
総合評価
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powered by ブクログ1度読んで、物足りなくて続けて再読。 シェイクスピアは遠い昔に読んだマクベスに続いて2作品目。 ハムレットを読もうと思ったきっかけは、井上涼さんの「オフィーリアまだまだ」を見て、その後YouTube・山田五郎さんのオトナの教養講座でミレイの「オフィーリア」の回を見て。 これはハムレットを読まねば、と。 読んでてあまり悲劇感を感じず、特にポローニアスとのリズム感ある会話が何だか漫才みたいに感じた。ギャグかな? ハムレット、何で狂気のふりしてるの??さっさと復讐しちゃいなよ!って読んでてずっとヤキモキした。 演技ばっかしてるから、いろんな人が犠牲になっちゃってる…。 最初にお父さんの亡霊に真実を明かされた時、ホレイショー達に打ち明けてサクサクっと作戦立てて、で後半の決闘のシーンでキレッキレの復讐!!だったら読んでてスカッと気持ち良いんだけどな。 まぁ、それじゃダメなんだよね。人間くさいのがまた魅力。悲劇ってこうなんだよね。切ない…。 次は実際に劇を観たい!
0投稿日: 2025.10.19
powered by ブクログ「生きるべきか、死ぬべきか、それが問題だ。」 〈あらすじ〉 デンマークの王子ハムレットは、2ヶ月前に亡くなった父親の死が叔父のクローディウスによる殺害だと知る。父の亡霊に諭され敵討ちをすることを決意したハムレットは、周囲に油断させるため気が狂ったフリをして作戦実行を試みる。 〈父親ちょっと影薄い〉 この作品は父親が亡くなり喪にふくすハムレットの様子から始まる。観客からすると既に亡くなっている父親の敵を息子が討つ、という形で物語が進んでいくので、出だしはやや置いて行かれている感じが否めない。前半に少しでも生前の父親とハムレットの関係性が分かるような場面があれば、観客もよりハムレットに同情できる気がした。 〈復讐が生む悲劇〉 クローディウスを殺すことが目的だったハムレットだが最終的には恋人のオフィーリアを始め、その父と兄、そして自身の母であるガートルード、最後は自らの命を殺める。 たったひとつの復讐を目的に始まった物語だが、主要人物全員の死を持って終わるこの展開は悲劇としか言いようが無い。そこにはシェイクスピアの復讐や憎しみを咎めるメッセージが含まれてる様に感じた。 四大悲劇のうちの一つであるハムレット、復讐が生んだ悲劇だった。
0投稿日: 2025.09.21
powered by ブクログ初めてシェイクスピアの作品を読んだ、書き方が演劇みたいでとても新鮮だった。 自分にとっては少し難しかったです。
0投稿日: 2025.09.09
powered by ブクログシェイクスピア劇の中で最もよく上映される「ハムレット」の有名なセリフは「尼寺へ行け」「生きるべきか、死ぬべきか、それが問題だ」は誰もが知っている 読んでみてはじめてその状況と文脈で発せられた言葉に意味を知る シェイクスピアの戯曲は下敷きになる種本があり彼の独創ではないらしい 「ハムレット」は筋だてすべてが揃っている「デンマーク国民史」に酷似しているとかいないとか
0投稿日: 2025.09.03
powered by ブクログ昔の作品って読みづらそうとか戯曲って難しそうとか、何となく食わず嫌いしてたけど、読んでみると意外とシンプルな話で面白かった。生きるべきか死ぬべきかってセリフしか知らなかったから、こんな話だったのか!と普通にタメになりました
1投稿日: 2025.07.08
powered by ブクログ翻訳者の福田恆存が書いたあとがき「シェイクスピア劇の演出」が印象に残った。 この中で、役者は、演じるキャラクターの心理を掘り下げて演技すべきではない、と述べている。演劇は劇場的効果が重要で、役者は観客の望むものを提供することに徹すべきだ、と述べている。すなわち、台本に書かれているハムレットの台詞を観客に効果的に届ける媒介者、と私は理解した。 私が映画や演劇に興味を持った時(若い時)、影響を受けたのはスタニスラフスキーの演技論だった。彼は徹底的にリアリティを求めて、観客が退屈しようと役者はリアルに佇むだけ、、、な感じだった。これがモスクワ芸術座であり、アメリカに渡り、リー・ストラスバーグのメソッド演技になった。福田恆存とは正反対の様に思えるが、両方必要なんだろう、とも感じる。そもそも、普通の役者の中途半端な心理分析・演技は、かえって興ざめだし、映画監督の中には、心理描写を望まない人もいる。アキ・カウリスマキも、その一人。 そもそも、この台本を読み返した切っ掛けは、アキ・カウリスマキの「ハムレット・ゴーズ・ビジネス」を観たから。演技論や演出論に対して、再び関心が沸いてきた。
0投稿日: 2025.04.17
powered by ブクログ難しそうかと思っていたけど読み始めたら止まらん! とても読みやすいし感情移入もしやすい ハムレットが母に語るシーンで 習慣という怪物は、どのような悪事にもたちまち人を無感覚にさせてしまうが、半面それは天使の役割もする この言葉重いよね、思いも詰まってるよね 大事にしたい言葉
5投稿日: 2025.02.01
powered by ブクログ小説ではなく、戯曲であるためか、字面を追っていると教養のあるギャグ漫画でも読んでいるような感覚になりました。 内容としては、大きさの大小を問わなければ、身内を傷つけられて、感情的になり、罰したくなるのはいつの世も変わらない自然の摂理だなぁと思います。 そこでいかに自分を狂わせず、理性を保ち続けるのか。それが合理的な生き方ではあるのに、そうなれないというのが人間らしさなのかもしれません。
0投稿日: 2025.01.12
powered by ブクログ原文、現代英訳、日本語訳、映画で楽しませてもらった。「オフィーリア、かわいそうに、このうえ水は沢山だろう。涙はこぼすまい。だが、無理な話だ、人情はどうすることも出来はせぬ。」この一説には揺れた。イギリスに旅行にでも行った際には演劇を観てみたい。
0投稿日: 2024.10.18
powered by ブクログ基本的教養として。 海外作家はなぜかハマれない けど1600年にはこれが完成してたと思うとすごいよなあ いつかやってくることは今やってくる、今やってこないことはいつかやってくる、それが死でもだ。みたいな台詞かっこよかった
1投稿日: 2024.09.16
powered by ブクログ芝居の脚本みたいな作品で、ほんまそのまま芝居を見てる気持ちになった。 余白を読むじゃないけど、展開が急でその間に何があったのか気になる作品。
0投稿日: 2024.09.14
powered by ブクログなんとも難解‥西洋哲学やキリスト教への理解がなければ、とても理解しきれない要素を感じられた。引き込まれるようなような緊張感に、一気に読み進めたけれど、まだ消化しきれていない。印象的なセリフは多かった。
2投稿日: 2024.09.04
powered by ブクログ最後があっけなく終わったので、もっと延ばしてほしかったのが率直な感想。主人公のハムレットの気質からして、彼はかなり賢い印象があった。しかし、場面としてハムレットの恋人のオフィーリアが死んでしまうところは、当のハムレットにとってもかなり気の毒だと思った。
0投稿日: 2024.04.09
powered by ブクログハムレット ウィリアム・シェイクスピア 福田恆存 和訳 1600年ごろの超有名な戯曲。戯曲文学という物に慣れないせいか、いちいち巻頭の人物名と役柄の一覧をスマホに写して1ページに直して参照しながら読んだ。 シェイクスピアが劇作家として活躍したのは1590年から1611年まで(日本では関ヶ原合戦の前後、シェイクスピアは47歳で引退しているので活躍の年代は短い)この作品は円熟味を増した1600年代初頭の悲劇作品の代表作です。 あらすじは城に現われたデンマーク元国王(ハムレットの父)の亡霊から、前王の死は現国王である叔父による殺害であるという事を告げられた王子ハムレットは固い復讐を誓う。 道徳的で内向的な彼は、日夜狂気を装い懐疑の憂悶に悩みつつ、ついに復讐を遂げるが自らも毒刃に倒れる――。恋人の変貌に狂死する美しいオフィーリアとの悲恋も織りこみ数々の名セリフを残したシェイクスピア悲劇の最高傑作。特にシェイクスピアでは一番有名なセリフ生か、死か、それが疑問だ(問題だ)どちらが男らしい生きかたか、じっと身を伏せ、不法な運命の矢弾を堪え忍ぶのと、それとも剣をとって、押しよせる苦難に立ち向い、とどめを刺すまであとには引かぬのと、一体どちらが。いっそ死んでしまったほうが。死は眠りにすぎぬ――それだけのことではないか。眠りに落ちれば、その瞬間、一切が消えてなくなる、胸を痛める憂いも、肉体につきまとう数々の苦しみも。……(第三幕第一場) 台詞を読んでいると演劇を見ているような気がしてきた。 訳者、福田恆存さんの解説を読んでいると、私がこの劇の奥深さや本質を見逃していることを感ぜずにはいられなかった。日本の訳者は他にも数人居るので、別の訳者のものにも触れてみたいと思った。 念の為、巻頭の人物名と役柄の一覧を下記に記します。 クローディアス デンマーク王 ハムレット デンマーク王子、先王の息(主人公) ポローニアス デンマークの宰相 ホレイショー ハムレットの友人 レイアーティーズ ポローニアスの息子 オフィーリアの兄 ヴォールティマンド ノールウェイへの使者 コーニーリアス ノールウェイへの使者 ローゼンクランツ ハムレットの古い学友 ギルデンスターン ハムレットの古い学友 オズリック 軽薄な伊達男 マーセラス 見張りの従臣 バーナードー 見張りの従臣 フランシスコ 見張りの従臣 レナルドー ポローニアスの従僕 フォーティンブラス ノールウェイの王子 ガートルード デンマーク王妃、ハムレット母 オフィーリア ハムレットの思いびと レイアティーズの妹 ポローニアスの娘
