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沖で待つ
沖で待つ
絲山秋子/文藝春秋
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総合評価

181件)
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61
62
9
1
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    実際にOLを経験しているだけあって、リアルで面白い。 普段遠いと思っている死だけれど、近くにあるもの。

    0
    投稿日: 2013.10.22
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    印刷の仕方(文字の大きさや行間の広さ)を含め,とても読み易かった。 「勤労感謝の日」 たまに出てくる比喩が,とてもしっくりきた。 「沖で待つ」 こんな大切な同僚や上司に出会いたいと思った。 この話を読んで,解説も読んだら 少しだけ,社会に出ることに前向きな興味をもった。 学生の時に読めてよかったかもしれない。

    0
    投稿日: 2013.09.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    表題作は、第134回(2006年)芥川賞受賞作。著者の絲山秋子が、大学卒業後に住宅設備機器メーカーに勤めていた経験に基づいて書かれた作品。お仕事小説という感じだ。さすがに細部にわたってのリアリティはあるが、小説としての革新的な新しさはやや乏しいと思われる。物語の核心をなしているのは、語り手の「私」と太っちゃんとの間に交わされた秘密の約束にあるのだが、読者に小説的な驚きを与えるほどではない。物語の後半、表題の由来が語られるところはジンとこないでもないが。また、30代以上の読者の共感は得られそうではある。

    1
    投稿日: 2013.09.25
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    『勤労感謝の日』はボヤキ漫談みたいで好き。見合いババアのクセに野辺山みたいな男を紹介するとは・・・。 『沖で待つ』は単身赴任中やからナントカなったけど家族と同居やったら難しかったやろなぁ。 『みなみのしまのぶんたろう』は全く分からん。「しいはらぶんたろう」に「しいはらたい」って、あの人と軍団を捩ってる気がするし、文章は平仮名とカタカナだけやから何か大オチが有るのかもと期待し過ぎたかなぁ・・・。

    0
    投稿日: 2013.09.07
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    柔らかいなかでも異彩を放つ文章だった。 だいたい3年か4年に一度くらい、 すべてを終わらせたくなる時期がやってくる。 狂ってしまえればいっそ楽なのに、 いつまでも地に足をつけて倒れられない。 そうやって足掻きながら生きている。 絲山さんの作品は、 そういった不器用な人たちの 平穏と狂気を、 混乱と秩序を 上手に、のほほんと描いてみせている。

    0
    投稿日: 2013.09.02
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    『現場のそばに車が停められなかったから、太っちゃんは車を天神地下の駐車場に入れて、福岡一の繁華街を和風便器をぶらさげて走ったそうです。』 住宅設備機器メーカーに務める及川。同期の太っちゃんからクレーム処理の話しを聞く。 私は自らの失敗談で激励してくれた上司のことを思い出す。 おい!今週の見込みは?と上司が返答を待つ。社会の荒波で待つ。。。

    0
    投稿日: 2013.07.28
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    絲山さんは、当世風の男女関係を描くのが本当に巧いなあと思う。恋して愛する仲ではなく、仕事のグチやとりとめのない話をする仲。それでいて、特別な仲。友情だとか、オトナのつきあいだとか、そういった範疇からも少しずつズレている、不思議な人間関係。 個人的には特に、『みなみのしまのぶんたろう』が気になった。絲山さんの「白い」部分と「黒い」部分を、童話風につなぎ合わせた感じがよかった。

    0
    投稿日: 2013.07.27
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    この人が芥川賞を受賞した時に見た顔写真と「沖で待つ」と言うタイトルから、勝手に超真面目で暗い話&作家というイメージを持っていた。 が、以前読んだイッツ・オンリー・トーク」で「え?」とオドロキつつもグイグイ魅力に引き寄せられ、この「沖で待つ」で完璧にファンになりました。 「勤労感謝の日」の軽快っぷりは絶妙でしたが「みなみのしまのぶんたろう」はひらがなばっかりに慣れるのが大変で、ちょっとイラっとしました。内容も私にはイマイチ。

    0
    投稿日: 2013.06.15
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    働く女性社会人の苦労がたんたんと面白く書いてる。 芥川賞受賞作品特有のちょっと分かりづらいとこもあったりと、 私には肩すかし。

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    投稿日: 2013.06.07
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    気取ってなくて 小気味よい。 この人好きだなぁ。 『みなみの~』では ひらがなって読みにくいことがわかった。

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    投稿日: 2013.03.12
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    読んでいて、働くって大変なんだなぁと自分のお子ちゃま具合を改めて反省してしまった。この人の本に出てくる女の人は、さばさばとべたつくことなく毅然としている人が多いので、読んでいて気持ちいい。他の作品も読まなくちゃ。

    0
    投稿日: 2013.02.03
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    絲山さんの作品は、働くこと(特にサラリーマン的な)を前提として何を考えて生活するのか、考えさせられる。さらっと読めるのに、なんでだろ。

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    投稿日: 2013.01.03
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    友達という関係ではなんだかヌルいし、恋人みたいにロマンチックでい続けるのも面倒。同期は一緒に戦う「戦友」のようなもの。お互いの失敗、情けない姿なんかも良く知り合っているし、プライベートに深入りはせずともなぜだか絆は深く、その関係は不思議と心地いい。及川と彼女の同期である太っちゃんとの「秘密の約束」は、そんな不思議な心地よい関係性を上手く表している。 組織には様々なヒトがいる。けれども組織の中でヒトは絶え間無く流動していて、当たり前だった日常も、あのヒトがいなくなり、このヒトもいなくなり、あっという間に過去のものとなってしまう。プライベートではない、職場の様々なヒトたち、そこでの人間関係が、なんだか貴重で愛しく思えた(そうは言ってもやっぱり嫌な奴は嫌なんだけどね!)。

    0
    投稿日: 2012.12.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    芥川賞受賞作です~。 『芥川賞』って結構難しくて敬遠されがちなんだけど、これはちょっと直木賞っぽい感じの読みやすい本でした。 仕事を通じて結ばれた男女の信頼と友情を描いた『沖で待つ』と、35歳未婚で職なしの女性の心理を描いた『勤労感謝の日』、そして大臣が総理のお弁当を盗み食いして左遷された話を絵本的に書いた『みなみのしまのぶんたろう』が入ってます。 私としては、『勤労感謝の日』がとっても面白かったと思う。 主人公のはっきりした性格。ちょっと私に似てたりして笑えたとこもあった。 『沖で待つ』は、私のOL時代を思い出させてくれたな~。 私は仕事一筋じゃなかったけど、そのときの生活の大半は仕事だったから、やっぱり同僚と話があったし、男と女でも恋愛に発展しなかったあの関係がとっても心地よかった。。 だから、太っちゃんと主人公の関係はとっても分かりやすく共感できたわ。 『みなみのしまのぶんたろう』は、全部ひらがなで書かれててちょっと読みにくかったけど、話としては夢と現実社会が見事マッチされてて面白いものでした~。 ただね、最後がちょっと「これだけ?」って感じで終わってたのが気に入らなかったわ。 働く人向けの本かな~?

