
総合評価
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powered by ブクログジェンダー論は初めて触れるから、この著者2人がどういう立場なのかよくわからなかった。もう少し他も読んでみる。言葉が強いし偏見と言われてもおかしくない主張もあるかな、、笑 女だから生きづらいと思ったことはあまり無いけど、それはこれまで声をあげてきてくれた先人たちのおかげなんだと思う。 それでもまだジェンダー間の不均衡や差別はあるはずだから、男女関係なくどんどん声をあげていくべき。「あと、これって実はおかしいんじゃない?」って疑う心も大事。 「大学4年生の春休みバックパッカーで東南アジア2ヶ月くらい一人旅してたんすよ!」って人たまにいるけど、たぶん男だからそのノリで行けるだよなーって内心思っちゃう。もちろんリスクは男女共にあるし、女性バックパッカーもいるんだけど、でも、やっぱり男性の方が気軽に行けそうでいいなぁと思う。繁華街を夜一人で歩いてもここまで警戒はしないのかなぁとか考えちゃう。これって性別による機会損失なんだろうか。 自分の周りには少なくても、女性差別で苦しんでる人はたくさんいるのかもしれない、超凡庸な感想だけど世界を知ることも大事。
0投稿日: 2025.09.30
powered by ブクログ2人の会話形式で進むので読みやすい フェミニズムという概念について自分で勉強しようとしないとふわっとした理解しかなかったということを思い知らされるが、タイトルの通り入り口を提供してくれる本だと思う 上野先生の言葉はイメージ通り鮮烈で興味深く読み進められる 田房さんの漫画やイラストも可愛らしく読みやすい
0投稿日: 2025.07.27
powered by ブクログ社会の流れ自体を簡単に変えることはできなくて、幼い頃から刷り込まれて教育されるものに今すぐに抗うのは難しいし、上野千鶴子先生が生涯をかけて戦ってきても社会には微々たる変化しかない。だからそこに期待するのは難しい。 その上で、「個人的なことは政治的なこと」と言う言葉の意味を深く捉えて理解し、自分が変えたいと思う目の前の人を変えていくこと、そして自分自身が考え続けて変わることが求められるのだなと思えた本だった。 余談だが、通学電車内で読もうとしたら何度か気まずくて本を閉じてしまった。電車内で安心して読めるほど私も社会に安心し切ってはいないらしい。
0投稿日: 2025.05.22
powered by ブクログ団塊世代の母親からの「手に職をつけろ」という言葉と同時に「結婚しろ」と言われるダブルバインド・二重負担の構造が、自分が生きられなかった人生を託しながら、自分の人生を否定しないでほしいというメッセージがあるというのを読んで、そういうものに自分たちは縛られていたんだなあと妙に納得。 そして、恋愛結婚し「男を見る目がなかった」とぼやく自分の母を見ながら、「お母さん、あなたの不幸は夫を変えても変わんないよ」「それは人格や関係の問題じゃなくて構造の問題なんだ」と10代で思った上野千鶴子はやはり賢い人だったんだな、とも。 読後の感想を一言で言えば「何はともあれ、わたしはわたしでいいんだし、これからも自分らしくいよう」ということと「生きていく中で、違和感感じたり、モヤモヤしたことを考察し、その上で伝えたいと思ったら口にする自分は日本社会で浮いていると思っていたが、そんな自分を否定するのはやめよう」ということ。
0投稿日: 2025.03.02
powered by ブクログ▼「女ぎらい」という上野さんの本を読んでいて。そういえば、この本を前に買って読んでなかったなあ、と思い出して。こっちを先に読みました。 ▼フェミニズム入門、ということでいうとこっちのほうが読みやすいですね。ただ一方でフェミニズムというのが、「弱者が弱者のままで尊厳のある生き方ができるという理想」だとするならば、そんなに構えなくてもいいのでしょうが。 ▼単純に、割と身近な?上野さんの時代や、その親の時代、つまり日本の近代以降の女性の具体的な生きづらさ、経済など、切れば血が出る具体的な「不利益の歴史」みたいなものが口語的に語られるのが非常に分かりやすかった。 ▼やっぱりこっちが男性なせいか、そういうのって、ついつい意識の外で見逃してしまっていたんだなあと改めて。「男はつらいよ」とか言ってる場合ぢゃないですね(笑)。おもしろい本でした。
9投稿日: 2024.12.27
powered by ブクログ読み進められなかった 「フェミニズムってなんなのかそういえばよく知らないな。上野千鶴子さんってたしか第一人者のような方だよな」と思い借りた本。 フェミニズムそのものを知らなさすぎて、概要について知りたかった自分には話が個別的すぎた印象。 また対話形式なのだけど、パワーバランスが書面越しでも伝わってくる。 聴く側の窮屈さというか、気の使いようがひしひしと伝わってきて辛かった。
0投稿日: 2024.12.15
powered by ブクログ【全体の所感】 対話形式で、わかりやすくかつ自然に時系列に沿って、社会の動きやフェミニズムの歴史について学べる。フェミニズムの歴史や知識に留まらず、男女・親子関係、社会における物事の捉え方に新たな学びが得られたし、とても読み応えのある一冊。 上野さんの、男性社会や現代人そのものに対する不満は正直過激。発言内容はもちろん、言葉遣いにいわゆる「配慮」もないので(「エリート女」「股開く」「」などなど)強すぎる印象もある。上野さん自身が既婚男性とも付き合ってきた経験(つまり不倫相手だった)があって、それを少し得意気に?話す部分は悪印象。フェミニズム云々ではなく、人間としてかっこよくなさすぎる。 社会学のような学問は多くが否定から入るからこそ、研究者は自分の正当性を主張するために、自分以外の派閥や以前以降の時代を批判するイメージだけど、上野さんはまさにそれすぎて語気が強すぎると感じた部分は少なくない。 【メモ・感想】 社会のA面B面の話はわかりやすい。女が結婚や出産を通して、強制的にA面(表社会)→B面(家族、生活そのもの)に移動、あるいは行き来しないといけなくなるという話。一方で男は家族ができてもA面だけに居ることができる。 理想(改善策)として、男も女と同じようにAB面を行き来するような社会が語られているように思うけど、個人的には、AB面の境界線が薄くなるような社会を作るという方向もあるんじゃないかと思った。 それこそ昔の商店街のように、店をやりながら子育てをして、商店街内で手助けし合うような社会。自営業が少なくなって、夫婦共働きでも基本的に別々の場所に働きに出る昨今では難しいのかもしれないけど。 傷ついたり葛藤したりする労力を避けるために、夫に育児などの不満を直接言わず、それをSNSでグチることで解消する。 = 修羅場を回避することで、変化よりも不満をとる。でも根本的解決には至らず、その不満はまたすぐ溜まる、の繰り返し 「一日子どもを預けることに対してする信用のない男と、セックスして子ども作ったのかよ!」今自分が付き合ってる相手と結婚した時に、この言葉言われないようにしよう… 一流企業に花嫁候補として採用された女子にとって、逆に会社は花婿探しの場でもあり、「自分には男を見る目がないから、会社が選んだ男が確実なんです」と言う女子がいたらしい。 →今より大企業勤めのブランド力が高かった時代の現れでもあるし、結婚が当たり前だった時代には勤め先=結婚のための舞台でもあったといえる。 →「すでに出会う前の段階で選別が行われてるってこと。その中で誰を選んでも大差ないのよ」 「優等生こそ、親のやらせたいことに応えられてきちゃったから、嫌なことでもある程度できてしまって、いざ自分のやりたいことを問われると分からない。」今社会人二年目。やりたいことがわからなくなっている自分に刺さる。 「親から子への条件付きの愛」 その条件は親によって違うから、子は選べない立場で生まれてきたその場所で、まずは(無意識でも意識的でも)親の期待に応えないといけない。親からの条件があまりに高すぎたり子に対して合わなかったりすると、その親はいわゆる毒親に見えるんだけど、きっとすべての親子関係に何かしらの「条件」はある。 独身の自分にとっては、やっぱり障害児より健常児がいいとか当たり前に思っちゃうし、親にはやっぱり子を選べるという自覚と望む条件があるんだと思う。 とにかく不快に思うことには声を上げて行かなきゃいけない。それが多数派であれば、いずれその声は大きくなっていくはずだし、少数派であれば自分の中で落としどころを見つけるしかない。実は多くの人が感じていることでも、声を上げなければ多数派にはなれないどころか、そもそも問題として顕在化しないままかもしれないし、もちろん社会も変えられない。 「性暴力は女性問題ではなく男性問題であって、あなたたちが自分で考えるべき問題だ」 激しく同意!いじめをする側される側の話にも置き換えられる。性暴力もいじめも、現状被害者が声を上げることで、それが社会問題と認識され、解決のために動き出しているけど、本来なら加害を加える方に問題があるのだから、加害者が取り組まなければいけない問題のはず。 でもどちらの加害者も権力的に優位に立っている場合が多いから、そもそも問題を大事には捉えていなかったり、解決のための腰も重かったりする。 天皇の「一生お守りします」発言をけなしたのはちょっとなあ…。もちろん「守ってもらいたいなんて思ってねーよ!」って言いたい女の意見もわかるけど、自分と婚姻を結ぶことで天皇一家という特殊な環境に身を置いてもらうから、その責任は必ずとるっていうポジティブな意味でしか捉えてなかった。天皇一家こそ日本の古すぎる体質をそのものだから、そこは進化すべきだと思うけど…。 異性愛はとどのつまり「異性に対して恋愛感情を寄せ、性的な欲求を感じる」というヘテロセクシュアリティの歴史が、私たちの身体に染み付いているから。一方でゲイやレズビアンの人たちはモデルなき性愛を自分たちで開拓しなきゃならないから大変。 →自分は違和感なく異性愛者でいるから、同性愛者の感覚がどうしても想像できなくて、否定する気持ちは無いけど理解ができていなかった。