもその典型である。 結局のところどうすればいいのかという疑問に対しての答えは個人の価値観に寄るが、個人的には常に自由に向かって進むという姿勢こそが自由の本質であると思う。「自由とは何か」という壁にぶつかった時こそ手にとって貰いたい。 「非合理な常識よりも、非常識な合理を採る。それが自由への道である。」という言葉は名言だと思った。

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    投稿日: 2010.09.09
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    自由を獲得するには自由を強く望み、毎日行動すること。 自由に向けて自分を支配する。 世間や組織や常識からの支配や不自由を自覚する。 思い込みで自分が自分を支配することもある。 人生の目標に進むスタッフは自分だけ。 自由は明日が楽しみになること。

    0
    投稿日: 2010.08.01
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    そうは言われても実践できるわけないじゃん……とか思うのがまさに支配を受けている状態なんだなと。タイトルがまさしく内容。

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    投稿日: 2010.08.01
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    人生を後悔しないように生きるために、早めに読んだ方が良いと思う。読んで「自分はもうこういう生き方をしている」と思える人にとっても、思考の言語化という利点はあります。

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    投稿日: 2010.06.28
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     「自由」と「支配」は一般的に対立する概念である。にもかかわらず、私たちは、その境界線を明確に規定できないことが多々あるように思う。自由とは何か?支配とは何か?という自問こそ、人生を自在に生きるための、はじめの一歩なのである。  自由はプラスのイメージ、支配はマイナスのイメージがあるが、必ずしも正しくない。というもの、当然ながら自由には責任という代償が伴うし、支配にはある種の安定状態がもたらされるからだ。どちらか一方に固執する必要はないし、現実世界ではできないだろう。しかし、その制約された中でも自由と支配の狭間の中で折り合いをつけながら、自分が満足できる居場所を勝ち取る終わりのない運動こそ人間として生きてるという状態・人生の目的なのだと思う。  「常識的な不合理でなく非常識な合理」をと著者は述べる。私たちは、日々常識によって社会生活を安定させようとしている。この傾向は動物的本性の要求する無意識の圧力であるといえる。もちろん、常識というのはある程度は大切だ。すべての人間が好き勝手なことをやっていたら、多くの人間が損害を被る結果になるのは目に見えているからだ。(しかし、この場合の常識はどちらかというと、道徳・倫理・理性といった類のものである。)だからといって世間の常識、ステレオタイプの常識に自己を規定されるというのは、不自由そのものだろう。本書は、そのような不自由から自由になり、自在に生きるためのヒントが隠されている。もちろん不自由を選択する自由が人間にはあるのだが・・・・。

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    投稿日: 2010.06.24
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    自由と責任はワンセットというけれど、 自分自身が自由になるためには、それだけ自分の枠を拡げていくことなんだと、 改めて思わされた本でした。 そう、自分の向かう先がちょっとだけシャープになったので、本当に森先生に感謝です。

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    投稿日: 2010.06.17
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    森博嗣さんの作品(まだスカイクロラシリーズのみだけど)が好きなワケがなんかわかった。 深いところでちょっと似ている部分を持っているからだなって思った。 この本を読んでいてそう感じた。 もちろん、私は森さんほどの域には全然達していないので、 似ている部分といってもたぶん浅めのゾーンのみ。 だから、自分のスタイルに近いものがわかりやすく文章化されていて、 そしてさらに深みがあるこの本は、 自分を理解するものとして機能しちゃった。 「うん。そうなんです。」 もたくさん。そして、 「あ、なるほど。それ気をつけないとなんですね。ああ、意識してなかった。」 っていう内容もあちこちに。 (引用はそのどちらかに該当していて、記録したいものを書き出してみた) 抽象的な話をされているのに、すごくわかりやすいし、すらすら読める。 不思議。 これも森博嗣マジック?!なーんて。 大好きな本です(^ー^)/*

    1
    投稿日: 2010.06.14
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    ここまで自由に対して広義に考えたことがなかったですね。読みすすめていくうちにいろんなものに意外ととらわれていることに気がつかされます。一段上から自分の生き方を見返せる良い一冊。と深いテーマだが森博嗣さんなので小説と同様読みやすい秀作ですな。

