
総合評価
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powered by ブクログやはり浅田次郎の人情話は面白い 参勤行列に参加している人々のやさしさが身に沁みる。表面上は無愛想な態度でも、言動や行動の奥に真心がうかがえる。 上巻はこれからさらに面白くなりそうなところで終わった。下巻が楽しみ。
18投稿日: 2026.05.30
powered by ブクログコメディ参勤交代 それぞれのキャラがいい 陰謀あり、馬目線あり、お殿様はうつけか、賢者か。 さすが浅田次郎、面白い。
0投稿日: 2026.04.24
powered by ブクログ中山道を江戸に向け80余人で出立。途中で知った謀反の計画、後見役の蒔坂将監と国家老由衣帯刀を知ること。一路と慎吾はともに父親を同時に亡くしており、それは火事による殺害と毒殺という噂もあった。 ー参道での出来事に「殿様はうつけ」なのかどうか、そんな噂も舞う中、宿、農民、関所などでの対応は噂を消し去るものも多く、「見せ掛け」とも取れる仕草などが伺える。 道中では易者と髪結が共をしており、宿、山道、峠などの情報を逐次一路に伝達していた。「武士の面目は他聞他目にあらず。常に自聞自目に恥じる事なきよう生きよ」「武士たるもの一心大切にすべきは、先祖代々の勤めに他ならぬ。己が分限をわきまえ、過ぎたるも、及ばざるも、罪と心得ねばならぬ」「武士はたとい義理を欠いても職分をまっとうせねばならぬ」
11投稿日: 2025.12.06
powered by ブクログBS時代劇で見て以来、読むつもりで手に入れて、ずっと積読だった本を満を持して読破。 途中整然とした参勤行列に驚嘆する場面が出るが、その理由がなかなか出てこないのでやきもきした。「浅田次郎で?いやまさかそんな……」と心配していたが、きちんと回収してくれたので安心した。 上下巻なので前半である本作はのんびり気味。でも転は本作の中にあり、今後どうなるのか期待させる内容。参勤行列の威容を思い起こさせる文体はゾクゾクするほどで、読んでいて清々しい。後半も楽しみ。
0投稿日: 2025.10.07
powered by ブクログ一人一人のキャラクターが出張っているのに嫌味がなく輝いている。コメディなのに感動したり泣いたり笑ったり… ハッ!!コメディだからか! 上巻でもう充分に引き込まれた。 福田監督あたりが勇者ヨシヒコみたいにドラマ化したら最高だろうな。
0投稿日: 2025.10.05
powered by ブクログ徳川幕府が治め、200年以上経った太平の世の参勤道中のドタバタ劇と思いきや…!教科書で形式的に知っていた参勤交代が、様々な人間模様の延長線の物語となっていて、参勤道中がどんなものだったか思いを馳せることもできるし、手にとった時には予想もしていなかった展開となり、続きが楽しみ!
0投稿日: 2025.07.03
powered by ブクログ浅田次郎『一路』中公文庫 読了。父の急死により急遽家督を相続した供頭が参勤交代を差配する時代小説。「行軍、戦そのもの」と謳う家伝の古文書をただ頼りに道中の難事に立ち向かっていく。うつけ者(仮痴不癲?)の殿様はじめ登場人物の個性が光り面白い。一所懸命に自らの職分を果たすのみである。
0投稿日: 2025.05.10
powered by ブクログ急に時代小説が読みたくなり、愛しのブックオフで上下巻を購入。 面白い。 ずっと一路の視点の物語ではないところが良い。 急に馬の視点になったりと、遊び心もある。 多少予定調和な部分はあるものの、お話もしっかり面白い。 武士の生き様、参勤交代の大変さも巧く描かれており全く退屈しない。 星は下巻でまとめて。とりあえず3つにしておく。
0投稿日: 2025.04.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
西美濃田名部郡を領分とする旗本、蒔坂左京大夫の参勤交代で御供頭を務める小野寺一路のお話。江戸生まれの江戸育ちで、お役目について急逝した父親からは何も引き継ぎされていなかったが、実家の焼け跡から先祖が残した行軍録を発見し、それに倣って江戸へ向けて出発する。しかしお殿様の後見役である蒔坂将監のお家転覆の計略もあり、気が抜けない状況。とにかく面白い!すぐに下巻に取り掛かる。
0投稿日: 2024.09.19
powered by ブクログいざ、江戸見参の道中へ-。小野寺一路、19歳。父の不慮の死を受け、御供頭を継いだ若者は、家伝の「行軍録」を唯一の手がかりに、江戸への参勤交代を差配する。
4投稿日: 2024.06.03
powered by ブクログ浅田さんというと、「泣かせ」の名手というイメージがあった。本作を通して「笑わせ」の技倆も天下一品、軽妙洒脱な一面もあるのだな、と感心した。 時代小説が好きでよく読むが、何が楽しみかと言うと、やはり臨場感を味わえることだ。当時を生きた人々の思想や行動の背景を知り、世相を追体験し、「かつての日本」に没入できること。 本作にもやはりそのような臨場感があるのだが、今までにない「共感」も覚えた。 たとえば、主人公・一路の御供頭という役割。これは、いわゆるプロジェクトリーダーだと思う。スケジュールを組み、メンバーの進捗を管理し、対外的な交渉を担ったり、予期せぬトラブルに対処したりして、チームをゴールに導く仕事だ。 すると、先輩(父)からハウツーの一切を学べぬまま、いきなりリーダーを任されることになった一路の心細さや不安は、とてもよく理解できる。 ビジネスパーソンならば、本作の登場人物の心情に共感する場面はかなり多いだろうと思った。 時代小説というジャンルに留めてしまうには本当にもったいない、幅広い読者から愛される作品だと思う。
2投稿日: 2024.02.16
powered by ブクログ書店でこの本を見かけたとき、読んでみたい!って思ったものの、浅田氏のあまりの出版本の多さに、職業小説の大量生産本は内容がスカスカなのが多い、特に今では東野氏がそうであるようにこれもまた...などと食わず嫌いが発動してなかなか手にすることなく年月を経た。母が亡くなりその遺本を整理しているところに現れたのがこのタイトル、母も読んだのかと感慨深くなりようやく手にしてみると... なんでこれもっと早く読まなかったんだ!って後悔しかない。これは時代小説のドラゴンクエストである。主人公が崖っぷちの窮地に追い込まれた状態から秘伝を元に、旅しながら仲間を集め難題をクリアしていく物語。まさに血沸き肉躍る活躍劇を読んでいる心地である。 文中のセリフを読んでいると、あれ?っと気づく。そう、絵巻のような表紙をよく見ると、文中に現れる人物とセリフがそのまま描かれているので思わずにやける。上巻下巻とあり、それぞれの宿場までの道のりが書かれているから物語を読み進めながら表紙をちらちらと確認し、ああ、行程がこの辺まで進んだのだなぁと二度楽しめる。職業小説と蔑んだ自分を反省する。今年最初の大金星だった。現代小説は根暗で鬱じみた主人公や気分の悪くなる内容ばかりなので、こうしてたまに時代小説を挟むことで勧善懲悪、鯉の吹き流しのようなさっぱりした話が多いからハマるのがわかる。 下巻が楽しみ!
