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ワイルド・ソウル(上)(新潮文庫)
ワイルド・ソウル(上)(新潮文庫)
垣根涼介/新潮社
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総合評価

117件)
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    最初の重さ、展開、登場人物それぞれのキャラクター性がいいっす。 以前からこの本の存在知っていたけど避けてたのがもったいなす。。。 下巻も一気読みだろうなぁ。

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    投稿日: 2012.02.29
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    かつて日本が推進した無責任な移民政策によって、未開のアマゾン奥地へと移住させられた主人公の過酷な運命、そして復習を描く物語。 重たく難しいテーマながら登場人物の明確な個性付けと心理描写で上下巻ともにぐいぐい引き込まれる良作でした。 上巻では主人公がアマゾンに送り込まれてからの悲惨な半生が描かれています。移民政策については知っていたものの、ひとりの人間にフォーカスすることで無策が引き起こし不条理な死の恐ろしさを感じます。

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    投稿日: 2012.02.22
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    戦後の日本人が政府のブラジル移住計画の犠牲になった経緯がよくわかったし、ストーリーも非常によくできていて素晴らしかった。

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    投稿日: 2011.12.11
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    ブラジル移民とは? 彼らはどんな生活をしてきたのか? まずは、本書でこんな疑問を解決してください。 そして、次の質問に答えてみてください。 「アマゾンの上流の奥地に家族で入植したら、あなたはどんなふうに乗り越えていきますか?」

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    投稿日: 2011.10.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    棄民政策の存在は「地上の楽園」(笑)と謳われた某半島への移住、それによる難民の発生でおぼろげに知ってはいましたが、ブラジルでも外務省の杜撰な政策により少なからぬ棄民が発生していたとこの本ではじめて知りました。小説なので事実どおりではないと思ってはいますが、当時の事情を踏まえてもひどい話があったものだと深く考えさせられました。 ラストまでに語られる登場人物の反省が悲惨だっただけに、最後に主人公がもしかしたら幸せな道をつかんだのかな?と思わせる幕引きだったのはちょっとうれしかったです。やっぱりハッピーエンドのほうが読後感は良いですね。デビュー作も読んでみたくなりました。

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    投稿日: 2011.08.29
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    いやー面白かった。久々骨太エンターテインメントでした。そう、たとえれば、「太麺大盛り、脂多め、トッピング全部載せ。卵ご飯追加」かな。大満足。

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    投稿日: 2011.06.24
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    大藪春彦賞 吉川英治文学新人賞 日本推理作家協会賞 史上初の三冠に輝くミステリー。 1961年、日本政府の募集でブラジルに渡った日本人移民。 だが、その入植地は密林で、移民たちは次々と命を落としていった。 こうしたブラジルの移民の苦境がリアルに描かれる上巻の前半である第一章。 まるでドキュメンタリーを読むような臨場感。 そして、命を落としていく人々の中にあって かろうじて生き延びる人たちが出てくる。 そこで感じるのは日本政府に対する憤り。 そして、第2章。一気に舞台は日本の現代へと移る。 これ以降はブラジル移民として生き延びた男たちの2世たちによる 日本への復讐談となる。 主人公はケイというブラジルで青果市場で名を挙げた男。 そして、コロンビアマフィアのマツオ。 この二人に日本人記者・貴子がからみ 事件は起きていく。 マツオとケイの復讐とは? そして、最後には手に汗握る逃走劇が待っている。 ブラジル移民という現実に裏打ちされて ドラマはリアルに読む者の胸を打つ。 ケイと貴子のラブストーリーもいい。 南米特有の明るさとビートが全編に脈打つ傑作だ。

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    投稿日: 2011.03.24
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    ブラジル移民の悲劇を題材にした小説。 上巻は、移民当初の悲惨な状況からいろいろあって、衛藤らの登場人物達が日本への復讐、というよりは外務省への復讐を計画して準備するまでの内容。 どんな復讐をしようとしているのかという期待感が膨らみながら、物語にどんどん引きこまれていく。 それにしても、レバノン人のハサンの男気には痺れるな~。

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    投稿日: 2010.12.18
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    日本政府・外務省のずさんな政策のせいで、途方もない苦労を背負わされた南米移民の生き残りが復讐を果たそうとする・・・・・。という話で良いのかな?いやはや、なんとも深くて重いです・・・。んだけれど、カキネ作品のお約束(?)として、やっぱしナニの描写が露骨でエゲツないというか、なんともはや・・・・・。とゆうことで、つづきは(下)で。

