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女が死ぬ
女が死ぬ
松田青子/中央公論新社
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総合評価

102件)
3.4
16
28
27
11
5
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    「女が死ぬ」「この国で一番清らかな女」「武器庫に眠るきみに」「21世紀のティンカーベル」 が好きだった

    0
    投稿日: 2026.01.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    あなたが好きな少女が嫌いっていうのは、、 異世界転生系アニメの主人公のことを信仰するヒロインキャラみたいなやつが嫌いってことよな。わかるわかる。そんで1つ理想から外れてみたら少年の目に入らなくなるから自由!ってこと? 「お金」っていうのは自分の大事なものの形がお金に似てるってこと?刀とか首(命)とか?うーん、、カネカネカネカネカネカネカネってこと、、? 「神は馬鹿だ」は共感できる!わかるわかる! 飼い犬が私を残して死んでしまうなんて神は馬鹿だもの! 「ナショナルアンセムの恋煩い」は理解 「この場を借りて」はちょっと面白かった笑 完全に消費者を煽ってる笑 頼りにしてるよ!誰なんだがちょっとツボやった 「ヴィクトリアの秘密」はほっこり? 私はワイルドフラワー… 「We Can’t Do It」もちょっと面白かった笑 私が書いてるみたいな勢いがあった笑 !!!!って笑 「ハワイ」 そうかそうか。私が断捨離したものたちはみんなその後幸せのようだよ。よかったよ 「男性ならではの感性」 この作者ずっと不可解やわ。 言いたいこととかはわかるけどなんでそんなことに、、?ってなる この本を読んで思ったことは最後の解説を見ながら読むとまだマシ!ってことと、私と作者の共通点は動物好きってことと、男嫌いってこと! この作者が既婚者なら裏切られた気分になるわ。 あと友達とハワイに行きたいってこと! 「フローラ」ちょっとすき 「若い時代と悲しみ」 これはちょいと刺さるぜ… まとめのところがわかりやすくて良き。 私たちの若い時代後半戦に差し掛かってるけどさ、 どうする?どうする?なにする?議論しよう。

    0
    投稿日: 2025.12.27
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    表紙が可愛すぎて見つけた瞬間即購入。 「女だから」とか「女らしく」という概念へのアンチテーゼ。 ちょっと吹き出してしまうような毒も効いていて エンタメとして面白かったです。

    0
    投稿日: 2025.12.05
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    おお、なんかすごいのを読んでしまった。はじめての松田青子、噂からもタイトルからも怒りに溢れている。屈しない。周りが何を言おうが、現代のティンカーベルのように自分の好きな方に飛んでいく。好き勝手にトイレに吐き出す。ステキ。 全文 https://wp.me/pgG1ce-17a

    0
    投稿日: 2025.11.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ◾️record memo あなたの好きな少女が嫌いだ。あなたの好きな少女は細くて、可憐で、はかなげだ。間違っても、がははと笑ったりはしない。がははと笑うような少女をあなたは軽蔑している。というか、それはもうあなたにとっては少女ではない。では、がははと笑う少女はどこに行けばいいのか。 あなたの好きな少女が嫌いだ。あなたの好きな少女は弱くて、非力で、不器用だ。困ったやつだなあと、あなたはあなたの好きな少女を庇護してやらねばという気持ちにかられる。親でもないのに。 あなたの好きな少女が嫌いだ。あなたの好きな少女は、我がままで、自由で、子猫のように移り気だ。また、あなたの好きな少女は、そのような特質を備えつつも、あなたの言うことだけは素直に聞き、あなたの思い通りになる。女児が幼少期に心の赴くままにお人形を操り、様々な物語を構築して遊ぶのはよく知られたことだが、あなたの好きな少女も、まさにそういった都合のいいお人形のようである。 あなたの好きな少女が嫌いだ。あなたの好きな少女は、センスが良くて、前途有望で、いろいろ教えがいがある。教えてあげるのはもちろんあなただ。あなたは知識のすべてを総動員して、少女を教育したいと思う。学校の先生でもないのに。 あなたの好きな少女が嫌いだ。あなたの好きな少女は、繊細で、感性が豊かで、誰よりも敏感に世界を感じとることができる。あなたの好きな少女は世界の残酷さに涙を流す。しかし、力を持たない少女には何もできない。それでも、あなたの好きな少女は自らを犠牲にし、血を流し、あなたのことを守ってくれる。この時、あなたは少女を庇護したいと思った気持ちを、すっかり忘れてしまっている。 あなたの好きな少女は太らない。あなたの好きな少女は嘘のように体が軽い。あなたの好きな少女は頭以外に毛が生えない。どこもかしこもすべすべのつるつるだ。髪の毛には天使の輪が光っている。膨らみはじめたばかりの小さな胸は、あなたを怯えさせることもなく、脅威にもならない。 あなたの好きな少女は透明感に溢れている。シミもニキビももちろんない。あったらそれはあなたの好きな少女ではない。では、シミやニキビのある少女は一体全体どこへ行けばいいのか。頑丈な太ももの、ごわごわの髪をした少女たちはどこへ。 あなたの好きな少女は皆似ている。天使のようで、聖母のよう。そして小悪魔の一面を、あなたにだけ見せてくれる。 あなたの好きな少女は、あなたの中で大量生産されていく。まるでヘンリー・ダーガーの絵のように、あなたの好きな少女は異形だ。わたしはそう考えるが、だけどそれがあなたにとっての正統派の少女であり、それ以外の少女はあなたの目には映らない。 わたしは時々、あなたの目に映っているであろう、あなたの好きな少女を想像してみる。そして、彼女たちに何か添えたい気持ちにかられ、実際頭の中でそうしてみることがある。 わたしは、イスにお行儀よく座ったあなたの好きな少女に鼻眼鏡をかけさせる。貧弱な体を強調するような、ミニスカートとレースのブラウスを脱がせ、頑丈なオーバーオールを着せてみる。あなたの好きな少女の髪の毛を枝毛だらけにしてみる。ポパイとお揃いの錨模様のタトゥーを腕にいれてみる。そのタトゥーが目立つように、あなたの好きな少女の、そっちの腕だけ筋肉隆々にしてみる。あなたが一番傷つく言葉を、あなたの好きな少女に言わせてみる。 アフロのウィッグ。通学時に下駄。常に口の中でねりけしをガムがわりに噛んでいる。わたしは頭の中であなたの好きな少女にワンポイントを足し続ける。あなたがあなたの好きな少女にがっかりすればいいと思いながら。幻滅すればいいと願いながら。そうすれば、少女はあなたの好きな少女じゃなくなる。あなたの目に映らなくなる。あなたから消去された世界で、たくさんの少女たちが自由に太ったり、痩せたり、好きに動いて、好きに笑う。あなたの目に映らない楽園で。 世の中のいろんなこと、いろんな物語は、ヴィクトリアの好きな状態ではなかった。世界にはもっといろんな色があるはずなのに、どれもがわかりやすいかたちに整えられているか、汚い色、つまらない色をしていた。だけど、素敵な物語や素敵な色が見つかることもあって、そんな時はとりわけ幸せな気持ちになった。 高校生になったヴィクトリアは髪をいろんな色に染め、穴の開いたブラックジーンズによれよれのバンドTシャツを着て、バッジをいっぱい留めたバックパックを背負って学校に通っている。もう最終学年だ。 そもそもヴィクトリアもテリッサも、こういうあからさまにセクシーぶった下着は好きじゃない。 「なんかだるいよね、最初からいろいろ決まっててさ。まあでも、わたしはいつでもヴィッキーの味方だから、カミングアウト?とかそういうのいつでも応援するし。ていうか、自分のセクシュアリティなんて、わたしもわかんない」 わかんないけど、どうしてこっちがカミングアウトする側なんだろう。彼らだって、カミングアウトするべきことがあるんじゃないのかな。実は差別主義者ですとか、一度も募金をしたことがありませんとか、毎日ネットで悪口を書いていますとか。どうして彼らはカミングアウトされるのをのうのうと待っているんだろう。まるで自分たちにはカミングアウトすることなんて一つもないみたいに。カミングアウトは勇気ある行動だっていうなら、彼らもカミングアウトすればいいのに。 どうしてカミングアウトしないと、存在が認められなかったり、秘密を隠していることになるんだろう。まったく、嫌になることばっかだ。 テリッサはヴィクトリアの手をとると、そのまま元気な子どもが乗ったブランコみたいにぶんぶん大きく揺らし、にっこり微笑んで言う。 「ヴィクトリアには秘密なんてないよ」 わたしたちはできない! できないことはできない! 向いていないことはできない! 面白くない話に無理に話を合わせられない! 面白くない話は面白くないから! 自慢話に愛想笑いできない! すごいですねと相槌を打てない! 相手の自己顕示欲を満足させることができない! 場を丸くおさめるために謙遜できない! 自分を卑下できない! そうする必要はないから! それは義務ではないから! 「男を立てる」ことができない! 「三歩下がる」ことができない! 面倒くさいから! 馬鹿馬鹿しいから! 時間がすごく無駄だから! 性差別的な言動を許すことができない! 性差別的な社会を受け入れることができない! そんな人生はまっぴらだから! いい加減にしてほしいから! わたしたちはできない! したくないことはできない! わたしたちは絶対にできない! わたしたちは死んでもできない! それでもわたしは、街のいたるところに、若い時代と悲しみ、を見る。 空いた夜の電車で、リクルートスーツを着た女の子がドアにもたれかかって外を見ている、その無表情な顔がガラスに映っているのを見た時、若い時代と悲しみ、とわたしは思う。 スターバックスで、若いカップルが退屈そうな顔をして向かい合っている時、若い時代と悲しみ、と隣の席に座っているわたしは思う。 若い時代が人生で一番いい時だなんて、輝いている時だなんて、一体全体誰が言ったのだろう。たとえいい時だったのだとしても、それを教えてくれる大人は誰もいなかった。大人たちは、劣るものとして、わたしたちを扱った。大人たちに植えつけられた不安と劣等感に怯えている間に、わたしの体は老い、心は老い、若い時代は終わった。若い時代は悲しかった。あとずっとお金がない。

