
総合評価
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
【2025年124冊目】 双六売りの又市が出会ったのは損料屋のお甲だった。その青臭さが良いと言われ、損を引き受ける一派の手伝いをするようになった又市だったが、裏の世界とは一線をかしてはいた――のだが、死んだはずの男が暗躍をし始め、損料屋にも魔の手が忍び寄り……小股潜りの又市が御行の又市になるまでの物語。 一言で言えば面白かったけど、めちゃくちゃ切なかった……。京極堂シリーズよりも、ある意味生き死にに容赦がなくて、連作短編集なので前編まで笑ってた登場人物があっさりと退場してしまったりして、泣く暇も与えてくれなかったり。前日譚ではあるので、多少なにかあるとは思ってましたけど、とにかく切ない。 子どもが手を下すところが一番きつかった。あの子はどういう大人に育ってしまうんだろう。殺された側よりも、手を下した頑是無い子の方が恐らくはきついはず。どこかで回収されて欲しいという気持ちもするんですが。 一作目が御行の又市になってからの話なので、今作を読むと「また改めて読み直すべきか」と思わせてくるのが狡いですね笑 そして相変わらず気軽に読める分厚さじゃないという。勧善懲悪の痛快さだけではない、人間の泥臭さが存分に描かれてて、これまた京極堂シリーズも読み直したくなってくるんだから不思議です。 シリーズの続刊の中で「覗き小平次」を現時点で読めていないので(過去に読んでるかもですが覚えてない)こちらも読まなくてはと思いました。 しかし、本当に切ない。 ―― 初読:2012年11月1日以前
1投稿日: 2025.10.08
powered by ブクログありし日の又市がちゃんと正義漢で格好いい 若い百介、おぎん、小右衛門、などなど 色々繋がってきました
1投稿日: 2025.06.27
powered by ブクログ上方から江戸に流れてきた双六売りの又市は、縁あって損料屋「ゑんま屋」の裏の仕事を手伝うことになる。 若き又市が、渡世仲間達と「損を埋める」仕掛けをしていくうちに裏稼業を牛耳る強敵に絡め取られることになり……シリーズ4作目にしてはじまりの物語。 若き日の又市があまり好きになれず、前半は少しペースダウンしたけど、物語が繋がりだす後半は一気読み。 最終話はこのシリーズあるあるの苦しく切ないお話。 江戸時代、という時代背景がより一層ツラい。でも、おそらく現代にも通じるものがある。「信仰」が出てきたあたりでゾクリとした→ 全編通じて志方兵吾と手下の万三が好きすぎた。この2人が出てくると場が和んで良き。おそらく探偵小説の刑事的立ち位置? あと、長耳の仲蔵もいいし、山崎の旦那もいい。久瀬先生と又市が話してるシーンとかずーっと聴いていたい。 次巻は林蔵が語り手らしい。楽しみ。
7投稿日: 2025.02.19
powered by ブクログ『巷説百物語』の前日譚として、又市が小股潜りではなく双六売りの時のお話 人情がありつつも、京極先生らしく無慈悲なところもあり現実感が演出されていて面白かった まだ信念が出来上がっておらず「青臭い」ころの又市が見れたのも良かった
0投稿日: 2025.01.02
powered by ブクログ今回も素晴らしき作品でした。 若き日の又市。まだ、仕掛けが甘く隙があれど、それでも強い思いを持っているのが読み取れます。この若き日の話がこの先に繋がってくるのかと思うと本当に面白い。前3作とはまた違う意味で面白かったです。はらはらするというか、なんというか。
0投稿日: 2024.10.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
『了~』に向けて。 おそらく本作から初読の筈。 まだ青い又市と仲間たちとの出会い、別れ。 いつになく爽やかな連作と思っていたところで終盤の2編。 まさか若かりし頃の又市と"祇右衛門"の対決が見れるとはね…。 ということは当然おぎんさんも出てくるし、チラッと考物の百介まで現れたりファンサービスも充実していて大満足です。
0投稿日: 2024.09.08
powered by ブクログ再読。 『病葉草紙』を読了した後、気になって読み返した。 前半はとても楽しく読めたんだけれど、後半がね……もう、人が沢山死んじゃうので、痛々しい感じになってしまう。 切ない…… シリーズ読み返そうかなあ……
0投稿日: 2024.08.26
powered by ブクログ切ない。 読み終わった後の無常感…… 又さん林さんコンビが好き。 青くても何とかしようと悩んで足掻いてる又さんの姿は、なんというか、読みながら応援してた。
0投稿日: 2024.08.03
powered by ブクログ最高!面白かった〜 切ない読後感。旧鼠が「続巷説」の狐者異、「まだ生きるつもりかえ」というおぎんさんの言葉につながると思うとシリーズ構成の旨さに震えるし、犠牲になった宗右衛門さんに思いを馳せてしまう。 御業の又市になる前の損料屋時代の話。 若い又市もとても良い。本当に青臭く書かれているのがすごい。又市の御業乞食の原点がここにあった。 読みやすい美しい文章はもちろん構成やキャラクター作りの旨さ、事件の面白さでぐいぐいその世界に引き込まれて物語に没頭してしまう。是非、初めは時系列ではなく刊行順に読み進めることをオススメ。極上の余韻と京極先生の職人技に浸れるはず。 京極先生の本はレンガ本とか言われているけど面白すぎていつもあっという間に読了してしまうから分厚さに怯むことは一切ないな。
4投稿日: 2023.11.23
powered by ブクログ久しぶりの百物語シリーズ。 久しぶりすぎて前作の内容を思い出せない。シリーズものを記憶できなくなってきたのは年かもしれない。一気読みしたほうがいい。 巷説百物語につながるのでどうなるかわかってはいるものの。呪術2期と同じでちゃんと楽しめる。又市が相変わらず照れ屋で優しくていいやつ。 自分は散々青臭いと言われてきても、百介には絶対言わないところが優しい。 そんな又市の青春が見られます。 何度も書くけど、一作目の潔さが1番好きです。登場人物への感情移入はそこそこでいいのよう。でも続き読みますけどね。 夏なので京極夏彦どんどん読みます。