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    投稿日: 2010.06.12
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    一回読んだだけでは、何だかよく分からなかった…。たぶん2、3回読めば、3分の1くらいは理解できるような気がする。

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    投稿日: 2010.06.10
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    再読。 なぜ、森博嗣の本を読むのか、というと、僕にとって読みやすいから、というのが答え。なにかを書かないといけないとき、読んでみる。そうすると、書きやすい。 自由についての本。こういう努力が必要だと思う。

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    投稿日: 2010.06.03
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    テーマが「自由」漠然としてるなぁと思いつつ読み進める。前半の感想。うーん、話がくどい。そして哲学(笑)。私には難しい!?それでも3、4章くらいからやっと(?)面白く共感できるところも。しかし前半がつらかったので結局星3つ。

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    投稿日: 2010.05.29
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    自由、ってなんなのか、自由になるにはどうするべきか、考えるべきかが書かれていました。参考になるところ多数。おすすめです。

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    投稿日: 2010.05.24
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    [ 内容 ] 自由とは何だろうか。 それは、単に義務がない状態のことではない。 何でもしてよいと放り出された状況のことでもない。 自分の思いどおりになること―これが「自由」なのだ。 当たり前に思えるかもしれないが、このことの深い意味を知る人は少ない。 しかし、これに気づくことが、人生をよりよく生きるポイントなのである。 真の意味での自由を知り、自在に生きる。 その秘訣について、人気作家がわかりやすく論じる。 [ 目次 ] 1章 人生の目的は自由の獲得である(人生の目的は自由;躰による支配 ほか) 2章 他者からの支配、社会からの支配(服装と自由;ブログの罠 ほか) 3章 身近に忍び寄る支配(考えること;人生における支配とパワー ほか) 4章 支配に対するレジスタンス(自由を得るために;職場に問題があるとき ほか) 5章 やっかいなのは自分による支配(老いと好奇心;老人には余裕がある ほか) [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

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    投稿日: 2010.05.09
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    【それはまるで、海に潜って綺麗な光景を眺めるときに似ている。「ああ、綺麗だな」と思い、上下左右どこへでも行ける、どちらへも向ける自由を感じるけれど、手足を止めてしまうと、あっという間に浮かんでしまい、会場へ引き戻される。あの、もがいているときこそが、つまり自由という瞬間なのだ。】 なるほど。 目的重要、そこに行き着く方法は自分でもうすでにわかっているのかもしれない。

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    投稿日: 2010.05.05
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    「MLA」等の森氏のエッセイを読まれてる方にとっては、あまり新鮮味は感じられないかもしれません。あとがきに書かれてるように読み手にとっては、森氏のスタンスを整理し直す、という側面が強い本だと思います。しかし、今までのエッセイと比較して、非常に理解しやすい書き方をされているので、この本で新しく何かを得られる、という人も多いのではないでしょうか。(表題がそのまま内容を表しているので、内容については敢えて触れませんでした)

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    投稿日: 2010.04.30
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    日頃考えている抽象的な物事も森さんの言葉は綺麗にまとめ上げる。自分は何による支配を受けているのか。支配を完全に排除することは困難だが、その意識をもつだけで、世界の見え方は全く違ってくるから面白い。 このタイミングでこの本に出会えたことを嬉しく思う。本当の意味での自由獲得を目指す今、この日々が楽しい。

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    投稿日: 2010.04.24
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    今年度に入って所属する委員会が増え、急に忙しくなった。とはいえ精神的には実はそれほどいやではない。本当につらいのは、夏休み中などに「やらなければならない」仕事がなくなり、研究など「自分の自由になる」仕事に向き合わなければならないときである。そんなときに事務的な書類作成を頼まれると、むしろほっとしてしまう自分がいる。私たちはみんな自由でいたい。戦時中のような不自由な時代に生まれなくて本当によかったと思う。その一方で、この本の著者が述べるように、人間にはあえて何かに支配されることに安心し、自由に行動することを避けてしまう傾向が確かにある。「成績が上がらない」「人間関係がうまくいかない」などの問題が生じたとき、たいていの場合、誰かに相談する以前に採るべき最良の道は目の前にある。しかし「自分にはできない」などの思い込みでしり込みしたり、あるいはただ単にそれが面倒なために、その道を避けようとしているだけだと著者は述べる。自由に生きたければ、常識や世間の目、あるいは自分自身の怠惰(これが一番手強い)など、自由に生きることを妨げているものにまず気づくこと、そしてそれに対して常にチャレンジし続けること。やせたいと願うなら、甘いものへの欲求が自分を縛りつけていることに気づき、それに抵抗し続けなければならない。少しでも気を抜けば、チョコレートの奴隷として生きることになる。自由は辛い!(菅)

