
総合評価
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いくらなんでも限度がある
主人公に対する作者・原作者の偏愛があまりにも酷すぎる。他異世界転生作品でもここまで酷いものはないというレベル。 自らを「レンちゃん」と呼ばせ、モブの男性には主人公に対し「ムネ…」「お○ぱい…」「可愛い…」としか言わせず、何かにつけてくどすぎるサービスシーンを挿入し、主人公の親友に「途轍もなく可愛い!」とまで言わせる。もう作中のほぼ全てが主人公を活躍させるための舞台装置、どんだけ自分が生み出したキャラクターが好きなの(原)作者は…。 主人公の前世は研究者のはずなのに、何でもありの創造魔法とはいえ家を丸々作るなんてのは序の口。主人公を活躍させる、主人公に見せ場を作るために、前作研究者なのに「居合を習っていた」、前作研究者なのに「サバイバル研修を受けていた」、前世研究者なのに「あらゆる料理に精通」、前世研究者なのに「サークル活動をしていた」、前世研究者なのに「良家の人間が驚くくらいテーブルマナーに精通」、こういった設定をその場その場でどんどん付け足していくため、主人公の前世がただの研究者どころかとんでもない超人になっている。 ストーリーについても同様。主人公が女性に好意を向けられるシーンでは「なんとこの世界では同性婚ができるのだ!」、主人公が仲間に字を教えるシーンでは「なんとこの世界の文字は日本語なのだ!」と、突拍子のない設定をどんどん付け足す。しかも所詮はその場の思い付きで付け足しただけに過ぎないため、そのやっつけ設定が今後の展開に活きる事は殆どない。 また、主人公は「前世も今世も人付き合いが苦手」という設定なのに、出会うキャラクター達と問題なく関わり、普通に良好な関係を築いている。そこに上記の付け足した設定群が加わり、矛盾だらけでとっ散らかったキャラになってしまっている。剣は全く駄目で「根本から向いてない」と序盤で描写したにも拘わらず、前世で居合を習っていた事にして刀を持たせる、この辺は本作のメチャクチャ加減の筆頭だろう。 あとサービスシーンを大量に入れてくるわりに、それには必要不可欠な画力が微妙。塗りや背景等は問題ないが、基礎デッサン・人体ポーズの描き方がすこぶる下手。特に12巻57Pは作画崩壊レベルでおかしい。作中で散々胸がどうこう描くわりに、左右の大きさが違っていたりやたら垂れていたり垂れてなかったりとおかしすぎる。 折角サブキャラが増え、物語が動いて面白くなってきたのに、主人公へのあまりに過剰すぎる偏愛と、それによる設定の散らかりが残念で仕方がない。勿体ないなぁ…。
0投稿日: 2023.02.12