でもこの言葉を読んで、自分の感覚はただ歴史を背負わされているだけで、異性愛者ではない人たちはその歴史ではなく別の歴史を背負っているか、背負う歴史がないから今自分たちで作っているんだって思った。それは性愛だけじゃなくて、あらゆる発明にも言えることで「ただそれだけ」の違いなんだ。多分同性愛者=どこから生えているのかわからないって認識だったのが、そこに歴史がある(今作っている)と気づくことで、「存在するもの」として認識できたんだと思う。 フェミニスト同士の戦いもある。 無罪判決が出た性暴力事件の判例きもすぎ。 新しく出てきた価値観は、すでにある価値観の中で解釈されてしまう。 →フェミニスト=男性の立場に女性が並ぶことではない。それは結局男性基準(すでにある価値観)でしかない。目指すのは女性が女性のまま尊重される社会の実現。 →しっかりとしたイメージはできてないけど、つまり全く新しい価値観の浸透が必要ってこと?男に追いつくんじゃなくて、今男は男のままで不自由なく生きられているのに、女は女のままだと不自由だから、そのままで生きられるように環境を整えるべき、みたいな? 男が男であるが故の不自由(徴兵制とか)を訴えるなら、それはそれで訴えればいいだけの話で、女性の生きやすさと対立するものでは無い。 右翼の女性たちの、「自分の弱さは女性の被害者性を認められないこと」ってのわかるなあ。「自立した女性」に憧れてる自分もこの感覚に近い。でもこれって結局、自立=男性なんかに頼らなくてもいい=男性と同じような立場を目指してるってことだから、フェミニストとは違う。フェミニズム(フェミニスト)は、被害を受けている弱い立場であることを認めて、弱い立場のまま尊重され生きられる社会を作ること。
0投稿日: 2024.12.05
powered by ブクログ女の選択肢は増えたけどそもそもが男社会。これを当たり前として育てられたら、自分に不都合でもない限りその偏った構造に気づけない。不都合がある者、つまり女ばかりが声をあげるから、フェミニズムは偏った考え方だと非難されやすい。 私もフェミニズムについて理解しきれていない。この本に書かれていること全てに賛同できるというわけでもない。ただ日本のジェンダーギャップ指数の低さは日本人全員が恥ずべきことだと思う。そしてそれをもっと問題にしていくべきだと思うし、男女共に考えていかなければいけない。フェミニズムは女性だけの問題ではない。正直、日本はジェンダーギャップ指数が低いですと言われても、でしょうねとしか思わなかった。この諦めみたいなものを多くの人が感じていると思う。まずはフェミニズムについて正しく理解することから始めたい。
7投稿日: 2024.11.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
初めての上野千鶴子さんの対談本。 田房永子さんは漫画で知っていたので、ちょっと身近な感じがして、手にとれた。 以前、世界からみたフェミニズムについての本を読んでもいまいちピンとこなかったのは、私が日本の近代史を知らなかったからだと思った。世界の潮流と日本の潮流は、会うときは会い、離れているときは離れている。 日本の、次の世代につながらないフェミニズムの構図は教育のせいだと思った。 「自分の中にあるミソジニーと闘い続けてきた人をフェミニストと呼ぶのよ。」という上野千鶴子さんの言葉で、私はフェミニストではなかったと気づいた。 ただの女尊男卑。 ミソジニー 「男にとっては『女性蔑視』、女にとっては『自己嫌悪』」 私は自己嫌悪とは仲良しなほうだと思うけれど、そこまで徹底してできているかと言われるとできていない。 フェミニストがカッコいいなと思った。 この本で知った、エマ・ワトソンさんのHe For Sheも見て、フェミニズムの行き着くところは、弱者が弱者のままで存在意義のある状態へ、そしてそれは男性的であらねばと強がっている男性たちを救えることでもあるのだと、心底感心した。
4投稿日: 2024.09.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
対談形式でわかりやすかった フェミニズムのスローガン「個人的なことは政治的なこと」 「ウィークネスフォビア(弱さ嫌悪)」弱さを認めることができない弱さ フェミニズムは女が女であることを愛し受け入れる思想。 社会のA面とB面をいったりきたりしないといけない女性、A面にいつづける男性。
1投稿日: 2024.07.24
powered by ブクログ申真衣さんのフェミニスト表記に興味をもち、オススメされてたこの本を読みました。 社会的な偏見や個人的な偏見がクリアになり、より自分に忠実な概念を大事にしたいと思いましたわ。
0投稿日: 2024.03.17
powered by ブクログ(2024/03/07 2h) 田房さんの漫画『母がしんどい』は以前Kindle Unlimitedで既読。 ゼロから〜と冠しているものの、田房さんは真っ更な状態じゃなくってフェミ系雑誌の責を負ってたりしてかなり身内寄りな気がした。 純粋に上野千鶴子から教えを賜るって言うよりも、田房さんの毒親談も絡めた対談で、読む前に思っていたよりも対等な形式。 ちょっと強めの意見や「それは過激すぎでは…わたしの考え方とは違うな〜」って反発を感じつつも、新鮮な気持ちで読めた。 強い言葉には心がささくれるというか、泣きそうになったりもした。強い女性2人の意見にトゲを見出してしまった。 わたしはフェミニズムをなんとなく嫌悪していて、 自分のことをミソジニー寄りの人間だと思っていた。 最後の上野さんの言葉には救われたかも。 女である自分を受け容れるためのフェミニズムという考え方はいいな!
7投稿日: 2024.03.07
powered by ブクログ女であること。それだけでなんでこんなに息苦しいのだろうと思っていて、その息苦しい感じをなかなか言語化できないでいたが、家父長制度の話や日本の女性に関する歴史を知ることで、理解できた。面白かった。整いつつあると見せられてる出産と子育てと働く女性のための制度と、その裏に隠れてるたくさんのこと。A面B面という考え方に、納得。世代を理解するって大事だなと思う。
0投稿日: 2024.02.27
powered by ブクログ少し前にコテンラジオの「性の歴史」で女性の人権が認められるようになってきたのは歴史的にもつい最近だと聞いたことと、本書で団塊の世代以降の母や女性の姿が語られていたことがリンクして、自分の母や義母や妻や妹や娘たちも思い浮かべながらリアルに女性の気持ちを想像することができた。 お互いに踏み込まない、気持ちをぶつけ合わない夫婦は結婚をナメている、そのツケは子どもに回されるというのは、確かにそうだなと思った。妻の話ちゃんと聞かないとならないし、伝える努力を怠るべきでないと思った。 それと、良くも悪くも社会の変化は極端だなと実感する。一昔前は主婦の女性が一般的だったことに対し、今では場合によっては主婦が軽んじられたり肩身が狭い雰囲気になることもある変化に、気持ち悪いものを感じる。 主婦か働くかとか、結婚するしないとか、子を持つ持たないとか、本来無意味なはずの分断が女性同士の中にもあって、それが場合によっては本丸の問題から視線を逸らすために意図して作られた分断であったりもする ということに対し、注意深く生きていないとならないと思った。 全体を通して、女性の人権のことは男性の自分としてはとっつきにくいというかあまり触れないでおこうと思いがちな難しい問題であることは否めないのだけど、自分が歴史的に既得権益を持っている側であり女性にはそれがないということをきちんと受け止めて、健全な人権社会の構成員になろうと思った。少なくとも無神経にハラスメントを撒き散らすオヤジにはなりたくないと思った。
0投稿日: 2024.01.23
powered by ブクログ【琉大OPACリンク】 https://opac.lib.u-ryukyu.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB25640331
0投稿日: 2023.10.04
powered by ブクログmemo 今の世代は政治への運動の成功体験がないから運動を起こせない。どうせやっても無駄、活動家のTwitterでの意見にいいねして気が済んじゃう。 保育園の無償化っていいものだと思ってたけど、そうすると競争率が高まって子供を入れられた親と入れられない親で分断が起きる。争わないでいい、同じ立場なのに。本当は無償化の予算で保育園を増やすことが大事。
0投稿日: 2023.07.04
powered by ブクログフェミニズムについて。対談形式なので分かりやすいし、田房さんもほぼ初心者だから分からない言葉は上野さんが解説してくれるし、入門書としてはとても読みやすい。 田房さんの父親が田房さんに「長男的な役割を求めていた」という部分で、私の父もそうだ!!と腑に落ちまくった。父は典型的な女性蔑視人間なのに、私を東京に行かせたのはそれが理由だったと思う。 それにしても女性を取り巻いてきた、今も取り巻いている環境は本当に劣悪で、おそらく多くの女性も何が問題なのか気づかないままでいるということを考え出すと気が遠くなる。 私の元夫は自分ではフェミニストと名乗っていたけどおそらくフェミニズムについて何にも理解してないし、何なら家事育児は女の仕事だし、私の仕事を見下していた。腹立つ。 「個人的なことは政治的なこと」 「男のミソジニーは女性蔑視で女のミソジニーは自己嫌悪」 「男を代表してごめんなさい、って言ってくるフェミに寄り添ってますアピールがすごいヤツは腹立つ」 などなど、名言が多かった。
2投稿日: 2023.06.05
powered by ブクログフェミニストに対する理解度が深まった感覚。ホモソーシャルな社会に所属している自覚って、こんなにも意識の表層には出てこないものんだなと気付かされる。 「一人一殺」の夫婦関係って身に染みる。価値観が断絶してしまっているところがデフォルトなんだから、責めあって罵り合うのが成長には必要なんだな。諦めたふりして逃げてちゃダメだわな。
