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アジア新聞屋台村
アジア新聞屋台村
高野秀行/集英社
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総合評価

51件)
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    タイ人にインタビューしようと連絡先を聞いたらカンボジア人で、実際にあったらラオス人だったみたいなエピソードが高野秀行作品で一番笑った

    1
    投稿日: 2023.12.14
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    最高。なんか、泣ける。 高野秀行氏と言えば、いつも無茶苦茶なことに自ら突っ込んだり時に巻き込まれたりして大変な思いをしつつ、それを面白さに変換しながら、やりたいことをやって、したたかに生きる人だ。 簡単に言えば、自由で柔軟な人。読者は、そこに憧れるんだと思う。ほんとうは私だってこんなふうに生きてみたい、と。 本書は、著者の自伝的一冊で、タカノ青年があるアジア系新聞社"エイジアン"で働くことになった数年の顛末を描いている。スタッフはほとんどがアジア系のメンバーで、著者以上に自由でしたたかで驚くほどいい加減である。そもそも読者にとって高野秀行氏こそがもっとも変で魅力的な生き物であるのだが、この新聞社には、彼を圧倒するパワーと奔放さを持ったさまざまな人々が集まっている。あのタカノ青年が、振り回されっぱなしである。エピソードのすべてが、日本の会社ではあり得ないもので、普通の日本人ならついていけないものばかりだ。だがそこにタカノ青年は魅力を感じ、新聞づくりに奔走する。 タイトルの"アジア新聞屋台村"とは、この新聞社を指すもの。屋台村のように、それぞれの特色を活かしたさまざまの料理を提供する。ある料理が不評ならすぐにやめて別のものを出す。客が少なければ座席を減らすし、増えれば拡張する。自由で柔軟である。 だからこそ発生してしまう、ヘンテコな状況を彼らはどう切り抜けるか?見事と言うほかない無茶苦茶さとしたたかさに、読者は爆笑しながら時に涙することになる。 全六章プラスエピローグからなる本で、もう全編最高におもしろいのだが、とくに第六章の盛り上がりはグッとくる。エピソードの強さに目が行きがちだが、それを生かす著者の筆力があってこそである。渦中にはまり込んで右往左往したあと、それをちゃんと検証し直す冷静さがある。その冷静さこそが、"なんか泣ける"奇妙な味わいを生んでいると思う。

    2
    投稿日: 2023.09.26
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    エネルギーに溢れたアジア系新聞社での成長物語のような小説。 出てくる人たち全員の行動力とエネルギーがすごい。 作者の視点でみると外国人だからというよりは、その人の個性なんだなと感じる

    0
    投稿日: 2023.07.02
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    小説ってことだけど、なんだか妙にノンフィクションっぽいよな。。多分にリアルというか。 しかしアジアって妙に入り混じってるよねぇ。ここにモンゴルとかインドか入れたら更に発散しそうで。そういうゴチャゴチャ感を適当に感じ取るのが吉。 しかしこの本が出てから20年。長いか短いか分からんけど、ミャンマーにしても台湾にしても、どんどん変わっていってて、まぁアジアもまだまだ変化しそうよね。

    0
    投稿日: 2023.05.21
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    日本社会ひとつの視線で見れば、『迷惑な外国人/日本に馴染まない人々』なんて乱暴な言葉でまとめられてしまいそうな人々も、高野さんの目を通してしまえば、その振る舞いの必然や人間性に滲む母国の文化や出自が、多くの国に自らが身を置いた人ならではの解像度で見えてくる。在野のグローバリズムの擬似体験のみならず、高野さんの成長譚も甘酸っぱくて最高だった。 小川洋子さんの解説も素晴らしい。

