
総合評価
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powered by ブクログインスタのおすすめ情報から読み始めた。 いくつかの短い物語で構成されていて、何人かの人物がリレー形式で登場してきて、「この人はあの物語のどの人だっけ?」と読み返しながら楽しく読めた。 個人的には最初の野球の話が感情移入しやすく、その後の物語をスイスイ読めるきっかけになった。 世の中の人それぞれ、自分が主人公で物語を作っているが、その中で他の人に少しでも影響を与えられるような言葉や行動をできるようにしていければ、豊かな人生を歩めるのかなあと思った。
0投稿日: 2025.11.08
powered by ブクログ少しずつ繋がってる人の色んな9つの話。 中でも張 浩さんの話が印象に残った。 日本ってそんな素晴らしい国だったんだな、と。 確かに海外の治安の悪さ等は耳にすることがよくあるけど、車内にゴミを捨てない唾を吐かない等、日本人が当たり前と思ってるマナーが外国から見ると新鮮なのは面白い。 日本が好きになった。 逆にその当たり前のマナーができてない日本人も中にはいる。そうはなりたくないと思った。 作中でゴミを拾った大学生のように、そういう部分で清々しさ&気持ちよさを感じる人でいたい。 好きだから大事にするんじゃなくて、大事にするから好きになる。 いい言葉ですね。 私も自分の住んでる場所や職場を今よりもっと好きになりたい、と思ったら、掃除が嫌々やらされるものじゃなく、楽しいものになりますね。 いい本でした。
0投稿日: 2025.10.02
powered by ブクログ短編集だけど全部つながってる読んでいて温かな空気が流れて心地よかった。偶然出会ったひとからのアドバイスや行動が誰かにいい影響を与える。誰かの人生をひっくり変えるほど変えてしまうのは決して物ではない。出会いは財産。
0投稿日: 2025.04.23
powered by ブクログ著者の創り出す優しく、暖かい世界に包み込まれました。 そして、今日もより良く過ごそうと思えた一冊で、この本当の出会えて良かったです!
0投稿日: 2025.01.09
powered by ブクログいかにも作られた「ちょっといい話」 一人ひとりのキャラクターに深みがなく、典型的な型にハマった設定通りの人物で、安易。 ブグログ評価が良くて読んでみたけれど、期待外れでした。
0投稿日: 2024.10.31
powered by ブクログひとりひとりに物語がある。 人生は自分が主人公なのだと確認できた。 誰かに影響され、誰かに影響を与えてる。そうして「私」ができていくのですね。
0投稿日: 2024.08.07
powered by ブクログ読みやすかったです。なんとなく説教くさいと思ってしまったけど。やはり 大事なひとに読んでみたらと勧めたくなる。
0投稿日: 2024.06.15
powered by ブクログ誰もが人生の主人公でありながら、誰かにとっては主要な登場人物や脇役だったりする。 ほんの些細なことでも誰かの人生に影響を与えていたり、与えられたりすることが日常に溢れている。 ただ誠実に毎日を過ごすだけでも生きている意味があるように思えて、心が軽くなりました。 一番印象に残ったのは留学生の張さんが感じた日本人のすごさ。 接客態度のレベルの高さ、並んでいたけど電車で高齢者に席を譲る若者、高齢者が降りた後も周りの人が若者のために当然のように空いた席に座らない光景。日常的で気づかなかったけれど、言われてみれば確かにと思える日本人のすごさを張さんから教わり、誇らしいし嬉しいし、日本に生まれたことが幸せに思えた。
5投稿日: 2024.04.01
powered by ブクログごめんなさい、ちょっと無理でしたって感じの話でした。自己啓発も含めた良い話を繋いでいって、最後に伏線回収という流れなのですが、ある程度の読書量のある人ならカラクリ丸見えだし、宗教的にも感じてしまいました。穿った見方かもしれないので、とてもためになったと感じた人にはごめんなさい。
0投稿日: 2024.03.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
世界も人もどこかで繋がっている。 人生の主役は自分だが、誰かの脇役になった時、 わたしは誰かの糧になれているだろうか。 一瞬の出会いでも誰かの心に残るような生き方ができる人でありたい。 物語も繋がっている。 ユニフォーム 言葉を選ぶ。褒める視点で。褒める言葉はパワーを与えられる。 この物語ですてきな有馬監督は次の物語で新人バイト。 ルームサービス 働くとは。『どうせやるなら』 自分にできることで、誰かを幸せにする行為が、働くということ。自分にできることを増やしたり、深めたりすることで、誰かを幸せにする深みが変わってくる。 この物語の素敵な紳士、安達はチェックアウトした時には、来た時と同じように部屋を綺麗にして出る。来た時よりも美しく。 安達さんは次の物語の父親。 卒業アルバム 息子の卒業式。初めて息子に関わって参加。 アルバムには若い担任教員江川真由先生からのメッセージが。 来た時よりも美しく。父親は感銘を受け生き方を変えようと思えた。 