    0
    投稿日: 2025.11.06
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    あんまり好きではなかった 嫌な気持ちを綺麗に表しているけど、嫌な気持ちに触れたいタイミングではなかった

    0
    投稿日: 2025.10.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    どれも面白かった。 とくに「テクノロジーの思い出」が印象深い。 メロンソーダを出す機械から戦争という黒いテクノロジーに繋げた著者の感性に脱帽した。 しかし「男性ならではの感性」があまりにも凡作すぎて拍子抜けした。これを書いた作者がこの本に収録されている何十とある名作を書けるのかとその凡庸さに驚いた。 この短編についての著者の解説コメントを読むと「イラッとして書きました」と書いてあった。 怒りながら書くとこのような作品が出来上がるのかと思い少し納得した。

    0
    投稿日: 2025.10.02
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    最後まで読めず、ぱらぱらと気になったところだけを読み本棚に。 作者の伝えたいことをうまく受け取れず、 まだまだ理解力が足りないなぁと反省。

    1
    投稿日: 2025.09.13
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    面白かったーっ!日々を生きてて、うわ、これだるいなって思ったことある場面がちょこちょこ来て、共感がすごい その物を直接的に言葉に出さずに、でも頭にその物を思い浮かばせる、天才 さいこーっ

    0
    投稿日: 2025.09.05
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    正直よくわからない作品もあったけど、それでも全体がバラバラに感じなかったのは、ミソジニーを中心とする常識に対して、ユーモアを交えながら異議を唱えてる著者の姿勢が一貫しているからだと思う 読んでいて、自分でも気づかないうちに抱えていた価値観や視点にハッとさせられる瞬間が何度もありました 次はぜひ、長編にも挑戦してみたいです

    0
    投稿日: 2025.07.20
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    読み終わったリストに入れたものの、読了ならず… 色々なオマージュをきかせたような話や 扱うテーマがとっても独特なのだけど、革新をついていたり、あ、そうだよなぁなんで気が付かなかったんだろうと思うような事が書かれていてスラスラ読める、と言う感じではないが独特のユーモアと雰囲気で面白かった。 また別のタイミングに再チャレンジしたい! 女が死ぬ、とボンド が面白かった!

    0
    投稿日: 2025.07.08
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    米シャーリイ·ジャクスン賞短篇部門候補作『女が死ぬ』を含んだ掌編集 ページ数は209ページと少ないのですが、なんと53もの話が入っています 少しSFっぽい話やシュールな話も多く、普段読み慣れないジャンルだなと思いながら読んでいたけれど… 残り3分の1を残したところで挫折してしまった〜〜あ〜〜 でももう読めない!お腹いっぱい! フェミニズムが作品の根底にすべてはっきりと横たわっていて、かなり読む人を分ける本だなと思う 私は言い回しや表現がなんというか独特であまり好みじゃなかった (なんだか英文を無理やり日本語に訳したような違和感…日本語話者だと思うのに滑らかさの少ない文だった…) 前回読んだ、自分で名付けるが面白かったので期待しすぎてしまったのかも…

    3
    投稿日: 2025.07.03
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    この作者の方の言いたいことには大いに共感する。 だけど文体や言い回しが著しく好みではなくて、読み切るのがしんどかった 好き嫌い別れるかも

    3
    投稿日: 2025.04.07
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    表題作「女が死ぬ」(シャーリイ・ジャクスン賞候補作)ドキリとするタイトルは、兎角生きにくいと感じることが晴らされていくような感覚。色彩豊かな53篇の掌握世界を堪能。特に「水蒸気よ永遠なれ」の斬新さよ。端正な筆致に包まれた感性の宝箱。著者ひと言解説面白い。大好きなカレン・ラッセル『狼少女たちの聖ルーシー寮』翻訳の松田さんとあれば!と読んだらやはり好きな感性だった。「少年という名前のメカ」「星月夜」「みつあみ」「若い時代と悲しみ」などお気に入り。

    0
    投稿日: 2025.04.01
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    愛猫家としては「神は馬鹿だ」「猫カフェ殺人事件」がすごく良かった。「この場を借りて」もオチが良かった。「武器庫に眠るきみに」でシュンとなり、「男性ならではの感性」ではスカッとした。一冊で色々な気持ちになれる本だった。

    14
    投稿日: 2024.12.31
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    フェミニズム関連の作品が多い短編集 わりと直接的な表現で怒りのボルテージが強めな短編が多くて結構読むのしんどかった

    0
    投稿日: 2024.11.25
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    好き嫌い分かれそうな 作品だけど私は大好き ♪ 男性に読んでほしいと 切に思う。 噴火する前触れで黒い 噴煙を上げる、 女性という火山の火口 を間近に感じてほしい。 私はフェミニスト?と 聞かれたら、うーんと 考えてしまう立ち位置。 ウーマン・リブは賛成 だけど女性は護られて 当然という甘えは嫌い。 男性社会のなかで男性 の感覚を学んできて、 フェミニズムに対して 多くの男性が面倒臭い と感じるのも分かる。 同時に、多くの男性が 女性は護られて当然と 思ってることに違和感。 それって男性が強くて 女性は弱いという固定 観念が前提にあるから。 私はレディファースト に反対派。 なんてのたまってると どんどん面倒くさい奴 になるので独言は以上。 発想の斬新さが私好み。 特にワイルドフラワー の佇まいを象った、 短篇とも詩ともとれる 一篇がとても気に入り ました♡

    205
    投稿日: 2024.10.29
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    2024/10/08 会社の人が貸してくれた。5冊ぐらい一気に貸してくれたけど、これだけ中古じゃなかった。 自分じゃ短編集は選ばないから新鮮やった。 一番心に残ったのは「男性ならではの観点」類義語に若者ならではの観点がある。この世のおじさん達に読んでほしい。ここに栞(栞というかレシート)を挟むために他の本から栞を抜いたら読んでる途中の本やって悲しくなった。 著者ひと言解説おもろい。 「ボンドガール」はその意味をこの本で初めて存在知った。 「星月夜」は解説をみてやっと意味が分かった。 「神は馬鹿だ」猫かわいいね。 「女が死ぬ」そういう感じね〜って読んでたら途中から展開変わりすぎてついていけへんかった。 「この国で一番清らかな女」10歳ぐらいの子供が光ってた意味がしんどかった。 「人生はチョコレートの箱のよう」確かに!!ってなった。 「野球選手のスープ」意味分からんかったけど最後怖かった 「祝福のカーテン」大きいカーテンがひらひらしてるの見たい 「父と背中」最後の(息子を抱きしめている間だけは、父は息子に背中を見られる心配から解放されたので、息子は父に抱きしめられ、抱きしめられ、育ったからだ。)って言う所好き。 「リップバームの湖」今まで思ったことないけど分かる〜!!ってなった。この感想?を書くために全体を書いた。

