
総合評価
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powered by ブクログ一人称でのイシュメールの独白が続くだけのところは退屈に思えた。しかし、神の視点のような俯瞰、鯨についての衒学的な解説、ほかの乗組員の独白、そして演劇の台本のような会話文体と、イシュメールの独白が自由に入れ替わっていくにつれ、おもしろくなってきた。中巻以降が楽しみだ。
0投稿日: 2026.02.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
エイハブ船長が白鯨にたいして復讐心を燃やして追跡し最後は…。と言う程度にしか内容は知らなかったので読んでみた。とりあえず冒頭の人物紹介でいきなりのネタバレばかり…。有名とは言え個々の登場人物の運命は知らないから…。物語は半分以上イシュメールが船に乗るまでの話。クイーグェグとの出会い、船員紹介などで、なかなかエイハブ船長が登場しない。ようやくエイハブ船長登場、鯨に関する話。なんだ読んでいると引き込まれていくな~。面白い。
0投稿日: 2025.12.19
powered by ブクログアッシャー家。旧家。陰鬱な森にある不気味な屋敷。代々、遺伝病。家の娘が不治の病で死亡、死体を地下室に安置。1週間後、嵐の夜、地下室から不気味な物音。見てみると、娘は生きていて、血まみれで立っていた。赤い満月の下、屋敷は崩れ去り、深い沼の中に消えていく。エドガー・アラン・ポーPoe『アッシャー家の崩壊』1839 〇ロデリック。アッシャー家の当主。 〇マデリン。ロデリックの妹。 「私」。黒猫を飼っている。ある日、酒に酔った勢いで、黒猫の片目をえぐりとる。また別の日、黒猫を縛り首にして、木にぶらさげる。その夜、家が火事になり、焼け跡の壁に猫の形の印影が残っていた。しばらくして、別の黒猫を飼い始める。猫の毛並みが「刑具」に見えはじめ、恐怖にかられて斧で猫を殺そうとする。しかし妻に止められたため、発作的に妻を斧で殺す。妻の死体を地下室の壁の中に隠す。警察が殺人捜査に来る。壁の中から不気味な鳴き声がする。警察が壁を壊すと、白骨化した妻の死体の上に黒猫が座っていた。エドガー・アラン・ポーPoe『黒猫』1843 ヘスター・プリン。女。夫以外の男と不倫をして、私生児を生む。女は姦通罪でさらし台に立たされる。付き添いの若い牧師ディムズデールの横で、女は赤ちゃんを抱き、胸にAの文字がついた服を着せられている。AはAdultery(姦通)を意味。その後、ヘスターの不倫相手が判明。不倫相手の男は牧師ディムズデールだった。牧師はさらし台に登り、自らの罪を告白し、死亡。胸にAの文字がついた服を着ていた。ナサニエル・ホーソンHawthorne『緋文字ひもんじ』1850 〇チリングワース。へスターの夫。学者。老齢。正体を隠して妻の不倫相手を探す。 エイハブ。捕鯨船(ピークオッド号)の船長。58歳。昔、ある白鯨(通称モービィ・ディック)に足を食いちぎられ、片足を失う。義足。復讐のため、その白鯨を執念深く追い続けている。ある日、エイハブ船長はついに白鯨を見つけるが、死闘の末、船と共に海のもくずと消える。ハーマン・メルヴィルMelville『白鯨』1851 〇クイークェグ。捕鯨船の船員。経験豊富。ポリネシア人。全身に入れ墨。食人種。船上で熱病にかかり、棺桶を作ってほしいと依頼。白鯨との死闘で海に沈む。 〇スターバック。一等航海士。真面目。冷静沈着。船長エイハブに白鯨の追跡を中止するよう進言。クェーカー教徒(プロテスタント)。※スターバックスの由来。 〇フェダラー。船員。パーシー教徒。ゾロアスター教徒の末裔。予言。 〇イシュメール。船員。語り手。初めて捕鯨船に乗る。白鯨との死闘で海に投げ出されるが、クイークェグの棺桶につかまって生還。※聖書、パレスチナの砂漠を彷徨い続けたイシュマイル(アブラハムの子)から。 ※潮吹き亭。宿屋。イシュメールとクイークェグが出会う。宿屋の主人はコフィン(棺桶)。 バートルビー。男。文書をそのまま書き写す仕事。ウォール街の弁護士事務所で雇われている。書写以外の仕事はやろうとしない。事務所に住み着き、休日も外に出ない。次第に書写もしなくなり解雇。牢獄に入れられ、食べることさえやめてしまい、壁を見つめながら、生きることをやめる。ハーマン・メルヴィルMelville『書写人バートルビー』1853 四人姉妹の少女の成長物語。父は南北戦争への従軍で不在。ルイーザ・メイ・オルコット『若草物語/Little Women』1869 マーク・トウェインTwain『トム・ソーヤの冒険』1876 〇トム・ソーヤ。少年。やんちゃ。好奇心旺盛、知恵と勇気。母を亡くし、叔母のポリーと暮らしている。 〇ハックルベリー・フィン。少年。浮浪児。ボロボロの服。自由奔放。大人は「ハックと一緒に遊ぶな」と言う。 〇ベッキー。トムが好き。おさげ髪。 〇マフ・ポッター。老人。酔っ払い。殺人の罪を擦り付けられる。 ●インジャン・ジョー。夜の墓場で人を殺し、ポッターに罪をなすりつける。悪事をはたらき、大金を洞窟に隠している。耳が聞こえない。 ハックルベリー・フィン。浮浪児。才知。良心。同情心。黒人奴隷ジムと共に、自由を求めてミシシッピ川をいかだで北上、カナダを目指す。黒人奴隷を助けるのは罪になるが、ジムとの友情を優先。ジムマーク・トウェインTwain『ハックルベリー・フィンの冒険』1885 それは穏やかで平安に満ちた夏の風景だった。夢のように美しく、日曜日のようにもの寂しくひっそりとしていた。マーク・トウェインTwain『アーサー王宮廷のコネチカット・ヤンキー』1889 「私」。若い女。ある屋敷で家庭教師として雇われる。子供は兄マイルズと妹フローラ。純粋無垢な天使のような兄妹。しかし、屋敷で亡霊「おぞましい何か」を見るようになり、兄妹に悪魔的な影を感じるようになる。ヘンリー・ジェイムズJames『ねじの回転』1898 ※英に移住、帰化 ジョンジー。女。肺炎にかかり、寝込んでいる。病室の窓から外を見ると、レンガの壁、ツタの葉がはっている。この葉がすべて散ったら、わたしの命も尽きるのだ。生きる気力を失っている。これを聞いた隣人の老画家ベアマンは、こっそり壁にツタの葉をリアルに描く。どんな激しい風雨にも堪える最後の葉(の絵)を見て、ジョンジーは気力を取り戻し、肺炎は快方に向かう。老画家ベアマンは葉の絵を描き終えた2日後、息を引き取る。オー・ヘンリーO. Henry『最後の一葉(ひとは)』1907 ジュディ。少女。孤児。成績優秀。大学進学のお金がない。そこに謎のお金持ちの男「あしながおじさん」が金を工面してくれることに。その後、ジュディは友人の叔父ペンドルトンと知り合い、恋仲に。その人こそが「あしながおじさん」だった。