
総合評価
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
【あらすじ】 犬と人間は言葉はかわせない。けれど巡り会うとかけがえのない“家族”になる。余命数ヶ月を宣告された愛犬と夫婦との最後の時間を描く、渾身の中編など、涙なしには読めない七つの物語。 『今この瞬間、日本中の、いや世界中のいたるところで辛い闘病生活を送っている犬が、人にむごい仕打ちをされている犬が、死にかけている犬が、愛する犬のために涙を流している人がいるのだ。』 『カータを迎えた時から、自分より先にカータが逝くことはわかっていたのだ。ならば、失うことを嘆き悲しむより、カータと一緒にいる1分1秒を大切に思うほうがいい。逝くその瞬間まで、カータが幸せを噛みしめていられるよう心を砕く方がいい。』 【個人的な感想】 最後の「バーニーズ・マウンテン・ドッグ」の話で昨年の12月に亡くなった愛犬との別れを思い出して泣いた。 犬を飼っている人にも、飼っていない人にも読んで欲しい1冊です。
0投稿日: 2024.08.31
powered by ブクログとても良かったです。自分は犬が好きなんだと改めて思わせてくれたからです。 犬を飼うとなったら、その犬種の特性をしっかり理解しておくことがものすごく大切なんだと痛感しました。 わからないところは、調べながら読み進められてとても楽しく読めました。 ジャーマンシェパードやバーニーズマウンテンドッグには惚れ込んでしまいました。特に好きになったのはボルゾイです。気高く高貴。プライドが高いところはあるが、本作でもあったように飼い主をイジメから守るという優しさも兼ね備えている。動画で何度もみてしまいました。 特に感動した話は、やはり最後のバーニーズマウンテンドッグのカータの話です。組織球性肉腫、いわゆる血液の癌。死因は異なりますが、去年亡くなった愛犬と重なり、目頭が熱くなるどころの騒ぎではありませんでした。ボロボロと泣きました。 馳さんの犬に対する愛が伝わってくるような作品でした。 読めてとても良かったです。
0投稿日: 2024.07.10
powered by ブクログ昔、内藤陳という「本読み」の芸人さんがいて、新宿で「深夜プラス1」という飲み屋さんをやっていらっしゃったということを、東京になんか何年も行ったことがなかった田舎者の学生はあこがれていました。 その酒場でバイトしていた学生さんが作家になった。そんな噂を聞いたのはもう何十年も昔のことですが、次々とヒット作をお書きになるのを遠くから伺うだけで、手が出なかったのは何故でしょうね。 その馳星周さんの作品を始めて読みました。「犬」の話でした。一作一作、犬好きの本領発揮といった趣で「うまいものだ」と感心しながら読み終えました。 まあ、どうでもいいことですが、昔、西村寿行という犬好き作家がいたなとか、猫の話だとこうはならないんですよねとか。そんなふうに、書き手にはそんな意図は毛頭ないのでしょうが、他の動物のことや、30年以上も前のおもいでをうろうろさせるところが面白いなあと思った次第です。 ブログにも書きました。覗いていただけると嬉しいですね。 https://plaza.rakuten.co.jp/simakumakun/diary/202107180000/
4投稿日: 2021.10.03
powered by ブクログ犬を飼っている人には、それぞれに犬と共に送る人生があって、それぞれに絆がある。その内の7つをみることができた気がしました。 改めて「犬」という動物は、私たち人間にとって身近にいる存在だなって思い、私もかつて飼っていた3匹の犬を思い出しました。 切ない話、温かい話、どれも興味深く、そして短い話なのに、登場人物たちの想いがビッシリ詰まっていて、伝わってくるものがたくさんありました。
6投稿日: 2021.01.13
powered by ブクログ犬は人間の魂の伴侶であり、そんな犬と人間との絆を描いた7頭の犬の短編7話。「柴」動物保護団体のボランティアに参加し、3.11の震災後飼い主からはぐれ取り残された犬や猫を保護する。そんななか、被災した母親の飼い犬だった柴犬の風太と再開に涙が出そうになった。「シェパード」犬が苦手な愛(めぐむ)が趣味の登山中、シェパードのメグを連れた川久保と出会う。名前が同じ犬と川久保に惹かれる愛、ちょっとできすぎだけど心温まる。「バーデーズ」この話は著者のエッセイ「走ろうぜマージ」の小説化。別れは覚悟しつつ悲しい話だ。
0投稿日: 2020.12.30
powered by ブクログ馳星周さんの作品初読。直木賞作品からの犬繋がりで手に取ってみた。犬を飼ったことのない私にはたぶん作品の良さが十分には実感出来ていない気がする。
1投稿日: 2020.09.21
powered by ブクログ馳星周 著「ソウルメイト」、2013.6発行。ソウルメイト=魂の伴侶 ①チワワ、末期癌の妻を癒やすルビイ ②ボルゾイ、悪い4人組から悠人を守る ③柴、3.11福島から野に放たれ9ヶ月、母の肌着の臭いで戻ってくる ④コーギー、虐待され続け捨てられたコーギーに「愛情」で心を開かせた真波 ⑤シェパード、リタイアした警察犬のプライドと優しさ ⑥ジャック・ラッセル・テリア、子供がテリアのボスになるまでの訓練 ⑦バーニーズ・マウンテン・ドッグ、短命な犬種、癌で8歳で天国に。ただ涙。どの話も心に響く話です!
