
総合評価
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powered by ブクログ読んだ本 風の如く水の如く 安部龍太郎 20240612 長らく歴史小説、時代小説ばかり読んでた時期があって、司馬遼太郎、山岡荘八、吉川英治、池波正太郎。人物や出来事に焦点を当てて、それぞれの歴史観、解釈を楽しんでました。 安部龍太郎の場合、設定が大胆なので歴史小説の範疇を超えて時代小説って感じがするんですが、段々とこれが事実のように感じていく。記録に残った事実は皆に知られてるけど、記録に残ってない事実も当然ある訳で、それは作家の想像力が埋めていくって意味では立派な歴史小説なんだよな。 黒田如水は、関ケ原の合戦が行われてる時に九州を席巻して、どさくさ紛れに天下を狙ってたってのは周知の事実だけど、その陰謀が関ヶ原にまで及んでたってお話。それを論功行賞中の合戦後間もない時期に本田正純が陰謀を暴こうと黒田長政や竹中重門なんかを訊問していく。この罪を暴こうと訊問していく形式ってのが新鮮で、戦国小説っぽくないんだけど、登場人物が戦国好きに刺さってくるんですよね。 登場人物の人物像なんかイメージから離れてないし、関ケ原なんかも知ってる通り展開していく。なんだけどひとつひとつの意味が新しく付加されてて新しい歴史観になってます。それぞれの親子や、ラストのユダが誰かってシーンなんか小説としても唸らせられます。
0投稿日: 2024.06.12
powered by ブクログ官兵衛を関ヶ原に深く関与させ、父と子というテーマで話を捉えることもできる。場面がよく変わるので時系列の把握に手間取ったが、推理小説風の歴史小説は斬新で楽しめた。まるっとするっとお見通しの家康様恐るべし
0投稿日: 2022.09.24
powered by ブクログ関ヶ原の前後に繰り広げられる陰謀の数々を解き明かす物語。 もし少しでも誰かの思惑が違っていれば歴史が変わったかもしれない微妙な駆引きというところまでは面白いが、頻繁に時間が変わるので読んでいて混乱する。もう少し章立てを工夫するともっと読み易かったのにと思う。
0投稿日: 2020.03.28
powered by ブクログ黒田如水の密書をめぐり、本多正純が各大名へ訊問する形で話が進んでゆく。 しかし、関ヶ原の前あるいは後と場面が錯綜し、読者もまま惑わされてしまう。 関ヶ原は、家康と三成との戦いというのが歴史の定説であるが、著者はその裏に如水と家康との権謀と策謀の戦いがあったとみる。 これがフィクションなのか、はたまた小説家の想像力によって描き出された歴史の裏面史なのか。 確かに、関ヶ原の戦いの最中、如水は九州の各地を次々と制圧していった。これは史実であるが、その裏にこれ程の策謀があったのだろうか。 如水の密書にいう「三方」とは、誰と誰のことだろうか。後半明かされるその人物の名前には、読者は皆”エッ”との声を上げてしまうかも。 歴史ミステリーファンにとっては、たまらない瞬間といってもいいか。 さらに、秀忠が関ヶ原に遅参したのは信州真田の抵抗によるものではなく、家康からの指示でその場にとどまり、ある勢力の進発に備えたためだとか。 歴史には何が隠されているかわからない、面白いな~。 家康と如水との虚々実々の戦い、「家康は風、如水は水」この例えもなんとなく納得できるなあ。
1投稿日: 2017.09.29ある軍人さんは、関ヶ原の合戦の両陣営の配置を見て三成側が勝つと言ったそうな
私の役に立たない私的見解と、妄想が含まれてますので、くれぐれも信じないで下さいませ。 歴史にそれほど強くない人でも、関ヶ原の合戦は聞いた事があると思います。 少し詳しい方なら、とある軍人さんが両軍の配置を見て三成側が有利との見解を示した話も聞いた事があるかも知れない。 そして史実は裏切りが起きて三成側が敗北。と言うのが史実。劣勢を覆して勝った家康スゲーが、大体の認識だと思いますし史実です。 では、関ヶ原の陣形を見た事がある人はどれだけいるだろうか? 私が陣形陣形を見て思ったのは多分私がひねくれているか、無知だったのでしょう、三成が万全の態勢を取っているのではなく、家康側がおかしいのでは?と。 野戦の名手家康が、秀忠の合流を待たずに不利な戦を仕掛けるか? 歴史は史実を学ぶのも大事ですが、それだけではチョット勿体無いと思っています。史実を疑いだすともっと楽しめます。 で気になったので調べてみます。関ヶ原の合戦は想像していたより、奥が深いです。無知な私では全容が全く分かりません。 で、本作ですが、関ヶ原の合戦のあと本田正純が関ヶ原の合戦を調査します。黒田官兵衛が謀叛企てていた可能性があるとして。 調べます。調べます。調べます。 俺の知ってる関ヶ原じゃねぇー! 多分、正純はこう叫びたかった筈です。 年後の丸暗記に飽きた人ほど読んでほしい一冊です。 歴史の見方に幅が出る事と思います。
0投稿日: 2015.10.03風の軍師の後に
