
総合評価
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powered by ブクログケイと松尾。もともとワイルドだったケイと、ワイルドを取り戻した松尾。ふたりに幸あれ!っていいたいです。
0投稿日: 2026.02.08
powered by ブクログ下巻は一気読みでした。 面白かったです。 なんで映画化されてないのか不思議なくらいスケール感があって、テーマも重い。 THE BOOMの宮沢和史さんが解説で書いていたが、「半島を出よ」に近いですね。
0投稿日: 2025.12.01
powered by ブクログ戦後の日本からブラジルへ渡った4万人のアマゾンでの壮絶な生活、そこから逃げ出した人々の底辺を這うような生活。大きな自然を前にして人ひとりなんてちっぽけで、そのちっぽけななかで、人は一生かけて後悔をしたり、人を愛したりする。1000ページ一気に読める。
0投稿日: 2025.09.08
powered by ブクログ下巻も面白かったな〜 復讐の話なので重いテーマではあるが、あんまりそれを感じさせないバランスが絶妙。「結局誰も救われない」等、そういう暗い気持ちを引きずらなくて済む。ただし、復讐が成功して爽快という感じもない。 登場人物のそれぞれのキャラが良い味を出して、作品の進行を軽やかにしてくれてる感じ。 初めての作家さんだったので、他の作品も読んでみようかな。
15投稿日: 2025.09.08
powered by ブクログ世界観の壮大さ、物語のスピードに乗せられてすいすい読めてしまう程の文才、筆者が読者に伝えたいことが明瞭かつ強いものであること、これが私の好きな本の特徴で、この本は正しくこれを満たすものだと思った。 この本を好きな人にはジェノサイド(高野和明著)、また、桜の国で(須賀しのぶ)を勧めたい。
2投稿日: 2025.07.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
下巻では、それぞれの過去と向き合う四人の男たちが、自らの意志で生きる道を選ぶ。復讐を終え、移民時代のしがらみから解き放たれた男達が、そこから先の「尊厳」を取り戻す、静かな闘いだ。印象的だったのは、山本と松尾。 山本は逃亡中に意識を失い、半身麻痺のまま病院で目を覚ました彼は、仲間を売ることなく、自ら命を絶つことを選ぶ。その決断は単なる罪滅ぼしではない。過去に縛られ続けた自分からようやく解放され、「自分のために生きた」と言える一瞬の自由を味わいたかったのだ。死の間際にして初めて“自分”を取り戻す姿が、痛ましくも美しい。 そして、本作で最も鮮烈なのが、松尾の結末だ。裏切りを悟った仲間と車に乗り込んだ彼は、首都高を時速300キロで爆走し、そのまま京浜大橋から車ごと空へと跳躍する。法定速度を超えて夜の高速を走るという彼の奇行は、自由を知らずに育った松尾自身の生き方を象徴していた。既定のコースしか走れなかった男が、最後に道を逸れて宙を舞うことで、これまでの自分を破壊し、新たな“自由を手に入れる。解放の物語として鮮烈な印象を残した。 下巻は、理不尽な歴史に翻弄された男たちが、自らの意思で運命に決着をつける物語。 どんな形であれ、彼らの進んだ道には確かな自由があった。
0投稿日: 2025.05.06
powered by ブクログ大藪春彦賞、吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞を受賞しており、またブクログやAmazonなどのレビューの評価も高い。 だが、私の好みではなかった。 戦後、日本政府がとったブラジルへの日本人の棄民政策に復讐する物語だということはわかっていたのだが、終始、荒唐無稽な冒険活劇といったストーリーで、興味は持てなかった。
13投稿日: 2025.03.22
powered by ブクログラストがとても軽い感じで終わってしまったのは、少し残念。最初からは、想像できないくらい変わってしまった。物語とは言え、事実に即している部分も多いからこの本を読んで勉強になった。
1投稿日: 2025.03.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
すごかった。めちゃめちゃ面白かった。 ケイと松尾の復讐で終わるだけに過ぎず、その後の二人の命がけのそれぞれの戦いがあったり、貴子が成功した後のあっけなさもあり。解説も良かった。 とても面白かったなあ
0投稿日: 2025.02.23
powered by ブクログ後半戦! 前半戦はケイたちが何か企んでいることが分かるのだが、何が行われるのか?どうなるのか?期待MAXのところで終わった。 後半戦は全速力で話が動いていく。 日本政府への復讐劇が始まった。 貴子は外務省襲撃事件の一部始終をレポートした。彼女がレポート出来たのには事情があったのだが、彼女は良心の呵責に苛まれる。 そんな中、さらなる事件が世間を震撼させる。 気持ちは常に犯人側にある私。 犯人側に想定外のことが起こる度にハラハラドキドキが止まらない。 貴子さんの性格もかっこいいのだが、ケイの人となりもどんどん好きになる(*^▽^*) ただの陽気なスケベヤローだと思っていたのに、なかなか良いとこあるなぁと(*^▽^*) マツダのセブンでの高速走行も読んでいるだけなのにすっごい臨場感!速度を感じてしまった! このボリューム感も最高でした! 面白かった!
111投稿日: 2024.11.13
powered by ブクログ残念だったのは、思ったよりも計画がしょぼかったことくらい。ただそこを除けば、ストーリー、結末は爽快そのもの。何よりも貴子の存在がその爽快さに華を添えていて良かったです。エピローグのブラジルの風景の描写も好きです!
1投稿日: 2024.11.09
powered by ブクログ日本政府主導により無計画無責任に行われた移民政策 その被害者とも言える移民の日本人の子孫たち 彼らの復讐劇が実行される下巻 緊張感ある襲撃、誘拐 巻き込まれる形となった報道記者の女性 彼女を通してみるマスコミのあり方 彼らの計画への共感 犯人を追う警察 下巻を通しその緊張感は続きます アマゾン奥地での悲惨な幼児期や失われた家族への思いからすると 陰湿な復讐となりそうなところを死者を出さず誘拐した悪徳者たちも保護され なぜか爽快感さえ残して復讐を終わらせる 日本人としてブラジルの大地を生き抜き 上巻では 日本人の悲哀さえ感じる真面目さを 下巻では ブラジル人の復讐まで歓楽的に思わせる気質を 読んだように思う
70投稿日: 2024.10.29
powered by ブクログフィクションとノンフィクションを織り交ぜた日系移民のお話です。日本政府に地上の楽園と騙されて、アマゾンに渡った棄民。着いた時には未開拓の密林で、貧困やマラリア、赤痢などの病に侵されて、病で死ぬか、物乞いとして貧しさにあえいで死ぬかしかほとんど選択肢がなかった。その中で、何とか生き延びた日本人が、国民を捨てた外務省に対し、クーデターを起こす物語です。 題材は結構重く救いはないですが、ブラジル人の陽気さがストーリーを読み進めやすくしております。 愛も恨みも遺伝していく怖さを感じました。 また自身の環境を言い訳にせず、命懸けで生きる主人公から勇気をもらいました。
3投稿日: 2024.10.23
powered by ブクログ図書館で上下巻が一体の単行本を借りて一気読みした。ブラジル移民の話し、それも戦後1960年代迄続いたとは知らなかった。主人公の生き方として、過酷な状況の中で、自分を貫くとか、色々考えたが、ともかく疾走感があった。私もいつかブラジル行ってみたい。ケイ野郎や貴子さんに会えたらいいな!