1投稿日: 2024.03.10
powered by ブクログ四大悲劇の一つで、多くの登場人物が次々と死亡する。「To be or not to be」(生きるか死ぬべきか)という台詞が有名であるが、この部分の翻訳は、必ずしも上記の通りとは限らず、訳者によってさまざまである。
0投稿日: 2024.03.02
powered by ブクログデンマーク王子ハムレットは、先王である亡父の亡霊より現王クローディアスが父を殺したという事実を知る。 我が叔父であり義父となっているクローディアスへの復讐を誓うハムレットだが。悲劇四部作の一つ 名台詞、名場面の大渋滞で、尚且つストーリーも面白く、ぐいぐい引き込まれていった。これぞ名作。シェイクスピアやばい。悲劇四部作読みたい。 ネタバレ怖いんで(今更だけど未読の人はできるだけラスト知る前に読んで〜!) 戯曲、大丈夫かな?(演劇あまり興味なし、映像化作品苦手)と思ったけど→ 面白いお話だとそういうの、気にならないわ(笑)むしろ誰のセリフかわかるから脳内再生しやすい。 しかも、戯曲ならではのドタバタ感も味わえていい(ハムレット何回舞台袖から戻ってくるん?みたいな笑) 巻末の解説も楽しい(悲劇四部作ネタバレ紹介あったから、そこだけ目を細めた)
2投稿日: 2024.01.19
powered by ブクログオフィーリアの絵が綺麗だと思い、読んでみた。言葉の使い方が自分には難しいところがいくつかあったため、また読み直したい。
0投稿日: 2024.01.09
powered by ブクログもともと、良い悪いは当人の考えのひとつ,どうにでもなるのさ。 四大悲劇の一つのハムレット。 ハムレットが叔父であるクローディアスに復讐する物語で話はテンポよく進んでいき最後には悲劇で幕を下ろしてしまう。 最後は悲劇で終わると分かっていてもどこかで救われるような展開を期待してしまっていた。
0投稿日: 2023.10.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ポローニアス並に冗長に感想を書き残すぞ! 前に背伸びして読んだ時よりは面白く読めた。けど、今の私にはまだ難しいみたい。切れ味鋭いセリフが面白くて、関ヶ原くらいの時代のイギリス人と共感できるんだな、普遍的なんだな、と思うところはちょいちょいあったけど。 ハムレットは考えるっていうより、なんかただ悩んでるだけみたいで(本人も自分のことを口先だけヤローと思って色々苦しんでる)、王子にしては国も国民のことも考えないで、自分の復讐のことで頭いっぱいで、「この子、本当に王子なの??」。 まあ、敵味方わからない中で、王位簒奪した叔父さんを自分でなんとかしなくちゃって思うの大変だと思うよ。王子だし息子だし。でも1人で抱え込みすぎたんじゃないかな?ホレイショー信頼してるんでしょ。もっと頼りなよ。中途半端なんだよ、巻き込みかたが。悩むなら誰をどう味方に引き込むかとか、国民も家臣もより納得してくれる倒し方についてとかで悩むお前さんが見たかったぞ、ハムレット。お前さんの発狂したふりのせいでオフィーリアが死ぬほど傷ついてますけども??あの世で詫びて欲しいランキング1位だよ。オフィーリアはもうちっと気を確かに。いや、現代人から見てもうんざりする環境で本当にしんどかったと思うけど、発狂したふり返しをハムレットたちにぶちかましてやるくらいの気概があれば……!そもそも、クローディアス何してくれてるの。兄弟間でどんな確執があったの。嫁に懸想ってやつか(ゲスの勘繰り)。ガートルードもどうしたの??脅されて嫁になってるの?それとも元々本当は仮面夫婦でプロ根性で息子にも気取らせずに鴛鴦夫婦してたけどクローディアスと不倫関係にあったの?(ゲスの勘繰り)背景が気になるハムレット母。せめて再婚前にしっかりと息子と話してあげて欲しかったぞ、母。父も亡霊になってウロウロしたり息子を唆したりしてないで自分でクローディアスを何とかできたんじゃない?奴がお風呂入って髪の毛洗ってる時に、鏡に映り込むとかすれば?布団に逃げ込んだところで布団の中に出てやれば?きっと胸がドキドキしちゃってイチコロだぞ⭐︎ 宿命を背負った中で「やるべきなのか、やらないでいるべきなのか」というのは、ハムレットにとって貴重な選択肢の一つだったのかなー……でも、ハムレット含めみんな色々考えて動いた結果、誰も作戦通りに事が運ばないというか、むしろアクシデントと皆のマズイ所がいい具合に噛み合って、最終的に王家壊滅してよその国に任すことになるって、すごい話だよ。 例えば三谷幸喜さんが各キャラの背景を膨らませて群像劇にしてたら観てみたい。今の私たちと同じように、登場人物たちが悩んだり怒ったり誰かを想ったりしながら、その時その時、必死で生きるところ。何一つ思い通りにいかずに運命に翻弄されながら、考えて選んで生きていく所が。
1投稿日: 2023.08.29
powered by ブクログシェイクスピア4大悲劇の一つ「ハムレット」。有名な「生か、死か、それが疑問だ、どちらが男らしい生き方か、じっと身を伏せ、不法な運命の矢弾を耐え忍ぶのと、それとも剣を取って、押しよせる苦難に立ち向かい、とどめを刺すまで後には引かぬのと、一体どちらが。」憎き父の仇の現国王である叔父を倒すが、自らも毒の剣によって倒れる。もっと早く、決意して叔父を倒せばよかったのにと思ってしまう。ハムレットに裏切られたオフィーリアが可哀想。2023年8月20日読了。
1投稿日: 2023.08.20
powered by ブクログ面白かった! マクベス、リア王に続いてハムレット読了。今のところこの3冊の中では1番好き。 ぜひ舞台で観てみたい。
0投稿日: 2023.06.29
powered by ブクログ内容と文章が少し難しかったです。 一つ一つの文章に人生の訓示のようなものが含まれているので、今度またゆっくり読みたいかな。
0投稿日: 2023.05.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
やっとハムレット読めて満足...あの有名なミレーのオフィーリア絵ってハムレットに出てくる登場人物だったのかと、オフィーリアが亡くなるシーンでようやく繋がった... 復讐の物語が好きなのでどんな結末になるやらとドキドキ読んだけど、想像以上に皆死んでしまった......ハムレットは復讐のため狂気を装ったけど、結果その狂気に己も飲み込まれてしまったように思えた。「いつかの亡霊は悪魔の仕業かもしれぬ」とハムレットは言ってたけど、ほんとに父上じゃなくて悪魔だったのかもな...と思えるエンドでした。 それと、福田さんの巻末解説が良かった! シェイクスピア劇を演じる役者は脚本に書かれたセリフや行動から帰納してハムレットを演じるのではだめだと。 そもそもシェイクスピアの時代では張出し型の舞台だったから、今よりも観客が劇の主体だった。観客の心理的欲求を満たすため、ハムレットが性格上どう振る舞うかということに注力するより、その場その場の演出効果を最大にすることが、シェイクスピア劇においては大事だと。 その結果ハムレットの性格や行動に矛盾が生じるかもしれないけれど、元来人の性格や行動性に矛盾がないなんてことはあり得ないから、それでよいのだと。 「あの人は善人だとか、人情家だとか、そんなふうに割り切れるものでしょうか。いったい私たちに性格などというものがあるのかどうか。あったにしても、それが、一定の期間に一定の相手との間に生じる言動のうちに、単純に現れるものではありますまい。」 という考えがここ数年私がぼんやりと考えていることに近しくて「そうだよなぁ!!」となった。物語を、劇を、そのまま受け止めたい。合理的ですべてに理由があり意味があると考えるのは、かえって目の前の事実を歪めることになるのでは....... あと、シェイクスピアの頃の劇とギリシャ劇だとまた何か色々違うのだろうから、いつか色々知ってみたいな〜 円形劇場というものがだいすきなので!! それにしても、まぁ、性格劇ではないからと言われたらなんも言えんのだが、クローディアスが前王を殺したと思えないほど終始いいやつだった感....母上も...オフィーリアも...ポローニアスもレイアーティーズも...なんか....皆いいやつで....ハムレットだけが狂っていたような........ あと、デンマーク国民史にのってる悲劇とほぼ筋書きが同じだということで、そのあらすじが確かにシェイクスピアのハムレットそのままだったので驚いた。あまりに戯曲方面を知らなかったので元になった話があるとかも特に考えてなかったけど、そうか、大体そういうもんだよなぁ