    0
    投稿日: 2024.10.08
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    「あなたの好きな少女」が嫌いだ。「あなたの好きな少女」は細くて、可憐で、はかなげだ。がははと笑うような少女をあなたは軽蔑している。では、がははとわらう少女はどこへ行けばいいのか。 「女らしさ」が、全部だるい。身勝手な幻想から私たちの心身を取り戻す53篇の掌編集。 翻訳家、小説家の松田青子さんの、ジェンダーに関係するような話が多めの(関係ないものもある)ショート集です。 確かに「女らしさ」ってだるい。きっと男性にも「男らしさ」って面倒だと思っている人や、それ以外の性別の人にもそれぞれの面倒さがあると思うけど。 男性から理想化された「女らしさ」を嫌いだと思うと同時に、自分を構成する趣味、メイク、ファッション、所作などの女性性は好きだし、ある種の男らしさを強調されたアイドルや、アニメキャラクターなどに熱を上げる。女の子をほめる言葉は「かわいい」だし、悪気なく「○○なのに」なんて言ってしまったりする。 だれしもそういった、何かを型にはめてしまったりするところはどうしてもあると思うけれど、少しでもそんな偏見を取り払って世界を見れるようになると良いな。 ちなみに、文庫版には各作品について作者さんのひと言解説が載っていて、それもゆるくて面白いです。 折角なので、気に入った何編かについて私も真似してひと言感想。 あなたの好きな少女が嫌い……となると女子校って意外と楽園に近いところあるかもしれない。 バルテュスの「街路」への感慨……画像検索しました。 パンク少女がいい子になる方法/いい子が悪女になる方法……じゃあ妹のよく使ってる口紅ラスボスって名前だから、ダンジョン最奥で待っててもらおうかな。 TOSHIBAメロウ20型18ワット……こういう時めちゃくちゃある。 武器庫に眠るきみに……怖い。 履歴書……無為に生きてる人間だと心抉られる。 テクノロジーの思い出……ねるねる〇るねはテクノロジー 娘が恋人と別れると……女性の共感は愛情表現みたいなものだから……。 父と背中……これもまた深い愛情。

    18
    投稿日: 2024.09.22
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    めちゃめちゃおもしろかった ユーモアに溢れている ふふって笑えるものから全く訳わからないのまである 著者のひと言解説があるのも楽しかった

    1
    投稿日: 2024.08.20
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    男性ならではの感性とか、女が死ぬとか、履歴書とか、女性性の扱われ方に関して風刺が効いた短編が面白かった。他人に教えてもらうのではなくて、自分で「それっておかしくない?」と思える感覚を身に着けておきたいなと思った。 フェミニズムを感じる作品と一緒に色々な短編が入っていたけど、あんまりピンとこないものも多く‥作者のひとこと解説を読んで、実際の絵画を検索してみるなど、色々面白い体験だった。面白いものとピンとこないものの比率の結果、☆2に。

    2
    投稿日: 2024.08.04
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    先日新代田にあるエトセトラブックスに行って松田青子さんに関心を持ったので読んでみた。本全体にフェミニズムが通底している。 私はフェミニズム的精神をあまり持たずに大人になってきたけれど、自分自身がセクハラされたことがなくたって、物語のなかで男性主人公の成長のために女が殺されたり、「女性ならではの気遣い」が求められることにはて?って言っていいんだよなと思ったりした。 面白かったのは男性ならではの感性。

    0
    投稿日: 2024.07.30
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    ジャケ買いした本。 想像と180度違った。 短編集は苦手意識があって普段全然読まないけど 、久々に読んでもやっぱり苦手だった。 現実的な話ではなく、ファンタジーでシニカルでシュールな作品が多い。読みにくい。 最後にある作者の解説、作品の解釈は読者に委ねて欲しい派なので要らなかった。 作者が自分の作品について語るのは、なんか寒い感じがして苦手。 心に刺さる言葉や作品がなかった。

    3
    投稿日: 2024.07.22
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    短編集。女性活躍や、女性が働きやすい職場とか言われることの不自然さを男女逆転の世界で描く男性ならではの感性、はめちゃくちゃ分かるーってなって面白かった。あとはなんかこうしっくりこないというか相性が悪かった。

    2
    投稿日: 2024.07.18
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    詩みたいなリズムの文体がよかった。最後に作者からそれぞれの作品に一言解説があって、より親近感が湧いた。

    0
    投稿日: 2024.07.01
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    ブログの延長とショートショートで構成されている感じ。ちょっとだれてきたなーと思い始めたあたりでホモソ社会への強烈な怒りが弾けて目が覚めるので、クラシックのコンサートみたいだ。この作品は置いておいて、松田青子さんの長編小説が読みたいと思った。

    0
    投稿日: 2024.06.16
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    不思議な世界観の、まるで風刺画のような短編たち。 面白い中に皮肉もいっぱいで、ときどき怒りも感じる。 ものすごい感性だと思った。 松田さんが見ている世界をもっと知りたい。 小説でもエッセイでもないような、本当に不思議な体験だった。 風刺画を見ているようだったというのが自分で1番しっくり来る。 “どうしてカミングアウトしないと、存在が認められなかったり、秘密を隠していることになるんだろう" という言葉にはっとさせられたり、 子供たちのいる部屋を"武器庫"という表現で表すことで戦争の影を感じさせられたり、 女性が感じている違和感を色んな角度からこれでもかと見せつけられたり。 突然、“3年着ていなかったセーター"の視点で話が進み出して訳わかんない気持ちになったり。 全然うまく言えないんだけどとにかく好きです。 文体も好きです。 それから私も、猫を不死身にしなかった神は馬鹿だと思います。

    0
    投稿日: 2024.06.04
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    ショート・ショートな形式。 2、3話 面白かった(「男性ならではの感性」とか「星月夜」など)。ほかはイマイチ退屈だった。

    0
    投稿日: 2024.05.31
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    正直ハマれなかった。。 好きな話もあったから記録。 「あなたの好きな少女が嫌い」男の理想の少女が嫌いな話。 「You Are Not What You Eat」吐く話。 「この場を借りて」ヨーグルトの蓋の話。 「ハワイ」断捨離された三年着ていなかったセーターが天国(ハワイ)で過ごす話。

    0
    投稿日: 2024.05.07
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    おもしろい読書体験だった! 最後の著者自らのひとこと解説で、松田青子さん好き…もっと作品を読もうと心に誓う。 女性としてのつらさがあるなら、男性としてのつらさもあるはず。どっちも立場やら役割をふりかざさないで素直にしんどいわって言えるといいけれど

    0
    投稿日: 2024.04.14
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    凄く良かった。小説というか一冊のアートみたいな短編集。最後に著者のひと言解説が付いているのも面白い。 日々感じる違和感を直接主張するんじゃなく、こうやって芸術として伝えることができるんだと、ハッとした気分。

    1
    投稿日: 2024.03.28
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    「少年」最後の一言がきいてる。 「男性ならではの感性」 めためた面白い。 「ボンド」『でもしょうもない奴だったら絶対やんねー。』最高だな。

    0
    投稿日: 2024.03.04
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    「モヤ対談」で言及されていたので興味があって読んだ。 一部分からないのもあったけど、皮肉が効いていて読みながら笑ってしまった。 「男性ならではの感性」とか。

    1
    投稿日: 2024.02.19
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    まったく意味分からなかったのも、めっちゃ笑うのも、めっちゃ考えさせられるのも込み込みでジェットコースターみたいな読書体験。 まじで分からないって話があったから星3だけど、刺さるやつは星5すぎた。 みんなの感想見てたら私がよく分からなかった話に共感してる人がいたから、折々で読み返したい。

    2
    投稿日: 2024.02.02
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    天才がいた。 このひとの本、全部読みたい。 「モヤ対談」に出てきて知った本。 むちゃくちゃ面白かった。

    3
    投稿日: 2024.01.15
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    帯には「女らしさが、全部だるい。」と書いてありますが、そんな気持ちがこの作品を読んですーっと晴れました。 ショートショート。って面白い!奥深い! お気に入りの一文。 「この世には、何かで気を散らさないと、やっていられないことがある。」(「みつあみ」より) 特に印象に残った話。 「少年という名前のメカ」 「あなたの好きな少女が嫌い」 「お金」 「You Are Not What You Eat」 「ハワイ」 「男性ならではの感性」 「週末のはじまり」 「リップバームの湖」

    48
    投稿日: 2023.12.20
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    ショートで読みやすい。 全てに共感という感じではなく どれか刺さるものがある。という感じ。 男性ならではの感性が個人的には好きだった。

