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エチュード 警視庁捜査一課・碓氷弘一4
エチュード 警視庁捜査一課・碓氷弘一4
今野敏/中央公論新社
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総合評価

33件)
3.7
4
16
10
1
0
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    エチュード 期待通りの面白さであった。捜査一課碓氷弘一警部補シリーズの第4弾であるが、渋谷駅、新宿駅で発生する連続通り魔殺人事件。  この読み出しで思い浮かんだのは、2008年6月8日に秋葉原駅近くの歩行者天国で発生した秋葉原無差別殺傷事件である。この事件で7人の死亡10人の重軽傷者が出た。17年余が経過したが、当時のテレビ映像で中継されたことから、未だに覚えている。被疑者は近くの交番から駆けつけた警察官らにより現行犯逮捕されたが、  小説エチュードでは、被疑者はなんと連続通り魔殺傷事件として3回も犯行に及んでいる。真犯人は現場で逮捕されることなく手品のように身代わりをたてまんまと逃げおうせている。まさに警察に対する挑戦である。  何故犯人は捕まらないのか。するりするりと警察の網の目をすり抜けていく大胆さに圧倒される。そこで警察庁から派遣された心理調査官藤森紗英の登場である。碓氷警部補とのコンビでこの事件を食い止める訳だが、紗英の容姿と頭の良さには惚れ惚れする。またその能力を引き出す碓氷警部補の旨さにも引き込まれる。  碓氷弘一シリーズの中でも是非読んで面白いと言える作品です。次が楽しみ。  

    9
    投稿日: 2026.01.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    通り魔事件がどんどん気になる展開に。なぜ似た事件が起きるのか、犯人が使うテクニックにどのような手品があるか、それがとても気になって早く読みたくてしょうがなかった1冊。心理調査官と碓氷警部補の関係もどんどん信頼できるパートナーになっていく感じも好きでした。 ただ、途中からなぜか犯人像をビタ当てするところ。犯人の背景心理をもう少し本人の言葉から色々聞きたかったです。

    0
    投稿日: 2025.09.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    樋口顕シリーズ「廉恥」の次に読んだので比較になってしまうが、エチュードはメインの女性キャラに魅力がなかった。 それにしても梨田洋太郎が本当に不快だった。こういうキャラがいないと物語にならないのは分かるけど

    0
    投稿日: 2025.04.28
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    シリーズ内で一番好みの内容かもしれない。最後までどう展開されるかわからずドキドキした。心理調査官という仕事も知った。碓氷さんはいつも活躍している。

