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フランダースの犬
フランダースの犬
ルイズ・ド・ラ・ラメー、和田今日子、WIPジャパン株式会社/ゴマブックス
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総合評価

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  • 運命は過酷だけど、まっすぐに生きよう。ねぇ、パトラッシュ

     アニメ先行、しかもラストシーンが印象にありすぎて、いかがなものか?と思いましたが・・・そのアニメの印象通り、いやいやその感動(悲しみ)を超えていけます。 まっすぐなネロとパトラッシュの愛。悪意がないのに悪意が形成されてしまうムラ社会。 そして二人は・・・。ネロ・パトラッシュを追い込むのは「単に娘をもった親の心配」であるのがなんとも切ない・・・。 パトラッシュの心情も的確に表現できている翻訳も素晴らしい。お勧めです。

    10
    投稿日: 2016.07.08
  • Too Late!

    最後を知っていながら読んだのですが泣いてしまいました。いい歳をしたおっさんが泣いてしまうとは情けない…。 そう思うのは私がおっさんになった証拠です。 ネロに心情移入しているとロマン主義の美しさについ打たれます。 なぜなら、誰にでもネロのような夢を抱く幼年期があるからです。そして大半の人は貧しさや世の中の厳しさを知って諦めるのです。 それが普通ではあります。 ですが、この作家はその苦しさを十分知った上で実際に成功した側の余裕をもってネロの最後を描き切ったのだと推察します。 そして、そうだと分かっていたのだとしても、ネロの素直さとパトラッシュの実直さに打たれます。読者が作者の手のひらで心地よく踊れてしまうのです。 短編ですが、素晴らしい名作です。ぜひ一読されてはいかがでしょうか? 英語訳は時間ができたら照合しながら細部まで読もうかなあとも思います。 星5つ。

    7
    投稿日: 2016.05.14
  • 読みやすく短編でとても悲しいお話

    子供の頃に見たアニメの記憶がかすかにあるだけだったのだけれど、アニメとは年齢設定が違いネロは15歳のもうすぐ青年になる頃のお話です。 フランダースの犬は子供のお話と思っていた私は少し違った印象になり驚きました。 当時の時代の貧富の差などの描写もあり、その頃の時代背景があっての出来事なんだな。 犬の方も犬の心情をとても細かく記載していて、犬の感情などが本当の人の友人のような感じにも思えました。 とても悲しいお話だと分かって読んだけれど、悲しい中に感動があって素敵なお話でした。

    1
    投稿日: 2015.06.02