
総合評価
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powered by ブクログ山岳小説らしく、冬季八ヶ岳縦走のシーンはあるが、主題は男女間の三角関係というか四角関係というか恋愛モノである。美人女流登山家・川原田千穂、千穂に恋する山男2人、千穂の旧友かつライバルの香野美根子の4人の話。
25投稿日: 2024.11.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
登山の小説を読みたくて、読んでみた。登山の描写はふんだんにあって良かったが、物語は昭和のメロドラマでなんとも読み心地が悪かった。常識として男より女は劣っていて、地位も格下という枠組が厳然とあり、いかなる登場人物もそこに囚われているように感じてしまう。 女は女らしく、男は男らしく。その枠組から逸脱したいカッコいい女と、やや堕落した不良な女の争い。カッコいい女も後半は、いつの間にか完全に男に世話を焼かれる存在となっていて、がっかりした。 男たちの純粋さといい、女たちの小悪魔ぶりといい、まさに男の幻想のような小説だと思った。しかし、当時は実際にこんなもんだったのか? 結論は女に山はわからない 女に山男はわからない。 お粗末。
0投稿日: 2024.08.18
powered by ブクログ「新田次郎」の長編山岳小説『縦走路』を読みました。 『芙蓉の人』、『富士山頂』に続き「新田次郎」作品です。 -----story------------- 美貌の登山家と山男二人。 その恋には恐るべき罠が仕掛けられていた。 人間の本質を見据えた「新田文学」の真骨頂。 北アルプス、冬の八ヶ岳で二人の山男は、「女流登山家に美人なし」と言う通念をくつがえす、美貌のアルピニスト「千穂」に夢中になる。 彼女の旧友でライバルの「美根子」を交えた四人の間に恋愛感情のもつれが起こるが、命がけの北岳胸壁攻撃の後、「千穂」は……。 きびしい冬山と氷壁を舞台に、“自然対人間”そして“男対女”を通して緊迫したドラマをみごとに描く傑作長編山岳小説。 ----------------------- 文芸雑誌『新潮』の昭和33年(1958年)7月号から11月号に連載された作品… 当時としては新鮮な魅力に溢れ、連作中から世評を得た作品だったようですね。 登山仲間である「蜂屋道太郎」と「木暮英作」は、針ノ木峠から立山へと縦走へ出かけた際に、女性登山家「川原田千穂」と知り合った、、、 彼女は「女流登山家に美人なし」と言う通念を打ち破るような美人アルピニストだった… 足が達者で、リーダー然とした「千穂」に反発を感じつつも、2人は彼女に惹かれていく。 「蜂屋」と「木暮」は大学の同級生で、「木暮」の勤める協進精器に「蜂屋」の勤務する天宮電気が機械を納入するという仕事上の関係もあった… 天宮電気で秘書を努める「香野峰子」は「千穂」と高校の同級生で、その縁で4人は再会、、、 「蜂屋」と「木暮」が「千穂」に惚れていることに気付いた「峰子」は、「蜂屋」と「木暮」に理由をつけて、それぞれアパートに誘い込むが2人から愛を得ることはできなかった… 「蜂屋」は「千穂」と2人で冬の八ヶ岳に出かけ、彼女と結婚する決心を固める、一方、「木暮」も「千穂」との結婚を心に秘めていた。 お互いの気持ちを知った「蜂屋」と「木暮」は、「千穂」の気持ちを決めさせるために北岳にロッククライミングに誘った、、、 3人が出発するとき、「峰子」から北岳山頂で開くようにと差し入れを渡された… 北岳山頂で「峰子」から渡された差し入れを開くと、それは「峰子」のアパートに「蜂屋」と「木暮」が忘れたザイルとマフラーだった!! いやぁ、恐ろしい差し入れでしたね… きっと、これで「千穂」の気持ちは2人から離れていくんでしょうね、、、 山岳小説と恋愛小説の要素を絡めた、当時としては野心的な作品だったようですが… 「新田次郎」ですからね、本書の魅力は、針ノ木から立山という北アルプス、八ヶ岳、そして北岳と短い中にも主要な山を盛り込んで、縦走から登攀までを愉しめる贅沢な展開や、山に関するリアリティ溢れる描写なんだと思います。 久しぶりに山に行きたくなりましたね。
0投稿日: 2023.01.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
女性登山家に美人なしというジンクスをうち壊す女性が仲のいい男性の登山家の前に現れ、恋のバトルをするような本です。少し恋愛に片寄りすぎなので、著者の登山小説を期待して読むとちょっと期待はずれになるだろう。女性が出て来る登山小説でも、著者の作品である芙蓉の人とかの方が良い。