1投稿日: 2024.01.16
powered by ブクログ4.0 最近嵌まっている時代小説。江戸時代の参勤交代の話し。コメディ要素あり、ミステリ要素あり。なんとも贅沢なお話しです。
0投稿日: 2023.11.20
powered by ブクログ参勤交代の顛末記が続いて、これ以上読み進むのは無理かなと思ったが、意外な展開になって面白くなった。下巻が楽しみです。
2投稿日: 2023.07.29
powered by ブクログ最初は言葉遣いや単語に慣れずに読みづらかったけれど、乗ってくるとあれよあれよと読み進められて、なんと面白い!!!小説を読みながら声に出して笑うなんてそうそうないことだと思う。そして同じように泣ける。 早く下巻が読みたい。
1投稿日: 2023.04.24
powered by ブクログ父を火事で失い、急遽跡目を継いだ十九歳の一路の初仕事は御殿様の江戸入り、即ち参勤交代の御供頭。しかも古式ゆかしく行うという文書があった故に準備の段階からもう大変。失敗したら御家断絶という崖っぷち状態での出発となってもいろいろと起きる無理難題、しかも当の御殿様はうつけ者との噂…と書き出してみてもえらく濃い幕末ロードノベルの趣。 時代小説を読み慣れてないと難解さがありそうだけど、巻き込まれ型主人公一路とその一行の描かれ方がすっきりとまとめられており、テンポも現代的なので読みやすい。
0投稿日: 2023.04.19
powered by ブクログ「浅田次郎」の長篇時代小説『一路〈上〉〈下〉』を読みました。 『終わらざる夏』、『残侠―天切り松 闇がたり〈第2巻〉』、『王妃の館』に続き、「浅田次郎」作品です。 -----story------------- 〈上〉 父の急死により家督を相続、交代寄合蒔坂家の御供頭として、江戸への参勤行列を差配することになった「小野寺一路」、十九歳。 家伝の『行軍録』を唯一の手がかりに、中山道を一路、江戸へ――。 「浅田次郎」がおくる、時代エンターテイメント。 〈下〉 中山道を江戸へ向かう「蒔坂左京大夫」一行は、次々と難題に見舞われる。 中山道の難所、自然との闘い、行列の道中行き合い、御本陣差し合い、御殿様の発熱…。 さらに行列の中では御家乗っ取りの企てもめぐらされ―。 到着が一日でも遅れることは御法度の参勤交代。果たして、一路は無事に江戸までの道中を導くことができるのか! 〈解説〉「檀ふみ」 ----------------------- 「中央公論新社」の総合雑誌『中央公論』の2010年(平成22年)1月号から2012年(平成24年)11月号に連載された時代小説、、、 第3回「本屋が選ぶ時代小説大賞」を受賞した作品… 観てはいませんが、2015年(平成27年)にはNHK BSプレミアム『BS時代劇』にて「永山絢斗」主演でテレビドラマ化されているらしいです。 ■其の壱 御発駕まで ■其の弐 左京大夫様御発駕 ■其の参 木曽路跋渉 ■其の四 神の里 鬼の栖(すみか) ■其の五 風雲佐久平 ■其の六 前途遼遠 ■其の七 御本陣差合 ■其の八 左京大夫様江戸入 ■地図 蒔坂左京大夫参勤行列が歩んだ中山道 ■解説 「一路」の一所懸命 檀ふみ 1862年(文久2年)師走、参勤交代の全てを取り仕切る供頭(ともがしら)「小野寺家」の嫡男で19歳の「小野寺一路(おのでら いちろ)」は、国元、西美濃田名部郡の屋敷で父親が失火で命を落としたとの報せを受け、急きょ田名部へ戻る… 田名部の地を治める「蒔坂左京大夫(まいさか さきょうのだいぶ)」は無役の旗本で、石高は7500石と決して多くないが、大名と同等に扱われる交代寄合表御礼衆を務めるため、隔年の参勤を果たさなければならなかった、、、 殿様からの拝領屋敷を焼失したという大失態は家名断絶にも等しい不祥事だったが、参勤の出立が間近に迫っていたため、重臣の「蒔坂将監(まいさか しょうげん)」や家老の「由比帯刀(ゆい たてわき)」の口添えにより、一路は家督を相続し供頭としての務めを果たすこととなった… しかしながら、一路は江戸で生まれ育ち田名部の地を知らないだけでなく、まだ若く現役だった父から仕事について何も教わっていなかった。 焼け跡から見つかった文箱から、先祖が記した約230年前の参勤の記録「行軍録」を見つけた「一路」は、古すぎて参考にならないと一度は諦めかけるが、旅籠で出会った易者の助言で、時代を経て省略されてきた古式床しい行列の作法を復活させようとする… 親戚からも家中の仲間らからも徹底して協力を拒まれる中、仕立てた羽織一式を人目を忍んで届けてくれた許嫁の「国分薫」に初めて会う、、、 つつがなく務めを終えるようにと祈ってくれた美しい「薫」に心を奪われた一路は、行列を何事もなく成功させ、その暁には「薫」を娶りたいという思いを一層強くさせる… 行列に不手際があればお家取り潰しは確実、古文書の「参勤交代は行軍、戦そのものである」との言葉を胸に、背水の陣の覚悟で臨み、一所懸命におのれの本分を全うしようとする「一路」に、真冬の中山道の難所が立ち塞がり、難題は次々と振りかかる。 雪深い峠越え、殿様の発熱による到着の遅れ… そして、何よりも重大な難事は、「将監」らが主君「左京大夫」の命を狙う陰謀を企てていることだった、、、 いやぁ… 久しぶりに時代小説を読みましたが、笑えて、泣けて、面白くて、感動できる、そんな魅力たっぷりの作品でしたね。 父親の急逝により、参勤交代の全てを取り仕切る供頭という大役を任されることとなった若侍の「一路」が人間として成長する姿、一所懸命に自らに与えられた役割を全うしようとする姿に感動できたし、 「一路」が古式床しい行列の作法を復活させようとすることに応え、御殿様を支えよう・守ろうとする行列関係者たちの和や絆… 忠義・忠節を重んじる考え方に共感したし、 私利私欲のために主君「左京大夫」の命を狙おうとする「将監」等の謀略が、物語に冒険活劇要素を加え、懲悪勧善的な面白さが愉しめたし、 「左京大夫」の、うつけ・馬鹿呼ばわりされても、愛すべき田名部の民のことを常に考えて行動・判断する姿に魅力を感じるし(江戸屋敷留守居役で老齢の「楢山儀右衛門(ならやま ぎえもん)」も同じような魅力を持っていましたね)、トップとしての苦悩も巧く描かれていて、奥の深い重層的な物語に仕上がっていると感じました。 時代小説も面白いですねー 以下、主な登場人物です。 【蒔坂家(田名部)】 「小野寺 一路(おのでら いちろ)」 参勤道中の全てを取り仕切る供頭を代々務める小野寺家の嫡男。19歳。 江戸で生まれ育ち、故郷というべき田名部にも一度も帰ったことがなく、 父・弥九郎から仕事について何の引き継ぎもしていなかった。 北辰一刀流の免許皆伝、東条学塾の塾頭まで務めた穎才。 「蒔坂 左京大夫(まいさか さきょうのだいぶ)」 蒔坂家39代当主、14代左京大夫。西美濃田名部郡を領分とする7500石の旗本。 交代寄合 表御礼衆。 江戸在勤の折は、3日と開けず芝居に通い、 過去には役者の出待ちをしているところを町方に見つかり謹慎処分を下されたこともあるなど、 「うつけ者」と見なされている。 「国分 七左衛門(こくぶ しちざえもん)」 勘定役。薫の父。小野寺弥九郎とは昵懇の間柄だった。 「国分 薫(こくぶ かおる)」 七左衛門の娘。 一路とは親同士が決めた許嫁で、一路は顔も知らなかったが、美しい顔立ちで、 皆から冷たくされる中、道中羽織を仕立てて忍んで旅籠まで届けてくれた。 「栗山 真吾(くりやま しんご)」 供頭添役。 前年の秋に父が卒中で急死し、 一路と同じく仕事の引き継ぎを全くやっていない状態で参勤に挑む。 「佐久間 勘十郎(さくま かんじゅうろう)」 蔵役。 前年までは30人徒士の行列だったため参加したことはなかったが、 一路が取り仕切る今年は50人となったため、駆り出され、 派手な衣装を身に着けて道中先触れを務める。 おつむの足らない武辺者とされているが、面倒な世事に関わらないために、 あえて馬鹿なフリをしている向きもある。 