4投稿日: 2024.10.02
powered by ブクログ日本の移民政策の非をどう追及し、どう復讐を果たすのか? 目が離せない下巻の幕開けです。 段階的に進む復讐劇のスリルに、ハラハラドキドキさせられますが、決して軽さを感じさせないのは、やはり背景に衝撃的な"巨悪の実態"が重く根底部分を支えているからでしょう。 また、著者の筆致も、テーマの重さと疾走感・爽快感の両立が図られている気がします。 下巻の読みどころは、復讐を仕掛ける犯人側・追う警察側・報道するTV局側それぞれの視点の切り替わりと心理描写の緻密さが見事に絡まり、大きなうねりとなって読み手に迫ってくる展開でしょう。 彼らの復讐は、移民一世の直接的な憎悪や怒りとは異質の、二世としての自分にケリをつけ、風化していく世代の足跡を留め、現政府の権威を失墜させ、現国民にも過去を知らしめる行動でした。 繁栄の陰に、裏切られ、運命に翻弄され、ブラジル社会の最底辺へ虚しく堕ち、死んでいった同胞たちへの鎮魂歌と言えます。 それにしても、戦後の民主主義、特に国民主権や基本的人権は何だったんでしょう? 戦後の混乱期であっても、許されるものではありません。 今の時代に生きる私たちの生活は、歴史に埋もれた多くの犠牲の上に成り立っているということを忘れてはいけませんね。 自分と向き合うとは?苦悩しながらも信念を貫くとは?と自問させ、かつ極限状態に身を置いた者にしか解らない自意識・心の叫びに圧倒されました。 昨年、直木賞を受賞した『極楽征夷大将軍』も未読で、今回垣根涼介さん初読み作品として本書の選択は、間違っていませんでした。2004年に、大藪春彦賞・吉川英治文学新人賞・日本推理作家足協会賞を史上初の三冠受賞も当然と思えました。紛れもない傑作、超絶おすすめの過去作品です。
67投稿日: 2024.07.29
powered by ブクログ上下巻を通して面白さのピークは上巻のアマゾン時代の話だった。その後のケイたちが日本政府に対する復讐劇ももちろん面白いんだけれど、ヒートアイランドシリーズと比べると緊張感を感じることがあまりなかったため、そこが少し物足りなかった点。 それでも間違いなく面白い本だし、自分の本棚にずっと残されるであろう一冊である。
3投稿日: 2024.07.18
powered by ブクログ面白い!おもしろすぎる! ブラジルを中心とした日系人の苦労、言葉では言い表せない悲哀、日本政府のひどさが描かれているにもかかわらず、登場人物のキャラクター・ストーリー展開のスピード感に圧倒された。文庫上下巻1,000ページ?を一気に読まざるを得ない内容だった。 垣根涼介さん、初めて読んだが1冊で虜になった。
2投稿日: 2024.01.30
powered by ブクログ本のバックボーンは極めてシリアスなのだけど、入念に練られた復讐劇そのものは、最高のエンターテイメントだった。ほぼ一気読み。こんなに面白い本があるのか、という感じだった。 ブラジル棄民日系二世ケイとテレビ局報道部貴子の恋愛は、外務省襲撃事件の犯人とそのスクープ者というありえないような緊張関係の中でのもので、ハラハラしっぱなしだった。 外務省で棄民政策を実行した人の言い訳、自己正当化を読むと、ナチスでホロコースト運行列車を忠実に運営したアドルフ・アイヒマンを思い出した。曰く、「私の罪は従順だったことだ。」 私に命令した人がいる、悪い人がいるとしたらそいつであって自分ではない、と言いたいのだろうけど、自分も命令する側でもあるのだろうから、思考停止としか言いようがない。 私の父は、この南米移民政策に応募しようと思ったことがあるらしい。何歩か間違えば、自分がケイになっていたかというと、流石にそれはないか。
23投稿日: 2023.12.23
powered by ブクログ南米人の野放図で野心にまみれた生き方に刺激を受けた。貧しい環境で育ったからこそ培われたものであると思うので日本人が真似するのは中々難しいが、この本を読むとそのようなメンタルで生きようと思える。
4投稿日: 2023.09.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
下巻はまさに一気読み。あー面白かった!ってすっきり読み終わったあとで、解説を読んで、少し凹むなどする。そう、私達は祖国を傷つけられている。でも、私達はそれが爽快だと思っている。感情移入の産物かもしれないけど、私達は、同じ人達を敵だと思っているのだ、と。そしてとにかく貴子ちゃんが好きでした!
