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総合評価

53件)
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    御行の又市の悪友である靄船の林蔵を主軸に大阪での物語を7編収録。シリーズ5作目。 言葉でまやかしを見せつつ靄の中に絡めとるスタイル。 物語の流れが美しい。派手さはないが小気味良い感じがありつつ、締めの「野狐」にやられた感。やっぱり好き このシリーズは毎回1話目で騙されて、2話目からは流れがわかるからスイスイ読んで、ラストで「ウワァァァァ」ってなる(笑)もう、私の中ではお約束。これが楽しくて読んでる。騙されたい(笑) 今作は江戸時代の関西弁なんで、より読みやすかったのもある。セリフがみんな脳内で西方の→ イントネーションで再生されて、とても良き。関西人で良かった(笑) そういえば、林蔵がイケメン枠なん忘れていて最初戸惑いがあったりなかったり。物語の中の関西弁キャラは胡散臭いヤツが多いイメージがあったから、なんか勝手に林蔵は狸ジジイやと思ってたわ(失礼がすぎる)

    7
    投稿日: 2025.12.11
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    【2025年126冊目】 これで終いの金比羅さんや――靄船の林蔵を中心に西で繰り広げられる勧善懲悪の後始末。人の心に燻る闇を炙り出し、始末をつけるは裏の者たち。巷説百物語シリーズ、始まり以前の物語。 短編集とも連作短編集とも言える一作。それぞれのお話の視点となっているのが、依頼人ではなく実は依頼対象とされた人たち、というのは一話目を読めばすぐにわかるので、「こいつには一体どんな闇が」と思いながら読み進めるのも面白い一作だったりします。 表題作以外は全部、闇を抱えていて「いや、お前!」って感じだったので、表題作がある意味ハピエンでちょっと救われました。 仕事として依頼人の要望を受けて動く裏の者たちですが、人間なので感情が複雑な要素として絡み合ってくるところにも、この物語の面白さがある気がしています。機械だとこの機微は無理でしょうからね、だから人間同士の争いがなくならないとも言えますが。 終始静かなリズムで物語は進みますが、感情が顕になるところだけは激しく燃え上がるようなのもいいですね。 分厚いですが、物語ごとに区切って読めるのでおすすめです。 初読:2012年11月1日以前

    0
    投稿日: 2025.10.14
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    西ってそういうことですか 林蔵が主役でほーっと思っていたら、最後に又市登場!(どさくさに紛れて百介も登場!)

    8
    投稿日: 2025.09.25
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    久々の百物語シリーズ。やっぱり睡眠時間を削ってしまうほど面白い連作小説集。善人顔の下に隠された邪悪な過去、あるいは暗く悲しい過去が、口先三寸の「靄船の林蔵」によって紐解かれていく。各話読了して味わえるのは暗めの爽快感。エンタメ本の傑作

    0
    投稿日: 2025.09.05
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    『前巷説百物語』と同じく林蔵たちを率いる元締・一文字屋仁蔵の元に届いた依頼をこなしていくというもの 大坂が舞台ということもあって、独特の町人・商人文化やさっぱりした気風が見られて面白かった 前作は江戸が舞台だったために武士の誇りや将軍のお膝元といったテイストとコントラストが取れていて楽しかった 林蔵たちの、解決も人間の哀愁漂う仕方でなされており無常観を感じた

    0
    投稿日: 2025.01.02
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     この作品の主役は林蔵という、スピンオフ的な話しになりますが、これも実に面白い。話の作りはこれまでと一緒ですが、そこに上手く納得できる差みたいな何かがあるように感じました。そして、これで終いの金比羅さんや。このフレーズが嫌に耳につく。さすがでした。

    0
    投稿日: 2024.11.09
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    大阪が舞台の林蔵の活躍7編。前作を読んでから何年か経ってしまったが、前はもっとドロドロしていた様な…。邪な人間の本性が掘り起こされる過程が堪らなくジワジワくる。「御行奉為…」よ良いが「これで終いの金毘羅さんや…」も良い。知らないエピソードが出ると思ったら、ラスト近くで『前巷説…』を読み飛ばしていたのに気づいた。 積読の山をかき分けて大捜索。見つかって良かった…

    0
    投稿日: 2024.08.27
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    巷説シリーズは前までしか読んだことなくて、了のためにはじめて読んだ。 大好き又市がメインじゃないし、スピンオフ的な感じなんだろなと勝手に思い込んでてなんとなーく読まずに過ごしてきたが… なんでいままで読まなかった、私?! もっと早く読みなさいよ! と、セルフツッコミ入れたくなる面白さ… やっぱり流石だよ京極先生…… まず、一番目の『桂男』で林蔵に堕ちた。 月夜に相手と対峙してるシーン好きすぎた。 台詞とか、畳み掛け方がツボ過ぎる。 切れ長吊目さんが三白眼になるのも自分の癖に刺さり過ぎ……… 話としては『豆狸』が好き。 哀しいけど、でも最後のあの希望の光が見える終わり方、好きだあ。たまにはこういう終わり方も良い。 そしてラストの『野狐』。 この後の物語の伏線だよね? 楽しみすぎる!! 次は遠。

