
総合評価
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powered by ブクログ面白い。面白いのだが… 登場人物が多く、かつ各武将の細かいエピソードがてんこ盛りで、移動時間などで細切れに読むと迷子になってしまう。 様々な面白い逸話が語られているのにストーリー上では端役という人物も多いので、誰に感情移入して読めばいいか分からず、世界観に入り込みにくい。没入できず、読むのにとても時間がかかってしまった。 この巻は石田三成・島左近の西軍と、徳川家康・本多正信の東軍の策謀が見所で、関ヶ原の戦いに向けた味方獲得合戦。三成の人付き合いの不味さと、家康の人心掌握の巧みさが対比されている。
0投稿日: 2025.10.28
powered by ブクログ狐の三成と狸の家康がバチバチに情報戦をしているが家康が一枚も二枚も上手。 家康の謀にまんまと三成が乗せられ、戦さに持ち込まれてしまうのはわかっているストーリーだけどヒリヒリする。 この中巻ではいよいよこれから関ヶ原の戦いがはじまるぞという場面で下巻に続くのである。
0投稿日: 2025.10.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
秀吉の死後、騒然となった天下。秀吉の遺命を堅守しようとした石田三成。周到な謀略により豊家を乗っ取りにかかった家康は、反三成の武将を籠絡していく。前田家に謀略をかわされた家康は、上杉景勝討伐へ。三成の挙兵後、小山の軍議において、諸将は徳川家の私兵へ転換させてしまう。 石田三成が不器用すぎて読んでいて少しイライラ…。左近ももう少しちゃんと諌めないと…。しかし家康や加藤清正、福島正則たちに対する評価が酷い…。しかし読んでいると夢中になってしまう。
0投稿日: 2025.10.18
powered by ブクログ石田三成メインで進むかと思っていたがキチンと徳川家康も主役として描かれている。石田三成側だおどうしても島左近が中心というか双肩を担う印象が強いが徳川家康の場合、本田正信の様な知力と政治力に特化した謀臣がいても(本書における役回りは大きいけど)あくまでも手駒の一種の様に見据えている面が見受けられる。石田三成の方が人間性として義の人であり当時としては珍しく友情にあつく女性(多分本書創作上の人)にも純な気持ちで応えるという点で家康より清潔なのだが、気がつけば家康の方が武将の気持ちを分かっている事になっている。秀吉が晩年耄碌したからか不明だが信長死後に瞬く間に版図を摂取しているし小牧長久手の戦からみても油断のならない人物なのに処理しなかった事が関ヶ原の遠因と見てよかろう。
10投稿日: 2025.08.04
powered by ブクログ豊臣秀吉の没後~関ヶ原の決着までの時代の移り変わりを、石田三成と島左近、徳川家康と本田正信という東西の主役の視点から描く。上中下巻の大作で、主人公だけでなく彼らと接する諸将に順にスポットライトを当てて人物を丁寧に照らし出している。 中巻では関ヶ原の合戦の準備が進んでいくが、世渡り上手で人心掌握術に長けた家康と切れ者だが人づきあいが下手で嫌われ者の光成の対比がなんとも切ない。
1投稿日: 2025.06.03
powered by ブクログ戦国時代の現場中継を見ているようです。徳川家康VS石田三成それぞれの人間関係、策略が俯瞰できるところが面白い。両者の様子を見比べて、自分だったらどちらにつくかを考えると、まさに究極の選択で、どちらとも言い難し。ただ応援するとしたら、三成の気分になっています。この小説の中での家康はどうもすきになれない。(百姓の立場だったら、新しい世の中になってほしいから、家康かなあ。)家康はワンマンに見えて、重要なところでは必ず会議にかけて全体にはかっている。家康の方がやはり、一枚うわてなんだよなあ。三成、惜しいなあ。 三成にどうか頑張ってもらいたいと思ってしまう、この不思議。関ヶ原の戦いの結果は、歴史事項として既に分かりきっているのに、文章にのめり込んでしまうというか引きずりこまれる。このようになるのは、司馬遼太郎さんの、登場人物に対する様々な思いが入っているからなんだろうなあ。著者の魂が乗り移っているようです。 三成、大谷吉継、安国寺、三人の話し合いの場面、細川ガラシャの最期、特に印象的でした。 関ヶ原の戦いの結末を筆者は、どのような言葉で締めくくるのか、石田三成の応援団の一人として気になるところです。
21投稿日: 2025.05.15
powered by ブクログいよいよ決戦に向けて各人の思惑や思考が表出され出してきて面白くなってきた。戦いの前の作戦や分析が垣間見られ出してきて歴史から勝敗の結果だけはわかっていても、そこに至るまでのプロセスや登場人物たちの心情の機微を楽しみたい。
1投稿日: 2024.04.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
p141.風雲 家康は、風のなかで立っている。 どっしり構えていた家康が、初めて心を乱された。 さすが直江兼続。パチンコで主役を務めるだけある。 その他 小山評定での発言ひとつで徳川政権後の石高が変わる面白さ。 家を残すための必死さ、謀略など。面白い。
1投稿日: 2024.02.23
powered by ブクログ三成が奉行の座を追われ、家康が上杉討伐に動き出す。三成の挙兵を待っていたかのように小山評定に。 三成と家康の派閥工作が丹念に描かれているけど、いくら何でも、これらがすべて家康と正信の脚本通りとするの思いっきりがよすぎるよなぁ。ま、そのおかげで講談みたいに面白いんだけどさ。
1投稿日: 2024.01.25
powered by ブクログ上巻は9日かかって読んだけれど、中巻は2日と少しで読み終えた。派手な合戦に至る前のその裏で各々の諸将たちの腹の探り合い。仁と義と利とが脳裏に渦巻く中で、友情をもって不利な戦に赴こうとする将もいる。この時代、命というものはかくも重みがなかったのかと、かくもいさぎよく死を受け入れることができたものかと粛とした心境になる。 それにしても石田三成の嫌われようは悲惨で残念でもある。何せわたくし、卵焼きは好きだけれど巨人も徳川も大嫌いで西軍ひいきの身であるからして。 生き上手、出世上手になるにはただ、正義正直誠意だけではダメなのだ。タヌキ、狐になり腹黒くならなくてはならないのは今の世の中でも同じなのだろうか。
