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クラインの壷
クラインの壷
岡嶋二人/講談社
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総合評価

230件)
4.1
73
88
46
6
1
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    200万円でゲームの原作を企業に売り、それを、今までにないゲームを作るのにヴァーチャルリアリティの制作に携わることになった。ゲームなのか、現実なのかが解らなくなる装置それが「クラインの壺」と呼ばれるものなのである。読み始めて一気に読み終わってしまうほど、集中してしまいました。

    0
    投稿日: 2013.04.04
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    面白かったです。何を書いてもネタバレになりそう。 携帯電話もない時代に、こんな事を思いつくなんてトンデモない想像力だと思いました。

    0
    投稿日: 2013.02.07
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    仮想世界を体感するゲーム「クライン2」のシナリオライターである主人公がテストプレイヤーとして選ばれ、ゲームを進めていくうちに「現実」と「仮想」のクラインの壺(どちらが内でどちらが外か、その両方にも解釈可能な幾何学的造形物らしい?)にハマっていく…というお話 もう1人のテストプレイヤーであるヒロインが謎の失踪を遂げ、すべての謎を確かめるため捜査を始めるんだけど、ミステリーというかSFというか主人公目線でドンドン仮想/現実の罠に騙される。最後には題名通り区別がつかなくなって「怖さ」さえ感じる‼ 1980年代の作品だけど「マトリックス」とかアニメの「SAO」にも通じるところが凄いな… ラストのどんでん返しがヤバいで 笑

    0
    投稿日: 2013.01.17
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    五感さえも現実とも違わず再現された、完全なるバーチャルリアリティーゲームのテストプレイヤーをするというストーリー。なんどかどんでん返しがあり、テンポもよく、一気に楽しんで読めた。ミステリー色も強く、当初は思ってもみなかった方向(巨大な陰謀)にも話が広がる。89年に描かれたものとは思えないくらい、違和感なく読めた。 解説の部分で、著者が井上夢人さんと同一人物と知った。井上さんのも何冊か読んで面白かった記憶があるのでなんだか感慨深い。

    0
    投稿日: 2013.01.14
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    かなり期待して読んだが、フリオ・コルタサルや、本作より20年も前の1969年でこのネタを既に傑作長編として完成させていたフィリップ・K・ディックの偉大さを確認するだけの結果に終わった。残念。

    0
    投稿日: 2013.01.13
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    2012年 読了 友人が面白いって貸してくれたのに全然読んで無くて、借りてから3ヶ月くらいしてからやっと読み始めたら、めちゃめちゃ面白かった。+゚*ヽ(o・∀・o)ノ゚。+゚ ゲームの世界を現実世界の様にリアルに体験出来るゲームをやっている内に、現実とゲームの世界が分からなくなっていく話。 主人公自体が分からなくなってるので、読んでる自分も分からなくなって来て、最終的には・・・。 岡嶋二人さんの他の本も読みたくなりました(・∀・)

    0
    投稿日: 2013.01.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    現実の世界とゲームの世界。表なのか裏なのか。 バーチャル・リアリティシステム『クラインの壺』による疑似体験。 あまりにも精巧な仮想の世界。 今ここに広がる世界はいったいどちらなのか。 ―戻れ。 ―コントロールできるうちに、逃げろ。 洗脳されることの怖さ。もしかすると、現代人にも起こりうることなんじゃないかなと思いました。

    0
    投稿日: 2013.01.05
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    読み終わった後、どっと疲労感が残る程引き込まれる作品だった。 現実と仮想現実の境目がわからなくなっていく恐ろしさ…テーマとしては、今となってはベタな話ではあるけれど、これが20年以上前の作品なのだから凄い。

    0
    投稿日: 2012.12.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「99%の誘拐」で好きになったので他の作品を読んでみようと手をつけた作品。 読んでるうちに若干気持ち悪くなってしまい… 他作品とは別の意味での、読後感の悪さがあります。

    0
    投稿日: 2012.11.12
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    久しぶりに読んだ本格SF推理小説。 推理小説は一つ一つの事実と裏側に潜む心情から推測して事件の真相を解き明かす。が本作品事実そのものが疑わしいという所を物語の起点に。最新鋭システム(網膜に直接映像を投影する全感覚のシミュレーション)ゲームのストーリー原作者としてテストプレーヤー になった青年が、もう一人のテストプレーヤーの失踪を機に最新鋭システムの裏事情を探っ ていく。この作品20年以上前に作られた作品。VRという言葉すらない時代によくもまあ~。斬新なアイデアに脱帽。

    0
    投稿日: 2012.11.04
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    評価が良かったので読み始めたが、ネタが解ったのでやめた。大枠は予想通りだと思うが・・・。最後まで読めば、面白いのかもしれない。

    0
    投稿日: 2012.09.18
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    爽快さ皆無のドゥームメタルなミステリ展開に脱帽。謎の大枠は早めに勘付いたものの、最後に置き土産が残ってるのでまだもやもやが残る…。親切な小説に慣れた頭には少々重い。尤も、さくっと種明かしされたら興醒めになるから反論の気は全く起きないけど。

    0
    投稿日: 2012.09.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ≪内容覚書≫ 自分の作ったゲーム・ブックが、 バーチャルリアリティ・システムのゲームに。 上杉は、そのゲームの試験プレイに協力することになるが…。 現実と仮想現実。 二つの世界で交錯し、迷走する物語。 ≪感想≫ 現実と仮想現実の物語だったら、 終わりどころはこうなるだろうな、という見通しは立つ。 それなのに、いつのまにか、 どちらが現実なのかがわからなくなり、 主人公と同じように、混乱と不安に陥れられていた。 物語に引き込まれて、感情を引きずられるのは久しぶり。 出てくるアイテムの古さに、時代を感じさせられるが、 それ以外は、むしろ、「今」の物語。 実際に、こういうゲームが作れそうになった「今」だからこそ、 現実的な恐怖感が増す気がする。 最初から誰かを騙す目的を持って開発したゲームではなく、 普通に楽しむ目的で作られたゲームで、 ミスを誤魔化すためにどんどん悪循環にはまっていくような辺りが、 実に日本らしく、実際に起こりそうで、そこも怖かった。 これが、ハリウッドなら、最初から世界征服なんかを狙って、 悪意を持って運用するので、非現実になるのだけれど…。 ミステリというよりは、ホラーのような印象が残る一冊。