0投稿日: 2023.05.28
powered by ブクログ人生初のシェイクスピア 四大悲劇を制覇しようと思ったのだが、どれから読んでいいのやら… とりあえず内容を知っているものから読むことに (どうやらシェイクスピアのオリジナルではなく北欧伝説を元に作られているようだ、知らなかった) テンポ感、躍動感がありますね さすが戯曲作品という感じ そのせいか途中まであまり「悲劇」感みたいなものが乏しく少し肩すかしを食らう おまけにユーモアがあることにも驚く 勝手に終始悲壮感漂う内容かと勝手に思い込んでいたのだ ハムレットは最初ちょっとつかみどころのないキャラクター 「復習に燃える男!」というよりもモヤモヤ、グズグズと葛藤しながら 自分の不甲斐なさを嘆いたり、腹を立てたり、自分を奮い立たせたり… とやけに人間臭い これは共感されやすくていいのかも(だって王子だもんね) 周りからは気がふれたと言われていたが狂気を装っているだけ(だと思う) 「生きるべきか死ぬべきか、それが問題だ」 父を殺された屈辱と、あれほど父への愛を誓っていた母の裏切りを胸に耐え忍んで生きるか、 父を殺害した叔父であるクローディアスに復讐して自分も死ぬか 気高く生きるには、どちらを選ぶべきなのか、深く悩む 追い詰められ覚悟を決めたハムレット でも後半のハムレットはかなりのキレ者だし、愛するオフィーリアとも心できっぱり別れを告げ、(オフィーリアにひどいことをいうけど)一人孤独に闘う このハムレット自身の展開も作品の展開と相まって流れを作る 最後は怒涛の如く一気に展開してあっという間に、 まさかここまで…という大悲劇が! 描写の細かさ、感情表現の豊かさ 戯曲ということもあるのだろうが、ぎっしり描写のテンコ盛りであった あと登場人物たちがなかなかのキャラクターなんだよねぇ 父を殺し母と再婚した叔父は言うまでもないが、母親も軽率だしいったい何を考えているのやら… オフィーリアも弱すぎるし、オフィーリアの父親も長いものに巻かれちゃう感じだし、オフィーリアの兄も激昂タイプ、友人らは寝返って裏切るし… うーん孤独な戦いで後半はハムレットの心中を察するとなかなか切ない あと個人的にはミレーの「オフィーリア」が大好きでオフィーリア像が自分の中で勝手に出来上がってしまっていたせいもあるのだが… 彼女の描写に関してちょっと物足りないのと、展開に違和感も残る あと最後に一番残念なのが、ストーリーを読む前に把握していたことだ! これ知らずに読んだら最後は衝撃的でしばらく打ちのめされそうである (5分くらい脳震とう起こした感じになっちゃう気がする) ストーリーの途中だって、もっとハムレットに同調して盛り上がれた気がする 冷静に読んでしまって、なんだかハムレットに申し訳ない気持ちになった まっさらな状態できちんと読みたかった! そういう意味では惜しいなぁ
24投稿日: 2023.04.13
powered by ブクログ生前、王であった父の亡霊がハムレットのもとに現れ、現王のクロ―ディアスに嵌められたことを語った。その復讐劇を描いたストーリーである。 言い回しや例えばなしが翻訳されたものだからなのか理解しにくく、文章を理解することが難しい。語訳されずにフランス語で読むことが可能ならばもっと表現や内容の理解がしやすいのではないだろうか。 終盤で、一気に中心人物がほとんど死んでしまうので、余韻みたいなものが無かった。
0投稿日: 2022.10.13
powered by ブクログこういう潔癖な人間が欺瞞だらけの世界に我慢ならず狂っていく話がすごく好き。台詞の言い回しが格好良いというかウィットに富んでいるのも良いです。この世の関節は外れてしまった…。
0投稿日: 2022.08.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
高校生の時以来、10年ぶりくらい?に再読。当時シェイクスピア作品を他にも読んでいたが、どれもふーんという感じであったので、私も若い時があったのだなあとしみじみ…。読み返してみたら、これが本当に面白い。。信頼している福田恆存の訳で。 II-2 「燃ゆる星 空行く日 疑うきみの 心かなしく 見せまほし わが心 いつわりの世に まことのあかし」 訳が美しいです笑 Doubt thou the stars are fire, Doubt that the sun doth move, Doubt truth to be a liar, But never doubt I love. III-1 「生か、死か、それが疑問だ、…いっそ死んでしまった方が。死は眠りにすぎぬーそれだけのことではないか。…死んで、眠って、ただそれだけなら!眠って、いや、眠れば、夢も見よう。それがいやだ。この生の形骸から脱して、永遠の眠りについて、ああ、それからどんな夢に悩まされるか、誰もそれを思うと──いつまでも執着が残る、こんなみじめな人生にも。さもなければ、誰が世のとげとげしい非難の鞭に耐え、権力者の横暴や驕れるものの蔑みを、黙って耐え忍んでいるものか。…おお、誰が、好き好んでやつらの言いなりになっているものか。その気になれば、短剣の一突きで、いつでもこの世におさらばできるではないか。それでも、この辛い人生の坂道を、不平たらたら、汗水たらしてのぼって行くのも、なんのことはない、ただ死後に一抹の不満が残ればこそ。 旅だちしものの、一人として戻ってきたためしはない未知の世界、心の鈍るのも当然、見たこともない他国で知らぬ苦労をするよりは、慣れたこの世の煩いに、こづかれたいたほうがまだしもという気にもなろう。 ああオフィーリアとハムレットの悲恋の物語がこんなにも身に染みるなんて。「シェイクスピア劇の演出」という稿でも言及されているように、本作品では全てがつまびらかにされているわけではない。それでも後世の悲しく甘い諸々の二次創作たちにより付加されたイメージが、私を取り巻くのだ。ミレーやウォーターハウスの絵画、詩、歌、どんなものでも…。 美しいおとめは水に沈むのだ(浮舟、お宮、玉脇みを子など日本文学にもあふれている) そして男とは未来で再会するのである
0投稿日: 2022.08.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
シェイクスピアの四大悲劇は教養かと思い、読んだ。 読む前は難解なんだろうなと思っていたが、実は読みやすい上に面白かった。 だが、真の意味で読み取れてないという思いはずっとあった。 父王の亡霊から自身を殺した叔父に復讐するように言われたハムレットが、なかなか叔父に復讐しなかったのが、不思議に思ったが、これは当時の復讐劇のマナーらしい。 復讐をすぐに実行せず、あれこれと策略した結果、主人公が死に至るというのが当時の物語の流れらしい。 さて、この物語では父親殺しが2回起こる。 父王殺し以外に、ハムレットと恋仲にあるオフィーリアの父をハムレットが殺してしまう事件が作中で起こる。 この殺人を機にオフィーリアの気が狂い、その兄のレイアーティーズが叛逆するようになる。 ハムレットとレイアーティーズが父の仇を取ろうとするのは、その時代に特有な精神であるのか。 最終的に、ハムレットとレイアーティーズが決闘して、その最中にデンマーク人の多くが殺され、イギリスにデンマークが乗っ取られてしまう。 これはまさしく悲劇であろう。 私が今まで読んできた悲劇は大抵個人的な悲劇で終わる。 しかし、ハムレットは個人だけではなく、国家が悲劇に終わる。 これは今まで会ったことのないパターンのため、新鮮だった。 個人に対して起こった事件が国家の崩壊に繋がる展開も論理があった。論理の飛躍がなかった。
0投稿日: 2022.07.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
1人で復讐をやってのけようとしたハムレット… もう少し誰かに頼れば、自身の命も恋人も失わずに済んだのかもしれないと思ってしまった。
0投稿日: 2022.04.07
powered by ブクログデンマーク王子ハムレットが先代の王である父の仇を討つ物語であり、周囲を巻き込みながら悲劇が悲劇を呼ぶが、とりわけオフィーリアが不憫でならない。教養として多くの者に知られている名文が散りばめられており、思い詰めた先のハムレットの言葉には覚悟が宿る。
0投稿日: 2022.03.21