人は、素晴らしい出会いによって、何度でも生まれ変わることができる。 次の物語で江川先生が主役。 ホワイトバレンタイン 雪のホワイトバレンタインデー。彼と別れる。 バスで涙してしまう。車内で出会う女性と年配の男性から心を頂く。また年配の男性からは花束と言葉を。 苦悩に出会うたびに、これがあったから今の幸せがあるって断言できる未来にしなければって思った。泣いてもいいから笑っていなされ。 この真由さんがバスの運転手にとった行動がかっこ良すぎる。 先程の年配の男性は次の物語の脇役。 超能力彼氏 同じものを見ていても、人が見えない世界をたくさん見える人間になりたい。本を読んでいる人はかっこいい。と敦史は言う。 予定どおりに行かないことってたくさんあると思う。それを楽しむのが人生だと思っている。何が起こるかわからない人生を、一緒に楽しまない? このプロポーズをしたとき、隣にいたのが年配の男性。人生一度くらいは女房に花を買ってあげないとと思ったと。 敦史は次の物語の就活生。 ラッキーボーイ 就活の話。ラッキーボーイだと思っていた宮本は、そうなるべき行動を起こせる人だった。 大学を好きになろうと思ったから掃除をした。自分が心から大切にしているものは、大好きになるんだと教わったという。 考えられない偶然の出会いは、今この瞬間だって起きている。その時に相手にあげられる何かを持っている人でありたいといつも思っていて、いろんな本を読んでいる。 敦史も掃除をはじめることにした。 宮本は次の物語のアルバイト。 夢の国 適当な理由をつけてアルバイトを辞めようとしている宮本。中国からの留学生張にも挨拶をする。 その時に日本の素晴らしさと自分の居場所を大切にする事を教わる。 店長の中井からは、見えない心をみるには、その人の行動を見ればわかると教わる。 逃げない生き方として、まずは大学のゴミ拾いを実行にうつすことになる。 留学生の張さんが次の物語の主人公。 「どうぞ」 張さんは祖父の代から日本の文化や素晴らしさに感銘を受けていた。日本に来てみて、その常識、清潔感、色々な所で素晴らしさを感じた。 電車に乗ると、隣の高校生が老人に席を譲っていた。覚えたての初めて使った言葉「どうぞ」を言った時、張さんは日本人の心だったと思う。 隣の席の高校生は次の物語では主人公。 恋の力 安田は隣の席の娘が好きだ。話したい、付き合いたい。欲は深くなる。付き合えた時、テンションが上がっていて、電車で目の前にいる老女に席を譲った。近所の素敵な喫茶店は、友達の母親の店だった。 この本は初めましてのはずが、この最後の喫茶店の物語を知っている気がした。不思議。 この喫茶店の友達の母は黒木さん。ユニフォームに、その名前が出てくる。何度もループ読み出来そうで、パラパラと読み返した。
8投稿日: 2024.01.27
powered by ブクログ全ての世界は繋がっている。 その世界で私はどんな物語の主人公として、同時に脇役として生きたいのか? 子供達に伝えたい考え方。
0投稿日: 2023.12.17
powered by ブクログ喜多川さんの作品はいつも読んだあとハッピーな気持ちになるので大好きです いい人との出会いで学びがあり、幸せなときの優しい行動が周りにも影響したり優しさって伝染していくんだなってほんと思いました
0投稿日: 2023.11.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
現在、2周目。 1周目では気づかなかったつながりが見えてきます。どの話も素晴らしかったけど、留学生が言った言葉「好きだから大切にするのではなく、大切にするから、好きになる」 かなり心に響きました。 誰もが物語の主役であり、脇役である。 小さな出来事が他の人の気持ちを大きく変えるキッカケになることも多々ある。 1人では生きていないということを改めて感じる本でした。
1投稿日: 2023.10.28
powered by ブクログ「偶然出会った人からのアドバイスや、何気ない人の言葉や行動が、他人の人生に大きな影響を与えている。そしてそれはめぐっていく。 諦めずに頑張っている人の姿は、その結果に関係なく、周囲の人の光になる。 いずれ出会う人にたくさん与える事ができるように、自分の持ち物を増やす。そのために、たくさんの本を読んでおく。」 わかるわー(´∀`) ハッとさせられたのは、「来た時よりも美しく」の、人生バージョン。こんなふうに考えた事はなかったな。とても良い。自分の人生観に組込みたい。
2投稿日: 2023.04.02
powered by ブクログ40代になって、人の親になって喜多川さんの本が心に響く。自分が成し遂げたいこともありつつ、次の世代に残したいことも。どう残していくか、難しいからこういう本を息子たちに読ませたい。
1投稿日: 2023.02.11
powered by ブクログ短編がいくつか描かれていて、その一つ一つのストーリーが前後のストーリーに繋がっている。 まさに、One world "ひとつの世界"が描かれている。 人の人生は、人との出逢いによって変えられることがある。 そして、その誰かは 他の誰かによって変えてもらった過去を持つ者かもしれない。 自分の過去を振り返り、あの人も誰かに影響されたんだろうか。と考えさせられる内容でした。 読み手の読むタイミングによって、刺さる章が変わってくるので、毎年読むのも良いかも!と感じました。
