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総合評価

50件)
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    季節風シリーズ「秋」  秋という季節に似合うしっとりとした話に心が温かくなった。  「ヨコヅナ大ちゃん」で 大ちゃんの「人間って、なんでお腹が空いちゃうの?」の問に 「明日、がんばるためだ」と答えるおじいちゃんと 「明日の自分を、今日より元気で幸せにするためよ」と答えるおばあちゃんが素敵だった。  また、おじいちゃんの「カッコいいとか悪いとか、他人が勝手に決めることにびくびくするな」 「カッコいいっていうのは、自分で自分が好きになる瞬間のことだ」の言葉には私自身も力をもらった。  難しい年頃の娘を持つ父親の不器用な心情を描いた「田中さんの休日」は、ラストのほっこり感が印象的だった。  刊行順では、この「秋」が締めくくりのようだが、読む順番にはあまりこだわらずに楽しめそう。

    0
    投稿日: 2025.09.07
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    ◾️サマリー ・物哀しい気持ちになる12の短編集 ・別れ、悲しみ、虚しさを表現 ・年齢を重ねて読むことで分かる味わい ◾️所感 12個も短編があれば、どれか1つか2つくらいは、この話いいなぁと感じる。 私は、「少しだけ欠けた月」が、なんとも秋の切ない感じと相まって胸にグッとくるものがある。 両親が離婚について話し合う場面から始まる。 小学三年生のアキラくんは、両親に離婚してほしくないのである。子どもは皆、父と母にそばにいて欲しい。それが叶わない本作品。子供の目線に立った展開がさらに切なさを感じる。 そして、本小説全体に言えることは、毎度のことながら、人が心の中で考えることを言語化して、うまく表現されている。 ◾️心に残る箇所 「つかまえたーっ」 お父さんは息をはずませて、アキラを抱きしめた。 「つかまえたぞお、お父さん、アキラをつかまえちゃったぞお!」アキラはお父さんに髪の毛をくしゃくしゃにされながら、「違うよ、つかまえるのは鬼のほうなんだよお」とふくれっつらで言った。 でも、お父さんは笑って、さらに強くアキラを抱きしめる。お母さんも走るのをやめて、アキラの背中にゆっくりと近づいていく。 月が三人を照らす。もうすぐ終わってしまう家族を静かに照らす。 やがて、影は一つになって、小刻みに揺れはじめた。 ***** 子どもたちは、これからの長い人生を、勝ったり負けたりを繰り返して生きていく。 運動会のようなさっぱりした勝負は、そう多くないだろう。やり場のない悔しさや、後ろめたさを背負った喜びを味わうことも、きっとあるはずだ。

    17
    投稿日: 2025.08.09
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    個人的には、オニババと三人の盗賊が好きだった。どの話も必ずハッピーエンドで終わるわけではないが、その先のことは読者のイメージに委ねてくれるような終わり方が好き。人生にはさまざまなフェーズがあるけれども、いつの時も今が一番だと思えるような生き方ができれば良いなと思った。

    0
    投稿日: 2024.12.18
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    季節風、最後の「秋」。 ホロっとくる回数は冬春夏に比べて少なかったが、中年以上の人には刺さる話が多かった。 忙しさに紛れて、今しか生きられない多くの人々。しかし、心の奥底には自分の幼少期を形作っている原風景が必ずある。その記憶に触れられれば、今より少し優しくなれるはず。そんな話が詰まった最終巻「秋」。ありがとう!

    53
    投稿日: 2024.07.02
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    季節の秋をテーマにした物語、面白かった。特にお気に入りなのは最初に載っていた物語、やっぱり重松清には愛が詰まっているなと感じました!!

    42
    投稿日: 2024.04.25
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    季節風 春、夏に続いて3冊目。 「オニババと三人の盗賊」が印象に残っている、個人店も淘汰されていく時代なのかなあ、でもいつまでもあって欲しいからきちんと足を運ばないと、と考えちゃった

    0
    投稿日: 2023.06.25
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     季節風シリーズもこれで残すところあと1冊。秋というイメージから物悲しい話が多いかと思っていたが、さほどでもなく相変わらずバランスの良い作品。『オニババと三人の盗賊』『ヨコヅナ大ちゃん』『おばあちゃんのギンナン』『ウイニングボール』『田中さんの休日』が特に好きだが、今回は(も?)甲乙つけがたい。ヨコヅナとウイニングであえて勝敗を書かなかったのも、全体的な読後感の統一に一役買っている。あと1冊で終わってしまうという悲しさはあるが、また期間を空けての再読も楽しみだ。

