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白痴
白痴
坂口安吾/オリオンブックス
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総合評価

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  • 迫力がある

    東京大空襲前後の東京下町 スラム街の様子を独自の語り口で描き出している。この時代の庶民の様子が大変によく分かる。前半の住人の紹介部分は悲惨さや醜悪さが目立ってやや読みにくかったが、後半の空襲場面は随分と迫力がある。作者坂口安吾の実体験が反映されているのかな。

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    投稿日: 2025.02.28
  • 無頼派

    『白痴』(坂口安吾)、読了! 太宰治の大ファンなので、無頼派として坂口安吾はずっと気になっていた。 作者の作品は初めて読むので、代表作と言われている本作を選んだ。 読み始めは文体に若干違和感を感じたけど、古い感じはしなかったし、途中で緊張感も感じて、素直に面白かった。 ただ、一緒に収録されていた「居酒屋の聖人」と「遺恨」はそれほどいいと思わなかった。

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    投稿日: 2020.12.28