    0
    投稿日: 2023.04.26
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    私はかつて、新大久保でほぼ中国人だけの企業に勤めたことがある。その時は随分、なんじゃこりゃ!?な経験があったのでこの本もどこかで、そうだろう。と思って読み始めた。読み始めたら私がその会社で遭遇したことはまだ可愛い方で、著者の働いていたエイジアンはその何倍もなんじゃこりゃ!?で、斜め上を行きまくっててカオスだった(笑)読みながら私も何度、椅子から転げ落ちそうになったことか(笑) 日本社会、ひいては日本企業で通じることはいっさい通じない、ルールも何もあったもんじゃない。なのに成り立つのだから、ひぇー!!!である(笑) だけど、読み進めていくうちにそこで働いている多国籍なメンバーが自分勝手というよりも、他人や会社のためではなく自分のために働いていたり、エイジアンを襲った危機にもグラつきもしない。そんな逞しい姿を読んだ時に、この姿こそ今のこのご時世で日本人が見習う姿ではないか!!!と強く共感した。 そしてこの本に出てくる登場人物は1人1人、個性、キャラが立っているので読んでて本当に楽しくて面白かった。

    12
    投稿日: 2022.11.27
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    高野秀行の自伝的小説である『ワセダ三畳青春記』や『異国トーキョー漂流記』が面白かったので、3作品目も読んだ。 『ワセダ三畳青春記』では個人的な出来事、『異国トーキョー漂流記』では個人的な人との交流がテーマとなっていたが、この作品は組織における人との交流がテーマになっていると思う。 作品のテーマが個人→組織へと規模が大きくなっているのだ。 この作品を読んで、日本にエイジアンのような面白い組織があったことに驚く。 一般的な日本の会社とは全く異なる組織だ。 私は今まで一般的な日本の会社しか会社を想像できなかった。いい加減なシステムでも崩壊しない会社を想像できなかった。 組織は意外と生命力に溢れてるのかもしれない。

    1
    投稿日: 2022.07.20
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    高野秀行さんの著書、これが3作目。 「ワセダ三畳青春期」がとてもおもしろかったので、それ以来良く読んでいる。 今回は、主人公である著者が、ひょんなことから「エイジアン」という新聞社の編集顧問になってしまったというお話。 劉さんという台湾人の社長を筆頭に、その新聞社には様々なアジア圏の国籍の方が働いているが、とにかく皆が皆ぶっ飛んでいる。日本人の感覚からしたらまともなことなど何一つ存在しない。 序盤は次々と起こるハチャメチャストーリーが紹介されている。 しかし、さすがのハチャメチャぶりに次第に不満を募らせる著者。そんな著者の葛藤と、まさかのラブストーリー的展開で読者を引き込む。 終盤になり、改めてエイジアンという会社、そこで働く人たちの良さに気付くものの、もう自分の役目は終わったとばかりに、エイジアンを去っていき物語は終了。 正直読み物として、この本の登場人物に触れるには最高に楽しい。しかし、いざ一緒に働くとなったら、とても私では著者のように楽しめる自信はない。良い意味で言えば個性的だが、悪く言えばただの非常識人だ。著者には感心しかない。 しかし、そう感じてしまった自分がとても小さく感じたのもまた正直なところだった。私は本当に小さい世界でしか生きていない。なんと視野の狭い世界で生きているのかと。 もっと視野を広げて、大きな心で物事を受け止め、許せることのできる人間になりたいものである。

    4
    投稿日: 2022.07.14
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    おもしろかった! 登場人物それぞれが、それぞれすぎて現実離れしてるけどそれが屋台村で価値観の違いが新鮮 台湾の夫婦の話おもしろいね 新聞読んでみたいな~と思った

    1
    投稿日: 2022.03.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ひょんなことから多国籍新聞社の編集顧問に就任するという自伝的物語。 アジアの雑多な屋台のような雰囲気で、面白い人のところに面白い人が集まってくる様子が可笑しく、ハチャメチャさが楽しい。 夢を追う姿、仕事の取り組み方、お金の稼ぎ方、恋愛や結婚、どれをとっても国民性が顕著に表れていて、凝り固まった頭をポンと解放してくれるような気がした。 人の持つエネルギーに満ち溢れた、大人の青春的一冊。