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    投稿日: 2010.04.19
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    ・自由を得るためには何らかのアクションを起こさなければ解決しない  -例えば組織を変えたい時はなんらかの意思表示をすることが大事  -自由の根回し ・抽象力→他者の成功例から抽象的な本質を見いだす ・他人への相談は自分の中ででた回答の確認or後押し ・安易なレッテル貼りをしない ★期待を外すことが自由を体感させること ★妥協も迂回も撤退ではない.  -本質は何であり,そのために切り捨てられるものは何か,という思考が大事.

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    投稿日: 2010.04.11
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    森博嗣さんの小説は大好きで、かなり読み込んでいた。 そのつながりで、先生のブログの日記なども見ているうちに、森先生の考え方そのものがとてもおもしろいと思っていた。 今回、このタイトルで森先生が教えてくれるのは、「自由」という既存のイメージの殻をやぶり、自らが創り出す自由であり、自由を生きる人生の目的である。もしかしたら、好き嫌いが分かれるかもしれないが、わたしにとっては、すばらしい人生の指南書だと思った。

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    投稿日: 2010.03.23
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    一番やっかいなのは、自分による内側からの支配。 まずは自分がどういう状態にあるのか客観的にとらえることから。 いろんなことに気付かされる1冊。 感動した!だけじゃ何も始っていない。 ハッとしました(汗)

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    投稿日: 2010.03.15
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    【memo】自由とは、状態ではなく過程。自由を目指して、計画的に前進すれば、進んだ分だけ「自由」。それは、今より楽ではないけれど、たぶん楽しい。

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    投稿日: 2010.03.15
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    森さんの小説は読んだことがないけれど、読んでみようかなあ。 自由=支配から自由になること。 支配=環境・自分 うーん、いろいろ考えてしまった。

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    投稿日: 2010.03.04
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    後書きで本人も触れているように、今まで彼の著作やブログを読んできた人には、相変わらずの森博嗣節。彼の考え方を知らない人に勧めたい本。

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    投稿日: 2010.02.27
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    自分の思い通りに生きることが自由。自在にすること。 支配は巧妙なかたちで日常のなかに埋め込まれている。 自分が好きだと思いっていることがじつは思い込みになってしまっており、見方を変えれば支配の一形態になっている。 気付くことが第一歩。 不自由からの一時の開放感を自由だと錯覚してしまうことがある。 例ドミノ大会。 それってほんとうに自由に自在な状態なのかと問うことを忘れない方がいよい。