0投稿日: 2023.08.03
powered by ブクログ2度目の読了なのに 全く覚えがなかったので とにかく新鮮に読めた。 こんなに面白かったっけ? 京極夏彦の作品は京極堂シリーズから入ったので、 時代もキャラクターも全く違うこのシリーズは面白くないって思い込んでいたのかな。 ただ、最後の話はいただけない。 人が死にすぎる。 そこだけが残念。
0投稿日: 2022.10.01
powered by ブクログ難しい漢字とも出会える 日本のドロドロした会談の世界に入り込んだような気分になる。登場人物も興味深くて、知りたさからサクサク読める面白さがある。
0投稿日: 2022.02.07
powered by ブクログ最初はこんなに読みにくいの、大丈夫かなあと思った。 でも他の人のコメントを読んで、これは途中で投げたら、勿体無いかもと読み進むうちに、どっぷりとはまってしまった。 現代にも通じる人間の心理を、なるほどと思いながら読了 辛抱強く読み始めることを勧めます。
0投稿日: 2021.09.25
powered by ブクログ再読。巷説百物語シリーズ第四弾にして又市が御行の又市になる前の物語。再読というだけあってちらほらとは覚えていたのだがこのシリーズは何度読んでも感情が揺さぶられる。特に今作はまだ青臭い又市さんが語り部というのもあって、今までのシリーズでは分かりにくかった彼の根っこの部分がよく見えるようになっている。こういう下地があってこそあの又市さんになったんだなぁ…。
0投稿日: 2021.02.05
powered by ブクログいやー、面白い。最後の旧鼠に至ってはホントに読むのが止まらなくなった。又市にあんな過去があったとは。続きが読みたいなぁ。
0投稿日: 2021.01.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
目次 ・寝肥(ねぶとり) ・周防大蟆(すおうのおおがま) ・二口女(ふたくちおんな) ・かみなり ・山地乳(やまちち) ・旧鼠(きゅうそ) 又市がまだ願人坊主になる前の、双六売りだったころの若い頃の事件いろいろ。 飄々とした又市ではなく、青臭くて理想の前で右往左往したあげく、自分の至らなさに打ちのめされる又市。 ああ、だけど。 青臭い又市、嫌いじゃない。 妖怪の仕業としか思えない怪事件を、人の所業と断じるのが京極堂なら、人と人とのやり取りなら収拾がつかなくなるところを、妖怪の仕業にして丸く収めるのが又市なのである。 神も仏も信じやしない又市が、何故妖怪を引っ張り出すのかというと、とにかく人死にを出したくないから。 誰かのせいなら恨みが残るところを、妖怪のせいにすると「しょうがねえなあ」とあきらめもつく。 善だ悪だ、損した得したを言い続けても詮無いところを、妖怪を出すことによって、力業でフラットに押しつぶす。 百介と出会った頃は飄々とした風情ではあったけれど、百介と一線を画していたのは多分、好奇心でキラキラした目を向ける百介の心に、自分と同じ繊細さを感じていたからだと思う。 そして、関わった人たちをいつまでも遠くから気に掛けていたのは、つい目を離した時に敵の手に落ちてしまったおちかの件があったからなんだ。 又市よ、最後まで青臭いじゃねえか。 双六売りの又市が、いつ小股潜りを名乗り、御行の又市になったのか。 多くの仲間を失い、関係のない人たちを巻き添えにした痛みを抱えてなお、敵にも味方にも人死にはなるべく出したくないという又市の青臭さ。 軽口の裏に隠された彼の真情が、このシリーズの通奏低音となっているのだと思いました。
3投稿日: 2020.12.04
powered by ブクログ小股潜りの又市が御行となるまでのお話 まだ若く、青臭いところのある又市が魅力的 悩み、悔やみ、そして裏の世界で生きてゆく決心をする。 「窮鼠」は、「続」に出てきたあの話に繋がるのだなぁと納得 分厚いですが後半は一気読み テンポの良い会話は、落語のようです(笑)
0投稿日: 2020.03.08
powered by ブクログやることなすこと青臭く、仕掛けも稚い若き日の又市が、いかに御行になりにしか。悩み多き又市を中心に、様々な人々が巻き込まれ、妖怪たちが事件に意味を与える。 我々の世代では江戸社会の構造を「士農工商」と習い、今の子供たちは「武士-百姓/町人」の二層構造で習っているそうだが、この本はその構造の外側の人びと、更には「外側の人びと」という枠にも入れない人びとにスポットを当てた物語。調べれば調べるほど、江戸東京の文化・芸能において被差別民が担った役割は大きい。
0投稿日: 2020.01.28
powered by ブクログ又市が御行になる前の物語。 ぶっきらぼうで青臭くて周囲に舐められてる又市が見られるのは良い。 「嗤う伊右衛門」はこの後かな? 山崎さんの最期が悲しくてね、読むのが辛くなる。
0投稿日: 2019.12.14
powered by ブクログシリーズ第四弾。 今回は、小股潜りの又市がまだ若いころの物語です。ある事件をきっかけに、裏稼業を引き受けている「ゑんま屋」の仕事を請け負うことになった又市は、ひとが死んでしまうような解決策を嫌うという青臭い正義感にこだわろうとしながら、身に降りかかってくるさまざまな事件に対処します。 連作短編なのですが、クライマックスには、『続巷説百物語』で最終的に決着がつけられることになる祇右衛門との最初の対決が配されており、そこへ向かってしだいにストーリーが盛り上がっていくにつれて、又市の苦悩が深まっていく様子がていねいにえがかれており、読者を物語にぐいぐい引っぱり込んでいきます。
0投稿日: 2019.10.14
powered by ブクログ再読。青臭い又市さんがすごく良いです。ここから小右衛門とおぎんと同じ道に入って行ったのだな。旧鼠はこわい話だった。ただの人なんでもない人たちでも集団になると1つの化け物になってしまう。山崎さんは最後までカッコよかった。さてシリーズ最後の西はどんな話だったかな?
