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食堂かたつむり
食堂かたつむり
小川糸、石坂しづか/ポプラ社
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総合評価

1269件)
3.6
238
446
353
106
38
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    読み易かったー。なんかずっと寒かった。雪が多かったっけな。すこーしだけうるうる泣いてしまいましたが、良かったです。お母さんルリコと倫子のところよかったなあ

    2
    投稿日: 2026.03.26
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    祖母、母の愛。 地域の人からの愛。 そっと傍にいてくれるブタちゃんのエルメス。 あたたかくて、「堂々と胸を張って生きてちょうだい」と背中をされた気持ちになる。 ただあたたかいだけじゃなくて面白いからすぐに読んでしまった。 お客さん目線のエピローグもとても好き

    1
    投稿日: 2026.03.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    テンポが早くて読みやすかった。 失恋されてからウジウジ絶望する日々が何ページもあると思ったら意外とスピーディーに食堂開いてて、展開が早くて良き。 途中までほのぼの日常系な話だと思ったら後半から怒涛の展開だった。 こりゃ感動していけねえや。

    2
    投稿日: 2026.03.17
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    情景の表現が綺麗だなぁ。 『空には玉ねぎの薄皮みたいに半透明の薄い雲の膜が、ぴったりと貼り付いている。』 『生みたての卵の黄身みたいな、ツルンとした濃いオレンジ色の太陽。』 『クラゲのような薄い雲が広がっている。』 『夕焼け空が広がっている。まるで、地球をそのまま巨大なはちみつのビンに沈めたみたいだった。』 この感性で人の機微を表現しているのだから、読んでいてとても暖かくなる。 凝り固まっている様に見える女性3代に渡る関係性が料理を通して解れていく。 その他にも色々な人間関係が温かい心のこもった料理を通してポジティブな一歩を踏み出せる。 そんな温かい温度を感じる作品でした。 素晴らしい料理を作る本人が救われてくれて良かったなぁ。

    10
    投稿日: 2026.03.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    母とのすれ違い、恋人との突然の別れなど不運があっても前向きに料理を通じて人を幸せにする主人公に魅了された。 誰かのことを思って料理を作ることの素敵さと仕事に対する熱意を感じて、自分も家事や仕事を頑張ろうと思えた。 最後に実の母の思いを知れたのはよかったと思うが、生きている間に言葉にしなければわからないこともあるというのを痛感した。 全体を通して美味しそうな料理が多く、最も気になったのはイチゴのカレーである。ぜひ食べてみたいと思った。

    1
    投稿日: 2026.03.13
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    命をいただくことの有り難みを再認識しました。読んでいると心があったかくなったり、苦しくなったりして、感情が忙しかったです。 最後の番外編もすごくよかったです!! 私の勘違いで、エルメスはスナック常連の比喩だと思っていたのですが、本当に豚だったのでひっくり返りました(笑)

    8
    投稿日: 2026.03.13
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    久しぶりに涙がほろほろ、いつの間にか涙が止まらなくなっていった本です。親の計り知れない愛を感じ、また、生きること、食べることといった基本的なことを丁寧にしていこうと思った素敵な本です。

    3
    投稿日: 2026.03.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    とても素敵な大人の童話でした。 たのしくきちんと料理できる人になりたい。 それには愛がなくっちゃよ。 おばあちゃんとの暮らし、義母を思い出しちゃった。 おばあちゃんはおばあちゃんで色々あったとのこと…でした… ドーナツ、愛でした……食べたいナ

    0
    投稿日: 2026.03.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    15年ほど前に読んだことがあったものの内容を結構忘れてたので再読。当時と印象が結構違った。良い意味で。 夢を叶えるため懸命に働き、実現も近付いてきたかと思われた頃にそれまで愛し合った男性が倫子のすべて、本当になにもかも持ち去ってしまう。 辛うじて残されていた、祖母との思い出が詰まった糠床の存在が救いになったのか直ぐに絶望的な状況から立て直す行動力を見せてくる。かと思えばやっぱりふとした時に涙がこぼれる様子が見られる。そりゃそうだ声も失くしてしまうほどだし。 料理に対する信念が揺るがない倫子。母の最期の望みとはいえエルメスを手にかけることも食と誠実に向き合う姿勢が素晴らしかった。 出生の秘密は『水鉄砲』ではない真相が匂わされている。不器用ながらに倫子を愛しそうとしたルリコママの最後の手紙の場面はこちらも思わず涙が出そうになった。

    0
    投稿日: 2026.02.27
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    何となく既視感があったので昔読んだのかもしれない(こんなに綺麗に忘れる事に驚く...)自然や料理の描写は丁寧で、風を感じて料理の湯気や匂いも感じられました。暖かい人々に囲まれて...でも豚の屠殺やいくつか生々しく読めなかった描写があり残念。もう少し頁をさいて倫子親子の心に触れたかったです。でも丁寧に生きようと思える小説でした。

    2
    投稿日: 2026.02.27
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    ほんわかした話なのかと思ったら、生き物の生がとても生々しく、目を逸らせないぐらい事実として書かれていて、「食べる・生きる・死ぬ」にシンプルにまっすぐ向き合うしかなかった。 でもそのシンプルさが心地いい。 人間は他の生き物を消費するしかなくて、どこまでも自然に生かされてると思う。人間は与えてくれる生き物たちになにをあげられてるんだろう。 チョコムーン良かったなあ

    1
    投稿日: 2026.02.24
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    近すぎて傷つくなら、一定の距離を保つ。 結局は話さなければわからない事はあるし、話してくれなければわからない事なんて沢山ある。 言いたくなったら言えばいいし、言いたくなかったら言わなければいい。 本当に大切なことは、自分の胸の中に、ぎゅっと、鍵をかけてきっちりとしまっておこう。 誰にも盗まれないように。

    14
    投稿日: 2026.02.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    誰かのためを想ってごはんを作ることのあたたかさや愛がたくさん詰まった本。ただ料理のシーンの温かさと、いやーな家族関係の描写や、家畜を絞め殺す場面の描写の落差がきつかった。でも、料理をするというのは命をいただくことだし、嫌な家族関係も、実は知らなかっただけで愛されていたとわかるという、「そうかあこれも込みで人生か」と感じる場面が多い話だった。 おかんからの手紙はずるいというか、まあずるい、泣かないで読むことはできなかったよ。

    0
    投稿日: 2026.02.22
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    2010年(発出2008年) 290ページ 最近続けて食がテーマのお話を読んだ。料理が出てくる物語は結構好きだ。その中で、このお話は、圧巻のシーンが登場する。 辛口レビュー注意⚠️ 現実離れとご都合主義、人物造形が浅いところが気になるお話で、ファンタジーとかおとぎ話と思って読んだ方が良い物語。 気になる料理の描写は、どんな素材を使った、入れた、揚げた、ミックスした、とかの表現ばかりで、料理の音や匂いや味が伝わる表現がなく想像できなかった。なんか、すごい料理を作ってるってのはわかるんだけど。 その印象が、最後でひっくり返った。命をいただく「いただきます」という言葉をあらためて認識できた。残酷という感想もあるけど、屠殺、解体業のおかげで人間は生きていけるのだ。 大事に育てたペットの豚を食べてしまうというストーリーと、主人公の倫子が、屠殺解体処理のテクニックをどうやって身につけたのかは果てしない疑問だけど、この部分は目を逸らさず読んだ。スーパーでパック詰めされてる肉しか見てないから想像できないだけで、われわれはこのおかげでロース肉やバラ肉などを食べることができるのだ。 昔はわが家でも、卵を産まなくなった鶏を、祖父が締めて殺して、そして食べていた。 最後の鳩を食べるシーンも命を余さずいただく、という意味で描いているのだろうけど、これは必要だったのかな? 野生の鳥獣は注意が必要です。まあ、カラスの死骸を食べていた恐るべきYouTuberもいたけど。

