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総合評価

59件)
3.1
2
15
28
8
2
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    あらすじでおもしろそうと思ったのですが、登場人物に中国人が複数出てくるからなのか、それとも文章として合わないのか。 誰がどういう人なのか、状況も把握しきれないまま進んでしまって、結局どういうことだったのかもわからないまま終わりました。

    3
    投稿日: 2025.10.23
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    うーん、正直なところ、私にはちと難しかったです。著者はわかりやすくなるよう繰り返し状況を説明してくれているんですが、それでも途中で迷子になってしまいました(私の記憶力とか、読解力の問題なのかも知れませんが‥)。 紙とペンを用意して、相関図を書きながら読んでみると内容がわかるのかもしれません。 警察内部の体育会系な雰囲気が伝わってきて、そういう部分はリアルな感じがして、好きでした。スパイの話もしかり。著者は取材とか関連資料の読み込みとか、大変だったろうなと思いました。

    4
    投稿日: 2025.09.12
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    上梓されたのが平成19年 タカ派の三代目が一度目の総理に就任した年と相前後する  元総理はまことしやかに暗殺説がささやかれる  こうなると”深読み”ではなく”妄想”の域に・・・  

    0
    投稿日: 2025.09.11
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    登場人物の誰を信じて良いのかわからないドキドキ感と、危機にさらされるスリルなど、秀逸なスパイサスペンス。 後半に行けば行くほど、先が気になり気がついたら一気に読んでいた。

    0
    投稿日: 2024.10.04
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    国際諜報の世界を描いた作品だが、ハードさを優先するがあまりとても分かりづらい作りになっている。あれやこれやと表だと思っていたカードかめくられ、実は裏が表で表が裏で、というのがスパイの世界だが、今作はそれが分かりづらく書かれておりモヤモヤする。

    0
    投稿日: 2023.09.26
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    買ってから何年経ったんだろうか。 普段短編以外を読まないので積読から手に取るまで時間がかかった。 曽根さん特有のクズが出てくるということはなく、ちゃんとした(?)ミステリだった。 後半に向けて加速していく様は相変わらず素晴らしいし、結局何だったのかわからないオチも好き。 主人公のキャラもすごく好きだった

    0
    投稿日: 2023.03.29
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    江戸川乱歩賞受賞作品には、好みのものが多いので読んでみました。 基本的にはに日本と中国、少々米国が絡むスパイものです。 公安の外事二課に所属する刑事・不破が主人公。 群れることを好まず、また出世欲もなく、表情に乏しく、人を疑うような目付きの持ち主。 読み手としても、これと言って好感を持てるタイプではありませんが、淡々とした感じ、軸がブレない感じは、読み進めるうちに受け入れられるようになります。 日本の国会議員が、国家機密情報を中国に漏洩している、といった記事が新聞に載ったことから話が始まります。 中国のスパイは誰か、その記事の情報源である米国に亡命した中国人外交官は何者なのか。 仲間意識の低い公安ならではの、身内を欺く二重スパイ、三重スパイといった存在の出現や、各刑事の情報源であるスパイ(ニックネームでしか呼ばれない)、中国サイドの人物設定など、かなり複雑になっていくので、途中からは自分が正しく話を理解できているのか自信を失いました。 つまらなくはないけど、先が知りたくて読んだわけでもなく、不思議な魅力のある作品ですね。 終始、とにかく暗くて重い雰囲気を放っています。 本を読んでいて、情景ではなく、色をイメージするのは個人的には珍しいケースなのですが、この作品はまさしくそのケース。 限りなく黒に近い群青色が頭に刷り込まれるような感覚でした。 終盤に差し掛かる頃に、 「もしかしたらあの人が黒幕じゃないかしら」と思った人がそのまんま黒幕だった事は、やや残念でしたが、公安という特殊な組織と、よく耳にする警察の体面を重要視する特徴を上手く融合させて仕上げたなと思います。 最後の不破の行動、選択は好き。 このラストでちょっとだけ、爽快さが味わえました。 何の解決にもなってないんだけど、いいじゃない、相手が地団駄踏んでそうで、気持ちいいじゃない? そんな感じ。 オススメ度は高くないけど、まずまず、といったところです。