    0
    投稿日: 2012.08.14
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    この本が1989年に出ていることが驚き。VR系の先駆であり、現在も通用する傑作。 クリスクロス、ソードアートオンラインを読む前に。

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    投稿日: 2012.08.05
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    どっからこっちで、どっからあっちなのか、読んでても分からない! 読み終わったあと、何が現実で何がクラインの壺の中なのか、混乱して気持ち悪かった。それだけ引き込む力のある面白い作品だった。

    0
    投稿日: 2012.08.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    現実世界と区別がつかないくらいリアルなゲームK2。そのゲームのシナリオ原作者として開発に参加した上杉彰彦は、何度もゲームをプレイするうち、現実とゲーム世界の区別がつかなくなってゆく。 梨紗が殺されたのは現実世界での出来事なのか、それともゲームの中での事なのか? 作中では明確な結論は書かれていない。読者の想像に委ねられている。 なので自分なりに考察してみました。 やはりこれは、梨紗が死んでしまったのが現実で、梨紗が生きていて彼女と結ばれたのはゲームの世界なのではないだろうか。 何故ならば、遊戯用の機械であるならば、採算が取れないのでは?という作中の七恵の疑問に答えられていないから。 莫大な資金をかけて開発したであろうK2。遊園地等で稼働させるとすると、どう考えても採算が取れるとは思えない。 となると、営利以外の目的があるとしか考えられない。 作中にあるように洗脳装置なのか? 何にしてもまともな代物ではないだろう。

    0
    投稿日: 2012.07.07
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    すごく面白い。20年も前に書かれた作品だと言うことを差っぴいても十分面白い。結局のところ全ては現実だったのかVRの世界の話だったのか。

    0
    投稿日: 2012.06.28
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    岡嶋二人の『クラインの壺』を読みました。昔NHKドラマになったので、ご存知の方もおられるかもしれません。たしか天才テレビ君の後の枠でした。毎回楽しみにしながら最終回前話を見逃すという大失態をした私はドラマのタイトルも覚えていませんでしたが、この印象的なストーリだけは頭から離れることはありませんでした。ある時、ふとしたことからこのドラマの話をすると、友人が「それは『クラインの壺』だよ」と教えてくれました。ちょうど講談社文庫版が刊行された折だったこともあり小説を手に取ってみたのですが、読みはじめてすぐに昔のドラマがフラッシュバックしました。このドラマが再放送やDVD化されてないのは本当に残念でなりません。 この小説のジャンルはSFホラーでしょうか。とても1980年代に書かれたものとは思えないほどのディテールで描かれています。作中に登場する装置「クライン」は、現実と区別がつかないほどの仮想現実を作り出す装置。今はないにせよ、いかにも現実になりそうな感があります。登場するペタというコンピューターの容量を表す単位は、現代のスーパーコンピューター等では実際に使われています。しかしその一方で、登場人物たちが携帯どころかポケベルを持っているのだから思わず笑ってしまう。

    0
    投稿日: 2012.06.21
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    バーチャルリアリティの世界と現実世界がごっちゃになって・・・という話。 出版された日付を見て驚愕しました。 自分が生まれる前にもうこんな話を想像出来ていたのか!と。 20年も前に書かれた作品とは思えないほど現代的な近未来感のある話だと思います。 面白いです。

    0
    投稿日: 2012.05.29
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    とても20年以上前に書かれたとは思えない。背筋がひんやりするような終わり方がよいです作者の岡崎二人さんは、その名の通り「2人」居るんですね、ビックリ。

    0
    投稿日: 2012.05.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    バーチャルゲームをしている内に自分がいるのが現実かゲームかわからなくなってゆく。背中がぞわっとする作品ではあったが、個人的にはあまり好きじゃない。謎に向かって進んでいたのに最後は結局夢オチでしたと言われたようで尻すぼみ感が否めない。 いわゆる現代版『胡蝶の夢』のようなもので考えさせられると言っても結局主人公の言う通りどっちだって同じことなのだと自分でも結論が出ている。ミステリとするからには実は現実かゲームかどっちかはっきりと答えがあって、読者がよく考えれば答えが分かるようにして欲しかった。もしかしたらそうなっているのかもしれない。 『マトリックス』『インセプション』等、現実と非現実をごっちゃにした作品は面白いのが当たりが多い気がしますね。1989年に書かれたというのは驚きですね。『マイナス・ゼロ』を読んだときにも思ったけど小説は文だけで表現するので他メディアより時代を先取りできることが多いんだろう。

    0
    投稿日: 2012.05.09
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    ずっと読みたかった本。やっぱり岡嶋二人はおもしろい! こんなゲームが現実にあったら、恐ろしいなあ。

    0
    投稿日: 2012.04.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    一日で読みました。一気読みでした。 推理小説では無いですね。 でも先が気になる物語が読みたい人にはオススメです。

    0
    投稿日: 2012.04.09
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    最後の最後まで何が現実でどこまでがゲームの世界なのかわかりません。真実がどこにあるのか見えず不安で仕方なくなる。この辺り、やっぱりうまいんだろうなあ。宮部みゆきの「レベル7」と似た印象。どちらも良し。

    0
    投稿日: 2012.03.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    胡蝶の夢ではないけれど、 誰しも一度は疑う、現実と夢の境目。 読後、周囲の現実感の無さに寒気を覚える。

    0
    投稿日: 2012.02.19
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    SF要素が強いミステリーで、謎が深まっていくのがおもしろかった。ただ、最後もうちょっと盛り上げて欲しかった。個人的には終わり方があっさりしすぎていたと思う。

