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総合評価

157件)
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    前回も集英社の堕落論を読んでいるので重複は割愛。 それ以外では「教祖の文学」がとても面白かった。安吾らしい作品であり、とても人間らしいものだった。

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    投稿日: 2010.05.14
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    文学から歴史まで、安吾自身の考えや思いが書かれた作品集。 少し過激ですが、読んでて面白い。感情的であるけど、同時に緻密で興味深い作品です。

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    投稿日: 2010.04.17
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    血の通った武骨な文章、そういうイメージを持ちました。僕の中で、何度も読み返してみたい貴重な本になったと思います。

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    投稿日: 2010.04.07
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    「堕落論」読了。青空文庫にも有り。 言外に言いたい事も多いのかな、と思わせつつ、それを言うか!と驚かされたり。 戦中観が特に。肯定でもなく否定でもなく、そこに居た人間の感想とは重い。

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    投稿日: 2010.04.05
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    表題の『堕落論』は、「お前ら堕落してんじゃねーよ」って内容かと思ってたら、 「堕ちよ!」とか突然言われてびびった。ほんと「!」が見えたよ。 表題作以外では『FARCEに就て』『太宰治情死考』『道鏡童子』が面白い。 MVP:なし

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    投稿日: 2010.03.30
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    読んでる間中にやにやにやにやしてしまう。 私はきっとこの人が好きです。 一緒にお酒でも飲んで、ちょっとほろ酔いになった時にこんな話をされたらドン引くのに、文章にまとめられると途端にときめいてしまうこの矛盾は何かしら。恋かしら。 戦時中のことを、体験者が「嘘のような理想郷」って言い放つのにはうっとりしたし「私は一人の馬鹿であった。最も無邪気に戦争と遊び戯れていた。」なんて書いてあるのを読んだ時にはなんだろうこの人!!!罰当たり、しんじゃえ!ってな具合にひどく興奮したものです。

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    投稿日: 2010.03.17
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    坂口安吾=薬中の印象が強いため、彼のことをなんとなく破壊神のように思っていた。まさかこんなに「平和がイチバン」主義者だったとは・・・。この本を読み終わり一番記憶に残ったことは、太宰治と心中した女が「スタコラサッちゃん」というあだ名だったこと。そしてそのサッちゃんがものすごくオバカだったということ。

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    投稿日: 2009.12.08
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    生きろ。 どうせ死ぬんだから精一杯生きて、良い人生を歩め。 どうせ最後には「無」に帰るんだから。 堕落するときはとことん堕落しろ。そして成長するんだ。 ただ共感するばかりだ。無頼派

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    投稿日: 2009.12.06
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    戦争前後の状況を通して、美しさ、自由、堕ちるということが何かということを書き、人のあり方を問うている。 「終戦後、我々はあらゆる自由を許されたが、人はあらゆる自由を許されたとき、自らの不可解な限定とその不自由さに気づくであろう。人間は永遠に自由では有り得ない。なぜなら人間は生きており、又死なねばならず、そして人間は考えるからだ。政治上の改革は一日にして行われるが、人間の変化はそうは行かない。遠くギリシャに発見され確立の一歩を踏みだした人性が、今日、どれほどの変化を示しているであろうか。」

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    投稿日: 2009.11.30
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    「堕落論」「日本文化私観」「FARCEに就いて」等を収録する安吾の評論作品集である。 「堕落論」はやっぱり何度読んでもおもしろい。読むまでは、自分の今の生き方についても、将来のことについても、どこか観念的に考えてしまう癖があった。時代小説の読み過ぎで、武士に憧れていたんだと思う。 ・・・武士は確かにかっこいい。けど、僕らは武士じゃない。 平成という時代に生きる都会人だ。それを認識することから全てが始まるんだ。そんな、当たり前のことだけど、突きつけられてみると愕然とするような事実。安吾のように、それを直視できる人間になりたい、と思う。

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    投稿日: 2009.10.27
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    時代のせいではない。 私達が人間である限り、つきまとうものなのだ という考え方に衝撃をうけました。 とても強い人なのだと思いました。