0投稿日: 2019.07.16
powered by ブクログ巻頭から「あれ、読む順番まちがえたかな?」と泡を食ったけど、執筆順とシリーズ作品内の時間軸が異なっているのはサマーの常套手段だったっけ( ´ ▽ ` )ノ おなじみ京極版必殺!( ´ ▽ ` )ノ 主な舞台が損料屋で妖怪がらみってと「つくも神貸します」(アニメ版の酷さは伝説級)とおなじだけど、雰囲気はまったく違うし、格も面白さもこっちのほうが断然上( ´ ▽ ` )ノ 一編一編すすむうちに、ラスボスの正体とその目的がだんだん明らかになっていく過程がサスペンスフル( ´ ▽ ` )ノ 従来タブーとされている穢多非人、さらにその枠にすら入らない野非人をフィーチャーしてるところが非常に興味深かった……( ゚д゚)ウム 「カムイ伝」を読んだ人なら、この時代の身分制度の「異常な精妙さ」については既におなじみのはずだよね( ´ ▽ ` )ノ とにかくキャラがみな立ちまくっていて先行した同シリーズ中でも屈指の出来( ´ ▽ ` )ノ 語り口も絶妙( ´ ▽ ` )ノ 「旧鼠」だけは別として、どの話も基本は「落語」と考えると読みやすくなるはず( ´ ▽ ` )ノ 「寝肥」「かみなり」なんてアイディア・筋立てがまんまだし、全編 段取りもキャラ造形も会話のペースも間のとり方も、もろに落語( ´ ▽ ` )ノ ハードボイルドタッチなところも、じつは落語と通底してるんだよね( ´ ▽ ` )ノ にしても、第二作「魍魎の匣」以来のサマーの「こだわり」(文章のページまたぎをしない)がだんだん邪魔くさくなってきたな……(´ヘ`;)ウーム… どの作品も長いからどこでも本を閉じやすくするため、というのが当初の目的だったらしいけど、後になるとそれがそれ自体目的化してるというか、なんというか……(´ヘ`;)ウーム… ページ内に収めるためにムリヤリ文章を引き延ばしたり改行を増やしたりしてるところが、少なからず見受けられる……(´ヘ`;)ウーム… こんなことするより、章分けを増やすほうがずっといいんじゃないか?、と最近は思う……(´ヘ`;)ウーム… あと、解説ね……(´ヘ`;)ウーム… ほんと、出身地が同じな時代劇作家だから依頼したとしか思えないけど、いくらなんでもあれはひどいな……(´ヘ`;)ウーム… 文庫の解説なんかふだん一切読んでない人なんだろうな……(´ヘ`;)ウーム… ルール一切無視。自分話ばっかり。あらすじで枚数稼ぎ。ネタバレ連打……(´ヘ`;)ウーム… 他人の本だから好き放題やらかして構わないと思ってるんだろうけど、こんなことやってると結局自分のためにならないよ、デブのウェザーちゃんヽ(`Д´)ノプンプン これまであなたの本 一冊も読んだことなかったけど、今後もぜったい読まないと決めたヽ(`Д´)ノプンプン 2019/05/09 追記/あ…… いま調べたら、宇江佐真理さん、2015年にお亡くなりになってた……気まずい……
0投稿日: 2019.05.09
powered by ブクログ又市が、今の稼業に関わり、御行乞食になるまでの話。百介さん(少年)は友情出演。 後の又市よりはるかに青く、真っ直ぐで余裕のない又市。無印巷説、続、後では、何だかんだで人死も出していたはずなので、大人になったり、諦めたり、そういう気持ちもわかったり、ということもあったのだろうが、又市の仕掛けの根っこには、若い頃の経験が見える。仲間を思う気持ちも。祇右衛門との第一ラウンドは辛勝か惜敗か。後に又市がカタをつけるわけだが、本作を読むとさらに感慨深く思える。 おまけ?の巷説百物語相関図を見て散っていった仲間達に思いを馳せる。
0投稿日: 2018.11.09
powered by ブクログ百物語シリーズのある意味一番最初を描いた作品。 又市さんが江戸に来て、どのような経緯で「御行奉為-」ようになったかを描いた作品でした。 京極さんのお話は他のシリーズも含めて順序立てて読んでいかないとわからないものが多いです。 この本も順番通り読まないと、最後に起こる紛争とか、よくわからないかもしれません。 いずれにしても世の中の損を引き受けるというのは、身だけではなく心もすり減らすことなんだなぁ…と思いました。 本音と建て前ってバランスが難しいし、自分のなかで自分の外面と本当の自分と自分が思い込んでいるものを調和させるのも難しい。 楽に楽しく生きていきたいけれど、ときには苦しんででも自分を自分が好きでいられるような生き方をしなくてはいけないねぇ…。
0投稿日: 2018.03.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
