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ワイルド・ソウル(上)(新潮文庫)
ワイルド・ソウル(上)(新潮文庫)
垣根涼介/新潮社
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総合評価

117件)
4.3
48
47
12
1
0
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    まだ途中なのでわからないけど、下巻への期待を込めると星4つなのだが、一旦中立の3つにしておきます。 文学というか、言葉の美しさ表現の豊かさというかそういうとこではなく、単にハードボイルドな内容に期待、というとこです。 これに限らずですが、武器の名前が出てくるたびググって調べながら楽しんでます。

    0
    投稿日: 2025.11.21
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    戦後間もなく始まった移民政策。 しかしそれは移民とは名ばかりの口減らしの棄民政策だった。国家に裏切られ絶望のまま異国の土に還っていった家族や仲間のために、過去への復讐が始まる。 上巻は移民した当時の話で、絶望的な状況を必至で生き抜こうとする人々が描かれており、政府への怒りと犯人への共感を覚える。 下巻は恋愛あり、アクションありのエンターテイメント色が強い。ケイと貴子の掛け合いも笑える。 復讐劇なのだがケイの能天気なキャラクターもあり読後感は爽快で、万人に勧められる作品だ。 ただ前作も感じたが、やはり車などのマニアックな描写は人を選びそうだ。私はもうちょっとタイトにしてほしかった。 まあ、そんなことはどうでも良いくらい文句無しに面白かった。

    1
    投稿日: 2025.11.19
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    日本政府に"騙され棄てられた"戦後ブラジル移民1世・2世の衛藤、ケイ、松尾。彼らの復讐にテレビ局ディレクターの貴子、警察の岩永らが絡み合い、壮大なスケールの物語となっている。最初は少し重苦しかったけど、途中から一気読み。素晴らしい本でした。

    1
    投稿日: 2025.09.28
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    戦後の日本からブラジルへ渡った4万人のアマゾンでの壮絶な生活、そこから逃げ出した人々の底辺を這うような生活。大きな自然を前にして人ひとりなんてちっぽけで、そのちっぽけななかで、人は一生かけて後悔をしたり、人を愛したりする。1000ページ一気に読める。

    1
    投稿日: 2025.09.08
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    戦後の移民問題がテーマ。全然詳しいことを知らなかったから勉強になった。もちろん、ストーリーも魅力的だ。 暴力的に描かれがちなストーリー展開であるにも関わらず、感情的に暴力を振うシーンはあまり見られず、むしろ理性的で各種配慮ある犯罪シーンに圧倒される。犯罪については法で裁かれるべき行為ではあるものの、犯罪者たちのキャラは憎めない。むしろ、愛嬌がある。 どう完結するのかな。下巻も楽しみ。

    16
    投稿日: 2025.09.01
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    著者の思想が結構はっきりと伝わる。そして、銃や車の詳細な記述に、著者の好きなものが伝わる。今と地続きにある戦後において、悲惨な移民政策が行われていたことを知る。大衆小説の役割の一つであろう。復讐劇の結末は復讐者の死亡や逮捕がほとんどだろう。けれど本作は登場人物が復讐劇を果たすことで過去とけじめをつけ、未来へ向かう。定石ではない結末に説得力を持たせるため、復讐劇はあくまで人命に危害を及ぼすことがないように設定した甲斐あって、読後感はさわやかになっている。

    0
    投稿日: 2025.07.02
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    旦那に勧められてたやつやっと読んでみた。 上巻は事を起こす原因の方ー設定がいい。戦後間もないブラジル移民のコミューンを取り扱った社会派サスペンス。 壮絶。この人達がどうなるのか気になって仕方がない。 下巻は本格的な復讐劇だろう。 マフィアのエログロやハードボイルド系はお腹いっぱいだし、サスペンスはあまり好きではないが この小説には その復讐劇に至る心理過程に強い衝撃と丁寧な説得力がある。人間の闇と生命力に魅せられ、夜を徹して読んでしまうくらい 印象的だったのは 「白米が食べたい」って言葉… 切実に遺伝子レベルに訴えてきた 棄民の事は詳しくは知らないが事実ではある。ルポや歴史本を読もうと思う。  こういう人を人と思うわぬ思考停止の政府や官僚にとって今も氷河期世代を打ち捨てるぐらい何とも思ってないでしょうな

    9
    投稿日: 2025.05.07
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    前に読んだ葉真中顕『灼熱』がよかったので南米移民について書かれているという本書を手に取る。 当初思っていたような、戦前の移民ではなく、1960年代の移民の話で驚いた。この時代になっても、棄民政策が取られていたとは。 ただし、南米編はごく最初だけで、あとは現代の東京で外務省に復讐するパートが続く。私としては、ブラジル編がもっと読みたかったのだが。これから長い下巻、どうストーリーが展開していくのだろう。 また、このような本にありがちな、無駄なお色気シーンはあまり要らない。書くとしても、さらっとでいいのでは? 後半へ続く。

    12
    投稿日: 2025.03.19
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    ブラジルに移民した人達がこのような悲惨な生活をしていたと知って心が痛んだ。どれほど、後悔したことでしょう。こういう事実を知るきっかけとなりました。

    1
    投稿日: 2025.02.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    家にずっと積んであった本。 ブラジルへの移民政策で日本と両国の政府の援助?を受け、行った先はアマゾンで、家も何もなくそこで家族がみんな死んでいく。 命からがら生き延びた衛藤が仲間を作り、外務省に復讐をしようとする物語の上巻。 ケイや山本、衛藤、松尾などのキャラクターが良い。ケイと元アナウンサーの貴子の逢瀬が面白かった。 下巻にどういう話になるのか楽しみ

    0
    投稿日: 2025.02.15
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    お星様4.5くらい! おびのりさんのレビューを読んだ時に、私が好きそうなヤツかも?と思いメルカリで購入しました。 探せばお安いものに出会えますねd( ̄  ̄) ありがたいです。 時は戦後。 日本政府が発行した移住者募集要項によると、アマゾン各地の入植予定地は開墾が既に終わり、灌漑用水や入植者用の土地が無償で配分されると謳われていた。夢のような条件に応募者が殺到してた。 衛藤もその1人てあった。 しかし入植地は開墾どころか、密林のまま。 入植者はマラリアや赤痢などの病で次々と命を落とした。 深い絶望の中にいた衛藤は、放浪の末に仕事を得る。そして、同じ入植者仲間の子供、ケイと邂逅する。 衛藤たちは、日本政府の復讐計画を企てる。 アマゾンのシーンは、まぁリアリティが凄くて。 怖いし、ひもじいし、大変だし、汚いし、苦しいし。゚(゚´ω`゚)゚。 もう切ない、切ない。 私あんまりこの頃の本って読んでいなかったのですが、ブラジルに移民させたのって本当にあった話ですよね。 何で今まだ読んでなかったんだろう。 こんなに酷いことが行われていたなんて、、、 死んでいく人間が何人もいる中で、それでも抗って生き続ける姿とか、もう読んでいてそれだけで涙出そうでした。 さて、復讐戦、この先どうなるのか!? もう期待しかないです! 下巻いきます! あ、今日は飲み会なので、続きは明日から読みまーす♪

