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池上彰の宗教がわかれば世界が見える
池上彰の宗教がわかれば世界が見える
池上彰/文藝春秋
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総合評価

274件)
3.7
43
96
82
12
1
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    ぼくにはまだ難しくて、飛ばし飛ばし読んでいましたが、宗教がわかれば世界が見えると、本当に納得させられる本です。基本的に宗教に興味がないぼくですが、好奇心を広げ、もっと色々なことを知っていかなければならないと、改めて実感させられる一冊でした(゚д゚)(。_。)(゚д゚)(。_。) ウンウン インド人がターバンをしている理由など、雑学的なことも知れましたよ。

    0
    投稿日: 2013.09.16
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    ・ 日本人の「無宗教観」について教えられた一冊。 ・欧米で無宗教と言えばアンチ・キリストを指し、イスラム圏で無宗教と言えば反宗教を意味する。一神教の信仰が強い場所において無宗教であることを告白することは、無政府主義者であることを告白するのと同じように、奇怪な目で見られるのだという。 ・そうした一神教的な信仰に対して、神道は八百万の神であり、仏教もまた多神教的。また神道も仏教もともに創世神話を持っていない。このように神道と仏教とは、互いに相対立する部分が少なかったがゆえに、両者は混じり合い、神仏習合という独特の宗教観が出来上がった。こうした雑然とした宗教観が根底にあるがゆえに、われわれはクリスマスを祝うこともできる。こんな雑多な宗教文化は世界にも類を見ない。「日本人は○○教」という紋切型なカテゴライズができないため、消去法的に「無宗教」を名乗らざるを得ないのである。 ・だが、「無宗教」であることは、そのまま反宗教を意味するわけではない。むしろ、非排他的な日本人の宗教感覚は大きな可能性を秘めているという。「(日本人は)自分が信じていない宗教にも敬意を払うことができるのです。ですから、宗教がらみの紛争の仲介役に入るなど、国際社会への貢献ができるのではないかと思います」(p.24)という指摘には、思わず膝を打った。

    0
    投稿日: 2013.09.14
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    「世界がわかる」というタイトルにつられて読んだが、第6章とか読むと、日本の古典をちゃんと知らなくちゃ、という気にさせられる。日本書紀とか万葉集とか。日本人の「無宗教」って何だろう、という著者の問題意識がインタービューの随所で提起され、興味深い。

    0
    投稿日: 2013.08.25
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    科学がこんなに発展した現代に於いても宗教が幅を効かせているというのは、よくよく考えてみると不思議な話だ。けれども「p15 人々は、なぜ宗教を求めるのか。結局は、心の安寧を求めているのです。それに応えることが宗教の役割だった。理不尽な世界に生きる人間の心に安寧や平穏を与え、納得させる。それが宗教の始まりであり、変わらぬ役割であろうと思います」、つまり、「様々な不安からの解放」ということの重要性が変わらないからこそ、宗教が重要な意味を持ってくるのだろう。 この本の出発点は「死のレッスン」。「死」という究極的な結末をいかに迎えるのか、また「死」に向かう過程での苦しみにどうやって立ち向かうのか、宗教とはそれぞれの地域でそういった恐怖・苦しみといった負の感情をいかに対処するかを追求した究極の処方箋なのだ。ただ、その宗教がさまざまな対立を引き起こしているというのもなんとも皮肉な話ではあるが。 本書は各宗教の入門書の入門書。けれども知らないことが多く、知識不足を痛感する。世界の諸問題で宗教がその核心にある場合にまた本書に立ち戻ってみたい。個人的にはやっぱり仏教が一番心に響いた。

    0
    投稿日: 2013.08.18
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    宗教について知るきっかけとしては、とてもいい本だと思います。 日本には無宗教と答える人が多いと言われていますが、決して宗教が根付いていないわけではない、というのには納得です。 無宗教の「無」は仏教でいうところの無であり、日本人には、仏教や神道などの精神が体に染みついているのは、そのとおりだと思います。 しかも、特定の宗教だけを認めるわけではなく、宗教に関して寛容なのも、日本人の特徴のようです。 どの宗教であっても受け入れられるのは、無宗教だからではなく、宗教が身近なものであるから、という点も十分理解できます。 この本を読んで、自分の宗教観に自信がもてましたし、安心できました。

    0
    投稿日: 2013.08.01
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    とても勉強になった。 世界の政治を知るためには、 その背後にある宗教を勉強する必要があった。 例えば、アメリカなら キリスト教徒に対して十分配慮しないといけないし、 中東ならイスラム。 宗教への扱いを間違えたら、 政権が変わるほどだから。 あとは、日本の神道の考えを 古事記から学べるっていうのが興味深かった。寺の地域における役割とかも。 何よりも日本人の無宗教感は、 宗教が無いのではなくて、 仏教でいう「無」つまり、「空」という意味で、無意識に宗教的な意識が入り込んでいるから、無宗教、 という考えが自然だった。 どの宗教に対しても、 寛容になれる性質を僕たちは持っている。 留学してたこともあって、 尚更知りたかった。

    1
    投稿日: 2013.07.20
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    タイトルから、池上さんが宗教について解説してくれるのかと思えばそうでもなくて、各宗教団体の方とインタビュー形式で宗教を語るという内容でした。そういう意味では、ぼわっと大枠だけという内容です。対象も絞っているので、一部の有名な宗教ということになりますが、メジャーなところは抑えているので、面白く読めました。 最後が養老さんというのが、なんとも。って感じですが。

    0
    投稿日: 2013.07.02
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    超面白かった!!対談形式なのがよかった。イスラム教について、特にキリスト教と比較してのイスラム教について勉強したくなった。

    0
    投稿日: 2013.06.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

     宗教は、何を目的に生まれたのであろうか?現代の日本より生きることそのものが難しかった時、人々の心を救い活力を生み出すために生みだされたのではなないだろうか?  しかし、現代社会において、ある宗教は、その宗教をこれっぽっちも信じていない独裁者や組織の道具として使われ、多くの救われたい人々の心を入り込み洗脳する。  人々は、だまされているとも知らず、既得権益を守り勢力を拡大しようとする者や組織のために、時として命すら捧げる。そんな風に見える。だからと言って、人々が信じているものを心の中から消し去ることはできない。

    0
    投稿日: 2013.06.10
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    インタビュー形式にて各宗教→仏教、キリスト教、イスラム教、そして神道の概要をわかりやすく解説している。 当事者によるインタビューを池上氏が各章末尾にまとめ上げているので、そこを読むだけでも大まかな概要は捉えられると思う。

    0
    投稿日: 2013.06.09
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    これを読んだら宗教を見る目が変わるんじゃないでしょうか? 宗教に依存している人、宗教を悪性してたり、宗教が戦争のきっかけになったりとかで…宗教ってあんまりいい風に思えない人でも呼んでみるといいと思います。 宗教を文化的に見たり、先人の想いを考えたりできるかと。 わかりやすく書いてあり、私は知識として宗教に好感を持てました。 深くはないので、さらりと読めると思います。 宗教問題が存在しているこの世、宗教って?という人は読んで後悔しないかも。

    0
    投稿日: 2013.06.06
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    宗教の基本の基本を知る。 宗教とは死の恐怖から逃れる為のものなのか。 日本ほど身近に神を感じている国は少ない。そして、その感覚がやはり私にも心地いい。「宗教からの自由」C.W.ニコル 死を考える、ということは、結局どう生きるか、ということにつながる。死に方と生き方は同じ。養老孟司

    0
    投稿日: 2013.05.26
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    世界の主要な宗教がわかりやすい語り口で解説されている。宗教がわからなければ世界がわからない、という言葉に説得力を感じた。各宗教専門家のインタビューが興味深い。 P204 池上 そうしますと、たとえばアメリカ人が「日本文化はすばらしい」と思って日本にやってきて、「私も神道に入信したい」といったら、どうなるんですか。 安蘇谷 基本的には、住んでいる地域の神社にお願いするしかないですね。外国人が氏子になりたいと言えば、氏子総代会を開いて、その人を見て、これはだめだといったらだめになるし、これはいいんじゃないのとなれば認められるでしょうね。 P219 池上 たとえば女性はベールをかぶらなくてはならない、といったイスラム世界のルールは、すべて「コーラン」に書いてあることなのでしょうか。 飯塚 「コーラン」には女性の服装についての記述が主に二か所あります。一つは「女性たちにジルバーブを纏うように告げなさい」というもの。ただし、ジルバーブというアラビア語には、ベストという意味も、ベール(ヒジャーブ)という意味もあり、幅があります。もう一つは、「女性の体のうち外に出ている部分は仕方がないが、それ以外の美しいところは隠せ」というものです。これもずいぶん幅のある表現ですね。美しいところがもったくないと考える人はビキニで歩けることになるし(笑)、全部が美しいと考える人は全身を覆わなければならなくなる。その解釈によって、アフガニスタンのブルカのようにすべてを隠す服装をする国もあれば、トルコのように欧米や日本と同じ服装でいい、という国も出てくる。余談ですが、中東の男性は、女性の髪の毛に猛烈に興奮するようです。だから髪の毛を隠すようになった、という説が有力です。

    0
    投稿日: 2013.05.26
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    仏教、キリスト教、イスラム教、神教の専門家の方との対話形式で、それぞれの宗教の特色を簡単に説明しています。 日本人は無宗教の人が多いですが、神聖なものに対するアンテナは敏感。宗教問わず神聖なモノに対しての畏れや、大切にする気持ちを持っているという話は凄く納得のいく説明でした。 それぞれの宗教観が分かると、今起きている世界のニュースも、前よりは分かった様な気がします。

    1
    投稿日: 2013.05.19
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    さらっと読めてある程度網羅できたと思う。良書。 やはりキリスト教やイスラム教はなじまないものはあるがそれは偏見なのかどうなのか。仏教もまあ、うーん。結局、最終章でいうところの意識中心主義か。