1投稿日: 2023.05.29
powered by ブクログ・団塊の世代(47〜49年生まれ)が生まれたのは、工業化によって次男以降が千葉・茨城・埼玉で仕事を見つけ、所帯を構えられたから。 ・日本で女性解放運動(ウーマン・リブ)が起きたのは1970年代。大学闘争も1970年代。 ・男性は、男性であるだけで既得権を持っている。男性は社会のA面にいられる。
0投稿日: 2023.05.14
powered by ブクログ図書館で借りたもの これは、手元に置いておきたい一冊 弱者は弱者であることを だれよりも知っているが、 強者が強者であることを、自覚して 存在している人が この世にどれくらいいるのだろう 世代や時代の変化で 変わっていることもあるだろうけれど 三世代に渡る育ちや教育が根付いているのが まだ、今だなって思う気持ちが この本で、合致がいった。 歴史を知るって、たいせつ
2投稿日: 2023.04.07
powered by ブクログ田房永子さんという漫画家の女性が、上野千鶴子御大にフェミニズムについて教えてもらうという内容の対談本。上野先生は言わずもがなだが、田房さんも、とことんまでフェミニズムをやり切ってる人で、知識がそんなにあるわけではないのに、既存の概念とかを独自に自分の言葉で発見してたりして、すごいなと思う。けど上野先生が嘆いてる通りで、そんなことは半世紀も前から言ってるのにってことを、今初めて発見しましたみたいな顔で言われてもねっていうのはある。「巨人の肩の上に乗る」って言葉があるけど、先人達が切り拓いてきた知見や概念を学べば、その部分はショートカットしてそこからスタートできるのに、スタート地点からやり直してたら人生が何回あっても足りないよね、と。先達がやってきたことが、若い世代に全然継承されてないし、私たちも知らないで来ちゃってる。上野先生に、先生は漫画描けないの?って聞いた子がいたんだそうな。ごめんね芸がなくて、と上野先生は答えたらしいけど、たしかに先生の本は難しいのよ。やっぱりそういう意味で、田嶋陽子先生の功績は大きいし、今彼女が再評価されてるのは喜ばしいことだ。田房さんとかアルテイシアさんみたいな表現ができる人っていうのはすごく大事なのかもしれない。大学で学んでないからとか、専門家じゃないからとかで萎縮したりせず、どんどん発信していってほしい。 メモ ・母親は、自分が生きられなかった人生、諦めた選択肢を娘に託すが、一方で自分の人生を否定するなというメッセージを発する。ダブルバインド。 ・個人的なことは政治的なこと。夫の背後にあるのは男社会。だからとことん夫と交渉する。一人一殺。 ・裸になった途端に、数千年の男と女の歴史を背負って向き合う。恋愛は大脳でする。 ・フェミニストがやってきたのは「名付け」。名付けをすることで、経験を定義づけできる。感情は言語化しないと経験にならない。 ・フェミニストはミソジニー。フェミニズムは自分と和解するための戦い。ミソジニーは男にとっては「女性蔑視」、女にとっては「自己嫌悪」。 ・借りてきた言葉。輸入物の概念。「どこで生まれたものであれ、使えるものは何でも使えばいい」ガヤトリ・スピヴァク
0投稿日: 2023.04.06
powered by ブクログ対談なのて、読みやすかった。「フェミニズムは弱者が弱者のままで尊重されることを求める思想です」「フェミニズムは女が女であることを愛し、受け入れる思想」という。 不平不満を体の中にためこんでおくのでなく、吐き出して、社会を変えていこうという意気込みが必要なんだ。 そうする勇気を持たなくてはいけないんだな。
0投稿日: 2023.03.22
powered by ブクログ歴史の部分が分かりやすく学べた。んーまだまだ私自身、フェミニズムについてよく捉えられてない。でも、ある世代の母娘関係あるあるが毒親になりがちなところとかは気になる。何故そうなったのか、これから何を目指したいのかよく学び、掴みたいな。ミソジニーについて学びたいと思います。女ばっかの職場ってやだなって思うのも、ミソジニーなのかな?!
1投稿日: 2023.03.14
powered by ブクログフェミニズムってなんでしょう。 フェミニストって一部のよくわからない団体なの? なんで今、フェミニズムが話題なの? 田島先生がTVタックルで叫んでたのを見てたあの時代の女性も2020年を生きる女性も、女性を取り巻く環境はさほど変わっていない。 周りにはいろんなオンナがいる。 世間から見たら家庭を放って夜中に遊びまわる母親はとんでもない母親。父親は例外。 オンナだからって仕事出来ないとか言われたくないんです!なんて言って結婚したら専業主婦になるオンナ。 そのへんの事を女性2人が痛快に語ってくれるこの一冊。対話で書かれているのですぐ読めます。 すぐ読めるけど、グッと掴まれる感はないかな。 フェミニズム最初の一歩におすすめ。
0投稿日: 2023.03.12
powered by ブクログすんばらしい本であるし、 この方が東大の学長になったということは、日本の最高学府もまだまだ捨てたものでない、という気がした。 股を開いて一人一殺!!
0投稿日: 2023.02.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
上野先生の名前は昔から知っていて賛否両論あったので、ウキウキしながら読んだ。 色々と、目からうろこなこともあったけれど、特に印象に残ったのが、「源氏物語などの古典テキストを読んでいて、知っているから」「恋愛を恋愛と認識出来る」というのと同じぐらい、セクハラやDVという単語が輸入されたから、私たちはセクハラをセクハラと認識出来る、角度を変えると洗脳されていると言う問題。 言われてみれば、何を持って恋愛とするのか、前例がなければ、私たちには恋愛が自覚出来ない=恋愛出来ない、していてもしたと認められないという問題だった。 では何をして恋愛とするのかというと、本の中では源氏物語とかから始まる古典テキストになるわけで、すると、恋愛の中には当然、マザコンロリコン、強引なノウハウ、のぞき、果てはショタとかそれも入っちゃう、不倫はガンガン入っちゃう、一夫多妻制も入っちゃう、何でもかんでも入っちゃうんだねえ、なるほど、恋愛って不潔だ……とまで考え込んだ。いやこれは私の感性なんだけど。 すると、清潔な恋愛というのは一体なんだろう、そういうのを、純愛というんだろうと思うけど、フェミニズムって純愛は好きなのかな。好きという言い方も、変かもしれないけれど。 それと同時に、外国では事実婚というのが多いそうだけど、私は何にも考えずに結婚といったら法律婚しかあり得ないと思って実行した世代で、それで特に不満もなかったけれど、事実婚というのがどういう制度で、どういうふうに法律婚と違ってくるのか、それを知りたいと思った。 事実婚の人というのを、確かにリアルで見かけたことがない。漫画の中で、手作りせっけん作ったりする人として描かれているのを、見た事はあるけれど。
1投稿日: 2023.02.11
powered by ブクログLEAN INを読んだとき、女性の権利を声高に伝える団塊世代の時代があったから、今がある。になるほどと思った。 この本で、団塊世代の前は家父長制で、女性の役目は固定。 団塊世代はタテマエ平等になり、だから子どもへの期待へ流れ、毒親が増えたという話に納得。 私たち世代は、子どもに自分に正直で、自分らしさを大切にしてほしい。どんな大人になっていくかな。 先輩方が伝えてきたから、今がある。 私も、モヤモヤを言語化し、対話していくようにしよう。うやむやはダメだと思った。 まずは夫や身近な人ときちんと対話しよう。 非難ばかりな内容なので、星は2つ。もっとポジティブな感じがいい。
0投稿日: 2022.10.14
powered by ブクログ結婚、子育てに関わるすべての人へ。 結婚、子育てをナメてないか。家族と本気でぶつかってるのか。そんな問いかけがある1冊。 もちろん、フェミニズムについてもわかります。 人によっては物足りないかもしれません。
0投稿日: 2022.10.10
powered by ブクログ参議院選で、とあるフェミニストの方のSNS投稿を見るうちに興味が湧いて、導入編として読了。 「フェミニズム」という言葉が流行する前から 奔走していた上野先生による近代女性史。 対談形式なのでとっつきやすかったが、学問として学ぶには浅い。(でもそもそもフェミニスト初級者向けだから、これで良い。) ・フェミニズムは女も男のようにふるまいたいとか、弱者が強者になりたいという思想ではない。弱者が弱者のままで尊重されることを求める思想。 ・自分の中にあるミソジニー(自己嫌悪/女性蔑視)寅戦い続けてきた人をフェミニストと呼ぶ。
0投稿日: 2022.08.19
powered by ブクログ対談形式で軽快な語り口。読み始めたら最後まですぐに読めた。 上野千鶴子先生は権威でありながらやっぱり少し昔の価値観もあるのかな、なんてメディアやSNSからの情報を元に思っていたけど、50年間フェミニズムと向き合ってきた人の引き出しの多さと、その前からずっと続くフェミニズムの歴史も感じられ、30代のフェミニストは満足しました。 家族やパートナーとの向き合い方なんかについてもすごく参考になった。私もパートナーを一回殺して、もう一度二人で生き返る必要性を感じた。
0投稿日: 2022.06.20
powered by ブクログ初めて上野さんの本を読んだ。なんというか、言葉がストレートでなぜかこちらがハラハラする方笑 でもこれこそがフェミニズムを牽引するのだろうとも思う。 ゼロから、とあったが流石にど素人にとってのゼロとは違った。また、世代と経験の違いだけでなく歴史知識の足りなさから途中理解しにくいところはあったけれど対談形式は読みやすかった。 今現在結婚や子供というワードに敏感になる中でこれらを取り巻く歴史や現実を知り、勿論相変わらず子供は産みたく無く、所謂男の人の鈍感さに一緒になって不快になった笑 きっと別のところでは女も嫌なのだが。うまく言えない。 不満には声をあげるべき、あげるしかない、あげてよいということがふんわり残った。
