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本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第二部「神殿の巫女見習いIII」
本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第二部「神殿の巫女見習いIII」
香月美夜、椎名優/TOブックス
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総合評価

41件)
4.2
13
15
7
0
0
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    このレビューはネタバレを含みます。

    着実に本の完成、量産へと進んでいるのに、マインほどではないが、嬉しくなった 今までの道のりを思うと、金属活字の完成まで来たことは、ちょっと変な言い方かもしれないが、感慨深い…

    0
    投稿日: 2025.11.16
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    説明はしていたが。 安全に過ごすことが出来なくなってきた以上、下手なことをするより時を待つべきだろう。 「神殿の昼食時間」 報告されることは。 自覚がないからこそ余計に問題視されてしまうが、どちらにせよ今と同じは難しいだろう。 「グーテンベルクの称号」 パトロンを選んで。 細部まで拘っても必ずこなしくれるからこそ、信頼できる相手として仕事がくるのだろう。

    0
    投稿日: 2025.09.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    サディスティック上司の神官長がとても良い。 プヒプヒ言うマインちゃんは可哀想で鬼可愛い。転生っ子だけどナチュラルにしっかり子供の部分を発揮してて微笑ましい。 結構えげつない事件が起きてるけど、サラッと流れていくのが好もしい。 出版の技術的な歴史をたどりながら、魔法世界も丁寧に作り込まれていて好きです。 手仕事が捗る捗る

    1
    投稿日: 2025.09.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    グーテンベルクによって金属活字が完成し、念願の印刷技術が整ってきた。マインになってから家族の大切さを痛感している姿が伝わってくるが、今後の展開を想像すると家族とずっと一緒にいられる雰囲気ではないのが切ない。神殿での行事で新たな人脈が広がったし、さらに変化していきそうな予感。

    0
    投稿日: 2025.09.05
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    巻が進むごとに面白くなってくる。 ファンタジーで好きなのはハリポッターと守り人シリーズで、その2作品の完成度が凄すぎてこのシリーズは星4つ。ライトノベルなのでその軽さがいい。 続きも楽しみ。

    0
    投稿日: 2025.07.20
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    面白かった。前巻の夢に同期させる魔道具で、 神官長がマインの前世をしることにより、 色々と面白い展開に。染みる。 インク組合とのいざこざで帰宅できなくなったマイン。 幼児の体にひっぱられるとはいえ、 中身は大学生、かなりの幼児っぷりにちょっと引かんこともないが、 これはこれで、良い。 ヨハンのパトロンとなり、金属活字製作

    14
    投稿日: 2024.03.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    グーテンベルクが誕生する話 冬籠りの前に騎士団へ見せつけた強大な魔力は自分だけでなく家族をも巻き込む危険な状況を作った、貴族の養子になることで身を護る必用が出来たのだ 主人公は本作りしか興味を持たないマインはついに「金属活字」を完成、世界を変える大発明であり、社会を動かす危険性をフェルディナンド様に伝えているので、世界の秘密を握る神官が出来てしまった

    0
    投稿日: 2023.12.29
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    金属加工の工房ともパトロン契約できたし、いよいよ大量印刷and本増刷かと思ったけど、やっぱり貴族が絡むと難しそう。 今住んでる街から離れていろいろな街を訪れるのは楽しそうだけど、命を狙われながらの移動なのであまりのんびりはできてない。 重要な人物になっていきそうな青色神官も出てきたので、ますます登場人物が増えて話が膨らんできた。 登場人物が増えて、たくさん動き出すとすごく面白く感じる。いろんな考え方が混じり合って、世界が複雑になってる。 マインの魔術レベルがすごいので、今後のさらに出てくるだろう魔法が楽しみ。

    9
    投稿日: 2023.12.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読み返し勢。 この本を読むまで、識字率や印刷技術が世に与えた影響を深く考えたことがありませんでした。ただ好きなだけじゃなく、本から得た知識を自分のものにしているマインのことを見習わないとなーと、謎に考えさせられました。

    0
    投稿日: 2023.12.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    印刷機の設計を発注するときのルッツの柔軟さには、「これからもマインの商品開発を助けていくんだろうなぁ」とチームワークを感じました。 今回のマインもトランプなどの玩具、金属活字、ルムトプフのクレープなどガンガン商品を開発して「やりたい放題」の活躍。「知識のある常識知らず」ってビジネス開拓では最強なのかもしれませんね(笑)

    0
    投稿日: 2023.12.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ほのぼのとしていた第1部と違って第2部はマインに危険が迫っていてドキドキします。この巻の終わり方にも嫌な予感しかしません。 そんな中でも鍛冶職人のヨハンの件はほのぼのとして好きです。マインをベンノの娘だと勘違いしてパトロンになってもらおうとするところや、グーテンベルクの称号をマインから授けられるところは爆笑でした。 本当に本バカなマイン。弟が無事に生まれたけれど家族として過ごせる時は限られているのですよね…。

    0
    投稿日: 2023.11.21
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    予想されていたこととはいえ、次第にマインが貴族社会の闘争に巻き込まれ始めます。 平民という身分でありながら、その辺の帰属をはるかにしのぐ魔力をもつことから、家族からも「貴族の養女になる」ことを勧められ、残された期間もそれほど長くありません。 さらには神殿長の暗躍も気がかりですし、新たに生まれた弟に危険が迫るのではないか、という心配もあります。 マインの周りに、彼女を守ろうとする大人が複数人いること、そしてその結束が高まっていることは救いですし、第二部の最終巻となる次巻にどのような展開が待っているのか、期待が高まります。

    1
    投稿日: 2023.11.17
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    色々話が動き出します。ここまで読めたのならハマっている方なのでかならず楽しめるとおもいます! まずは、弟カミルの誕生おめでとう!赤ちゃんの誕生はどんな話しで何度聞いても感動してしまいます!赤ちゃんって尊いですね^ - ^

    0
    投稿日: 2023.09.26
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    グーテンベルク三人衆のゆくえがきになります。(ていうかもはやどんな風にマインにふりまわされるのかが)やっぱり面白い場面はグーテンベルク三人衆の誕生の秘訣?がおもしろかったです。