「風の軍師」の読了後、すぐに読んだ。 関ヶ原の戦いが終わってから始まる話だが、詮議・回想の形で、緊迫感のある展開がよかった。 同様に官兵衛がキリシタンであること物語の原点となっており、主要な登場人物の行動も同じ、違和感なく読めたというか、続けて読んだことで、より本作がおもしろかった。
0投稿日: 2014.12.15
powered by ブクログ関ヶ原後に家康の近習である本多正忠が、黒田官兵衛の謀反の疑いを調査する話。家康が天下を取ったらキリシタンを認めないであろうと思い、ならば西軍と東軍が争い疲弊した勝者を滅ぼし天下を取ろうとしたキリシタン大名黒田官兵衛の最後の野心は、わずか一日で東軍圧勝に終わり不発に終わる。そこまでの水面下の謀略策略は凄まじい。なぜ軍師はそこまで先見の明を持っているのか凡人には理解できないな。
0投稿日: 2014.09.21
powered by ブクログ映画化したら玄人好みの話になりそう。本多正純を主人公として、関が原を巡る如水と家康の伏線の張り合いを、戦後の論功行賞のための尋問を通して解く。如水ならさもありなん...と後世まで思わせるのがすごい。
0投稿日: 2014.09.03関ヶ原の戦いは官兵衛VS家康の戦いだった
実は…関ヶ原の戦い前後で日本中の武将を駒にして、黒田官兵衛と徳川家康が覇権を争っていた! といった歴史の表には出ない部分を、武将たちの動きから読み解いていく壮大な内容。 様々な武将の様子が分かりやすく表現されていて読みやすく、官兵衛の描かれ方は、本当は天下を取れていたかも、と思わせる深いものになっている。 少しでも黒田官兵衛に興味があるなら、是非読むべき‼
5投稿日: 2014.07.30
powered by ブクログ関が原の合戦にまつわる数多くの武将たちの攻防、謀略は非常に複雑怪奇でついていくにも苦労した。その表裏を論功の評価調査を通じて解きほぐしていく流れはスリリング、でもこのストーリーの面白さは様々な父と子の関係だ。本田正純と正信、黒田長政と如水、細川忠興と幽斎、前田利長と利家、竹中重門と半兵衛、徳川家康と秀康、等々。さらに歴史小説を読んだらまた帰ってこよう。
0投稿日: 2014.05.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2014.5.8〜 27 読了 関ヶ原の裏側で家康と如水が謀略戦を仕掛けあっていた、という筋立て。徳川の御用史観工作を取り除けば新しい歴史が見えてくる、という訳だ。家康と如水、実際のところどれだけ相手を意識していたのだろう?”播磨灘物語”では如水の九州切り取りを一笑に付して無視したことになっているが・・・
0投稿日: 2014.03.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
関ヶ原の裏での黒田如水の陰謀を本多正純が暴くという内容だが、関ヶ原に至るまでの駆け引きが実際にそうだったのかもと思わせる内容であり、読みごたえがあった。 ただ、「風のごとく、水のごとく」というタイトルは、家康が風で如水が水として本文中で言及されていることに由来するタイトルなのだが、正直これらのたとえの意味はあまりすとんと落ちてこなかった。 どう考えても、化け物のような徳川家康(及び本多正信)と黒田如水との間の、狸のごとく、狐のごとくの騙し合いが実態ではないかと感じた。
0投稿日: 2014.01.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
設定自体は面白いけど、官兵衛の策が明らかになる過程がややだらだらとして新鮮な驚きみたいなものはあまりなかった。 主人公は本多正純で、結局官兵衛の策を見抜いた上、西軍+東軍のほとんどが味方じゃない状況で戦を一日で制した家康すごすぎるだろという話だったので、すごく徳川寄りな話なんじゃないか、という気がしました。
0投稿日: 2014.01.18
powered by ブクログ司馬遼太郎の「播磨灘物語」が晩年の如水を描き切れていなかった。本作品の関ヶ原の合戦における家康と三成を相手とした第三極として立ち振舞いは満足させるものであった。
0投稿日: 2013.12.23
powered by ブクログ黒田如水を水とすれば、徳川家康は風。 関ヶ原の戦いの裏で九州平定に黒田如水が動いたという史実を最近知った。 大河ドラマにもなるというので、強く関心を持って、如水を取り上げた作品を読み進めるうちに出会った一冊。 天下分け目の合戦に際し、多くの人がそれぞれの想いを胸に、多種多様な動きをしたが、全てを見通してた男がいた。 またその時歴史を動かした人々の中に、天下の二兵衛と呼ばれた竹中半兵衛、黒田官兵衛の息子達が重要な役割を果たしていたとの事。 なんだか浪漫を感じる。 戦国時代を勝ち抜き260年にも及ぶ江戸時代を築いた家康の凄さを感じてしまった。
0投稿日: 2013.12.05
powered by ブクログ関ヶ原の戦いで東軍・西軍の他に第3局があったとの仮説。確かに戦後の領地分配に偏りがあることは、気になっていたが・・・。
0投稿日: 2013.11.28