0投稿日: 2023.09.23
powered by ブクログ「男の最大の娯楽といっていい、自分が興るかほろびるかという大ばくちをやることは」 ……引用は、石田三成の家臣、島左近の台詞から。三成は正論を振りかざすが故に諸将に嫌われ、「あらゆる細工をほどこし、最後に賽をなげるときにはわが思う目がかならず出る」ように、利をもって諸将を手懐ける家康の立場を更に有利にしてしまった。しかし、“利”ではなく“義”で行動する者(島左近然り、上杉景勝、直江兼続然り)もいて、彼らは現世で栄えはしなかったものの、その生き方は後世に憧れの対象となる……果たして、どちらが男の幸せなのだろうか。
1投稿日: 2023.09.10
powered by ブクログ・まだ戦いは始まらんぞ。 ・上巻が石田三成メインだったが、中巻は徳川家康メインという印象。 ・徳川家康の大きな構想を思い描く力がよくわかる。普通の武将ではこの時代そりゃ太刀打ちできんよなってなる。 ・関ヶ原の戦いの結果を知っていてもワクワクする。 ・下巻が楽しみ。
1投稿日: 2023.08.23
powered by ブクログ大河ドラマに触発されて再読。 時代背景や人間模様がとても丁寧に書かれていてとても楽しいです。 人を動かすには、ついていきたいと思わせる力と、欲しい物を与える力が必要なんですね。
1投稿日: 2023.07.06
powered by ブクログ関ヶ原の戦いがいよいよ始まるまで描かれた。本田正信の謀略のおかげで徳川側に豊臣側大名達が味方していくのは政治の大事さを感じた。三成もそんな政治ができたらまた歴史は変わったのかもしれないが作中に何回か出てきたように民衆は富を散財する豊臣政権に疲弊して吝嗇の徳川を好んでいたそうだから、民意は三成につかなかったのは意外。如水や真田昌幸がこの騒乱に乗じて天下を狙ってるのも野心の高さが表れていで面白かった。堀忠氏が小山での軍議で土地城を全て献上する策を山内一豊が盗む流れも策を巡らす戦国時代っぽい
3投稿日: 2023.07.03
powered by ブクログ上巻は石田三成が中心だったが、この中巻ではむしろ徳川家康が中心となってくる。「覇王の家」でも描かれていたような泥臭い家康が、いかにして石田三成との決戦に向けて段取りや裏工作を進めてゆくのかが描かれる。当然関ケ原の結末は知っているのだが、それでも一体今後どうなっていくのだろうということが気にあるような、続きも気になる歴史小説。
1投稿日: 2023.01.09
powered by ブクログ西軍の三成と東軍の家康。どちらにつくのかという各人の思惑が交差する。 ただ考えているのは、自身の利と家名のことばかり。それは現代の政治家にも通じるところがあり、とても滑稽に感じる。 そんな中、いよいよ三成が挙兵。 決戦の下巻へ。
0投稿日: 2021.09.01
powered by ブクログ上巻に続き中巻。 関ヶ原の合戦に向け、西軍と東軍の準備が進んでゆく。義を重んじる者、大きな力になびく者。三成と家康が代表する歴史的な戦いが始まろうとしている。 多少は脚色されたものであるが、歴史小説から知る各大名の人物像には人間味が溢れ、自分ならばどういった立ち回りをするだろうか、とついつい考えさせられる。 引き続き、言葉、言い回しが難しく読むのに時間がかかる。読解力の足りていない自分を残念に思う。(涙) 読了。下巻へ。
21投稿日: 2021.08.17
powered by ブクログ家康の作戦の緻密さ・徹底した根回し。これが江戸幕府特有の密偵文化の礎なのだろう。ひいては、日本人の気質にも脈々と受け継がれているきがした。
0投稿日: 2021.07.25
powered by ブクログ中巻は家康が上杉征伐に向かおうとする少し手前からのスタート。上杉景勝と直江兼続の主従関係の素晴らしさがいいと思います。中でも家康を激怒させた兼続の挑戦状はお見事!さすがに関ヶ原にクローズアップされているだけに、普通の歴史ものなどでは、一瞬で経過するところが詳しく描かれていて、また普段は脇役的な武将もしっかりと描かれているのがいいと思いました。次巻はいよいよ関ヶ原の戦いです。
0投稿日: 2021.07.18
powered by ブクログ・人は自分の利益で動く、正論や理屈、義だけでは動かない ・とは言えそこは日本人、利益以外の大義名分(建前)は必要 ・そういった人間の本質を知り抜き、かつ目的達成のためには秀吉の遺言も無視するなど手段を選ばない家康の狡猾さ、智略は、全面的に肯定できないが、見習うべきところは多い →なぜ人間の本質を見通せるようになったのか、関ヶ原読了後、覇王の家を読んで探ってみたい
0投稿日: 2021.07.02
powered by ブクログ労働節の旅行のお供で読了。 中巻も引き続き、関ケ原合戦前。義の為に立とうとする三成と三成を討つ為の口実で立たせたい家康とのせめぎあい。狐と狸の化かし合い。 馬鹿正直な三成の言動。違うんだよって突っ込みたくなるようなシーンの連続。色んなかけ違い。負けるべくして負けちゃっているんだよな。 登場してくる色んな武将が、大河ドラマで出てきた俳優さんのキャラのイメージになってしまうのは仕方がない。
0投稿日: 2021.05.07
powered by ブクログ太閤秀吉から最信任を受けた能吏・石田三成(治部少輔)を逆恨みする加藤清正、福島正則ら豊臣恩顧の武将たちが、家康(内府)が画策する反三成派の一陣に組することになるのは、三成の人徳の無さに付入った家康の狡猾さ、周到で巧妙な謀略の技であったと頷けます。家康の会津・上杉景勝討伐は、三成に挙兵させて合戦で決着をつけるための陽動作戦であり、その途上の野洲小山での評定(軍議)において、徳川加担の諸将を一挙に手中にした家康の老獪さこそ、合戦の場を待たずして三成の敗因であったと窺い知ることができます。
1投稿日: 2021.02.26
powered by ブクログ天下分け目の大合戦に向けて着々と工作が図られていく過程は読み応え抜群。三成も周到な準備をしているけどこの時点で既に家康側に圧倒的利があるとは何とも皮肉。かの有名な小山評定の全貌を解明することができて満足した。今作で一番印象的に残ったのはやっぱり細川ガラシャのエピソードかな。あんな悲惨な経緯があったなんて思いもしなかった。絶世の美女と謳われる女人は不幸な目に遭うのが世の性みたいなところがあるが、それが露骨に表れていた気がする。余りにも切ない彼女の生涯。ご冥福をお祈りします。夫の細川忠興、許すまじ。