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    投稿日: 2009.10.11
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    日本は負け、そして武士道は亡びたが、堕落という真実の母胎によって始めて人間が誕生したのだ。 生きよ堕ちよ、その正当な手順のほかに、真に人間を救い得る便利な近道があるだろうか。 堕落論、なんだか難しそうだから、ずっと敬遠していました。 でも、読んでみたらおもしろい!! もっと早く読んでもよかったかも!! 恋愛論がすごい好きです。 「恋なしに、人生は成りたたぬ。 所詮人生がバカげたものなのだから、恋愛がバカげていても、恋愛のひけめになるところもない。」 この文章にすごい勇気づけられました笑 恋愛は、人生の花 こんな風に言い切れる坂口安吾のファンになりました。 他の短編を見ても、なんだろー文体? が投げやりなおっちゃんって感じですごい好き。 歯に絹着せぬものいいがすごい好きになりました。 今の時期に出会うべくして出会った本なのかもしれない! 読んでよかったーー♪ 白痴ももちろん読みます!!

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    投稿日: 2009.08.04
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    昔、読んだんだけど最近古本屋で目にとまって読んでみた。 今読むと、すごくいい。いいというか納得できる。 短編集なんだけど『日本文化私観』と『続堕落論』はかなり面白い。 普通の人とは違う観点から物事をみることができる人は羨ましい。。。 「日本人は殺しても足りないってくらいの目をすることが出来ない」 なるほどね。。。

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    投稿日: 2009.06.13
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    本当に堕落している時に読んだ1冊。 堕落から、行動派への変更を後押ししてくれた本でもあります。 すこし古い名作は外れ無し。核心をついているケースが多いです。

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    投稿日: 2009.03.16
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    2009/8/9図書館で借りる 2009/8/22読了せず、図書館へ返却 873夜 かんさんじゅんがサンデープロジェクトで語っていた、坂口安吾の堕落論。

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    投稿日: 2009.02.23
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    敗戦直後、ドン底だった日本人の状態を敢えて肯定して、「堕ちるとこまで堕ちればいいじゃん!」と叫んだ坂口安吾。 人間は堕落するものだし、それを防ごうと思ったってそうは行かないし、それならいっそ堕ちて堕ちて堕ちまくれば良い。 「堕ちる」ったって「人は無限に堕ち切れるほど堅牢な精神に恵まれていない」のだから、そこまでいけば人間は本質的に再生するのさ! そう坂口安吾は言う。 この斬新さに溢れた論は現代人にも言って聞かせられるほどのものだが、戦後ぼろぼろだった日本人にとっては非常に衝撃的で、活力の源となる論であったに違いない。 もし、坂口安吾が現代に生きていたとしたら、彼は我々にも同様の論をとくことができたろうか。 堕落しろとさえ言えなかったりして〜怖い怖い

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    投稿日: 2009.02.21
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     堕落して、初めて人間は人間となった―――。  作者の考えを十三編に分けて書かれたエッセイ集。表題作である堕落論は有名な所は当たり前なのですが。悪妻論、恋愛論など、今も十分に納得できるような部分が多い作品たちです。坂口氏の先見性というのか、変わりない精神というのを感じられました。  作中に登場する坂口氏の友人や当時の著名人などがあまりわからないので、賞賛や批評などは知らないと頷けない部分もありますが、其の他の論議はひとつの思想としてはかなり昇華され、完成された考えだナァと思いました。  人間は、決して、勝ちません。ただ、負けないのだ。

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    投稿日: 2009.01.24
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    推理小説やミステリーも書く作家の、はじめて「エッセイ」っていうの? そっちのほうに強く影響を受けざるをえなかったのが安吾。 じっさいマンガのような文章を書くくせに、 堕落論とは笑わせる。影響を受けてもろくなことにならないのは わかってるんだけど、安吾好きですって人がいると全部 わかりあってるような気分になってしまうのはなぜだろう。