    0
    投稿日: 2012.02.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    上杉彰彦の手記(記憶)をたどる話かと思いきや・・・ 応募したゲーム原作がゲーム化になり。 そのゲームのデバックを行うという話だが うぅ~ん。どっからが現実!?現実とゲーム世界の切れ目がわからなくなった。 最後は自分にはちと(感性!?)あわないが(なにかが引っかかる。) 細かいことを言えばきりがない(面白くない)。これは素直にすごい。 自分メモ 上杉彰彦・・・ゲーム原作者・デバック 梶谷孝行・・・イプシロン・プロジェクト 社員 百瀬伸夫・・・イプシロン・プロジェクト 開発 ケネス・バドラー・・・イプシロン・プロジェクト 技術者 笹森貴美子・・・イプシロン・ブロジェクト 責任者 高石梨紗・・・デバック(アルバイト) 真壁七美・・・高石梨紗の友人

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    投稿日: 2011.12.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    岡嶋二人の遺作。 いや、亡くなってはないんですが。 ものすごい技術のゲームが登場します。 これがスーパーファミコンの時代に書かれたものかと思うと脱帽です。 でも、バーチャルと現実の世界の区別ができるくらいのレベルがいいんだと思います。 4に限りなく近い☆3つで。

    0
    投稿日: 2011.12.13
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    途中途中に軽い伏線があり、直ぐに回収されるそれに気を取られている内に、目くらましのようなラストに会った。 この状況は怖いだろうなぁ…

    0
    投稿日: 2011.11.05
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    設定はありがちだったが、身近におこりそうでなかなか面白かった ただ、登場人物に感情移入(というか好きになれない)できなかったので★3つ でも、20年前の作品を今読んでも面白いというのは貴重

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    投稿日: 2011.10.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    バーチャルリアリティゲームの原作を作った主人公。ゲームの試作をしているうちに、現実とゲームの境界がわからなくなってきて…。最後はゲーム会社から逃げ、小屋にこもる主人公。しかしそれも現実なのかゲームの中なのかわからなくて…。岡嶋二人というよりは、のちの井上夢人に近いように思う。

    0
    投稿日: 2011.10.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ◆ストーリー 主人公上杉はゲームブックの公募に作品を応募。落選したがゲーム会社イプシロンのシナリオとして採用される。そのゲームは、K2という装置を使って、ユーザが現実世界と同様の五感を味わえる完全疑似世界を体験できる夢のような代物。シナリオ原作者としてテストに参加していたが、同様にテストに参加していた梨紗が失踪。梨紗の友人と名乗る七美と梨紗失踪の真実を探る内に、イプシロンがCIAと通じており、ゲームテストが秘密裏に進められているプロジェクトの危険を伴うテストであったことを突き止める。さらに、イプシロンはK2を使って疑似世界を現実と思わせることで、梨紗が犠牲になった事実を隠ぺいしていたことも発覚。イプシロン社に潜入し、証拠を手に入れることに成功したが、上杉と七美は社に捉えられる。しかし、目を覚ました上杉に待ち受けていたのは、それまで体験していた真相究明に奔走した日々がすべてテスト、即ち疑似世界の内容だったという事実。梨紗が存在して七美が存在しない世界を前に、上杉にはもはやそこが現実なのか疑似世界なのか見分けることはできず、壊れゆく精神状態の中で、どちらであろうとK2に入った瞬間から自分はこの堂々巡りから抜け出せなくなっていたことを悟るのであった。 ◆総評 ゲームブックの原作者が主人公ということで、ミステリゲーム舞台にしたサスペンスものかと思いきや、現実とゲームを行き来しながら、次第に募る開発会社(組織)への不信・疑念を通して、真実を探るサスペンスという感じ。ゲームという要素はどちらかというと話の舞台というよりは、展開の中で重要な鍵というか、トリックとして使われている印象。K2という非現実的な装置が登場することからSF的なノリもあるが、特に抵抗なく一気に読み進められる。個人的には好きな系統の話で面白かったが、K2でテストを始めた時点で、その後現実世界と混同させるのではという疑いは真っ先に湧いており、梨紗失踪の際の謎もすぐにカラクリは分かってしまった。その辺は正直肩すかしな感もあるが、筆者が一番読者にぶつけたかったのは、そんな謎解きではなく、K2という代物によってなし得た捉えようのない世界観というかループ感(作中では自分の尻尾を加えた蛇と表現されている)、さらにはそこに感じる無力であったと思うので、全体を通してきれいにまとまっていたと思う。その分、突き抜けた読後感は感じなかったのは致し方ないか。

    1
    投稿日: 2011.10.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    設定に夢があってぐいぐいと読み進められました。 時代を考えると新しいんだかノスタルジックなのか不思議な感じ。 最後もう少し丁寧な最初に繋がる描写があればもっと余韻を味わえたのにな、と。。

    0
    投稿日: 2011.10.04
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     二人組みの最終作品といわれている。仮想現実モノだけに乗り切れないと駄作になる危険なテーマに挑んだ作品だ。  結果的には、少なくとも私には消化不良だった。タイトルのクラインの壺はメビウスの帯の発展系。現実と虚構のはざまに区別がなくなること、つまりディック風だね。  そのテーマの昇華がイマイチかなぁ。いや、本作をSFとして見るからこうなのかもしれない。ミステリーとしてみたら・・・一緒かな。

    0
    投稿日: 2011.09.03
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    今から約二十年前のゲームブックや公衆電話といった言葉が普通に使われている時代に、仮想世界を体感できるゲームというアイディアが使われているのにまず驚きでした。それでいて決して古臭くないです。 このゲームのモニターとなった主人公が、同じくゲームのモニターとなった女性の不可解な失踪から始まる数々の不審な出来事と、抜群のサスペンス性で結末まで夢中になって読んでいけます。世界が反転する恐ろしさに文章もスマートさもあり、久々にページをめくる手が止まらない本を読むことができました。 1989年版このミステリーがすごい!5位