2投稿日: 2023.09.01
powered by ブクログ戦後の愚策、南米への棄民政策によって人生を狂わされた者達の復讐の話。詳しく知らんかったから勉強になった、読んでよかった!復讐者に肩入れして、先が気になり息をつく間も無く読み切った、圧倒的疾走感と爽快感。
4投稿日: 2023.07.30
powered by ブクログアマゾンでの過酷な環境下での生活感に圧倒された上巻、それをベースとした復讐劇の下巻。ストーリーに途切れがなく、読む手を休められなかった。そして、最後は途中から願っていたとおりの結末に大満足! この本も再読書に入れる。(^_^)v
3投稿日: 2023.04.29
powered by ブクログ不穏な雰囲気を残して上巻が終わってしまったので、続きが気になり過ぎてほぼ一気読み。 変わらずの展開の速さですいすいと結末まで。 思い悩んでいるかに見えて潔い。 彼らの潔さにスカッとし、それが手際の良さやこの緻密な計画にも繋がったんだろうな。 山本さんは心苦しい部分もあるけど、松尾のスカッとさは好きだ。 最後の最後までケイの心情が出てこなかったことが、なんだか彼の異質さを表しているような気もした。
3投稿日: 2023.04.18
powered by ブクログ想像を超える展開が続いてドキドキハラハラ。 過去や復讐に取り憑かれていた登場人物たちは自己欺瞞という呪いから解き放たれて自由になる。 結局、その呪いをかけていたのは過去や他者ではなく自分自身だったと気付いた。 政府、外務省、警察に勝ったのではなく、自分に打ち勝ったんだと思った。 自分の生き方の舵は自分でとる、西加奈子さんの『サラバ!』を読んだときと同じことを考えた。
3投稿日: 2023.01.08
powered by ブクログ上巻後半からのスピード感と熱量のまま、一気に駆け抜ける展開。 緊迫する場面が続いているはずなのに、ブラジル的な陽気さというか能天気さがずっとあって、完璧で周到なはずの作戦がフラフラ蛇行している感じがおもしろい。 ラストについても、日本で生まれ育った者ではないな、と思わせる納得のものでした。
3投稿日: 2022.09.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
目がしばしばする( ¯꒳¯ )ᐝ一気に読み切った。 政府への復讐、、 でも人を殺めない。目的はそこでは無い。 綿密な計画が進んで行くスリルさ。 衛藤、松尾、山本、ケイ、それぞれの決意が1つになり信頼を生みここまでやれてしまう。 そんな中でのケイと貴子の計画外の動きがちょっとしたスパイスだけでは無く実は重要なストーリー展開の芯にもなる設定。 ケイと貴子、魅力的やった。 山本、、、切ないなぁ、、、 松尾、どこかで幸せになれたかなぁ、、、
7投稿日: 2022.07.16
powered by ブクログまあまあ面白かった 最初のエピローグの感じで進んでいくのかと思いきやハードボイルドだった 個人的にはエピローグの方向性のままのほうが好きかな それにしても信長といい この作家はちょっといいかも
2投稿日: 2022.05.09
powered by ブクログ主人公に比べたら、自分は恵まれた環境で育ったんだと感じた。自分の仕事の辛さは、主人公に比べたら大した事がない。 それと、ブラジル人の人柄の良さも垣間見る事が出来て、そういう穏やかな所は見習いたいなと思った。
2投稿日: 2021.09.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
結果的に、ハッピーエンドで良かった。 衛藤、ケイ、松尾、山本達の願いは、日本政府(外務省)に過去の非を認めさせることだった。 結果として、総理大臣は会見で非を認める発言をした。 +αとして、以下成果もあった。 ・日本国民に、過去の政府の過ちを伝える事ができた。 ・当時の役人に復讐することもできた ・捕まらず逃亡もできた(山本は亡くなったが) ・日系移民達の裁判に今後有利に働く? ・精神面で自由になった 内容の衝撃は上巻に纏められてた気がするので、下巻での感想は意外にないなぁ。
4投稿日: 2021.06.20
powered by ブクログ第二次世界大戦後のブラジルへの移民政策についての史実をベースに、移民一世・二世、テレビ局ディレクターなどの人生を絡み合わせた物語がドキュメントタッチで描かれれいる。聞くに耐えない苦しみから主人公たちがそれぞれ、どうやって解放されていくか描かれており、長編にもかかわらずいいペースで読み切ることが出来た。最後がハッピーエンドを思わされる展開になっており後味が良く、気分よく読み終えることが出来たところも★5をつけた理由のひとつ。
7投稿日: 2021.03.18
powered by ブクログ知りたいと思っていた、南米移民の真実。 希望に溢れ南米に行ったはずが日本政府に騙されてたんだ。歴史では習っていない真実。手の届きそうな近代の事実だからこそ考えさせられた。 ストーリーは面白すぎる!
2投稿日: 2021.02.21
powered by ブクログ痛快。良かった。 移民系のお話は初めて。 ゆえに、今までに考えたこともなかった世界を知れた気がして、よかった。 ケイのような男性に出会いたい、貴子のような女性になりたいと、思った今日この頃。 薄い感想しか書き並べられない時点でまだまだである。
2投稿日: 2021.01.28
powered by ブクログすばらしい作品だった。 国家を相手取り主人公たちの復讐劇が成功して大団円を迎えるということはないだろうなと。 それでも、この上ない終着点に辿り着けたと思う。 意外だったのが、ボスは松尾の活動を了承しているものだと思っていた。 いつも能天気なケイ、終始怒っている貴子、この2人はイマイチ好きになれなかった。 特に貴子は喜怒哀楽が極端で、どーにもこーにも・・・ ハードな世界の物語だったが、エピローグは笑えた。 声を出して笑えた。 作者の趣味なのか、今回も車の描写が濃密。悪く言えばくどい。 車に興味のない人にはどうでもいい行が多すぎる。 ・・・だめだ、箇条書きにしかできないくらい、興奮している。
2投稿日: 2021.01.04
powered by ブクログハラハラ、ドキドキのハードボイルド! 先が気になり読む手が止まらない。無知だった日系移民の黒歴史。「知らないということは、それ自体で罪なのだ」の一文が印象的。犯行を応援し、逃げ切って欲しいと思った私は、やっばり寛容さと愛=アモルが不足している日本人なのだろうな。男臭プンプンの表現も多々。銃と車の細か過ぎる構造描写は、斜め読みさせていただきました。
7投稿日: 2020.12.11
powered by ブクログ上下巻の作品って上巻がピークで下巻はそこまで……っていう経験が何度かあるのですが、この作品は上巻の勢いのまま最後まで読めた。 最後まで、この人死んじゃう?生き延びる?捕まる?逃げ通す?これが最後の別れ?また会える?とハラハラしながら読み進められました。 あくまでも作品の主役は復讐する側なので、キレものの警察が登場するのがだいぶ後半って言うのも面白かった。 事件をどう解決するか、はサイドストーリーで事件を通して何を伝えるか、が重要だった。 個人的にはケイ目線の世界も見てみたかったなあ。 衛藤のことや自分の境遇のこと、どう受け止めて生きてきたんだろう。 でもあの飄々としたケイのおかげで、テンポよく読み進められたところもあるのかな。
8投稿日: 2020.11.13
powered by ブクログ図書館で借りたのだけど、上巻より下巻の本の状態がいい。ということは、みんな下巻は一気読みしたな!と、勝手に解釈した。 という私も一気に読み終わった。 松尾の行方が気になるけど、幸せになっていてほしいなぁ。 知人のご両親も、戦後アルゼンチンに移住した方で、とても苦労したと聞いていたので(ジャングルではないけれど)、南米に渡った日本人のことは、もっと知っていてもいいのかもしれない。 つらいことを乗り越える強さ、過去を抱えて生きる強さ。 そしてラテンならではの明るさを見習いたい。 あと、個人的に秋津さんが気になったので、秋津さんのスピンオフ作品とか、あったら読んでみたいわー