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    投稿日: 2010.02.26
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    着眼点がものすごく面白い。 「自由とは何か」ということについて根本的なところから考えた本で、とても論理的に当たり前のことを言っている本ではあるのだけれど、当たり前なことすぎて、普段なかなか考えもしないような部分をじっくりと検証していて、思いがけない気づきを与えられたところが多くあった。 著者の森博嗣氏自身、国立大学で研究をしながら、40歳を過ぎてから作家デビューしている人なので、ちょっと変わった経歴の持ち主ではある。その、どのようにして作家になろうと思ったかという経緯についても、自由を作り出すこととの関連で語られていて、興味深い。 世間の常識にとらわれずに自分の頭で考えるという思考が文章ににじみ出ていて、その、徹底的に基本に立ち返って、「どうすれば見えない支配に気づいて、自由をつくれるか」ということを真摯に考えていることが伝わってくる。 「自由」という一つの抽象的なテーマについて、これだけ徹底的に突き詰めることが出来るというだけでもスゴいことだと思う。その、みずからの意志で生活をより善くしていこうとする姿勢に、とても勇気づけられることも多い。 だいぶオリジナルな価値観も多く含まれているので、読み手によって合う合わないはあるだろうけれど、その論理的な語り方には、世間の固定観念を崩すだけの説得力が十分にあると思った。 テクノロジィの話をすると、きまって一部に眉をひそめる人たちがいる。科学は発展しすぎた、もっと自然に還らなければならない、都会を離れ、田舎に戻ってみんなで農業をしよう、自然の恵みによってこそ人間は生きられるのだ、というような主張である。 僕も、これを否定するものではない。そういう生き方は、個人的には認められるべきだ。ただ、社会全体がそちらの方向に進むことはありえないだろう。 そもそも農業というものが既に自然の営みではない。極めて人工的な行為だ。田畑で穫れる作物とは、ようするに「養殖」された植物である。自然とはほど遠い人工的な環境によって大量生産され、また品種改良された製品なのだ。 これを成し遂げたのは科学である。農業はテクノロジィの上に成り立っている代表的な行為だ。「人工」や「工業技術」を捨てて過去へ戻ることはできないし、まして現在の人口を支えることはまったく不可能なのだ。(p.45) 「支配」は形を変えて、より巧妙になって、大勢の「自由」を少しずつ奪っている。ただし、昔と比べれば、力で強制されるようなことは、少なくともなくなった。自分で見極め、判断をして、自分の自由を守ろうとすれば、ある程度は防ぐことができる。重要なことは、それが「支配」であると気づくことであり、その自覚があれば、その次には、どうすれば自分の自由をもっと広げることができるか、と自然に考えられるようになるだろう。(p.82) 抽象すれば、自分にとって合理的な理由で判断をすること。周囲の評価、定説、噂、世間体、そして常識、といったもので選ぶな、ということ。 非合理な常識よりも、非常識な合理を採る。それが自由への道である。(p.126) 世の中には無数の可能性があるわけだから、全部を自分で試すことはできない。だから、自分に入ってくる情報によってさっさとレッテルを貼って整理しないと落ち着かない。そうやって仕分けをして、安全な環境を構築するわけである。鳥が樹の上に作る巣みたいに、これはOKだろうというものを集めてきて、それらで周りを囲い、人はその中で生きていこうとする。情報が多すぎるから、とりあえず「嫌いそうなもの」には無関心になるしかないのである。 このように、「決めつける」「思い込む」というのは、情報の整理であり、思考や記憶の容量を節約する意味からいえば合理的な手段かもしれない。 しかし逆にいえば、頭脳の処理能力が低いから、そういった単純化が必要となるのである。動物がこの傾向を示す理由は、人間よりも脳の処理能力が低いためで、これはしかたがない。でも、人間だったら、もう少し柔軟になれるはずだと思う。決めつけず、柔軟に対応する方が明らかに得なのだ。(p.135) 反対の支配について書こう。これは、自分が「好きだ」と思い込んでいるものによる支配である。「嫌い」による支配よりも、一般にさらに見えにくい。ほとんどの人は気づいていない。(p.145) このまえの作品はどうだったとか、原作を知らない人が観たらどうおもうとか、そんなことは作品の評価とは無関係であろう。自分が今、この作品からどう感じるかが、本来の価値である。「原作と違う」的なことを言う人は、森博嗣の作品がもの凄く好きなのだろう。しかし、好き故に、明らかに自分の視野を狭くしている。感性が鈍った老いた状態だと思う。真っ白な心で感じる素直な感性は、努力をしなければ維持できない。(p.155) 支配というのは、一旦それに気づけば、案外簡単に排除することができる。肉体的なこと、常識的なこと、平均的なことに、人は無意識のうちに染まっていく。そういうものに染まると、どんどん灰色になって背景に溶け込んでいくだろう。目立たなくなるから、敵に襲われる心配はないかもしれない。しかし、生きていることは、そもそも「目立つ」ことなのである。安定しているといえば、死んだ人間が最も安定している。生きていること自体が不安定であり、その不安定さこそ、生きている証といっても良い。そして、「自由」も「生きる」とほとんど同じくらい不安定である。せめて生きているうちは、自由でありたいものだ。(p.186)

