
総合評価
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powered by ブクログ理瀬シリーズのヨハンにまつわる短編が読みたくて。 少しぞわっとするような不思議な話が多かった。 かなり短めの話が多いのでさくっと隙間時間に読める。
6投稿日: 2025.06.02
powered by ブクログ不気味。怪奇。不可思議。 逆に作者の長編を読んでいないのでこの印象に尽きる。古の、星新一を初めて味わった頃の恐怖感が蘇ってくるよう。じわじわと何かが起こっている。 ここはひとつ『蜂蜜と遠雷』あたりを読んで涼もうか。
7投稿日: 2025.05.20
powered by ブクログ友人の紹介がきっかけで読んだ。 短編14篇。理解できなかった話もあったが、総じて世界観が面白かった。 「水晶の夜、翡翠の朝」、「あなたと夜と音楽と」、「深夜の食欲」、「淋しいお城」の世界観が好きだった。 ホラー苦手だけど、小説だと読みやすくなって良いなあ。。。
0投稿日: 2025.01.25
powered by ブクログ短編集です。14編、ホラー、シニカル、ミステリー等の話だらけです。設定が分からないものや、オチ的なものが有ったり無かったり、想像をフル回転して読みました。そしてこんな内容なのに、タイトルがコレっていうのが、心を少し冷えさせるところかなと思います。
0投稿日: 2024.06.13
powered by ブクログ「水晶の夜、翡翠の朝」 ヨハンの後日談?スピンオフ?を読み返しにきました。そしてまた『麦の海に沈む果実』読もっかなって。 「ご案内」高圧的注文の多い~ 「あなたと夜と音楽と」ラジオパーソナリティ 「冷凍みかん」グロい蜜柑、スーパーボールみたいなものを想像します 「赤い毬」これは…暗示されているものは…月経や妊娠?? 「深夜の食欲」疑心暗鬼のホテルのボーイ、深夜のルームサービス 「いいわけ」 「一千一秒殺人事件」 さらっと“鈍色(にびいろ)”が登場して、このあと読むつもりの新作が思い浮かぶ。ずっと大好きな作者ですが、こういう言葉の選び方がとても好きです。 箱庭を眺める擬人化された星、、、最近アンデッドアンラックで似たような概念を感じた 「おはなしのつづき」 この物語はどこに向かっているのか、、、とぞくぞくする ⇒これ国語の時間に読んで状況を想像して書くっていう授業してみようかな 「邂逅について」この少女は作者自身?そして『麦の海に沈む果実』の構想を練っているように感じてドキドキしました 「淋しいお城」みどりおとこ、、、このあと本編を読みます 「楽園を追われて」 「卒業」スプラッタ!!『錆びた太陽』(2017刊なのでかなり後の作品ですが)を思い出す 「朝日のようにさわやかに」 デジャブの突き止める、自分の中にだけある連想ゲームのように浮かんでくる記憶を列挙する、とりとめもない心の内を明かしていく内容、好きです
5投稿日: 2024.03.17
powered by ブクログどれも面白かった。「冷凍みかん」、「深夜の食欲」、「淋しいお城」が特に好き。 「淋しいお城」が『七月に流れる花』の予告編とのことなので、本編も読む。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 葬式帰りの中年男女四人が、居酒屋で何やら話し込んでいる。彼らは高校時代、文芸部のメンバーだった。同じ文芸部員が亡くなり、四人宛てに彼の小説原稿が遺されたからだ。しかしなぜ……(「楽園を追われて」)。ある共通イメージが連鎖して、意識の底に眠る謎めいた記憶を呼び覚ます奇妙な味わいの表題作など全14編。ジャンルを超越した色とりどりの物語世界を堪能できる秀逸な短編集。
0投稿日: 2023.12.21
powered by ブクログホラーも、ミステリーも、リアリティのあるものも、SFっぽいものも、全部楽しめる一冊でした。 特に、館•お屋敷が舞台の話が、どれも得体の知れない奇妙さがあって気に入りました。
0投稿日: 2023.11.11
powered by ブクログ一番面白かった話は「あなたと夜と音楽と」。「冷凍みかん」は発想が面白くて好き。「淋しいお城」も面白いなと思ったら続編があるそうなので読んでみたくなった。他の作家は分からないが、恩田陸の短編集は高確率で長編の番外編が収録されている気がする。
0投稿日: 2023.06.16
powered by ブクログファンタジーからホラーまで色々なジャンルの物語が詰まった短篇集。 本当にジャンルが様々なので物語が始まって数ページ読んで雰囲気を掴むまでの時間が楽しかった。 ただそういう感じで終わるのか〜という作品も多く、ちょっと不完全燃焼な部分も。 最後まで苦手な物語だったという事もあったりでそこでマイナスポイントしちゃいました。 ただどの短篇も世界観が作り込まれていて物語にしっかり引き込んでくれるのが恩田作品らしいなと思いました。 どのお話も短いので軽く読み切れるのも良いポイント。
5投稿日: 2022.09.24
powered by ブクログ恩田陸らしい短編集。 爽やかさはあまりないが、面白い。 個人的には、『楽園を追われて』が好きだ。
0投稿日: 2022.09.14
powered by ブクログ再読4回目。 タイトルに惹かれて読んだけど、大半はホラーやないかい!って言いたくなってしまった。いや、そこが好きなんだけど。
1投稿日: 2022.08.06
powered by ブクログ「水晶の夜、翡翠の朝」 理瀬シリーズが大好きなので、スピンオフっていうだけで幸せな気持ちで読めた。 「あなたと夜と音楽と」 ラジオ局の話。これもなかなか良かった。
0投稿日: 2022.07.26
powered by ブクログジャズがお好きな方には、このタイトルを知るとソワソワするかの如くの名曲なのだが、ジャズにも一家言擁しておられる恩田女史の作品は興味深かった。 沸々と優しい恐怖感(?)に襲われる14篇から成る短編集の一冊。 その中での一篇が「朝日のようにさわやかに」なのだ。 登場するトランペッターは固有名詞ではなく、イニシャルで綴られているのだが、私の推察するところではウィントン・マルサリスであろうと思われる。 決して仰々しいセッティングではなく、何気のない日常を描いているのだが、ジワジワと静かに摩訶不思議な世界へ誘われる。
0投稿日: 2022.07.08
powered by ブクログ題名とは裏腹なダークな話が多いですね。理瀬シリーズを読みたくて手に取りましたが、読んで正解。続編書いてほしいです。
0投稿日: 2021.02.03
powered by ブクログヨハンくんのスピンオフずっと読みたかったし結局最高の凶悪なヨハンくんが見られて大満足だった 他だと「卒業」と「深夜の食欲」が好き
0投稿日: 2020.12.10
powered by ブクログ麦の海に沈む果実の番外編を含む短編集 ☆3『水晶の夜、翡翠の朝』『あなたと夜と音楽と』 ☆2『淋しいお城』ほか 「なぞ」に始まり「なぞ」に終わる作品が多い。 あとがきに各編の趣旨がかんたんに記載されているので、目を通しておくと読みやすいと思われる。 (参考) 『水晶の夜、翡翠の朝』は麦の海に沈み果実シリーズの番外編 『淋しいお城』は7月に流れる花の予告編
