
総合評価
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
初めてタイトルを見たとき、なんて破廉恥な!という印象とともに、表紙の優しげなイメージから人間らしい弱さと暖かさを感じた。 セックスレスの問題は単にセックスをしないだけではなく、挿入できないという、夫婦において致命的とも言える問題があったんだ、と独身のわたしは気付く。 著者のこだまさんが夫さんと出会い、一度もセックスできないまま、それでも結婚に至ったというのがまず感動で。男女の関係においてセックスは重要だけれども、それ以上に心のつながりがあったのかなぁと思った。 といっても、2人の結婚生活があま〜く描かれてるわけでなく、自身の仕事の辛さや不器用さ、病んでいく姿には共感してしまった。マヒしてしまうのだ。 退職後は病に倒れ、前向きに頑張った不妊治療も続けていくことが困難になり、夫までもがパニック障害になる。 生きていれば何かしら問題にぶち当たり、うまく回避できることもあれば、まともに受けてしまうこともある。この夫婦を不器用だと笑えるだろうか。病院に行けば済む話だという人もいるかもしれないが、自己肯定感が低い著者にとって、それはハードルが高いと言える。 では、自己肯定感が低い人間が悪いのかというと、そんな風に片付けてしまうのはあまりに冷たい。 多様な生き方が増えてきているにも関わらず、結婚したら子どもができるのが当たり前という世間の考えが苦しめていることはまだまだ多い。 こだまさんはこうして表現することで、吐き出すことができているけど、もっと自分だけの殻に閉じこもって苦しんでいる人はたくさんいると思う。そういう人たちの励みになったんじゃないだろうか。 女性の性に対する前向きな表現が一歩前進したとも言える。
0投稿日: 2017.03.22
powered by ブクログ読み終わったー\(^o^)/ 「入らない」悩みを軸とした人生小説。 話の重さと言葉の言い回しがすごい。
0投稿日: 2017.03.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
品のない内容かと思っていたら、とても真面目に生きていてすごく真摯に問題と向き合った内容だった。文章や比喩がとても面白く、ユーモアを持ちながら大変な問題を語っていらっしゃった。ご主人が大変なものの持ち主で、奥さまは小柄な方なのかと推測する。 奥様が出会い系にはまったところは記述するのがとてもつらかったであろうし、スリリングでもあるのだが、奥様自身の性欲についての言及がないところが気になった。快楽については全く触れられておらず、そのまま受け取るとただ狂って気持ちよくもなんともないまま求めに応じていたような感じだった。
0投稿日: 2017.03.13
powered by ブクログ初めはあまりの面白さにぐいぐいと読み進めることが出来たけれど途中から(あれ…?イマイチかも…)と思い始め一時は中断してしまった。しかし、途中で終えるのも気持ちが悪いと思い、再開。そしたら(イマイチかも)と思って中断していた個所から先が素晴らしく面白かった。エッセイであるという本に対して(内容的に)面白いと言う感想が正しいのかどうかは多少疑問ではあるが、著者あとがきに「面白い文章を書く」とあったので、きっと正しい感想である(はず)。 冒頭から既に、ごく普通の主婦が書ける文章のソレではないなと思っていたけれど、著者の方は元(現?)教職者の方なのだね。さすが違うなあと思ったね。とても分かりやすく、とにかくテンポの良い文章でさくさく読める。ウケを狙っている部分はしっかりと面白い文章になっているし、重要な部分はしっかりと重要さが伝わってくる。 全体的な内容は重い話ではあるけれど、やけに清々しい文体が程よく重さを中和している。途中(個人的に)ダレてしまった部分。それは何故かと言うと、良くある自虐語りかと思ってしまったから。全て読み終えた今となってはそんな感想で中断してしまった非礼を謝罪したい気持である。 終盤、締めに入るあたりからは謎の(?)感動があり、読後の満足感が格段に跳ね上がった。とは言え万人にお勧めする事ができる本!とは言い方のは事実。少しでも著者に、精神的に共感のできる部分がないと(何言ってんだこいつ)で終わってしまう。逆に少しでも共感できる精神が自分の中にあるのならば読んでみる価値はある一冊。