小股潜りの又市・靄船の林蔵が若くて血気盛んだったころ、江戸の損料屋「ゑんま屋」の雇われ仕事をしていた頃の話。 損料屋とは物を貸し付けて、その物が傷むなり減るなりすることで生まれる”損”を代金として取り立てる生業である。 現代の何でもレンタルの時代にも通じる職業といえる。 しかし損料屋「ゑんま屋」は物以外にも、人の命や行状の損得の取り立ての依頼を受けて動く。すなわち一文字屋同様の稼業と言える。 「前巷説百物語」が他の巷説百物語と違うのは、他のは全てきっちり台本のある舞台を演じる劇場型の仇うちや復讐譚であり、種明かしは最後に来るのに対し、今回はまずはじめに仕掛け・手の内を明かした上で、それを妖怪話になぞらえて、やや行き当たりばったりに仕掛けが進むというところ。又市たちも”青い”時代なのである。 しかし又市がこの「ゑんま屋」で働く時代が、人助けという仕掛けの ”図面=台本” の作り方を会得していく時代であり、他の巷説百物語の ”御行又市” が出来上がる時代でもある。 その”台本”に欠かせないのが妖怪である。 妖怪とはその存在の有るか無きかを証明しえるものでもなく、人の心が在ると思えばそこにはあり、無しと思えはそこには無いという曖昧なもの。 今回はその妖怪のし掛けをこしらえて(計画を練る・小道具大道具を作る)妖怪のみならず神まで出現させるという奇抜ぶりに驚かされる。 市井におこる哀しい話が切実なところもあるけれど、妖怪譚として読むことで後味は悪くない。
0投稿日: 2016.09.20又市シリーズ4作目!
又市のシリーズ4作目にして、時代的にはゼロという位置づけ。 つまりは1作目の前の時代の話です。 又市もまだ御行になっておらず、自分で仕掛けを考えたり、段取りをしたりしていません。 何故、御行又市となり、裏の世界の住人となったかが描かれてます。 このシリーズは1~3作と見事な仕掛けにスッキリする結末が売りですが、 若き又市が思い通りに出来なかったり、予期せぬ助けのお蔭で生きながらえたりと計算づくではありません。 でもそこに御行又市のルーツを見ることが出来、これまでの3作を楽しめた人なら間違いなく楽しめます^^ 1~3作を読んだ方にはお勧め!この機会に興味を持った方には1作目を進めします!!
0投稿日: 2016.07.20
powered by ブクログ巷説百物語シリーズの前日譚。 法で裁けぬ悪を斬る「必殺仕事人」の体裁を保ちつつ、その在り方に当人たちが悩むようになるというミステリにおける「後期クイーン問題」のようなテーマまで踏み込む。 本の厚みに見合った重厚な主題。
0投稿日: 2016.06.19
powered by ブクログ「―損料屋の手下でも双六屋でもねェ。俺は今日から・・・ただの御行乞食よ―」 又さんが、御行になるまでの未熟さを愛でる巻。ういやつめ。 百介が「又市さんは臆病なほど、死人を出さないことに気を遣っている」的なことを言っていましたよね。納得。納得。凄まじい展開でした。死線くぐり過ぎ。 「旧鼠」から"続"の「狐者異」に繋がってるんですねー。感慨深い。
0投稿日: 2015.01.14シリーズ四作目。はじまりの物語。
上方から江戸に流れてきた若き日の又市が、損料商いゑんま屋に雇われ、双六売りから小股潜り、そして御行坊主として裏の渡世に身を置く事になるまでの連作短篇集。どうすれば誰も殺さず、死なせずに八方上手く治める事が出来るのかと、悩んで歯噛みして苦悩する若き頃の又市の青臭さが良かった。 『旧鼠』は祇右衛門との因縁を描いた話。シリーズを読んでいれば結果も知っているし覚悟もしていたけれど、あっけなく次々と仲間達が死んでいく様は哀しかった。御行姿は弔いでもあったのだなと…ラストは、本当に、ただただ哀しかった。
4投稿日: 2015.01.02
powered by ブクログ京極夏彦の文体は年々しつこくなってきている 京極シリーズの印象というのもあるんだろうけど短編もなんか読みづらいんだよね 巷説百物語シリーズだけはなぜかそれがなく読みやすいのは不思議。時代物だから京極節が緩和されてるんかねえ おすすめは後なんだけどこれを楽しむためには最初から読まないといけないという罠 これは又市がまだ御行になる前の物語 1冊目にも出てた祇右衛門を絡めて見事に又市を御行に仕立て上げたなと しかし久瀬棠庵はどうなったのか
0投稿日: 2014.10.23
powered by ブクログ巷説シリーズ第4作。 4作目ではあるけど、言わば「エピソードゼロ」の位置付け。 御行・又市誕生の物語を後に繋がる伏線たっぷりに描いている。 各話は基本的に「起承“結”転」という感じで展開。 解説(蘊蓄披露)役の本草学者・久瀬棠庵が仕掛けのミソとなる妖怪の話を語り、狂言回し役の同心・志方兵吾が「表側」から見た仕掛けの顛末を見聞きし、又市らによって仕掛けの「裏側」が語られる。 巷説シリーズで考物作家・山岡百介が担っていた役を、棠庵・志方の2人が演じているという寸法。 これまで見せてきたクールさは何処へやら、『前』の又市は“青臭さ”全開の若造。 「どんな悪党だろうが死んでいい命なんてねぇ」 という信念の下、事件を収めるべく奔走・奮闘する姿は少年漫画の主人公のよう。 ただ、ストーリーは充分おもしろいのだけど、作者が登場人物に語らせる「人生論」にはちょいと鼻白むことも… 自殺未遂をした女の脇で、又市と手遊屋・長耳の仲蔵がその女の生き方について議論するシーンなんて、読んでいてもう小っ恥ずかしいのだ。 単純な好みで言えば、これまでのシリーズの方がおもしろい。