    127
    投稿日: 2024.11.09
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    ホラーでいう「ひとこわ(人間の仕業だったのかよ...)」に入るんじゃないだろうか。 人間がする所業には思えない。 フィクションであれ、似たような事が実際起きただなんてものすごく衝撃的だった。 愛も恨みも遺伝していく怖さも学んだ。 だれも恨まずに生きていくのが理想だけれど、もし私がケイ達の環境におかれたらどうなってしまうのだろうか。 私の今の環境が恵まれたものなんだと改めて感じた。

    5
    投稿日: 2024.10.23
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    2004年第6回大藪春彦賞 2004年第25回吉川英治文学新人賞 2004年第57回日本推理作家協会賞 これらの受賞が納得の一作 本とコさん、素敵な作品をご紹介いただきありがとうございました プロローグで 一人の日本人が12年ぶりのアマゾン川を遡る 彼は「アマゾン牢人」の わずかな生存者 第一章 アマゾン牢人 1961年一万トンの移民船「サンパウロ丸」の出航 新たな大地ブラジルへの 広い大地への希望 それは アマゾンへ到着したその時から 大きな失望となる 開拓されていない密林、過酷な労働、足りない食料と そこのない沼のような生活が始まる このアマゾンでの死と隣接した章はあまりに辛い 移住を危険視していた報告もあったようなのに この政策を推進した日本政府の責任は重い 第ニ章 生還者 そのアマゾンの地獄から逃げ切った少年 逃げながらの度重なるトラブル 一命を助けられて ブラジルで生き抜く力を 身に着けていく 第三章 色事師 ブラジルへの無策な移民政策で 彼らの人生を奪い 移民達を捨て去った日本政府を許すことができない 残された子孫達 移民2世達の画策が始まる 第四章 悪党 日本政府に対していよいよ計画を行動に移す彼ら 日本が続けてきた移民政策の全てではないのだと思うけれど アマゾンの移住という過酷な政策の犠牲と思える第一章だけでも一つの作品だと思います それだけで 終わらないから 下巻を待ちます

    85
    投稿日: 2024.10.06
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     またヤバい作品に出合ってしまいました! 1960年代の日本政府が、国策として実施した南米への移民政策がテーマで、史実に基づく素晴らしくも衝撃的な作品でした。物語にぐいぐい引き込まれて、読み始めたら止まりませんでした。  本書の移民政策は、戦前・戦中の話ではなく、戦後10年以上経過しての史実であることに愕然とします。急激な高度成長の陰で、多い失業者や人口増加、食糧難を抱えた日本の国策として、外務省によって行われた‥(ブラジル移民は約42,000人)。  冒頭から強烈なインパクトです。新天地での整地され肥沃な農地を夢見るも、行き着いた先は未開のアマゾンの奥地。酸性土、赤痢、マラリア、黄熱病‥、移民者たちが次々に虚しく死んでいきます。  愚策などという生易しいものではなく、「移民」ならぬ「棄民」政策であり、国ぐるみの詐欺に他なりません。リアルで生々しい描写は想像を絶する地獄で、この衝撃はあまりにも重いです。  物語は衝撃の過去パートから現代パートに移ります。入植一世の衛藤と、衛藤がかつて関係した男の二世たちの数奇な運命を辿って、それぞれの個性が際立つ描写が秀逸です。そして、移民から40年の時を経て、移民二世たちは、外務省と日本政府に対する復讐劇を仕掛けていくのでした。  何なのでしょう、この高揚感は‥。アマゾン熱帯雨林の湿気、南米の猥雑なラテンの熱気、復讐心からの興奮からなのでしょうか? 知らず知らず、彼らのその後の展開を見守らずにはいられない、応援せずにはいられない感覚にさせられます。  彼らの周到な計画は、TV局ディレクターも巻き込み、歴史の闇に葬られた過去の扉をこじ開けられるのでしょうか‥。下巻に続きます。

    74
    投稿日: 2024.07.27
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    一冊を通して面白かったけれど、特に上巻のアマゾンでの過酷な生活、これには衝撃だった。過去にこのようなことがあったとは全く知らなかったため勉強にもなった。

    2
    投稿日: 2024.07.06
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    昔の移民政策の当事者達の復讐劇のお話。移民後の政府の説明とかけ離れた現地での惨状から始まり、時間は経ち、日本での当時の政府関係者達への報復へと移り変わっていく。 章ごとに視点が切り替わり、登場人物それぞれにストーリーがあり、皆んな何かを抱えており、全員に魅力を感じた。 前半では、移民後の凄惨な実態が語られ、日本政府へ憤りを覚え、衛藤達の報復を自然と応援したくなる気持ちになっていた。 とにかく後半の計画の実行になってからは、疾走感が心地よく、読み手を飽きさせない。 最後は、とても綺麗な終わり方で、ドラマの終わりを観ているような感覚…! 出会えて良かったと思える一冊でした。

    2
    投稿日: 2024.02.29
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    第二次大戦後に行われた日本政府の移民政策によりブラジルに送り込まれた日本人達。ただし現地の状況は事前情報とは正反対の文明とはほど遠い環境。アマゾンの大自然の前には人間は無力… 数十年の時を経て、日本政府に復讐する話で疾走感があり面白い。しかも移民政策の件は実話とは…衝撃…

    2
    投稿日: 2023.12.31
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    「君たちに明日はない」に続いて、垣根涼介作品を読む。 前半の棄民政策時代の話は読んでいて辛い。 時代と場所が現代(に近い)日本に移ってからのスリリングな展開との対比が際立つ。 外務省関係者が本作を読むとどういう感想を持つのか大いに気になるところ。 下巻が楽しみだ。

    21
    投稿日: 2023.12.16
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    劣悪な環境でも毅然とした態度で生き延びようとする登場人物に尊敬の念を抱いた。今生きている環境は当たり前じゃないと親に散々言われてきたが、この本を読んでそれを痛感した。 外務省の人でなしな仕打ちに対して反逆を目論む主人公たちを自然と応援している自分がいた。下巻も楽しみだ。

    5
    投稿日: 2023.09.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    友達のおすすめ本。下巻に続くのでまだあまり語れることはないんだけど、空港の彼が心配だし、そこからほつれそうで心配してしまう…。垣根作品を歴史ものしか読んでなかったので、新鮮でした。