「矢島 兵助(やじま ひょうすけ) / 中村 仙蔵(なかむら せんぞう)」 10俵3人扶持の組付足軽。同い年の従兄弟同士。 兵助は「猿(ましら)の兵助」の異名を取るほど身軽。 7つ下の真吾とは又従兄弟で、子供の頃からひ弱でいじめられっ子だった真吾を気にかけてきた。 「蒔坂 将監(まいさか しょうげん)」 左京大夫の後見役、叔父(正しくは先代の従兄弟の子)。 男子に恵まれなかった先代左京大夫の養子に入った矢先に、 側室が懐妊し当代が生まれ、廃嫡された。 当代からは実の兄のように慕われている。 「由比 帯刀(ゆい たてわき)」 蒔坂家家老。 「伊東 喜惣次(いとう きそうじ)」 側用人。 長年、将監の元で禄を食んできたため、左京大夫より将監に忠義が深い。 「ぬい」 左京大夫の側室。将監の娘。左京大夫からは内心では嫌われている。 「辻井 良軒(つじい りょうけん)」 医師。大坂の適塾で蘭方医術を修め、先年の夏に召し抱えられた。年は27、8。 将監と帯刀にお家のためと騙され、一路の父と七左衛門に毒を持ったが、 うつけ者呼ばわりされている左京大夫の真の聡明さに気付き、 医師としての本分を全うしようと思い直す。 【行列関係者】 「空澄(くうちょう)」 田名部陣下の浄願禅寺の住職。 弥九郎の死後、江戸までの道中を往復し、行列の出発後は先行して一路の助けとなる。 「朧庵(ろうあん)」 田名部のほとんどの宿で投宿を断られた一路が、 街道の端の博打場も兼ねる旅籠で出会った道中筮(易者)。 一路の面相が大変優れていると褒めちぎり、 参勤道中についても庶民の立場からの忌憚のない意見を伝える。 「丁太(ちょうた) / 半次(はんじ)」 筋骨隆々の双子の馬喰。 行列の先頭で家康から下賜されたと伝わる朱塗りの槍を持つ役目を任せられる。 「新三(しんざ)」 髪結い。鼻筋の通った細面の顔立ちに、剥いたゆで卵のような肌をしている。 一路に腕を見込まれ、道中髪結いとして行列に付いていく。 「ブチ」 丁太と半次が市場で売り切れなかった斑馬。殿様の替え馬となる。 「白雪(しらゆき)」 殿様の愛馬。名前の通り、白雪のように美しい白馬。何度も参勤道中を経験した老馬。 【中山道中の人々】 「スワ」 馬籠宿で生まれ育った。 前年の暮の大火事で両親を亡くし、スワは庄屋に、6つになる弟は中津川の遠縁に引き取られた。 「檜山 角兵衛(ひやま かくべえ)」 福島関所番頭。 与川崩れを迂回せずに渡ったという一路の言を信じなかったが、現場を見て変心し、 行列が谷に捨てざるを得なかった宝物類を拾い集め、宿場まで届けた。 「大賀 伝八郎(おおが でんぱちろう)」 下諏訪宿の宿場役人。 幕閣に参与していた主君、諏訪因幡守の小姓として江戸詰めだったが、 5年前、20歳の時に、父の急逝に伴い、宿場役人の家督を継いだ。 「鬼の栖」の異名を取る和田峠を急ごうとする一路を諌める。 「内藤志摩守 正誠(ないとう しまのかみ まさあきら)」 信州佐久郡岩村田藩1万5千石の当主。17歳。奏者番。 10歳の時に父が自害したため、若くして祖父の跡を継いだ。 内藤家と蒔坂家は江戸の本所屋敷が隣同士で交誼が深く、 病に臥せていた先代が左京大夫に正誠の行く末を託し、 自身も幼くして家督を継いだ左京大夫は兄のように正誠を導いた。 血筋及び先代である祖父の功績により、父祖代々の念願であった築城を許され、 陣屋大名から城主大名になったことで、ふてぶてしい態度が一層悪化した。 家督を継ぐ前の名は「?一郎(ひいちろう)」。 「浅井 条右衛門(あさい じょうえもん)」 内藤家家臣。軽々しい言動が多い正誠を諌めるが、聞き入れられない。 「乙姫(おとひめ)」 加賀藩前田慶寧の才色兼備の妹。 実母ではないが、父の正室は11代将軍・家斉の娘。国元で育ったが、 輿入れに相応しい年齢(16歳)になったため、江戸下屋敷へ移り住むことになる。 行列は300人余に達し、速度も遅いため、 時には休憩や見物を兼ねて渋滞した後ろの旅人らを先に通らせる。 蒔坂家が早駆けで行列を追い抜いていった際、一路に叶わぬ恋をし、身に付けていた簪を与える。 「鶴橋(つるはし)」 乙姫のお付女中。 女としての幸せ(=恋が成就すること)を体験できないまま老境を迎え、 乙姫の叶わぬ恋をせめてもの思いで応援する。 「板倉主計頭 勝殷(いたくら かずえのかみ かつまさ)」 上野国安中城主。42歳。 武芸の基礎は駆け足であるとの信条の持ち主で、自分や家来はもちろん、領民にも駆け足を奨励する。 先代の頃から始まった、 城下から碓氷峠頂までの7里を走って往復する「安中の遠足(とおあし)」は名高い。 口癖は「よおっし!」。 「根本 国蔵(ねもと くにぞう) / 石塚 与八郎(いしづか よはちろう) / 海保 数馬(かいほ かずま)」 安中藩家来。走術の免許皆伝、直近の遠足で好成績を残した3人の武士。 「風陣の秘走」で、左京大夫の発熱による江戸到着遅延の知らせを、 松井田から江戸表までの32里を三刻半で届けるよう命じられる。 「ひぐらしの浅(あさ)、又はひぐらし浅次郎(あさじろう)」 その日暮しの博打打ち。色男。 元は田名部生まれの武士で、郡奉行を務めていた父があらぬ罪を被せられ、一家もろとも放逐された。 遠縁を頼って、隣国彦根で田畑を買ったが、父母は流行病で死去。 秋の終わり頃に、浅次郎の恩人である貸元の親分が、 彦根を訪れた七左衛門から将監一派の企みと行列の助っ人になってほしい旨を依頼され、 将監は浅次郎の親の仇も同然だからと任される。 父から「田名部と関らぬよう」言い残されているため、煩悶する。 「黒岩 一郎太(くろいわ いちろうた)」 牧野家の道中供頭。19歳。急な卒中で昏倒した父親に代わり、供頭の大役を初めて任される。 父から役目の引き継ぎもしていなければ、道中にお供したこともなく、父は卒中で口が利けない、 頼みの綱の添役は、前任者が尊皇攘夷にかぶれて出奔したため代役であるという、 一路と似た境遇の持ち主。 「牧野遠江守康哉(まきの とおとうみのかみ やすとし)」 信州小諸藩1万5千石藩主。井伊直弼の肝煎りで若年寄に抜擢されたが、 桜田門外の変後に罷免された。 3年間の激務がたたって体を壊し、領分で死にたいという意思を公儀に認められ、 小諸へ戻る途中、深谷宿本陣で田名部と差し合い(宿泊藩が重複すること)になる。 「井上河内守(いのうえ かわちのかみ)」 寺社奉行。氷川神社参拝の折に左京大夫と行き合う。 「海老沢 吉三郎(きちざぶろう)」 大宮宿代官支配の公事方手付(領民の揉め事を裁量し、領内の治安に携わる助役)。 代官の留守中に氷川神社の参道で蒔坂家家来2名が討死する事態に見舞われる。 【江戸の人々】 「すず」 左京大夫の正室。笑顔が地顔。 歴代の妻は高家や同格の交代寄合、大名家から輿入れする倣いだったが、 実家は1200石の両番筋、父親は書院番組頭。 向島の下賤な出会茶屋で逢瀬を重ねていたが、妊娠していることが分かり、 父が蒔坂家に乗り込み祝言を上げた。 決して美人ではないが、見ようによっては美しく、使用人たちとともに台所で立ち働き、 子育ても人任せにしないため、家中では大変人気がある。 「楢山 儀右衛門(ならやま ぎえもん)」 蒔坂家江戸屋敷留守居役。77歳。 「せつ」 一路の母。 「神崎 又兵衛(かんざき またべえ)」 すずの父。作事奉行。左京大夫が最も苦手な一人。 蒔坂家の行列が江戸に到着したのと同日、大目付(諸大名の監督)への昇進と、 道中奉行兼任の内示が下る。 「松平豊前守(まつだいら ぶぜんのかみ)」 老中。丹波亀山藩5万石の藩主。 楢山儀右衛門とはかつて寛永寺の茶会で知り合って以来、茶の道の師と仰いでいる。 「徳川家茂(とくがわ いえもち)」 将軍。優秀な人材を求めて、左京大夫の真の姿を御庭番に探らせる。 左京太夫が江戸に到着した日、おしのびで市中へ行き彼の様子を見つめていた。
0投稿日: 2023.02.28
powered by ブクログ時代小説ならではの言葉の難しさ。読みや意味を調べながらなのでめちゃめちゃ時間かかって読了。ストーリーが面白いのでなんとか挫折せず読めている、、!
