
総合評価
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powered by ブクログ(1986.12.21読了)(拝借) (「BOOK」データベースより)amazon 才走った性格と高すぎるプライドが災いして人足寄場に送られてしまう栄二。鈍いところはあるがどこまでもまっすぐなさぶ、ふたりの友情を軸に、人の抱えもつ強さと弱さ、見返りを求めない人と人との結びつきを描き、人間の究極のすがたを求め続けた作家・山本周五郎の集大成。 --- 小雨が靄のようにけぶる夕方、両国橋を西から東へ、さぶが泣きながら渡っていた。 (5頁) ---
0投稿日: 2013.04.30
powered by ブクログ最初に読んだときの印象が良かったので、オススメの本を聞かれる度にこの本を勧めていた。 読み直してみてやっぱり良い小説だな、と。 最近、友人との会話にあがったことに繋がる部分が多くあった。ここまで読んでる人の状況や精神状態が読み方を左右するんだなぁ、と感じた。そして、それに大きな振れ幅があるにも関わらず良い小説である『さぶ』をこれからもことある毎に勧めていきたいと思った。
0投稿日: 2013.03.08
powered by ブクログ印象に残った台詞 ・人間が人間を養うなんて、とんでもない思いあがりだわ(おのぶ) ・世間にたてられ、うやまわれていく者には、陰にはみなさぶのような人間が付いている 物語は栄二を中心に語られていて、こっちが主役に思えるが、栄二を通してさぶの人間性を描いていた。 テーマは見返りを求めない無償の奉仕。
0投稿日: 2013.01.16
powered by ブクログなんでタイトルがさぶなのか、むしろ栄二じゃないかとよくわからない気持ちだったが、最後まで読むと、さぶでいいじゃないかという気になった。冒頭からストーリーに引き込まれた。長い小説なのに一気に読んだ、いや読まされた恐るべきテク。
0投稿日: 2012.12.31
powered by ブクログ男前で賢く職人としての腕も立つ栄二と、要領が悪く糊作りしかまともに任せてもらえないさぶは同じ表具屋に奉公している。栄二はさぶを侮ることなく、幼い頃からずっと励ましてきた。しかしあるとき、無実の罪で栄二は寄場送りになってしまう。そこで栄二は幾人もの罪人や役人と接することで恨みや憎しみに染まっていた己を見詰めなおす。 栄二の成長が主に描かれているが、変わらないさぶの姿が物語りの主軸となっているように感じられた。 山本周五郎作品はこれまでに幾冊も読んできましたが、ここまでのめりこむように読んだ作品はありませんでした。あっという間に読み終えてしまい、頁の残りが少なくなっていくことが惜しくて堪らなかった。
0投稿日: 2012.10.23
powered by ブクログ以前読んだ時は熱い友情を描いた青春物語だと思ったのですが、再読してみて栄二の成長物語だなと感じた。 側面的に見ると女性の熱い恋物語だとも言えます。 おすえとおのぶ、どちらがより栄二を想っているのだろうか考えながら読むと奥が深いです。 でもあれを許すのはそれだけ栄二が試練を耐えぬいて成長したからでしょう。 それにしても栄二は幸せ者ですよね。羨ましい限りです。 一途に女性から想われ、そして最高の友“さぶ”の存在。 ラストの終わり方なんか、ややもすると天然なんだけどさぶの誠実さが滲み出た言葉です。心に響く名作。
0投稿日: 2012.09.10
powered by ブクログ同じ表具屋に奉公する栄二とさぶ。しかし、濡れ衣により栄二は人足寄場へ送られてしまいます。しげく足を運ぶさぶの姿と寄場の人々に人間のやさしさを教えられます。
1投稿日: 2012.09.04
powered by ブクログ中盤からやっと面白く読めた。 最後がなんだか唐突だった気もする。 けど、今まで読書で考えさせられていたこととは、違った気づきをもらえました。 人への、周囲への感謝を忘れないようにいきたいです。
1投稿日: 2012.08.10
powered by ブクログ山本周五郎と出会った思い出の一冊。 友を想う心は絶対通じていく。 不器用やけどまっすぐなさぶの姿に教えてもらいました。
1投稿日: 2012.05.31
powered by ブクログとっても好きな本。もう何度読んだか分からない。栄二とさぶの友情が、読み手をあたたかな気持ちにしてくれる。
0投稿日: 2012.05.26
powered by ブクログ職人としての技量、人柄、男っぷりなど、“もってる男”栄二と、それに比べたら“もってない”が愚直なまでの真摯さを示す、さぶ。 彼らを取り巻く強いおのぶと、大ドンデンをしでかすミステリアスな女性、おすえ。 寄場という絶妙な場面設定もあり、「人間とは何か?」を深く、楽しく、考えさせられる。
2投稿日: 2012.05.24
powered by ブクログ大好きな本です 終わり方がまたいい。 最後、栄二のさぶに対する心情が描かれる事によって、さぶの眩しい程の純粋さがより一層引き立っている。おのぶの言葉は、作者がおのぶの口を借りて伝えたい事なのかな、って。そのくらいメッセージ性が強く、いつまでも心に残る。おすえは・・同じ女として学びたい部分もなきにしもあらず(苦笑)
2投稿日: 2012.05.03
powered by ブクログ「読書力」の35ページにある本… 法政大学第一中・高等学校で岩井歩教諭が実践した、定期テストに読書問題を取り入れた実践。 2冊目…中3の定期テストに 時代小説というジャンルは、初めて読んだと思います。 話の展開が、意外性があって面白い。 大人のなって読むと、大人になるとはこういうことだな~と、実感できる本。 子どもが読むと、どうなんでしょう?