5投稿日: 2020.09.21
powered by ブクログ面白い! 前半は戦後の南米移民政策の被害者である衛藤の視点で絶望の連続を目の当たりにする。未開のアマゾンは開拓の余地なく、脱耕者が相次ぎ仲間たちは不治の病で命を落としていく。決死の想いで都会に出ても暮らす術もなく乞食や売女に身を落とす。政府を恨むも帰国する術はない。親切な混血との縁が繋がり生計が立つようになり、かつての入植地に友人を迎えに行くと既に病気で亡くなっており一人息子のケイイチだけが生き残っていた。 時は移って現代の日本。 ケイイチと、かつての入植地で一緒に暮らしていた友人の松尾、別の地域で悲惨な生活を強いられていた山本が、日本政府を相手に壮大な復讐劇を繰り広げる。まずは外務省の仮庁舎へのライフル銃による掃射事件。職員がいない早朝を狙って窓ガラスを打ち砕き、過去の過ちを攻め立てる巨大な垂れ幕を屋上から吊るした。 次に起こしたのは移民政策の陣頭指揮をとっていた役人や旅行会社の幹部たち3名の誘拐事件。富士の樹海深くに置き去りにし、日本政府からの謝罪と引換に居場所を報せるとした。 目的は政府に戦後の移民政策が完全なる駄策であったことを認めさせること。そして国民に、国家とは、役人とは、この程度の取るに足らない存在だと知らしめること。 痛恨の歴史。 主人公たちの怒りと絶望、知恵と勇気。 疾走感ある物語にページを捲る手が止まらなかった。
2投稿日: 2020.09.18
powered by ブクログ史実をもとにしたフィクション作品として、 文句の付けようもないくらいの大傑作。 まず冒頭第一章の『アマゾン牢人』には鬼気迫るものが感じられた。こんな歴史があったとは・・・ 悲惨な出来事の連続の中、エルレインとの再会や仕事での成功など希望を見出すまでが詰め込まれており、第一章を読むだけでも十分に価値がある。 その後はブラジル棄民の子孫たちの外務省への復讐劇。 ケイ、松尾、貴子と登場人物もとにかく魅力的。 ラストシーンの爽やかさも素晴らしい。
2投稿日: 2020.05.23
powered by ブクログ幼い頃、「何で南米の人なのに日本人みたいな名前なんだろう。。。」と疑問に思い、答えを知らぬまま時が過ぎましたが、この作品を読んで答えがわかりました。歴史は「授業で教えてもらう知識」という認識でしたが、教科書を作る日本政府にとって都合の悪い歴史は授業内容から取り除かれている情報も多い。知る為には自分で疑問を持って調べなければならないことを再認識しました。 まるで官僚による組織犯罪。省庁・政府・国会周りはグレーな印象を抱かせる問題提起が多いです。火のない所に煙は立たないと思うので、一般市民は日々国に対して興味を持ち続けなければならないと思いました。 また大きな組織にいると、他責の念から無意識に他人を傷つけているかもしれない怖さを感じました。今後仕事をする上でも、内向きな視線ではなく広い視野で判断を下していきたいと思います。
5投稿日: 2020.05.04
powered by ブクログ垣根涼介にしてはかなりの長編だし、南米移民の話ということで敬遠してたんだけど、かなりお勧め。めっちゃ面白いです。 最初は戦後の南米移民の話で、かなり悲惨な状況が続くんだけど、その後は現代の話で、垣根涼介らしく、やはりクルマ(今回はRX-7のFDの改造車)が登場し、女子アナと絡んで、とてもセンス良くストーリーが展開していきます。 また、日本の移民政策(棄民政策)については、山崎豊子の「大地の子」がとても良い本で、学校では触れられない日本の恥部を知ることができますが、南米移民も同様な事が行われていたことも日本人として知るべきと思う。 小説から歴史を知るって、たぶん偏っている事が多いだろうけど、それでも学校では教えてくれない部分を知っておくことは必要だと思う。 そういう意味でも、この本はお勧め。 私は、南米移民の人たちの苦労を、今まで知らずに生きてきたことが恥ずかしいです。
2投稿日: 2020.04.16
powered by ブクログ久々に良い本に巡り合った。日系ブラジル人のそのルーツ。涙無しに語れない。ノンフィクションとフィクションの絶妙なお話。
2投稿日: 2020.04.04
powered by ブクログハードボイルド小説というのか、現代の歴史小説というのか、非常にインパクトのある作品。「巨悪に芽は、常に大きなうねりの中にある。否応なく無自覚な人々を巻き込んでいく。加害者と被害者の立場に仕上げていく。」我も無自覚な一人。2020.1.7
2投稿日: 2020.01.07
powered by ブクログエンタメ小説の最高峰。痛快活劇の傑作。極上の娯楽。純粋な娯楽小説としてタイトルと装丁のダサさ以外は文句の付け所がない。
2投稿日: 2019.12.05
powered by ブクログ垣根涼介著『ワイルド・ソウル』上下巻読み終わりました。面白かったというより、驚きの連続でした。 南米ブラジル移民の苦悩、日本政府と官僚への復讐劇。悪い事とわかっていても、応援したくなるのは、人道的な見地を含んだ目でみているから。最終的にハッピーエンドになってるところが、読後感を良いものにしてる感じがする。松尾の行動は常軌を逸してるが、命が助かっただけ幸運だった。これから先の未来も、幸運であってほしいと思う。
2投稿日: 2019.11.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
前作からの疾走感もとどまることも知らず、最後まで走り抜けてくれました。ああきっとみんな死んでしまうと悲しい気持ちのまま読み進めて、まさかの出来事で救われる気持ち。 面白かった!
2投稿日: 2019.11.27
powered by ブクログ読み終えるのがもったいないほど 面白い 言い古された言葉だけれど ほんとうに その表現が ぴったりする あまり面白くて ついつい 先に進んでしまいそうなところを ぐっとこらえて 何度も 自分の中で 「もうちょっと 待て!」 を出し続けていた その「待て!」の間も どうなっていくのだろう の 期待感が 否が応でも盛り上がっていくのが 心地よいほどでした 全編を通じての 疾走感が エピローグでの 爽快感が そして 解説の ブームの宮沢和史さんの文章が とても 素晴らしい
2投稿日: 2019.11.14
powered by ブクログあらすじ 俺たちの呪われた運命に、ケリをつけてやる-。日本政府に対するケイたちの痛快な復讐劇が始まった!外務省襲撃を目撃した記者、貴子は、報道者としてのモラルと、彼らの計画への共感との板ばさみに苦悩。一方ケイと松尾は、移民政策の当時の責任者を人質にし、政府にある要求をつきつける。痛恨の歴史を、スピード感と熱気溢れる極上のドラマに昇華させた、史上初三冠受賞の名作。
0投稿日: 2019.11.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
時々、南米に移民した人たちの二世、三世がテレビでニコニコとしてるのを見かけるが、彼らの親や、祖父母は想像を絶する苦労をされたんだなと思った。 当時の政治家や、官僚は同じ国民にどうしてこんな仕打ちができたのだろうか? もしかして根本的なところでは、今もそんなに変わっていないのかもしれない。 復讐への気持ちに共感できる。 やり方も爽快だった。
3投稿日: 2019.10.21
powered by ブクログ「読み終わった時の爽快感」「国なんてものはいつの時代もファックだ!」解説にあるこの言葉が、この作品を象徴するように感じた。 壮絶なる日本の歴史、それに対する復讐劇、でも血みどろの復讐劇ではない筋の通ったシナリオ、物語全体のスピード感、それぞれの心の葛藤。ここ数年レベルで、一番興奮した作品でした。星10個つけたい。 他のこの作者の作品も読んでたい…と思っていろいろ「読みたい」登録をポチリ。
3投稿日: 2019.07.11
powered by ブクログ一気読みした。 山本さん、そんな話を秘めてたとは… 上巻は読みながら悲痛な気持ちになったけど、最後は爽快感のある締め方で面白かった!