0投稿日: 2021.01.12
powered by ブクログ面白くなってきました。細川ガラシャさんのエピソードはつい最近に歴史ヒストリアでも観たなあ。山内一豊の二度のラッキーなエピソードも面白い。小山の軍議に大小名が一人、また一人と…そして彼らのプロフィールが紹介される。
0投稿日: 2020.12.24
powered by ブクログ関ケ原の前哨戦がメイン。 『功名が辻』にも出てくる有名な評定や、こちらもよく知られている「犬伏の別れ」などのエピソードが登場する。 ここでも三成は知恵者だが肝心なところが抜けている、言わば「策士、策に溺れる」さまが描かれている。 さらに黒田官兵衛の九州での進撃も。 これらが全て「関ケ原」なのだろう。
0投稿日: 2020.12.14
powered by ブクログ日本が東西、真っ二つに割れる中巻。 徳川方、石田方、果たして、どちらが味方を多く、持つことができるのか。 まさに、天下分け目。 両者の駆け引きが始まる。 関ヶ原の前哨戦を、非常に分かりやすく、読みやすいように解説してくれる。
0投稿日: 2020.11.10
powered by ブクログ今回も馴染みのある人物たちが登場してくれた 鬼島津とか山内一豊とか本田忠勝の娘とか真田幸村とか、、、 小早川はあんまり好きではない笑
3投稿日: 2020.07.14
powered by ブクログひたすら関ヶ原前の政争が描かれている。見せ場はなんといっても「小山評定」。家康の恐るべき智謀はサラリーマンとしては学びたいところである。
0投稿日: 2020.03.22
powered by ブクログ司馬遼太郎がまとめた、関ケ原の戦いを最後にした、石田三成と徳川家康の戦略の立て方をまとめた本。 中では、上杉景勝が戦を決意したところから、石田三成が大阪で挙兵するまで。 石田三成の正義を重視し人の気持ちを省みないやりかたと徳川家康の老獪なやり方の対比の表現が心に残る。
0投稿日: 2020.01.04
powered by ブクログ小山評定までが中巻である。 読み進めるほどに、読むのがだんだんと遅くなってきた。 それは物語が退屈なのではなく、石田三成が魅力的に書かれているからである。 関ヶ原の戦いの結果は皆が知るところであり、石田三成の敗北となる。 読み進めるということは石田三成の敗北に近くなるということで、彼の敗北を見たくないけれど先が読みたい。そんな感じ。 しかし石田三成のような小大名が日本の歴史を決める大戦を主導したということは驚くべきことであるように思える。
0投稿日: 2019.03.18
powered by ブクログ家康の策謀に対峙する兼続と三成の全国を巻き込んでの挟撃作戦。たった19万石の沢山城主が、西日本の有力大名を大坂に終結させる。いよいよ役者が揃い作戦開始。中だるみを覚悟していたが、リズムよく進む。下巻突入!
0投稿日: 2018.10.27
powered by ブクログいよいよ石田三成は、会津の上杉氏とともに挙兵する。光成も家康も共に大義名分は、豊家を脅かす奸賊を征伐するためとなっているが、諸大名はどちらにつくのが自分にとって有利なのかを機敏に察知し、多くが家康に付いていくこととなる。P427に、司馬遼太郎が書きたかった本小説の本質が書かれている。「世間は、欲望と自己保存の本能で動いている。」このテーマは、著者の他の著作の多くにおいて描かれているが、本小説程、この本質を描くのに適した題材は無いであろう。この日本人の持つ特質は、戦国期の昔から現在まで変わること無く引き継がれており、おそらく未来永劫変わることはないのであろう。伝統的な日本企業あたりでは、今日もまた同じような政治的駆け引きが行われているのであろう。 中巻では、細川ガラシャ、小早川秀秋、真田父子などの時代の主役達が登場しはじめ、物語に彩りを加えてくる。
0投稿日: 2018.10.08
powered by ブクログ「関ヶ原(中)」(司馬遼太郎)を読んだ。 その時代に生きていたら私は絶対三成派についただろうな。(自分のことだからよくわかる) 『家康許すまじ』との義憤によって結局身を滅ぼすのだよ。 って、足軽風情で何言っとるか。(笑)
0投稿日: 2018.07.06
powered by ブクログじわじわとその時に近付いていっている感じがたまらない。細川伽羅奢、真田昌幸、山内一豊とか名だたる役者それぞれのことが丁寧に描かれているし、家康の緻密な策略は、戦いを略するまさに戦略というものを感じ、味わい深い。ついに決戦を迎える下巻、期待高まる!
0投稿日: 2018.05.26
powered by ブクログ作者の家康憎さが随所から伝わってくる。石田三成視点で話が進むため、読み手もやはり石田三成に気持ちが入ってしまう。もし家康視点の話があるのなら、彼なりの解釈のもと石田三成を邪険に思うのであろう。島左近が徹底して石田三成に仕える姿勢は格好良い。石田三成には分が過ぎる従者と言われるのも納得かもしれない。島左近には、最後まで石田三成の味方であってほしい。
1投稿日: 2018.05.26
powered by ブクログ上杉征伐、小山評定と、ようやく展開が面白くなってきた。東西いずれにつく各大名、小名のエピソードも楽しい。
0投稿日: 2018.05.03
powered by ブクログ役者が出揃いましたね。上巻では加藤清正、本巻では福島正則が家康に踊らされていく様が哀しい。小山での評定は、清洲会議と同じく政治をひっくり返す大舞台で見どころでした。
0投稿日: 2018.03.21
powered by ブクログ読んでると、本当に日本の北から南まで色んな武将たちが東西に分かれたんだなぁとびっくりした。 だって、当時は歩きや馬で移動するわけじゃないですか。 それを考えただけでも、壮大だなぁと感心してしまう。 * そして、みんな結構簡単に裏切ったりするのね。 小早川秀秋が有名過ぎて、他もそんな腹づもりだったなんてビックリ。 * いよいよ戦に突入する…! 引き続き、下巻へ。
0投稿日: 2017.12.31
powered by ブクログ関が原(中巻)では、豊臣秀吉後の天下統一を目指す徳川家康とあくまでも秀吉なき後の天下平定を義とする石田三成の対立が細かく物語られていて面白かった。 特に、東軍(徳川方)・西軍(石田三成方)へ全国の大名をどちらに味方につけるかの双方の謀議・策謀が実に面白い心理戦があったとは。 いよいよ、最終巻が楽しみ!