ジーン・ウェブスター『あしながおじさん』1912 ジェイ・ギャツビー。男。18歳の頃、デイジーという恋人がいた。デイジーは、ギャツビーが戦争で出兵した後、別の男(金持ち)に言い寄られ結婚するがギャツビーが忘れられない。数年後、戦争から帰ってきたギャツビーとデイジーは再会、二人はお互いの愛を確認。「すべてを昔のままに戻してみせるさ」▼ある日、デイジーは車を運転中、急に飛び出してきた女をひき殺してしまう。その女はデイジーの夫の愛人で、デイジーの夫はギャツビーが自分の愛人を殺したと思い込む。デイジーの夫は自分の愛人の夫に「あなたの奥さんを車でひき殺したのはギャツビー」だと告げる。車でひき殺された女の夫は怒り狂い、ギャツビーを射殺する。スコット・フィッツジェラルドFitzgerald『グレイト・ギャツビー』1925 〇トム。デイジーの夫。好戦的。金持ち。 〇マートル。トムの不倫相手の女。 〇ジョージ・ウィルソン。マートルの夫。ギャツビーを射殺し、自殺。 〇ニック。普通のサラリーマン。証券会社。ギャツビーの隣人。物語の語り手。 +++++++ フレデリック。アメリカ人青年。第1次大戦でイタリア軍に従軍。戦場でイギリス人看護師キャサリンに出会い、恋仲になる。キャサリンは不吉な予言をする「わたしとあなた、どちらかが雨の中で死んでいる姿が見える」。その後、戦況が悪化し、フレデリックは軍から脱走。キャサリンと共にスイスで幸せに暮らし始め、キャサリンは妊娠。しかし、赤ん坊は出産時に死亡、キャサリンも多量出血で死んでしまう。フレデリックが病院の外に出ると、雨が降っていた。アーネスト・ヘミングウェイHemingway『武器よさらば』1929 ・2人で一緒にいる時、ぼくらは孤独を感じなかった。恐ろしくなかった。ぼくは夜と昼が同じでないことを知っていた ・年寄りになって賢くなるのではない。用心深くなるのだ。 ロバート。アメリカ人青年。スペイン内戦で政府軍を従軍。戦場でスペイン人の娘マリアに出会い、恋仲になる▼誰かの死は私を小さくする。なぜなら、私は人類に関わっているからだ。だから人の死を悼(いた)んで打ちならす鐘(弔鐘)が誰のために鳴るのか尋ねてはならない。鐘はあなたのために鳴っているのだ。アーネスト・ヘミングウェイHemingway『誰(た)がために鐘が鳴る』1940 サンチャゴ。老人。キューバの漁師。アーネスト・ヘミングウェイHemingway『老人と海』1952 だれかを信頼できるかを試すのに一番いい方法は、彼らを信頼してみることだ▼あちこち旅をしてまわっても、自分から逃げることはできない。ヘミングウェイ +++++++ ワン・ルン。貧農。中国の安徽省。1930年代。動乱に乗じて、大地主にのし上がる。パール・バックBuck『大地』1931 ++++++++++++++++ アメリカ南部。コンプソン家の没落。ウィリアム・フォークナーFaulkner『響きと怒り』1929 〇クウェンティン。長男。インテリ。妹キャディに近親相姦の妄想。精神を病み、入水自殺。 〇キャディ。長女。性に奔放。 〇ジェイソン。次男。人種差別主義者。貪欲。冷酷。 〇ベンジャミン。末っ子。知的障碍。 〇ディルシー。黒人のお手伝いさん。美徳。 見た目は白人だが、黒人の血が流れる男。白人を避けて、黒人たちと寝食を共にする。「体内に黒い臭気を、黒人の暗くて不可解な思想や存在を吸い込もうと努め、同時に吐く息ごとに体内から白い血や白い思想と存在を追い出そうとした」。ウィリアム・フォークナーFaulkner『八月の光』1932 ウィリアム・フォークナーFaulkner『アブサロム、アブサロム!』1936 ※アブサロム。ダビデ王の三男。父ダビデに反乱を起こすも殺害される。息子の死を聞いた父ダビデ「アブサロム、アブサロム、私がお前に代わって死ねばよかった」(旧約聖書サムエル記) 〇トマス・サトペン。前妻との子チャールズが、現在の妻との子ヘンリーによって殺される。 〇チャールズ・ボン。トマスの前妻との子。男。ジュディスに恋。 〇ヘンリー・サトペン。トマスの長男。妹ジュディスとチャールズの恋を応援していたが、チャールズに黒人の血が入っていることを知り、チャールズを殺害。 〇ジュディス・サトペン。トマスの長女。 ウィリアム・フォークナーFaulkner『野生の棕櫚』1939 ++++++++++++++++ スカーレット・オハラ。大農園主の娘。16歳。美人ではない。勝ち気。プライドが高い。頑固。傲慢。自惚れが強い。常に男たちの注目の的でいたい。ある日、幼馴染のアシュリー・ウィルクスに求婚するが断られる。アシュリーはメラニーと結婚。スカーレットはアシュリーへの当てつけに、メラニーの兄(チャールズ)と結婚。夫(チャールズ)が戦死し、スカーレットは金目当てで別の男(フランク)と再婚。スカーレットは夫の製材所の従業員にアシュレイを雇う。夫(フランク)の死後、スカーレットはレットと再婚(3度目)。夫レットは、スカーレットを溺愛するが、スカーレットはアシュリーの幻影を追ってばかり。ある日、スカーレットはレットこそ愛すべき夫だと気づくが、レットはすでに報われない愛に切りをつけようと別れを決意していた。レット「スカーレット、きみはきみを愛している人間にとても残酷だった、その人たちの愛を取り上げて、まるで鞭のようにそれをその人たちの頭上に振りかざす、ぼくは壊れた破片を忍耐強く拾い集めて膠(にかわ)でくっつけ、くっつけてしまえば新品同様と思うような人間ではない」。マーガレット・ミッチェルMitchel『風と共に去りぬ』1936 〇アシュレイ・ウィルクス。男。文学青年。教養。スカーレットからの求婚を拒否。メラニーと結婚。 ●チャールズ。1人目の夫。メラニーの兄。南北戦争(1861)で戦死。 ●フランク。2人目の夫。材木商。金持ち。KKKの活動中、襲撃を受けて死亡。 ●レット・バトラー。3人目の夫。金持ち。スカーレットを溺愛するが、スカーレットはレットに愛情を抱いていない。ある日、スカーレットは夫の愛を知るが、夫はすでに報われない愛に切りをつけようと別れを決意していた。 ●ボニー。レットとの娘。落馬し4歳で死亡。 「私」。男。社会の束縛(古い自我)から自由になり、真の自己・個性を手に入れたい。死にうち克ちたいという盲目的な衝動から生まれる生への欲求は、それ自体、死の種子をまく手段にほかならない。ヘンリー・ミラー『南回帰線』1938 ジム・ケイシー。男。説教師。迫害されている労働者たちのストライキを指導。しかし、ジムは自警団員に撲殺されてしまう。ジムの意志は、友人トム・ジョードに引き継がれ、トムは労働者の指導者となる。ジョン・スタインベックSteinbeck『怒りの葡萄』1939 〇トム・ジョード。貧農。酒を飲んで喧嘩相手を殺し服役。仮釈放中。 〇ローザシャーン。トムの妹。 ※世界恐慌(1929) ※飢えた人々の目の中には、次第にわき上がる激怒の色がある。