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ワイルド・ソウル(下)(新潮文庫)
ワイルド・ソウル(下)(新潮文庫)
垣根涼介/新潮社
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総合評価

122件)
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55
50
11
1
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    内容がやや堅過ぎて上巻はなかなか進まなかった。下巻の核心に触れてから最後までのストーリーは目が離せず夢中に一気に読めた。

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    投稿日: 2013.05.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    冒頭からグイングイン引き込まれてしまった。ブラジルが舞台の小説を読むのは初めて。このヒリヒリした面白さは『半島を出よ』に通じる。切れ者・秋津のスピンオフ出してくれないかな。

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    投稿日: 2013.04.30
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    南米の日系移民のことを、もっと甘く見ていた自分が恥ずかしい。 これほどまでに、生きる努力をなさっていたのか。 アメリカンドリームとか 他の国への移民とは、明らかに一線を画している。 彼らがした苦労は、成功のための苦労では無く、 生き延びるための苦労だったのだから。 再び日本へと還流する日系南米人を見る目が今度から変わってしまう。

    0
    投稿日: 2013.04.17
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    政府の棄民政策の犠牲者となったブラジル移民の主人公と、その子供達が日本政府に復讐をするという話。最高だった!前半のアマゾンでの生活のくだりは、悲惨すぎて読んでいて辛い。が、復讐劇の方はキャラクターの明るさもあってか陰気なところはなく、迫力のある描写と展開にページをめくる手が止まらなかった。とにかく素晴らしい作品。

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    投稿日: 2013.01.22
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    ちょっと冗長だけど、後半はヤレヤレと応援しながら読んだ。 ケイたちの誠実さ、潔さがとても快い。 巻頭の首都高と樹海の地図いらんw

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    投稿日: 2012.11.28
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    壮大な話だった。読んでよかった。 ※この作品は歴史上の事実を素材にしていますが、ストーリーは著者によるフィクションであることをお断りしておきます。 となっており、戦後のブラジル移民政策が本当に過去にあった出来事なんだと驚いた。自分の勉強不足が情けない。 重い事実をフィクションを交え仕上げた作品。すばらしい。

    0
    投稿日: 2012.11.06
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    上巻から続いて下巻。 これも……amazonの評価でかなり期待をあげてしまったのが、敗因だと思いますが、そこまでのめり込めなかったです。 (本そのものは、楽しく読めました!) 読後感も良いんですが、復讐ものだしもうちょっと暗い感じでも良いんではないかなぁと。 明るい復讐ものってジャンルも新しいですけどね。

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    投稿日: 2012.07.14
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    垣根作品を読むと、今ある世界だけが全てじゃないってことに気づかされる。見えている世界に必死すぎてもっと肝心なところに目が行き届かない、だから一旦足元を見つめ直して冷静になって現実と向き合い、色々な側面から物事を見つめる。僕はそんな判断力を身につけたい。

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    投稿日: 2012.04.15
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    戦後、外務省の勧めで南米へ開拓移民した人々が経験した残酷な事実。 人を人と思わぬ外務省(及び現JICA)の政策。苦しみ死んでいった仲間や父母を弔うため、日系二世の主人公たちが日本政府に対しテロを起こす・・・という構図が上巻だとすれば、そういった単純構造がばらばらと解体されるのがこちらの下巻。 同じ移民(またはその子孫)であっても心情は個々に違うということ、 批判の的は「外務省」という象徴的なイメージではなく、どこにでもいる市民の無作為の集積であること、復讐心だって人との出会いによって変質するということ・・・等等、勧善懲悪的な外務省批判小説にはせずに、あくまでも移民たちの一物語として成立させている。 物語ありきの人の描写じゃなく、人がいるから物語が生まれるという、これぞヒューマンドラマ!と賞賛したくなる作品。文学ではないかもしれないけど小説としては久々に面白かった。大藪春彦賞、吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞の三冠同時受賞作品とは知っていましたが、期待を裏切らないドラマでした。 勿論小説はフィクションであり、事実じゃない。けども、 話の背景には事実があり、そういった「背景」の部分へ、想像力という形で意識を導かれるという意味で、フィクションも情報源の一つと捉えていいんじゃないかと思います。 作中、「知らないということは、それ自体で罪なのだ」という台詞があるんですが、 恥ずかしながら私は、政府のお粗末な政策にだまされ棄民になってしまった中南米移民たちの存在を知りつつも、理解してなかった。想像力が及んでいなかった。 中南米と関わる仕事に就いていたこともあり、中南米と日本の付き合いがながーいことは知っていたけど・・・こういう側面、ちゃんと知らないで国際協力やら国際政治やらいっててもなぁ。なんか本末転倒なきがするよなぁ。改めて反省させられる。 当時の移民政策についての資料を開示している、JICA横浜に足運んでこようと思います。想像力が喚起されたところでおわらせず、きちんとした事実確認をすべき問題だと思う。自分の現在の知識レベル的に。 というわけで、もともと中南米に対しては並々ならぬ興味を抱いていたけれど、もっと踏み込みたいと思うきっかけを作ってくれた作品となりました。 至極男臭く(「漢」臭く、と書いたほうが雰囲気に沿う気がする)、汗と涙の匂いまで薫ってきそうな小説を読むきになったら、是非どうぞ。

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    投稿日: 2012.03.30
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    上巻に引き続き読了。 下巻は復讐の模様が描かれています。 ケイの貴子とのやりとりが終始ちょっとなぁと思ってたけど最後のシーンが日本人とブラジル人との国民性の違いが出ててよかったかな。 本全体も、最後仲間たちが散り散りになっていくところが好きでした。 山本が40年間隠してた秘密のとことかもね。 あとはこのフレーズが印象に残ってます。 “お前日本人だろう 餓死寸前なのに物盗りになる度胸もない  かといって乞食にまで落ちぶれるにはちっぽけなプライドが許さない” 人間自分の身の丈にあった生き方があってるということですね。 すごい壮大な話でした。

