
総合評価
(9件)| 2 | ||
| 4 | ||
| 1 | ||
| 1 | ||
| 0 |
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
新規配属者としての訓練を終え、三週間の特別休暇を与えられたフィーアは、北方警備を担う第十一騎士団に所属する姉オリアを訪ねるため、王国北部へと旅立つことになる。しかしその地は、霊峰黒嶽の麓――ザビリアが再び戻った不穏な土地でもあった。状況のただならぬ気配を察したシリル団長は、公務という名目のもとカーティスを護衛として同行させ、フィーアの旅路にささやかな、しかし確かな守りを添える。 王都ではかつての仲間であるグリーン、ブルーとの再会もあり、四人は北の地へと歩みを進めていく。そうして辿り着いた第十一騎士団では、団長ガイの軽いいたずらが思いがけずフィーアの心の奥底に触れ、彼女の過去に刻まれた記憶と痛みを呼び覚ます。普段は天真爛漫に振る舞う彼女が、わずかに震える姿を見せる場面は、物語に静かな陰影を落とし、彼女が背負ってきた時間の重さを読者に改めて思い出させる。 本巻では、過去の出来事や歴史の断片が少しずつ紐解かれていくことで、この世界に横たわる秘密の輪郭が徐々に浮かび上がってくる。軽妙なやり取りの裏側で、物語は確かに大きな流れへと向かっており、その静かな積み重ねが作品全体に奥行きを与えている。 それでもなお、フィーアの天然とも言うべき無邪気さと規格外の力は健在であり、彼女の存在が物語に柔らかな光をもたらしている。重みを帯びた過去と、仲間と共に歩む現在。その両者が交差する中で、彼女の歩む道がどこへ続いていくのかを思い描きながら、最後まで心地よくページをめくることができた。重層的な世界の気配を感じさせながらも、読後には確かな満足感が残る一巻であった。
2投稿日: 2026.03.11
powered by ブクログお姉さんのいる北の領土に行く回です。お目当てはお姉さんと久しぶりに会うことと、ザビリアに会ったり様子みたりしたいこと。 お供はカーティス団長と、他国のブルー、グリーン。 このシリーズは本人の無自覚チートっぷりを周りが呆れながらも魅了されて可愛がり、愛する構図がたまらなく楽しいです。最近コミカライズも読んでみていて、良くできていて、理解深まり良かったです。 最後に過去の記憶など出てきて、物語これから少し動くのかな?
5投稿日: 2025.04.24サイドストーリーが半分とは
まさか本編が半分しかなく、後はサイドストーリーとは。でも、本編に登場しなかったレッドの様子や、騎士団長のフィーアに対するデレデレぶりが描かれていて面白かった。特に魔王の右腕の正体のヒントは、今後の本編の展開にも影響があるでしょう。それにしてもザビリアは立派な竜王になってましたね。次の巻が楽しみです。
0投稿日: 2024.03.17
powered by ブクログ300年前の大聖女の生まれ変わりのフィーア。自分のことよりも人のことが気にかかる心優しい能天気な女神は、周りに愛されまくって、でも本人は気がつかない。そのギャップが面白いのかも。フィーアが恐れる魔王の右腕の正体に秘密がありそうだ。
47投稿日: 2023.07.28
powered by ブクログサザランドから帰還しお土産を渡し終えたフィーアは訓練期間終了のあとの特別休暇で姉のオリアに会いに北の霊峰黒獄へ。 帝国皇弟のグリーン、ブルーと合流し、カーティスとフィーアは王都から北へ。 無事ザカリアとの再会を果たし、ザカリアとカーティスは魔王の右腕について話し合う。 300年前の赤盾近衛騎士団長、黒皇帝。銀髪のシリウス・ユリシーズ騎士団副団長、黒皇帝カストル、青騎士カノープス。
1投稿日: 2022.03.26
powered by ブクログフィーアが休暇をもらって姉とザビリアに会いに行く。グリーンとブルーにも再会し同行することに。ザビリアは立派になっていて‥ フィーアの前世の話が盛りだくさんで、当時の様子が明らかになってきた。しかしサイドストーリーは楽しいけど多すぎて本編がなかなか進まないのがもどかしい。
0投稿日: 2021.11.02
powered by ブクログ初回限定SS『フィーア&ファビアン、騎士団長たちと食事をする』ファビアンとの会話が最近少なかったので嬉しい。 最後にシリルが誰も夕食に来ないとつぶやくのが…。 ウェブには無い地図とか、書き下ろし短編が楽しい一冊。 帝国でルビーに会うのはいつでしょうか?待ちきれません。
1投稿日: 2021.09.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
特典目当てで電子とTSUTAYA、くまざわ版も購入。 かなり最近の更新分まで入っていて驚いた。 魔人や魔王の右腕、黒皇帝の話題が細かになってきたので、次辺りで少しずつお目見えできる…といいな。 300年前の話は生きていた頃の賑やかな様子が描かれるほど死後の重みが切ない。 あの頃の彼らが救われて欲しい。 書き下ろしのザビリアの角の話がやけに面白かった。 団長さんたちの会議いろんな意味で楽しそう。
1投稿日: 2021.06.04
powered by ブクログ昨年から読み始めたシリーズだけど、2020年ベストのラノベのひとつ。多分私的に1位(のはず)!300年前の大聖女の記憶を思い出し、全盛期の何割かにも満たないけど力を取り戻したフィーアちゃん。そんな彼女のここ半年の頑張りが既刊5冊に収められ、、、きれないでしょ(笑)まだまだ続くフィーアと彼女を取り囲む面々。元護衛騎士であり記憶を取り戻した騎士団長も言ってるけど「控えめに言っても(大聖女の力を使いすぎて)やり過ぎです」そしてその力が露見することで彼女の前世の最期のあたりも徐々に確信に迫ってますよ。
2投稿日: 2021.05.16