0投稿日: 2012.03.27
powered by ブクログ時代小説だから、読みにくいかと思いきや、 読みやすい。 p107 『人間ひとりの一生に関わる事なんだ』 この言葉は重い。 108 決死の覚悟とはこの事だ…と思った。 146-147 196 善良であるだけでは… 220 268 298 323 さぶのことば 354 381 387 415 438 寄場でのあしかけ三年は、しゃばでの十年よりためになった… あっという間に終わった。。。 いい本だな。。。
0投稿日: 2012.03.24
powered by ブクログ約1年ぶりに読書を再開しました。 1年前の3月、会社を退職することが決定し、直後に東日本大震災が発生し、生活習慣も価値観も変化していくなかで、いつの間にかジョギングや読書の習慣が消えていってしまいました。 もうすぐ春ですしね…また読書を再開しようと思います。 前置きが長くなりました。 物語の大半は江戸時代の佃島界隈を舞台にしており、まるで我が家周辺の古地図を見るような感覚で読むことができました。(我が家は佃島を望む隅田川沿いの家なのです) 小学校高学年、あるいは中学校一年生くらいの歳に出会うべき良書です。 他人からの隠れた思いやりも風に漂う花の香りも、気付くか気付かないかは自分の心次第であり、どんな苦しい状況であってもそれを見出すことはできる。…そういった基本的な幸せの価値観について、江戸の貧しい奉公人の成長を通じて描かれています。 次は「樅の木は残った」を読もうと思います。しばらくは山本周五郎かな…
0投稿日: 2012.03.12
powered by ブクログ今まで山本周五郎の作品は読んだことがなかったのですが、最近、山折哲雄の「こころの作法」という本を読んだ時、この小説がいち押しで紹介されていたので読んでみました。 心根に響く小説である。若い時分に読んでおきたい内容でした。 お話の設定は江戸時代でしょうか。 表題となった“さぶ”と“栄二”というふたりの若い職人のこころの交流を軸に、人間の精神的な成長を追っていきます。 表題の“さぶ”が中心ではなく、彼とは対照的な気の強い目立つ存在の栄二の心の動きを追っていくところがこの作品の“みそ”です。 仕事ではぐずなさぶを励ましながら、自分の店を持つことを夢見ながら一生懸命働いてきた栄二にある日思いがけない人生の辛苦が襲いかかります。 やけっぱちになり、どんどん堕ちていく彼に無償の友情で接するさぶ・・ どんなに無視され邪険にされようとも常に栄二を気遣う心を見せます。 栄二を取り巻く様々な人たち。善悪どちらにも染まるのが人間の性(さが)であること教えています。 様々な場面を経て、彼の周りにはいつの間にか多くの人間の絆が出来ていきます。 この小説で栄二が罪を着せられ一時期を過ごすことになる「人足寄せ場」は今でいうと、更生施設や刑務所のようなところでしょうか。牢屋で閉じ込めるなどの罪びとの扱いをせず、職のない浮浪者などを集めこれらに手職を与え、賃銀を貯えさせ機会があれば市中に出す・・ということですから、この時代の福祉政策が垣間見えて興味深い部分でした。 感動的な場面は数多くありますが、私としては栄二を気遣ってくれる人足寄せ場のお役人“岡安喜兵衛”のことばが胸に沁みました。 金木犀の花の香りのように、知らず知らずのうちに包まれる身近な人々の善意は大切なものです。
2投稿日: 2012.02.18
powered by ブクログこんなに考えさせられる時代小説は初めて。人間は一人で生きているのではないことがわかる。またどんな人にも特別な過去があり、それを理解しないまま、また外見だけで人間の判断をしてはならないことがわかる。松田権蔵なんかは、心の優しいところを隠すためにわざと高圧的に振る舞っている。他人のふりみて我が身を反省する姿も共感。ラストは微妙。おすえにドン引き。。それを許せるほどの成長を見せたことを表現したかったのかもしれないが、女って怖すぎる。それにこれまでストイックな文章だったのに、栄二とおすえのキスシーンは不要では?あと、清七のその後など消化不良もありましたが、ラストのサブの登場の仕方は最高。