    0
    投稿日: 2010.02.25
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    自由について。 自分がいろいろな事に引っかかっているときに、まさにぴったりの一冊だった。今読んで本当に良かった!! 『自分の将来を、そんな些末な(他者に対する見栄のような)動機で決めてしまうのは、本当にもったいないことだ』 私はたぶんに、見栄や世間体やらを気にしすぎるきらいがある、というのは昔から自覚しているけれど、うん、それがまさに不自由なんだなあ。わかってたけど、言葉でもって言われると、そのバカバカしさがよくわかります。 大切なのは、支配されているという自覚と、自由をいつも求めるということですね。 【2010.02.20】

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    投稿日: 2010.02.21
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    自由はいいものだ。と心が軽くなる本。 視点が豊かで面白い。 ☆他人の目(p54-p55より引用) (前略) 「人の目を気にする」人間の大半は、「自分の周囲の少人数の目を気にしている」だけである。そして「人の目を気にしない」というのは、自分一人だけの判断をしているのではなく、逆に「もっと確かな目(あるときは、もっと大勢の目)」による評価を想定している、という意味だ。それは、「今の目」だけでなく、「未来の目」にも範囲が及ぶ。それが「客観」であり、「信念」になる。

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    投稿日: 2010.02.18
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    森博嗣読者の方々にはあまり目新しいものはないと思います。 ただ自由というテーマに一冊を使ったので、考えをまとめるのにはいいかもしれません。 同じようになりたい!と思っても時代が違うんだ。と思ってしまった。 多分筆者と同年代なら凄く共感できるのかもしれません。 これからを考えていかなければならない世代と、言い方は悪いけれどあとの人生好き勝手できる世代は違う。 それでも何か学び取る事ができる本だと思います。

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    投稿日: 2010.02.17
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    森さんが書いた「自由」についての本が面白くないわけがない。 自分の魂を自由にしておくために、自分が何をすればいいのか、ってこと。

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    投稿日: 2010.02.14
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    森博嗣さんらしいといえばらしいなって感じを受けましたね。 気にいったフレーズを一つ 「最も安定している人間が死んだ人。  生きていること事自体が不安定な事  不安定だからこそ、生きている証となる」

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    投稿日: 2010.02.06
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    2010.02.01 「遠くにあるからこそ、ほぼ同じ方向に見える。」 今までに感じたことのない、熱さ、みたいなものを感じた。 うん、これも、「自由」か。 「あの、 踠いているときこそが、つまり自由という瞬間なのだ。」

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    投稿日: 2010.02.01
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    自由について抽象的に考えていたが自由の中にもまた様々なんだと気がつきました。何気なく時間を無駄にしていてはいけないと思いました。

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    投稿日: 2010.01.31
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      「自由を目指して生きる理由は、それがとんでもなく楽しいからである」。 1996年に、40歳で鮮烈デビューをした後も、それまで同様 、工学博士として研究も続ける人気作家。大学勤務の傍ら、次々と小説を執筆している著者が、「人生の目的は自由の獲得である」ことの意味を論じる。  「自分の望む生き方」という節にある。  最近、定年後に田舎へ引っ越して、そこで自給自足に近いような生活をしたり、自分の趣味を最大限に生かせる環境へ生活の場をシフトする?いう悠々自適なライフスタイルがそれほど珍しくなくなった。僕が若い頃にはほとんどありえないケースだったと思う。当時だったら周囲が大反対しただろう。よほどの変人でない限り踏み切れなかったはずだ。そういう意味では、みんなが変人になれる素晴らしく自由な時代の幕開けを感じる。  著者自身、妻とたくさん物件を見て回り、数百kmも離れた土地へ引越をする決意をしたことが、あとがきにも記されている。  他人や社会による支配以上にやっかいなのは「自分による支配」。いかにして自らを解放するか? 「歳をとってもチャレンジ」「夢より素晴らしい現実は訪れない」などの各節が、まさに自由闊達に展開する。(S)