0投稿日: 2013.08.31
powered by ブクログまたまた、勢いで再読。そもそも小股くぐりの発端と結末に至る因縁の端緒が描かれている。改めて読み返すと、靄船から百介までも登場しているので、本当に前の話である。サーガものとしては前日譚を描くことは良くある話ではあるが、矛盾なく成立しているところは凄い。続けて読めば良く分かる。
0投稿日: 2013.07.07
powered by ブクログ短編だから読みやすい と、書きたいところですが、今回ばかりは長かった…… 以下ただのメモ 「寝肥」 はじまりのはじまり ここで大体役者がそろうやつ 好きあっているのに疎んでしまうのはやるせないばかり 「周防大蟆」 又市の「殺しはしたくない」精神が良く見て取れる 六人が死ぬところを一人でとどめたのは流石、と私なら思ってしまうけれど、又市はそれでも釈然としないらしい そしてまさかの(?)…… お幸せに、とは言えないのかもしれないけれど、お幸せに 「かみなり」 中盤にしてクライマックス?? こ、小右衛門キタ━(゚∀゚)━! 万三が凄くいいやつ というか同心と岡っ引きコンビが凄く良い 「山地乳」 江戸版デスノート 祇衛門 「旧鼠」 こんなに殺す?と思うほど、敵も味方もたくさん死ぬ ゑんま屋一党ではないおちかまで 双六売りの又市が、巷説以降のような姿になったきっかけのお話 おぎんさんもでる
0投稿日: 2013.06.16
powered by ブクログ再読。 又市が若くて青くて、 仕掛けがぬるいというか、 まだ美しくない。 ほんと、京極さんすごいな。 時間軸に従う読み方も良いけれど、 初めての人には、 出た順番で読むことをおすすめします!
0投稿日: 2013.01.12
powered by ブクログ僕に読書の楽しさを教えてくれた『巷説百物語』 第4弾の本作には、又市が御行(魔除けの札売り)になる前、双六売りをしていたころの話が6編収められている。 又市が自分のことを「やつがれ」ではなく「俺」と言い、仕掛けによって誰かが死ぬことを厭うた青臭い時期があったなんて何だか新鮮。 稲荷坂の祗右衛門との戦いがこのときすでに始まっていたことを知って、シリーズの構成の妙に惚れ惚れした。 『巷説』シリーズは、読み終えるといつも哀しさがこみ上げてくる。 たくさんの仲間を失った後、「御行奉為(おんぎょうしたてまつる)」と言って江戸に消えていった又市の背中はすごく寂しげで、でもそれがカッコいい。 「口八丁手八丁の小股潜り」と周りから言われる1人の男の言葉を通じて、京極さんは人間の真実を描こうとしているのだと思う。 又市の『巷説』シリーズと、京極堂の『百鬼夜行』シリーズ、比べがたいけれど、『巷説』の方が好きかなあと最近思うようになった。 この先もずっと、僕にとっては京極夏彦が最高の小説家だ。
0投稿日: 2013.01.03
powered by ブクログ"前巷説百物語"京極夏彦著 角川文庫(注意:2009/12/25発売) (2007年4月発売川書店単行本、2009年4月発売中央公論新社ノベルスの文庫版。解説:宇江佐真理) ・・・”巷説百物語”シリーズの四作目。かけだしの小悪党、又市。西から江戸に流れ、損を引き取る損料屋での仕事と敗北、そして”御行”になるまでの話。 ”寝肥”・・・何度も身請けされる遊女。そこに絡む情念は? ”周防大蟆”・・・仇討ちの依頼。無実の罪を押し付けられ仇を討たれることになった男の無実を知る、仇討人は相手の助っ人を損料屋に依頼するが。 ”二口女 ”・・・継子殺しの損料仕事。評判の嫁が継子を殺したというが、真相は? ”かみなり”・・・損料仕事の結果、仕組んだ損料屋一同が命を狙われる。 ”山地乳”・・・ある縁切り堂の絵馬。そこに名前を書かれたものは三日以内に死ぬというが。 ”旧鼠”・・・”稲荷坂の祇右衛門”によって次々と追い詰められていく損料屋一同。又市は御燈の小右衛門と共に祇右衛門の絡繰りに挑むが。続巷説百物語”狐者異”に連なる話。 ・・・時系列は巷説百物語の前。手際は良いがいまひとつ確信的なものが薄い又市が話が進むにつれて人の動かし方を覚えていっている様で後につながるものを感じました。また、絡繰り細工師や相手の武器を奪って戦う浪人なども話を盛り上げてくれましたね。 読み終わってよくよく考えてみると損料屋の元締め、お甲って裏の仕事には向いてなかったのでは。悪い人ではないし魅力的な女性だったんだけど。又市を後継に考えていたのもそこいらが噛んでるのかも。(笑) あと、文庫版は表紙の猫が可愛いかったです。 ・・・”巷説百物語”シリーズは五作目が発売済。”西巷説百物語”。舞台は"前巷説百物語"より前、主役は又市ではなく、”靄船の林蔵”。