    1
    投稿日: 2022.11.13
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    やっぱりいいや、重松さん。 40代だからこそ、響くのかな。どこか寂しさを感じる季節、悲哀を感じる季節。いや、眩い夏を乗り越えた成熟した季節だからこそ、今だからこそ、また原点回帰が求められるのかな?と思わせてくれた作品。でも、抜群の安定感でいつもどおりほっこりさせてもらえました。

    1
    投稿日: 2022.10.26
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    1年間かけて少しずつ『季節風』シリーズを読んでいます。 私のお気に入りは「おばあちゃんのギンナン」です。 「何か話さないと!」と思わずに、沈黙が心地よい関係、すごく良いなと思います。

    1
    投稿日: 2022.09.13
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    何故か何回も寝落ちしてしまって繰り返し聞いた部分の多かった本。息子が不良でおやじ狩りに合ってしまう、秘密基地の話、どうもなんとなくしっくりこなくて???ってなった。どんな感情になるべきなのかわからない話もあるけどそれもまた自分の気持ちに正直になることだからいいとしよう。

    0
    投稿日: 2022.05.20
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    秋の夕暮れに読みたくなる12編。 重松さんの著作はまだ短編集しか読んだことがないのだけれど、どれも沁みます。 好きな話を3つ挙げるとするなら「サンマの煙」「キンモクセイ」「ウイニングボール」。 しんみり切なさと苦さが残りつつ、すーっと冷たい風が宥めてくれるような雰囲気が良かった。

    0
    投稿日: 2022.01.15
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     重松さんの本に出てくる人たちはみんな温かいなあ。  相手の事情に深入りしないというのも,優しさになることがある。

    0
    投稿日: 2018.04.09
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    季節風四部作の「秋」編。 あとがきを読むと、この「秋」編が季節風シリーズの完結編とか。稀しくも、著者の書いた順番に読んでいたことになる。 家族関係の話、友達関係の話等12編。 いずれも読後、心に灯りがともるような、「夕暮れ時に読んでいただくのが似合いそう」な掌小説。 「風速四十米」とか「少しだけ欠けた月」や「キンモクセイ」には、思わず涙腺が緩んでしまいそうになった。 それにしても、このシリーズ全部で48編、それぞれ多彩なシチュエーションの物語を綴れる著者の才能に、改めて畏敬の念をいだいてしまう。

    4
    投稿日: 2017.11.24
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    秋を感じる短編集。 お風呂の中で 1日1篇、のんびり読むのにちょうど良い。 しみじみとほっくりする話ばかりだった。 秋の話だからだろうか…。

    1
    投稿日: 2017.11.22
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    短編集。 じわっと心を暖めてくれるような、そっと頬を撫でてくれるような。 「少しだけ欠けた月」が一番お気に入り。 過去の自分と重ね合わせちゃうからかな。心の奥がきゅっとなる。 眼科で読んでて涙をこらえるのが大変だった。 「おばあちゃんのギンナン」も。 学生時代や社会人1年目の頃、母が荷物を送ってくれてたなあ。 こんな思いで荷物詰め込んでたのかなって。 どの物語も好きだ! 重松清さん本当に大好きだ! この本、今まで読んできた中で一番好きかも。

    0
    投稿日: 2017.03.04
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    秋に再読 やはり、泣けてしまう キンモクセイ 老いる両親と東京にいる自分 子どもの頃の想い出 実家をひきはらう時に庭のキンモクセイが別れを知っているかのように香る 温かく 何とも言えない気持ちになる作品達

    0
    投稿日: 2016.09.25
  • 忘れていた大切なことを思い出させてくれる短編集

    季節風シリーズの完結編となる短編集。 作者が意図したかどうかはわからないけれど、どの作品も「忘れていた大切なものを思い出すってことが、時には必要だよね」ということを再認識させてくれる。 前作の『夏』では「過去との訣別」が共通テーマのように感じたけれど、今回はそれとは対照的なテーマだったと勝手に解釈している。 娘をもつ親としては『田中さんの休日』がかなりリアリティーをもって胸に迫ってくる。 『ヨコヅナ大ちゃん』『ウイニングボール』もとてもいい話。

    0
    投稿日: 2016.06.01
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    重松清さんの本は53冊目。 ブクログの本棚に登録している作家さんで一番は東野圭吾さんの75冊。 2番目が重松清さんです。 重松さんとの出会いは2009年の【その日の前に】でした。 今でもその感動は心に残っていて、それ以来、大好きな作家さんです。 この【季節風 秋】で季節風シリーズは完結となります。 季節風シリーズを読み始めた時から、できればタイトルの季節に合わせて読みたいものだと思っていたのですが、その願いは叶わず~(笑) 日本では初冬、バンコクではようやく乾季に入った今日、読み終えました。 やっぱり重松節は心に響きます。 12編全てにじ~~ん。 昭和って良い時代だったなぁ~と、懐かしく思い出したり。 日本にいる家族や友達を懐かしんだり… さてさて、次はどんな重松作品に出会えることやら~ 楽しみ、楽しみ!!

