
総合評価
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
世界の古典なんてもう何年ぶりに読んだかわかりません。 なにかの書評を読んで読みたくなりました。。 奔放な年上の少女、ジナイーダに恋をする主人公。 初恋はどこまでもまっすぐで真剣で情熱的で、まさに彼女に身も心もささげます。 そんな彼に対し、女王のように奔放に振舞う彼女ですが、ジナイーダ自身も後半思いもかけず恋をしてしまいます。 今まで彼らに求めてきた自己犠牲を、今度は彼女が恋する相手に・・・ そして、主人公も彼女も、彼女が愛したお相手も、その恋のために崩れてゆくのです・・・ 恋は甘く切ないだけでなく、苦くて痛い憂い伴うもの、そう思わせる作品でした。 ここまで情熱的な登場人物が出てくる作品は現代小説では少ない気がします。今書くと陳腐になりそうで難しそうだし。 嵐が丘とかジェーンエアとか昔好きだったな・・・再読したくなりました。
0投稿日: 2012.10.18
powered by ブクログまさにツルゲーネフ的、おちついた作品。それぞれ人物を丁寧に書くので、作者の上から目線な態度が、「父と子」同様に文章から読み取れてしまう。別に読み取りたくはないのだが。
0投稿日: 2012.10.01
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どうも、ピンとこなかった。 タイトルからして初々しい、しかし物悲しい話を想像していたので、読み始めて驚いたのだが、そのことに「?」と思ったのではない。 以下、ネタバレを含むので注意。 私のわからないな、と思ったことは二つ。 1、主人公はどうして、父親のことを憎んだり、軽蔑したりする気持ちにならなかったのか 2、ジナイーダはいくら魅力的で聡明だとしても、なんだかんだ言ってまだ21歳ではないか。それなのに、どうして取り巻きの男たちは彼女を崇拝ばかりしていたのか 2の方に関しては私自身、疑問としてちょっと弱いな、そうとばかり言えないな、と思うのだけど、1の方は考えてみてもよくわからない。 家族環境や時代背景なども大きく関係するかもしれないが、自分の思い人と父親が逢引をして、ましてや鞭打ったりする場面を目撃して、果たして父親に反感や軽蔑を抱かないことがあるだろうか・・・。 そして2の方。主人公が年上に令嬢に惹かれ、彼女のためなら何でもすると思う気持ちはとてもよくわかるし、彼が彼女のために高い場所から飛び降りてしまうところなどは、その感情がよく出ているなぁ、と思った。 しかし、私はどうしてその他取り巻き連中まで、彼女の言いなりになりっぱなしなのか、どうにもよくわからない。 いや、なりっぱなしならなりっぱなしでもいいのだけど、それならそれで年下の彼女に従う心理を、ちらっとでも描写してほしかったのである。私はそこを納得したいと思っていたのに結局納得できず、どうにももやもやしてしまった。 また、終わり方もかなりあっけなくて、えっ、という気がしてしまった。とにかく、最初から最後まで消化不良で、いまだにどうももやもやしている。
0投稿日: 2012.09.17
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きれいな印象ですが、物足らない感がすごい・・・。 魅力的な人物がいないので、どこに感情移入すればいいのかが難しかったです。 主人公は物語を客観的に見せるためのカメラのような存在だし、ジナイーダも父親もそんなに気になるような人物でもない・・・。 その内再挑戦してこの作品の良さを発見したいと思います。
0投稿日: 2012.06.13
powered by ブクログ2012.5.26 とてもよかった。ストーリー自体は複雑なものではなく、ありふれたことなのだが、心情描写の表現力、文章力によってとても引き込まれる内容となっていた。 はっとさせられる部分も多く、感激した。 80p14章冒頭部分がとても気に入った。
0投稿日: 2012.05.27
powered by ブクログツルゲーネフの有名な作品。 きっと学生の頃の、初恋に苦しんだ頃に読めば、涙がでるほど感動したことだろうと思う。 主人公の内面の狂おしいほどの動揺の描写はとてもとても共感できます。 そして、最後の「あのもう元には戻らない」という突然の喪失に対する感覚も。
0投稿日: 2012.04.05
powered by ブクログ題名からは想像もできないくらい凄まじい話だった。齢16にして、こんな経験をした少年のその後は平穏だったのだろうか。憂愁を感じさせる時代背景は美しくて好きですね。
0投稿日: 2012.03.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
嫁が昔読んだとかで家にあったので読んでみた。 昔チェーホフの作品を同じ訳者で読んだ時は非常に読みやすかったように 思ったのですがはつ恋は少し読みづらかった印象。 とはいえ130ページほどの本なのですんなり読めます。 内容に関する予備知識は全く無い状況で読み始めましたが 結構予想できない展開に惹き付けられました。 あらすじを簡単にまとめれば内容はほんの少ししかないし 非常に詰まらん内容だと思うのですが そこは文豪ツルゲーネフの尋常じゃない表現力により 名作と仕上がっております。 「はつ恋」という誰しもが味わったことのある 甘酸っぱい経験をこんな風にも表現できるんだなぁと 少し感心してしまいました。
0投稿日: 2012.03.05
powered by ブクログびっくりしすぎておもしろいかどうかもよくわからなくなった。こんなのありか。悲しすぎる。途中でわかるんだけど、最後まで信じられなかった。ウェルテルほどの感銘を受けなかったのはなぜだろうか。全体的にはかわいいところもあり好き。この時代の感じが良い。