    24
    投稿日: 2026.02.21
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    始まりは衝撃だったけど、いいお話。おかんの手紙は読みかけて思わず本を閉じた。電車の中ではダメなやつ。食事、食べもの。毎日こんなに大切にできてなかったな。素敵な主人公。

    1
    投稿日: 2026.02.16
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    初、小川糸さん いいなぁ、こんなふうに料理を作ったことがない、私にとって料理は“義務”に近いです 毎日こんな気持ちで料理できたらシアワセだろうなぁ 食材や工程の描写がとてもよい、あたたかくて心地よくて気持ちが晴れてゆく そして出て来る人が結局みんないい人なのも癒される もし食堂かたつむりに行くことができるなら、ビールに合う一皿、ワインに合う一皿、そして日本酒でも一皿、最後にエスプレッソで小さなスイーツをいただけたら最高です! また別な作品で美味しそうな料理に出会いたいと思う、初・小川糸でした

    1
    投稿日: 2026.02.16
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    10年以上ぶりの再読。書き出しも最後もファンタジー小説みたいで、それを優しい空気とあったかいごはんの匂いが包んでる、そんな印象。

    0
    投稿日: 2026.02.16
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    「ライオンのおやつ」ぶり2作目に、小川糸さんの作品を読みました。 主人公や周りの人々が、料理を通して生きる活力を得たり、自分と向き合ったりしていく様はとてもよかった。 ただ、どうしても随所に散りばめられた下ネタ的ワードが、本当に必要なのか?と、、 わたしにとってはノイズに感じてしまった。この作品にとって大切な意味があるなら誰か教えてください、、、

    0
    投稿日: 2026.02.11
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    "食"は気づかないうちに生きる中での大切なきっかけとなってるのかもしれない。 人生=食、絶対に切り離せないからこそ、尊さを持ち、選び、命をいただくことに感謝する必要がある。

    0
    投稿日: 2026.02.11
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    小川糸さんの小説を初めて読んだ。とても温かくて、ほんのり切ない読了感だった。こんなに素敵な小説に出会えて嬉しいな、という気持ちで満たされた。 わたしも母親との折り合いが悪くて実家を出たけれど、距離ができたことで、母親なりの愛情表現が少しずつわかるようになり、親孝行をしたいという気持ちが芽生えるようになった。そのため、そうした自分の気持ちと、主人公の心情が少し重なった。 実家を離れてからは、お弁当や外食、自炊が増え、自分のために心を込めて作ってくれていたご飯の温かみが恋しくなっている。そんなタイミングだったこともあり、この物語はものすごく心に染みた。一方で、恋人や友人、家族にご飯を振る舞う機会も増え、自分が作ったご飯を美味しいと言って食べてもらえる喜びも感じる機会も増えた。そのため、自分の作ったご飯を美味しいと言って食べてもらえる温かみも思い出しながら読んでいた。 また最近、恋人と、山魚をその場で捌いて調理してくれるお店に行った。少し怖さもあったけれど、命のありがたみを強く感じる体験だった。本来であれば、日頃からそれくらい命に感謝すべきなのに、つい忘れてしまう。命や作ってくれた人、関わってくれたすべての人への感謝を込めていただきますやごちそうさまでしたを言うことの大切さを改めて感じた。 温かい食事や大切な人を大切にしながら過ごすことの大切さ、温かさを改めて感じさせてくれる小説だと感じた。

    1
    投稿日: 2026.02.08
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    本当に大切なことは、自分の胸の中に、ぎゅっと、鍵をかけてきっちりとしまっておこう。誰にも盗まれないように。空気に触れて、色褪せてしまわないように。雨風にさらされ、形が壊れてしまわないように。 倫子 大事なものは、なんでも冷蔵庫の中にしまえばいいのよ。そして、必要な時にレンジでチンすれば大抵のものは平気なの。 ルリコ 作中に出てくる、大事なもの大切なものの解釈。真面目で慎重な娘とマイペースで大雑把な母親、2人の性格が色濃く出ている場面かなと思います。二人の関係が物語の主軸となっていたと感じます。母と娘の絡まった糸がほどけた証に倫子の声が戻る。とても、幸せな気持ちになりました。 私にとって母と娘の関係には、はっきりとした「親子の壁」があります。でもそれは冷たさではなく、親としての責任や人生経験へのリスペクトから生まれる大切な距離だと思っています。母は、私が最初に出会った一人の大人の女性でした。生き方や考え方に憧れた部分もあれば、思春期には反面教師として見た部分もあります。その両方があったからこそ、私は自分なりの価値観を育ててこられました。友達のように何でも話せる関係も素敵だと思うけれど、私にとって母との距離は「敬意」を含んだちょうどよい関係なのだと思います。

    8
    投稿日: 2026.02.07
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    心にじわじわ染み込む独特の話を書く作家さんですが、料理の苦手な私には今一つでした。と言うより、失礼ながら料理にもこんなに詳しい方とは思いませんでした。もう少し明るい話が読みたいです。

    0
    投稿日: 2026.02.04
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    ごはんの美味しそうな描写がたくさんあって、人と人との優しい繋がりを描く物語を想像しながら読み始めたら、実際には母と娘の仲直りを軸にしたお話だった。 序盤は少し独特の空気感があって、現実とは少し距離のある世界観に感じられて、なかなか物語に入り込めない部分もあった。 でも、あることをきっかけに、初めて母の過去を知って、自分の認識してた母と実際の母がだいぶ違ってることがわかる。 限られた時間の中で、自分にできる最大限の親孝行をして、空っぽになってしまったときにわかる母の真意。 人ってわからないな、と。 関係性とか、知っている期間とか、そういうの関係なくて、ちゃんと知ろうとしなくちゃわからないんだと思った。 ふわふわとしたファンタジーのような表現の中に、ときおり現実の重みや生々しさを感じさせる描写が差し込まれていて、不思議なバランスの文章世界だった。 番外編の短編は、より柔らかく幻想的な雰囲気が前面に出た、可愛らしく心が和むお話だった。

    1
    投稿日: 2026.02.02
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    小川糸さん、ライオンのおやつに続いて2作目。心があたたまる、けれど、、やっぱり悲しい。本作は後半まで美味しそうな料理と素敵なお話で、このまま幸せな気持ちで終わると思っていたのに…。おかんの病気からのエルメス、そして手紙。涙がこぼれ落ちそうになった。悲しい気持ちが強いまま終わってしまったので、巻末に短編小説がのっているんだけど、それは読まず、悲しみから顔を上げた倫子に私も便乗 。さ、ご飯作ろう!