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    投稿日: 2010.07.26
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    事実を基にしたフィクション。 南米移民の苦難の歴史がよくわかる。 日本政府のモラルのなさ、それは昔からのこと。 そんなセリフがとても印象的。

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    投稿日: 2010.07.04
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    分厚い小説もなかなか読み通せなくなった最近では、めずらしく一気に下巻まで読み終わった。結構からすればピカレスクロマンにも見えた。現実の人間ではできない違法行為のカタルシスを小説のなかで疑似体験できる快感を味わわせてくれる、という意味ではそうかもしれない。悲惨な死は無数に登場するが、現実のクライムでは殺人が行われないというのも、ケンと貴子の造形も、人間の邪悪さを覗き込むような不快感なしに読めるという点でも、カラリとした印象を残す。読んでいるあいだは、『君たちに明日はない』と同じ著者であるという感覚がなかったが、厳しい人生状況から目をそらしていないのに、過剰にどろどろした感覚を残さない文章、女をどまんなかにもっていながら「男らしい」ヒロインの造形など、たしかに通底するものがあるようだ。著者あとがきに垣間見られる著者のストイックな創作姿勢に感服するとともに、それがゆえに今後の作品の完成度に著者自身がはたしてどれだけ満足できるか心配になるような著者渾身の代表作、とみた。

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    投稿日: 2010.06.18
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    ブラジル移民の話が詳細に記述されており、当時の外務省の失態の数々が明らかにされています。食料不足、国の約束だからと言って、国民をむしけらのように扱う・・・むごい。何でも100%信用はできないという現実に気づかされます。

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    投稿日: 2010.05.27
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    最後までスカッと読ませるけど、その分予定調和かも。オッサン好きーには日本勢より、待ってる側の方が気になった(笑)

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    投稿日: 2010.02.01
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    外務省の腐敗と、その被害を全面に受けた移民たち。 その生き残った人達が巻き起こす。 空前絶後の事件。 上巻なのに、引き込まれる内容で、これほど下巻を早く読みたいと思った本にはめったに巡り会えないと思いました。

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    投稿日: 2009.12.06
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    その地に着いた時から、地獄が始まった―。1961年、日本政府の募集でブラジルに渡った衛藤。だが入植地は密林で、移民らは病で次々と命を落とした。絶望と貧困の長い放浪生活の末、身を立てた衛藤はかつての入植地に戻る。そこには仲間の幼い息子、ケイが一人残されていた。そして現代の東京。ケイと仲間たちは政府の裏切りへの復讐計画を実行に移す!歴史の闇を暴く傑作小説。 第25回 吉川英治文学新人賞 第57回 日本推理作家協会賞 第 6回 大藪春彦賞

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    投稿日: 2009.12.03
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    戦後日本で行われたブラジル移民がテーマとなっている小説です。 知らなかった戦後の日本が少し垣間見えるのではないでしょうか。 おおまかなストーリーは、事実を交えつつもハードボイルド系のフィクションとなっていますので、上下巻とも一気に読めるかと思います。 羽田野

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    投稿日: 2009.11.24
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    昨年がブラジルへの日本人移民100周年でしたよね。 1908年に始まり、第二次世界大戦を境に停止されていた移民が再開されたのが1953年。 本書に『50年代から60年代の末にかけ、約42,000人の日本人が海の向こうへと渡っていった』とあるけれど、私も小学生の頃、何となくブラジル移民に憧れていたことがありましたもんね。 今でもブラジルは世界最大の日系人居住地な訳で、厳しい開拓の苦境を乗り越えた上での成功、といったイメージがありますもんね。 ところが、本書では、現実はそうした夢と希望の物語ではなく、政府と外務省に騙され体よく国外に追い払われた〈棄民〉とも言うべき有り様だったことが描かれる。 『ある者は密林の奥地で虚しく土に還り、運よくそこを逃げ出した者も社会の底辺で蠢きつづけることとなる』。 インターネットで検索してもあまりヒットする記述はなく、歴史の裏側に葬り去られている暗い過去ということね。う〜ん…。 悲惨なプロローグの上で、物語は、絶望と貧困の長い放浪生活の果て、何とか生き永らえ身を立てた衛藤が、かつての仲間の息子たちと、日本政府への報復計画を実行に移すプロセスを一気呵成に追う。 現在の東京を舞台にしつつ、カットバックで描かれるブラジルでのこれまで。 青い空、緑の樹木、赤い土、黒い河、そんな南米の風土の下、巡り会う人々、その造形も鮮やか。 漸う第一幕が切って落とされる舞台設定が整い、待て、下巻。

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    投稿日: 2009.11.23