    3
    投稿日: 2022.10.12
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    少々練られすぎというか、出木杉くんというか、展開速くて情報量多いのに文字数少なすぎて厚みがないというか。 などと言いつつも面白いよね。やっぱ日本でスパイといえば、米国と中国は欠かせない。くだらんかもしれないけど、やっぱ孫氏も言うとおり、兵は詭道なりなのであって、無駄でも良いから無駄なことに血道を上げることこそ盛り上がるわけですよ。もちろん他人事の場合に限るけど。 しかしまたいつものハニートラップか。。中国といえばハニートラップというのが日本人の常識になりつつあるけど、大丈夫か、中国。いや、日本人が海外で性的に羽目を外すのも、一般知識化してるな。酷い話ですよ。

    0
    投稿日: 2022.09.23
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    第53回江戸川乱歩賞受賞のデビュー長編。 公安警察ミステリー、スパイもの。リアリティがあるようなないような。

    0
    投稿日: 2022.02.17
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    第53回江戸川乱歩賞受賞作 公安警察のミステリー。率直な感想では、江戸川乱歩賞だからと期待した分、ちょっと自分の中では惹かれるものが少なかったです。展開が複雑だったからかもしれません。でも、公安という闇の暗さからの敵なのか味方なのかの二転三転が面白い部分だったと思いました。

    6
    投稿日: 2021.09.23
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    中国のスパイは誰か? 現職国会議員か、同僚か、官僚か、検察庁のキャリアか。展開が5転くらいする。 引き込まれる文章力がすばらしい。ただ、幼馴染や同僚まであやしいのだが、主人公は正義感もなく熱血漢でもないのに、必死に真相を暴くのに違和感がある。この主人公の性格でそんなに頑張るかねえと思ってしまう。

    0
    投稿日: 2021.01.24
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    第53回江戸川乱歩賞受賞作と言う本作品は、公安警察を主役としたスパイ小説。登場人物や相関関係を把握していくのが少し難しかったが、終盤に話が二転三転する様はなかなか面白かった。スパイ天国と揶揄される日本のことや特定秘密保護法のことも読みながら考えた。

    0
    投稿日: 2020.08.26
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    スパイもの 苦手なんだよね~ 読んでて面倒くさくなっちゃうんだよね これは警視庁の外事二課の話なんだけど でも最後がカッコいいんで☆4

    2
    投稿日: 2019.11.29
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    話は面白いが、登場人物の心理にあまりリアリティが感じられなかった。特にキーパーソンとなる人物の置かれた立場は、心理的重圧がかなりのものとなるはずだが、苦しみの表現が表面的というか…。それを表さないのが仕事だとしても、もう少し深く掘り下げて欲しかったと感じた。想像で描かれた人物が動いているようで、『沈底魚』という重厚なタイトルが軽くなってしまったと感じる。

    0
    投稿日: 2019.11.23
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    第53回江戸川乱歩賞受賞作品 スパイ小説ってカテゴライズして良いのかな 日本の国家機密を中国へ漏洩している!誰やねんって話。 中国人の名前がたくさん出てきて、ちょっと混乱したけどサクッと読めました。 ですが、最後のストーリーのたたみ方が 雑っぽい感じだったし、最後まで?が残るものあった、キーのなる芥川の扱いや凸井の真意など。 フィクションだけど、警察組織の汚いが書いてあり興味を持ったな。読後感が良かったなって思えなかったので、三つ星で。

    1
    投稿日: 2019.05.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    沈底魚/曽根圭介:第53回大賞受賞。2007年。 スパイもの。 国会議員の息子が、イギリス留学中の遊びをネタに中国にゆすられていた。薬、女ならまだしも男もあるし。 ごめんなさい。読了2週間前なので忘れました。

