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孤独な夜のココア(新潮文庫)
孤独な夜のココア(新潮文庫)
田辺聖子/新潮社
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総合評価

177件)
3.8
35
64
58
6
1
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    今まで恋愛をテーマにした小説はいくつか読んできたけど、ただの恋愛小説ではない。ドキドキしたり、自分もこんな恋してみたい、、という感じではなく、 とっても繊細で、リアルな感じがした。上手く伝えられないけど………… お話に出てくる女性たちはみんな自立していて恋愛に振り回され過ぎていないのが良い。でも誰かを愛しいと思う気持ちは、人生を豊かにしてくれるんじゃないかと思った。

    0
    投稿日: 2026.02.08
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    全編、関西弁が飛び交う、恋愛小説。田辺聖子を初めて読んだけど、乙女で可愛いな。お気に入りはp.129 「おそすぎますか?」くるちー

    0
    投稿日: 2026.01.30
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    大阪弁が小気味よい短編集 古くさい、と思う言い回しや考え方もあったけど(1978年なら当然か!) それでも男と女って普遍なんだなと思える、恋愛はいつの時代も変わらないのね… 現代なら、男、女、に限った話じゃないものもあるだろうけど。 思い出は、キラキラ輝きながらも苦味を残すものなんだなぁー。大切にしたいな。 ↓ネタバレ 「ひなげしの家」という作品が大好き。 いい歳して不倫関係にある叔母 ヒモとなった相手のため、バーで働く叔母 相手が死んでしまった時に、あたしもあとからすぐ行くわよ、と言って自殺した叔母 そんな2人をいやらしい…と思いながらも、どこか理解したがっている主人公 「ああ皐月 仏蘭西の野は火の色す 君もコクリコ 我もコクリコ」 という与謝野晶子の歌

    0
    投稿日: 2026.01.05
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    自分も本を読んでみたいけれど、読書初心者の自分でも読みやすくて難しくない本はないだろうかと、趣味で小説を書いている知人に相談したところおすすめされた作品です。それまで田辺聖子さんのことを存じ上げませんでした。 孤独な夜のココアは、恋愛作品の短編集ですが、どれも読みやすく難しくなく、それでいて読んだ後に余韻が残るような満足感のある作品ばかりでした。 発行されたのが昭和なので、昭和ならではの時代背景を感じられる描写も見どころかもしれません。 私はこの短編集の中では「ひなげしの家」と「雨の降ってた残業の夜」が特に好きです。一番を決めるとすると「雨の〜」かな。この作品の中に出てくるオノマトペとか、雨の降る寒い夜を思わせる情景描写がなぜかやけに癖になり、何度も読み返しています。

    1
    投稿日: 2026.01.03
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    田辺聖子さんの書く女性やっぱり好きだなぁ、地に足ついてるというか、自分の信念に基づいて男性を可愛がってる感じがする。変に甘えたりすがったりするんじゃなくて、楽しい関係の鮮度を保つために最善の言動をしていくんだよ、賢くて恋愛上手だなぁなんて思う。彼女たちが男性に興味を失う瞬間も、あっさりしてて共感できる。男性から口説かれても、照れ隠しなのか気性なのか絶妙に可愛らしくひょいひょいかわしてる姿とか、他人から評価じゃなく自分の目と心で恋愛してる感じとか、すごく魅力的なの、文体も好き、関西弁がかっこよく、可愛く思える 「アイツと暮らしているあいだ、苦労したとは思えなかったのだ。私は幸福だったのだ。世俗の風が舞い込んだとき、その幸福は石になったのだ」 「人間のきもちは、さざなみの波紋のようなものだから」 普通はどうかとか周りはどうかじゃなくて、自分が幸せでいられるかで恋愛したいよなぁ

    1
    投稿日: 2025.12.13
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    タイトルに惹かれて読んだけど、表題作はなかった!けど、どれも調度良い分量で書かれていて、余韻も良かった。綿矢りさが解説! 「春つげ鳥」「エープリルフール」「ひげなしの家」「中京区・押山路上ル」が特に好き!

    1
    投稿日: 2025.11.12
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    これは独りでじっくりと楽しむ短編集。 ココアのように甘かったり、ほろ苦かったり、温かかったり、舌にザラつきが残ったり、する。 「春と男のチョッキ」の味が好みすぎて、きっとまた味わいたくなる気がするから、本棚にそっと置いておく。たぶん、いつまでも。

    0
    投稿日: 2025.08.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    田辺聖子の恋愛小説、読んでると胸がキュンキュン、温かい方向と悲しい方向でするから、感情がジェットコースターなんだって…!わかるうううってなって大体ハア…ってなって、こちらもちびちびとしか読み進められませんでした笑。 どれも好きだった(し悲しくなった)けど、やっぱり選ぶなら「ひなげしの家」かなあ。中年に入って、妻帯者のまま、別の女性(主人公の叔母)と暮らし始め、その二人に社会規範を押し付けず、ただ自分が受け取るままに「いいなあ」と思い、恋愛相手に阿ったりしている主人公ちゃんが等身大で好きだった。そうして最後、「心配しないで。あたしもあとからすぐいくわよ。二人一しょよ。怖がらないで」と言った叔母は、妻が病院に来たからとその場を辞して、家で一人首を吊る。この展開はこのセリフが出された時に頭によぎって、やっぱりと思うと同時に、私こういうの弱いんだって〜となった。 …わたしは生涯のうち、いくつになってもいいから、双方から愛し愛される恋にめぐりあいたいと思っている。片思いの恋や、条件付きの結婚でなく、そんな恋は、もしかしたら叔母さんみたいに、四十や五十になってから、やっと訪れるものかもしれない。「あとから行くわ」といって、ほんとに行けるような恋。 遺書もなかった。叔母さんは、いさぎよかった。 ひなげしの家は、いまは人手に渡った。

    0
    投稿日: 2025.08.04
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    初読みの作家さん。タイトルと可愛らしい表紙に惹かれ、「恋愛小説の名作」という帯の売り文句に釣られて購入。 ハッピーエンドともバッドエンドともとれない、それでも読んだ後にはホッとするような温かい後味が残る12編の短編集だった。今でいえばダメンズとも捉えられるような男性に振り回される女性が多く登場するが、不思議と誰もそれに対して不幸であると感じていなく、むしろ後味が良い結末を迎えているのが面白い。すべてのお話の舞台は関西で繰り広げられているため、登場人物たちの軽快な関西弁もたまに重くなる空気も和らげているようだった。 中でも特に好きだったのは「ひなげしの家」だった。ひなげしの家に暮らす主人公の叔母と、別の家庭を持つ叔父の中年同士のいちゃつきは側から見れば滑稽なのだろうが、主人公はその二人の姿をいつも微笑ましく見守っている(いや、むしろ羨ましがっている)。最後はどの短編よりもドラマチックに終わっていて、それまで表面的にしか見えてこなかった叔母の深い愛にウルっときてしまった。 「孤独な夜のココア」というタイトルに、最初はあまりピンと来ていなかった。ただ最後まで読むと、恋愛における孤独がどの短編にも染みていて、そんな孤独の中にも幸せだったと感じられる甘さを表現しているのかな、と思った。

    1
    投稿日: 2024.09.16
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    “恋というものは、生まれる前がいちばんすばらしいのかもしれない” 寝る前に1章ずつ読むのにぴったり

    2
    投稿日: 2024.08.25
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    可愛らしい恋愛小説かなと思ったら、ほろ苦さのある個性豊かな12篇でした__ 人間味のある登場人物たちと恋を綺麗に描きすぎずないとこが良くて、共感できるとこがたくさんありました。