    0
    投稿日: 2023.09.10
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    インク協会との取引から周囲が物騒になり神殿に引き篭もるマイン。祈念式に現れた新しい青色神官ジルヴェスターは中身小学生男子だけど身分高いようだし魔力も強く平民だからと馬鹿にするようなところもないみたいだからこれからいい味方になるのかな。 現代の記憶があるマインにとって出産時に消毒に躍起になるのは当然よね。ギュンターの思わぬ独白、子供が無事産まれて育つのはこの世界の平民にとって本当に奇跡。 デリアは中身はまだかわってないんだなぁ。

    0
    投稿日: 2023.06.26
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    神殿での冬籠りと祈念式 奉納式で神殿長と出くわしたのはアルノーの嫌がらせなんだろうなぁ、きっと フェルディナンド様は「早かったな」と言っていたし アルノーは急かしてたからなぁ 前巻でも疑問に思ったけど、アルノーのこの意地の悪さ…… アルノーはどんな生い立ちなのかね? 祈念式に急遽着いてくることになった青色神官 ジルヴェスター、この時点でよく青の衣を纏えるな 貴族の常識的に…… 不可思議な存在のマインを領主として実際に見たいというのもあるんだろうけど、執務を抜け出す言い訳の方が大きいのでは?と邪推してしまう もしくは、自分の助言で神殿に入れてしまった負い目があるからとか? たまにはフェルディナンドとも交流を持ちたいよなぁと、今なら理解できる 襲撃のあった際の疑問 マインがダームエルの騎獣に魔力を流してスピードアップしてるんだけど 体に魔力を流すわけじゃないから反発がないということ? 例えば、騎獣を作る魔力と、手綱から魔力を供給するのは別という設定ってあったっけ? 次は2部の最終巻 さぁ、号泣する準備はできていますよ!w

    1
    投稿日: 2023.06.23
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     多分5周目の再読。読むたびに何か新しい伏線に気づく。  本文の最後、「英知の女神メスティオノーラの使者として…」って、「女神の化身」への伏線? 『下剋上』って、王=ツェントになる事かと思いきや、こんなところで既にこんな伏線が!  深い。

    1
    投稿日: 2023.02.15
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    金属活字が存外早く完成。ヨハンの優秀さ半端ない!これはグーテンベルク(笑)活版印刷までの道のりは短いかなと思いきや、そうも問屋は卸さない。神官長の言い分は御尤。貴族を相対するのは愚でしかない。とはいえ、カルステッドの養女になれば解禁なので、それまではガリ版印刷と色インクについて奮闘するのかな?今回からジルヴェスターが登場。彼は青色神官ではないだろうなという匂わせが凄い。正体が誰であれ、神官長が根はまともみたいなことを言っていたので、神殿長サイドでは無いのは確か。さて、次巻でどうなるか。

    0
    投稿日: 2022.10.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    家族 地球での日本での生活があり、日本での家族があって この世界での新しい生活がはじま理、新しい家族と出会う。 一度失った経験があるから 今に感謝して 今あるものを失いたくないと想い、 少しでも離れると寂しくなる いつまでもあるものではない 期限が切られる、今の時間、今の幸せ。 なくなってしまうけど 無くしてしまいたくないと知っているからこそ。 変わらないものなんてないことを知っているから

    0
    投稿日: 2022.05.30
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    アニメ第三期(27~31章) グーテンベルク強すぎ。火薬や羅針盤には目もくれないところがマインもぶれなさすぎ。 読み進めれば進めるほど、なるほど、下剋上の本だね、と思わされます。まあ、マインは本が作りたいだけなんですが、結果的に下剋上。そして、シリーズにありがちな中だるみが少なく、どんどん面白くなって来るのや、ちょいちょい知識入ってくるのも良いです。青色神官として登場したジルヴェスターの身分や今後の関わりが楽しみです。 グーテンベルク活版印刷機(複製)を見たことあるけど、記憶から復元とか無理。

    1
    投稿日: 2022.05.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ホームシックになるマインがかわいいなぁ…と思ってしまいました。本人にとっては深刻な問題なのですが。新しい家族が生まれてよかったね、と思う間もなく不穏な終わり方をしていたのでハラハラします…新キャラのジル様の傍若無人ぷりにもハラハラです。そしてわたしの最推しのベンノさんに不穏な気配が漂っていて気が気じゃないです…

    0
    投稿日: 2022.05.06
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    相変わらず読んでも読んでも残ページの減らない本…(笑)。 面白くないわけではない。なぜか、減らん。何かにつけ情報量が多いんよね。これ、アニメのほうがハマるような気がするけど、…あるんかな? あるか。Eテレでやればいいよね。(知らんけど) さて、今回はジルさま登場。(知ってるんかいって、知らん) めちゃくちゃ面倒臭いキャラきたなコレ…、て、思ってたけど単に面倒臭いだけの人じゃないかも? しょうみギルだって最初は面倒臭かったんやし、著者はアレか。 ご自身が幼少時代にこの手の面倒臭い男子にやや苦労しはったんか。(失礼) だってこの手の面倒臭い男子の描写が絶妙に面倒臭いねんもん。笑 ジルさまも今後ええ感じの悪ガキになってくれたらいいな。 そして新たな家族は弟さんやったか~! なんでか、妹かと思ってた。 マインちゃんと家族が離されそうなフラグがもりもりたつのに、新しい家族が登場するって…。ますます、この先がどうなるか気になるな~! ゆっくり読みたいなと思うのに、わりと先に先にとページをくっちゃうんよね。(でも減らないページ数) なのでかなり急いで読んでるけど、まあ、いい。いいの。こういう話はスピード感が大事。ちゅうことで、続編もリクエストして待機中。楽しみ。