1投稿日: 2020.04.06
powered by ブクログ懐かしの新田次郎であり、表現こそ古いが、小説としての面白さは現代でも減じていないと思う。徹底して不器用な男の視点だけれども。
0投稿日: 2019.10.14
powered by ブクログ女流登山家に美人なし、といいながら美人ばかりが出てくる新田次郎の山岳小説。 女:千穂、美根子 男:蜂屋、木暮
0投稿日: 2019.09.18
powered by ブクログ北アルプス、冬の八ヶ岳で二人の山男は、「女流登山家に美人なし」と言う通念をくつがえす、美貌のアルピニスト“千穂に夢中になる。彼女の旧友でライバルの美根子を交えた四人の間に恋愛感情のもつれが起こるが、命がけの北岳胸壁攻撃の後、千穂は……。きびしい冬山と氷壁を舞台に、“自然対人間"そして“男対女"を通して緊迫したドラマをみごとに描く傑作長編山岳小説。"
0投稿日: 2019.06.18
powered by ブクログ昭和37年(1962年)に書かれた作品 山登りが趣味の会社員たちを描いた恋愛小説だが いまや時代劇とそのことば回しがたいしてかわりなく感じる それでも登場人物の造形と話立ての面白さはさすがの実力
0投稿日: 2018.10.26
powered by ブクログ一本気な二人の山男と美人山女との三角関係を中心に描く山岳小説。峰屋と千穂の二人登山までは楽しめたが、その後の山男対決からぐだぐだ展開に。千穂の魅力は美人なだけで、自意識過剰で意地っ張りの鼻につく女としか感じられず、山男二人がどこに惚れているのか理解できない。千穂の目線で考えても他の山男と違って積極的に誘われなかったくらいの2人であって、湧き上がる恋愛感情はないのに対決を日和見する感覚で興ざめ。故に感情移入出来ず惰性で読み進めるも最後の展開にがっかり。神聖な山登りでは男女の誤りはないというテーマを主題に最後まで進めてほしかった。
0投稿日: 2018.07.06女二人に山男がもて遊ばれている
美人の登山家に二人の山男がほれる内容。新田次郎の小説では初めて恋愛小説を読みました。 美人登山家千穂には、高校時代からの友人、美根子がいるが、千穂に対してのライバル心が強い。 千穂がいかに二人の山男を誘惑しようとするのかが面白いところか。 いずれにしても、この物語では女性二人の方が、男よりも遥かに上の立場であり、男が手玉に取られて「おろおろ」している様子も笑える。
1投稿日: 2017.02.25
powered by ブクログ図書館より 二人の山男、木暮と蜂谷はある日の登山で川原田千穂という女性アルピニストと出会う。彼女に惹かれた二人の恋愛模様は千穂の友人の美根子の登場でもつれ始める。 読んでいて時代を感じる小説でした。見たことはありませんが、たぶん石田純一さんとかが出ていたトレンディードラマってこんな雰囲気なんだろうな、と思いました(笑) 雰囲気がそれならそれで別にいいのですが、女性陣に魅力がまったく感じられないのはいただけない…。美根子がイヤな女なのは役回り上仕方ないのでいいのですが、ヒロインの千穂も何がしたいのか、イマイチ分からずなんだかんだでイヤな女だったな、という印象です。で、どちらのイヤな女っぷりもなんだか古臭いんですよね。 だからか、そんな千穂に惹かれる二人の男性陣にもまったく共感できず…。 人間模様はそんな印象でちょっと残念だったのですが、登山の描写や、吹雪に閉じ込められる描写などは山岳小説で有名な新田さんらしく読みごたえがありました。次回新田さんの作品を読むときは、登山を前面に押し出した作品を読もうと思います。
0投稿日: 2014.08.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2012/9/29 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。 2016/4/14〜4/19 2年ぶりの新田作品。 山を舞台に男2人、女1人の三角関係を描いた作品。でも、やはり素晴らしいのは、山登りシーンの描写。 それほど新田作品を読んでいるわけではないが、ちょっと意外な作品であった。
0投稿日: 2012.09.29
powered by ブクログ山岳トレンディドラマ。 確かに50年前に書かれた本としては、色あせていないのかも知れない。 石黒賢と織田裕二 江角マキコと天海祐希 位の配役でどうでしょう?
