
総合評価
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powered by ブクログ初の綿矢りささんの作品 チャイルドモデルからブレイクして売れっ子になった女の子が落ちていく物語。 淡々と進んでいくようでどんどん惹きつけられていくストーリー展開がさすがだと思った。 あまりスッキリする終わりかたじゃなかったけど綿矢さんの他の作品も読んでみたいと思った。 多摩と夕子の中学時代の絡み合いがなんだか堪らなく甘酸っぱくて胸の奥がこそばゆくって仕方なかった。 スキャンダルの後夕子には多摩に会わせてあげたかったけど会わせちゃダメだったんだろうなぁ。
1投稿日: 2026.01.07
powered by ブクログ子役から活躍する容姿端麗な女性が堕ちていく。 なんかリアルというか…あるんだろうなこういうこと。 自分を投影して入り込むタイプではなく。 物語として純粋に面白い。 主人公はカワイソウだった。打算で「こうしなくては」という時も含めて、ずっと純粋だったのだろうと思う。 ラストだけ少し物足りなく感じてしまった。 ほんの少しだけ。
1投稿日: 2026.01.06
powered by ブクログテーマがアイドル、舞台女優である朝井リョウさんの「武道館」「スペードの3」を読んだ後に、本書を読みました。古本屋で何気なく選んだ3冊が偶然全て芸能関係物で、この短期間で華々しい世界の裏側に少し詳しくなった気がしました、絶対気のせいですが。 芸能界の栄光と挫折、理想と現実のコントラストを描いた3冊ですが、比較したとき、最も生々しく、最も救いがなかったのが本書です。多摩くんと一緒に魚を洗うシーンだけが、この物語の光でした。最後、全てを失い今から確実に生きづらい人生が待ってると思われる夕子ですが、多摩くんに再会できればきっと失ったものを取り戻せるはず。もう一度会えることを切に願って、本書を閉じました。
1投稿日: 2025.12.16
powered by ブクログところどころゾッとするポイントがあった cmが半永久契約だったり事務所が商品としてゆーちゃんを扱う部分などまあお金が絡んでいるから仕方ないのかもしれないが彼女には酷なのではないかと感じた また幼い頃から職業を親が押し付けるのはどうなのか もうゆーちゃんは戻れないところまで来てそこでスキャンダルを起こしてしまった 少しそこは彼女に対して同情した
1投稿日: 2025.11.26
powered by ブクログ5.0/5.0 人間の汚さや社会の醜さを、少し引いた視点から抉るように描き出す、シニカルな綿矢りさ作品はいつも痛快。 自分が一番腹が立ったのは、夕子の母親だった。 娘を自分の自己顕示欲を満たす道具としてしか見ておらず、全てが利己的。小説を読んで、ここまで腹が立ったのは初めてかも。 芸能界なんて、消し飛べばいいのに。
1投稿日: 2025.11.10
powered by ブクログ夢を与える仕事。煌びやかだけれど苦しいなとも思った。小さい頃からそういう環境にいるといろいろ麻痺しそう。若かりし頃は恋愛が全てだったり周りが見えなくなったりあるよなぁ、でもそれはタブーな世界。 いつか多摩に会えるといいな。
0投稿日: 2025.08.31
powered by ブクログ初めて綿矢りささんの本を読んだけど、繊細な文章がとても好みで、この人の文章を読みすぎたら心地よくて他の人の文章(特にミステリーとか)を読めなくなる気がしました。 夢を与えるという題名の通り、夢を与える仕事というものに焦点を当てて書かれていて、芸能界には入りたくないなとシンプルに思ったし、ゆうちゃんの行動と心理を追いかけている中で、そりゃそうなるやろって感じで、報われて欲しいと思いました。
0投稿日: 2025.08.18
powered by ブクログ夕子のお母さんはパパを取り戻そうと必死になればなるほど怖い顔になってパパは離れて行った。強引に手に入れようとしたものほど去っていくという夕子の結論に少し納得した。友達がいない夕子はお母さんに何でも話して受け止めてもらっていて、お母さんはお母さんで夕子を芸能界で生き残れるように策略を立てていて、、お互いで利用し合っていたのだと夕子が気付いたところが印象的。カッコつけで悪ぶってる男にハマっちゃうところが若くて可愛い女の子がよく通る道って感じだったが、このくらいの恋愛もしてみたかったなとも思った。
1投稿日: 2025.08.17
powered by ブクログ最近あった女優と俳優の不倫を思い出した。 芸能人はいつでも誰かに見られていて、何かを与える存在にならないといけない。成長の過程でゆーちゃんはそれに違和感を感じてしまったんだなと思った。お母さんもゆーちゃんも、お父さんもその周りも、なんだかあんまり理解できなかった。特にお母さんは、娘を大切にしているのか、自分の理想の娘を大切にしているのか、分からなかった。
0投稿日: 2025.07.19
powered by ブクログ綿谷りさ作品はとにかく読みやすいのと、人の描き方がすごく好き この作品もとても面白かった、、ただ、ちょっと他の作品よりは私には刺さらなかったけども 今だと、ちょうどめいちゃんと重なってしまう部分があって勝手に心境を想像してしまった、、なかなか苦しいね
1投稿日: 2025.06.07
powered by ブクログ若林さんが勧めていて購入。 登場するヒトごとの感情の欲が、途中から苦しくなるほど強く出ていた。 芸能人とは程遠いが、欲深さは成長や家族まで崩せる怖さを感じた。
1投稿日: 2025.04.27
powered by ブクログ本の素材はよくあるけれど、もっと面白いかな?と読んだものの… いろいろエピソードはあるのに、いつも同じ淡々とした文章。 夕子の体温が全く感じられない。 俯瞰している感じで、気持ちにはいりこめない。
0投稿日: 2025.03.03
powered by ブクログ内容が残酷でいいんです。 私的な朝ドラのようにも感じました。 真っ直ぐなんて進めないし、着くはずのゴールなんてわからない。 そんなことを考えさせられました。
0投稿日: 2025.02.08
powered by ブクログうわ〜〜辛い、というか痛かった。日本中のひとに愛され見守られるはず(ということそのものが不可能に近いと思うけど)だった人生がどんどん削られて落ちていく感じ、蟻地獄に近いものがあるな。個人的に1番きつかったのは、これまでお母さんと比べてもどことなく冷めた印象の強かったゆうちゃんが唯一激しい感情で強く欲したものこそが崩落への決定打となってしまったこと。あんなに激しく欲しいと思えるなんてすごいな、とある種の憧れを持って読んでしまった分、尚更きつかった。ざくざく来る本だった。
0投稿日: 2024.12.28
powered by ブクログテレビは見る人の見たい夢を見させる道具。でも画面に映る一人一人は人間だから心が有って傷付けられれば壊れる。夕子が正晃との関係でイメージを損なわれたようには正晃が傷付かなかったことが印象的だった。狡いと思った。夢を与えるために夢を見てはいけないこと。夢を見ることで夢でなくなってしまったこと。でも夕子はただ誰かに愛されたかった普通の子でそれが視聴者の求める普通の子と違ったからテレビの外に出られたのか。ずっと淋しくて怖かった。
0投稿日: 2024.10.17
powered by ブクログ綿谷りささんの著作が最近気になり久しぶりに文庫本で読書。主人公の夕子ちゃんのキャラクターが気になってページが進んだ。
0投稿日: 2024.09.14
powered by ブクログラスト、悲しい気もするし、これからやっと、普通の片親の親子として生きていくのかな。と思った。 夕ちゃんはしっかりしていて、頭がいいけど、汚い大人たちによって、生きにくく、汚されいるんだな。母親の執着から生まれたゆうちゃん。彼女が求めたものは、普通の日常、両親の愛。大衆の目線ではなく、本当の自分を愛してくれる、ずっとここにいていいと言ってくれる居場所。止めても無駄。みんなが与えてくれなかったものを与えてくれる。世間の目なんて関係ない。だって、ゆうちゃんはそんなものいらないから。 異常な関係の、母と父。ゆうちゃんと男。それが壊れたラスト、その後、ゆうちゃんは子役ではなく子供として、お母さんと普通の幸せな人生を歩んで欲しい。
0投稿日: 2024.08.08
powered by ブクログ子役の大変さ、家族の気持ち。もちろんすべての子役の方がこうではない。でも、こういうこともあるのかもしれないと思いながら読んでしまいました。
0投稿日: 2024.08.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
宮沢りえさんを思い浮かべて、(私は世代ではないので、YouTubeでCMを観たのですが)造形の美しさに魅了され、CMを何本も観漁り、婚約会見から婚約破棄会見まで観てしまいました… 人気絶頂期にヌード写真集を出したり、激痩せして表舞台から消えたり、wiki読むだけでも壮絶な経歴… 近年のインタビュー動画で、「母親」という言葉について思いつくことを聞かれて、「私の母を指すなら、一番敬愛する人」と回答していてグッと胸に来ました。 そのインタビューの中で、30代前まで辛いことたくさんあったけど経験してよかった、経験していなければ今の自分はなかった、というようなことを仰っていて、またグッと来ました(;_;) 本の感想じゃなくて宮沢りえさんの話になっちゃってますが(^^; 本の中では主人公の再起までは描かれていないのですが、このあと、スキャンダルも糧にして乗り越えて行くのだと私は解釈しました。
0投稿日: 2024.05.03