    13
    投稿日: 2026.01.28
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    ライオンのおやつ以来のやさしくて繊細な文章はほんとに感情移入する、豚にも食材にもなれるような感覚 エルメスが姿を変えてみんなを元気づける、エルメスの命が継承され慈しまれる。 ふとしたきっかけで今はいろんな感情になってしまう人間だけど、原始から継承されている植物や動物が持つ根本的な力ってのはもっと重んじられてもいいな、慈しまれるべきなのかな、ご飯食べている時くらい全てを忘れて感謝しながら、背景を想像しながらいただくようにしたいな

    1
    投稿日: 2026.01.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    相変わらず小川糸さんは心温まるお話だった! 恋人に裏切られたショックで声をなくした主人公が田舎の故郷に帰って、そこで開いたお店で心を込めて料理を作って人を幸せにする、一方でお母さんとの確執が解れていって、お母さんからの最後の手紙はちょっと泣けた

    0
    投稿日: 2026.01.18
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    ストーリーは展開が多少唐突で ぶつ切り感が否めないけれど、 料理の描写だけで読み甲斐があります。 食材の声が、私にも届くようでした。

    0
    投稿日: 2026.01.18
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    小川糸さんの「生」の物語。 恋人に裏切られて声が出なくなった主人公が、ふるさとに戻って食堂かたつむりを運営することで、わだかまりのあった母との関係や自分の声を取り戻していく物語

    0
    投稿日: 2026.01.04
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    2026.1.1読了 食を通して想いを伝えるという素晴らしさ、命のありがたみに焦点が当たった作品かなと思います 個人的には読み進めるのに苦労して何度も中断してやっと読み終わりました。 主人公や周囲の人物描写がもっと細かいと入り込めたかもしれません。

    0
    投稿日: 2026.01.02
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    2025.12.28 小川糸さんの小説の中で1番ピンとこなかった作品かも。お母さんとの確執も結局よくわからんし、家を飛び出したわりに、戻ってきて店を始めるなんて甘えてるなあと感じたし…。 そして料理があんまり美味しくなさそうで小川さんの作品にしては珍しいなと。 登場人物の行動ほとんどにハテナマークがつく感じでした。 最後、エルメスを振る舞うシーンではどこかの小学校で飼育していたブタのPちゃんを食べる食育授業について思い出しました。

    0
    投稿日: 2025.12.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    食べることは命をいただくこと。 私も今まで以上に食材に感謝したいなという思い。 熊さんのやさしさ、みんな食堂かたつむりの想いを受け取っていい方向に進むところ(これはご飯の力で勇気が出たり活力が湧くからだと思う)が微笑ましかった。 そして最後のふくろうの謎とおかんからのお手紙は私も大号泣。おかんも倫子も不器用だけど愛があるんだね。

    0
    投稿日: 2025.12.29
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    あたりまえに食べている毎日の食事は、命をいただいているんだということに気づかされる。 読んでいて辛くなる場面もあったけれど、食べることが好きな私にとって、そういうことに気づかせてくれる作品は、食事をより価値あるものにしてくれる。 おかんからの手紙もよかった。 食が好きだから読み進められたけれど、そうでない人には読むのが辛い作品かもしれない。

    0
    投稿日: 2025.12.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    倫子が心を込めて丁寧に料理を作っていっている様が伝わってきて、ほっこりした気持ちになりました。ゆったりした空気感の中で、読者の心もほぐされていくような気がします。破天荒な人かと思いきや、実は娘のことを大切に想ってくれていたことが分かるおかんの手紙には心動かされました。心を込めて作られた料理は人に生きる力を与えてくれる、その思いが強くなりました。

    0
    投稿日: 2025.12.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    食べること、生きること、死ぬこと。 やさしい物語の顔をしながら、 容赦なく命の重さを突きつけてくる一冊。 あらすじやネタバレレビューを読んで展開を知っていたのに、つらすぎて涙が止まらなかった。 読み飛ばしはしなかったけれど、味わって読む余裕はなかった。 物語の冒頭、 インド人の恋人がすべてを持ち去って消えるという展開は衝撃的だった。声を失うほどの出来事なのに、主人公はそれを悲観的に捉えていない。強い人なのかと思ったけれど、それは「向き合わない」ことで保たれていた強さでもあった。 私は自分を弱い人間だと自認していた。 倫子のように切り替えられず、 悲しみや痛みに真正面から向き合い続けてしまい いなくなった大切な人のことを 何年も考え続け、理解しようとするからだ。 だけど、どんなに切り替えが早く強く見える人でも、”向き合えない“ってだけかもしれない。 どちらが強い・弱いではなく、 その人なりの生存戦略なのだと思わされた。 向き合うことにも、向き合わないことにも、 きっとバランスが必要なのだと思う。 おかんを失った倫子と同じように、 私は昔から「命を感じる食べ物」が苦手だった。 都会で育ち、料理は好きだけれど、 鶏や豚を自分でしめることはきっとできない。 自然の中で生きているという実感が、ほとんどない。 エルメスにとってあの選択が本当に良かったのか、 私にはわからない。でも、食べるという行為が 命を引き受けることなのだとしたら、 その覚悟もないまま生きている自分は 生物として脆弱している。 小川糸さんの作品はいつも、 料理のあたたかさや人の心、 ささやかな幸せに包まれているのに、 同時に、生きること・死ぬことという 逃れられない生物の宿命を静かに、でも鋭く突き刺してくる。この柔らかさの中にある残酷さが、 必要なメッセージとして流れ込んできた。

    3
    投稿日: 2025.12.15
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    登場人物の一人ひとりのエピソードが微笑ましい。 食を通じて主人公の気持ちが変化していくのがポイント

    0
    投稿日: 2025.12.08
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     壮大な命の物語。母親、豚のエルメス。細部に渡る、きめ細やかな料理の描写。恐れ入るばかり。最後に希望が待っていた。 

    0
    投稿日: 2025.12.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    『食堂かたつむり』を読み終えて、涙が止まらなかった。 本を読んでここまで声を上げて泣いたのは、生まれて初めてだと思う。 “命はどれほど大切なものなのか”という問いが、静かに、だけど強く胸の奥に突き刺さった。 物語が進むにつれて、お母さんの倫子への愛情が少しずつ明らかになっていく。 派手に示される愛じゃない。 人目につかないところで、そっと積み重ねられてきた愛。 その存在に気づいた瞬間、胸が締め付けられて、最後の手紙ではもう涙を抑えられなかった。 エルメスのシーンは言葉にできないほど心を揺さぶられた。 様々な事情を理解したうえで、自ら解体されるために歩み寄る姿は、残酷で、優しくて、尊くて、悲しくて… 大切な存在の死を経験したことのある人なら、きっと涙せずにはいられないと思う。 そして、料理によって人が幸せになっていく描写がとても好きだ。 「料理は祈りそのもの」という言葉が強く心に残った。 誰かのために作る料理は、“幸せになってほしい”という願いの形なんだと気づかせてくれる。 読み終えた今、胸にぽっかり穴が空いたような寂しさと、確かに温かいものが残っている。 『食堂かたつむり』は、間違いなく大切な一冊になった。 出会えて本当に良かった。

    0
    投稿日: 2025.12.06
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    同棲していたインド人にすべてを持ち去られた倫子。ショックで声も失い、失意で山あいの故郷に戻る。おりあいのよくない母親から借金をし、食堂を始める。 『食堂かたつむり』。1日1組限定、メニューのない食堂。 料理は本当に美味しそうで、一度食べてみたくなるほど。 いろんなひとたちが、うさぎが倫子の料理に癒されていく。 でも豚のエルメスを食べてしまうとは… そこまでしなくても… なんとなく、料理で終わってしまったような。 倫子の声も最後まで戻らないまま。 母・ルリコもあっさり亡くなり、本当の親子関係も見れないまま。 何か物足りなさを感じる。

    12
    投稿日: 2025.11.29
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    この本を読まないまま死ななくてよかった。途中から泣いてばっかりだった。読んだことがないのに懐かしくなるような小説。母娘の確執は深く語られないけれど、食器を引き合いに出して語られる「おかんと私の価値観は正反対」という言葉が効いている。 作者の小川さんについては全然わからないけど、食べることも作ることも好きなんだなあと伝わってきた。いくら料理が上手くても、飲食店のトイレが汚いとすべてが台無しになる、という一言の説得力よ。紹介されるひとつひとつのメニューも、ほとんど野菜だけで味を整えるジュテームスープも、そしてエルメスを解体するシーンも、食材に、食事という行為にリスペクトがないと思いつかないし書けないはず。文章を書くのが好きなだけでは小説家にはなれないと実感した。 はじまりから絶望的な展開に違いないのに、どこか現実感がなく、軽やかでもある。それは後半にかけても変わらず、でも心は動かされるし、悲しくなるし、あたたかくもなる。この空気を醸し出しているのが文体なのか、のどかな舞台なのかわからないけど、またこの世界に浸りたくなるだろうと思った。