    3
    投稿日: 2024.07.31
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     読んだことないので、おじさんが20代女性視点の恋愛小説ってどうかなと思いましたが、読んだらすごく面白く、とてもよかったです。おじさんにも、おすすめします。  解説の綿矢りささんも書かれていますが、主人公の女性たち、優しいし、どことなくサバサバした感じがして、どんな状況でも前向きです。その姿に癒されたり、励まされたりしました。  田辺聖子さんの女性の心情表現については、よく分かりませんでしたが、読み始めると少し粘っこい文章だなと思いました。それもすぐに慣れ、スイスイ読めます。  時代は昭和です。TVドラマの『不適切・・・』の昭和時代よりももうちょっと昔です。そのため、本の最後に編集部から「・・・今日の観点からみると差別的ととられかねない表現が散見・・・原文どおりとしました。」みたいな説明がつけられたりして。  昭和を知らない世代には、女性を取り巻く社会情勢に違和感を感じるかもしれません。  それでも私は、昭和感は薄いと思いました。それは、田辺聖子さんの表現が、「遠くから見て楽しんだ」とか「匂いをかいだ」みたいな主人公の行動や、その時の気持ちなんかが中心だからかな、と思いました。まあ、自分も昭和ですしね。  この本は、原田ひ香さんの『図書館のお夜食』で田辺聖子さんのレシピが紹介されたり、覆面作家さんのお宅に全集があったりしたことから選びました。  覆面作家さんの洗面所で『田辺聖子全集』が見つかったことに、とても違和感を感じていましたが、もしかしたら覆面作家さんは、お風呂なんかで田辺聖子さんの作品を読みながら孤独を癒し、生きる勇気をもらっていたのかもしれませんね。

    102
    投稿日: 2024.03.18
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    女性が主人公の短編集 恋をする女性の心模様が丁寧に描かれている 人の心を丁寧に言語化したものを読む。ということが読書の一つの目的であると思っているので、本書はまさしく人の心を丁寧に言語化している

    9
    投稿日: 2024.03.02
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    「帰りみち、私は自分のために、赤に白い斑入りのチューリップを十本ばかり買った。やっぱり気持ちがふつうでなくて、浮き立っていたからかもしれない。華やぎ、というふうなのかもしれない。」 12編の短編を集めたこの本の中で、「エイプリルフール」という短編のこの部分が一番好き。 会社で、陽気で皆から愛されるがおっとりしていて抜けたところのある四歳年下のキヨちゃんと付き合っている和田さん。 男と女の付き合いで、男が払うのが当たり前なんて思っていない。お金を大切にするしっかりもので、結婚するかどうか分からなかったら、当たり前のように男に甘えるということの出来ない28歳の和田さん(女性)。だけどそんな和田さんといると「一番落ち着く」というキヨちゃん。キヨちゃんは旧家の後継で、和田さんはそんな旧家の甘ったれのボンボンと結婚しようとは思ってなかった。がある日、キヨちゃんの出張中に病院へいくと「おめでた」であることが分かった。冒頭の抜粋部分はそのときの和田さんの描写。 この短編集に収められた女性達は20代後半で、その時代(昭和50年代前半)としては結婚適齢期を超え、会社で残っている女性としては年が上のほうになり「甘えて可愛い」と思われる年代をとうに超え、自立し、仕事を面白いと思いながらこなしている女性達が多い。 だけど、女性から見たら一見可愛くないが、頼れる、人の気持ちが分かる年上の女性を「落ち着く」「可愛らしい」と思ってくれる男性がいるようで。しかもその男性たちは大抵、わりとイケメンで楽しくて、モテモテで。 ちょっと、女性側の願望も入っているかもしれない。でも、全くウソでもないと信じたい。頑張っている女性には、自立している女性には、人生の中で一瞬でも「華やぎ」があると信じたい。それが、冒頭に抜粋した部分に現れている。 頑張って、自立して、そして他者にも思いやりのある女性は、きっと報われる。…けれど、永遠ではない。「エイプリルフール」はハッピーエンドで終わったが、バッドエンドで終わった話も多かった。 姉御肌で、有能で、結婚しても仕事を辞めなくていいと言われて結婚し、家事と仕事を頑張って両立していたのに、結局いつも帰りの遅い女性に愛想をつかして旦那が出て行ったという話もある。 別の年代の恋愛の話もある。 「叔母さんの家の庭には、初夏から夏にかけていっぱい、赤いひなげしが咲いた。わたしはひなげしが大好きで、その季節、遊びに行くと、いつもどっさり、もらって帰るのだった。」 「目に見えぬ神サマの手がシワシワの花弁を開いてゆく。とても薄いのに破れもせず、みーんな静かに開ききると、風に身をゆだねるようにしてそよぐのだった。そういう花がいくつもいくつも重なり、そして白い金網の向こうには、青い海があった。」 これは「ひなげしの家」という短編の語り手の梨絵子の叔母さんの家の描写。叔母さんはバーを経営している38歳の独身女性で、神戸の海の見える家で42歳の画家である既婚男性と住んでいる(不倫)。叔母さんは小さくても自分の店を持っていて、どちらかというと同棲しているおじさんのほうがお金にだらしなく、ヒモっぽい。そんなだらしなさと「38歳と42歳の恋なんかいやらしい」ということが親戚からは嫌われている。 けれど二人は遅く知り合ったからこそ、二人の時間を大切にしていた。ひなげしの花のように鮮やかに柔らかく。そして、本当に二人の時間はひなげしの花の花びらのように薄くて、風に吹かれて散ってしまうものだと分かる。 平凡に頑張っている人達の中にふと訪れる華やいだ温かな恋愛。永遠でもないし、両思いでも男女間で思いが異なる。でもそんな一瞬を優しく飾ってくれる田辺聖子さんの文章好きです。

    83
    投稿日: 2024.02.25
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    人生って、恋愛ってこんな瞬間ってあるよね、を切り取ったみたいな短編集。時代的におそらくもう、こんな背景は描かれない。

    1
    投稿日: 2024.02.21
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    田辺聖子の恋愛小説短編集。やっぱり執筆当時時代背景もあってすごくリッチ。 なんだろうな、大金持ちがばんばん出てくるわけじゃないんだけど、独身の女性の生活ぶりや文化とかに対する感覚が、こう、豊か~!って感じ。 たったの1行で展開が急転直下で「え、え、え…?」ってなるところがあって、明るい雰囲気のまま気がついたら真っ暗になってた、みたいな話もあり、たった1行で数文字で状況を一変させるなんて小説という装置をわかりすぎている。 でもめちゃくちゃ自我が強くて傲慢で無邪気で愛さずにいられない女性がめっちゃ出てきてよかった。さすが田辺聖子…

    4
    投稿日: 2024.01.29
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    人を好きになるという、甘さよりも、切なさ・ほろ苦さが静かに包む感じ。とくに最後の一編が本当にココアのように温めてくれる気がする。

    2
    投稿日: 2023.12.24
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    田辺聖子さんの作品を読むと、実らない恋もまたいいなぁと思える。自分の心が美しいとどんな結末でも美しさは残る。受け取る側にモノゴトの可愛げを感じる繊細な感受性があれば。 好きな男にお金を惜しみなく使って、それでも損したとか、私のこと愛してないんじゃ、とか思わず、だって私がそうしたかったからと自然に思える女になりたいと思った。

    1
    投稿日: 2023.10.07
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    映画『パンとバスと2度目のハツコイ』において「孤独」と名のついた本だらけの本棚が出てくるシーンがある。 その本棚の中にあった一冊がこれ。 あまりちゃんと内容を覚えていないけど、タイトルは正しく「孤独な夜のココア」だったのは覚えてる。

    3
    投稿日: 2023.08.30
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    怒りんぼが好きだった。一晩おいたら悲しみになる、だからその日のうちに怒っておきたい、そんな気持ちはすごくわかる。

    1
    投稿日: 2023.05.20
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    ちょうど元気がなくて長編を読むほど体力がなかった時に手に取った 田辺さんのコテコテの関西弁はなぜだか元気が出る 決して周りから見て幸せじゃないかもしれないけど、なぜだかそれぞれが幸せそうな素敵な恋たち

    0
    投稿日: 2023.05.17
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    うううううーん 叶わなかった恋や不倫の恋から立ち直って前を向く、みたいな話なんだけど、時代的に共感できなかったのかイマイチ!