1投稿日: 2012.02.08
powered by ブクログこれはさぶと栄二の友情物語ではなく、自己啓発書として読むのが正解と思う。仕事でもなんでも、労せずして成果を上げることができる人間はそうでない者の気持ちはわからない。この小説ほどドラマチックでなくとも小さな逆境や不幸には日常的に遭遇するし、その経験からどれだけの気付きを得て、どれほど成長するかは結局のところ自分次第だな、と。物事が上手く運んでいる時こそ、読み返したい。
1投稿日: 2011.12.31
powered by ブクログ栄二とさぶは、芳古堂といふ表具屋で修行中の親友同士であります。 栄二は男前で賢く娘たちにちやほやされる奴。 一方のさぶは、見るからに愚鈍でさえない男。 対照的なふたりですが、強い絆で結ばれてゐるのです。 ふたりが23歳になつた時、事件は起きます。 芳古堂の得意先である「綿文」で、高価な古金襴の切れが紛失したのですが、それが栄二の道具袋から出てきたといふのです。 もちろん栄二には覚えはなく、濡れぎぬであります。しかし、証拠が揃ひすぎてゐて、一方的に出入りを禁止されてしまひ、芳古堂の親方からは暇を出されるありさまです。 綿文の親方に問ひたださうとしますが、逆にやくざものにたたき出されてしまふ。 栄二くんの辛く長い試練が始まるのであります... といふふうに、タイトルは「さぶ」ですが、物語は栄二が中心になつてゐます。さぶは栄二の周辺でおろおろするばかりで、物語の主導権を握れません。しかし、これがさぶのさぶたる所以なのでせうね。 栄二が試練から立ち直つてゆく行程はまことに感動的で、作者はこのために無実の罪を拵へたのだらう、濡れぎぬの真相は二の次で、すべては栄二くんのために作者が与へたものなのだらうと思ひながら読み進めていくと、何と最後で「犯人」が明らかになるではありませんか。 しかし、私にはどうも納得のいかない幕切れだなあと思はれました。謎のままで終つた方が後味が良いと思ふのですが。 それとも「世の中はそんなものだぜ」といふ作者のメッセージが込められてゐるのか... http://genjigawakusin.blog10.fc2.com/blog-entry-72.html
1投稿日: 2011.12.03
powered by ブクログ「さぶのような人になりたい」とは本を貸してくれた彼女の評。 読んでみると、タイトルは「さぶ」なのに、主役の名は栄二。 読み終わると、あくまで栄二のサポート役に徹するさぶこそが本作の隠れた 主役であって、タイトルはさぶ個人というよりも、「さぶ」という言葉で形容 される大勢の人々を指していることが分かる。 さぶの献身はけして無償のものではなく、栄二との間に築かれた、認め 認められ、頼り頼られという関係に由来するものだと思う。 寄場でのエピソードも興味深く、皆が皆器用に生きていけるわけじゃない と教えられた気がする。
2投稿日: 2011.10.26
powered by ブクログ一人の少年の成長物語としてよくできている。「無償の奉仕」という主題が、ミステリ的カタルシスと相まって、うまく効果をあげていた。
0投稿日: 2011.09.24
powered by ブクログ名言 ①どんなに賢い人でも自分の背中を見る事は出来ない。 ②世間にたてられ、人に敬われていくものには陰にみな"さぶ"のような人間がついている。 流石に周五郎の最高傑作と言われる作品。題名と中身があわないなと思い読み進めていくと最後に大きな理由が。あ~それにしてもただただ感動。栄二とさぶそして二人の女性。栄二が濡れ衣を着せられて人足寄場に送られて物語は静かに進行していく。プライドの高い栄二が見返りを求めない人情に少しずつ心が氷解していく様はかなり引き込まれていく。かおる風で季節を感じるなど美しい表現もこの本の魅力か。台風の風が心地よく感じるのは気のせいか!