    2
    投稿日: 2025.11.25
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    恋人に裏切られたショックで声を失った主人公。行き場もなく故郷へと帰り、昔からそりのあわないスナックアムールで働く母と飼い豚のエルメスと暮らすことに。主人公は母に頼み込み、大好きな祖母の影響やこれまでの仕事の経験をいかして夢だった食堂かたつむりを始めます。主人公はお客さんを面接(筆談)し、それぞれのことを想い、祈りをこめて料理を作ります。主人公が作る料理に対する細かな描写、その料理が起こす奇跡、母との関係性の変化など、声がなくても伝わるものがあると認識させてもらえる一冊でした。

    1
    投稿日: 2025.11.18
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    優しい感動が静かに湧いてくる。 風景や料理の描写が丁寧。特に料理は本当に食べてみたくなる。 料理ひとつ、食材ひとつにも、感謝の気持ちをもって丁寧に味わうようにしたい。 改めて「いただきます」「ごちそうさま」という言葉の大事さを実感。 毎日を丁寧に生きようって気になった。

    14
    投稿日: 2025.11.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読んでいて優しい気持ちになれた。命の大切さを料理を通して伝えてくれる作品。 仲が悪いおかんに料理を食べさせて、最後は自分に作って声が戻るんだなと予想できてしまうところが合わなかった。 安直な展開といえばそれまでかもしれないが、自分にはこういった優しい作品は合わないのかもしれないと感じた。

    1
    投稿日: 2025.11.04
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    同棲していた恋人に全てを持ち去られ、衝撃から声も失ってしまう。故郷に帰りそこで1日1組だけをもてなす食堂を始める。 途中まではお客さんそれぞれのエピソードとお料理に癒されていたけど、まさか最後でこんなにしんみりとするなんて。 作中描かれている自然の情景なんかが食べ物の香りとか色で表現されているのもよかった。

    1
    投稿日: 2025.11.02
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    倫子が作った料理を通して、人々の感情が動かされていく素敵な物語だった。エルメスのシーンはしんどかったけど目を背けてはいけない内容で、心に刻まれた。

    0
    投稿日: 2025.10.29
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    料理で人を幸せにできるって最強だよね。母からの手紙はグッとくるものがあった。 そして、たしかに評価が分かれそうな、なんだか不思議な余韻が今ある。

    2
    投稿日: 2025.10.26
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    こんな食堂が実在したらいいな、どの料理も食べる人の生活環境や年代性格が考慮されて、その人に合った料理を考えてくれて、料理は全て美味しそう。幸せな時間なんだろうなと。倫子のようにやりたいことを見つけ、実行する生き方がうらやましい。 ただ、結末はびっくりだった。これが動物の運命なのかもしれないが、切なくなってしまった。途中で読むのをやめようと思ったぐらいに生々しい場面あり、、、。でもうるっと感動したり、ホッとしたり、最後まで複雑な感情が入り乱れた。

    1
    投稿日: 2025.10.22
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    再読。 命を頂くこと。 それはみんながわかっていることだけれどサラッと流される風潮があるがこの物語ではしっかりと描かれていることに好感が持てた。 人によってはどうしてこんな場面を描くのだろうと疑問に思うかもしれないけれどやっぱりどうしたって必要だと私も思う。 何もかも失って人生のどん底に突き落とされた主人公が料理や出会う人々を通して、また人生を歩み始める元気を取り戻していく姿は、今何かにつまずいてしまっている人にも、新たに何かを始める人にも勇気を持たせてくれるだろう。

    0
    投稿日: 2025.10.21
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    小川糸さん好きになったきっかけの本。 昔単行本で読んですごく好きだった記憶があったんだけど文庫化されてたから購入して久々に! 倫子が作る料理がどれも本当に美味しそうであったかくて。優しい気持ちになれる大好きなお話です。 食堂かたつむり、私も行ってみたいなぁ。 エルメスの最期はとても丁寧に描かれていて、命をいただくということを考えさせられる。 おかんからの手紙のところはボロボロ泣きながら読んだ。 文庫限定の番外編チョコムーンもとっても良かった!倫子の料理を食べる側の人の話も読んでみたいと思ってたので嬉しかった。

    6
    投稿日: 2025.10.20
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    あたたかい作品だった。料理の工程が細かく書かれていて作者が自分で体験したのかな?母とのすれ違いで、結局最後まで素直になれない親子の不器用さ。喋れなくても伝わる誠意、それが仕草や行動だけじゃなくて料理にも現れている。主人公の気遣い、思いやりの心、料理を作るだけではなく食べる人のさらに先のことを考えていて、こんな食堂があればいってみたい。最後の物語もあたたかかった。心が疲れた時に読みたい作品。

    0
    投稿日: 2025.10.20
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    恋人に全てを持ち去られるところから始まる物語なので、恋愛をメインとした物語かと思いきや、意外と親子の関係性について考えさせる作品だった。 何もかもをリセットした状態から、自分と、他人と、動物と、自然と、向き合っていく物語。

    9
    投稿日: 2025.10.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    主人公が地元の田舎に引っ越すところから物語がはじまるのでもうこの時点で引き込まれた。これ好きだなって思った。 好きな本はやっぱりところどころ印象に残ったシーンがよく記憶に残っていて、 彼氏にありとあらゆる物を盗まれて絶望するところ(主人公は反応薄く感じたけど読んでいる私の方がショックだった)や、お店を開いてそこに訪れる人たちの物語の雰囲気の良さ、自然豊かな環境、飼っていた豚を解体して食事にしていただくところなど全てがもう魅力的で素敵で読んでいてとても楽しかったし癒された。 解体するところは辛く感じたけど、ものすごく食事に対する意識について考えさせられた。 辛いけど実際当たり前に食べているのだから、こういう仕事をしてくださる方がいることや食べられる動物たちのことを考えるきっかけって必要だなって思った。 可哀想だから食べない、とはならないけどスーパーとかに並べられる肉そのものだけ見ていてもパッと解体される様子が結びつかなくて、感謝の気持ちって忘れてしまいがちなことなので時々思い返したいなと思う。 初めての小川糸さんの作品だった。 この本を読んでもっと小川糸さんの本読みたい!って思った。有名なだけあって本当に素敵な物語だったな。

    1
    投稿日: 2025.09.24
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    めちゃくちゃ飯テロ小説です。シンプルだから読みやすいし、登場する料理はどれも匂いが漂ってきそうなほど美味しそうすぎて、お腹が空いてしまいます。読む前にお腹いっぱいにさせておくか、読みながらおやつを摘んだ方がいいです。続編出してくれないかな〜。

    0
    投稿日: 2025.09.12
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    シンプルいい話。 人を救うことは、すなわち自分を救うことなのかもしれない。 誰かの笑顔をみて嬉しいっていいな〜人のためになる仕事っていいな〜って羨ましくもなる。 夢中になることがあれば、悩んでたことも忘れるよね。暇は良くない。。

    0
    投稿日: 2025.09.10
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    「食」について考えさせられる話。 食べるということ、生きるということは様々な生命との関わりの中で成り立っていて、その一つ一つに感謝しないといけないんだなと気付かされる。 そして何より主人公が営む食堂が本当に素敵でわくわくした。自分でもこだわりのお店を開きたくなった。