    0
    投稿日: 2023.05.14
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    いろんな愛のかたちが詰まってて、私はすごく好きだった。どの話も全部女性目線で進むのだけど、健気で真っ直ぐで、でも素直になれない感じとか、夢中になりすぎちゃう感じとか、りちぎな感じとか、そういう人、いるよなあとか分かるなあとか思いながら読んだ。昭和の本だから、言葉遣いとか生活様式さえ違うけど、女の内面としては一緒。女の子ってかわいい。 それに、この本は無理な展開がなくて、全部リアルな感じが良かった。でも女の子たちの気持ちの動きに共感できすぎて、決して退屈ではなかった。短編集だからサクッと読めて、「その先はご想像におまかせ」みたいなスタンスが私はとても好き。読んでて疲れないし、喫茶店で読むのにちょうどよかった。

    5
    投稿日: 2023.03.26
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    題名に惹かれました。 共感できず、感激もあまりしませんでした。 でもとても読みやすく感じました。

    1
    投稿日: 2023.02.21
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    タイトルと表紙が素敵でブックオフで買った。 短編集。例によって時代を感じる描写もあるけど、田辺聖子さんの小説はなぜか今読んでも面白い。 すこし変わった叔父さんと叔母さんが仲睦まじく暮らしているのをみている「ひなげしの家」が良かった。もの悲しいけどあっさりしている。 あと、京都女の「中京区・押小路入ル」も良い。京都ってメンドクセーんだろうな。笑

    1
    投稿日: 2023.02.01
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    読んだものは旧版。昭和48年発行の新潮文庫だが、表紙も解説も違う。解説は神津カンナ(!)解説は昭和っぽい(当たり前だ)が、田辺さんとの交流も書いてあり、おもしろい。 最初の版の発行は昭和53年。 さすがに古いし、昔の女性の甲斐甲斐しさが痛々しくもあるが、それを補って余りある、小説の面白さ。 女性が不遇な時代にあって、ちゃんと背筋を伸ばした主人公たち。田辺さんの若い女性たちへの温かい視線がある。

    2
    投稿日: 2022.07.21
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    大阪に引越して、関西が舞台の小説を探していたら、この作品と出会った。 あまり関西の町について出てくることはなかったけど、全編をとおして関西弁で会話が進むので雰囲気は楽しめた。 なによりも45年近く前の作品ということもあり、女性を取り巻く環境が全然違っていて、その驚きが楽しかった。当時は小1くらいのはずだが、大人の人たちはこういう空気の中で過ごしていたのか、と思うと感慨が深い。

    1
    投稿日: 2022.06.15
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    面白い。最後の1ページの端をよく折った。やっぱり知らない世界の男女の駆け引きがいい。「雨の降ってた残業の夜」と「ひなげしの家」がとくに好き。 「人間のきもちは、さざ波の波紋のようなものだから」 「可能性のギリギリまで自分を表現して、せい一ぱい人生を生きているように、自分で誇らしかったのである」

    2
    投稿日: 2022.04.25
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    昭和50年代前半生まれの私には「わー懐かし~い」な感じの恋愛観だらけで、とても面白く読めたけど、文化も文明の利器も違いすぎて、きっと今の若い子にはハマらないんだろうなぁ。私はちょうど今のものも昔のものも楽しめる年代で良かった。

    1
    投稿日: 2022.04.24
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    どの作品の女性も、さっぱり颯爽としていてかっこいい。年齢も近いので、自分を取り巻く環境や自分を見る周りの目の変化に共感する。それでも、自分という芯が一本しっかり入っていることは大事だと思う。周りに流されて、合わせて、自分を変えてまで生きていくのは幸せと言えるのか。結婚や恋愛がうまくいくことは安心材料だけれど、それが全てではない、自分をしっかり持って冷静に考える主人公たちは素敵だ。芯が入ってきっぱりとした女性を、いいと言う男性も、素敵だと思う。

    4
    投稿日: 2022.03.19
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    小さな宝石箱に、ひとつずつ大事にしまっておきたいような恋の記憶。 柔らかい関西弁で綴られた、甘くてほろ苦い12編の短編集。 全部読んでしまうのがもったいないくらいだった。 ここに出てくる男性に、私も同じように恋をしたような気持ちになって、こまやかな描写に心が震えてしまった。 出てくる女性も、とても可愛らしくて、優しい。 70年代の20代後半くらいの女性を主人公にしたものだけれど、どのお話も、今読んでも共感できるものばかりだった。 振り返る余裕ができた今だからこそ、そう感じるのかなとも思う。

    41
    投稿日: 2022.01.03
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    レトロさを感じる時代背景と共に綴られるさまざまな恋愛模様は細やかながら逞しい。女は強いようで不器用だ。「恋というものは、生まれる前がいちばんすばらしいのかもしれない」

    0
    投稿日: 2021.10.18
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    やっぱり田辺聖子が描く働く20代女性の恋が好きすぎる。 誰かと居ても孤独を感じる瞬間はあるし、周りからは寂しい人とでも思われてようと、その人なりのトキメキがある。色んなタイプの人生が垣間見れて、20代女性の世俗的な、一般的な「幸せ」に振り回されなくていい、と優しく、美しく、パワフルに伝えてくれる。 なんでそこ好きなん?って感じるポイントが一切なくて好き。「男の人の幼い、世間の色に染まっていない、自分で自分を飼い慣らせていない部分を愛する」ことが母性であり包容力であり、形はどうであれ幸せな秘訣なのかもしれない。

    0
    投稿日: 2021.06.04
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    高校時代の担任の推薦。当時、文庫が手元にあったが読んだ記憶がない。絶版になっているのか。冒頭の一話だけ読んだがそんなに思い入れを感じない。

    0
    投稿日: 2021.05.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    購入して読んでみたら、前に読んだことがある…おそらく題名に惹かれさらりと1話立ち読みしたことがあったようでした(笑) 購入後作者説明欄を見て、世代が古いと気づき、共感しにくい部分があるかと懸念しましたが、全く逆で驚きました。 各々のストーリーの登場人物、内容もとてもバラエティに富んでいるけれど、主人公が女性視点で、抱える悩みや不安や問題が、世代がこんなに違ってもいつも同じなんだ、ということに本当に驚き、不思議な安堵感を感じました。 またどの主人公もキャラクターの違いがあり楽しめ、好感が持てるため、決してハッピーエンドではない話でも気持ちのいい後味で良かったです。 題名の通りの環境で読みたくなる、女性にぜひ勧めたくなる一冊です。

    1
    投稿日: 2021.05.21
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    作品に時代を感じるが、いつの時代でも男女の恋愛は、なぜこうも同じなんだろうと思い、だから現代でも共感でき、読まれ続けているんだろうと思って楽しかった一冊。 不倫も浮気も純愛もあって、鈍感な男、遊ぶ男、意地悪な女、ダメ男に一途な女も昔もいたんだと思ったらふっと笑える。主人公の女性の気持ちに共感できる部分がたくさんあった。 『エイプリルフール』と『中京区・押小路上ル』の話が好きだった。作者の故人の一冊に触れて、新鮮だった。

    0
    投稿日: 2021.05.03
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    恋愛の短編集。 すらすら読めちゃったよ。 何よりもビックリしたのが、 この本が昭和58年の発行ということ。 そんなに前の本のように思えなかったよ!! 確かに、ところどころ時代を感じる部分もあるけど、 全然読めちゃう。 それって、昔から恋愛しているときの気持ちに関して 大きく変化している所はないってことかなー って思ったよ。 「雨の降ってた残業の夜」という話の最後に 「恋というものは、生まれる前がいちばん すばらしいのかもしれない。」 という一文があった。 とっても納得!! この言い方がすごく好きー!!