1投稿日: 2011.09.04
powered by ブクログ全1巻。 時代もの。 タイトルだけ見るとあれな本著。 利発的でどこいってもリーダーな英二と うすのろだけど純粋なさぶの物語。 小さいころから助け合っていた2人が 大きな試練を乗り越えていく流れ。 主役はさぶじゃなくて英二。 でもそれが良い。 さぶの心情がよけい印象に残る。 世の中の理不尽さに翻弄されながら 最後に気付いた「それでいい」。 だって人間だもの。 ただ終わり方が「ん?」て感じだった。 あれ終わったって感じ。 よくよく考えるといやいやってなる部分・人もいる。
0投稿日: 2011.08.22
powered by ブクログ再読了。 前回 2011.7.3 言わずと知れた、周五郎先生の代表作の中の一作。 先日読んだ、吉田修一さんの「横道世之介」に、なんとはなしに現代版の「さぶ」を感じていたため、あらためて読み直してみました。 ・・うむ、誤解でした。 書き出しの一行から、すっと江戸の町に這入っていける作品です。 ~小雨が靄のようにけぶる夕方、両国橋を西から東へ、さぶが泣きながら渡っていた。 本作の主人公は間違いなく英二です。 それでも最初の一行にさぶを書き、最後の台詞をさぶに言わせ、タイトルを「さぶ」にする。 そこらへんに、なんとも強烈に惹きつける周五郎先生の魅力があるんじゃないかと思えたりします。
0投稿日: 2011.07.08
powered by ブクログ予定調和と言われようが最高の結末。 きれいなおはなし。 お話の最後くらい良い奴が幸せになってもよいじゃない。 題名はさぶだけど主人公は栄二でいいと思う。基本栄二視点だし。 作者は金襴騒ぎの黒幕は最初から決めていたのだろうか。 最後の流れでついつい許しちゃいそうになるけど 読み返してみるとエグイとか思っちゃいそう。
1投稿日: 2011.06.21
powered by ブクログ山本周五郎の文章は自分に合うのか、すっと頭に入ってくる。最近の小説に比べると毒がない分、刺激が少なく感じるが、読んで清清しい気持ちになるので結構気に入っている。本作もこれまでの周五郎作品と同じく、「読んでよかった。。。」と思えた。
1投稿日: 2011.05.31
powered by ブクログこの小説の主人公は明らかにさぶではなく英二なのに タイトルはやっぱり「さぶ」じゃないと落ち着かない。 「おら、思うんだが・・・」が口癖になりました。
0投稿日: 2011.05.13
powered by ブクログ物語の構築の素晴らしさ、そして人と人との関わりの難しさ。 こんな作品に出会えたことに心から感謝したいです!
0投稿日: 2011.04.30
powered by ブクログ紋切り型で話し分かってるんだけど、良い。 ちょっと、教訓じみているし、ともすると説教くさくなりそうなんだけど文章が上手いから、文句がつけられない。 分かりきった話でも、お前に同じ者が書けるかといわれれば、とてもじゃないけど出来ない。 好き嫌いで済む類のものですが、私は好き。
0投稿日: 2011.02.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
主人公、町人さぶは不器用者でそんなさぶを支える、栄ちゃん。栄ちゃんは器用で、男前、リーダー的存在だが、事件に巻き込まれて人生の転換を余儀なくされる。荒れる栄ちゃんの転換後の人生の支えになるのが実は不器用者のさぶで、人は独りでは生きられない、周りに支えられて自分が存在しているということを描いている。2人の友情が温まる作品。 成功しているときこそ、自惚れるなと戒めたい。
1投稿日: 2011.01.03
powered by ブクログ面白かった!! 冤罪により人を信じられなくなった栄二が、さぶやおのぶの献身的な態度や人足寄場での経験によって成長していく姿(変化する心)が描かれている。
0投稿日: 2010.12.18
powered by ブクログ人情だとかなんだとか。 いろいろあるかもしれないが、 町に生きる人々の息づかいをそのままに掬いうつしだす。 そんなことができるのはこの人をおいて他にはいない。
0投稿日: 2010.12.08
powered by ブクログ再読。 さぶの優しさと栄二のやりきれなさが伝わってくる。 注目を集める存在故裏切られた栄二が どんどん堕ちていく。 そんな栄二に対してもさぶは優しく接し続ける。 江戸を舞台に書かれているけど 本当に読みやすい作品です。