0投稿日: 2020.09.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読んでいて思ったのは、「恩田陸って、やっぱりプロの作家なんだなー」って(爆) なんて、そんな失礼なこと言ったら、間違いなく怒られそうだけどw でも、発想の豊かさだったり、読んでいてビシッと決まる表現にハッとさせられたり。あと、作家だけに人生の場面場面において、鋭く目を光らせていたりしているんだなーとか。 冗談抜きで、これは上手いと思った(全部じゃないけどw)。 「おみそれしました。はぁはぁー!」って感じ。 ただ。恩田陸の小説の魅力って、必ずしも「上手い小説」ではないんだよね。 自分は、最初に「六番目の小夜子」を読んで。その煮え切らない結末に不満を抱きつつも、ストーリーが醸し出す謎めいた雰囲気にファンになって。 その後、1、2冊読んだ後、「月の裏側」を読んで、恩田陸は二度と読まない!と誓ったことがある(爆) でも、その後、知り合いから「ユージニア」が回ってきて。嫌々読んだら、これがよくて、またファンになったという口だ。 そういうこともあって、恩田陸の小説に結末は絶対期待しないことにしているのだがw、ただ、昨今は「どんでん返しがなければ小説にあらず」みたいな風潮があることもあって。怒涛のどんでん返しや、伏線全て回収のような至れり尽くせり小説じゃないけど、結末の前までは読んでいて本当に楽しいのが恩田陸のスゴさだって思うのだ。 その「結末の前までの面白さ」は、ファンそれぞれだと思うが、個人的には、謎を謎で思いつくまま繋いでいく(プロットなんてもんを全く無視した)ストーリーだと思っている。 プロットを無視なんて言うと、今はプロットで書く小説が全盛っぽいから。それは悪いことのようだが、自分はプロットで書く作家は嫌いなのでw、むしろそれがよいのだ。 …と、何だかプロットの話になってしまったが、そういう意味では、この「朝日のようにさわやかに」は短編集だからなのか、それとも恩田陸だからか、プロット云々はあまり感じられない(その反面、短編だけに、著者は自身が苦手とするプロットをつくっているのかな?という気がしないでもない)。 それこそ、これって絶対夢だよねって思ったらその通りだった、「赤い毬」みたいな話も入っている。 短編集だから、他愛のない話もあるのだが、ハッとさせられる話もある。そのハッとさせられる話のハッとさせられる部分、それが「上手いなー」と思わせられた点なんだと思う。 ということで、以下は個々の話の感想。 「水晶の夜、翡翠の朝」は、「恩田陸の小説の魅力というのはこの雰囲気にこそある」と思う人はよいのだろうが、自分はそうではないでダメw ていうか、自分はこれを読んで、恩田陸に「推理小説」は合わない。恩田陸に合うのは「ミステリー」だ!と思った。 「ご案内」はなー。 正直、文革的なアコギさよりも、今はプラットフォーマーと呼ばれる企業の方がよっぽどアコギだからなぁーって感じw 「あなたと夜と音楽と」は、ある意味「推理小説」なのだが。でも、会話で物語が進んでいく、恩田陸ならではのところがあってよかった。 あくまで短編なので、ちょっとショボいところがあるのだが、物語としてみるならこの本の中で一番面白い話なんじゃないだろうか? 「木漏れ日に泳ぐ魚」だったか。二人の会話で成り立つ話があったが、読んでみようかなという気になった。 「冷凍みかん」は、(自分は)恩田陸はこういう話は合わないかなーと思った。 たぶん、旅行していて、売店で売っている冷凍みかんを見て発想した話なんじゃないかと思うけど、作家ってそんなこと考えているんだなーと面白かった。 「赤い毬」は、展開される場面が次々、ぱぁーっと浮かんでくるのが、何だかすごく快感だった。 自分は、この話と「あなたと夜と音楽と」が好きかなー。 オチは、さすがに夢じゃないんだろうな? 「深夜の食欲」と「いいわけ」は、正直よくわからなかった。 ぶっちゃけ、短編集によくあるような話だなーという印象しかない。 「一千分の一秒殺人事件」は、ある意味恩田陸らしい話。結末は弱いのに、その前までがすごくいい! あとがきには書かれてないけど、これも夢が元になってるよーな気がするけどどうなんだろう? その家の意味不明さとか、唐突に出てくる富士額の植木屋とか、かなり夢っぽいw 「おはなしのつづき」と「邂逅について」は、うーん。なんだろ?w 全然違う種類の話で、本来はまとめて感想を述べられないのだろうが、とりあえず「うーん…」w 「寂しいお城」は、去年読み始めてつまんなくてやめたw、あの2冊の元らしい。 これを読む限り、あの2冊とつながっているようには思えないのだが、この話は結構好みだったりする。 「楽園を追われて」が、恩田陸って、実は上手い小説を書く人なんだなーと思った話。 あとがきで著者は、“私にしては珍しい「普通の」話”と書いているが、なるほどな―と色んなことを思った。 実は読み始めてすぐ、恩田陸オールスターズの一員の煙草をくわえた中年女が出てきて、「え、またこの人?」とちょっと引いたw でも、この話は、それがそんなに気にならないだけの不思議な魅力があるように思う。 といっても、たんに面白い話ではない。亡くなったかつての友人をみんなで上から目線でこきおろすだけの話で、そう言ってしまうなら結構嫌な話だw ただ、かつての友人の葬式の後の会話って、実は普通にこんなものだったりもするわけだ。 もっとも、考えてみれば、登場人物たちが「あいつはいい奴だった」とひたすら語り合う話を読まされても面白くも何ともないのか(爆) ていうか、この話の登場人物、例の「Y島」に行く話の登場人物とそっくりそのまま入れ替えても全然違和感がない気がするw この話は著者が「普通の」と言うだけあって、恩田陸特有の謎を謎でつなぐ展開はない。 また、著者の魅力の一つである、多感な時代の登場人物たちを描くことで、読者にノスタルジーを想起させるのではなく。 疲れた中年が、かつての多感だった自分たちを語ることでノスタルジーを想起させる形になっている。 物語としては、そんなに大した話ではないのだろう。オチも弱い。というか、あれは、実は誰もが彼の才能に舌を巻いていたということなのか? それとも、「楽園」だった自分たちの過去への憧憬として、それを無意識に持ち帰ったのか、その辺はよくわからなかった。 にもかかわらず、上手いなーと思ったのは、登場人物たちが語る、ちょっとしたエピソードや思いをさりげなく取り入れている所なんだろう。 何度も書くようだが、恩田陸というと個人的には謎を謎でつなぐストーリーと、それによって醸し出される雰囲気なのだが、逆に言うと、著者はそれだけとも思っていたのだw でも、これを読むと、実は人の営みの断面を鋭く見ているんだなぁーって。 変な話、やっぱりプロの作家なんだなーって思わされたw ただ、しつこいようだけど、恩田陸の小説の魅力はそこではないと思う。 「卒業」は、「寂しいお城」みたいに長編の元なのかな? 自分は描写がまるっきりアニメを連想させることもあって好みではなかった。 で、「朝日のようにさわやかに」は、なに、またエッセイなの? と、拍子抜けしたら、(あとがきによると)どこか途中からフィクションになっているらしい。 前に「ブラザー・サン シスター・ムーン」を読んだ時。巻末の対談って、これは本当の話なんだろうか?もしかしたら、この対談も含めて「ブラザー・サン シスター・ムーン」という話なんじゃないのかな?と思ったが、これを読んで、あれはフィクションだと確信したw
0投稿日: 2020.08.29
powered by ブクログ「水晶の夜、翡翠の朝」 この世界観、好きだなと思ったら、シリーズの番外編だとのことなので、そのシリーズを読もうと思います。 「一千一秒殺人事件」 稲垣足穂を存じ上げませんが、スティーブン・キングの「ザ・ドーム」を思い出しました。
0投稿日: 2020.08.10