0投稿日: 2012.02.20
powered by ブクログこんな昼ドラちっくな話だったのか。 いや、萌えましたけどw ツルゲーネフの哲人らしさはあまり感じられなかったかな。 他の作品も読んでみよう。
0投稿日: 2011.12.26
powered by ブクログこういう純文学っていう本にしては読みやすかった。潮時を見て引き揚げること、網を破って抜け出すこと これがすごく身にしみた。
0投稿日: 2011.12.19
powered by ブクログ年上の令嬢ジナイーダに生れて初めての恋をした16歳のウラジミール深い憂愁を漂わせて語られる、青春時代の甘美な恋の追憶>amazon抜粋 現代人が思うに、16歳という高校生年代で、これほどの「精神的葛藤・感情の相克」が起こるのかという疑問。 しかしその考えは「短絡的」というものだろう。 この作品は近代文学であり・・しかも「ロシア」という国が舞台なのである。 ロシア文学といえば、病的なまでに感情的起伏が激しい作品が多い(いっても他にドストエフスキー・トルストイしか読んだことはないが・・) これこそ文学の真骨頂であり、読者の内面を揺さぶる手法なのである。 本作も多聞に漏れない。
0投稿日: 2011.12.13
powered by ブクログ十九世紀のロシア文学は静かな深い憂愁を特質としているということだが、確かに。深いというか痛い。ヨーロッパの文学も含めてこの時代の小説の登場人物たちはとても激情家で、そこまで自分の気持ちを余すことなく曝け出すことができるのかというくらいの立ち回りに惹き込まれる。最後にはヒロインが死んでしまうものも多くて、しかもそれが実に淡々と告げられたりしていたり、なんだかやりきれない方向に行くことが多いけれど、なんか悲しいと美しいの感情が混同した読後感をもつことが多いです。
3投稿日: 2011.12.01
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ロシア文学らしい穏やかで深い憂愁が漂う作品。ツルゲーネフの自伝的小説であり、自己を哲学的に顧み、それを哀愁溢れる抒情灼かな文体に仕上げる所に、筆者の非凡な才能や詩的人生観を強く感じ入る。
0投稿日: 2011.11.21
powered by ブクログ置いてけぼりにされる少年の話 勝手に信じていたものに、裏切られたと勝手に思い込み 一人で勝手に傷ついているといえばまあそうなんだが それでもなお青春を自分のなかで美化しようとするものだから そこから後にも先にも進めないというか… 家庭内に世間体を持ち込んだ人々のもたらす災難かもしれない
0投稿日: 2011.10.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
16歳の少年の甘美で妖しい、そして痛みを伴った初恋。 ロシア文学独特の色があるなーと思った。 寝ても覚めてもまるで崇めるように思い続けた女性と実父の関係。 うーん。。せつない! だって後悔や後ろひかれる想いの残る恋は一生ものだもの。
0投稿日: 2011.10.02
powered by ブクログあらすじを知っていると、メイン展開が気になってしまっていつになったらそのストーリーに入るのだろう…と本文に集中出来なかったり。もっと禁断の恋っぽいのかと思っていた。 でもこんなに誰かを好きになったこと、あるかなあ。好きになるってどんなことでしょう。全てを捧げるほどの恋がしてみたい。 ちょっと腕を鞭打つところは理解出来なかった。ジーナに対する焦がれる気持ちは、共感できるというか、応援したかった。ジーナが好意を寄せてくれる人に酷くするのも弄ぶのも、分かるっていうか、あるよなあって思ってしまう。
0投稿日: 2011.08.13
powered by ブクログ16歳の青年主人公は、初めて恋に落ちた少女のもとに通う自分の父親を目撃する・・・。 現代でもなかなかショッキングなシチュエーションにおいて、主人公の受けた痛手は・・・。
0投稿日: 2011.08.06
powered by ブクログジナイーダを崇拝する男たちとそこにひょんなことから現れ、彼女に恋をしたウラジーミル。 ずっと勉強ばかりで真面目なウラジーミルから見るとめいいっぱい今を謳歌しているジナイーダたちに混乱しながらも、彼女に惹かれ、彼女がいなければ何も手に付かない日々。これこそ恋をしている感覚。 しかしジナイーダには想いを寄せる相手がいた。それはウラジーミルの父。そうと知ったウラジーミルは……。切なくて辛い、お話。 そしてジナイーダがなかなか自由奔放過ぎる。
0投稿日: 2011.07.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ゲーテの『若きウェルテルの悩み』を思い出させる。しかし、それよりももっと倒錯的なエロティシズムをジナイーダ嬢からは感じた。主人公がかなり父の権力下にあって、その父権的なイマージュが物語を貫いている。(2011/07/10読了)
0投稿日: 2011.07.11
powered by ブクログあまり印象に残らなくて、本棚に登録するのを忘れていた・・・ 恋って、こんなものだったかしら。 切ないなぁ。 でも、私は同じ女性として、ジナイーダの行動が許せない。 好意を寄せる男性たちをもてあそんでおいて 自分だけが幸せになれる訳がない。 不快感が先に立って、話に入っていけなかった。 物語りとして割り切れない私は、まだ未熟なのかな。
3投稿日: 2011.07.06