0投稿日: 2023.01.20
powered by ブクログ一見短編集のようだが、 ひとつの物語で主人公に「教え・気づき」を与えてくれたキャラが、次の物語では主人公となりその「教え・気づき」をえたきっかけの物語と続いて……という連鎖の物語。 「教え・気づき」が自己啓発っぽいが、それはそれでためになるし面白い。 「教え・気づき」としては、お金を得る量は人を幸せにした量という考え。確かに自分の周囲の人にしか影響を与えない人と、アップルやWindowsなど世界に影響を与える人では得る金は異なる。トップに近づくほど給与は高くなる。だけど、介護や看護など人対人の影響を与える範囲が狭い人の給与が少ない一因でもあって……それでいいのかなあ、とも思う。皆が皆、開発やサービス業ではないのだから。そんなことを考えさせられた。
0投稿日: 2023.01.05
powered by ブクログ働くとは、人を幸せにすること 人を喜ばせることで、お金以外の大切なものも手に入る これは学びが大きかった この小説は、ぐるぐると全部の話が続いていて、この展開も凄く面白かった
0投稿日: 2022.11.19
powered by ブクログ作者の伝えたいことが壮大で、構成まで一生懸命考えた姿勢に感銘を受けました。 どれもほろっとしてしまう良いお話。 大切なことに気付かされる方も多いのではないでしょうか。
0投稿日: 2022.11.15
powered by ブクログジーンとくる言葉が沢山でした。 誰もが自分の人生の主人公で、そこに関わった人にも自分の物語があって、といった具合に短編がリンクしていく作品。最後まで読んでから再び最初に戻って読みたくなります。
2投稿日: 2022.10.21
powered by ブクログ喜多川先生の作品、どれも大好きだなぁ。 大事にして行きたい言葉も、考え方も詰まっていて周りにおすすめしたい1冊。
0投稿日: 2022.06.21
powered by ブクログ★★★ 今月6冊目 喜多川ワールド。 たった1人の出会いにより人生が変わってくショートストーリーがいくつか。 良い話書くよね
0投稿日: 2022.05.17
powered by ブクログ『ソバニイルヨ』で大好きになった喜多川泰さんの本を、久しぶりに読む機会に恵まれました。 あとがきより… この作品は、短編集のように見えて、つながりを持った1つの長編であり、僕たちの人生そのものを表しています。それぞれの人生は、他者の人生と切り離すことができない縁でつながっていて、別々の物語のように見えて、実はそれが1つの長編の物語になっていることを感じてもらいたい。『One World 』というタイトルには、そんな思いが込められています。… 物語の形を取った、啓蒙書という感じの喜多川泰さんの本。この作品も、自分のダメなところをしっかりとついてくれ、その上で気持ちを新たに何かを始めてみようとう気概を与えてくれ、清々しい気持ちになりました。 9編ありましたが、特に印象に残ったのが「夢の国」です。中国から日本に出稼ぎに来ている張さんと、日本人大学生裕樹のお話。 ☆張さんは初めて日本に来て、忙しくても笑顔で対応してくれるウェイトレスの姿、日本人全般の常識の高さなどを目の当たりにして感動し、日本が大好きになります。そして、何かから逃げる理由ばかり探して生きているバイト仲間の裕樹に、「日本は夢のような国。好きだから大切にするのではなく、大事にするから好きになる。自分の居場所を大切にする人は、信頼される」と発言します。 バイトからも逃げ、やめていく裕樹に、バイト先の店長からは、「うちの店をやめた後に、お前がどう行動するかでお前の心がわかる。かっこいい男になれよ。」と言われます。 この二人の言葉を契機に、裕樹は変わっていきます。☆ 因みに、次の「どうぞ」という短編では、その張さんが日本で経験したことが描かれており、また繋がっていきます。 張さんは日本をとても褒めてくれていますが、日本も段々と変わってきて、張さんを失望させてしまいそうですね… やりたくない事に対して、理屈をつけて言い訳をして、結局は逃げているだけ… すみません、私もです…とグサッと心に刺さりました。 他にも気に入った、老人の台詞がありました。 「ホワイトバレンタイン」より… ☆「女房と2人で一生懸命仕事をして、家族を養って、子供たちにも何かを残してやろうと、いろいろ頑張ってきたんですがね、頑張って集めたものなんて何一つ残っていません。一生懸命貯めたお金も、頑張って買った家も、今やもう残っていないんです。ようやく気付いたんですな、残せるものは、集めたものじゃなくて、与えたものだって」☆ 素敵な言葉に溢れている一冊でした。
2投稿日: 2022.04.21
powered by ブクログ心を洗ってくれるような言葉 背中を押してくれる言葉 勇気づけてくれる言葉 あとがきにもありますが、ひとつひとつの短編が一本に繋がっているストーリーが素晴らしい。 最後の話を読んだ後に1話を読むと、さらに感動が増します!2度読み必至!