    30
    投稿日: 2023.12.14
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    サクサク読める短編たちだが、心には引っ掛かりまくる。共感度はまちまち。「男性ならではの感性」が可笑しかった。岸田首相が、女性閣僚に"女性ならではの感性"を期待する発言が批判を呼んだのが記憶に新しく、それを男性に置き換えるとモヤモヤもありつつ、女性に限定した物言いが改めて偏ったものであることがあらわになる。そんな世にしれっと居座る常識的なものを、おかしくないか?と疑わせてくれる一冊。

    2
    投稿日: 2023.11.04
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    星新一のショートショートのような、森絵都さんの「できない相談」のような、ピリッと辛いアクセントの効いた短編集。とても面白かった。 「男性ならではの視点」が特別キレがあって笑ってしまったが、後書き?を読んでさらに笑った。 ヴィクトリアの秘密が1番好き。話さなかったら隠してて、秘密なのか。そうじゃないよなあ。

    1
    投稿日: 2023.10.19
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    初の松田青子さん。せいこさんではなく、あおこさん。短編集。「バルテュスの「街路」への感慨」で、笑い、「水蒸気よ永遠なれ」で、目が点。

    0
    投稿日: 2023.10.04
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    様々な構成や視点の文体が並ぶのが面白くて、章ごとに興味を掻き立てられる。視点は偏っているようにも思えるが、素直な筆者の叫びとして、リズミカルに疾走する文体にのって、こちらに届く。筆者がそれぞれの章を書くことになった経緯を走り書きしたような後書きも、楽しい

    1
    投稿日: 2023.09.04
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    楽しかった。面白かった、よりも、楽しかった、が私にはぴったりの読書時間だった。好きなのたくさんあるのでひとつひとつは語れないけど本当にたくさん好き。やっぱり私短編とかショートショート大好き。 持続可能な魂の利用、今度読む(メモ)あと神は馬鹿だ。間違いない。

    5
    投稿日: 2023.07.03
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    もっと真面目なフェミニズム的なやつだったらどうしようと思っていたが、違ってよかった。 「ボンド」が最高。Qが好きな人の気持ちもわかる。

    1
    投稿日: 2023.06.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「あなたの好きな少女が嫌い」、「この国で一番清らかな女」、「男性ならではの感性」が好きでした。そして著者のひとこと解説が最高です。「男女共同参画におすすめはコレ」みたいな紹介をされていました。男性が読んだらどう思うのか、女性が読んだらどう思うのか、分かれそう。建設的に感想言い合ったりできるといいなと思う本です。

    1
    投稿日: 2023.06.05
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    比喩皮肉が多用されていて、短編集なのに深い。 ジェンダーを風刺したり、日常の出来事に鋭い意見を書いているので、この人は何かに怒ってるのかな?と思いながら読んでいたけど、最後に各話への一言コメントが書かれていて、そこで少しほっこりした。 とにかく面白かった。また別の作品も読んでみたい。にしてもかわいい表紙の割に冷めた文章だなーと思った。

    3
    投稿日: 2023.03.15
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    面白かった 解説求む!ってとこ多かったけど自分なりに考えてあだ名を使って読む感覚が新鮮で文学の醍醐味を味わった。 女が死ぬというタイトルに惹かれて購入したけど他にもあなたの好きな少女が嫌いとか、男らしさってやつが好きだった。ああほんとそうだよなぁって思いながら、もっと自由に生きようと思った。

    5
    投稿日: 2023.02.25
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    文庫本の帯で紹介されていた「あなたの好きな少女が嫌い」の文章がカッコよかったので読んでみました。 「あなたの好きな少女が嫌いだ。あなたの好きな少女は細くて、可憐で、儚げだ。」 うん,確かにあなたの嫌いな少女が好きです。 捉え方が少し類型的な気がするけど、シニカルな視点が魅力の掌編集です。 巻末に収録された、著者本人による全53話のひと言解説と照らし合わせながら読むとより面白いです。 いろんな視点をお持ちのようですが、ジェンダー以外の作品は切れ味が劣る事が多い気がするのが残念。 ざっと他の人の感想を見て、誰も褒めてないけど「TOSHIBAメロウ20形18ワット」にいちばん共感しました。僕にも囁いて欲しい。こういう事ってよくあります。

    7
    投稿日: 2023.02.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    後ろの著者ひと言解説を読みながら 読みすすめると読みやすいかも… 最後の3分の1が面白いが  中盤は良くわからず胸糞悪くなる 言葉遊びをしているような感覚 若い時代と悲しみがお気に入りです。

    0
    投稿日: 2023.02.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    英米文学の翻訳家でもある松田青子さんの、奇想×フェミニズムショートショート集。 いちばん好きなのは帯裏にも引用されている『あなたの好きな少女が嫌い』かな、読みながら自分が少女だった頃を思いだしてムカムカしてきた。そういえば、華奢で守ってあげたくなるような体型の少女にとてもなりたかった。そうなれれば愛されるのに、とか思ってたな。子供のころスイミングで鍛えた割と厚い胸板を恥ずかしく思っていたっけ。老け顔なので、中年のコスプレにしかみえないセーラー服姿に絶望して恋愛を諦めたり、若かったとはいえあほらしい。でも、いじらしい。少女だった自分にそう思わせた「何か」を、ほぼ憎んでいる。あほだったので抗えなかったのだ。 少年にも違う「何か」があったのだろうけれど。お互い、吹き飛ばせたらいいよね、そんなもの。 松田青子さんの「怒り」と、リンクできたら、それはそれは得難い読書体験になると思う。 リンクできなくても、いちいち発想が面白いので、ショートショート好きには一読の価値あるかと。 ❇リンク、というより、ただ単に触発されただけ、といったほうがいいかもしれません。 訳わからないこと書いていたらすみません。

    45
    投稿日: 2023.01.20
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    短編のオムニバス 女が死ぬってタイトルの短編が一番良かった。全体を通して面白かった。 世の中のフェミ的にあれ?ってどうなの?モヤァっとするものを痛快に切っていってくれたように思う そして猫は正義なのです

    1
    投稿日: 2022.12.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    確かに黒波以外の綾波ってこうだ…という第一話から心を掴まれました。自由な短編集、どれも面白かったです。 猫を讃える2篇や、「バードストライク!」みたいになにこれフフッ…となるのも好き。 「武器庫に眠るきみに」はいつ読んでも怖いと思いますが今読むととても怖い。 ベティ・デイヴィスさん検索しました。AKIRAのキヨコ演じさせたかった気持ちもなんとなくわかりました。 松田青子さん読みたいと思っていてようやく読みました。楽しいだけではありませんが楽しかった。他の本も読みます。

    2
    投稿日: 2022.11.13
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    面白かった! あっけらかんとした物言いが楽しい。表題になっている「女が死ぬ」はやっぱりよくて、「ペニスにしろヴァギナにしろ、あんな変な形のもの、グロテスクでしかないし、そう認めて何が悪いの。だいたいさ、自分の体にグロテスクな場所があってもいいじゃない。(中略)それで、お互い、変なものがついてるな、って、それで良くない?」の台詞が納得できすぎて楽しい。 あと「We Can’t Do It!」が、男を立てるとか三歩下がるとかの女性が自分を下に見せる仕草について「わたしたちはできない! したくないことはできない! 馬鹿馬鹿しいから!」って勢いよく言ってるんだけどこれも最高で、時々読み返したいなと思った。

    2
    投稿日: 2022.08.21
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    五十三の掌篇集 全体的な傾向としてフェミニズムやミサンドリーものが多い印象を受ける 面白かったり、色々と気になったのは以下 ・少年と言う名前のメカ ・ボンド ・女が死ぬ ・ハワイ 断捨離で捨てられた物達の天国 ・この国で一番清らかな女 ・ミソジニー解体ショー ・男性ならではの感性 ・少年と言う名前のメカ 物語の定番の主人公の周囲で、心身が傷ついた人たちのフォロー 序盤の老夫婦のあたりは笑っていられたけど、後半のあたりはちょっと苦い思いを感じる ・ボンド とある共通点の女性たちの集い シリーズ化したゲストヒロインものは似たようなものになりがち 島耕作もこれに近いものがある でも、「男はつらいよ」だと、様々な女優さんが毎回とっかえひっかえ出てくるけど、寅さんは結局振られてまた足袋にという展開なのでちょっと違う ・女が死ぬ 表題作だけあってクオリティが高い 物語の定番展開への疑問 言われてみると、余命ものは大抵女が死ぬw その他、何故か女性があれこれする展開が定番で、男女逆パターンは少ないのに気付かされる でも、この書き出しにしてはオチがちょっと私にははまらなかった もっとナンセンス系のオチでも良かった気がする ・ハワイ 断捨離で捨てられた物達の天国 消費社会への警鐘なのか? ・この国で一番清らかな女 穢を知らない女性を娶りたい王族の話 オチは予想できたけど面白い ・ミソジニー解体ショー もう完全にミサンドリーじゃん、これ ・男性ならではの感性 職業名の前に女とか女流とか女性という冠をつけることに関して、男の場合はつけないとよくフェミニストが主張しますよね そんな普段何気なく受け入れている表現の男女を逆にした場合の違和感 こうしてあからさまな文章として読むとおかしい事がよくわかる そんなフェミを感じさせる作が多い中、所々に挿し込まれる猫好き要素がたまらん あと、最後に載っている執筆背景を読むと、それぞれの作の印象もまた変わる この作家さんは今の世の中では生きにくい人なのだろうなぁと思ってしまう でも、そんな事をきっかけに作品に昇華できる能力はすごい