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    投稿日: 2012.03.20
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    下巻では、かつて南米に棄てられた主人公やその子どもたちによる日本政府への復讐劇が描かれています。 かつて同じ入植地で暮らしながら、その後の人生で大きく性質の違う2人の日系2世を中心に、主要人物がそれぞれ自分の呪われた過去と向き合い、決別していく。 スピード感あふれる物語の中で、じっくりと表現される心理描写の緩急が良いリズムを産んでいたように思いました。

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    投稿日: 2012.02.22
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     大藪春彦賞、吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞受賞  物語の主要人物のキャラが立っている。しっかりとしたキャラ設定とストーリー展開でぐいぐい読ませる。上巻第一章「アマゾン牢人」では緊迫感がある過去の状況を描ききり、涙がこぼれる。一転現在に転じストーリは展開される。あれだけ重苦しいムードとは一変、ラテンの乗りで、暗いはずの復讐劇もなにやら最後まで明るさを忘れない。この小説はそこが成功しているのだ。最後のハッピーエンドはみんなの期待を裏切らない。

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    投稿日: 2012.01.27
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    いやー面白かった。久々骨太エンターテインメントでした。そう、たとえれば、「太麺大盛り、脂多め、トッピング全部載せ。卵ご飯追加」かな。大満足。

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    投稿日: 2011.06.24
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    手放しで面白かったと言える本。下巻の中頃からはもう、「読まずにはいられない」感じ。もう一度生まれ変わった松尾の今後の人生を思うと、悲しい想像のほうが膨らんでしまうこともあり、祈らずにいられない。

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    投稿日: 2011.02.16
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    下巻は報復実行~逃亡~ラストのその後まで。 報復計画が2段階になっていて、かなりのボリュームがある。 読後感は、ブラジル人の底抜けの明るさが印象的で物凄く爽やか。サンバ的。 ブラジルに行ってみたくなった。

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    投稿日: 2010.12.24
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    下巻。やっとこさ読了しました。主人公たちの「復讐」の方法が、スマートでかっこいい。若干、(そんなにウマくいくもんかぁ〜?)という気がしないでもないですが。ちなみに、リーダー格の「衛藤」さん、たしかに大分県ではポピュラーな名字です。ヨソでは多くないようですが。こんなところにも、作者の細やかなこだわりが見えたりして。「あとがき」から、作者の本作に対する並々ならぬ思い入れがうかがえます。んで、未発表の作品があると書いてましたが、ホンマでっか?結論としては、垣根センセはほんとぉ〜にクルマが(とくにマツダ車が)好きなのだなぁとゆうことが再認識されました。はい。

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    投稿日: 2010.08.06
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    意外とあっさり、復讐劇は幕を閉じてしまう。 でも、ブラジル生まれの日系人の底抜けの明るさ。 そんなキャラクターはとても魅力的だ。 あと、コロンビアマフィアのボス。 どんな悪党にだって、情はあるもんなんだなあ。

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    投稿日: 2010.07.04
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    ブラジル移民の話が詳細に記述されており、当時の外務省の失態の数々が明らかにされています。食料不足、国の約束だからと言って、国民をむしけらのように扱う・・・むごい。何でも100%信用はできないという現実に気づかされます。

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    投稿日: 2010.05.27
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    201003 前半の史実部分と後半のフィクション部分のバランスも良くすぐ読めた。読後の感じも好き。面白かった。

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    投稿日: 2010.03.22
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    前半の重苦しい内容に比べると、軽い。エンターテイメントだから仕方がないかもしれないが、もう少し南米移民の実態を描いてほしかった。 でも、本書を通じて南米への興味、意味した人たちへの興味がわいてきた。それに関する本も読みたい。

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    投稿日: 2010.03.08
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    なんとなく買って読んだ「君達に明日はない」からはじまり、「借金取りの王子」そして新年早々読了した「ワイルド・ソウル」この本は久々に感動した大作でありました。  ※この作品は歴史上の事実を素材にしていますが、ストーリーは著者によるフィクションであることをお断りしておきます。 と最後にあるように、実際に行なわれた「移民政策」を題材にしている。 しかし、この移民政策… 僕は噂には聞いていたが、という程度の予備知識しかもっていませんでしたが、凄まじく過酷な環境に生きざるを得なかった日系移民達の声を聞いたような気がします。 この物語「ワイルド・ソウル」は国に騙され家族を失い、絶望の中で生き抜いた彼らの「野蛮な魂」であると言える。 熱いものがこみ上げてくるパワーのある作品です。 是非読んで頂きたい一冊。

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    投稿日: 2010.01.06
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    遂に始まる復讐劇。 誰の命も奪うことなく現存する権威の化けの皮を剥ぐことを目指して練りに練られた計画、そして警察との知恵比べ。 今テレビのスイッチを入れればこの事件のことが映るのではないかと思わす程の臨場感の中、犯人(主人公)、警察、報道、過去の関係者、夫々の思いが深々と描かれ、外交に対する軸が無く世界中の笑いものになっている現実の政治も綯い交ぜとなり、スピーディーな展開に読み応え充分。 計画実行の末に手にしたもののは彼らが受けた仕打ちからすると聊か軽く虚しい感も。ケイに代表されるブラジリアンの、世界中を愛する明るさがそれを救う。

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    投稿日: 2009.11.29