    1
    投稿日: 2021.03.28
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    短編集。 会話文は東北民としてはあまり馴染みのない関西弁で表現されていたが、抵抗なく読むことができた。 さまざまな恋愛模様が書かれており、正直あまりピンとくるものはなかった。だが、5年後、10年後と人生経験を積めばまた違う感じかたになるのかもしれない。 覚えていたらまた読んでみようと思う。

    0
    投稿日: 2021.03.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    いろんな種類の切ないがあった。 怒りんぼが1番印象に残った。 ・春つげ鳥 やっと幸せになったのに。。 幸せもそこからの辛い出来事も淡々とかかれているから、より切なくなった。 「石段を昇ってくる足音は、わたしを幸福で涙ぐませる。」 ・りちぎな恋人 藤村さんの気持ちが、わたしもわからん。。 こういう感じだとヤキモキしてしまうので、はっきりして!!ってなっちゃう。 「なんでも、あんまりハッキリ前以てしてない方が、動き易いのと違いますか」 わたしは動きやすさよりも、決めちゃいたいって思うんだな。 ・雨の降ってた残業の夜 恋した方が負けだなあっていうのがわかる話だった。 恋が生まれる前の関係性が良くて、お互い恋に落ちるんだよね。 でも恋をしてしまうとお互いの気持ちのバランスが変わってしまうから、関係性も変わっていくんだな。共感したな。。 「恋というものは、生まれる前が1番素晴らしいのかもしれない」 ・エープリルフール キヨちゃん、頼りないけどめちゃくちゃ良かった。。思いやる気持ちが伝わって、ジーンときた。。 「今日の話、あの複雑なオデキの話、ほんととちゃうのかなあ、エープリルフールやのうて」 ・春と男のチョッキ うわーこういう男性いやだわーって思うけどね。。 「私は、会社をやめ、彼のそばを離れて良かった、とこの時思った。」 ・おそすぎますか? あああ切ない。。 必要と思ってるだけじゃ、相手を大事にしてることにならないんだな。 〜して欲しいだけじゃダメなんだな。 「これからも、その後も、ずっと、それが私に浴びせられるもののように考えていた」 ・ひなげしの家 つらいなあ。ずっと一緒にいたいと思える人との別れは、つらいなあ。 「遺書もなかった。叔母さんは、いさぎよかった。」 ・愛の罐詰 めちゃくちゃ印象に残っている。。読み終わった瞬間わー切ないって声出た。 ミキに言ってしまったことが、越後先生とミキの人生を変えたんだなって見方もできる。 越後先生!!なんで気づかないんだ!!ってなった。。はー。 罐詰ってすごくピッタリな表現だ。。 「先生の顔は私にはやはり、どきっとする、なつかしい切ないものをもたらしたが、私の心の中では、愛の罐詰にされていた」 ・ちさという女 ちさもいろんな切なさを経てあのちさになったんだろうなと思ったので、ただただちさが切なかった。(でも横でずっと話を聞かされてたら鬱陶しくなっていたと思う) 「菓子屋の前で、紙にそう書いて頼んでいるちさの姿を思い浮かべると」 ・石のアイツ ひゃー、全然好きにならない人だわ。。って思ってたけど、 好きな人にお金を使ったり、好きな人のために何かを一生懸命するって、 側から見たらおかしなことでも、自分は幸福なんだよなっていうのはすごくわかる。 「私は幸福だった。しかし、純子の言葉を聞いてから、急に、不幸になった」 どっちが良かったんだろうか。。 ・怒りんぼ この本で1番印象に残った。。 めちゃくちゃ切ない。。 「おそすぎますか?」のように相手のことを優先しなかった訳でもない。 元気がいいと褒めてくれて、楽しく過ごせていると思っていたのに。 「私は、一日おいたら、あくる日は悲しみになるのがわかっていた。」 「カッとなって怒れた日は、悲しみを知らない日だったのだ。」 ・中京区・押小路上ル 最後はほっこり^^ ときめきを探してしまうけれど、本当に一緒にいたい相手ってそれだけじゃないんだよね。 着物の素敵さも伝わってきた。 失うかもしれないと思うと、大事なものに気づけるのか。それとも、失うから急に惜しくなるのか、わからないけど、またずっといたらわかるんだろうな。 「よそへ行ったら、宇女ちゃんと宵山見られんようになるし」 ・解説も良かった 「女性の中身は変わらなくても、女性を取り巻く環境は彼女の年齢によってどんどん変わっていくからだ。」 この時代は、今よりもずっとそうだっただろうな。

    0
    投稿日: 2021.03.19
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    2021年3月15日読了。2回目。1回目読んだのは購入時。いつかは不明だけど10年経つかもしれない。 前回読んだ後の感想は、ピンと来なかった。話の舞台が関西なので、会話はすうっと入ってくるし景色も浮かぶけど、数々の恋愛の話にいまいち入り込めなかった。でも今回読んでみてわかった。自分自身が片想いでもいいから恋愛してるかどうかで全然違う。今回はすごくおもしろかった。もっと読みたいと思った。

    0
    投稿日: 2021.03.15
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    甘いココアかなと思って手に取りましたが、ほろ苦かったです。 眠れない夜にひとり、過去の恋を思い出している。戻りたい、やり直したいとは思わない。 ただ、あの時ああしていれば 違う人生だったのだろうかとぼんやり考えている。そんな雰囲気。

    1
    投稿日: 2021.03.12
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    依存ではなく自由に生きて自立してる女性で好みでした 恨みもしないのは畏れ入る自分だったら恨む話ある… 特に雨の降ってた残業の夜 「もはや、あの、雨の降っていた残業の夜の、たのしいこだわりない、いい雰囲気は、二度と生まれないという、不安な予感がする。恋というのは、生まれる前がいちばんすばらしいのかもしれない」 特に恋というのは〜からが共感の嵐 時代は古く感じるけどいつの時代も変わらない色褪せない 恋愛小説は苦手だったけどドロドロしてなくて好きです

    0
    投稿日: 2021.02.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    若かりし頃の恋愛を、ふっと思い出すことがある。 若さ故の向こう見ずな言動が蘇り、赤面したり苦笑いしたり。 一人でまどろむ真夜中にホットココアを飲みながら物思いにふける、そんな夜がたまにはあってもいいものだ。 そんなちょっぴりおセンチな気分にさせてくれる12編の恋愛話。 叶った恋、叶わずに終わってしまった恋。 恋の相手も妻子持ち、優柔不断男、お調子者、甘えん坊で頼りない男等など十人十色、いや十二人十二色、恋は人の数だけ存在する。 一人の呟き「恋というものは、生まれる前がいちばんすばらしいのかもしれない」に共感。 叶うかどうかはまだ分からないけれど、ただ見ているだけでドキドキする、あの恋するわくわく感は振り返るととても眩しい瞬間だったと、今にしてしみじみ…。 それにしても、お聖さんの大阪弁は何度読んでも柔らかくて可愛らしい。 しんみりする切ない恋の話も、じわじわと優しく沁みる。 『エイプリルフール』『おそすぎますか?』『ひなげしの家』『怒りんぼ』が特に好き。

    19
    投稿日: 2021.02.15
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    かなり昔に一回読んで、内容は忘れてたけど印象にだけ残ってて、また読んだ。 40年くらい昔の作品だからたぶん今の時代とはいろいろ変わってるんだろうなと思うこともあるけど、でも今の時代でも変わらない男女のやりとりが短編にさまざまにあって読んでて切ない。 「春つげ鳥」が可愛くて好きなんだけど、どれを読んでも、どこかしら心にチクチクとくる。