    1
    投稿日: 2020.02.15
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    高野秀行さんは、「ワセダ三畳青春記」で描かれたボロくて狭くて楽しい早大近所のアパートで暮らしていた時期の99年から03年までの5年間、時々アジアの冒険を挟みながら、約5国のアジアの在日外国人のための商業新聞社の編集顧問の仕事もやっていた。新聞社と言いながらも実際ははちゃめちゃな社員と社長を有した、冒険的な編集だったのだが、これはその記録である。 詳しくは読んでもらうとして、文庫本紹介に、これと「ワセダ三畳青春記」と「異国トーキョー漂流記」とが、姉妹編を成していて、自伝的青春物語であると紹介されていた。へー!そうなんだ。3冊ともなんかフィクションのような内容だけど、実際はバリバリのノンフィクションなのである。と思った所でひとつアイデアを思いついた。 高野秀行さんを副主人公にして、映画を作れないか? 絶対面白いと思うんだけどな!どこかのプロデューサーさん!原案権は主張しないから、作ってくれないでしょうか!! 【高野秀行をテーマにした映画】 普通の早大生から社会人になった青年が、その時々で幼なじみの〈高野秀行〉と交流する物語。 高野秀行と幼馴染で共に成績優秀者で一緒に早稲田大学に入学した早大生の存在だけが創作。あとは全て事実で構成する。怪獣を追っていた時のメデイア巻き込んでの騒ぎも、アマゾン源流冒険も、ミャンマーアヘン王国潜入も、三畳一間のめちゃくちゃな下宿生活も、アジア新聞も、東京在住外国人から外国語を短期間で学んで翻訳本まで出した経緯や、次々と単行本を出している様子など「まるで創作のような話」が、全て「事実を元に」描かれる。そして、早大から真面目な会社に就職して長時間労働に苦しむ幼馴染は、最初こそは「コイツ、負け組だ」と優越感に浸っていたが「真面目に勉強して真面目に働いているオレはなんなのか」と悩み始めるのである。 キャストは、真面目な早大生に伊藤健太郎、高野秀行に賀来賢人(「今日から俺は」の2人)を希望。

    25
    投稿日: 2019.10.11
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    闡苓??ォ倬?縺輔s縺ョ閾ェ莨晉噪繧ィ繝?そ繧、縲ょスシ縺後b縺ィ繧ゅ→謖√▲縺ヲ縺?◆繧ゅ?縺ォ縲√%縺ョ繧ィ繧、繧ク繧「繝ウ縺ァ縺ョ邨碁ィ薙′蜉?繧上▲縺ヲ莉翫?蟋ソ縺後≠繧九?縺九→諤昴≧縲 縲御サ紋ココ縺ョ縺溘a縺ォ莉穂コ九r縺吶k縺ョ縺ァ縺ッ縺ェ縺上?∬?蛻??縺溘a縺ォ莉穂コ九r縺吶k縲阪%縺ョ繧ィ繧、繧ク繧「繝ウ莠コ縺ョ繧?j譁ケ縺ッ縺溘?繧薙%繧後°繧臥ァ∬?霄ォ縺悟ョ溯キオ縺励※縺?°縺ェ縺代l縺ー縺?¢縺ェ縺?%縺ィ縲 縺昴l縺ォ縺励※繧ゅ?∝?区?ァ逧?↑繧「繧ク繧「莠コ繧ケ繧ソ繝?ヵ縺ョ謠丞?縺ォ莉・蜑阪⊇縺ゥ鬩壹>縺ヲ縺?↑縺?サ翫Γ繧ュ繧キ繧ウ縺ォ菴上s縺ァ繧玖?蛻?′縺?k?育ャ托シ峨d縺」縺ア繧贋ク也阜縺ァ螟峨o縺」縺ヲ縺?k縺ョ縺ッ譌・譛ャ莠コ縺ョ譁ケ縺ェ縺ョ縺九↑縲