0投稿日: 2022.05.22
powered by ブクログ会社で女性活躍推進の研修ビデオみたいなものを見せられたことがあった。 講師の女性が、産休後に社会で活躍するためには、育休中に各自で仕事に役立つような勉強をしておくことが大切だ、と話していた。 その時に、女が社会で活躍するには、男より余分な努力をしないといけないのか、と思った気持ちが、この本を読んだら新鮮な憤りとなって蘇ってきた。 人間を産むという大仕事をしてるのに、なんで男社会のペースに女が全面的に合わせないといけない? 本書で言われている通り、今の「男女平等」は、「女を男並みに働かせて使い倒すためのもの」であると思う。 「弱者が弱者のままで尊重される」社会には、どうやったらなるのだろう。 会社にちらほらいるムカつく男までを調教してやる体力まではない私ですが、しっかり分かり合いたい夫とは、「一人一殺」の心で、諦めずに違和感について対話バトルしていきたい。
16投稿日: 2022.05.07
powered by ブクログ夫に反論したり、いちいち意見したりすることを諦めて流す人は、関係を諦めるということ。 それによって子供は、適応力が高くなるか不器用になる。 親の期待と教師の期待に答えるか、 適応できずに体が固まっちゃう。 人生にはA面とB面があって、女はそこを行き来する。 B面を殺して生きていくのでは無く、自分に正直に行きたいなあ。 かけがえのない部分を表に出して、そこをわたしのフィールドにしたい。 本当は何がやりたいの?殺すな。 親の思い通りに育つ子供は、条件付きの愛だ。 人を過大評価と過小評価もせず、力の大きさを比べず 等身大で関わっていく。 夫婦だって大人だって、人と人とがぶつかってちょっとでも成長できればいい。諦めるな。
0投稿日: 2022.04.22
powered by ブクログ肉親も含めて、特に相手が自分と異なる世代で育った人の場合、相手が生きてきたのがどんな時代なのか、その時世の中はどんな雰囲気だったのか、大きな時代の流れの中でどこに位置しているのか知っていると、相手との“分かり合えなさ”にわずかでも寛容になれる気がした。 そして人が作ってきた社会において、女性と男性の関係について歴史を知り、俯瞰的に眺められることは自分が心を搾取されずに生きるために必要だと感じた。
0投稿日: 2022.02.15
powered by ブクログ女性の扱われ方学ぶとよくわかる! 女性の扱われ方を歴史的に学ぶと、親の価値観と子の反発がよく分かる。課長制度で辛い思いした人多かったのだろうな。 だから、子にはそれに打ち勝てる能力を親は求めすぎる。個人の性格だけが問題じゃなくって、社会の問題なのかもしれない
0投稿日: 2022.02.10
powered by ブクログ日本の女性が果たしてきた(男性に課せられてきた)役割の変遷、それに伴う母娘関係の難しさが紐解かれ、学生時代は男女平等と教えられたのに実際は不平等な社会に直面する女性の生きづらさが語られています。 私自身も多くの違和感を感じてきました。 なぜ、男性はでかい仕事ができる総合職が勝ち組、女性は負担がそこそこで家事育児と両立しやすく、夫の転勤にも同伴できる一般職が「賢い」選択とされるのか。 なぜ、男性が雑用するととても感謝されるのに、女性はやって当たり前なのか。 なぜ、女性だけ結婚や出産のタイミングを考えて異動したり転職しなければならないのか。 なぜ、女性だけ結婚していたり子供がいると昇進や転職に不利なのか。 なぜ、男性は女性が感じる生きづらさがピンとこないのか。 これらすべて、男性がつくった「仕事に全振りする男性とそれを支える女性」をスタンダードとする仕組みに女性が無理やり合わせているからだと改めて理解しました。 「男」になって総合職として働くか、「男の妻」として一般職として働くか。いずれにしても、男が中心。 職場を見渡すと20代〜30代前半の男性は家事育児を担うのが当たり前となっていて、上野さん田房さんの論調よりは進歩を感じますが、それでも半分以上を担う男性は少ない。 自分自身の中にも、夫に半分超を任せることに心理的なストッパーがあります。自分自身の意識も変えていきたい。
3投稿日: 2021.11.26
powered by ブクログ良くも悪くも私達とは違う時代を生きた人の話。対談なのでフェミニズムの基礎がわかる、という本ではない。
1投稿日: 2021.11.14
powered by ブクログ最近なにかと目にする「フェミニズム」についての入門書。 フェミニズムの言葉の意味は知っていたが、その歴史について知らなかったので、勉強になった。 とても読みやすく、おすすめです!
1投稿日: 2021.10.01
powered by ブクログ卒論の参考になればと思い読んだ。声を上げる、それを続けることの重要性が心に刺さった。自分らしく生きるためにはそのための行動が必要だし、我慢せず理解し合える社会にもっとなればいいなと感じる。
1投稿日: 2021.08.22
powered by ブクログ過去にあったフェミニズムの運動について初めて詳しく知ることができた。ただ情報過多で自分には消化しきれない感じだった。 しかし、今の自分にはどうせ〜だからと問題に気づかないふりをするのではなく、正しい方向へもっていくために発信することが大切だと感じされてくれた。
1投稿日: 2021.08.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
会話調で書かれているのでなかなか刺激的な表現ではあるが、今まで女性が感じていなもやもやを分かりやすい言葉で言語化されているので、とても読みやすい。 印象に残った言葉: ・おっさん的想像力の撲滅→性犯罪の話で男に「自分の娘や彼女が被害に遭ったらと考えて行動しよう」っていう話し方、それ自体が女性が男性の所有物という感覚であり、おっさん的想像力になっている ・夫(男)には既得権益があり妻(女)はその不平等にキレるという構図→社会構造上の問題であり、家庭の問題として捉えずにしぶとく議論することが大事 ・男は既得権益を保有していることを無自覚的に認識しており、女に奪われると感じているが、女は別に尊重して欲しいだけで既得権益の山に立ちたいわけではなく、ぶっ壊したいだけ。
2投稿日: 2021.07.24
powered by ブクログ母親も辛かった。私も辛かった。 母は祖母に向けられなかった愛を歪んだ形で私に押し付けていたんだなと改めて思った。 しかし、母親を責めることはできない。 あの時代、境遇では無理もないと思ってしまう。
1投稿日: 2021.07.21
powered by ブクログ対談形式でとても読みやすく、普段モヤモヤしていたことやまだ目に留まっていなかったことが盛りだくさんで非常に興味深かった。 フェミニズムや家族論、女性論に関する書籍を読み始めてからまだ日が浅いが、マーカーや書き込みなどしたくなる箇所がたくさんあった。 図書館で借りた本なので近いうちに自分用に購入を決意。 子供のいる母、母のいる娘はもちろん、どの世代どの性別、どの性的指向の人にも読んでもらいたいし、中学以上の学校図書館には必ずあって欲しいと感じる一冊だった。
1投稿日: 2021.06.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
いろんな発見があった! それに長い歴史の流れの中に自分がいる実感、発信することの大切さを感じた。 私もミソジニーとしての女になりたくない気持ちからフェミニズムを主張していたけど、女である自分を愛するためにフェミを名乗ることもできるのだと思った。 支配的な男になりたいわけではなく、弱者として弱者のまま優しい世界で生きていきたい。 【以下メモ】 個人的なことは政治的なこと 一人一殺 相手を巻き込んで自分も巻き込まれる。それこそ恋愛と結婚 ミソジニーからフェミが始まる フェミニズムと性欲はもちろん共存する 長いヘテロの歴史が身体にインプットされている オーガズムはシナリオ通り 落とせる女オーラを出せは簡単にモテる それが必要ないなら満たされてるってこと 言葉という洗脳で恋愛を知る 感情は言語化されてはじめて経験になる 「女も戦争に行け」に対しては、兵士、殺される側の人権の侵害それがなくなる戦争自体に反対の姿勢。人権尊重としてのフェミ活動。
3投稿日: 2021.06.21
powered by ブクログわー、めちゃくちゃ面白かった!最高の入門書! 生きてることが当事者運動、みたいな私にとってはとても勉強になりました。笑 自分自身をフェミと思ってないけど、居心地よく感じるのは「フェミとは多様性。一人一派かそれ以上ある」世界だからだと気づいた。 20代半ばくらいでこの本に出会えていたら(出版されてないけど笑)、あんなに怒ったり悩んだりしなくて済んだだろうなと思った。 かの有名な上野千鶴子さんの東大祝辞、「フェミニズムは弱者が強者になりたいという思想ではありません。弱者が弱者のままで尊重されることを求める思想です」これは当事者運動全てが主語にあてはまるものだなあと思った。 またフェミニズムの標語「個人的なことは政治的なこと」もしっくり。人間同士の分断は、もとを正せば政治に原因がある、ほんとその通り!仕事も同じ。忙しい人同士で仕事押し付けあってカリカリしてるけど、そもそもそんな体制で仕事させてる組織の責任は?っていう。 ・前回読んだ本に引き続き、性的な部分にはまるで興味がないんだけど、フェミの歴史を語る上では切っても切れない部分なんだということは理解した。 ・活動の歴史を知ることはとても大事。フェミニズムにも歴史があるように男性の既得権益にも歴史があることも、マイノリティがかつて世間に叩かれながらも手にした権利を、叩く側のマジョリティーが我が物顔で使っていることも知らないでフェミの活動するとどうしてもうまくいかないことが出てきちゃうと思う。 ・私、苦手な男性のタイプ「A面で権力ある・苦労してない」人だ…!笑 私はB面にいるのでA面だけを知って偉そうにしてる人には一言言いたくなっちゃう。私もこれからもドリルで穴開けてやるぜ!