    0
    投稿日: 2012.11.26
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    HなDDぢゃないけど、自分が死んだら残ったAVとか、どうなるか、男なら誰でも一度は考える。その処分を親友に託すなんて、おもしろおかしいよね。

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    投稿日: 2012.11.14
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    絲山さんの名前を知らない頃からタイトルだけは知っていた、芥川賞受賞作品。 あんまり私には響かなかった。『ばかもの』の方がとても好き。

    0
    投稿日: 2012.10.30
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    10月の課題本。 京極氏を読み終わった後だから、まず文字のでかさと余白の多さにびっくり。こんな薄い本なのに更に字が大きいなんて、内容すっからかんじゃん!と、危惧。しかも短編が三話も入ってるなんて・・・ 「勤労感謝の日」「沖で待つ」「みなみのしまのぶんたろう」の三話。ぶんたろうはもうなにがやりたいのかすらわからない。電力大臣のブンタロウさんが総理大臣のお弁当を食べてしまったため更迭。送り込まれた南の孤島で一人寂しく暮らすうちに魚と喋れるようになりました。が、全部ひらがなで書いてある! にしても驚くべきは人間の脳。ひらがなでも結構スムーズに単語と単語を区切って、普通の文章を読むようにスラスラ読める!これがカタカナだったら五文字以上でもうお手上げだけど、ひらがなは大丈夫なんだーと言う一点のみ感動しました。 「勤労感謝の日」は三十代半ば切れやすい無職の女性がクソの男と見合いしてそこから逃げ出す話。 小説の主人公になる三十代っておほほうふふ系が多いから、あれだけ口と態度が悪い主人公は読んでて面白かった。あと、世の中の無職を代弁するような、夢のない現実的な心のなかのつぶやきも笑えた。あれはかなりリアルだった。多分筆者も無職経験ありだろう。ただ、ただそれだけ。 で、テーマの「沖で待つ」だけど、うーん・・・ 良かった点を挙げるとすれば、「こいつのためならなんだってしてやる」っていう絆で結ばれてる同期との特殊な関係。三十代の人生って言うフィールドで、家族・恋人・友達って色々な世界があるけど、職場ってのは結構特殊な、孤立した世界だと思う。で、その世界の中でできる同僚ってのはこれまた、仲がいいのか味方なだけなのか、よくわからん線引きが微妙な人間関係だと思う。職場で1日8時間毎日顔を合わせてその後もご飯なんか行っちゃって学生時代の友達誰よりも長い時間を一緒に過ごすんだけど、実はお互いのプライベートのことよく知らなくて週末なんて絶対遊ばないしむしろどっちかが仕事をやめたらすぐにプツンと切れるくらいの絆なんだけど、仕事で一緒にいる時は本当に「こいつのためならなんだって」って気になってる、不思議な関係。その描写はすごい良かった。けどそれだけ。 良かった点以外は、まあ普通かな。所謂本を閉じたら忘れちゃうレベル。 読みづらいとかリアリティがないとか引き込まれないとかそういう不可がない代わりに、読み終わっても考えちゃうような可もない。 後書きを読んだら、少なくとも「沖で待つ」は作者の実体験がかなり入っているらしい。 そういう観点から見ると、色々ごちゃごちゃ無駄なものを入れずにすっきり短く厳選したのはすごいと思うけど・・・うん?今思えば長ければ↑以上に良い点が出てきたとも思えないなぁ。 9/14/2012

    0
    投稿日: 2012.10.12
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    絲山さんの感性の鋭さが見えるけどそこまでずっしりは来なかった。がやはり良作。主人公と太っちゃんとの距離の計り方と描写はさすがのセンス。 勤労感謝の日の話も世代的ぐっさりくるわけじゃないが思い。南の島のぶんたろうが読みにくい。

    0
    投稿日: 2012.09.16
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    『勤労感謝の日』『沖で待つ』『みなみのしまのぶんたろう』の3作品からなる短編小説。 特に『勤労感謝の日』は、どの一文を取っても名文で、いつの間にか暗記してしまいそう!

    0
    投稿日: 2012.08.23
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    同じ時代を共有してきた同期はいつになったって特別な存在。 22年!たってもそれは変わらないと改めて思う。 HDD傷つけるシーンがいい。この小説の最大のアクセント。

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    投稿日: 2012.08.21
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    社会で活躍する人たちの話し。働くことは何か、人々は繋がりを持って生活するが、その人ともいずれ別れが来、再会することなど無いかもしれない。そんな環境で過ごす滂沱の連続。転勤があり、出世があり、リストラがある。それが社会なのだが、改めてそれが何なのかを問う。社会人になったらもう一度読み返したい。

    0
    投稿日: 2012.08.12
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    素敵な人間関係を経験して来たひとだから書ける小説なのかなあと思った。同期入社だったり、先輩後輩だったり、恋人とは違う、独特の関係が描かれている。 主人公の独白にユーモアがあって、楽しく読めた。他の作品も読んでみたい。 一度読んだのを忘れて図書館で借りたのだけど、ストーリーは思い出せないのにひと気のない部屋とパソコンが頭にぱっと浮かんだ。

    0
    投稿日: 2012.06.27
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    表題作の「沖で待つ」きゅうっと心に残る物語だった。 何故太っちゃんと会えたのか。 もしかして主人公も…? 絲山さんの文章は好きだ。 ただ、三話目の平仮名文は短編であっという間に読めたけど非常に読みにくいものだった。

    0
    投稿日: 2012.06.21
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    プライベートなことには踏み込まない。けど意外と深い部分も知っている。見栄をはる必要はない。とことん仕事の愚痴をこぼせる。いざという時は頼りたいし、頼りにされたい。親友?いやいや、戦友。 同期って、いいもんだ。改めてそう思わせてくれた作品。同期ならではのぶっきらぼうなやりとりが、ふとっちゃんの結末を知った今、切なく響きます。

    0
    投稿日: 2012.06.12
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    2006年芥川賞。 営業職の仕事を通して育まれる男女の友情、信頼関係。「イッツ・オンリー・トーク」「勤労感謝の日」のような毒々しさはなく、ですます調で柔らかい印象。営業職のサラリーマンという設定なので、毒を吐く方向にはあまり向かないのかも。これまでの作品に慣れていたせいか、少し物足りなさを感じた。会話でしゃっくりが表現されていて驚いた。