    4
    投稿日: 2015.12.08
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     実りの季節でありつつもどこかもの悲しさを感じる秋にぴったりの一冊。  特に印象に残ったのは「少しだけ欠けた月」。どうしたらいいのか分からない子供の心の葛藤は自分にも経験があるが、アキラくんみたいには振る舞えなかった、だからアキラくんは十分にお母さんを守れる立派な男の子だなぁと思う。

    0
    投稿日: 2015.11.29
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    季節風の最後のこの一冊は購入してから長い事積んでしまった。 十二の短編で描かれる重松清ワールドの秋は、少し切なくなるお話しばかり。 その中でも、ウイニングボールは身につまされる思いだった。 真面目に仕事をするのと、必死に仕事をするのでは全く違う。 前は必死にやっていた事が、どんどん必死とは遠くなり、真面目であれば良いやと、必死になるタネを見つける事も諦めて「ふらふら」としているなぁと気付かされた。 ウイニングボールも他のお話も、もっと言えば季節風の全四十八話は最後の最後が描かれていないのがとても良い。 読者の想像で「きっとこの先はこうなっただろう」と思わせる余地がある。 あとがきに 「ああ、ここにはオレのすべてがあるんだなあ」 と書かれているように、重松清ワールドに足を踏み入れる第一歩には季節風をお奨めしたい。

    1
    投稿日: 2015.11.15
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    少しだけ欠けた月 ずっとずっと続いて欲しい当たり前だった家族の時間。少しのズレが二度と戻らない裂け目となり、こどもは狭間で立ちすくむ。

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    投稿日: 2014.08.26
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    冬から始まった季節風シリーズの最後の一冊。 秋はとっても地味。でも優しい。秋だなあ。 「とりあえずビール」 の台詞ひとつに色々考えます。 最後まで良い短編集でした。 毎年、季節毎に読もうっと。

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    投稿日: 2014.07.23
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    最後1冊だけ積まれてしまっていた。。 秋もやっぱり温かい話たちだった。 寂しくてもつらくても人間の温もりが重松さんらしい。

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    投稿日: 2013.03.24
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    重松清らしい、切ないけど良くなる兆しで終わる短編集 読むのにすごく時間かかっちゃったけどやっぱり重松清好き&読みやすい!読後感が心地よい

    0
    投稿日: 2013.03.03
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    季節風シリーズのラストを飾る秋編。 今回も重松さんの巧みなストーリーと、季節ならではの小道具の使い方に参りました。 お気に入りは、「水飲み鳥」。あったあった、子供の頃に。ブームになった訳ではないのに、不思議といろいろなところで見かけた。ずっと見ていて飽きない奇妙な動作を覚えている。そんな玩具を物語の小道具に用いる重松さんは、匠の作家である。

    0
    投稿日: 2013.01.10
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    重松清さんとほぼ同じ歳のせいか、すべての作品がとても身近で懐かしく、もの悲しく、身につまされるました。 ぴ〜んとこない皆さんには、最低45才を過ぎて読んで頂きたい。 この震える感動を作者に伝えたい

    1
    投稿日: 2012.12.02
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    去年の冬に「季節風 冬」に出会ったのをきっかけに、 季節ごとに「春」「夏」と読み進めてきました。 いよいよこの「秋」で季節風シリーズ終了です。(もう1年経つのかぁ…) 短編集ではあるのですが、ひとつひとつの短編が良い意味で重いので 珍しくじっくりじっくり読んで、読了に時間がかかるシリーズ。 相変わらず、目頭を熱くさせる話が多かったです。 最初からやられてしまった「オニババと三人の盗賊」 素直じゃない「オニババ」の優しさに思わず笑みがこぼれます。 「おばあちゃんのギンナン」も近い雰囲気かな。 あと、どの季節でも描かれている、年老いていく親と向き合うということが、 秋では「風速四十米」「キンモクセイ」に出てきました。 私にはまだ少し遠い未来だけれど、不可避であることが胸を締め付けます。 「 よーい、どん!」や「田中さんの休日」みたいな家庭、なんかいいなぁ。 「ウイニングボール」は終わらせ方が好きでした。 私はこういう時決まって、ハッピーエンドであることを望んでしまいます。 他には 「サンマの煙」 「ヨコヅナ大ちゃん」 「少しだけ欠けた月」 「秘密基地に午後七時」 「水飲み鳥、はばたく」 少し寒い風に吹かれて、金木犀の香りを感じる夕暮れに読むのに本当にピッタリでした。 これにて季節風シリーズ読了だけど、これからも季節ごとに再読したいと思うシリーズ。 年を経るごとに、きっと感じ方が変わるであろうことが楽しみ。