人々の魂の中には「怒りの葡萄」が次第に満ちて夥(おびただ)しく実っていく▼圧制は被圧制者の力を強め、結合させるのみである ※アメリカ中西部。地主と小作人の対立。地主は小作人から農地を取り上げ、大農場経営に切り替えたい。小作人は自分たちの土地を守りたい▼人間は自分の創り出すものを超えて成長し、自分の考えの階段を踏みのぼり、自分のなしとげたものの彼方に立ちあらわれる ささやかな幸福を夢見る母子家庭の姿。テネシー・ウィリアムズ『ガラスの動物園』1944 ブランチ・デュボア。大農園主の娘。家は没落しており貧しい。家の過去の栄光と現実の惨めな生活から、心に穴が空いている。心の穴を充たすため、次から次へと男を乗り換えている。次第に、ブランチの精神は蝕まれてゆく。ある日、妹の夫にレイプされ、発狂、精神病院に送られる。テネシー・ウィリアムズ『欲望という名の電車』1947 〇ステラ。ブランチの妹。 ●スタンリー・コワルスキー。妹の夫。ブランチと対立。 南海の孤島。日米の激突。極限状態の兵士たち。ノーマン・メイラー『裸者と死者』1948 ※メルヴィル「白鯨」からの影響。 トルーマン・ガルシア・カポーティCapote『遠い声、遠い部屋』1948 ホリー・ゴライトリー。20歳。女。自由奔放。ブラジル人外交官から言い寄られている。いつか華やかな暮らしをしたい。しかし、服役中のギャング幹部に外の情報を伝えて週100ドルの報酬を得ていることや、マリファナ常習していることがバレる。ブラジル外交官を頼りにブラジルに渡るが、妻子がいることが判明。ホリーは放浪の旅を続ける。トルーマン・ガルシア・カポーティCapote『ティファニーで朝食を』1958 トルーマン・ガルシア・カポーティCapote『冷血』1966 ホールデン・コールフィールド。16歳。大人の偽善・虚飾が大きらい。厭世。純粋無垢なものを希求。ある日、成績不振で高校を退学。寮に帰り、1ドルで買った赤いハンチングをかぶって読書▼エドモント・ホテル。変装する白髪の男。酒をかけあっている男女。アーニーのピアノ。売春▼女友達サリーと芝居を観る。アイススケート場。駆け落ちしようと持ちかけるが「まだ子どもだから無理」と言われ、喧嘩別れ▼妹フィービーと動物園に。妹は回転木馬に乗り、こちらに手を振っている。雨が降る中、無性に幸せな気持ちになる▼ホールデン「ライ麦畑で遊ぶのに夢中で崖から落ちそうな子供たちをつかまえる人に、ぼくはなりたい」。ジェローム・サリンジャーSalinger『キャッチャー・イン・ザ・ライ』1951 ダニエル・キイス『アルジャーノンに花束を』1959 ※SF 〇チャーリイ。 〇アルジャーノン。ハツカネズミ 夫ジョージと妻マーサ。客の前でも口論。互いに相手の欠点を指摘し合う。架空の息子。エドワード・オールビーAlbee『ヴァージニア・ウルフなんかこわくない』1962 ジョナサン・リヴィングストン。かもめ。さまざまな飛行方法を会得し、ついには時間・空間を越えて、望む場所に飛んでいけるように。リチャード・バックBach『かもめのジョナサン』1970 ※ヒッピー文化、禅・密教 セリー。黒人の娘。アメリカ南部。人種差別と性差別からの解放。神の存在。アリス・ウォーカー『カラーパープル』1982 ※黒人女性 毎日どこかへ仕事をするために通い、そして戻ってくる。単純なことの繰り返し。人はそうしたことに耐え抜くためだけに生まれ落ち、死んでいくのか。それなら皿洗いにでもなって、ちっぽけな部屋に帰ってきて、1人で酔っぱらって眠りにつくほうがいい。チャールズ・ブコウスキーBukowski『Ham on Rye/くそったれ! 少年時代』1982 ポール・オースターAuster『ムーン・パレス』1989 〇トマス・エフィング。老人。 〇フォッグ。学生。
0投稿日: 2025.04.12
powered by ブクログhttps://opac.lib.hiroshima-u.ac.jp/webopac/BB01636816
0投稿日: 2025.04.11
powered by ブクログ古典的小説としてモームの『世界十大小説』にも名を連ねる本作、漫画『文豪ストレイドッグス』に出てきて気になったという安直な理由で購入 冒頭の人物紹介でいきなりネタバレ?色々な本からの抜粋?で始まり混乱は多かったが、訳注など参照しながら理解を深めていく。鯨自体が神話的な存在であり、捕鯨の歴史が文化交流の歴史…といった史実や抽象的なサブストーリーもあり、『知識ごった煮』とはよく言ったものだと納得。 そういえばドラクエ11の神話に出てくる乗り物ケトスも白鯨だったな…
1投稿日: 2025.03.09
powered by ブクログとてもボリュームのある作品。あらすじは比較的単純だが、哲学的思想が散りばめられていて考えさせられる。聖書やギリシア神話からの引用が多い(岩波文庫版は、注が物凄く詳しい)上、くじらに関する専門的な記述も多い。池澤夏樹は、『白鯨』は、データベースであると言っているが、それはあくまでもくじらに関してだけ。この作品の魅力はそんなデータベースにある訳ではない。くじらが好きなので、そのくじらのデータベースも魅力的なのだが。 1851年にアメリカで書かれた文学作品が、現代政治を読み解く装置としても働いている。不思議で奥深い作品だ。サマセット・モームが世界の「十大小説」に選んだことだけのことはある。1851年から2025年まで読み込める世界感である。
0投稿日: 2025.02.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
なかなか難しい。けど面白いです。出航までの準備期間というところでしょうか。いかにマッコウクジラが恐ろしくて偉大で強敵なのかという事は身体の芯から伝わりました。確かに、あんな巨大な海の主と対峙する事はとても勇気のいる事で、僕はとてもじゃないですが無理です。捕鯨船が世界の開拓を後押ししたというのは本当かもしれません。鯨を追いかけて数年間海の上で様々な世界中をまわるのだから。 自分の勉強不足もあり、場面を正確に想像できてない時も多く、漢字も読み方が難しい字が多く、まだ物語を完全に楽しみきれてはいないですが、後編も楽しみです。
0投稿日: 2024.06.11
powered by ブクログ現在手に入れることができるのは、講談・新潮・角川・岩波になる。 訳・挿絵・注釈・図解どれをとっても岩波が秀でている。 値段を見ると新潮・角川に流れたくもなるが、ぜひ岩波版を手に取ってみて欲しい。
3投稿日: 2023.08.08
powered by ブクログ壮大で長大で長大(大切なことなので2回言う)な物語の序章。この物語を読むときには栞を2本用意しよう!本編用と注釈用の2本だ!油断していくとメルヴィルの鯨油のように滑らかな蘊蓄に呑み込まれるぜ!