    0
    投稿日: 2011.08.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    この本、すごい。 20年以上前に書かれた本。ってことを考えながら、ぜひ読んでもらいたい。 今この時代でも追い付いていないゲームの世界。 仮想現実と現実がこんがらがってしまう話。 表でもあり、裏でもある。 恐ろしい世界。 映画インセプションに似てる

    0
    投稿日: 2011.08.15
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    以前に読んで面白かった記憶はあるのだが、話の筋がまったく思い出せない。究極のバーチャル・リアリティのような話だったとは覚えていたんだが。まあ、その頃は、ヴァーチャル云々なんて言葉は無かったけれど。 改めて、本屋で求めなおし、再読。読み直したら、ちゃんと覚えていて、こいつがキモだなとか、この時点が問題だなと確認しつつ、すいすいと読み通す。 (以下、判りづらく書いたけどネタばれかも。) 以前読んだときは、最後も壺の中だろうと思った。が、再読後、場所の記憶の問題から大きな壺が初めから用意されていて、最後は壺の外にいるのだと思えてきた。つまり、大きな壺の実験が相手側の動機かと。 だったら、問題無いはずだが、主人公は確信を持てなくなっている。勿論、読者である僕も。最後の彼女との逢瀬は読んでいて、怖かった。それが中のことであっても、外のことだとしても。 以前読んだ人も、是非再読をお勧めします。

    0
    投稿日: 2011.07.19
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    岡島二人の作品の中で一番好きなのは、「クラインの壷」。岡嶋二人にとって最後の作品だが、「こんなことをこんな昔に書いているとは」と思わせる一番の作品であると思う。『現実と仮想現実の世界の境はいったいどこにあるのか?』とまさに現代のようなテーマ。 岡嶋二人といえば、『競馬もの』、『誘拐もの』、そしてこの『クラインの壷』で締める。といった感じ。

    0
    投稿日: 2011.07.12
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    話が盛り上がってきた!と思ったらいきなり終わって尻切れトンボ。風呂敷を広げたまま、あとはご想像にお任せします的な終わり方は頂けなかった。途中まではおもしろかったけど。

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    投稿日: 2011.06.08
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    謎めいた始まりだったのでもう少しハラハラドキドキするのかと期待したけど、全体的にぼんやりした感じだった。はっきりしないのが「クラインの壷」なんだろうけど。

    0
    投稿日: 2011.05.30
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    やっぱりおもしろかった!!約15年ぶりに読みましたが色あせない面白さ!!これが平成元年には刊行されてたっていうんだからもう恐れ入りましたって感じです。

    0
    投稿日: 2011.05.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    初岡嶋二人。 陳腐になりそうな設定と展開なのに、きっちりと怖かった。 ラストをどうまとめるのかっていうのがとても気になっていたんですが、なんとなく納得して安穏と暮らしたり、超理解とかしちゃってわかった振りみたいには終わらずに、とても良いラストだったと思う。 中か、外か。嘘かホントか。 どちらが良いかしあわせかではなく、ホントの自分を探してしまうのは、人間の性なのかもしれない。 難しいはずなのにわかりやすい、いい小説だと思った。

    0
    投稿日: 2011.05.21
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    こわ。「墓地~」とはまた違った意味で怖い。 いわゆる、自分の存在やアイデンティティーを脅かす怖さ。たまに暇すぎて変なこと考え始めて、「私以外って本当に存在してるの?くーくーは私の頭が作り出したものじゃないの?」で不安になるのと一緒。 人間の本能なのか、現代人の刷り込まれた恐怖なのか、この「自分」と「他」の境界をを見失ってしまう恐怖って案外でかいと思う。 文章自体は描写が多くてその割テンポもよくなくて結構読みにくいんだけど、それでも最後までいったらガツンと恐怖がくる。まさかのまさか、狂ってるのお前かよ、っていう、ミステリーに見せかけたメンタルホラー。 ツイストは特にないし結論知っちゃってるから、二度読みする楽しみはないけど、ラストの衝撃はなかなか良かった。 2/1/11

    0
    投稿日: 2011.05.18
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    岡嶋二人最後の作品。 ほぼ井上夢人単独で作り上げただけあって井上ワールド全開です。ヴァーチャルリアリティを題材にしているので少し子供地味てる感があると思われがち、しかし実際はそんな事は感じられず、かなり上級のサスペンス作品になっています。 この世界は中なの?外なの?読んだ後、あなたも妙な不安に襲われます。

    0
    投稿日: 2011.05.18
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    200万円でゲームブックの原作を、謎の企業イプシロン・プロジェクトに売却した上杉彰彦。その原作をもとにしたヴァーチャルリアリティ・システム『クライン2』の制作に関わることに。美少女・梨紗と、ゲーマーとして仮想現実の世界に入り込む。不世出のミステリー作家・岡嶋二人の最終作かつ超名作。 最後は本当に「どっちなんだああああああ」って感激した。

    0
    投稿日: 2011.05.12
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    己の書いたシナリオが、ゲームになる、という。 そのために作られた、特殊な機械。 それをテストするためのモニターになったのは 己ともう一人の女性。 毎日毎日通っているうちに、それは妙な事になって…。 最後まで読んで、最初に戻る、というか…リドルストーリー状態、です。 結局どこまでがそうで、どこからが違うのか。 夢の中でまた夢を見て、どこが境目なのかと 一瞬パニックに陥りますが、まさにそれ! 読み手だからいいものの、己の身に降りかかってしまったら 頭がおかしくなりそうです。 必死になって、違う所を探そうと翻弄するかと。 非常に恐ろしい、と言ってもいい話でした。 けれど、もしも現実にこの機会が存在したら…どうするでしょう?