    0
    投稿日: 2019.01.02
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    誰が本物で何が事実なのか、背景や理由はー。情感を排し隠語を多用したハードな表現は特定人物への共感を抑えさせ、読み進めていくうちどんどん複雑になっていき、面白かった。

    0
    投稿日: 2018.10.18
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    国際的なスパイ活動モノは、政治的背景が絡んで難解なところもあり 得意ではないのだが、公安刑事たちの攻防や、キャラの存在感に圧倒された。 「上」の思惑に振り回され、利用され、命をはる羽目になるのはいつも現場の下っ端たち。 次こそは、不破が「上」の連中に一泡吹かせるような、痛快なストーリーを読みたい。

    0
    投稿日: 2017.09.03
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    ハラハラドキドキの一冊です。 二転三転するストーリーに翻弄されます。 本当のスパイは、誰なのか? 楽しめる一冊です。

    0
    投稿日: 2017.08.17
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    江戸川乱歩賞受賞作、舞台は警視庁公安、中国のスパイが絡む国際謀略、疑われるのは次期総理候補、と興味溢れる題材。 期待が大きすぎたか、読み進むもイマイチ作品世界にのめりこめず。 読み手の問題か、筆力の問題か、ちょっと不満の残る読後感。

    4
    投稿日: 2017.04.16
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    第53回乱歩賞受賞作品。ジャンル的にはスパイ物。さくさく読めましたが、正直、物足りない。複雑な話をさらった読ませるのは作家の力かもしれないが、主人公のキャラも弱いし、全体的に浅い!というイメージ。

    0
    投稿日: 2016.12.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    現職国会議員に中国のスパイがいるという情報によって、極秘に警視庁外事課に捜査本部が設置された。指揮官として警察庁から女性キャリア理事官が送り込まれるが、百戦錬磨の捜査員たちは独自に捜査を進める。その線上に浮かんだのは、次期総理の呼び声高い芥川健太郎だった。第53回江戸川乱歩賞受賞作。 次期首相が中国に情報漏洩。米国も知っている。都合のいい情報だけを流す。英国留学時代の写真。全裸、ベッドで金髪美青年と一緒。一生逃げられない。 若い相棒は娘の臓器移植で二重スパイ。末端の公安外事の刑事は使い捨て。中国のしかけた罠がうまくいっているように振る舞う。幼馴染の議員秘書は中国スパイに殺されても真相は闇の中。亡命希望の中国人もスパイ。 主人公は自分と若い夫婦にかくまってもらおうと台湾の大物に全てを話す。 推理があたっていた公安刑事はスパイに刺されて死亡。

    0
    投稿日: 2016.03.10
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    話が複雑な割にあっさりしている。いくつかエピソードはあるが、なんだろう、あまり心に刺さってこない。 多分一人一人がいわゆる描かれていないからか。 議員秘書の描き方なんて、あまりにもあっさりしすぎている。何のために出てきたんだ、というか、不破に絡ませる意味合いあったのか、というくらい、あっさりと退場。 展開が速すぎるし、ラストもグダグダと二転三転しすぎだろ。 でも、それなりに引き込まれるのは確かなので、頑張ってほしい作者さんだ。

    1
    投稿日: 2016.02.19
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    初の曽根啓介作品。 たしかに面白い。二転三転するストーリー展開も一気読みさせる推進力になってる。 日本で暗躍するスパイ、警察の外事二課・・・エンタメ小説としては、「これ、面白そうだな」と思わせる素材が満載。 ただ、テンポが速すぎる。これは先日読了した「ルームメイト」と同じようなテンポ。登場人物の内面があまり描かれてない。ストーリの性質上、硬派な文体とでも言うか、あまり心情などを描かない方が良いのかもしれないけど、物語の展開が速いだけに、心情などの描写が無いと、読み終わった後、頭の中に余韻も何も残らなかった・・・。 背表紙~ 現職国会議員に中国のスパイがいるという情報によって、極秘に警視庁外事課に操作本部が設置された。指揮官として警察庁から女性キャリア理事官が送り込まれるが、百戦錬磨の捜査員たちは独自に操作を進める。その線上に浮かんだのは、次期総理の呼び声高い芥川健太郎だった。第53回江戸川乱歩賞受賞作。 会話にハードボイルド的な台詞もあり、実際、ハードボイルドタッチな文章で読みやすいのは事実。3~4時間で一気に読めるし、暇な休日なんかに読むのに良いかも。 ☆3個 もうちょっと人物が丁寧に描かれてたら、読後の印象も変わったかもしれないな。