    0
    投稿日: 2012.05.04
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    新人時代に共に福岡配属となった同期「太っちゃん」の死後、彼との最後の約束を果たそうとする「私」を描いた表題作と、ほか2編。 3編中2編は「男性と同等にバリバリ働く独り身女子」を描いた作品で、共感とか感情移入とかいう次元ではなく、私にとってあまりにも馴染みのある風景・感情でした。 特に、表題作「沖で待つ」で描かれる、新人時代に一緒に働いた男性たちへの何とも言えない感情(単なる友情で片づけるはあまりに親密だけど、戦友というほどゴツくもなく、恋愛感情というには別に独占欲も無いし対象も不特定多数…という不思議な感情)は、分かる人(つまり先述の「バリバリ働く独り身女子」)にしか分からない気がします。 事実、私とは対照的に専業主婦の母は、「さやかはこの主人公たちの気持ちがすごくよく分かるんだろうなーと思いながら読んだ」という、かなり距離感のある感想でした(笑)。これ、男性が読んだらどう感じるんだろう?気になる。 新人時代にお世話になった先輩や上司の皆さんのことが心の底から恋しくなる一冊。

    2
    投稿日: 2012.04.21
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    最初の話の、無職の女性の、なんでもかんでもイライラしちゃう、つっかかっちゃう、やさぐれた気持ち、めっちゃ分かる!!!!

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    投稿日: 2012.04.11
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    芥川賞受賞当時に読んだ。 男女の同期愛にほんわかする感じはするけど、 そんなものかねえと斜に構えたくもなる。 受賞した本当の理由は分からないけど、 狂気や性がないにもかかわらず物語性があったところか、 と思っている。

    0
    投稿日: 2012.04.08
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    上司をメッタ打ちにして会社を辞めた36歳、独身の恭子。ただでさえ嫌な日である“勤労感謝の日”に義理でお見合いをすることに。(「勤労感謝の日」) 住宅設備機器メーカーの営業として同期入社した太っちゃんと私は、お互いが先に死んだらこうしようと、ある約束をする。(「沖で待つ」) “だいじん”を失脚して“おきのすずめじまげんしりょくはつでんしょのしょちょう”になった“ぶんたろう”の島での生活とは。(「みなみのしまのぶんたろう」) 毛色の違う3篇が収録されているので楽しめた。しかし「沖で待つ」からは腰巻に書いてあるような“恋愛よりも強い、男女の信頼と友情”はあまり感じなかった。そんな気負ったようなことではないような。爽やかな感じは残ったけれど。

    0
    投稿日: 2012.03.26
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    いつも彼女の本読むときはわざとゆっくり かみ締めるように読む。 日本語を十分に味わって読む。 この物語りもやはり素晴らしいものでした。

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    投稿日: 2012.03.20
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    すごく爽やかな読後感。 着地点を、一捻りしたところに置きました、という感じ。 すごくよかったんだけど、号泣小説、とか深く心を打つ、とかではない。 すごくよいなぁ、という感じ。

    2
    投稿日: 2012.03.18
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    バブル時代に入社した、同期への愛が詰まったお話。私も新人時代を思い出した。それにしても、最後まで主人公が男だと思ってた私は、読解力ないわ〜。完全に男色家だと思ってたし。気を改めて、読み直そう。

    0
    投稿日: 2012.02.10
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    012007. 三篇収録。男女雇用機会均等法や女性総合職で社会に進出したキャリアウーマンたちの一見華々しい舞台裏や「その後」の姿、仕事仲間たちとの連帯意識を描いた表題作や1編目「勤労感謝の日」は、ストーリーだけならトレンディドラマにもなりそうだが痛快な女の本音が満載すぎて無理ムリか。3編目「みなみのしまのぶんたろう」はツカミが過激すぎて本題がやや地味に感じてしまうほど。童話っぽくハッピーエンディングでよかったよかった。 ★再読――――――――――――――――――――――――――― 原田宗典/お前は世界の王様か! 012008. 25 まだ無名時代の読書カードを公開しながら古今東西の名作を紹介。

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    投稿日: 2012.01.22
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    仕事人、というバックグラウンドを、ユーモアとセンス溢れる筆致で見事に描いた作品。 絲山秋子の小説の発する人間臭さが、私はとても好きだ。それは会社に勤めた、貢献した、という経験の成せる技だと思う。無駄な装飾がないからそう感じるのかもしれない。少し乱暴で、そして放棄的な言葉遣いが非道く愛しくって好もしい。 『みなみのしまのぶんたろう』には笑わせてもらった。文庫が出たのは2009年らしいのだが(『みなみのしま~』は2006年執筆)、いまこの時に出逢えた私は幸せ者だ。

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    投稿日: 2011.11.29
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    悲しい、気がする、話。太っちゃん。悲しい気がするけど、そんだけでないのはなんでだろうか? ところで、同日収録の、「勤労感謝の日」には明言が。 『社会をどんどん俗悪なものにしているのは私の世代なのだ。小学生の名前の変遷を見れば歴然とわかる。このクソ世代のなっていることが。』

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    投稿日: 2011.11.26
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    均等法以後、バブル期に就職してはたらいた世代の女たちを描く短編2作を収める。経験はかなり異なるが、著者より少し下の年齢の私には、まだ通じるものがあるけれど、それより下の「ポトスライム」世代の女性たちには通じるのかなあ。男社会で働いた苦労とかけがえのない体験と。もちろんすべての女性が同じような働き方をする必要はないけれど、多くの若い人たちがそうした機会さえ最初から与えられないのは、やっぱり不当なことだと思う。 それにしても文庫本とはいえ、このぺらぺら感。この作家の奥行きを感じさせてくれるくらいのボリュームは欲しかった。

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    投稿日: 2011.10.30
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    絲山秋子の沖で待つを読みました。芥川賞受賞作を含めた3つの短編が収録されています。「勤労感謝の日」はひょんなことから会社を辞めることになってしまった30代の女性の1日を描いた物語です。近所の親切なおばさんの紹介でお見合いをすることになるのですが、相手の男性はkonnokから見ても人間的に好きになれないタイプの男なのでした。結局、彼女はそのお見合いの席を飛び出してしまうのでした。「沖で待つ」は雇用機会均等法時代に女性総合職として会社に入社した女性とちょっと太めの同期の男性との友情の物語でした。入社して二人は九州支社に配属になります。そこの先輩達に育てられて二人ともたくましく生きていくのでしたが、別々の場所に転勤した後、その男性が事故で亡くなってしまいます。彼女は同期の男が単身赴任していたマンションに出かけていってその男の幽霊と思い出話をするのでした。どちらも等身大の女性の感覚がみずみずしく描かれていて、ほほえましく読むことができました。