    0
    投稿日: 2018.12.11
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    魅力的な人たちにたくさん出会える本。こんな生き方があるのか、こんな考え方があるのかと、普段凝り固まっていた頭が少し柔らかくなったように思う。自分の生き方は自分で決めていく。自分の好きなことを見失わないよう、もっと柔軟に生きていきたいと思った。

    5
    投稿日: 2018.03.18
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    ベトナムつながりからエイジアンという不思議な新聞編集に携わることになった著者。良くも悪くも日本の常識が通用せず、始めは著者もそれを楽しんでいたが、後半になりいい加減さに辟易し、だが最後にはアジアの大らかさに気付く。そんな構成が好ましい。しかし、著者と朴さんの淡い恋模様が切ないね。もし恋愛が成就していたら、黒船は現れなかったか? いや、そんなことは無いだろうな〜(笑)

    1
    投稿日: 2017.08.24
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    誰も行かないようなところばかりを好んで訪れる、早稲田大学の探検部出身のノンフィクション作家、高野秀行氏。怪獣を追ったり、アヘンを育てたり、ゲリラ支配域を横断したりと、数知れずの逸話を持つ彼の、これは東京における話。 ある日突然かかってきた原稿執筆依頼の電話。エイジアンという怪しげな新聞社からで、タイについてのコラムを書いてほしいとのこと。引き受けた高野氏は、話のついでに同社の編集顧問に就任。同社は日本在住の外国人向けに新聞を発行しているという。しかも一紙ではなく、タイ・ニューズ、台湾時報、マンスリー・ミャンマー、インドネシア・インフォメーション、マレーシア・ワンダーの五紙。社員に常駐者はおらず、皆ほかの仕事の片手間に。しかも日本人が誰もいないのに、英語を母国語としない彼らの共通語は日本語。この新聞社はまるで屋台村。いろんな料理があって、人気の料理はたくさんつくる。売り切れればそれでおしまい。台湾人の女性社長は、事前調査などせずに思いつきで新聞を発刊。購読者がいればその分を刷るし、いなかれば即廃刊。なんともバイタリティにあふれています。 会社のために働くのではなく、働くのは自分のため。それが結局は会社のためになっていたりもする。大事なことを教えてもらったような気がします。

    1
    投稿日: 2017.04.28
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    アジアの国の特徴が良くわかる内容で興味深かった。解放的な新聞社で奮闘する作者が、手に取るように綴られている。

    0
    投稿日: 2017.04.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    『ワセダ三畳~』と同じように<自伝的>物語ですが、実話に近いのだろうなと推測できる、屋台のような新聞社エイジアンで編集顧問として就任した時の話。高野さんが面白い人を見つけるのが上手いのか、面白い人が高野さんに寄ってくるのか、その両方なのか、もののけ姫的パワーの持ち主の社長の劉さんを筆頭に出てくる人が個性的かつ国際的。新聞作りに関しては素人の彼らが月刊の新聞を作るのだから、当然いい加減な作り方で、そのいい加減さに笑えた。淡いロマンスもあったりして、高野さんのヘタレっぷりに、生温かい気持ちになりました。

    1
    投稿日: 2017.01.16
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    高野氏の生き方も相当パワフルで、アグレッシブだが、その高野氏も感心するほどにパワフルでアグレッシブで、自由奔放なエイジアン達のストーリー。 日本人に疲れたら読むといいっす。

    0
    投稿日: 2016.12.05
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    ノンフィクション作家、高野秀行の小説。会社や人物は架空と但し書きがあるが、実際の体験と思われる。 フリーライターとは名ばかりでフリーターのような生活をしていた高野氏が、東京でアジア系多国籍の新聞社に編集者として参加することになる。強烈なキャラクターの人がたくさん出てくる。何もかも日本の常識からすればハチャメチャなのだが、それが冒険家でもある高野氏に妙にしっくりきている。一言でいえば、したたかで大胆でおおざっぱということになろうか。 東京にいるアジア系外国人たちの生活ぶりや仕事に対する姿勢がよくわかり、良いところも悪いところも、愛すべき人々だ。面白かった。