powered by ブクログ綿谷りさ先生の特徴でもあるむき出しの無垢さが傷付いて萎れていく様は辛くも切なくてとても好き。 言葉選びにある優しさが生々しくて普通に生きてる人の不幸を実感させられる。
0投稿日: 2024.03.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
感想 芸能界は大変だなぁ。子供の頃にすべてを手に入れてしまうと色々勘違いしてしまう?のかもしれない。ただ、一度きりの人生でジェットコースターのように体験できないことややりたいことをやっているのは貴重なのかもしれない。 夢を与える。与えるという言葉が傲慢なのかもしれないと言ったゆうちゃんの感覚が正しかったのかもしれない。 あらすじ 幹子は、付き合っていたフランス人ハーフのトーマから別れを切り出され、回避すべく、色々努力し、夕子が生まれる。 夕子は、幹子の熱心な活動で雑誌モデルをしていたが、ある日チーズのCMに半永久的に出演することになり、成長と共に有名になる。 高校までは順調に仕事をこなしてきたゆうちゃんだったが、TVで見たダンサーに入れ込み、深夜遊びをする中で、情事を撮った映像がインターネットに流れてしまい、一気にその地位を失うことに。残されたのは何だったのか。
8投稿日: 2024.02.15
powered by ブクログ「蹴りたい背中」「勝手にふるえてろ」に続き3冊目読了。 子役タレント親子の成長と挫折と転落の物語。 著者お得意の若い女性のストレートでコミカルな心情表現は抑えられ、純真で無垢な主人公の心情が綴られていく。読者はチーズのCMで夕子を見守る視聴者よりも濃い濃度で夕子の成長を見守っていくだけに転落していく様はなかなかにつらい。大好きな両親の不仲、高校生活や仕事での挫折、殺人的な忙しさの中でも一歩ずつ成長していくが、恋人を作ったことからみるみる転がり落ちていく。 そもそもどっぷりつかるべきでなかった芸能界、結婚するべきではなかった両親。築き上げてきたはずのものがどんどん崩れ落ちていく恐怖と現実。穏やかな普通の人生がいかに幸せなことか。 17歳で作家デビューし芥川賞受賞後の22歳の3作目。夕子に著者自身を重ね合わせているのだろうか。
1投稿日: 2024.02.07
powered by ブクログあなたは「夢を与える」仕事をしているでしょうか? このレビューを読んでくださっているみなさんは何かしら仕事をされている、もしくは仕事をされてきたと思います。それはもう千差万別です。しかし、共通しているのはそれが誰かのためになるものだということでしょうか。無人島で一生一人暮らしをしていますという特殊な方以外、仕事とは誰かのためにあるものであり、その仕事によって誰かに何かをもたらすものだとは言えると思います。 そんな仕事のあり方について「夢を与える」仕事という言い方をする時があります。あなたなら、そこにどんな仕事をイメージするでしょうか?『たとえば農業をやるつもりの人が”私は人々に米を与える仕事がしたいです”』とは言わないと思います。では、『お米は無理で夢だけが堂々と”与える”なんて高びしゃな言い方が許されて』良いものでしょうか?「夢を与える」という言葉はなかなかに定義付けの難しい極めて特殊なものなのかもしれません。 さてここに、『将来について訊かれると「夢を与える人になりたいです」と答える』一人の少女を描く物語があります。幼少期から『衣料品の通販カタログのモデル』をはじめた少女を描くこの作品。そんな少女が一気にスターダムにのし上がっていく様を見るこの作品。そしてそれは、「夢を与える」という思いの先に栄光と失墜を見る少女の物語です。 『今日、私は六年間付き合った男に別れ話を持ち出される。そして私の答えは、「ぜったいに別れない。」』という思いの中、家を後にしたのは幹子。『二人で何度か行ったことのある喫茶店』でトーマに会った幹子は、『あのとき君が結婚のことを言い出して、正直驚いた』、『これ以上付き合って君の時間を奪う権利は僕にはない。別れよう』と切り出されます。そんなトーマの台詞に『私が予想外のことを言えば、混乱して弱気になるだろう。そこを追いつめる』と考えを持ってきた幹子は、『就職先が決まったの』とトーマの不意をつく台詞を口にすると、部屋が見つかるまでトーマの部屋に居させてくれるよう懇願します。そして、『トーマの部屋に住み始め』た幹子は、『肉の関係を復活させ』ると、『避妊具に細工し続けて妊娠』し、結果子どもが産まれました。そんな子どもは『天性の可愛さでもって、二人をまるで変えてしま』います。『現実離れして可愛いらしい完璧な赤ん坊』という二人の子どもに夕子と名をつけた両親は『幸せな夫婦関係』を送ります。そんなある日、『雑誌社に勤めていた友人』に『あの子本当に可愛いわよね。チャイルドモデルになれるんじゃない?』と言われたことをきっかけに『衣料品の通販カタログのモデル』になった夕子。幹子は夕子を連れて『月二回の撮影所通いを続け』ます。そして、撮影が終わった後、スタジオ関係者に『広告代理店の人が今来てる』ので会って欲しいと言われた幹子。そこには『阿部夕子さんを我が社のCMのキャラクターに起用したいと思い、本日は参りました』と話す『有名な食品会社の』関係者が待っていました。『発売から三十周年にな』った『スターチーズ』の広報にこの先夕子の『成長していく様を撮り続け』たいというその申し出。契約書を見る幹子は、そこに『半永久』という文字を見て驚きます。『私たちは夕子ちゃんが”将来性のある”女の子だと考えてい』るとその契約期間の考え方を聞いた幹子は契約を決めます。『夕子の顔が全国に知れ渡るのだ』と思う幹子。一方で『無名の夕子はテレビや雑誌に出ることはほとんどなく、CMのなかだけで成長し、愛らしさを増していく不思議な存在』となっていきます。やがて、『CMの放映が重なるにつれ、ゆーちゃんは一体何者なんだという電話や仕事の依頼が広告代理店のほうに頻繁にかかってくるようになり、個人では対応しきれ』なくなります。そして『小学六年生にな』った『夕子は両親に連れられて、契約の話を熱心に持ちかけてきたS事務所を訪れ』ました。案内された社長室に『おお、ゆーちゃんだ』と現れた社長は、夕子を眺め回すと『うちに任せてください、ゆーちゃんを芸能界の荒波から守りながらどんどん成長させていきますよ…この子は日本で一番きれいに咲き誇ることのできる花です…』と話します。そんな場に同席した『制作部の部長』は『受ける仕事、スケジュール管理、売り出しの方針はすべて我が事務所に委託してもらいたい』と補足します。それに、『私はこれからも夕子の仕事の相談相手として、夕子の芸能活動を支えていくつもり』と宣言する幹子。そして、『夕子はS事務所と契約を結ぶことにな』りました。沖島という男性マネージャーが夕子の担当になり、『事務所に毎週決まった日時に通い、簡単な演技指導、カメラ前での表情の作り方、歩き方、目上の人間に接したときの礼儀正しい挨拶の仕方などを習』いはじめた夕子。そんなある日、幹子の実家で催された新年会へと出かけた三人に、『なんだかかわいそうな気がするね。こんな小さい頃から働いて、人目にさらされて』と心配そうな目で見る伯母に、『一番信頼できそうな事務所に決めたんだもの。夕子のこれからの活躍を支えてくれるわ』と返す幹子。そんな幹子に『幹子、ゆーちゃんに自分の夢を押しつけすぎたらいけないよ』と語る伯母。『大手芸能事務所』へと入り、ブレイクしていく夕子とそれを支える幹子の姿が描かれていきます。 “幼い頃からチャイルドモデルをしていた美しく健やかな少女・夕子。中学入学と同時に大手芸能事務所に入った夕子は、母親の念願どおり、ついにブレイクする。連ドラ、CM、CDデビュー…急速に人気が高まるなか、夕子は深夜番組で観た無名のダンサーに恋をする。だがそれは、悲劇の始まりだった”と内容紹介にうたわれるこの作品。2004年に「蹴りたい背中」で芥川賞を受賞された綿矢りささんが前作から3年半の期間を空けたのちに刊行された”芥川賞受賞第一作”となります。早稲田大学に在学中という当時の史上最年少記録での芥川賞受賞は綿矢さんにとって当然大きな出来事だったはずです。そんな偉業の後のプレッシャー、これは想像を絶するものがあったのではないかと思います。そして、そんな綿矢さんが送り出されたのがこの「夢を与える」という作品であり、2015年に小松菜奈さん主演でドラマ化もされています。 そんなこの作品は三人称で書かれています。誰かの視点ということではなく、主人公となる夕子と幹子を第三者的に見る視点です。そこに描かれていくのが『大手芸能事務所』に入りスターダムにのし上がっていく夕子の姿です。物語は、夕子が幼き日に『衣料品の通販カタログのモデル』になったことからスタートします。ということで、芸能人・夕子のプロフィールを簡単にまとめてみましょう(笑)。 ● 阿部夕子さんの略歴 ・本名: 阿部夕子(あべ ゆうこ) ・両親: 父・トーマ(フランス人)、母・幹子 ・生い立ち: 山も海も川もある自然にあふれた町で典型的なベッドタウンでもある昭浜で育つ ・学歴および芸歴 - 昭浜の幼稚園に入園 衣料品の通販カタログ(月刊)のモデル - 昭浜の小学校に入学 衣料品の通販カタログ(月刊)のモデル 有名食品会社のスターチーズのCMに出演(1年に2回新CM、半永久契約)(『ゆーちゃん』という決まり文句が定着) 『大手芸能事務所』のS事務所と契約 ※ マネージャーは沖島(男性) - 昭浜の中学校に入学 ワイドショーの”期待の新人、あの子はだれ?”