2投稿日: 2019.07.06
powered by ブクログ「餓死寸前なのに物盗りになる度胸もない。かといって乞食にまで落ちぶれるにはちっぽけなプライドが許さない。」 リアリズム、モラリズム、そして、ヒューマニズムが重なりあった完璧な小説。因果やカルマを見事に書ききっている。かっこえええと最後は胸が踊った。映画やドラマにすると、残念な気もするんだが、考えてみる。 衛藤は大沢たかお、松尾は西島秀俊、野口はILMARI 山本はリリー・フランキー、貴子は桐谷美玲 ドンバルガスはビラッドピット、及川は錦戸亮、木島は藤井フミヤ 岩永は阿部寛、田川は田中圭、秋津は香川照之 これならありかな(笑)
1投稿日: 2019.06.25
powered by ブクログ「知らないということは、それ自体で罪なのだ。」 この台詞が、重くのしかかってきた。 戦争ものを読んだときも思うことだけど、 生まれた時代が違うだけで、 こんなにも違う生き方をしなければならない日本人が多くいたこと。 今の日本の平和の背景には、本当に多くの悲しみや苦しみが存在していたこと。 この物語にハッピーエンドなんて存在しない。 どんな終わり方だったとしても、 過去の出来事をなかったことには出来ないから。 この物語に込められた思いが、 多くの人に残ることを祈って。
3投稿日: 2019.06.02
powered by ブクログ後半の盛り上がりは良かった。やっぱり警察が出てくると楽しいね。最後もまぁ良い結末って感じ。 ブラジル移民の話は何となく知ってたけど、これは全て事実なんだろうか?としたら、日本政府は相当悪いな。こんなことをしたらダメ。お国の為とかどの口が言ったんだろうねぇ。。
2投稿日: 2019.02.13
powered by ブクログどうなる?どうなる?で下巻に突入! 危機迫ってる時でも、ケイの軽さが上巻よりも際立ってきて、貴子との、やり取りも何だか笑いが出る程に。後半に進むにつれ・・・アレ?まさかの爽やかな感じで終わり?って、もっと違う感じかな~って思ってたので、最後の終わり方は予想外でした。 上巻のスピード感、スリル感が 最後のケイと貴子の流れにほっこり系に(笑) これはこれで良いのかしら。。。 歴史上の「事実」を元に書かれているのですが、アマゾンの僻地に夢を持ち、移住した方達の過酷な真実を知らなかったので読み応えはありました!
2投稿日: 2019.01.20
powered by ブクログ途中、理詰めの推理小説というか、スパイ小説的にも見えてきて、飽きさせない。最後には予想外?のどんでん返しも待っている。読んで損はない一作。
0投稿日: 2018.11.12
powered by ブクログこれぞ小説の王道というべき大傑作。重厚なテーマ、喜怒哀楽、出だしからアクセル全開の疾走感たっぷりの書きっぷり、読後の爽快感ともう終わってしまうのかという喪失感。今更ですが著者の素晴らしさを実感しました。別作品も読みたいと思います。
2投稿日: 2018.11.08
powered by ブクログ偶然、ネット上で面白い小説を探していたところ、ヒットしたのがこの作品。かつてのブラジル移民政策がいかにずさんであったかがわかり、日本の近代史も同時に学べる良書である。上下巻という長編だが、続きを早く読みたくなるストーリー展開で、一気に読めた。間違いなく面白い!
3投稿日: 2018.10.28
powered by ブクログおもしろかった。結局振り返ってみると、思い通りに行かないことばかりだったのに、なぜか人生はハッピーだと思わせてくれる。そして気持ちのいいエンディング。戦後のブラジル移民の話は知らなかったので勉強になった。
2投稿日: 2018.10.13
powered by ブクログ長かった! 前後半合わせて1000ページ!! 前半何らかの仕掛けを画策していたケイと松尾、そして山本・・・ 彼等の仕掛けの正体が本書で語られる!! ブラジルの土塊となった日本からの移民達の無念を彼等は果たす事が出来るのか? そしてケイとの関係により、これから何かが起こる事を唯一知っている貴子はどう動くのか!? 上下巻とても長いですが2日で読破してしまうぐらいの面白さ!!!
2投稿日: 2018.08.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
〈上下巻合わせて〉 非常に面白い。上下巻あり、かなりボリュームが多いのだが、終始飽きずに読み通してしまった。 まずは、戦後の移民政策が、実は食糧難に端を発する棄民政策であり、その被害にあった人々が如何に残酷な目にあったかが描かれている。正直、自分が同じ目に合うだなんて考えたくもない。 そして、その恨みを晴らさんとすべく、被害者一団の生き残りである男達が、日本の外務省や当時の移民政策に関わった人たちに復讐を仕掛ける。 ブラジルでの生活も、復讐劇や最後のクライマックスにおいても、終始ハラハラさせられ、常に続きが気になる。そして被害者のブラジルでの生活があまりにも悲惨だったからこそ、復讐劇も痛快。また、巻き込まれた一般の人達にも不幸はなく、大団円を迎える。 もう一度言うが、非常に面白かった。
4投稿日: 2018.04.07
powered by ブクログただただ面白い。 この本に巡り合えたことを幸せに思う。 史実に基づいた背景のインパクト、 入念に形作られたキャラクター、 そして彼らが起こす復讐劇ということなのだが それだけにとどまらないところがすごい。 一気読み
3投稿日: 2017.08.23
powered by ブクログブラジル移民の衛藤、ケイ、松尾、山本の4人が、杜撰なブラジル移民政策を先導した外務省へ報復を行うハードボイルド小説。ブラジル移民政策がこんなに杜撰なものだったとは、、、知らなかった自分が恥ずかしい。 下巻の主役は、ケイ、日本で宝石商を見せかけた麻薬売人の松尾、元アナウンサーでジャーナリストの貴子。外務省襲撃のみだけでなく、当時移民政策に関わった3人の青木ヶ原樹海への拉致拘束もあり、メッセージ性に厚みを加える。とにかく、ケイのラテンな個性が素晴らしいし憧れる。意識高めだが、性格がまっすぐで迷走し苦悩する貴子にも共感できる。 山本の最期は残念だったが、ケイ、高速からダイブした松尾、そして貴子、終わり方もサイコーによかった。 素晴らしい作品に出会えた。
2投稿日: 2017.08.06
powered by ブクログ重たいテーマであるにも関わらず、終わり方がとても爽やかで心に残る作品になった。面白くて一気に読めてしまう。
2投稿日: 2017.07.05下巻は一気読み!