    0
    投稿日: 2013.05.19
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    宗教の昨今の事情について、しったかが出来る良著。 これを足がかりに、宗教のことをしらべるきっかけにもなりそう。

    0
    投稿日: 2013.05.17
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    仏教、キリスト教、神道、イスラム教などの基礎知識が得られる本であるが、この本を読んでやはり日本人の信仰に対する考え方が外国の人々と違うことが認識できた気がする。 外国人から日本人(あるいは自分が)どの宗教を信仰しているかと問われて困ることがあったが、信じていない訳ではないがはっきり言えない感覚はどのように説明したらわかってもらえるのかはわからないままである。 本書をきっかけにしてほかの本で学んでみたいと思う。

    0
    投稿日: 2013.05.10
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    池上さんは各宗教家にインタビューをしているだけなので、「池上彰の…」につられてこの本を手にするとその期待は得られないです。 しかし、もちろん読んで損ということはないです。 キリスト教、イスラム教、神道、仏教、日本人の宗教観などを各宗教家の話を通して、ただ各宗教がどんなものかということを学ぶより、より分かりやすく把握することができます。 どの宗教も自分の死をどう捉えるかを考えるためにあるので、最終章の養老孟司さんの言うとおり、死んだらおしまい、だから死を想っておけ、というのがこの本を一番まとめている言葉だと思います。

    0
    投稿日: 2013.04.21
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    さまざまな宗教の性質や違いが分かっておもしろい。 日本人の多くは、一神教徒でもないし、ある宗教以外は認めないという排他的な思いを持っていない。しかし、広く神仏を信じる気持ちは強くもっている。 納得です。

    0
    投稿日: 2013.04.10
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    日本人は信仰心がないとおもわれがちですが(私もそう思ってた)、昔から日本人はいろんな場所や場面でつかいわけをしていたのだなということが分かりました。よく言えば柔軟。外部から見るとふらふらして信仰心のないように見えるだけなのかも。 養老先生はだれよりも悟りを開いた方なんだなーということも分かった。

    0
    投稿日: 2013.04.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    池上さんと宗教家たちがインタビュー形式でそれぞれの宗教の特徴と、今後のあり方を解いた書。すごい勉強になったし、へぇ!そうだったんだ!と興味スイッチが入った。 第一章と、各章のインタビューを終えてを読めば、大枠がつかめる。 少子高齢化で無縁社会の日本人に、今後、宗教はどうかかわっていけばよいのか?仏教のように、死ぬときの葬式だけお世話になるだけでなく、生老病死とおしてサポートできる宗教のありかたが問われる。とは言え、日本人は決して無宗教ではなく、信教を問わないだけで、信仰心と生活が無意識的に結びついている。反宗教ではない。 キリスト教vsイスラム教の衝突ばかりが騒がれているが、もともとは同じ一神教・創造神・終末思想をもつ信教。 宗教と国家が結びつく歴史があるから、政治に宗教対立が持ち込まれ、それは決して異なる宗教間だけではない。同じ宗教間でも、宗派を異にして政治対立は続いている。 宗教を認めない旧ソ連や中国のような共産国家だって、神を国家に置きかえているだけで、精神構造は宗教とかわらない。つまり、信じる道を生まれながらに刷り込まれるのが、親からか国からかだけの違い。 ◆宗教で読みとく「日本と世界のこれから」 ・東日本大震災と無常 ・いまこそ伝統宗教の出番だ ・ビンラディン殺害から宗教を読む ・日本人は無宗教なのか? ・コーラン焼きすて事件 ・宗教から気候風土が見える ・世界の国々はみな宗教国家 ・共産主義も宗教国家? ・中国はなぜ宗教を弾圧するのか ・宗教大国アメリカ ・一ドル紙幣にも神の名が ・アメリカのユダヤ人 ・人間と恐竜は共存していた? ・同性愛と妊娠中絶への態度が大統領を決める ・ハルマゲドンを信じていたレーガン ・オバマはイスラム教徒という誤解 ・増加するイスラム人口 ・民主主義が原理主義を生む ・インドの経済発展とカースト制 ・インド人はみなターバンを巻くのか ・宗教について知ること ・宗教はよく死ぬための予習

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    投稿日: 2013.03.19
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    期待してた内容とは違ったけど、これはこれでなかなか面白かった。 いくつか面白かった話ピックアップ。 「宗教大国アメリカ」 「日本人は戒律嫌いの儀礼好き」 「日本寺は無宗教ではない。その場の宗教性を感じる力がある」 「神道は共同体を維持するための生活様式で融通がきく。」 「ジハードで死ぬとこの世の終わりを待たずに天国直行」 「人間の致死率は100%」

    0
    投稿日: 2013.02.24
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    世界の様々なニュースの背景には宗教も深く絡んでいるのだなと。 日本は無意識の中で宗教というものが根付いている点、他宗教を否定しないという点がためになりました。

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    投稿日: 2013.02.17
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    1神教はシンプルゆえ信じやすく救われやすいのだろうが、融通の利かないところが、多神教信者から見れば理解さえにくい面があると改めて思った。 また日本人は無神論者ではないことを実感できる本

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    投稿日: 2013.02.03
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    世界の宗教を俯瞰し、素朴な疑問をぶつけ、回答しています。 ただ、一部回答をはぐらかしているところもあり、消化不良です。 こうして様々な宗教に触れると、『何でもあり!』と言ったファイヤアーベントの言葉を思い出します。自分の信じるものを信じればいい、自分に合った宗教を信仰すれば幸せだろうと思います。 宗教は信仰の根拠を聖典に求めますが、哲学は理性と科学に求めるので、科学や哲学は宗教の上位概念なのではないかと思います。僕のスタンスはどちらかと言えば科学信仰という宗教に属するような気がしますが、科学では明らかにできないことを宗教では当たり前のように信じたり(モーセの十戒や輪廻、解脱など)、その神秘性や人智を超えた奇跡は魅力的で、簡単に否定できるものではありません。 宗教と科学が発達・発展することでますます人間の暮らしが豊かになり、行き過ぎた正義の押し付けには戦争による破滅が待っているとは……うまくできているものだと感心せざるを得ません。 そう考えると、他宗教に対する寛容さが世界平和の鍵となってきます。宗教に限らず、周りの人間関係の平和を維持するには、多様な考えや価値観を持った人が共存することで住みやすさや居心地の良さを構築しているので、他者理解と受容が平和には必要な条件なのかも知れません。 たまーに、嫌いな人が自分の属する集団にいたとしても、ごく一部だと割り切って付き合うことが、良い意味での刺激や緊張を作り出し、徳の涵養にも繋がるはずです(多分)。 満足のいく人生にしていき、安らかに死んでいくのが良いと思いますが、そう簡単に出来るわけがなくて、生きていると悔恨やら失敗やら嫌悪やらで、たまに参ってしまいます。仏教は、それらのしがらみからの解放(解脱)を説きますが、僕は、しがらみあっての人間だと思うので、『生に執着して何が悪い、こちとら人間様なんだよ!てめぇら仏と一緒にするんじゃねぇ!』と悪態をつきたくなります(笑)。しがらみがあって当然、それでこそ人間だと思うのです。けれども 総括すれば、多様な宗教の考えを学び、自分に合ったものをチョイスできれば良いと思います。その取っ掛かりとして、本書は最適な一冊に仕上がっていると感じました。僕の評価はA―にします。

    0
    投稿日: 2013.01.31
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    宗教は、 「死んだら、この世の不条理から報われる。」と信じさせるために生まれた。 「シーシェパード」は海の「牧羊犬」。  弱い立場にある海洋生物を助けるイエス・キリストをなぞって正当化している。 日本人は  無宗教ではない。  宗教意識を持っている。  自分が信じていない宗教にも敬意を払う。 イオンが葬儀に参入。  2000万人以上のカード会員を消費者と見ている。  寺の場合、檀家をスポンサーと見ている。 檀家制度は  江戸時代に生まれた。キリシタン弾圧のために。  *回忌というのはビジネスモデル。 日本人にとって、宗教は  習慣上のもの。信仰の対象ではなくなっている。  まずは僧侶自身が苦の中に入らなければ。 アメリカは  大統領就任式で左手を聖書において宣誓する。  プロテスタントではないと大統領になれないとされてきた。  ケネディだけはカトリックだった。 ローマ帝国の世界観  「唯一の神、唯一の皇帝。唯一の帝国」と、  キリスト教が結びついた。  十字架はキリスト教のシンボルではなかった。  ローマ帝国が作ったもの。 中国では  共産党の下に宗教があるという構造。国家統制のために。

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    投稿日: 2013.01.22
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    目から鱗ってこういうことですね。 幸せな国に生まれて、宗教が身近にない私は余りにも宗教に対する常識がなく、恥ずかしいとさえ思い選んだ本でした。もっともっと知りたいと思わせてくれる一冊です。

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    投稿日: 2013.01.21
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    キリスト教、ユダヤ教、仏教、神道、イスラム教の概要の解説と、各宗教における専門家へのインタビューから構成される。池上さんの解説による各宗教の構造もわかりやすいけど、なんと言っても池上さんが「なぜ日本人は無宗教なのか」「他の宗教との違い」といった素朴かつ本質的な疑問を持ってインタビューする部分が面白い。 既にある程度の知識を持った人には基本的な内容がほとんどだと思いますが、それでも各宗教ごとに目から鱗(「目から鱗」がそもそも宗教(パウロの逸話)から出た言葉だとは知らなかった!)の内容も多いです。