0投稿日: 2010.10.14
powered by ブクログさぶと栄二は、とある老舗の細工屋の職人をしている。 ぐずでのろまと言われるさぶ、男前で頭の良い栄二。 同い年であるが大きく違う二人は、将来は一緒に店を持とうと約束していた。 しかしある時、馴染みの客先で、盗まれた金襴の切が栄二の道具入れから見つかったことで、その運命は大きく変わってしまった。 高校の頃、推薦図書にあった作品で、ずっと読みたいと思っていたもの。 まず、読みやすい。 400ページ以上はある作品でしたが、2日程度で読めました。 栄二の若さというか青さというかが気になって、続きが気になってしまったせいではありますが。 さすが大衆小説と純文学を融合させたという山本周五郎です。 この作品を読んだ個人的まとめは、『栄二のような、どこに行っても人の上に立つような人間はいるけれど、その功績はその下にいるさぶのような「のろま」と呼ばれる数十人がいるからだ』というもの。 まあ、それはそうなんだろうだろうけど、自分はさぶ側の人間なので、なんかあんまりしっくり来ない。 そりゃ栄二がそう思ってさぶに感謝してくれるのはありがたいけど、結局、さぶはそんなに幸せになってないんじゃないのか、と思ってしまう。 これも自分の若さのせいなのかな。
1投稿日: 2010.08.23
powered by ブクログ題名がさぶなのでさぶの話なのかと思っていたら 栄二の話が中心でした。 その中からさぶの人柄など読み取ることができました。
1投稿日: 2010.08.04
powered by ブクログ山本周五郎「さぶ」たったいま読了。いやーおもしろかった。超ド級の感動。死ぬまでにまだまだたくさんの本を読むと思うが、この「さぶ」は生涯ベスト1になるかも知れない。
0投稿日: 2010.04.29
powered by ブクログこれから!って時に終わっちゃった… さぶって… 軽く予備知識入れておいたけど、呆気に取られてしまいました。 もう一度、読んでみよう。
0投稿日: 2010.02.13
powered by ブクログ泣ける。今日一日で読み終わった。ラストの告白に胸を打たれる。途中も涙涙の嵐。40年以上も前の作品にこんなに心を奪われるなんて。江戸の市井の名もない人々を描く傑作長編。
0投稿日: 2010.01.01
powered by ブクログ今更の。 映画は見てないけど配役知って読んでたのでイメージも湧きやすく。 『怒り』という感情をどうするかって、ここのところよく考えてたので、 栄二の怒りが辿る道程にどっぷり浸かって、最後、本当に心洗われた。
0投稿日: 2009.10.22
powered by ブクログ瀬尾まいこさんの「図書館の神様」に出てきた本。 山本周五郎の本は、映画かドラマ?で知った「泥棒と若様?」(題は曖昧) を、本屋で立ち読みしたくらい。 以前読んだ「図書館の神様」に出てきて、興味を持った。 本屋で50pほど読んだ。 読みたいと思ったけど、まだ読み終えてない本があったために購入断念。 読みたい。
0投稿日: 2009.10.21
powered by ブクログ山本周五郎の本を手にしたのはこの本が初めてです。思えば10年以上前から母親に薦められていて、読もう読もうと思いながらも、という感じでした。今年誕生日に母から図書カードを貰った際にそれを思い出して購入。 非常に面白かったです。 今まで読まずに来たことを後悔。 舞台は江戸の下町。名門の経師屋(屏風や襖の張替えをする職人)芳古堂に住み込みで働く職人の栄二が物語の主人公。栄二は男前で手先も器用であり、店でも順調に職人としても足場を固めていく。そして、栄二とは対照的に不器用で頭も回らずだがとても純粋で誠実なさぶ。二人は年が同じことからも心を通わす友人であり、物語は二人の成長と友情を中心に進んでいく。 順調に仕事をこなすうち、親方や得意先からの信頼も厚くなり順風満帆かに見えた栄二の人生であったが、ある日無実の罪を被せられたことを契機に栄二の人生も、そして栄二自身も壊れていってしまう。 重きが置かれているのは栄二が落ちぶれてしまってからの栄二の精神の葛藤とさぶを始め栄二の周囲の人間との心の触れ合い。 社会で生きていくことの理不尽なまでの難しさ。 自分というたった一人の人間の無力さ。 自分というたった一人の人間は周囲の人間との関わり合い、助け合いなくしてはこれまでもこれからも生きていけないということ。 考え、時が過ぎ、そして大人になるということ。 テーマは重厚でありながらも、精神葛藤と会話のバランスが良く非常に読みやすくて、どんどんと引き込まれていく。 非常に面白かったです。 山本周五郎、大学生でいるうちにたくさん読んでおこうと思います。