powered by ブクログTo be, or not to be, that is the question. からのリベンジャー、ハムレット無双が始まるかと思ったらそんなことなかった。
0投稿日: 2022.02.24
powered by ブクログ#読了 #ハムレット うーん、こういう感じの本はやはり苦手。 昔からの名作だと分かってはいるんだけど、ね
0投稿日: 2022.02.18
powered by ブクログそう言えばシェイクスピア読んだことなかった。教養として読んでおくべきだなと手に取る。 戯曲ってこういうことか、と初めて知る。 読みだすと、確かに面白い。深いことはわからんが面白い。長いセリフも重々しい言い回しも面白い。これが教養なのかと少し理解。 しかし、人が簡単に死にすぎる…
0投稿日: 2021.11.23
powered by ブクログ各々の生き方が力強く、けど運命とは計り知れない。そう思った内容だった。結局の所、はっきり分かってる事が少ないから本当に考察が楽しくなる。あと名言が多すぎて最高だ…… 「to be or not to be, that is the question.」
0投稿日: 2021.11.20
powered by ブクログ読了はしていたのだが、読後感が今ひとつで、ラジオドラマでハムレット2作品視聴。グッと、臨場感が楽しめた。やはり演出あってのシェイクスピアなんですかね。声優さんに感謝します。
3投稿日: 2021.10.28
powered by ブクログ10代後半、人生で初めて読んだシェイクスピア。 正直、素晴らしさは良く分からなかったけど、読んでおいて良かった。 オフィーリアとハムレット、種類が違う2人の狂気が印象に残った。 50代辺りでもう一度読みたい。その時はどんな感想を持つのだろう
0投稿日: 2021.08.31
powered by ブクログ”To be, or not to be” やたらこのフレーズだけ独り歩きするがシェイクスピアの四大悲劇にして最高傑作の呼び声も高い「ハムレット」。しかし革命的王道はスタンダート化するのが世の常で、4世紀以上前でかつ戯曲用シナリオということもあり良さをあまり理解できず。やはり舞台で観たいし観たほうがよい作品だ。(☆4つは敬意を込めて)
1投稿日: 2021.08.23
powered by ブクログ読みなれなくて何回も読まなきゃかなあ。なにが衝撃的かってお昼寝中の人の耳の穴に毒をいれる???!と。殺し方それかいと思った。
0投稿日: 2021.08.16
powered by ブクログこういう高尚なものが楽しめる人間になりたい&20超えたしなってるのでは?と読みました。 そう思いつつ絶対理解できへんやろなと考えてたんですけど、意外と楽しく読めました。(完全に理解できたわけでは...) なんとなくですけど、狂人を装ったハムレットの言葉が、むしろ本音をバーッて言ってるみたいに感じました。 「これが私の本音だけど、あなたは理解できないし認めないのでしょうね。」っていう風に話してるような感じです。(知らんけど) また、最後の終わり方が凄くわちゃわちゃしてて、どっちかって言うとオフィーリアが死んじゃった時の方が悲劇的に感じました。 当然否定とかではなく、こっちの頭が追いかないままに全員死んじゃったので、思考が追いついていないだけです。
1投稿日: 2021.08.03
powered by ブクログ再読ということと「シェイクスピア物語」も手伝って、前回より非常に読み易くなっていた。狂ってしまうという感覚がわからないが、当時はよくあったのだろうか。 なぜぽっと出(と感じる)の他国の王子フォーティンブラスに後を託すのかなど、ちょこちょこ小さな疑問が残る。ハムレットが気が狂ったふりをして、王の手下を巧みな言葉でからかったりするところが面白い。
0投稿日: 2021.07.21
powered by ブクログ福田恆存さんの訳と解題は初めてだったけれどとても面白かった。独特な解題をされると聞いていたけれどその通りの自論。「ハムレットの場合、それが今日の私たちの眼には度を超えるほどに過剰だというだけのことに過ぎない」という一文から、これだけの大作を訳していながらにして意外と冷静に(冷酷に?)認知している。 シェイクスピアを役する人はどういう感情と心持ちで演じるのだろうか…台詞の多さといい、この激情と狂乱に似た演戯をどう表現するんだろう、と思いながら読み進めた。
2投稿日: 2021.04.10
powered by ブクログウィリアム・シェイクスピアの超有名戯曲をそういえば大筋は知ってたけど読んだことないなぁと思い挑戦。 素人からするとめちゃくちゃ読みづらくて時間が掛かったが、かの名言 「生きるべきか死ぬべきか…」 の元ネタをしれたので満足。
1投稿日: 2021.02.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
父親の復讐から始まる悲劇を描いた作品。 ハムレットの復讐心による行動で何人もの人の心を傷つけてしまい、ハムレットが素の心を取り戻し憎んだ人を許す頃には死という別れが来ている。ハムレットが復讐のために錯乱状態になることやハムレットの彼女を振った理由など解釈しきれなかった部分があるため、もう一度読み返してみる。答えが出ないかもしれないが、登場人物に感情移入しながら解釈を楽しみたい。
0投稿日: 2020.11.19
powered by ブクログ悲劇という名に相応しい、退廃的な美を感じさせる結末がとても好みでした。 舞台の台本の文体なので古い作品ですが読みやすかったです。
0投稿日: 2020.10.25
powered by ブクログハムレット (和書)2009年03月06日 19:11 1993 新潮社 シェイクスピア, 福田 恆存 狂気を織りなす諸関係が見所なのかなって思いました。佯狂なのか狂気なのかその境目を現実原則・快感原則により辿っていくことができる。その諸関係が作用することによってハムレットが狂気・佯狂に重複していくところが面白いです。狂気とは何か?こういった狂気もあるだろうと思う。その線引きは誰が行うのだろうか? 宗教の批判(マルクス)を思い浮かべる。
0投稿日: 2020.09.25
powered by ブクログ思っていた以上に読みやすかった。シェイクスピアの表現力豊かすぎたので、私にはまだ理解できない文章が多々あった。なので、もう少し読解力を上げてからもう一度読みたいと思います。
0投稿日: 2020.09.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
基本的にハムレットが気が狂っているフリをするから、会話の辻褄が合わない部分が多くて、短編だけど読むのに結構苦労した。セリフのテンポ感とか話の流れは面白いけれど。
8投稿日: 2020.07.11
powered by ブクログ初シェイクスピア。 思っていたより読みやすかったし、台詞回しも良かったけど、ハムレットの性格がはちゃめちゃであまり共感や同情はできなかった。 オフィーリアは切ないなぁ。 あと、最初にでてきた王の幽霊はあとにも出るものかと思ったけどあれっきりだったのもちょっと拍子抜けかも…。
0投稿日: 2020.05.31
powered by ブクログストーリーはまあさすがに。 とりあえず比喩表現の豊かさがとんでもない。 環境に流されないことを「決して運命の神の指先で手軽に操られ、その好きな音色をだす笛にはならない」って表現するか普通。 このレベルの比喩が3ページに1回は出てくるという恐怖。 ちょっと原文で読んでみたいな。
1投稿日: 2020.05.25
powered by ブクログレビューとか言えない作品。戯曲だからまず劇で観ないことには、って思うし、そして音で、英語で。それがまずスタートラインだろうか。 話としてはマクベスより好きだ。オフェーリアやガートルードと言う聞き知った名前がこういう役回りだったとは。
0投稿日: 2019.10.15
powered by ブクログ作者と作品について無知の状態で読んだため、主人公を中心に登場人物の奇行と残忍さしか印象に残らなかった。
0投稿日: 2019.10.09
powered by ブクログ昨年、オセローを読んで、シェイクスピアの面白さ・奥深さを知りました。今回ハムレットが私にとって2作目のシェイクスピアです。 翻訳の調子に馴れるのにすこし苦労するが、直にその歌舞伎のようなテンポの良さが心地よくなり、ページも進む。 1度読んだだけでは、その時代背景なども含めてわからないことも多いので、折に触れてこれから再読しようと思う。 『習慣という怪物は、どのような悪事にもたちまち人を無感覚にさせてしまうが、反面それは天使の役割もする。始終、良い行いをなさるようお心がけになれば、はじめは慣れぬ借着も、いつかは身についた普段着同様、おいおいお肌に慣れてくるものです。』