    0
    投稿日: 2013.01.07
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    面白い!!と、同時に日本人の宗教観、形骸化について考えさせられる。 日本人の宗教観は、ないわけでなく、他の宗教に寛容的で自然に生活に染み込んでいる。神仏融合。 また、仏教はもっと地域に密接に関わっていたもので、死の時だけ必要なわけではない。 死についてあれこれ悩むのは杞憂だという養老孟からの一喝も。 とにかく、何度も読み返したい本。

    0
    投稿日: 2013.01.07
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    池上さんが仏教、キリスト教、イスラム教の3つの宗教について様々な専門家にインタビューしている本。 ユダヤ教や神道についても触れている箇所もある。 仏教や神道についてのインタビューは自分の実経験を想起させてくれて興味深かった。 宗教を理解するのに必要な知識を紹介してくれるような「入門書」と呼ぶには情報が少なすぎるが、様々な宗教に親しみを感じるには適した本だと思う。

    0
    投稿日: 2013.01.04
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    主要な宗教のなりたちや概要の本かと思いましたが、団塊の世代が死を意識するようになり、宗教と日本の宗教観を考える、そして各宗教ではどう考えるかという感じの本でした。

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    投稿日: 2012.12.27
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    宗教を巡る、対談。 ニュース解説者でおなじみの池上氏が三大宗教の関係者らと対談をする。 誰しも持ちうる疑問をぶつけ、時には回答に補完する。 入門書の対談としては、質問者はある程度分かりつつ、分かりすぎていないのが適当だな、と実感する。 日本は無宗教と言いつつ、万物崇拝の宗教観を持っているし、かといってそれを積極的に認識している訳ではない。 この無自覚な宗教観が特性とも言え、世界的にも希有な民族性のようだ。 だからこそ、他宗教へ理解を示しつつも寛容な態度で接する事が出来る。それはかなりの強みになりうる。 個人的には仏教の対談が興味深かった。 大乗仏教と小乗仏教や、寺の家業制とこれからのあり方など、これだけ身近に溢れていて、とりあえず仏教徒を名乗りつつも分かってなかったなぁ、と反省。 死に方を考える事は、生きる事を考える事。

    0
    投稿日: 2012.12.24
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    世界三大宗教(キリスト・仏教・イスラム)を大まかに理解できる。日本人は宗教にこだわりがない種族だなと改めて思う。

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    投稿日: 2012.12.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    オビに「資本論」とあって 高校生のとき、挫折したことを思い出す・・・ほろ苦いぜ。 10冊中、読んだことがあるのは 「アンネの日記」「沈黙の春」だけ。 でも概要がわかりやすく池上解説されているので、読んだことのない本も、読んだつもりに。・・・単純。

    0
    投稿日: 2012.12.11
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    最初は代表的な宗教の現状を現代社会の視点から解説しており、一般的な知識のおさらいである。その次から、宗教関係者たちと順次対談しているが、その内容はそれぞれの宗教の成り立ちや現代の課題など、宗教を取り巻く概観の説明であって、書名に「宗教がわかれば」とあるが、「わかる」には程遠い内容である。どれかひとつでも宗教に詳しいところがある人にとっては物足らないだろうし、一方で宗教に関心を持ち始めた人にとっては、より複雑で魑魅魍魎とした世界をあらためて提示されて興味を失ってしまうのではないか、と感じた。著者は宗教がわかったのだろうか。

    0
    投稿日: 2012.10.27
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    読んだ。この本は、主にキリスト教、ユダヤ教、イスラム教、仏教、神道を広く浅く説明している本だった。自分は、宗教と世界経済、宗教と戦争、宗教と国際問題みたいなのが書いてあることを期待して買ったので、残念だった。でも、本としては面白く宗教の勉強をしようと思った。専門家たちと池上氏の対談形式の文体で読みやすかった。1週間くらいで読んだ。

    0
    投稿日: 2012.10.12
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    人はすべてを思い通りにはできない。自分の思い通りに現実をコントロールすることはできない。だから、そうであるとするならば、人は思いを整え、言葉を整え、生活を整えるトレーニングを実践することによって、執着を小さくすれば、苦悩も小さくなる。究極的には、執着をなくしてしまえば、苦悩もなくなってしまう。 生きるということは、苦である。仏教は、輪廻の中で生まれ変わってくることは苦しみであるので、そういうことがない状態、それが解脱であるとして、輪廻の外に出ていく。それが所謂涅槃に入るということだという。 キリスト教の一番のメッセージは、「愛」だというけれど、イエスの愛とは、むしろ悲しみを知ること、に限りなく近い。仏教に「慈悲」という言葉がある。慈悲の「悲」を突き詰めていくと、人間同士がそれぞれの悲しみを共有し、悲しみの中で連帯しようとするところに辿り着くのではないか。聖書の考え方とどこかで強く触れ合っているのではないか。

    0
    投稿日: 2012.10.07
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    インドへ旅した時に、最も衝撃を受けたものがあった。 それは、「イスラム教」のすごさ。 私から見たら、ただの石に絵を描いている 本当にただそれだけのもの。 だけどインド人は、それに向かって必死で 花を添えようとする。 この本を読んでから、「宗教」の根強さ、 そして日本にある「無宗教」の無が 仏教の無であると知り、 国際平和に日本人がなくてはならないもの であることを深く感じました。

    0
    投稿日: 2012.09.14
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    各宗教人との対談形式で読みやすかった。かなり初歩的な内容ではあったけど、イスラム教とかキリスト教とか、何度くりかえされても染み込まないので毎度新しい感じに。自分の脳みその問題だけど。

    0
    投稿日: 2012.09.10
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    「世界が分かる」のだから、もっと各宗教間の関係とか歴史経緯が展開するのかと思えば、仏教・神道・キリスト教・ユダヤ教・イスラム教の著名人を読んでの対話集。ちょっと肩すかしだった。ただ、無宗教と称される日本人の宗教観が一神教の欧米・イスラムとはかなり違って肌感覚重視というところは斬新だった。

    1
    投稿日: 2012.09.05
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    著者による知識人へのインタビュー形式。 仏教、キリスト教、神道、イスラム教と現代社会の関わりについて、平易な文章と解説で大変分かりやすかった。 日本人の宗教観についての考え方がとても興味深い。

    0
    投稿日: 2012.09.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    やっぱり宗教って難しい。 確かに池上氏の言う通り社会現象のベースには宗教(というか思想)の相違が大きくかかわっていると思われる。 それにしてもなんで他人の信仰って理解できないんだろうな。

    1
    投稿日: 2012.08.25
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     仏教や神道、イスラム教やカトリック、プロテスタント、ユダヤ教など、世界の宗教を研究してる大学教授や住職に著者がインタビューをする、という内容だった。  著者らしく、とても読みやすく、ところどころに簡単な注釈もついていて、興味深く読んだ。  「お経はわかりづらいから、もっと若い人にも分かるようにかみくだいたものが必要なんじゃないか」という著者の言葉に、本書の本質が隠れていたような気がする。

    1
    投稿日: 2012.08.18
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    無宗教といわれる日本人。 それは恥ずべきことなのか、それとも誇るべきことなのか。 この本を読むと世界の宗教のさわりが分かるだけでなく、日本人独特の宗教観がすとんと腑に落ちます。 神道、仏教、キリスト教、イスラム教、ヒンズー教の誕生のいきさつから意外な共通点までがよく分かる、初心者に優しいお勧めできる本です。 いかによく死ぬか考えることは、いかによく生きるかを考えること、ということはすべての宗教に共通しているんだなぁと実感できます。 おすすめ!

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    投稿日: 2012.08.14
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    代表的な宗教の基本的な部分をわかりやすく書いてくれてて読みやすかった。日常生活で神道や仏教を何気なく取り入れながら過ごしている「無宗教」というよくある日本人の感覚は、そのまま自分に当てはまった。。。もう少しこだわりが必要かな(^^;

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    投稿日: 2012.08.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    内容: 池上彰さんと宗教に詳しい賢人とがインタビュー方式で宗教を読み解いていく。 世界三大宗教のキリスト教、イスラム教、仏教が形成された背景やそれぞれの基礎知識が分かりやすく書いてある。 感想: 養老孟司さんとのインタビューで、なるほどと思ったことがある。 それは、今の日本には一神教的な考えが合っているのではないかということだ。 一神教は日本にそこまで浸透していない。 浸透しているメジャーな宗教の1つに仏教がある。 仏教には「無我」といった考えがあり、私なんてないといった具合にだ。 一神教では神による最後の審判がある。 これは今まで自分という存在の総体が、善か悪かが判断され、善であれば天国へ、悪であれば地獄へといったものだ。 つまり、一神教ではその人の一生を通じた「自分」の存在があるということが前提となっている。 一神教の考えは昔の日本では受け入れられなかった。 それは、厚い仏教信仰のあったためだ。 現在、若者の間で流行りつつある「自分探し」という言葉、これは自分というものがあって初めて成り立つものだ。 本来、仕事は世の中を成り立たせるためのものだった。 しかし、今では仕事は自分のためにあるという考えが流行っている。 個性を伸ばすということが他人との差別化に当たり、それが自分の存在意義だ、みたいになった。 個性は生まれた時点であるので、ムリに自分の個性はなんなんだと悩む必要はない。 これは、日本が豊かになってきたことの象徴だと考えられる。 現代人は自然よりも人間の創造物・発明品がうまく回りだした世の中で生きており、 自然と向き合う時間が少なくなってきたということに関係するだろう。 何が正しいということはないと思うが、昔のように自然に感謝する心をいつまでも持ち続ける必要があるかもしれない。