    1
    投稿日: 2016.08.05
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    ひたすら無謀とも言える旅に出てしまう高野さんが5年に渡り関わったアジア新聞社でのエピソードを綴った本です。日本人の中だと異彩を放っている自由人である彼が、アジア人の坩堝である新聞社にいると急に常識人になってしまうのが面白く、恋愛に対してもフラグをボキボキ折まくる姿が可愛らしいです。やはり僕はこの人の文章が好きなんだな。

    5
    投稿日: 2016.03.21
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    高野秀行のフィクションは、基本的に体験に基づくもので、取材して書いたものではないと思う。勿論このままではなく、色んな体験を合わせて一つの物語にしたのだろう。だからフィクションだけど語り手は高野秀行なのね。 『またやぶけの夕焼け』は少年期の物語で、あれも良かったが、青春期の物語はほろ苦さと切なさがいい。朴さんとの恋愛未満の関係は、今どきの青春ものにはない上品な哀感がある。 アジア人の魅力、日本人の特徴もよくわかって、若者に積極的に薦めたくなる。ろくに外国に行ったこともなければ、外国人と深く関わったこともない奴に限って、近隣アジア人を貶めるようなことを言う。そんなつまらない、嫌な大人になる前に、高野秀行を読むべし。世界が広がるよ。

    3
    投稿日: 2015.11.01
  • アジアの多様性とバイタリティ

    アジアといっても東アジアと東南アジアの色々な言語と日本語で発行される月刊新聞(在日本)の、編集顧問兼ライター業を通じた、著者自身の成長物語です。アジアの多様性・バイタリティ・つかみ処の無さを「屋台村」と表現し、本書のタイトルとしています。 いちおうフィクション(小説)とのことですが、著者の実体験がベースとなっているのでしょう。演出はあるにせよリアリティしか感じませんでした。 評者は東南アジアで仕事をしているせいか、頷くところが多く、多くの示唆を得ました。 日本および日本人の立ち位置も、本書の中でうまく表現されています。堅苦しくない形で、文化比較論(評者にとって最も興味深かった点)も展開されます。 本書を読みながら、会社や組織という器を失ったときの日本人の弱さが、どうしても気になり考えさせられました。今まで、一個人としての底力や真価は、組織を離れて初めて発揮されるものだが、環境が整った日本では機会に恵まれない、くらいに認識していましたが、そう単純でもないことが分かりました。 日本的なモノの強みと弱みは、どっちがいいとか、どうすればいいとかいった話ではなく、表裏一体で不可分ということかと思います。が、どんなことも過ぎたれば及ばざるが如し。 本書は、日本人が普段意識出来ない次元での「個人としての自立」を自覚させ、促してくれます。 個人としての生命力を取り戻すには、もっとワガママでもいいんだと背中を押されたい方に、是非読んで欲しいと(自省を込めて)思います。

    3
    投稿日: 2015.04.28
  • 笑顔でヴァイタリティのある人々!

    ひと昔前のお話かもしれませんが、また一面ではあるでしょうが、新大久保周辺に集うアジアの方々の状況が活き活きと描かれており、引き込まれました。 ブレーク前の高野氏の甘酸っぱい成長物語でもあります。

    1
    投稿日: 2015.04.12
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    感想:ワセダ三畳で有名な高野さんの本。多国籍新聞社ASIANでの日々を綴った濃密な内容。 まず、この多国籍新聞社そのものが魅力的。タイ、台湾、ミャンマー、マレーシアの新聞を発行しているけど、内容はめちゃくちゃ杜撰。システム化なんかされてなくて編集会議すらやらない。でも、毎月ちゃんと発行されて、利益も出ている。 そこで働いてる人達もかなり個性的。子犬的姫的社長の龍さん、敏腕だけど乙女チックな朴さん、インドネシアの大富豪バンバンさんなど、個性豊かな登場人物がたくさん登場する。 その個性的な題材を高野さんの個性的な文章で料理しているのだから、面白くないわけがない。 高野さんの作品に共通することだが、笑える要素がふんだんに盛り込まれてるのに、かなり核心をつく意見や考察がいきなり放り込まれる。このギャップがたまらない。 読み物としても純粋に面白いし、異文化論に興味がある人にとってもおすすめ。