0投稿日: 2012.11.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
巷説シリーズ第四弾。 ここまできて又市の過去を読めるというのが感慨深い。 又市すっごく青臭いけどやっぱり格好良すぎる…。 線引きをする又市の、丸く収めようとする又市の、これから背負っていくものを思うとつらい。
0投稿日: 2012.08.22
powered by ブクログ又市が江戸で御行となるまでの物語。 白装束と錫と、百物語の原点。 まだ若く青い又市がやるせない事件に巻き込まれるたび考える。何を生かし何を犠牲にするのか。百物語シリーズのシステム構築に関わる思想の過程が描かれており、本書を読んだ後シリーズを読み返してみると大変感慨深いものがある。
0投稿日: 2012.08.01
powered by ブクログ巷説シリーズ四作目。 若い又市もまたよし。ちらっとだけ百介もいるよ!長耳さんはあれアニメのあの人じゃね?
0投稿日: 2012.05.27
powered by ブクログちょっと今までに出ているシリーズよりは 読みやすさ、と言う観点でどうしても落ちてしまいます。 だけれども貴重な作品ではあるのですがね。 そう、ある人物のまだ「青かった」時期が 描かれていますので。 とにかく彼は青いのです。 シリーズ通してのあの感情とは まるで異なるもの。 そんな時期があったのですね。 黒幕がいたりと謎もはらみます。 いったい黒幕とは…?
0投稿日: 2012.05.12
powered by ブクログ又市が又市になる前の話。相変わらず物語の構成がうまい。ほかのシリーズにつながり、あれはそうだったのか、という部分もある。出版順でなく、物語の時系列でもう一度読み返すのもいいかも。
0投稿日: 2012.01.17
powered by ブクログ(そう複雑でもないと思うが)誰か人物相関図と年表まとめてください。 今のとこ2作目の『続巷説百物語』が一番不気味で好き。
0投稿日: 2011.09.01
powered by ブクログいやあ又市が若いですなあ。そりゃ始まりの物語だから当たり前と言えば当たり前なのですが。これがあっての、あの御行の又市なのかと納得。刊行順に読むのが面白味増すけれど、これを読んだら前のシリーズを再読したくなりますね。 妖怪に擬した仕掛けの面白味ももちろん、身分制の持つ重みや人の生き方を語っているんですね。しかもそれすらもきちんとエンターテインメントとして仕上げているのが、京極夏彦の凄さでしょうね。
0投稿日: 2011.08.08
powered by ブクログ寝肥 周防大 二口女 かみなり 山地乳 旧鼠 又市がまだ御行装束を身に包む前の話。ただの嘘で騙すのではなく、一見ありそうもない妖怪の存在を信じさせる。そして、他人の面倒までみようとする又市。 (2011/7/28)
0投稿日: 2011.07.30
powered by ブクログ巷説百物語の前物語。スターウォーズで言えばエピソード1。巷説、後巷説が先に出て、次にこれを読ませる構成の妙! やっぱエピソード1は6まで見終わってから見るべきよね。そんな納得感。 京極夏彦は、本当に安心して読める作家さんなんだけど、他人に勧めるには一冊が重過ぎる(物理的な意味で)のが難点。。
0投稿日: 2011.06.22
powered by ブクログ巷説シリーズの第4段。 だけど、始まりのお話なのですよねー。 又市が、まだ又市じゃない時のお話。 かなり壮大な感じなんだけど、私は好きなのよねー。 巷説シリーズ、これから読むのはアリだけど やっぱり出た順番に読むべきかなー。
0投稿日: 2011.05.19
powered by ブクログ巷説百物語の前の時代。まるで、スターウォーズのように、先に出た本の過去が描かれる。又市があのような身分?になったカラクリが描かれる。これを読んだ上で、巷説百物語をまたはじめから読みたくなった。
0投稿日: 2011.04.17
powered by ブクログ又市さんの若かりしころの話 どういう経緯で御行の又市になっていったかが描かれている まだまだ青臭いけどそれもいい ただ・・・私は百介さんが好きなので彼の出番がほぼないのがちょっと寂しい 全く出番ないかと思ったらほんのちょびっとだけあったのは嬉しかったけどね