powered by ブクログ“世界で一番美しいのはだあれ?”という問いかけに、”それは王妃様です”と答えるのは魔法の鏡。 子供が7歳の誕生日を迎えた日に同じ問いかけをした王妃。今度は”それは白雪姫です”と答えた魔法の鏡。怒り狂った王妃は白雪姫の殺害を命じます。命じられた猟師が不憫に思ったことで死を免れた白雪姫は七人の小人の家に辿り着きます。お腹が空いていた白雪姫はスープを飲み、パンを食べ、ぶどう酒にも口をつけた後、その家で眠ってしまいました…というのは童話の名作「白雪姫」。そんな名作に、 『それっていけないことなんじゃないの?』 『見ず知らずの人のうちに入って、飲み食いして、勝手に寝ちゃったんだものね。今だったら、そのうちの人に、おまわりさんを呼ばれても不思議じゃないよね』 といきなり天下の名作に突っ込みを入れる冒頭。う〜ん、物語の本編に入っていく前にそんな風に突っ込まれたらグリム兄弟も立つ瀬がありません。『正式に児童文学としての依頼を受けて書いた、初めての短編』とそんな突っ込みから始まる物語を書いてしまう恩田さん。実に恩田さんらしい内容に思わずニンマリしてしまう、そんな短編が14も詰まったとても贅沢なこの作品。「朝日のようにさわやかに」と恩田さんが名付ける作品が、その書名通りの内容じゃないのは、恩田さんを読んできた読者なら嫌でもピン!と来るところです。そうです。ホラーあり、ホラーあり、ほら、ホラーがたっぷりのこの作品。でも安心してくださいね。ホラーと言っても恩田さんの描くホラーは一味も二味も違います。ホラー映画は絶対見たくない、見たことないという私が全然平気というのがその証拠です。そう、これはそんな恩田さんとっておきの短編集です。 14もの短編がたっぷり詰まったこの作品。恩田さんらしい雰囲気、展開を存分に楽しめる、そんな作品ばかりです。では、ここでは三つほどご紹介します。 まずは、〈冷凍みかん〉。『あれはもう何十年も前のことになる。早春の頃だった』と過去を振り返るのは主人公の『私』。大学の助教授・Kと大手電機メーカーを退職したばかりのNと共に『東北の内陸部』に旅に出ました。『ローカル線の長い乗車時間を果てしのないお喋りに』費やしていた三人。『通過電車を待つので二十分停車』した電車。『白いペンキのはげた木造のこぢんまりした駅舎の中の小さな売店』が目に入りました。『お、売店があるぞ』、『酒、酒』、『男どうしの旅行で何がいいかって昼間から飲めるところだな』と売店に向かう三人。『褪せたカーキ色の布の帽子をかぶった老人』店主に『じいさん、酒とするめをくれ』、『饅頭も』と話しかけます。そんな時『私は店の隅に置いてある小さなアイスボックスに目を留め』ます。『ずいぶんと年季の入ったアイスボックス』が気になり『中をのぞくと、底の方にだいだい色のものがチラリと目に入った』という瞬間、『冷凍みかんだ』と気づいた『私』。『じいさん、この冷凍みかんも貰うよ』と言うと『老人はハッとしたようにこちらを見た』、そして『あ、そ、それは』と慌てる老人。『皺だらけの顔の中の小さな目が大きく見開かれたと思ったら、突然、ウッと胸を押さえてかがみこむ』という急展開。『あっ』、と『一番近くにいたKが慌てて老人の腕をつかんで支え』ます。『大丈夫か、じいさん』。連絡を受けた車掌が電話で助けを呼びます。『老人はもごもごと口を動かした。震える手を必死に持ち上げ』、『店の、奥、に。箱が。れい、とう、みかん。ここに入れて。あん、ぜん、な、場所に』そう言うと『老人は意識を失』います。『私は老人の耳元で叫んだが、もはや返事はない』という突然の事態。『箱の蓋を開けると、折り畳んだ手紙が入って』いました。『万ガ一の時のためニ、これヲかきます。…あのみかんガ…』。その驚愕の内容に戸惑う三人。でもこの時の主人公はまさかこの冷凍みかんが世界を震撼させる未来に繋がっていくとは思いもよりませんでした…というこの作品。短い中に起承転結がはっきりしていて、かつ、スケール感が絶妙な作品だと思いました。 二つ目は〈水晶の夜、翡翠の朝〉。『湿原に再び初夏が巡ってくる頃、ヨハンは退屈していた』という冒頭のたったこれだけの文章で読者は二つのグループに分けられます。その二つとは恩田さんの名作「麦の海に沈む果実」を既読か未読かの違いです。この作品を既読の方は、もうたったこれだけの文章で目がうっとりしてしまうこの世界の描写。そう、これは「麦の」のスピンオフ作品です。『彼の重要なパートナーである少女はこの早春、一足先に学校を去ってしまった』等々、あれからあの湿原の中に浮かぶ学園がどうなったかを思い起こさせる記述も多々登場し、この短編だけで元が取れたと感じる方も多数いると思います。「麦の」に含まれるひとつの章だったとしても全く違和感のないとてもよくできた短編でした。未読の方はまず「麦の」を先に読みましょう。読中・読後が全く別物になります。 そして三つ目、〈一千一秒殺人事件〉。この作品は、恩田さんの恩田さんたる所以というくらいに恩田さんの魅力が最高に詰まった作品だと思いました。はい、これ、ホラーです。『これからお話しするのは、星に殺された男の話である』という意味ありげな冒頭。『ある夕暮れ、T君はA君と連れ立って出かけた』という二人は『バケモノ屋敷に向かうところ』でした。その屋敷は『次々と起きる異変に皆真っ青になって逃げ出してしまい、一度この家で夜を過ごした者は二度とやってこない』という恐怖の館。そして、そして、そして〜『空に子供が浮かんでいた。よく見ると、それは古びた大きな市松人形である』、『襖がドンドンドンと叩かれ始めた』、『目の前に巨大な三日月が二つ、すうっと昇ってきた。三日月は瞬きをし、「にゃああ」としゃがれた声で鳴く。生温かい、巨大な舌が伸びてきて、二人の身体をぺたんと覆ってしまう』。思わず出てしまう『うわあ』という叫び!ホラーーーーーーー!怖いよ〜、私はホラーなんてまっぴらごめんだー!という方もいらっしゃると思いますが、これは恩田さんの描くホラーというのが味噌です。上手いな〜という感想で終わる恩田さんのホラー。短編集「私の家では何も起こらない」も絶品でしたが、これも悪くないです。 その他にも『かつて人間の身体に付いていたものって、身体を離れると、どうしてああもおぞましいのかしら』という身近な不思議。『髪の毛だって、恋人の頭についていればとても愛おしいのに、離れてしまうとあんなに嫌なものってないわよね』という、そうだ、そうだね、と納得してしまう〈深夜の食卓〉。『二十枚以内で』という条件の元『スプラッタ・ホラーをやってみた』という〈卒業〉。『どこからが作り話かは、ご想像にお任せする』というエッセイのような〈朝日のようにさわやかに〉などなど14編からなる恩田さんの短編の世界。恩田陸さんという作家さんの魅力をこれでもか!と満喫できる、そんな短編集の傑作でした。
45投稿日: 2020.07.27
powered by ブクログ恩田陸さんの短編集を読むのは初かも。 麦の海に沈む果実のスピンオフストーリーも収録。 タイトルからは想像してなかったが、少しダーク調の物語ばかりで、多くはファンタジー要素のあるもの。でも私はその中でも一番普通っぽい「楽園を追われて」が好きかな。「少し不思議」な話が好み。他の話は、ハマれなかった。 恩田陸さんの長編は、「上と外」「麦の海に沈む果実」「蜜蜂と遠雷」の実はまだ3冊しか読んでいない。 ピアノ好きなこともあり、私は蜜蜂と遠雷が大好きなのだが、恩田さんは本当はどんな作品が得意なんだろう。個人的には恩田さんの作品はミステリー要素、ファンタジー要素のないものの 方が好きな予感がしているが、これから他の作品も読んでみようと思う。
3投稿日: 2020.07.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
理瀬シリーズが好きで買いました。 タイトルの朝日のようにさわやかに、全然内容はさわやかっぽくない、だけどそこがいい! この短編集は買って当たりだと思います。
4投稿日: 2020.04.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