0投稿日: 2023.02.05
powered by ブクログおもしろい。 時代ものを読み慣れていなかったので 最初の数ページは心が折れかけたが、 その後はスルスルと読み進められる。 さすが浅田次郎… 中山道を旅したくて堪らなくなってきた。
0投稿日: 2023.01.09
powered by ブクログ初っ端から最悪の境遇に陥った主人公。 なのに語り口調が軽くて所々笑える言い回しが沢山あって重くならない。 それどころか声を出して笑っちゃった! これは笑い一辺倒かと思えばポンっと胸にくるシーンが入ってきたり。 ギャグもシリアスもくどくなく、とても読みやすい。 下巻にも期待!
9投稿日: 2022.12.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
一路(いちろ)という名の実直な主人公が、強運と周りの人に助けられ、権謀術数渦巻く中での参勤交代という困難を一つ一つ乗り越えていく話。もちろん悪役はいるが、主人公の周りの人間が気持ちの良い人達ばかりなので読んでいて気持ち良かった。★4
0投稿日: 2022.07.18
powered by ブクログ序盤から中盤は文体と登場人物の多さから、読み進めることが難しかったです。しかし、後半から物語が動き始め、徐々に面白くなってきました。下巻に期待!
1投稿日: 2022.04.16
powered by ブクログこの厚さ二冊、読めるかな? 読めました。するする読めました。 人が動くのは、人の熱さに吸い寄せられるから?
0投稿日: 2021.10.09
powered by ブクログ私はこの大ヒット時代小説を、audiobook のアプリ、耳読書で味わった。 今回は落語家林家たけ平氏。 天下一品の朗読で、「一路」という名作を さらにさらに味わい深い 素晴らしい旅に連れて行ってもらった。 はじめ傍観者の私も いつしか参勤道中を一緒に歩き、何がしかの荷を担ぎ、 「セイセイ、ドウドウ」と声を上げ、 日本人の心の原点、ここだここだと強さと優しさを堪能した。 久しぶりに手放しで楽しんだ作品だった。よかった!
1投稿日: 2021.08.19
powered by ブクログまだ「上」のせいか、いつもの感動までには至っていませんが、楽しく読みました。これから「下」で、じわじわと心を揺さぶれるのかなという気がします。
1投稿日: 2021.04.11
powered by ブクログこの作品、漢文や長ったらしい武士の役職名が結構出てくるので、読みにくいかなぁっと思っていました。でもやはり浅田次郎作品は、読み始めると、面白くて読むのをとめるのが惜しいくらいでした。参勤交代が話の中心で、当時の時代とはこのようなものなのかなと勉強になることも多かったです。 なんといっても、人物の表現が本当に興味深く、どの登場人物をとっても、それぞれの場面で笑いあり涙ありです。 この(上)ではお店の店主のお婆さんは面白かったです。また、一直線に頑張る主人公と、それを周りの人々が応援する姿がこの本で一番感じる部分でした。
8投稿日: 2020.12.20
powered by ブクログ初めて浅田次郎の本を読んだ。さすが有名人気の作家。読みやすく面白かった。主役でない主人公が題材でも、人気作家にかかればこんなに面白いのかと。それでいて、将軍は将軍たる素晴らしさを描けている。一所懸命。一路。私とは縁遠い…
0投稿日: 2020.08.03
powered by ブクログ江戸時代の参勤交代のお話。教科書に出てくるような有名人は登場しないけど、これはこれでとっても面白い。時代小説というのかな。ストーリーに引き込まれます。
0投稿日: 2020.08.01
powered by ブクログ浅田次郎さんって時代小説も書くんだ!?と興味を抱き、読んでみたいなぁと思っていた作品でした。 『参勤交代の御共頭』という職にスポットを当て主役にしたもので、凄く趣があり、読みはじめから引き込まれました。参勤交代の御行列が出発するまでの話もぬかりなしで、読んでいるこちらも「準備万端、いざ出発!」といった気分にさせられました。 いよいよ江戸へと出発した参勤行列の道中ですが、一難去ってまた一難、次は何が起こるの?ってドキドキしますが、凄く面白いです! 主役の一路をはじめ、次々といろんな人物が登場するのですが、登場の描き方がさすが浅田先生なのでしょうか?皆印象に残り、「えっと、誰だったっけ?」とページを振り返ることなく読み進める事ができます。 個性が強く面白いキャラクターも登場し、一路が覚悟を持って差配し、常に緊張を持って進んで行く物語なのに、数々のユーモアも描かれていて、凄く面白いです。 一路率いる参勤行列のご一行は、無事に江戸へと到着できるのでしょうか? 下巻にも期待です。
5投稿日: 2020.07.20
powered by ブクログ参勤交代で中山道を江戸に向かう架空の旗本一行の道中を描く小説。最初は文体に慣れず、なかなか国元を出発しないなあとイライラするが、次第にそれにも慣れ、登場人物が頭に入ってくると俄然面白くなった。
0投稿日: 2020.04.26
powered by ブクログ父の急死により、参勤交代供頭を勤めることになった小野寺一路。 だが、話はとんでもない方向へ進んでいく。 参勤交代は、無事に江戸まで辿り着けるのか。 笑いも涙もごちゃ混ぜにの浅田節全開のストーリー。
1投稿日: 2020.04.18
powered by ブクログ江戸末期を舞台に参勤交代の仕切り役である御供頭を主人公として、武士の生き様を描いた作品。 若い主人公が、父からの引き継ぎも無いまま、重責を全うしようと奮闘する物語。 ロードムービーなのだが、浅田次郎の作品に特有の人情話が盛り込まれ、笑いあり涙ありのストーリーに。久々の浅田作品に満足。
2投稿日: 2019.12.17
powered by ブクログ時代小説(と呼ぶべきものかはわからないけど)久しぶりに読んだので、最初はあの独特の昔っぽい言い回しになれなくて疲れた。 でも物語の中で起きていることは明らかに面白くて、移動時間を常に楽しみに。 少しずつ読み進めて、一路たちが少しずつ江戸に向かうさまを私も体感した。 それにしても、昔の人は美学の癖が強い。 ほぉ、そう解釈しますかと。 私は今の時代においても、正直先輩とか後輩とかどうでもいいと思ってしまうタイプなので、 この時代のお殿様だからなんとかとか、大名の方が上だからなんとか、みたいな論理は意味がわからない。 でもなんかそれが美しいとされるのだ、ここでは。
2投稿日: 2019.07.27
powered by ブクログ気軽に楽しく読めました。参勤交代について歴史の授業以上のものを知らなかったのでそこは新鮮。内容としては暇つぶし的なものでしたが
1投稿日: 2019.07.21
powered by ブクログ「参勤交代之御行列は行軍也」という参勤道中心得という古書を元に昔のスタイルで参勤交代してしまうという話しです。コメディです。馬がしゃべります。次から次へと災難が降ってわいてきて、悪役はいかにもという感じで、物語は進行していきます。浅田さんの作品は人の情に訴えかけてくる形の作品が多く、この作品もそうでした。雪山の行軍が印象深い。
2投稿日: 2019.07.19
powered by ブクログザ、浅田次郎。 準備面白く引っ張るかと思ったら いきなりお殿様になってちょっと肩透かし。 お殿様と言えば一番の傑作、 星新一の殿さまの日がまた読みたくなった。
2投稿日: 2019.05.20
powered by ブクログ参勤交代のかくも厄介なこと……この作品に限らず、参勤交代を題材にした物語を読むにつけ、当時の苦労がしのばれます; 浅学な頭には馴染みがない言葉が頻出してさぞ読みにくいかと思いきや、話はテンポがよくコミカルなので、存外軽快に読み進められます。個性的な面々や、やや無理がありつつも勢いのある展開に楽しませてもらいつつ、押さえるところはきちんと押さえて胸にグッとくるあたり、さすがの浅田さん。ますます盛り上がってくるだろう下巻に期待です! ところで、読んでいる間はカバーをかけていたので気付きませんでしたが、この文庫の装丁イラスト、めっちゃ良いですね……! 作中の台詞が載っているので、うっかりネタバレにならないよう、下巻も読み終わるまでカバーをかけっぱなしにしておかねば(笑)
3投稿日: 2019.03.07
powered by ブクログ参勤って大変。 コミカルでありながら、ホロリとくる作風はさすが。 この先まだまだ困難が待ち構えているだろう。 どうやって乗り越えていくのか楽しみ。
2投稿日: 2019.01.10
powered by ブクログ時は幕末。 参勤交代の意義が廃れた時代でも参勤交代らしく威風堂々と行進する。 その威風堂々と列を作るための苦労と自信が面白かった。
1投稿日: 2018.09.21
powered by ブクログ・8/20 読了.読み始めると止まらなくなってきた.超高速の参勤交代とはまた違った面白さと緊迫度がある.後半が楽しみだ.