下巻の復讐劇は痛快さを感じられる内容で、物語後半は「この後どうなっていくのか?」と読む手が止まらなかった。松尾、衛藤それぞれが復讐を果たし、心から解放されるシーンは印象的で心に残った。ケイは相変わらずのキャラクターで、貴子とのハッピーエンドまで見れた事に感謝。久しぶりに一気読みした、とても面白い作品でした。こんな本と出逢えるから読書は面白い。
0投稿日: 2017.06.16
powered by ブクログ傑作。 ブラジル移民について何も知らなかったなぁ。 材料も調理法も両方大好き。 一気に垣根涼介ファンになった。 もっと読みたいー。
2投稿日: 2017.06.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ケイや松尾や衛藤は、政府のあんな謝り方でいいのかな。 「遺憾である」って、なーんか個人的な意見としてはちゃんと謝ってない、みたいに聞こえるんだけど……。 貴子の質問への答えもムニャムニャしてて、これで果たして「勝った!」ってなれるもの? まあ、日本政府が「申し訳ありませんでした!」って土下座するとは思えないから、これでいいっちゃいいかもしれないけど。 こんな最低な国だけど、私は他の国の人に「自分の国を好きですか?」と聞かれたら「好きです」と答えたい。 色々あるし、今現在は平和すら危うくなってきてるけど、それでも少なくとも私は、生まれてから今まで何不自由なく平和に生きてこられた。 その点だけでも、せめて評価してあげたい。 数年後にはどう思ってるかは、わからないけど。 ところでこの本の解説が宮沢和史。 ミ、ミヤじゃないかーっ!! 前に読んだ時は気づかなかったなーと思っていたら、前に読んだのは幻冬舎版でした。
0投稿日: 2017.05.01
powered by ブクログ面白い本は、一気に読みたくなるものでワイルドソウルも一気に読破してしまいました。クライムサスペ ンス は結末が悲惨なことが多いのですが、ニック・ハーカウェイのエンジェルメイカー (ギャングが世界を救う)のようなエンターテイメント作品でした。彼らの日本政府への復讐はどのようなものだったかぜひ未読の方は体験ください。
0投稿日: 2017.03.24
powered by ブクログ上巻で溜めに溜めたので、やっとスッキリできると期待大で読み進める。作戦第1はまずまず、さて第2は…。上巻がかなり暗く重い巻だった為、もっとすごい復讐になると思っていたのだが…。あんなにひどい目に会わされたのに、なんて良い奴ばかりなんだろう。『日本政府による棄民政策』で、あのアニメを連想し、何故かヒロインの貴子を好きになれず、(柴田よしきさんの『リコシリーズ』のヒロインを思い出した。)能天気なケイにもイライラし通しだったが、松尾に惚れてしまった!彼が生きていて良かった。こういうところが垣根涼介さんなんだな…、なるほど。 フィクションだが背景は歴史上の事実。だからこそ、この締め方は救われる。
5投稿日: 2017.02.15
powered by ブクログなかなか楽しめました。 まず、初めてブラジル移民の歴史を知ってとても驚きました。いまだにこんな知らない過去があるとは。それだけでも読んだ甲斐があったと思います。 ストーリー的には、飽きることなく最後まで読み進めることが出来たし、なかなか緊張感もあって軽さも含めてよかったと思います。また、別の作品も読みたいと思いました。
0投稿日: 2016.11.22
powered by ブクログ4.5 ケイ、エルレインはとてもまっすぐで豪放磊落なところがよく、魅力的なブラジル人気質。貴子の仕事や生き方についての葛藤、強がりなところも面白くとても魅力的、現実にはいなそうだけど。衛藤や松尾も含めて登場人物が魅力的。
2投稿日: 2016.08.29
powered by ブクログファンタジー好きな自分にしては、社会性のある本を読んでいるつもりで、事実、テーマである移民の歴史もこの本がきっかけで調べてみたりもした。 正しい読後感としては、過去の移民の境遇に思いを馳せ、政府のあり方について考えを巡らせ、解説にあるように、このストーリーに爽快感を覚える自分について黙考する、となるべきなのかもしれないけど。 でもやっぱりフィクションとしての、このストーリーが、キャラクターが、疾走感が素晴らしかったと思ってしまう。 エピローグ部分でにんまりしてしまい、手紙を書くケイをカワイイ!と感じ、ああ、面白かった。いい本だったと満足してしまう。
2投稿日: 2016.04.07
powered by ブクログ後半は外務省や当時の移民政策担当者への復讐を中心とした犯罪小説に。登場人物それぞれの豊かな人物背景と凄まじいテンポが心地よい。
0投稿日: 2016.03.28
powered by ブクログ戦後間もなく、日本政府に「捨てられた」ブラジル移民。その復讐計画を、幾多の人間関係と絡めつつ圧倒的なスケールで描いた傑作。
2投稿日: 2016.03.06
powered by ブクログ計画が成功することを期待して読み進める。 最後は・・・、そうなるのね・・・。 おもしろかったです。 作者が得意!?の車と銃がいいですね。
0投稿日: 2016.02.03
powered by ブクログ上・下で3日で読まされた。勢いがすごい! 法律よりも自分の価値観で行動し達成する男たちにしびれたー! ハッピーエンドだし、とても楽しめた。 ビリヤードの所が印象的。
2投稿日: 2015.12.22
powered by ブクログ実話を元にっていうところは評価できる。 おもしろい。 ただ、ちょっと長くて退屈さを後半に感じてしまった。編成が苦手かなあ。
0投稿日: 2015.12.15
powered by ブクログ日本政府と外務省への復讐が始まった 完全犯罪を企みつつも所々で綻びが生まれる 当事者とは関係ない報道記者の女が後半の話の軸にきて、面白かった。それぞれの生き様が納得する形で終わり、良かった。
2投稿日: 2015.10.06
powered by ブクログ騙されてアマゾンにほおりだされた日本人。 責任をとらない国や外務省に復讐する衛藤、ケイ、松尾、山本の4人。 記者の貴子、警官の秋津。 どうなっていくのか、ハラハラドキドキした! ケイのような純粋な男性は、今の世の中にはあまりいないから、陽気ですごく魅力的でした。
0投稿日: 2015.09.18