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    投稿日: 2011.09.12
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    芥川賞受賞作ということで、こむずかしい作品を想像したが、さらりと読みやすい自然体の文章。 主人公の職業にまつわるお話の短編集。

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    投稿日: 2011.08.03
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    「沖で待つ」(絲山秋子)読み終わりました。最初の「勤労感謝の日」のぐだぐだ感と反面セロリのようにシュっとした主人公恭子がいいですね。(知らずに読んだら川上弘美さんの作品と勘違いするかも)そして表題作の「沖で待つ」もじんわりと沁みこんでくるものがあります。すこし泣きそうになった。

    0
    投稿日: 2011.07.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    未読の作家の文章をはじめて読むとき私は心の鎧とでも呼べばいいのだろうか、硬く厚い幾重に重ねられた殻をまとう。それは私の臆病さからで、とにかく失望したくないのだ。それに、心の中でとはいえ毒を吐きたくない。悪い言葉は悪いものを呼び込むという斎藤茂太さんの考えに私は大賛成なのだ。 殻をまとわずに読む。こんなものかと思う。梅雨時の雲のような濃い灰色の曇天が頭に充満する。言葉にならない毒を心の中で吐く。 畢竟わたしは器が小さいのだ。 とはいえ素晴らしい作品だと感じた瞬間、私が構築した殻はたちまち破れる。 「しゃっくりが止まら、ないんだ」 作中の「私」と同期入社の牧原太こと太っちゃんはこんな間抜けな登場の仕方をする。 すぐ明かされるが、太っちゃんは3ヶ月前に死んでいる。全然似ていないけど、村上春樹の「羊をめぐる冒険」の「鼠」を思い出した。 そして、太っちゃんとの思い出が語られる。住宅設備機器メーカーに就職した「私」と太っちゃんと同僚たちの日々。会社の給湯室の様子や、住宅機器の型番の説明、トラブルの発生とその対応など、非常に細かく描写されている。これは相当綿密に調査したのだなと思っていたら、絲山秋子さん自身が住宅設備機器関連の仕事をされてたようだ。 こういうのあるある、と心の中で頷く。私がまとっていた殻はほろほろと破れ落ちていた。それに気付くことさえなかった。 生前の太っちゃんと「私」はある約束をしていた。太っちゃんが先に逝ったため、「私」は同期入社の仲間との約束を果たす。実際は、なんて事のない場面だ。しかしその場面には仲間との思いが横溢している。簡単に同期入社と言うけれど、それは確かに替えが利かない。言ってみれば戦友のようなものだ。どんな敵がいるかもわからない戦場にろくな訓練も無しに飛び込む。危険や不安、高揚を共有する。それらはある種の特別な連帯感を生むだろう。 今は6月、来年の就職先が決まっている大学生もいれば、決まってない大学生もいる。僅かでも時間的な余裕があれば「沖で待つ」を読んでみるのもいいのではないでしょうか。きっと社会や会社に向かう姿勢が変わると思いますよ。

    1
    投稿日: 2011.06.23
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    未だに正体がよく掴めない作風ですが、ひねくれ方が何となく気になる作家です。「絲的メイソウ」を読めば、ひねくれ方の原点が見えてきますね。

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    投稿日: 2011.06.05
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     つるつるした表紙が綺麗で前から気になっていて、遂に買ってしまった。  収められた三つの短編のうち、最初の『勤労感謝の日』をまず読んだ。  今は40代の著者の、ひと昔まえ、30代の頃を描いている。大企業勤めからドロップアウトしたその年頃の女性達が主人公である点で、今年芥川賞を獲った『ポトスライムの船』とあい通じている。『沖で待つ』も何年か前に受賞しているところも一緒だ。だが、『ポトス』の「ぬるくて、ユルい。無理をしない感じ」には、全く共感することが出来なかったのに、今度は大いに自分に通じるものを感じた。ふた昔まえ30代だった世代にとって、今の30代は遠くて、ひと昔まえに30代だった世代はちょっと近い感じということだろうか。10年ごとの世代を輪切りにしてひとからげにするような世代論は嫌いだが、やはり実感としてはそうだ。近い世代、遠い世代を近い国遠い国の感じになぞらえて見ると上手く説明できそうだ。  昔中国を旅行した時、三度三度お粥の連続だったのに辟易した。帰りに寄った香港では韓国料理店に入った。中国で食べた本格中華のメイン料理も勿論美味かったのだが、キムチや焼肉はもっと美味く感じた。それよりなにより、焼肉と一諸に食べる炊いたご飯が「こんないも美味い」と感激した。その時の実感が「ああ、韓国のほうが中国より日本に近いんだ」だった。  バブル後の「ユルく」生きるしかない世代のことは可哀想とは思うけれども、やはりバブル世代の無闇なバイタリティーの方により共感してしまう。例えば大企業の女子総合職第一世代同士の主人公と元後輩の会話はこうだ、  「バブルでしたねえ。私達バブルの副産物だったんですかねえ」  「でも、水谷よりちょっと下、三十前半とかになるともうわかんないじゃん、バブルって。いい思いしたんでしょって恨まれる、けど、死ぬほど働いたんだよね、うちら。なんもいい思いなんかしてない」    そうだ、そうだったと感じ入ってしまう。彼女たちオンナ新兵もそうだったのか、オレ達当時のバブル戦士(実は古参兵)も身も心も文字どうりすり減らして働いたよなあ、とつい思いだしてしまう。自殺した同僚、過労死した先輩。激務の犠牲となった「死」は身近にありふれていて仕事場は、喩えじゃなくて文字通り戦場だった。だから、当時幹事長だった小沢が、湾岸戦争で金が要るパパブッシュに何千億円もプレゼントしたあげくに「日本は血も流さずに金しか出さない」と感謝さえされなかった体たらくには心底腹が立った。  ふざけんじゃねえ。その金は、オレ達日本のサラリーマンが文字通り命がけで稼いだカネなんだぞ。今でも口汚く叫びたいほどだ。  作品評に戻ろう。  たった30ページ余の短編なのに、書き出しからぐるりとまわって冒頭のところで一回りしてなるほどと思わせる小さな小ループ構造があって、最後に大きくもう一回りして「おお」と思わせる大ループ構造の「オチ」がある。世代感覚の優れた表現だけではなく、構成力もなにげに凄い。それにしても今時凄いのは皆女性の書き手ばっかりだよなあ。  そんな風に感心させらただけに、やっぱり最後に思うのは、バブルを支え失われた十年には粗大ゴミ扱いされ、踏んだり蹴ったりの“オレ達おじさん族”世代を代弁してくれる男性作家が居ないように思えることが、残念でならない。  嘆いてばかりいないで、ともかく表題作の『沖で待つ』を次は読もう。