1投稿日: 2017.03.11
powered by ブクログTwitterでこの私小説を知り、この抜粋部分を読んでからずっと気になっていたこだまさんの本が書籍化されたと知り、すぐに購入、一気に読み切りました。 タイトルだけ見ると、性行為の事が書かれた本かと思われるかもしれないけど、そうではありません。 読んでて涙が止まらなくなってしまった。 私の同い年の友人に、孫が産まれた子と、これから初出産する子と、独身の子がいる。 彼女達には彼女達が選んだ人生がある。 人は時に、軽々しく、無責任に、 こうすべき、これが幸せ、こうしないのは損、そんな風に言うことが多いけれど、 その人がどんな思いで、どんな決断を下しているかは、傍から見てるだけで分かるはずはない。 自分もそんな1人になっていないか気になった。 これを読んで救われる人も多いと思う。 タイトルにとらわれずに多くの人に読んでほしいです。 装丁もとても素敵。カバーを外してもとても素敵。 なんだか「逃げるは恥だが役に立つ」って言葉を思い出しました。
0投稿日: 2017.03.04
powered by ブクログ作者のこだまさんの過去が壮絶すぎる… 辛すぎる…としか言いようがない。 もはや、「入らない」どころじゃない。 学級崩壊に夫のパニック症、一時期は本気で自殺を考えるほど精神的に追い詰められていたこだまさん。 もし自分がこだまさんの立場だったら全てを他人のせいにしてしまいたくなる。愚痴や文句を誰かに吐き出してしまいたくなる。 でも、こだまさんは絶対に人や環境のせいにはしなかった。できなかった…。全部自分が悪い。自分のせいだって思って、必死に堪えているような感じがしてそれがまた読んでいて辛かった…。 過去を振り返って本にすることはどれだけ大変だったんだろう…それだけ、もう当時の自分を乗り越えられているんだろうか…ただただ、こだまさんの心の強さに感服しました。
1投稿日: 2017.03.04
powered by ブクログ2017/3/3読了。この本のジャンルは何になるのだろう。これほどページをめくるのが怖かった本は『アルジャーノンに花束を』以来。 色々謎は残されたままだが、とりあえず心がザワザワする本。 「これ話題になってるよね〜、題名がインパクトあるし読んでみようかな〜」で読む本では無い。
0投稿日: 2017.03.03
powered by ブクログ話題になっているから、なんとなく手に取った。タイトルから攻撃的で赤裸々な話がバシバシ綴られているエンタメ小説なのかなと勝手に想像していたが、実際は、筆者が自分の半生を切実に誠実に書き綴った、とても簡単には形容できない作品だった。 ダイバーシティが注目される昨今、「普通の」幸せという考え方は昔よりはきっと古くなりつつある。けれど、やはり多くの人が積極的に選択していく道を歩まないことや、多くの人には降りかからない困難に遭遇することは、いつだって簡単に乗り越えられる事では無い。筆者が苦悩しながらも自分の人生に向き合ってきた様子に少し勇気づけられ、また、文章から伝わってくる真面目で不器用で感受性豊かな人柄が魅力的に感じた。 とても読みやすい文体で、あっという間に読了できるけれど深く余韻の残る物語だと思う。
0投稿日: 2017.03.03
powered by ブクログタイトルからは想像が出来ないほど、胸が掻き毟られるような苦しい本だった。 きっとこのタイトルや少し砕けた語り口調で書かれてなければ苦しすぎて最後まで読めなかったかもしれない。 世界には色々な事があって、それぞれが他人じゃ計れないほど色んな思いを乗り越えて物事を決断したりしている。 それを第三者が深くも知らずにその決断は違うよと言うことの残酷さ。 本当に世界にはまだまだ自分じゃ思いもよらない事が沢山ある。人の決断を軽々しく否定することはそう言う事だな…と色々考えさせられた。
0投稿日: 2017.02.28
powered by ブクログ「夫のちんぽがはいらない」、ネットで度々目にするたびになんなんだこのタイトルは、本屋で注文しにくい・・・けどとりあえずすごく読んでみたい。そんな感じでなんだか強烈に魅力を感じる何かがあった 本日すべて読み終えたのだけど、冷静な目線で時にはユーモアを交えながらこだまさんの半生を振り返る内容で「夫のちんぽがはいらない」という核の内容が所々出てくる 私は3章の半ばから時折涙が止まらなかった とても、良かった。どなたかも言っていたけれど本当にこの本が出版されて良かった。