    0
    投稿日: 2011.05.04
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    展開はなんとなく予想できなくもないんだけど、文章がうまいんだろうか。とにかく続きが気になって止まらない。 一気読みでした。

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    投稿日: 2011.04.25
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    現実と虚構の世界の境を、徐々に失っていく様が恐ろしいです。 はじめはわずかな手掛かりから違和感を見出せるので、まだ現状を打開する希望があるのですが、それすらも失われていき、気づいたときには抜け出せなくなっています。 正常な理性を保ったままそんな状況に追い込まれ、主人公が最後にとった行動が、なんとも悲しいものでした。

    0
    投稿日: 2011.04.12
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    岡嶋二人初めて読みました。 とあるゲームの原作を作った上杉はそれが 今までの常識を覆すゲームに採用されることになり そのゲームのテスタに協力することになる。 K2と名づけられたそのゲームは五感全てを 使い、まるで現実の世界のような錯覚をさせる ものだった。 しかしプロジェクトの途中、同じテスタでもある 梨沙が突然辞めるといい行方不明に。 またテストの途中に頭に流れる「戻れ」という声。 不安になりつつもテストを進める上杉だったが・・・。 ゲームが好きな人だったら一度読んでみては どうでしょうか?絶対に楽しめると思います。 それにしてもこの壮大なゲームのアイディア。 89年に発表されたのが凄い。 20年経った今でもこの技術には追いついてないです。 (一部はあるだろうけどね。)

    0
    投稿日: 2011.03.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    今ではすぐそこまで来ている技術であるが、この作品の発表された年を考えると評価は上げなくてはなるまい。読者は一行目から主人公と同様、虚構と現実の世界を踊らされる。どこまでが本当でどこからが仮想なのだろうと。結局最後までその謎は明かされないまま終わる。現在作品内の単語は珍しくなくなっている。逆にいつのまにか騙されているかもしれない恐怖はそこまで来ているのかも知れない。たかが小説と割り切れない怖さがある。

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    投稿日: 2011.03.05
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    世にも奇妙な物語なお話。 10テラのコンピュータに驚きだす主人公を微笑ましく思ってしまう。インフレ化が進んだ現在のコンピュータ業界にとっては、大したことがない容量だってのに。

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    投稿日: 2011.02.23
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    200万円でゲームブックの原作を、謎の企業イプシロン・プロジェクトに売却した上杉彰彦。その原作をもとにしたヴァーチャルリアリティ・システム『クライン2』の制作に関わることに。美少女・梨紗と、ゲーマーとして仮想現実の世界に入り込む。不世出のミステリー作家・岡嶋二人の最終作かつ超名作。

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    投稿日: 2011.02.19
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    もう発想のレベルが常人と違いすぎてやばい。 これが20年以上前の作品とか信じられない。ゲーム脳の人は一読の価値あり。

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    投稿日: 2011.01.24
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    面白かった。会話文が多いので読みやすかったし。最後がどっちなのか分からず終わったのがもやもやする・・・

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    投稿日: 2011.01.11
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    「クラインの壺」岡嶋二人 理系ミステリ。メタリック或は陶白色。 岡嶋二人名義の最終作品で、井上夢人色が非常に強い作品。 「私の存在って、何だろう」って考えたことありますか? 自我が精神という容れ物に収められている以上、自ら存在の証明はできないのではないか。そんなところを衝いた作品。 大雑把なあらすじは、非常によく出来たヴァーチャルリアリティ・システム(『クラインの壺』)でゲームを体験しているうちに、ゲームと現実の区別がつかなくなってきて、結局その微睡みもゲームのうちだった、という落ち、すらも現実かどうかわからない・・・というスパイラルものです。 作品全体はサスペンスミステリの方向で進み、ゲーム原作者の主人公が『クラインの壺』を作ったゲーム会社の陰謀、実態、本当の目的を探っていくという筋立てですが、それはあくまでも物語の縦糸。 徐々に織り込まれる矛盾と不安感が醍醐味だと思います。 井上夢人さんはとにかく「物語世界の現実」を崩壊させることに関して特化した作家さんなのではないかと。 そのような不安感や精神破綻が苦手な人は正直読まない方がいいかもしれないですね(笑) 胡蝶の夢、邯鄲の夢。そんなところです。

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    投稿日: 2010.12.12
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    止められなくなって一気読みしちゃいました。どっちが現実かよく解らなくなるなんとも(いい意味で)気持ちの悪い話。結局今ここで生きてる実感ってのは死なないと解らないのかなあと、ラストは考えさせられました。

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    投稿日: 2010.10.18
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    昔読んだ小説「クリスクロス」と映画「インセプション」をそれぞれある意味思い出しつつ読んだけど、これが出版されてすぐに読めば良かった。今は今で昔の味があるとは言えるけどなぁ…

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    投稿日: 2010.08.17
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    『高畑京一郎/クリス・クロス~混沌の魔王』(1994年)が類似性を指摘されていると言う事で、 『岡嶋二人/クラインの壺』(1989年)を読みました♪ 確かに類似性は感じられます。 とは言っても、当然、時代も違いますし、ゲーム性や描き方など色々違いもあります。 仮想現実と分かっていても、導かれる結論は現実となんら変わらない事実による恐怖か? はたまた、限りなくリアルな仮想現実に現実がいつのまにか交ざり込む事による恐怖か? ともかく両作とも秀逸で、バーチャル・リアリティーの行き着くところの恐ろしさが味わえます。

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    投稿日: 2010.07.01
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    1989年に書かれたとは思えない。時代の差を全く感じなかった。読めば読むほど混乱させられながらも、面白さで読むのをやめられない感覚はなんとも。

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    投稿日: 2010.04.03
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    ずいぶん前の作品らしいけど、今読んでも「ん~?」ってなれると思います。 現実と仮想現実がごっちゃになる。じゃあ、今いるところは?というところでは、ずいぶん昔のゲームで見た『ある時、私は蝶になった夢をみた。その夢があまりにも現実的だったので、目が覚めた後に私が蝶になった夢を見たのか、蝶が私になった夢をみているのかわからなくなった』みたいな言葉を思い出しました。