powered by ブクログ年上の女性ジナイーダに対する16歳少年ウラジミールの恋の始まりから、その終わりまでを描いた小説。 ウラジミールの恋と、ジナイーダと父の恋は時をほぼ同じくして始まる。そして、ウラジミールは、神のように崇拝している初恋の女性が、一人の女性として他の男性に恋し不安定になる姿を、その相手にしか見せない特別な姿を目の当たりにしてしまう。切ない。
0投稿日: 2011.06.19
powered by ブクログ年上の令嬢ジナイーダに生れて初めての恋をした16歳のウラジミール深い憂愁を漂わせて語られる、青春時代の甘美な恋の追憶。
0投稿日: 2011.05.12
powered by ブクログ作者の真骨頂を見た。年上の女性へのはかない恋。淡い。恋敵がなんでそんなことに。淡い。読んだ当時、主人公男女二人の名前を心の中で反芻していた。こうやって人は大人になるのね。淡い。
0投稿日: 2011.05.08
powered by ブクログはつ恋についての語り合いにて、ひとりの人物が、 うまく説明できそうにないので、文章にしたためると言い出す。 そうして、文章化されたものが、物語の本筋。 16歳の少年は、近所に越してきた21歳の令嬢に恋をする。 21歳の令嬢には恋をする男たちがたくさんいたけれど、 実は、令嬢と少年の父とが出来ており、 それが発覚し、父と令嬢は引き離されるがその後も密会。 父は程なくして死に、令嬢は出産に失敗して死亡。 ちなみに子供の親は、父ではない。 令嬢は別の男性と結婚し、父は既に病死しているため。 物語の展開は少年が令嬢に恋をしていくこころの動きと、 令嬢が父に恋をし、その面影を持つ少年を放っておけず、 いとおしく感じてしまうというところにある。 おそらく令嬢は二人の間で揺れていたのではないか? たぶん、少年がいくらか若すぎたのだ。 父よりも先に少年は令嬢に会っている。 そうして、令嬢は少年の顔を気に入っている。 だが、少年は子供だった。そこに大人の父が現れた。 そうして、父はアプローチをしかける。 仮に少年が五年、いや、せめて、四年早く生まれていたら、 少年は父に負けなかったかもしれない。 だが、彼は子供過ぎた。全てはそこにあった。 だが、それにしては、彼はやはり子供過ぎるのだ。 もし、父親に奪われていたとしたら、16歳ならば、 父親に憎しみを抱くはずだ。屈折するはずだ。 それなのに、父親に憧れている。そういう意味で、主人公は、 屈折していないし、そのせいで、終盤は駆け足で終わっている。 そういう意味で、主人公はすこぶるファザコンだろう。 母親には冷めた目を浴びせているくせに、 父親は過剰に評価しているあたりもかなりのファザコン。 そうして、令嬢も実は大したことはないのだろう。 なぜならば、自分でそのように言っているからである。 もちろん、謙遜もあるだろうが、たぶん、大したことはないのだ。 しかし、恋しているがゆえに令嬢を実像よりも高く見ている。 父だってきっと大したことはない。 だが、ファザコンゆえにやはり高く見ている。 そういう実像との距離感、それこそが、恋だと言っているのかもしれない。 少年は父親に恋心に近い感情を抱いているのだから。 少年が父親に憎しみを抱かないのはきっと父親にも恋をしているからだ。 恋し合っている二人に恋をしている少年。 それが少年のはつ恋で、けれど、はつ恋のはつを平仮名にした理由。 それは、実は、「はつ」よりも、純粋な「恋」について、 描かれているのが本著だからなのでは?という感じがする。 以上。 とは言いつつも、この令嬢は素敵ですね。 ほかに出てくる女性が、二人の母親(どちらも問題あり)と、 老婆とかだから、とりわけ素敵に映じる。
0投稿日: 2011.04.21
powered by ブクログ主人公と同じように恋に苦しむ心境を味わった青少年はたくさんいるのではなかろうか。当然私もですけれども。その恋心の描写が事細かに詩的に表現されていてとても素晴らしいし、甘酸っぱさを思い出し恥ずかしくもある。読み終わった後は哀愁漂い切なくなった。小悪魔かつ魅力的な女性の周りを主人公と崇拝者が囲み、多くの愛を貰うのだけれども、女性は数ある選択肢の中から思いがけない恋の選択をする。作中にその理由は多く描かれていたし、一行でまとめられてもいたが女性の心理を理解するのが難しい。それもはつ恋だったのだろう
3投稿日: 2011.02.20
powered by ブクログ読んだことのない名作だったし、表紙が可愛かったので買った本。 でも、つまんなかったなぁぁぁ~。 面白かったのは最後の章だけ。 でも、言葉や文章はすごく好き。 わけのわからなさ、まわりくどさなどが。
0投稿日: 2011.02.02
powered by ブクログ主人公がジナイーダの一挙手一投足に振り回され、時には憎み、しかし笑顔を向けられただけでその感情は雲散霧消する。 すこし気恥ずかしくもあるものの、初恋のエッセンスがよく抽出されていると感じた。 ラストの詩がとてもよい。
0投稿日: 2011.01.13
powered by ブクログある夏の別荘地。ウラジミール青年は、生まれてはじめての恋をしていた。男たちを振り回し、足元にひれ伏させる、美しくて、気まぐれで、残酷な少女。何度もひどい目にあいながらも、はじめての恋に酔って、ささいなことに浮き沈み、夢想と悲嘆に明け暮れる日々。 けれど少女はやがて、恋をする。青年ではない誰かに。そうとはいわなくても、表情に、仕草ににじみ出るその事実を察したウラジミールは、悩み、嫉妬に苦しんで、けれど結局は彼女への思慕から逃れられない。 やがて、別荘を離れ、町へうつる日がやってくる。初恋の結末は…… なんだろう。甘酸っぱいというか、むしろしょっぱい。(そんな感想!?) 相手の女の子がまた、なんでこんな女に惚れるのかと思うような性悪女で、正直「えー……」と思いながら読んでたんですけど、後半になって、ちょっと印象が変わりました。かわいいかもしんない。はっ、これが恋する乙女パワー!? そして後半、苦いです。すごく苦い。 愚かしくもういういしい青年の恋に共感できるかどうかが、この小説を楽しめるかどうかの鍵かなと思います。そういう意味ではわたしはあまりいい読み手ではなかったんですが、むしろ本筋よりも、主人公が父親に対して抱いている複雑な心情のほうが、読みでがあったなあと思いました。