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    投稿日: 2011.02.27
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    暴力やセックス、病気のエッセンスがないと 小説は盛り上がらないのかと てんで偏った意見を口にしたら手渡された1冊 いい意味でのブス的表現がすごく気持ちが良い こっちの期待するドラマチックな展開は全くなく そのくせ全然歓迎できない事故が起きたりする 現実はそういうものか 久々に前の職場の同期に逢いたくなった

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    投稿日: 2011.02.09
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    「勤労感謝の日」 ある種の理想主義者の受け皿として、かつては新興宗教が機能してたのだと思う 今はもうダメだ どうするあてもなくふらふら飲み歩く主人公のとほほ感 「沖で待つ」 男と女のホモソーシャル? 奇妙な味と感じました これが理想か 「みなみのしまのぶんたろう」 むかし流行った大人向けの「癒し系童話」とでもいうのだろうか 326さんとかが書いてたっぽいやつです、読んだことないけど こういうの弱い人は泣くかもしれません しかし主人公のモデルが某都知事ってところに悪意を感じる

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    投稿日: 2011.02.07
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    「沖で待つ」という言葉の響き、収まり具合がなんとも言えず良い。本文中にそれがでてきたとき感動した。読んでもらえればわかります。 いとやまさんのなかではほっこりあたたかい気持ちになる系統。たっちゃんは芯でしまうんだけれども。。

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    投稿日: 2011.02.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    淡々と綴られているのに読後には大きな感動が待っている。そんなお話でした。 かなり読みやすく、長さも短いので、手にとってみると物足りないのかなという感じがしましたが、そんなことはなかったと思いました。 社会人の女性と男性が友情でも恋愛でもない不思議な絆でつながっているというお話です。

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    投稿日: 2011.02.05
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    絲山秋子さんの本との出会いはボクにとっては衝撃的なものでした。 カッコつけることの無い自然体な筆致、とでもいいましょうか。 読んでしまうと、ボク自身が、パクっ・・・じゃなくて、(汗 リスペクトしすぎてしまうほどに、大好きな一冊です。

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    投稿日: 2011.02.02
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    芥川賞受賞作で購入後積んでおき、手を着けてなかったが、読みはじめたらとても読みやすかった。ほんわかする。

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    投稿日: 2010.11.25
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    作者を個人的に知っていたため手に取った本。芥川賞受賞作ではあるが、そうでもなければ手に取らなかっただろう...。 学生から社会人へ、そして会社人へと変わっていく様をあっけらかんと書いた作品だと思った。学生から社会人という、一番不安でタフな時期を一緒に過ごした同期というのは、やはり何者にも変えられない存在なのだろう。 短いが、いろいろと考えさせられる小説だった。

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    投稿日: 2010.11.25
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    抑制がきいている文章である。過剰な情感や思考の暴走もなく、物語後半の山場さえあっさりしている。太っちゃんが最後まで守り通した秘密とは何だったのか。そんな当たり前の謎を煽る一文すら見当たらない。盛り上がりどころを掴めずに最後まで観てしまった映画のようで、なんとなくスッキリしない読後感である。

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    投稿日: 2010.10.04
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    面白かった。最初の題名からのイメージと全く違った。 完全な思い込みで、もっと内省的なザ・文学の面白みのない話を書く人だと思っていた 仕事に対する生々しい強い感情。 屈辱、歯ぎしり、プライド、侮辱、憤怒、同情、理不尽 仕事に対して憤った感情を、そのまま差し出されたような感じ。 本当に共感してしまった。 「勤労感謝の日」の方が甘さがなくて好み。

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    投稿日: 2010.09.25
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    私は以外と・・・ 三話目の「みなみのしまのぶんたろう」好きです♪ 一日で一冊読みきったのはじめてかも☆ よみやすい本でした☆☆☆

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    投稿日: 2010.08.28
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    働く女子のリアルな生態という感じが素敵。「勤労感謝の日」の乱暴な語り口は現代的かつ現実的。「沖で待つ」の同期の絆には涙。太っちゃん!筆者の「女性総合職」経験がモデルになっているというのを知って(専門用語連発だったからそうかなとは思ったけど)、別の設定の小説だとどうだろうという若干の不安は感じたが、作品としては文句なく好き。「みなみのしまのぶんたろう」だけは最初こりゃ何だ?と思ったけど、これももう一つの「沖で待つ」なんだなーと思って納得。

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    投稿日: 2010.08.11
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    うざいやつ(野辺山清)ってむかつくよね、いい人(水谷、マスター)にはなぐさめられるよねと言われれば、そうですねと答えるしかない。だからどうなのって思ってしまう『勤労感謝の日』。フーテンの寅さんが求職中キャリアウーマンに生まれ変わっただけじゃん、とばっさり切りたいようで切れないのは、道路に並ぶ長谷川さんのプランターや、19歳の女の子が運転するアウディにはねられるというリアルで理不尽なディテールのせいだ、たぶん。そういう気持ちで表題作へ読む進むと、やっぱり作者には小説家テレパシーがある!?と思わされる。『沖で待つ』は著者と読者の両方が縛られる小説の既成概念からの解放に由来する清々しさがあり、私にとってベスト中篇のソール・ベローのThe Actualを髣髴とさせる。マイナス・ドライバーで円盤に傷をつける痛いけど気持ちのいいエクスタシーを主人公と共有する時に、小説読みのエクスタシーを同時に経験する。東京の人の地方都市オーラ発見という点も、ソール・ベロー的で人間、年いくとワカモンの時にはわからなかったことに気づけて幸せじゃなぁと思う。  まあ私のように人情アレルギーのあるひねくれ者の読者はもっと変化球を投げてくれぃ、と思いもしますがね。

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    投稿日: 2010.05.25
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    ブックオフで100円で購入。 数年前の芥川賞作品。 評判がいい作家さんのようなので、期待して読む。 とても読みやすい! けど、好きじゃなかった。 残念。