3投稿日: 2022.07.30
powered by ブクログ白鯨モービィ・ディックを狩りに行く海洋冒険小説であり、長い航海を再現する為の蘊蓄が多いのも特徴。エイハブ船長の執念が凄まじい。余談として、航海士スターバックは某コーヒーチェーン店の名前の由来にもなっている。
1投稿日: 2022.03.15
powered by ブクログエイハブのセリフに高頻度で神や聖書のノアなどの人物が出てくるし、『白鯨』全体的に観ても文中に聖書の引用が多用されている
0投稿日: 2022.02.22
powered by ブクログ再読。ちまちま読んでたら3ヶ月もかかったが、この規格外のスケール感を味わうにはそれくらい必要かもしれない。 捕鯨船船長エイハブが宿敵である白鯨を仕留めるため航海に出る、という一応の筋はあるものの、そこに収まることなく脱線に脱線を重ねる。本筋は一向に進まず脱線が主役になるが、その脱線こそが作品の面白さでもある。 鯨の分類に一章を費やし、捕鯨道具の説明が延々と続く。鯨に関わることなら全てを書き記す勢いで、言ってみれば鯨を中心にした、あるいは鯨を通した世界の記述。ここでは世界の中心は鯨であり、鯨を中心に世界は動く。 この世界観の大きさがとにかく尋常でない。物語はともかく、膨大な蘊蓄と雑学と逸話で彩られた鯨中心の世界にどっぷり浸かる快楽は、ほかに似たもののない唯一無二の作品だと思う。
0投稿日: 2022.01.10
powered by ブクログついに学生時代から読みたいと思ってずっと手付かずだった白鯨を読んだ。まだ上巻。ところどころ聖書になぞらえた人物が出てきて、この後の壮大な物語を予感させる。早く中巻を読みたい。
0投稿日: 2021.12.20
powered by ブクログ賞賛や栄光よりも誇りのために、命をかけた海の男たち。かっこいい。命をかけるほど自分は必死に働いた事あるかな。お金のためでなく、誇りのために働く。そんな人達が世の中にどれだけいるのだろうか。
0投稿日: 2021.09.20
powered by ブクログいままで新潮文庫で挫折、岩波の阿部知二訳で挫折してきたのが、講談社文芸文庫の千石訳では面白く一気に読んだ。岩波で新訳が出て、『白鯨』の研究書も出している八木敏雄訳となれば読まないわけにはいかないだろう、と出た時に購入したのだが、「わたし」という一人称になじみきれず挫折。(千石訳は「おれ」) とは言うものの、あきらかに今までの訳よりも厚く、おそらくその理由のひとつであろう注釈の充実を考えるともう一度取り組んでみようと最近思い立って読んでみた。 「わたし」はいまだになじみきれないが、こういうちょっと冷静なかんじのイシュメールもまぁいいのかも。
0投稿日: 2021.01.13
powered by ブクログついに読み始めた。TVで水先案内人とは何かというものをたまたま観ていたので、言及する箇所が現実的に入ってきてよかった。 鯨について、捕鯨について、人種について、色々素直に入ってくる。 割と新しい本なんだなあとちょっと驚く。もっと古いものかと思っていた。 冒頭に登場人物紹介があって顛末も言及しているからその点では先が分かっているんだけど、これは原作も狙って記載してあるのだろうか。 とりあえずここまでは意外に興味深く読めた。
0投稿日: 2020.10.04
powered by ブクログ序盤以外は語り手が定まらず、視点がふわふわと漂って海の上に浮かんでいるように感じる。その頃には物語も海の上で、うまい具合に誘導されていると感じた。聖書や歴史からの引用や比喩がふんだんで、わかりにくいことも多いが、それがかえって丁寧に読ませる。もっと冒険物語かと思ったが、人間の内面を掘り下げたり哲学的なところもある。モービィ・ディックはまだ姿を現さないが、その伝説が好奇心をそそる。さらにエイハブ船長の未来が気になる。それにしても、長い長い序章である。
2投稿日: 2020.04.29
powered by ブクログ難しそうなイメージがあり、敬遠していたが、やはり気になり図書館で借りる。そこまで難しくなかった。よめる。 主人公で仮の名前イシュメールが捕鯨航海に出ようと思い立つところから物語ははじまる。そこから港、教会に行き、クイークェグと出会い、捕鯨船に乗せてもらう。作中は不吉な予感が出ており、捕鯨船の船員スターバックも同じ不吉なものを感じている。船長のエイハブが自身の足を奪い去った白鯨モービィ・ディックに復讐を誓い、船員にもその達成を目指すよう号令して上巻は終わった。まだ先は長いね。
0投稿日: 2020.01.20
powered by ブクログ児童用の簡易訳は読んだ。グレゴリー・ペックの映画も観た。「スナック モビー・ディック」と「スターバックスコーヒー」が向かいに建っていてどっちが勝つんだとか思ったこともある。(「モビー・ディック」が先に閉店した) しかし今まで手を出せなかったのは、 この作品は小説でなくて捕鯨の論文だとか、 いや小説や論文といったジャンルですらなく「白鯨」というジャンルだ、とか、 キリスト教の隠喩が多いとか、 難解だ~、 などという噂ばかりを聞いてちょっと手を出しづらくて。 しかしいつまでも恐れていてもしょうがない、今こそついにと手を出してみた。 冒頭は主要人物紹介で誰がどうやって死ぬとかネタバレ状態、その次は航路や捕鯨船の船体説明、本編が始まったら鯨についての多くの資料からの引用集。 これは確かに特殊な小説形式だと思っていましたが話が始まってみたら、私が比喩隠喩論文を理解していないだけかもしれませんが、小説部分はごく普通に楽しめる、そんなに身構えずに素直に読書体験を楽しめる一品でした。 なお本文中では鯨を旧約聖書に登場する悪魔的な海の怪物”レヴィヤタン(Leviathan)”と訳されていることが多い。 これは英語の”WHALE”で感じるようなただ大きな海の生物というだけでなく、もっと強い力を感じる生物として人間がどのように捉えてきたか…という象徴でもあるのか。 === 私を「イシュメール」と呼んでもらおう。 語り手は、陸の生活が嫌になると海に出る生活を送るという若者。数年前に捕鯨船に乗った時の体験を語る。読んでゆくうちにイシュメールの乗った捕鯨船は、彼以外の乗組員と共に沈んだのだと分かる。 イシュメールは海に出る前に、南太平洋の”人喰い人種”クイークェグと知り合った。 クイークェグは南海の島(ポリネシア?)の大酋長の息子で世界を見るためにキリスト教徒の国で暮らしている。イシュメールは、全身の入れ墨を施し、干し首を売って歩き、先祖代々祀ってきた神に祈りを捧げるこの異教徒の中に、高貴なる野蛮人の姿を見出し好意を持つ。そして彼らは真の友情を誓い合う。 …えーーーっとね、船乗りにとってはよくある友情表現なんなのかどうなのか、このイシュメールとクイークェグとの友情表記が 「額をくっつけ合って『これで私達は夫婦だ』と儀式を行った。夫婦と言っても心の友という意味であり、必要とも有らば相手のために喜んで死ぬという関係」 「同じベットで和み愛し合うペアーとして心の蜜月を過ごした」 「ベッドの中ほど心を打ち解けて話せる場所はない」 「クイークェグは彼の足を私の足に絡ませたり…」 「白人(イシュメール)と野蛮人(クィークエグ)が並んで仲良く歩くのは珍しがられたが私は気にしなかった」 「クイークェグの勇敢な姿を見た私は、フジツボのように彼から離れなかった。…彼が海に沈むまで」 などという記述が続くんですが、これは死と隣り合わせの船員なら当たり前の友情の示し方なのか…(--?) この実に濃い友情表現のため、私が読む前に勝手に敬遠していたこの作品へのハードルは一気に下がった(笑) さて、彼らが乗ることにした船は、エイハブ船長の指揮するピークオッド号。