    2
    投稿日: 2012.10.19
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    春と夏をすっとばして、うっかり秋を読んでしまったら、これがシリーズ最後だったんですね。 その季節に読みたいけれど、来年まで待つのは・・・ 作者もあとがきの中で、どんなものを書いているのかと尋ねられたらこの四冊を差し出す・・・と言っているとおり、とても“らしい”作品が並んでいて、どれも懐かしく、ちょっと身につまされたり、温かくなったり切なかったり。 “秋”のなかでは『ヨコヅナ大ちゃん』が一番好きかな?

    2
    投稿日: 2012.10.17
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    秋なので、読んでみました。 個人的には、「田中さんの休日」が好き。 田中さんの休日に出てくる朋子さんみたいな周りをちゃんとみつつお茶目な奥さんになりたい☆

    0
    投稿日: 2012.10.11
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    ガンバレッ・・・と何となくつぶやいてしまう作品ばかりで嬉しくなります。 最後の季節風は涙よりももっと違うものが溢れました。

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    投稿日: 2012.09.16
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    安定の重松清。読むとなんとも言えない切ない、暖かい気持ちになる。老いた両親の話にはなんだか親近感がわいてくる今日この頃。。

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    投稿日: 2012.07.08
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    このシリーズ、私は3作目 いい話ばかりでお勧めですが、前の2冊ほど涙腺には来なかった まあ、その方がいいかも知れませんが^_^

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    投稿日: 2012.06.01
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    季節風シリーズは反則です。泣ける。よい。でも春も夏も秋も冬も同じイメージ。秋も夏を感じさせるものが多かった気がする。

    0
    投稿日: 2012.04.14
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    意図して、そのようにしているのだと思うが、この小説の作品はどれも歯切れが悪い終わり方のものが多かった。

    0
    投稿日: 2012.04.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    重松 清氏の季節風シリーズ最後の「秋」を読みました。 もともと産経新聞の週一回の連載から始まった「季節風シリーズ」。 重松氏が大学入学のため上京し生活をしはじめた「春」から、東京で暮らしていると実感した「秋」。 秋の夕暮れを眺めながら読みたい12編。 人生のせつなさが詰まっています。 物語はハッピーエンドで終わるわけではないけれど、でも読後感はすごく爽やか。 重松氏の作品は大好きです。 あとがきでは、季節風シリーズの48編の物語が重松氏のすべて。 少しずつ違う色の作品たちに気に入った作品があれば、とのこと。 でも、すべての作品が好きです。 これからも重松氏の作品は読み続けたいと思います。

    14
    投稿日: 2012.03.23
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    季節風シリーズ完結編。 ちょうどいい季節に読んだ。金木犀の香りを感じながら。 あとがきで重松先生がおっしゃっていた通り「四十八色の絵の具セット」と言うのがぴったりなシリーズでした。 重松先生の短編はぐっと感動させられた後、次の話への気持ちの切り替えが難しくて私は読むペースが落ちがち。 でもやはり重松先生は短編が巧いと思う。 親の老後と向き合う年代、考えさせられるし共感も。 オニババと三人の盗賊が良かったかな

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    投稿日: 2012.02.04
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    家族短編集。「よーい、どん!」「キンモクセイ」が印象深い。意図せず懸命になったことほど懐かしい思い出になるのかもしれない。

    0
    投稿日: 2012.01.26
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    秋っつうことで。ただひたすら、家族のことを考えしまったです。ついでに、結婚式のスピーチまで考えたよね。結婚しちゃいそうだったあの時、《両親になんか絶対手紙書いたりするな》って父言ってたなぁ。でも、どうせ晩婚だろうし、もう少し年取ったらやってもいいよね。