1投稿日: 2018.08.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
本書を読み、改めて浅田さんの作品が好きだと感じた。文章の至る箇所から、泣かせてやろうというような雰囲気を少し感じるが、思惑通り幾度も泣いた。 タイトルの一路は主人公の名前であり、内容は、参勤行列について何一つ教えぬまま逝去した父に代わって、息子が御供役をこなすというものだ。息子である一路は、先祖代々からの行軍録を手にし、由緒正しき昔の参勤行列を復活させる。端折るのはよくないと、行軍録に忠実に従う一路。その一路を救う様々な人々。読み進めるほどに、登場人物全員が愛しくなる。特に、髪結いの新三と道中先触れの佐久間勘十郎の大ファンになった。上巻で散々涙したのですでに満足だが、下巻も非常に楽しみである。
3投稿日: 2018.05.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
江戸で剣と勉学に明け暮れていた数え19の小野寺一路は急逝した父の跡を継ぐため帰郷する。 父の仕事は参勤交代の指揮を執り行う交代寄合蒔坂家の御供頭。 参勤交代の期日は迫るが彼は御供頭のなんたるかについて申し送りされていないそれくらいの急な父の死であった。頼りは200年前に書かれたらしき家伝の「行軍録」。 行く手を阻むのは真冬の中山道!内部ではお家乗っ取りの企みが進行中! 道中苦楽を共にする仲間も個性溢れる一筋縄ではいかないアクの強いメンツばかり、 担ぐべきお殿様は町の噂にのぼるほどのバカ殿様!どうするどうなる小野寺一路! ハラハラドキドキの13日間に渡る「参勤交代(ロード・ノベル)」の結末は如何に!? とにかく読んでいて背筋が伸びる!「だよな!そうだよな!」って。 特に慣習だ!ルールだ!に縛られている人、新しく部下が付いた人、 会社だけじゃなく学生だっておんなじ。きっと同じ場面で胸が熱くなり 自分に置き換えて涙するだろう。 とにかく基本に返って鼓舞していこう。みんなを。そして自分を。
1投稿日: 2018.05.20
powered by ブクログ時代小説ファンが絶えない理由は、現代人が忘れた人情と正義に酔いしれたいのである。官僚不祥事、公文書書き換え、記憶の限りでは面会した覚えはないと言い出す始末。TVで連日放送している内容に辟易する。しかし、時代小説の中では、必ず悪が成敗されるのである。ストレス発散にちょうど良い笑
1投稿日: 2018.04.15
powered by ブクログ最高に面白い 時代小説っぽい、硬派な雰囲気の表現もあるけど とても読みやすくワクワク感をむしろ増して 映像で楽しむのとは違う楽しみ方がすごくできるかんじ 好みではもちろん☆5なんだけど おすすめ度だと、やっぱりちょっと長いし もっとポップなやつのほうが読みやすいのかもしれない と思わなくもない
0投稿日: 2018.01.14
powered by ブクログ参勤交代を扱った題材。そもそもどんなものだったか知らなかったからおもしろいし、簡略化されたものを復活させていく一行の珍道中もおもしろい!!
0投稿日: 2017.12.31
powered by ブクログいや~面白いっ!浅田ワールドです♪ 不慮の火災で父を亡くし、かつお家取潰しの危機! 残された古い冊子は果たして苦悩の一路を導くのか? こうして始まった蒔坂家の参勤行列。 参勤道中御供頭の小野寺一路は、果たしてこの仕事をまっとうできるのか? なんだか幸運の連発に、事件、事件・・・勧善懲悪な悪人まで登場して、 ハラハラドキドキ&爆笑の連続w しかも、どの人物も立っていて個性豊か・・・馬までも! 殿様も不思議ちゃんで、あっという間に上巻を読破しちゃいました♪
0投稿日: 2017.10.14
powered by ブクログ参勤交代の責任者となった一路が古い先祖のマニュアルを頼りに行列を進めていく。幕末に参勤交代が形骸化しているところに本来のあるべき姿を取り戻していくところは気持ちがいい。何事も慣習にとらわれ何も考えなくなってしまってはいけないな。
0投稿日: 2017.06.10
powered by ブクログ面白かった 参勤交代を中心にしたコメディ?時代小説 読みにくそうな時代小説も浅田次郎のテンポよい展開によって、あっという間に読みきりました。 上巻では主人公、小野寺一路が、19歳で参勤道中御供頭を仰せつかって、さあ大変といったところから始まります。 失火で父が不慮の死を遂げてしまい、父親から何も教わらないまま、230年も昔の家伝「行軍録」を頼りに道中を仕切っていくという話です。 「参勤道中は行軍」 という言葉を胸に、いままでのしきたりを変えて道中を仕切るわけですが、これがいろいろ面白い。 旅ですからいろいろトラブルが発生します。 そのトラブルに対応していくさまが楽しく、そして人情っぽく語られていきます。 父親はお家騒動に巻き込まれて暗殺されたっぽいところとか、 参勤道中を行軍として実現するために、いろんな人をスカウトするあたりとか、 お家騒動を企てる将監とその一味とか、 お殿様がうつけなのか切れ者なのかがうまい味で描かれているあたりとか、 しきたりをかえて行軍するのをなぜかみんなが協力してくれるくだりとか、 馬が会話するあたりとか、 荷を捨ててまでも与川崩れを渡りきるあたりとか、 その荷を引き上げて届けた木曽衆とか、 などなど、登場人物が生き生きと楽しく描かれていて、面白さこの上なしです。 下巻に続く!