1投稿日: 2009.10.21
powered by ブクログ山本周五郎の書く小説には、現代においても何の違和感も感じさせない人間の温かさがいつもあって、その温かさが大好きです。
0投稿日: 2009.09.29
powered by ブクログ45年前に書かれたものでも 古さを感じさせない さぶを通して 栄二と言う主人公をしっかりとしたものにしている 一枚の布切れで 人生が変わっていく様、理不尽な出来事を自分の中でどう処理し成長して行くのか 周りの人々に支えられながら 成長して行く栄二さんは職人肌で素敵です
0投稿日: 2009.07.17
powered by ブクログ「いるかい、栄ちゃん、いま帰ったよ。」 「もういちど云うが、おれをまっていなくてもいいんだよ、おすえちゃん」
0投稿日: 2009.06.29
powered by ブクログ栄二とさぶは、江戸下町の老舗の経師屋芳古堂の職人だった。腕が良く頭も回り男前の栄二と、愚鈍だが実直なさぶは助け合って生きてきたが、ある時栄二が無実の罪を着せられ、痛めつけられて石川島の人足寄せ場送りとなる。心がすさみ、周囲を皆敵と思い、復讐を果たすことだけを考えている栄二は、心配して足繁く通ってくるさぶの気持ちも受け入れられない。しかし、自分以外にも理不尽な事で寄せ場送りになっている多くの人達を知り、様々な生死を分ける様な出来事にも遭遇した人足寄せ場での3年の経験は、栄二を人間として大きく成長させた。いつも誠実な心で気遣ってくれるさぶの友情に支えられていた自分に気付き、本当に大切な事が見えるようになる。「無償の奉仕」が人の心を動かす大きな力となる。
0投稿日: 2009.05.30
powered by ブクログむか〜しに宝塚でこの話が元になったお芝居を見たのが山本周五郎に出会ったきっかけ。幼馴染の三人の切ないお話。この後、次々と本を読んだなぁ。
0投稿日: 2009.05.22
powered by ブクログ「栄さんは頭がいいから、私の云うことなんぞ可笑しくもないだろうが、どんなに賢くっても、にんげん自分の背中を見ることはできないんだからね」
0投稿日: 2009.02.25
powered by ブクログhttp://plaza.rakuten.co.jp/bombyxmori/diary/200812030000/ 初山本周五郎。
0投稿日: 2009.02.19
powered by ブクログ最後まで 結局 何故タイトルがさぶなのか いまいちわからず。 さぶの親友 栄二の方が語り手だし 途中さぶが全くでてこないシーンもあり。 あんまり好きなジャンルではない。 後味が・・・悪いかな。
0投稿日: 2009.01.20
powered by ブクログさぶの柔和な性格が栄二を通じて、浮かび上がるところが素敵。 だけど、おすえがどうも好きになれなかった。あえての白々しさなんだろうけど、苦手です。
0投稿日: 2008.12.20
powered by ブクログ栄二とさぶはある事件がきっかけで2人の人生は大きく変わってしまう。人が人を憎むということ。人が人を愛するということ。どんな出会いも運命である。 山本周五郎の世界観を表現するための文章力に圧倒され、あっという間に読み切ってしまいました。久しぶりに心を揺すぶられる小説に出会えて幸せです。
0投稿日: 2008.12.14
powered by ブクログお〜さぶ!さぶってタイトルだけどさぶはメインの登場人物じゃない?!?!江戸下町で起こる栄二とさぶの男物語。さぶのあの英二に対するひた向きさすごい!こういうのを本当の友情だよね。困った時にそばにいる人、おっぱわれても、おっぱわれても、辛抱強く、英二のところに通うところなんてうーーー泣ける。
0投稿日: 2008.10.21
powered by ブクログ山本周五郎さんてほんと文章上手いよね〜。スラスラ読める。言葉もきれい。 さて、本作「さぶ」。題名はさぶだが、主人公は栄二。この栄ちゃんがかっこいいんだよねぇ。やるときゃやるぜって感じで。 そして、さぶがいい奴なんだ。これが。 厚いけど、難なく読める。 個人的には『柳橋物語』の方が好き。
0投稿日: 2008.08.24