    0
    投稿日: 2023.08.31
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    戦争も戦後の混乱も知らない世代だけど、凄く引き込まれる。ブラジル、コロンビア・・・と、グーグルマップで知らない土地を彷徨いながら、どっぷりストーリーにのめり込んでた。(^_^)v

    2
    投稿日: 2023.04.29
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    ほぼ一気読みに近い形で上巻を読了。 フィクションだけれども、全てが作り話とも言い切れない内容に、苦しさを感じつつもページをまくる手が止まりませんでした。 私も衛藤やケイたちがいう貧乏くさい日本人に過ぎない。 計画に不穏な影を落としつつ下巻へ。 どんな結末が待っているのか楽しみ反面、怖さ反面。

    2
    投稿日: 2023.04.12
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    タイトル通り、大きな裏切りや悲しみにあいながらも己の魂の火をたぎらせ続け、苦境に立ち向かっていく姿は読んでいて熱くなる。 人間1人というのはとてつもなくちっぽけな存在だけど、だからこそ大きなものに立ち向かってやるという意志の強さがかっこいい。

    3
    投稿日: 2022.12.17
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    アツすぎる。 壮大な映画を一本分観るくらいの面白さがあって、非常に濃厚なテーマとストーリーがある。 著者が書く、登場人物一人一人の心の声やその背景などの表現が好きで読んでいて心を奪われる。 電車の中はもちろん、家に帰っても、気付けばトイレの中にまで持ち込んで隙間時間を見つけては読み進めていた作品。

    6
    投稿日: 2022.11.27
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    日本史でも、ほとんど日本人の南米移民に関する話題に触れられてこなかった記憶があるが、 それも政府が関わった負の歴史として未だに隠蔽されていることも沢山あるのではないかとおもった。 ワイルド・ソウルはフィクションだけれど、 少なからず似たような経験をされてきた方達が存在すると思うと、自分達の歴史としてもっと深く知っていくべきだと思った。

    2
    投稿日: 2022.10.30
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    戦後、日本政府の募集でブラジルに渡った約4万人の人たちは入植先で極めて過酷な運命に遭った。 上巻の前半では、未開拓の入植先がいかに過酷な環境だったが記される。道路、電気、水道のインフラはなく、土地は酸性で痩せていて、開墾した側から洪水で流される。マラリアなどの伝染病が襲いかかる。 中盤から後半ではそんな過酷な環境をなんとか生き抜いた者たちのある企みが記される。 下巻で何が起こるのか。なんとなく想像はつくがハラハラが止まらない。

    2
    投稿日: 2022.09.19
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    珍しく一気読みした。ブラジルとか南米に移民した人たちが、現地に行ったら条件が全く違ったこの話は実話なんだね。聞いたことはあったけど、まさかここまでだとは。 北朝鮮への帰国事業と変わらないくらい嘘じゃない。しかも、あれは祖国に帰れる人もいたけど、南米行きは、全く関係ない場所だもんね。日本って、つくづく国民を大切にしない国だと思った。

    3
    投稿日: 2022.08.15
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    日本人が昔、開拓して成功する夢を持ちどこかの国へ家族と移住したが、大変な苦労をした。そんな話しは漠然とテレビか何かで聞いた事があった。 まさにそれだった。こんなに酷かったのか、、 フィクションノンフィクション、、線引きが付かない。 でも過酷さは想像を絶するものやったんやろなぁ、、 そこから這い上がった日本人。その後の半生、、 おもしろい。下巻にすぐ移ろう! このストーリーはフィクションではあるけど、事実起こった事を深掘りしたくなった。でも辛いなぁ。 世の中には知らない事がいっぱいあるなぁ。

    6
    投稿日: 2022.07.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    登場人物がこんがらがってしまったので、軽く読み直した。 外務省の良い事ばかりの謳い文句に騙され、ブラジル入植募集に応募し、海を渡った開拓者達が国に復讐する話。 広い土地を与えられ、土壌の質的に作れないことを伝えられず、野菜は作られていないから、飛ぶように売れると言われ、希望のみを持って行った人達。外務省は全く感知せず、病で死ぬ人、逃げ出しても身を売ってしか生活できず、日々生きるだけ。終いには外務省にパスポートを奪われ、ブラジルで奴隷扱いされていた。 衛藤は妻と弟と来るが、2人に先立たれ、開拓地を後にする。貧しく辛い人生を送り、青果市場で成功する。残った野口家族に開拓地に戻る約束をしていたが、生き残っていたのは息子のケイイチのみ。両親を亡くした子供のケイイチはインディアン化。途中で助けてくれた女性と結婚し、ケイイチを育て、娘のマリアが生まれる。 ケイイチは青果市場を継ぎ、妻と娘は殺される。 山本は貧しく辛い人生の途中の金山で出会い、のち再会する。体には爆弾を抱えている。 松山は開拓地にいた家族の1人で衛藤の後に開拓地を後にするが、移動中の船で海賊に両親を殺され、その半年後にシンジケートのボスに拾われ、養育される。 幼少期、ケイイチと遊んでいた。 この4人で復讐を計画し、下巻でその計画が実行される。

    2
    投稿日: 2022.03.05
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    戦後のブラジル移民計画政策。事実との差がどれ程かわからないが、こんな政策が真面目に行われていたのかと思うと許せない。 最近読んだ、葉真中顕の「灼熱」からこちらの作品を思い出した。

    4
    投稿日: 2022.02.25
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    2021.9.25 95 とてもよかった。一万円選書。アマゾンのことを知り、エンタメ性もあるとともに、歴史を知れる。

    0
    投稿日: 2021.09.30
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    垣根涼介著『ワイルドソウル』#読了 1961年政府宣伝に乗った衛藤はブラジルに移住。しかし政府情報は全くの嘘。入植地はアマゾンの未開の地。病気災害で同行者は次々死亡。衛藤は社会の最底辺を彷徨う。そして亡友人の子ケイと出会う 2003年ケイは対日本政府復讐計画実行のため来日。仲間は僅か2人☹️

    0
    投稿日: 2021.08.26
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    自分の普段の悩みがちっぽけだと感じた。 ブラジルへの移民の話。過去にそんな過酷な歴史があるとは知らなかった。日本の歴史についても学びたいと思った。前半は辛い話が多かったが、後半は軽快に話が進んだ。結末が気になるので、下も読みたいと思う。

    2
    投稿日: 2021.08.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ブラジル移民の歴史を題材にした小説。 国ぐるみでいい謳い文句だけで人を集め、悲惨な仕打ちを受けさせられた多くの日本人。 劣悪な環境におかれ、牢人とまで揶揄された移民たち。主人公の衛藤もその1人である。 過酷すぎる惨状に、読んでいても重苦しい気持ちになった。 国がそんなに非道なことをするはずない。そんな考えが全く通用しない役人の無責任さに憤りを覚える。 前半つらい部分が多いが後半からスピード感があり、つながっていく部分も多く、気になって読み進められた。 衛藤、山本、ケイ、松尾。壮絶な背景を持つ者たちがこれから何を起こすのか。