スプラッタホラーから児童文学まで、様々なジャンルの物語を詰め込んだ短編集。 著者の自由な発想のいいとこ取りをしたような贅沢さを感じる。パチパチと頭を切り替えて楽しめた。 特に、奇妙な連想で進んでいく表題作にとても惹かれる。 無意識に連想するときのきっかけは何なのか、想起させるポイントは記憶とどう結び付けているのか、自分と他人の解釈の違いなど、考えてみたくなった。
4投稿日: 2020.01.30
powered by ブクログ長さがバラバラならばテーマも様々な14編の短編 「水晶の夜、翡翠の朝」は水野理瀬シリーズの、 「淋しいお城」は“ミステリーランド”シリーズの番外編…前者のヨハンはカッコよく、“みどりおとこ”の転生が 生々しい この2編とラジオパーソナリティの会話だけで 事件が進み解決する「あなたと夜と音楽と」が好き
0投稿日: 2020.01.12
powered by ブクログまず、巻末を読むことをお薦めします。 短編集は2冊目ですが、他の長編とのつながりはない作品のようです。 不思議な感覚を感じた作品もありました
4投稿日: 2019.11.14
powered by ブクログ短編集って登場人物に愛着わく前に終わってしまうから薄く感じる。 最初の話が後味悪く終わるから、他のも読みながら悪い予想をしてしまって勝手に気持ち悪くなってしまった。 別の作品のサブキャラみたいだけど知らないし。
0投稿日: 2019.07.29
powered by ブクログ恩田陸らしさが詰まった短編集。特に5ページしかないショート・ショートもあって、飽きなかった。恩田陸を読むと夢の中のような幻想的で曖昧な描写にいつも驚かされる。曖昧というか、抽象的というか、、、ドキドキするホラーからドラマチックな物語まで幅が広い!一番は「楽園を追われて」が好きだった。恩田陸はやっぱりすごいなあ
1投稿日: 2018.07.04
powered by ブクログ短編集。理瀬シリーズが入ってるから買った。結構ホラー系多くてちょっとドキドキしながら読んだ。面白かった。
0投稿日: 2017.05.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
短編集。 全然違う作風で、多様多彩でそれぞれ面白い。 タイトルの作品はエッセイだった。 曲、きいてみようか。。 文庫本にあたっての後書きあり。 が、その後書きを読んでも分からない事もあって、もっと色々知りたいと思う。。 (アガサクリスティとか、『いいわけ』のモデルとか。。) フォロワーさんに教えて貰って『淋しいお城』目的。 (『七月に流れる花』と『八月は冷たい城』の予告として書かれたもの) こちらの方が、直接的な死 ではないけれど、悲しい、と感じた。 けれど、淋しい子どもを探してくるみどりおことが妙にサバサバしていて。。 役割交代の時に以前のそんな感情すら食べてしまうのだろうか。。 他作品も面白いが、読んだ時の状況、年齢によって、どの作品が心に残るか、違ってきそう。 『おはなしのつづき』 ネタが白雪姫だったから、お母さんが美人なお医者さんを殺してしまったのかと思った。。 全然違った。。。 そんな予想をたてた自分にヘコんだ。。 今江さんの『さよなら子どもの時間』も読んでみたい。 『卒業』 このタイトルでこの内容を予想できる人がいるのだろうか。。 強烈に記憶に残る。。
0投稿日: 2017.03.29
powered by ブクログ短編です。どれも読みやすかった。最初の「水晶の夜、翡翠の朝」が良かった。これはシリーズみたいなので他のも読んで見よう。
0投稿日: 2016.10.29
powered by ブクログ短編集、「水晶の夜、翡翠の朝」と「赤い毬」はアンソロジーで既読。「あなたと夜と音楽と」が一番面白かった。本当にラジオの深夜放送を聴いている気分。 「淋しいお城」はドキッとする。自分も淋しい子どもだったのかな…と。 「楽園を追われて」は「猫と針」や「黒と茶の幻想」を彷彿させる。恩田陸はこういった同窓生が集う話が上手いですね。
0投稿日: 2016.07.22
powered by ブクログ16/07/17 「あなたと夜と音楽と」。会話ミステリってどきどきですね。 ちょっとわたしの頭では理解できない作品が多かった。
0投稿日: 2016.07.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
図書館の海以来の14編からなる短編集。 ミステリーやホラー、ほろりとくる話など、前作同様盛りだくさんな内容。 なのだが、個人的に気に入ったのは、どれにも属さない、まるでエッセイのような雰囲気の表題作「朝日のようにさわやかに」と、4人の友人関係がなんとなく共感できる「楽園を追われて」。 恩田作品といえばミステリーではあるし、いつもドキドキさせてくれて楽しませて頂いているのだが、そういうジャンルとは違う、この2編の長編作品をぜひ読んでみたい。 もう一つ嬉しかったのは「麦の海に沈む果実」の面々に出会えたこと。 理瀬はいなかったが、ヨハン、憂理、聖、校長は出てきたし、内容もダークな話で、ぜひこの長編の続きも読んでみたい。
0投稿日: 2016.02.06
powered by ブクログタイトルとは裏腹にミステリー色が強い一冊でびっくりしました。恩田陸の短編を読むのははじめてでしたがなんだか新鮮なかんじ。 (図書館)
0投稿日: 2015.09.18
powered by ブクログ恩田ワールド全開!!という感じ 一篇は、数分から数十分で読めるような短さながら 内容は濃く。 ホラーあり、ふんわりあり、クラリとした展開あり。 楽しめます!
0投稿日: 2015.06.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
再読。短編集。『水晶の夜、翡翠の朝』の冒頭。「湿原に再び初夏が巡ってくる頃、ヨハンは退屈していた。」理瀬シリーズのヨハン来たよ!この一文で自分がかなりヨハンをお気に入りだと自覚しました。ラストにヨハンの黒さがくっきりと出ていて好き。『冷凍みかん』星新一さんの底なしの穴にごみをどんどん捨てる短編(タイトルを失念)を思い出した。かなり好き。『おはなしのつづき』ギュッと苦しくなるような悲しいラストにほろり。恩田さんには珍しいテイスト。『楽園を追われて』登場人物の雰囲気が『黒と茶の幻想』っぽくて好き。
0投稿日: 2015.04.16
powered by ブクログ恩田陸の短編って新鮮。リアリティーのない話、よくわからない話が多かったけど、これはこれで嫌いじゃないな。
0投稿日: 2014.11.26
powered by ブクログ第14話(11月20日放送)で真琴が読んでいたのが、人気作家・恩田陸さんのこの短編集。忙しい真琴は短編集も好んで手にしているようです。
0投稿日: 2014.11.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