0投稿日: 2021.03.23
powered by ブクログ喜多川泰さんの作品を読んできたのですが、読んだ中では短編集は初めてでした。 世界は1つで繋がっているんだって考えさせる本でした。 イッツ・ア・スモールワールドが頭の中で流れそうでした。
0投稿日: 2020.11.28
powered by ブクログ短編集に見えて、繋がりを持った1つの長編。 たまたま隣に座った他人。そんな人も心の持ちよう一つでどう見えるかが変わる。 全員が主人公であり、脇役でもある。人は生きていれば、必ず、どこかで影響を与えている。 日本人として優しい大切な気持ちを思い出せる素敵な本でした!
0投稿日: 2020.08.21
powered by ブクログ人は必ず誰かと繋がっている そして、互いに影響し合って生きている 相手を大切にする事は自分を大切にする事 誰かが誰かを幸せにしている世界は素晴らしい
0投稿日: 2020.04.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
喜多川泰さんの作品で初めて読んだもの。世界は一つに繋がっているのだと感じた。本の構成の素晴らしさに惹かれ、もっといろんな本を読みたいと思わせてくれたきっかけになった。自分の人生の主人公は自分で、影響をもたらせてくれた脇役のような存在がいて、その脇役の人生の主人公は自分で、その人にとっても影響を受けた誰かがいて…と繋がっているうちに、最初の主人公と最後の脇役が繋がったときに衝撃を感じた。いろんな場面での出会いを大切にしようと思えた作品だった。
1投稿日: 2020.03.25
powered by ブクログ「One World」 喜多川泰(著) 2014 10/30 初版 (株)サンマーク出版 2014 11/5 第2版 2020 2/22 読了 今さらぼく如きが言うまでもなく 世界は「善」と「奇跡」で出来ている。 一見なんの意味も無いように見える出来事も 誰かの人生の最高の瞬間かもしれない。 そんな最高の瞬間の連続が 目の前で起きていると信じたくなる そんな物語でした。 良く知る喜多川ワールドですが いちいち込み上げてくるモノがあって その都度立ち止まるため なかなかページが進まない。 歳をとると涙脆くて困る。
2投稿日: 2020.02.22
powered by ブクログまだ読んでいない喜多川さんの作品で、評判がよいものをとピックアップしたのがこの本。直前に読了した「タイムカプセル社」ほどぐっと来るモノは少なかったが、それでもあらためて気づかせてもらった事などがあった。9つの短編で構成され、そのエピソードごとに登場人物がかぶっているというユニークな作品。よって、第1話から読んでも、第6話から読み進めても、全部読み終わるとつながっている感じを受ける。タイトルそのままだ。 【TO DO】 ●自分にできることを増やしたり深めたりする努力を続けることで、他者に貢献する。 ●たしかに何も言わなくても、その人の行動を見れば、何を考えているかがわかるはず。まずは「行動」で、自分の考えを示せ!