といったコーナーへの出演 雑誌のグラビア撮影 中高生向けの腕時計のイメージモデル 一日郵便局長 RQ刹那ギャルズクラブ(レースクィーン)に妹分として参加 - 都内の私立M高等学校に入学 ※ 幹子と都内のマンションに二人暮らし ホームドラマの初出演が決定、主人公の妹役 バラエティ番組への出演 AMラジオのパーソナリティ 献血キャンペーンのイメージキャラクター ファッション誌専属モデル年間契約 一月期の連続ドラマに準主役として出演 CMタイアップ曲の制作、録音、インストアライブ …といった感じでしょうか?いかにも典型的な『子役』としてブレイクする芸能人という経歴そのものだと思います。物語は、そんな夕子の成長と、両親、特に母親・幹子との関係性に光を当てていきます。 そんな作品は三人称で書かれた作品ならではの登場人物たちの心の動きが絶妙に描写されていくところが最大の読みどころではないかと思います。では、この作品一番の読みどころとも言えるスターダムにのし上がっていく夕子が見る芸能界の裏側を抜き出して見ましょう。 『夕子は自分が芸能界を気に入っているかどうかも分からない…未来は見えず、ただ走り続けていた』。 忙しさを増していく日々の中で落ち着いて現状を考える時間もなく、ただただ走り続けるしかない夕子を見る視点です。そこに、他の芸能人を第三者的に見る夕子の心持ちがこんな風に描かれます。 『なんとかこの世界に生き残ろうと必死な芸能人たちは独特のオーラを放っているからすぐ分かった。明るい笑顔に”明日にでも使い捨てられるかもしれない”という不安が見え隠れしているからだ。また、いきなりもてはやされて、舞い上がってしまい、周りが見えなくなっている人も分かった。一度舞い上がるともう誰も止めてくれる者はいない』。 なんだかとてもリアルです。芸能界という特殊な世界ならではの独特な雰囲気感を絶妙に言い表していると思います。また、あまりの忙しさの中に夕子はこんな高みへと足を踏み入れます。 『疲れが極限に達すると一種の気持ちよさを体感する。二時間しか寝ずに飛び回っているときは、虹色の電光板でできたトンネルを走ってワープしている気分、トンネルから一歩出れば外は果てしない闇、トンネルの電気が明るすぎて外の様子なんて見えない』。 私も一人の会社員として忙しい時間を過ごすことがありますが、ここまでの経験はないです。睡眠時間も十分に取れない極限状態に『一種の気持ちよさを体感する』というこの記述。それを具体的にこんな風にも記します。 『学校に行ったら眠るだけ、放課後スタジオに直行し、マンションに帰るのは明け方。少し前のことがもうまるで思い出せず、世界がどのくらいの速さで回っているのか想像もつかない』。 学業と芸能界の二足の草鞋を履く芸能人の皆さんの日常は必然的にこうなってしまうのだと思いますが、私にはとても務まりそうにないです。また、そんな光が当たる日々の感覚を絶妙に表現します。 『スポットライトの光は熱いほどまぶしくて、当たらなくなってからも、まぶたを閉じても残像が消えない。強い光であればあるほど、舞台から降りたときの客席の暗闇は濃い』。 これも舞台に立つ者の感覚を上手く表現していると思います。幼少期からフラッシュを焚かれ、CMでTVに登場し、芸能界を一気に駆け上がっていく夕子の姿が描かれるこの作品。それは、ある意味で成功者の歩む道であり、幼き日を知る読者だからこその感情移入もあって、そんな彼女の輝きが我がことのように感じて来ると思います。 一方で、夕子はいつも帯同してくれる母親の幹子のことをこんな風に感じています。 『夕子にとって母親はよく言われるステージママなどというものではなく、戦友だった』 幹子への強い信頼感がそこに見え隠れします。そして、実際に、さまざまな悩み苦しみを幹子に相談し、共有していく夕子。そもそも夕子を芸能人への道に進ませたのは幹子ですし、有名食品会社とCM契約を結んだ時も『夕子の顔が全国に知れ渡るのだ』と一番喜んでいるのも幹子です。しかし、夕子の大人への成長は、そんな『戦友』であったはずの母親との関係性に変化をもたらしていきます。内容紹介にうたわれる”急速に人気が高まるなか、夕子は深夜番組で観た無名のダンサーに恋をする。だがそれは、悲劇の始まりだった”というその先の物語、親子の関係性に大きな変化が生じてもいく中に物語は大きく動いていきます。そんな中にこの作品の書名でもある「夢を与える」という言葉が浮かび上がってきます。マネージャーの沖島からのアドバイスもあって、夕子は自分の将来を訊かれるとこんな風に答えるようになります。 『将来はテレビを見ている人に夢を与えるような女優になりたいです』 いかにも優等生然とした答えです。さらには、『夢を与える瞬間』をこんな風に具体的に落とし込んでもいきます。 『阿部夕子が本当に人に夢を与える瞬間は、出演している役を演じているときじゃなくて、私自身の人生で、普通の理想の人生を歩んでいるときなんだから。私は私の人生自体で人に夢を与えてるの』 『人に夢を与え』続ける夕子が歩んでいく道のり。しかも、それが役作りの場ではなく、自らの『人生自体で人に夢を与える』という考え方は自身に対して非常に高いハードルを課しているとも言えます。十代にしてこんなある意味崇高な目標の下に生きる夕子。その一方で大人への階段を上がる中で、誰もが通る悩み苦しみを感じてもいく夕子。物語は後半に入って一気にスピードが上がっていきます。そして、その先に待つなんともやるせ無い結末、『人に夢を与えるような女優になりたい』と語った夕子の言葉がいつまでもあとを引く中に本を置きました。 『夢を与えるとは、他人の夢であり続けることなのだ。だから夢を与える側は夢を見てはいけない。』 芥川賞を受賞された綿矢りささんが受賞後第一作として送り出されたこの作品。そこには、芸能界をスターダムにのし上がっていく者の栄光と失墜の物語が描かれていました。まさしく芸能界の光と闇が描かれたこの作品。そんな物語の中に綿矢りささんらしく青春のほろ苦さを絶妙にブレンドしたこの作品。 幼き日の夕子を知るからこそ、読者の心を激しく揺さぶり続ける物語の中に、「夢を与える」という言葉がいつまでもあとを引く素晴らしい作品でした。
236投稿日: 2024.01.22
powered by ブクログどうなるんだろと気になり一気読みした。 綿矢さんは、血なまぐさい情景の表現がうまいなぁとつくづく思いました。言葉の限りを尽くしグロを表現する感じ。偉そうですが称賛してます。
8投稿日: 2023.12.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
顔と運に恵まれ、順調に芸能界で活躍していた女の子が男によってダメになってしまう。恋愛は人間をおかしくしてしまう、なのにまた恋愛をしてしまう。本能なんだろうと思う。私自身、会いたくて仕方がないとか冷められているのを分かっていても離れたくないという気持ちは共感してしまった。大人になった今は、冷静に恋愛ができるようになった気がするが、まだ高校生の夕子からしたら初めての恋でその上仕事や受験の重圧もあり、恋愛にのめり込んでしまったんだろうなと思った。母のようにはなりたくないと思いつつ、やはり親の影響は大きく受けてしまう。小さい頃から母と親友のようにずっとにいたことによって余計にだと思う。母の勝手にやってきたことを押し付けがましく、あなたのために生きてきたと言ったシーンはすごく嫌な気持ちになった。毒親だと感じるし、そもそもの元凶は母だと思った。父が最後まで手に入らなかったように、他人はどうあがいても、自分のものにはならないし、思い通りには動かせないところが印象的だった。
0投稿日: 2023.10.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
1人の女優のデビューからブレイク、そして墜落、いわゆる「干された」になるまでが書かれた物語。 テレビの前にいる私たちは簡単に「干された」と言う言葉を使うが、その裏にはたくさんの涙や苦労、絶望があるのだと分かった。 ゆーちゃんは、良くも悪くも母親にそっくりだった。自分は好きな人の前で母親のような顔をしたくない、母親のようにはなりたくないと言っていたが、結局は親子。ゆーちゃんが正晃に異常にこだわるところは、母親譲りでもあるし、本当に何も知らないまま育ったからこそ得てしまったものなのだと思った。 ゆーちゃんはこれからどうなるのだろうか。最後の取材をした記者が言っていたことはある程度予想できるが、ゆーちゃんは本当にその道に進んでしまいそうでぞくっとした。言い終わり方ではないが、読む手が止まらず面白かった。
0投稿日: 2023.09.24
powered by ブクログインストールと蹴りたい背中で素晴らしい才能を見せたが、芥川賞受賞後の3作目は残念だった。ただこの時はまだ22歳だと考えたらやはりすごいと思う。失敗しても平気、色々試してみて良い年齢だから。具体的に何が残念だったかまでいちいち言うつもりはないし、4作目以降もいずれ読んでいきたいと思う。
0投稿日: 2023.09.17
powered by ブクログ確かに読んでいて辛くなる失墜の物語ではあるけど、まさに人生という感じがしました。 淡々と進む幼少期からの成長も、瑞々しい感情が伝わってくるようで引き込まれました。
3投稿日: 2023.09.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
はじめが長々としんどかった。 最後まで読んでそこの恵まれていた感じが必要なものだったのかもとは思った。 正晃とのところも先の読める展開で やるなよ、やるなよ、という 親と事務所、そして読者の思いを 夕子が綺麗にぶったぎっていく。 夢を与える側の人間の自業自得のお話。 思春期の失敗がここまでのことになる 芸能界大変やなぁ…
1投稿日: 2023.07.21