    0
    投稿日: 2022.08.17
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    表紙が我喜屋位瑳務さんのイラストだ!となり購入 はじめの話、少年という名前のメカから ぐーーーっと惹き込まれ あっという間に読んでしまった一冊 ポップな感じもありつつ 固定概念をボロボロと叩き壊してもらえる感覚

    0
    投稿日: 2022.08.15
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    この人は天才なんじゃないか、というのが頭によぎる短編。 面白いという表現はちょっと違うような気もするが面白かった。

    0
    投稿日: 2022.07.18
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    「あなたが好きな少女が嫌い」 男社会で生きてると、どうしても気に入られようとヘラヘラして、ニコニコして、心のどこかでは女性として強くいたいと思うけど、社会でうまく生きていくにはそういう女でいないほうがうまくいく。でも、強い女でいることと、ニコニコヘラヘラすることが矛盾してるわけじゃないよね。男性だって愛想がいい方が好かれるし。ただ、愛想がない男性と愛想がない女性、もともとどっちもそういう性格だったとしても、男性ならそういうヤツなんだよって受け入れられるけど、女性だとアイツは無愛想だからな!って悪いことみたいに言われちゃうよね。うまく言葉にできないなー、こういうちょっとした違和感って言われた人だけにしか感じることができないんだよね。とにかく、世の中の理想像っていうのが男性にも女性にもあって、でもそんなのもっと無くなっていけばいいのになって思う。 「男性ならではの感性」 ふだんは気にもしない、「女性目線で」「女性ならではの」という言葉、男性に変わるだけでとてつもない違和感を感じてしまう。男尊女卑がひどかった元彼に読ませて感想きいてみたかったな〜。偉いおじさんとかにも読ませて感想きいてみたい。

    0
    投稿日: 2022.07.15
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    フェミニズム短篇集  ジャケ買ひ。  作者による解説にも少し書いてあるが、どの掌篇も思ひつきの域を出てゐないと思った。  文体はフラットだ。「水蒸気よ永遠なれ」など、実験的効果を狙ったかも知れない掌篇もある。でも、それは筒井康隆などが先駆してゐることで、奇をてらっただけの印象だ。  作者をしらべたら、フェミニストだとわかって納得した。小説からフェミニズムが浮いてゐる。  ツイッターで作者は《村上春樹は男のファンタジーですよね。そんな都合いい女がいてたまるかとたまにイラッときます。》と書いてゐて、村上春樹へのアンチテーゼもあるのではないかと思った。

    0
    投稿日: 2022.05.18
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    「少年という名前のメカ」の衝撃はなかなかのものだった。少年という最強アイテムを用いたのは慧眼だと思う。「少女」でも「母」でもダメ。「少年」だからこそ、私たちが全面的に受容している価値観がひっくり返る。 気持ちいいほど価値観がグラグラ揺らぐ。もっとひっくり返してくれー! どんな愛さずにはいられない最強アイテムでも、ダメなところと表裏一体だってこと。やりすぎやヒロイズムがはた迷惑。 だけど、それがなけりゃ面白みもなかろう。 グレーゾーンにこそリアリズムがあるのだな。 「あなたの好きな少女が嫌い」「女が死ぬ」「男性ならではの感性」どれも皮肉が効いて小気味いい。 たくさん短編が収録されていて、玉石混淆ではあった(笑)その緩さもまたいい。

    3
    投稿日: 2022.05.17
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    「男性ならではの感性」が印象的。 読んでて違和感というかなにか気持ち悪い。 男性的、男性にとって、男性の権利。 これが現実では、全て「女性」に変わるからだ。女性的、女性にとって、女性の権利。このことに違和感を感じず生活していることが気持ち悪い。 なんで男性だと違和感があって、女性だと違和感を感じないのか。あ〜気持ち悪い。くそくらえ。

    1
    投稿日: 2022.05.17
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    面白い。松田青子さんの脳みそ、面白すぎる。 前情報無しに読んだから、この本はひたすらに女性性への嫌悪感や不平等さがテーマの長編物語が描かれているのかと思っていた。 そしたら短編集で、1番最初の「少年という名前のメカ」を読んで、あ、すんごいユーモアのあるファンタジー系?(語彙力がないから何て表現したらいいか分からない)なんだ!おもろ!ってなった。 私が好きなお話は、ナショナルアンセムシリーズ、神は馬鹿だ、まとめ、反射、この国で1番清らかな女性、履歴書 特に「まとめ」は就活生の私にとって救われた。私の今の劣等感・焦燥感・虚無感、諸々を代弁してくれた。 友達におすすめしたい本だし、この本を面白いって思える友達が好き。この本に登場する文化作品や俳優をちゃんと検索したら、一層笑えた。物事をこんな角度から見て、こんな風に想像して妄想して、物語にするなんて楽しいなあ、羨ましい。ほんとに些細なことでも、ふふって笑えることがいーっぱいあるんだよな、そういう感度高めで生きていきたい。(語彙力)

    0
    投稿日: 2022.05.13
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    「あなたの好きな少女が嫌い」「ボンド」など、クソみたいな現実に中指を立てて、フィクションの中で自由を謳歌する女達がとても良かった。 掌編集なので、思い立った時に読めて旅行のお供にぴったりでした。

    0
    投稿日: 2022.05.02
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    こんなユーモアに溢れたフェミニズム小説をずっと読みたかったのです。 基本的にポップでいきいきとした文体で、とても読みやすかったです。新鮮な視点で展開する作品やユーモアに振り切った作品、少し不思議な作品や痛快なフェミニズムが光る作品。発想の自由さに感動しました。 仕事の休憩や憂鬱な通勤時に、ストレスなく、少しずつ読めたことが嬉しかったです。 裏表紙の「一話読むたび心の曇りが磨かれる」という言葉に偽りなしです。

    1
    投稿日: 2022.04.10
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    各短編について著者の一行後書きがついていたので、こんな状況だったんだな、こんな思いだったのね、とか分かって答え合わせできてよかった。 女が死ぬ、表題作がよかった。個々の名前やストーリーに関わらずメタ的にとらえて類型化される、そういう批評めいたことを何も言わずに淡々とそして皮肉を込めて女が死ぬ、女が傷つく、女がレイプされる、と言われると確かにそうだな、と思う。

    0
    投稿日: 2022.03.14
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    2022年2月 面白かった。掌編集で1番短いのは1行?みたいなのもあるんだけど、全部面白かった。 著者ひと言解説もよかった。読んで、解説を見たら、あーそっちかー!みたいになるのもある。でも最初に感じたことも一つの読み方で、著者のひと言解説で著者の意図を想像しそれを踏まえた作品の印象を味わうというのも読み方。1つで2度美味しい。

    1
    投稿日: 2022.02.28
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    今日この日に「武器庫に眠るきみに」を読んだことは忘れない 翻訳文学を読んるような気持ちになったが松田さんは英文学出身なのね納得 表題みたいな、わ!っとくる一文が上手やなと感じた 人生はじめてのテクノロジーの味はメロンソーダだ。とか。素敵 どのお話もおもしろかったのにこの帯はダメ、本全体の印象が変わる(悪い意味で)

    0
    投稿日: 2022.02.26
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    好きそうなところから読んでる。途中。 「女が死ぬ」「We Can't Do It!」「男性ならではの感性」「履歴書」「フローラ」「父と背中」「若い時代と悲しみ」が個人的によかった。 「男性ならではの感性」は、全人類読んでと思ってしまう。 表紙がすごく好き。