1投稿日: 2017.02.28
powered by ブクログ普通の人が当然のように送れる人生を送れなかった、ある女性の物語。 程度の差こそあれ、誰でも他人と違うところはある。 この本はそれを受け入れて生きていく際のヒントになった。 タイトルとは裏腹に重たいテーマを扱っており、読み進めるほど心苦しくなった。
0投稿日: 2017.02.27
powered by ブクログ結構笑えた。ネット民ウケしそうな文体のエッセー。山でオナニーするウエハラさん、キャラあって良かったな
0投稿日: 2017.02.26
powered by ブクログ結局どうして入らないのか、分からなかったのが残念。しかもダンナさんのだけって。。 ダンナさんはどんな気持ちでこれを読むのかな。全部バレてるの知ったら、行きづらくなるだろうか。 夫婦の形はそれぞれですね。
0投稿日: 2017.02.23
powered by ブクログ同僚に勧められ、読んでみた。読み始めると、もう止まらない。どんどん、読まされてしまった。 同業者ということもあり、共感する部分も多かった。 悪意なく「普通」を押し付けてしまうことが自分にも多々あるなぁと反省した。個人の幸せは、誰にも決められない。 身近な人にこそ大事なことを打ち明けられない気持ちはとてもよくわかる。そんな関係嫌だって思ってたけど、この本のおかげでそれもありだって思えた。 いい表現だなっと思った叙述がある。 「隣り合う老木のように、朽ちていきたい」という叙述だ。 著者はきっと優しい人なんだろう。会ってみたい。
2投稿日: 2017.02.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
人の弱さと、弱さとともに生きていく優しさの詰まったエッセイ。最後には温かい気持ちで読了してふたりを応援したくなったのだけれど。 あとがきで抗菌薬の適正使用という私の職業上教義に反してきた話のところで、もっと向き合って、社会の手を借りて生きてくれれば、とも思って悲しくなってしまった。筆者の主治医はどんな思いであったであろうか、もっと薬を上手く調整できれば‥とか、こんな事情も知らずカルテを閉じる羽目になってはいないだろうか、もっといいハッピーエンドがフィクションなら作れたのに、って。著者と同じ歳頃になったらこんなこと思わずに受け入れられるのだろうか。 夫婦の秘密と結束が、他人の為に消費される必要はないし、このエッセイと読者が、子供のように優しさとともに新しい未来を作っていくなら、この実話は最高のエンドを結べるのでしょう
0投稿日: 2017.02.22
powered by ブクログ何かの歌詞にあったけど、みんなが思い描いている「普通」って理想なんだなぁ…と思う。うちの両親に読ませたい。まぁ読まんだろうけど。
4投稿日: 2017.02.21
powered by ブクログ友人に勧められて購入。 ところどころユーモアがあり、読みやすい優しい文体。 私ならどうするか。 結婚する前に、お医者さんに相談して、彼とも今後のことをきちんと話し合うと思う。 著者にとっては話し合わないことも二人の関係性あっての結果であり形なのかもしれないが。 結婚しても子どもがいない夫婦に対する世間の考え方・風潮に違和感を感じる。 「ふつう」なんて本当はどこにもないのに、何で人は自分の中で勝手に作り上げた「ふつう」でないことを否定しようとするのだろう。 いろいろ考えさせられた。
2投稿日: 2017.02.19
powered by ブクログ題名と話題作に惹かれて。 途中まではユーモアにとんだ言葉がクスッとくる 読んで行くと登場人物それぞれに悩める人生を一生懸命に生きている話で読みごたえもある。 最後の一頁が私はいらないと思ったが、全体的に読みやすく読んで良かった本
2投稿日: 2017.02.19
powered by ブクログただのセックス問題かと思いきや。 同じ職に就く者として共感できるところもあり。 なんか不思議だったなー。
0投稿日: 2017.02.19