0投稿日: 2019.08.14
powered by ブクログ短編で別ストーリーながら繋がりのある構成となっている。 自分の時間を誰かの喜びに変えることが働くということ。 来たときよりも美しく、そんな人生を。 何が起こるかわからない人生を楽しむ。 考えられない偶然の出会いは今この瞬間だって起きている。 好きだから大切にするのではなく、大切にするから好きになる。 自分の心の状態が変わっただけで何もかもが素晴らしい世界に見えてくる。 いろんな重要なメッセージが込められている作品です。一読をおすすめします。
0投稿日: 2018.07.07
powered by ブクログ人は人に支えられて生きている。 分かっているようでも時々忘れてしまうものだ。 この本はいくつかの短編小説が繋がって構成されている。 実は私たちの人生でもこんな風に知らぬ間に色々なところで繋がり、支え、支えられて生きているのだと感じることができる。 「恩送り」という言葉があるが、まさに受けた恩は返すことはなかなかできないものだ。 しかし、他の誰かに送ることはできる。 そうやって生きていくことで少しずつ人生が豊かになっていく。 私はそう思っている。
1投稿日: 2018.07.04花束のおじいさんのことば その言葉で前に進めそう。
ほんに、どこから読み始めてもつながっているのです。 読み終えてから、もう一度読み返すのがお勧めです。より魅力的な人物として広がります。 その物語の中の、わき役であるはずの人物が、主役として存在しているのです。 すれ違いの出会いであっても、それが大きな意味を持って!
0投稿日: 2018.03.09
powered by ブクログ短編集かと思ったら、少しずつ繋がり合っていました。 誰かの支えになったあの人もまた、過去には誰かに支えられて今があったりする。 喜多川さんの作品は小説でありながらも示唆に富んでいて、いい意味で少し教科書っぽいところがあると感じる。 「秘密結社ladybirdと僕の6日間」もそうだったけど、何か一生懸命生きようって気になる。
0投稿日: 2017.10.23
powered by ブクログ登場人物たちが現在過去のささいな接点からそれぞれの人生に大きく影響を与えていく感じ。自分の人生も結構そういうものなんだと思う。
0投稿日: 2016.10.09
powered by ブクログ・自分よりも頑張っている人の姿にもっと頑張ろうと思う ・自分の時間を誰かの喜びに変えるということが働くということ ・試練や苦悩があったからこそ今の幸せがある、と思える人生にしよう ・大切にするから好きになる、今自分の居場所を大切に思う、そうすることで好きになる ・本当の気持ちは行動が物語る
0投稿日: 2016.09.19
powered by ブクログ【個別連鎖】 小説です。 電車でとなりに座っただけでも出会いですね。 不思議なところでつながっている。
0投稿日: 2016.08.01
powered by ブクログ2016.7.2 少年野球チームに臨時でやって来た監督。厳しい指導でなく良いところを褒めて伸ばしてチームをまとめるやり方に、2軍チームは少しずつ腕を上げていく。 その監督は、高校時代は強豪校のメンバーで、同期で2人もプロが出ている。… 全9話。全てが少しずつつながっている。ある人がある人から影響を受け、その人がまた別の誰かに影響を与えていく。 出会いって大事だなと思った。日本に初めてやって来た中国人の話は日本という国が誇らしくなって読んでて嬉しくなった。
0投稿日: 2016.07.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
全部つながっていることに途中から気付きました。 ざっと読み返して、おお!と感動☆ 「苦悩」こそが私を幸せにしてくれる、という話をここで聞けると思いませんでした。スピリチュアル的だと思っていたけれど、よく考えると普通のみんなの人生に当てはまることなんですよね。普段は忘れてしまいますが、辛くなった時に思い出したいです。
0投稿日: 2016.03.31
powered by ブクログ大好きな喜多川さんの本です。9つの短編集と見せかけて、少しずつ繋がっています。この本を読むと、人との繋がりでこの世界は成り立っているんだと改めて気づきました。作者の「世の中は出会っていない人も含めてすべての人がつながっているのです。」というあとがきに納得しました。人との出会いを大切にしたいと改めて感じる事ができる喜多川さんの本が大好きです。読み終わった後に、心が温かくなります。誰かにおすすめしたくなります。大事な物を忘れかけたときにまた読みたいです!