4投稿日: 2021.06.03
powered by ブクログ子育てをする上で、フェミニズムについて知っておきたいと思って読んだ。 『フェミニズムは決して女も男のように振る舞いたいとか、弱者が強者になりたいという思想ではありません。フェミニズムは弱者が弱者のまま尊重されることを求める思想です。』 なるほどと思った。性別に限らず、マイノリティ側にしか見えない世界があるんだろうなぁ。
9投稿日: 2021.05.26
powered by ブクログフェミニストで東大入学式祝辞でも話題になった上野千鶴子さんと、「母がしんどい」の田房永子さんの対談。 田房さんが質問し、上野先生が答えるという形式をとっている。この田房さんの質問がまた絶妙。 上野先生の答えも明解。 母親がどんな時代背景の中を生きたかということが、娘の人生にも大きく影響を与える。分かっているつもりでも、文字になり、文章となり、きちんと説明を受けるとぼんやりしていた物が、ハッキリとした枠をもって浮かび上がる。 正面から見えるものだけでなく、その裏側を知ることや、そこに至るまでの経緯を知ることの大切さを改めて感じた。 2020.12.26
14投稿日: 2021.04.25
powered by ブクログあらすじ(大和書房さんより)日本の何が問題なのか?母娘問題、セクハラ、結婚・恋愛・子育て、団塊世代と大学闘争、性暴力などについて徹底的に語り合った7時間!(http://www.daiwashobo.co.jp/book/b482126.html) 今までどちらかというと海外のフェミニズムの概念、理論に触れてきてたので、日本でのフェミニズムの発展をざっくり知れてよかった。対話形式なので表現がいい意味であけすけでわかりやすい(笑) 田房さんと上野先生の世代間の違いもあるので、それぞれの世代で女性が受ける苦しみやらその原因・背景やらがわかってすっきり。 今のフェミニズムを知ることも大事だけど、せっかく先人たちがいろんな概念を使って、言葉を使って、ノウハウを持って運動をしてきたんやから、それを若い世代がちゃんと知識として得て、今に繋げて、活用していかなきゃねってなった。もっと勉強せねば。 以下心に残った言葉 上野 私の頭の中には、「あの時あの場所であのヤローが私に何をした、何を言った」っていうリストがいっぱいある。「許せない!」っていう気持ちがいっぱいあります(笑)。フェミニズムは「わたし」から出発する。個人的なことは政治的なことだから!(p.68) →上野先生がフェミニストになった理由=私怨だと説明するところ。本を読んで学ぶことももちろん大事だけど、出発点は個人的な怒りでもなんでもいいんだなと。その「個人的」だと思ってることは他の女性も同じ経験をしてる可能性が十分にあるから。 上野 マイノリティが連帯するのって簡単ではない。なぜってマイノリティはほかのマイノリティを差別するから。女は障害者を差別するし、障害者は女を差別する。だけど、同じ時期に同じような問題を抱えて、同時並行で走ってきたってことがわかってきたので、いろいろな当事者運動がつながってきたのね。(p.78) →1つのマイノリティを擁護しようとすると、別のマイノリティへの配慮に欠けるとマイノリティ同士の対立を生む。でもそもそもそこを意識/無意識的に対立させようとする社会の仕組みそのものに問題があると気付けて、連帯していけたら理想ですな… 上野 「軍隊が人権侵害だって言うなら男は人権侵害されてるじゃないか、それなら男たちもノーと言うべきだ」って。兵士の人権も侵害されているけど、殺される側の人権はもっと侵害されてる。軍隊なんて殺人マシーン。殺人マシーンの男女平等を求めるのがフェミニズムかっていうと、ちょっと待てよって思う。(p.175) →難しい問題。そんなに「男女平等」にしたいなら女も軍に入れよ(代償を払えよ)!話はそれからだ!って言われた時にそれにどう返せばいいか私も迷ってたんだけども…これも一緒なんやね。そもそも軍隊の妥当性、社会のシステムそのものを再検討すべき。
1投稿日: 2021.04.25
powered by ブクログフェミニズムについて学びたいと安直にとったのが何かの間違い(いい意味で) 女性の社会的な不遇、立場の弱さは男社会の構造から起因する悲しみ。 まさか自分の男としての弱さをここまで突きつけられるとは。 人に真剣に向き合うこと、相手に踏み込み、踏み込まれる関係から逃げては行けないなと思った。 体裁のよいままの関係性ばかり続けてきたことの代償。 確かに好きになった人にはすごく干渉したくなってた(アプローチは相手に対してのリスペクトが欠けており良くなかっただろうが) 傷つけられるのが怖いからって相手を傷つけない事ばかり言うのは真に向いてないからだし、ただ単にずるい。 エピソード内での奥さんが「私を置いて仕事に行くなー」のところは、多分今の俺だったら「帰ってきたら話し合おう」って言っちゃうタイプ。弱い
2投稿日: 2021.04.23
powered by ブクログフェミニズムの、イメージが変わった。もっとよく知りたいし、違うでしょうということには些細なことでも声をあげて、問題に気づかせることが絶対必要だ。
1投稿日: 2021.03.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
フェミニズムは弱者を強者に引き上げることだはなく、弱者が弱者のまま尊重されること。 出産、育児、性など、様々な場面で支配的な既得権益のシステムが残存している。 もちろん、知らずに私もそこに組み込まれているし、無自覚に再生産している。 だからこそ、広く物事を見なければならないし、過去に戦ってきた人たちの歴史を知らなければならない。 フェミこそ、巨人の肩に乗る必要がある。
3投稿日: 2021.03.22
powered by ブクログ団塊の世代の上野さんのフェミニズムの歴史の話は興味深い。大学闘争の頃、女性活動家には、男子と一緒に隊列を組んでデモみに参加するタイプと「慰安婦」がいた。当時、性的にアクティブな女の子たちを、男たちは「公衆便所」と呼んでいたそうな。「天皇制解体」とか「家族帝国主義粉砕」とか叫びながら、実際には家父長的なオヤジと同じ振る舞いをしていた。共学で一緒に勉強をして、一緒に隊列を組んでいた男の子たちが、とんでもない家父長男だった。なんか、わかる気がする。今の団塊の世代の人は家父長的な人が多い。
2投稿日: 2021.03.06
powered by ブクログなるほどなるほど。根本的には同意です。 自分に内面化された考え方のクセに気づくきっかけになるかな? でもまだ自分の言葉でフェミニストの考え方を説明できないや。
1投稿日: 2021.02.28
powered by ブクログタイトルどおりの一冊。戦後から現代までの女性のあり方の変化やウーマン・リブや大学闘争のことから夫との関係までもやもやとしていたあれこれがクリアになった。 本筋ではないが第2章のエレベーターの件、わかるなあと思った。誰かが必死の思いで戦って勝ち得たものをひょいと横取りしてさも当然という顔をしている人がいる。お前も戦え、と言ってやりたい。 夫婦関係の件もそうなんだよね、言葉を尽くして伝えていかなければいけないんだよね、と思いつつ、でも、特に産後、先生の言葉を借りるなら「生もの」が目の前にいて、24時間体制で生きるか死ぬかの思いで世話をしてる最中に夫に対して全力でぶち当たる体力気力のある女性はかなり少数派なのではないか…と最近では思う。 しかし男は自発的に変わらないよと本書でなんども念押しされると、あ〜また戦わなきゃなあと思った(まだ思っただけ)。 第5章は読んでいて『傷を愛せるか』(宮地尚子 / 大月書店)を連想した。「弱さを抱えたままの強さ」をぜひ併せて読んで欲しい。それから『かわいい夫』(山崎ナオコーラ / 夏葉社)も。 以下覚え書き。 第2章 ・The personal is political=個人的なことは政治的なこと(60〜70年代のウーマン・リブの標語) それまでの「よりよい主婦」、「よりよい母」(=「男性や社会にとってのよりよい女」)を目指した運動とは異なり、「一人の人間」を主張した。 ・ほとんどの駅にエレベーターがついているのは障害者の方が運動した結果。それなのに健康な人たちがわが者顔でエレベーターを占領している。かつてそういう人たちを罵倒したかもしれない人が、恩恵を被っている。 第3章 ・一人一殺=夫を変化させる 夫に訴える=男社会に訴える ・女の人生の選択肢は増えたが、それに対応するように男の育て方は変えられていない。男には既得権益があり、男ボーナスがあるので男は自発的には変わらない。 ・夫に反論したり意見するのをあきらめるのは関係をあきらめること。 ・手を抜かない交渉を続けないと夫婦関係は変わらない。 第4章 ・強者というのは弱者に対する想像力を持たずにすむ特権を持っている人たちのこと。 ・男にとって妻は他人、娘は分身→娘が性被害にあったら…という想像の仕方⇄なぜ単純に自分の身に置き換えない? ・おっさんにとって、「女はどこかの男に属している付属品」→セクハラ研修:「取引先の娘さん、上司の娘さんかもしれませんよ」=男性間の権力関係に配慮しただけで、相手の女性を尊重したことにならない。 第5章 ・男にとってフェミニスト=男みたいになりたい女、男社会を乗っ取りたい女=男の敵、男が支配していると自覚してるよね⁈ ・フェミニストとは男になりたい女ではなく、ありのままの自分でいたいだけ ・男と一緒に戦争に行くのが男女平等ではない。 (男も男社会が辛いならフェミニストと一緒に戦っていいのに) ・フェミニズムは女が女であることを愛し、受け入れる思想 ・右翼女性は弱さ嫌悪=ウィークネスフォビア、女が弱者だということを嫌悪して、ホモソの社会に同一化した女の人たち。男に過剰同一化して男から承認を得ることを期待する。