    2
    投稿日: 2021.07.08
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    1952年 第二次世界大戦後に疲弊した日本で行われた愚策[南米への棄民政策]が話の根本。 政府からの援助付き、好条件を謳われてアマゾンへ出稼ぎに行った日本人家族がどの様に過ごしたのかをフィクションで描かれる。 棄民政策という字の如く、アマゾンに着いて目にしたのは以下の状況。 ・文明無し ・言葉も伝わらない ・死んだ土壌での農業 ・政府は知らんぷり ・黄熱病等の感染症(勿論薬、医療無し) これだけで既に地獄。 生活水準を上げて悠々自適に過ごそうと希望に満ち溢れてた往路便は、実際は想像からかけ離れた全く異なる原始的な生活の始まりだった。 想像してみて欲しい。 今から、家族と一緒に未開のアマゾンに放り出されて生活することを。 少し読み進めてみると上の文に書いたような状況が理解できて、私の好奇心は掻き立てられ、夢中になって上巻を読み終えた。 想像を超える話の展開が連続していて、飽きずに読めますよ。 サスセスストーリーとは程遠く、絶望と苦労、絶望と苦労、絶望と苦労、この展開が続きます。 そんな状態からどのようにして生きる意味を見出せるのか 希望は生まれるのか 私はその点に注目して読み進めてました。 話の次の展開として、棄民政策の被害者は結局のところ日本政府を恨み続けて生きることになる。 復讐劇に発展していくが、下巻でどのようなラストになるのか非常に気になる。 復讐した果てに何があるのか… 本当の幸せ とか 腐った政府が改善される とか被害者達が満足する結末になるのかが私の好奇心を刺激する 上巻を読み終えての率直な感想としては、こんな感じ。 ・生きている限り小さな幸せくらいはあるのか…? ・日本での今の生活は不自由なく満たされてるなぁ ・家族を大切にしよう ・世界旅行をしよう(歴史を学んで) ・選挙に行こう! 私の中では間違いなく名作となる予感。楽しみ。

    6
    投稿日: 2021.06.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ブラジルに半ば騙される形で移民して地獄を見た日本人が日本政府に四半世紀ほど経ってから復讐をするというストーリー。フィクションといえども戦前のブラジル移民の事情など事実を元にして書かれていたので勉強になった。そんなひどい移民政策が昔日本で行われてたとは。気になってネットで調べたらドミニカへの移民がまさにこの小説で描かれている地獄に近いんだとわかった。臨場感のある文章が素晴らしい。特に下巻の方で松尾がマリオを助手席に乗せたままFDで狂ったように速度を上げていくシーンは息を呑んだ。小説とは思えないような緊迫感があった。あと語彙力もだいぶ上がった。難しい言葉も多く使われてて勉強になった。しかし、こんだけの長さの話をかけるってすごすぎるなぁと思った。

    2
    投稿日: 2021.02.08
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    多くの現代日本人が知らないであろうブラジル移民の歴史。 その大きな史実を土台に描かれるフィクション。 序盤の100ページだけで1つの作品として成立するであろう濃密かつ重厚なテーマ。 下巻でいよいよ復讐劇が幕を開けるのだが、 おそらく彼らが望む結末には至らないのではなかろうか。 悲しい結末でないことを願いつつ下巻へ。

    2
    投稿日: 2021.01.04
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    知らなかった、ブラジル移民の歴史。日系外国人の発祥。。。衝撃に包まれながら、先が気になり読む手が止まらない。どう着地するの⁈ 下巻へ!

    7
    投稿日: 2020.12.05
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    かなり読み応えのある上巻、読み終えてすぐ下巻に手を伸ばしてしまった。 衛藤のアマゾン牢人としての生活が、惨いことは間違いないけれど、本全体のボリュームに対して想像よりあっさり書かれていて、でもそれが逆にそのあとの復讐劇とのギャップになってよかった。 事件の描写は、恐らく実際には数十秒数分なのだろうけど、読んでいるこちらまで長い時間に感じられるほど緊迫感のあるものでした。 ここからこの復讐劇はどういう結末を迎えるのだろう。 幸せのための復讐ではないことは分かっているけれど、この先が悲しい結末ではないといい。

    8
    投稿日: 2020.11.11
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    戦後日本政府の募集でブラジルに渡った日本人たち。彼らはすでに田畑や家がありお金を稼ぐことができると信じ、未知の地へ発った。しかし入植地は密林で、移民らは病気で次々と命を落とした。 現実にその様なことが起こっていたと考えると、なんとも無念である。 国を信じたのに、国に裏切られる。 それから生き残りの同志たちの、日本政府への復讐劇が始まる。下巻での復讐劇の内容が楽しみ。

    2
    投稿日: 2020.06.06
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    史実をもとにしたフィクション作品として、 文句の付けようもないくらいの大傑作。 まず冒頭第一章の『アマゾン牢人』には鬼気迫るものが感じられた。こんな歴史があったとは・・・ 悲惨な出来事の連続の中、エルレインとの再会や仕事での成功など希望を見出すまでが詰め込まれており、第一章を読むだけでも十分に価値がある。 その後はブラジル棄民の子孫たちの外務省への復讐劇。 ケイ、松尾、貴子と登場人物もとにかく魅力的。 ラストシーンの爽やかさも素晴らしい。

    3
    投稿日: 2020.05.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    幼い頃、「何で南米の人なのに日本人みたいな名前なんだろう。。。」と疑問に思い、答えを知らぬまま時が過ぎましたが、この作品を読んで答えがわかりました。歴史は「授業で教えてもらう知識」という認識でしたが、教科書を作る日本政府にとって都合の悪い歴史は授業内容から取り除かれている情報も多い。知る為には自分で疑問を持って調べなければならないことを再認識しました。 まるで官僚による組織犯罪。省庁・政府・国会周りはグレーな印象を抱かせる問題提起が多いです。火のない所に煙は立たないと思うので、一般市民は日々国に対して興味を持ち続けなければならないと思いました。 また大きな組織にいると、他責の念から無意識に他人を傷つけているかもしれない怖さを感じました。今後仕事をする上でも、内向きな視線ではなく広い視野で判断を下していきたいと思います。

    5
    投稿日: 2020.05.04
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    上巻は壮絶なブラジルでの内容で読むのがきつかった。 下巻に期待なのかもしれないがそれまでに挫折してしまう人が多いのでは…