powered by ブクログ間が空いてしまったので思い出しながら読み始めました。 だんだんとストーリーをつかみ始めたら、あとは一気。 人それぞれがもつ正義感、今を守りたいという感覚、正当化したい想いなどを上手く散りばめながら、自分がこの立場ならこんな風に対処できると格好がいいなぁなんて思うシーンも盛りだくさん。 史実とフィクションの境目がわからないくらい国家に対する怒りも感じるし、それを乗り越えた先の世界に期待が持てるのもワクワクさせられる要因かも。
0投稿日: 2015.06.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
前半、重いブラジル移民のつらさが胸につまり、どう盛り上がるのかと思ったが、貴子の登場で一気にはまっていった。 放送記者の普通の男に惚れないからこその、葛藤がハラハラさせてくれる。 移民と、育ててくれた闇の男との出会いと別れも長編ならではの深さだなぁ。
0投稿日: 2015.06.21
powered by ブクログ登場人物それぞれが背負ってきたしがらみから最終的に解放される。そんな結末でした。衛藤がブラジル人になるというくだりが山崎豊子さんの「大地の子」の主人公のようでした。
0投稿日: 2015.06.17
powered by ブクログ思考力が高いなぁと思っている社会派ブロガーちきりんさんがお勧めしていたので、読むことに。 1960年代の南米日系移民の移民政策を推し進めた日本政府に対するの復讐物語。 読むほどにページをめくりたくなり、暗いテーマに反して登場人物は魅力的で後味も悪くないのもよかった。 終盤急ぎ過ぎた感はあるけど、面白い本でした。 小説ということで誇張しているところもあると思うけど、移民の方がこんなひどい状況下に置かれていたことを知り、びっくりしました。無知で恥ずかしいと思ったけど、情報統制されてるのかなとも思った。。 そして宮沢和史の解説が熱かった。
0投稿日: 2015.01.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ブラジル移住を軸にした小説。 うちの祖父母も移住者だったので、そこそこ知っているつ森だったが、こんな現実もあったのだろう。 外務省に復讐をしていくさまが心地よかった。 結果は双方痛みわけだろう。 一気に読んでしまう作品だった。 この作者の本、いろいろと読んでみようと思う。
0投稿日: 2014.12.12
powered by ブクログこのミスベスト10、2004年版10位。冒頭のブラジル移民の過酷な暮らしのところから引き込まれる。その後も適度に場面転換があり、ストーリー展開のスピード感と意外性もあって長いけど飽きない。ドキドキするけど、どこか作り物っぽい安心感もあって息苦しくなく楽しめる。テーマは重いけど良質のエンタテイメントに仕上がってる。久々の一気読み本。
0投稿日: 2014.11.22
powered by ブクログ復讐のための綿密な準備と行動は、迫力もスピード感もありかなり痛快であった。 解説の中で、村上龍の「半島を出よ」との対比があったが、確かに政府の無能さという点での共通点はあったことは事実。松岡が毛糸再開することを祈るのみ!!!
0投稿日: 2014.11.19
powered by ブクログ最後の松尾のシーンが1番好きだなと感じた。 育ての親からの独立、自分の為に生きる覚悟、そしてなんといってもスピード感。 復讐劇の中で変わっていく登場人物を見ていくのが好きでした。 周りの目を気にする貴子の悟りもすごく印象に残る。 本当に大切なものはなにか? それを考えさせられる作品でした。
0投稿日: 2014.11.07
powered by ブクログ上巻に続き楽しめた。 決して許される行動ではないが、その行動、感情を完全には否定出来ない過酷な過去を持った彼らの外務省への復讐劇。 移民した人々の歴史や外務省の悪事など殆ど知識が無くても読みやすく歴史に興味が出てきました。 ラストも清々しく最近読んだ中では圧巻の一冊です。
0投稿日: 2014.08.28
powered by ブクログ昭和20~30年代にブラジルへ移民した人たちは、外務省や政府、その他関係者のずさんな仕業から、何の備えもないアマゾンの奥地へ送られ、人間とも思えぬような生活を強いられた。この小説は、そこで煮え湯を飲まされた二世代の人たちによる復讐劇を描いたもの。 戦後のブラジル移民が過酷な状況におかれたということは以前にも見聞きしたことがあって、それが読むきっかけ。この本のなかでも過酷な生活が描かれている。特に、大人たちが出ていき、あるいは死に絶えたアマゾン奥地の開拓地で野生児のように一人生きていたケイには泣かされた。 その後、本編の復讐劇へと入っていくわけだけど、このあたりは感動とかではなくただ面白い。男たちってどうして自分のルーツをそんなに気にするんだろう、大切にしたがるんだろうと、ちょっと思ったり。途中から復讐劇を捜査する警察が幅を利かしてきて、「あれ、これはもしかして復讐果たせず、警察の餌食になってしまうのかも」とも思ったものの、最終的にはまあ納得できる終わり方だった。 それにしても、おじさん作家が書くミステリーやハードボイルド系の小説って、話ことばのこなれてなさや女性の扱いやセックス描写が、わりとハナにつく。
0投稿日: 2014.08.24
powered by ブクログブラジルワールドカップに合わせて読み始めた。上下で結構なボリュームがある。 ワールドカップの開催地を頭にイメージしながら本書に出てくるブラジルの各地を対比すると面白いかなと。 が、大都会とアマゾンしか出てこないのでそれほどの関連性はなかった。 ストーリーとしては大変面白い。ブラジル、コロンビア、日本が時を超えて交錯する。 日本からのブラジル移民のことはほとんど知る事がなかったが、本書にて取り返しの着かない過去があったことに気づいた。読む価値のある小説だった。
0投稿日: 2014.07.30
powered by ブクログまとめサイトで面白いとあったので読んでみた作品 衛藤、ケイ、松尾、山本の気持ちは分かるけど 目には目を歯には歯をって事が成り立ってしまったら それはそれで違う気がし その辺りにどう折り合いをつけるのかと思っていました 綺麗に終わって良かったし最後は好きだけど 逆にまとまり過ぎてて上巻の勢いが無かったかな、と思います なのでほぼ4だけど★3にしました
0投稿日: 2014.07.27
powered by ブクログ移民という題材に興味がなくても、飽きずに読めた。ハードボイルドになるのかな? 情景がアリアリと浮かぶリアル感がある。 映画化してそうだな。
0投稿日: 2014.07.25