powered by ブクログ夕子が恋に落ちるまでを長く感じ、読んでいる当初は苦痛に感じることもあった。しかしながら、裏を返せば人生は基本的には淡々とした毎日の繰り返しであり、ある日突如崩れゆくものなのだということを表していると思うと、前半部の夕子の幼少期から中学生までの期間がいかに大切だったかを読後に感じた。特に自然に囲まれた中でのびのび成長していく夕子と多摩のお互いまだ恋心とも自覚しないような関係性の可愛らしさと美しさがが際立つ。 また、「夢を与える」という言葉に違和感を持っていた夕子が自らが夢を与える側になったという際に、その違和感を失ってしまっていたことが切ない。そして、最後に「夢を与える」とはどういうことか、自分の芸歴や人生が崩れ落ちた後に気づいたということも印象に残る。
0投稿日: 2023.06.30
powered by ブクログ多摩に会えなかったシーン、すごく寂しかった。 もし、二人が再会してたらどんな話をしたんだろう...。
1投稿日: 2023.04.29
powered by ブクログ前半はだらだらと長ったらしい印象でした。 ただ恋をしてからの展開は、予想できつつも次が気になり読み進めていました。 若いときの恋の失敗は、大小はありますが多くのひとにあると思います。頭の片隅でやめなければならないとわかっていても、実際は流されてしまう。昔の自分と重ね合わせて、なんだか恥ずかしいような、また祈るような気持ちで読んだ作品でした。
1投稿日: 2023.04.16
powered by ブクログ中途半端な平和は一番きつい。 狂った毎日に狂わされないようにする闘いが、唯一私をまともにしていたのに。 明けない夜はなくても、越せない夜はあるのではないだろうか。
3投稿日: 2023.03.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「ゆーちゃん壊れてきたなあ、なんか」っていうセリフ、所詮商品でしかないのだなと思った。 前半は、芸能人ってこんなものかあ、と思うだけで長ったらしくてくどいなぁと思いながら読んでた。綿矢りさの片思いの描写が好きだから、正晃と出会ったところから面白くなった。最後(たぶん)仕事も好きな人も失って「今はもう、何もいらない」と言った主人公は見ててすごくつらくなったけど、変にハッピーエンドにしなかったのはリアルでよかった。他の作品みたいにぶわーっと一気に読めるような作品ではなかったけど、結末はすごく綿矢りさらしい。
1投稿日: 2022.11.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
p46 夕方と夜の境目に、川にかかっている赤い鉄橋にライトが点く瞬間が夕子は好きで、橋がぼうっと光り出すと、遊びの手を止めて目を奪われた。 p59 「阿部ぇ、梅雨の日の学校の手すりは半魚人のにおいがするぞ」 p67 「そう、嘘ばかりだ。だから夢なんだよ」 p104 もし泣いたり悲しんだりしている人を見つけたら、今日の多摩がしてくれたように元気づけられるようになりたい。 p262 ふしぎ、大好きなのにいつか逃げ出せる日を夢見てる。
2投稿日: 2022.11.06
powered by ブクログ夢を与えるとは、他人の夢であり続けること。 チャイルドモデルから芸能界入りした少女が成長していく様が、無情なまでに淡々と描かれていた。 最初はあまりにも良い子だったが、後半は多忙に身を崩しながらも人により縋る姿が痛ましかった。 夕子のその後も知りたくなる作品だった。
2投稿日: 2022.10.05
powered by ブクログお母さんの想いもわかるし、自由に生きたいゆうちゃんの想いもわかる。 淡々と進むストーリーだけど、最後の展開は意外。転落の仕方が最近のインフルエンサーみたいでリアルすぎたなぁ
0投稿日: 2022.09.24
powered by ブクログ初めから終わりまでずーっとあるモヤを最後に晴らしてくれる作品でした。 ゆーちゃん、なんだか終始かわいそう。
0投稿日: 2022.09.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
まだ色んなことを自分で判断できない年齢で芸能界に入り、母や事務所の言う通り仕事をこなした結末がこれか、、、 清純派で売ってた子のハメ撮り流出はそりゃあ信頼も失いますよ。馬鹿な子、と一言で済ましてはいけないんだろうけど、本当に馬鹿だよ。 いま、私の推しが芸能活動を続けていられるのは、事務所がスキャンダルを揉み消してくれているのか、普段から疑われないような行動をとるようにしているのかは分かりませんが、できるだけ長い間夢を見させてほしいな。
0投稿日: 2022.08.07
powered by ブクログ前半部分が長いなーと思いながら読んでた。だけど、読み終わった後に、信頼は時間をかけて築き上げていくものだけど、崩れる時は一瞬っていうのを目の当たりにしたというかそんな気持ちになった。 夕子は結局、誰かの道具にされてしまっていたのかなー。人間じゃなくて、物に。 多摩と過ごしていた時間、すごい好きだった。 いつか探し出して会える未来があると良いな。
0投稿日: 2022.05.27
powered by ブクログ美人であるって、得でもあるけど そればっかりじゃないんだなって思った。 普通てなんだろう‥ 。普通を求めれば求めるほど狂って壊れていっちゃう、 お母さんは 夕子ちゃんを愛していたのかな 自分のしたいように、お人形だっただけなのかな 自分が親になって、すごく可愛い子が生まれたら 自分もそうなりかねないかも… ちょっと怖いな 「狂った毎日に狂わされないようにする闘いが唯一私をまともにしていた」 哀しい‥ 夕子ちゃん幸せになってほしい
0投稿日: 2022.03.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
生まれた時から責任を押し付けられすぎてる。勝手に父を引き止める道具にされ、勝手に半永久の契約をされ。普通の女の子が潰されていくのが痛々しくて辛かった。 優しそうな父だけど、ダンサーの男の子と同じく性欲に従順で、強い拒絶はせず、変な優しさ持ち合わせてる。母も娘もどちらもそれを心得ていて、それぞれ妊娠したし、避妊もした。 堕ちていくけど、最後に描かれた振る舞いを見る限り、だめになっていくことはないと思った。
1投稿日: 2022.02.13
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今まで読んだ本の中で上位を争うほどのバッドエンドだと思う。 主人公が「普通」を求めれば求めるほどどんどんと生き辛くなる光景がとても残酷で、そんな彼女を見守る母は娘に対する愛なのか、それとも自己愛なのかよく分からなくとてもムズムズした。 力ずくで手に入れたものは最終的には離れていく。 残酷だけどこの世界はその通りだと思った。 この先、夕子が多摩に会える日が来ますように。 P63 未来はまるで思い浮かばなくて、ただ、楽しい今だけがあった。 P197 狂った毎日に狂わされないようにする闘いが唯一私をまともにしていた
1投稿日: 2022.02.06
powered by ブクログもっと早く読んでおけば良かったと思うと同時に今でしか感じられない感情があると知る 「夢を与える側は夢を見てはいけない」の言葉が重く響く 最後の解説まで素晴らしい (私も多摩のシーン大好きです)
1投稿日: 2022.01.05
powered by ブクログ過保護に育てることにより 何か問題が起きた時の対処方法が分からなくて 心の傷が深くなってしまったり 放任しすぎてもグレてしまったり ちょうどいい子育てとは何なのだろう?と思った。 久しぶりにモヤっとする読後感でした。
0投稿日: 2021.11.25
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幼い頃からチャイルドモデルをしてた主人公の夕子。彼女は高校生になると同時に人気に火がつき一躍人気者に。そんな彼女が初めての恋をきっかけに悲劇の道を進むことに...。 この物語は、1人の少女の成長と栄光、そして墜落を描いた物語。 主人公の夕子は本当に良い子で特別悪いところは無かったので、彼女の墜落していく様を見ていることは本当に辛かったです。 悪い主人公の墜落人生ならともかく、真面目で良い子の墜落人生はとても残酷。 主人公に同情すればするほどこの物語は残酷になり魅力的になると思いました。
0投稿日: 2021.09.16
powered by ブクログ夢みがちからどんどん現実を見ていく感じが読んでいて引き込まれた。綿矢りさの中ではそんなにぶわーって読む作品ではなかった。
0投稿日: 2021.05.12
powered by ブクログ救われない結末に、イヤーな読後感があるのは、それだけ主人公を好きになってるからだろう。徹頭徹尾、嫌なキャラとして書かれているのだが、それでも好きになってしまうのが、この子のスター性(と筆者の筆力)なのだろう。一般的にスターの顛末は蜜の味のように写真週刊誌にスキャンダルされ、喜んで読んでるが、身内の顛末はムナクソになるんだなぁと、ある種納得させられる。
0投稿日: 2021.05.07
powered by ブクログ前半のゆーちゃんの上昇していく感じは読んで行く中でとてもいい気分になるのだけれど、後半がやっぱりきつい。恋に落ちてから、夕子視点で進んでいくにつれ、彼女の中には中心的な何かができ、且つそれがズレている、と間接的に読者に感じさせる書き方がやっぱり上手い。 泣く男は嫌いという夕子だが、それとは対称的に夕子の周りには泣く男性が多いように感じられたのが印象的。沖島、父親などしょっちゅう泣いていた。