0投稿日: 2017.10.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ちょうど先週末に映画を見てきたので、げきちゅうの場面を思い出しながら、あとはこの場面は描かれてないのか~!と思いながら一気読み。 それぞれの武将と、そのお家のエピソードが丁寧で面白い。各地の有力武将、島津家や黒田家、伊達家など、中央に位置しないからこその強さと、天下を取るには至らない地理的、言葉など文化的要因。毛利、小早川家に見られる、家督を継ぐものの器量で家の没落が左右されたり、謀臣として力をつけるものがいたり。 大口町に生家のある堀尾家が出てきたのも、面白かった。 この時代、情報は文を持たせた飛脚によってもたらされ、さもなければ流布された作り話によって歴史が動いてしまう、世間を動かす演技力とずる賢さを家康が持っていたのなら、三成はあまりに愚直すぎたのかもしれない。
0投稿日: 2017.10.28
powered by ブクログ七将襲撃事件が起き、三成は蟄居処分になる。 大河の真田丸では泣いていたが、こちらの三成は、 「計画通り!」という反応をしており、 三成も家康も全ての行動が計算に基づいている。 そして全国の大名のそれぞれの立場が描かれ、 関ヶ原での戦いへと物語は進んでいく。 映画では三成と家康の戦いに主軸が置かれ、 余分な部分は全てカットされていたが、 この小説は三成と家康を中心とした 様々な人物の群像劇だということを実感する。
0投稿日: 2017.10.08
powered by ブクログ敵ができると、味方もできる不思議。三成の朋友=大谷刑部にスポットが当たってから俄然面白くなる。黒田如水や真田昌幸らの逸話も楽しいが、凡人の僕が見習いたいのは低姿勢な山内一豊の世渡り上手さ。役者は揃った…いよいよ下巻、関ケ原へ。
0投稿日: 2017.09.25
powered by ブクログ秀吉の死後、天下は騒然となった。太閤の最信任を獲得した能吏三成は主君の遺命をひたすら堅守したが、加藤清正、福島正則ら戦場一途の武将たちは三成を憎んで追放せんとする。周到な謀略によって豊家乗っ取りにかかった家康は、次々と反三成派を篭絡しつつ、上杉景勝討伐の途上、野州小山の軍議において、秀頼の命を奉ずる諸将を、一挙に徳川家の私兵へと転換させてしまう。
1投稿日: 2017.09.03
powered by ブクログ家康と三成だけでなく、諸侯の動きがそれぞれにわかり面白い。 自らを守るためとはいえ、抜け殻やおべっかは浅ましい。とは言え、家康のように人間を将棋の駒のように使える立場って、さぞ面白いことだろう。
0投稿日: 2017.08.24
powered by ブクログ西か東か…揺れる武将たちの心理状態や、取った行動を、まるで現場で見聞きしてきたかのように活写。史実と思わせてしまう司馬遼太郎の筆力は、やっぱり凄い。
0投稿日: 2017.08.18
powered by ブクログいよいよ関ヶ原開戦。なぜ三成が諸侯の賛意を得られず、家康があれだけの大名たちを味方につけられたのかがわかりやすい。
0投稿日: 2017.05.22
powered by ブクログ再読。 武将達の右往左往が実に興味深い。 儒教的な武士道が確立される前のこの時代の武将の考え方が清々しい。 色んな武将の挿話が一々愉しい。 ちらりっと前田慶次も登場。 ささ、次巻へ。
0投稿日: 2017.02.26
powered by ブクログあまりにも有名な大合戦について、諸大名の生き残りを賭けた、謀策、立ち回りが、生々しく描かれている。 人間は利に従って動くとする家康と、秀吉に対する義を主張する三成の対比が鮮やかすぎる。人間関係とは、リーダーとは、人望とは、を考えさせられる、さすがの作品です。
0投稿日: 2017.02.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
それぞれの立場での、義。世紀の対決まであと少し笑 しっかし、やはり家康すごいな~。三成はまだまだ小童なのかも・・・爆
0投稿日: 2017.02.08
powered by ブクログ避けられない衝突に向けて,徳川,石田の両者の工作が激しくなるところから,小山評定まで.感想は下巻で.
0投稿日: 2017.01.05
powered by ブクログ石田三成の実直な感じが良い。家康より三成だ。三成では江戸幕府が300年も栄えることはなかっただろうが、人としては三成だ。
0投稿日: 2016.07.30
powered by ブクログ2016_026【読了メモ】(1604019 21:26) 司馬遼太郎『関ヶ原』中巻/新潮文庫/1974初版、2003七十六刷改版、2011 Jul 5th 98刷
0投稿日: 2016.04.19
powered by ブクログ2016年4月15日読了。天下をとるべく豊臣家恩顧の大名たちへの根回し・戦準備に余念のない家康と、豊臣家を守るべく諸将に檄を飛ばす三成と、戦況をうかがう諸大名たちの駆け引き。中巻に至ってもまだ関ヶ原の戦は始まらない!が、戦は「結論を出す」場に過ぎず、実際は戦が始まる前に雌雄は決しているものであり、「ばくち」を打つのは戦の場ではなく、戦を開くためのプロセスにあるのだ・・・ということが分かり、非常に面白い。「豊臣家の恩顧」は過去の話で、将来自分がどのような利益を得られるか?について諸大名が考えをめぐらした上で家康に加担したとしても、それで批判されるいわれはないわな。ただ家康についたことで利益を得るも後に断絶された家あり、関ヶ原での苦い教訓を活かし幕末に勢力を増す家ありで、歴史とは複雑なものだ。
1投稿日: 2016.04.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「わしに遠慮をするな。わしはここでそのほうどもの論議をきいている」 家康は、目をつぶった。家康はもともと天才的な冴えをもった男ではない。自分の独断を信ずるより、一同の賢愚さまざまの意見をききながら自分の意見をまとめてゆくという思考法をとってきた男だ。幕僚たちは家康のそういう思考法を知り抜いているからこそ、互いに大いに論じはじめた。 こんな光景は、しごく家康的といっていい。かれよりもさきに天下をとった信長や秀吉の場合にはあまりなかった。
0投稿日: 2016.03.07
