剣と魔法の世界のお貴族様が、ある日突然転移した別世界でのんびりのほほんと周囲を巻き込んでいく「なろう系」小説のシリーズ1作目です。 　主たる主人公は、ある日突然とある街の路地に出現した青年。洞察力と冷静さに優れた彼は、突然のことにも取り乱したり慌てたりしない。元の世界では貴族、現在は無職。偶然知り合うことのできた冒険者のジルとともに、彼は『休暇』と称して自らも冒険者となる道をゆくが、それは一般的な人々が考える姿と随分と異なった在り方で、周囲を混乱と戸惑いの渦に巻き込んでいく。ある意味強烈な化学反応を知ってか知らずか、彼は今日も冒険者たろうと斜め上の努力をしながらほのほのと笑って休暇を楽しむのだ。 　コミックス版を先に読んでいましたが、ニュアンスが掴み切れないところを原作はどのように書いているのか気になり、オーディブルで見つけて手を出しました。 　リゼルとジルの関係や、場の空気、要所要所の感情変化など、コミックスでは読み切れなかった部分も描写されていて、なるほどこういう雰囲気だったかと思いながら読みました。どちらが先でも楽しめると思います。 　ただ、リゼルの三人称一元視点かと思えばいつの間にか視点がジルになっていたり、また移動していたりとするため、地の文の方で戸惑うことが少しありました。 　シリーズ1作目なので、色々な登場人物との出会いやそれによる化学反応が描かれていて、テンポよく読めます。今後の物語の広がりが楽しみです。 　次作もコミックスで読んで気になっているシーンがあるので、どのように書かれているのかを楽しみに読みたいと思います。

「貴族さん」そう呼ばれる主人公と、彼に甘やかされ可愛がられて懐いた人達の日常。 突然宰相を失った王様は、大パニックだりうけれど、突然転移してしまった宰相の方は、休暇だと思って平民ライフを楽しんでいる。 彼がこの世界でどう生きていくのか、王様と再会できるのか、何故世界を渡る事になってしまったのか、続きが気になる。 それにしても、主人公二人の身体接触が甘くて甘くて、ニヤッとしてしまう。

おもしろーい。 暇つぶしにと思ったら意外にも面白くてハマってしまった。 リゼルの人たらしなところと、人を見極める力と、なんだかんだうまいこと使う力と、ジルの強さと見る目の鋭さとかっこよさと、2人がなんだかんだお互いを思い合ってどんどん仲良くなるのがとても良い。 え、BL展開ですか？となりそうなところをギリギリ回避して友情なとこも好き。(BLはすきだけど) 登場人物もみんなすき。 みんなかわいい。 そんで表現も面白くてすき。 でも話は意外と壮大で面白い。 空間魔法のポーチわたしも欲し過ぎる。

読んだことはあるけど、書籍費初めて手に取りました。 最初っから伏線がばんばん張られてることに気づきました。 続きが楽しみです。

キャラもストーリーも好みなんだけど 微妙に文書が読みにくいと感じるときがある…あれ？今、誰喋ってるん？ってなりました 自分の読解力がないのかな…なんでか読みにくい。場面展開が多いからかな？ でも話も主人公も好きなのでちまちま読んでいきたいです 主人公がチートちっくなの大好きなので（笑）

ラノベ。異世界に飛ばされて冒険者をする貴族が主人公。再読になるのですが、後々のあれこれに繋がる伏線があったり、ここで既にこんなこと書いてあったのか、と再読だからの深みがあり、何回読んでも面白い本だよ！という結論に至りました。登場人物の一人一人にしっかりとした性格があり、頭の中で整理しやすいです。そこ、長編で登場人物が多い物語においては大助かりですよ。

王国の若き貴族の宰相が執務室から突然他世界に転移してしまうが、当の本人はあわてず騒がずすっとその世界に馴染んでしまう。周りを誑し込みながら冒険者稼業を楽しむ。周りは男ばっかりで、ちょいとBLぽくて気持ちが悪い。私の娘は面白かったというのだが、どうもねえ、主人公がうっとうしい。

異世界の貴族で宰相だったリゼルが、別の異世界に転生してマイペースで暮らすお話です。強面の面々が、リゼルのペースに巻き込まれてしまう様子が面白かった。転移ものでよくある主人公が超強くて無双する話ではありません。のんびりと日常を楽しむお話でしたね。

娘にスッゴく面白いから読んでほしいと勧められて読む。むー、登場人物ほぼ男だけなんだけど。大国の宰相勤めるような(魔法ありの国の)リゼルが突然転移して似たような違う国に行ってしまい、ジタバタするのもなんだなー、と今まで出来なかった冒険者ライフを堪能しながら、周りの実力者を次々とたらし込む話でした。娘よ、すまん、ママは友情には萌えません。

恋愛感情ではないが信頼関係のような親愛を感じられる絶妙な関係性や“貴族様”の見た目についてはあまり述べてないのに雰囲気などのイメージが補完されていくのが良かった。

全巻読んで、web版も出てる分全部読みました。楽しくて自分好みなお話、キャラだったのでどハマりしました。BLと言う意見が多いですが、私はBLに全く興味ないですがすんなり読めました。

しんどい思いをすることなくサクサクと読めました！面白かったです〜！自分好みの路線でした(笑)現時点で出ている冊数が多いのでちょっと怯んでるのですが、続きが気になるのでゆっくり追いかけたいです。

基本的には一時期増えた異世界のんびり満喫小説なのですが、主人公・リゼルのキャラが個人的にすごくツボ。 「人心を掌握する術を自覚的に利用して立ち回る」「けれど明確に向けられた好意にはけっこう鈍感」って部分が推せると思うか拒否反応が出るか、好みが分かれるとは思いますが……私はそういうキャラ大好きです。 ブロマンスという言葉で誤魔化せない程度にはだいぶBL寄り、だけど決して「恋愛」には繋がらないんだろうなぁ……と感じさせるリゼルとジルの関係性も良い感じ。

なんかBL感が強い そもそものテディベアはわざとなの？それとも気が付かずこの名前を使ったの？？？ 否が応でも背景考えてしまうけども 早く帰れるといいねえ

珍しくネットでばったり出会った本。 イラストが可愛らしくて何気なく読み始めたのですが、 人の心を操れちゃうくらい頭がよい主人公と次から次へと出てくる登場人物の掛け合いが、穏やかでほのぼのしてたり、ちょっとヒヤヒヤしたりと、日常を描いているのに引き込まれる話です。 基本的に出てくるキャラは男性ばかりですが、BL的恋愛要素はありません。友情・忠誠心・信頼関係がお好きな方にはおすすめです。

リゼルって生きて行くの楽だろうなぁ。人生辛いとか無いのかなあ。服装だけでなく見た目や雰囲気だけで「貴族」って丸解りな人間って実際居たらどんなんだろう？ただの上品な人って訳じゃないんだろうけど、想像つかないな。でも、イラストは良い線いってるかも。リゼルの回想にチョイ出て来る国王絡みの話視点でもまた、面白いストーリーが出来そうで、そちらも期待したい。