powered by ブクログ文体は柔らかく、ユーモアもありつつ、冷めた視点も感じつつ、という不思議な面白さを持った文章で、読みやすかったです。 しかし、内容はどこまでも救いがない話。主人公である筆者のような生い立ちの知人がいるため、その思いや苦悩がよく分かり、胸が苦しくなりながら読んでいき、最後にはせめて希望があればと思っていたのに、どこまでいっても救いがない。 人は、家族は、夫婦は、誰しも何かしら問題や孤独を抱えているのだとは思う。それを人生の一部として生きて行かなくてはいけない事を、この本を通じて再確認させられた。
0投稿日: 2017.02.15
powered by ブクログ「なし水」に寄稿された原作には綴られていなかったこだまさんと旦那さんの半生、思いを、ここまで深く書いてくれて、ここまでの本にしてくださってありがとうございます。 こだまさん、あの時ガードレールを乗り越えないでいてくれてありがとうございます。 私はきっと、旦那さんのご両親や、母親である同僚たちや、保険外交員と同じ。自覚なしに人をたくさん傷つけてきた。絶対。 こだまさん、こんな人間にもこだまさんの思いは届いてますよ。こだまさんの心の叫びを胸に刻んで生きます。
1投稿日: 2017.02.14
powered by ブクログタイトルが強烈なだけに、ちょっと期待しすぎた。出オチ。深刻なテーマなのに、そんなに重くならずに読めたのはところどころユーモアな文章があるからかな。 好きな人のモノだけ入らないなんて不思議だけど、単純になんで入らないのか気になる。キングのサイズがでかいからなのか? 自分はやっぱり好きな相手としたいし、子供も欲しいけど、精神的な結び付きが強い夫婦には憧れる。
0投稿日: 2017.02.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
思わずタイトルに惹かれて読みました。日本は個性を潰すような教育であり、少数派は排他的に扱われる風潮が強い。ちんぽが入らないが、それ以上に、一人の人間として悩んだ夫婦感が描かれている。性交で結ばれることや子供がいることが全てでは無い様に思います。個人的にはちんぽが入らない際にもう一工夫してもいいんじゃないかとか、産婦人科or泌尿器科に受診したら解決策があったんじゃないかと思ってしみました。夫目線での、「妻の○○○に入らない」という作品が発表されるのを期待しています。
4投稿日: 2017.02.11
powered by ブクログ自分にとっては当たり前でも、世の中では一般的と言われてる事でも、目の前の人にとっても当たり前とは限らない。 どんなに少数の体験であっても、恥じる事はないし周りから非難される立場じゃない。
2投稿日: 2017.02.09
powered by ブクログものすごいタイトルにものすごく引いたけど各所のレビューを見て読むことにした。 タイトルこそアレ・・・ですが真摯に生きて悩む人の物語。 読んで良かったと思う。
4投稿日: 2017.02.08
powered by ブクログ面白すぎて夜を徹する勢いで読み終わってしまった。数々のレビューを読んでいると、もしかしたら泣くかも、思っていたけれど、クスッと笑える微笑ましいシーンのほうが多かった。 「ふつうの夫婦」などというものはない、この夫婦は世界中の「ふつうでない夫婦」の苦しみを一身に受けたような災難に見舞われて、さながら血だらけのキリストのように読者の涙を誘うものだと思っていた。 でも本を閉じたあと一番に感じたのは、二人に対する羨ましさ。そっと老木のように寄り添う二人。世の中には、ちんぽが入らないと成立しない哀しい関係というのがあって、それに比べたらこのお二人の精神的な夫婦の絆ほど人生で尊いものはないのではないかと思います。
0投稿日: 2017.02.08
powered by ブクログ「なぜ大仁田で無血なのだ。大仁田こそ流血すべきだろう。」 「爆乳が超敏感とは限らないんだ。目を覚ましてくれ。」 いや、ここじゃない。決して核はここではないんですが、全体を通してのこの形容し難い読み心地はなんでしょう。絶妙なバランス。間違いなく良書です。こんなタイトルですが良書です。こんなタイトルであることの意味をぐっさりと心に刻める良書です。 いちいち言葉のチョイスが面白くて笑える。 笑えるんだけど、あくまでその言葉は劇薬を包んだオブラートのようなものなんですよね。 多分、この絶妙な言葉で包まないと語れないほど厳しい現実なんだろうと思います。 股から流れた血を、 吐血した血を、 裂けた心から滲み出る血を掬い取りながら、指から滴る赤で綴られた彼女の物語です。