乗船前に浮浪者といった態のエライジャという男が現れて不吉な予言をよこす。 船長のエイハブは片足を義足として船板の孔に固定して命令を下すような初老の男。エイハブの片足を奪ったのは、捕鯨船の船員たちにとっても象徴的な存在であり”モビー・ディック”という固有名(洗礼名)を付けられた巨大な白い鯨だった。話が進むにつれ、エイハブが白鯨モビー・ディックに寄せる偏狭的な復讐心が明かされてゆく。 巻末の解説によると、そもそも旧約聖書における「イシュメール」という名前は、歯向かう者、追放者などの意味があり、純粋なキリスト教徒に名付けられたり自ら名乗ったりする名前ではない…ということ。 また「エイハブ船長」などの人名や「ピークオッド号」という名称は聖書やアメリカの歴史からつけられたもので、不吉な名前であったり何かを引喩していたりするとのこと。 そんな不吉さを纏って捕鯨船ピークオッド号は出港し、船乗りたちそれぞれの想いが語られる。 一等航海士のスターバックは、家族も捕鯨船員で敬虔なクエーカー教徒。真面目で冷静な部分もあるが狂信的で向こう見ずな面も持つ。彼を生き延びさせたのは鯨を恐れる気持ちがあるからであり、それは正しい恐れ方だった。 二等航海士は陽気なスタッブ。いつも手放さないパイプは最早体の一部だ。 三等航海士のフラスクは小柄で頑丈で現実的。 彼ら航海士達が指揮を取る鯨獲りのボートには、それぞれ銛打ちと船員たちが乗る。 スターバックの船の銛打ちはクイークェグで、となると当然語り手イシュメールもこの船に乗っかっている。 スタッブの銛打ちは、インディアンのタシュテーゴ。 フラスクの銛打ちは、アフリカ人のダグー。(巨大なダグーと小柄なフラスクの取り合わせ) ピークオッド号が航海中に起きたことの小説としての書き方がなかなか面白い。 船員たちが甲板で陽気にそれぞれの仕事を行う様子はミュージカル調に書かれ、 船長室に閉じこもり思いを巡らすエイハブ船長と、エイハブの狂気に対するスターバックの憂いは演劇調に描かれる。 ”わたし”という一人称で語られる割には目線は実に自由奔放。 さらにピークオッド号の”物語”と同時に語られるのは膨大な鯨薀蓄と鯨考察。捕鯨の歴史、鯨の習性、鯨の種別など。 この「白鯨」では鯨の種別は大きさで分けていて、イルカは一番小さな鯨としている。そして鯨は魚に分類されています。鯨とはなんぞや、とは、作者メルヴィルの時代にもかなり論争されていたようですね。 そして捕鯨者たちには有名な白い凶暴な鯨、”モビー・ディック”について語られて、上巻は終わる。 === 「白鯨」の話は二つの流れが混じりあいます。 ①イシュメールの乗った捕鯨船ピークオッド号の物語。 ⇒巨大な白鯨モビー・ディック、エイハブ船長の妄執、乗組員たち、航海中に出会った他の捕鯨船の話。 一人称”わたし”で基本的にイシュメール目線だが、イシュメールがいない場面も書かれる。 ②鯨談義 ⇒鯨と人間についての色々。 一人称”わたし”だが、作者のメルヴィル自身がイシュメールに交じってるような状態。(「ピークオッド号から数年後のイシュメール」という可能性もあるが) ①の物語は、登場人物たちがそれぞれ個性的で楽しく、 ②の論文のほうは学術的に正しいのかどうかは全く不明ですが、論文とも小説とも言い切れず、「話の面白い人に、その人が拘っていることをひたすらしゃべらせた」みたいな感じで理解はできていないが文章として面白い。 後書の解説はかなり丁寧。後書と言うか調査研究。 聖書などの隠喩、捕鯨に対する歴史解説、出てきた名前の意味、作者のメルヴィルの状況などなど。 このピークオッド号が沈むことはイシュメールの語りや不吉な予言や隠喩により示唆されているが、 作者は語り手を通して「人間は醜い面や弱い面を見せることもあるけれど、本来は高貴な面も持っている。だから自分はその高貴な面を語りたい」と書いている。そのためか散々不吉不吉~と仄めかしてる割には流れは決して暗くはない。 本格的に捕鯨が始まるであろう中巻に続く~~。
17投稿日: 2019.07.19
powered by ブクログ小説として面白いが、何がすごいと言われると難しい。情報量が多いことが一つあげられるし、ここまで掘り下げて鯨のことを書かれると小説というより実際に起きたことじゃ無いかと思ってしまう。その辺りの情報の混ぜ方が非常に上手くて、新しい世界が構築されている。 キャラクターに対する見方は、そこまで特別な目を持って見る必要はなく、個性的で面白い。イシュメールとクイークェグが仲良くなっていくところなどは冒険小説のようでワクワクした。人物紹介で、クイークェグがイシュメールを助けて死ぬと書いてあるので、二人が仲良くなった先には別れがあるのかと悲しくなりもした。 二人が捕鯨船に乗りこみ、また個性的なメンバーとも会うと、百科事典かと思うのような鯨の講義が始まったりもする。これは何だろうかと、ぼやっと見ているしかない。冒頭での鯨が出てきた物語の引用といい、まるで鯨が世界の全てみたいな扱いを受けている。物質的な大きさだけではなく、概念としてのスケールが大きい。 そして、どんどんと、船長のエイハブの狂気が分かってきて、あまり良くないことが起こりそうな雰囲気で上巻は終わる。偏執的な狂気という恐ろしいものが、海の上の船で出現しているというだけで怖い。船員は狂気に浸されて、白鯨を追い求める。狂気はどのように伝播して行くのか怖いが楽しみだ。 難しい小説で、読み通すのも大変だという話をよく聞いたが、上巻を読んでいた限りではなかなか面白く読めた。 私はMGS5を深く知るために、この小説を読んだ。そしてMGS5との関連性を多く感じた。主にキャラクターに対することで、白鯨を読み解けば、MGS5のキャラの心情も分かるだろう。 最初の類似点はイシュメールだろう。MGS5ではイシュメールと名乗る男は、病院で会う顔の見えない男で、これはビッグ・ボスだと後に分かる。ヴェノムがエイハブと呼ばれているのだが、私はこの呼称は途中で混ざり合っているのではないかと感じた。イシュメールと名乗ったビッグ・ボスと、エイハブと呼ばれたヴェノムは、なぜなら一心同体と言っても良い関係性なので、ビッグ・ボスのファントムであるヴェノムがイシュメールになることはおかしくはない。事実、その後のヴェノムの役割は怒りを纏うエイハブの面よりは、語り部としてのイシュメールの面が多いと思う。 次の類似点は、クイークェグという男だ。彼はイシュメールが最初に知り合う男で、すぐに打ち解けて心の友になる。島育ちの人食い人種で、顔には刺青が入っていて、ヨージョという小さな神様を持っていて独自の宗教がある。当然、白人社会やキリスト教社会からは異質な存在として認識されるので、イシュメールと仲良くなって船に乗った時には、田舎者の白人にからかわれたこともあった。その時にはクイークェグは、その若者を投げ飛ばして制裁を加えた。その後に帆桁が外れて、若者がぶつかり海に落ちると、クイークェグは一目散に海に飛び込み若者を助けた。「この世はどこ行こうとゆこうと相見たがいの持ち合い所帯だ。俺たち人食い人種はこういうキリスト教徒を助けてやらねばならない」。イシュメールはクイークェグの事を、高貴な野蛮人と称した。クイークェグはMGS5のキャラクターでいうとクワイエットだろう。DDの面々からすると異質で異端な存在だが、ヴェノムとは繋がっている。DDに招かれた子供のお守りが塩素プールに落ちて、それをクワイエットが飛び込んで拾うというシーンは、クイークェグの若者を助けるシーンと似ていると思った。