0投稿日: 2011.01.05
powered by ブクログ思春期の少年の初恋を、一緒に経験したような気持ち。 男だったら、こんな初恋だったんだなぁ……。主人公と一緒になって、初めての気持ちに踊らされてしまった。 でも、一番印象に残っているのは、終盤。初恋の相手と少年の父の場面。 少年の父という存在がいたからか、それとも彼女の様子に「女」を感じたからか…。それとも、両方か。 少年と同調して衝撃を受けたのか、私自身として衝撃を受けたのか、よくわからないです。
0投稿日: 2010.12.30
powered by ブクログジナイーダがすごすぎる。「誰が私にキスする権利を得るか☆」みたいなゲームを開催しちゃうところとか、ああ、手玉にとるってこういうことをいうのだなあ…と。 意外だったのが、ちょこちょこSM要素がはいっていること。ずっと男性に対してややサディスティックな態度をとっていたジナイーダが、○○(一応伏せる)に乗馬用の鞭で打たれるシーンが、一瞬で終わる文章なのだけどすごい。そこのシーンが1番、思い通りにならない初恋辛さや青春の儚さなどいろいろなものを鮮明に表わしていると思う。 しかし裏表紙の内容解説で、ジナイーダが最終的に心惹かれる人物を書く必要はあったのだろうか。古典的な名作で皆あらすじを知ってるんだから書いてもいいだろうと判断したのだろうか。少なくとも私は読む前に知りたくはなかった。そしたら主人公の、ジナイーダの思い人を考えるあまり疑心暗鬼に陥ってしまう気持ちももっと強烈に感じることができたかも知れないのに。
0投稿日: 2010.11.13
powered by ブクログすごく薄い本だけど、中はぎゅうっとしてる。 読み終わったあとは、息が白くなるほど世界がきんと冷えて静まり返った早朝な気分になって、 まだ頭はぼんやりするけど、とっても視界がきりっとして世界をすみずみまで見渡せそうな余韻がある本。 ソールの硬い靴の音が、ブロックの地面に響いて、それが建物に跳ね返ってかえってくるようなかんじ。
0投稿日: 2010.11.08
powered by ブクログ「自分を犠牲にすることを、快く感じる人もあるものだ」 私と同世代の人ならとっくに経験済みでしょう。 ある人によって、喜怒哀楽が入り乱れる体験。なにかがじわじわとまとわりついているのだけど、不愉快ではない不思議な現象。 過去の自分を観察されていたような表現がいくつも見つかります。 そのある人が、自分の父親と逢引きしているという衝撃。 小説の価値はやはり疑似体験です。この作品は人間が作る出来事の中で、最も多く起こることの予行練習場でしょう。
0投稿日: 2010.10.15
powered by ブクログすべてが完璧に思えるような女性に心の全てを奪われて、彼女の一挙動に感動を覚える幸福感。しかし女性もまた犠牲の人であり、奪われたいと願ってしまう。この絶望は深いがそれでいて甘美なものだ。終幕の二人の死と、語り手の老いの憂愁
0投稿日: 2010.10.08
powered by ブクログ19世紀、悲哀を描いたロシア文学… この叙情的な表現はどうも合わないみたいなんだけど… これが、中年になった主人公が自らの初恋を手帳に綴る、という設定であるのが中々面白かった。 冒頭部分より、主人公は独身だとわかるのも、全て読み終えてから効果的に沁みてくる。 この薄さだったから読めたものの、ああ!まるで…!と続くと中々読み進めるのが厳しいような…
0投稿日: 2010.09.25
powered by ブクログ意志なんだよ、自分の意志だよ。これは権力までも与えてくれる。自由よりもっと尊い権力をね。欲することができたら、自由にもなれるし、上に立つこともできるのだ。 私はコケットなのよ。人情なんかないわ。まあ、役者向きの水性なんだわ。 何ひとつ運命から求めてはいけない。今こそ、「思いっきり、心ゆくまで最後の生きをついて、そのまま死んでしまえばいいのだ」とそんな気持ちがした。
0投稿日: 2010.09.22
powered by ブクログエグい!!! 文章、ストーリー全てがエグい!! ザクザク突き刺さるドM御用達の小説間違いなし(笑)
0投稿日: 2010.08.28
powered by ブクログ少年がとある公爵令嬢に恋をしたが、彼女が恋をしたのは少年の父だった。 一つ一つの心理的描写がすごく染みてきて、ツルゲーネフの思想が全面におしだされている作品だと思う。
0投稿日: 2010.08.28
powered by ブクログ隣家に住む年上の公爵令嬢に恋してしまった少年のお話。 爽やかさよりも、甘酸っぱさよりも、恋に悶える苦しみが伝わってきます。 でも、初恋ってそういうものですよね。 そこに「何故」は存在せず、好きになってしまったものは好きなんです。 恋の行方がどうこうではなく、主人公の心情、恋した者の愚かさのための物語でしょう。
0投稿日: 2010.08.04
powered by ブクログページ数が少ないので気軽に読めるし、文章がとても分かりやすい。なんといっても、おもしろい! 青春のまっただなかにあってキラリと光る苦いはつ恋のお話。おすすめです。
0投稿日: 2010.07.27