0投稿日: 2015.11.12
powered by ブクログ誰もが誰かの人生に影響を与えている。 この世界はそうして成り立っている。 そんなテーマに基づいた、連作短編集です。 それでいて、それぞれの短編にもばっちりテーマがあって、最初は喜多川さんが短編だなんて意外だなと思ったんですが、読んでみたら長編並みに大きな物語でした。 いつ読むかによっても心に残る箇所が違うかと思いますが、特に今回心に残ったのは「失恋」がテーマの章。 「つまりね、『苦悩』こそが、今の私を作り上げたと言ってもいい程なんですよ」という老人の言葉で始まる、苦悩がなければ内省もなかったし、今の自分にたどり着かなかった、という言葉がすごくすっと胸に響きました。 思い返せば実際のところ失恋に限らず、苦悩を乗り越えたら更なる苦悩があって、なんてこともありましたが、その度に苦しみつつも自分に何ができるのか、何がいけなかったのか振り返りつつ今の道に繋げてきたような気がします。 苦悩なんてないに越したことはない、と思うけど、何の苦悩もなければ今の自分にはなれなかったのは確実で、そう思うと少し今の自分を認めてあげたい気持ちになります。 それから、「自分が心から大切にしているものは、大好きになるんだ」って言葉も心に残っています。 好きだから大切にする、ではなく、大切にするから好きになる。 確かにそのとおりだよなぁと。人でもモノでも環境でも、大切にできる人でありたいし、そうして周りのものを好きでいられる人でありたい。 本当に人は深く付き合いのある人に限らず、ちょっと話を聞いただけの人から強く影響を受けることもあるし、自分では大したことをしていないのにすごく感謝されたりすることもある。 生きている限り誰にも影響を与えずにいられないなら、少しでもいい影響を与えられる人でありたいものですね。 喜多川さんが書く本はいつも軸がしっかりとブレずにあるのに、毎回新しい発見があってはっとさせられます。 また読み返したくなるし、誰かに贈りたくなるような1冊ですね。とてもいい本でした。
3投稿日: 2015.03.29
powered by ブクログ一気読み。喜多川ワールド胸に響く物語です。元気が出ます。少年野球、サービスマン、卒業式、バレンタイン、超能力、就活、日本、出稼ぎ、恋愛.
0投稿日: 2015.03.11
powered by ブクログ作者名で選んだけど、思ったより良かった。 今の自分に合っているんだはず。 ちょっと、というよりかなり前向きになってます。 ありがとう!だ。
0投稿日: 2015.02.26
powered by ブクログ◯ユニフォーム 誰かが一生懸命がんばる姿っていうのは、そいつが夢を実現したかどうか以上に、周りの人の心に影響を与えるんだ。 ◯ルームサービス 自分の時間を誰かの喜びに変えることが、働くということだよ。 それがわかれば、やるべきことは自ずと決まってくる。自分にできることを増やしたり深めたりする努力を続けること。そして、幸せに出来る人の数を一人でもいいから増やそうと努力することだ。 ◯卒業アルバム 自分が生まれてきたときよりも、少しでも美しい世界にして、この子たちにバトンを渡したい。それに自分の残りの人生を捧げる。そんな生き方が出来ればどれだけ幸せだろう。
0投稿日: 2015.02.17
powered by ブクログ1.ユニフォーム uniform 安田佳純・吉井監督・有馬コーチ・日野コーチ・高須賀・山村昭憲・二川・高橋・安田結佳・桑原・佐伯・十亀・黒木・山根・市川・純平 「相手の胸を狙って投げてるけど、うまくいかなかっただけだろ。だったら謝る必要ないよ。」 「これはイップスにならないためにやるんだ。怒られたり、失敗したりして、萎縮してしまうと緊張したときに筋肉が普段どおり動かなくなってしまう。」 「誰かが好きなことを一生懸命がんばる姿っていうのは、そいつが夢を実現したかどうか以上に、周りの人の心に影響を与えるんだ。」 「だから一球一球、自分の憧れの選手だったらどう思うか、何をしたいと思うか、自分で考えてみよう。そして自分がそれをやってみようぜ」 「みんなで、今日のヒーローになろうぜ。」 2.ルームサービス room service 染谷・有馬民夫・木村・安達康夫 「自分の時間を誰かの喜びに変えることが、働くということだよ」 「自分にできることで、誰かを幸せにする行為が、働くということさ。その報酬として返ってくるものの一部がお金である。ただそれだけのこと。だから、自分にできることを増やしたり深めたりすることで、誰かを幸せにする深みが変わってくる。その数を増やすことだって自分の努力でできる。」 「自分にできることを増やしたり深めたりする努力を続けることだ。それこそがまさに仕事の醍醐味と言える」 『どうせやるなら、同じ金額でもたくさんの人を喜ばせよう』と思える人間になる 「たった一度そのチャンスが訪れるかどうかわからないが、そのときのために常に自分の武器を磨いておくことの大切さをずっと考えさせられた。」 