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    投稿日: 2010.03.27
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    とにかく凄いの一言。岡嶋二人の最高傑作、と言われているのにも頷ける。 自分の書いたゲームブックを、ゲーム会社に売却した主人公。彼は、ゲーム会社に雇われ、そのゲームブックを原作として開発されたゲーム「ブレインシンドローム」をテストプレイすることになる。果たして「ブレインシンドローム」とは一体どういうゲームなのか? というところから始まる本作。この小説が書かれたのが、今から十数年前の1989年だとは。これが、ドラクエ3が登場したその時代にかかれたものだとは。著者の想像力に頭が下がる。このようなSFとサスペンス、ミステリーが融合した作品を今までほとんど見たことがなかったので、すごく楽しめました。 (2007年2月読了)

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    投稿日: 2010.02.28
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    (ネタばれがあるかもです) ちょっと前の本なのですが、設定が面白い。 ラストが賛否両論ありそうだけど、本当に読み始めたら面白くて止まらないです。 後味はすこし悪い、かな。 ゲームの原作者としてプロジェクトに関わることになった青年が、そのバーチャルリアリティのなかで謎を解こうとする、というものなのですが。 うん。どんでん返しのある本、ですね。 そして最後がまた・・・。 面白いのでぜひ。読みやすいですよ。

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    投稿日: 2010.02.28
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    感覚のシミュレーション技術により仮想世界を作り出す装置『クラインの壺』をめぐるSF小説。 トリックはありがちなものだが、20年以上前に書かれたことを考えると感嘆せざるを得ない。

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    投稿日: 2010.02.11
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    クラインの壺とは、境界も表裏の区別も持たない(2次元)曲面の一種。だそうです。 まったく何のこっちゃ分らないのですが、その意味がこの話を読み進むうちに。なんとな~~く分かっていきます。 そして、自分もクラインの壺の中に入ってバーチャル体験をしているような感覚になります。 ・・・・いったい自分は今、壺の中なのか、外なのか・・・・ うわぁ~~恐ろしい!!こんなありえないバーチャルシステム。でも岡嶋二人にかかると、本当に今開発されていているのでは?と思わせる描写。流石です。 やっぱり岡嶋二人ははずさないなぁ~~と思いました。1989年の作品なのですよ。 PCもようやくノートパソコンが出た時代、ドラクエ?のグラフィックが精一杯の時代に、コレですわ、コレ・・・。 今読んでもまったく色褪せない、違和感のない作品。 改めて「岡嶋二人」の面白さを実感・・・・なのにこれが「岡嶋二人」としての遺作。 勿体無い限りですわ・・・・。

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    投稿日: 2010.02.06
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    粗筋(アマゾン引用) 200万円でゲームブックの原作を、謎の企業イプシロン・プロジェクトに売却した上杉彰彦。その原作をもとにしたヴァーチャルリアリティ・システム『クライン2』の制作に関わることに。美少女・梨紗と、ゲーマーとして仮想現実の世界に入り込む。不世出のミステリー作家・岡嶋二人の最終作かつ超名作。

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    投稿日: 2010.01.11
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    これ超好き。 面白かった。 ミステリーとはいえない気もするけど……。 テーマ・ストーリーは在り来たりっちゃ在り来たり。 思うにこれ発表された時のほうが今読むより衝撃的だったのではって気もする。 ゲームや漫画・アニメにハマった事ある人なら誰もが一度は想像した事あるバーチャルリアリティーがテーマ。 いやー怖いねー。 これ、近い将来に起こり得るよねー。

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    投稿日: 2010.01.11
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    登場人物が携帯電話を持っておらず公衆電話を常用しているあたりや、ファミコン、なんて単語が出てくることを除けば、これが今から18年前の1989年に初出版された小説だとは到底思われない! “K2”の具体的描写、科学的見地からの表現、それから全体を覆う文体、どれをとっても2000年代に執筆されたと言われても何ら疑わしくはない。 すごすぎる。 無論それだけではなく、ストーリー展開も紛れもなく名人芸の域。 息をつかせぬ怒涛の勢いで物語は疾走し、よくよく考えたらかなりマンガチックでB級映画チックな設定に違和感を覚えるなどということもまったくないままに、一晩で最後のページまで読み終えてしまった。 これがあるからレトロスペクティヴには大きな意義がある。

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    投稿日: 2009.12.23
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    '09/12/05読了  ゲームブックの著作権をゲーム会社に売却したことをきっかけに,非常に精巧なヴァーチャルリアリティシステム搭載したゲーム制作に関わることとなる.現実に起こっていたことが起こっていなかったり,起こっていないことが起こっていたりと,事実と認識のズレが日に日に大きくなり,その原因を突き止めるためブラックボックスとされていたゲーム制作の裏側に侵入する主人公・・・  いわゆるシミュレーテッドリアリティを題材としたSF小説.マトリックス等にも用いられている概念であるから,あまり新鮮味はなかったが,現実とシミュレーションの境目のぼかし方が非常に上手であるため,作中にぐいぐいと引き込まれた.作家の技術力の高さを示す良本.また,この作品が書かれたのは1989年であり,パソコンと言う言葉も普及しておらず,マイコンと言っていた時代.ITテクノロジを用いたSFとして一遍の古臭さも感じさせないことに,著者のITに対する造詣の深さと,創造性を感じる.  現在,岡島二人は解散し,井上夢人としてソロで活躍しているらしい.暇を見つけては読んでみようかなと思う.