1投稿日: 2017.02.07
powered by ブクログ話題になっている作品なんで読んでみた。全く感動も共感もしないがこんな夫婦もいるんだと。ユーモアもありサラッと読める作品。これ文庫でいいんじゃねと。出版社のマーケティングが素晴らしいと感心。
0投稿日: 2017.02.07
powered by ブクログ衝撃的な題名とネットで評判が良かったのを見て、思わず購入。作者が赤裸々に自分の半生を語る形式で、正直、内容だけみたら救いのない話なのに、それがそう感じなかった。ものすごい悲しい話なのに所々で面白おかしく書かれていて、悲壮感は感じない仕上がりです。読後は何となく爽やか感まである不思議な本でした。
0投稿日: 2017.02.06
powered by ブクログ人には言えない苦悩がつづられています。衝撃的なタイトルですが、読みやすい文章であり、のめり込んで読むことができました。
0投稿日: 2017.02.06
powered by ブクログ衝撃の話題作。その言葉に惹かれて買ったけど、私にとっての一番の衝撃は、こだまさんの旦那様が、本のことを知らないこと。夫婦の、話し合った歴史ではないこと。問題は今も、続いているのだろうか。そうではないことを、願う。
0投稿日: 2017.02.05
powered by ブクログ久々に、言葉を持ってることが、救いになると同時に地獄にもなる感覚を思い出した。 自己憐憫に陥らずに、というかたぶん陥るほど自分に執着してない描写が最後まで続いて、 ここにあることが事実だとしても、こっちにべたべた触ってくるでもなく、切り取った見本を作者からも読者からも等距離で並べて「こんな感じです」と見せてくる礼儀正しさが良いなあと思った。
2投稿日: 2017.02.02
powered by ブクログ17.1.31 タイトルが衝撃的だけど、 そんなこと関係なしに こだまさんの世界に吸い込まれる。 重いことなのに、えらく軽快に書かれている。 でもそこにはちゃんと、こだまさんの 生きる意志があって、 切ない、苦しい、 でも、その全てを経験したからこそ 愛おしさがある。 素敵な人だ。 これは手元に置いておくべき本!
0投稿日: 2017.01.31
powered by ブクログ救われた。 僕はこの本に救われた。 カタチは違うけれど、僕も普通に生きられなかった人間の1人だ。 頭ではわかっているのだけれど、やらないといけないことも理解してるつもりなのだけど出来ない。 ただの甘えなのかもしれない。 それならそれでいい。でも、このまま腐りたくない。 そう思っている。 でも普通に出来ない。たぶん心の奥のほうで理解していないのかもしれない。 自分でも何を言ってるのかよくわかわないけれど、同じとまでは言わないけれど、僕も普通に生きれなかった人間として、希望をもらった。 生きていけばきっと何か待っている気がする。 それが良いか悪いかわからないけれど、希望が少しでもあって、そこに向かって、何かしようと、そう思える心が持てたそのことがとても嬉しい。 努力は無駄にならない。僕は何か始めようと、この本を読んで、そう思った。 その今がとても嬉しい。
2投稿日: 2017.01.31
powered by ブクログ最初は「タイトルで読者の幅を狭めているのでは?もったいない…」と思っていましたが、読み始めてすぐ、このタイトルでしかこの本は出し得なかったと思い直しました。 ドライかつユーモアな筆致で書かれていますが、内容はかなり壮絶。 何が幸せか決めつけたり、自分のシアワセ論を押し付けることがどれだけ残酷か。 こだまさんがどれだけズタズタに傷ついて、折り合いをつけていったか。 私小説の傑作です。 ちなみに、私の周りでは「おとちん」と略しております。どうしてもタイトルを口に出すのが憚られる方は是非そのように呼んでみてください(笑)
5投稿日: 2017.01.30