1投稿日: 2021.03.26
powered by ブクログ小さい時から芸能活動をしていた夕子だが スキャンダルを起こしてしまう。 正晃になんでそんなに拘ったのか分からない。恋は盲目っていうけれども、、、 多摩と再会して欲しかった、、、 「お米は無理で夢だけが堂々と〝与える〟なんて高びしゃな言い方が許されてるなんて、どこかおかしい。」
0投稿日: 2021.03.15
powered by ブクログ後味は嫌いじゃないけど響くところは無かった…かな。 ドラマ化されていることは知らなかったので、見てみよう。
0投稿日: 2021.02.12
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スゲエ淡々としている。ビックリするほどに淡々だ、、、と思いながら読んでました。で、なんというか。正直に言いますと、読んでいて、面白味はないなあ、ってね、思いました。うん。なんだか、正直。だが、何故かその中に、不思議と惹かれる何かがあったのも、間違いなく事実。 「物語としては面白くないのに、作品としてはなんだか面白い」という、不思議な違和感を感じながら読み終えた次第です。うーむ。不思議な感じだった。で、結論としては、やっぱ俺は綿矢りさは好きだなあ~、というまあ、結局贔屓の引き倒しの結論に至った訳ですが笑。 綿矢りさ インストール 2001年 蹴りたい背中 2003年 夢を与える 2007年 勝手にふるえてろ 2010年 夢を与える、前で4年、後で3年の空きがあるんですよね。「勝手にふるえてろ」以降は、比較的コンスタントに作品発表されてますし。 ネット上の情報も含めての、勝手な分析ですが、「夢を与える」を執筆していた時期は、色んな模索期、というかスランプ期?みたいな感じだったの、、、だろうか、、、?だからこんな暗いダークな重い作品、書いちゃったのだろうか?とか、ま、勝手なことを想像してしまいますね。 すごーく単純に話をまとめると、芸能界の光と闇、、、というものを描いたのだろう、という感想になるのですが、なんというか、こんな物語、リアルにめっちゃありそうですな、って感じ。芸能界に一切縁のない生活をしていても「ああ、、、芸能界って、、、こんな感じなんだろうなあ、、、」って想像できちゃう感じが見事にリアル。実際はまあ、芸能人も十人十色で、一人一人の芸能人生は、全然違うのかもしれないのですが。っていうか違って当然なのでしょうが。 映画で、近いテイストを感じたのは、ダーレン・アロノフスキー監督の「レクイエム・フォー・ドリーム」でしょうか。なんか、アレに近い感じを、勝手に感じました。ただ、「レクイエム~」の方が徹底的に救いの無い感じで、あっちの方が鬱度合いは断然高いですし、ま、個人的好みでいうと「レクイエム~」の方が圧倒的に好きですね。綿矢さん、すまん。 こっちの「夢をあたえる」の終わり方、なんか、なんかね。希望を感じたんですよ。俺は。「え?あの終わり方で希望を感じるの?おれ、アタマ大丈夫?」という気もするのですが、いやもう、なんか、希望感じちゃったんだからしょうがない。読み方間違ってるよ、って事かもしれませんが。 あの最後の、主人公の夕子は、何故か個人的に「この子は今後は大丈夫」ってね、思えちゃったんですよね。あんなヒドイ終わり方なのに。本当にヒドイ言いかたしますけど、夕子のあの転落の悲劇は「芸能界では良くある事じゃねえの?」とまで思ってしまう。俺は酷い人間なのだろうか? ま、正晃は間違いなくクソ野郎でしたが、どうしようもなく魅力のあるクソ野郎なのでしょう。そういう人間って、絶対いるでしょうし。で、夕子がそれに捕まっちゃったのも、言いかた悪いですが「しょうがない」って事ですよねえ。正晃には、なんらかの魅力は、絶対にあった訳でしょうから。 「夕子。しょうがないよ。それすらも飲みこんで、生きて行くしかないんだよ」ってね、、、思うんだよなあ。ま、夕子にとっては、今後、正晃は、絶対に許さなくていいっすよ、って事したから、許すなよ、って思いますけど、でもきっと夕子は正晃のこと、それはそれでずっと好きなんだろうなあ。「しゃあないよね。だってそれが感情だし」としかなあ、、、言いようがないなあ、、、 ま、とにかく。 「物語としては面白くないのに作品存在としては面白い」 というね、中々に稀有な感じの読書体験でした。やっぱ、綿矢りさ、好きだなあ~。 あ、スターチーズの企画 「一人の主人公の幼少時代からリアルタイムでCMを撮り続けて、主人公の成長するとなりに常にスターチーズがあると宣伝し続ける」商法は、ちょっとスゲエな、って思いました。企画としてマジで凄い。日本で、ここまでの超長期CMって、、、実現してないですよね?ある意味究極やんか。とか思った。 契約期間「半永久」とかね、おっとろしいなあ~、ってね、思いました。このCM企画の狂いっぷりこそが、夕子を縛りつけ歪ませたのではないのか?とも思ったりもした。いやあ、おっとろしい契約ですねえ。契約「半永久」って、マジ怖いですよ。 あ、犬童一心監督が、WOWOWで、連続ドラマ化されてるみたいですね。犬童監督はすげえ好きなので、これはちょっと、是非とも観てみたい。うーむ、観てみたいですね。
3投稿日: 2021.02.01
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痛かった。恋する女の子の迂闊さと愚かさが。そして辛かった。18歳にして不要とされる芸能人人生が。夕子は物心ついた時からモデル活動をしており、高校生でブレイクし人気者となる。しかし無名のダンサーに一目惚れし、そこからはあっという間に転落。始め夕子は芸能人にしてはスレておらず素直だが、どこかお人形のような印象だった。恋をして、様々な人と揉めて、人間らしいむき出しの感情を得た夕子。恋に失敗はつきものだが夕子の場合は致命的。それで失うものが大きすぎて絶句。もし夕子が普通の女の子だったら...とつい想像してしまう。
0投稿日: 2021.01.20
powered by ブクログ芸能界の実情なんて全く知らないけれど、なぜこんなにリアルに感じられるの。 チャイルドモデルとして芸能界入り、幼き頃から国民のゆーちゃんとして生きてきた夕子。長年かけて地位を築き、栄光を手に入れ、成長と共に夢を見て、愛に溺れ、その結果.......。落ちる時って積み重ねてきた時間と反比例で一瞬だ。フィクションだけど心が痛くなり、引き込まれ、あっという間に読了でした。
0投稿日: 2021.01.09
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夢を与える (和書)2009年10月29日 21:17 河出書房新社 綿矢 りさ 残酷なようだけど本人は犯罪を犯しているわけではない。 こういうことはあるんだろうなって思った。 ただそれ以上には特に感想はありません。
0投稿日: 2020.09.25
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芸能界に入った夕子が成功し転落するまでの話 恋人に大切にされたいのにされなくてつらくてどうしようもなくなる夕子をみるのが苦しい
0投稿日: 2020.05.18
powered by ブクログ高校生というまだ未熟な年齢で人の前に立つ仕事を経験する、夕子のリアルな感情や行動を感じ、つらくなる。 年齢は大人でも、だれしも未熟で、完璧な人間なんていないと改めて感じる。
1投稿日: 2020.05.16
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面白かった! 心情の書き方がリアルで、夕子に感情移入しまくりました。 でも、両親の喧嘩とかを目の当たりにして感情的にならなかったり、思った以上にグレなくて素直に育ったりしてて、夕子はいい子だなと思った。私ならこんな環境で育ったらグレます。夕子は逆にこういうのを経て心が大人になっていっていて、ほんとにいい子だと思い好感が持てました。 最初パッとみ文字数が多い本だなと思って億劫になったけど読み始めたら止まらなかったです。 多摩が最高すぎました。青春!恋愛!恋愛マンガみたい!なって本嫉妬して好まないですが(汗笑)ひさびさにそういうのに触れて、これがたまらなくちょうどいい量だったのか、キュンキュンしました。久々に。 裏表紙のあらすじ見た限りダンサーとの恋の話がメインかと思ったけど、もっと広く、夕子の人生が描かれていて、出来事とその影響と夕子の変わりゆく人生観が味わえた。 ダンサー君との恋愛は痛切すぎたけど、考えさせられました、これは男女の永遠のテーマだと思います。 このようにとにかく考えさせられるテーマがたくさんあって、けれど不思議と疲れず飽きなかったです。
1投稿日: 2020.02.02
powered by ブクログあれ?一度読んだことあるような、と思ってたら ドラマを観たことがあるんだ。綿矢りさ好きで沢山読んでるけどどれがどれだかわからなくなってきた。 私は夕子は一度死んだから、またしっかり花を咲かせると思う。
1投稿日: 2019.12.12
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小さい頃からCMの契約をしていて、芸能界でブレイクをするが、芸能界の裏の厳しさや、父親の浮気、恋愛をしたい年頃なのにできないなど、子役の苦悩を知ってしまったような感じです。 芦田愛菜ちゃんを思い描いてしまいました。 スキャンダル一つで芸能界は干されてしまったり大変な世界だなと感じました。