    0
    投稿日: 2015.09.02
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    2015年、35冊目はパラボスアウォード2015上半期、第4位の作家、曽根圭介のデビュー作(実際は『鼻』の方が先らしいが……)。 警視庁公安部外事二課(中国・北朝鮮担当)を舞台にした公安&国家諜報ミステリー。 ストーリー・テリングは、二転三転しながら、読ませる力抜群にグイグイ引っ張って行きます。ソコに一役かっているのが、キャラ設定、主要キャラの設定は実に良くできている。一方、ザコキャラはもう少しアッサリしていても良かったような……。 そして、クライマックス。まぁ、言いたいコト、描きたいコトはこぅなんだろぅな。が分かっていても、密室乱闘と女性上司(凸井)絡みのトコ(種明かし)はアッサリし過ぎに、感じた。 以上の点から、総合判断が★★★☆☆。

    0
    投稿日: 2015.08.20
  • 誰が味方かわからない展開

     これもスパイ小説という分野に属する小説です。舞台は現代であり、中国、アメリカ、日本を股にかけ、二重スパイ、三重スパイが縦横無尽に登場し、誰が味方で何が真実かわからない展開は、最後まで読者をあきさせません。正直言って、何をそんなに秘密にしておくことがあるのかしらんと、思わなくもないのですが。  それにしても、日本のこの手の小説に出てくる登場人物達は、どこかみんな胡散臭く映るのは何故なんでしょうか?どうしても、国を守るためというよりも、自分の出世、あるいは保身のために動いているように見えてしまうんですね。それだけ我々の方に、どこか「公」というものに信頼を置いていないからかもしれません。ま、それはそれとして、話の方は、先が見えない展開のため、一気読み必須であります。

    1
    投稿日: 2015.02.08
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    不破は、目つきがいかにも刑事のような 目つきを 少年のときからしていた。 そして、現在は 外事2課にいて、 中国に関する 案件を 担当している。 その中心には 五味と言う刑事がいて、 人望が厚く、五味一家と呼ばれていた。 不破のパートナーは 若林で 不器用で、コミュニケーションがあまりできないが 人の顔は 簡単に記憶できる。 五味は 情報提供者の『肉まん』という中国人から 貴重な情報を つかんでいた。 アメリカに亡命した 胡と言う中国人が 国会議員の中に マクベスと言う スパイがいることを 証言したが、アメリカの発表では、それは ウソだと言われたが、 外務省筋では マクベスは いるようだという情報が流れ、 外事2課は 凸井という エリートの がっしりした女丈夫が、 理事官として その捜査を担当した。 いくつかの 逆転があり、そして真相は。 ふーむ。 中国から 一体どんな情報が煎り、 日本のどんな情報が いるのだろうか? なぜか、コップの嵐のような ふしぎな感覚にさせられる 物語であった。 モグラ探し。沈底魚は、本当にいるのか?