powered by ブクログ【はつ恋】 ツルゲーネフ 16歳の夏、ヴラジミール・ペトローヴィチは両親と共に 彼らが借り入れた別荘に住んでいた。 彼は大学の入学準備をしていたが、勉強といってもろくにせず ゆっくりと構えていた。 特に最後の家庭教師と別れてからは、 誰一人彼を束縛するものはなく、彼は自由を謳歌し、 未来に対し、絶えず何かを心待ちにする反面、 見えない何かを畏怖し、見るもの聞くものに心を躍らせ 若者らしい湧き上がる生の感情が溢れていた。 ある日、隣の古びて手狭な家屋に貴族が越してきた。 その貴族はザセーキナ公爵夫人と言った。 公爵夫人には美しい娘がいた。 その娘はジナイーダと言った。 ジナイーダは気まぐれで自分勝手。 自由奔放に彼女を慕う男たちを振り回していた。 ヴラジミールも、初めて彼女を見た時から 恋に落ち、恋心を募らせていった。 ある日、ジナイーダの態度に変化があらわれた。 ヴラジミールはジナイーダが誰かに恋をしたコトに 気づき、その相手が自分の父親であるコトを知る。 ☆ 久しぶりに読みました。 人を盲目的に好きになる。損得勘定ではなく いや、それよりもむしろ、自分を犠牲にするコトを 逆に快く感じる場合もある。 何気ない一言で悩んだり、天にも昇る気持ちになったり。 ロシア文学になるのかな。。 読んでいて、ヴラジミールの気持ちはよく分かる。 国は違っても、恋する感情は万国共通なんだろうと そんなコトを思っちゃいました。
0投稿日: 2010.07.14
powered by ブクログ作品内容に不満はない。むしろ大好き。 しかし、裏に書いてあるあらすじの主人公の名前を出版社が間違えるのは如何なものかと。
0投稿日: 2010.07.09
powered by ブクログ海外の初恋はこんなかんじなんだろうな〜 ちょっとゲームっぽいかんじ。 姫な女の子と振り回される少年。 はたからみたら、しょうもないやりとりも 当人は夢中で、悩んで苦悩煩悩。ふふ! それにしても 私が最近読む本に出て来る女の人は皆揃いに揃って奔放すぎ。 しかも、ヒステリック。 ちょー感傷的で感情的。 気分屋。 しかし、こうやって文字にすると、自分にもある要素だなー。。。 読んでてこの人もう厭だなぁと思うのは、 実は自分の嫌な部分を象徴してるからかな なんて思いました。
0投稿日: 2010.06.15
powered by ブクログ初のロシア文学。 名前は覚えにくいし、なんだか回りくどい書き方(翻訳のせい?と言っては失礼だが、原文で読まない限り本当のニュアンスはどうしたって伝わらない)だし、今だからこそ読めるようになった類の本だと思う。 主人公はさておき(というのも私自身が女だからだが)、 ジナイーダがほんとうにほんとうに可愛い。いじらしい。 頭がいい娘なのだろう、その美しさと賢さでたくさんの青年を虜にする。 虜にしていることだって、彼女が気付いていないはずもない。 青年たちはそうと分かっていながら彼女に惹かれずにいられない。 そのことにすら、彼女はもちろん気付いている。 一枚上手なのだ。 けれど、ジナイーダは叶わぬ相手に恋をしてしまう。 青年たち相手にはとても賢く振る舞うのに何故、自分の恋の感情はうまく扱えないのか。 あぁ若いとはこういうことなんだなぁ。としみじみ思った。 そして、まだ若い自分自身の身の上をふと思って、どきどきしてしまう。 恋ってコントロールできない感情なのだ。 この物語で恋をしている人物はみな、そんな不器用な人たちばかり。 でも、それでも、恋の感情はとても美しく描かれる。 それも、この物語の魅力だ。 2010.5.31
0投稿日: 2010.06.02
powered by ブクログなぜこの本が薦められたのか、全然わからなかった。 時代の違いはすごく感じた。 この時代を感じろということなのか? 価値観が全く理解できない。
0投稿日: 2010.05.25
powered by ブクログ切なすぎて折々に読み返す。 西洋文学苦手だと思っていたのを覆した作品。 初読時が若ければ若いほどいいかも。 世代で感想が変わってくる。
0投稿日: 2010.05.08
powered by ブクログ自身の親子関係を映し出したツルゲーネフの名作。たまたま知り合った隣人の女性に恋をした主人公は彼女の元に足繁く通う。彼女が恋をしている、と気付いた彼は、他の彼女に言い寄る別の男に負けじと彼女と親密になろうとする。しかし、彼女が逢瀬を持っていたのは…。 恋愛における駆け引きを勉強できる本ですね。他は、何だろうか。。確かに予想外の展開があったが、具体的にこの本から他に導きだせたことはなかった。
0投稿日: 2010.04.19
powered by ブクログ衝撃の恋の結末。。。 トラウマになりそうな展開。 しかも、実話やったりする。 全然甘くない だけど、結構好き 学校の先生はあんまりって言うけど。。。
0投稿日: 2010.03.10
powered by ブクログ古典って初めて読みました。しかも海外。 主人公の心情は共感できて微笑ましかったです。本妻と愛人のどろどろの争いみたいなのがあるのかと思ったら、案外さっぱりしていました。 それにしてもジナイーダ、あの振る舞いで21歳とは。 難解な部分もなく読みやすかったです。
0投稿日: 2010.03.02
powered by ブクログ古典もたまには読まなきゃなーと。 ロシア文学は名前覚えられないし、 まわりくどいし暗いから苦手だけど、 これはなかなか好きだった。 ジナイーダ! わがままで、傲慢で、気まぐれで、残酷で、 なんて魅力的なんだ! 「愛しているなら飛び降りていらっしゃい」 ここのくだりが好き。 印象的なシーンはほかにもあるけど、 飛び降りちゃうよね、そんなん言われたら。 ジナイーダは自分の言うなりのウラジミールを見て、 思い悩むけどね、余計に。
0投稿日: 2010.02.27