    1
    投稿日: 2025.09.06
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    小川糸さんのことはこの小説を読む前から知っていた。雑誌『天然生活』で小川さんのすてきなライフスタイルが何度も取り上げられていたからだ。森の中の一軒家で、夜になれば蜜蝋キャンドルに火を灯し、寒くなれば薪ストーブで暖を取る生活。もちろん食事は地元の旬の食材をふんだんに使った手料理だ。それは絵に描いたような「ていねいな暮らし」で、憧れると同時になんてバイタリティのある人なんだろうと感心した。そんなユニークな人が描いた小説が面白くないはずがない。期待をこめて読んでみたが、果たして期待以上だった。 大筋としては「恋人に去られたショックで失声症になった若い女性が、田舎に戻って食堂を開くことになる。温かい手料理で客のおなかと心を満たしてゆく過程で、自らもまた癒されていく」という物語だ。母と娘の確執、そして和解もテーマとなっており、長編であるにもかかわらずぐいぐい読ませるパワーがある。 正直、メロドラマめいた展開や、自然体を通りこして卑猥に傾きがちな表現には、自分の好みではないと感じる部分も多かった。しかし、TVドラマ風のふわふわしたストーリーに対して、倫子のインテリアへのこだわり、大地に根ざした料理の数々、そして「いのちをいただく」ことへの覚悟と執着など、細部には異様なまでの具体性とリアリティがあり、美点が欠点(と私が感じる所)をはるかに凌駕していると感じた。自分で手を動かして額に汗した経験のある者にしか書けない、頭ではなくハートで書いた物語だ。 私自身料理が好きということもあり、物語抜きで料理パートだけでも十二分に楽しむことができた。読むと料理を食べたくなる小説は多いが、読むと料理を作りたくなる小説は稀ではないだろうか。これはそういう稀な小説のひとつだ。

    9
    投稿日: 2025.09.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    命をいただくってことは、そういうことなんだとわかりつつ エルメスのところがどうしても受け入れられず、、そこから読めなくなってしまった。 お肉になるはずだったエルメスを引き取って可愛がっていたのに、自分の余命を知った途端「エルメスを最後に食べよう」って…。 「あの子にとっても、その方が幸せなの。アタシがいなくなったら、あの子だって悲しむし。」って 幸せだって勝手に決めつけるなんて、完全に人間のエゴだと思ってしまいます。 私だって毎日お肉を食べて生きているくせにね。

    11
    投稿日: 2025.09.02
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    不遇の境遇ながら、主人公の女性の心の中は非常に澄んでいて清々しい。それでいて彼女の感性がとても素晴らしいので暗い話になっていない。人間の再生の話なのだが、当然の様に彼女を応援したくなるし、彼女の周りの人達も彼女の再生を手助けしてくれる人ばかりで、とにかく読んでいて気持ちが良い。料理の描写も丁寧だし、豚の解体シーンやその他のシーンも彼女の解釈が非常に意味深いので読んでいるこちらが高尚なものに触れている気にさせてくれる。最後の最後まで清々しく読めて読後感も良い。

    0
    投稿日: 2025.08.29
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    恋人に裏切られ、親子関係も微妙で、おばあちゃんっ子。都会から田舎に移って再出発というよく見る始まり。 しかし、食堂かたつむりをオープンしてからどんどん面白くなってくる。 提供される美味しそうな食事を想像してお腹が空いてきたりとほのぼのとした気持ちで読んでいると衝撃の展開が… 命をいただくと言うことは理解しているつもりでも、直視したくない私は涙を滲ませながら読みました。

    0
    投稿日: 2025.08.26
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    食を通して愛情が溢れ出す優しい物語。 倫子にとって熊さんがとっても大きな存在だったな。でも偶然を装い熊さんを引き合わせたのはあのおかんだった。 おかんの気持ちをもう少し早くにわかっていれば…でも最後に本当の意味での親孝行ができて良かったと思う。おかんの手紙は良かった。

    36
    投稿日: 2025.08.18
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    小川糸さんの小説は暖かくて清い。 この作品は親子関係が心に響くね。 ブクログの評価が低めなのは、エルメス。。かな。

    39
    投稿日: 2025.08.17
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    小川糸さんのらいおんのおやつの後に手に取りましたが、この方のギャグセンスというか、言葉の選び方や表現方法がますます好きになりました。 エルメスや、おかんとも衝撃的な結末を迎えますが、特に悲しさを与えることがなく、ハッピーエンドで終わったので、ほっこりしました。

    5
    投稿日: 2025.08.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    途中までごはん系小説って感じでマイペースに読んでいたんだが、 これは愛の物語だった 泣いたよー泣いた〜

    1
    投稿日: 2025.08.11
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    何年かぶりに再読。 やっぱり温かくて面白い。 出てくる料理がどれも珍しくて美味しそう。 ザクロのカレーが食べてみたい…! ラスト、おかんからの手紙で涙が止まらなかった。 何度読んでも泣けるし、優しい気持ちになれるし、食への感謝が深まる。 読むべき一冊。

    0
    投稿日: 2025.08.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    優しい気持ちになれる本 美味しいものを自分がすきな人と食べられる時間が何より幸せだよなぁと改めて感じた 初めは主人公にとって最大の宿敵だったオカンが、最後は自分にとっての味方になっていて もう取り返しがつかない、なくなってから気づくことの方が多い

    1
    投稿日: 2025.08.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    なんか重要なことがぽろっと書かれる感じが妙にリアルだった。最後のオカンからの手紙は不器用ながら頑張ったんだなぁと思った。

    0
    投稿日: 2025.08.06
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    最後は思わず涙が浮かんだ。 物語としては急展開、そして穏やかな食堂での日々なんだけど、食材、料理、エルメスに関しての表現が細かくて、魅了された。 料理って素敵だって思わせてくれた。 同時に、生と死の儚さも感じて、何気ない日を大切に生きようと思った。 小川糸さんのファンになりそうです〜 著書全て良い本です!

    0
    投稿日: 2025.08.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    心あたたまりながら読んでたら 最後の辺りで、心をナイフでえぐられるぐらいのショックが... でも目を背けてはいけない、それでも読むのが本当に辛かった。 最後には涙が溢れた。 命は、重く、そして大切な人の心に残り続けて生きていくのだなと感じた。 読んでいて非常に苦しくなる描写があったため星3です。 でもこちらの作品はわたしの心に深く残りつづけるとおもいます。 決して忘れられないほどの衝撃をうけました。

    1
    投稿日: 2025.07.28
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    同棲していた恋人に、家にあったモノ全てを持ち去られてしまうという衝撃の冒頭。 元々生い立ちも複雑な主人公が、失意のどん底にドン底に叩き落とされたところから物語は始まります。 小川さんの本を読むのは、『リボン』『ライオンのおやつ』に次いで3冊目なのだけれど、その中でも1番のお気に入りになりました。 料理がそこまで好きでは無い私でさえ、小川さんの瑞々しい言葉選びのお陰で、作品の中で出てくる食材や作り方、メニューに興味津々。 ストーリー展開も起伏があって、最後まで心地良く読むことができました。 私の身体になってくれている、全ての命に感謝。