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    投稿日: 2010.01.30
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    自由とは「自分の思い通りになること」。 自由になるには、その覚悟が必要である。 人生でここぞという場面、勝負に出る局面では、大勢が選択しない道を真剣に考慮するべきだ。 楽しさを求める人生ならば、楽しい方を選べば良い。満足を求める人生ならば、満足できそうな道を進む。 自分の人生の構築に関しては、やはり自分一人だけがスタッフである。自分が怠ければ進まない。休んでいる間に好転することもない。今日やらなければ、明日はもっと辛くなる。今遊んでいると、将来必ず不自由になる。

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    投稿日: 2010.01.20
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    http://blogs.wankuma.com/masaru/archive/2010/01/18/185130.aspx

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    投稿日: 2010.01.18
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    著者の他の本は読んだことがないが、本書はとても面白かった。縛られない生き方とは何か、模索している人にはヒントになるだろう。

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    投稿日: 2010.01.06
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     共感する箇所多し  “自由”の獲得は大学院に入ってからの  大きなテーマ。  もっと自由になるために、しっかりと考える  べきことを考えなければ・・・

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    投稿日: 2010.01.06
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    森先生の本(小説、エッセイ)はほとんど読んでいますが…これはかなり“実用的”です。 森博嗣に心酔しているといってもよいほどずっと大好きなので、著書にかなり影響を受けていると思うのですが、この本でまた新たなパラダイムシフトを受けました。 日常の様々な悩みに、思いもよらない方向から潔い解説編が繰り出されます(笑)

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    投稿日: 2010.01.05
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    『不自由からの開放は、自由への始まりにすぎない。』 森氏のエッセイ。それだけでもう読む価値がある。と思っていたけど、実際読んで少し意見が変わった。やはり、人生論だとか、生き方だとかについて語っている本というのは、自ら何かを見つけようと思って読むものではない。本書にしても、自由とは何たるかを理解しようとして、読む姿勢、眺める視点が既に不自由になってしまう。内容に関しては素晴らしいことを言っていると思うし、読んだことももちろん後悔していないけれど、本書の存在を残念に思う、というのが正直な感想。その人の色々な作品を読んで、その断片を繋ぎ合わせて、自分なりに人格の解釈を作り上げる。そういった作業の方が、個人的には美徳を感じる。一、自由を目指す者として。

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    投稿日: 2010.01.04
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    ありがたや集英社。 森博嗣の永久保存版・新書です。 (以下の「」内は引用ではなく要約です) すでに3回も読み返しました。 「自由とは支配されない状態のこと」 という視点で、 ではいかにすれば、支配されずにすむか、ということを述べています。 「子供は自由だ、というがそんなことはない」 という一言がとても端的でわかりやすい。 自分の思うようにならない状態は、不自由である。 言われてみれば当たり前ですが、では 「眠いから寝たい。早起きしなくていい状況が自由だ」 と私たちはとらえがち。事実そう思っていました。 しかし 「ずーっと寝ていたい」という欲求は 身体に支配されていることに他ならないのだそうです。 そうではなく、起きようと思った時間に起きることが出来る。 これこそが自由だと、こういうワケです。 このような目から鱗の文章が200個くらい散文しています。 なんてお腹いっぱいになる本でしょうか。 680円じゃ安すぎて申し訳なくなってきます。

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    投稿日: 2009.12.31
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    ―自由というのは、自分の思ったとおりにできることです。 少し考えてみれば、至極簡単なことのように思える。 けれど、思ったとおりにできるとは、一体どんな状態をいうのだろう。 それを体現できる人が、どれほどいるだろうか。 支配されることは、不自由である。 動物は自由であると、大勢の人が思っている。 よく自由の象徴として例えられる鳥がその代表格だろう。 しかし、鳥は本当に自由なのだろうか。 鳥に限らず、動物はその生の大半を餌を得るために費やしている。 生きるために必要なこと。 それは、自由だといえるのか。 動物は、自由など求めてはいない。 自由に憧れ、追い求めるのは人間だけだ。 人間はその歴史から、支配されることで安心を得られると知っている。 安心を享受することに躍起になりながら、人は自由を求める。 どこまでも矛盾した生き物だ。 小説家としての森さんをイメージして読むと、ちょっと違和感を持つと思う。森さんの作品を読んでいる人なら尚更。 文の印象が優しく感じられた。 いつもの、鋭利さが削がれている感じ。 けれど、その優しさが普通のものじゃない。 まるで、別れを告げる恋人の、最後にみせる笑顔のような。 わずかに寂しさや悲しみ、そして不穏な気配がした。 やけに、胸がざわつく作品でした。