0投稿日: 2017.05.06
powered by ブクログ最初は短編集かと思うくらい、一つ一つの話に分かれていて退屈だったが、後半の陰謀が出てきたところから面白くなってきた。もっと早く出してくれたらいいのに。下巻を読もうか迷っていたが、ここまできたら参勤交代を見届けなければ。
0投稿日: 2017.02.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最初の名前のくだりで、は??となったけど 読み進めていくうち分かった。 ちゅーかすんげー面白い。 主人公は小野寺一路さん19歳、独身。 家で代々参勤道中御供頭をやってるけど父上亡くなるの あまりに急すぎてなにも教わってませんでした的な。 で、江戸まで行くことになったけど古くから家に伝わる「行軍録」だけを頼りに、いざ道中へ~という話。 いや230年前のこんな本役に立つんか?と思いつつ すげー役立つ。 ヌルっとした江戸幕府に武士とはこうあるべきぞ!というのを見せるというか体感せよ!というか。 実は父が亡くなったのもお家騒動に巻き込まれてましたというからくりがあったり 殿様の左京大夫がいい味出してる。 劇的ビフォーアフターな丁太と半次(槍持)とか 後ろからこっそり商売してる髪結い新三 親友、栗山真吾。 すげー熱い男、佐久間勘十郎 下巻も楽しみ。
0投稿日: 2017.02.08
powered by ブクログ父親の不慮の死により、江戸から国元へ呼び戻された主人公。 参勤交代の道中御供頭を拝命する。 なにひとつ知識がないまま、頼れるのは200年以上も前に先祖によって書かれた「行軍禄」のみ! 時代物ながら、軽妙な文体ですいすい読める お殿様が何とも人間くさくて素敵 きな臭い陰謀もはかりごともあり 一行は無事に江戸へたどり着けるのか?!
0投稿日: 2017.01.17
powered by ブクログ参勤交代という制度は知っていても、その道中がどのようなものかあまり知識がなかったので興味深かったです。 参勤交代に関わる人々のドラマと、物語が進むにつれ増していく登場人物の魅力に惹きこまれました。 作中にちりばめられた心に響くセリフの数々で胸が熱くなったり、道中のやりとりに思わず吹き出して笑ってしまいそうになったりと、笑いあり涙ありの参勤道中でした。 時代小説を読まず嫌いしている方にもおすすめしたい一冊です。
0投稿日: 2016.10.28
powered by ブクログ面白い。 日本の歴史ものとして面白い。 なのに、どうして浅田さんってところどころにおふざけが入るんだろ??
0投稿日: 2016.09.28
powered by ブクログ井伊直弼が桜田門外で暗殺されたり、幕府の終焉が少しずつ見え隠れしている時代、 少年から青年に向かったばかりの一路君の一大スペクタクル参勤交代物語でしょうか。 NHKでみて、なんてほのぼのとした時代劇なんだ! と、ほのぼのして原作を読み始めたらほっこりしました。 お話の中くらい、いい人がたくさんいてもいいよね。 浅田次郎作品にはじめて触れましたが、人気があるのももっともだと感じました。 言葉よみやすく明快で、ウルウルしてしまうエピソードがそこかしこに散りばめられていて、安心してページをめくることができます。 表紙がネタバレという感想をみたことがありますが、むしろ読み終えてからの振り返りにとてもいいと思います。ああ、あの時あんなことがあったなあって。 いい、お話でした。さあ下巻へすすもうっと!
0投稿日: 2016.08.15
powered by ブクログ新米供頭、小野寺一路。 彼の、一途で一所懸命な姿が感動的。 うつけもの?のお殿様の折々の言葉にも旨を打たれる。 秘められた陰謀を阻止せんと団結する一同。 さて、下巻でどう展開していくのが非常に楽しみである。 久しぶりに、おもしろい一冊に出会えました。
0投稿日: 2016.07.06
powered by ブクログ浅田次郎さんは、数冊目にして、初めての時代物。 幕末が多いので、敬遠してたんだけど、今NHKのドラマを見ているので借りてみた。 ドラマより、本の方が面白い。ま、いつものことですけど。陰謀に巻き込まれて突然死した父の後を継ぎ、参勤交代を司る道中御供頭を勤めることとなった一路。頼りは祖先の残した「行軍録」。この本に基づいて、関ヶ原時代まで遡った由緒正しい参勤交代をすることとなる。 参加藩士同士のきずなも深まり、また殿との接触の機会も増え、うつけと呼ばれる殿の実像に家臣たちも気づく。 題名は一路だけど、むしろ藩主の人柄の素晴らしさの話だった。「お殿さま」のファンになりました。 浅田次郎らしく、殿さまの素敵さだって、部下の語りや推測、殿さまの心の声を通して伝わってうまいと思った。そして、所々、ほろっとこさせられる仕掛けあり。さすが、浅田さんです。
0投稿日: 2016.06.08
powered by ブクログ"御発駕の支度があれほど整斉にととのうたのは、けっして神仏の加護ではなかったのだ。" 一路、国元から江戸へ。オモシロ参勤交代と見せかけてのシリアス展開。下巻でこれ以上盛り上がれるのか不安になるほど良い上巻でした。下巻へ。
0投稿日: 2016.06.05
powered by ブクログ題名に惹かれ読みだしてから、放送されているドラマと知りました。 内容表現ともに違いが分かり、本とドラマと両方を楽しめます。
0投稿日: 2016.05.31
powered by ブクログ参勤交代って大変だったのね~(笑) 以前、映画化した「超高速参勤交代」が面白かったので読んでみた。 時代小説は年寄りが読むものと侮ってはなりませぬ(笑) 19歳にして家督を継ぎ、何もわからず御供頭になってしまった小野寺一路のかっこよさはもちろん、添役の栗山真吾の健気さ そして、謎のお殿様! 本当にうつけなのか、実はスッゴイ人なのか!(笑) 下巻に期待!
0投稿日: 2016.05.29
powered by ブクログ最初の数ページが、あまりに怠く、頭に全く入って来ない。田名部って何処の地域にあるんだ?すらわからず10ページも進まずで、また最初から読み直し…を何度か繰り返し、数ヶ月放置。 と、思ったらそこを抜けたら、なんだこの面白さ!((((;゚Д゚))))))) 今まで読んだ本で一番おもしろいのでは?と思うぐらい面白い。何処がどう面白いとか説明したら書ききれないぐらい面白いので省略。 時間無くて途中で読むのやめると続きが気になって気になって耐えられない! …一路(後)につづく
0投稿日: 2016.04.28
powered by ブクログ読み始めはゆっくりだったが 参覲交代が始まってから 物すごく面白い 浅田次郎作品に壬生義士伝の次に面白いです 大変素晴らしい作品
0投稿日: 2016.04.17
powered by ブクログすげー面白い。 どっしりとした重厚濃厚なクソ重い話かと思ったら、 笑かしどころが随所に組み込まれた、 軽快なノリのとっても楽しいお話。 とにかく楽しくなりたい人は、ぜひ読むべし。 お勧めの逸品。 #ドラマもやるつー話なので、是非とも観なくちゃならん。
0投稿日: 2016.04.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
家が焼けて父を失った主人公に皆冷たい、と思ったけどそうか怖かったのか。国分様がうつけ者の理由を教えてくれる場面、勘十郎も他のお供も皆同じ気持ちだと打ち明ける場面、どっちも良かった。どうかこの後も道中何事も無く・・・祈りながら下巻へ。
0投稿日: 2016.03.06
powered by ブクログ修学旅行で京都にいくのを機に読み始めたが、思いの外時間がかかった。内容としては読みやすく、さくさく読んでいける。下巻の盛り上がりに期待。
0投稿日: 2015.12.15
powered by ブクログドラマ化した話で、母に薦められて読了。参勤交代が始まるまではそんなに面白くないなーと思っていましたが、いざ旅が始まるといろいろあって面白い。お殿様は果たしてうつけものなのか、否か…?!下巻が楽しみです。
0投稿日: 2015.12.08
powered by ブクログ軽妙なタッチ、殿様に垣間見える有能さを隠している姿、とても面白く読めた。ドラマ化すればと思って読んでいたが、既にドラマになっていた。
0投稿日: 2015.12.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
憑神とかお腹召しませのようなあたりとならぶ、ちょっと軽い感じは否めません。 しかし何が悲しいって浅田次郎の「この後善意のスパイラルがやってくるぞ」ってのがあらかじめ読めてしまうんですよね。 幕末のころでの時代設定は「参勤交代がなくなること」を予想させますが、この変は五郎治殿御始末などとなんか一緒な・・。 何を読んでも「壬生義士伝」の破壊力を期待してしまってしまう分辛口になってしまうのかもしれません。十分面白いんですけどね。
0投稿日: 2015.12.06
powered by ブクログおーとーのーさーまー! 時代物で参勤交代なんて堅苦しい題材なのに、なんだこのポップな感じは! お殿様が好きすぎる
1投稿日: 2015.11.21浅田ワールド全開!