    0
    投稿日: 2021.09.19
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    【感想】 思うのだけど、その世界にグーテンベルクが必要になったとき、神さまがマインのような人材を転生させてブレークスルーを発生させるのかもしれないなあ、と。 【内容】 ・印刷協会設立。ベンノが。 ・マインを狙う連中が。 ・金属活字の完成。マイン、「ひゃっほー」となって、 グーテンベルク教の教祖となる。この世界にもグーテンベルクが発生した。 ・十歳が期限。神官長の信頼する貴族の養女になるか、処刑されるか。はたまた貴族に誘拐され虚弱さにより死ぬか。 ・新キャラ登場。やりたい放題の青色神官ジルヴェスター。神官長ですら御せない高い地位の人物らしい。悪いヤツではなさそうだが? ・おまけは、ダームエル視点と、ヨハン視点。 ▼本好きについての簡単なメモ(累積) 【アルノー】神殿の側仕え。 【イェニー】神殿長の寵愛を受けている。クリスティーネの側仕えだった。 【イタリアン・レストラン】マインのアイデアでベンノが出すことになった店。ベンノはこの辺をとっかかりに独立を考えているようだ。料理人候補はフーゴ、エラ、トッド。 【イルゼ】フリーダんち(ギルド長んち)の料理人。ぶっきらぼうだが協力的。頼りになる。 【ヴィルマ】灰色神官の一人。美少女。絵が上手。孤児た ちの世話を一番しているお母さん的存在。マインは絵本作りに必要な人材として側仕えにしようとするがかつて花を捧げされそうになって以来男性恐怖症となり孤児院からはなれたくない。 【ヴォルフ】インク協会の長。マインの絵本に使われたインクが既存のものと異なっていたので誰の発案なのか知りたがっている。貴族とのつながりを強固にするためなら犯罪も辞さない、評判の良くない男。その後、死亡。おそらく口封じ。 【麗乃/うらの】本須麗乃。主人公マインの転生前。本さえ読んでいられれば他に何もいらないというくらいの本好きで、司書になれることが決まりこれからバリバリ読書三昧と思っていたところで地震で崩れてきた本の山であえなく圧死しマインとして転生した。たぶん麗乃としてはもう出てこない? 番外編でもない限りは。なんぼ読書家でも不思議なくらいなんでも知っている。本人は記憶力よくないと言うのに。だからこそこの世界に連れてこられたのかもしれないけど。 【エーファ】マインの母。翡翠のような緑色の髪の美女。兵士長の娘で、ギュンターに惚れられた。 【エーレンフェスト】主人公が転生した中世ヨーロッパ風の街。この世界の中では大きい都市のように思われた。領主の名前が付いている。 【エラ】ベンノがイタリアンレストランのために雇った若い料理人。女性。 【オットー】南門にいる兵士の一人。元旅商人なので文字を書け計算もできるので事務仕事を担当している。物語開始当時新婚さん。妻はコリンナ。マインに字を教えてくれ、その代わり事務仕事を手伝わせた。商人として培った営業力とプレゼン力を嫁自慢に使う男。 【オットーの家】城壁に近い高級住宅街にあるコリンナの実家の三階にある。 【オトマール商会】商業ギルド長がトップをしている商会。街よりも前からここにあり、前領主のときは御用商人でもあった。基本的には貴族対象の食料品を扱う店だったようだ。フリーダが属し、なんとかマインを取り込もうとしている。 【カイ】孤児院の子どもの一人。 【隠し部屋】マインにとってはお小言部屋。他者に聞かれたくない密談があるときいつも連れていかれるのは一定の魔力量がないと入ることもできないから。神殿でも入れるのはフェルディナンド本人とマインだけと思われる。 【活字】ヨハンが作った。マインは「ひゃっほー」となりその素晴らしさをとうとうと語ったのち興奮のあまりバタンと倒れた。 【カトルカール】別名パウンドケーキ。マインがフリーダの家で作ったお菓子。小麦粉、卵、砂糖、バターが同量で作れるのでうろ覚えのマインでも作れそうだった。 【鐘】エーレンフェスとの街では時報代わりの鐘が鳴る。二の鐘で開門。四の鐘はだいたい正午くらいのようだ。三の鐘でマインとルッツが待ち合わせにしているようなのでそれが九時くらいなら開門は、不定時報だとしても朝の六時前後になるか? ベンノの店は二の鐘の少し前から三の鐘までの間が最も忙しいようだ。六の鐘が閉門の時間でありベンノの店も閉店する時間。おそらく日暮れで商売は終わるのだろうから全体にぼくらの世界より早く動いているとは思われる。一の鐘は四時頃だろうか? 七の鐘が就寝を促す鐘らしい。鐘ひとつ分は二時間から三時間くらいと思われるが今のところよくわからない。 【貨幣】小銅貨一枚が十リオン、穴が開いている中銅貨が百リオン、大銅貨が千リオン、小銀貨が一万リオン、さらに大銀貨、小金貨、大金貨と続く。 【髪飾り】マインの稼ぎのひとつ。トゥーリ用に作ったものが一部で評判に。 【カミル】マインの弟。神殿にいた期間中に生まれた。 【カルステッド】騎士団長。公の場ではフェルディナンドに対してかしこまっているが私生活では友人。領主とも血縁がある。 【カルラ】ルッツとラルフの母。 【簡易ちゃんリンシャン】衛生環境改善の意味もありマインが作った最初の発明品。メリルの実から採れる油を使った。 【簡単パルゥケーキ】マイン二つ目の発明品。鶏の餌にしかならないと思われていたパルゥの絞りかすを活用したホットケーキ。パルゥのおからを使ったレシピは他にもいくつか考案したもよう。パルゥバーグとか。 【記憶を見る魔術具】フェルディナンドがマインに対して使い、マインの過去を知られた。マインはそのことは気にしないがこの道具によって自分が一度読んだ本をもう一度読めることに気付き使いたくて仕方がない。 【騎士団】貴族の息子たちの中でも魔力の強い者が入るエリート集団。なのだが政変により貴族の数が減っているので本来なら騎士団に入れない程度の者も入っている現状。魔獣に乗って空を飛ぶ。 【貴族】貴族の血を引き、魔力を持ち、貴族院を卒業したもの。青色神官は貴族院を卒業していないので正確には貴族ではない。この世界の貴族はかなり横暴で一般人は歯牙にもかけられない。貴族だけが魔力を持つ。逆に言えば魔力があれば貴族になれる可能性もあるということか。 【汚い】現代日本から転生したマインにとって庶民の生活は全体的に不潔でことあるごとに「汚い」と感じる。ちょっと偏見も感じるがおそらくほとんどの現代日本人はそう感じるのだろう。特に身体の弱いマインにとって衛生は重要なので身近なところから改善していってる。 【ギュンター】マインの父。三十二歳。エーレンフェスト南門を守る兵士で班長。青色の髪。エーファに惚れて猪突猛進で結婚までこぎ着けた。 【教育】いわゆる教育を受ける機会がほとんどないこの世界の庶民の子。ルッツは「そういうの、教えてもらえることって滅多にないから、せっかく覚えたことは忘れたくなくて」と言った。 【ギル】マインの側仕えとなった灰色神官で十歳の少年。目付きが悪く反抗的でよく反省室に入れられている厄介さだったがマインに篭絡された。 【ギルド長】→グスタフ 【ギルベルタ商会】マインがメインで取引するようになった商人ベンノの店。彼の実家の一階が店、二階が家族の住居、三階より上が賃貸しの住居で、その三階といういい場所にベンノの妹であるコリアンナと夫のオットーが婿養子的に暮らしている。貴族などが取引相手のようで高級な感じ。基本的に服飾関係、ファッションブランドのようだ。 【綺麗好き】マインは周囲から病的な綺麗好きだと認識されている。まあ、やから昔は寿命も短かったし、子どもや出産時の死亡率が高かったんやけど。虚弱なマインにとっては自分の生命を守る必要性もあった。実際、オリジナル・マインはとっくに死んでるわけやし。 【グーテンベルク】思うのだけど、その世界に印刷という技術が必要になったとき、神さまがマインのような人材を転移させてブレークスルーを発生させるのかもしれない。一番最初のグーテンベルク以外は、称号としてのグーテンベルクなのだ。マインたちの世界では、ますヨハンがそう呼ばれ、、ルッツやベンノも組み込まれた。 【グスタフ】商人ギルドのギルド長。オトマール商会のトップ。ベンノと仲が悪いのはベンノの父が亡くなったとき母親を後添えにしギルベルト商会を取り込もうとし、断られ、今に至るまでネチネチと嫌がらせを続けているから。実は意外にベンノに目をかけている感じがある。 【薬】神官長フェルディナンド特製のお薬。効果はあるけど死にそうなくらい苦くてまずい。 【クリスティーネ】以前神殿にいた青色巫女見習い。芸術をことのほか愛し、詩と絵と音楽に耽る毎日。ヴィルマやロジーナを初めて側仕えの灰色巫女は下働きはせず全員貴族の令嬢のように優雅だった。名前だけ聞こえているが、いつか登場することはあるのか? 