3投稿日: 2020.07.20
powered by ブクログこれまで知ってた馳星周のイメージ皆無の短編集。 暴力なし、グロなし、やるせないラストなし。 こんなのも書けるのね、って感じ。 良くも悪くも想像裏切られたけど、読みやすいし悪くはない。ただ、想像裏切られるほどよい、ってほどでもない。
0投稿日: 2020.03.08
powered by ブクログ馳星周氏と言えばノワール小説のイメージしかなかったのですが、この本がテレビで紹介されていたのを見て興味を持って手に取ってみました。犬が大好きでそのために軽井沢に引っ越し、まさしくソウルメイトを看取り、現在も犬と暮らす彼が愛情いっぱいに7つの犬との物語を綴っています。特に震災後の話となる「柴」や、彼の愛情と悲痛な叫びが響いてくる「バーニーズ・マウンテン・ドッグ」は涙をぼろぼろこぼしながらの読書となりました。犬たちがどんなに人間を愛し寄り添ってくれているかがこの本から痛いほど伝わってきました。
0投稿日: 2019.06.14
powered by ブクログ犬を飼っていなければ読まなかった本。犬も人間と一緒でいろんな種類があり、それぞれの特徴というのか傾向というのかがある。何が良くて何が悪いというのは無い。好むか好まないかはあるだろう。そんなもんだ。犬畜生などと言う時の犬はどんな犬なんだろう。
0投稿日: 2018.06.16
powered by ブクログ短編集で、それぞれのタイトルには犬種が冠されています。 どれも犬を愛する人間には頷けてたまらない要素が満載なのですが、あくまでリアルな質感であって、ドラマチックに仕立てている感じはありません。そのぶん感情を揺さぶる読み応えは薄いかもしれません。 ただ、最後の「バーニーズ・マウンテン・ドッグ」だけは、涙腺崩壊を免れない。これだけが特別になにかを狙って書かれているわけではなく、あくまでリアル。テーマの問題なんです。犬と共に暮らしている人間ならば避けられない絶望です。 いつかくるその日だからこそ、ソウルメイトと一緒にいられる1日1日、1分1秒を大切にしなくてはいけないと思い知ります。平穏な毎日はそれを忘れがちにするけど、この読後感を常に頭の片隅に置かなくちゃいけない。
0投稿日: 2018.02.18
powered by ブクログ愛犬との暮らしが教えてくれる、今を大切に生きることの素晴らしさ。チワワ、ボルゾイ、柴犬、コーギー、シェパード、ジャックラッセル・テリア、バーニーズ・マウンテンドック…それぞれの種類の犬が主人公となった、7つの物語をまとめた短篇集です。 題名となった「ソウルメイト=魂の伴侶」のとおり、愛犬と家族の絆の物語。どれも心に響く物語となっています。
0投稿日: 2018.01.04
powered by ブクログだめだー 会社の昼休みに読むものではない。 号泣してしまった 犬を通じてさまざまな人間の日常を描き出すオムニバス。 読んでいて、初めは犬好きが喜ぶファンタジーのように思えた。 どの短編にも犬と、犬を愛し理解する人々が登場する。そして彼らは(往々にして人間関係にはどこか問題を抱えているが)犬との深い絆がある。 普通そんなに犬のこと理解して対応できる人いないよ、というのがひとつ。 それから登場する皆さんがあまりにわかりやすく人間関係には問題を抱えているので、そういう人がそこまで犬と完璧な関係を築けるかね?というのがもうひとつ。 そんなわけで、これは著者の犬好きが高じて書いたある意味ファンタジーなのかな、という印象を持って最初は読んでいた。 本としてはほんのり心暖まるストーリーが多く、犬の描写もさすがと思わせるものがあり、もともとハードボイルドなイメージが強い著者だったので面白いと思った。 しかしこの本が秀逸なのは最終章だった。 それまでの「ファンタジー」から一転して、著者のおそらく実体験にもとづく「愛犬との別れ」が描かれている。 