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    投稿日: 2009.12.05
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    『はじめのところから始めて、終わりがきたらやめればいいのよ』 VRシステムを揶揄したお話。タイトルと内容が最初から最後まで見事にマッチしているのがすごい。著者の主張に同意するか否かは別にして、このオチは好きだ。

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    投稿日: 2009.11.25
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    1989年と、20年前の作品であるが、古さも感じず一気に読めた。 現実と架空の世界が次第に区別がつかなくなるスリルは楽しめたが 最後をもっと大事にして欲しかったなぁ

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    投稿日: 2009.11.22
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    1989年にここまでの設定を思いつくことがすごい。サスペンスの作り方、最後までの流れと締めが綺麗でいい

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    投稿日: 2009.10.09
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    昔、子供向けの番組でやっていたものの原作。 やっぱり面白い。 ********* 再読記録 ********* 2009.09.25

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    投稿日: 2009.09.25
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    ヴァーチャル・リアリティを利用した超傑作ミステリー。『マトリックス』の世界観の半分はこの作品が既に提示していたのだ!1989年に描かれたとは思えない先進性。どんどん飲み込まれていく息をつかせぬストーリー展開。そして、この作品に最適(と言っていいだろう)なオチ。とにかく面白い。文句のつけどころがない。説明が多い(が、くどくない)からSF設定もわかりやすい。ザッツ・エンターテイメント!読まなきゃ損。なんで誰も映像化しないんだろうか・・・。

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    投稿日: 2009.06.30
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    新型ゲームのモニターとなった原作者。 消えた同僚の少女。少女の友人との調査。 現実世界とゲーム世界の境界は?  2009年6月15日初読

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    投稿日: 2009.06.18
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    200万円でゲームブックの原作を、謎の企業イプシロン・プロジェクトに売却した上杉彰彦。その原作をもとにしたヴァーチャルリアリティ・システム『クライン2』の制作に関わることに。

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    投稿日: 2009.05.11
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    二人名義の最後の作品。 ヴァーチャルゲーム、クラインの開発、 そしてその実験を巡って現実とヴァーチャルが交錯し、 様々なストーリーが展開され、主人公の精神を崩壊していく。 ハッピーエンドと見せかけての救いようの無いラストの 後味の悪さはある意味凄い。 内容は文句なしで面白い。

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    投稿日: 2009.03.30
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    昔NHK教育でドラマ化されていて、懐かしさで手に取ったら予想外に怖かった。 現実と虚構の感覚が曖昧になる感覚はサイバーパンクにも通じるところがあって個人的にはとっても好みです。

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    投稿日: 2009.02.09
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    10年以上前に教育テレビでドラマ化されました 偶然ブックオフで見つけたので購入して読んでみると とても面白くラストには考えさせられました 仮想空間と現実世界をめぐる話です 今読んでも古くなく簡単に入れると思います

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    投稿日: 2009.01.19
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    200万でゲームブックの原作をイプシロン・プロジェクトに売却彰彦。その原作を元の「クライン2」のゲームの製作に関わる事になった。ゲームのヴァーチャルリアリテーのシステムの試作品は凄い物だった。箱の中に手を入れると、手の神経とコンピューターが連動して、自分の意思の通り動かしたり、感じたりする擬似体験が出来るのです。(実際は、ほとんど動いて無い)そして、コンピューターの制御で物を感じたり熱を感じたりできた。その素晴らしい体験に心を躍らせていたのだが、まったく音沙汰も無く、会社にも電話したが取り付いてもらえず・・・。一年半たったある日、電話がかかってきて、ゲームの試作品のモニターをして欲しいと連絡があった。彰彦は、モニターになりその世界に驚愕する。全身を包む器械に入って、ゲームの世界に入ると、仮想の世界とは思えない、実際に感じ現実のような世界が待っていた。モニターには、梨沙という美しい少女が一緒に参加していた。二人は、毎日会う事になり、毎日帰りに話すようになったが・・・。ある日梨沙が辞めると言い来なくなり、彰浩の周りで不思議に思うことが起きはじめて・・・。 中盤から後半にかけてが特に面白いミステリーです。1989年初版と思えないほど今読んでもとっても面白い作品です。結末は、ちょっと納得しないけど、とっても面白かったです。不世出のミステリー作家と言うのもうなずけます

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    投稿日: 2009.01.08
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    だらだら長い。 平成元年(?)にこの発想はすごいと思うが、 先に「クリス・クロス」を読んでしまっていたので何とも・・・。

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    投稿日: 2009.01.03
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    事実はひとつ。真実は複数。こんな話を昔聞いたことがる。 真実というのは、つまり主観なのだ。その人が思ったことが真実となる。 でも、現実の事実はひとつしかない。ヴァーチャルリアリティーのゲームを題材にしながら、岡嶋二人に“真実”をキーワードとして物語を書いてもらうとこの作品になる。と思う。 謎を解き明かしていくミステリー小説では、その謎が真実なのか、事実なのか、そこを注意して読まなきゃいけないよ。と作者に言われた気がする。真実は人それぞれなので、私の考える真実はあれなのだが。どう思う?(泉)

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    投稿日: 2008.12.26
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    ゲームプログラムの原作を謎の企業に売却。 それをもとにしたヴァーチャルリアリティシステムを構築。 仮想現実を行ったり来たり、その結末とは。 かなりお薦めです!

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    投稿日: 2008.12.19
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    これを20年前に構想したことが最も驚くべきことだろうか。完全に現実と同一レベルの完成度を持つ仮想現実世界を持つゲーム、クライン2。そのテストプレイのために仮想現実へ出入りを繰り返す主人公。テストを進めるうちに身の回りに奇妙な矛盾が発生し始める。「完璧な仮想現実」が出てきた時点で、仕掛けや最後のオチもほぼ決まっているようなものだが、400ページ超を飽きずに一気に読めた。ただ、それほどサスペンス性は感じられない。ミステリというよりSFに近い。この仮想現実を実現する技術は現時点でもまったくめどが立っていないことを考えると、リアリティに乏しくなってしまう。いっそのことファンタジーや並行宇宙ものの方が良いのかも。

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    投稿日: 2008.11.06
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    実際、こんなものが証拠として役に立つのかどうか自信はないのだが、ともかく僕がイプシロン・プロジェクトと取り交わした契約書を、このノートの最初のページに貼りつけておくことにする。 仮想と現実の境がわからなくなってクラクラする。