5投稿日: 2021.02.27
powered by ブクログ上野千鶴子さんというひとを知りたくて読んだ。 途中共感できないところもあったけど、フェミニストとはどういうひとかフェミニズムとはどういう考えか、私は上野さん的フェミニズムの考え方に共感した。 女が弱い!かわいそう!てことを訴えてたら議論にならないと思う、男性側のジェンダー観についてももっともっと学んでいきたい。 難しいし体力使うけどフェミニズムは面白いと思った
1投稿日: 2021.02.25
powered by ブクログフェミニズム運動の大家である上野先生と様々な女性の立場で葛藤を描いたエッセイを描く漫画家の田房さんによる対談本。上野先生の「フェミニズムは女にとって、自分と和解するための闘いだもの。」、「フェミニストは自己申告概念だから、そう名乗った人がフェミなのよ。」という言葉が印象的でした。漫画を添えて、男性が上位に立つ権力構造の説明や女性がいかに抑圧されてきたかを近代の歴史を交えながら描写されているのがすごく分かりやすいです。各ページ下記に割と基本的な用語にも解説がついているのも初学者にとっても優しい読みやすい本だと思います。
1投稿日: 2021.02.15
powered by ブクログ上野千鶴子先生の著作。 初めて、先生の著作を読ませていただいた。 ジェンダーの日本史というとある博物館の企画展を見てから、フェミニズムに興味をもった。 上野先生の 「フェミニズムは女が女であることを愛し、受け入れる思想」 という言葉が印象に残る。 やはり、私も保守的だなと感じた。 こういった書籍を読みながら、考えを柔らかくしていきたい。
1投稿日: 2021.02.13
powered by ブクログ上野千鶴子さん講演 by ZOOM|【プロ会社員】寧華 #note https://note.com/ruly_yasuka/n/n0a9486253619
1投稿日: 2021.02.04
powered by ブクログ2021.1.22 すごい本に出会ってしまった。 女の歴史ってこんなんだったのか。 息が苦しくなりながら読んだ。本当にすごい本だった。 もう、上野さんの言葉に共感しまくり。 「一人一殺」すごい言葉だけど、目の前の夫ひとり変えられなくて社会は変えられないは名言。 日本の女は大人しすぎると思うけど、大人しくさせられる扱いと教育しかされてこなかったんだと怒りが湧く。 「個人的は政治的なこと」そのとおり! これから仕事復帰を控えていて、男社会の職場だから復帰後もいろいろあると思うけれどうるさいおばさんとしてどんどんガミガミ男に噛み付いて、めんどくせーヤツというレッテルを貼られながら次の世代のためにも女、弱者である理不尽と戦っていこうと思った。 中年になってからじゃないと理不尽ににも気づけないし中年じゃないと言えないこともたくさんあるなぁと気付かされた。 男に噛み付いていかないとおっぱいとお尻触られるよって本当にそのとおり。嫌なことは嫌って言わないと社会は変わらない。憂いてる暇があったら自分がやれることをやっていく。
2投稿日: 2021.01.23
powered by ブクログ勉強になりました!フェミニズムという言葉は聞いたことがあったけれど、どういうことをフェミニズムと呼ぶのかわからなくて、読み終わった後もまだ完全には理解していないけれど。 今、当たり前のように受けている教育とか、働きかたとか、昔は女性に対する差別がひどくて、それらと闘ってきた女性の先輩たちがいたから今があるんだな、と思いました。 今でも平等とは言い難いところはあるし、差別がなくなったわけではないか、嫌なことは嫌だ!と声を大にして言っていかないといけないんだなと思いました。 私は女性だからとかではなく、私は私で生きていきたい。
1投稿日: 2021.01.17
powered by ブクログ最近興味深く、よく考えるフェミニズムについて。東大入学式の式辞から上野先生に興味津々。女性の権利、平等について声を大にしてくれているエマワトソンもさらに好きになっている。 例えば、天皇陛下がプロポーズで雅子さんに「一生全力でお守りします」と言ったこと。この言葉にキュンときた女とゲッて思った女がいる。女は男に守ってもらうもの、そう考えていることが恐ろしい。 「モテる女」は「男がテマをかけずにおとせる女」。必要なもの=自分に欠けているもの。つまり男が必要ないということは、自分が満たされているということ。 「一人一殺」せめて生涯で一人の男(旦那)の考えくらい変えようよ、ということ。家庭から社会を変える。 今はもうそういう時代じゃない、でも現実はまだまだ。わたしにできることは何か、男と女の格差、差別について考え行動していきたいと改めて思う一冊。
1投稿日: 2021.01.16
powered by ブクログ「個人的なことは政治的なこと」 SNSではフェミニストがネガティブな印象をもたれている様子をよく見るが、そもそもフェミニストってなんだろう?と思い読み始めた。上野先生の実体験に基づいて語られていてとてもおもしろかった。
0投稿日: 2021.01.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
団塊世代、ロスジェネ世代、ゆとり世代etc.と各世代がどんな時代を生きてきたのか知ることが大切だと思った。 それぞれの時代で女性に何が起きていたのか、昔と今の男女関係や夫婦関係、フェミニズム、フェミニストについて語られており、とても面白かった。 フェミニズム、フェミニストとはこういうものだっていう明確な定義はなさそう。あの人はああ言ってるけど、私はこう思うって多様な思想・考え方があるみたい。 ■メモ: ・「一人一殺」:自分の生涯をかけて、せめて男(旦那)一人くらいは変えようよ、という意味。家庭から社会を変える。 ・The personal is political 政治は個人間の関係のうちに表れる。(男女関係や夫婦関係といった個人的な悩みや苦しみは男性社会の中で政治的に押し付けられたものである、とする) ・言葉を知らないことは表現できない。フェミニストがしてきたことは、「あれはセクハラだ」、「あれはDVだ」と名付けすることだった。名付けることで過去の経験を再定義できる。感情って言語化されないと経験にならない。 ・「フェミニスト=男になりたい女」という誤解。 ・フェミニズムは、弱者が弱者のままで尊重されることを求める思想。女が女であることを愛し、受け入れる思想。 ・ミソジニー:女嫌い、女性蔑視のこと。男にとっては女性蔑視、男にとっては自己嫌悪のこと。 ・自分の中にあるミソジニーと闘い続けてきた人をフェミニストと呼ぶ。
1投稿日: 2021.01.13
powered by ブクログフェミニズムについては全くの無学で、ジェンダーへの関心と上野先生に関心があり購入。面白く一気に読了。 家族心理学を学んできた身として、親子関係の問題を考えるときにもっと歴史や政治まで見通して考える視点を持たねばならないと思った。特に毒親や女性が加害者となるDVについての見方が変わった。 また、人間関係へ踏み込むことやそれに伴う葛藤を正面から経験しようとすることは、我々ゆとり世代は実際苦手なことだと思うが、パートナーのように本来良い関係性を持ちたい間柄においては、対決するエネルギーを持ちたいと思った。
1投稿日: 2020.12.29
powered by ブクログ国立女性教育会館 女性教育情報センターOPACへ→ https://winet.nwec.jp/bunken/opac_details/?reqCode=fromlist&lang=0&amode=11&bibid=BB11454636&opkey=B160887225084575&start=1&totalnum=3&listnum=0&place=&list_disp=100&list_sort=0&cmode=0&chk_st=0&check=000
0投稿日: 2020.12.25
powered by ブクログ21年間女性として生きてきて、男性と平等だと思って生活してきたが、まだまだ不平等な社会であるという事を知った。しかし、私の母や祖父の時代と比較してみると、この50年ほどの短期間で、女性の社会的地位は驚くほど向上していることに気づいた。女性が自ら権利を主張することで、社会は少しづつ変わっていくのだと思った。 ウォーマンズ・リブの「個人的なことは、社会的なこと」という標語が印象的だった。
2投稿日: 2020.12.15
powered by ブクログ上野先生も田房さんも、「そうそれ!!よくぞ言ってくださいました…!」の連発。本文で上野先生が「経験は言語化されて初めて経験になる」といった旨のことを言っていてまさにその通りの体験をした1冊だった。読むとめちゃくちゃ元気になる。田房さんのコミックも読みたいし、今後どんな表現でフェミニズムに臨んでくださるのかもとても楽しみ!