    2
    投稿日: 2024.08.13
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     警視庁捜査一課第5係、碓氷弘一。腹の出た体型に薄くなってきた頭髪。くたびれた背広を着たサエない中年男だ。 警部補になりたてだが、係内では最年長の48歳ということもあり、年下の係長からは番頭のような扱いをされている。  そんなベテラン刑事が事件解決に奔走する警察サスペンス。シリーズ4作目。           ◇ 6月17日金曜日。退勤時間になってはいるが、鈴木係長が腰を上げないので碓氷も席を立てずにいた。  今日は朝から嫌な予感がする。さっさと退散しなくてはと碓氷が焦り始めていたとき、一斉無線が入った。渋谷ハチ公前広場で通り魔事件が発生したとの連絡だった。 さっそく管理官から指示があり鈴木係長以下第5係12人が急行したが、現場に到着してみると犯人はすでに逮捕されたあとだった。犯人は居合わせた一般市民にしがみつかれて逃亡できず、広場前派出所から駆けつけた警官たちに取り押さえられたという話である。  しかし、逮捕に協力してくれたという一般市民はいつの間にか姿を消していて、その人相風体を覚えている警官はなぜか1人もいなかった。  さらに被疑者は悲痛な声で容疑を否認しているというのだが……。 ( 第1話 ) ※全25話。         * * * * *  オカルトファンタジーだった前作とは打って変わり、読み応えのあるサイコミステリーでした。  渋谷と新宿で起きた通り魔殺人事件。犯人が異なるにも関わらず、2つの事件には共通点が多すぎることに田端捜査一課長は着目。特捜本部を設置し、被疑者を取り調べている各所轄署とは別に捜査することにしました。  ちなみに共通点についてですが、 ①人通りの多い広場で起きている。 ②犯行を見た者は誰もいない。 ③被害者は死者1人、負傷者2人。 ④その場に居合わせた一般市民が果敢に犯人にしがみつき、「こいつが犯人だ」と叫んでいた。 ⑤その一般市民も犯人も、返り血を浴びていた。 ⑥駆けつけた警官が犯人をすぐ逮捕した。 ⑦逮捕した際、凶器の包丁は地面に落ちていた。 ⑧逮捕に協力した一般市民は消えるようにいなくなった。 ⑨犯人を逮捕した警官たちは誰1人、姿を消した逮捕協力者の人相風体を覚えていなかった。 ⑩逮捕された犯人は全面的に犯行を否認している。 と、類似性はかなり高く、同一犯の匂いが強くします。つまり、確保された2人の被疑者は誤認逮捕の可能性があるということになるのです。  さて今回、碓氷がバックアップするゲスト出演者は、警察庁刑事局から派遣された心理調査官です。 名は藤森紗英といい、30歳前後のスラリとした美しい女性です。  田端課長からサポートを命じられた碓氷は途方に暮れてしまいますが、命令に従うほかありません。こうして美人調査官とサエない中年警部補の「美女とアナグマ」のようなコンビが誕生したのでした。  収集されたデータから犯人の心理を読みプロファイリングする。それが紗英に課された仕事なので本庁詰めでも構わないはずなのですが、紗英は碓氷とともに捜査に出ることを希望します。  かつては対人恐怖症で、その克服のために心理学の道に進んだ紗英。  今でもオドオドした態度が出てしまうことがありますが、不思議なことに碓氷の前では自然に振る舞えることに紗英も気づいたからでした。  心理学を用いた「印象のすり替え」を犯人が仕掛けたことを見抜いた紗英は、犯人の残した「エチュード」ということばの意味を読み解き事件を解決に導きます。紗英と犯人が互いの心理を読み合う描写は読み応えがありました。  一課長はじめすべての捜査員が認めた紗英の活躍が、碓氷のバックアップあってのことなのは言うまでもありません。  『パラレル』とは違って本来の姿を見せてくれた碓氷。人使いの名人が本領発揮した第4巻でした。   ところで、警察庁刑事局心理調査官・藤森紗英というキャラは実に魅力的な設定です。この1作で終わらせるのはあまりに惜しい。  彼女を主人公にした作品を ( シリーズ物で ) ぜひ読みたいと思いました。 ( 姫を支えるじいという、碓氷のような人間が必要なのかも知れませんが、なんとか考えていただけませんか? )

    106
    投稿日: 2024.02.07
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    心理調査官とサポートする碓氷。心理調査官による解明がストーリー全てを支える。今までに読んだことのない切り口、余計なブレもないストレートな展開。爽快な読後感。

    2
    投稿日: 2023.09.18
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    犯罪心理がどういうものなのか知ることになった1冊。犯罪者の心理を解き、先回りして事件を解決するストーリーは読んでいて気持ちが良かった。ただ、犯人逮捕までの流れが淡々としている印象で、もっときめ細かくボリュームを出してでも緊迫感を演出して欲しかったと感じた。