    1
    投稿日: 2022.02.19
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    読んでいる=吸収している状態なのにアウトプットしたくなる、アイデアがどんどん出てくる作品。 最後に解説ページがあるので、そちらを読むと面白さ倍増だと思います。 ストーリーの大半で皮肉が効いていて好きでした。 特に「あなたの好きな少女が嫌い」「女が死ぬ」「男性ならではの感性」が皮肉効きまくってて好きです。 個人的には「星月夜」や「パンク少女がいい子になる方法/いい子が悪女になる方法」、猫は素敵シリーズも好きです。 「星月夜」元々ゴッホのこの作品が好きなのですが、こういう視点も好きだなぁと思いました。 「...になる方法」化粧品の品番って素敵ですよね。 「猫は素敵シリーズ」猫は幸せでなくてはなりません。

    0
    投稿日: 2022.02.18
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    不思議なお話がたくさん入った短編集、超・短編集。 一番最後に著者から「どういう時に・思いで書いたか」など解説ページがあり、そこを読みながら進めてもおもしろい。 短編ながらも絶妙に皮肉がきいている。 ちょっと変わっていて不思議な本でした。 また読み返したいとか思うほどはハマらなかったけど。 タイトルから勝手に、期待値を高くしすぎてしまっていました。

    0
    投稿日: 2022.02.03
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    『女が死ぬ』読了。 2、3ページで終わるような短編集でした。面白かった!!ユーモア溢れていて、思わず爆笑せずにはいられないものもあって、腹筋壊れた。笑。 表題作が一番面白かったわ…。 意味がわからない内容も多々あったけど、あとがきに親切にも作者の意図が書いてあって、それも面白かった。 読んでいる途中、あとがきの作者に指示され、読書を中断してスマホの画像検索をするとは…為て遣られた感 まー、そういうのも面白いと思うわ。斬新すぎる。めちゃくちゃ新感覚な短編集でした! 2022.1.26(1回目)

    13
    投稿日: 2022.01.26
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    *星3つ相当です 1時間弱で読了できるボリュームです。 タイトルが際どいのでどうしたものかと思っていましたが、中身はなかなか面白く、シニカルで、今っぽく、自分にはとても良かったです。 アニメ「AKIRA」が大好きなのでベティデイヴィスの話、それから女と男を入れ替えて書かれている話がささりました。気軽に手にとれて、特段気分が良くなったり悪くなったりもないので朗らかに付き合える本、という感じです。星

    0
    投稿日: 2022.01.16
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    自分では選べないような本がほしくて 酔った友人に何か選んでとお願いした なんとなく目に入った というので選んでもらった一冊 ショートショートというか 短い題材の文章がいろいろ あんな発想で、こんな切り口で、不思議な本 巻末についている著者の一言を見ながら 読むのが面白かった

    0
    投稿日: 2022.01.08
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    初松田青子 短編というか、ベリーショートショートというか。 思考回路が面白い。 少年という名前のメカ  シニカル ボンド ボンドガールたちに笑笑 女が死ぬ  何かが起こる動機として TOSHIBAメロウ20形18ワット わかるそれ そして何より、猫は最高なのだ!

    14
    投稿日: 2021.12.30
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    女が死ぬ、というタイトルから想像されるような話だけではなく、戦争やファストファッションへの批判、動物保護と取れるような話まで、多岐にわたっていて面白かった。とりとめがなくてわからない話は、巻末の作者の一言を読んでもよくわからなくて、気分で書いたんかな、という感じがした笑

    1
    投稿日: 2021.12.29
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    短編や詩やフレーズのオンパレード。切実なはずなのにポップに昇華しなきゃやってられない、わたしたちに寄り添うおまもり。

    0
    投稿日: 2021.12.28
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    タイトルと表紙がいい感じだったので衝動買い。 例えになってないかもしれないが、ビレッジヴァンガードに置いてありそうな本。要するに、ちょっとシュールな小説で、かわった小説を読んでみたいという人にはオススメできるかも。 個人的にはアリだった。作者さんの筆力はかなり高いと思う。意味不明な展開にも関わらず、なんやかんやで小説になってしまうのだからすごいの一言に尽きる。 特に面白かったのは「ベティ・デイヴィス」という作品。 ストーリーは、とある男女が霊媒師を日本にまねき、ベティ・デイヴィスという映画女優を口よせしてほしいと依頼する。ベティ・デイヴィスを口よせする彼らの目的は……。 その目的があまりにもアホすぎて、声を出して笑ってしまった。実在した女優とのことなのでGoogle検索したけど、「うーん、たしかに」と唸ってしまった。とにかくアホすぎ。でも面白い。 この作者さんの、もっと普通の作品が読んでみたいな。

    0
    投稿日: 2021.11.23
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    最後のページの作者の一言を読みながら、本編を読むのがおすすめです。 知らずに読んでたから不可解な感じになってしまいました…

    1
    投稿日: 2021.11.22
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    フェミニズム版星新一ショートショート集といった趣。 軽妙で暗くならずにすらすら読めるのに、皮肉はぐさっと的確に性差別を刺している。

    0
    投稿日: 2021.11.11
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    なにこれ死ぬほどおもしろい…!! ボンドガールの会合とかなにこれ(語彙力 痒いところに手が届くというかなんというかモヤモヤイライラしてきたことをこんな小気味良い言葉で刺してくれるなんて神様かとおもった。 図書館でみかけて借りたけれどこれは後で忘れずに買おう。(メモ

    5
    投稿日: 2021.11.10
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    予想外な展開が詰まった短編集。皮肉のきいたお話「少年という名前のメカ」「男性ならではの感性」や、見た瞬間真っ白さに驚いてしまうもの。ホラー展開にゾッとするもの。表題の短編も、性的偏見?への批判を描いていて衝撃的な一作。色んなテイストでかかれたお話に半ば振り回されるように読み終えた後、作者の軽い「物語説明」を読んで、もう一度本編を読み返すと、また違った味わいがある。二度美味しい短編かもしれない(*´-`)

    3
    投稿日: 2021.10.24
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    こういう超短編集は、よくわからない。 おもしろいのもあるが、おもしろくないのを読むと微妙な気持ちになる。 あといわば骨組みだけをがっとさらす作品は好みじゃないんだなぁとも感じた。

    0
    投稿日: 2021.10.23
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    短編集!! とくに好きな!おきにいり!!! ナショナルアンセムの恋わずらい 女が死ぬ 英作文問題3 男性ならではの感性 若い時代と悲しみ

    0
    投稿日: 2021.10.07
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    誰もが知らず知らずのうちに他人を型にはめ、異性を型にはめている。そんな自分の中にある無意識の偏りに気付かせてくれる1冊。男性に読んで欲しい。

    7
    投稿日: 2021.10.05
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    中々にシュール。世の中を一つの方向で見てみるとこう言えるんだなぁと、感心させられる。 女が死ぬ、この国で1番清らかな女、娘が恋人と別れると、男性ならではの感性。

    0
    投稿日: 2021.10.03
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    TOSHIBAメロウ20形18ワット P103 週末のはじまり P185

    0
    投稿日: 2021.09.25
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    タイトルに惹かれて買いました。 この作品を読み始めて思ったのは、絵でいうと印象派のような作品だなということです。短編集のような感じで、読みやすいですが、個人的には抽象的な文章ですっきりしませんでした… ただ、最後の方にある「脈が死んでも文は死なない」という言葉はこの作品を通して納得させられました!ぜひ読む人にはこの言葉を念頭においてほしいです。 新書や小説のような文章から異なったものを読みたい!っていう人におすすめです。普段と違う文章が読めたのは本当によかったです!