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    投稿日: 2012.07.30
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    高橋卓志さんというお坊さんは、「寺が社会をよくするんだ!」という意識を持っている人で、とても興味を持ちました。日本の社会をよくするために、仏教や神道はもっと頑張って欲しいと思いました。忘れてたけど、そもそもお坊さんって、社会活動する人なんだよなぁ、と再認識しました。 「神様」って言うと、戦争のこととか、イデオロギーのこととかを連想してしまってギョッとすることがあるけれど、もう少し気楽にとらえていいのかも知れないと思わせてくれる本でした。日本人は、モスクでも、教会でも、神社でも、寺でも「ありがたい」と思える人々で、それは日本人らしくて、寛大で、いいことだと言っています。 他の宗教についても分かりやすく説明されていました。特にイスラム教について、私はよく分かっていないのですが、中東で起きていることがほんの少し理解できたような気がします。 池上さんが、「普通の人」の質問をたくさんしてくれるところもよかったです。そして養老さんがロックでした。

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    投稿日: 2012.07.23
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    仏教、神道、キリスト教、イスラム教、それぞれの概略とベクトルが学者や住職へのインタビューも含め、わかりやすく説明されてると感じた、そして大枠として日本人は「無宗教」なんじゃなくて、宗教そのものが体に染み込んでいる...という結論、まぁここで生まれ育ったからそう思うんだろうけど、改めて日本人で良かったと思う(^^)

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    投稿日: 2012.07.21
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    日本人は無宗教ではなくて、自然と宗教観が根付いているんだといわれて驚きました。また、宗教が社会にどのように影響を与えているかがわかって面白かったです。今後の宗教のあり方について、また、私たちの宗教への係わり方についてや、死生観などにも触れて読んでわかり易く学べました。

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    投稿日: 2012.07.20
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    面白かった!特にイスラム教についてまったく知らなかったが、ポイントをわかりやすく教えてもらった。たしかに宗教の知識をベースにニュースを見ると、見え方が変わってくる。今までの数々の疑問がかなり解消され、タメになった。

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    投稿日: 2012.07.11
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    2012.6.24.sun 【経路】 宗教を比較するのに分かりやすいの探してたら地元の本屋で出会った。 【感想】 無宗教としながら色々な宗教を折衷しちゃう日本のスタイルって実は進んでるんじゃね?っていう目から鱗な見解が面白かった。 わたしも無宗教だけど、パワースポットとか浄霊とか神社とか教会とか、信じているし敬意を払っている。 日本人は「場」を感じる宗教性があり、非常にアンテナの感度がいいって表現力が気に入った。 無宗教の「無」って「アンチ神様」ってわけじゃないのよね。 一神教のキリスト教やイスラム教は弱者に親切で分かりやすいという好さがあるけれど、排他的なところで戦争をよく起こすのでわたしはあんまり好きじゃない。 「宗教は人生をうまく渡るために必要なもので、死んでからはそんな経典いらんよ」っていうラジカルでクールなお釈迦様の考えが肌にあっているので、わたしはやっぱり仏教寄りで生きるんだろうな。そして結婚式は教会でするの、迷いもなく(笑) 【興味深い】 ・一ドルにも神の名が! ・同性婚と妊娠中絶への態度が大統領を決める ・イスラム教では避妊しちゃいけん ・インド人のターバンの謎。シク教徒のエリートだけ。 ・大乗仏教の理想は「とらわれないこと」。社会や他者には関わるけど、とらわれない。 ・現代版の寺小屋で仏教を地域に根付くことができたらいいよねー ・イエスのメッセージは愛と慈悲。悲しみを知ること。 ・イエスは現代で言う、優れた精神科医で優駿な弁護士。 ・日本の神道の経典は、古事記、日本書紀、万葉集、風土記。 ・9・11は、「一刻も早くこの世が終わって直行で天国にいけばいい」という、自爆テロはかっこいいし、天国に直行できると信じ込む若者たちがでてきたから起こったという見解。 ・イスラム教は分かりやすくて優しい。何かあればすぐにみんな寄ってきてお節介をやく。それが、孤独に暮らすことの多い日本の若者にとっては魅力的で、入信していることも。 【うん、そう】 ・日本人の無宗教の「無」は仏教の「無」で「空」。日本人の体に宗教が染み込んでいて意識しないだけで、宗教心が無いわけじゃない。 ・日本は他人の信仰がどうだろうと気にしない、寛容なところがある。 【目次内容メモ】 ・日本と世界のこれから ・葬式はいらない? ・南無阿弥陀仏とは? ・仏様は「生・老・病・死」を救ってくれる? ・最後の審判、はくるの? ・日本の神様とは? ・コーランで中東情勢がみえる? ・良い死に方ってなに? ・宗教は「良く死ぬ」ための予習

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    投稿日: 2012.06.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    まだ読み途中だけど・・・ 作家のC.W.ニコル氏の 「日本に来て一番よかったことのひとつは、宗教からの自由だ」 という一行が印象的でした。

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    投稿日: 2012.06.19
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    たぶん、初めて読んだ新書。 西きょうじの講演を聞いて、新書に手を出したんだったと思う。で、有名だし、わかりやすいし、テストに出るし、宗教に興味あるし、で池上さんのこの本を買った。(西さんは多数出してる人はやめた方がいいって言ってたけれど) まさに広く浅く、浅くといっても知らないことを「適度に」教えてくれた。宗教にさらに興味を持ったきっかけ。この後、「ふしぎなキリスト教」を買った。 *1月レビュー 主要な宗教の触り部分をわかりやすく教えてくれる上に、現在の情勢と結びつけて説明してくれたから勉強になった。実際、宗教情勢というバックグラウンドを知ってることで世界史・時事をだいぶ考えれるようになった。 今度は、もうちょっとここの宗教について深くおもしろく解説してる本を読みたい。とゆうか、古事記・聖書・コーランとかの訳書?みたいなのが読みたい。

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    投稿日: 2012.06.19
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    葬儀を出す年齢になり、宗教について考えてみたくなり読んでみた。 日本人は無宗教だといわれるが、無という文字がすでに仏教的、我々は祖先からその根本のところで宗教的なものを受け継ぎ、刷り込まれているのだと思った。無宗教、信心がたりないと思っていたが、今の時代の宗教のありかたは父の時代、その又前の時代とも違う。葬式なんていらないというのが、無宗教という訳ではない。

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    投稿日: 2012.06.16
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    『職業は自分のためのものになった。本来は、世間を成り立たせるためのものだったわけですが。』 その文化が「個人」を重んじるか、「世間」を重んじるかは、背景にある宗教の影響を大きく受けるらしい。 単純にいうと、キリスト教、イスラム教、ユダヤ教などの一神教は、個人を重んじ、神道などの多神教は世間を重んじる。仏教なんかは「無我」の境地を目指しているわけで、つまり恒久的な「自分」を否定している。 鶏と卵が逆かもしれないけど、欧米化、都市化、個性の重視など、日本の文化そのものが変わってきている今、日本にも一神教が広まり定着していってしまうのだろうか。 日本人の「無宗教」は欧米の「無宗教」とは意味が違う。神さまの存在を否定しているわけではなく、神さま、仏さま、キリストさま、いろんな神様を拝む。八百万の神様なんて言うし。 日本人はいろんな宗教と神さまを受け入れ、そして他人の宗教がなんであっても気にしない稀有な民族らしい。 そんな寛容な国、日本に生まれたことをうれしく思う。 ※先日読んだ「動的平衡」論は仏教の考え方に近いのかなぁ。

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    投稿日: 2012.06.13
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    八百万の神、つまり自然を敬う神道と、無常を境地とする仏教を取り入れる日本人。私は、やっぱりこの日本人的な世界観がしっくりくるかな。

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    投稿日: 2012.06.05
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    こういう「思いっきり新書!」っていう感じの本もたまに読むと面白い。イスラム、ヒンドゥー、キリスト、仏教、神道について、それぞれの第一人者にインタビューするかたちで分かりやすくまとめた本。宗教を俯瞰していて、とっつきやすい内容だと思う。

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    投稿日: 2012.05.27
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    あまり宗教について考える機会が無かったな。それが日本人的ということか。ただし、日本人の宗教観として「無宗教」という人が多いが、これはアンチキリストとか無政府主義とかではなく、宗教がしみ込んでいて意識しないだけ。無は仏教の「無」であり「空」でもある。面白い解釈であり、納得した。 死を考えるということはどう生きるかにつながる。生き方と死に方は同じである。

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    投稿日: 2012.05.13
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    仏教・キリスト教、神道、イス ラム教などを対談形式で説明し ています。それぞれの最後に、 池上さんの解説がついているの で、宗教を知る入門編としても 最適だと思う。目からうろこの こともたくさん書いてあった。なぜ戦争が起こるのか、日 本人の宗教観や、世界の文化の 違いや考え方の違いなどなど、 理解できると思う。 それにしても、池上さんの説明は上手い。

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    投稿日: 2012.05.12
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    日本人は無宗教と言われるし、感じていたが、そうではない。 むしろ、宗教が根付いており、他の宗教を受け入れているのだ。神道と仏教が根付いている。 各章のインタビューを終えてはまとまっているため分かりやすい。

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    投稿日: 2012.05.12
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    「日本人は無宗教だ」ということを、国際的に考えて恥ずかしいような感覚でいたけれど、むしろ誇りに思えるような解説がされていた。 日本人は誰のどの宗教にも、無礼な態度をとらない。 誰かが神聖な場所と思っているなら、そこにむやみにあがりこもうとしたりはしない。 ほかの人が自分とは違う宗教を信じていることを、それはそれで尊重する。 キリスト教徒やイスラム教徒には簡単には出来ない、他宗教に「敬意」を払うということが、日本人には出来るのだから、国際貢献として宗教がらみの紛争の仲介役になるなどが可能。 この本を読んで、自分としては、 仏教徒なのかなと思った。