    2
    投稿日: 2023.09.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    碓氷弘一シリーズ第四弾。連続通り魔殺人事件が発生、なぜか誤認逮捕が繰り返される事態に。巧妙な「犯人すり替え」のトリックに心理調査官・藤森紗英と碓氷のコンビが挑む、という構図でストーリーは進みます。 犯人確保に関わった交番の警察官のいずれもが協力者のことを覚えていない、協力者のことを思い出そうとするとなぜか逮捕した人物のことを思い出してしまうという不思議なトリックで、読みながらいったいどんな手口なのかが気になり、ページをめくる手が先へ先へと動かされてしまいます。 真犯人逮捕のシーンは拍子抜けするほどあっけなかったですが、本シリーズは、 ・主人公の碓氷よりコンビを組む専門家の活躍にスポットがあたっている ・事件の謎そのものは複雑ではない ・今回はより専門性の高い内容がトリックに使われている  (第三弾まではそうでもなかったと記憶) といった特徴があり、読み進めやすい内容になっていると思います。ページ数のわりには時間がかからず読了できるのはそのせいかと。 本作では碓氷の私生活が垣間見えるシーンも盛り込まれており、人間「碓氷弘一」の一面を見た思いです。また、ラストの洋梨の最敬礼のシーンは同じ警察組織にありながら、もう二度と会わないかもしれない~一期一会的なものを彷彿させるものがあり、ちょっぴりロマンチックな印象、なかなかよいシーンでした。

    8
    投稿日: 2020.07.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    渋谷と新宿で通り魔殺人 現場で逮捕された者は犯行を否認 こいつが犯人ですと被疑者にしがみついていた協力者はそもそものまま行方不明 印象が残していない 美人心理捜査官藤森紗英が捜査本部にきて碓氷警部補の相棒になる 三回目の通り魔殺人が渋谷で発生 協力者が怪しいという指示があり渋谷署に連行 巧みな話術で紗英をも騙して解放 警察で手を握ったままだったので指紋は残していない パトカーで自宅まで送るが途中下車 エチュードと独り言 プロファイリングから音楽系に絞る 被害者が半グレ 10年程前に半グレに被害にあった音大生が3人 音楽心理療法研究室の講師の教え子が犯人 次の現場を紗英が渋谷 警察官の服装で現れる 見事に的中

    0
    投稿日: 2019.12.28
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    4月-3。3.5点。 碓氷弘一シリーズ。新宿・渋谷で連続通り魔発生。 それぞれ犯人が逮捕されるが、取り押さえていた協力者が警官の記憶に残らない。 心理捜査官を招き、捜査に当たる碓氷。 読みやすい。なるほどと思わせるトリック。次作も期待。

    0
    投稿日: 2019.04.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    評価は4. 内容(BOOKデーターベース) 渋谷・新宿で発生した連続通り魔殺人事件。なぜか誤認逮捕が繰り返される事態を解明すべく警察庁から送り込まれたのは、心理調査官・藤森紗英だった。苦手な美人と組まされる羽目になった碓氷警部補は戸惑うが、紗英の助言によって、巧妙な「犯人すり替え」のトリックが潜んでいることがわかる。はたしてこの異色コンビは真犯人を探し出し、惨事を食い止めることができるのか。警察小説の第一人者が贈る「碓氷弘一シリーズ」第四弾。 シリーズらしいが、途中の巻からでも全く問題なし。心理捜査官が頼もしく感じた。しかし、実際はこんなうまくいかないんだろうが・・・。犯人もあっさり捕まりあっさり自白。

    0
    投稿日: 2019.02.26
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    今回の碓氷さんは役得?元々このシリーズを読み始めたのはドラマを見たからだった。これからも碓氷さんの活躍を応援しますよ。

    0
    投稿日: 2019.02.05
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    渋谷・新宿で発生した連続通り魔殺人事件。なぜか誤認逮捕が繰り返される事態を解明すべく警察庁から送り込まれたのは、心理調査官・藤森紗英だった。苦手な美人と組まされる羽目になった碓氷警部補は戸惑うが、紗英の助言によって、巧妙な「犯人すり替え」のトリックが潜んでいることがわかる。はたしてこの異色コンビは真犯人を探し出し、惨事を食い止めることができるのか。

    0
    投稿日: 2018.06.15
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    なかなかの秀作。心理学を犯罪捜査に応用することはそれほど珍しくはないものの、展開が読めず飽きさせなかった。