    0
    投稿日: 2025.07.26
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    初めて読む作家さん。 ゆったり読み手を包み込むような…と思いきや、言葉選びや展開はなかなか衝撃的。清さと穢れが一緒くたに投げ込まれてマーブル模様のように混ざり合っている小説。 素材やレシピ、調理の描写が、とてもこまやかでプロフェッショナル。意外性のある組み合わせで、どんな味なのかな?香りは…と想像しながら読むのが愉しい。そして、命を頂く行為を、目を背けたくなる瞬間まで余さず書き切る覚悟の据わった姿勢。イタリアの文学賞バンカレッラ賞「料理部門賞」を受賞、なるほど、わかる気がします。 お店の佇まいや、店内に流れる時間はナチュラルで静謐。食に関する感性は五感に染みわたるようで、スピリチュアルな域まで研ぎ澄まされていて、とても丁寧に美しく描かれています。 一方で、母娘の関係性や、性や血に関する描写は生々しく、俗で強い表現が頻繁に現れるのでギョッとします。明らかに不快と感じさせる言葉もあるので、あえて両極端に揺さぶりをかけてるんだろうな。 好き嫌いはあれど、確かに、ただ心地いいだけではない凄みや痛さ、重さを残す力がありました。 甘いだけが美味しさじゃない、苦みやえぐみやも含めて美味なんだという、単純ではないお話を楽しみました。 あと、言うだけ野暮なんでしょうけど、どーうしても気になったこと。 実績のない無名の料理人が、1日1組しか入れないという天才シェフの実験みたいなお店を始めて。出すのはスープやサンドイッチ一品、みたいな日もあったりして。おいくらの設定にすれば商売として成り立つんでしょうか。 「命をいただく」は書ききったけど、「お金をいただく」は、目を逸らしましたね…

    22
    投稿日: 2025.07.26
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    いろんな人に料理振る舞うところまでは良かったが、お母さんの話になってから色々気持ち悪くて微妙だった…。生命の重さを謳って良い話風としてまとめ上げたところで、番外編のチョコムーンが更に気持ち悪くてやっぱり読後感良くなかった…。 村上春樹だって十分に気持ち悪いのになんだろ、登場人物一人一人の魅力が少し薄いのと、湿っぽいから気持ち悪く感じるのかなあ…。

    0
    投稿日: 2025.07.24
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    不思議な設定だなぁと思いながら読みました。料理を進める手順や家の調度品の細かい描写がとても丁寧で映像がイメージできる感じ。生きる事と食べる事、死と再生、そんな事も重くなく感じさせるお話でした。

    0
    投稿日: 2025.07.19
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    空き巣のような失恋で故郷に戻りレストランを始めた倫子。調理できない、食にあまりこだわりも無い自分にとって理解しにくい点もあってが料理は美味しそうでした。お母さんのエピソードには感動しました。

    39
    投稿日: 2025.07.15
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    食べることと、生と死。 喪失と、再生。 生命の循環。 そんなことを感じさせる、すばらしい作品だった。 かたつむり、という食堂の名も、なんだか悶えるほど好きだ。 それしかない、と一読者の自分も思った。 登場人物それぞれの不器用でも一生懸命な生き様、それぞれの愛のかたちに、心が温かくなった。 食堂かたつむりを中心に起こる、人生のストーリーが、どれも愛すべきものだった。 食べること、料理をすることは、生きること。 命をいただき、そのエネルギーが自分の生の一部になっていくこと。 そんな、根源的な真実を思い出させてくれるような、 生きることの力強さを思い出させてくれるような作品だった。 どんなに喪失や辛い出来事があっても、 またエネルギーは循環していく。 料理をして、食べて、誰かの力になって、生きていく。 そんなことを描きたかったのかな、と思った。

    2
    投稿日: 2025.07.13
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    すごく勝手に小川糸さんの人生を感じた。あったかさとつめたさが両立してて、ちょっとだけあったかさが勝ってるみたいなお話で、今より少しだけ丁寧に生きてみようと思わせてくれた。

    1
    投稿日: 2025.07.11
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    食堂かたつむりの内装の様子や料理の様子、料理が繋ぐ人との繋がりなど全体が優しい文章で綴られていて読んでいて、こちらも優しい気持ちになりました。エルメスやお母さんのエピソードも心にグッときました。

    2
    投稿日: 2025.07.04
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    一度読んだのにほとんど記憶から消えてきて、新鮮な気持ちでまたら読むことができた。昔に読んでたことをクレーマーと水鉄砲の箇所で思い出し。母の告白の部分でも思い出した。

    1
    投稿日: 2025.07.04
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    2025/1/22 読了 倫子の作る料理は人を幸せにし、どれも美味しそうで食べてみたい食事だった。 お母さんが病気になり、お母さんが学生時代から好きだった人が主治医で後に旦那さんになった人との結婚式でエルメス(豚)がお祝いに命を捧げた所は衝撃的で胸がキュッとなりその様が悲しかったけど、命をちょうだいする事はこういうことなんだとまざまざと知った。 倫子もありがたく残さずお料理をして、エルメス の供養をした。 最後、天井裏のふくろう爺は目覚まし時計だったのも、おかんの悪知恵だったけど、その下に手紙があり、その時やっとおかんとのわだかまりが溶けた気がした。 鳩が家にぶつかり、倫子を鼓舞したのもおかんの愛情だったんだと、、、 やっと声が出て、食堂かたつむりが再開した様子が目に浮かぶようだった。 最後の方は一気読みしたけど、優しくて穏やかな作品に引き込まれた。

    1
    投稿日: 2025.07.03
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    いのちをいただくこと、それを活力にして生きていくことを、前向きに捉えることができました。  半年前に購入し、心が疲れてしまった時に読もうと決めていた本書。人との別れが重なり、疲れを感じていたので、これは絶好の機会と思い、少しずつ時間をかけて読んでみました。  生きる力を分けてもらえました、読んでよかったです。ほろっと泣けるシーンもありました。文字数はあまり多くなく、もっと読みたかったなと感じたので、星4にしてます。  本作にはさまざまな料理が登場します。それらは食べる人に希望を与えたり、時には恋のキューピッドになったりします。これは単なるファンタジー表現ではなく、食事には人に活力を与えたり、感情を昂らせるような力があると感じられました。  鳥や豚などの動物だけでなく、野菜も生き生きと描かれていて、それらを心を込めて料理し、食べることで、生きる力になる。全編通じてそのことが伝わりました。  現代では、完全機能食品、サプリメントなどが発達し、さまざまな食べ方、生き方があります。これらもうまく活用したいと思っています。しかし、生き物(野菜含む)から活力を得ることの重要性を、本書で改めて考えさせられました。  心を込めて料理して、感謝していただく、当たり前のようで、なかなか出来ていなかったりします。今後は意識して、生きていきたいです。

    0
    投稿日: 2025.06.29
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    2025/06/19 バーコード読み込もうと裏表紙?みたら47版やってびっくりした。どんだけ刷られてるん。あと読み込んだ時に17000人ぐらい登録者いてびっくり。そんなに読まれてるんや。あと文庫やのに定価720円(税別)にもびっくりした。この2分ぐらいで色んなことに驚いた。 話の最初がトルコ料理屋で働いていて、付き合っていたインド人に荷物を根こそぎ持ってかれて行方不明になったってとこからやって、めっちゃ設定飛ばすやんってなった。話の内容を知らずに「ツバキ文具店」の作者やから読み始めたから、そこからインド人の元恋人探すんかと思ったらぬか漬けもって縁切った実家に帰ったのにびっくりした。あと実家に豚がおって、豚のエサはオーガニックやし、毎朝豚のためにパン焼いてるしおもろい。 熊さんは何者?なんでそんなに手伝ってくれるん?なんでそんなに人脈あるん?そこは都合良すぎる気がしたな〜。 主人公は倫子やけどずっと鳩子が話してる感じがした。料理を作るか文を書くか違いはあれど、それぞれの主人公はそのことが好きで人が喜んでくれるのが好きで、お客さん一人ひとりに全力で当たってるんやなって思った。 最後の番外編めっちゃよかった。やっぱゲイって肩身せまいんねんなーってなった。