    0
    投稿日: 2020.04.28
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    垣根涼介にしてはかなりの長編だし、南米移民の話ということで敬遠してたんだけど、かなりお勧め。めっちゃ面白いです。 最初は戦後の南米移民の話で、かなり悲惨な状況が続くんだけど、その後は現代の話で、垣根涼介らしく、やはりクルマ(今回はRX-7のFDの改造車)が登場し、女子アナと絡んで、とてもセンス良くストーリーが展開していきます。 また、日本の移民政策(棄民政策)については、山崎豊子の「大地の子」がとても良い本で、学校では触れられない日本の恥部を知ることができますが、南米移民も同様な事が行われていたことも日本人として知るべきと思う。 小説から歴史を知るって、たぶん偏っている事が多いだろうけど、それでも学校では教えてくれない部分を知っておくことは必要だと思う。 そういう意味でも、この本はお勧め。 私は、南米移民の人たちの苦労を、今まで知らずに生きてきたことが恥ずかしいです。

    3
    投稿日: 2020.04.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ブラジル開拓移民についての小説だ。 国家など、所詮は無数の利害が絡み合った巨大な有機体にすぎない。そしてその利害は、いつの時代にも無知な大衆向けの甘ったるいオブラートに包まれ、そのときの情勢に応じて変化して行く。押し潰されていく少数の人間のことなど見向きもしない。 人間、何かの窮地に陥った時、最後に頼りになるのは、それまでの信用でも実績でもない。人間性が良いとか悪いとか言う問題でもない。最終的には、その本人から滲み出す愛嬌のようなものに人は手をさしのべる。 全二巻

    0
    投稿日: 2020.01.07
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    希望を抱いてブラジル移住に応募した人たちが、日本政府の裏切りで、未開拓の密林に放置された。人口増に対する口減らし政策だったのか。運よく身持ちのよくなった主人公ら数人は、復讐を企てる。著者は現地に入ったのだろうか。綿密に記されている。下巻が楽しみ。2019.2.7

    2
    投稿日: 2019.12.07
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    もう、何十年も前に 北杜夫さんの「輝ける碧き空の下で」を 大興奮で読み進めていた時の気持ちを 想い出した これは 優るとも劣らず いゃあ 面白く興味深い そのままの気持ちで 下巻へ

    3
    投稿日: 2019.11.08
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    あらすじ その地に着いた時から、地獄が始まった-。1961年、日本政府の募集でブラジルに渡った衛藤。だが入植地は密林で、移民らは病で次々と命を落とした。絶望と貧困の長い放浪生活の末、身を立てた衛藤はかつての入植地に戻る。そこには仲間の幼い息子、ケイが一人残されていた。そして現代の東京。ケイと仲間たちは政府の裏切りへの復讐計画を実行に移す!歴史の闇を暴く傑作小説

    2
    投稿日: 2019.11.05
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    あっという間に読んでしまった。それほどの疾走感のあるエネルギーにあふれていた。 地元でサンバカーニバルがさかんなので、ブラジルには親近感があったが、まさかこんな事実の上での日本とブラジルの繋がりだったとは、正直ショックである。国レベルでの詐欺にあってまでそれでも異国で文字通り血反吐を吐いてまで生き延びようとする人間のたくましさに心をうたれる。 コミュニティのことを有機体と呼ぶのが心に残った。 下巻が楽しみ。

    0
    投稿日: 2019.09.17
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    1950年〜60年代末、約4万2千人の日本人が日本の裏側へ楽園を夢見て移民となった。楽園という餌を下げられ、日本政府、外務省に騙され海の向こうへ渡る。 パスポートも取り上げられ、着いた土地は楽園どころかアマゾンの僻地。食物さえろくに生産できない不毛の地。ボロを纏い、僅かな木の実や魚を食べ、ただただ原始人のように生きる。赤痢やマラリヤに戦々恐々としながら。 運良くそこを逃げ出した者もブラジル社会の底辺を蠢き続けることとなる。 日系移民の怨嗟。同胞の仇討。 上巻は、戦前の日系1世からその下の世代の現地での描写からコロンビアマフィアとなったその下の世代が日本政府への報復が開始されるまでが描かれる。 移民に関しては、どうもイデオロギー的なことがフォーカスされがちだが、当時の日本が闇に屠った所業を知らねばならんな。 下巻期待。

    3
    投稿日: 2019.07.05
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    ちきりんのオススメにあったことから購入した本。 序盤から壮絶な内容、それを下地にした展開が進み、食い入るように読んだ。久々の感覚。下巻の展開も楽しみ過ぎる。 ブラジル移民の中にこういう事実があったというのはどこまで真実なのか。少なくともWikipediaには書いてないけど、全くのフィクションには思えない。要勉強。

    4
    投稿日: 2019.07.04
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    「そもそも眼中にない、やたらと気を遣ってみせるだけが能の鼻毛野郎、その優しさも模造品でしかない。ろくでなし。」 そんなのばかりが、ぐさぐさと刺さった。それぞれの『立場』をろくでもないところから、繊細なところまで、見事に描写している。

    1
    投稿日: 2019.06.25
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    最初はしんどい。前半は回想みたいなんで後半から現代に入る。多分、政府に対して復讐という悪い事すると思うけどどんな展開になるやら?

    0
    投稿日: 2019.02.06
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    ちきりんお勧めということで読む。 戦後、南米へ移住した人たちの話。 外務省と受け入れ国で移住を推進して、受け入れた国は話とは違う環境を用意していた。 日本の歴史として認識されていない内容だと思う。 移住の言葉の意味が大きく変わる出来事。

    0
    投稿日: 2019.01.19
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    しびれるような感覚。ワイルドソウル。1970年代まで続いていたブラジル移民政策のツケがテロという形で払われる。現実に起こりそうなリアルな話に仕上がっている。

    0
    投稿日: 2018.11.12
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    ブラジルへ移民政策の話が根底にあります。 成功した人もいれば失敗した人もいる程度で考えていたのですが、失敗のレベルが度を超えていました。 移民に関する過去の話の方が私はグイグイと引き込まれました。 本書では外務省の無能さといい加減さが述べられておりますが、それが本当の話なら大問題です。 外務省の実態が本書よりもマシなものである事をお祈りします。 所々にヒートアイランドっぽさが入ってます。

    0
    投稿日: 2018.08.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    評価は5. 内容(BOOKデーターベース) その地に着いた時から、地獄が始まった――。1961年、日本政府の募集でブラジルに渡った衛藤。だが入植地は密林で、移民らは病で次々と命を落とした。絶望と貧困の長い放浪生活の末、身を立てた衛藤はかつての入植地に戻る。そこには仲間の幼い息子、ケイが一人残されていた。そして現代の東京。ケイと仲間たちは、政府の裏切りへの復讐計画を実行に移す! 歴史の闇を暴く傑作小説。