5投稿日: 2019.08.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
仇敵への復讐劇でありながら、ハムレット自身が(故意ではないにせよ)人を殺め自らも仇敵になってしまったり 仇敵である伯父が罪の意識に苛まれていたり この深みが古典たる所以か。 「懺悔などする間もなく殺された」といったキリスト教を前提にした展開はややもすると日本人には理解し難いかもしれない。 それにしても、さんざん後世の物語のテンプレートとして使い古しされているはずなのに それでもなお単独の作品として十分に面白いところは驚くしかない。
0投稿日: 2019.01.19
powered by ブクログ言わずと知れたシェークスピアの名作。大人になってからじっくりと読んだのは初めてかもしれない。学生のころは良く分からなかったけど、今は何となく・・・分かるかも・・・。 この時代の戯曲なので、「あー、面白かった!」という訳にはいかないけど、登場人物の心情を想像するのが面白いのかもしれない。オフィーリアの心情とか彼女の視点から描いてみたらとか、かなり想像力をかきたてられる。 シェークスピアは大人の教養として読んでおくべきだろうけど、読書の楽しみとしては・・・まあ、それなりかなぁ・・・
2投稿日: 2018.12.27
powered by ブクログシェイクスピア著 福田恆存訳『ハムレット』新潮文庫 読了。父王の亡霊に叔父の計略により殺されたことを告げられ、復讐を果たすため狂気を演じる主人公。復讐を誓いながらも権謀術数を用いないのは、演戯することに取り憑かれそれを楽しんでいるからだろうか。運命を覚悟し終幕へ向かう姿が清々しい。 2017/10/14
0投稿日: 2018.11.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
台詞の一つ一つが詩的で美しいです。 しかし、全体的に一度読んだだけでは掴みきれない謎がいくつもあります。 ハムレットのオフィーリアへの愛は? この復讐劇は、成功か?否か? 展開は結構さっぱりと進みますが、美徳や悪徳に関する話も出てきて、大変興味深かったです。 果たしてハムレットは悪だったのか? オフィーリアの存在意義は? 改めて読み直したいです。
0投稿日: 2018.10.29
powered by ブクログ城に現れた父王の亡霊から、その死因が叔父の計略によるものであるという事実を告げられたデンマークの王子ハムレットは、固い復讐を誓う。道徳的で内向的な彼は、日夜狂気を装い懐疑の憂悶に悩みつつ、ついに復讐を遂げるが自らも毒刃に倒れる──。恋人の変貌に狂死する美しいオフィーリアとの悲恋を織りこみ、数々の名セリフを残したシェイクスピア悲劇の最高傑作である。
0投稿日: 2018.07.12
powered by ブクログシェイクスピア四大悲劇の内でも好きな一つ ハムレットの動きや考え、気の狂いが伝わってくる劇。 小説ではない。劇を見ているように読めば伝わってくることも多く面白いと感じた。英語でも読んで見たい一冊
0投稿日: 2018.02.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
かなり前に読みました。何となく、、なんか有名だし、あのセリフあるし。で読み始めたのですが、クセになる独特な言い回しは全然古くなくて、逆に新しく新鮮でぐいぐい引き込まれました。 最後の決闘のシーンは手に汗握るほど。毒を付けた剣が入れ替わったとき、思わず、あっ!と声を漏らしてしまいました。 いまでもオリンピックでフェンシングの試合を見るたびにハムレットを思い出します。
5投稿日: 2018.02.10
powered by ブクログ悲劇性や展開の早さはギリシャ悲劇の方が凄いと感じましたが、セリフのインパクトは圧倒的でした たたみかけるような 会話のやりとりは 圧倒されます
1投稿日: 2018.01.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
有能であるが復讐のために多くの人が犠牲とし手を汚すハムレット。つぶし合った一族がすべて死ぬ。暗殺を阻止する母。ハムレットのために死ぬ恋人。短編で濃い。
0投稿日: 2017.07.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
まさしく悲劇。これまであらすじしか知らなかったけれど何気に精読。(もちろんだけど)言い回しが劇的で古臭いけれど、この劇をステージで見た当時の人々の感激が間接的に伝わってきます。
0投稿日: 2017.05.22
powered by ブクログシェイクスピア四大悲劇、三作目は「ハムレット」。 父王の亡霊を見たことによって、父の死は叔父の策略によるものだったとわかった王子ハムレット。 叔父への復讐に取り憑かれたハムレットは、狂気を装い遂には思いを果たす。 避けてきたシェイクスピアを読むようになって、思っていたよりも読みやすく愉しめることがわかった。そんな中で、「ハムレット」が最も面白く読めた。 何がどう面白いのかと訊かれたら、ここがこうだからとスパッとは言えない。 ただ、シェイクスピア悲劇はいつも、ああ、なんでそこでそうしちゃうかなあ、という読んでいてもどかしくなってくるような行き違いのようなものが多く、そこがつい引き込まれて面白い。などというフワッとした感想になってしまう。 有名な台詞『生きるべきか死ぬべきか、それが問題だ』というものは、違う翻訳だったらしく、読んだ「ハムレット」では、『生か死かそれが問題だ』となっていた。 この台詞は結構サラッと出てくる。シェイクスピア作品の有名な台詞は、思ったよりもさりげなく使われる。 『尼寺へ行け』という台詞も何処かで見たけれど、それも「ハムレット」だったのだとわかった。 有名な台詞がどの場面で、どのように使われるのかもシェイクスピア作品を読む愉しみのひとつかもしれない。 宰相ポローニアスが息子にかける言葉が良かった。 腹に思うても、口には出さぬこと、突飛な考えは実行にうつさぬこと。つきあいは親しんでなれず、それがなにより。が、こいつはと思った友だちは、鎖で縛りつけても離すな。(P34) どんなひとの話も聞いてやれ。だが、おのれのことをむやみに話すではない。他人の意見には耳を貸し、自分の判断はさしひかえること。(P34) 金は借りてもいけず、貸してもいけずと。貸せば、金を失い、あわせて友をも失う。借りれば、倹約がばからしゅうなるというもの。(P34) いちばん大事なことはな、己れに忠実なれ、この一事を守れば、あとは夜が日につづくごとく、万事自然に流れだし、他人にたいしても、いやでも忠実にならざるをえなくなる。(P34) なるほどと思いながら、最後の「リア王」はどんな物語なのだろうと期待する。
2投稿日: 2017.04.15
powered by ブクログ2017年12冊目。 物語全体をかすめそうなほど、迫力ある素晴らしい名言が多すぎる。 解説に「心理劇ではなく行動劇である」とあるが、確かに、一つひとつのシーンの意味にいちいち立ち止まるのではなく、物語の流れの勢い乗っかって味わえる素晴らしさがあると思う。 一読目はそういう風に読めた。 劇としても一度見てみたい。
0投稿日: 2017.02.26
powered by ブクログ有名な古典劇の戯曲で、ジャンルは復讐劇の悲劇です。 シャイクスピアのものを読むのは 『ロミオとジュリエット』以来の二作品目になります。 ぼくは演劇をよく知らないので、 他の比較してどうだとか、 現代劇と比較してどうだとか、 まったくわからないのですが、 この『ハムレット』に関していえば、 ストーリーのスピード、セリフの質などから、 「勢いがあるなあ」と思いました。 また、 「悲しみというやつは、いつもひとりではやってこない。 かならず、あとから束になって押しよせてくるものだ」など、 名言、警句、機知に富んだ言い回し、多様な比喩、 アンバランスな狂気の言葉がちりばめられていて、 シェイクスピアはめちゃめちゃ攻めています。 そして磨いていて鋭さもある。 攻めて磨かれた言葉たちなんですよね。 そして、それらによって、 熱狂というか、「熱」を生みだしているように感じました。 舞台で演じられているさまを想像しても、 観客の頭に「熱」が生じる感じです。 アドレナリンがふつふつと湧いていくるような快楽が 「熱」という形でやってくるとでもいえばいいのでしょうか。 いかに昔のひと(16~17世紀)の書いたものでも、 表現力と洞察力のすごさにはやるなあと思います。 未来永劫名前が残るひとってのはこういう高みある、 それも攻めの高みです。 原文で読めば、韻を踏んでいたり、 リズム感だったり、そういうところのすごさもわかるんだろう。 解説によれば、日本語にすることで、 シェイクスピアのよさは9割減になっているらしい。 それでも、早口でセリフを言うことで、 シェイクスピアのよさをちょっとは表現できるんだっていう話でした。 やはり、そこは、つまりシェイクスピアのよさっていうのは、 「熱」なんだと、僕は思うんです。 あとは雑学めいた話になるんですが、 「明日は14日 ヴァレンタイン様よ」という オフィーリアのセリフが出てきた。 ヴァレンタインズデイはそんなに古くからあるのですか。 それと、 シェイクスピアのお嫁さんの名前、アン・ハサウェイっていうんですね。 これを知ると、現代のアン・ハサウェイに、 そういう由来だとか色付けを感じるわけです。 というわけで、wikiを調べてみると、 「名前の由来は劇作家ウィリアム・シェイクスピアの妻からである。」 と書いてありました。 ハサウェイ家に生まれて、ご両親がしゃれてたのかな。 なかなかおもしろかったので、 またいずれ、シェイクスピアのものに触れたいと思います。 悲劇ばかりじゃなくて、喜劇もあるそうなので、 次はそっちがいいかなと思っています。