前々から気になっていた、恩田陸さんの短編。 「麦の海に沈む果実」の番外編、ヨハンが主人公の「水晶の夜、翡翠の朝」を目当てに読みました。表紙と題名が素敵ですね。 内容は全く爽やかではありませんでしたが……。 「水晶の夜、翡翠の朝」 やっぱり寮ものはいいなぁ、と思いました。 閉じられた世界、そこには何か特別なことが起きるような不思議な魅力を感じます。 主人公ヨハンもまた魅力的なキャラクターです。 美少年で頭がキレて、皆の人気者。しかし冷酷な一面もある。 漫画的なキャラではありますが、惹かれずにはいられません。 今回はこの学園で不可思議な事件が起こります。 それを解決していく、ミステリー的要素がありました。 ヨハンが素敵で惚れ惚れしました。 「ご案内」 つらつらと語り口調で書かれる、2.3ページあるかないかの短編。 何かを暗示しているような作品でした。 よく出来てるとは思いますが、あまり好きな作品ではなかったです。 「あなたと夜と音楽と」 ラジオ番組放送中と、CM中・収録前の二人のやり取りで構想された作品。 こちらは全て二人の会話のみで出来ています。 本当にラジオを聞いているような気持ちになって、今まで見たことがないような構想だったのでとても楽しかったです。 「冷凍みかん」 世にも奇妙な物語にありそうだな、と思いました。 まあ、この短編にはそういうテイストのものが多かったですが。 登場人物たちの心の流れを描いた作品が好きな私には、こういった出来事が淡々と進む作品は、あまり好きにはなれませんでした……。 「赤い毬」 子供時代の不思議な出来事を大人になってもう一度思いだして、あれはなんだったのだろうと考えにふける作品は、個人的に凄く好きです。 なので、このお話はとても面白く、楽しめました。 「深夜の食欲」 スプラッタホラー。洋画にしたら面白そう! グロッキーなものは苦手なんですが、お話はよく出来てると思います。 「いいわけ」 口語調で書かれた作品。 ライ麦畑のホールデン少年を思い出しました。 こういった登場人物がペラペラとひたすら喋り続ける作品って好きでよく読むのですが、よく中弛みもせず最後まで書けるなぁ、と毎回関心せずにはいられません。 モデルがいるらしく、実際にいた殺人者かなと勝手に思っていたら、まさか本の中の人物がモデルだとは思いませんでした。 「一千一秒殺人事件」 うーん。個人的にはあまり好きではありません。 村の怪奇談、といった感じ。 「おはなしのつづき」 短編ドラマにありそうですね。 これまた、よく出来たお話だな~と唸らされました。 白雪姫のお話を、入院中の息子に父親が語る形式。 そこでそう繋がるのね!と驚かされるんですが、そこに行くまでの過程が実にスマートで、違和感がないのはさすが恩田陸さん!といった感じ。 「邂逅について」 実を言うと、このお話だけ全く内容を覚えてないんですよね……。 多分、あまり好みではなかったんだと思います。 「淋しいお城」 童話チックなお話。 とても読みやすく、内容も分かりやすかったです。 冬の空気のように、澄んだ冷たさと切なさを感じるこのお話は、ぜひ冬に読みたいですね。 「楽園を追われて」 あとがきで恩田さんが語っていたように、摩訶不思議なことが起きることもない、珍しく普通のお話。 この短編集の中で一番好きなお話かもしれません。 高校の頃文芸部だった4人が、部員の1人が死ぬ間際に残した小説によって、再び集まったことから始まります。 懐かしく楽しかった昔をぽつりぽつりと、居酒屋で思い出すシーンは、妙にリアルだなぁ、と思いました。 今大学生の私は、あまり昔を懐かしく思うようなことはないのですが、こんな風に30.40代になるとふと、あの頃は……と昔を振り替えることもあるのでしょうか。 「卒業」 サスペンスホラー。 女の子達が、何か恐ろしいものから逃げているお話。 続きが気になって、ページを捲る手が止まりませんでした。 恩田陸さん、らしいお話。 ぜひ、短編でなく長編で読みたいお話。 「朝日のようにさわやかに」 自伝小説に近いのかな? 私も小さい時、壁から聞こえてくるかすかな声に耳を傾けたことありました。 キレイな男の人の相手に最後は、驚かされるました。 全体的に好きなお話もわりとありましたが、私はやっぱり恩田陸さんは、長編の方が好きですね。
0投稿日: 2014.11.12
powered by ブクログ恩田陸さんの話はいろいろ読んでるけど、少女のいやらしさと純粋さ、大人の世界のけだるさ、賢くてきちんとした人々が集まる世界の鬱屈がいつも詰まってるなあと思う。この本はそういう恩田さんの一面一面を丁寧にひとつずつストーリーにした感じ。実験的な作品も多々見受けられる。 「ん?完結?」と思う話が多い。それは『まとまってない』という意味ではなくて、結末を意識せず、世界観の構築だけを主題にしてるからなのかなあ、と思う。 「小説」というより「絵画」を見ている感じの短編集。
0投稿日: 2014.10.10
powered by ブクログ20141009 短編集。 一作目はヨハン主人公。 麦の海に沈む果実のスピンオフ。おもしろい。 淋しいお城も
0投稿日: 2014.10.09
powered by ブクログ再読。<冷凍みかん>と<卒業>が好きだったけど、今回<淋しいお城>も好きだと思った。<水晶の夜、翡翠の朝>は一応理瀬シリーズなので別格。理瀬シリーズ大好き。夏の夜にほのかにぞわっとする短編集でした。
0投稿日: 2014.10.01
powered by ブクログ恩田さん久々の短編集です。 待ってましたー! しかも1作目は「麦の海に沈む果実」や「三月は深き紅の淵を」のシリーズから 邪悪なヨハン君です。 そのあたりも恩田ファンとしては見過ごせないでしょう。これは。 恩田さんの作品の中でも特に「図書室の海」がお気に入りだったので、 その流れを汲むこの「朝日のようにさわやかに」が刊行されて とても嬉しいです。 ひとつひとつ味わいも趣きも違う作品集。 「図書室の海」が映画の予告ダイジェストだとしたら これはショートフィルムをそのままつめこんだ感じ。 恩田さんご自身は短編苦手とあとがきで書いていたけれど むしろこの方は短編集が向いているような気も・・・。 久しぶりに“懐かしい”雰囲気の作品群でした。
0投稿日: 2014.08.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
14/8/2 既読 恩田さんの世界観が詰め込まれた1冊。美しい日本語で、文章読むのは苦じゃなかったんだけど、内容がダークなものが多かったのであまり好きではないかも。
0投稿日: 2014.08.02
powered by ブクログホラー短編集。 結構面白く読めた。シリーズ化しているストーリーもあるようなので、見つけたらそちらも合わせて読んでみたい。 個人的に好きだったのは、みどりおとこ。
0投稿日: 2014.07.10
powered by ブクログ恩田陸さんの短編集。 ちょっと不思議で個性豊かな作品ばかりで楽しめました。 ちょっと意外なくらい猟奇的なお話もあったりして新鮮。 ちなみに長編のスピンオフのお話も一編入っています。 個人的に『麦の海に沈む果実』は特別な作品なので、思わぬ再開に大興奮でした。
0投稿日: 2014.05.21
powered by ブクログ図書館の海を読んだときは、この人は長編の人だと思ったきがして積んでたんだけど、これは悪くなかった。奇怪なSFの「冷凍みかん」と童話テイストの「寂しいお城」が気に入った。理瀬シリーズ番外編も、いつもは散漫なイメージを受けるけど今回はこれで纏まった魅力を持っていて良かったと思う。したたかな少年が大好きなことはわかったし、恩田さんは間違いなく理瀬シリーズの男の子ではヨハンを最も愛してるよね。
0投稿日: 2014.05.20
powered by ブクログタイトルから、爽やかさを連想してはいけない。 絶対に爽やかではない。ホラー要素が強いです。 強いて言うなら、理瀬シリーズが好きな人にとっては 番外編の「水晶の夜、翡翠の朝」の天使のようなヨハンの 邪悪な部分が、結果的には天晴れ爽やか!って感じかしら? 短編からショートショートまで色々なホラーのような ミステリのような話が詰まってます。 14編中、6作品が既読だったこともあり 物足りなさの残る1冊でした。
1投稿日: 2014.03.29