そしてそれはあまりに美しく、哀しく描かれているのだ。 ネタバレになってしまうかもしれないが、最後の最後でこちらまで哀しみにうちのめされ、涙が止まらなくなる。 どんなに楽しい思い出があっても、後悔があっても、最後にいなくなってしまう時はただ同じ。悲しくて、さみしくてしかたがない。どうしようもないのだ。 それを著者はなんの美化をすることもなく淡々と記した。 犬に限らず、同じ経験をしたことがある人はすごく理解できるだろうと思う。最後を読んだときに、ああ、この人はやっぱり不夜城を書いた人だなと、ある意味納得してしまった。 ああ、自分の文章力がなくて上手く伝えられないのがもどかしい。だから、ぜひ読んでほしい。特に犬好きな人はぜひ。
0投稿日: 2017.05.11
powered by ブクログ犬ものの最高傑作 泣けた- 近所のピザ屋で読んでて泣きそうになった 危なかったー ピザ屋で読むの注意 犬もの反則だよね 全ての愛犬家必読 いやー泣けた
1投稿日: 2017.01.14
powered by ブクログ丁寧に、良い話。 でも、私にはまだ辛くて読めなかった。 たぶん号泣してしまう。(ワンコ飼ってたので)
0投稿日: 2017.01.04
powered by ブクログ様々な犬種の犬たちと人間との絆を描いた短編集。先に2の方を読んだので、1も。 ボルゾイのレイラ、柴の風太、バーニーズのカータの話がよかった。 作者の馳星周さんはバーニーズがよっぽど好きなんだろうなぁと思ったら、実際に飼っていて、カータの話は自身の体験をもとに書いたものだと知った。愛犬との別れは必ず来るものだけど、少しでも長く一緒にいたい気持ちとこれ以上病に苦しむ姿を見たくない、苦しませたくないという気持ちが痛いほどわかって、つらかった。ラストにはやっぱり号泣。2の方が最後に少し救いを感じられる終わり方だったので、こちらは★3で。 これからも愛犬を大切にしようと改めて思った。うちの子になってよかったと思ってくれるように。
1投稿日: 2016.02.17
powered by ブクログはじめから、泣きそうになって、 通勤には向かない本でした。 犬ものには弱い人は要注意です。 でもきゅんとするエピソードも含まれていて、ほっこり。 背景描写がとても美しい小説でした。
1投稿日: 2015.10.16
powered by ブクログ7つの犬種別 短編集。 ”犬は人間の魂の伴侶(ソウルメイト)” 愛犬と愛猫を撫でながら 極上の読書タイムを満喫しました。 最後の「バーニーズ・マウンテン・ドッグ」は号泣。
0投稿日: 2015.10.14愛犬への愛情
馳星周さんといえば闇社会を題材にした作品が多い作家ですが、 この作品は全くその要素がなくて、人と愛犬との関係を 愛情を持って書いているのが伝わってきます。 この作品を読むと愛犬と家族、人との関係がすごくわかります。 愛犬を買っている人もそうでない人も犬を愛する人、全員に 読んでいただきたい。 そんな作品です。
3投稿日: 2015.09.29
powered by ブクログ犬を飼うならちゃんと個々の個性をしっかり把握していることが大事だと改めて気づかされた一冊。 馳さんのブログも欠かさず見ているので、最後のお話は涙なしでは読めませんでした。
0投稿日: 2015.03.09
powered by ブクログわんこ好きによるわんこへの愛に満ちた小説。こういうのを読むと、いいなあ犬を飼いたいなあと思ってしまう。
0投稿日: 2014.09.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
泣きました。犬の話は涙なしにはムリだわ。心を覆う鎧がバラバラになって、魂が剥き出し、無防備になるから。 馳星周という作家はずっと前から知っていたが食わず嫌いで読んだことなかった。同郷で年も近いというのも、読まなかった理由のひとつだったのかもしれない。 朝、公園をランニングすると何匹の犬たちとすれ違う。飼い主と犬は表情だったり雰囲気が似ていて微笑ましい。朝から、心まで美味しい空気に満たされるのだ。 今のマンションで犬を飼うことは禁止されているので、この本を読んで、余計に犬が愛おしくなる。