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    投稿日: 2009.01.22
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    推理小説やミステリーも書く作家の、はじめて「エッセイ」っていうの? そっちのほうに強く影響を受けざるをえなかったのが安吾。 じっさいマンガのような文章を書くくせに、 堕落論とは笑わせる。影響を受けてもろくなことにならないのは わかってるんだけど、安吾好きですって人がいると全部 わかりあってるような気分になってしまうのはなぜだろう。

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    投稿日: 2009.01.22
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    昔から「タイトルが上手いなぁ」って思ってた。 筋が通ってるんだが、通ってないんだが、よくわからないままに言いくるめられてしまう気迫?の一冊。 「一見立派な建物だが、いざフタを開けてみると畳が敷かれていない」っていうのを手に取るように実感できる。 今の時代なかなかお目にかかれない豪傑?とおしゃべりできる貴重な機会です。

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    投稿日: 2009.01.16
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    恋愛論が可愛らしいです。でも時代背景は戦争。「政治による救いなどは上皮だけの愚にもつかない物である。」

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    投稿日: 2009.01.12
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    あはは、おもれー、 おもれーよ安吾!! 特にデカダン文学論あたり、最高でないか!! 詭弁、なんて知らないよ!

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    投稿日: 2008.10.18
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    割と共感できる部分があった。 でも、結構過激なことも言う安吾さん。 もう2回は読む必要がありそうです。

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    投稿日: 2008.09.05
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    買ってからまったく手をつけていなかった安吾の本。ネパールにてちびちびと読む。ふむ。面白いではないか。

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    投稿日: 2008.09.01
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    堕落したらええのです。コトバ一つ一つが重いのです。なくてはならない一冊、です。 「言葉には言葉の、音には音の、そしてまた色には色の、おのおの代用とは別な、もっと純粋な、絶対的な領域があるはずである。」

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    投稿日: 2008.06.20
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    14冊目。面接で本好き?って聞かれたので堕落論最高って答えてやった。実用書は読まないのって返された。マニュアル人間めが!

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    投稿日: 2008.04.10
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    漱石も、志賀直哉も、芥川も、 彼の毒舌にバッサリ斬られてコロッと転がる。 堕落は今でいうデトックスなのかも知れない。 ことばを変えて、彼の考え方があらゆる時代に遍在していることを 思うと面白い。

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    投稿日: 2008.04.07
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    彼の世界観はとても好きです。 昨日の敵は今日の友という甘さが、むしろ日本人に共有の感情だ。凡そ仇討にふさわしくない自分達であることを、恐らく多くの日本人が痛感しているに相違ない。長年月にわたって徹底的に憎み通すことすら不可能にちかく、せいぜい「食いつきそうな」眼付ぐらいが限界なのである。 模倣ではなく、発見だ。ゲーテがシェクスピアの作品に暗示を受けて自分の傑作を書きあげたように、個性を尊重する芸術に於てすら、模倣から発見への過程は最もしばしば行われる。インスピレーションは、多く模倣の精神から出発して、発見によって結実する。 人はあらゆる自由を許されたとき、自らの不可解な限定とその不自由さに気づくであろう。人間は永遠に自由では有り得ない。なぜなら人間は生きており、又死なねばならず、そして人間は考えるからだ。政治上の改革は一日にして行われるが、人間の変化はそうは行かない。遠くギリシャに発見され確立の一歩を踏みだした人性が、今日、どれほどの変化を示しているだろうか。

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    投稿日: 2008.01.06
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    最後の「不良少年とキリスト」で太宰治について書いている文が、まぁ自殺否定な訳だけれども、行間から著者坂口安吾の悲しさがこぼれてる、否、あふれてる気がした。気高い男は格好良いっす。生活のてきとー具合が笑えるのだけれども、逆に思考の真剣さは凄まじく、そのバランスが絶妙だと思う。

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    投稿日: 2007.12.27
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    生きよ、堕ちよ。何回読み返してるか分からない。心の一冊。 ただ、堕落を額面通りの意味で理解して欲しくない。堕落には真摯な人間らしさと覚悟がいる。収録されている「文学のふるさと」も良い。『そうして、最後に、むごたらしいこと、救いがないということ、それだけが、唯一の救いなのであります。モラルがないということ自体がモラルであると同じように、救いがないということ自体が救いであります。私は文学のふるさと、或いは人間のふるさとを、ここに見ます。 』禅問答ではない。