powered by ブクログ恩田さんの短編集って迷子になったりならなかったりです。でも一片ひきこまれると一気に読んでしまいます。 ホラーだったりミステリーだったりな話が多かったです。 番外編のヨハンかっこよかったです! ご案内の話は少しゾワっとしました。あんな短いのに。
0投稿日: 2014.03.02
powered by ブクログ「冷凍みかん」がとても印象的。 この靄がかかったような、湿度の高い雰囲気が恩田さんらしい。ひとつ言うとすれば、読んだ後は「朝日のようにさわやかに」はならないということ。夏の暑い日に読みたい本。
0投稿日: 2014.03.02
powered by ブクログうーん・・・前々から思っていたけど、やっぱり恩田さんは長編に限るかも。短編ではよさが発揮されない。 理瀬シリーズのヨハンの話が入ってたのはよかったけど、それもやっぱり物足りないっていうか。 なんのことだかよくわからないような話もあり・・・。 やっぱり恩田さんを読むなら、長編を読みましょう。
0投稿日: 2014.01.30
powered by ブクログひとつひとつの短編が、よくも悪くも胸に何かを残した。 「水晶の夜、翡翠の朝」は場所も特定できないし、設定も非現実的であったため、夢のように読み終え、美しい印象だけが残っている。 「ご案内」「あなたと夜と音楽と」「冷凍みかん」「深夜の食欲」「いいわけ」「淋しいお城」「卒業」などは、星新一のショートショートを彷彿とさせるところもあるが、星氏の作品では禁忌であった血生臭さが漂うもの、描写が現実的すぎるものが多く、あまり好きになれない。 そんな中、ひとりの大人として深く共感したのが「楽園を追われて」である。 かつて夢描いた人生を送れるはずもなく、常に何かから追い立てられるように仕事に埋没した歳月を重ねた人間の胸にのみ、この物語の切なさと作者のささやかなエールが届くはずだ。秀作だと思う。 また、書いてみるか。書くことが楽しいと思えたあの頃に、戻れるだろうか。
0投稿日: 2014.01.03
powered by ブクログ冷凍みかん が印象的。 水晶の夜、翡翠の朝 も好き。 再読 あなたと夜と音楽と もいい。 頭の片隅に残ってた。 切ないけど、おはなしのつづき 良かった。
0投稿日: 2013.11.22
powered by ブクログミステリー、ホラー、スプラッタ、不条理などバラエティに富んだ短編&ショートショート集。全般的にプラックテイスト。 ・「水晶の夜、翡翠の朝」 「麦の海に沈む果実」「黄昏の百合の骨」の理瀬シリーズの外伝、ヨハンの話。 ・「私と夜と音楽と」 クリスティの「ABC殺人事件」へのオマージュ。 上記2編がミステリ要素が強くて面白かった。 でも、恩田さんは長編のほうが面白いと思う。 (図書館)
0投稿日: 2013.10.10
powered by ブクログ巻頭の三月シリーズの外伝的な作品以外は何ともよく分からない短編集でした。あとがきを読むと○○へのオマージュとか、○○をテーマにしたアンソロジーのために書いたとかの説明がありますが、その前提がないといわゆる恩田ワールド的な雰囲気もなく、何故このような短編集を発行したのか理解に苦しみながら読みました。 唯一の救いは、巻頭作のヨハンのダーティーさが新鮮で良かったことかな。
0投稿日: 2013.07.31
powered by ブクログ短編集。 短編よりも長編の方が好きだなあ。ファンタジー入っていない方が好きかも。 「あなたと夜と音楽と」 こういう会話だけで進んでいく脚本っぽい話、好き。
0投稿日: 2013.06.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
タイトルとは裏腹な内容な感じでしたね なんか、村上春樹の「東京奇怪集」を思いださせた。。。 ちょっと分かんない感じのも多かった 恩田さんは短編より長編小説のほうが全然好き 本当にたまに読むにはいいかもだけど 印象的だった点★ 「おはなしのつづき」 の中の主人公の着目する点に共感。 白雪姫より継母のほうが確かに可哀想だと思う 何が彼女をそうさせるのか…確かに考えただけで胸が苦しくなりますね…。 これからの運命とかけている世知辛い感じがなんとも切なかったです
0投稿日: 2013.06.16
powered by ブクログバラバラに執筆していることだし統一感はないがバラエティー豊か。一番初めのお話と、あなたと夜と音楽と が好きかな。 作者の豊かな表現力と斬新な発想が楽しめる。
0投稿日: 2013.05.01
powered by ブクログ恩田陸のいいとこ取りって感じでとても贅沢に感じた。 恩田陸にハマってから読んだから物足りない感じがしたけど、最初の段階で読んでたらもっと簡単に恩田陸にハマったと思う。
0投稿日: 2013.04.20
powered by ブクログ葬式帰りの中年男女四人が、居酒屋で何やら話し込んでいる。彼らは高校時代、文芸部のメンバーだった。同じ文芸部員が亡くなり、四人宛てに彼の小説原稿が遺されたからだ。しかしなぜ…(「楽園を追われて」)。ある共通イメージが連鎖して、意識の底に眠る謎めいた記憶を呼び覚ます奇妙な味わいの表題作など全14編。ジャンルを超越した色とりどりの物語世界を堪能できる秀逸な短編集。
0投稿日: 2013.01.28
powered by ブクログ恩田陸の様々なテイストの詰まった短編集。 おとぎ話っぽいようなものや、会話劇もあったが、真っ向から書いたホラーがあったのはなんだか新鮮だった。今までの彼女のホラーものではミステリーなんかと絡めて書かれる形態が多かった印象なので。文量の増えたもので一度読んでみたい。 「楽園を追われて」「おはなしのつづき」「あなたと夜と音楽と」が好み。
0投稿日: 2013.01.19
powered by ブクログ何が怖いというわけではないのになぜか身震いしてしまう、そんな小さなお話が詰まったアンソロジー。 怖いもの見たさでついつい先を読んでしまいます。
0投稿日: 2012.11.11
powered by ブクログ短編集にすると、なんだか勿体ない話が多かった気がする。 1話1話がもう少し長ければもっと楽しめたような…。 中には理解しがたい話もあって(だから何?)と思わずにいられないものもあったけど。
0投稿日: 2012.09.19
powered by ブクログミステリーっぽい作品はまあまあ楽しめたけど、全く意味が読み取れなかったりグロテスクな作品もあって・・・私的には微妙だった。 にしても、これもたまたま手にとって借りたら短編集(笑)なんじゃこりゃ。
0投稿日: 2012.09.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
短編集。 どの話も独特の空気。 リアリティがあるようなないような不思議な感じが、じわじわくる。
0投稿日: 2012.08.26
powered by ブクログ短編集として書き下ろされた(というと変だけど)訳ではなく、 作品が日の目を見るようにまとめられた寄せ集めの本。 統一のテーマというものがない。 小説の一部分が抜き出されて、たくさん収録されているようなものなので、短編には評価ができない。 独特の世界観を感じさせる作品もあるが、正直よくわからない 作品も多い。 「夜のピクニック」を読んでいたため購入したのであるが、それの期待は全く裏切られる。 でもミステリアスな作品が集められていると言えるかも。 ショート・ショートと中編が混じり合っている本。
0投稿日: 2012.08.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
短篇集。 1作目が里瀬シリーズのヨハンの話で、もっと早く読めばよかったぁ~と涙。 同級生の遺品の未発表原稿を読む話、あれは「猫と針」じゃないのかな?
