
総合評価
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powered by ブクログ世界を代表する芸術の殿堂であるルーブル美術館を軸としながら、フランス近代〜現代史を概観する書。かつて王室や富豪が独占していた美術品を、全ての「市民のための美術館」であるルーヴルに収めるという一見リベラルで開かれた政策を掲げながら、文化的には保守的なフランスという国が、その膨大な文化的遺産をその時々の国家的ヴィジョンに沿った形で最大限に活用してきた経緯が仔細に描かれている。 本書中盤にある、戦後ナチスドイツの占領から解放されたフランスが、戦時下の保守的なスタンスを払拭すべく当時ルーヴルで施行されていた印象派の伝統的絵画史への包摂政策を放棄した、という見解はやや牽強付会にも映るが、本書全体を通じて主張されている「芸術は資本や政治と無縁ではあり得ないコンテンツである」というテーマには深い共感を覚えた。また「サモトラケ島のニケ」の修復(?)エピソードは衝撃的。今後の美術品の鑑賞のあり方に強い改訂を迫る本だと思う。
0投稿日: 2025.08.22
powered by ブクログルーブルは憧れであり、今もサモトラケ島のニケを見た感動が忘れられない。絵画ももちろん好きだが、それ以上に美術館そのものが好きだ。そんな私にとって本書は面白すぎる。王室のコレクションから市民に解放される流れや、戦時中の状況、印象派の受け入れやモナリザの渡米等、知らなかったことだらけ。読んでよかった。
0投稿日: 2025.02.19
powered by ブクログ「芸術は美術館が創る」 確かに作品を評価するのも権威をつけるのも、また没後、忘れられないようにするのも美術館。そして、その美術館は人であり組織であるため、欲望に際限がない。その中でもルーブルという大国がブランド力を武器に戦い続ける姿を伝えてくれる。 自分の好きな作品、作家のために微力ながら戦うぞ!?
0投稿日: 2025.02.09
powered by ブクログ『#ルーヴル美術館 ブランディングの百年』 ほぼ日書評 Day847 モナリザ、ミロのヴィーナス、サモトラケのニケ、そのいずれもmade in フランスではない。にもかかわらず、ルーヴルが世界一の美術館であると世間から認識されているのはなぜか? その結論は、本書終盤に述べられる次の一節に尽きるだろう。すなわち… ルーヴル美術館の100年にわたるブランディングの歴史を追う中で、「フランスにはかなわないな」と思うことが1つあるとすれば、それは目標の持続性である。それぞれの時代にブランディングに関わった(…様々なステークホルダーが…)美学的信条も政治理念も異なるにもかかわらず、各時代の業績が(…)意識的にせよ、無意識的にせよ受け継がれ、やがて長いドラマの伏線回収がなされる。その時々の行政の思いつきで計画しては廃止し、全く積み上げ式にはならないどこかの(…)。 おっと、だれか人が来たようだ)。 レジャーランド化批判もどこ吹く風、世界各地に次々とオープンするディズニーランドよろしく、ルーヴルも "支館" 開業を重ね、さらなる世界制覇の野望を突き進めている中、我々の美術鑑賞(あるいは自ら製作することも含め)はいかにあるべきかを考えさせられる。 https://amzn.to/3Q1E9rC
0投稿日: 2025.02.03
powered by ブクログなぜルーブルに人は集まるのか それは年月をかけて、国の維新をかけて 作られてきたからということがわかった
0投稿日: 2025.01.31