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    投稿日: 2010.04.03
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    「勤労感謝の日」 就活中の三十路女性のある日。 話の流れは淡々としていて、特に何か残るわけではないが、 最後の飲み屋のシーンがよかった。 「沖で待つ」 これも淡々と静かな話。 恋人でも友達でもない、"同期"という関係。 ある大卒女性の中の"女性総合職"という一面で 数年間の生活を見たのかな。 新しい視点があったから芥川賞を取れたのだろうか。 特別な感慨が残らなかったので受賞理由が書かれた 選評を読みたくなった。 「みなみのしまのぶんじろう」 絵本調で書かれているが、主人公が 石原慎太郎はパロディであることは明白。 絵本にしては長いけど、絵本らしい終わり方。

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    投稿日: 2010.03.18
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    表題の沖で待つは、なんとも不気味に思えて仕方なかった。男女の友情なんて、実際あればの話だけど物語や言葉にして表そうとすること自体野暮すぎでしょと思ってたんだけど、これ読んで一個だけ思った、ひとつたとえられるとしたら、波のようなものだなって。ちゃぷんちゃぷん、って音たてるやつ。以上。 超短編だけど、異様なオーラ放ってるねぇ。

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    投稿日: 2010.02.28
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    表題の芥川受賞作品のほか2話 働く人の悲しみ、喜び、孤独と連帯感が描かれており、 働いていた頃を思い出した 同期でもこんなに深い絆で結ばれた人間関係が築けるなら、辛い仕事も働き甲斐があるというもの

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    投稿日: 2010.01.27
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    いいなあ、こういう話。表題作も「勤労感謝の日」もすごく好きな話です。恋愛小説とかドラマとかで、職場恋愛でウジウジやっているのを見ると、「仕事しろよ!」って言いたくなるんだけど、そういう違和感が全然無い。男も女も必死に働いていて、みっともなくて、滑稽で、でもかっこいい。主人公の女性はオトコマエで破天荒。私の妹と同世代。高度成長前の日本も知らず、バブルの恩恵をもろに受けて、楽しいことばかりの世代だと思っていたけど、男女雇用機会均等法施行直後って、見た目の華やかさとは別に、大変だったんですね。笑って、ほろっとしました。自分の経験をこういう形で小説に生かせてしまう作者がすごいです。

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    投稿日: 2010.01.04
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    12/11 「勤労感謝の日」の方がよかった。 表題作は、絲山の毒々しさがなくて、芥川賞なのにむしろ一般受けしそう。

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    投稿日: 2009.12.11
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    <あらすじ> 仕事のことだったら、そいつのために何だってしてやる。そんな同期の太っちゃんが死んだ。約束を果たすべく、私は彼の部屋にしのびこむ-。仕事を通して結ばれた男女の信頼と友情を描く ― 「沖で待つ」 37歳にして無職。職安に通う主人公。近所の人からお見合い話を勧められ、することになるが ― 「勤労感謝の日」 <感想> 「勤労感謝の日」と「沖で待つ」の2作を収録した、2006年芥川賞を獲った小説。 それだけで敷居が高く感じられ、読み始められなかったけど、数ページ読んだ瞬間から止まらず一気読み。読んでる途中から、すごい作家を見つけた!と思った。こんな感覚は山本文緒さんの小説に出会って以来。 なんと言っても私は絲山さんの文章がとても好きだ。言葉の転がし方が絶妙にうまい!言葉に出して読みたい日本語なんて本があったけど、私にとってこの小説は声に出して読みたいと思う程の絶妙なリズム感のある文章なのだ。その上、女だと言うことを受容しつつ、諦めつつ自立しているとこがいい。 「勤労感謝の日」の小説の中の一場面。 お見合い中に、相手の男が「負け犬論」をどう思うかと主人公の恭子に聞く。 「知ってますよ。あれで言うと私は立派な負け犬ってことになりますね。」 「そうじゃないんですよ、負け犬って自覚してればゆるされるんですよ」  なんでこんなカスに許してもらわなければいけないのか。(小説より) この感じがたまらなく私にフットする。それはきっと、私が絲山氏と同期だからだろう。私が生きてきたバブル時代など書かれている背景がダブるから尚、おもしろいのだと思う。 今後が楽しみな作家である。

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    投稿日: 2009.12.04
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    芥川賞作品とは全く知らず・・ 時代背景は1世代前だけど同じ働く人間として共感できる部分が多くて「そうだよな~」と呟いてた。 わたしが初めて入社したときは同期が100人いたけど、強い絆で結ばれた同期はいなかったので、ちょっとうらやましい。 他篇「勤労感謝の日」の方が簡潔でインパクト強し。

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    投稿日: 2009.11.25
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    芥川賞受賞作。 一作目「勤労感謝の日」は、働きづめに働いてきたキャリアウーマン・恭子が、上司を殴って首に。 翻訳の仕事で娘を養う母との暮らし。 36では就職も難しく、見合い話を持ち込まれて断り切れないが、これがまたイヤな相手で… ずばずばとした語り口で、リアル。 表題作の二作目は、会社の同期の男女を越えた仲間意識というテーマ。 及川は東京の大学を出て住宅設備機器メーカーに就職、いきなり福岡へ赴任。 同じ立場の太っちゃんこと牧原太と、死んだら互いのパソコンの中を人に見られないように密かに破壊すると約束し合う。 それなりに秘密があるのね〜。 星形ドライバーを使ってHDDを破壊するのか… 変わったタイトルの響きとその意味がなかなか面白い。 2006年2月単行本発行。

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    投稿日: 2009.09.24
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    これで、芥川賞。 かつての恋人に、 これと同じ依頼を持ちかけられ、 互いに死んだ時にはそれをしようと 言い合ったことがあった。 こういう類の本を読むような男の人ではなかったし、 安請け合いで、何の気なしに引き受けていた、 昔の自分を思い出しながら、不思議な感慨に浸る。 こんなに壊すのが大変ならば、私は彼のハードディスクを 壊してあげることはきっと出来なかっただろうと今、実感している。

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    投稿日: 2009.07.28
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    主人公の私と太っちゃんは同期入社。入社してすぐ一緒に福岡支社に配属になります。不安を抱えながらも、見知らぬ土地でガンバって働くうちに、ふたりの間に同期特有の連帯感が生まれ、深まっていきました。仕事を通して結ばれた男女の友情。。。。。(同期入社の場合、みっともないところまで知られている分、けっして恋愛感情は芽生えないのだそです) ところが、ある日突然、太っちゃんが亡くなった。主人公は、ふたりの間で交わされた秘密の約束を果たすために、主のいなくなった部屋へ忍び込み・・・・・・。 かつて会社勤めをしていた絲山さんが、自らの体験をもとに書かれたそうです。新社会人のガンバリとアタフタぶりが、臨場感豊かに描かれてます。 ?沖で待つ?という言葉が、この小説を読み終わった後、なんだかもう、胸にシミジミ沁みてくるのです。