0投稿日: 2012.04.13
powered by ブクログ男女4名のドラマ 山というより男女の物語。 ひとりの美人登山家を山男2名が奪い合う。そこに美人登山家の高校時代の友人が対抗意識だけで絡んでややこしくなる。 これ以上登場人物が増えると大変だが、4名だけなのでわかりやすい。 山男2名とともに縦走を計画した山女は、その頂上でどちらを選ぶか選択を迫られるのだが、結局どちらも選べない。 ラストでは、川を渡る山男たちに対して丸木橋を渡る山女が表現される。 橋が水面にくっついたり離れたり。見守る山男を意識しながら、山女は橋を渡りきる。橋の浮き沈みが山女のこころの揺れを表している。山男のザイルに助けてもらうことを拒否することで山女は両方を男と決別する。印象的なエンディングだ。 巻末の解説では山の本となっているが、実際は山が脇役の意欲作と見る方がいいと思う。先のミステリーに加え、この手の小説も上手なんだなと改めて新田次郎の筆力に驚いた次第。
0投稿日: 2011.09.16
powered by ブクログ初新田。何この山岳月9(笑)というのが一番の感想。山の描写は申し分ないが、恋模様の描き方がイマイチ。後日談も欲しかった。
0投稿日: 2011.04.09
powered by ブクログ山登り経験などない自分にとっては、登山描写が珍しく迫真的記述に圧倒されて、なかなか面白かった。 山男2人に、類を見ない山女?の女王、そしてそれに絡み付く悪女?の男女4人の恋のさや当てを基軸に、雪山登山に挑む登山家3人の戦いを描く。 女王様のような千穂に振り回される男2人と、その2人を罠にはめる美根子がこの物語を実行支配しているが、千穂の性格描写がいまひとつすっきりこず、ここだけが少し残念なところだ。だが、そうした情念の物語とパラレルに進む登山描写は、色彩・音・皮膚に強く訴えかけるほど印象的であり、これが現実感を引きだしている。 そう、これは雪山登山そのものが主題なのだ。 ところで、裏表紙のあらすじ説明で概要が要約されているのはいかがなものなんだろうなあ。(笑)
5投稿日: 2011.02.13
powered by ブクログ大好きな新田次郎作品! 男の人は相変わらず無骨で、山は荘厳で。 女の描き方が、うん、無骨じゃなかった。結構真実ついてるような。 山の恋愛小説というカテゴリーで語られることが多いのかもしれませんが、 山だけが変わらずに正しい。 2010-2-12読了
0投稿日: 2010.02.12
powered by ブクログ新田次郎は富士山測候所で6年間、山岳気象観測に従事した科学者。細部にわたる山の描写に引き込まれました。もう一冊読もうか。
0投稿日: 2009.06.23
powered by ブクログあっけない意外な終わり方だった・・。 千穂さんは強情すぎる。 けどブルー系の服を好むところは私とおんなじ。 そして一つの寝袋に男女というのは・・・・・ 違反だけど憧れちゃう(クスッ)!! 私が生前11年前の小説ですがよく歩く奥多摩の山々の名前に親近感わきました。 本書とほぼ同一コースで今年の夏は八ヶ岳単独縦走するぞ〜! 単独テント買わねば〜!!!
0投稿日: 2008.05.23
powered by ブクログタイトルに期待して読んだのに、中身は、駄作といっても過言ではない内容だった。これは、執筆過程で締め切りに追われていたなどの、のっぴきならない状況下で無理矢理書き上げたのではないかと推察される。らしくない内容に、逆に希少価値を見ることは出来るのかもしれない。
0投稿日: 2005.11.12