    0
    投稿日: 2015.01.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    [ 内容 ] 現職国会議員に中国のスパイがいるという情報によって、極秘に警視庁外事課に捜査本部が設置された。 指揮官として警察庁から女性キャリア理事官が送り込まれるが、百戦錬磨の捜査員たちは独自に捜査を進める。 その線上に浮かんだのは、次期総理の呼び声高い芥川健太郎だった。 第53回江戸川乱歩賞受賞作。 [ 目次 ] [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]

    0
    投稿日: 2014.11.01
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    最後まで誰が真の黒幕なのかが分からず、読み応えがあった。ただ、人の名前と関係やスパイの暗号名を覚えるのが大変だった・・・。

    0
    投稿日: 2013.11.23
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    公安警察小説。ここまでどっぷり深いと理解しにくいところもあるが さすが乱歩賞を獲っただけあって国家、スパイ、警察、それぞれの思惑と騙し合いは読み応えがあった。

    0
    投稿日: 2013.05.28
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    警察小説であり、国際謀略小説でもあり…。 二転三転する真相、誰を信じてよいか分からなくなるほどの、組織ぐるみの騙し合い、主要人物と思われるキャラもあまりにあっけなく死んでゆく…。 事件の真相と決着のつけ方には不満の方が大きいが、筆者のストーリーテリングと“読ませる力”には魅せられた。 他の作品も手に取ってみたいと思った。 ★3つ、7ポイント半。 2013.01.22.了。 ……組織に翻弄され、傷つき、戦場を去る主人公に、“絶望”ではない結末が用意されたことに安堵。 ……続編が作れそうな結末だったのだけど、あるのかな…? ……日中米、実在の国名を使ってのここまでの謀略戦(“悪”の立場を明確にした)が、現代に描かれたという点もスゴイと思った。 ……冷戦最中の、スパイ映画全盛の頃ではないのに…。 ……中国人名の読み方が覚えられなくて、途中何度も記述ページに戻った(笑)。慣れるまでしばらくはルビを振り続けて欲しい(苦笑)。

    1
    投稿日: 2013.01.23
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    ーーー中国への機密情報漏洩に現職国会議員が関与している!? 二十年以上も潜伏して国の中枢に食い込んだスパイをあぶり出すべく、警視庁公安部が極秘裏に動き出す。 曽根圭介の書く、警察スパイ小説 まず、「熱帯夜」で肌が粟立つホラーを書いた作家とは思えないジャンルの幅広さに素直な驚きがあった。 本作は、主要キャラが好対照に描きわけられていて、楽しめたし心理描写が自然に入ってきた(・∀・) 陰謀とその推理に基づいた行動でめまぐるしくストーリーが進んでいくのは映像向けかな、という感じ

    0
    投稿日: 2012.12.30
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    ナカナカ読み応えのある警察小説?でした。 中国に機密情報を流している国会議員=沈底魚は誰なのか?をめぐる話かと思いきや、そもそもいるのか?と言う話で、誰はスパイで誰はダブルスパイで、だれが情報提供者で、誰は踊らされているだけなのか?振り回されます。 想像が少し読んでは覆され、また想像すると覆されナカナカ楽しめました。 それにしても、普通こういった小説に嫌われ役の紅一点が登場するとなると、米倉良子や浅野ゆう子がキャスティングされそうな美人が登場するものですが、この話に登場するのは名前も凸井ならばルックスもゴツイ感じの女理事官。ちょっと画的には楽しめませんが、キャラには合ってるのかなぁ。。。

    0
    投稿日: 2012.11.06
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    警察小説(公安モノ)のジャンルとしては、下手なクドサみたいなものもなく、サラッと読める。 ストーリー自体は二転三転する為やや混乱する箇所もあるが、それほど難解というわけではない。時間取れるときに一気に読んだ方が良いだろう。 この作家なら主人公の「不破」より、相棒の「若林」を主体に描いてもオモシロそうだ。

    0
    投稿日: 2012.10.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ミステリー小説に挑戦。国内に大物スパイがいるらしい、というところから話が始まり、最後は国家間の大物フィクサー同士の諍いに話が落ち着く。警察組織/官僚組織への批判と地道な警官の努力、フィクサーの万能な感じが入り乱れており、踊る大走査線とルパン三世(マモーの時のやつ)を足して2で割った感じ。 話がどんどん進み、伏線が次の伏線をよび、さらに次の伏線になる展開は読んでいてテンポが良く、読みやすい。ただ、オチと議員秘書の存在の必要性がいまいちよくわからない。