powered by ブクログ2017.01.30読了。 今年6冊目。 友人がレビューを書いててそのタイトルに驚き手に取った一冊。 好きなのに入らない。 しかも夫のだけが入らない。 その原因はわかっていないけど、こんなつらいことってないと思う。 自分がそんなことになればそれは自信もなくなるし、頭がおかしくもなるだろうな。 でもその前に自分ならいくら好きでも結婚しないか、離婚してしまうんじゃないかと思う。 夫のは入らないし、仕事もうまく行かず自分が病んでしまい、さらに誰にも相談できず、頭もおかしくなり、本当に読んでてしんどくなるほどに絶望的な状況でももがきながら苦しみながら生きて、そして自分たちのスタイルを見つけたこだまさんは本当に強いと思う。
0投稿日: 2017.01.30
powered by ブクログ太宰的な破滅感がすごい。 人生の選択ひとつひとつがとても正解といえるものじゃないように見える。重要なことは何も口に出して言えない。とても平気そうには見えない。でも、ここに書かれている人生を祝福したいし、讃えたいと思える。
0投稿日: 2017.01.29
powered by ブクログ生き方や精神性を考えさせられる作品。 性交渉ができないこと、仕事での学級崩壊を通じ精神を崩していく様、それを経験したからこそ見える世界。 「普通」とは何か、周囲とのコミュニケーションの取り方、すごく考えさせられた。
2投稿日: 2017.01.29
powered by ブクログ大好きな人と、できないなんて辛いだろうなと思う。こだまさんは、人と接することが苦手で、どもりや赤面するような子供だった。反してふたりの妹は闊達で、こだまさんと母親の関係が、夫のちんぽが入らない原因なのかもなぁと思った。 教員の仕事をしていた時のノイローゼ状態で、愛のないちんぽは入っていた。でもそれを責められる人っている?苦しみの代替行為は、心を擦り減らすこともあるけど、それによって生き延びてこれたんだよね。 教員を退職したあと、病気で伏せっていたこだまさんを頼ってきた問題児に、「ちゃんと前見てよ!」と言われたことが区切りになった、という場面が好きだなぁ… そういう何気ない一言って、人生の矛先を定めたりするもの。 ちんぽが入らないから、闘病中にも関わらず妊活したり、夫のパニック障害にふたりで立ち向かったり、たくさんん頑張ってきたこだまさん。 その過程や苦しみを想像できない他人は安易に、どうして?もっと頑張れたのでは?もっと大変な人は沢山いるよ?って言う。普通はこうだとか常識を演説する人…。 じゃあ、ふつう って何?と、問いたい。
0投稿日: 2017.01.29
powered by ブクログ苦しい、本当に。わかるところもわからないところもあるけど、面白いとかそういう次元で語れない。セックスってどれだけ大事か、普通ってなんなのか、絆ってなにか、そういうのが色々。ふざけて語れない、生傷から出た滲出液のような私小説。
5投稿日: 2017.01.28
powered by ブクログうん、おもしろい。 なんでちんぽが入らないのだろうという興味から読み進めて、エピソードも文章もおもしろくてすぐ読んでしまった。 いろんな夫婦の形ってあるんだなぁと。 あとはまさかちんぽが入らないことから、そのほかに死にたいエピソードもあるなんて...人生いろいろだな。 それでも何十年も一緒にいる夫婦ってなんだろうなぁと...すごいなぁ...。 私を含め結婚イコール子供を作るって考えの人多いだろけど、子供を作らないと決めて楽になる人もいるんだなと。入らないしねぇ。 深刻な内容なのにおもしろく読めた一冊でした。
4投稿日: 2017.01.28
powered by ブクログ本屋で立ち読みしてたら、止まらなくなって買った。タイトルの重みがページを進めるうちに増していく。どうしてなんだろう。私のせいで、という自責に苦しめられるのは夫もそうかもしれない。色んな形の愛が認められる世の中になって欲しい
4投稿日: 2017.01.28
powered by ブクログツイッターで知り、サンプルから続きを読みたくなり購入。冒頭からして読みやすくて面白いなあと思っていたけど、全編(良い意味で)起伏なく淡々と語る文章が良かった。この文章でなければ読むのが辛くなるくらいヘヴィーな内容だし、それでも世の中の「ふつう」からの圧迫感にはとても共感できてしんどかった。 最後の一文にはこれを読むためにこの本を買ったと思った。最高でした。 読み終えて初めて、この本はこのタイトルでないといけないと思えた。話題書として職場の電光掲示板で見て内心ヒェッとなったところだったので… ところでこんなに話題になって作者の夫含め登場人物の皆さんにはばれないのか心配(フィクションならそれはそれですごい文才だと思う)