    0
    投稿日: 2014.12.21
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    台湾人社長が経営する新聞社を舞台に繰り広げられる半自伝的書籍。日本人との気質の違いが垣間見えると同時に、ベンチャー企業も創成期はこうだよなと思えます。立ち上げ時の話や資金繰りの苦労なども少しあり。

    0
    投稿日: 2014.09.03
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    "そして、最後に気づいのだ。 誰かに必要とされるから何かをやるというのはエイジアン的ではない、と。 中略 他人のために仕事をするのではなく、 自分のために仕事をする。 もうエイジアンにしがみついてはいけない。 居場所なんか人に与えられてはいけない。 自分で作るのだ。"

    0
    投稿日: 2014.04.12
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    こんな新聞社、ほんとにあるんだろうか、、と疑いたくなるくらいヘンな新聞社、エイジアン。そこを舞台にした遅めの青春小説。

    0
    投稿日: 2014.03.02
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    いやーーーー、面白かった! 在日外国人の母親コミュニティが日本の母親も救ってるとか研究につかえそうなこともポロリしたり 副職が実際どう機能するのかもわかったり 舞台は日本なのに、旅行してる気分。 旅行が好きな人は、そうそう!それだよ!!!ってなること必須。 旅行中に自分が感じるうまく言語化できないあれこれを物語の中にするりと混ぜ込み表現してくれる。 これは、本当に、すごい、本だった。

    1
    投稿日: 2014.03.01
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    高野さんのまわりには語るべきエピソードがゴロゴロあふれているかのよう。 ローリングストーンな生き方の高野さんらしい青春記。 「ワセダ三畳青春記」と併せて読みたい。

    0
    投稿日: 2013.08.22
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    会社のために働くのではなく自分のために働くというのは、一会社員の自分としても忘れないようにしなければと思った。特に劉さんの生き方には心を惹かれる。好きな事を好きなようにやって、それでも人がついてくるのは人間としての魅力があるからだろうなぁ。 エイジアンは長くいるところではなく、通り過ぎる場所なんだろうなと思う。だからあんないい加減でも何とかやっていけるんだろう。長く組織を維持する事を目的とする日本の会社と比べるのはちょっと酷な気もした。

    0
    投稿日: 2013.08.04
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    日本に住んでいるさまざまな国のアジア人々価値観を、作者の目を通じて描かれている。なかなか面白い! 1社でのみ稼ごうとしている人はほとんどいない。みんな複数の収入ルートをもっている。とか、日本に来ているアジアの方は出稼ぎのイメージもあるが、考えられないセレブが留学として遊びに来ている人も。そして、みんな稼ぐことにポジティブ。そして自由w 続きがある意味気にならないので、隙間時間にちょこちょこ読むことができる。

    0
    投稿日: 2013.06.30
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    個性的な「エイジアン」がたくさん出てくるけれど、やはりいちばん魅力的なのは著者ではないか。 年配の男性にこんなこと言うのは変かもしれないけど、高野さんってとってもとっても素直!

    0
    投稿日: 2013.06.29
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    てんこ盛りのドタバタなエピソードは読んでて楽しい。それにしても、このアジアの人たちのバイタリティはどうだ。屋台は鍋ひとつで始めれる。思い立ったが吉日。すぐ行動。やっぱり、それいいわ。

    0
    投稿日: 2013.05.08
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    高野秀行さんのような生き方は本当にかっこあいと思う。高野さんの本を始めて読んだのは、「ワセダ三畳青春記」で、これはもう抱腹絶倒、大爆笑間違いなしの 絶品です。笑いたい方は、ぜひ。高野さんの本に惹かれる理由は、高野さん自身が、型破りな人というのもあるんだけど、その型破りな人の周りにいる人がこれまた型破り!高野さんの本を読んでいると、社会常識とか基準って言葉が本当に無意味だなって思う。せっかく生まれてきたのだもの。自分のいきたいようにいけばいいんだって。僕は人と違う道を、歩こう歩こうとする。安定とかそういうのは、あまりないけど、やっぱり波乱万丈なほうが人生楽しい!