powered by ブクログ●「関ヶ原」(1966) ●「城塞」(1971) ●「覇王の家」(1973) というのが、司馬遼太郎さんの「家康三部作」という呼び方もあるようですね。 司馬さんは全く家康に愛情を持っていないんですけど、その憎い家康が天下を取るまでを、ギリシャ悲劇的?とも言える哀切、悲壮、諦め、の感情と、冷徹な俯瞰的な目線で描いてますね。 「関ヶ原」中巻。 伏見、大阪にあって、事実上の天下人である家康。 だが、一応形式上は幼児・秀頼の家来。 このままうかうか歳月を経れば、自分は老いて秀頼が成人する。 徳川の天下にはならない。 さてどうするか。 この辺が面白いのは、じゃあだからといって、秀頼を殺害すればいいというものでもないんですね。 やろうとおもったら軍事的には出来るんですけど。 そこに、戦国なりの?桃山時代なりの?モラルというか、秩序があるんですね。 そもそも、秀吉が天下を取ったのも。 信長が死んで、なんとなく織田家から、織田家の所領と権力を奪った訳です。 これも、「織田の家来ですよ」というふりをしつつ。 ライバルの柴田勝家と戦争し、勝ち、柴田勝家を滅ぼすことで、事実上の権力を握ったんですね。 そして、なし崩しに、 「自分が上座、織田家は下座に座る」 という構図を作ってしまう。 そして、織田家は一大名になって、自分が天下人になる。 自分の子供に世襲する。 それと同じことを、より徹底して、家康は実行したいんですね。 だからまあ、実はモラル善悪で言うと、秀吉と同じことをしたにすぎません。 それを司馬さんも判っています。 ただ、「家康って、やり口は陰険だよなあ」という呟きなんですね。 ある意味、この小説はその呟きに尽きるとも言えます。 この中巻では、戦乱を起こしたい家康から始まって。 わがもの顔に横暴を繰り返す家康に腹を立て、共同で戦乱を起こす、石田三成&直江兼続。 そして、戦乱が始まる…。 というところまでなんですね。 中巻から、ぐっと色合いが増すのが、「群像劇具合」だと思いました。 黒田官兵衛 黒田長政 真田昌幸(&幸村、信幸) 島津義弘 藤原惺窩 福島正則 宇喜田秀家 直江兼続 細川ガラシャ… などなど。 言ってみれば連作短編小説の雰囲気すらあります。 それらの人々が、まあ、それぞれにドラマチックな人生の曲がり角に立ったのが、秀吉死没から関ヶ原の時期でした、ということですね。 その中で、やっぱりなんだかんだと、「好きなタイプのオトコ」というのがほのかに、いや、ハッキリ判るのが司馬遼太郎さんの可愛いところ… というか、だからエンターテイメントなんでしょうね。 この「関ヶ原」の場合には、やっぱり島左近なんですね。 家康の、そして三成の話なんですけど。 出番の数はともかく、感情的には、島左近が主人公って感じなんですね。 そういう意味では、物凄くめんどくさくひねくれた長編小説、という趣もあります。 この、「関ヶ原」と「城塞」は、そういう不思議な二部作だ、と言えます。
3投稿日: 2015.02.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2015年2冊目。 多少冗長な部分があり、読み進めるのに時間がかかる部分があったが、なんとか完読。武将をはじめとした様々な人物の描写がとても面白い。 特に、家康の老獪さが際立って描かれている。以下、本書p430抜粋。 「この老人のむかしからのやり方だった。かれは信長や秀吉のように自分の天才性を自分自身が信じたことは一度もない。つねに衆議のなかから最も良好と思われる結論をひろいとった。自分に成案のあるときも、それを隠して衆議にはかった。結局はかれ自身の案を断行するにしても、衆議にかけることによって、幕僚たちは頭脳を練ることができたし、それを平素練りつづけることによって徳川家の運命を自分の運命として関する習性を養った。」 信長、秀吉というカリスマの死後、家康が天下を掌握した進め方は、両者とは異なった。 ビジネスと同様、どの時代にあっても正解、王道はなく、自分の信条を元に懸命に生きて、成功するかどうかは時代に選ばれるかどうかできまるのだろう。
0投稿日: 2015.01.12
powered by ブクログ家康がついに動く。上杉景勝と直江兼続の挑発に乗ったふりをして、豊臣家代表として彼らを討つために関東へ。それを受けて当然、石田三成も動く。直江兼続との打ち合わせ通り、東西から家康を挟み撃ちにするために。その瞬間、日本中の武将たちは家康か、三成か、どちらにつくかを迫られた。その選択の苦悩の一つ一つを司馬遼太郎は完成度の高い短編小説として描き出す。 細川ガラシャ、福島正則、毛利家臣団、真田一族、大河ドラマで注目の黒田官兵衛とその子長政、などなど。それぞれの人間ドラマは味わい深い。そして、これらの心理的葛藤を予想し、巧みにコントロールする点ではやはり家康の老獪さが光る。 それにしても関ヶ原の戦いという日本一大イベント。石田三成の最大の失敗は、この戦いを家康対三成という形にしてしまったことだろう。徳川対豊臣、とすべきだった。そうさせなかった、家康が上だったと言ってしまえば、そうなんだが。
0投稿日: 2014.12.24
powered by ブクログ一週間ほとで一気に読んだ。 小山評定までが中巻の内容だが、ここにきて関ヶ原に関係する色んな武将が登場。有名なエピソードもあれば、え?こんなこともあったの?という細かいエピソードまで書かれており十分読み応えがあった。
0投稿日: 2014.11.28
powered by ブクログ三成が主人公であるため、三成をどうにかしてフォローするが、三成が嫌われ者でないと関ヶ原の合戦が成立しないため、三成のまずさを書かざるを得ない。その分、島左近を魅力的な人物に描いたのだろうか。
0投稿日: 2014.10.30
powered by ブクログ家康三成の他、数数の素晴らしい脇役達の背景話も色々こっていて面白い。人間の内の様々な感情の想定訓練として勉強になります
0投稿日: 2014.09.16
powered by ブクログおもしろすぎてつらい。 からまわる西軍がかわいそうすぎて面白くて仕方がないです。 中巻はけっこういろんな武将にスポットが当たって、コンパクトに人柄のわかるエピソードが書かれているのがまたおもしろかった。 ガラシャと大谷吉継と真田父子でぞわっとなりました。戦国面白い~。 そしてじわじわと盛り上がる決戦前夜・・次はいよいよ下巻、楽しみ。
0投稿日: 2014.05.22
powered by ブクログ★評価は読了後に。 やっぱり少々冗長、この作家特有の「演説」が好きな方には堪えられんのだろうけど、こと物語に焦点を当てて考えれば推敲が不足しているとの指摘もあり得るだろう。まぁ歴史ものの特徴の一つだろうし、仕方ない。 それにしても改めて思ったのは信長の異質さ、この人だけはどうも常人には想像もつかない人物だったように思えてならない。秀吉・家康・三成らは想像可能。 その昔中島悟の「自分は当然及ばないもののプロストは理解できる。でもセナは理解できない」旨の発言に近いか(くだらない引用で申し訳ない)。
0投稿日: 2013.12.15
powered by ブクログいよいよ関ヶ原の戦いに向けて動きだす。徳川家康と石田三成の頭脳戦、有名な直江状、東軍の会津への下向、毛利を中心とした西国大名の参戦、小山での軍議と見どころが沢山あった。さらに大谷吉継、島津義弘、長宗我部盛親、小早川秀秋、信州真田家そして細川ガラシャとそれぞれの描写も面白い。 ただ、西軍は石田三成の統率力が無いために一枚岩ではなく、敗北に繋がっていく。対する徳川家康は一代で大大名になっただけに人の心の機微を捉えて着実に布石を打っていく。物事を為すためには、相手の気持ちや立場をも考える余裕が必要だなと改めて思いました。