【契約魔法】貴族の横暴に対抗するために生まれた契約方法。かなり強制力が強く破る度合いによっては生命も失うほど。これはまったく関係ない第三者にも適応され、知らないうちにその契約に反することをしてしまうと知らないうちに何らかの罰則を受けるという恐ろしいもののようだ。なので、第三者が自分の頭で考えたアイディアがどこかの契約に抵触する場合にも適応される可能性がある。とりあえず効力の範囲は魔術結界の中、都市内だけのようだ。 【ゲルダ】子守りのおばさん。危なくないところで放置するというタイプ。 【コージモ】グスタフの右腕的存在。 【コリンナ】ベンノの妹で、オットーの妻。有名な針子で業界では幹部クラスの立場。両親の工房を継いで工房長となっている。びっくりするくらい可愛らしくて細くてはかなげなのに巨乳。一目惚れしたオットーは彼女と結婚するため大金を出し市民権を手に入れ自分の店を持つ夢を諦めた。オットーがこの話を始めると長くなるのでベンノは止めようとする。将来的にベンノは店はコリンナとオットーに任せ自分は独立するつもり。 【裁縫協会】工房長として認められるためには一年に五着以上の衣装の注文を受けることと、貴族の顧客を持つこと。コリンナはそれをクリアしている。 【ザシャ】ルッツの兄。長兄。風貌は父親に似ている。建築関係の職人。 【ザック】鍛冶のヴェルデ工房の若い職人。ヨハンをライバル視している。 【サバイバル】この世界はまだ文明社会だがマインにとっては毎日がサバイバル生活に近い。個人的には山登りが趣味やったんでキャンプ生活も長くマインよりはマシと思うがそれでもこの世界に放り込まれたら苦労しそうだ。 【ジーク】ルッツの家の二番目の兄。木工工房で働いている。 【シキコーザ】若い騎士団員。マインに反感を抱き、護衛対象であるにもかかわらずマインを害し、トロンベを活性化させた罪で「処刑」されたということなので死刑になったようだ。軍隊にとって命令違反は許されないので相当重い罰を受けるだろうなとは思っていたが、まさかそこまでとは。 【シキコーザの母】マインを恨んでいる可能性が非常に高い。 【司書】図書館で本の管理やレファレンス業務を行う専門職。個人的に司書資格は持っているだけに今の日本で実際に司書になるのがどれくらい大変かは、ぼく自身は司書になる気はなく書店でバイトしてたし本好きの教養のひとつとして取った資格ではあるけれどなんとなく知ってる。麗乃さんは優秀なんやなあと思う。 【市民権】街にすむことができる権利。旅商人になると手放すことになるらしい。 【しめじのような茸】一回火を通さないと踊るらしい。 【修ちゃん】麗乃の幼馴染み。麗乃の世話役。異世界でのルッツみたいなもんか。そのままだったらいつか麗乃と結婚したのかもね。「誰かが面倒みなくっちゃなあ」とかボヤキながら。母親が学会に出るというような記述があるので学者の息子か。麗乃を「妖怪本スキー」と呼ぶ。彼も転生してきていたらいいのだけど。 【出産】今でも出産時の乳児死亡率は意外なほど大きい数字だがマインのいる文明レベルだと出産は相当危険だと思われる。マインの家では、最初の子は流産、次は男の子で一年たたずに死亡。次がトゥーリ、その次がマイン(オリジナル・マインは実は死んでいる)、次の子は冬を越えられず、その次は流産。そして物語中で出産された…七人きょうだいで 【シュミル】魔獣。おおむねウサギ。子どもでも捕獲でき肉も旨く他にも捨てるところがないくらい利用価値が大きい。ただし前足の爪に毒を持っているので注意は必要。 【商業ギルド】商売に関わる者は必ずギルドに登録していないと厳罰を受ける。権力があり、がめつい。 【ジルヴェスター】若い青色神官。神官長がこいつは性格が悪いと言った御仁。性根が腐っているわけではないとも? メンタリティは小学生男子。ただこいつのいじめを止めようとはしないので上級貴族の一員か? あるいは扱いからして王族(というか領主の一員)の可能性も? マインとはお互いに「好き放題やな、こいつ」と思いあう関係。 【白ラディッシュっぽい野菜】包丁の側面で叩き潰すと「ギャッ」と叫び赤ラディッシュになった。 【神官】神殿の要員。青色の僧衣を着た貴族出身の青色神官、青色巫女と、多くは孤児出身の灰色神官、巫女がいる。マインは特殊な条件で青色巫女になった。政変により貴族の数が足りなくなり、神殿に追いやられた貴族の姉弟たちが呼び戻され、今の神殿は要員不足に悩んでいる。特に深刻なのが魔術具に魔力を籠められる者が減っていること。 【神官長】→フェルディナンド 【神殿長】自尊心だけは高い小者。貴族の嫡子だが出自のわりに魔力量が少なく劣等感を抱いている。マインに脅されて失神した。今後もいろいろ不愉快なことをやってくれるだろう? 【煤鉛筆】木簡に字を書くために作った。竈や煙突の煤を集め粘土で固めた。 【政変】どうやら貴族どうしの争いがあったようで貴族の人口が著しく減っているようだ。ゆえに一度は神殿に追いやられていた貴族の子弟たちが呼び戻されているようで青色神官の人数が減っている。そして側仕えだった灰色神官が孤児院戻ってきて一人あたりの食糧が減りいつも飢えている状態。 【洗礼式】七歳になると洗礼式があり以降は半ば大人扱いになる。 【ダームエル】若い騎士団員。マインにも偏見なく接してくれた。 【タウの実】森にときおり落ちている赤い実。中は水だけだが持って帰ると干からびているのだがそのまま放置しておくと水分が増え大きくなる。街の人々は夏の星祭りの夜それをぶつけ合って楽しむ。実はトロンベの種。魔力を吸い取る性質があるのでこれを使えば身食いで死ぬ子どもが減るのではないかとマインは考えた。ただし、それを明らかにすると社会が崩壊する可能性がある。 【ダプラ契約】商人や職人の見習いの雇用契約。将来的に店や業務を任せるための徒弟契約。八年間。マルクはいつか実家の商店に戻るダルアとして数回の契約更新をした後、実家との折り合いが悪くなりダプラとして契約した。 【ダミアン】グスタフの孫でフリーダの兄。 【ダルア契約】商人や職人の見習いの雇用契約。店長との雇用契約で、ギルベルタ商会では他の商人の子弟をダルアとして預かることが多い。おおむね三年から四年の契約となる。 【ディード】ルッツの父。建築関係の職人。頑固っぽい。 【デリア】マインの側仕えとなった八歳の少女。神殿長のスパイだったがマインに敵対する態度を丸出しにしたため望まれた情報が手に入らなかった神殿長に切り捨てられマインに泣きついた。ツンデレではあるが取り込んでみれば貴族の習慣等に詳しいその知識はマインが「化ける」ためには有用だった。マインの部屋をきれいに保つことが主な仕事。 【トゥーリ】マインの姉。一歳違いだがすくすく育っている。緑の髪の美少女。現代の日本人の目から見たら薄汚かったのがマインのお陰できれいになった。 【トッド】ベンノがイタリアンレストランのために雇った若い料理人。男性。 【トロンベ】ものすごく成長が速い木。見ている間ににょきにょき伸びていく。マインは「不思議なにょきにょっ木」くらいに思ってるが皆にとってはそんなに気楽なものではないようだ。伸び始めに刈り取らないと辺りの栄養が吸いとられてしまう危険性の高いものなので住民たちは発見したら何を置いても刈り取ることを最優先する。育ちきったらあたりを荒廃した土地にしてしまいさらに拡大しようとし、騎士団でないと対応できない。ただ、紙の材料として最適だったのでマインはけっこう危なっかしいことをしたりもする。本当に大きくなってしまうと一般人の手には負えず騎士団に依頼する必要がある。マインは後にその現場に参加することになる。ちなみにトロンベで作られた紙は燃えにくく、手に入りにくいこともあって高価なものになる。 【ニコラ】灰色巫女見習い。オレンジ色っぽい髪を三つ編みにし美味しいものが好き。いつもニコニコしている。 【粘土板】マインがパピルスの次に作ろうとした紙の代替物だが焼いて保存しようとしたら爆発。 【パピルス】マインが最初に紙の代わりとして作ろうとして失敗。 【パルゥ】甘い汁が採れる実。冬の晴れた日の朝、雪の中でしか採れない。実のなっている枝を暖めなければならないが魔力があるのか炎は消えてしまうので手で暖める。昼を過ぎるとぎゅーんと大きくなってぴゅーんと実が飛んでいき木は消えてしまうので午前中が勝負。絞りカスを使ったパルゥケーキはマインオリジナルレシピだが、パルゥの絞りカスは家畜の飼料でもあるので広まって飼料がなくなるのは避けたいから内輪だけの楽しみ。 【東門】街道に面していて旅人が多く活気がある分、治安が悪い。 【フーゴ】ベンノがイタリアンレストランのために雇った若い料理人。男性。 【フェイ】トゥーリと同じ年の少年。ピンク頭で悪ガキふう。 【フェシュピール】楽器。リュートと琴を合わせたような感じで、バンドゥーラによく似ている。貴族の嗜み。 