    0
    投稿日: 2012.09.15
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    タカノ青年の自伝的小説。この人って、すごくフラットな人だと思った。自分の偏った考えはすぐに別の視点から打ち消すし、軽いユーモアの上で、大事な事を言いつつ深刻にならないようにしている。

    0
    投稿日: 2012.09.04
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    手にとったときタイトルの意味がわからなかったが、読んでみたら、そういうことか!と納得。 私は型にはまった日本人でとうていエイジアンのようにはなれない。だけど、だからこそか、こういう生き方に憧れる。 エイジアンたちも素晴らしいけど、彼らをこんなに生き生きと鮮やかに描いた高野さんがあっぱれだと思う。彼もやっぱり日本人というよりエイジアンなんだろうな。

    1
    投稿日: 2012.08.31
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    日本の常識・社会・日本人の習性にどっっぷりと浸かっているわたしとしては、非常にうらやましい空間でした。常々わたしが「ほんとうはこうありたい」と思っている人がたくさん出てきました。 でも悲しきかな、わたしは一生サクラバ軍団派から抜けられないのでしょう。。。 それにしても恐るべきは劉さん…。 なんてチャレンジャーなんだ! 劉さんの「それぞれの国民性に合った仕事があるんだ」っていう話には、なんだか救われました。 あと、会社から給料が払われない中残ったエイジアン社員たちにはグッときました!さらに自分の下につくバイトに自力で給料を払ったなんて人もいて、もう本当に目からウロコ!わたしも、彼らの生き方に少しでも近づきたいな、と思いました。

    1
    投稿日: 2012.08.16
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    終盤の方で社長の劉さんの言葉「会社の為に頑張る人は嫌い。自分の為に頑張る人が好き」ってところが結局エイジアン新聞を救うってとこがものすごく感動しました。 本全体の、日本みたいにきっちりしてなくアジア風のいい加減さがでてるところもおもしろかったです。 日本には日本の一長一短、アジアにはアジアの一長一短があるなぁと改めて思いました。

    0
    投稿日: 2012.03.20
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    おもしろかった。わたしはほとんどなじみのない、アジアの国や人のことを教えてもらえる感じで楽しい。高野さんの、仕事がすごく楽しそうだったり、いきづまったり、って様子で、「仕事」とか生き方についても考えさせられる感じ。自伝的エッセイなわけだけどいちおう、「小説」ということで、恋愛とかなんとなくキレイなまとまりみたいな小説ぽい部分もあったりして、そこがちょっと気恥ずかしかったんだけど(笑)。でも、読後感もなんだかさわやか。

    3
    投稿日: 2011.12.13
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    普段エッセーは全くといっていいほど読まないのですが、この作者さんだけは別です。 『ワセダ三畳青春記』という、作者の学生時代の話がもうすごく面白くて!!! 図書館でポンと置かれていたこの『アジア新聞屋台村』もまだ途中ですが、やはり面白い! 多国籍な人々が集う新聞社(出している新聞は一紙だけじゃない)に関わることになった作者の奮闘記(?)です。

    1
    投稿日: 2011.08.29
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    著者がある多国籍新聞社で働いていたときのノンフィクションストーリー。 この物語がノンフィクションというはすごいし面白いと思ったが、途中でネタのパワーつきたと感じた。。

    0
    投稿日: 2011.08.04
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    bk1の紹介文《ワセダの三畳間にくすぶっていたタカノ青年は、突然、東京にあるアジア系新聞社の女社長から編集顧問にスカウトされ…。自伝仕立て「多国籍風」怪しさと混沌の青春記。》 なかば小説のようですが個人的にも読んでみたい。