    1
    投稿日: 2021.01.04
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    様々な男女の状況を描いた短編集。 読みながらにやけてしまうような甘いやりとりと、全く笑えないシリアスなシーンが散りばめられており、心がずっと黄色信号を点灯させているような、そんな気が抜けない状態で読了しました。 以前に『男性は火星から来た火星人、女性は金星人なので全くの別の人種と心得て接するべし』という本を読んだのを思い出したくらい、渦中の男女の異なる点がそれぞれ魅力的に、ときにおもしろく描かれていました。

    1
    投稿日: 2020.11.27
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    やっぱりいつの時代も考えてることとかは変わらないんだなって思う。ずっと前に作られた作品でも、何故か感情とか考えとかには今にも通ずる考えがあるなと思った。 大人の恋なんだなって思う。まだまだ自分は未熟すぎて自分を確立しきれてなかったり依存したり恋愛フィルターがかかって盲目になったりするけれど、出てくる人達はそんなことなくてすき。

    1
    投稿日: 2020.10.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    あっさりしてユーモアのある文体が好きだなと思った。「雨の降ってた残業の夜」の最後に書かれていた「恋というものは、生まれる前が一番素晴らしいのかもしれない」という一文にグッと来た。

    0
    投稿日: 2020.07.16
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    『怒りんぼ』で喬が、友人の亜以子と暮らしたいから出ていきたい、と言い出した時に普段怒りっぽい主人公が怒る事なく、自分が怒った時に「まぁまぁ」ととめてくれる大事な人を2人も失う事に気づいた時に、不意にエモ過ぎて泣きそうになった

    0
    投稿日: 2020.06.25
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    20代半ばから後期の女性の恋愛短編集。まさに同年代で主人公に通ずるものも感じ心に響く。田辺さんの他の小説も読んでみたい。

    0
    投稿日: 2020.06.23
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    田辺さん僕のおばあちゃんくらいの方やけど、全然色褪せてなくてびっくり。 最初にこの人はこういう人である、てしっかり書いてくれてるから、知り合いの話を聞いてるみたいで続きが気になる。おもしろかった。 ひなげしの家がお気に入り。

    0
    投稿日: 2020.06.10
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    お聖さん作品2冊目。 お聖さんの作品すきすぎる。刺さりすぎる。 解説を綿矢りささんがしてるのもあって、さらにめちゃくちゃ好きな1冊になりました。 お聖さんの描く女性は、周りの環境や風当たりがあわってもその人自身に軸があってのびのび生きてる所が強くて惹かれるなあ。 とくに“エープリルフール”がいちばんすきです。

    0
    投稿日: 2020.04.06
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    まず装画がすごく好き。 読み終わってから時間が経ってしまったけれどおもしろかった。 きっとまた読み返したくなると思う。

    0
    投稿日: 2020.03.29
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    少し古い時代の話で、今とは女性の立場が異なったりもするけれど、女性の気持ちという点では、全く古臭くなく読めるのがすごい。

    1
    投稿日: 2020.03.11
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    少し昔の女性たちのお話ですが、現代にリンクすることもありとても読みやすく、共感できる物語ばかりでした。 特に「ひなげしの家」が好き。 いつの時代も恋する女は美しくて儚い。

    0
    投稿日: 2020.03.09
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    タイトルにキュンときて、図書館で借読。 初★田辺聖子さん‼︎ 最近亡くなられたこともあり、 色んな雑誌で記事を拝見していて 更にこのタイトルの良さに期待値高めで わくわくが止まらなかった。 高すぎた期待値は越さなかったけれど、 関西弁に親しみがあり、昭和を感じつつも、 現代の働き方改革で悪戦苦闘する女性にも、 共感できる作品。

    0
    投稿日: 2020.02.27
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    初めて田辺さんの作品を読みました。短編小説もほとんど読まないのですが、読むのが遅い私にはやはり向いている物。 私の好きな一昔前の時代背景。女性たちの魅力が詰まった作品、かな。 田辺さんを好きになりました。 田辺さんもっと読みたい。

    0
    投稿日: 2020.02.08
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    タイトルに惹かれて読み始めました。イメージのとおり、ほろ苦さと甘さ、暖かい幸福感と切なさが感じられる12篇の恋の物語。本のタイトルと同じ短編は無くて、あれ?と思いましたが、夜中に一人でココアを飲みながら読むと心に染みてくるようなお話ばかりでした。珠玉の短編集という表現がありますが、この本にこそそう言い表したいです。うまくいった恋も、うまくいかなかった恋も、振り返ればあの時、あの瞬間を、大切に切り取ってアルバムに取っておきたいようなかけがえのない宝が秘められている。それはやすやすと誰かにひけらかしたりするものでなく、自分の胸で暖めておくものなのです。

    3
    投稿日: 2020.02.06
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    どの主人公も、嫋やかな女性ばかりで魅力的だった。 『孤独な夜のココア』というタイトルがぴったりの1冊。孤独な夜に飲むココアのような、また何度でも読みたいと思う本。 昭和も、(平成を飛び越えて)令和の現代も、恋心は変わらないのかもしれない。

    3
    投稿日: 2020.01.11
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    鹿児島にて読み終える。 中京区…とタイトルのついた短編があったので思わず手に取る。やはり関西で、働く女がよく出てきた。世俗の風ー石 というところなど印象的。 長編も読んでみたい。

    3
    投稿日: 2019.12.08
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    恋愛小説にはあまり興味がなく手を出せずにいたのだけれど、孤独な夜のココア、という題名を見る度に惹かれ、購入。 色んな恋愛の形が短編で収録されており、くどさを感じずに読み終わることができたのが良かった。 「雨の降ってた残業の夜」の、恋というものは、生まれる前がいちばんすばらしいのかもしれない 「石のアイツ」の、世俗の風が舞いこんだとか、その幸福は医師になったのだ という文章が印象的

    0
    投稿日: 2019.11.29
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    誰かを好きだって思っているところの描写がとにかく共感してしまう。自分の意思で恋をする女性がかわいい。愛おしい。それがうまくいかなくても。好き、という気持ちをこういう風に描く恋愛小説は最近の作家さんでもいるのかな、読みたいな。

    0
    投稿日: 2018.12.03
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    短編集。本と同タイトルの話はない。「エープリルフール」が良かった。女は妊娠したことをエイプリルフールに男に告げる。[private]諫早に持ち帰る2007/1/1[/private]

    0
    投稿日: 2018.11.20
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    性に合わなかった。 時代的なものもあるのかもしれないけど、口調が気になりすぎて、あまり話がはいってこないし、主人公のキャラクターが好きではない。(どのストーリーも) ただ、同い年の友達に勧められて読んだから好きな人は好きみたい。

    0
    投稿日: 2018.10.11
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    関西弁に彩られた十二篇の短編が昭和刊行故と思われるそこはかとない古風さから次第に寄り添ってくれた。不倫や恋が見苦しくない冷静な清廉さで全体が縁側にちょこんと座った幼女みたいな不思議な可愛らしさ。離れていく恋人に怒れない結末が寂しい「怒りんぼ」と、着物と彩色の様子が美しい「中京区・押小路上ル」がすき。

    0
    投稿日: 2018.10.10
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    昭和の様々な恋愛模様を描かれた短編集。 今でも通用する恋愛シーンばかりで案外、人の心の根底って変わっていないのかもなって思いました。 ちょっといじわるしたくなったり。 ちょっとした言葉でなんでもなかった人を好きになったり。 逆に人を疑って別れてしまったり。 それに出てくる女性のあっさりしていること。 恨むでもなく何でもないことのように思い返していたりすることがかっこいいなぁ、と思いました。