【フェルディナンド】神官長。重要キャラの一人。マインにとっては神殿におけるベンノのような位置付けとなる。まあ、要するに保護者ですな。ルッツにつぐマインの秘密を知る二人目となる。落ち着いていておっさんぽいが実は二十歳。神殿では神殿長に次ぐ位。魔力量はけた外れに多く、彼の「隠し部屋」に入れるのは神殿でも他にはマインしかいない。貴族でもあり、愛妾の子どもだった。年齢的に案外マインの婿候補No.1かもしれない? 【フラン】十七歳の灰色神官。落ち着いているので二十代に見える。フェルディナンドの信頼も厚い側仕えだったがマインの側仕えとなった。当初は不満だったようだがいつも落ち着いておりいろいろめんどうみてくれ、側仕えたちの中心となる。紅茶を淹れるのがとても上手。 【フリーダ】商業ギルドのギルド長の孫娘。洗礼式のための髪飾りを欲しがっていた。桜色のツインテール幼女。会話のどこにワナが仕掛けられているかわからず油断できないが、親しい友人ともなる。一番好きなのはお金を数えることと貯めること。マインと同じく身食いを抱えているが金の力で貴族から魔術具を購入し生命を繋いでいる。将来はとある貴族の愛妾になることが決まっているがその代わり貴族街に店を持つことができるので売り上げの三割を貴族に差し出さねばならないもののむしろ楽しみにしている。ギルド長の家は将来貴族の中で暮らしていくフリーダために貴族の習慣や道具を取り入れている。マインとは異なり身食いがなければ健康体。 【ベンノ】商人。特に重要なキャラの一人。オットーに紹介された。ベンチャー企業のトップのようなギラギラしたところがある。商人として遣り手で厳しくもあるがだんだんマインの保護者のような立場になっていってしまう。虚弱な姪を心配する叔父ってところか。結婚したかった女性がなくなっていて、彼女以上の女性は見つけられないだろうからおそらく結婚しないだろうと自分で考えている。近い将来商会は妹に任せ、自分は独立するつもりのようだ。 【ヘンリック】下級貴族。フリーダの契約相手。グスタフが人柄だけで選んだらしい。ということは人柄はいいということなのだろう。 【星祭り】夏の祭り。水風船のようなタウの実をぶつけ合う祭り。結婚した新郎新婦にぶつけるらしい。貴族の間では星結びの儀式というものがあるらしいが、水風船のぶつけ合いはなさそうだ。 【マイン】主人公。本須麗乃の転生した姿。スタート時五歳だが身体が弱く三歳くらいに見える。何かしたら基本倒れるので何もさせてもらえない。あくまでも頭脳労働者。紺色(夜色)の髪。ふだんは金色の瞳だが怒ると複雑な虹色になる。たぶん油膜ができるのだろう? あるいは魔力膜? 本を読んでいれば他に何もいらないというタイプなのにこちらの世界には(容易に入手できるような)本がなくそれならば自分で作ってしまおうという考えに至った。オリジナルのマインは麗乃より音感がよくほぼ絶対音感に近いのではないかと思われる。エラ視点では超絶美少女のようだ。 【マイン工房】マインが小遣い稼ぎのために立ち上げた。本作りと、そのための資金作りが目的だが孤児院の外貨獲得のためともなった。 【マインの家族】父親の兵士長ギュンター。裁縫の腕がいい美人の母エーファ、将来美人になるであろうお針子見習いの姉トゥーリ、そしてマインの四人家族。後に一人追加。 【マインの結婚】巫女見習いのとき神官長によるとマインの魔力量だと遅かれ早かれ貴族に取り込まれ、中級以上の貴族と結婚するしかなくなるとのこと。まあ、なんとか生き延びることができればの話なのでこの時点でのマインは特に気にしていなかったが。 【マインの体調】マインは身体が弱い。最初は家を出るだけで青息吐息という虚弱体質。オリジナルのマインはすでに熱で死んでその身体に本須麗乃の精神と記憶(魂というか)が入った形。オリジナルのマインから病弱なところは受け継ぎちょっと無理をしたらすぐ熱を出して倒れる。どうやら「身食い」と呼ばれる病気らしい。マイン=本須麗乃はとてもわがままで自分の目的のためならそう簡単には誰の言うことも聞かないので突っ走っては倒れる。後に、マインの体調を最もよく把握しているルッツがベンノたちから「マイン係」? に任命された。彼女の身体が人並みだったら無制限に世界を変えるようなとんでもない騒動を引き起こすことになっていたかもしれないし、誰かの不興を買って殺されたりしていたかもしれないし、魔女として処刑されたかもしれないし、その後の成り上がりもなかったかもしれない。 【マインの知人】まず、何かと世話を焼いてくれる幼馴染みで商人になりたいと思ってる少年ルッツ。門番で会計がらみの仕事を一手に引き受けている元旅商人のオットー。新進気鋭の商人ベンノ。その部下でよく気がつくマルク。マインをスカウトしようとしている商業ギルドのギルド長グスタフ。その孫娘でお金を数えるのが何より好きな桃色ツインテール美幼女フリーダ。など。 【マインの知人・神殿編】神官長フェルディナンド。側仕えとして頼りになるフラン、腕白なギル、神殿長のスパイで貴族の愛人になりたいデリア、絵や文字の上手なヴィルマ、楽器の演奏が好きでマインよりよっぽど貴族のお嬢様に見えるロジーナ。 【魔獣】体内に魔石を持ちそれに刃物が触れた瞬間溶けてしまう。騎士団が使う魔獣は手甲の魔石から変じる。どんな形になるかは術者の好みによる。魔力の供給が切れない限り動き続ける。ユニコーンが今のトレンド。フェルディナンドの魔獣は羽のあるライオン。 【魔術結界】街を取り囲んでいるらしい。契約魔術が届く範囲はこの結界内。 【マルク】ベンノの経営するギルベルタ商会の従業員。ベンノの右腕的存在。従業員の教育係でもあるようだ。マインとルッツに発注書(契約書)の書き方を教えてくれる。後々マインとルッツの面倒を親身に見てくれる。マインいわく「素敵紳士」なので作業服が似合わないから力仕事はさせたくない。ベンノならOK。実家も店をやっていたのでいつか戻る予定だったが長兄との折り合いが悪くなりベンノとともにギルベルタ商会を大きくした。その途中で実家を踏み台にしたらしい。 【身食い】マインを侵す熱。魔力過剰症。魔力に食われて遠くない将来、死ぬことになる。対応手段はあるにはあるがそのための壁が厚い。フリーダもそうだった。後にマインはこれを回避する手段を見つけ出すが世界のありようを変えてしまうほどの情報なので外には出せない。 【メリル】食べられる木の実。油が採れる。これを使ってマインは「簡易ちゃんリンシャン」を作った。 【木簡】マインが挑戦したパピルス、粘土板に次ぐ第三の紙代替物。黄河文明。が、あえなく薪として燃やされた。 【本須麗乃/もとす・うらの】→麗乃 【モニカ】灰色巫女見習い。深緑色の髪を後ろでひとつにまとめている寡黙で真面目な性格。 【ユッテ】フリーダんちの下働きの女性。 【曜日】曜日のようなものもある。水の日、芽の日、火の日、葉の日、風の日、実の日、土の日があり順に繰り返される。土の日は安息日。 【羊皮紙】マインが最初に見かけた紙のような物体。一枚でギュンターの月給くらい。 【ヨハン】鍛冶工房の若い職人。腕はいい。仕事にこだわる完璧主義者だが遅い。マインから「グーテンベルク」の称号をもらう。 【ラウラ】トゥーリの工房仲間。 【ラルフ】ルッツの兄。トゥーリと同じ年の男の子。赤毛。子どもたちのまとめ役。たぶんそのままいけば将来的にはトゥーリの夫になれるかもしれない果報者。 【リーゼ】ベンノの恋人だった人物でもう亡くなっている。その死後ベンノはもう結婚に対しての興味を失っている。商人としてもベンノと対等なパートナーになれるレベルだったようだ。商売に関する口喧嘩でベンノはリーゼに勝てたことがないらしい。ベンノにとってマインは娘のようなものでもあり、リーゼの生まれ変わりのような感もあるのかもしれない。三十歳くらいの歳の差があるので結婚はできなさそうだが。 【リタ】トゥーリの工房仲間。 【料理】マインはけっこう料理が上手い。麗乃だった頃は本しかよんでなかったのかと思ったら意外。本の知識だけでなんとかなるものではなかろうに。 【ルッツ】マインと同じ年の少年。重要キャラの筆頭。マインの相棒となる。ラルフの弟。金髪で翡翠のような緑色の目。なんというかある意味色仕掛けでマインに利用されることになりマインの世話役として長く苦労を共にした。旅商人になるのが夢だが壁は大きい。マインの秘密を知った最初の人物。《だから、オレのマインはお前でいいよ》第三巻p.182。順調ならマインと結婚する相手候補No.1だが、貴族としか結婚できそうにないマインの立場からすると難しい。 【ロジーナ】灰色神官の一人。楽器の演奏が得意。綺麗な顔立ち。マインの側仕えとなりフェシュピールを教える役目を仰せつかるが他のことをまったくしようとしないので他の側仕えと軋轢が発生。マインにとってはお嬢様的振る舞いのためのお手本。