    0
    投稿日: 2011.02.21
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    おもしろかったな~。 日本に、こんなにおもしろい会社があったなんて、という感じですな。 ぜひ働いてみたい! というような気もするけど、どっぷり日本のやり方につかってる私は、やっぱりこの「いい加減さ」に嫌気がさして、やめてしまいそう…。 しかしアジア諸国のみなさんは、たくましいですな。 半年も給料が出ないのに、副業でなんとかやっていけるとは。 専業主婦で収入が何もない私としては、若干耳の痛いお話でございました……。

    1
    投稿日: 2010.12.09
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    おもしろい! 読み出したら止まらなくてもうこんな時間です。(現在午前5時40分頃) 早稲田の三畳ボロアパートに住む天才ライター高野氏の自伝的物語。 同じ本が高橋荘のてっちゃんの部屋にありましたね! 気がつけば私もてっちゃんと同じくベッドで枕二段重ねスタイルで読み耽っておりました。 エイジアンという一風変わった新聞社から高野氏にコラムを書いてほしいという依頼の電話があり、それが縁で高野氏がこの会社の編集顧問として働くことになるところから話がスタートします。 エイジアンというカオスがほんとうにおもしろい! 超多国籍な会社でいい意味で適当! 魅力的な人がたくさんでてきます! 『自分が主体性を持って生きる』エイジアン人的な生き方いいなと思いました。

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    投稿日: 2010.09.06
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    【内容】 ワセダの三畳間に沈没するライターのタカノ青年は、台湾の美人社長に見込まれ、なぜか多国籍新聞社の編集顧問に就任。勇み立ったはいいが、アジア各国のツワモノたちに翻弄され、たちまちハチャメチャな屋台的世界に突っ込んで行く。果たして彼と新聞社の未来は?在日アジア人と日本人の夢と現実を痛快に描く自伝的トーキョー青春物語。『ワセダ三畳青春記』『異国トーキョー漂流記』の姉妹篇。 【感想】

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    投稿日: 2010.01.17
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    アジア系新聞を発行する会社のドタバタ劇。 登場人物も個性的で面白い。 こんな会社あるんだろうか。

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    投稿日: 2010.01.16
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    著者がかつて勤めた新聞社を舞台にした物語。 著者が唖然とする場面が何遍も登場するが、本当にもうめちゃくちゃな新聞社である(会社を経営する台湾人の女性社長の半生からしてすごい)。 しかし、「何でもあり」な感じが、「屋台村」そのものなのである。そこで働く人びとは本当に自由で力強い。

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    投稿日: 2009.12.15
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    辺境ライター高野氏が「編集顧問」として5年間関与した在日アジア人向け新聞社でのバイトをめぐる話。登場人物(同僚)のキャラの書き分けが秀逸。それぞれの登場人物の出身国の内情や、お国柄も含めて、良く分かる。とにかく面白い。

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    投稿日: 2009.08.06
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    面白かったが、フィクションなのかノンフィクションなのか、非常に中途半端な立ち位置にあって、どう楽しんでいいのか最後までわからなかった。

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    投稿日: 2009.06.30
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    エイジアン人、エイジアン人 誰かに必要される仕事をするんじゃなくて 自分のやりたい仕事をすればいい。

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    投稿日: 2009.04.21
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    2009年3月19日購入。読書期間2009年3月19日〜26日。 日本の会社なのに多くのアジア各国出身の社員に対し日本人は0、なのに社内の共通語は日本語。ひょんなことからそんな会社で働くことになった筆者の話。 やることなすことが勘と興味による台湾人の若手女社長をはじめ、ひと癖ありすぎ、キャラのたったエイジアン人と筆者のやり取りは絶妙。 筆者の得意とする旅エッセイではないが、十分異国を味わえる一冊。 朴さんがとてもかわいらしいです。

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    投稿日: 2009.03.19