    0
    投稿日: 2017.07.19
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    勇気ある一般市民の協力によって逮捕されたかにみえた通り魔殺人の犯人。 現行犯逮捕という現実の前に、消えた協力者へ注意を払う人間はほとんどいなかった。 しかし、犯人として逮捕された男は拘束直後から「自分はやっていない」と否定をし続ける。 相棒として心理捜査官・紗英とともに捜査を続ける碓氷に、紗英は意外な事件の真相を告げる・・・。 人物の記号化という考え方がとても面白かった。 人は興味があるものは記憶に残りやすく、逆に自分にとって関心のないものは記憶に残りにくい。 より強烈な印象を残すものは、他のものよりも強く記憶されやすい傾向がある。 後半、「強固な象徴性」という言葉が出た時点で、犯人の次の手口がわかってしまったのは残念だった。 捜査方針を決定しなければならない場面だっただけに、必要な不可欠な展開だったとはわかるのだけれど・・・。 事件は人が集まる駅前広場で起きている。 犯人が下見をした可能性が指摘されてから、周辺の防犯カメラがチェックされる。 事件当日の防犯カメラに犯行の様子は映っていなかったのか。 用意周到な犯人のことだから、カメラの死角を狙っての犯行だったのかもしれないが。 しかし、群集がパニックになっている中でひとりだけ違う行動をしている者がいたら目立つと思うのだけれど。 プロファイリングの正確さについても、あまりにも100%の的中率だったことがかえって「えっ?」と感じてしまった。 それでもやっぱり今野さんの作品は面白い。 見かけるとつい手に取ってしまう魅力がある作家だと思う。

    3
    投稿日: 2017.02.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ・通り魔殺人事件が連続して発生 ・現場で逮捕された犯人は、全員が犯行を否認 ・毎回、逮捕に協力した一般市民がいた  でも、警官は誰もその人を思い出せない ・年季の入った刑事と、美人で若い心理調査官 ・途中までは面白かったけど、心理調査官が活躍すると  話の流れが見えてしまい、ちょっと後半失速した感がある ・美人が主役でなければ、話は面白くならないんだろうなぁって思った

    0
    投稿日: 2017.02.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    渋谷・新宿の繁華街で連続通り魔事件が発生。いずれも交番からほど近い距離の現場で協力者の力もあり、犯人は現行犯逮捕。しかし犯人は取り押さえられた直後から犯行を否定、協力してくれた一般人はいつの間にか姿を消していた。 事件の詳細を調べ始めた警視庁の碓氷は、現場の警察官らに質問を重ねるが誰もが事件解決に導いた協力者の人着(人相や着衣)が思い出せない。思い出そうとすると捕まえた犯人の姿が浮かぶと…そんな不思議なことがあるのか。 やがて警察庁から心理調査官の藤森が派遣される。碓氷はこの女性とタッグを組まされ最初は困惑していたが…。 今野作品は初めて読んだと思うけど、とても面白かった。どうして誰も協力者を思い出せないのか、どんなトリックなのか先が知りたくてページを進める手が止まらない。 ドラマになりそう。他のシリーズも読んでみようっと。

    0
    投稿日: 2016.08.26
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    碓氷刑事シリーズ。 パラレルの後に読んだため、少し不安を抱えていたが、今回はかなり現実的な刑事もの。 心理捜査官の女性が相棒として登場。 いつもの碓氷シリーズよりは、碓氷さんの活躍の場、登場シーンが多かった気がする。 正直トリックは全て先読みできちゃう、でも、それでも面白い。十分面白いのは、トリックだけの小説じゃないから。 2016.01.01

    0
    投稿日: 2016.01.02
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    碓氷警部補もの、だけど、この本の主役は、碓氷警部補がしぶしぶ組まされた、警察庁から派遣された心理調査官の藤森紗英。犯人の心理分析とかプロファイリングとかが、ここまでずばずば的中するもんだろうか、とちょっと都合よすぎる感じがあったが、まぁまぁ楽しめたかな。最後の最後の洋梨クンの態度に、思わずクスッとした。