0投稿日: 2011.03.19
powered by ブクログ京極夏彦はもうすでに私にとっては安心できる作家の一人であったりして。 「寝肥」などは自分にも当てはまる気がしてちょとこわい…。 と、思った女性読者が何人いたことでしょう(笑)。 ま、膨れるといっても人並みでしょうけど。当然。 このシリーズは第1作目の「巷説百物語」(文庫)から読んでいる。 だからすでに馴染みの小股潜りの又市だが、その彼がいったいどういったワケで「小股潜り」なったのかを教えてくれる、始まりの物語だ。 又市の青臭さがたまらねェ(笑)。 同じ作家の「京極堂シリーズ」とは逆の世界観になっている。 併せて読むと面白い。
0投稿日: 2011.01.30
powered by ブクログ【雰囲気ネタバレ】前作まで読者として全幅の信頼をおいていた又市が・・・青い!これまでの巷説百物語で感じることのなかった死の恐怖でハラハラが止まらない。喪失感の高さは健在。
0投稿日: 2010.10.27
powered by ブクログ前巷説百物語おもしろかった。巷説百物語に続く物語で青臭い又市が新鮮だぬぅ。「続」並のドキドキ感で読めた。が・・・・・
0投稿日: 2010.10.21
powered by ブクログ京極が一番書きたかった作品でしょう。 ちょうど一番のっている時期のものだから、間違いなくお勧め。 ただ、発売順に読むのがいいです。
0投稿日: 2010.10.09
powered by ブクログ巷説百物語シリーズの主人公・又市が、御行の又市ではなく双六売りの又市だった頃の活躍を描いた一作。損料屋ゑんま屋に持ちかけられる様々な事件、人間くさくて魅力的な人物達の活躍も面白い。続巷説~に収録されているある作品に通じる話で終わっているので、シリーズ通して読んでいる人はおおっと思うこと間違いなし。というかそれが主眼だとは思うのですが。 久しぶりに、実に二年ぶりに読んだ京極。巷説シリーズに至っては三年ぶりくらいかな。読み応えたっぷりでした。人物の造形もさることながら台詞、言葉などもとても深く書いているなあと読んでて思いました。その場に人物がいるみたい。躍動感がすごい。読んでない間に落語に触れていた所為もあるけどなんか落語聴いてるみたいだなと思ったり。自分もこんな文章書けるように頑張ろう。 妖怪や化け物と事件を絡めて解決してしまうのも面白いけれど、やっぱりそれぞれの事件が抱える人間の内情や心理がすごく生々しい。普段読む小説よりも、京極作品はその部分がとても濃いからいろいろ考えてしまう。最後の話の「非人でもなく無宿人でもない、どこにも属さない人々」というのは、何となく身につまされる思いだったり… どの話も現代にすごくリンクするなと思うのです。 又市のように誰も殺さないで死なさないで収めることは青臭いことだと作中の人物が言っていたけど、でも私は青臭いことでもそれを真先に考えられるような人物がいいなあと思いますね。最終的に又市はとてもたくさんの犠牲を出してしまうけど…。巷説シリーズ、大分前に読んだきりだから、続巷説のあの話も含めて少しぱらぱら読んでみようかな。西巷説は早めに読もうと思って図書館予約いれましたー。 そういえば、おぎんはわりと沢山出たけど、ちらっと百介が出てくるところがありました。なんかこういうの嬉しい。
0投稿日: 2010.10.07
powered by ブクログ巷説シリーズはおもしろい。前三作読んで過去の話だったのであまり期待していなかったけどぐいぐい引き込まれた。最後はまた切ないラスト。大好きになった新キャラが…。
0投稿日: 2010.10.04
powered by ブクログ久々に京極本を読む。このシリーズ好き。だけど、みんなよくしゃべるのなんの。セリフにたまにうんざりしてくるんだけど、これも京極本の楽しみのうちかしら。
0投稿日: 2010.09.23
powered by ブクログ●2010年3月頃 巷説シリーズの原点。 又市さんの御行になるまでのストーリー。 ゑんま屋に加わり、依頼人の損を依頼料をいただき埋める仕事を始める。 「寝肥」「周防大蝦蟇」「二口女」「かみなり」「山地乳」「旧鼠」の前6編。
0投稿日: 2010.07.27
powered by ブクログ小股潜りの又市が青臭くていい。 理屈じゃ理解できても、心情として許せない。という、又市が自分の正義を貫くには、自分の力が小さすぎることに苦悩する姿が格好良すぎる。 相変わらず、饒舌な文章と緻密な構成が形成されているので、シリーズをまとめて読み返すと、いろいろと関連性を楽しめそうです。
0投稿日: 2010.06.26
powered by ブクログすっごい面白かった~~~~ 久しぶりに京極作品読んで、 怪しい世界にどっぷり浸かりました。 分厚いですけど、いろんな人にオススメしたい!