0投稿日: 2013.11.16
powered by ブクログ評価は下巻にて いよいよ三成が家康を倒すべく動き始めます 西軍、東軍どちらにつくのか 色々な駆け引きや事情があったんだな、と感心しました
0投稿日: 2013.10.07
powered by ブクログ日本国内における古今最大の戦闘となったこの天下分け目の決戦の起因から終結までを克明に描いている。 家康・三成の権謀の渦中で命運を賭した戦国諸雄の人間像を浮彫りになる。
0投稿日: 2013.08.26
powered by ブクログこの中巻なかほどに、「大ふへん者」前田慶次郎が、ちらっと登場する。 直江山城はもちろん大好きだが、会津に移った上杉家を支える面々、越後で一揆を起こす地侍の苗字などに、ワクワクした。 当たり前のことなんだけど、歴史(モノ)のそういうカケラを拾い集めていくのがおもしろいなぁ。
0投稿日: 2013.04.07
powered by ブクログ読書期間: 1/28-2/12(16日くらい) 概要:秀吉の死後、天下は騒然となった。太閤の最信任を獲得した能吏三成は主君の遺命をひたすら堅守したが、加藤清正、福島正則ら戦場一途の武将たちは三成を憎んで追放せんとする。周到な謀略によって豊家乗っ取りにかかった家康は、次々と反三成派を篭絡しつつ、上杉景勝討伐の途上、野州小山の軍議において、秀頼の命を奉ずる諸将を、一挙に徳川家の私兵へと転換させてしまう。 感想:面白かったけど少し読むスピードが落ちたのはやはり多少たいくつに思ったからか。関ヶ原だけで3冊は多いのかなぁ。いよいよ下巻へ。
0投稿日: 2013.04.01
powered by ブクログ島津、真田、黒田、大谷、毛利、島津、細川、小早川、長宗我部 などなどが自分の家を守るために、東軍、西軍どちらにつくのか。 西につくフリをして、東に内通したり、 家族で西と東に別れて、血を絶やさないようにしたり、 妻の身柄を人質とし、家族を守らせるために仕方なく西軍に着いたり、離れたり、逃げたり、隠れたり、引き返したり、待ってみたり、媚びを打ったり、言葉遊びに騙されたり、 人はそうゆうとこが、面白い。 と家康が物凄く俯瞰で観ていたり。 裏切りや策略、忠誠心や義をそれぞれの胸に宿し、役者が揃い、舞台が整う。 さぁ下巻で合戦だ。 島左近の作中名言 「家康蝉は昨日の秀吉蝉とそっくりな鳴き声を立てているから、いつのまに交代したものやら分からない。それが同じであれ、別であれ、世間の庶民とは関係がないという訳か。」 「騒いでいるのは大名衆ばかりでございますね。」 「まぁな。俺はその主の生悟りしたような物言いはきらいなたちなのさ。」
0投稿日: 2013.03.05
powered by ブクログ三成、家康、のまわりの諸大名の思惑がうまく書かれていて面白いですね。真田家も登場し、ますます面白くなってきました。こういう本を読むと歴史に興味がわいてきます。下巻につづく。
0投稿日: 2012.12.16
powered by ブクログ本書は、これでたしか4回目の読みなおし。もっとも前回読んでから15年くらいは経っていると思いますが・・・。 司馬さんの作品はとても好きで、若いころは貪るように読んでいました。「文章が冗長」とか「表現が大袈裟」とか「本筋から離れた無駄話が多い」とか色々難点はありますが、それでもやっぱり面白いと思っています。 本書は題名のとおり関ヶ原の合戦の前後が、この時期には既に戦国の生きる伝説とも言える存在となった徳川家康と、異常に正義感の強い「へくゎい(横柄)もの」の石田三成を中心に描かれています。 秀吉の死後、着々と天下を掠め取ってしまおうと画策する、当時の250万石の大勢力家たる徳川家康に対して、わずか19万5千石の知行しかない石田三成が敢然と立ち向かい、そして負けるべくして負けて行く様には、ある種の美しさすら感じてしまいました。 あと、何回読んでも島左近(三成の軍師)と大谷刑部(三成の盟友)は格好良いですね。
0投稿日: 2012.08.10
powered by ブクログ司馬遼太郎著『関ヶ原 中巻』。本巻の主題は、徳川の会津、上杉討伐か。 分水嶺に立つ西国大名。背景に秀吉没後の淀派、北政所派の区分けがある。も。 大谷吉継、毛利元就、島津維新、細川忠興、小早川秀秋、長宗我部元親。西国の大名がいかにして戦後、徳川外様大名で残ることができたか。キーワードは「内通」と長束正家・増田長盛らの監視下を「関所通過」。 展開は旧暦7月2日、徳川が江戸入り、会津にむけて小山に布陣。 作業が前にすすまないときは、読む。力をとりもどすので、不思議。(新潮社 1982年)。
0投稿日: 2012.07.10
powered by ブクログ黒田親子、真田親子が登場。黒田長政が中途半端に賢い子だったのが、如水残念すぎる… 日本史上初の全国規模紛争は「情報戦」でもあったこともよくわかる(その意味で家康と如水が二強)。
0投稿日: 2012.02.25
powered by ブクログ家康と三成が戦うことが決まった。この天下分け目の大合戦を前に諸大名達が様々な思惑と様々な方法で東軍西軍が形成されて行く。 状勢を見極めるる者、義を貫くもの、恩義に従う者、出し抜く者、出し抜かれる者、裏切る者…。 それもこれも我が家を守る為という点では現代社会も同じような物。 人間とは何とも複雑で面白いんでしょう。
0投稿日: 2012.01.01
powered by ブクログ家康と三成(東軍、西軍)内々事情や武将の多さが書かれてる。関ヶ原の前、秀吉の頃のことを知るにはもってこい。
0投稿日: 2011.12.27
powered by ブクログ昔学校で習った歴史の授業では、 石田三成と徳川家康が戦って、家康が天下を取ったんだよー。 と、それこそさらりとしか触れていなかったが、 実際現実は色々な人が色々な考えをもって、行動して、 行われた戦いだったんだなー。 正直ここまで多くの大名が絡んで、動いてるとは思ってなかった。 全国規模の戦いだもんなぁ。改めて驚く。 最後、結末までどう動くか。
0投稿日: 2011.12.12
powered by ブクログ10代の頃、実家に置いてあった本書を、石田光成に肩入れして「毛利勢は何故動かない!」などと思いながら読んだ記憶がある。またいつか読み返してみたい。
0投稿日: 2011.11.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
小説でありながら、1つの歴史書として出来上がっている、司馬遼太郎の魅力が詰まった一冊。 主人公は石田三成だけど、西軍東軍どちらについた大名にはそれぞれ名分やドラマがあって、それにもきちんと触れられている。 戦国時代って面白いなーと思える。