    0
    投稿日: 2025.06.19
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    大切な人とレストランで食事をして、日々の幸せを噛み締めたくなる一冊。 小川糸作品、3冊目。売れてる本ってちゃんと面白いんだな、と感心してしまった。 食材・命へのリスペクト、提供する相手への思いやり、誰と何を思って食べるのか。 全部含めて「料理って愛だなぁ」としみじみ感じた。

    1
    投稿日: 2025.06.19
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    『ライオンのおやつ』が圧倒的すぎて少しハードルが高くなってしまった。 前半パートは展開がゆるやかで、それが全体を通した穏やかな作風をもたらしてると感じる一方で、後半への接続を考えると少し物足りなさと冗長さを感じた。

    15
    投稿日: 2025.06.15
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    大切なものを失ったその先に、“食べること”が優しく心をつないでくれる。 恋人に全財産と声を奪われた倫子は、すべてを失い、田舎の母の元へ帰る。やがて彼女は、小さな食堂「食堂かたつむり」を始めることに。メニューは日替わり一品だけ。でも、その一皿には、食べる人のためだけに込めた特別な想いと魔法が宿っていた――。 倫子の再出発と、ぶつかり合いながらも歩み寄る母との関係、そして食を通して人が癒されていく様子に、心がじんわり温かくなる。料理をすること、食べること、生きること。そのすべてが静かに愛おしく描かれていて、読後には思わず丁寧に料理がしたくなるような、そんな物語。 おいしいごはんと、ちょっぴりの涙がしみこむ一冊。あなたも“魔法の一皿”に出会ってみませんか?

    3
    投稿日: 2025.06.12
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    恋人にすべてを持ち逃げされた主人公が、実家でこだわりの詰まった食堂を営むお話。 ショックで声がでなくなった主人公だからか、淡々とした雰囲気で進みます。 基本的にいい人ばかり出てきますし、地元に帰ってからは基本的にトントン拍子。 優しいお話をふんわり読みたいときにおすすめ。 個人的に主人公に感情移入はしにくかった。母親が強くてかわいくて好きでした。

    14
    投稿日: 2025.06.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    主人公倫子は同棲していた恋人から全てを持ち去られ、ショックで声を失う。 山間の実家に戻った倫子は、母との暮らしの中で念願の小さな食堂をスタートさせ、生きがいを見つける。これまでずっと倫子と母の親子関係はあまり良いものではなかった。しかし母の余命が数ヶ月と分かり、母と初恋の人との結婚式のために精一杯準備を行う。 ペットとして一緒に生活していたエルメス(豚)との最後のシーンや、母が亡くなった後に見つけた倫子宛の母からの手紙の内容には私も涙が出た。 倫子にはこれからも食堂かたつむりで色んな人に幸せを運んでほしいな…と感じた。 短編の「チョコムーン」は、本編に登場したゲイの2人が食堂かたつむりの食事と共に過ごした旅行のことが綴られている。ホッコリする内容。 小川糸さんの文章はサラリとした読み心地で、私は好きだなと感じた。

    16
    投稿日: 2025.06.11
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    ありきたりな感じであまり刺さらなかった。 エルメスの所は、命を私達は食べて生かされてることを伝えたかったのだろうけど受け入れられなかった。 でも料理は美味しそう!

    0
    投稿日: 2025.06.10
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    大好きだけど大嫌いな作品。 出てくる言葉、物語の内容、なんとも言えない人間の温かさと冷たさ。本当に全て大好き。 だけど、エルメスのくだりは天と地がひっくり返っても、一生かけても、理解できないと思う。

    2
    投稿日: 2025.06.05
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    食べる事が大好きな私にとっては、本を開くと料理の香りを感じるぐらい描写が細やかな作品でした。どんな結末を迎えるのか、興味深く最後まで読む事が出来ました。ペットとの別れについて書かれた場面では、初めて知る事が多く衝撃的でした。心に引っかかっていた事が解消され、前向きに生きる事が出来るようになった主人公だったので、私自身の心も整えられ、読んで良かったです。

    3
    投稿日: 2025.06.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    食堂を舞台としたほっこり物語と思いきや、、 いやたしかにそうなのだけれど、、 エルメスを食べる流れがどうしても理解できず、最後は少し冷めてしまった。

    1
    投稿日: 2025.06.03
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    倫子が1日1組のお客様の為に 丹念込めてつくる料理が本当に美味しそう … ♡ 料理を作る描写やお客さん1人1人の背景が 何度読んでもほっこり癒される かたつむり食堂行ってみたいなぁ ‪(*´ `*)

    2
    投稿日: 2025.05.31
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    ガラムマサラの香りだけを残して すべて持ち去られた倫子 途方に暮れる暇もなく 実家の母の元へ帰る おばあちゃんのぬか床だけを抱えて 状況の変化や、 心の変化とともに 浮かび上がる食に関するアレコレ さらっと読んでしまったせいか そのひとつひとつが ちょっと物足りなくも感じてしまった が‥たぶん こんなふうに食に対して まじめに、楽しく取り組んでこなかったせいかもしれない 生きることは、食べること 最近亡くなった父が最後まで自分の口で 食べようと、たぶん無意識で手を動かしていた 食への執念、食への欲は生きることへの欲なんだと、思ったことが思い出された 生きるために、食を見つめ直す必要がありそう 改めて思う! 心に穏やかな時が流れた 少し息を抜いた生活をしてみたくなった

    103
    投稿日: 2025.05.31
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    ライオンのおやつから小川糸さん2作目。 倫子さんのすごいエネルギーで食堂かたつむりが着々と作られていく過程にわくわくし、オープンしてからも作られるお料理たちとエピソードもよかった。 私は美味しいものが大好きで、ジャンクなものでもそれは変わらないしそれで得られる幸せもある。でも、育まれた食材に耳を傾けて丁寧に作られたお料理たちは身体にしみこんで心も浄化する力がある気がする。 エルメスと作り上げた結婚式は、切ないけれどこれ以上ない愛情の結晶だったと思う。母親は良くも悪くも娘に大きな影響を与える存在。母親にとっても娘もまたそうなのかな。 生きることと食べること、繋がりを感じるお話が続いた。自分を大切にするために食べることも大切にしたいなと思いました。 番外編もほっこりステキなお話でした。

    18
    投稿日: 2025.05.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    全体的にファンタジーなお話。 そしてエルメスのくだりは、浅はかすぎる。 命をいただく。 死をむだにしない。 それはそうだし、そういうテーマの映画とかもわりとよく観る方だけど… 愛玩動物として世話してて、食べるか?? しかも理由が軽すぎ。 今は倫子が世話をしていて今後もできるのに、おかんが亡くなったらエルメスも悲しいだろうからって…なにその理由。 なによりも、 エルメスはすべてを悟っていた、とか、エルメスのオーラが包んでくれている、とか、そうやって人間が都合良く解釈してまるで美しいことのように書いていることに嫌悪感。

    0
    投稿日: 2025.05.24
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    料理の描写がリアルで素敵 嫌な奴が出てこない 美味しい料理を食べれることがいかに幸せか 家族は唯一無二の存在、大切にする