0投稿日: 2012.07.21
powered by ブクログ涼しげなタイトルに反したスプラッタ・ホラーまである恩田陸ワールド短編集。さまざまな依頼で書かれているのを集めたもので、多種多様。中にはほぼ3ページの超ショートショートもあり。「あなたと夜と音楽と」はラジオ番組を舞台にしたミステリーで、これがとてもいい。
0投稿日: 2012.06.29
powered by ブクログ短編集。 読み出してから気づいたけど、前に一回読んでました。 けっこー面白かった。 麦の海に沈む果実 の、ヨハンが主役の話もあり。 「卒業」という一編では、なんとなく天才テレビくんの怪奇探偵だっけ? あれを思い出してしまった。 初期の天テレがエキセントリックな機械とか衣装とか出す路線なのに、合間に出てくるドラマの構成は今みてもかなり面白そう。 と、潜在的に考えていたからかもしれぬ。 恩田陸は初期のとその派生作品(主に 「三月は深き紅のふちを」?だっけ?あれから派生したもの)しか知らないから、また読もうかと思います。
0投稿日: 2012.06.21
powered by ブクログ1冊の中に、14編、さまざまなジャンルの作品が連なる。 恩田さんの短編らしい、最後まで説明しきらずに終える手法の作品が多いかな。 この辺が、読者の好みで分かれそう(笑) 一歩間違うと、読者は置いてけぼり。 『麦の海に沈む果実』や『黄昏の百合の骨』などの理瀬シリーズの1編が収録されているのは、嬉しいですね。 このシリーズの世界観は、とても好きです。 童話ちっくなものや、ファンタジーなものも含まれていて、雰囲気たっぷりです。 あとがきでは、恩田さんにとって短編は “とても難しい” と語っていますが、なんとなく分かる気がします。
0投稿日: 2012.05.27
powered by ブクログ本棚の整理をしていたら登録漏れ発見。 買ったことすら忘れていたが、ぱらぱらめくってみると読んだ覚えがある。 しかし内容はかなり忘れているのでそのうち再読しようかな。
0投稿日: 2012.05.19
powered by ブクログ得体の知れない怖さ、みたいな短編が多かったような気がします。 結局どう意味なのか分からないけど、なんだか怖い。みたいな。 一番最初のが好きでした。 シリーズものの番外編なんですね。 そういえば黄昏の百合の骨は読みましたがあとがき読むまで全く気付きませんでした。 気になるので他のも読んでみようかな。
0投稿日: 2012.03.22
powered by ブクログ恩田さんの短編集。 花園の学園の番外編もあってよかった。 前後が、気になる作品ばっかしで。 血しぶきほらーにもわくわくしてしまう。 長編でよみたいな、この本。 朝日のようにさわやかに。 すごく、わかる、トコロテン方式。
0投稿日: 2012.02.02
powered by ブクログものすごい既視感。 これ、どっかでぜったい読んでるぞあたし。 DJの話と毬の話。 でも、既刊作品はゼッタイ読んでないし? その既視感が一番怖かったほかは、正直ちょっと響かなかった。 一番面白かったのは作者によるあとがき。 自分が面白くなかったのはそうか、そっちの話を読んでないからか。 そこ、そういう意味だったのか。とかね。 でもやっぱ、本来であれば説明なしでも面白くなくちゃねぇ。
0投稿日: 2011.12.30
powered by ブクログ短編集。ヨハンのお話。なんなのか正体がよく分からないものに追われ、夜明けまで逃げる「卒業」。赤いまり。などなど 短編だからこそ不思議なお話が沢山あってとても良かった。 美味しいものをちょっとづつ食べたみたい
0投稿日: 2011.12.29
powered by ブクログ恩田陸の短編集。 14話あって、長い話もあればものすごい短い話、長くなければ短くない程々の長さの話もあったり。 「赤い毬」は他のオニムバス短編集で読んだな。 不思議な話だけど、今回改めて読むと結婚のことをいってるのかなと思ったり。 「冷凍みかん」「深夜の食欲」「学園を追われて」「朝日のようにさわやかに」が好き。 「おはなしのつづき」は切なかった。
0投稿日: 2011.12.23
powered by ブクログ宮部みゆきの「英雄の書」の単行本の表紙を見ると、なんとなくこの本の「淋しいお城」を思い出してしまう。
0投稿日: 2011.12.11
powered by ブクログ恩田陸の短編集。 短編より長編のが好きだけど、これはよい。 不思議な世界にはまる。 ちょっとホラーっぽく、夜中に一人で読むのは怖いけど、とても良い
0投稿日: 2011.11.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
恩田陸さんの短編集。 個人的に気に入ってるのは『水晶の夜、翡翠の朝』 あとがきでは『麦の海に沈む果実』『黄昏の百合の骨』の水野理瀬シリーズの番外編とある。 両作ともまだ読んだことはないが、『図書室の海』にあった『睡蓮』とも関連しているというからには、読まないわけにはいかない。 次に本屋に行ったときには間違いなくこれら(もしくはそのうちの一方)を購入するだろう。 前半爽やかに学生生活を送っていた少年が後半、驚くほどの冷たさを見せるあの温度差がたまらない。 短編集というだけあって、短い話だが、『水晶の夜、翡翠の朝』を読み終わった後、すぐには次の話に進めなかった。 一度本を閉じて、少年たちの想いに想いを馳せて。 …正直にいえば、放心してしまったいた、というのが正しいのかもしれないけれど。 あと気になったのは『冷凍みかん』 みかんが地球になぞらえられていて、みかんの運命がそのまま地球の運命なんて、あり得なさそうで、でもホントにその可能性がないわけじゃないところに惹かれる。 他にも中々に興味をそそられるお話が詰まった前14編の短編集。 『図書室の海』に引き続き、恩田ワールドをさらりと味わえ、更に別の作品への興味を持っていかれる作品。 個人的には震え上がる、というほどではないけれど、冷たい何かが背筋を駆け上がるような作品は苦手だけれど、恩田さんの作品でそういったものに出会っても、後悔をしたことがないからすごい。
0投稿日: 2011.11.12
powered by ブクログ全部で14のお話から成る短編集。どれもシュールが効いていたり、ぞわっとくるものだったり、話の続きが気になるものだったり…… 恩田陸さんの作品の中では「麦の海に沈む果実」が一番好きだけれど、これもとてもオススメです。短編集だから、本を読むのが苦手な人でもさくさく読めます。 個人的には、「水晶の夜、翡翠の朝」「あなたと夜と音楽と」「卒業」が好き。 「卒業」は一番最後の短編で、登場人物達の置かれている状況が、くわしくは語られずにいきなり始まるのだけれど、そこでいろいろ想像を膨らませることができて、楽しかったです。
0投稿日: 2011.10.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
『水晶の夜、翡翠の朝』 『ご案内』 『あなたと夜と音楽と』 『冷凍ミカン』 『赤い毬』 『深夜の食欲』 『いいわけ』 『一千一秒殺人事件』 『おはなしのつづき』 『邂逅について』 『淋しいお城』 『楽園を追われて』 『卒業』 『朝日のようにさわやかに』 2011年8月24日読了
0投稿日: 2011.08.25
powered by ブクログ恩田陸は好きなんだけど…途中でギブ。あたしの想像力が足りないのか…よく分からず読み進めるのが苦痛に。断念。
0投稿日: 2011.07.31
powered by ブクログ恩田女史の短編集。 そういえば、最近短編集続きだな。 恩田テイスト満載なこの本もなかなか面白かった。 それぞれの短編がそれぞれに味わい深くて。 中でも気に入ったのは「あなたと夜と音楽と」、「冷凍みかん」、「楽園を追われて」かな。 特に「冷凍みかん」の発想は凄く好き。 あと、「楽園を追われて」の事件っぽい雰囲気だけど、実はそうじゃない心温まるミステリーってのが良かった。 今回は☆4つ。
0投稿日: 2011.07.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