    0
    投稿日: 2018.05.17
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    恋愛短編集。昭和頃の20代恋愛を様々描いていて、ほろ苦かったり、甘かったり。私がなかなか手に取るジャンルではないのですが、たまにはいいかも(*´∀`*)2016.06.28読了。

    0
    投稿日: 2016.07.13
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    雨の降ってた残業の夜 おそすぎますか? 刹那だけど哀しくない、だけどじわじわと締め付けられるような不思議な感覚。 要は行き遅れた昭和のOLたちの短編集。 女の人は強い なぜなら自分が一番大切だから

    0
    投稿日: 2016.04.08
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    自分じゃ、絶対手を出さない部類の本。綿矢りさの解説が的を得ている。女は変わらないが、環境で変わる。 一番よかったんは叔母さんと妻帯者が住んでいる話と、最後の京都で養子をとらにゃならん、幼馴染とつきあうかもな話。

    0
    投稿日: 2015.12.28
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    15/12/26 P42『りちぎな恋人』 「わかってた?」 と思わず、うれしそうな声になったら、 「うん。そらあたり前や。好きや、思うてる子のしてくれる親切は、すぐわかるもんや」 鳥肌な男がたくさんでてくる笑。 勝手だねえ。それに振り回される(振り回されたがってる)女も。みんな思うことは同じだね。愉しかった。 『雨の降ってた残業の夜』 恋というものは、生まれる前がいちばんすばらしいのかもしれない。(P77) 深いい~

    0
    投稿日: 2015.12.26
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    女たちの様々な恋のかたちを描いた12編の短編集。 歳の差恋愛、オフィス・ラブ、不倫、略奪、騙された恋、幼馴染etc その時は想い合う、純粋な恋であっても、やはり一筋縄ではいかず、過ぎ去って思い返してみた時にちくっと胸が痛むような。 昭和53年刊行なので、感覚は今現在とは違うと思う。20代も半ばを過ぎたら会社に居づらくなり、辞めて結婚しなければ肩身が狭くなる、というような風潮はおそらく当時のものだけど、そういうのを抜きにすると、現代の若い女性たちと何ら変わらない。 ドキドキしたり、失敗したり、また立ち直ったり。 自立しつつも惚れた弱みを見せる可愛らしい女たちがたくさん出てくる。 最後に急展開があって、その残酷さや悲しい余韻に切なくなる場面もあったけれど、どこかひんやりと冷たいところはとても“現実”だと思ったりした。 自分の身に起こった事実を俯瞰で見ているような、ちょっと冷めた目線とか。 過去の失敗は失敗だと認めつつも「後悔はしていない」と言い切る潔さは、けして強がりではないと感じたりもした。 「春つげ鳥」「ひなげしの家」「愛の罐詰」がとくに好きだけど、12編全部が愛おしい気もして、甲乙付けがたい。 女の目から見た、男の優しさ、弱さ、狡さ、逞しさ。器が大きい男と、小さい男。 分かってるのに好きになってしまう不思議。 全部ひっくるめて、独りきりの夜に飲む温かいココアみたいな、切なくて甘くて沁みる、そんな作品集。

    5
    投稿日: 2015.12.17
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    若い頃に一度読んでいたけれど、再び手に取り読んでみた こんなにも二十代の女性の気持ちを優しく哀しく表現していたのかという驚きが、今私を満たしているなあ あの頃は何も解らずに、ただ読み易い本という印象でしか無かったと思う 田辺聖子という作家の、人間の心の機微を描く力がようやくわかった 遅すぎるかな  綿矢りささんの解説もとてもよかった 私も、「純度の高い恋愛」が描かれている「ひなげしの家」が一番好きな短編

    0
    投稿日: 2015.10.26
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    女子側の書いた体裁の恋愛短篇集だけど、鼻で笑えるのは一つもない。不倫も含めて、どれもどこか人の真心を感じる作品。 エープリールフールは彼氏が何か身に覚えあって、でも自分の場合と違って誠実に終わったので暖かい気持ちになり、釜飯やのところや夜の電話のところを何度も読み返してしまった。 石のアイツは最後まで共感できなかったが、最後にガツンとやられた。自分はどうかしら。世間一般の考え方に捕らわれて、アンヌとジルの幸せに背を向けてないだろうか? それにしても38歳女性と42歳男性のカップルが完全に中年扱いで気持ち悪いものみたいに書かれているのは隔世感あり。今は堂々と婚活してますけど。

    0
    投稿日: 2015.10.03
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    2014/3/23田辺聖子さんのほん初めて読んだ。昔らしい雰囲気(昭和の若いOL?)と大阪弁鉛のテンポいい文体がいい、いい女って言うのはこういうものじゃない?って話しかけられるような。自分の昔を振り返るっていうような内容ではまったくないけれども、一つ一つの作品が淡い恋の話で素敵だった。

    0
    投稿日: 2015.03.29
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    12編の短編 孤独な夜のココアという名前のとおり小説だ さびしくなる話の中でもなんだか落ち着くこれでいいんだと許されたような気持ちにもなる話がたくさん うわーと思ったのは3つめの「雨の降ってた残業の夜」 最後の文節が猛烈に切なくなりました。 締めくくりに「恋というものは、生まれる前がいちばんすばらしいのかもしれない」と書かれてあって ナンデこんなに田辺聖子はわたしのことわかってんのだ、とまた思った。(前回はどんぐりのリボンにて) 本当に毎回溜息がでるくらい書き方もものすごく好きです。エイプリルフールで年下の彼と「家訓」という言葉が流行ったやり取りなど、本当に最高です。 おそすぎますか?も最後本当にこのタイトルがばつーんときて、うわーんとなりました。 ひなげしの家は本当に本当に恋愛小説だ。 「わたしは生涯のうち、いくつになってもいいから、双方から愛し愛される恋にめぐりあいたいと思っている。」 恋愛小説の主人公はこういう前提があって、話が始まるけれど、ひなげしの家は終わりにこの言葉がでてきます。でも本当に恋愛として当たり前のことかもしれないけど、実際はなんとなく恋愛してる。きっと。 だけど、本当に、恋愛ってすてきなものだなあと改めて感動しました。

    0
    投稿日: 2015.01.07
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    ああ、とても切ないお話ばかり。 特に印象に残っているのは 春告げ鳥 りちぎな恋人 エープリルフール おそすぎますか? ひなげしの家 怒りんぼ 中京区・押小路上ル 関西の言葉で紡がれる12編のお話。 携帯電話を持たない時代の男女のお話。 なつかしいけど、きっと変わらない 女心が描かれています。

    0
    投稿日: 2014.11.24
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    安定の田辺聖子さん。 甘すぎず肩の力を抜ける感じが好き。 わたしのお気に入りは、最後の短編。 中京区に住む彼女、着物の仕立てをきっかけに、京友禅の魅力と幼なじみの文ちゃんを異性として意識していく、、というストーリー。 暗くて寒くて湿っぽい、そんなところを離れるんだと思っていたのに 日々過ごしていた行事やお祭りをいつもそばで見てくれていた幼なじみの存在をまた改めて感じるようになるのだ 当たり前と思っていたこと、その良さも悪さも捉え方次第かなと思う。当たり前で嫌だなと思っていたことにもきらりと光る一粒はあるし、当たり前で正しいと思っていたことにも実は足元はゆらゆらしてたり。