2投稿日: 2020.12.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
フェミニズムについて、過去の歴史を混じえながら、お二人の対談形式で進みます。フェミニズムについてまったくわかっていなかったけれど、少しすっきりした。が、結局フェミニズムも人それぞれの捉え方向き合い方があるな、と実感。「フェミニズム=女尊男卑」ではなく、あくまでも、一人一人の人権を尊重すること、だと感じた。また、「男も女も結婚ナメんなよ!」という上野さんの発言にハッとさせられた。
1投稿日: 2020.12.02
powered by ブクログ声あげて笑いました。 上野千鶴子教授は本当に知的な人ですね! もしかしたらこの本を読んで、「上野さんの言ってることは間違ってる!」と思う人がいるかもしれないけど、知的な人が考えること全てに合意する必要などないです。 どんな天才が書いても、政治の本で100%「正しい」ことを言うことなんて不可能ですよね。 知的な人のすごいのは、「一理ある」ことを100連発できると言うことだと思います。 ほんと「一理ある」ことの連発でした。 30歳の私としては、今後のフェミニズムの役割や、同世代の男性との連携については、上野教授とは違う意見ですけど、そもそも同じである必要性がないですね。 私はこれからの人。上野教授は今の人なんで。 本書で中心的に取り上げられている「おっさん(〜団塊ジュニア)」や「母(〜団塊ジュニア)の下の世代にあたります。 個人的に、今の20代・30代の男女は、本書で批判されてるほどトンデモナイ感じにはなくて、明らかに父(バブル世代)と夫(ミレニアル世代)とは精神が異なります。 ミレニアル世代、Z世代の方達は、あまり間に受けて傷つく必要もないのかな?と思いました。 ただ、ミレニアル世代、Z世代特有の問題が生じてる可能性はありますね。
3投稿日: 2020.11.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ここ5、6年ほど、母と娘の呪いについて考える機会が多くなった。 その呪いのほとんどは、フェミニズムで説明できるんだということが、この本を読んで改めて実感できた。 そしてこの本を読んで思ったのは、私がこの呪いに全くかかっていないことが如何に幸運であったか、ということ。 まず、私の世代で両親とも大卒、というのは結構レアらしい。 そして、母自身は「男に選ばれてなんぼ」という価値観をほとんど持っていない。 彼女の友人たちは皆ハイスペック男性と結婚し、余裕のある生活をしているが、それを羨ましがる素振りもなく、彼女たちからマウンティングを受けている風もない。 これは多分、日本全国で見ると相当レアな環境なのでは?と思った。 なので、私自身は母からの呪いをほぼ受けていないのだが、だからこそ客観的に見れるのだろうか。
1投稿日: 2020.10.30
powered by ブクログ上野先生の話はとても分かりやすくて目から鱗で、聞き手の田房さんという方も、素晴らしい聞き手だと思った。 個人的なことは政治的なこと。 平等に扱われるために、男と同じになる必要はないし、男と同じになることは、既得権益側に立つということだから、私たちは弱いままでいい。 男社会で働き、その中で子どもを育てるということの、目指すべきところが初めて分かった気がする。 自立できるように手に職つけろ、子どもを産んだら終わり、母親のようにはなるな、でも結婚しないのは負け組、男にモテることが正義、声を上げるのは損…有形無形のいろんな圧力でがんじがらめになっていたけど、全てをリセットするいい機会だなと思った。 妥協する必要はない、言わないと変わらない、言い続けないと変わらない、だって言ったって変わらないんだから。 自分の怒りやこれまでの闘いが、決して間違いではなかったと思える。これもフェミニズムなんだという発見がいくつもあり、まさに個人的なものとして受け入れられ、腑に落ちる。 小さな違和感にも声を上げ続けようと思う。
2投稿日: 2020.10.26
powered by ブクログフェミニズムの知識はあまりないまま読んだ。自分が思っていたものと全然違っていて戸惑った。 フェミニズムって自分らしく生きようという考えなのでは…?知識なさすぎなので、もっと勉強しなければと思う。
1投稿日: 2020.10.24
powered by ブクログまさにタイトルどおり。 フェミニズムの知識がゼロでも読めます。 対談形式で、難しいことも易しく書かれているので、フェミニズムのことをほとんど知らなかった私でも無理なく読み進めることができました。 とはいえ、取り扱っている内容は深く、本質的です。 著者のお2人とも、かなり率直な議論をされており、それがこの本の面白いところでした。 忖度抜きのどストレートな物言いは、読み手をまっすぐと突き刺そうしているようで、迫力すらあります。 (率直を超えて過激だなと思う箇所もあったけど…笑。) この本を読んで特に印象に残った話と、そこから得た個人的な気づきを残しておきたいと思います。 ①この社会にはA面(市場)とB面(家庭)の2つの面があるという指摘。 多くの社会人は、昼間は働き、夜は家に帰る。 そうやって毎日を暮らしている。 にもかかわらず、A面である「市場(会社)」とB面である「家庭」は、実は分断されている。 「市場」は競争社会だが、その競争の仕組みは、制度(ハード)・慣習や偏見(ソフト)ともに「いわゆる『男性』」に有利に作り上げられてしまっていて、いわゆる『男性』にあてはまらないような男性や、多くの女性はA面から追いやられてきた…ということが指摘されている。 確かに私の世代(30代)でいうと、大学を出て会社に就職しようとしたとして、「正社員・総合職」で働けないのであれば、年収は伸びない。 でも、「正社員・総合職」の働き方のバリエーションは多くない。総合職の働き方って、独身の男or専業主婦の奥さんがいる男が想定されている気がする。 「総合職」に求められるような働き方が向いていない人や、そうした働き方をそもそも望んでいない人は、それだけで、A面では劣位になってしまう運命にある。 A面での戦い方に多様性があれば、もっとこの世は生きやすい。多様性というのは今後絶対に必要なコンセプトだと強く強く感じた。 ②男女雇用機会均等法はA面(市場)での戦い方の多様性を広げるものではない、という指摘。 男女雇用機会均等法は、「いわゆる『男』みたいに働けるのであれば、性別が女性でも働いてもいいよ」という法律にすぎない、という指摘。 『働きたかったけど、紳士服が着たかった(=男みたいに働きたかった)わけじゃないのよ!』という言葉はすとんと腑に落ちた。 自分自身に照らして考えてみると、独身のころは、それこそ男性と同じように働けた。仕事が人を成長させてくれるのは間違いないし、バリバリ頑張って働くのは結構楽しかった。 けれど、こどもができると、物理的な制約が生じる。 総合職に想定されているワークスタイルとの乖離が無視できなくなった。それにそもそも、子供があまりに可愛いので、仕事に生活の全エネルギーを注ぎたいと思わなくなった。 バリバリ働けない私は、A面(市場)での競争に負けていくしかないのかしら…。そんな不安をリアルに感じるときがある。 こどもを育てることも、働くことで社会に貢献することも、どっちもしたいというだけ。 でも、きっとこの課題を1人で実現するのは難しい。 この問題に悩む女性は、身近な信頼できる人(本には夫と書いてあったけど、絶対に上司も重要だと思う)を巻き込んで、一緒に悩んでくれるパートナーになってもらうことがなによりも大事なことなんじゃないかと感じた。
2投稿日: 2020.09.05
powered by ブクログ日本における運動の歴史を知ることができてよかった。 もっと過去や周りから学んで巨人の肩の上に立ってモノを見たり発信したりできるようになりたい。
2投稿日: 2020.08.30
powered by ブクログ田房さんの「社会にはA面とB面がある」という表現が分かりやすく、自分が日常かかわる人たちがA面にいるかB面にいるかで見方が変わりました。例えば、職場では、B面の家族を持っているメンバーに対しては、それをA面のメンバーでカバーし、いつかA面に戻ってこれるときまで待とうという雰囲気に持っていくには、A面B面の話はみんなが納得しやすいと思いました。
1投稿日: 2020.08.29
powered by ブクログ上野千鶴子さんの著書は初。 生徒の田房さんが上野先生の教えを受ける対談形式なので読みやすい。 田嶋陽子さんの話とか、私が知ってる話って、マスのマス・メディアが出していたものがほとんどなんだと痛感。 フェミニストって、弱いものは弱いままでいいんだって思想。
1投稿日: 2020.08.28
powered by ブクログ理解したのかといえばたぶんあまり理解していない。自分がもともと持っているイメージとかほんわかした考えとすり合わせて、なるほどーとか、へーとか。他の本では見ないむしろタブーにも思われるセクシュアリティの話にふむふむとか。 上野先生の方は新聞のコラムやなんとなくこういう人、またいなイメージがあって、東大入学式の祝辞の話題もあって日頃から気になっている人です。この本読めてよかったなぁと思うけど、きっとこれからもこの話題って雲を掴むような感じな気がする私の頭の中で。 実は一番驚いたのは、心理学は父と息子、母と息子が対象になるが、フェミニズムは母と娘を問題化してきたということ。
1投稿日: 2020.08.22
powered by ブクログ最近の#Metoo運動やエマ・ワトソンの活動によってフェミニズムに興味をもったが、この本を読んで、実はもっと昔から日本でも活動してきた方が多くいることを知った。 直近の男女平等指数が過去最低の121位に留まり、いまだ女性の地位向上がみられない日本では、先人の活動をあらためて学び、主張しつづけなければならないのだ(女性に限らず)。そのためにこの本は必要だ。 上野千鶴子氏の東大祝辞 「フェミニズムはけっして女も男のようにふるまいたいとか、弱者が強者になりたいという思想ではありません。フェミニズムは弱者が弱者のままで尊重されることを求める思想です」
0投稿日: 2020.08.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読む前までは、フェミニズムのイメージとしては、洋服のテイストのフェミニンから引っ張られて女性らしい柔らかい雰囲気でお淑やかな〜、というイメージだった。 読んでみると、ガラッと認識が変わった。 まず、フェミニズムを求める人達の歴史からお淑やかと言うよりも逞しさを感じた。(お淑やかさが皆無という訳ではなく…) 例えると、 読前:ディズニーのシンデレラ、白雪姫 読後:ジブリのナウシカ、シータ 守られるだけじゃなく、自分も動くイメージ。 心に残ったのは、 “フェミニズムは女が女であることを愛し、受け入れる思想”というフレーズ。 今までの歴史から、男性よりも女性が不利な待遇であったから女性の思想としてフェミニズムがあると思っている。けれども、フェミニズムが受け入れられた社会であれば、女性だけでなく男性だって自分が自分らしく生きられる社会の実現に繋がっていかないかな、と考えられないだろうか。