0投稿日: 2019.10.17
powered by ブクログ入学式の笑顔と葬式の泣き顔が鮮やかなコントラストを生み出したのだ 私の今やっていることが焼き畑農業なら 眠る事以外の休憩が嫌いで身体か口がが常に連動していて 実にナチュラルに宗教に勧誘された 和哉が自分の嫌いな人間に向ける憎悪には凄まじいものがあり 突つかなければ徐々に消えてゆく性欲とは大違いだ モーニングアフターピルの副作用は産まない悪阻だった その恥の無さは殆ど犬の交尾と変わりなかった 未来へ続く保険を一つも用意しなかったのは間違っていた 縋り付く事は緩慢な死だ 伽藍堂の瞳 犬童一心 ラストの記者との対決はウエスタンだ 常に有刺鉄線の向こうにある美しいものから眼を離せずにいたのだ
0投稿日: 2019.08.31
powered by ブクログアイドルオタクとして、タイトルだけでもたくさん思いを巡らせてしまう作品。この主人公はモデルとして「夢を与える」存在。でもそもそも「夢を与える」って何なんだろう。実感のないまま走り続けた彼女がそれを理解した時には、もうーー 「夢を与える」存在に夢を見るものとして、本当のことは一生分からない世界だな、と改めて現実を突きつけられた気持ちになりました。絶望を感じながらもページを捲る手は止められない。 綿矢りささんの作品を読むのは何回目かですが、「現実に打ちひしがれながらも戦う女性」の描写が毎回俊逸だなと。特に冒頭部分。もっと色んな作品を読みたいと改めて思わされました。
1投稿日: 2019.06.02
powered by ブクログ芸能界自体は遠い世界だから身近には感じられなかったけど、自分の人生を作られた世界や型に当てはめて自分を殺して生きていくのはできないと思った。 心も体もいろんなバランスの中で成長していくもので、そんなに簡単なものじゃない。
0投稿日: 2019.04.27
powered by ブクログとにかく主人公がいい子すぎて、後半読み進めるのがつらかった。子供の人生は親の人生のやり直しじゃない。
0投稿日: 2019.04.23
powered by ブクログ勝手にふるえてろ から どハマりした綿矢りさ。今作もべらぼうに好きな作品でした。スターチーズの広告ありそうでなかった商品と成長させる手法。これはこれで代理店の人が考えて作ったんだろうに、夢というものは、残酷で、夢への扉のこのCMが夕子から夢を奪っていくことになる。 夢を与える。この言葉だけで聞いた印象は、力強く授かるエネルギーを感じたが、芸能人が不特定多数に向けて発信すると 一気に冷めてしまう。 言葉というものは、背景も相まって力を増すものだと思った。 それは、作品を通して言葉を咀嚼する楽しみにも繋がっている。 綿矢りさは、タイトルに置く言葉を、作品を通じて、咀嚼させてくれる。
0投稿日: 2019.02.07
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彼女の芸能人としてのキャリアは失墜したけれど、彼女の強い歩みはここから始まるんだろう。重たい雲がかかっていても、鈍い幸せが彼女に訪れますように。
0投稿日: 2019.01.19
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はぁ、好きだ。綿矢りささんの作品で、一番好き。中2のときの衝撃が蘇ってくる。 主人公の夕子は、絵に描いたような「良い子」で、健やかな爽やかさを持つ子だ。それは、スキャンダルでキャリアが失墜した時もそう。そういった意味で、彼女は、まさに「赤子」のようなごく模範的な思考をする単純で一般的な存在で、芸能界という、欲望や裏切り、建前、権力、あらゆる人間の、「大人の」汚い部分がを煮詰めたような特殊な環境に置かれることで、人間とは何か、夢とは何かをただひたすらに学んでいく。その様があまりに健気で純真だから、痛々しい。 でもその学びに深く共感する。あぁ人間ってのはそうだったなぁ、そうなんだなぁって。少し、太宰の「人間失格」にも似た、人間に対する眼差しは、私の心に突き刺さる。 最後、解説には、勝利という言葉があったが、わたしはそうは思わない。達観したのだと思う。悟りを開いた、ような。この達観が、18歳の少女にしては文字通り夢がなく、物悲しいのだ。
0投稿日: 2019.01.18
powered by ブクログ昔と変わらずにそこにあって欲しいというエゴ 人から期待されると鬱陶しいけど実は自分も同じ期待を何かにしてしまっている 人は人を拠り所にすることをやめられないのか。
1投稿日: 2018.11.07
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ゆーちゃんが忙しくなってきた頃(高校生)から、すごいスピード感で一気に読んだ。 ゆーちゃんが高校生の頃のあたりは、本を置いてちょっと家事をしていたときにぐったり疲れていて、どうしてこんなに疲れてるんだろうと思ったけど、この本を読んで、私の心がぐったりしていることに気がついた。 さらに、最後の場面、悪夢だ。作者が「起きながらにして見る悪夢をかきたかった」と書いたのを後になってネット上で読んだが、まさしくその通り悪夢だった。 早くこの悪夢から醒めたくて、小さな頃に怖い映画を見るときに早送りにしてざっと見てから戻ったように、今回この本も、パラパラとめくり、最後結局救いようの無いまま終わってしまうことをざっと確認して、戻った。 どうしてこの作者は、こんなひどい本を書いて、何をしたかったのかと思った。 でもすごいインパクトだったし、読ませる感が半端なかった。この人の本を(内容があまりひどそうじゃ無いものを)もっと読んで見たいと思った。 ところで、救いようのない小説といえば、半年前くらいに三浦しおんの「光」がやばかったけど、あっちの方がまだ救いようがあったのかな。 本当にこの本は、ひどかった。 星の数は迷った。内容は最悪だけど結局引き込まれて何日も引きずったことを考えると、インパクトが極大だったので星三つにしておく。
0投稿日: 2018.10.16
powered by ブクログCMの子役から12年間、高校生でついにブレイク。寝る間もない忙しさ、大学受験を機に余裕ができた中、無名のダンサーに恋をする。愛がくれた翼。ネットにビデオが流出。 生まれる前からの夫婦関係が母親の夢と献身に至る。流れ続ける時間のどこからどこまでを切り取るか、が物語。
0投稿日: 2018.10.13
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面白くて読み応えがあったんだが、ラストの切なさの余韻になんとも言えない気持ち。 とある女優が子役から大人になって、恋して破滅していくまでが事細かに描かれていて頭の中で映画が再生されるほど面白い。
0投稿日: 2018.09.03
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とても読みやすい。いい意味で一昔前のケータイ小説を読んでいるようなテンポの良さ。本が苦手な人にも、著者の本は読みやすいんじゃないかな。 芸能界の本音と、過保護過ぎる親に育てられた普通の可愛い少女の子供から大人になっていく過程がリアルな感じだった。世間知らずだから、という前提があるから、いつかは起こって当然だったスキャンダル。たった一回の、ちょっとした気の緩みで全てを失ってしまう事は、芸能人でなくてもきっとあるだろう。でも、有名だという事の代償は大きい。主人公が、芸能界に入らず、普通の生活を送っていたら、どんな恋愛をしたのだろうか。多摩とのやりとりまでは、芸能界にいつつも普通の女の子だったはずなのに。 母親から父親が結局離れて行く事が辛い。かと言って、母親の肩を持つ気にもなれず父親の気持ちも分かるとこがまた辛い。そして、それを全て大人になりきっていないはずの主人公が身をもって全て分かってしまう事も辛い。 とかく、芸能界に幼く入る子は早く大人になってしまい、早く老けてしまう印象がある。子役から活躍している子が大人になると違和感を覚える事が多く、当たり前に結婚、出産するはずでも、それが少しでも全うでない場合の世間の反応は酷い。清純派で、好感度が高い芸能人のスキャンダルは女性の方が痛手が大きい。この主人公は、その両方にあたると考えると、現実にこのお話のような事が起こったら本当に底無しに落ちていくんだろうなと思った。ただただ怖い。
0投稿日: 2018.08.16
powered by ブクログチャイルドモデルから芸能人としてブレイクしていく夕子。いっさい、華やかな感じは無い。芸能人として活躍していく中で、夕子がなくしていく物、欲しいと思う物、気づくこと、気付かないこと。夕子の人生の一部とは思いながらも、哀しくなってしまう。
0投稿日: 2018.06.30
powered by ブクログ芸能界がどんなものか実際に知らないけれど、いやぁリアルだなと思った。 取材とか色々したのかな。 一組のカップルの別れの危機から始まり、夕子の誕生、CMに出るまでの経緯、ブレイクまでの夕子の心境、多忙を極める日々、正晃にひかれ依存的になる様子、母親の怖れていたスキャンダルで落ちた夕子ーーそれらが細やかに描かれている。 無理やり手に入れたものはいつか離れていく、という終盤の夕子の言葉が刺さりますね。 若い頃の母親のように、無理やり相手を取り戻そうという事はしなかった。 そこが夕子のかしこい所だと思う。
0投稿日: 2018.05.17