浅田次郎ファンとしては、待ってましたの時代小説。 ひとり、またひとりと出てくる役どころの設定が面白く、目の前にその姿が浮かんでくる。新たな出演人物が出てくるタイミングも「ここだ!」というところに出されるから堪らない。 さらにそれぞれの台詞が軽妙、かつずしりと胸に響く。 笑いあり、涙ありはいつもの通りだが、当時の時代背景や使われる言葉が美しいと感じるのは浅田次郎ならではと思われる。 著書の「壬生義士伝」とも、あい通ずると感じさせる見事な作品だ。 早く下巻を読みたくて仕方がない。
0投稿日: 2015.11.21
powered by ブクログ参勤交代の行軍も半分まで来た。 章毎に感動でまとめるのはさすが、安定の浅田次郎。安心して読める。 後半にどんな波乱があるか期待。
0投稿日: 2015.11.05
powered by ブクログ帯文:”険難の中山道を参勤行列が征く” 目次:其の壱 御発駕まで、其の弐 左京大夫様御発駕、其の参 木曽路跋渉、其の四 神の里 鬼の栖
0投稿日: 2015.11.02
powered by ブクログありきたりな設定、ストーリー展開と言えばそう。でも、こういう展開嫌いじゃない。いや、むしろ好き。 早く下巻が読みたい〜!
0投稿日: 2015.10.29
powered by ブクログとりあえず上巻を読了。浅田次郎の楽しい方の小説です。ですので、馬同士の会話があったりしても問題はないです。江戸までの道程はまだ半分。それとももう半分?いずれにしろ今は諏訪辺り。一路は無事に蒔坂左京大夫一行を江戸に連れていけるのか?早く下巻を読もう。
0投稿日: 2015.10.18
powered by ブクログドラマを観てからの原作読み。 ドラマとは随分内容が違ったことに驚いたけれど、登場人物それぞれにキャスティングされた顔を思い浮かべながら面白く読むことが出来た。 「旗本」と言う微妙で特殊な立場、参勤交代の持つ意味や重く圧し掛かる人々への負担など、あまり知られていない所にスポットを当てられ、しかもお家騒動と言うサスペンス的な要素も組み込まれて上下巻の長編も一気に読み終えられました。 それにしても、ドラマの方はエンターテイメント性をかなり盛り込んだ別物でした。
0投稿日: 2015.10.17
powered by ブクログ. (感想は下巻にまとめて書きます) 『一路(下)』 https://booklog.jp/users/makabe38/archives/1/4122061016 .
0投稿日: 2015.10.14
powered by ブクログ浅田次郎の一路を読みました。 西美濃田名部郷の蒔坂左京大夫に仕える小野寺一路は父親を実家の火災で亡くしてしまいます。 一路は参勤交代の御供頭として田名部郷に戻ります。 しかし、一路は父親から参勤交代の御供頭の仕儀については全く教えてもらっていなかったのでした。 焼け跡から先祖伝来の行軍録を見つけ出した一路は行軍録に記載されているとおり古式に則り参勤交代の行列をすすめようと考えます。 なぜか一路を助けてくれる人が次々と現われて、参勤交代の行列は何とか御発駕することが出来たのでした。 木曽路にさしかかったとき、一路はお家乗っ取りの陰謀の話を聞きます。 一路の父親も策略により殺されてしまっていたのでした。 一路は参勤交代の行列を遅れずに江戸に到着させることが自分の責務と考えて一所懸命責務を全うしようとします。 うつけ者を演じているけど実は賢主名君であるお殿様蒔坂左京大夫がいい味を出しています。 実は一路ではなく、お殿様がこの物語の主人公なのではないか、と思ってしまいます。
0投稿日: 2015.10.11
powered by ブクログこんなに読みやすい時代小説は初めて。 登場人物がみな生き生きと活躍している。 表紙の絵がすごく面白い。ストーリーが分かってから見直すと、さらに味わい深い。 下巻が楽しみ。 2015/09
0投稿日: 2015.09.29
powered by ブクログBSプレミアムで 永山絢斗君が物語の主人公 小野寺一路を演じてますが~ ドラマは原作読むまでガマンガマン>_< 巻き込まれ型の主人公は 絢斗君にぴったりだと思います~ “参勤交代とは、すなわち行軍” 小野寺家が代々勤めてきた 参勤交代を差配する道中御供頭 父の急死により 急遽お勤めを継ぐことになった一路 古文書を頼りに いにしえの参勤交代を復活させるべく 名前のとおり真っ直ぐに お役目に向かう一路の前には 父の死も関わってくるお家乗っ取り等の かん難辛苦が立ちはだかります さあ~ 一路 中仙道を江戸まで 駆け抜けなさいまし~ “みをつくし料理帖”と同じように “一路”にも心に留まる言葉があります~☆ うつけと呼ばれている御殿様の思い 御殿様はふと考えた。二百数十年の時の間に おろそかにしてはならぬものばかりが消え、 どうでもよいことばかりが残っておるのではあるまいか、と。 世の中がかくも揺らいでいるのは そうした繰り返しの果てに 武士の魂が失われ、中身のない形骸ばかりが 罷り通っているからではないか、と。
0投稿日: 2015.09.25面白い!
第一章を読んだだけで次の展開が気になりワクワクしてきます。 時代小説はちょっと苦手かも・・・と、思っている方にもお勧めします。完全無欠のヒーローが居るわけでもなく、手裏剣や血飛沫が出るわけでもない時代小説です。 深読みしたり、いろんな事を考えずに、主人公たちと同じように真っ直ぐ読み進んでいくと、泣き笑いしてしまう場面が何度も出てきて読んでる自分がいい人になってきてしまう錯覚に陥り気持ちが良いです。(笑) そういえば、本編とは関係ありませんが、読めなかった(意味の解らなかった)漢字あり。もちろん私の勉強不足なのでしょうが、”跋渉” いやぁ~~人生初体験(笑)
2投稿日: 2015.09.22
powered by ブクログ感想はブログでどうぞ http://takotakora.at.webry.info/201509/article_3.html
0投稿日: 2015.09.09おもしろい
NHKドラマを観て面白くて購入。しかし原作はもっと面白い。 購入後すぐに読み始め、目が辛くなっても体力がつきようとも読みたい一心。 止まらない。
2投稿日: 2015.09.07
powered by ブクログ内容(「BOOK」データベースより) 失火により父が不慮の死を遂げたため、江戸から西美濃・田名部郡に帰参した小野寺一路。齢十九にして初めて訪れた故郷では、小野寺家代々の御役目・参勤道中御供頭を仰せつかる。失火は大罪にして、家督相続は仮の沙汰。差配に不手際があれば、ただちに家名断絶と追い詰められる一路だったが、家伝の「行軍録」を唯一の頼りに、いざ江戸見参の道中へ!
0投稿日: 2015.09.01
powered by ブクログ母に借りて読みました。 途中から、ぐいぐいきました。 おもしろい! 頑張れ一路! 負けるな!