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    投稿日: 2008.10.15
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    岡島さんの作品はあまりよみませんが、おもしろかったー! 「変身」を読む感覚に似てましたが、こっちのほうがよかったです。タイトルも言い得て妙。 でもやっぱりオチはもっと深く書いてもいいのにと思ってしまいました。

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    投稿日: 2008.08.22
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    今でこそありふれた感じの設定ですが、 この作品が、1989年に書かれたものってのを考えると ある意味、結構先を見ていた印象が強いですSF作品です。

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    投稿日: 2008.05.08
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    ゲームブックの作家の上杉彰彦は 謎の企業イプシロン・プロジェクトに作品を売却した。 その原作をもとにしたヴァーチャルリアリティ・システム『クライン2』の制作に関わることになった・・・ クラインの壷とはメビウスの輪を立体化した物。 メビウスの輪は表と裏が繋がっていて、境界線がない。 クラインの壷では現実と虚構の境界線がなくなってしまう危険性を孕んでいる。 今自分がどちらなのか分からなくなるとき自我が崩壊する・・・

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    投稿日: 2008.03.28
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    <poka> だいこんまる推薦だけあってストーリーはとてもおもしろく一気に読めた。 しかしきれいにまとまり過ぎているのが残念。「驚愕の結末」というほどにはイマイチ盛り上がらなかった。主人公が最後に手首を切るのだが、そこに至るまでにもっと狂気が欲しかった。 <だいこんまる> 岡嶋二人はほとんど読んでるけど、その中では異色のストーリー。 読んだ当初は非現実的だったけど、いまとなっては現実的になったのでコワ〜。

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    投稿日: 2008.03.24
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    10月1日購入。10月2日読了。 全てを知覚、体感できるゲーム「クライン2」を中心に進む話。すでにこの設定からして、現実とゲームが混同して愕然とする主人公の結末が見えないわけでもないが、そんなことは、この設定の描写の完成度の高さと、なによりもこの作品が上梓されたのが1989年(!)という事実を前にしてはさほど重要なことではない。台詞が多く一日で読めた。また、ラストは秀逸。自分が壷の内か外のどちらかにいるのかは、命を絶たなければわからない・・・虚無の表情を浮かべながら、浴槽で自らの手首に剃刀の刃をたてる上杉の姿が目に浮かぶ。

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    投稿日: 2008.01.30
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    モチーフとラストが見事にリンクしています。 近い将来、こんなゲームが誕生しうるのでは…という意味での怖さもある。

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    投稿日: 2007.12.13
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    クラインの壷、メビウスの輪…表だと思っていたものが裏になる、裏を辿ればいつの間にか表にいる。そんな話。現実と仮想が交錯した、その果てには何があるのか。 読んでいる内にだんだん怖くなるけれど、面白くてやめられない。

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    投稿日: 2007.12.13
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    仮想現実(VR)を主題としたSF小説。 仮想現実を完全な現実として知覚させることができるデバイスが完成した、という設定の中で話が進められる。このような主題ではありがちだけど、現実と仮想現実との狭間に呑み込まれた主人公の末路が描かれている。それにしてもひどい読後感。他にやりようは絶対にある。 でもその歯切れの悪さ、気持ち悪さが作者の言わんとしていること―急速に進む昨今の技術開発への警告―なのかなぁとも思う。

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    投稿日: 2007.11.23
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    主人公たちは、現実世界と全く区別のつかない仮想世界へ、特殊な装置を使って入り、そこでゲームの主人公となって、ゲームを進行させるのです。 そして、次第に現実と虚構の区別ができなくなっていき、最後は・・・。 ってな感じです。物語に入り込み、主人公と一緒になって「一体どこからどこまでが現実でどこからどこまでが虚構なのか!?」と悩んでパニックになってしまいました(笑) 岡嶋二人の作品はどれもすんなり物語に入り込めてしまう。というかどっぷりつかってしまいます(笑)そしてあっとう間に読み終え。 おもしろかったです。とても楽しめました♪

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    投稿日: 2007.11.18
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    古い作品なんだが、古さを感じさせないのは秀逸ですな。 岡嶋二人というより井上夢人カラー全開という感じかな。ラストにストレスが残るが、こういう話ならではの展開だと最初から諦めれば面白く読める。 タイトルが「クラインの壷」という時点で諦めないと(笑)

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    投稿日: 2007.09.30
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    この読後感はやばいですね、なんという後味の悪さ。本当に表と裏の境目がわからなくなります。しかしそれが作者の狙い通り。

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    投稿日: 2007.08.17
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    主人公上杉が書いたゲームの原作を、とある会社が買い取った その会社はその原作を元にとあるゲームを作り上げた。 そのゲームは仮想現実体験。皮膚感覚もあり、味覚もあり、痛覚もある。 そのゲームを体験プレイしていくうちに、上杉はあることに気が付いていく・・・ この小説のすごいところは、携帯電話も、パソコンも出回っていない時代に書かれたというところにあるなあと。 正直、同じテーマなら高畑京一郎さんの書く「クリス・クロス」で満足。

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    投稿日: 2007.07.15
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    岡嶋作品ではこれがいちばん面白いと思います。自分自身がクラインの壺に引き込まれた気分、不安になります。

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    投稿日: 2007.06.24
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    初岡嶋作品がこれでした。 それ以来はまりまくりです。 今ではありえるかもしれないですが、これをもう何年も前に書かれていたということに驚きです。

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    投稿日: 2007.06.14
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    仮想体験できる新感覚ゲーム、そしてタイトル…それだけで話の筋はだいたいわかる。 注目せべきは本書が執筆された時期。今のように次元だとか時間だとかのSFの世界が発展していなかったその時に、これだけのものを創造できるのはやはりすごい。 最初と最後の物語の結びも私は好きです。

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    投稿日: 2007.06.06
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    お勧めします! 古本屋でバイトしてた時に見つけて読みました 作成されたのがかなり前なのに、やってることがすごい! よくこんなことを考えたなって思いました

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    投稿日: 2007.06.04