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    投稿日: 2021.08.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    この巻で、この物語の世界観に完全にどっぷりはまってしまったと自覚した。 面白い!神官長のぎゅーもたまらないけれど、マインの周りの顔ぶれの変化にわくわくする。 トロンベ討伐の際の失態でマインの護衛騎士になったダームエルに、中身小学生男子な謎の青色神官、ジルヴェスターの登場。 そして新しい家族の誕生。 神殿の巫女見習い編も終わりが近いからか、物語の展開が早い。 怒濤の展開で、楽しすぎて読むのを止められない。

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    投稿日: 2021.07.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    前回、魔力の強さを明らかにしたためにいろいろ面倒なことが起こった回だった。厄介事に巻き込まれるだろうとは思っていたけど予想以上にひどいことばかりで驚いた。 そして、活版印刷の誕生。本当に歴史が変わった出来事でいやにさらっと書いてるなと思ったらエピローグに詳細があっておもしろかった。 弟くんの誕生、未来の養父やいじわる小学生男子のような神官との出会い。ますます次が楽しみ。

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    投稿日: 2021.06.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    神官長マジ万能。マインの魔力の方向が守護へ向かっていくような環境になればいいと思った。ギルは可愛いのにジルは可愛く思えないのは身体の年齢に中身の年齢が伴ってないからだろうか。