2投稿日: 2017.01.25
powered by ブクログ世間の評価はかなりいいみたいだけど・・・ うーん・・・・ 読んでいて納得いかないことばかりで、気持ちが沈む。 もうちょっと他にやりようがあるでしょうに、なぜダメなほうダメなほうに行くのか。 夫婦で精神的に病みながらも。 自虐をただただ読まされている感覚で疲れる。 肉体的な繋がりがなくても精神的な繋がりが深くなった、みたいなことを書いてあるけど、それも感じられない。 そう思えるような描写が少ない。 とにかく全体的にモヤモヤ感が残る。 唯一、子供のいない夫婦が世間からむけられる目、には共感できたけどね。
2投稿日: 2017.01.25
powered by ブクログ軽妙なストーリーで、面白おかしく進んでいくと思いきや、意外な展開。どんどん引き込まれていく。ますます深刻になっていき、「私」に入り込んで泣いてしまったところで、思いきり笑わせてくれる。読み終わりたくないと思いました。面白いです。
1投稿日: 2017.01.25
powered by ブクログブクログランキングで知って、タイトルに驚いて、扶桑社サイトで冒頭だけ立ち読み。「坊ちゃん」を思わせるリズムの良さに引き込まれて早速注文。届くのが楽しみ。
0投稿日: 2017.01.22
powered by ブクログ夫のちんぽが入らない。 インパクトがまずすごい。 この題名を見ただけで、おそらくはこういう内容の話なのかな、と誰しも考えるが、その見当は少なからずあたっているが、はずれている。 ひとりの女性が経験した20年。 決して短い期間ではない。 決してたやすいものではない。 田舎の集落から地方都市部に進学した18歳の「私」は唐突に(ほんとうに唐突に、)ひとりの男性と知り合い、恋に落ちる。 初々しいこだまさんとのちに夫となる彼の日々が、とてもとても可愛らしい。 そして、タイトルにもなっているある問題に直面する。 ちんぽが入らないのだ。 「入らない」ことから派生してゆくあらゆる問題。 男女の関係、家庭内の問題だけにとどまらず、職場でのトラブル、親とのこじれ、体の異常、夫の不調… いろんなことが総動員してこだまさんを苦しめる。 それでもひとつだけ揺るがない、夫との生活。 夫と生きる。すべてを隠しながら、夫の秘密をこっそり確認しながら、ふたりは一緒に生きていく。 わたしは、こだまさんの自筆のあとがきに書かれた、今際の際に家族にこの本を差し出すという決意を、いつも強い気持ちを出せないで苦しんでいたこださまんの底知れぬ強い意志を、全力で応援したい。 もしかしたら、ご主人は知っているかもしれない。と、一読者のわたしは考える。 ポイントカードをみて、いつ指名サービスを受けられるか把握している妻のように、密やかに更新されるブログや、東京での活動、この本が発売されるまでの、そして発売されてからの動向すべてをもしかしたら、知っているかもしれない。 知らないでいてほしい。そしてまんがいちのときは、お互いに知っているということをずっと知らないでいてほしい。 神様がなぜこのような試練をふたりに与えたのか、誰にもわからない。 わからないけれど、20年。 一緒にいることは、入るより、むつかしいかもしれない。 ご主人がこだまさんに時々渡す言葉の端々に愛情があって、こださまんもきちんとそれを受け取っていて、ふたりの結びつき、関係性がとても素敵だとおもう。 こんなに心の純粋な夫婦のかたちを目撃できたことを誇りにおもいます。
5投稿日: 2017.01.21
powered by ブクログ題名を見て、冷やかしでもいいから手にとってみて欲しい。 世の中の『当たり前』が当たり前ではないこと。 わたし自身が、野生のゴリラの寿命を超えたこと。 ジョンソンベビーオイルの万能さ。 色んなことを思う一冊だった。
0投稿日: 2017.01.21