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    投稿日: 2009.07.16
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    『勤労感謝の日』、『沖で待つ』、『みなみのしまのぶんたろう』の3つの短編が収録されています。 どれもドライな小説ですが、何か芯が残るような読後感。 表題作『沖で待つ』は、配属先である福岡の街が描かれていて、年代で言えば私の知らない街なのですが、うっすら懐かしい思いすら感じます。 それから、『勤労感謝の日』と『沖で待つ』、巻末の解説はどこか似たような空気が流れているように思います。登場人物の行為は、必ずしもそうとは言えませんが、読者はこの2つの小説の中に確かにリアルを感じるでしょう。

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    投稿日: 2009.07.08
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    絲山 秋子は三浦しをんのようにものすごく自分にはまった、ということがない。 けれども、まだ読んでみたいと思わせる作家だ。

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    投稿日: 2009.06.14
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    芥川賞受賞作品って帯に書いていたので興味本位で購入してみた。 やっぱり芥川賞って違うわ。 ふつーーの小説とはなんか違う。 これを言葉で書けたらコメントも苦労しないのに・・・。 読んでみたら、あぁなんとなく分かるわって、分かる人には分かる心地よい違和感を覚えるはず。 でもって、この本の装丁がいい! 夕方か朝方かは分からんけど、浜辺か海岸で撮影した写真がどことなくほっとさせてくれる。

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    投稿日: 2009.05.25
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    芥川賞受賞作。 わりにガチガチのサラリーマン小説。 サラリーマンなら共感できることが多い。 熱くなりすぎない適度な温度感。

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    投稿日: 2009.04.21
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    文庫のタイトル(沖で待つ)と、装丁を見事に裏切る冒頭の「勤労感謝の日」。 中身を全く知らずに読み始めたので、私が勝手にイメージしてただけなんですが、 好きだわ、こういうヒト。 「沖で待つ」 仕事に打ち込み、同期や仲間とがんばった記憶がよみがえります。 新入社員として配属された地が福岡だったので、福岡出身の私は単純にウレシイ・・。

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    投稿日: 2009.04.09
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    絲山秋子さんの書き出す“関係性”みたいなものが、毎回「うまいなぁ」と思います。 人と人の距離感というか。 この「沖で待つ」では、同期の男女の友情が書かれています。 決して恋愛にはならない、だけど特別な関係。 私には同期がいないので、これを読んで「へぇ〜」と思いました。 確かに先輩方が同期の話をするときって独特の感じ(空気というか)がするなと思っていましたが、こんな感じなのかぁ、と。 同時収録されている「勤労感謝の日」。 主人公の心の声が、口汚さといい突っ込みっぷりといい、なんだかシンパシーを感じます。というか、身につまされます。という感じかな。

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    投稿日: 2009.04.05
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    絲山 秋子さんの作品は、昨年10月に「ラジ&ピース」を読みました。 この作品は芥川賞受賞作品です。 「勤労感謝の日」と2編収録です。 短くて、短時間で読みました。 どちらも読後感はよかったです。 「勤労感謝の日」は、36歳の無職の独身女性が主人公の話です。 勤労感謝の日にお見合いをします。 見合い相手は「会社大好き人間です」「仕事が趣味です」と自分を語り、「負け犬論をどう思いますか」と主人公に訊いてきます。 主人公は会社勤めをしていた頃、午前2時3時まで働き、早く仕事が終わった日は終電で飲みに行っていたといいます。 正規雇用と非正規雇用の問題がありますが、正社員も大変なんだということが、30代の若者の視点で描かれています。 「沖で待つ」は、住宅設備機器メーカーに勤める女性の主人公が、福岡に赴任する話です。 福岡の地名がたくさん出てきて親近感を覚えます。 大博通り、天神、宗像、鐘崎、地下鉄七隈線、天神コア、キャナルシティなどです。 作者はどうも福岡に住んでいて、似たような経験をしているようです。 死んだ後、パソコンのハードを破壊して欲しいというのは、日記を焼き捨てて欲しいというのと似ています。

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    投稿日: 2009.04.04
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    芥川賞受賞作である表題作を含む短編が3つ。 著者が実際に会社勤めをしていた時の経験がふんだんに生かされているようだ。 表題作は、「私」と会社の同期である太っちゃんの仕事を通じて育まれた友情を描いた話。地方の営業所に2人で行かされて、社内外の人たちと関わり合いながら社会人として成長していく二人。普通の友人や恋人にはない、「同期」という信頼感。タイトルにもなっている「沖で待つ」という言葉は短いながらも、何だかじんわり沁みる。

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    投稿日: 2009.04.04
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    久し振りに、これだけ痛快な小説を読んだ。 文章が生きていて、最高に面白い。 日常の生活をベースとしているところも、なんだかホッとできる。 元気をもらえた。

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    投稿日: 2009.03.22
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    なんと書けばいいのか悩んでしまいますが、ともかくも良かった。 「淡々と日常を切り取った」それが最初に浮かんだ言葉です。 「勤労感謝の日」も「沖で待つ」も、確かにいつもとは少し違うけど、さほど特別でも無い日常を、淡々と何事も無いかのように語っています。それは少し離れた所から、程良いサイズで不要な所を切り捨てたビデオ映像のようです。どこか柔らかくて、フワフワしていて、少し不思議で。。。 「海の仙人」や「イッツ・オンリー・トーク」の系列で、どうも私はこの系列の絲山作品が好きなようです。

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    投稿日: 2009.03.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    イトヤマ節が今回も炸裂しておるにはおったが、ちょっと物足りない感じ。 この作品で芥川かあ……もっと別の作品があったと思うのだが。ふむ。 でも表題作は特に、イトヤマさんが書いたんじゃなきゃ、絶対に手に取らなかった。 他の人が書いたら、不自然にドラマチックになるか、ただの平坦な日常小説か、エッセイにしかならんとおもた。 <ネタバレを含みます> 表題作は友情を描いた作品。 だがそれは普通の友情とはちょっと種類が違って、学生時代のそれではない、社会人として同じ時期、同じ苦しみを知った戦友とでもいうべきそれだ。 そんな友情を育んでいた男友達と主人公の女性はある約束を交わす。 それは「死んだらお互いの秘密を消しあう」ということだった、みたいな。 秘密抹消をお互い約束し合うシーンはとてもリアルで自然で、すごく好きだ。 二人の間柄だからできたことで、だからこそ罪深くもあり、だが主人公にとって自分への救済にも繋がっていたのかなと思う。 そいで太っちゃんの詩「沖で待つ」には不覚にも素直にジーンとかきてしまった。いやはや。 表題作のほかには「勤労感謝の日」と「みなみのしまのぶんたろう」が収録されている。 「勤労〜」はイトヤマさんの暴力的で、でもすっげ身近な感情の吐露が炸裂していて、電車の中で読んでいたら笑ってしまった。 そうそう、こんなもんだよね、友達との会話って。好きだ。 でも何か頭から離れないのは「みなみの〜」の方。 すごく懐かしい感じがして、ついつい行間を読みすぎたり、ミステリーを読みすぎて最後までぶんたろうが騙されたり裏切られたりする場面を想像していたが、思いの外するすると終わって、自分の腐りきった読書を恥じた(笑)