1投稿日: 2020.07.23
powered by ブクログフェミニズムについて何もわからない状態でも読みやすかった。入門書にはとてもいい。 しかし上野先生の言葉や態度が強く、その時代の人がフェミニズムを勉強するには強くあることが必要だったのかと思うと悲しくなる。 これを機にフェミニズムの他の本も読んでみたい。
1投稿日: 2020.07.20
powered by ブクログ上野千鶴子先生と田房さんが会話形式でいろいろなことを掘り下げてる内容。 上野先生の著作を読んでいる人にとっては「掘り下げてなんかねーよ!!」って感じのうすーい内容かもしれません。 フェミニズムについての入門というか、はじめの一歩にはとても適してる内容でした。それで、もっと知りたくなったら上野先生の著作を読んだりすればいいと思います。私はフェミニズムの成り立ちというか、歴史を知れてよかった。 田房さんは母親にとても苦しめられてきた方で、それがきっかけでフェミニズムを知りたいと思ったとのこと。女性差別や軽視が背景にあったからと言って親を許せるか といったら別の話だけど、「仕方なかったよね」とは思えるようになったとのこと。
2投稿日: 2020.05.12
powered by ブクログ女子必読のフェミニズムの本。避けてしまいそうな性や社会の話をオープンに議論している。 わかりやすいのは時代背景と共にフェミニズムの変遷を示してくれていること。 自分の母親、祖母の世代からの、社会における女性の立場を明瞭に説明してくれている。 うちの夫は、話をすれば聞いてくれるし、対等な目線でいてくれて、かなり稀有な日本男性なのだということが分かった。 社会的に日本女性が弱い立場にずっと追いやられていることについて、私たちは異議を唱え、声を発し続けなくてはならない。
3投稿日: 2020.05.11
powered by ブクログ思考の偏りと女同士の「共感・感情論」 ・例えば親と理解し合えない状況になったとき、 その歴史的経緯や時代背景を知っているかどうかでむだにイライラすることを減らせるのでは? ・序盤は読み応えがあったけど、後半に進むにつれ批判祭りになっていくような印象。 フェミニストの発言を批判する人への批判、 男性中心社会への批判ー ・女性視点だけじゃなくて、男性の立場からみた ジェンダーについても興味が湧いた
1投稿日: 2020.05.10
powered by ブクログ上野さんと田房さん、異世代で話し合うことで、その間のフェミニズムの継承されなさ(今となってはあたりまえのように享受していることも含めて)が浮き彫りになっているのが面白い。上野さんの語り口が痛快。
1投稿日: 2020.04.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
日頃から感じていたモヤモヤしていた気持ちは フェミニズムに通じていたんだ!とスッキリしました。 過去から現代の日本の女性社会問題を取り入れながら わかりやすくフェミニズムについて学べました。 もっと学問的にフェミニズムを学びたい方には あまりオススメできませんが! 私は、より経験的に紐付けできるような内容のものの方が頭に入ってきやすいのでこちらの本は分かりやすかったです。 特に1番心に残ったのは「the personal is political-個人的なことは政治的なこと」について説明されていた第二章。 普段からもっとそうゆう風に物事を考えていかなければ 社会はよくならないよな、と! もっと普段から疑問に思ったこと、不満に思ったことは 徹底的に言葉にしていかないと!伝えていかないと!と上野先生の強い言葉が染みました。 それってとても疲れることだけどね。でも必要な事ですよね。 上野先生といえば、東大の祝辞が話題になりましたけど 皆さん見られましたか? 賛否両論あるけど私はとてもいい祝辞だったと思います。 自分が大学入学前に聞きたかったな。なんて思いました。 興味ある方見てみてください。
3投稿日: 2020.04.12
powered by ブクログ東大の入学式の式辞で物議を醸した上野千鶴子先生と、『母がしんどい』で有名な田房永子氏の対談。 始めの何章かは結構しんどい。 毒親の話は、なかなか体力がいる。 私の母は毒親ではなく、むしろ尊敬している(とは言えやはり人間なので大きな欠点もあるが、それも含めて好きだ)けれど、それでも鈍い痛みが襲ってくる。 それは私の母が、ではなく、私自信が、毒親ではないか、と言う恐怖から来るものだ。 そこを何とか元気な時に読んだら、フェミニズムへ。 「オヤジは再生産される」(126頁)は良くわかる。 職場で歳の近い男性社員と話すと、「嫁」と言う単語が何度も出てくる。 ねえ、「妻」じゃダメ? 朝早くから出てきて、夕方は19時過ぎまで頑張る皆さん、ねえ、お子さん、小さいんじゃなかった? 専業主婦かも知れない、育休中かも知れない、でも、早く、帰ってあげてよ。 飲み会、社内のつながりも大事かも知れないけれど、毎週やらなくちゃいけない? そしてそれに乗っかれない私の評価は低い。 私の能力の問題もある、お喋りばっかりに見えるのかも知れない、でも、それは、男性の視点からしか見ていないんじゃない? 「見えるように仕事しろ」は一方では正しいかも知れない、だけど私の生きてきた女の世界はちょっと違う。 見えないところを一生懸命やってきたの、ずっと。 あなたたちが当たり前だと思っている、整った環境作りを、ずっと。 感想よりも愚痴ばかりになってしまった。 でも、これが全部じゃない。 自分に期待して、自分に裏切られ、自己嫌悪と自尊心の間で揺れながら、家事も育児も仕事もプライベートをも闘いまくって、こなしていく。 言いたいことはたくさんある、そのほとんどは腹の中。 「自分の中にあるミソジニーと闘い続けてきた人をフェミニストと呼ぶ」(183頁) そう、満身創痍でも、自分と戦い続ける。 モヤモヤを溜めるな!吐き出せ! 上野先生の授業を受けたい。 そして議論してみたい。すべてが正しいとは限らないけれど、あなたの元気玉に触れてみたい。
6投稿日: 2020.04.04
powered by ブクログ面白くて一気に読みました! 私の生きづらさは私だけの問題じゃない! 若い時から自分がモヤモヤしていたことは 社会の問題とつながっていたんだと納得。 団塊ジュニアの私 いかにボヤ〜と教育されてきたのか そりゃ、男と女は平等といわれても ??と感じることが多かった。 自分の納得いかない感を受け入れていいのだとほっとしました。 さて、次の世代にどう伝えるか… 息子を持つシングルの私は悩みます。 社会で違和感に感じることは、まずはためずにはき出していくことをしていきたいです。
3投稿日: 2020.03.31
powered by ブクログフェミニストとはなにか、自分のなかに府に落ちきれるものはまだない。 でも性別問わず、人が人らしく生きていくために、次の時代を少しでもよくするために、これまでの歴史を学ぶことは間違いなく必須。女性学、ジェンダー学、大学等で学びたい学問。障がい者の権利運動も含め主張しなければ始まらない、これは原則である。
1投稿日: 2020.03.07
powered by ブクログ田房永子さんが、上野千鶴子さんに質問していくかたちでフェミニズムについて学べる一冊。良書だった。 私自身、フェミニズムって日本で広まったのは伊藤詩織さんの事件や#MeToo運動などからで、海外に触発された思想だと思っていたのが無知すぎて恥ずかしい。 上野先生が青春を過ごしたいわゆる全共闘時代から、学生運動に参加していた女性たちも性差別を受けていたし、それに対してずっと毅然と闘ってきていたんだ。 女は男によって選ばれるものであり、当時の日本では女性が大学に進学すること、ましてや未婚であることは規格外だった。 田房永子さんは毒母に苦しめられてきた経験を著作にしているけれど、上野先生とほぼ同世代のお母さんも性差別の真っ只中を生きてきたんだ。 「母になったらすべての母は抑圧的になるのよ。抑圧者であると同時に犠牲者でもあるのよ」という上野先生の言葉にハッとした。 1960年代後半から70年代初頭にはウーマンリブという、新しい女性解放運動の波が広がった。 「個人的なことは政治的なこと」として、ある女性が受けた個人的な差別や価値観の押し付けは、すなわちそのまま政治的な問題であるということだ。 中絶に関してもそう。日本は中絶天国と呼ばれるほど中絶を簡単にできる国だったそうだが、それだけ望まない妊娠も多かった。コンドームでの避妊が主流で、女性主体の避妊法はまだまだ全然すすんでいない。女性用避妊具もピルも婦人科を受診しないと手に入らない。 私はこれまで自分が受けてきた性被害を、性被害として認識していなかったんだと気づいた。上野先生を始めとするフェミニストがやってきたのは、「あれはセクハラだ」とか「あれはDVだ」って名付けをしてくれることだった。 私は多分それを分からないままで、受け入れなければならないものとして、ただ生きてきた。 しかも男性に性被害を理解してもらおうとするとき「もし自分の彼女、妻だったら」という例え方をするのも甚だ間違いだと気づいた。その例えで男が感じるのは、女はあくまでも男の付属品としたうえで「自分の付属品を傷つけられる」ということだけだ。女性そのものの痛みではない。 フェミニズムって、なんだか仰々しい響きで、賢くて意識の高い女性たちだけがやっているものだと思っていた。 でもそうじゃなかった。個人的なことは政治的なことで、フェミニズムは常に「わたし」から出発しているんだ。 女が女であることを愛し、受け入れる思想のことをフェミニズムと呼ぶ。女は弱い。弱いことも自分自身で受け入れる。 その弱さを隠したり否定したり(ウィークネスフォビア/弱さ嫌悪)すると、ホモソーシャルの社会に同一化して同性でも敵対することとなってしまう。 ミソジニーという言葉があるが、その言葉の本当の意味は男にとっては"女性蔑視"。でも、女にとっては"自己嫌悪"。 「自分の中にあるミソジニーと闘い続けてきた人をフェミニストと呼ぶのよ」 「フェミニズムは女にとって、自分と和解するための闘いだもの。」 と、凛として話す上野千鶴子さんがとても素敵だ。 時代を先に生きて切り拓いてきた女性がいてくれたから、私たちは今こうして曲がりなりにも男女は平等であるとして生きていくことができる。 そのことを決して忘れずに、次にできることはなんなのかを考えていきたい。そしてできるならそれを積極的に吐き出してみたい。 フェミニズム、という大きな思想を前に、決して恐れない女性でありたい。
14投稿日: 2020.03.04
powered by ブクログ読了。日本は先進国でなかったことが、わかった。娘達が成人するまでより良い社会になるように努力しようと私、おっさんであるが思った。
4投稿日: 2020.02.19