powered by ブクログ『自分を犠牲にすることを、快く感じる人もあるものだね』 わたしは泣かずに、笑っていたけれど、 泣きはらした目蓋は、笑うたんびに涙をこぼすした。 (所持しているものは、塙賢三版カバー)
0投稿日: 2010.02.25
powered by ブクログ初恋なんてみすぼらしくてきたならしい。 生意気な美少女に馬鹿みたいな熱情を捧げ続ける。 お父さんはきっと息子のことなんて愛をほしがるおもちゃぐらいにしか考えていないだろうに、それでも慕い続ける。 主人公の盲目の愛の経験は彼に何をあたえたのだろう。
0投稿日: 2010.02.19
powered by ブクログ彼女に恋をした16歳のウラジミール。それを知りながら接してくる小悪魔・ジナイーダ。 切なかったのは最後の方の二人のやりとり、ウラジミールの父親とジナイーダの関係が明らかになった後のこと。 『ほんとに、わたし、そんな女じゃないの。わたし知っててよ、あなたがわたしのことを、悪く思ってらっしゃることぐらい』 『僕が?』 『そう、あなたが……あなたがよ』 『僕が?』と、わたしは悲しげに繰返した。そしてわたしの胸は、うち克つことのできない名状すべからざる陶酔にいざなわれて、あやしく震え始めた。 『この僕が? いいえ信じて下さい、ジナイーダ・アレクサンドロヴナ、あなたがたとえ、どんなことをなさろうと、たとえどんなに僕がいじめられたろうと、僕は一生涯あなたを愛します、崇拝します』
0投稿日: 2010.02.11
powered by ブクログツルゲーネフの『はつ恋』いつか読まなくてはと思っていた。 2003年、祖父が亡くなった時に 父の蔵書の世界文学全集のツルゲーネフの巻が しばらくの間あるものの秘密の隠し場所になった。 初恋の感情、恋というものを悟る少年の心。 その過程は危うく若い恋だけれど、 結果は少年を一気に大人にしてしまう、 痛い結末。 本の紹介にすでに結末は書かれているし、 著名な文学なのですでにあまりにも有名がだが、 それでも少年と一緒にすべてを体感すると衝撃を受けてしまう。 トルストイの宗教感満載とも違い、 ゴーゴリの風刺満載な奇抜な小説とも違う、 また違うロシア文学。
0投稿日: 2010.01.08
powered by ブクログ『ああ、青春よ! ひょっとすると、お前の魅力の秘密はつまるところ、一切を成しうることにあるのではなくて、一切を成しうると考えることができるところに、あるのかもしれない。』 それならば私は今、私の恋は今、青春なのかもしれない。 残酷だ。 難しい言い回しばかりがロシア文学ではないだろうから 他の話も早く読んでみたい 寒くて風が吹いていて、心がなんとなく乾いているうちに。
0投稿日: 2009.11.23
powered by ブクログ自分のことを一方的に愛する相手に対して働く、ジナイーダの残酷さと、主人公達の、愚直ともいえる性格や行動に痛々しさを感じた。
0投稿日: 2009.11.20
powered by ブクログ16歳の少年が初恋を通して垣間見てしまった大人の世界。誰もが経験するほろ苦い思春期の思い出。彼が見てしまったものもまた、彼女の「はつ恋」であったのかもしれません。
0投稿日: 2009.11.11
powered by ブクログ学校の課題読書で頻出。 そしてジナイーダにトラウマを植え付けられる人が時折いる。 最初に読んだときは小(?)悪魔ジナイーダにトラウマ気味になりました。 でも大きくなって読み直すと雰囲気のせいか、大分あっさりと読める。 淡々とした雰囲気はすごく好き。 淡いから辛さを増して感じられる部分もある。
0投稿日: 2009.09.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
はつ恋の君は、自分の父親の恋人。 主人公の愛するジナイーダを、乗馬用のムチで冷たく追い払う父。 ムチで手を叩かれても怒らないジナイーダ。 それを見て、これが愛というものなのだと知る主人公。
0投稿日: 2009.08.24
powered by ブクログ2009’6/12 〜 2009’6/15 am2:29 読了 縞賢三氏のカバー絵がとても印象的で、私は単行本派であるにも関わらず文庫本で購入した。 何度でも思い出す 多分ずっと消えない そんな色を塗られちゃった感じ。 淡く花の香りと 捩じれた様な痛み。 もう一度読みたい
0投稿日: 2009.06.17
powered by ブクログ可愛らしい話かと思ったら、予想外にダークな展開で驚いた。 後半は読んでて切なくなったけど、それが恋愛小説の古典としての面白さと言われれば、 妙に納得してしまう。
0投稿日: 2009.05.28
powered by ブクログ16歳とはいえ、そこまでに盲目に恋することはなんとも痛ましい限りでした。お嬢様も、そういう時代なのかお遊びもほどほどにしてほしい、といってもそれがご時勢だったのかもしれません。そこまでのめるように恋することが美しいというのか、いやツルゲーネフはそんな単純ではありませんね。自分の運命と呪縛を象徴的に書き記したもののようです。千葉から新潟の実家に戻る電車に乗りながら読みました。読み始め聴いていた音楽がランディー・ニューマンのShameだったので、なんとも仮面をかぶった紳士達が「初恋の話しをしましょう」なんていっているような、怪しげなイメージで最後まで読みました。内容も負けじと怪しかったですが。 09/4/28
0投稿日: 2009.04.28
powered by ブクログツルゲーネフたん。(なんのロシア萌え)たしか馬で木立の生えた広い土地を走っていたような気がするんだ…しげみに黒スグリとか生えてた気がするんだ…きれいな気の強いロシアっぽい女の子と、広い空の下馬で駆けてたようなそんな憧憬を思い出すんだけど内容覚えてねーよなんだよおれ!