「誰よりも、働け」 3.卒業アルバム classbook 智子・安達顕一郎・康夫・和子・江川真由先生 「迷ったときは、初心に戻れ」 「来たときよりも美しく。そんな人生を……」 「出先に行くと、使わせてもらったからには、帰りは来たときよりも美しくして帰ろう」 「僕たちは自分がつくったわけではない世の中に生まれてきて、ほんの数十年生きて、この世を去っていく。だから、自分がこの世に来たときよりも美しい世界にして去りたい。それができれば、自分という人間がこの世に生まれてきてよかったって自分で思える。」 「この子たちが生きる世の中をよりよくするのが、今の我々大人の役目なんだ」 「人は、素晴らしい出会いによって、何度でも生まれ変わることができる」 4.ホワイトバレンタイン white valentine 真由・和正・老人・運転手 「大切なのは、本当にそこに因果関係があるかどうかではありませんよ。どれほど他人から見ればバカげていることでも、その人が『これが悪かったのかもしれない』と自らを省みて、その部分を改めること、そのものに意味があるのですよ。おかげでその苦悩を経験する前よりも、あとの方が、自分が理想とする人間に少しだけ近づくことができているじゃないですか」 「『苦悩』こそが、今の私を作り上げたと言ってもいいほどなんですよ」 「『苦悩』に出会うたびに私は思ったんです。これがあったから今の幸せがあるって断言できる未来にしなければってね」 「どんなときも笑っていればきっといいことがある。笑っていなされ。泣いてもいいから笑っていなされ。負けるなよ」 5.超能力彼氏 extrasensory perception boy 長谷川紗希・戸田敦史・久美子・神田翔・アシストくん・敦史の連れ・老人 「同じものを見ていても、人が見えない世界をたくさん見える人間になった方が俺はいい」 6.ラッキーボーイ lucky boy 戸田敦史・杉本哲也・塚田部長・宮本裕樹 「好きになろうと思ったから、掃除をしたんだ。自分が心から大切にしているものは、大好きになるんだってことをある人に教えてもらってね。」 「考えられない偶然の出会いは、今この瞬間だって起きている。そのときに相手にあげられる何かを持っている人でありたいとはいつも思ってるんだ。だからほら、こうやっていつもいろんな本を読んでる」 「一冊読めば世界が広がる。奇跡的に出会った人にあげられる何かが増える。」 「どんな状況でも、ラッキーが起こって当然の人になれってことだな……」 7.夢の国 utopia 宮本裕樹・店長の中井・先輩の富永・張浩 「もう、逃げるなよ」 「家族好き、だから家族大事にするウソ。家族大事にする、だから家族好きホント。お店好き、だからお店大事にするウソ。お店大事にする、だからお店好きホント。」 「大事にするから好きになるってことね」 「自分の居場所を大切にしている人は、信頼されるね。やる気さえあればなんだってできる国じゃない。そんな国、世界中どこにもないね。」 「人は、行動を見れば心で何を考えているかわかる」 「口で偉そうなことは誰でも言えるが、それをどこまで本気で言ってるのかは、そいつの行動を見ればわかる。逆に何も言わなくても、そいつがやっていることを見れば、何を考えて生きているのかはっきりわかる」 「行動はずっとウソをつき続けることはできないだろう。無理矢理やらされていることなら、すぐに手を抜くし、いろんな言い訳をしてやめようとする」 「いい人だと思われたい、偽善的行為だって、やらない奴よりも何百倍もましなんだよ。ちょっとしたゴミ拾いだって、どうやったら街がきれいになるかを、研究して話し続けている偉そうな奴より、実際に一つのゴミを拾っている奴の方が何百倍も偉いよ。0と1には大きな違いがある。それに、やっているうちに本気になることだってあるからな」 「大切なのは、自分の行動から自分の本心を読みとることだ」 「かっこいい男になれよ」 「自分の言葉に、自分が騙されるな」 「行動で心がわかる」 「もう、逃げるなよ」 「大事にするから、好きになる」 8.どうぞ "have a seat" 張浩・若者 9.恋の力 power of love 安田純平・河原結佳・梶山・東・修一の母(黒木真由美)
3投稿日: 2015.02.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
短編集かと思いきや、どこかで前後の短編と繋がりを見せる物語たち。 それぞれの物語に喜多川さんの伝えたい事が書いてあり、自己啓発としても小説としても楽しめた。 この本を読んで1つの考え方が変わった。 それは、完璧な人間などいないということだ。 どの物語でも良い事を言う人がいると、「完璧な人だから」とか「物語の中での話だから」と思ってしまう節があったが、違った。 ある短編で主人公を導くような行動をしたり言葉をかけたりする人物でも、次の物語では同じように誰かの行動や言葉によって変わった過去があるのだ。 例えるなら、この本の中に出てくる祐樹。彼は毎朝大学の前を無償で掃除している。そんな事が出来るのは私とはどこか違う"出来た"人間なのだと思っていた。けれど、次の短編は大学の前を掃除し始める少し前の祐樹の話だった。彼は、アルバイトをなんとなく辞めたくなって言い訳を考える普通の、どこにでもいる大学生だった。 最初から完璧な人なんかいない。 また、完璧に見える人だって不完全に決まってる。 矛盾しているようだけど、不完全で完全なのだ。