0投稿日: 2017.02.21
powered by ブクログ城に現われた父王の亡霊から、その死因が叔父の計略によるものであるという事実を告げられたデンマークの王子ハムレットは、固い復讐を誓う。道徳的で内向的な彼は、日夜狂気を装い懐疑の憂悶に悩みつつ、ついに復讐を遂げるが自らも毒刃に倒れる―。恋人の変貌に狂死する美しいオフィーリアとの悲恋を織りこみ、数々の名セリフを残したシェイクスピア悲劇の最高傑作である。
0投稿日: 2016.12.11
powered by ブクログおお、主な登場人物の誰にも感情移入できぬではないか! みななにゆえこのように軽率かつメンタルが弱いのであろうか。 『リア王』『マクベス』はわかるが、『ハムレット』が名作とは到底思えぬのは私の読力が足りぬのか。 最期にバタバタと、そし誰もいなくなった、という展開には思わず「コントかよ」と思った次第でありました。
0投稿日: 2016.11.19
powered by ブクログ劇作家として有名なシェイクスピアが描く悲劇の1作である。 読み終わって第一に思ったことが、この話は本で読むべきではない。舞台を想定したものであるから、小説に落とし込んだところで、本としての悪いところばかりが見えてきてしまう。 会話文のような形式で話しが進むが、情景描写がほぼ無いため背景や雰囲気が分かりづらい。カッコ書きで多少書いてくれている所もあるが、それもむしろ興ざめしてしまう。 小説としての書き方は置いておいて、話の内容としては正直なところ普通。驚くべき展開も特にないし、まぁ最後に悲劇が生まれる物悲しさが漂うだけにしか思えなかった。逆に言えば悪いと言い切る場面も特には無いが。単純に物足りないだけだ。 舞台で見るとまた印象が変わるのだろう。 本で読むにはお勧めできない1冊。皆の物、舞台に行け。
0投稿日: 2016.09.18
powered by ブクログいつぶりだろう…。久しぶりに読んだなー! 高校生の時、クラスメイトがシェイクスピアの作品の素晴らしさを熱く語っていたけど、あんまり理解できなかった記憶がある。長年愛される凄い作品だということは何となく分かるんだけど、そもそも言葉がよく分からなくて、内容をあんまり理解できなかったんだよな。。。蜷川さんの舞台の話を読んで、無性にシェイクスピア作品が読みたくなってこの本読んでみたけど、結構面白かった!ちょっと大人になったかな(笑)でもやっぱり外国の作品だからか、情景がイメージできない部分もまだあったけどね。クライマックスが最高。ハムレットが復讐を遂げる場面は、関係するみんなが死ぬという結末で、ハムレット良かったね!って気分になる。言葉や言い回しは秀逸。
0投稿日: 2016.07.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
シェイクスピア四大悲劇の一つ。リア王と同様、主要な登場人物はことごとく死ぬ。なんつー話だ。因果応報が拡大して降りかかってくる感じ。人間の営みの愚かな部分をクローズアップしている作品だった。 個人的に1番報われないのは友達二人だろうと思う。オフィーリアのお父さんはフラグ臭がしてたからそんなになんとも感じないが、友達二人はほんとに不憫だ。シェイクスピアさんは富樫さんくらいそこそこ出てくるキャラの最後が雑である。 それはともかく、びじゅチューンの「オフィーリアまだまだ」を改めて聴きたくなった。
0投稿日: 2016.03.10
powered by ブクログ四大悲劇(ハムレット、オセロ―、リア王、マクベス)の中で最も早く作られた作品で、デンマークの伝説をモチーフにした、シェイクスピア悲劇の最高傑作と言われる。 内容は、ハムレット王子が、父である先代ハムレット王を暗殺した叔父の現クローディアス王を殺すという単純な復讐劇ではなく、恋人であるオフィーリアは狂死し、最後には自らも傷ついて死んでしまうという複雑な悲劇である。 シェイクスピア作品の多くは、限られた登場人物の中に多様な人間関係・人間心理が織り込まれており、本作品もその典型なのであるが、それ故に作品のテーマを汲み取るのは難しい。 第三幕第一場で、ハムレット王子がクローディアス王が父を殺したのか確信できずに呟く、「生か、死か、それが疑問だ」は、シェイクスピア作品中最も有名な台詞のひとつであろうが、更に、第五幕第二場で、ハムレット王子は、オフィーリアの兄レイアーティーズとの闘いの前に、「一羽の雀が落ちるのも神の摂理。来るべきものは、いま来なくとも、いずれは来る ― いま来れば、あとには来ない ― あとに来なければ、いま来るだけのこと ― 肝腎なのは覚悟だ」と語っており、そこから読み取れるのは、“あれこれ思い悩んだところで仕方がない。運命に従うしかないのだ”というメッセージだろうか。。。 また、英国の画家ミレイ(「落穂拾い」で有名なフランスの画家ミレーとは別人)による、若く美しい女性が花の浮かぶ小川で溺れ死んでいる「オフィーリア」は、本作品の第四幕第七場を描いたもので、ヴィクトリア朝の絵画の最高傑作と言われている。 あまりにも有名な、一度は読んでおきたい古典である。
0投稿日: 2016.01.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ハムレットが父の復讐するか悩んで、いろいろやっている間に、いろいろなことが起こり、最後は主要登場人物がほぼ全員死んでしまう。 決して後味が悪いわけではなく、むしろスッキリして謎の満足感を感じる。 これぞ悲劇の醍醐味!っていう名作だと思う。 オフィーリアは、ほとんど何もできないまま運命に翻弄されて狂ってしまった感じ。 でも、その理不尽さがやり切れなさとなって、ストーリーの中で良い効果を出している。
0投稿日: 2015.12.17
powered by ブクログシェークスピアならこのあたりから読むのがいいかなと思い読んでみました。 以前、ロックオペラになったものをテレビで見たことがあったので何となく知っているストーリーで、私でもちゃんと読めました。 意外と面白いです。
2投稿日: 2015.10.15
powered by ブクログ言わずと知れた、英国の戯曲(劇の脚本)。かのシェイクスピアの傑作のなかでも、大三悲劇のひとつとされるハムレット。有名な台詞は、「生きるか死ぬか、それが問題だ」というもの。1600年頃に書かれたそう。 主人公のハムレットは、デンマークの王であった父が死んだ後、母が父の弟(つまり叔父)とすぐに再婚したことが許せなかった。叔父に対して、復習を誓う。狂ってしまったのか、狂ったかのように振る舞っているのか、周りも振り回される。 とても面白かった。美しく口当たりは良いが、本質をつかむのは難しいだろう。巻末の解説を読むと、良く理解が出来る。さんざん研究し尽くされてきた作品だけに、いろいろな解釈があるらしいが、さすがにプロの見方はすごいと思わされる。
0投稿日: 2015.10.11
powered by ブクログ初めて読んだ戯曲の本がこの本でよかった。 今までは、翻訳された時点で色が変わってしまうと思っていたが、それでもいいんだと思えた。 言語が違う時点で色が変わるのが当たり前。問題なのは訳者が表現者かどうか。
0投稿日: 2015.09.04
powered by ブクログ大学生時代、レポートのために読了。 ジョン・エヴァレット・ミレイの「オフィーリア」が好きという理由だけでイギリス文学の中から選出。
0投稿日: 2015.08.10
powered by ブクログシェイクスピア『ハムレット』新潮文庫 ーハムレットの狂気がやったのだ。そうなれば、ハムレットも被害者の一人、狂気は非力なハムレットの敵ということになる。ー 訳者は解説で「シェイクスピア劇、特に『ハムレット』に現代的な心理の一貫性を求めるのは邪道である。」と述べている。 性格や心理ではなく、演技と矛盾を楽しむ感覚は面白いと思った。 個人的には訳者の福田恆存による「シェイクスピア劇の演出」が非常に興味深かった。
0投稿日: 2015.06.06