クイークェグがイシュメールを助けて死ぬというラストも、MGS5では死にこそしないが同じようなシーンがある。 次の類似点は、ピークォド号の株主で船長でもあるビルダッドとピーレグだ。この二人は船がある程度進んだら、陸に戻ってしまうのだが、イシュメールが船で働きたいと言ったときの対応がMGS5でのオセロットとカズに似ていた。イシュメールは自分の配当金は200番台の後半ではないかと予想していた。自分は商船で働いていたこともあるので、もしかしたら200番台の前半かもしれないと期待もしていた。ピーレグがビルダッドに何番配当が良いかと聞くと、ピーレグは777番だと言った。これにピーレグは怒って、そんな配当は無いと、この若者には300番配当を出すつもりだとまくし立てた。そこから二人は言い合って、出ていて、出ていかないと喧嘩になった。最終的には300番配当に落ち着いた。イシュメールは船長である二人が喧嘩をし始めてしまったので、驚いて何も考えていないが、相場では200番後半の配当が自然に300番になっているという、船長二人のやり手ぶりが見えるシーンだ。諸々を決めるトップの二人が喧嘩を始めてしまうと、下の者はそれが治ってくれと祈るばかりで思考が止まってしまう。オセロットとカズが喧嘩をしていたのもそういう魂胆があったのだろう。それがどこまで計画的だったかまでは分からない。でも、もしかしたら、カズはクワイエットを味方にするのに反対はしていなかった可能性もある。クワイエットの能力は使えると判断して、他の団員からの追撃を避けるために自分が率先してクワイエットに対する嫌悪感をあらわにしていたのかもしれない。カズだけが嫌悪感を出していては、団員たちもそれに準じて行動してしまって、クワイエットを襲うことがあるかもしれないが、もう一人のトップであるオセロットが賛成しているので、団員たちは板挟みになってとりあえず様子をみようとなった。これが二人の考えたことなら、かなり用意周到だが、あの二人ならあり得そうな話だ。 次の類似点は、エイハブだ。エイハブはMGS5ではヴェノムが最初に名付けられる。だがイシュメールの時にも言った通り、ヴェノムはエイハブというよりイシュメールに近い。ならばエイハブの役割は誰に移ったのだろうか。それはカズに移ったのだと感じた。偏執的な復讐心を腹むカズこそエイハブ船長その人だろう。エイハブの独白を抜粋したい。 連中は私のことを狂人だと思っている。/ だが、私は悪魔にとりつかれて いるだけだ。私は二重に狂った狂人だ。わしの手足がもぎとられるという 予言があった、そしてーーーなるほど。私は脚を一本やられた。それなら 、今度はわしが予言してやるーーー私の体をバラバラにしたやつをバラバ ラにしてやる、とな。 (p.410) そしてイシュメールが語るエイハブの過去と精神も参考になる。 鯨のカマの形をした下アゴが一閃したかと思うと、モービック・ディック は草刈り人が野で草を狩るようにエイハブの脚を刈りとっていた。 / そ れゆえ、ほとんど命運を賭したこの遭遇以来、エイハブがくだんの鯨に熾 烈な復讐心を抱き続けたことに不思議はあるまい。また、病的なまでに過 敏になったエイハブか、自分の肉体的苦痛のみならず、知的・精神的憤懣 のことごとく、モービィ・ディックのせいにしてしまったことにも不思議 はあるまい。かくして、ある種の深遠な洞察力と感受性の持ち主にとって 、自己の内部を侵食し、ついには心臓の半分と肺臓の半分までをも食らい つくし、残余の部分で生きることを余儀なくさせると感じられるほどの諸 悪の根源の偏執狂的化身として、白鯨はエイハブの眼前を不断に遊弋する ことになったのである。そもそもこのような始まりから存在した、あの得 体の知れなぬ悪意、近代のキリスト教徒ですらが世界の半分をその領とす るところとみとめ、古代東方の拝蛇教徒が蛇の姿に象徴して崇拝した神秘 的としての悪意ーーーそれに対してエイハブはぬかずいて拝することこそ なかったが、その観点を、妄想とも言うべき怨念と不具合なりの全身全霊 をもって、憎むべき白鯨に転嫁したのであった。人を狂気にさそい、かつ さいなむもののすべて、人生のよどみをかきたてるもののすべて、悪意を ひめる真実のすべて、脳髄をくだき凝固させるものすべて、人生と思考に 淫微に潜む悪魔主義のすべては、狂ったエイハブにとっては、みなモービ ィ・ディックに目に見える形で擬人化されており、ゆえに実際に討ってか かることができる攻撃の対象となったのであった。エイハブは鯨の白いこ ぶに、アダム以降の全人類の怒りと憎しみの総計をつみかさね、また、お のれの胸を臼砲に、ほてる心臓を弾丸に、白いこぶめがけて発射したので あった。(p.452) 拝蛇教徒とは蛇を崇拝するキリスト教の異端で、彼らは人言に善悪を知るための知識を与えた蛇を、人類に恩恵を授けたものとして格別に崇拝した。蛇が人類の解放者でもあった。エイハブはその考えにそこまで寄り添っているわけではないが、全ての憎しみと怒りはモービィ・ディックに向けられていた。アダム以降の全人類の怒りと憎しみとあるとおり、エイハブにとってモービィ・ディックには神だったのである。ともすればエイハブは失楽園で言う、サタンの役割も担っているのかもしれない。 カズも人類の祖先と同様に、スネークによって解放された。世界が開けた。その世界への扉はいきなり閉ざされて、復讐だけが残ったのだ。 エイハブはモービィ・ディックによって脚を失い、帰港の途中で偏執狂の虜になっていく。 エイハブはこのことを、心の底でうすうす感じていたーーー自分の手段は 正気だが、その動機と目的が狂っているのだ、と。しかし、彼はこの事実 を抹消したり、変更したり、回避したりする力を持たないばかりか、長い あいだ人類をあざむき、いまなおあざむき続けているのか自分であること も承知していた。だが、この欺瞞は自分で感得しうるていのものであって も、意志によって左右しうるていのものではなかった。しかしながら、こ の欺瞞にまんまと成功したので、鯨骨の脚をつけてとうとう港に置おり立 ったときにも、ナンターケットの人たちはみな、エイハブの相貌に、たま たま襲われた惨事に骨の髄まで震撼された者の自然な悲しみを見ただけだ た。 / 陸地にいる古なじみのだれかが、夢にもせよ、エイハブの胸にう ごめいているものに気づいたなら、その人は廉直な魂を震撼され、そのよ うな悪魔的人物の手から船を奪還するのに全力を尽くしたことであろう! 彼らが思いさだめていたことは利潤をあげる航海であり、その利益は造幣 局で製造される貨幣で計算されねばならなかったのである。ところがエイ ハブが思いさだめていたことは、大胆不敵な法理をこえた仮借なき復讐で あった。(p.455) 仲間たちを上手く扇動していき、自分の復讐の手駒とする。ナンターケットの人たちは、怪我をして復讐を誓ったエイハブこそ、血なまぐさい捕鯨という仕事に適していると考えた。手足を失ったカズを見て、部隊の仲間たちはどう思ったのだろうか。きっとやる気に満ち溢れたのだろう。 陸地にいる古なじみとあるが、MGS5で気になったのは、ビッグ・ボスはなぜカズに連絡を取らなかったのか。そしてなぜカズはラストでビッグ・ボスに対しての敵対をはっきりと示したのか。二人の中で何がおこったのかが分からない。カズが復讐に囚われる間に、ビッグ・ボスこそが次の復讐の相手だと感じたのだろうか。 