0投稿日: 2014.07.21
powered by ブクログ犬種ごとに綴られた短編7編。 あたし自身はイヌ好きではないのでここまでの思い入れはないが、一緒に生活し、文句を言うでもなく、注いだ以上の愛情を返してくれるものらしい、そんなイヌとの生活が垣間見えた気がした。 本当に心の支えになるんだろうなあ。 自分より先に死んでしまうので、そこをうまく受け入れられないとキツイかも。
0投稿日: 2014.03.27
powered by ブクログ反則だよ。表紙が犬でタイトルが「ソウルメイト」。犬好きには抗しきれんでしょ。 馳星周だと犬を蹴転ばすような話かと思ったが、いたって穏やかな話が並ぶ。 犬と人との交流を通して人を描いているんだろうけれど、その前の前提として、「犬を飼う」ということはどういうことか、これが全編に通じるテーマのようだ。
1投稿日: 2013.12.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読むんじゃなかった、、、。 暗黒小説を書く馳星周の犬小説 ・僕は10年から15年ぐらいしか生きられないんだよ。だから、ちょっとでも家族と離れているのは辛くてしょうがなないんだ。ぼくを飼う前に、そのこと、考えてみてよね。 ・父ちゃんがなにをして欲しがってるのか、ぼくがわかるようになるまでは忍耐が必要だよ。 ・ぼくのこと信頼してよ。ぼくが幸せでいるためには、みんなの信頼が必要なんだから。 ・長い時間怒られたり、罰だっていって閉じ込められたりするのはごめんだよ。みんなには仕事だとか遊びだとか友達がいるでしょ?でも、ぼくには家族しかいなんだよ。 ・いっぱい話しかけてよ。人間の言葉はわからないけど、話しかけられてるんだってことはわかるんだ。 ・ぼくにどんなことをしたか、ぼくはずっと覚えてるんだからね。 ・ぼくをぶつ前に思い出してよ。ぼくはみんなの骨を簡単に噛み砕けるんだよ。でも、ぼく、絶対にそんなことしないでしょ? ・言うことを聞かないだとか、頑固になったとか、最近怠けてばかりだとか言って叱る前に、ちょっと考えてよ。食事が合ってなかったのかも。暑い中ずっと外にいて体調が悪くなったのかも。年をとって心臓が弱くなってるのかも。ぼくの変化にはなにかしら意味があるんだから。 ・ぼくが年をとってもちゃんと面倒見てね。みんなもいつか年をとるんだからさ。 ・ぼくの嫌なところに行くときは、お願いだから一緒にいてよ。見てるのが辛いとか、見えないところでやってとか、そういうことは言わないでよ。そばにいてくれるだけでいろんなこと、頑張れるようになるんだ。愛してるよ。それを忘れないでね。 馳星周訳版の犬の十戒で始まる チワワ、ボルゾイ、柴、ウェルシュ・コーギー・ペンブローク、ジャーマン・シェパード・ドッグ、ジャック・ラッセル・テリア、バーニーズ・マウンテン・ドッグ7犬種と人よりも犬を愛する人たちの物語 妻、恋人よりも正直な気持ちを犬に表してしまう主人公たちは暗黒の世界に生きているかもしれない 写真が馳星周と明記されてるので、表紙のワンコは愛犬ちゃんだと思われる そして、「ワルテルとソーラとアイセと小説家」http://walterb.blog103.fc2.com/ をみると親馬鹿の様子が垣間みれる
0投稿日: 2013.12.27