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    投稿日: 2007.11.23
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    脆弱だが可憐な人間を描く坂口安吾が好きだ。 薬物びたりで奔放な坂口で、なにを考えてるか分からない時も多いけどそれはそれでいい。 焼夷弾をみて偉大な破壊といってしまう感性。戦前、戦中、戦後の時代に生まれたかったとは思わないが、現代にはない倫理感、不自由さのなかに存在する美にあこがれる。

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    投稿日: 2007.11.10
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    敗戦直後、ドン底だった日本人の状態を敢えて肯定して、「堕ちるとこまで堕ちればいいじゃん!」と叫んだ坂口安吾。 人間は堕落するものだし、それを防ごうと思ったってそうは行かないし、それならいっそ堕ちて堕ちて堕ちまくれば良い。 「堕ちる」ったって、「人は無限に堕ち切れるほど堅牢な精神に恵まれていない」から、そこまでいけば人間は本質的に再生するのさ! と安吾は言う。 現代のニート諸君にも言って聞かせられる斬新さに溢れている安吾だが、戦後のぼろぼろだった頃の日本人にとっては非常に衝撃的で、活力の源となる論だったに違いない。 安吾が生きていたなら、今の日本をどう表現するだろうか? 「堕落しろ」とさえ言えなくなっちゃってたりして。あー怖い。

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    投稿日: 2007.10.27
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    高校のとき友人に無理やり 分かったんだか分からないんだかのまま読了して でもなんかそれが逆に印象として残った

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    投稿日: 2007.10.17
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    坂口安吾の堕落論 以前映画化されたものを見て気になっていた「白痴」。最近買って読み始めました。 文章は好きですが、内容が難しいので苦戦中。

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    投稿日: 2007.10.16
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    戦中戦後というと、どうしても日の丸一丸となって戦い抜くぞー!→やっぱり一丸となって復興するぞー! というイメージ刷り込みがあるけれど、そんなわけないんだった。

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    投稿日: 2007.09.18
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    本全体から見れば堕落論というよりはむしろ「坂口安吾が考えた事」としたほうがしっくり来る気がする。 文化は人であって、現存する物ではないとかいう考え方にはしびれさせられた!僕も堕落しないと

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    投稿日: 2007.08.23
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    大学の時読んで、だらけきった生活もありなんだなと強引に解釈しました。 もう何度めでしょうか読み返すの。「人間は堕落する。義士も聖女も堕落する。それを防ぐことはできないし、防ぐことによって人を救うことはできない。人間は生き、人間は堕ちる。そのこと以外の中に人間を救う便利な近道はない。」好きなんですよこの一節。

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    投稿日: 2007.08.08
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    すごい。久しぶりに息をのんだ。 それが正しいか、正しくないか。そんなことではなく彼は自分の言葉を持っている。ただ吐き出す言葉ではなく、それを相手に伝える術として文章というものを持っている。 『堕落論』も好きだけど私的には『特攻隊に捧ぐ』が一番素晴らしかった。

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    投稿日: 2007.07.26
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    坂口安吾の中でも一番好きな短編集。 誤解されそうだけど、書いてあることはすごくまっとうだと思うんですけど・・・。

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    投稿日: 2007.05.20
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    学生の頃、とっても文学が好きな友人と、本の話で喧嘩をした…そんな思い出深い(笑)一冊。彼女は言った【安吾の中では駄作よね?】…果てしなく落ちる…。彼女は物書きになった…私は、相変わらず落ちている(笑)

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    投稿日: 2007.05.16
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    賛否両論がありすぎる本ですが。 こんな主題を力いっぱい綴る坂口さんが好きです。 健全と正論が苦手な方の逃げ道。

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    投稿日: 2007.03.01
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    ムダのない一級の文体だ。内容は題名に反して、楽観的な人生賛美。 確かに堕落について論じているのだが、意味するところは人間とは堕落しようといくら努力しようとしてもタカが知れているのであって、堕ちるだけ堕ちれば人間の本性とか品性というのは回復する運命にあり、堕落したと思っても絶望するほどのことはないという坂口の励ましだ。