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    投稿日: 2009.12.28
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    作者自身があとがきで書いている通り、これ迄の著作や日記などを読んで来た人には繰り返しの話がほとんどだけれど、定期的に読み直したくなる一冊。

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    投稿日: 2009.12.23
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    森氏がこういう内容の本を出すなんて予想外でした。 独特と言われそうな考え方をする人の頭の中をのぞけるのは、個人的にうれしい。 これまでの本に比べ、わりかし内容・使われている言葉ともに読みやすい印象を受けました。 実践できるかは別ですけど…。

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    投稿日: 2009.12.17
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    タイトルをまぜた「自由自在をつくって生きる」が、わたしの感想。「人と違う道を選べ、という話をしていたのに、脇道へ逸れてしまった」(p117)という文は、彼にしか書けないだろう。

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    投稿日: 2009.12.11
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    “自由”というテーマに昔からなぜか惹かれる・・・ アマゾンでトップの方にきていて評価も良好だったので読んでみた。 こういうテーマにしては珍しい、建築家さんによるお話。 伝え方や書き方が型破りでそこからして森さんの自由さが表れている。 あぁ、私がこういう考え持ってもいいんだ、と落ち着くことができた本。 常識とか、人間のやっちゃいけないこととか、色々あるけどね、 やっぱり一度は色んなことを自分の感性で感じ取って見るべき なんだ。こうあるべき、とかこうしなきゃいけないは一度おいといて。 私は割と前者のタイプなので、逆に自分だけ凄く外れている感じを 職場でも感じる。自分がいけないのかな、とかルールから外れてるのかな、 と思って悩んだりしてたけど、別に悩まなくてもいい!と開き直るほどではないが、 こういう考えの人もいて、こうやって主張して買う人がいるってことに安心。 ありがとう。

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    投稿日: 2009.12.11
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    自由とは何だろうか。それは、単に義務がない状態のことではない。何でもしてよいと放り出された状況のことでもない。 自分の思いどおりになること──これが「自由」なのだ。当たり前に思えるかもしれないが、このことの深い意味を知る人は少ない。しかし、これに気づくことが、よりよい人生を生きるポイントなのである

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    投稿日: 2009.12.03
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    【1章:人生の目的は自由の獲得である】 自由というのは、「自分の思い通りになること」 自由であるためには、まず「思う」ことがなければならない。 その思い通りに「行動」あるいは「思考」すること、その結果として「思ったとおりにできた」という満足を感じる。 その感覚が「自由」なのである。 自由を獲得するための"具体的でない"手掛りが本書には書かれているが、個人的には前述の「自由」の定義に惹かれた。 自在に生きるために、先ずは自由をつくろう。

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    投稿日: 2009.11.23
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    2009/11/20 ジュンク堂書店住吉シーア店にて購入 2010/6/8~6/10 森氏の考える自由の定義は、同じ理系の仕事をしている私の考えていた自由と非常に似ていると思う。森氏がほとんど読書をしないまま作家になったのは驚きであるが、それでも「小説を書ける」と思っていたのは凄いなぁ。私は本は沢山読んできたが、名作に出会えば出会うほど、「自分には書けない」と思ってしまう口だ。

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    投稿日: 2009.11.21
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    なんと言っても森先生は、切れ味鋭くて、覚悟してかからねば傷だらけになりますね。今までお話になっていたことを、すっきりとまとめられていて、その分とんがり加減も半端じゃないって感じです。ほんとうは、さいごまで読み切るのが怖い気分なんですが・・・。ゆっくり読みます。

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    投稿日: 2009.11.20
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    [関連リンク] 404 Blog Not Found:全てがF(ree)になる? - #書評_ - 自由をつくる 自在に生きる: http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/51321834.html

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    投稿日: 2009.11.16