0投稿日: 2015.01.02
powered by ブクログ読み終ると心がほっこりし、今さらであっても少し自分を変えてみようかと思わせてくれた。働くとは自分なりに誰かを幸せにすること。日々、幸せにできる人を一人でも増やすことを考えて努力する、か。せめて自分と関わった誰かを不幸にはしたくない。次元が違うな。思春期の子どもたちへの教訓をもって大人たちが自らを振り返り、いましめる物語。初心に立ち返ると言うより、今にして気づきあり。人であれ物であれ、そして仕事であれ、大切にするから好きになる。心に刻んだ。かそけき決意にならぬよう。
0投稿日: 2014.12.22
powered by ブクログ9つの短編が綴られていて、それぞれは単独の話のようでいてどこかで繋がっている一つの長編小説のようにもなっている構成。 一つひとつの話が忘れかけていた大事なことを読者に思い出させてくれる。 あの人はすごいなぁと思える人でも、みんな素晴らしい出会いをきっかけに学び、自らが成長していった結果であるのだと気づかせてくれる。 「世の中は出会っていない人も含めてすべての人がつながっているのです。」 作者の言葉に納得し、人との出会いを大切にしようと思わせてくれる一冊。
0投稿日: 2014.11.26
powered by ブクログ自分の人生では自分が主人公ですが、誰かの人生では自分は脇役です。そして主人公である誰かに対して、脇役は大きな影響力を持っています。主人公としての自分の人生をどう生きるかだけでなく、どんな脇役として他人の人生に登場すべきか?そう考えると責任感を感じてしまいます。そんな内容を温かいストーリーで綴っている作品です。
0投稿日: 2014.11.12
powered by ブクログ人は自分の人生の主役として生きている。 それと同時に他人の人生の脇役としても生きている。 脇役としてどう演じるか、どんな役で出演するかは、自分で決められる。 他人の人生に嫌な人として出演して、なにくそ!と奮起させて成功に導く役を選んでもいいけど、どうせなら人に喜ばれて幸せを分かち合う役として出演したほうがおもしろい。 今回の喜多川さんの新作は、人はいろんなところでお互いに影響されながら生きていて、自分が誰かに影響されて始めた習慣によって、今度は誰かの人生によい影響を与えることもできるという、一見繋がっていない人同士でも、実はどこかで繋がっている、そんな世界を描いている。 短編の話が9つ書かれているように見えて、その登場人物はそれぞれの話で何かしらの影響を与えあっている不思議だけど、感動する、ワクワクする、キュンとなるような喜多川ワールドが満載! とにかくおもしろい! 次の本を読む前に、今すぐに再読したくなる一冊でした!
0投稿日: 2014.11.01
powered by ブクログいつも喜多川泰さんの本は読み終わると心が暖かくなり、明日こんな工夫をしてみようかな?とヒントがいっぱいです。本を好きになるキッカケをくれて更に本が好きになる。 今回のOne Worldは、全部違うお話し。なのに気づかないうちに、誰かはどこかで周りの人に良い影響を及ぼしている事もあるんだよと、優しい気持ちになるお話でそっと教えてくれました。 喜多川泰さんの本を私にプレゼントしてくれた人に恩返しがしたくOne Worldを発売前に予約して贈りました。 彼は今辛い立場にあると聞きました。 どうか、堪えて明るい明日のために「来たときよりも美しく。そんな人生を……」 私は喜多川泰さんの本に出会って、 本が愛おしくなりました。 本を読む事で感じる事は、自分自身と対話しているのだと気づきました。 人を待てるようになりました。 優しい気持ちで待てるようになりました。 人が喜ぶプレゼントを贈った経験がなかったのですが、最近プレゼントした方々から嬉しいとの言葉を頂戴しました。 きっと喜多川泰さんの本はポジティブに、気張らず、気負わず、人をみて厳しく優しくなるのは大切な事で行動にしてごらん?と教えてもらえた気がします。 なにか自分の中で感じていることは言葉に表してしまうと、薄れる気がして怖くて躊躇っていましたが、One Worldを読んで、あえて言葉に表すことで自分自身にプレッシャーをかけて常に意識していけるようにしたいと感じました。 喜多川泰さんの本を読む前後で明らかに自分が変わっているかもしれません。おかしなくらい心が軽くて、パワーアップ。 どんな時でも誰でも読める最適な内容です。 オススメです!
2投稿日: 2014.10.26