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    投稿日: 2007.02.01
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    借り物の知識や流行からではなく、自分の頭や身体をフルに使って生み出された思考は、旧くならないという見本。日本という存在を冷静に分析する手腕に脱帽。終戦直後に発表されたこの本に、日本中が衝撃を受けた。

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    投稿日: 2007.01.08
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    人間臭いと思いました。気取ってない。飾ってない。同意する同意しないは別として泥臭く彼の魂に染み付いた思想だと思う。

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    投稿日: 2006.12.13
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    人はみな堕落する 聖人なんていう存在は夢の中だけの産物で、牧師やシスターも堕落する しかし、堕落しきった後に救いはあるのだ、と作者は語る 自殺後の太宰治について語っているのが興味深い

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    投稿日: 2006.10.25
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    「さいきんオチ気味。。」「なんかわかんない。」「オチちゃって。。」「とことんオチちぇえ。。」「そしたら上がるだけだもんね。」の、堕チルではないのだ。

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    投稿日: 2006.10.23
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    R25によると最近流行ってるらしいです。流行る前に読んだ事を強調しておきます。堕落どころかカッコイイです。

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    投稿日: 2006.10.20
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    確かに軽いが、力強い。 「人間は生き、人間は堕ちる。そのこと以外の中に人間を救う便利な近道はない。」

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    投稿日: 2006.10.15
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    常識的だけれど、そこまではっきりは云えない論を次々に明言する辺り独特なのかも。小気味良い。 06/10/4

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    投稿日: 2006.10.09
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    恋愛論の「孤独は、人のふるさとだ。恋愛は、人生の花であります。いかに退屈であろうとも、このほかに花はない」 すばらしいの一言。

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    投稿日: 2006.07.25
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    坂口安吾の本の中で一番インパクトが強いと思います。高校生の時に読んで猛烈に影響をうけちゃって、今でも影響してる。

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    投稿日: 2006.07.24
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    堕落することが、最も明確で確実な自由の表現でもあるのだと思われる。真面目にやるということは常に誰かに操られている、という視点。戦前・戦後を生きた人だからこその視点。

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    投稿日: 2006.04.26
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    言わずと知れた超・有名エッセイ。基本あたしはストーリーより筆力重視なので、エッセイを簡潔に面白く読ませる人の作品にしかお金は出しません(笑) 才能では、いまだにあたしの中で安吾師匠を越える作家はいませんね。 「堕ちよ、堕ちよ。」こんなこと言えるの、師匠だけでしょう。 20歳までに出会うべき!作品。

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    投稿日: 2006.01.03
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    うーん、戦後混乱期だたったからありだったのかな? 私にはこじつけっぽく感じて、あんまり素直に納得できなかった。

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    投稿日: 2005.10.03
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    彼は否定していたんだと思う。そして、否定の先に救いを見出したかった。僕らの文化、うわっつらの礼儀を心から憎んで、その先にある人間そのものとしての美しさ、あるべき姿を探したかったんだと思う。人が目をそむけるところに目をそむけず、人の醜さを全て凝視して飲み込み、そこから人を救う方法を見出す。僕らがいかに目をそむけることに勤勉かを彼は教えてくれる。そして、彼は理想主義者だった。安穏とした日々を憎み、死ぬまで覚悟を持ち続けることを望んだ。それは無理な願いにもかかわらず。また、彼は武士道というような中途半端な生き様を憎んだ。醜くても生にしがみつき、殺すか殺されるかのEdgeで生きる武蔵を好んだ。

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    投稿日: 2004.12.04
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    堕落論。色んな出版社からちょっとずつ中身の違う文庫が出てるけど、とりあえず僕が最初に読んだやつで。うん・・・面白いよ。 「日本文化私観」とか、短いけど何だか心に残っています。

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    投稿日: 2004.10.28
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     学生時代、全文書写するくらい好きだった。  当たり前のことしか書かれていないような気もするが、当時はとても慰められた。  語り口が好き。

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    投稿日: 2004.10.02