    1
    投稿日: 2012.08.26
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    警察の公安の話。 スパイとか情報提供者とか、ワクワクするようなお話でした! 第53回江戸川乱歩賞受賞作らしく、どんでん返しの連続で集中して読めました“(`(エ)´)ノ彡☆ !! でも、最初のうちに出てくる情報が多すぎて 読んでるうちにちょっと混乱してくるかなぁ。 「あれ?この人前に出てきてたような気が…」みたいな。 もうちょっと小出しにしてもらいたいなぁ。 あとは話をもっとブラッシュアップさせて 一つ一つのストーリーや結末を丁寧に描いてくれたら最高に大好きな作品になったはず! 全体のストーリー自体はとてもおもしろいので、 サスペンスが好きな方は一読の価値あります(。・`ω´・。)ゞ

    0
    投稿日: 2012.08.02
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    なかなか誰が真実を言っているのか、二転三転して面白いストーリーでした♪ ラストの終わり方が、もうひとつ物足りない感じだったけど、一気に読めた面白い作品でした。

    0
    投稿日: 2012.07.14
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    私はこの著者の作品はこれまで短編集の「熱帯夜」しか読んだことはなかったのだが、ここまで本格的な長編を書く人だとは恥ずかしながら知らなかった。 ただでさえ複雑になりがちなスパイもの、そこを二重三重にこねくり回しているから、プロット自体がややこしくなってしまっていることは否定できないが、長編デビュー作にして、充分な意欲作だと思う。 ただ、傑作と呼ぶには、比較的早期の段階で“敵”が予見できてしまうことが妨げとなっており、惜しい。 好みとして、星4つ。

    0
    投稿日: 2012.07.13
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    公安ものはテロや国際的な政治の絡んだ内容が多く苦手だったが、チャレンジしてみた。読み始めるとどんどん引き込まれていき、少し難しい部分もあったが、予想に反し最後まで読み進める事が出来た。 誰が真実を言っているのか?物語が二転三転していく。 読んでみて良かった。他の公安ものもトライしてみようと思えるいいきっかけになった。

    0
    投稿日: 2012.07.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    【図書館】 面白かった。 二転三転する。 作品の紹介 眠れるスパイ「沈底魚」が動き出した。正体は大物政治家か、それとも中国の偽装工作か。 真相究明に暗闘する刑事たちの姿をリアルに描いた、本格公安ミステリー!

    0
    投稿日: 2012.02.15
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    現職国会議員に中国のスパイがいるという情報によって、極秘に警視庁外事課に捜査本部が設置された。指揮官として警察庁から女性キャリア理事官が送り込まれるが、百戦錬磨の捜査員たちは独自に捜査を進める。その線上に浮かんだのは、次期総理の呼び声高い芥川健太郎だった。第53回江戸川乱歩賞受賞作

    0
    投稿日: 2012.02.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    この関係の話は暗くなる。 騙しあいの話なのでどれが本当なのか分からなくなる。分からない。 人がパーツで使い捨て、簡単に消し去ることができる。 唯一の光は不破が若林をかばうことかな 不破・・・外二捜査官 若林・・・外二捜査官 五味・・・外二捜査官 凸井・・・外二指揮官 マクベス 「肉まん」 シベリウス

    0
    投稿日: 2012.02.07
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    乱歩賞受賞作品。警察公安モノ。日中、日米関連、警察内部のいざこざ等、目新しさはそんなに感じられなかったけど、テンポ良く進み、程よい読み応え感あり。