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    投稿日: 2021.05.31
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    グーテンベルクの称号(笑) ホントに本のことばっかりで笑える。 金属活字のモノがあまりよくわかってないですが、 マインはそれについても色々と思い出したりして作ろうとする… 熱意がすごいです。 あとは家族での時間を大切にしたいという思いが どんどん強くなってて、それと同時に離れなければならない状況も迫ってきている… 今後も目が離せません。 養女になっても会えばいいのでは?とか思ってしまいますが、 階級が変わることもあるし、 色々と思う通りにはいかないのでしょうね… アニメも続きを早くやってほしいです。 追い越してしまったので(笑)

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    投稿日: 2020.09.26
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    マインの神殿での仕事の一つとしてついにエーレンフェストから出ました。金属活字もできあがり印刷が広がりそうな予感がします。また、ジルヴェスターという新たな青色神官もでてきて今後の動向が気になるところです。

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    投稿日: 2020.05.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ついに貴族社会から狙われるようになったマイン。自分が望むこともないまま環境が変わっていくことに…。 今回は家族と離れたくないという子供の心情、麗乃の記憶を前回みたこともあって人間らしい感情が描かれててホッとする。本のためにっていう一種のサイコパスっぷりは薄めに調整されてます。 その方が純粋に可愛くていいと思います。