    0
    投稿日: 2014.10.25
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    【本の内容】 あなたとめぐり合うことができて、よかった。 同じ時間を過ごすことができて、よかった。 今ではすべてがもう夢のように思われるけれど…。 心の奥にそっとしまわれた、甘苦い恋の記憶を、柔らかに描いた12篇。 恋の温もりと儚さ、男の可愛げと女の優しさを、こまやかな言葉の網で掬いあげ、世代を超えて心に沁みわたる、田辺聖子の恋愛小説。 そのエッセンスが詰まった、珠玉の作品集。 [ 目次 ] [ POP ] 奥さんも子もいる中年が、別の女のヒモになり、いちゃついている――と聞いたら、潔癖な若い人は、なんてまあ、いやらしいと、目をそむけたくなるかもしれない。 そんな人にこそ、この文庫の解説で、作家の綿矢りささんが〈私がもっとも好きな短編〉という「ひなげしの家」を読んでほしい。 いい年をした男女が、いちずに愛し合う佳品である。 男女の甘くて苦い12の巡り合いを描いた短編集には、愛の永遠性などという難しい話は出てこない。 〈惚れる〉〈首ったけ〉といったやむにやまれぬ感情、〈和田サンといてるのが、僕、一ばんおちついてええな〉とのせりふに代表される男女の相性と温もりが、柔らかな大阪言葉ですくい取られている。 太宰治『お伽草紙』に〈惚れたが悪いか〉との名言があるが、睦み合う男女にいい悪いはない。 〈端から見ればただの不幸で見苦しくても、二人の間にわきでている幸福だけで満たされている〉(綿矢)のだ。 〈80万人の胸を熱くした恋愛小説〉が先月復刊した。 [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

    0
    投稿日: 2014.09.21
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    初めての田辺聖子さんは短編集。 友人のレビューを読んでから、ずっと読みたいなーと思っていてついに読めた! 決して悲しい終わり方のお話ばかりではないのに、読み終わった直後の感想は「うわあ切ない…」だった。 特に共感したのは、『雨の降ってた残業の夜』と『おそすぎますか?』の二編。ふたつとも特に切ないお話。 このままだとだめかも…と心のどこかでサインが出てるのに警鐘に気づかない振りをしてしまい、恋が終わりへと近づいていくところがよかった(全然良くないのだろうけど)。 ハッピーエンドで好きだったのは『中京区・押小路上ル』。 あと本編に加えて、綿谷りささんの解説もものすごーーーく良かった! 比喩が美しいです。解説も一緒に、またいつか読み返したい。

    0
    投稿日: 2014.09.16
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    「ジョゼと虎と魚たち」の田辺聖子さん。 さばさばしていて、読みやすくて、好ましく思っていた。 昭和50年代の恋愛小説。でも、現代にも通じる。 主人公はみなワーキングウーマン。 仕事でそろばんを使っていたり、携帯電話もない。 会社は共働きは禁止であったり、時代を感じる。 アラサー女子の焦りというのはこの時代も同じなんだなと思った。恋する女子の不安や失望や、思い焦がれる時や、悲しさも昔も今も変わらない。 30年以上前とは思えない。 奥田英朗の「ガール」はこれの平成版で、あわせて読むと面白いかと思った。 「ちさという女」というタイトルの短編の中に、印象的な表現があった。 “私の思うのに、二十六、七からさきの女はもうあるがままの自分ではやっていけなくなる。こういう女になろうと、自分に似合わしく設計して少しずつ、それに近づくように矯めたり、修練したりしてゆく、それを、私はひそかに、(年齢化粧)と読んでいた。お白粉や口紅の化粧だけでなく、(どういう感じの女になるか)というのを、いつも考えていなければならない、と私は考えていた。 ~中略~ 優雅に、年齢を感じさせてシックな女のイメージを心がける女や、必死で若づくりして年をかくす女や、戦いを放棄したという風情で、化粧をやめてしまって、気の毒なほどの額のシワや口の両脇のシワをよけい深くする女。” 女子の心理というのも、この頃から変わらないんだなと思った。類型化して、こう見られたい自分になっていく。ananなんかで出てきそうだなぁと思った。

    0
    投稿日: 2014.07.05
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    昭和50年代の本なのに今読んでも古い感じが全くしない。それは、短編に出てくる女性が全員働く女性だからかもしれない。 主人公は、仕事に一生懸命で充実しているようなのにどこか孤独である。 そんな孤独を癒す一杯のココアは様々だ。 ヒモ体質の男、いつも朗らかな男、とりとめのない男… いいか悪いかはわからないが、彼らが主人公の女性たちを少しでも癒したのは確かなのである。

    0
    投稿日: 2014.06.06
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    平気なふりをして平気じゃなかったり 関係ないって顔をしてすごく気になってたり 好きだって言われてるそばから不安になったり… 恋愛は複雑だし、しんどかったりもする。 でも、それすら楽しんでるような彼女たちはすてき。

    1
    投稿日: 2014.03.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    昭和のOLの恋愛短編集でした。 だって電卓じゃなくてそろばんを使ってるって、すごいわー あたしそろばんできん1桁以内の足し算引き算しかできん なんか、どのお話も、 ハッピーエンドっぽくてもバッドエンドっぽくても、 主人公がみんなあっけらかんとしとるっていうか、 あっさりさっぱりしとるっていうか、感情をむき出しにしないというか、 すごく好感のもてる語り口やった。 ほぼ関西弁で会話しとるげんけど、 関西弁ってちょっと高圧的というか、 こわいって思ってしまうことが多いげんけど、 おっとりした関西弁やったら全然大丈夫やった、読み心地良かったw ・春つげ鳥 あきらかバッドエンドなんに、前向きというか、 自分の悲しい気持ちは語らず、 もう自分ひとりで生活してますっていうタフさがすごい ・りちぎな恋人 これは最後笑ってしまったwwwかわいかったwww ・雨の降ってた残業の夜 あーこれはなんか切なくなったー 斉ちゃんが自分で女のはしくれって言っとったけど、 たしかに女ねんなって感じ!なんかかわいい ・おそすぎますか? 遅すぎます。でも、これはあたし自身も改めようと思った。 あたしは全然キャリアウーマンでもなんでもないけど、 自己満足で相手に尽くすのはいかんなっていう。 ・ひなげしの家 うわああん(ノд`)゚。 これね、最近他の中年男女の恋物語を見とったから、 もうなおさらうわああん(ノд`)゚。ってなったよ(ノд`)゚。 年を重ねれば重ねるほど濃ゆい恋をするものなのかしら ・愛の缶詰 缶の難しい漢字わからんw これー、ミキむかつく! いや、でもうっかり言っちゃった自分にも落ち度あるよね でも良かったことだけ缶詰に詰めてとっておこうっていう発想はすごく素敵 ・ちさという女 ちさーw女を捨てて金金言ってたのにw お金は大事やけども、けちけちするのもちょっとねー(´・ω・`) ・石のアイツ ヒモ男を養っとった女性の話ねんけど、 あれやね、ヒモ男をやしなっとる人って、 それで幸せ感じとるげんね!知らんかった、すげえ ・怒りんぼ これもうわああんってなった(ノд`)゚。 そして自分も改めんなんなってまた思ったww 怒ってばっかおったらだめやね・・・ もう怒れなくなっちゃった主人公の姿がすごい悲しかった ・中京区・押小路上ル これって周りの大人にまんまとしてやられたってこと?! なかなかほほえましかった! 以上、心温まるとっても良い短編集でした!