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    投稿日: 2011.11.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    季節風シリーズの最終章。 家族の再生の話。人生の再生の話。 短編だから話の結末は無いまま終わってしまう。 私たち読者はこの家族たちの今後を想像する。 独身の私はなぜ重松清を読むのだろう。 ずっと思ってきた。 もし私が結婚して家庭を持っていたら、この話の主人公たちみたいな人生を送っていたかもしれないからか。 どうも想像できないが。 まだまだ重松清を追いかけるつもり。 多作な人なので大変だ。

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    投稿日: 2011.11.24
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    秋は過ごしやすい気候で、行楽によし文化的趣味によし。旬の美味しいものも多いし…数え始めると笑みが止まらない。 個人的に思い入れも色々あって、私の重ねてきた秋のエピソードがふわりふわりと思い出される。 秋、夕暮れ。 しみじみしてしまうのは仕方ないのかもしれない。そのための季節かもしれないし。 重松清氏の四季、その中に私の四季も見え隠れしている不思議。

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    投稿日: 2011.11.05
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    私の趣味が変わったのか、 重松せんせの作風がかわったのか。 ★2つ。 長編(レミゼラブルや、ローマ人の物語)読了直後の、 火照ったアタマに短編を、と思ったのですが、 どうもしっくりこない。 登場人物全員が、好人物過ぎるからでしょうか。 ストーリーが、ちょっと昔にみたような内容ばかりだからでしょうか。 火照ったアタマが、凍っちゃいました。

    0
    投稿日: 2011.10.14
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    暖かい気持ちになれる一冊。 家族との思い出とか、ふれあい、話し合いが優しくて、自然と涙が溢れる。 ちょうど、秋に読んだのでふっと入ってくるし、とてもよかったです。 季節風シリーズもこれで完結! でも、あたしはまだ冬と夏を読んでいないので冬が来たら冬を読もう♪とても楽しみ(*^_^*)

    0
    投稿日: 2011.10.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「季節風」シリーズ最終巻。 テーマが「秋」のせいか、他よりも泣ける話が多かった。あとがきで著者も述べているとおり、夕暮れ時に読むのがオススメ!

    0
    投稿日: 2011.10.04
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    ”秋”にどんなイメージを持っているだろうか、読み手の感じる”秋”が一編一編の中に静かに描かれている。読後、胸の中をちょっと淋しくも爽やかな風が通り抜けていく。結論を読み手側に委ねたのであろう数編がまた良い。

    1
    投稿日: 2011.09.26
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    11/09/23読了 安定して重松作品。そもそもそういう期待を持って読んでしまっている感は否めない。

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    投稿日: 2011.09.23
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    「季節風」シリーズも、最終巻になりました。 どの季節も、その時期ならではの出会いや別れ、空気感が漂っています。 故郷で暮らす年老いた両親の話には、胸が詰まりました。 両親と自分の立ち位置がいつの間にか逆転する切なさ…。 今の自分に照らし合わせて、いろんな想いが交錯しました。 人と人の繋がり、大切な想いが一作一作にこめられています。 四季の移ろいを感じる素敵なシリーズでした。

    2
    投稿日: 2011.09.05
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    季節風シリーズ最終巻です。 実は前巻「夏」は少し期待外れだったのですが、これは良かったです。 重松さんにとっても思いの深いシリーズの様で、後書きに「おまえはどんなものを書いているんだ?」と聞かれたら「これを読んでくれればわかります」とこのシリーズを差し出すだろうと書いています。 確かに、いかにも重松さんらしい作品です。 しかし、どこからこれだけの数のストーリーを思い付くのでしょう。文学性の評価はともかく、これほどの多作でありながら、エンターテインメントの視点で、ほとんど常に高品質の作品を出しつづける重松さんは凄いと思います。

    1
    投稿日: 2011.09.03
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    季節の風が吹きすぎていった ちょっとした想い出を残して 振り返って少し眺めて大事にしまったら 前を向いて歩き出そう 楽しみながら歩いて行こう いつも誰かがそばにいてくれるから

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    投稿日: 2011.09.02
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    季節風4作品の最後を飾るこの作品、きちんと締めくくらずに 余韻が残る話がなんだか多い気がした。 「ヨコヅナ大ちゃん」「少しだけ欠けた月」なんかがその例。 「キンモクセイ」は百科事典の下りで思うところがあり 感極まった。 この作者は何気ない思い出の品といった小道具使うのが上手い。

    2
    投稿日: 2011.08.30
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    読み終わった後、少し優しい気持ちになれる、ノスタルジーな短編集。緩やかに訪れる人生の週末を、少し意識するような本でした。

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    投稿日: 2011.08.14