powered by ブクログ生涯に渡って既に一般家庭に愛されているチーズのCMに出続ける契約した少女、夕子。 母と二人三脚で芸能界へ。 読み進めていくうちに次第に夕子に感情移入。 「頼むから変な方向にだけは行くなよな!」と親心感情を頂きつつもページを読む手が止まらない。 しかしある時、恋愛に溺れ破滅に向かっていく姿が描かれます。 改めて芸能界で好印象を長く保つ事は並大抵ではない事、子役からブレずに活動していく役者さんやタレントの見方が大きく変わった。 夢を与える。このタイトル、読む前と読んだ後の重さがまるっきり違う
0投稿日: 2018.04.21
powered by ブクログ決して感情移入できる話ではないけど どうしても最後が気になって読み進めた。 「夢を与えるって、どういう意味なの?」 疑問を感じたゆーちゃんが きっと1番素直なゆーちゃん。 だと思う。
0投稿日: 2018.04.11
powered by ブクログフランス人のクオーターの女の子、夕子は、 幼い頃からその優れた容姿を活かすモデルの仕事やCMの仕事をこなしていた。 その夕子と彼女をささえる母や父の家族関係が絡みつつ、 中学生、高校生…と芸能界の中で成長していくさまを描いた作品。 書きだしからの最初の章の文体といったら、 才気あふれ、読む者の目を捉える、 鋭く、貪婪ともいえるようなエネルギーに満ちた感じでしたが、 中盤くらいになると、なんだか個人的に冗長に感じてきてしまいました。 それでも、中盤からラストに書けて、 とても引きつけられ、 ぐっとくる面白い作品だったという感想になって読書は終わる。 作品のテーマは難しいものだし、 触れたがる人もいないというか触らぬ神にたたりなし的に あまり考えずにいるようなものですが、 率直な気持ちで正面から見たまま、 そらさずに、でも、考え事の世界にいってしまわず、 現実を忘れずに取り組んだような作品。 僕には夕子の、恋の熱い気持ちはわからない。 というか、きっと遠い彼方に置き忘れてしまった気持ちなんだろう。 あそこまで愚かになって傷つくことができるかどうか、恐怖感すらある。 夕子のは血の通った、それも人間としての血のリアルな濃さを感じさせる稚拙さだと思った。 否定、とか馬鹿に、とかしたくなるけれど、これは受容すべきものだ。 『夢を与える』の表題になっている 「夢を与える」という言葉自体にもきちんと考えたその意味が、 物語の他方でのひとつの落としとなっている。 この著者の本は読み通した分だけきちんとリターンがもらえる経験があったので、 今回もそうしました。 中盤で飽きてきそうにはなるんだけど、信じて読んだら信じたぶんのリターンがある。 また、 沈黙は爆音よりも怖いものだ、というような比喩。 なぜなら、爆音の後、いつまた爆音に見舞われるか 構えて緊張していないといけなくて、疲弊するから。 これは個人的な家庭環境でこそ言えることだよなあ、と 著者の綿矢さんだって楽な人生じゃないんだなと思わせられた。 若くしてデビューし、芥川賞を獲っても、 祀り上げられることに気づき、拒否し、 楽には生きないんだね。 そこらへん、またひとつ、作家だな、という気がしました。 (勝手な考察ですが)
1投稿日: 2018.03.28
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夢を与える。素晴らしいタイトルですね。芸能界という華やかな世界で自分を犠牲に働く女の子が主人公の作品です。自己犠牲の内にどこまでいってしまうか。多摩との関わりは…。と読んでしまいました。(余り自分が期待していた読みたかっま話の展開にはいかなかったので残念)最後のインタビューは冒頭に人気芸能人へのインタビューかと思いきやって展開でも良かったかな?とか思いました。最後の方で今までの事に対して振り替える言葉があるのですが、夕子よりも年上なのに理解出来なくて悲しかったです。
1投稿日: 2017.12.23
powered by ブクログ文章の体裁が変わらないのに、正晃に出会う前と後で作品の見え方が変わる本だった。 前半は、女の人が残酷だなぁと思う点が、作中に出てくる大人の会話で出て来て、むずく痛い何かがずっとグサグサ刺さってくる感じがする。 前半が夕子と夕子を取り巻く大人たちという視点で読み進められるのに対して、後半は前半よりもかなり夕子視点になる。恋に落ちると周りが見えなくなる、という言葉があるように、その言葉そのものだった。読み進めていてたまに大人たちが出てくると、夕子に共感しつつも大人側の意見に立ってしまう自分がいて、10代の考え方とか自分の環境の見え方って忘れちゃってるんだなぁと思い起こされた。
0投稿日: 2017.11.25
powered by ブクログさすがのクオリティです。偉そうで、確かに大いに違和感を覚えるタイトルの言葉、夢を与える。それに対する筆者の解釈を、見事な物語に乗せて綴ってくれてます。業界のことは週刊誌レベルでしか知らないし、実際にどうなのかってところにはさほど興味もないけど、実話としてありそうな気がしますね。最後の堕ち方にちょっと違和感を覚えたけど、全体としてスリリングな流れが構築されており、好印象な読後感でした。
0投稿日: 2017.02.24
powered by ブクログ読んだらすぐに感想書かないとダメだねー。 いろいろおもったことがあったのに、もうぜんぶ忘れちゃった。 ただ、「おもしろかった」っていう感情しか残ってない。 ('_') こまかい感想をおもいだしたら、ブログに書きます。 [後日記] 書いた。 ⇒ http://osimai.seesaa.net/article/446136163.html
0投稿日: 2017.01.14
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けっこう昔なんですが、 「とにかく褒めろ」 「とにかく笑わせろ」 「とにかく泣かせろ」 「とにかく希望を与えろ」 と、 言う体育会系の占い館があって、 最後の、 「とにかく希望を与えろ」が、 「夢を与える」に近いかな? と、 思って読んでいた。 でも、 占い師がクライアントに「与える」ってことはあまりしない。 する占い師もいるけどね。 でも、 僕は引き出す方が多かったから、 与えるっていうのはしてなかったね。 どこか与えるって傲慢だし、 キャラじゃない! 元カノが、 元アイドルだったんで、 やや、 知ってる裏話なんかがシンクロしておもしろかった。 そこまで有名でなく、 地下アイドルのさらに下っ端アイドルでしたが、 コアなファンはかなりいた。 知ってる人も多いと思いますけど、 昔はメイド喫茶に通ってました。 メイドって、 身近で出会えるアイドルなんですよね。 最近は、 真面目にアイドルがメイドしてますしね。 アイドルが夢を与える! あるんです! つか、 夢って生きていくための元気かな? 夕子も違和感を感じながら、 流されながら、 自己を隠して、 みんなの「ゆーちゃん」を演じてた? 嘘をついてた? 夢を与え続けてた? 夢ってなんでしょう? 最後の結末は割と衝撃的でした。 同じような理由で、 声優業界を去っていった声優さんが思い浮かんだわ。 ゆーちゃんほど酷くなかったけど、酷かったね。 つか、 ゆーちゃんはもらっちゃってもいるんでしょう、きっと。 そこも酷いね。 堕としかたが強烈でした! その撮られたシーンの描写も酷かった! よく書いたね。 ゆーちゃんはもうAVにしかいけないよね。。。 現実的に考えると。。。 まぁ、 某矢口さんとか某ベッキーさんもなんとかなってるから、 なんとかなるのかな? ふと、 SMAPの事も思い浮かんじゃうね。 SMAPは男性アイドルですが、 夢を与えていたと思うのよね。 本当に、 与えていたのかしら? と、 松本潤もですかね? AVリンクで! 解説を読んで思うのは、 確かに多摩のシーンがステキね。 この時がある意味で絶頂なんでしょうね。 昇ったら落ちる。 基本だ。 この上下の振り幅を大きくしない、 上なら上、 下なら下に行き過ぎない、 できれば、 平坦な上下で人生波風立たせずに平凡に終われるのが1番なのかな? と、 ちょっとだけ思うね。
0投稿日: 2017.01.13
powered by ブクログ「インストール」、「蹴りたい背中」と全く小説のタイプが違う作品という気がし、初めは読み進めるのに苦労したが、後半は割とすんなり読めた。 特別な世界に存在しながらも普通でいたい、自分を持っていたい気持ちが良く伝わってきた。
0投稿日: 2016.12.24
powered by ブクログチャイルドモデルから芸能界へ進んだ少女の絶頂と転落を描いた小説。 少女自身と両親、そして大衆の愚かさが哀しい。
0投稿日: 2016.11.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
子役デビューする容姿端麗の夕子の生まれる前から芸能界転落人生を描いたお話。 この本に出会ってテレビでいつも輝いている芸能人の苦労を垣間見ることができた。芸能人は綺麗でいいな~、テレビに出るのが仕事って楽しそうだな~、と普段抱いていた稚拙な考えが一気に吹っ飛びました(笑) 中学生のときの男友達多摩とのやり取りは、みんなから注目を浴びているときのモデルとしての夕子ではなく、ある一人の少女としての夕子が滲み出ていて微笑ましかった。是非2人には再会してほしかったです…! 夕子の家庭が描かれている場面では、モデルの家族としてよりも父、母、娘である一家庭での歪みや敏感で繊細な空気感が描かれていてヒシヒシと心を衝かれた。 自分を良くみせようとしない無名のダンサー正晃に惹かれる夕子の気持ちにも大きく共感してしまいました(笑)でもこういう人に騙されないように気をつけなくては…。 終わり方は読み終わってもどかしかったです。ラストの展開を受け入れられるように社会で揉まれて成長してからまた読み直したいと思いました。