powered by ブクログ主人公ハムレットの破滅的な言動に引き込まれた。独特の鋭いアイロニーが痛快。 「死んでいる人間同様の、こんなのろまを殺すとは」(p107) 「本当に短うございますこと」「女の恋のように」(p111) 「なるほど、この堕落しきった世のなかでは、美徳が悪徳の許しを乞い、あまつさえ、辞を低うしてその顔色をうかがいながら、事をなさねばならぬらしい」(p138) ポローニアスとギルデンスターンとローゼンクランツを殺した後の自己正当化の理屈が無双すぎて笑える。 「これも運命とあきらめろ。やっとわかったろうな。あまりちゃかちゃかすると危ない目にあうのだ」(p132) 「身から出た錆、追従者にふさわしい最期さ。ああいう小人ばらの出る幕ではない。大物がたがいに鎬を削って斬りあっている間に、首を出すなど無法きわまる話だ」(p198)
1投稿日: 2015.04.10
powered by ブクログこれだけ重厚な台詞が続くと音読したくなる! 皮肉のびりびり効いた過激な台詞はケンカの際に引用したいものです。
0投稿日: 2015.04.03
powered by ブクログ最近、人からハムレットについて考えるヒントをいくつかもらったので私なりにもう少し考えを深めてみたいと思う。 まずは、簡単な所感から。 翻訳の言葉づかいは結構古臭いし、かためな言葉が多い。けれどもセリフを追うと役者の息づかい、舞台の上での動きまで見えてくるようなリズムの良い訳になっている。重要なのは設定上の舞台ではなく、劇場の舞台で繰り広げられる役者たちの動きが想像できること。なぜならハムレット=悲劇ではあるものの、あくまでも劇の構成が悲劇なのであって、読むと最初から終わりまで笑える。一場面、一場面、小ネタが効いているのだ。そして、その小ネタは舞台の上での役者の動き、しぐさ、そういったものが想像できてこそ面白い。 例えば、真夜中の亡霊騒ぎ、身のすくむような恐怖の終わりに、 ”亡霊:(地下で)剣にかけて誓え ハムレット: よく言った、もぐらどの!地面の下をずいぶん早く動きまわるではないか?あっぱれ、大した坑夫だ! (二人、無言で誓う) うむ、もう一度、場所を変えてみよう。” これ、亡霊が地下で声を上げるのをからかっている。 舞台の上でハムレットが動きまわり、舞台の下で亡霊役も一緒に動いてまわる。舞台を縦横に動き回って、神妙な顔つきで亡霊をからかうハムレット、一緒に無言で誓ってまわるハムレットの友人二人の姿を思い浮かべれば笑わずにはいられない。 ちなみにシェイクスピアが使った劇場グローブ座の見取り図はこんな感じ、この図を見ると舞台がかなりイメージできると思う。 http://en.wikipedia.org/wiki/Globe_Theatre#/media/File:Hodge%27s_conjectural_Globe_reconstruction.jpg シェイクスピアは、ハムレットに限らずこういう観客をあきさせないための演出が抜群に上手い。やはり、シェイクスピアは面白いというのが所感。 もう一歩、踏み込んでハムレットの主人公であるハムレットに意外なほど共感できない理由を考えてみる。例えば、王様クローディアスなんかはいいやつではないけども共感しやすい。彼の苦悩はよくわかる。それに引き換えハムレットは何を思っているのかよくわからない。苦悩、逡巡、愛、誠実、狂気、一貫した行動原理がよく見えないのだ。まずは、もらったヒントを元に考えてみる。 彼は演じるものであった。 王子という役を演じ、復讐という役割が与えられると復讐者の役を演じはじめる。 そして彼の役には、悲劇という絶対的に決められた結末が存在する。 To be or not to be, 復讐者としての役割に戸惑うハムレットが、最後には、宿命へ立ち向かうLet beという決断へといたる。 それは与えられた役割を演じるという過程を通じ、果たさなければならない役割を自分自身の宿命、自ら決断すべき事へと昇華させなければ出来ないことだ。 なるほど思うにまかせない自らの人生を振り返れば、演じなければならない役割と自分自身のありたい在り方の合一は誰しもが思い描く理想であり、この強烈なロマン主義的解釈は非常に魅力的だ。ドン・キホーテと同じ時代に舞台にかかっていたと考えると胸が熱くなる。しかし、ハムレットという台本を読んだときに私の目の前で繰り広げられた舞台とは違う気がするのだ。 彼は演出するものであった。 悲劇の主人公ハムレットという役を演じ、悲劇という絶対的に決められた枠組みを抜け出すことはできない。 もう一度、最初と同じセリフを引用しよう。 "ハムレット:よく言った、もぐらどの!地面の下をずいぶん早く動きまわるではないか?あっぱれ、大した坑夫だ!" このセリフはどう考えても舞台の登場人物に向かってのセリフではない。真夜中の幽霊に恐怖する無言の二人にこんな冗談が通じるはずもないのだ。これは、舞台を眺める観客へ向かってのセリフだ。周りのあらゆる登場人物が舞台の中の世界の住人であるのに対して、唯一ハムレットだけが舞台の外、観客と対話をしているのだ。彼の苦悩、逡巡、愛、誠実、狂気、それはすべて観客に対する対話の手段だ。観客を笑わせ、泣かせ、はらはらさせる、その全てがハムレットと観客の対話にかかっている。悲しくも、おかしくも観客との対話を通じてどのようにでも劇的に演出できる。それがハムレットの魅力なのではないか。台本を読むという行為においては、一貫性のなさと取れる弱みは舞台においては魅力の根源なのだ。 他の作品を読んでも感じることだが、シェイクスピアは観客を楽しませることを常に考えている。そして、その楽しませ方の手法をいろいろ試している。ハムレットの面白さは演出家が舞台に立っている、これにつきるのではないか。
0投稿日: 2015.03.18
powered by ブクログつひにハムレット登場。沙翁悲劇の中でも人気の高い一作であります。 わたくしも、好みでいへばこれが一番でして、まあ完成度からいへば例へば『リア王』などに譲るのかも知れませんが、その突拍子もない復讐劇とか、流麗な言葉遊びとか、引用したくなる名言の数数とか、ハムレットの複雑な性格行動とか、すべてが魅力的なのであります。 初めてハムレットを観たのは、デレク・ジャコビ演ずるテレビ版。本場英国はBBC制作のドラマでした。これですつかり観入られてしまひました。かなりおつさん臭いハムレットでしたが、優柔不断かと思へば無鉄砲に事を運ぶ二面性をさらりと演じてゐました。「言葉だ、言葉、言葉」。 日本では江守徹さんのハムレットですな。江守さん自らが演出し、当時最新鋭の小田島雄志訳を採用してゐました。「このままでいいのか、いけないのか」。 その昔、福田恆存訳・演出で芥川比呂志さんが演じたハムレットが素晴らしいと聞いてをります。映画なら観るチャンスはあるでせうが、舞台は観られる時に鑑賞しないと、後悔すること間違ひなしです。もつとも、わたくしの生れる遥か前のことなので詮無いことですが。「いや、それ、あれはいかさま、いはば意味なきいたづら」。 翻訳について。 中村保男著『翻訳の技術』によりますと、坪内逍遥以来、『ハムレット』の翻訳は小田島雄志氏までで14人も手掛けてゐるさうです。 これは多い。福田恆存氏の訳が決定版ではないかと思ふのですが、それ以降も新訳は出てゐます。まあ勇気のある人が多いなと。『翻訳の技術』には、「『ハムレット』の翻訳」と題する一章が設けられてゐますので、沙翁ファンなら必読と申せませう。「さ、行け、尼寺へ」。 http://genjigawa.blog.fc2.com/blog-entry-527.html
0投稿日: 2015.03.12
powered by ブクログ5年ぶりぐらいに再読。先に読んだ本にオフィーリアの描写があったので。訳の加減もあるのだろうけど、400年以上前の作品なのになるほどと思う描写が結構あった。時代が変わっても、人の感覚で変わらないものがあるんだなと改めて思った。
0投稿日: 2015.02.28
powered by ブクログハムレットって聞いたことはあるけど読んだことがなかったので 内容は結構おもしろかったんですが 最後の方はわちゃわちゃした感じでちょっと残念
0投稿日: 2015.02.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
この本を読んでシェイクスピアの四大悲劇を読破。ハムレットの複雑な葛藤は読みながらだとなかなか感じ取れなかったが、読んだ後に振り返ってみて分かった。ハムレットの場合、葛藤しているだけでなく、自分自身を演じていることで余計に複雑で答えが見えない。現実でも人は様々な側面をもっていて言葉で表そうとしてもうまくいかないものだから、ハムレットも特別な人物という訳ではないだろう。
0投稿日: 2014.12.10
powered by ブクログシェークスピア四大悲劇の一つ。 ストーリーは有名だけれど、イマイチ他の4つに比べて印象が薄い。私の読み方が悪いのだろうか?