powered by ブクログ犬を通じて、家族の絆や子供の成長などを描いた7つの短編集です。 実は、馳さんが飼っているワンコと我が家のワンコは出身犬舎が一緒で、犬舎が主催する集まりやドッグショーで馳さんご夫妻とはご一緒したことがあります。 他の皆さんがおっしゃっているとおり、不夜城の馳さんのイメージとはかけ離れたかなりの愛犬家さんで、奥様も気さくでとてもステキなご夫婦でした。 愛犬の死、というテーマだけで条件反射的に泣けてくるのに「バーニーズ」のモデルになった1頭ワルテルとは会ったことがあるし、我が家のバニが小説に登場するバニと同じ8歳ということもあって、この章はかなり感情移入してしまいました。 夫は、わざわざ悲しい思いはしたくない、と頑なに読むのを拒みましたが(「バーニーズ」以外の章は読んでた・笑)私自身は読んで後悔はしていません。 たしかに、悲しいを通り越して恐怖を覚えましたが、それが現実なんだと実感したし、心構えはするべきだし。 でもそれよりもこの本に、犬が恐れていることは死への恐怖ではなく家族と離れることだと教えてもらって、だったら最後の瞬間まで私には出来ることがあると思えたことはとてもよかったです。 それでも・・・いつか迎えなければならないその日を考えると現実には恐ろしくて思考停止してしまいますが(涙) 「バーニーズ」以外の章でも、馳さんの犬への深い愛情を感じてほっこり。 その反面、飼い主達は崩壊気味な家族が多く登場し、TVで人間嫌いとおっしゃってたのを思い出し笑ってしまいました。。
1投稿日: 2013.12.23
powered by ブクログタイトルから魂で繋がれた義兄弟が歌舞伎町で大暴れするような内容を想像してたんだけど、全然違って感動系の犬の話だった。短篇集なんだけど、いつどこでバイオレンス炸裂な短編が出てくるかと思うと油断はできない。ボルゾイ出てきた時は愚鈍な人間どもを狂ったボルゾイが殺戮するストーリーを予想したけど全然違った。だがまだわからんぞ。いつ猟犬やらが出てくるか。。。。などと考えながら読んだけど、結局そういう展開は無かった。どれもちょっと傷ついたようなうまく生きられないような人達が犬達に少し癒やされたり一緒に泣いたり笑ったりするような、素敵な話が多かった。犬と暮らしてみたくなったけど、この本で何度か描かれた別離も必ず待ってると思うと簡単には踏み出せないな。谷口ジローの「犬を飼う」を思い出す。
0投稿日: 2013.12.13
powered by ブクログ最初は犬を失う人たちの悲しい話ばかりだと思い込み、最後まで読めないだろうと思っていたら、それは思い違いでした。悲しい経験だけでなく、犬との絆だったり、犬と共に暮らす喜びだったり、あまり悲しさを突き詰め過ぎないお話でした。著者も長い間犬と生活をしていると聞き納得です。
0投稿日: 2013.11.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「魂の伴侶」ソウルメイト 犬と人間の7つの短編集です。 好きだったのは、離れて暮らす父親の元に、暴れん坊のジャックラッセルテリアのボスとなるためにひと夏を過ごす少年のお話。 そして最後のバーニーズマウンテンドッグ、不治の病に冒された飼い犬を看取る夫婦のお話です。 そうか、言葉を持つ人間同士より言葉を介さない犬が人間の心をを理解してくれるのか~。 たくさんの犬のこころが見えてくるような短編集でした。
0投稿日: 2013.11.06
powered by ブクログ泣かせようって感じで逆に泣けませんでした。あと登場する犬は好きなんだけど登場する人間たちがあんまり好きなタイプじゃなかったです。けどまぁなんだかんだで読み終わりました。
0投稿日: 2013.11.01
powered by ブクログワンちゃん好きな人はぜひ読んでみて欲しいですね。ワンちゃんの寿命は、短いですよね。別の本に書いてありましたが人間の目を見て、目だけで通じるのは犬だけらしいです。
0投稿日: 2013.10.07
powered by ブクログ沢山の人が読んで泣いたと書いてあったけれど泣けなかったのは愛情が足りないせいでしょうか? 最後の章は泣いてしまったけれど‥
0投稿日: 2013.09.29