    4
    投稿日: 2018.02.16
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    何か計画している事はわかるけど何をやるのか中々わからなくて、『早く続きを!』と思わせる。いよいよというところで、下巻に入るので今から楽しみだ。

    0
    投稿日: 2017.10.20
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    1961年日本政府の募集でブラジルへ移住した衛藤、アマゾン奥地での生活は困難を極め、家族を失い、ブラジルを放浪した。10年後、成功をおさめた衛藤はクロイノテに戻り、かつての友、野口の息子ケイに出会う。野生化したケイを我が子として育てる。妻と弟を失った衛藤、両親を失ったケイ、ケイの幼少時代の友人で両親を失いコロンビアでマフィアに育てられた松尾、そして衛藤と金採掘場で交流のあった山本が出会い、外務省への報復を始める。 アマゾン奥地での地獄のような生活の描写、各登場人物の生い立ちの描写と設定、いずれも素晴らしく、グイグイと引き込まれた。

    3
    投稿日: 2017.08.06
  • 史実?何処までがフィクションなのか

    前半はブラジル移民、いや棄民の壮絶な物語。戦後日本に移民政策があったことをこの本を通して初めて知った。移民の話自体がフィクションだろうと、ネットで検索したら事実だった事に非常に驚いた。どこからどこまでがフィクションなのかわからないが、読み終わった際には詳しく調べてみたいと思った。上巻後半は現在の日本に舞台を移し、復讐への計画が進められる。どんな復讐劇となるか早く下巻を読みたい!

    0
    投稿日: 2017.06.16
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    昔読みましたが、また読みたくなって。 物事には知っておいた方がいいことと、別に知らなくてもいいことがあるけど、これ(移民問題)は知っておかなきゃならないことじゃないかなあ。 衛藤がブラジルに渡ったのは戦後まもなくじゃないかと思ってたけど、今回読んだら1961年。私が生まれるたった14年前のことだったのか……。 ケイや松尾が日本に恨みを持つのは当たり前だよなあ。 車と銃の場面がとにかく詳しく書かれてますが、特に興味の無い私は「そんなに詳しく書かれても……」と読み飛ばしてしまいました。

    0
    投稿日: 2017.05.01
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    最初は暗くてこんなひどい歴史があったのか?と思ったが、どんどん読み進めていくと、はまっていった。スリルとサスペンス、海外の映画のようだった。

    0
    投稿日: 2017.04.08
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    戦後日本は、南米への移民政策を推奨しましたが、この移民政策が欠陥だらけのため多くの移民が異国の 地で亡くなりました。アントニオ猪木がブラジル移民の一人だったそうでご存知の方もいらっしゃると思います。本書は、史実を背景に移民たちが日本政府に復讐するというものです。復讐方法はギリギリまで隠されます。感想は下巻で

    0
    投稿日: 2017.03.26
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    最初、入り込めるか不安だった。暗い話で辛い事ばかりが続く。色に例えるのなら一面の灰色だ。だからこそ後半が光るのだな、と思う。準備は整った。下巻に期待する。それにしても、これ、リストラシリーズと同じ人が書いた本なのか?こちらの方が断然好きだ!

    1
    投稿日: 2017.02.14
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    面白かった。読みやすくどこに繋がるのか?という期待をもって読み続けることができ、下巻もとても楽しみですね。

    0
    投稿日: 2016.11.07
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    4.5 戦後、南米に渡った日系1,2世の話。成功した者もいる一方で多くが政府等に騙されて?未開のアマゾンに入植し、風土病に倒れたり原始人や浮浪者のようになっていった様が心にしみた。また、文化の違いや苦い経験や生い立ちを抱きながらも這い上がった日系ブラジル人の主人公達が彼らなりのフェアなやり方で日本政府や関係者に報復するところは被害者加害者の夫々の思いがあり考えさせられる。未開の地で這い上がってきた彼らのワイルドソウルは、日本で何も考えずに過ごしてしまうことへの危機感を持たないといけないのではと感じた。

    0
    投稿日: 2016.08.29
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    友人の勧めで読んだ。ブラジルの自然描写が正確でしっかり取材している印象だ。人物描写も深層から描かれ、興味を掻き立てる。垣根さんの著作を初めて読んだが、今後、はまりそうな予感。

    0
    投稿日: 2016.05.01
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    明治・大正・昭和の厳しい肉体労働マニア(趣味悪い)の私が太鼓判を押す傑作。棄民政策と評されるブラジル移民をテーマにした犯罪小説。 前半ではその壮絶な生活を、綿密な取材を元に切り取る。 主人公を助けるレバノン人のことば 「おれは、その相手から受けた恩をおまえに返す、おまえも、このおれから受けた借りをいつかは誰かに返す。そういうふうにして、世界は繋がってゆく」 や、麻薬マフィアのドンのことば 「表層の集合体から物事の理を導く、物事がなぜそうなるのか考える。そうすれば、違う世界でも生き残れる。」が心に残る。

    0
    投稿日: 2016.03.28
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    小難しい話は基本苦手で、娯楽主体で本を読んでいる私はノンフィクション物には食指が動かない。 これもフィクションではあるけれど、のんべんだらりと不自由のない暮らしを送っている自分には想像もつかない凄惨な史実の側面が軸になってます。 あくまでフィクションだからこそ、ストーリーとしての面白さは十分。 でもこの凄まじさのどこまでが事実でどこまでがフィクションなのか。 たとえばリアルに、センセーショナルな復讐劇がニュース映像で飛び込んでくる。多分それよりも、「史実を知りたい」と思わせるに足る一冊。 即下巻を開きます。

    2
    投稿日: 2016.03.23
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    作者独特のテンポで、スピード感を持って読ませる。 ブラジル移民問題を軸に多少強引ながらも、次はどうなると思わせるところは流石。 犯人たちが人を殺さないところも、この作家らしい。 面白く読めた。

    0
    投稿日: 2016.03.12
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    小説は、一番面白い部分を一番冒頭に持ってくるべきなのだな、と思った。 導入部分の盛り上がりが、素晴らしい。

    0
    投稿日: 2015.10.30
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    戦後、日本からブラジルに移民した人々は、日本政府の話とはまるで異なる未開の地で壮絶な人生を送った。外務省に対するその復讐が始まった。 言葉の通じない地で、しかもインフラが何も整備されていないジャングルで、原始人同然の生活をせざるを得ない移民の人々。その辛さがよく伝わってきた。 テンポ良く読める。

    0
    投稿日: 2015.10.02
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    土地開墾を信じて移民政策に応募しアマゾンに旅立った日本人。 しかしふたを開けてみると全く異なる条件でやむを得ずほおりだされた家族たち。 マラリアなどの病気で死がそばにある。 そんな過去の回想から、事件に至るまでが上巻には綴られている。 私はその過去が本当かどうかしらない。 だけど、これを期に真実はどうだったのか知りたくなった。 とにかく読みすすめるのが面白く、止まらない!