0投稿日: 2015.08.31
powered by ブクログ20150830 久しぶりに読む浅田次郎。プリズンホテルを思い出させるストーリーの洪水。いろいろな伏線が丁度のタイミングで繋がる。後半も楽しみだ。
0投稿日: 2015.08.30
powered by ブクログ歴史物は苦手だけど、楽しく一気に上巻を読み終えました。 参勤交代の道中の様子、服装、習慣と、知らないことばかりでとても興味深いです。 何も知らずにいきなり参勤交代の御伴頭を任された一路。実直な一路を助けるように集まる人たちの心意気と優しさ。うつけ者と呼ばれるお殿様の人情味あふれる人柄。 出てくる人たちみんなとっても魅力的です。 一路はこのまま無事に江戸まで辿り着けるのかな。 うつけ者と呼ばれるお殿様、果たして本当にうつけなのか賢者なのか?下巻も楽しみです。
0投稿日: 2015.08.25
powered by ブクログテレビの予告編を見て、おもしろそうと思い購入。 まじめな中に上品なユーモアがあふれていた。 御供頭心得が次の章を予告する形で入っていて、それを読んだだけで、どんな展開になるのかわくわくした。 下巻も楽しみ。
0投稿日: 2015.08.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
現代風に言うと...お父さんは仕事の関係上、東京と故郷をいったりきたり、息子の一路くんは物心つく頃から東京育ち、剣道は師範代、大学院で学ぶ文武両道な青年。そんなときお父さんの急死でいきなり稼業を継げと言われて「マジすか?! ちょっとどころじゃない特殊な職業、父ちゃんから何にも引継いでいないんですけどっ!!」と昇天しそうな一路くんの奮闘から始まります。 とりあえず何とかなって(ただし冷や冷やもの)、お?一路くんヤルでないか...と一息しだすと、御殿様がジワジワときます。ジワジワではないな。あれ? もしかして主人公?(笑) 読んでからのお楽しみ。
0投稿日: 2015.08.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
江戸時代末期に急遽引継ぎもなく 参勤交代の取り纏め役を任された青年と、 駕籠に乗せられたお殿様を中心に繰り広げられる 参勤交代強行軍の中での群像劇。 最初こそは形だけ張り切りすぎましたよ 的な行軍も、与川崩れ辺りから 文字通り命がけになっていく。 お殿様が駕籠の中で (物理的に)苦戦している姿と 馬の心理描写が良い。
0投稿日: 2015.07.30
powered by ブクログさすが浅田次郎!!多くの登場人物が出てきますが、一人一人の個性がしっかりしている。絶妙なボケとツッコミが織り交ぜられているのも、浅田次郎節の一つ。 主人公より、御殿様が俄然目立っているし、かっこいい。会社員のこころに響きそうなフレーズも、随所に出てきます。昔の武家も会社員といっしょなんだなーと。
0投稿日: 2015.07.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
映像化しやすそうな掴みやすいキャラクターが満載の娯楽小説。しんみりした場面が所々に入って、アクセントになっているところが心憎い。ストレスなくサクサクっと一日半で読了。軽快で気軽に楽しめた。ただ、それ以上ではなかった。残念だったのは、悪役がステレオタイプなのと、お惚けに見えて実は切れ者というキャラが多い点。そのぶん御都合主義っぽくなって物語が薄っぺらくなってしまっていた。
0投稿日: 2015.07.29
powered by ブクログ久しぶりに浅田作品を読みました。徳川幕府によって定められた「参勤交代」の制度、各大名達にとっては費用もかかり大変な制度のようでしたが、その「参勤交代」を登場人物の個性を光らせながら描く、さすがの浅田ワールド。 BSプレミアムで映像化だそうです。
0投稿日: 2015.07.28
powered by ブクログ2015/7/25読了 美濃の旗本が中山道を通って参勤交代するが、その道中で色々事件等に巻き込まれるも、クリアしていく話。あ〜中山道を歩きたいと思わせてくれる一冊。
0投稿日: 2015.07.25
powered by ブクログ久しぶりに浅田次郎さん。 さすが稀代のストーリーテラー。笑わせ、泣かせ、考えさせ。 まあ、とにかく読んでいて楽しい。 このところ浅田さんには手を出していませんでした。どうもストーリーの面白さを重視するあまり、主人公の性格を場面場面で変えてしまうような気がして、それはやりすぎでしょうと。しかし、この作品はそんな事も無かったですね。登場人物のキャラは立ち過ぎている位で、みんな奇妙です。しかも多くの人物が、特に殿様はコロコロと変身しますが、これは韜晦しているからで、その韜晦ぶりが楽しく。 そして、それぞれの一所懸命ぶりが心を打ちます。 もっとも馬や鯉に語らせるのはやりすぎと思いますが。 浅田さんの面目躍如といったところです。
0投稿日: 2015.07.25
powered by ブクログ浅田さんらしい面白さ! 安心して笑えるというのかな、人情も織り込んで読んでてホッとする。 ネットで中山道の道筋を辿りながら読んでいます。
0投稿日: 2015.07.23やるな!お殿様!!
これが浅田様の手口だっ!って分かっているのに引き込まれてしまいます。それ相応のラッキーな展開(あえて悪く言えばご都合主義)があるにもかかわらず、忘れてしまった胸の奥(私はそれを良心と思っていますが・・・)をそっと触る感じが全編に流れています。 登場人物全般に、本当の極悪人がいない、また主人公、一路に降りかかる理不尽が、激しい嫌悪感を持たないようにコントロールされているのが浅田様の力だなぁと思います。 少々乱暴な話ですが、昨今のTVドラマでよくみられる《超理不尽→過度の我慢→キレ系逆襲》を爽快と感じている方は、是非この作品がおススメです。まったく違う爽快感を味わえるのではないでしょうか。・・・といってもまだ上巻だけですので、下巻へ御発駕!
11投稿日: 2015.07.21
powered by ブクログ参勤交代おもしれー。 学校で参勤交代というキーワードは習っても、具体的な内容は習った憶えは無いもんな。 興味深いです。
0投稿日: 2015.07.14
powered by ブクログ勇躍、江戸を目指す「蒔坂左京大夫様一行」が行くのは「師走の中山道」である。悪路も荒天も待ち受け、様々な問題も生じる中、一行は進む…道中には、色々な人達との出会いも在る…そして、一路の父や真吾の父が急に不審な最期を遂げてしまったことにも関る、家中のキナ臭い問題も明らかになって行く… 笑い、涙、サスペンスが入り交じる愉快な物語だが、何か“人生”や“社会”を仄かに考えさせてくれるものも在る。 とにかくも、非常に愉しい気分で読了した作品で、多くの皆さんにお奨めしたい!!
0投稿日: 2015.07.06
powered by ブクログ頑張れ、一路!! そして、成長しておくれ・・・。 と次巻が楽しみになりますね~。 久しぶりに浅田さんの時代小説を読みました。
0投稿日: 2015.06.30
powered by ブクログポップに惹かれて購入。 笑って泣ける、浅田節全開で安定の面白さです。 お殿様がお茶目でかわいい(≧∇≦)
0投稿日: 2015.06.26
powered by ブクログ時は、江戸末期、父の急逝により、家名存続を賭けて、参勤道中御用供頭(参勤交代の仕切り役)を勤めることになった弱冠!?十九歳の一路。 誰かに助力を請うどころか、周りから白い眼で見られ、寝起きする場所にも事欠き、安旅籠に落ち着かざるを得ず、参勤交代の作法についての知識も乏しく、頼りは、家伝の古い書物のみ(・・・と思われたが)。 どん底、絶体絶命、孤軍奮闘、背水の陣からの参勤交代記。 参勤交代では、お殿様は、平家物語や太平記のような軍記物を聞きながら、眠りにつくのだとか。 そういう細かな話も楽しいが、宿場の風物を織り込んで、場面場面にそれぞれの面白みやどんでん返しがあり、講談のような軽ろ味がなんとも。
0投稿日: 2015.06.21