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    投稿日: 2009.03.07
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    表題作の他、「勤労感謝の日」「みなみのしまのぶんたろう」の2作が併録されている。 「勤労感謝の日」の主人公、鳥飼恭子は、近所の長谷川さんに見合い話を持ちかけられ、断り切れずに承諾する。 かくしてやってきた、見合いに始まる恭子の1日が、淡々と描かれる。 元々の短気な性格に加えて失業中という状況が続きやさぐれている恭子は、見合い相手の野辺山清や、後輩の水谷だけでなく、クリスマスやバスの運転手や渋谷など、あらゆる物事に対していちいち苛立ち、不平不満を並べ立てる。 そのいちいちさ加減や、失業中の人間の心情や女性総合職の現実はそれなりに読み応えがある。 ただし、この作品の見所は、最後の7ページ、恭子が水谷と別れ、近所の飲み屋に行く場面である。 「気分の悪い日に愛用している」というその飲み屋でのマスターとのやり取りや、その合間に描かれる恭子の心情、そしてダメ押しのように描かれているトイレのシーンは、それまでの野辺山や水谷とのやり取りの場面と似ているようで、全くもって異なっている。 恭子はそれを、「ああ、夜だなあ、と思う。……私はこの店に夜を買いに来るのだ。真っ暗で静かで狭い夜一丁」と表現しているが、まさに、昼の喧騒や苛立ちとはかけ離れた、静謐で寒々とした夜がそこには横たわっている。 昼の喧騒や苛立ちが多くのページを割いて描かれているだけに、そのわずか7ページがあたかも夜風に当たっているように心地よくもさらりと流れていくのである。 表題作は、住宅機器メーカーに就職し、福岡の営業所で働くことになった主人公及川の、同期の牧原太、通称太っちゃんを始めとする同僚達に囲まれた日常を描いた作品である。 文末が「だ・である」調ではなく「です・ます」調で統一されている点を含め、及川が自分の言葉で仕事や同僚について語っているかのような文章表現が(恐らく意識的に)使用されていて、エッセイや自伝、日記を読んでいるかのようだ。 この作品では、及川と太っちゃんの「同期」という間柄故の絆が、最大のキーポイントになっている。 太っちゃんが及川に「協約」を持ちかけたのも、及川がその「協約」を果たし、そしてその後は再び忙しなくも淡々と過ぎていく仕事生活に戻っていったのも、「同期」という間柄故のことだろう。 残念なのは、読者である自分自身に仕事をした経験がないために、(「勤労感謝の日」にしてもそうだが)この作品で描かれている及川の日常のリアリティや、太っちゃんとの絆の特殊性を、恐らくは感じ切れていないということである。 いつか仕事に就いた時に、あるいはその5年後、10年後に、この作品を読み返せば、きっとその魅力を余すところなく感じられるのだろう。 「みなみのしまのぶんたろう」は、平仮名と片仮名のみを使用して書かれた、童話のような異色の作品である。 文章表現も、あえて殊更に平易なものが使用されている。 絲山秋子という作家の作品は、小難しい表現が排除され、その分行間を読ませる点や、作品毎にテイストが全く異なる点が魅力だと思うのだが、この作品でもそれらの魅力が存分に発揮されている。 もしもこの作品が、漢字を用いて書かれていたら、全く稚拙な作品に思えてしまったかもしれない。 登場人物や世界観に最も適合した文体や言葉を選び、使い分けられるという、「見せ方の巧さ」が、絲山秋子という作家のすごい所だと改めて感じた。 また、絲山秋子の作品では、「移動する」「生活の拠点が変わる」ということが重要な要素となることが多いのだが、この作品もまた然りである。 作中に、主人公しいはらぶんたろうが海の魚達に「うらしまたろう」の話をしてやる場面があるが、ここで「うらしまたろう」が登場したのはあながち偶然とも思えない。 ぶんたろうが住んでいるみなみのしまに、ぶんたろうの家族達がやってくる場面で作品は結末を迎えるのだが、これをハッピーエンドと呼んでいいのか否か、この後にどのような展開が待ち受けているのか、想像したくなるところである。

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    投稿日: 2009.03.04
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    はいはい、女子ね。と思って読み始めたら、大勘違いだった。平謝り。バブル期に総合職として働いてきた女子の、男気というか、人間味というか。ああ、こういう女性になりたい(かった)。なんてほんとうで当たり前なんだろう。 その人間性にひっぱられて小説自体がどうこうと思えないのだが。。。そう、この作家自信の魅力でひっぱっている。でもでも、作家自身の魅力でひっぱろうとして、たいして魅力的じゃないひとがたくさんいる。 すっかり好きになってしまった。

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    投稿日: 2009.02.27
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    「俺は沖で待つ  小さな船でおまえがやってくるのを  俺は大船だ  なにも怖くないぞ」 まずこの詩がおもしろすぎたし、「大船かよ」っていう及川の突っ込みもおもしろすぎたし、何より「同期」という言葉の響きが不思議で、何度か読み返してしまった。おもしろい、すごい、と思いながら読んでいるとあっという間。 ユーモアというか、日常会話の妙というものを心得ている人だなぁと思う。

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    投稿日: 2009.02.26
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    あたしの事、いつ見てたの?! って思う女性が少なくないはず。 なんだかあまりに手に取るようにわかりすぎて 胃痛を通り越して背中が痛くなった(笑) 同世代の私はうんざりする思い出を掘り起こされて げんなりしたり、鼻先で笑ったり・・・ 決してキライな話じゃない。 でもなあ・・・短編すぎるよー(笑) じゃなかったらあと数篇付録が欲しい。

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    投稿日: 2009.02.24
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    はじめての会社の同期は性別をこえた絆でつながってるかもしれない。 そんな同期が死んだとき、果たさなければいけない約束があった。 短編「勤労感謝の日」「みなみのしまのぶんたろう」(ぜんぶひらがなで読みにくい)を併録。 きもちのいい本だった。 さとこ

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    投稿日: 2009.02.22