    0
    投稿日: 2012.01.08
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    警視庁公安部を舞台に、中国と日本の陰謀をテーマにした作品。 主人公のキャラクターは薄いが、脇を固めるキャラクターが濃い。また、なによりテンポがいい。 「詰めが甘い」など、批判の声もあるようだが、個人的にはかなり面白かった。 江戸川乱歩賞を受賞しただけのことはある。 著者の曽根圭介は、40歳のときに、デビュー作であるこの作品で第53回江戸川乱歩賞を受賞した。「解説」には、著者のプロフィールについて、早稲田大学商学部を中退後、サウナの従業員や、マンガ喫茶の店長などを経て、作家になった、と書かれている。 警察組織にいたわけではないのに、ここまで書き上げるのは、相当勉強したのではないか。参考文献には、23冊の本があげられている。

    0
    投稿日: 2011.11.23
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    気楽に読んでしまったのが間違いだった。二転三転四転するストーリーに終盤ついていけなくなる。 振り返ってみれば、物語内の対立が日本vs中国、中国vs米国、米国vs日本という国ごとの構造もあれば、警視庁vs警察庁、不破vs凸井、凸井vs五味、不破vs監察という警察内での構造もあり、さらには若林、伊藤、芥川などの疑惑の存在により、かなり複雑なことになっている。 気合いを入れて読まなかった上に、書き込み不足(それはそれで読みやすくていいのだが)ということもあって、十分に作品を飲み込めなかった。

    0
    投稿日: 2011.10.18
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    警視庁外事課を舞台にしたスパイ小説。新鮮味はそれほどでもないですが、けっこう読ませます。ラストが意外と小気味いいですね。凸井の配役は片桐はいりさんでお願いします。

    0
    投稿日: 2011.08.29
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    感想はブログでどうぞ http://takotakora.at.webry.info/201108/article_6.html

    0
    投稿日: 2011.08.22
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    江戸川乱歩賞ね! 鼻、で角川ホラー短編賞とった人ね! などなど期待が大きすぎたせいか、まったく楽しめず。 だいたいこの手の小説は、怪しい人がそうでもなかったり、 鼻持ちならないエリートが実は‥みたいな人物描写の展開があるもんだ。 そういったシナリオ以外の楽しみが、ここには全くない。 根暗そうなキャラはそのまんま。性格のきつそうなエリートはそのまんま。 おっとこのキャラは?と展開を楽しみにしていたキャラがさくっと退場。 えー。 で、なんでこうなったんだっけ? ネタばらしもイマイチすっきりせず。 うーんと、で、ナニがどう、魅力的なんでしたっけ?この話?

    0
    投稿日: 2011.07.20
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    江戸川乱歩賞という帯に惹かれて購入。 最近なんとなく増えている感のある公安警察モノ。 誰がどっちの側で、 どこまでが本当で、どこからは罠で、 えっ、その人がそんな…と思いつつ、 気楽にハラハラ読める感じがよかった。 スパイの世界っていうのは、 現実もやっぱりこういう感じなのだろうか。

    0
    投稿日: 2011.05.08
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    公安モノとしては分かりやすく、知識の浅い私でもスラスラ読めた。でも、男性の世界が強いから、ちょっとついていけない部分も。

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    投稿日: 2011.04.04
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    話が二転三転するので付いていくのがやっとだった。最初に登場したヒロイン?と思いきや…だったり、裏切りやら、チームワークもへったくれもない公安警察の人達。なにがなんだか分からないけどスラスラ読めた。

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    投稿日: 2011.02.28
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    読み味が軽く、開いた時間にちょくちょく読むのに向いていた。ストーリーが進む中で主人公がどの情報を真実と見るかが二転三転するのだが、結局ある国会議員が中国のスリーパーかどうかだけが焦点になるので、混乱することなく読み進めることができた。最後の真実も矛盾を感じず、読後感はさっぱりしていた。その分、少し物足りない感もあったが、著者の他作品も読んでみたくなった。