かくして、ここにいるのは、呪いをこめてヨブの鯨を世界をへめぐって追跡 することに思いさだめた、神をおそれぬ白髪の老人であり、この老人を頭目 とする乗組がまた、主として背徳者、無頼漢、食人種からなる雑駁な集団 / このような乗組が特別に選別され、エイハブの偏執狂的復讐を幇助するため に契約をむすぶことになったのは、何がしかの悪魔的な運命が参与したので はないかと思いたくもなるというものだ。なぜみんながあれほど熱狂的にか の老人の憤怒に答えたのかーーーいかなる邪悪な魔術によって彼らの魂が呪 縛されて、ついにはエイハブの憎しみが彼ら自身の憎しみと区別し難くなっ たのか、エイハブにとって不倶戴天の敵である白鯨がどうして彼ら自身の不 倶戴天の的になったのか、いったいどうしてこのようなことになったのかー ーーつまり彼らにとって白鯨とはなんだったのか、彼らの無意識の領域で、 白鯨が漠然としていながらも疑問の余地なき実在として生命の海を遊弋す 大いなる悪魔と見えてきたらしいのはなぜか (p.457) 狂気は伝染していく、それが人を操るのが上手い理性の働く狂人だとすればなおさらのことだ。部下は狂った人を台風にしてどんどん巻き込まれていくのだ。MGS5のヴェノム率いるDDでも、昔のなじみなどほんとおらず、大体の兵士は復讐の相手に直接の恨みはない。復讐心はカズから流れていき、それが部隊の気持ちとなっていき、いつの間にか自分の気持ちに変化している。心の底から復讐を望むようになっていく。それはもちろん全てが計算されているのだろう。 最後に見つけた類似点はモービィ・ディックだ。白鯨における神であり、世界でもある白鯨は、もしかしたらビッグ・ボスではないかと思った。最初はゼロかとも思ったのだが、人々が追いかけているのはビッグ・ボスである。イシュメールが語ることにモービィ・ディックが南北両半球の同一緯度で同一時刻に実際に見かけられたという話がある。ビッグ・ボスもヴェノムがアフガニスタンに降り立った頃には、噂話で幾人ものビッグ・ボスを見たことがあるというものがあった。 だがビッグ・ボス=モービィ・ディックとすると気になる関係性がある。それはカズとのことだ。カズはエイハブとして考察した。ならばカズはビッグ・ボスに対して復讐をしなければならない。そしてそれはラストでビッグ・ボスと敵対する意思をみることで解決する。ならばなぜ、カズはビッグ・ボスと敵対するのだという、少し前の項目でも書いた謎を、ちゃんと考えよう。復讐にとらわれて、最初の復讐であるスカルフェイスを殺したカズは、次の復讐の相手としてどうしてビッグ・ボスを選んだのか。自分たちの危機に本人が来なくて、来たのは影武者だったからだろうか。ビッグ・ボスが表に出ることで起こる事象が、とてつもなく危ないことはカズだって分かっていると思う。それでも復讐をしたいと思うのは、お前がいなければ全てが無かったという考えだが、これはかなり危うい精神状態だ。一番近しい者に、一番思いの強い者に、恨みをぶつけるという考えはないことはないけど、それで解決する問題ではないので、気晴らしにしかならない。だが、それこそエイハブらしいといえばらしい。 あまりされていない考察もして見たいと思う。ビッグ・ボスが世界を売った男といわれたのは、自分の意思を通すことで、世界に混沌をもたらしたからだ。MGS5の後にはビッグ・ボスの偽物が大量に現れていた。彼らは略奪を繰り返して、自分たちの組織を大きくすることしか考えていなかった。それはプレイヤーという意味が込められているのだが、カズは、その偽物のビッグ・ボスたちを倒して戦争経済を正しい方向へ持っていこうとしたのか。そうなると本当のビッグ・ボスとは敵対していなくて、その後にフォックス・ハウンドの教官になるのも頷ける。一般的に言われている考察ではないかもしれないが、一つの考えとしては面白いとは思う。
1投稿日: 2019.05.12
powered by ブクログ上巻のみの感想を記すとすると,これはかなり難易度の高い小説。 比喩表現がふんだんに盛り込まれており,その情景を詳細に現しているが,想像が追いつくかは読者に依る。 まだ出航して間もない段階なので,これからの展開に期待したい。 抹香鯨←マッコウクジラってこう書くんやね。漢字の勉強にもなりました。笑
0投稿日: 2018.07.14
powered by ブクログ脚注、絵あり。 最初に鯨に関する書物の抜粋がかなり続く。 そのあと物語は始まる。 鯨の説明が延々と続くと聞いたことがあり、ずっと読もうと思わなかった。 だけど、ヘミングウェイの『老人と海』を読んで、海での戦いも面白いとモチベーションが上がり手に取る。 読みやすく、楽しくワクワクする気持ちで読める。 鯨の説明も面白おかしい。 クィークエグがいい。 登場人物がそれぞれ特徴があり、これからどう活躍していくのか期待。 まだ、始まったばかりで、これからさらに面白い展開になると思うので楽しみだ。
0投稿日: 2018.04.03
powered by ブクログ重量感たっぷりの外国の小説を読むのは久しぶりです。まだモービィ・ディックは姿を現さない。それはエイハブ船長や航海士、銛打ち、船員たちの妄想や噂のなかで生きている。さあ、これからどのような怪物ぶりを見せてくれるか、船長たちはどのように立ち向かって行くのか、そしてどのようなフィナーレを迎えるのかじっくり味わうことにしよう。
0投稿日: 2015.01.01
powered by ブクログ[配架場所]2F展示 [請求記号]B-934/20/2 [資料番号]2008300483、2004108838
0投稿日: 2014.04.12アメリカ文学の代表作
新訳はとても読みやすかった。鯨や捕鯨に関するありとあらゆることが入っていて、実に読みごたえのある作品。単なる「小説」を超越した、巨大で独特の何か。アメリカ文学の代表作の一つと評価される最大の理由がこの「巨大さ」だろうと思う。で、かくも雄大な捕鯨文化を持ったアメリカ人が、なぜ「日本人は野蛮な捕鯨をやめろ」と変容してしまったのか、その解答もこの作品の中に見つけられるはず。
7投稿日: 2013.10.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
買ってずっと放置していた本。本を読むタイミングが巡ってこず、やっと読了。 古典文学で一番つらいのは難解な文章の次に、登場人物の表面的な所が問題だと思っています。 この白鯨はキャラが立つ立つ。主人公で語り部のイシュメール。モービィ・ディックへの復讐に燃える船長エイハブなど、名前と登場人物が簡単に一致する。 主人公のイシュメールが船に乗り、乗員に対し、エイハブがモービィ・ディックへの憎しみを感化させるまで。 登場人物紹介ページで大いにネタバレしている所が残念です。 これからどうなるのか。次は中巻。
0投稿日: 2013.06.09
powered by ブクログ白鯨(Mody-Dick) 捕鯨船の男と鯨の話。 軽々しく命を掛けるのは愚者で己の命を守るものが勇気である。 海の男になると誓ったイシュメルは鮫と遭遇して命の危険を感じた。恐怖を知り克服できるから恐怖に立ち向かう。そして人は楽しいから笑うのではなく笑うから楽しい。 彼らの仕事は栄光や賞賛より誇りのために戦っている。だが、エイハブ船長が白鯨に襲われた復讐を遂げるためにお金で船員を鼓舞し難破船をいても今まで命をかけた鯨の油を捨て対峙したが全員亡くなった。 イシュメルだけを残して。 (ゆうじん)
0投稿日: 2013.06.09