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    投稿日: 2019.12.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    図書館より。 続きが読みたくて、走って借りに行きました(笑)。新キャラも続々登場し、敵なのか味方なのか?ハラハラしていたけど、やっぱり神官長はイイ人みたいで、ほっとしてます。 グーテンベルク集団も誕生し、本当に続きが気になる。

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    投稿日: 2019.05.29
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    2019年40冊目。マインさん、とうとう〇〇〇を発明し、転生した歴史を変えてしまうようなものを作り出してしまう。話の方は、どんどん色々なものを作り出してしまうお蔭で、マイン自身の身が貴族社会に属さなければ危うくなってくるなどどんどん話は暗くなっていく感じ。膨らみだした「不安」という風船はどこで弾けて、マイン自身にどう降りかかってくるのか?。続きも読んでいきたいと思う。

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    投稿日: 2019.05.19
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    グーテンベルクがフィーチャーされる小説をそもそも見かけないけど、異世界ものでこんなに大々的にか! ついに金属活字が生まれ、我々の世界同様、歴史が変わる前夜まできた。‬魔力も存在する世界でこの歴史的一大事をどう料理するかは今後の楽しみ。 その魔力とそれに基づく階級社会の模様が強く描写され、前巻よりもきな臭い空気感が強まってきている。主人公の周りには、強烈な新キャラや微笑ましい新しい命が現れ、人間模様がより濃く深くなってきた。‬

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    投稿日: 2019.02.04
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    魔法少女として開花したマインが、ついに襲撃を受けてしまいましたか。10歳で貴族の養子になることも避けることができず、暗澹としてきましたね。 そんな中で嬉しい出来事といえば、金属活字の完成とカミルの誕生です。 金属活字は意図が伝わらず、求める水準の物が出来上がるのに時間がかかると思ったら一発でしたね。 新たに出てきた自由人ジルヴェスター様は、テンプレ通りどこぞの高貴な身分のお方でしょうが、正体が明らかになる瞬間が楽しみでなりませんね。

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    投稿日: 2018.12.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    トロンベ討伐の際に護衛を命じられた騎士からマインが傷つけられ件で、領主が命令を守らなかったと怒り、騎士が処罰された。また、その時の癒しの儀式でマインが見せた魔力の量で騎士たちが驚き、貴族たちの間で青色の巫女見習いのことが注目を集めてしまった。それでマインに今以上の危険が迫ると神官長は対策を練るが…。

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    投稿日: 2018.10.11
  • 不穏さの中に面白さあふれる一冊

    本好きの下剋上第2部3巻です。 この巻はこれまで以上に不穏な空気漂う一冊で、読んでいて次に何がおこるのかと非常にドキドキさせられる一冊でした。 しかし、そんな中でも完成したというだけでマインが喜びで気絶するようなものができたり、変な青色神官がでてきたりと笑える部分も多く、緊張感と楽しく読めるバランスがほどよく整った一冊だったと思います。 この巻でばらまかれた不穏な感じなどが次の2部最終巻でどのようにつながってくるのかが期待をもてる一冊です。是非読んでみて下さい

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    投稿日: 2017.09.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    夢の世界の後から、カミル誕生まで web版の第134話〜第153話の範囲。 書き下ろしが、4つ。 ・プロローグ カルステッド視点 ・グーテンベルクの称号 ヨハン視点での第143話「閑話 心臓に悪い評価会」に加筆修正したお話し。 ・神殿の昼食時間 ダームエル視点。神殿でのフェルディナンドとの会話 ・エピローグ デリア視点での側仕えでの仕事での考え方とか、神殿長側仕えとのやりとりとか

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    投稿日: 2017.03.06
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    ネットで読んではいるけれど、本もまたいい。イラストを見るのも楽しいしね。 おおう!最初のカラーイラストの3人どどーんといるのは、神官長・カルステッドにジル様?ジル様こんな髪型なの・・・?若い・・・いや、若いんだけど・・・ 2ー3ではプロローグ、印刷教会から、マインがお姉さんになる新しい家族、エピローグ。 サイドストーリーは神殿の昼食時間で神官長とダームエルの食事の時間を、グーテンベルクの称号でヨハンの話。

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    投稿日: 2016.08.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ネットで何度も読み返してますが紙媒体での読み返ししても色あせぬ面白さ、素晴らしい作品です。 書き下ろしはプロローグとエピローグ、番外編の「神殿の昼食時間」ダームエル視点です。 マインの本作りは印刷機に向けて始動。孤児院の工房にビックリして頭を抱える神官長とジルヴェスターが楽しい。 巫女としては領内を神事で回るので一気に行動範囲が広がり、襲撃事件やマインの活躍もあってワクワク展開がいい。

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    投稿日: 2016.06.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    マインが貴族に目をつけられけっこうまずい状況になりつつある。 本関係ではついに金属活字が可能に。「グーテンベルク!」と叫びまくるマインがちょっと面白い。文明の夜明けですな…

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    投稿日: 2016.05.30
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    【図書館本】この巻ではジル様が最大の謎となってしまった。何者だ、奴は。キャラ的にも好みだしベンノさんの反応からかなりの人物みたいだし。本当に神官なの? って辺りから胡散臭い……。実は領主(もしくはそれに類する人)でした、とかでも驚かない。とにかく今後の活躍に期待。ルッツやギルたちの成長が著しく微笑ましい反面、デリアだけが異物のようで不穏。既刊に追いついてしまったので、ここからはwebで読もうか思案中。

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    投稿日: 2016.05.08
  • 冬籠り(神殿暮らし)(^^)d

    ヒロインの利用価値が鰻登りに高まって、身の危険を意識しなければならないことに。 今回は貴族社会の怖さが印象付けられる展開ですね。 作品世界の貴族の風俗や社会の身分格差などについて、とても細かく且つさりげなく描写し、作品世界にリアルな雰囲気を感じさせるとても素晴らしい作品ですね。

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    投稿日: 2016.04.23