    0
    投稿日: 2015.11.28
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    相変わらず、読みだしたら止まらない、今野敏の警察小説。 ユニークな相棒が登場するこのシリーズ。 今回は、何とも魅力的な美人心理調査官、それだけで読まずにはいられない(笑) 読み進む中で、次の展開が予想され、犯人の最後の仕掛けもなんとなく読めてしまったが、それでも読後のスッキリ感が減殺されることはない。 このシリーズの未読編を読まずにはいられない。

    2
    投稿日: 2015.04.07
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    やっぱおもしろいわ、このシリーズ。今度は心理学系。前作「パラレル」と違ってこちらは割と現実にありそうな話だった。しかし相変わらず主人公碓氷刑事の影は薄いw 「ペトロ」は読んでしまったのでこのシリーズはしばらくおあずけだなぁ。早く新作出ないかな。

    0
    投稿日: 2015.03.22
  • さくさく読めます

    筆者の警察小説はSTが有名だけど、今回も現場慣れしていない心理捜査官が出てきて、ST的な流れかと思ったが、この心理捜査官はとても優秀だけどどこか頼りない、儚げともいうべき、美しい女性であり、どんちゃん騒ぎ感のあるSTシリーズとは一線を画す作品でした。 でも最後のトリックは予想的中しましたv

    2
    投稿日: 2015.01.07
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    渋谷・新宿の交番付近で連続して発生した通り魔殺人事件。 いずれも犯人はその場で取り押さえられ、現行犯逮捕された。 しかし。その際の協力者が姿を消しており、居合わせた警察官達が誰一人、その人相を覚えていなかった。 誤認逮捕が懸念される中、警察庁から送り込まれたのは、女性心理調査官の紗英だった。 苦手な美人と組まされる羽目になった碓氷警部補は戸惑うが、紗英の助言によって巧妙な「犯人すり替え」のトリックが潜んでいることがわかる。 2014年10月19日読了。 碓氷警部補シリーズの第4弾ということなのですが、私がこのシリーズに触れるのはお初。ですが、問題なく読めました。今野さんの文体はとても読みやすいんですね。 紗英のキャラクターもなかなか。男性社会の中に入っていく女性というと、片意地張ってる感じで描かれることが多いのですが、紗英はとても素直。好感が持てました。 すり替えのトリックも面白かったです。

    0
    投稿日: 2014.10.20
  • 一気に読ませます

    家族からの疎外感を感じつつある中年のベテラン刑事が、上からの指示で突然相棒になった警察庁所属の若く美人の心理調査官に対する感情の変化を交えた心理捜査劇。 犯人が選択した心理上のトリックは、第一の事件からラストの逮捕につながるものまで読者にも十分に予想は出来ますが、警察という組織を考えた場合は十分にリアリティがあるのではと思います。 また、今野作品共通にいえることですが、文体がとても読みやすく一気にラストまで読んでしまいます。 紗英の犯人断定につながるエチュードというタイトルがうまく使われていると思います。今野ファンは十分に楽しめるはずです。

    2
    投稿日: 2014.10.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白かった。でもシリーズの4冊目だった。また前のを読まなくちゃ。 でもね、最後の読む前から分かっちゃったんだよなぁ。 ついでに、あの心理管は波留がいいな。

    0
    投稿日: 2014.05.21
  • 今野敏の作品のなかで最も読み手に優しい設定。

    硬派でリアリティ重視の印象が強かった今野敏の作品としては異例の軟派な設定。 とはいえ、骨太な背景描写もあって全体のバランスはとても良い。 誰にでも薦められる刑事モノ。