    0
    投稿日: 2015.09.18
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    アマゾンに移住など考えられませんが、国をあげていろんな未開の地に国民を送っていたのかと思うとぞっとします。過酷を極めた時代と現在が交互に描かれて引き込まれます。

    0
    投稿日: 2015.06.09
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    【選んだ理由】 友達にすすめられて 【読んだ感想】 上下巻あってボリュームがあるが、非常に面白かった。他の著作も読みたい。

    0
    投稿日: 2015.05.24
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    誘い込まれてみれば、留まるも地獄、行くも地獄。 修羅と化して、進む。 (以下抜粋。○:完全抜粋、●:簡略抜粋) ○おれは、その相手から受けた恩をおまえに返す。  おまえも、このおれから受けた借りをいつかは誰かに返す。  そういうふうにして、世界は繋がってゆく(P.108) ○おまえが成功すればおれだって嬉しいんだ。  だから、こんなよそ行きの真似ごとはするな(P.113) ○反抗期、などというものは、松尾には存在しなかった。  そういうものは、所詮は甘える対象があって初めて成り立つものだ(P.206) ○一般的に言われる頭の良し悪しを測るには、  その相手に何事かのルールや物事の道理などを説明させてみれば分かる(P.403-404)

    0
    投稿日: 2015.04.25
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    ブラジル移民を題材としたストーリー。 史実とどこまで合致しているのかわからないが、 これみ近しいことはあったのかも知れない。 想像を絶することではあるが、夢を抱いて旅立ったはずなのに。 早く下巻に進みたいところですが、図書館ではまだあと数人待ち。

    0
    投稿日: 2015.04.18
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    ブラジル移民のことを全く知らず読んだ。 すさまじかった、想像を絶するとはこういうことだろう。 けれど、今を生きる主人公たちには魅力がいっぱいあり、応援もしたくなる。とにかくケイがかっこいい。

    0
    投稿日: 2015.02.26
  • 面白い。

    移民が見た夢と、裏切られる現実。事実に近いのだろうと思います。 でもそれだけでは終わらない、痛快な復讐劇。

    3
    投稿日: 2015.01.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ブラジル移住を軸にした小説。 うちの祖父母も移住者だったので、そこそこ知っているつ森だったが、こんな現実もあったのだろう。 外務省に復讐をしていくさまが心地よかった。 結果は双方痛みわけだろう。 一気に読んでしまう作品だった。 この作者の本、いろいろと読んでみようと思う。

    0
    投稿日: 2014.12.12
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    ブラジルW杯の前に読んでよかったなと。 1960年代のブラジル移民政策の実話をベースにして 積み上げられていくエンタテイメント。 第1章に書かれていることが、それほど昔ではないころに 現実にあったんだと思うと、知らないことの罪悪感を感じるし、 小説という形で知らせることの意義を感じた。 小説の中で起こることを思えばさらに。 病院の待ち時間や電車の中で細切れに読んでいたのだけど ものの数行で、すぐに小説の中に入りこめてしまう。 計画を遂行するために周到に準備されていく様子も この話を進めるために作り込まれているという感じがまったくなく、 そこにいろいろな人物がからんで、視点が増えて行くのがまた面白い。 下手なつじつま合わせミステリとは全く違う。 スタートにある現実の重さはあるけれど、 一方でエンタメとしての面白さもしっかり。 イヤな読後感もなく、むしろこんなになくていいのか、くらい充実した気分。 文庫上下巻のすごいボリュームでしたが、中だるみもなく、 ブツ切れで読んでも十分に濃さを味わえました。 「鼻毛野郎」がインパクト凄くて頭から離れません。

    0
    投稿日: 2014.11.15
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    ブラジル移民にこんな悲惨な状況があったとは思いもよらなかった。 正直、第二次世界大戦に巻き込まれずに済んだラッキーな人々とぐらいにしか思ってなかった。 自分の知らなさに恥を覚えつつも、この物語に引き込まれて行った。 悲惨な描写が鮮明に書かれていて、なにも知らなかった私にも容易に読むことが出来た。 人の描写にも興味深く、特にケイには理解できないたくさんのものを持っている。

    0
    投稿日: 2014.11.04
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    戦後、ブラジルのアマゾン奥地に移民した人々な過酷な人生を描いた壮大なストーリー。外務省の非人道的対応により帰国も出来ず、ブラジルでもがき苦しみながら生き抜く様、そこに手を差し伸べるブラジル人の優しさ、温かさなど、リアリティある描写に冒頭から引き込まれた。下巻楽しみ。

    0
    投稿日: 2014.08.25
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    昭和20~30年代にブラジルへ移民した人たちは、外務省や政府、その他関係者のずさんな仕業から、何の備えもないアマゾンの奥地へ送られ、人間とも思えぬような生活を強いられた。この小説は、そこで煮え湯を飲まされた二世代の人たちによる復讐劇を描いたもの。 戦後のブラジル移民が過酷な状況におかれたということは以前にも見聞きしたことがあって、それが読むきっかけ。この本のなかでも過酷な生活が描かれている。特に、大人たちが出ていき、あるいは死に絶えたアマゾン奥地の開拓地で野生児のように一人生きていたケイには泣かされた。 その後、本編の復讐劇へと入っていくわけだけど、このあたりは感動とかではなくただ面白い。男たちってどうして自分のルーツをそんなに気にするんだろう、大切にしたがるんだろうと、ちょっと思ったり。途中から復讐劇を捜査する警察が幅を利かしてきて、「あれ、これはもしかして復讐果たせず、警察の餌食になってしまうのかも」とも思ったものの、最終的にはまあ納得できる終わり方だった。 それにしても、おじさん作家が書くミステリーやハードボイルド系の小説って、話ことばのこなれてなさや女性の扱いやセックス描写が、わりとハナにつく。

    0
    投稿日: 2014.08.24
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    この著者の本は初めてでした。 悲劇的な事実が続きますが、悲壮感というよりは爽快感があります。 読後感も〇

    0
    投稿日: 2014.07.27
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    テーマは元々たいした興味もなく重い。 男臭い話だし。 でも引きつけられる面白さがある。 読むまでは、なかなかだけど、読み始めるとやめにくい本。 早く下巻を読まないとー