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    投稿日: 2012.05.09
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    「いい質問ですねえ!」でお馴染みの池上彰氏が行った、 宗教の識者へのインタビューをまとめた本です。 Amazonのレビューでは、 この本は、すごく「浅い」そうですが、 宗教アレルギーで宗教のことをよく知らない私には、 大変分かりやすくてためになりました。 特に、疑問に思っていた「南無阿弥陀仏」の意味は、 「私は仏を信じて、その力にすがります」 という信仰告白だということを初めて知りました。 これまでずっと、「成仏してください」だと思っていたので、 そんなことも知らない私には、なるほど~と思える本だった訳です。

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    投稿日: 2012.05.05
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    分かりやすいはずの池上さんの本。でも難しすぎて半分読んだ所で断念。すごく興味深い内容でもっと勉強をしてリベンジしたい1冊。

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    投稿日: 2012.05.03
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    日本人の「無宗教」と欧米の「無宗教」とは異なる。 欧米で無宗教とは「アンチ・キリスト」であり、イスラム圏内で無宗教といったら「反宗教」になる。日本人の無宗教の無は仏教の「無」であり、「空」である。日本人の体に宗教は沁みこんでいて意識していないだけである。 個人的には「神道」がスッと入ってきた。 日本の神様とは祖先の霊であり、自然であり、八百万の神である。 神道は寛大な宗教であり、日本人もまた宗教に対して寛大である。

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    投稿日: 2012.05.01
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    勉強になりました。 本当に分かりやすいので 知っている人には物足りないんじゃないかと推察するけれど、 私のようにモノを知らない人間には良いです。 基本科学好きで宗教には無関心な私だが、 仏教にちょっと興味が湧いた。 こういう価値観なら支持してもいいなあと。 信じるのはやはり難しいけれど。 それから養老さんって達観していて素晴らしい、 と思った。

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    投稿日: 2012.04.30
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    ■ザックリ内容 第1章は、『宗教で読み解く「日本と世界のこれから」』・・・となっており、 宗教に絡んだ歴史や政治や文化や国際情勢のトピックを、池上彰氏ならではの分かりやすさで解説。 第2章~第8章は、各方面の宗教家、研究家、無宗教派(?!)の方とのインタビューになっており、それぞれの宗教観などについて考察し、私たちに問いかけています。 ■感想 この本を手に取ったきっかけは、「中東の紛争発端になっている宗教って何?」という疑問からなのですが、 本書は、私の疑問の先を進んで「日本社会の中で宗教がどのような役割を果たしうるか」というテーマの方が強かったです。 あと「葬式」についても、池上氏はインタビューの質問での糸口にしています。 知識不足で分かりづらい点もありましたが、本書でも語られているように、多くの宗教の全体を概観するレベルの基礎講座として読むことができました。 各宗教と自身との関わり合いなどには全然興味がなかったのですが、 私はやはり日本人・・・そんなことを自覚しました。 特に神道に関しては、宮崎駿の「もののけ姫」や「千と千尋の神隠し」の世界観を思い出し、日本人だからこそ理解できる世界観じゃなかろうか・・と思い巡りました。 一番共感したのは、養老孟司氏の、日本人にとっての「無宗教」の『無』は、仏教の『無』。諸行無常の『無』。・・・という感覚。 読んだ目的とは違う内容だったような気がしないでもないのですが、読んで興味が持てたことには間違いなく、私にとっては「死に方」「生き方」を考える窓口となったかも知れません。 よくわかりませんが、世界の紛争の原因も、「死に方」「生き方」・・そこのところの世界観の違いなのかもしれません。

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    投稿日: 2012.04.27
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    宗教と世界情勢のつながりがよくわかった。 しかし、難しい用語も多く、わからない箇所は多々ある。 ざっくりと宗教概要を知るにはいい本だった。

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    投稿日: 2012.04.26
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    スンニ派とシーア派の違い、イスラームとキリスト教の争い、原理主義者たちとテロ、日本人の宗教観や無宗教って...、ずーっと腑に落ちずモヤモヤしていました。そこへ!大好きな池上彰氏の本!!! この本は、学者や宗教家ら計7名との対談形式で構成されています。豆知識も豊富で理解を助けてくれます。 繰り返し読みたい一冊です♪

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    投稿日: 2012.04.26
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    世界の他の国の人々がこんなに宗教について深く考えているのか、と驚きました。日本人と宗教についても考えさせられました。イスラム教の章と、1章の世界の問題と宗教についてが特におもしろかったです。

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    投稿日: 2012.04.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    池上彰と宗教の専門家との対話形式で成り立っている本である。 最初の章は宗教に関する疑問に感じていた点をまとめてあり、導入としてはとても良かった。 池上彰といえば、政治や経済が多いが、なぜ宗教?とも思ったが、宗教が政治、経済に大きく影響していることがよくわかった。 特に日本人は無宗教ではなく、実際は宗教が自然に根付いているだけだと言うことは大変おもしろい意見であった。 宗教の勉強の入門書としては秀逸な本である。 神仏習合→廃仏毀釈→無宗教への流れ 中国ではカトリックが弾圧される理由 キリスト教徒は進化論を信じない人がいる 仏教は輪廻(生まれ変わること)は苦しみであり、涅槃に入ることが理想 マリアは神の母、イエスは神の子 神道の教典が古事記や日本書紀、万葉集、風土記である など勉強になった。 最終章の「人間の致死率は100%」というのはもっともである。核家族が進み士に接することが少なく、医療の発展で長寿となった日本人は死を考えることが少なく、忘れているのではないであろうか。本の中にもある「宗教はよく死ぬための予習」であることもふまえ、死について皆再認識する必要がある。事故や病気で一定の確率で急死というのは避けられず、それを受け入れていない国民が多いのではないだろうかと思いました。

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    投稿日: 2012.04.18
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    池上彰さんが、それぞれの宗教に詳しい著名人との対談形式で宗教の解説をしてくれる本。 宗教を知ることでそれぞれの国の文化や死生観も見えてきて、世界を認識しやすくなる、というコンセプトかな…? たぶん著者が池上さんなので、わかりやすく書かれているんだろうとは思うのですが、自分としては宗教の「基本のき」もしらないんだなぁと、改めて思い知らされた。キリスト教の話は、特に頭に入らなかった。 でも、一般的にはかなりわかりやすい本なのではないかと思います。各章の最後に、池上さんが自身でまとめのような解説をしてくれます。 本書の内容で、印象的だったのは、日本人は決して無宗教ではなく、たとえば神殿などの儀礼的な建物に入ると心持が変わったりと、アンテナの感度が高いのではないかという話。それと、あとがきに書いてある、宗教は「よく死ぬ」ための予習である、という話。 前者のアンテナの話に関しては、自分もかなり共感。そういう意味では、特定の宗教を持っている国だとは言えないですが、「宗教感」が強い国なのかなぁと思います。後者に関しても、「宗教は世の中を生きやすくするための処方箋である」という理解をしているので、それがよく生きることにもつながるのかなぁと思いました。 また、カーストによって、その人のできる仕事が厳密にわけられているということで、ワークシェアリングの機能を果たしているというのもおもしろかった。 また、いつかリベンジしたい本です!

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    投稿日: 2012.04.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    無宗教と言われる日本人。 しかし、多神を許容出来る事は強みと言って良い。そして、無宗教だが、無信仰でも無い。 そこを理解してから始まる。

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    投稿日: 2012.04.16
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    宗教を知る導入の本。「日本人は無宗教ではない。これだけ宗教が深く染み付いている国も珍しい」団塊の世代が老の領域に入る今、日本の宗教観を考え直すときがきた。お寺の役目は葬式をすることではない。地域と一緒に高齢者の心のケアを進めてほしい。

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    投稿日: 2012.04.02
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    宗教家などとの対話集 仏教、寺院のこれからの役割 キリスト教がすべての中心になっている欧米 日本という国、農業と一体となっている神道 実はわかりやすいイスラム教、ジハードの意味 死に方とは? 各宗教の上澄みを掬った印象 読みやすかった!

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    投稿日: 2012.03.27
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    分かりやすい口調についつい読んでしまいます。日本人の独特な宗教感について明確にしてくれます。ただ、仏教伝来と在来宗教を取り込みながらの発展について、あまり記載がなかったため☆4つかなあ?

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    投稿日: 2012.03.24
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    知り合いにすすめられたこともあって、購入して読んで見たらなかなかおもしろいないようだった。 あの池上彰さんが、ニュースではなく、宗教のことを語るなんてどういう本なのかと気になって購入して見た。 宗教と世界情勢が繋がっていることはよくテレビで説明されているのをなどか聞いたことがあって、実際に本格的にどの様に語れている(書かれている)かと気になって、さすが池上彰さん。 まずは第1章の〝宗教で読み解く「日本と世界のこれから」〜東日本大震災・ビンラディン・中東革命〝では実に分かりやすく解説されている。 ・東日本大震災と宗教 ・ビンラディンについて ・日本人は無宗教なのか? ・イスラム教やコーランについて ・旧約聖書・新約聖書 ・ユダヤ教 ・ヒンズー教 などなどからの解説に始まりその後は各宗教や各研究家などによる対談がまた実に面白い内容となっている。 宗教哲者、浄土真宗本願寺派如来住職、臨済宗新宮寺住職、宮城学院女子大学名誉教授、國學院大學前学長、東京外国語大学教授、解剖学者。とあらゆる方々との対談が実に面白い。

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    投稿日: 2012.03.24
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    これを読めば宗教が分かって世界が分かるのかと思ったら『宗教が分かれば世界が見える』ってタイトルを納得させる程度だった 本当の入口 入門編 養老猛の日本人が『無宗教』というのは仏教の『無』と言ったのが面白かった 一神教で無宗教というと神を否定することでありかなり過激な思想なんだそうだ 