0投稿日: 2016.08.30
powered by ブクログ独特な文体のイメージが強い綿矢りさだけど、今回は違った。 ただ仕事をこなしていく夕子の意思のおぼつかなさ、夕子から見た芸能界、大切なことに気づくまでの過程がリアルに感じられた。
0投稿日: 2016.08.28
powered by ブクログ夕子の誕生から芸能界デビュー、初恋、そしてスキャンダルによる失墜までの18年間を描く。 夕子は性格も美しさもまっすぐ。純粋で素直。その純粋さにハラハラするくらい。 夕子の素直さに後押しされて、物語が悲劇で終わると知りながらも、恋人が善人であって欲しいと願う。
0投稿日: 2016.07.05
powered by ブクログ芥川賞やらでとても話題になった作家さんなのに、実は読むのはこの本が初めて。 読んだ後ちょっと検索してみたら、「インストール」や「蹴りたい背中」と、最近の作品のちょうど中間あたりの時期に書かれた作品らしい。間にスランプの時期もあったとか。 読後感はあまり意識されていないような終わり方で、ハッピーエンドではないけれどバッドエンドとも言い切れない、だけど希望の光を感じるようなものでもない、不思議な感覚で読み終えた。 尻切れな感じもしなくない。というか、単純に「もう少し先の流れも読みたかった」と思った。 他人に「夢を与える」とは一体どういうことなのか。「夢を与えられるような人間になりたい」と口にする有名人(ミュージシャンやアスリート等)はけっこういるけれど、それを耳にしている一般人である私は、あまりその言葉を本気で捉えていなかったことに気づいた。 美しい容姿を持って産まれた夕子は、幼い頃からチャイルドモデルとして活動し、とあるCMに出演したことをきっかけにスターダムへとのしあがっていく。 芸能界に身を置くことが当たり前になっていた“普通ではない”人生で、17歳の時にした初めての恋が彼女の未来をがらりと変えてしまう。 そこで夕子は初めて、自分が立つ場所はとても不安定だということに気づく。 夕子は周りに言われるがままに、インタビューでどういうタレントになりたいか問われると「夢を与えられるような人間になりたい」と答えていたけれど、その言葉にずっと違和感があった。 そして状況が変わって初めて、その意味に気づくことになる。 私自身は人に夢を与えられるような人間になりたいとか思ったことはないけれど、立場上少し演じたり少し嘘をついたりということが無いわけではない。 自分のありのままをさらけ出し、傍若無人に生きることは、人に夢を与えることには繋がらない。 例えばアイドルが自分の恋愛を赤裸々に語ることは御法度だ。それはファンの夢を壊すことだから。 その人生を自分で選択したのなら、責任を取る必要もあるのだということ。 人から見られる職業って大変だな、とつくづく。夢を与える気はなくても、勝手に思い込む人間(ファン?)も中にはいるわけで。 消費されるのも早い世界で、絶妙なバランスで「夢を与え」続けている人は本当にすごい。 わりとありきたりな流れの物語ではあったけれど、そういうことを考えるには充分だった。
3投稿日: 2016.05.03
powered by ブクログ物心ついたころには親がレールを敷いていてそこを母親というエンジンで走る。それは私の数年前と全く同じだった。 世の中には無数の種類の人生があるけれど、そのうち、「親の期待に応える人生」と「親の期待を裏切る人生」の二つがあって、前者は成功の後に失敗がやってきて、後者は失敗の後に成功がやってくる。 どちらが幸せかだなんて誰にもわからないのだろうけれど、 親の期待を裏切るということは、当の本人が最も罪悪感が薄くて、相手に与える喪失感が心を奪うものだっていうことを私は知っている。 そして、きっと親が言うとおりに生きたほうが、自分自身への喪失感も少なくて済むのだということを私は知っている。 人生は難しいね。転がり落ちるトリガーは、きっと他のだれかが同じことをしていたら、鼻で笑うようなとても簡単な思い込みなんだよねいつも。 どこか遠くて近い「夢を与える」 読み応え充分な作品。
1投稿日: 2016.02.13
powered by ブクログ綿矢りささん、こういった小説を書くようになっておられたんだ。 どんどん主人公の人生が急激に展開して、どこか危険を孕んでいるような気がして読んでいてとても怖くて、それでもその先が気になって読み進めて行く、そんな小説だった。 主人公が生まれてくる前の両親の不仲も、後の悲劇の布石になっているのかと思われる。
0投稿日: 2016.01.31
powered by ブクログおもしろかったー ゆーちゃんと多摩のシーンいいなぁ。 あったかくて 懐かしいにおいがする。 最後の方 昔の家に帰ったとき 両親の愛に号泣した。 あのとき多摩に会えてたらどうなったかなぁ。 ゆーちゃんとってもいい子なのに。 くやしいくやしい。 私映画作れないけど 作りたくなるような話。 想像しやすいというか においとか 温度とか 伝わってくる文章でした
0投稿日: 2016.01.27
powered by ブクログとても鮮烈な小説で、読んだあともしばらく衝撃を引きずりました。 健やかで邪気のない女の子が芸能界の中で成長とともに変化してゆく経過を、たった一冊の小説の中で、勢いと厚みをもって「圧倒的に読まされた」という感じです。 引き込む力の強い綿矢さん作品の中でも、読み進めるごとの加速度はだんとつの小説だと思います。
0投稿日: 2016.01.07
powered by ブクログ夕子の生まれる前の母親の視点から始め、彼女の成長を通して緻密に積み上げたものを総動員して成功と破滅を描き、最後のシーンに繋げる綿谷りさの力量を見せつけられた気がした。圧巻だったが、個人的に彼女の作品に求めるものが特に詰まった作品ではなかったとも感じた。
0投稿日: 2015.12.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
輝く個性を持っていた主人公は、アイドルの世界へと足を踏み入れます。しかし、芸能界は、大人の様々な思惑に満ちています。生き残っていくには、相手の求めている自分を演じ続けなければなりません。それは、自分の感情も押し殺しすことを意味し、自分自身を消耗させていくことになります。すごくリアリティを感じさせる作品で、人に夢を与えるアイドルでい続けるの苛酷さが伝わってきました。結局アイドルも含めた有名人は、メディアを通して伝えられるイメージに過ぎないのかなと感じました。
0投稿日: 2015.12.26
powered by ブクログ子役からスタートした芸能人・夕子のブレイクから失墜まで。ブレイク寸前の頃に「夢だけが堂々と"与える"なんて高びしゃな言い方が許されてるなんて、どこかおかしい。」という感覚を持っていた夕子が尊く、いつまでもそのままでいてほしいと思う私のこの気持ちこそ、芸能人というエンターテイメントを消費している一般人のエゴなのかもしれないと感じた。ブレイクして沢山のことを我慢しながら生きる夕子が辿り着いた「夢を与えるとは?」に対する答えが残酷で悲しく、その結果夕子が選んだ選択肢を私は尊重したいと思った。
0投稿日: 2015.12.20
powered by ブクログ色々捲き起こるけど、読後に淡々と終わってしまった物足りなさを感じてしまうのは、綿矢りさに期待値が高いからかな。 薄味の毒のある親子関係と、流されるままに育った生き方。抑えきれない思春期の衝動だけは少しグッとくる。 主人公の感情に抑揚がないからなのかな、ちょっとあっさり。
0投稿日: 2015.11.03
powered by ブクログ「こどもの頃から大人になるまで、 一生そのCMに出演する」契約の檻 「使い捨て」られたくない! この世界から抜け出してみたい。 鳥かごから 外に抜け出してみよう! でも彼女は気づかなかった。 その鳥は、餌の取り方も知らずに 獲物に狙われて死んでしまうだけということを。
0投稿日: 2015.10.29
powered by ブクログ2015/10/21読了〜 心が死んでしまった夕子報われない、、最近子供の頃の教育というか環境?の大切さを感じる… 中学生のきらきらしたあの青春が夕子の中で一番輝いてたんだなぁ、本人の意思が伴っていない行動は何かの崩壊を招くのね。。しかしなぜ多摩のもとに早く遊びに行かなかったのか、絶対好意抱きあってたでしょ。。 個人的に、無理して手に入れたものは結局手に入らないって言葉が重かった…夕子が言うには重い、、
1投稿日: 2015.10.21
powered by ブクログ犬童一心さんの解説まで一気に読んだら、犬童さんの視点に「そういう見方があったのか」と驚かされ、その直後、後半1/4くらいをもう1回読み返した。予想外の展開は一切無いぶん、主人公・ゆーちゃんの心の動きや言葉がぐさぐさ刺さってくる。後半は、なぜか急かされるようにページを読み進めていった。 綿矢りささんの小説は、どこかで「なぜこのタイトルになったのか」がわかる瞬間があり、そのときにスカっとした気持ちになれるところが好き。この小説も然り。なぜ「夢を与える」なのか…それが一気に紐解ける、あの4行は、繰り返し何回も読んだ。共感、ただその一言しか無くて。
2投稿日: 2015.10.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
アイドル、厳しい世界だね。でも世界が狭くなってしまうね。ほんとの芸能界もこんなんだろうか、、子供は親の育て方だなとつくづく思う作品だった。綿谷りささんの作品的には俺はつまらんかった。。爽快感なし、読みやすさあり。
0投稿日: 2015.09.19