    0
    投稿日: 2025.05.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    小川糸さんの物語 食堂かたつむり きっと優しい景色の物語かなぁと思いながら 読み進めていきました。 中学を卒業した夜、倫子さんは大好きな故郷を出て 都市の外れにある古い一軒家に住む祖母のもとに 高速バスで向かいます。そこでは祖母と 季節のうつろいや日々を 大切にしながら暮らしていました。将来的にプロの 料理人になろうと決めていました。 祖母というのは、おかんの母親です。 倫子さんはおかんは苦手でしたが、祖母の事は 大好きで料理の面でもこころから尊敬しています。 大切な事も沢山学んでいきながら大都会で奮闘して やっと人並みに話したり笑ったり出来るようになった 矢先、夜遅くアルバイトを終えて家に戻ると 祖母が眠るように亡くなっていました。 せめて一晩だけでもと一緒にいながら食べ続けた ドーナツの優しい味、これまでの溢れる想い 凄く優しい愛情を感じる時間でした。 祖母が亡くなってから消沈する毎日を送っていた時 インド人の恋人に出会いました。 将来的に結婚もと思いながら暮らしていました。 自分の夢の為にお金も貯めていてある程度の金額に、 台所用品も良い物を揃えていました。 トルコ料理店からアルバイトを終えて家に戻ると 部屋の中が空っぽに、もぬけの殻でした。 家電やカーペット、貯めていたお金、祖母との思い出 の梅干しの瓶まで、、。 ハッとして祖母の形見のぬか床を探します。 お願いします。どうかぬか床だけでも残っています ように、、、。念じるよに扉を開けるとひっそりと 見慣れた壺が倫子さんを待っていました。中も無事 でした。読んでいて凄くやりきれない想いでしたが、 一番大切な物は残っていて良かったです。 倫子さんは高速バスに乗り故郷に向かいます。 声も透明になってしまい驚きましたが、痛くも 痒くもないし誰とも話したくないからちょうどいい との思いです。せつないですが、きっと私も同じ 状況ならそう思います。 目的はお金でした。 倫子さんのおかんがヘソクリをシャンパンの瓶に 入れて畑に埋めていたのを知っていたので お金を持ち逃げしてどこか知らない土地に行こう と考えました。 おかんの畑に着いて、雨が本降りになっている中 泥まみれになって探します。 倫子さんが埋めた思い出の宝箱が見つかりました。 中身を懐かしく思いながら見ていたその時! 丸くて白っぽい本物の豚が闘牛さながらに 倫子さんめがけて突き進んできました。必死に なって逃げますが疲れて結局おかんに見つかって しまいました。 おかんと倫子さんと豚で泥まみれのまま 十年ぶりに家に入ります。 豚の名前は エルメス  です。 おかんが大切に育てています。 倫子さんはお金がない為、おかんにお願いして ここで暮らしていく代わりにエルメスのお世話を します。また物置小屋を借りて自分で料理をして お店をやらせてくださいとお願いします。 途中であきらめずに最後までやりなさい 消費者金融なみの高い利息をつけて貸してくれたと ありましたが、もうこの辺りからおかんの愛情は 凄く感じながらの優しい時間でした。 倫子さんに優しく協力してくれた熊さんの 限りない優しさ 倫子さんの作ったカレーを食べて熊さんが言った シニョリータにも娘にも食べさせてやりたかったなぁ 倫子さんも熊さんも優しい色彩で包まれての とても穏やかな時間でした。 酔って乱暴な気持ちで倫子さんに料理を作らせた ネオコンでしたがお茶漬けを食べて言った うまかった、ありがとう 両目を真っ赤にして涙ぐんだ想いに やっぱり おかんのまわりの人達だから 綺麗なこころをみんな持ってるよね! 倫子さん凄いね!と思いました。 初恋の人との約束のお話、 そしてエルメスの最後のところ、 倫子さんがどんな想いでそうしたか おかんがどんな想いで倫子さんに頼んだか とても辛くなってしまいましたが そんな色彩のなかでも 底知れない優しさを感じました。 倫子さんもおかんも立派に お互いのやらなければいけない事をします。 おかんが エルメスが いなくなって でも野鳩に感じた おかんの想い、、、 死を無駄にしてはいけない 丁寧に気持ちを込めて無心になって 料理しました。 おかんが、ふたたび料理を作る楽しさを 甦らせてくれました。 野鳩のローストを食べて倫子さんは 声が戻りました! おなかの中で複雑にからまっていた糸が するすると解けて口から外に出ていくようでした。 光が差し込むように おいしい ありがとう おかんに伝えた声は 久しぶりに耳にする 自分自身の声でした。 食べ終えてふたたび動きはじめた倫子さん! 料理を、捨ててはいけない。 心からそう思った。 だからまた、一から料理を作りはじめよう、と。 身近な人に、喜んでもらえる料理を作ろう。 食べた人が、優しい気持ちになれる料理を作ろう。 たとえちっぽけな幸福でも、食べた後、 幸せになる料理を、これからもずっと、 作り続けていこう。 ここ、食堂かたつむりの、 世界にひとつしかない厨房で。 倫子さんは チョコムーン でもあるように 凄く凄く食べた人を幸せで優しい気持ちにする 料理を作っています! 倫子さんのように自身がした経験を糧にして 大切な人達の愛情に日々包まれながら 懸命に前を向いて生きていかなければと 読み終えて強く思いました。 そして大好きな、この物語の人達の幸せをこころから 願い祈ります。 食堂かたつむりに 出会い読むことが出来た事に 感謝します。 本当にありがとう。

    409
    投稿日: 2025.05.17
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    学生の頃から大切にしている本の中の一冊。 久しぶりに読みたくなって読んだ。 毎日美味しい食事ができるということはたくさんの方のおかげであり、たくさんの命をいただいているということを改めて思い出させてくれる本。 移りゆく美しい季節と共に様々な料理の美味しそうなにおいが本から漂ってきそうである。 小川糸さんの書く、一つ一つの表現が美しく物語の世界に引き込んでくれる。 これからもずっと大切にしたい本の一冊である。

    1
    投稿日: 2025.05.14
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    すべてを失った主人公・倫子が故郷で一日一組限定の食堂を始め、料理を通して人々の心を癒やしていく物語です。丁寧で美しい料理の描写と、登場人物たちの静かな成長が心に残る作品で、母との関係の変化にも深い感動があります。スローライフや癒しを求める人におすすめの、優しくて少し切ない一冊です。

    0
    投稿日: 2025.05.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    短くて読みやすい本 倫子がお母さんから受け取った手紙のシーンは読み返したいところ 愛されていると実感し、それを相手に返したいと思った時に、その相手が居なければ意味がないし、後悔が残ると思う 心因性の失声に悩まされていたのに、窓にぶつかってきた鳩を頂いた(=母が天からの声で囁いたように聞こえ、食べることを決めた)ことで、声がまた蘇ってきた場面では、食べることは生きることであり、天国に居る母からの、目に見える形での愛情だったのだと思う 料理の描写も巧かった

    2
    投稿日: 2025.05.01
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    普段何気なく使っている「いただきます」という言葉に重みを感じるようになりました。素材を提供する、調理をする、料理をいただく。それぞれに想いがあって繋がっている。そんな大切なことを改めて教えてくれる一冊でした。

    12
    投稿日: 2025.04.28
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    食事は命をいただくから、使えるものは全て使って調理する。滋味あふれた料理は人を幸せな気持ちにする。 全体的にふわふわした感じなのに、飼っていた豚のエルメスをまさか食べてしまうとは。

    1
    投稿日: 2025.04.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    本当にライオンのおやつと同じ作者さんなのかと疑うくらい作品に惹き込まれなかった。 エルメスを食べる選択に衝撃を受けたのに、野生の鳩まで調理し出して…ひきました。 でも評価は良いので単純に私に合わなかっただけです。

    1
    投稿日: 2025.04.22