0投稿日: 2009.01.27
powered by ブクログ初恋の相手は小悪魔ちゃん。 振り回されるほどに引き寄せられちゃうのよね。 幼い恋心から見る世界のキラキラと残酷な現実のでろでろのアンバランスに眩暈。
0投稿日: 2008.12.02
powered by ブクログツルゲーネフは図書館でいいかな、と思ってた時期も僕にはありました。買ってよかった本。 表紙可愛いから新潮文庫にしたんですが。 恋愛小説の古典的名作と名高いはつ恋ですが、まさにそう。 青春とは、恋とは、残酷で、居ても立っても居られない程に甘く、痛く苦しく、熱病に侵されたような。 「ひょっとしたら、青春の魅力の秘密はつまるところ、一切を成しうることにあるのではなくて、一切を成しうると考えることができるところに、あるのかもしれない。」 といったところですね。 「ありあまる力を、ほかにどうにも使いようがないので、ただ風のまにまに吹き散らしてしまうところに、あるのかもしれない。」と。 いやーそれにしても、ジナイーダが可愛すぎる!!ジナイーダに憧れる気持ちがすごくよく分かる。 漫画化してもいいと思う。是非、いや、個人的嗜好ですが、絶対、森薫先生でお願いします。
0投稿日: 2008.11.06
powered by ブクログわーお 鬱! ジナイーダに感情移入はできないし、 ウラジミールの気持ちもよくわからん… タイトルと表紙にだまされてはいけないw
0投稿日: 2008.10.24
powered by ブクログタイトルからなんか甘酸っぱいのを想像してたのに、なんじゃこりゃあ! ジーノチカの小悪魔っぷりは凄い。そこにいるだけで男を服従させる力がある。本物の小悪魔だ。 しかも納得させられる描写力。 めちゃくちゃ魅力的。 まさに海外版ナオミがここにいたよ。 08.10.03
0投稿日: 2008.10.06
powered by ブクログ読んでいて、主人公の僕がかわいそすぎて・・・ 僕がけなげであればあるほど、ジナイーダのずるさ、弱さ、美しさが際立つ。 きっと彼女は女性には嫌われるタイプだな(笑) でもそんなファム・ファタルにこそ憧れるのも自分であるのも事実(笑)
0投稿日: 2008.09.20
powered by ブクログ恋愛小説の古典的名作であることは間違いないのだが、これは恋愛小説の域を超越している名作ではないか! 「恋愛とは」だけでなく、「青春とは」そして「人生とは」まで包括している。ラスト数ページの盛り上がりはかなりのものだ。 16歳の主人公ウラジミールが、年上の令嬢ジナイーダに恋をするというのはそこまで変わった設定ではないが、物語中盤からウラジミールを悩ませる「彼女は誰に恋をしているのか」という部分によって、物語は深みを増している。「恋は盲目」ということは、ウラジミールを通して描かれるだけでなく、間接的にしか描かれないジナイーダの恋を通しても匂わせられる。その二重構造で、恋の痛々しさを描ききっているのだ。さらに、その丁寧な描写が、「人生とは」という叫びまでつながってくるからまた見事。 『女の愛を恐れよ。かの幸を、かの毒を恐れよ』……
3投稿日: 2008.09.18
powered by ブクログ[2008.07.17] ”僕は侍医の役目として その女王を諫めますな。お客どころでない非常時に、舞踏会なんか催さないようにね。……” ノリで買った1冊だったけど、予想以上によかった。 内容は、あまりにも歪んでたりえげつない部分も多いからちょっとアレなんですが、文章が綺麗で、なぜか落ち着く。2人とも、初恋なのにのめり込みすぎじゃぁありませんか。いや、本当の初恋だからこそかな。 彼女の周りの大人はやっぱり大人で、そこそこ冷静に状況を見てて、結局アツくなってたのは若い主人公と軽騎兵だけだったのかなぁなんて。でも主人公のパパは大人だけどのめり込んでたよなぁ…あーうん、なんかよくわかんないや。 ところでセルゲイとかウラジーミルとかってやたらよく聞くけど、ロシアではかなり一般的な名前なんだろうか。
0投稿日: 2008.07.17
powered by ブクログ身も心も投げ出してしまいたくなるような「はつ恋」についての感情を美しい文章で書かれていました。 主人公を惑わす令嬢、ジナイーダへの複雑な思い。 そして、令嬢ジナイーダの恋へ身を滅ぼす姿。全て印象的な小説でした。 「そうだ、とわたしは思った、―これが恋なのだ、これが情熱というものなのだ、これが身を心も捧げ尽くすということなのだ。」 なんだか、初恋の及ぼす脅威、恋という得体の知れないものへ対する不安すら感じる言葉でした。
0投稿日: 2008.07.08