    0
    投稿日: 2014.07.15
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    日系ブラジル移民が主人公。 薄っすらとは知っていたが、日系移民が一番多い国、ブラジルの日系移民事情を調べてみた。 明治政府の発した堕胎禁止令で、特に増えた農村の人口に加え、日露戦争の混乱で、経済不安が起こる。また、今まで受け入れてくれていたアメリカが移民受け入れ拒否、ブラジル側は以前はアフリカ系移民を受け入れていたが、奴隷制度だと避難されて廃止。その後、日本人を求めるようになる。 主に地方の人達は、北海道に移住するとか、軍人になるとか他にも生きて行く道はあったけど、北海道の冬の寒さに耐えられない、軍人になる気もない人が広い土地を持つブラジルの話を聞き、移民事業が推進されブラジル移民が増えた。 しかしながら、そもそもそのような農地も用意されていないことも多く、またブラジルの土地は酸性の強い、赤色の土壌で思うように農作物が育たず、思うように生活できない移民が多発。 そんな中でも、成功した日本人もおり、近年のジャガイモやレタス、トマトやにんにくなどの、現在ブラジルで栽培されている野菜や果物などの農産物の多くは、農作物の転換を進めた日本人移民がブラジルへ持ち込み、品種改良などを通じてブラジルの赤土での栽培に成功したものもある。 このような例もあるが、生活がままならず貧困な状況で今日を生き延びるのもやっとと言う移民が多くいた。

    0
    投稿日: 2014.07.11
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    とりあえず上巻。これは間違いない面白さ。ブラジル移民から話はスタートし、その子ども世代が日本にやってきて何をしようとしているのか!一人ひとりのバックグラウンドが丁寧に描かれ、下巻が楽しみすぎる。ワイルドソウルのソウルは韓国のソウルだと思ってたので、読み出してびっくり。いろんなジャンル読むけど、こうゆうワクワクがやっぱり小説の醍醐味やと思います。

    0
    投稿日: 2014.06.29
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    なかなか時代背景の知識がないとわかりにくいところも。 いいところで終わったので早く続きが読みたい。

    0
    投稿日: 2014.06.04
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    もの凄い爽快感。上下で1000ページ以上あったはずなのに、気付いたら読み終わっていた。 内容自体は重たい。移民政策によってブラジルに送られた日本人の苦難がありありと描かれており、改めて「ニッケイ」の歴史に触れた気がする。 南米旅行中に日系人に多く会ったが、彼らは既にその国の人間となっていた。だが彼らの祖父母は間違いなく日本から移住してきており、日本にいる日本人には知りようもない経験をしたことだろう。 『シティ•オブ•ゴッド』でももう一度観てみようかな。

    0
    投稿日: 2014.02.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2014/1/15 結構時間かかったけどめっちゃおもしろい! 時間かかったのは寒いから。 本の中は暑いのに。 ハラハラする。 山本さんは外国でのんびりさせてあげたかった。 おもしろいからうちのパパイにもお薦めしたいけど 濃厚なセックス描写があってお薦めしづらい… さあ下巻へ!

    0
    投稿日: 2014.01.15
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    『第一章アマゾン牢人』が圧巻。「アマゾン棄民」と呼ばれる移民政策失敗の犠牲者たち。劣悪な環境での生死を彷徨う壮絶な暮らし。そしてそこを脱しても待っているのはブラジルの最底辺社会での生活。憤りと無念さを抱えながらも必死に生き、そんな中でも人間らしさを損なわない衛藤の姿が際立つ。エルレインとの再会は本書のクライマックスと見紛うほどに感動的である。 打って変わって第二章以降は復讐の物語。しかし湿っぽさや陰険さはない。カラッとしたハードボイルドタッチ。この緩急が本書のテンポの良さをもたらしているのだろう。第一作戦は成功し、物語は下巻へ続く。

    0
    投稿日: 2013.10.04
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    苦手感のあるハードボイルド系。 でも何も知らなかったブラジル移民の事実に基づいたフィクション。 読んでよかった。

    0
    投稿日: 2013.08.12
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    ブラジル移民政策が背景になっているハードボイルドな小説。真夏に読むとアマゾンの描写が季節と合い過ぎて暑かった。地元に友達の日系ブラジル3世がいて小説を読んでから実情がどんなものだったか気になってしまった。

    0
    投稿日: 2012.07.28
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    とにかく有名な作品。 amazonでの評価もかなり高いことですし、読んでみました。 ……ん〜読んでみてですが、amazonでの評価ほどには印象に残りませんでした。 ただブラジル移民の悲惨な実態について、触りを知ることが出来たかなぁってくらい。 あとヒロインが、珍しい淫乱キャラ。

    0
    投稿日: 2012.07.13
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    戦後日本の南米移民政策を背景としたハードボイルドで著者の3作目の作品。一気に読み終えてしまいました。面白かったなあ。 垣根 涼介は「君たちに明日はない」というビジネス系小説シリーズのファンでしたがこっちもいいです。

    0
    投稿日: 2012.04.14
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    単純に面白い。 移民のことは歴史的事実として知ってはいたが、 その過酷な実情は知らなかった。 勉強にもなった。

    0
    投稿日: 2012.04.10
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    戦後の日本政府(外務省)のお粗末すぎる中南米移民政策の被害者となった、日本人移民たち。 異国で政府からも見捨てられ、想像を絶する苦しみを味わった彼らの子孫が、現代の東京に舞い戻り政府に復讐する-というお話。 登場人物が魅力的、ストーリーがアツい、テンポ良し、と上巻の時点でかなりテンションあがってます。 下巻に続く。

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    投稿日: 2012.03.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    戦後の日本政府が行った「棄民政策」と呼ばれる移民政策。 意気揚々と新天地を求めて南米に向かった移民たちを迎えたのは、想像を超えた過酷な現実だった。 四十年後、犠牲者達の子孫は入念に準備を重ね、日本政府への報復を始めた――。 すごく面白かった! 圧倒的なスケール、最後の最後まで途切れのない緊張感、骨太なテーマ、魅力あふれる人物造形、どれをとってもケチをつけたいところはなかったです。 最終目的は決まっているんだけど、そこへ至る道がまさに紆余曲折。 フルスロットルで爆走する物語が、途中でどう転がるのか予想がつかなくてハラハラ。 こんなデッドオアアライブなお話をテンポよく畳んでいく手さばきに大興奮。 躍動感とか、生の迸りとかいうものを文章の端々から感じて、おなかの底から熱くなりました。 陰惨なお話なのに、陽気で女好きのラテン感覚が物語を明るく救っています。 頭の芯がしびれるような南米の景色が、読んでいる間、目の前に広がって見えました。 沖縄旅行に持っていって読んだのですが、ぴったりでした。

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    投稿日: 2012.03.25
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    戦後の日本からブラジルへの移民のお話。 今の自分たちの世代の日本からは想像もつかない話が繰り広げられています。 夢のような話を並べ立てた口減らし作戦の詳細が描かれています。 そしてその二世たちが日本の外務省に、ん十年って時をかけて復讐します。

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    投稿日: 2012.03.20