    0
    投稿日: 2021.09.15
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    短編集……というのかな。小説らしきものもあれば一言だけの編もある。巻末の他人の解説とかなくて「著者ひと言解説」というのがあり、各編を書いたきっかけとかがわかるのが面白い。 たくさんの短編(便宜的にそういっとく)があるなか、この著者やこのタイトルから期待するのはやっぱりフェミ的なもので、「少年という名前のメカ」「あなたの好きな少女が嫌い」「男性ならではの感性」「履歴書」なんかは期待に違わず。とはいえ、「少年という名前のメカ」でいう一般的な「少年」なるものは悪気ないんだからしょうがないじゃんねぇとも思う。ひいては最近の男性非難のよくある文脈だとも思うんだけど、こんなふうに無神経や無邪気であることを責められることが多くてちょっとかわいそう。そこまで神経張って異性をおもんばからないといけないだろうか。女性たちが自分たちがそうしているんだからと面倒なことを求めてるようにも思えるんだけど。女性たちが男性たちみたいに無神経・無邪気に振る舞えばいいのに……っていうと、男性たちがそれを許さないというのでしょうけど。まさにベティ・デイヴィス曰くの「男がやるとほめられる、女がやると非難される」ってやつ? ほかのテーマでは「ナショナルアンセムの恋わずらい」とか面白かった。全体的に物事をちょっと違った視点から見ることの面白さ(楽しいっていうだけじゃない面白さ)。

    0
    投稿日: 2021.09.14
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    「女らしさ」が、全部だるい。天使、小悪魔、お人形・・・「あなたの好きな少女」を演じる暇はない。好きに太って、痩せて、がははと笑い、グロテスクな自分も祝福する。一話読むたび心の曇りが磨かれる、シャーリイ・ジャクスン賞候補作「女が死ぬ」を含む五十三の掌篇集。『ワイルドフラワーの見えない一年』より改題。〈特別付録〉著者ひと言解説 フェミニズム関連の本を読んでいるとよく名前を見るものの実はまだ一冊も読んだことがなかった松田さん。うーん、視点は面白いと感じたけれど、全体的に掌編集という形が好きではなかった。入り込めず。「男性ならではの感性」は良かったな、皮肉なんだけどすごくすっきり頭に入ってきて納得できたし、さすがだなと思った。あと全体的にボンドガールとかもそうだけど、知ってる人だけが分かるエピソードが大抵私には分からなくて、いまいちピンとこなかった。言ってることは分かるけど。ヴィクトリアと友達の関係が好き。

    0
    投稿日: 2021.08.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    女性なら、フッと笑ってしまったり、スカっとしたり、よくぞ描いてくれた、と思うことが散りばめられている。けれど、これを男性が読んだとき、どんな風に思うのだろうか。 反発するのだろうか。女の嫌な面を見てしまったと思うのだろうか。それとも、そもそも何が問題なのか分からないのだろうか・・・せめて女が何を言いたいのかには気づいて欲しい。反感を持ったとしても、きっといつもニコニコしているアナタのそばの女性たちもこんな風に思っている人が沢山いるのだと言うことには気づいて欲しい。 以下おもいきり抜粋(ネタバレ)です。 ーボンドー(これは男性にはお薦めできない苦笑) 「ねえねえ、そんなにいいの、ボンドって?」 「うーん」「まさか、そんなこと聞かれるとは」 「・・・・・正直な話、なんだこんなもんかってわたしは思ったわ」 「でも、まあ、悪くないふりをしたわよ、それはね、だって相手はボンドなんだから」 「あの、やらなくてもいいんですよね?」 「もちろん、そうだけど、でもどうして?」 「いくら何でも、皆簡単にボンドと関係を持ちすぎではないかと思うんです。愛情からならまだしも、油断させる目的で関係を持つ時もあって、でもそういうやり方は古いんじゃないかと。愛情にしても、毎回毎回ボンドも軽くないですか。そろそろわたしたちの美しさを、もっと別の方法で打ち出していくべきじゃないかと思うんです」「わからないけど、一回やっとけって」「いいから、いいから、やっとけって」「そのほうがハクがつくでしょ?」「減るもんじゃないし、やっとけって」 「真面目な話、それはやっぱりやっておいたほうがいいのよ。やらないとね、見てる側も肩透かしをくった気持ちになるし。」 ーあなたの好きな少女が嫌いー(でもこれはお互い様な面もありますよね。女が好きな男像も男性は嫌いかもしれない) あなたの好きな少女が嫌いだ。あなたの好きな少女は細くて、可憐で、はかなげだ。間違っても、がははと笑ったりはしない。 あなたの好きな少女が嫌いだ。あなたの好きな少女は弱くて、非力で、不器用だ。困ったやつだなあと、あなたはあなたの好きな少女を庇護してやらねばと言う気持ちにかられる。親でもないのに。 あなたの好きな少女が嫌いだ。あなたの好きな少女は、我がままで、自由で、子猫のように移り気だ。また、あなたの好きな少女は、そのような特質を備えつつも、あなたの言うことだけは素直に聞き、あなたの思い通りになる。 あなたの好きな少女が嫌いだ。あなたの好きな少女は、センスが良くて、前途有望で、いろいろ教えがいがある。教えてあげるのはもちろんあなただ。あなたは知識のすべてを総動員して、少女を教育したいと思う。学校の先生でもないのに。 (まだまだ続きます、、、) ー女が死ぬー 女が死ぬ。プロットを転換させるために死ぬ。話を展開させるために死ぬ。カタルシスを生むために死ぬ。・・ 女が死ぬ。彼が悲しむために死ぬ。彼が苦しむために死ぬ。彼が宿命を負うために死ぬ。彼がダークサイドに落ちるために死ぬ。・・・ 女が結婚する。話を一段落させるために結婚する。そのままなし崩しでエンディングに持っていくために結婚する。・・・ 女が妊娠する。新たなドラマをつくるために妊娠する。新たなキャラクターをつくるために妊娠する。・・・ 女が流産する。恋人たちに試練をあたえるために流産する。そう簡単に幸せになっては中だるみするので流産する。・・・ 女がレイプされる。彼を怒らせるためにレイプされる。彼の復讐心に火をつけるためにレイプされる。・・・ 女が死ぬ。ストーリーのために死ぬ。・・・ 我々はそれを見ながら大ききくなる。もう別に何も思わないし、感じない。そもそもたいして気にしたこともないかもしれない。大きくなった我々は、その日映画館を出る。 ーWe Can't Do It!- わたしたちはできない! できないことはできない! 向いていないことはできない! 面白くない話に無理に話を合わせられない! 面白くない話は面白くないから! 自慢話に愛想笑いはできない! すごいですねと相槌を打てない! 相手の自己顕示欲を満足させることができない! 「男を立てる」ことができない! 「三歩下がる」ことができない! 面倒くさいから! 馬鹿馬鹿しいから! ーこの国で一番清らかな女ー ある国に、この国で一番清らかな女と結婚したい王子がいました。処女であることは言うに及ばず、自分以外の男にはどこにも触れられたことがないぐらいの女でなければいけないと王子は思いました。/王子はとうとう思い付きました。科学技術に頼るのです。/王子が作ってもらったのは、一度でも性的に触れられた場所が発光して見える特別な眼鏡でした。/清らかそうに見える若い女たちも必ずどこか光っています。ほうら見たことか。王子は悦に入り、右手で去れと言う合図を出し続けました。/年齢と比例して体の光っている場所も増えましたが、十歳に満たない少女でさえ、どこか光っていることに王子は驚きました。この国の女たちは堕落している。王子は嘆きました。王子は、性的に触れられると言う行為に、強姦や痴漢、性的虐待など、いくつかのバリエーションがあることなど思いつきもしませんでした。仮に知っていたとしても、王子の結論は同じだったでしょう。その女は清らかではない。ただそれだけのことです。 ー男性ならではの感性ー 男性ライターが男性ならではの感性で提案した男性向けの商品は、世間に驚きをもって迎えられた。/ この時流に目をつけた急進的な男流作家たちは、これからは男の時代であると、男性誌で連載しているエッセイで次々と取り上げた。/男性ならではの感性など信用できるかと渋い顔をしていた経営陣も、これには態度を軟化させるしかなく、男性ならではの感性も捨てたものではないというスタンスに徐々に移行していった。/男性ライターの成功は、社会に様々な変化をもたらした。「男性の感性的にはどう?」「男性ならではなの感性が我々には欠けているのでは?」「ちょっと待ってください。男性の意見も聞きましょう」/講演やトークショーの依頼も舞い込んだ。「男性が書くということ」「男性にとってキャリアとは何か」「男性の権利を考える」質疑応答では「男性が働き続けることのできる社会についてお考えをお聞かせください」「男性の理想の職場とは?」「男性の結婚と仕事の両立は可能だと思われますか?」/その後も、男性ライターと男流作家が何をつくり、何を書いても、それは男性性ならではの感性ということになった。男性ならではの感性にまとめられた。なんだかすべてが馬鹿みたい。別々の場所で、別々のタイミングで、男性ライターと男流作家は思った。