powered by ブクログ★評価は読了まで一応保留。 学生の時に図書館で借りて読んだという事実しか記憶になく、事実上の初読。 凄い、何だろうこの雄大に歩を進めるともいうべき内容は。ストーリーがどうとかいう次元を超えた正に世界の名著。 読み手である当方の教養の無さによりおそらくはこの本の真の意味を見逃しているであろうという厳然たる(そして悲しい)事実を差し引いても十二分に面白い。 次巻以降が非常に楽しみ。
3投稿日: 2013.01.25
powered by ブクログ言わずと知れた世界文学史上に残る名作、その新訳。 いやはや、面白いです。上巻は語り部・イシュメールの自己紹介に始まり白鯨・モービィ・ディックについての叙述で終わる、いわば導入編ですが一気に読み進めてしまいました。 とにかく登場人物がいい。主人公、というよりもどこまでも諦観的な語り部であるイシュメール、その親友となる「高貴なる野蛮人」クィークエグ、そして何より狂熱と知性を併せ持つ復讐の鬼・エイハブ。衒学的、かつ時に冗長ですらある語り口が、かえって彼らの個性を際立たせています。「主要登場人物」に記載された以外の人物――元船乗りのマップル牧師、不吉な預言を残す謎めいた男・エライジャなどなど、彼らも出番は少ないながら鮮烈な印象を残します。 先に述べたように物語としては完全に導入部、それでありながら一気に読み進めることが出来るのは文章の力ゆえでしょう。戯曲のように記された章があるなど、文体の工夫という意味でも興味深いです。 新訳ということもあり非常に読みやすい。様々な研究を踏まえた注釈も充実しており、快適に読み進めることが出来ます。お勧めです。
0投稿日: 2013.01.13
powered by ブクログ「モービィ・ディック」と呼ばれる巨大な白い鯨をめぐって繰り広げられる、メルヴィル(一八一九‐一八九一)の最高傑作。海洋冒険小説の枠組みに納まりきらない法外なスケールと独自のスタイルを誇る、象徴性に満ちた「知的ごった煮」。新訳。
0投稿日: 2012.08.15
powered by ブクログ広い大洋で繰り広げられる、伝説的な白い巨鯨モービィ・ディックとそれを討ち取ろうとする古参の船長との闘い。 上巻では主に船出部分が描かれてます。 読んでて何となく思ったんですが、ジョジョを描いている荒木飛呂彦氏に漫画化してほしい。 海の荒々しさと、その中で命を滾らせて生きている船乗りたちが紡ぐ賛歌には彼の画が一番あってると思います。 まぁ、忙しくてできないでしょうけどね。 ちなみに、ストーリーは面白いと思うんだけど、所々に描かれている鯨学の話はあんまりいらんなぁ。
0投稿日: 2012.06.12
powered by ブクログ白ゲイ。アッー! クイークェグ無双。キャラ立ちすぎでしょう。 序盤ではあるけど、キリスト教をベースとした衒学によって、衒学とはもっとも相容れぬと言っていいほどかけ離れた、野蛮で粗野で血に塗れた捕鯨というテーマを扱うのかなー、とか思う。
0投稿日: 2011.10.22
powered by ブクログ鯨に特別な思いが無い為 鯨に関する知識のページ等は飛ばしました。 とても長いのですが 船に関することなど 緻密に書かれているので 海が好きだったり船が好きだったりする人は ゆっくり想像しながら読めば 味わえるんじゃないかと思います。 私はせっかちなので無理でした。 人物に関する印象としては スターバックは理性的で 偏執的化身エイバム船長に色々もっともなことを 言うけど一蹴されて 周りもなんだか乗り気で一人浮いちゃいそうだし ちょっと可哀想だなーと思いました。 逃げ場が無い海でこのポジションは相当 きついと思いますね。 クイークェグが面白いので読めました。 先を読むかは決めてないですが モービーディックが出てくるところは読みたいなと思います。 難しい本ですね。
0投稿日: 2011.09.28
powered by ブクログこの巻は丸々導入部。主要人物の説明と目的と目標が語られる。 ボーの影響とシェイクスピアの影響がある。唾棄すべきとか名状し難いなどはラヴクラフトを読んでるよう。主人公と高貴なる野蛮人クゥイークェグの関係はファーマーのリバーワールドにおけるクレメンズとカズのようだ。
0投稿日: 2011.04.10
powered by ブクログ個人的にクイークェグが大好き。自分でも何故かわからない・・・。 白鯨という人間の手では捕らえきれないものをこの本で感じることができました。
0投稿日: 2011.01.25
powered by ブクログ何度読んでもよくわかりませんが、なにかは学べます。 古い本なので読みにくいことこの上なしですが、ぜひご一読をお勧めします。 ちなみにスターバックスコーヒーの名前はこの小説の登場人物から取られてます。(脇役ですけど)
0投稿日: 2010.10.05
powered by ブクログズバリいうと、読みづらいです。作品は。捕鯨と航海をテーマとしています。 話はイシュメイルという青年が語り手となり進行していきます。殺ばつとした船員の会話は、きっと、斬新な刺激となるハズ PS.「反捕鯨」をテーマにした「ザ・コーヴ」とは全くの別物です。 (長崎大学 学部生)
0投稿日: 2010.10.04
powered by ブクログ岩波文庫の訳は阿部知二訳と八木敏雄訳のものがある。最近のは八木訳であり、阿部訳は絶版で、入手するには古本屋を探すか、amazonのマーケットプレイスで探すしかない。 八木訳は捕鯨船の図解や、捕鯨の専門用語にルビが丁寧にふってあり、親切で読み易いが、古めかしい独特の言い回しが特徴の阿部氏の訳の方が個人的には好きだった。
0投稿日: 2010.07.16
powered by ブクログ大学の時レポートのために読まされた笑。 教授が解説してくれたけど、ぜんぜん理解できなかった。 私には難しすぎる世界・・・学部選びを間違えたなと思った瞬間。 そのせいかなぜか強く印象に残ってる作品。。。
0投稿日: 2010.05.06
powered by ブクログ内容(「BOOK」データベースより) 「モービィ・ディック」と呼ばれる巨大な白い鯨をめぐって繰り広げられる、メルヴィル(一八一九‐一八九一)の最高傑作。海洋冒険小説の枠組みに納まりきらない法外なスケールと独自のスタイルを誇る、象徴性に満ちた「知的ごった煮」。
0投稿日: 2010.02.18
powered by ブクログこの作品は語り手、イシュメールによる物語の部分と、鯨学など学術的な部分、そして劇の部分に分かれています。それが見事に融合して、白鯨という得体の知れない海の怪物を追う者たちの姿が見事に描かれているのです。白鯨への復讐に全身全霊をこめるエイハブ船長、それを引き止めようとするスターバック(スターバックスコーヒーは彼の名前からきています) 荒くれ者だけどロマンチストな面もあるスタッブ、勇敢で心優しい人食い人種のクイークェグ。あらゆるキャラクターが一つの船に乗っていて楽しい。
0投稿日: 2009.02.02
powered by ブクログパトスとロゴスごたまぜで、たっぷり大盛りいっちょうあがり! キャラ立ちすごい。流れだけでなくうんちくも面白い。
0投稿日: 2007.12.10
powered by ブクログ・鯨骨の義足をがつがつならして白鯨モービーに気持ち悪いまでの執念を燃やす船長とそんな船長に内心ドン引きしながらもなんとなく逆らえない仲間たちの話。・STARBUCKSCOFEEのスターバックスはこの作中の登場人物、コーヒーだいすき一等航海士スターバック副船長にちなまれている(スタバのマークのモチーフは、船の舳先についているセイレーン像。店内も航海モチーフ)・数ある白鯨の日本語版では、このカバーが雰囲気でてる、すき
0投稿日: 2005.12.11