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    投稿日: 2012.03.23
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    さすがに判りやすい!「世界が見える」とは言いすぎな気もするが、入門書としては最適。日本人は無宗教なのではないとする議論が興味深かった。確かに何事も受け容れて変容させるというのは独特なのかも。日本でも若年層にイスラム教徒が増えていたり、一神教的な考え方をする人が増加している、というのはちょっと危うい気がする。自分たちだけが正義、とならなければいいが。

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    投稿日: 2012.03.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    池上さんにしてはちょっとわかりにくかった。 題材が難しいから、まとめるの大変そう。 宗教は奥が深い。 日本人は無宗教といわれているけど、宗教に関心がないのではなく、むしろ神道や仏教などが文化として自然に根付いているという見方もある。 やっぱ宗教おもしろい。

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    投稿日: 2012.03.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    今まで読んだ池上本の中で一番興味深く面白かった。 「いい質問ですね」と答える池上さんより、優れたインタヴュアーである池上さんが好きだ。 各宗教関係者との対談は視点が異なり、しかし共通する面もあり面白かった。 このテの本は一度読んで終わりだけれど、読み返したい本だと思った。

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    投稿日: 2012.03.09
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    「インド人、えっ!」って思ったり、 「極楽浄土ってそうなん!」って思ったり、 宗教って敬遠がちでしたが、興味をもってみようかなと思いました。 文章はインタビュー形式なので口語で読みやすいです。

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    投稿日: 2012.03.07
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    池上さんの最初と最後の文章だけでおおまかな世界の宗教の違いが解り、 間のインタビューも論者の意見に大きく振れる事なく聞きたい事、 即ち読者が疑問に思っている事をニュートラルにズバズバ聞いている。 まあ凄い本。これは一読の価値あります。 流石池上さん。本当に勉強になります。

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    投稿日: 2012.03.04
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    研究室に留学生がいるので読んでおきたかった一冊。 章立てがそれぞれのスペシャリストとの対話形式になっていた。結果、「う〜ん…」という感想。ひとつひとつの宗教についてじっくり解説するのではなく、「日本人の考え方にマッチするか」「生と死の考え方はどうか」「他の宗教と何が違って何が一緒なのか」といった観点について語り合い、読者にそれぞれの宗教をCMしていた。 とはいえ、知識量とプレゼン力はさすが。単語の説明はすごいわかりやすくて勉強になった。最後に養老孟司が出てきてものすごいまとめ方をします。笑

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    投稿日: 2012.03.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    この本は仏教やキリスト教などさまざまな宗教の大まかな歴史や思想、あるいはこれからの課題や死生観、日本人と宗教のかかわりあいなどが対談形式で書かれている。 わたしは宗教というと、イスラム教とキリスト教の対立や昔ではオウム真理教の事件などから、あまりいい印象を持っていなかった。しかしこの本を読んで、宗教は日々の生活の中に自然に根づいていること、またよく生きるため、そしてよく死ぬための道しるべにもなることが理解できたと思う。 この本はあくまで宗教の入門書みたいなものだと思うので、もう少しそれぞれの宗教について詳しく学びたいと思った。

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    投稿日: 2012.02.26
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    池上氏の分かりやすい宗教概説 大勢の何の罪もない人が、いたいけない子供たちが大震災の犠牲にあう、理不尽な自然の仕打ちに涙する… 「生・老・病・死」 に向きあう パウロの目から鱗のようなものが落ちて、目が見えるようになった、 過越祭と牛頭天王のお札、 神はモーゼに「戸口に印のある家は過越し、災いを与えないと告げる」 現代社会における神道の役割、寛容な神道、寛容な日本人、 地域社会のために奉仕する、国家のためにに尽力する、

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    投稿日: 2012.02.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    宗教とは何か??今まであまり意識したことなかったが、生まれてからずっと自分の身の回りに自然と入り込んでいるものがあることにあらためて気づかされた。 日本人特有の宗教観なるものが世界のキリスト教やイスラム教と一線を画すものであることをまざまざと考えさせられた。

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    投稿日: 2012.02.21
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    とかく日本人は「宗教」というと敬遠しがちだ。大半は新興宗教の勧誘やらで辟易しているからだと思う。 仏教系、キリスト教系の学校ならともかく、普通の公立学校では宗教なんてせいぜい歴史の授業で少し語られる程度だ。宗教に対する知識が乏しくても当然だろう。 学問的興味で読むと「一神教」と「多神教」の違いは知っておいた方がいい。 どう感じ取るかは読み手しだいだが。 本書の後半は仏教、キリスト教、神道、イスラム教の有識者との対談だがこれも一読しておくとためになる。 個人的には養老孟司先生との対談が一番腑に落ちたのだが。

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    投稿日: 2012.02.20
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    人はなぜ宗教を求めるのか?日本人は「無宗教」なのか?などの非常に根源的な問題を仏教、キリスト教、イスラム教から、神道、ユダヤ教まで、7人の賢人との対談がメインとなっている本です。何とも言えないです。 この本を手に取ったきっかけは宗教というものが世界の人間の精神にどれだけ深い影響を与えているかということを刑務所関係の本を最近いくつか読んで痛感したのがありました。しかし、筆者自身が宗教観について述べられているのは第1章だけで、後はすべてその宗教の「信者」たちとの対談でした。 それぞれが信じる宗教に関して、僕はどうのこうのという気は一切ありません。しかし、この本を読んだだけではなぜこの世に宗教というものがあって、宗教の存在が人間にとってなぜあれだけ救いにもなれば、互いを引き裂き、憎しみあう原因になるのかについては、おそらくわからないでしょう、というのが読んだ上での感想です。 しかし、「日本人は「無宗教」なのか?」という疑問や、世の中にあれだけ「スピリチュアルブーム」が起こっているのか?についての考察は、ひとつの意見として参考にしたいと考えます。最後に養老先生との対談が収録されているのですが、「死んだらおしめぇよ」とのたまう先生の死生観がぶっ飛んでいて好きでした。案外そんなものなのかもしれませんね。 個人的には外国人に対しては『仏教徒です』と僕は答えていますが、そんなに信心深いわけでもありませんしね。何を言いたいのかわからなくなってきたので、この辺で筆を擱きます。

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    投稿日: 2012.02.18
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    常識的レベルにまで達した誤解も修正できます。共産圏での宗教弾圧の理由が分かりました。でも、弾圧したくなる理由もわかるような気がします。神に頼るのは否定しませんが、その前にやることがあるでしょう、と。