powered by ブクログ人間の奥底に潜む様々な心の動きを見事に描き出した短編集。 古き良き日本の時代の中で生まれた名作だと思います。
0投稿日: 2008.07.25
powered by ブクログさぶの気持ちがわかる。わかるから、余計につらい。 最後、やっぱりさぶだったのだろうと私は思う。 生き方は難しい。選べるものではないと、この本を通じて感じた。
0投稿日: 2008.05.23
powered by ブクログさぶと栄ちゃんの友情…泣ける。 栄ちゃんの、周囲の人と関って試練を乗り越えて行くなかでの心の成長が、特に胸に迫ります。 さぶがとても良い味を出している。 なんと良い奴なんだ… おのぶがとっても魅力的。オトナだな! しっかりはっきり、はっとさせられる言葉を言ってくれるよね。 それにしてもな…おすえさんはちと共感し難い、かも。
0投稿日: 2008.05.21
powered by ブクログ父親に読めと言われて、押しつけられた。はじめは、興味がなかったけれど、途中からは、物語に引き込まれてしまった。自分から、他人に対して背を向けてしまうことって、誰にでもあると思うし、後から思うと、後悔したりする。今の自分は、そうなっていないか、改めて自分に問うてみた。うまく言葉にできないけれど、世の中の人に、必ず読んで欲しい一冊。
0投稿日: 2008.05.04
powered by ブクログタイトルはさぶだけど、主人公はむしろ栄二の方かな。今行ってる大学の受験前日に読んだ。ええ話や。きっと赦す心が世界を救うんだな。
0投稿日: 2008.03.01
powered by ブクログ読んでいくうちに、自分も栄二と一緒に成長していけるような気がした。さぶのような、自分の人生に欠かせない大切な存在がいるということはなんて幸せなことなんだろうと思う。
0投稿日: 2007.11.01
powered by ブクログ栄ちゃんとさぶの深き友情物語。 『友情』ってつまりこういうことなんだろうと思う。愛情とはまた違ったもので、友情100%でもなく、愛情100%でもなく。 バランスが大切なんだと。
0投稿日: 2007.10.14
powered by ブクログ人として何が大事なのか,心が洗われる1冊。自分の中の傲慢さを指摘され,また足元を見直すきっかけにもなりました。バイブルの1つ。でも,この表紙で読んだわけではない!なぜ,これ?!
0投稿日: 2007.06.02
powered by ブクログ私が持ってるのは、古い初版昭和40年のもの。 この表紙栄二、本当こんな感じだ〜♪ くさい人情物は説得力がないけれども、この「さぶ」は違う。
0投稿日: 2007.04.03
powered by ブクログ山本周五郎の作品は、これが初めてでした。普通に面白かったです。さぶと英二の友情が素晴らしい。さぶの、英二に対するおもいやりに悩む英二の姿がとても印象的でした。英二の人柄も好きです。あんな人いたら惚れるかもしれません(笑)最期の結末にも驚かされました。
0投稿日: 2007.04.02
powered by ブクログ山本周五郎で一番最初に読んだ本。新装版の表紙ってこんな渋いんですね・・・内容は忘れてしまったので、そのうちまた読み返そうと思います。
0投稿日: 2007.02.13
powered by ブクログまたずっと同じ作家のばかり読み出してしまった。しばらく山本周五郎にはまっていくかもしれない。 文庫の裏書を見ると、はじめの私の中のブームは結婚する前次は今から12年くらい前。 読みたくなるとしばらく続くがそのうち、戦前のものにいきあたったりし、良妻賢母や(好きな「花筵」はまさしくこれで矛盾するけれど)、武家の、何よりお家大事という思想にまとわりつかれるとその古さに嫌気がさしてきて、そのうち読まなくなる。 年数がたつと、内容を忘れてしまうこともあり、いったん手にとると再び、彼のおもしろさに再びはまっていく。 名もない市井の人々を描いた作品は、現代にも合い通じる点があってあまり古さを感じさせない。 どうしてこんなにいきいきと今見てきたかのように書けるのだろう。部屋の間取り、置いてある道具路地の様子、まるで映像を見ているかのように、頭に描けるのだ。 このそしてこの「さぶ」は、表題のさぶよりも、むしろもう一人の人物、栄二の物語のようでもあり、彼の心もちを、精神状態を、じっくりと描いていく。でも、さぶあっての栄二、栄二あってのさぶ。愚図でのろまだけれど、全く誠実なさぶの純粋な行動は、私を最後の最後までひきつけてやまない。 とにかく読み出したらやめられない。先を読みたいが、読んでしまうのが惜しい。明日仕事中に猛烈に眠くなるのが恐くて、もうやめよう、とやっと本を閉じる。