0投稿日: 2014.11.28
powered by ブクログエラリー・クイーンの「X」「Y」を読んだ後、読みたくなってしまっての再読。面白いですねぇ、やっぱり。悲劇もここまで来ると、というのを感じたりもします。
0投稿日: 2014.10.21
powered by ブクログシェイクスピアの代表作です。 普段読むカテゴリーではないですが、なんとなく読んでみました。 読んでみるとこれが面白い。 長く読み継がれている本にハズレはないと言われますが、 まさにその通り。 他の作品にも手を伸ばそうと思います。
0投稿日: 2014.09.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「ー」 ハムレット。登場人物が少しづつ狂気に侵されていく。 ひょんなことから父の死の真相を知ったハムレットは、その敵を打ち取るべきか、それとも、その事実に耐えるべきかで葛藤する。狂った風を装い、機会を伺うが、いつのまにか狂ってしまった。そして、自分はいつでも正気に戻れると考えるが、きっとその時にはもう、正気を装うことしかできないであろう。 最後の決闘の場面で、すべてが終わる。 人を嵌めようとすれば、それは自分も巻き込まれるかもしれないことを見事に表現している。
0投稿日: 2014.08.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ハムレットは叔父に父を毒殺される。そして、母がその叔父と結婚し悲しむ。最終的には、叔父は王の座に納まり、ハムレットの殺害計画を企てる。ハムレットも叔父(王)も、母(妃)も皆死んでしまった。
0投稿日: 2014.08.11
powered by ブクログ読めば読むほどこの世の中はろくなもんじゃないと思うのだが、最後にはそんな世の中でもまんざら捨てたもんじゃないかもしれないとも思わせられる。ともかく運命というものに人は翻弄される。いかに頑張ってみても身の程に合わなければ不幸に見舞われる。だからといって頑張らないのも、人としては耐えられないものなのかもしれない。 それにしても人物描写が秀れている。こんな人たちは確かに居そうだ。上手に誇張されているからその人格がわかりやすい。しかも、その人格がわかりやすく現れるような場面設定を施してある。やはり、シェークスピアさんは天才なのだろう。 Mahalo
0投稿日: 2014.07.31
powered by ブクログ悲劇であり復讐劇。登場人物の性格の矛盾も、人間の性格の本質を表しているのだということが付属の解説で分かった。
0投稿日: 2014.04.10
powered by ブクログ正直面白さが分からない。 英語で読む方が、音も楽しめていいのかな。 どうも翻訳本を読むと、あまりにも言葉が意気揚々としすぎて、圧迫感さえも感じる。
0投稿日: 2014.03.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
戯曲を読んだのも、シェイクスピア作品を読んだのも、 これが初めてです。 正に、「悲劇」! 四大悲劇とは聞いていたが、どんなものかと思って読んでみれば...確かに、どこまでも悲しいし、救いがない。 セリフのみで展開される、心理劇。 あまりにも格調高い翻訳(いかにも古典作品の訳といった感じ)が少々読みづらいと思いましたが名作ということはよくわかりました。
0投稿日: 2014.02.10
powered by ブクログシェイクスピア全般に言える話だけど、日本語訳は読みづらくて仕方が無い。 そもそも本作が誕生したのが日本で言う江戸時代ごろ。日本語訳されて発行されたのが戦後5年だからしかたがないことだと思う。 内容的には誰がなんでそうなってるのかわかりづらいうえに長い。
0投稿日: 2013.10.24
powered by ブクログシェイクスピアの四大悲劇のうちの一つ。戯曲(劇の台本のような感じ)というスタイルで書かれていて、基本的にはセリフが続き、たまに機械的な場面描写もカッコ書きで入る。最初は読み辛いかと思っていたが、最初の数ページでグイグイとこの世界へ引き込まれる。 悲劇というものは初めて読んだ。 悲しみに包まれるのかと思っていたのだが、予想していた悲愴感とは違い、「えっ?」とか、「マジか」というような展開によって話が進んで行き、逆らえない運命的なものに支配されて悲劇的なクライマックスに至る。
1投稿日: 2013.09.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
これは本質的にはセリフによって構成されて行く心理劇だろう。もっとも、先王の亡霊が現れたり、劇中劇の趣向が組まれたり、また作品中にシェークスピア自身の演劇論が開示されたりと、注目すべき点も多い。一気呵成に展開する終幕は、観客や読者の予想をさえ超えるスピードを持ち、悲劇としての収斂性も高い。一方、劇の本筋からは傍流に位置するオフィーリアの死は、あまりに不条理であり、こうしたところなども、この劇が一筋縄では解釈できないところか。なお、舞台で見るのもいいのだが、戯曲として読む方が自由に想像を拡げらるかも知れない。
0投稿日: 2013.09.26
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【Impression】 "to be or not to be,that is a problem"てハムレットのやったんかー 生きるべきか死ぬべきか、父親の亡霊から復讐を託されたハムレット。 早く殺してしまえばいいのに、ちんたらしているからたくさんの人が死んでいく。 それでも「復讐」の舞台を整えるかのようにハムレットは時間をかけ、とうとうハムレットが殺害した大臣の息子との決闘の場において、妃が自分から毒杯をのみ、息子は自分の策で死に、ハムレットは王を殺害し、自分も毒により死ぬ。 関係者全員が綺麗に死んだ 【Synopsis】 ●夜な夜な亡霊が現れる。その亡霊の正体を確認すると、先代の王であった。 ●王から死亡時の真相を明らかにされ、息子ハムレットは在任中の王に復讐を誓う。そして母に対しても憎しみを抱く ●復讐の舞台を整えるかのように、王が一人でいる時には手をくださず、気が狂ったふりを続け、その一方で国で上演された劇に手を加え、王の陰謀が事実であったことを確認する ●その後、イギリスに飛ばされることになる。その最中に王からイギリス王へ宛てられた手紙を確認。国へ戻り、仕組まれている決闘の場面へ臨むハムレット ●妃は自殺し、決闘相手は仕込んだ毒により死亡。同時に傷を負ったハムレット、死にゆくなかで王を殺害し、死亡。そこにイギリスからの軍勢が到着、ことの真相が明らかに
0投稿日: 2013.09.16
powered by ブクログシェイクスピア三冊目 シェイクスピア、何がおもしろいのかよくわからん ハムレットも叔父王も頭わるー もっとうまくやれよと思っちゃう 訳がいまいちなのかなぁ… さっくり読めたけど 言い回しとかめんどくさかった 内容には関係ないが 裏表紙のあらすじがヒドイ 誰が死んだとか書くなよなー 星はギリギリ3つ
0投稿日: 2013.08.25
powered by ブクログ解説の後に収録されている、訳者の福田氏による『シェイクスピア劇の演出』が非常に興味深い内容で良かった。
0投稿日: 2013.07.27
powered by ブクログ誰もいなくなったぐらいばたばたと死んでいって最後の展開の速さに吃驚。劇なのでやはり最後は悲劇の盛り上がりどころなのでしょうか。あんなに画策したり、復讐に悩んだり、怒りに燃えたりしていたのに、死ぬときは呆気ないものですね。
0投稿日: 2013.05.08