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    投稿日: 2012.02.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    特に海外において、宗教・信仰はその人の考え方の基盤となっているもの。その人がどういう考えを持っているかを理解するのに、その人が何を信仰しているかを知ることは非常に有効。でも自分は、宗教がなんなのか、全然分かっていない。海外の人と話す機会があっても、宗教的な感覚が分からず寂しく蚊帳の外な思いをしたこともあるので、いつか広く浅く学びたいと思っていた。そんな時に見かけたので読んでみた。 第二章以降はインタビュー形式の構成。インタビュー相手が凄いのか、池上さんが凄いのか分からないけど、話が凄いわかりやすく、そして身近。今までわからなかったからこそ得体が知れず気持ち悪い存在だった宗教が、概要が分かって身近に感じられるようになった。 [読書録]====================== ■第一章 日本では、国家元首である総理大臣の宗教が話題になることは殆ど無い。カトリック信者の麻生太郎が総理になっても、ドイツでは話題になるのに日本では話題にならない。一見、宗教にまるで無関心な態度。しかし実際には「無関心」なのではなく、他人がどの宗教であろうと「問題にしない」だけ。 アメリカは強烈なキリスト教国家。1ドル紙幣にも「IN GOD WE TRUST」と書いてある。また、元々ヨーロッパから新天地を求めてやってきたキリスト教徒たちが作った国。みながキリスト教徒であることを前提としてできた国。神を信じる人の割合も、日本はもちろん、ヨーロッパ諸国をも大きく引き離す。 キリスト教原理主義団体や、そこまでではない聖書信仰の団体までを含めて、福音派(エバンジェリスト)と呼ぶ。共和党の大統領候補になるには、福音派の支持を得られるかが大きな鍵。宗教的な考え方が、政治に大きく反映される。キリスト教徒であるか否かが政治家の命運を決する。 民主主義のジレンマ(民主的な選挙をすると、原理主義勢力が圧倒的な力を取る)。ドイツでは、民主的なワイマール体制の中からナチスが生まれる。アルジェリアでは、1989年の民主化後の選挙で、イスラム原理主義勢力が圧倒的多数を取る。パレスチナでは、2006年の選挙の結果、イスラム原理主義組織「ハマス」が議会の多数派を占めた。エジプトも、リビアも同様。 アメリカ的な民主主義の発送で民主的な選挙を行うことによって、結果的に、反米国家が次々に生まれてくる可能性がある皮肉。 インド人=ターバンの印象があるが、実際にターバンを巻くのは、シク教徒のみ。インドの人口の2%しかいないシク教徒の印象が大きいのは、過去にインドを支配していたイギリスが、少数派のシク教徒を重用したため。ヨーロッパの国々が植民地を支配する時には、必ず少数派によって多数派を支配させてきた。そして、シク教徒はカーストに関係なく実力で上に行くことができるから。 インドでIT産業が著しく成長を遂げたのは、IT産業にはカーストの指定がなく、誰でも就くことができるから。 カースト制も不合理なことばかりではない。仕事を分け合うことで、結果的にワークシェアリングが成り立っている面もある。 ■第二章(宗教が分かる) 日本人の宗教観について「節操がない」とよく言われるが、本当にそうか。実際には、神道と仏教はきちんと住み分けがあって、生まれてからすぐの間は神道の儀礼がづづく。死んでからは仏教。 日本人にとっては神道と仏教はそう簡単に分けられないもの。仏教の伝来した飛鳥時代からずっと神仏習合の文化。それをどっちか選択しろと言われても、片方を選択できる人は殆どいない。だからやむを得ず「無宗教」と答える。それだけ、どちらも深く根付いてる。 日本人は、神仏に対して何らかの形で祈りを捧げたり、参拝に行ったりするということをごく自然にやっている。そういう意味では、宗教に対して凄く親近感がある。 今の社会は、平安時代と江戸時代につぐ、第三の長期安定期。騒乱の時代には、人々は宗教に貧困や病気、争いごとの解決を求める。しかし今は、宗教に期待する人はあんまりいない。そうなってくると、エンターテイメント的要素が強くなる。宗教は、日常化して穏健なものになるが、条件が変われば過激なものになる二面性を持っている。 ■第三章(仏教が分かる#1) 仏教は「全てを語りつくそうとしない」ちょっと珍しいタイプの宗教。大抵の宗教は、この世の始まりから終わりまですべてを説明しようとするが、仏教は、経験則や臨床事例から大きく外れている領域を語ることには慎重。実践主義的な宗教。 輪廻から出て解脱する、つまり二度と生まれ変わらないことが仏教の目指す理想。喜びも悲しみも苦しみも全て捨象してしまった状態を理想とする。解脱すれば、二度と生を受けることはない(=涅槃に入る)、「解脱観」。輪廻:前世で行ったこと(=カルマ)に従って、様々なものに生まれ変わること。 菩薩道:人々を救済するためであったり、悟りを求めてなどの理由で、敢えてこの世界へと戻る。 仏道とは「生きるということは、苦である」といった自覚から始まる。「苦」とは「思い通りに成らない」の意。生きるということは思い通りにならない。そこで「思い」の方を調える。「思い(執着)」が強ければ強いほど、現実との落差も大きくなり、つまり苦悩も強くなる。身体を調え、思いを調え、言葉を調え、生活を調えるトレーニングを実践することによって、執着を小さくすれば、苦悩も小さくなる。究極的には、執着をなくしてしまえば、苦悩もなくなってしまう地平を目指す。 上座部仏教は出家するのが信仰の本来のあり方。それに対して大乗仏教は、出家しなくても在家でもいい。これは、出家という生活形態に閉じてしまうことへの疑問がある。大乗仏教の理想は「とらわれないこと」。社会や他者に関わるんだけど、とらわれない。拘泥しない。 しかし仏教者が社会改革運動をしたり政治に関わったりするのは稀。仏教では社会を変革させようとするよりも、日常生活の自分の心と体を調える方に重心を置くため。ただ、日蓮のように国家論を持つ人もいる。 日本がなかなかグローバルスタンダードを取れないのも、宗教が関係しているかもしれない。欧米人は、これが国際基準だよと提示する。日本は其の国際基準に合わせることしか考えていない。これは、欧米の場合はキリスト教の布教の経験がある。これが信じるべきものだよと世界に訴えて説得することを、ずうっと続けてきた歴史がある。日本は逆に受け入れる側ばかりだった。 「南無阿弥陀仏」とは「阿弥陀仏にお任せします」という意味。「南無」はサンスクリットのナマス、あるいはパーリ語のナモの音写。意訳すれば、帰依や帰命となる。「この世界に満ち満ちたる、限りない光と限りない生命の仏様にお任せして生き抜きます」という、自分の生きる姿勢を表す言葉。 仏教の体系は、人類の知恵の結晶。仏教の教えは、経験則や臨床事例や心身のメカニズム、自己分析や他者観察によって出来ている。だから、仏教者ではなくても、その説かんとする所はかなり納得できるはず。ある意味で、信じていなくても活用可能な部分があるという、稀有な宗教。 ■第四章(仏教が分かる#2) 上座部仏教には二百を超える戒律があり、その規範を厳格に守ることでその人の聖性、スピリチュアリティーが周りの人に自然に影響を及ぼしていく。それゆえに信者さんたちはお坊さんを尊敬する。しかし日本のお坊さんは世襲化したことで五戒(不殺生戒、不偸盗戒、不邪淫戒、不妄語戒、不飲酒戒)も守れていない。 葬儀業者に丸投げするような形式的な葬式だったらやらないほうがいい。葬儀社主導の中で、お坊さんは決められた時間だけお経を読むという役割だけで、亡くなった方に向き合うこともなく、後に遺された方の悲嘆を緩和することもないのが現状。悲しみに包まれた方々に、宗教者が向き合わない葬式ならば意味はない。 葬儀とは、地域の中で、その人のことを思い出に残し、その人の医師を地域の人に伝えていくためにある。そこに、寺の未来がある。 イオンなど、葬儀に参入してきた流通業者は、対象(カード会員)を消費者としてみている。寺の場合は、対象(檀家)をスポンサーとしてみている。消費者と見ているイオンはニーズの把握の仕方が違う。お坊さんも、棚に並んだ商品の一つ。 自分が今生きているのは亡くなった方のお陰であるわけだからと、それを思い出しながら感謝するというのが、回忌の意味。三十三回忌で終わりなのは、ちょうど世代が交代する時期だから。 四十九日は、輪廻に行くか解脱するかという分岐点。四十九日までは、7日とごに魂を守ってくれる仏さんがいる。 お寺を地域の拠点に。六百数十万人が老の域に入ってきたら、国家の社会保障もうまくいくかどうか分からない。その時に、寺が持っている潜在能力をしっかり発揮できたら、間違いなく社会は変わる。土地はある、建物も持っている、人脈もあるのだから、それらを最大限に使い、その地域に高齢者の支援施設を作っていくというアイデアなど。 ■第五章(キリスト教が分かる) ローマ皇帝コンスタンティヌスの構想するローマの世界平和は「唯一の神、唯一の皇帝、唯一の帝国」。この考えがキリスト教の考え(イエスにおいて世界の民はひとつに結ばれる)と一致したことで、キリスト教はローマ帝国の国教となっていく。キリスト教とナショナリズム、国家主義とが密接に結びついていく。 東方正教会:ローマ帝国が東西に分裂していく過程で生まれる。皇帝自らが教会の保護者となったことが大きな特徴の一つ。 西ローマ帝国に残ったローマ・カトリック教会は、西ローマ帝国滅亡後に苦難の道を歩み、やがてローマ法王を中心とする「法王絶対主義」を制度として確立してきた。 プロテスタント:腐敗の進んでいったカトリック教会への抗議(プロテスト)を発端とする。カトリックとの教義の違いはない。違いは、東方正教会とカトリックが「典礼」に重きを置き、プロテスタントが「説教」に重きをおくこと。 キリスト教のメッセージは「愛」だと言われるが、イエスの言う愛とは「悲しみを知ること」に限りなく近いのではないか。これがキリスト教が多くの人々の心を捉えた秘密かもしれない。 ■第六章(神道が分かる) 神道の柱は4つ:お祭り、神社、神道古典、神道思想。 神道は宗教であると同時に、日本人の日本人たる所以の文化・生活と密接に結びついている。例えばお祭りをすることは宗教的行為と言うより、稲作と切っても切り離せない生活のあり方だった。 神社とはお祭りの時だけ神様をお迎えする場所。神様の住んでいる場所ではない。 神社の本殿には鏡などのご神体が祀られていることが多いが、そこに神様が住んでいるわけではなく、あくまで神の実在のシンボルと考えるべき。其のシンボルを通して神様を拝む。神社に行かなくても、「大麻」と言われる神宮のお札を拝んでも良い。 神様とは、祖先の霊であり、自然である。それで八百万の神と言われる。本居宣長は「尋常(よのつね)ならずすぐれたることのありて、可畏(かしこ)き物」が神様だと言っている。狼や狐も神様。人間の中でも非常に尊い人も神様。だから自分たちにとって尊いものは神様。「お客様は神様です」と言うのもある意味正しい。ユダヤ教やキリスト教の「ゴッド」とは違う概念。 神道では、死後の世界ははっきりとは決まっていない。しかし、死んだらその家の神様にはなる。子孫にとっての祖先の神様。しかし、広く人々が崇拝する神様になるためには、同世代の人達が承認することが必要。権力を持った人間なら誰でも神様になれるわけではない。勝手に神社立てても、みんなが参ってくれなければ神様にはなれない。 神道というのは寛大な宗教であり、教えを統一するということがない。 神道に属しながら、仏教徒でもある、という神仏習合は日本人の重層性を示していて、少しもおかしなことではない。白河天皇のように、天皇を退位した後、出家して法皇と名乗る場合もある。 神社は2つの理念型に分類可能。「産土型神社」と「勘定型神社」。前者は五穀豊穣や共同体の安寧を祈る。後者は家内安全や商売繁盛といった個人の幸福を願う。ただ、後者(個人の安寧)も、前者(共同体の安寧)あってのもの。そういう意味では、個人の救済を目的とするキリスト教や仏教のような宗教とは、かなり性格が異なる。 ■第七章(イスラム教が分かる) ムハンマドは預言者なので、イスラム教では彼を尊敬しても、崇拝する対象とは考えない。 コーラン:モーゼやイエスなどの預言者に対して、神はこれまでも言葉を伝えてきたのに、人々は其の教えを曲解している。そこで神は「コーラン」という最終的に正しいものをムハンマドに送って、それをそのまま保存しろと言った。なのでコーランは、聖書のような読みやすい物語形式にはなっていない。また、神の言葉を正確に伝えるために、アラビア語のままでないと正式なコーランとはみなされない。 ハディース:ムハンマドの言ったこと、やったことを記録したもので、コーランにつぐ聖典扱い。コーランに書いていないことを知る上では、ハーディスに書かれたムハンマドの発言や行動がよすがとなる。 コーランやハーディスは覚え切れないし、そもそもそこに書いていないこともある。これらを解釈するのがイスラム法学者の仕事。 イスラムでは、カトリックのように「聖職者が神と人間の間を仲介する」という考え方はしない。神と人間は一対一で向き合う。そういう意味で聖職者はいない。 スンニ派:ムハンマドが亡くなった後の指導者である「カリフ」をいめた。シーア派は、それではなくムハンマドの娘婿であるアリーの血統が正当であるという主張。日常生活に限れば、両者に教義の違いはほどんど無い。その対立が激しくなったのは、二十世紀後半に、シーア派が多数を占めるイランにホメイニという独創的な思想家が出て、宗教と政治が一致した体制を作り、スンニ派がシーア派を警戒するようになってから。 イスラムでは自殺を禁じている。だから「これは自殺ではない」という理屈をつけるために、これはジハードだと主張する必要がある。 イスラム教はマニュアル型宗教でわかりやすい。大してキリスト教は概念がわかりにくい。そういう意味で入信者は増えやすい。 ■第八章 日本で無宗教といっても不自然ではないが、欧米であれば「アンチキリストと」みなされる。イスラム圏では「反宗教」、ある種の無政府主義者みたいに思われかねない。日本には「信教の自由」ではなく、「宗教からの」自由がある。 お布施や戒名料について:嫌だったら払わなければいい、一生懸命お経を挙げてくれたんだからある程度払っておこう、と思えば払えばいい。適当でいい。その「適当」がわからなくなってしまったのは、「マニュアル思考」のせいかもしれない。 一神教には「自分」の存在が前提となる。しかし仏教には「ワタシなんて無い」と言う立場。今ある姿はカリソメのものにすぎない。自分の存在を意識しすぎることは、他人との違いを気にしすぎることにもつながる。 「唯一客観的な現実」が存在するというのは信仰。唯一客観的な現実というのは、神様がいない限り成り立たない。にも関わらずメディアに流れる情報が唯一の現実だ、と思い込んでいる人が多い。自分の眼や耳で確認したことを信じる、というなら健全でしょう。でも既存メディアの情報は嘘で、ネットの情報は真実、という二分法なら、同じ穴のムジナ。 ■おわりに