    5
    投稿日: 2021.08.16
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    ユーモアとウィットと、強烈なシニズムに満ち溢れた掌編集。 終始淡々とした語り口が妙にクセになる。腹が立ったこと、疑問に思ったことをこうも淡々と描けるものか。 痛快で、爽快で、気持ちよくて、でもしんどすぎて心が泣く。心が叫ぶ。心が死ぬ。 この物語でカタルシスするということは、まだその物語が現実に存在するから。 表題作「女が死ぬ」や「男性ならではの感性」などメッセージ性の強い作品はもちろんだけれど、間に挟まれるユーモラスな掌編たちもとってもすき。世界の切り取り方や視点がどれも独特で、ただただため息。 巻末の「著者ひと言解説」もたまらなくすき。本文と解説とセットでぜひ。 松田さんはフェミニズム問題に限ったわけではなく、日常生活での違和感や疑問を発見するのが上手だ。流されてしまいそうな場面でもきっと流されない強さがあるなと思う。 フェミニズム作家、というラベリングは野暮だね。 * 「少年と言う名前のメカ」 初っ端から飛ばしますね。物語の主人公である少年、脆く弱く身勝手で、成長するために周りを傷つける少年。に、傷つけられた描かれない人たち。 * 「女が死ぬ」 シャーリィ・ジャクスン賞ノミネート作。 ストーリーのために、結婚し流産しレイプされ死んでいく女。 自分の体のキモい機能について。 * 「TOSHIBAメロウ20形18ワット」 全力で同意。 * 「この国で一番清らかな女」 〝こういうことやぞ〟という著者解説がすべてだなあ。そういうことやぞ。 * 「男性ならではの感性」 女性ならではの、女性の視点で、という、仕事依頼が多かった著者が〝イラッとして書〟いた作品。 * 「週末のはじまり」 こういうのほんとすき。 * あとは、「娘が恋人と別れると」の著者ひと言解説がよいです。 * ナショナルアンセム〜

    0
    投稿日: 2021.08.08
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    掌編集。毒入り。 ふだん感じる小さな違和感を、スルーせずに突っ込みまくった感じ。普通は 憚って言わないんだけど、じゃあ普通って何? ていうね。

    1
    投稿日: 2021.08.04
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    私が常々感じていたことを、バッッッサリと言ってくれた。もう、気持ちが良いくらいに。 私だって、好きな服を着て好きな髪型をして好きなアクセサリーを付けたかった。だけど求められたものと違うから、出来なかった。あの時の私を救ってくれた。 あれもこれも全部脱ぎ捨てて、裸足で駆け出したっていいんだよ、と、そんな気持ち。 最後の一言解説が最高。

    1
    投稿日: 2021.07.31
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    パンチ力強めの掌篇集。 どの話も発想が奇抜!鋭い視点で語られているのが 面白いし、ハッとさせられます。 特に、私達に刷り込まれているジェンダーイメージをバッサバッサと斬っていくような話では、読んでいてよくぞ言ってくれた!とガッツポーズしたくなります。 固定概念に対する多少の皮肉も込められていて、 自由で挑戦的な話が詰まっています。 掌篇集って初めて読みました。 少し不思議で斬新で、楽しい。 

    4
    投稿日: 2021.07.22
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    気持ち悪いものを気持ち悪いと表現してくれていてスッキリしたし、皮肉が効いてて面白かった。「女が死ぬ」「ヴィクトリアの秘密」「男性ならではの感性」が特にお気に入り。

    0
    投稿日: 2021.07.14
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    最近読んだ本の中でもすごく面白かった! 今年一番面白いかも。掌編集で、めちゃくちゃ短いのも結構あり。 ちょっと笑えたり、ナルホドーと考えさせられたり。 同じ言葉(主語)を繰り返しながら畳み掛ける系の話が特にリズムを感じてすき。 ヨーグルトの話が一番笑った。 ボンドガールのもすきだな!

    0
    投稿日: 2021.06.30
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    ・神は馬鹿だ 猫の毛並みは一生ふわふわであるべき。 ・ワイルドフラワーの見えない一年 自分から発信しないと自分をわかってもらえないのは不思議なこと。 よくわからない話から、くだらすぎてクスッとする話、マイノリティや性差を考えさせられる話などなどどれも感性がすごいな、と感心する。

    0
    投稿日: 2021.06.22
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    作者の独特の世界観や創作としての視野の広さに驚かされる。不思議な世界観に浸りながら、無数の物語を味わえるのはとても贅沢に感じられた。タイトル通り、ジェンダーについて触れている。女性ならではの苦痛や苦悩が描かれている。読み終えてから、女性だけの視点ではなく、様々な視点を持つことができたらなあと思う。違った立場になった場合、果たして同じ考えを持てるのか。まだまだそういった経験が足りないのを強く感じる。だからこそ、いろいろな立場になれる小説を読み続けているのかもしれない。 バルテュスの『街路』を見てから、この作品を読んでみると、おもしろいかも。じぶんは、作者の言葉でふふ、と笑ってしまった。確かに、パンが長いなあ、と。 一部嘔吐描写があるので、苦手な人は、お菓子をつまんで飲み物をちびちび味わっている時に読むのはおすすめしない(飲食していないときにもまざまざと想像してしまった自業自得なじぶんを殴りたい)。 著者のひと言解説は読んでいて面白い。 『この人の目に映る日常は、ほかの人のそれとはきっと違ったはずだ。でも彼女の目に見えた世界を、彼女の絵を通して自分も見たのだから、これからは自分も世界が違うように見えるかもしれない。それってすごいことだ』

    1
    投稿日: 2021.06.15
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    シャーリィ・ジャクスン賞ノミネートということ、Twitterで紹介されていたのをきっかけに読む。あまり詳しくないのだが、アンソロジー「居心地の悪い部屋」やケリー・リンク「マジック・フォー・ビギナーズ」など最近のアメリカの小説のスタイルで書かれたショートノベルのよう。ステレオタイプを列挙してひっくり返すような、批評的要素の大きい描写で、表題作の導入部分などそういう面で面白いのだが、もうひとつ突っ込んだ「味」やオリジナリティについては、前掲のアンソロジーなどの作家と比べるとやや乏しい。スタイルに流されてしまっている面がおおきいのかもしれない。

    1
    投稿日: 2021.06.12
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    よく分からんものも多数あったけど、我々を苦しめてきたバイアスよさようなら!って感じで気持ち良かったです。

    1
    投稿日: 2021.06.09
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    松田青子さんの好きな物や人たちがちりばめられた奇想の数々にハッとさせられる。こんなに見たことないアイデアばかりの掌編集はなかなかないと思う。 作品によっては結構フェミ感が強くて、男性には男性の辛さもあるのでは?と感じたところもある。 だけど女性であるだけで背負わされる苦痛や屈辱の重さを晴らす目的を考えると、これくらい皮肉たっぷりに怒りをこめて、しかもひとひねりして洒脱に書いてくれる小説は絶対必要だと思う。 特に「少年という名前のメカ」「ボンド」「男性ならではの感性」が好きだった。

    8
    投稿日: 2021.06.05
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    「週刊少年ジャンプの各漫画一話が山手線一駅分の量に設定されてる」みたいな、一つの話が短い掌編集(ショートショートよりも短い話を指すんですね) なので、ミントタブレットを口に入れるかの如く電車待ちの空き時間で一話ずつ読んでいく。 掌編に馴染みがないので、瞬間芸みたいなのもあり戸惑いつつスラスラと読んでいく …そのうち、気軽に読むとなかなかそぐわない「言葉が先行して印象が固定されてしまうモノについて、ジェンダーのこと」などのテーマに触れてくる。(タイトルからしてそうなんですが) コレがなかなか頭の中に残り続ける。(お土産でもらった海外のミントタブレットでなんの味かはよくわからないけど残る…) 表題作の「女が死ぬ」を読み、あぁコレは私も男で、このタイトルとあらすじに惹かれて買ってよんでしまったのは、もう「女性」についてのテーマの中にその時点で取り込まれているな…悪いことをしたような気分になる。 「おじさんが死ぬ」「少女が死ぬ」「少年が死ぬ」「男が死ぬ」だったら読んでたかな…読んでたか そのうち出てくる登場人物の名前も、男なのか女なのか何を持って判断したらいいかわからなくなったりしてる。 概念を逆さまにしたり、言葉の意味が変わるまで変化を加え続けたり 巻末にある著者の「一言解説」に答えを求めてしまう自分が悲しい。でも解説が面白かったりする。新鮮な体験でした。 「ワイルドフラワー」と「若い時代と悲しみ」が別の話なのに繋がっているように読めた。 読んでから 他の立場に立つことを考えてる。 女の描く男、男の描く女、それも古くてLGBTも含めたり、白人の描く黒人、黒人の描く白人、地球人の描く宇宙人、宇宙人の…

    35
    投稿日: 2021.06.03