powered by ブクログ内容(出版社/著者からの内容紹介より) 年上の令嬢ジナイーダに生れて初めての恋をした16歳のウラジミール。深い憂愁を漂わせて語られる、青春時代の甘美な恋の追憶。
0投稿日: 2008.05.23
powered by ブクログ19世紀ロシア文学を代表するツルゲーネフの傑作短編。 ドSでコケットで、生まれながらに男を狂わせる魅力をもった公爵令嬢・ジナイーダに一目で恋に落ちるウブな少年ウラジーミル。彼は16歳、2歳年上のファム・ファタルは没落貴族の娘で、少年の父に援助を依頼している下卑た夫人の娘であった。初めての恋に翻弄されるウラジーミルは、やがて彼女が他の誰かに恋をしたのを悟る。果たして、それは彼自身の父親であった――。 何と言ってもジナイーダの描写が秀逸。ラストは鳥肌が立った。 訳者によるあとがきもいい。
0投稿日: 2008.04.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「はつ恋」とはウラジミールの初恋であり、またジナイーダの初恋だった。自らが恋におちて初めて、彼女は今まで自分が男性達をもてあそんできたことの残酷さを思い知る。 ジナイーダの遊びは『真珠夫人』の瑠璃子のサロンに似ている。菊池寛は、これを読んでいただろうか。そればっかり、気になった。 原題:Первая Любовь ピェールヴァヤ・リュボーフィ(wikipediaによる表記)
0投稿日: 2008.03.01
powered by ブクログ2007年12月17日 大好きだったドラマ「マイ・ボス☆マイ・ヒーロー」に登場した小説。なかなか着手できずにいましたが、「理不尽なほど情熱的な恋について読みたい!」と思った瞬間を機に読み始めました。大変短い小説なのですが、初恋がいかに束の間か、しかしその初恋の記憶はいかに永久に続くかを痛烈に描き出しているものであった。ツルゲーネフの作品を読むのは二回目だが、ロシア文学にも興味が湧いてしまいそうな気がします。
0投稿日: 2007.12.17
powered by ブクログ話の内容は少し重い(というか昔のドラマ)。段落も少なく文章もとっつき易いとは言えない。でも、独特の表現方法は面白いし、主人公の心情が落ち込む方向ばかりに動いていないので、重さが軽減する。日本の小説では一大イベントになり、だらだら心情描写が続きそうな部分をサラっと書いていて小気味いい。主人公もジナイーダも父親もいいキャラしてるなと。
0投稿日: 2007.05.23
powered by ブクログ薄汚れた中村の心浄化計画−恋愛小説を読もう−第一弾。 雰囲気的にはロシア文学の湿り気を帯びたフランス文学的な小説という印象。 「ねずみがひきわり麦をねらってる」みたいな顔。「脳みそを半分抜き取られた兔」みたいな顔。主人公が思春期特有のめまぐるしい感情の動きによってさまざまな表情を見せてくれます。どんな顔だ。 もっと若いときに読みたかった。この物語は主人公の父のこの格言に尽きます。即ち「女の愛を恐れよ。かの幸を、かの毒を恐れよ。」 はつ恋、ね。7冊目。
0投稿日: 2007.01.30
powered by ブクログあまずっぱく切ない恋とは無縁。文体の綺麗さに思わず忘れそうになるがこれ結構昼ドラ並のディープな展開じゃありませんか??!!・・・とはいえ、盲目的に恋する女性につっぱしる少年の姿に共感。
0投稿日: 2007.01.23
powered by ブクログ16歳のウラジミールは、別荘で零落した公爵家の年上の令嬢ジナイーダと出会い、初めての恋いに気も狂わんばかりの日々を迎えるが、ある夜、ジナイーダのところへ忍んで行く父親の姿を目撃する・・・。
0投稿日: 2006.10.22
powered by ブクログロシア文学第一弾。物語の始めから終わりまで哀愁漂う一冊だった。わたしのロシア文学に火をつけてくれた。ありがとう!
0投稿日: 2005.12.29
powered by ブクログこんな初恋がしたいとも思わないけどやっぱりロシアの文学というのは素晴らしいのでしょう。俺の初恋はこんなにハードではなかった。自分を投影することは絶対出来ないけど、主人公の切ない気持ちがわかるラブストーリー。
0投稿日: 2005.10.03
powered by ブクログああ、青春よ! ひょっとすると、お前の魅力の秘密はつまるところ、一切を成しうることにあるのではなくて、一切を成しうると考えることができるところに、あるのかもしれない。
0投稿日: 2004.09.29
powered by ブクログ魔性の少女・ジナイーダの存在だけで好評価。コケティッシュ、フェミニン、権謀術数、「少女」。だから海外文学は好きなんだ。
0投稿日: 2004.09.22