powered by ブクログ確かにちんぽが入らないある夫婦の、性生活が成り立たない話でもあるが、いわゆる普通に働くとか普通な家族に「入らない」、いや「入れない」話でもある。 「普通」なんてものはないのだがみんなのその共同幻想みたいな形があると勝手に思い込んでいる。僕らはそこから逸脱することに外れることを恐れている。主人公であるこだまさんとその夫はそのことからある意味では逃避する。できないことはできる人やことへ代替行為に転換するしかない、そういうふたりの二十年にわたる話なのだが、読むことでなにかに悩んでたり病んでしまった、病んでいる人たちの癒しというか救いになるだろうし、その側面は間違いなくあると思う。 雪だるま式にもっと広がり売れていく一冊になると思う。読みながら『統合失調症がやってきた』を思い出したりした。 ぼくらはこうならねばいけない、世の中はそうなっているみたいなことに惑い踊らされて、冷たいナイフが知らぬまに背中に突きつけられている。だから、その枠からはみ出さないようにして自己保全に向かう。しかし、その刃先は背中に当たってるだけで差す気はないのかもしれないし、駆け出してしまえば刃先は届かないかもしれないし、やっぱり追い付かれて突き刺されるのかもしれない。それはすべてのことが関わるのでみんな同じ結果にはならないのだが。 しかし月日が経って笑える話になってもその当時は笑えないからなんとか生き延びるしかない。このタイトルが今年前半の出版界での大きなトピックになるんだろうな、普通の私小説は今年これにはもう勝てないと思う。
6投稿日: 2017.01.21
powered by ブクログ読み始めた時から、読み終わりたくなかった。 とても切なく、重く、のしかかる。 血と油にまみれた夫婦の壮絶な物語。「入らない」物語。 私の持つ言葉では、とうてい言い表せない。 今年一番の本を見つけたかもしれない。 やっと感想書けました。 http://zazamusi.blog103.fc2.com/blog-entry-1382.html
2投稿日: 2017.01.20
powered by ブクログこのタイトルの本に、こんなに胸を打たれるとは。 正直言って、辛い。人と身近に接することに苦手な作者がそばにいても大丈夫なただ一人の人と出会えたというのに、身体でつながることができないなんて。 いや、心がつながっていれば大丈夫、ともいうけれど本当にそうなのか。 この2人がともに過ごした年月の長さが、その「大丈夫」だと言えるまでの困難さを物語っていると思う。簡単に言えるほど「大丈夫」なものならもっと早くになんらかの結論が出せていたのじゃないか。 信頼し合い必要としあっているのに言えないことがある。一番大切な人だから一番大事なことがいえなかったりもする。そんなあれこれをようやく乗り越えたのだな、と。 これはただ単に夫のちんぽが入らない夫婦の話、ではなく自分以外の誰かをきちんとまるごと認める、もしくは共感できなくても受け入れる、その大切さを教えてくれる一冊なのだ。
5投稿日: 2017.01.19
powered by ブクログなし水を何度も何度も読んでいたのに、思ってたより加筆が多くてまた初めて読んだ気分でどきどきした。 わたしは語彙力がないから感想をうまく言えない。心を揺さぶられる、心に染み渡る、ひきこまれる、人生の断片。 こだまさんからしずかにこんこんと湧く澄んだことばをこれからもずっとずっと見せてほしい。
4投稿日: 2017.01.19
powered by ブクログどんな本がおすすめ?と聞かれたらこれを勧めたい。 けど、タイトル言うのは少し憚られる(笑) 一気に読んでしまう感じ。 途中、何度も辛くなって涙を流して。 それでも読みたくなる感覚。 このご夫婦ってほんまにすごい。 色んな苦難を2人で乗り越えてきたからこその絆。 あー、なんだろ…言葉にできない。 今年は始まったばかりだけど2017年のナンバー1に決定。
4投稿日: 2017.01.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
すばらしい。タイトルに誘き寄せられた俺のような下世話な野次馬根性の読者を真正面から受け止めるだけでなく、敢然と打ち返しながらさらなる深みへ、静かに、静謐に今現在の社会のあれやこれやも抉り出す、ミニマルでノワール風味な私小説。タイトルと美麗な表紙デザイン、異質なあとがきのすべてが必然性を持つ傑作。
4投稿日: 2017.01.19