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    投稿日: 2011.02.04
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    第53回江戸川乱歩賞を受賞した作品。なお、曽根圭介は同年に「鼻」で第14回日本ホラー小説大賞短編賞を受賞しております。先に「鼻」を読んでいたせいもありますが、曽根圭介にしては真面目な話かと思ってしまった(笑)。いや、何でも書ける作家だなあと感心します。 「沈底魚」はスパイ物として楽しい。スパイ物なのに楽しい? そんな感覚って不思議なのですが、スラップスティックなネーミングセンスや、どこか不貞不貞しい捜査員の面々が、どこか滑稽なのに殺伐とした模様を描きます。だからワクワク感は薄れずに最後まで読み進めることが出来る。 かなりの悪役タイプとして登場するが、最もアクの強い捜査官である五味(恐らくゴミから来ているのであろう)が、素晴らしいキャラクターであった。こいつは良い、ここまで自分本位で動けるタイプの人間も珍しい。五味が主人公のスピンオフ作品なんかも読んでみたいなあ、なんて思ったりした。【363P】

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    投稿日: 2010.12.23
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    公安物としては十分に硬派な文章で、しかも簡潔な表現ながらもしっかりとキャラクターや情景が描写されていて作者の力量の高さが窺える作品。江戸川乱歩賞受賞も素直に頷ける。その意味では好感がもてたんだが、ストーリーがイマイチ分かりづらい。。。。 まぁ、要はスパイ小説なんだから二転三転はありまえだろうし、展開的にもそれぞれの腹の探り合いは仕方ないと思う。ただ、あまりにも日本や中国・アメリカがそれぞれの思惑を元に二重三重のスパイ合戦を繰り広げ、何が正しいとか正しくないとか関係なく、ただ各々の利害の為に手段選ばずで事が進むのであまりミステリー小説としての感覚もなく、すっきりしないままで終わった感が否めない。そもそも主人公の不破の背負ってるものとかが分からないので、何故あんなに駆り立てらてたのかといった部分も含めて感情移入しにくかった。ましてや上司の凸井の考えなんかも把握できないままで。。。。 …なんか、好き嫌いを除けば出てきた主要登場人物の中では五味が一番まともだったんじゃないだろうか?? 逆に腹落ちしてない割にはのめり込めるだけの文章になってたので、それなりに楽しく読めたのも事実かと。。。

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    投稿日: 2010.11.27
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    滑り出し好調でぐんぐん引き込まれていったが、中盤あたりで失速。公安に荷を負わせすぎだし、公安刑事(特に主人公の)描写がハードボイルドすぎるんでリアリティに欠ける。それと、せっかくのキャラも生かしきれてないなあ。そもそも、曽根さんはこういう正攻法の人ではないのかも知れない。

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    投稿日: 2010.11.20
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    大物の沈底魚が、日本に潜っている。亡命中国外交官による衝撃情報。流出した国家機密。「眠れるスパイ」は実在するのか。公安刑事たちの極秘捜査が始まった!乱歩賞史上、もっともスリリングな公安ミステリー、堂々登場!第53回江戸川乱歩賞受賞作。 高校時代の同級生との再開から物語が始まって、彼女が殺され、政治家も疑わしい。 でも、全ては公安が書いた絵だったって、ちょっと世界を作り過ぎてる。

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    投稿日: 2010.11.13
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    いきなり痛そうな描写からスタートする刑事モノ小説。1章にヒロイン登場?と思いきや、そんなことにはお構いなく展開するスパイやら裏切りやら。何度どんでん返しがあることやら。という化かし合い騙し合い。誰が加害者やら被害者やら。救いは少ないけれど、スピード感のある面白い物語でした。

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    投稿日: 2010.10.22
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    第53回江戸川乱歩賞受賞作にして作者の長編第1作!もの凄くスピード感のある展開で一気に読める。他の作品も読みたくなった。

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    投稿日: 2010.10.21
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    国会議員が、もしスパイだったらという話です。ストーリーや展開などは、面白いと思いますが、人が死にすぎな感がします。そこがちょっと評価を下げたところです。

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    投稿日: 2010.08.15