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    投稿日: 2012.02.14
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    ついこの間まで、宗教なんてただの気持ち悪い集まりだ、くらいにしか思っていなかった自分だが、ひょんなことで仏教のもつ実践的な性格に興味を持ち、そこから仏教以外も含めた宗教の全体感を知りたいと思い、読み始めた。「宗教がわかれば世界が見える」というのはその通りだと思ったが、逆に「世界がわかれば宗教も見える」だろうとも思った。 宗教は文化や国民性から歴史・地理に至るまで、国家のあらゆる要素を色濃く反映している。この本に挙げられた他の国の例と比較すると、日本は間違いなく仏教の国であり、そこに住む日本人の大多数は、意識していようがいまいが仏教の考え方に染まっている。出る杭をよしとしない国民性は、仏教が一神教でないことに起因しているとすら思う。 もし今後グローバルな活躍を望むのなら、それぞれの国の宗教を理解するのは必須だろう。

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    投稿日: 2012.02.13
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    うーん、深い!!!「宗教はより良く死ぬための予習です」というキャッチフレーズ、読了して納得。大学生のうちにこの手の文章を読めてよかったと思う。何がよかったかは言葉では言い表しがたいけれども。そして、養老さんはある一線を越えてますね。自分自身、養老さんと同い年になったとき同じようなことを言えるのかどうか。宗教を学ぶことも立派な教養だと切実に感じました。

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    投稿日: 2012.02.13
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    修学旅行の事前学習のため、神道と仏教の違いを知るために読んだ。つまり、宗教に関する知識はほとんどない。そんな自分だが、この本を読み基礎的なことは理解できたと感じる。教養としては必要十分だと思う。池上さんと宗教の専門家らとのインタビューもわかりやすかった。 ただ、最後の養老さんのインタビューは要らない気が・・・。

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    投稿日: 2012.02.13
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    キリスト教、イスラム教、仏教の思想の違いが分かる。 「日本の無宗教と、欧米の無宗教は異なる。」これにはなるほどと思った。 宗教を知る入門書として最適なのではないだろうか。

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    投稿日: 2012.02.13
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    「唯一客観的な事実」が存在するという信仰〜。(養老) 日本の「無宗教」と欧米の「無宗教」は内容が違う。 欧米で無宗教と言えば「アンチ・キリスト」を指す。 日本人は無宗教なのではない。 仏教、神道、ユダヤ教、キリスト教、イスラム。 宗教というものを浅く広く紹介。 対話形式で読みやすい。 宗教学の導入書としていいんじゃないかな。

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    投稿日: 2012.02.08
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    住職や、学者へのインタビュー形式となっており、容易に読み進めることができるのではないでしょうか。日本人は「無宗教だ」と一般的にいわれていますが、そうではなく、信者ではなくても各宗教に「敬意を払える」と書かれていました。 この点について、日本人独特の「場の空気を読む」というところにつながるのかなと思いました。 宗教は経済とは切り離せないものということで、各宗教の本にあたっていきたいと思います。

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    投稿日: 2012.02.08
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    Kodama's review 『カトリック教徒はローマ法王の命令を聞かなければいけないから、もしケネディが大統領になったら、ローマ法王の傀儡になるだろうという危惧がとりざたされたのです…』『アメリカでは今でも、カトリックの大統領候補が出てくると、「お前はどっちに忠誠を誓うのか」とローマ法王との関係を問われます』そんな難しいことがあるなんて全然知りませんでした…。 (12.01.27) お勧め度 ★★★☆☆

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    投稿日: 2012.02.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    現代社会を知るには、宗教のことも知らないと理解できない。 また、そもそも日本人は本当に「無」宗教なのか? 池上彰さんがインタビュー形式で、専門家と各宗教について語り合う本。 仏教、キリスト教、イスラム教、神道、そして日本人の宗教観について、 分かりやすく考えることができる。各宗教を知るための入門書。 どの専門家も、日本人は全く何も信じていない無宗教ではないと言うのが印象的だった。 どれか一つの宗教しか認めないということは無くて、神社やお寺に行くと自然と身が引き締まる。 教会やモスクもそう。自分がその信者ではないと思っても、なんとなく大切な場所だなと感じる。 自分が信じていない宗教にも敬意を払えるという性質は、確かにすごい。 私自身は、その日本人独特な「無」宗教だけれど、各宗教自体を知るのは面白いなって思う。 ユダヤ教、キリスト教、イスラム教は同じ神を信じているのに、あんなにも違うのが不思議。 日々のニュースで、あんなにも対立しているのに。 政治社会と宗教が結びついて変に捻じ曲がってしまうと、歯止めが効かなくなるのだろう。 世界の人々を理解するためには、宗教について知らないと訳が分からない。 あと印象的だったのが、最後の養老孟司氏との対談での言葉。 最近日本では「唯一客観的な現実」が存在するという信仰が出てきているのではないか。 客観的な現実を知ることができるのは、全知全能の神様だけ。 それなのに、メディアに流れる情報が唯一の現実だと思い込んでいる人が多い。 メディアでなくて、ネットでも同じ。ネットこそ真実だと思っている人も同じ穴のムジナ。 これはなるほどと思った。 確かに私も、客観的な事実というのを求めてすぎてしまうきらいがある。 でもニュースは、記者や番組作成者の意図が必ず入ってしまうわけで。 そのニュースを自分が見ることによって、また自分の意図がそこには入る。 それを忘れないようにしないといけない。 超自然的な何かに対して、なんとなく畏怖みたいなものを感じる、日本人の宗教観。 何だか、改めて自分は日本人なんだなと感じた本だった。

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    投稿日: 2012.01.29
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    宗教を通して、世界の情勢を見るという内容です。冒頭は池上さんの解説により宗教を通じて世界情勢が語られ、その後はお坊さんや宗教学者といった方々との対談により、現在の社会と宗教の関わりが述べられています。基本的な宗教の知識とは別に、時代に応じた宗教のあり方というものを、皆さん危機感を持って考えているというのが新鮮でした。勿論それぞれについて部分的にしか書かれていませんので、問題の本質にまでは至っていないという印象です。ここから興味を持った分野にそれぞれ入っていくというのが自然ですかね。参考書的な位置付けの本です。

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    投稿日: 2012.01.29
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    難しいことを簡単に伝えることに定評のある池上先生の「宗教入門の基礎講座」。それぞれの宗教関係者や造詣の深い人へのインタビューをまとめたものであり、とても読みやすくわかりやすい。 登場するのは以下の7名。目次から引用。 ・「本当に『葬式はいらない』のですか?」vs 島田裕巳(宗教学者) ・「『南無阿弥陀仏』とはどんな意味ですか?」 vs 釈徹宗(浄土真宗本願寺派如来寺住職) ・「仏は『生老病死』を救ってくれますか?」 vs 高橋卓志(臨済宗神宮寺住職) ・「『最後の審判』は来るのですか?」 vs 山形孝夫(宮城学院女子大学名誉教授) ・「日本の神様とはなんですか?」 vs 安蘇谷正彦(國學院大學前学長) ・「『コーラン』で中東情勢がみえますか?」 vs 飯塚正人(東京外国語大学教授) ・「『いい死に方』ってなんですか?」 vs 養老孟司(解剖学者) それぞれ違う立場でありながら、皆同じことを語る。いわく、日本人は無宗教でもなければ宗教に無頓着なわけでもない。むしろ、生活のあらゆるところに、意識できないくらい自然に“宗教的”なものが入り込んでいるのだ、と。合わせて、さまざまな伝統宗教が抱えている課題や、これからの展望などが興味深い。巻末の養老先生の悟りきったようなお話は、なかなか凄味のあるもの。 三大宗教を概括する入門書はヤマほどあるし、いろいろ読んできたが、「いまの宗教界」を手軽に俯瞰するには、読みやすい良書。

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    投稿日: 2012.01.28