    3
    投稿日: 2014.03.10
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    怒りと向き合う 繁華街で起きた連続通り魔事件が本書で扱われる。 この手の事件は、実際の事件を思い起こさせて心苦しい。 さて、本書は犯人すり替えトリックを使った心理戦が妙。 メンタリズムなるものももてはやされているが、人間がいかに完璧ではないかを感じさせる意味で、本書同様興味深い。 見たいものしか見ていないというのはよく言われることだ。 そんなことはない、私はしっかり見ていると思われるかもしれないが、それは明らかなる間違いだ。 例えば、知らぬ間にできた傷、痣。 どこでついたのかさっぱりわからない。 自分に危害が加えられているというのに、だ。 こんな些細なことですら断言できないのだから、大きな混乱の中で人がどれだけ周りを正確に見られるか......。 人間の心理をついた物語は面白い。 ただ、物語である以上仕方がないとはいえ、少々ことが上手く運びすぎる。 実際の話を聞いてみると、プロファイリングはここまで精度が高くない印象だ。 人づてなので、検証したわけではないが聞いた話ではこうだ。 被疑者居住範囲の目星を警察が◯◯区内とつけたとする。 プロファイリングによると◯◯区のほとんどが「想定される地域」と示される。 ピンポイントで当てるには、人の行動というものはどうにも難しいようだ。 恨みや怒りを持った人間が即犯罪者になるわけではない。 行動にはそれなりの理由がある(はずだ)。 自分の中の正しさが果たして本当に正しいのか、私たちは常に他者の目を自己の中に持っていなければならない。 怒りは大きな力である。 それとどう向き合っていくか、それが一人一人の課題であるのだ。

    0
    投稿日: 2014.02.27
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     渋谷・新宿で発生した連続通り魔殺人事件。なぜか誤認逮捕が繰り返される事態を解明すべく警察庁から送り込まれたのは、心理調査官・藤森紗英だった。苦手な美人と組まされる羽目になった碓氷警部補は戸惑うが、紗英の助言によって、巧妙な「犯人すり替え」のトリックが潜んでいることがわかる。はたしてこの異色コンビは真犯人を探し出し、惨事を食い止めることができるのか。警察小説の第一人者が贈る「碓氷弘一シリーズ」第四弾。

    0
    投稿日: 2014.02.23
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    碓氷弘一シリーズの第4弾。 このシリーズは、いわゆる異色犯罪もので、今回は、マジックの心理テクニックを使って誤認逮捕を誘導させる巧妙な通り魔殺人犯を、美人の心理調査官とコンビを組んで捜査する。 犯人のテクニックも、プロファイリングも、そう都合よく簡単にはいかんだろう? 管理官や捜査一課長含めて、周りも善人ばかりで、理解ありすぎ・・・と思いながら読みつつ、最後までお付き合いしてしまうのが今野小説でしたね。 (2014/2/16)

    0
    投稿日: 2014.02.21
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    このシリーズのなかでは一番面白かった 心理捜査官・藤森紗英のキャラクターも好き また登場してほしい

    0
    投稿日: 2014.01.23
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    シリーズ4作目。 このシリーズ、主人公はサポート役・引き立て役なんだな。影が薄い、薄いと思っていたけど。 犯人との攻防は面白かった。前半やきもきした分、終盤一気に事件が解決していく様子にスッキリ。 人の記憶は自分が思っている以上に結構曖昧なのかもしれない。

    0
    投稿日: 2014.01.10
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    ベテラン刑事と、若い女性の「心理調査官」がコンビを組む、と。 なんやら盛り上がりに欠けるまま、淡々と終了してしまった感があります。 今野作品警察モノの醍醐味はなんといっても、ギクシャクしている組織が主人公の地道な努力によって次第にまとまり、ひとつの目標に向かって終盤ぐわわ~っと盛り上がっていくトコロ(だと思う)なのですが、そこらへんが希薄であららもう終わり?みたいな感想であります。 新作ヲ待ツ!

    0
    投稿日: 2014.01.09
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    犯人がこれでもか、って程あっさり捕まったけどそれまでの過程は超面白かったなぁ♪ 正月からいい本読んだ。

    0
    投稿日: 2014.01.02