0投稿日: 2011.10.02
powered by ブクログ興味深かった記述は以下のとおり。 ・合戦支度をしたり、客を呼んで能の興行をしたりするときに人夫がいるが、それを提供する稼業として口入屋がある。 →これは現代の派遣業者である。派遣業の歴史は意外に長いことに驚いた。 ・家康にとっていま必要なことは城普請で金銀米塩を使うよりも、それをひたすらに貯めおいていざというときの軍資金にすることだ。城などいかに粗末でもいずれ天下を取れば諸侯に手伝わせて一挙に壮麗なものにすることができるのだ。 →目先の欲望よりも長期的な視野で戦略を立てることが出来る家康を見事に表現した記述である。 ・(増田長盛による家康への密書は)宛先は儀礼上、家康直接に対してではなく、家康の幕僚の永井右近大夫に対してである。 ・(吉川広家による家康の内通の密使は)家康じきじき宛ではない。秀吉の死の前後からいちはやく家康の手足になって豊臣家における同僚諸侯の切り崩し工作を請け負っている黒田長政に対してである。 →2つとも、現代のビジネスにおいて使われる慣習である。例えば当社において支店から営業所に通達や事務連絡を出す時に、支店長→営業所長(格上から格下への文書)、支店の課長→営業所長(同格の文書)、支店の課長→営業所の課長(格上から格下への文書)というように序列により文書を使い分け、宛先も気を遣う。例えば、支店の課長補佐又は係長→営業所長という文書はあり得ない。(このときは、営業所の担当者宛という簡便な文書となる) ・「吉川広家の内通の件は、黒田長政殿の手元にて才覚されよ」と家康はいった。要するに、家康自身が広家とじかに取引せずいっさい長政に任せる、というのである。最高工作官ともいうべき長政の仕事を尊重したということでもあり、また「それしきのこと、さほどに喜ばぬぞ」という態度ぶりを見せておくことも、この際家康には必要であった。 →実に家康は人を操作することに長けている一面である。 ・家康の昔からのやり方だった。彼は信長や秀吉のように自分の天才性を自分自身が信じたことは一度もない。つねに衆議の中から最も良好と思われる結論を拾いとった。自分に成案のあるときも、それを隠して衆議にはかった。結局は彼自身の案を断行するにしても、衆議にかけることによって、幕僚たちは頭脳を練ることができたし、それを平素練り続けることによって徳川家の運命を自分の運命として感ずる習性を養った。 →信長や秀吉とはまた異なったリーダーシップの方法である。独裁者は一代で滅びるというが、信長と秀吉にそのままあてはまる。片や、家康はこの形のリーダーシップにより260年に及ぶ長期政権を築き上げた。どちらが正解かは推して知るべしである。 ・長曽我部家は、これほど大事な時期に、政治、軍事に初心そのものの若大将を戴かざるを得なかったことに不幸があるだろう。 ・長曽我部盛親の家康への密使は、近江水口の関所で三成方の指揮官に土佐者とばれ、追い返されてしまった。 ・長曽我部盛親がしくじった関所突破の難事をじつに上手くやったのが山内一豊の妻だった。 ・乱世の運というものは思わぬところで分かれるのだろう。このとき関所を通過できなかった長曽我部家は滅び、通過できた山内家は掛川六万石から驚異的な抜擢を受けて長曽我部氏の旧領土佐の国主となった。 →「竜馬がゆく」「龍馬伝」などで下士(長曽我部の遺臣)が上士(山内家の家臣)に虐げられるさまが描かれているが、同じ関所で運命が分かれたとは…。これが歴史の面白いところである。
0投稿日: 2011.03.20
powered by ブクログいよいよそれぞれの武将たちが究極の選択を迫られながらクライマックスに向かっていく。 三成方に付いても、家康方に付いても、何とかお家を守ろうとする姿勢は、やり方様々だが、現代人とは、根本的な思想が全く異なるように思う。各家の保身や安全を必死でもぎとろうとしているが、個人の保身や財も優先順位が家を上回ることはほぼない。(もちろん例外はあろうが) 私の眼からみると、どの武将も爽やかに映る。家康以外は。。。 ここで気になった武将は、父子別れて戦う決断をした、真田昌幸。
0投稿日: 2011.02.13
powered by ブクログそれぞれの大名やそれに関連する人物の思惑が伺える。 細川伽羅者や山内一豊の件はとても面白かったなぁ。 家康の老獪さが際立っていて、それが正直かっこいい。 どう見ても悪役の描写なのだろうけど、結論を知っているからだろう、かえって光成が滑稽でならない。 毛利輝元、島津義弘、真田昌幸、黒田如水などなど、そこまで詳しくない俺でも知ってる役者が揃ってきた! 下巻が楽しみでならない! -下巻に続く
0投稿日: 2011.02.05
powered by ブクログ三成派としては読むのが辛い・・ やはりナンバー2向きの人間なのだろう。 各大名の人間関係、保身など人間模様がおもしろい。 結局どの時代も同じなんだなぁ。 島左近が好き。
0投稿日: 2010.10.13
powered by ブクログ上杉討伐から小山会議まで。直江兼続、大谷刑部吉継、山内一豊といった有名どころが続々登場してきます。安国寺恵瓊も定番のエピソードとともにまたも登場。彼も関ヶ原に一枚噛んでいたとは知りませんでした。家康は、豊臣家の家臣という立場からどうやって後ろ指指されずに天下人になるかということを慎重に考えますが、周りの大名たちは意外とその辺の信義とか倫理には無頓着。むしろ長いものに巻かれろ的な態度で、自分の利を重視して家康に組します。光成や上杉といった義を大切にする一部の人間だけが家康の野望を見抜いているという図式。西軍の最大の弱点は総大将が不在なこと。天下を取るという家康の野望に比べると目的意識も曖昧。やはりビジョンを語るリーダーが前面に出てこないというのは組織にとって致命的なんでしょうか。
0投稿日: 2010.09.23
powered by ブクログガラシャの章がとても印象に残りました。 http://blog.livedoor.jp/maikolo/archives/51025157.html
1投稿日: 2010.04.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
秀吉死亡により、東西内部に怪しい動きをする者がチラホラ。 露骨に動き出す家康。 裏切る大名。 出し抜かれる三成
0投稿日: 2010.02.25
powered by ブクログ関ヶ原の合戦の前後を描く長編。 三成と家康の両人にスポットを当て、 両人の考え方、戦略などを記述しながら、 関ヶ原前後のエピソードも描く。 豊臣家に忠実であろうとする三成、 虎視眈々と天下を狙いかつ慎重すぎるくらいな家康。 秀吉死後の天下を巡る様々な人間模様。内通、裏切り、様子見など、各大名が取った立場にたいして三成、家康はどう感じ、どう対処したのか。 おすすめです!