6投稿日: 2010.06.14
powered by ブクログ一気に読んでしまいました。ずっしり切なくなりやるせないし何だか哀しいのに妙に納得してしまう。そうかこういう始まりだったのか。
0投稿日: 2010.05.18
powered by ブクログ流石京極夏彦。長い。読み終えるまで時間がかかってしまった。続きものだが、暫くは読もうとは思わないかも…。様々なあやかしになぞらえた話は進みが早かったり遅かったりしたが、中々凝っていて面白い。でもラストに向けて死人が増えすぎてしまった所は好きになれなかった。宗教の恐ろしさはいつの時代も変わりないし、それを作り出す人の心の奥深さが少し恐ろしく感じた。
0投稿日: 2010.04.13
powered by ブクログ巷説百物語が気に入って、続巷説百物語と読み進めて、本作まで来ました。 続巷説百物語が、前作と比べると重い雰囲気で、読んだ後に一抹の寂寥感があったのですが、本作も同様に、重い雰囲気。 良く出来たエピソード0という感じではありますが、人が死にすぎますし、ちょっと重すぎるような気が。巷説百物語にあったような、少しのんびりした雰囲気、あれが懐かしく思い出されます。
0投稿日: 2010.04.13
powered by ブクログ2010/2頃 駆け出しの又市かっこいい。 前巷説と巷説の間の話もこれから書いてくれないかな。 期待してます。
0投稿日: 2010.04.07
powered by ブクログシリーズ第4作ですが、これまでとはやや趣が異なります。 これまでは怪異、あるいは妖怪が先にあって、最後にその仕掛けが出てくるという構図でしたが、今回は、仕掛ける側が先に出てくる。 なので、従前より読みやすい。 一方で、ややもすれば、あっさりしすぎていて物足りない感も。
0投稿日: 2010.04.03
powered by ブクログ読むまではページ数に不安を感じますが、読み出すと面白くてサクサク進みます。「寝肥」を読んで、ふと「どすこい(仮)」を思い出しました。
0投稿日: 2010.03.27
powered by ブクログ小悪党の又市が、損料屋として関わった仕事の話。巷説百物語シリーズの前章という位置づけ 舞台は江戸。人の死なない図面が引けないかと個々の事例で何度も考え込む又市。彼なりの、筋の通し方を考え続けようとする姿勢が良い。なるほど、ここを経て、「巷説百物語」に続いていくのか。江戸の世には「枠」がある、という十手持ちの言葉がなかなか。
0投稿日: 2010.03.21
powered by ブクログ若き又市の損料屋から御行になるまでのお話。 <簡単メモ> 寝肥(ねぶとり) 舞台の小道具の蝦蟇作りかけ・まだ肌色 周防大蟆(すおうのおおがま) 蝦蟇大き過ぎて作り直し中 二口女(ふたくちおんな) 偽物の傷の試作品 かみなり イタチを捕まえました 山地乳(やまちち) 祇右衛門のからくり・黒絵馬 旧鼠(きゅうそ) VS祇右衛門・沢山の人死が・・・ 京極さんの本は本当に面白いと思います。色々好きなシリーズはありますが、此方は短編なので読み易くお気に入り。とは言え、一話一話長いしお話も深いんですけど。 お気に入りは山崎と久瀬と志方が好きです。 山崎のあの幸薄そうな所とか、久瀬の学者肌の所とか志方の真っ直ぐなところとか。 続きが読みたくなる作品ですよね。一度読んでますが、改めて巷説百物語を読もうと思います。 <登場人物メモ> 又市 双六売り お甲 ゑんま屋の元締 長耳の仲蔵 手遊屋 林蔵 縁起物屋 久瀬棠庵 本草学者で医者 志方兵吾 南町奉行所の定町廻り同心 山崎寅之助 元鳥見役の凄腕の侍
0投稿日: 2010.02.28
powered by ブクログ又一が若くて巷説百物語とはキャラが違う!面白いんだけど、怖くてせつないよー。そして、深いです。人の醜さと弱さと同時に美しさを描くのがすごいなあ・・・
0投稿日: 2010.02.17
powered by ブクログ百物語はじまりの物語。 上方から江戸に流れてきた双六売りの又一は、ある事件から「ゑんま屋」を手伝うことになる。 「ゑんま屋」は、損をお金で引き取る損料屋。依頼人の損を埋めるために、又一たちは様々な妖怪からくりを江戸の町にしかける。 依頼を解決する内に見えてきた、裏で江戸を牛耳る黒幕の存在。 多くの謎を持つ強敵が、じわじわと又一たちに迫ってくる。 シリーズ第4弾ですが、ここからでも楽しめました。 実は巷説百物語のシリーズはちゃんと読んだことがないのです(´・ω・`) でてくる方々がことごとく魅力的で、夢中になって読みました。 そしてラストが切なすぎる…! シリーズ制覇したいなー。 2010.1.7
0投稿日: 2010.02.06
powered by ブクログ又さんがとても青い頃のお話。 他のシリーズと違って若くて子供な感じの残る又さんががんばってます。 御行になるまでの道筋。 やっぱり最後にほろ苦いんだな。
0投稿日: 2010.02.03
powered by ブクログ待ってました文庫化。又市さんが『青臭い青臭い』連発されてて新鮮でした。やりきれない話には胸が痛んだけど、『まかしょう』が出て来たときには思わず『キターーーー!!』心の中で絶叫。
0投稿日: 2010.02.02
powered by ブクログ江戸。 誰も知らない、裏の稼業。 しかし、悪党にも悪党の志がある。 そんな、シリイズ。
0投稿日: 2010.01.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2009/12/26 ジュンク堂三宮駅前店にて購入。 2016/10/9〜10/24 7年ものの積読本。小股潜りの又市が、後の又市になるまでを描く。いやいや、こんな前身があったとは。最終話の「旧鼠」の仕掛けはすごい。最後のセリフ、「御行奉為」は痺れるなあ。もう一度、続くシリーズを読み返したくなるけど、時間がないよなあ。
0投稿日: 2009.12.26
powered by ブクログ祝・文庫落ち!!! 御行じゃなかったのか! 巷説百物語の舞台が加速度的に組みあがっていく 過程がゾクゾクするほど面白いです。私は。
0投稿日: 2009.12.26