0投稿日: 2007.01.20
powered by ブクログ何度も読もうとして、読んでなかった本。ステキなお話だなぁって思いました。この時代の話はニガテなんですけど、でも読む価値のある話だと思います。
0投稿日: 2006.11.07
powered by ブクログ栄ちゃんがイイ!日本男児はこうでなくちゃね笑。まじでカッコイイです。そしてカッコイイわと思っているうちに知らず知らずに涙が頬を伝っているのです。これもなんか泣ける小説。中盤辺りだけれど、いい文がたくさん出てきて胸を打たれましたし、なんか考えさせられちゃいました。
0投稿日: 2006.10.29
powered by ブクログまたずっと同じ作家のばかり読み出してしまった。 しばらく山本周五郎にはまっていくかもしれない。 文庫の裏書を見ると、はじめの私の中のブームは結婚する前 次は今から12年くらい前。 読みたくなるとしばらく続くが そのうち、戦前のものにいきあたったりし、 良妻賢母や(好きな「花筵」はまさしくこれで矛盾するけれど)、 武家の、何よりお家大事という思想にまとわりつかれると その古さに嫌気がさしてきて、そのうち読まなくなる。 年数がたつと、内容を忘れてしまうこともあり、 いったん手にとると再び、彼のおもしろさに再びはまっていく。 名もない市井の人々を描いた作品は、 現代にも合い通じる点があって あまり古さを感じさせない。 どうしてこんなにいきいきと 今見てきたかのように書けるのだろう。 部屋の間取り、置いてある道具 路地の様子、 まるで映像を見ているかのように、頭に描けるのだ。 このそしてこの「さぶ」は、表題のさぶよりも、むしろもう一人の人物、栄二の物語のようでもあり、 彼の心もちを、精神状態を、じっくりと描いていく。 でも、さぶあっての栄二、栄二あってのさぶ。 愚図でのろまだけれど、全く誠実なさぶの純粋な行動は、 私を最後の最後までひきつけてやまない。 とにかく読み出したらやめられない。 先を読みたいが、読んでしまうのが惜しい。 明日仕事中に猛烈に眠くなるのが恐くて、 もうやめよう、 とやっと本を閉じる。
0投稿日: 2006.09.17
powered by ブクログどの時代にも通じる友情と人間の「成長」の物語。この物語はさぶと栄二の二人のキャラクターがあってこそ。爽やかな読み応えと満足感が得られます。山本周五郎はここから入りました。
0投稿日: 2006.01.29
powered by ブクログ人は辛い時、どうしても自分だけが辛いと思い、他人を恨んだりしてしまう。けれど「さぶ」のように、ただひたむきに人を信じ、愛することはとても難しいと思った。さぶとおのぶが、とてもいい味を出しています。
0投稿日: 2005.10.19
powered by ブクログどうしてこの本の題名が「さぶ」なのか、全部読みきると理解できます。そして泣く!この純粋でひたむきな感情を味わってください。
0投稿日: 2005.05.05
powered by ブクログ読後に、爽やかな感動のある名作。不器用なさぶと、要領の良い栄二。 二人の若者が事件に遭遇し、それを乗り越えながら、友情を深め、周りの人たちの厚意に気づいていく。 時代小説ではあるけれど、どんな時代にも共通する人間らしさが描かれている。 誰もが、かけがえのない存在として、世の中で役に立ったり迷惑をかけたりしながら、少しずつ成長していくんだと思う。
0投稿日: 2004.11.21
powered by ブクログよく行く飲み屋の常連アズマッチと盛り上がっちゃいました。 理不尽に対する姿勢ちうのでしょうか?胸打たれるです。 塚本晋也監督で映画化のお話しあったのですって。主役永瀬……。
0投稿日: 2004.10.29
powered by ブクログ忘れないぜ、みんな、と栄二は心の中で叫んだ。おれは片意地で、ぶあいそうで、誰のために気をつかったこともなく、誰一人よせつけもしなかった。(p.249) 一枚の金襴の切で、自分の一生がめちゃめちゃになった、という考えかたが間違いだった、ということだけは認めなければならない。人間の一生は、一枚の金襴の切などでめちゃめちゃにされてはならないからだ、と彼は自分に云った。(p.268)
0投稿日: 2002.05.15