powered by ブクログ日系ブラジル移民2世の主人公が無理な移民計画を実施した、日本政府、企業に復習するストーリー。美人キャスターも復習劇に巻き込まれ 、愛と葛藤に苛まされる。 男性にこのようにされると女性はたまらなく、まいっちゃうだろうなと思う。軽いようで、命をかけてくる。女性にもお薦めの一冊。復習劇が進んで行くのも楽しいが、ポリシーに則り行ったり、主人公等のキャラクターがそうさせるのか、ドロドロ感は余りしない。日系ブラジル移民の事も勉強になったし、なかなか興味深い一冊。
0投稿日: 2014.07.13
powered by ブクログ病院の待合室で読んだ。 移民の人たちのあまりに過酷な状況にびっくりしたし、そこからの外務省や関わった人への復讐計画→実行までの描き方が鮮やかで、引き込まれた。 この作者の他の本も読んでみたい。
0投稿日: 2014.06.16
powered by ブクログ第二次大戦後、日本政府が行ったブラジル移民政策を絡めた小説です。 ブラジルの日系社会を語る際に、「大変な苦労をされたブラジル移民の方々」という枕詞を良く聞いていたのですが、この小説を読んでブラジル移民政策についてきちんと知らないといけないかなと思いました。 この小説はフィクションで、一般国民を何とも思わない官僚たちが立てた計画でブラジルのとんでもない土地に送られた日本人の移民の子が、日本政府に復讐するという話です。 最近特に結局みんな自分のことしか考えていないのよねって思っているので、外務省の官僚たちが移民政策について、何の反省もなく、何の罪の意識も感じていないのをまあ当然の描き方かなと。 人物の性格描写も設定もそれなりに楽しめて、割と入り込んで読めたけれど、最後は結局作り物よねという感想になってしまいました。 丁寧に書かれている前半の方が好きでした。 感動しすぎて、読んだ後に腑抜けになってしまうような小説が読んでみたいです。
0投稿日: 2014.01.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2014/1/21 めちゃくちゃおもしろかった。 作者があとがきに「おれはやったぞ」って書いてて思わず「やったねー!」とつぶやいた。 いや、この作者の本これしか読んだことないんだけどね。 私の中では絶対に2人が逃げ切らないといけなかったから、先を読むのが怖かった。 警察側にちょっと魅力的な人たちが出てきたから余計に怖かった。 それで止まるたびにダラダラと引き延ばして読むのに時間がかかったけど、一気に読める状況にあったら寝ないで最後まで行ったに違いない疾走感。 そして今の報われた感。 背表紙のあらすじから受けるお堅い印象と全く違うすがすがしさ。 人に薦めたいけど「じつは、たまに思もいだしてオナニーもしている」とか書いてる本薦めていいんかね。 もう大爆笑したわ。ここ。 リアルでは薦めにくいからここで熱く語るけどめちゃくちゃお薦めだから!! ドン・バルガスが最後にちょっとだけ見せた愛情も泣ける。 ドン・バルガスは立場上松尾を許すことはできないだろうけど、松尾の逃げた可能性にちょっとだけホッとしてくれてればいいな。 結局、無条件に愛する者を持てなかった自分の人生にむなしさを感じてくれてるといいな。 そして松尾が新しい人生のどこかでまたケイに会えるといいな。 ケイはたくましく生きていくに違いないと思えるのがまた幸せ。
0投稿日: 2014.01.21
powered by ブクログこんなに面白い作品がまだあったとは。スケールが大きく、サスペンスとしても一級品。読み応え充分。それにしてもブラジル移民の実態について知らなかったことが悔しい。
0投稿日: 2014.01.12
powered by ブクログ自動車好きの小生ようなものは、RX7の改造車が、登場する部分は、非常に面白い。リアルで、ロータリーエンジンの魅力は、分かっているし。
0投稿日: 2013.12.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
戦後、食糧不足の為に政府が行った「移民政策」。その際に謳われた豊かな土壌や家付きの土地、とは間逆の未開のアマゾン奥地での凄惨な実態。 日本という国から棄てられた「棄民」。その棄民たちの日本政府への復讐を描いた作品。 以前にこの作者の「君たちに明日はない」を読んだけれど、女の人の描き方が妙にバブリーで一辺倒なところが気持ち悪くて、正直好きな作家さんではなかった。 しかも長編な上にテーマが「棄民問題」と重々しいので「大丈夫かな」と思いつつ読み始めたのだけど、文章が読みやすいし、とにかく中身が面白くて久々に一気に読んでしまった。 上巻の重厚さが下巻では少し漫画的展開(特にエピローグ)になっているけど、終始南米ブラジルらしい明るい空気も持ち合わせていて、エンターテイメント作品としてとても楽しく読めた。 wikipediaの「日系ブラジル人」のページを見ると、この作品の元になった1953年以降のブラジル移民に関しても、「多くの日系人は大学を卒業し、ブラジル一般社会で大きな成功を収めた」と書いてあるし、私も移民政策のことは名前程度の知識しかなくて、実際こんな目にあった方々がいたなんて何も知らなかった。実際のところは自分で調べてみようと思う。
0投稿日: 2013.10.22
powered by ブクログ下巻も面白いが上巻と比べるとやや見劣りする。理由は3つ。1つに上巻で色濃く語られていた移民政策への復讐という動機が薄れてしまっている。2つ目にご都合主義が多々見受けられる。最後にケイと貴子との恋愛ストーリー、というか自分探しの物語になってしまっている。上巻にあった社会派部分がなくなり、普通のアクション小説になってしまっているのは、題材が俊逸なだけに残念だ。 とはいえ日本人特有の陰鬱さを残す松尾と、日系だがブラジリアンそのものであるケイの対比が巧みであった。負の歴史はどこかの世代で断ち切らなければならない、そんな前向きなメッセージが感じ取れた。ラストもスカッとする気持ちの良いハッピーエンド。良質なエンターテイメント作品といえよう。
0投稿日: 2013.10.04
powered by ブクログストーリーはフィクションですが、実際にあった歴史上の出来事にもとづいて書かれているとのことで、今まで南米の日系移民を甘く見ていた自分を恥ずかしく思いました。 これほどまでに困難と努力を積み重ね、生きようとしていたのか、と衝撃を受けると共に彼らの復讐劇を通して何か虚しい気持ちにもなりました。 しかし、復讐劇ではあるけれども決して暗いわけではない所が面白く、天井が抜けたような爽快な気持ちにさせられる部分が確かにありました。
0投稿日: 2013.09.20