0投稿日: 2009.11.01
powered by ブクログ関ヶ原の戦い、開戦です。 昔、授業で習った時にはさして興味も持ちませんでしたが、 こうやって読むとスゴク興味が湧いてきます。 また戦いまでの前後や、人となりも分かって面白いっ(´ω`)
0投稿日: 2009.09.15
powered by ブクログいざ「関ヶ原」へ。 関ヶ原の戦いへ向けて各大名の動きがわかりやすく描かれています。 目玉は「小山評定」ですかね。 私の好きな大谷吉継もついに登場です。
0投稿日: 2009.07.02
powered by ブクログこくこくと迫る戦いの時……奉行の座を追われた三成はどう動く? 家康はどう策を巡らす? と言う感じでハラハラありわくわくありな中巻。中だるみなんてさせないのさ! 家康の、ちゃくちゃくと王手に迫っている様子が非常にニヤニヤできてしまいます。三成ざまあ! あ、ようやく大谷吉継も出てきてウキャッキャしたです。歴オタから腐女子まで大人気の刑部のこれからに期待大。 伏見城を鳥居さんに託すあたりで、初めて泣いてしまった。。。あー、うんうん、最初は西軍びいきだったけど、東軍にも忠義に篤い人はいるんだよ! びえええ鳥居ざああああん。ガラシャの死にも凄惨なものを感じました……。あれは、ないわ…… それにしてもまさに群像劇ですなー。いろんな人の逸話や話が入ってきて、物語に深みを与えてくれています。ほんと面白い。 あと思ったのは、のちの明治維新で天下を獲得する長州・薩摩・土佐の毛利・島津・長宗我部が面白いぐらい西軍に回ってしまうんだけど、関ヶ原で負けても300年後には逆転しちゃうんだなー、なんか面白くて不思議だなあ! となんかバカみたく感動してしまいました。 決戦の日は近い! 左近もっと出て! あと小西とか宇喜多とか!
0投稿日: 2008.11.27
powered by ブクログ小説でありながら、1つの歴史書として出来上がっている、司馬遼太郎の魅力が詰まった一冊。 主人公は石田三成だけど、西軍東軍どちらについた大名にはそれぞれ名分やドラマがあって、それにもきちんと触れられている。 戦国時代って面白いなーと思える。
0投稿日: 2008.05.22
powered by ブクログ三成視点だけど家康と三成の二人を取巻く武将たちの心の動きとか政治的な思惑とかすごく丁寧に書かれているからわかりやすい。 家康、そんなに好きじゃなかったけどイメージが少し変わった気が…。 彼も努力の人だな…。
0投稿日: 2008.03.16
powered by ブクログ家康の野望。暗躍する者たち。生き残りをかけた駆け引きが始まります。それでも、ただ愚直に豊臣のために生き過ぎた男は自らの信念を捨てません。これほど生き生きとした石田三成を描ける司馬遼太郎先生の筆力に脱帽です。
0投稿日: 2007.12.29
powered by ブクログ北政所が家康に懐柔されています!三成憎さに秀吉の恩をわすれて家康はにつく加藤清正と福島正則に怒!!馬鹿め! 逆に上杉軍に拍手喝采です!
0投稿日: 2007.03.08
powered by ブクログ大谷さーん!!!なんて云うかこれはもう大谷さんが主役です(大嘘)!!! めちゃくちゃかっこよくて泣けてきます!!!
0投稿日: 2007.02.26
powered by ブクログ西軍、東軍に揺れる各大名の描写がなんとも・・・。 義をもって西軍につくか… 利をもって東軍につくか… 考え方は人それぞれだけど、何か人っていうものの痣とさとか見えてくる。 私は西軍が好きだ。 そして、本多正信!!! この策略家め!!!
0投稿日: 2007.01.11
powered by ブクログ女性が政略のために道具のように扱われるのは仕方のないことだと思うのですが、それにしてもガラシャが哀れに思えます。 忠興の異様な愛が怖いです。
0投稿日: 2006.06.08
powered by ブクログ(上)のつづき。 順調に肥大していく徳川勢力とその周辺や画策がメイン。 もうすでに人の名前がわからなくなっています。おおお…
0投稿日: 2006.02.18
powered by ブクログ治部少輔石田三成。 この男は忠臣であるか? 時代のながれは徳川家康に大きく傾いてゐた。 しかし、うまく軍勢を纏め上げる事ができれば、西軍が東軍を破ることも可能だつた筈だ。 治部少輔には人望がなかつた。 そして彼には政治がわかつてゐなかつた。 恩のみで動く人間ばかりではないといふことがどれだけ判つてゐたのだらうか? 彼がうまく徳川家康の野望に對處出來てゐれば、豐臣家は織田家のやうに存續出來てゐたかも知れない。 さて、この男は忠臣であるか? 島左近が凄い。 島左近は三成の缺陷をよく判つてゐた。 判つてゐながら、三成のもとで最後までちからを盡した。 彼は間違ひなく忠臣である。 そして、戰國最後の豪傑であつた。 この作品のラストシーンは京都の尼寺での庵主と黒田如水との會話である。 この庵主は三成の愛人だつた女性で、如水はそれと知つてゐて話をしてゐる。 そして、「あの男は成功した」といふのであつた。 もちろん、あの男とは三成のことだ。 「陽が傾き、明り障子はすでに閉ざされており、西陽に映えたその障子のうへに、姥芽樫の影がうつつてゐる。」 この最後の描寫は、どこか三島の「豐饒の海」のラストシーンを思はせる。 2004年12月10日讀了
0投稿日: 2005.04.25