    2
    投稿日: 2014.01.27
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    「働くアラサー女子」と今風に括ってしまうと見も蓋もないけれど、まさに今そのカテゴリーにいる私の心を、私が生まれるより前に書かれたこの本が繊細に映してくれる、この不思議な心地よさ。 恋愛にはもしかしたら、「ときめき」よりも「いとおしい」気持ちが必要なのかも。と目下の悩み事と照らし合わせてみたり。

    0
    投稿日: 2014.01.09
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    私は会社をやめてちょっとばかり惜しくはあったのだが、この握手は、それだけの犠牲を払って充分な価値のあるものだと思った。 この一文がなぜか響いた

    0
    投稿日: 2013.12.20
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    「ひなげし」がよかった。 30年前の恋愛小説で、言葉は古いとこもあるけれど、愛だの恋だのは、今もちょい昔も変わらないのかもねぇ。

    0
    投稿日: 2013.10.13
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    やっぱり!これは私が生まれたとしの刊行。 けど古めかしさの中にも、真新しさがあって、凄い。 割とあっけなく切ないのが多いな。 特に、ひなげしの家、怒りんぼ。切ない。

    0
    投稿日: 2013.09.11
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    タイトルもよく、全ての短編がよかった。とくに「エープリルフール」がらよかった。 悲しい結末な短編が多いのだけど、淡々とした文章なせいか、ふわりとした甘いラストに感じて心地よかった。

    0
    投稿日: 2013.09.03
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    恋の現代落語的短編集。 甘苦い恋の記憶12篇という表向きもあれば、読み方によっては現代落語的で、主人公たちが、自分の恋心を、恋に恋する自分を、どこか冷めた眼でみている面白さがある。 例えば「春つげ鳥」の話では、本末転倒というコトバがよく登場する。 本末転倒な妻のグチを挙げ連ねた挙句、また自身も時折本末転倒であった恋人(相手)が、突然なくなる。 のだが、そこで感じたのは悲しみではなく、むしろ出会ったこともなくなったことも全て、庭に訪れる春つげ鳥に会うためだったかもしれないと、そんな風に思う主人公。 そんな具合に、恋の始まりや終わりの話の落とし所が見どころである。

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    投稿日: 2013.08.11
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    田辺聖子さんの短編集。 綿矢りささんが解説してました。 田辺さんの書く女性は本当に魅力的です。 女の包容力、男の可愛さ、しっかり書かれてます。 いろんな年代の女性が主人公になっているなぁと思ったけど、解説によれば彼女らは変わらず、変わるのは周りの環境だそう。納得です。 完全なハッピーエンドとは言えないんだけど、主人公の女性たちはなんだか穏やかに幸せそう。 柔らかさの中の強さ、かな。 自分自身の幸せを見失わず、柔軟に生きていきたいと思えました。

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    投稿日: 2013.07.15
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    昔読んだ本がまた書店に平積みされているのを見て読み直し。 ココアの甘さだよね。田辺さんの作品は。女らしさがあるのよね。今とは時間の流れ方、人との距離感が全然違う、「昭和」です。なんだか懐かしい。

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    投稿日: 2013.05.14
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    田辺聖子さん 恋愛話を主体にした短編集。 「古き良き時代」 という言葉について、長々とした説明を聞くよりもこの一冊の内一遍を読んだ方が理解に早いと思う。 平成生まれの私が「それ」について知ることは無に等しいわけだが、それ故の目新しさを楽しむことができたという観点で読書の醍醐味の真髄をかじることができたのではないかと思う。  恋愛など、感情>理性の世界なのだから、それをテーマに物語を作ったところで共感を得るのは比較的たやすいと思う。 「ドキドキする」「切ない」という抽象的なものから、「こんなことを言われたら、私だって怒るわ」という具体的な共感に、『感情移入した』と言い表すのは至極一般的だ。勿論私もそうして読書することがしばしばある。一つの楽しみ方だ。だがそういったものはスペシャルにはならない。得てして、つまらないと思いがちだ。ありふれているもの。友人とのおしゃべりの方が、レスポンスが早いだけに面白いこともある。  しかしこの《孤独な夜のココア/田辺聖子》は私にとってスペシャルだった。どの一遍も私の知らない世界で始まり、終わりは潔く幕を閉じる。レモン水のように香りで余韻を残しながら後味がさわやかだった。 私の知らない世界というのは、時代背景の違いがそもそもであり、主人公がちょっとどこか風変りであったり、作中のスペシャルなキャリアウーマンだったり、「つまらない女」は出てこない。出てきていたとしても記憶に残らないようなエキストラだ。そして作中の男は尻にしかれているのが殆どなのも面白い。確か(うろおぼえで申し訳ない)、私が生まれる20年以上も前の作品であるから、その時代に「カカア天下」特集さながらなのは、これはまた新しい。その「カカア」が、恋で変容するのだからかわいらしい。  更には、生粋の大阪人である友人も「よう使われへん」と言ったほどのコッテコテな大阪弁なのだ。「しんどおまっせ」「かないまへん」など、彼女も聞いたことがないと言った。(ただそれは似非ではなく、れっきとした本場のものだと言うことを誤解を招かないように添えておく)それがどうしたわけかすんなり入ってくるのだ。きっと、さわやかな味のキレのせい。  読み始めはその物語の状況理解に当てる。4〜5行も読めば、もう私は作品の中にいる。香織になったり、斉ちゃんだったりする。没頭。短編集なのですぐに終わる。そしてすぐに違う世界にトリップできる。  とすれば、レモン水というよりすぐに溶けて消えてしまうラムネのようなものだ。どちらでもいい。とにかく私にとって、開けば何度もトリップできる、目新しい書物であった。「孤独な夜のココア」というのは、言葉通りの癒しの存在になるようにとの著者の命名だったそうだが、それを液体ですらないラムネと言ってしまうのはいささか偏屈な気もするが。

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    投稿日: 2013.05.06
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    田辺聖子さんの本って、読み終わって イヤな気持ちが残るようなことがない。 どんなキャラクターの人物が出てきても。 いつも心に温かい余韻が残る。 この短編集もそう。 聖子さんが書くとOLものもドロドロしない。 どれも面白く読めた。 特に「りちぎな恋人」に笑った。共感できて。

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    投稿日: 2013.02.23
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    いつの時も、女子が思うのは同じこと。 自分の軸を、余裕を持っていることがかっこいい。 どんなに嫌なことや、悲しいことがあっても ぶれない軸がちゃんと見える。 女性らしさ。

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    投稿日: 2013.02.09
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    12編の短編集。それぞれに優しくて、そんなには美人ではなく、素直で人懐っこい女性がいる。彼女たちは会社や近所の日々の生活の中で恋をし、その恋は実らない。それぞれに違った展開がある。男性に抱く感情は愛おしい。激しい恋はあまり無いがいかにも日本の女性らしい控えめな恋。でも、ときには、中年男女の深く離れられない愛情も描かれている。読んでいると、それらが、自分の周りでもよくある物語のように感じてくる。

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    投稿日: 2013.02.05
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    自分が生まれた翌年に書かれたお話。少しばかり事情は違っても、男と女に変わりはないのね。文体も違っていたり…楽しく読めた。

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    投稿日: 2013.01.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    一つ一つの作品が空気感があって、 わかるわかるって言いながら読みました。 とくに「りちぎな恋人」は主人公の性格が自分に似ていたので、 すごく好きでした。 しかし同じような恋愛ものの短編が続くので、 後半は少し飽きてくるかもしれません。

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    投稿日: 2012.12.29
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    『エープリルフール』と『ひなげしの家』が好きかなぁ。 一つ一つ読み終わると、いちいち気分が落ちたり上がったり。 それくらい入り込んて読めた本でした。

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    投稿日: 2012.11.05
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    最近の小説は、直接的な性的な表現が多くて、個人的に苦手だ。 文体や内容、表現方法…古い、と感じる人もいるだろうが、この短編集はそんな私にすとんと落ちた。どの作品が一番というわけではないが、とても静かな流れが心地よい。

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    投稿日: 2012.11.02
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    田辺作品、初めて読んで、すっかり田辺ワールドに、はまってしまつた! 本屋で表紙の可愛さで、思わず買った本だけど、大当たりだった。

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    投稿日: 2012.10.16
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    まさかの恋愛短編集。 関西弁だし、表現がダサいなぁと感じていたら、私が生まれる前に書かれたもの! 最初は関西弁の台詞に慣れないし、ベタベタした情緒たっぷりな話に辟易しかけたけど、後半の話は面白かった。ヒモの話、ケチな女の話、京女の話が特に。 著者の、繊細で優しげでありながら、人間を鋭く見ている洞察力に脱帽です。

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    投稿日: 2012.09.16