powered by ブクログ馳星周なんだけど、むしろ石田衣良のイメージのような…いい意味でセンチメンタルで、情緒的。 本当に本当に犬を愛してるんだなあ…と分かる。
0投稿日: 2013.09.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ソウルメイト。いい言葉だなあ。動物と共に人生を過ごすという事は、まさにそういう事なのかもしれない。言葉で通じあう事の出来ないもの同士が心で通じ合うのだから。私もいつか訪れるわが家の犬との別れの瞬間を思うと今から胸が締めつけられる。でもその最期をきちんと看取ってあげたいと切に願う。この本には色んな犬種の犬が登場する。この本を読んだ事で、犬にはそれぞれ犬種の個性がある事を知り、犬を飼うのではなく、犬という家族を迎えるという気持ちの飼い主が増えるといいなあ。
0投稿日: 2013.08.31
powered by ブクログ犬好きなら必読か? 魂の伴侶(ソウルメイト)である犬のお話し7編。 自分も犬との別れを経験していますが、自身嗚咽交じりの別れとなったのを思い出しました…いや~辛かったなぁ…。
0投稿日: 2013.08.24
powered by ブクログテレビで紹介されていて気になっていました。 見た目で選んではいけないこと、特に最初の詩には考えさせられた。 今は「飼う」より「買う」ことが多いのかな・・・
0投稿日: 2013.08.14
powered by ブクログ冒頭の犬の十戒を見て、泣けるのを確信しましたが、意外とほのぼのしてて楽しく読めました。犬種がタイトルになった短編集です。離れて暮らす父と息子を描いた「ジャックラッセルテリア」が好きでした。そして最後の「バーニーズマウンテンドッグ」はご自身の体験を元に書かれたそうです。これはかなり読むのが辛かったです。 でも犬好きの方は必読の短編集ですね。
0投稿日: 2013.07.31
powered by ブクログ短編集。著者の実体験がもとになっているという最終話には涙があふれた。犬というのは人間のパートナーとして、他の生き物とは異なる特別な生き物なのだな、と、あらためて思った。それを重すぎる、と感じる人がいても仕方のないことだろう。うちの犬は笑っているかな・・・
0投稿日: 2013.07.29
powered by ブクログ犬の不思議な力。また久しぶりに犬を飼いたくなった。犬好きの人にオススメ。 犬種の異なる短編になっていて、読みやすい。
0投稿日: 2013.07.26
powered by ブクログペットロスを経験された方にとって見るに耐えない物語やドキュメント番組などが多数ある昨今、こういったジャンルを敬遠される方も多いかもしれません。 経験者の私もそうでしたが、勇気をふり絞り手にとって見ました。 「これは大丈夫!!馳インチャ(ファン)ならば絶対読んでほしい。」 311以降原発に関する作品が少なくない先生ですがレガシーな馳星周ビヘイビアが戻ってきた!と感じた一冊! とはいえギラギラ、胸の奥のチクチク感は無いのでご安心ください。 心の温まる情感にあふれた素晴らしい作品です。 アニモ!ワルテル! (ANIMO, Vamos Walter!!)
0投稿日: 2013.07.25
powered by ブクログ鬱で小説が読めない日々だったがこれは一気に読んでしまった。おかげで睡眠不足だ。余命幾許もない愛犬の為に軽井沢に引っ越した作者だから書けるんだろうなと斜に見てしまうが、まあ判っているのは自分の王子を大事にしようって事だ。
0投稿日: 2013.06.28
powered by ブクログイヌとヒトの関わりの深さを改めて考えさせられた。 とはいえ、決して小難しいわけでなく、心にすーっと入ってくる。 言葉が交わせないから、“相手”を深く考える、想う。 純粋で強い絆に心が揺さぶられた。 魂のふれあいの小説。
1投稿日: 2013.06.04