全体的に、短くて読みやすいけど ぞくっとするような話が多かった気がします。 印象に残った作品だけちょいちょいと。 『水晶の夜、翡翠の朝』 これを読むためにこの本買いました。 なんてったって麦海の番外編! 今回はヨハンが主人公。彼なかなかブラックだな。笑 やること恐いけどかっこよすぎて何も言えない。 やっぱりわたしは恩田さんの学園ものに弱いです。 『冷凍みかん』 なるほど地球温暖化の一因は 冷凍みかんが溶けてしまったせいなんですね。← 『ご案内』 たった4ページ!笑 えっ、なになに?と案内されるがままに 気づいたら自由の国へ落ちちゃいました。 『一千一秒殺人事件』 わたしは小さい頃から日本人形が苦手なので ちょいちょい出てくる市松人形にびびりまくり。 オチがえらいスケールでかいなと思ってしまいました。 『おはなしのつづき』 正直、面喰いました。 恩田さんの本だからきっと全部ミステリや ホラー系だろうと思って読んでたので…。 悲しくて切ない、でもあたたかいおはなし。感動系。 『深夜の食欲』、『淋しいお城』、『卒業』は なかなかグロテスクで読むのがちょっと苦痛でした。 でも、『淋しいお城』に出てくる “みどりおとこ”というキャラクターはおもしろい。 このお話は続編が出るらしいですね。ちょっと気になる。 それより麦海の続編が待ち遠しすぎてつらい。 『睡蓮』と『水晶~』のおかげで完全に再熱しました。
0投稿日: 2011.07.14
powered by ブクログ玉石混淆って感じ。会話だけで進んでいく短編は途中で気付いてすげぇってなったけどそれだけ。六番目の…が好きで新潮社モノだけ追っかけてるだけの作家さんです
0投稿日: 2011.07.07
powered by ブクログ恩田陸が好きなようにやりたいようにやった短編集ってかんじ(笑) 理瀬シリーズがあったのは嬉しかった。それなりに面白く、可もなく不可もなく印象に残るわけでもないけど、最後まで読みたい、恩田作品によくあるかたち。
0投稿日: 2011.06.22
powered by ブクログ理瀬シリーズのヨハンが活躍する話が載っているので彼のファンにはおすすめです。各話レビュー→http://pixiv.cc/noyuki-t/archives/cat_147662.html
0投稿日: 2011.06.17
powered by ブクログ恩田さんは短編集も面白いのですね。 会話文だけのものや、ホラー、ミステリー、詩的なショートショート等々、色んなお話の取り合わせが良かった。
0投稿日: 2011.05.16
powered by ブクログ恩田陸の短編久しぶりに読んだ気がする。 いろんな種類のお話たち。 ホラー色強め? 三月シリーズが大好きで「水晶の夜、翡翠の朝」めあてで読んだけど、「ご案内」「あなたと夜と音楽と」「深夜の食欲」「朝日のようにさわやかに」あたりも好きだった。 読みやすくて、電車でさらっと読むのに丁度良かったです。
0投稿日: 2011.04.19
powered by ブクログ■恩田ワールド?んーん。確かにそういう気配がするときもあるけどもっと色んなカラーの作品が集まった短編集。もちろん恩田作品らしく充分に奇妙な話が多いんだけどさ。(笑) ■読んでてどうしても意味がわからない作品もひとつあった。こんなことって珍しい。
0投稿日: 2011.04.18
powered by ブクログ面白かった!恩田さんの長編はだいたい読んでたのですが、短編はあまり読まなかったので新鮮でした。 個人的には「冷凍みかん」が好きでした。 ヨハン君のお話の続きを書かれているそうなので本になるのが楽しみです。
0投稿日: 2011.04.14
powered by ブクログ文庫化しての再読。短編とエッセイが苦手と言いながらどちらも面白い恩田さん。一番のお気に入りは「おはなしのつづき」。「白雪姫」をベースとした哀しいけど温かい話でした。次に「水晶の夜、翡翠の朝」。さすがヨハン、ブラックだ。最後の一文が好きです。他には「あなたと夜と音楽と」、「「淋しいお城」、「卒業」が好みでした。
0投稿日: 2011.04.11
powered by ブクログ短編小説。 時間の関係で 代表作になった「朝日のようにさわやかに」しか読まなかった。 ワインボトル。 伝説のサックス奏者 パイプ。 一見なんの関係もないものたちが つぎつぎと繋がってゆく。 いつも思うのだけれど 恩田さんって一体何者w 一言で言うと頭がよすぎる。
0投稿日: 2011.04.06
powered by ブクログ本作は、恩田陸ワールドの広さを知るためには最適な1冊だと思う。 全14編と収録数が多く、中にはショートショートに分類されるものも。 それだけ様々な世界を覗けることが、本作の良さだと思う。 しかし悪く言えば、あまりに短過ぎる作品も。 発想や設定が面白いので、もっと読みたいと思う作品が多い。 そのように思えるということは、ある意味では当たりなのだと思うが。 様々な世界観に触れることができる本作は、個人的には面白いと思う。 ただ少し、駆け足な感も否めない。
0投稿日: 2011.03.21
powered by ブクログ一言で言えば設定集というようなもので、 モチーフはそれなりに色々あれど、 テーマはざっくりしてるし、(短編だからしょうがないか?) 構成の仕方としても、「驚かせてみた」タグが付く程度のものだと思う。 恩田陸の他の本を読んでないので、 これを本にまとめた編集がいかんのか、恩田陸の筆力の問題かはさておくが。 自信を持っておススメしない一冊。
0投稿日: 2011.03.18
powered by ブクログ恩田陸やりたい放題って感じの短篇集。短編集だからこれでOK。実験的な事をやる恩田陸があまり得意じゃない人にも、いくつか楽しめる話があると思う。
0投稿日: 2011.03.13
powered by ブクログ20110304 表題作と淋しいお城がすき… 20140521 再読 いいわけの元ネタも読みたいな~~ けっこう忘れてたけど、意外なオチは意外にも覚えてた……
0投稿日: 2011.03.08
powered by ブクログ久々に読んだ恩田陸の本。初期の作品の方が好きだと思っていたが、こういう短編集もいいな。 内容はミステリから不条理もの、ホラー、エッセイ風など、様々。 「楽園を追われて」、「あなたと夜と音楽と」、「淋しいお城」、「赤い毬」が好み。 そして何よりヨハン!!「麦の海に沈む果実」を読み返したくなった。
0投稿日: 2011.02.25
powered by ブクログ葬式帰りの中年男女四人が、居酒屋で何やら話し込んでいる。彼らは高校時代、文芸部のメンバーだった。同じ文芸部員が亡くなり、四人宛てに彼の小説原稿が遺されたからだ。しかしなぜ…(「楽園を追われて」)。ある共通イメージが連鎖して、意識の底に眠る謎めいた記憶を呼び覚ます奇妙な味わいの表題作など全14編。ジャンルを超越した色とりどりの物語世界を堪能できる秀逸な短編集。
0投稿日: 2011.02.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
書かれた経緯がそれぞれ違うこともあり、色んな種類の短編アラカルト。 最初の話は「水野理瀬シリーズ(とあとがきに書かれていてピンと来ませんでしたが、隔離された学園での奇妙な話といえば、読んだことがある人は思い出してもらえるはず)」の番外編で、予想どおりの満足度。 ほかは、詩のような話、説明をとことん省いた物語のダイジェストみたいな話などなど。全容が分からず終わるものも多くて、それはそれで短編の味わいなのかなと思いました。 そんな中、「楽園を追われて」は、ちゃんと全容が分かる作品。 その中の一節。 「スクールデイズは遥か昔だ。本人たちが考えているよりも、ずっとずっと遠い。普段は忘れているその距離を思う時、初めて人は歳を取る。」 今さら取り立てて言うほど新しい視点でないんだけど、ストーリーのせいなのか、この言い回しのせいなのか、とても気になる言葉でした。ずっとずっと遠い。そう言われると反論したくなるけど、そうなんだろうな。距離感を諦められずにいる自分に気づいて、まさにその瞬間歳を取った気がしました。
0投稿日: 2011.02.06
powered by ブクログ友達が貸してくれた本。 恩田陸は「夜のピクニック」しか読んだことがありませんでした。 この短編集はそれとは趣向が全然違う。似たものもないかなーという感じです。 短編なので、説明なしに始まって説明なしに終わる感じ。 深く考えるよりも雰囲気や空気を楽しむ方がいいのかな。ファンタジー、ダークファンタジー色が強いです。この感じは好きです。 全部会話文の「あなたと夜と音楽と」や、全部セリフ体の「ご案内」「いいわけ」「おはなしのつづき」のようになかなか読まない文体のものもあって、楽しめました。怖いのもあったけど…。 「冷凍みかん」、「おはなしのつづき」、「淋しいお城」、「楽園を追われて」が好きです。特に「楽園を追われて」はじんと来た。
0投稿日: 2011.01.28