    0
    投稿日: 2024.08.03
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    靄船の林蔵が暗躍する作品集。 今までのシリーズとはまたスタイルが異なり、彼らに丸め込まれる側の視点で物語が進むから、林蔵も脇役的な登場の仕方をするから、展開が読めなくて先が気になる作り。この視点のこともあって、怪異のイメージ(解像度)はやや、弱め。 読んでいて思っていたのは、喪黒福造の上方・妖怪版的読み口だなぁ、と。 最後の一編は、今までのシリーズと本作を結びつける重要作で、これによって本作がスピンオフでなく「本編」の中にしっかり配置される作品となる。

    5
    投稿日: 2024.05.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    巷説百物語シリーズの第五段なのかな? 小股潜りの又一の悪友、靄船の林蔵が活躍する全7話の痛快時代劇。 林蔵の他、 祭文語りの文作、 六道屋の柳次、 七変化のお龍 という仲間達も個性的で楽しい。 今回、又一さんは出ないのか〜って思いながら読み進めると… 最後のお話は、巷説百物語シリーズでお馴染みのキャラが総動員される。 御燈の小右衛門 戯作者の山岡百助 そして又一 あー他も早く読まないと 次は遠巷説だな

    0
    投稿日: 2024.04.27
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    靄船の林蔵の仕掛け話しの短編集です。 今回も京極夏彦の文章にどっぷりと浸からせてもらいました。 林蔵も良いけどシリーズ初期ファンの私は、やはり又市が出ると「いよっ又市!」と楽しくなっちゃいますね。

    0
    投稿日: 2023.11.01
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    よくぞこんなお話しを思いつき、よくぞこういう構成を仕立て、よくぞこんなふううに語ったものだ。やっぱ京極はすごい。今回も酔わせてもらった。

    0
    投稿日: 2022.05.20
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    いやー、さすがに面白い。個人的には「溝出」の坊主の説法が心に響いた。私の「葬式」に対する考え方が変わったかもしれない。

    0
    投稿日: 2022.03.18
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    いやーーー 最終話!最終話の野狐がとてもとても良かった。 シリーズぶっ通しで読み直した甲斐がありました。 京極夏彦、すごいひとやで、、、 時系列も場所も入り乱れながら続いていくシリーズ、 年表を参照しながらじゃないと、 とてもじゃないけど、ついていけない。 山岡百介がやっぱりとてもいい役割を演じていて、 悲しい別れを知っているからこそ効いてくる。 はああ〜〜嬉しかった。 又市と林蔵の組み合わせだいすき。 林の字、続きにも出てくるかなあ。 このまま最新作読む!!

    2
    投稿日: 2021.08.07
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    再読。巷説百物語シリーズ第五弾。今作は靄船の林蔵が主役。他の作品では脇役でしかなかった林蔵の昔も知れる一作。どの話もなんともやり切れない話ばかりで人間の業の深さをまざまざと思い知らされる。それでもそれを前提として生きていかねばならない人という存在の悲しさと強さがよくわかる一冊でもあった。

    0
    投稿日: 2021.06.28
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    シリーズものとは知らず、最終巻から読んでしまうまぬけです。 それでもとても面白かったし、コンフィデンスマンとか好きな人にはオススメしたい一冊。 百介さんがとても気になったので、絶対に他の巻も手に入れる。

    0
    投稿日: 2021.01.14
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    シリーズ最終巻 舞台は大阪 主人公は又市の仲間である林蔵 鮮やかな仕掛けと心理戦で人間の底に踏み込んでいく このシリーズ、蘊蓄が少なくて読みやすいから好き

    0
    投稿日: 2020.03.30
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    林蔵ってそんなに良い男なの? 上方の仕掛けは又市のものとは、やっぱり少し違うね。 最後に又市さん、百介さんが出てきて嬉しかった。 なんだかんだ、凄いのは小右衛門よな‥。 小右衛門無双だね、巷説シリーズは。

    1
    投稿日: 2019.12.21
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    大坂屈指の版元にして、実は上方の裏仕事の元締である一文字屋仁蔵の許には、数々の因縁話が持ち込まれる。いずれも一筋縄ではいかぬ彼らの業を、あざやかな仕掛けで解き放つのは、御行の又市の悪友、靄船の林蔵。亡者船さながらの口先三寸の嘘船で、靄に紛れ霞に乗せて、気づかぬうちに彼らを彼岸へと連れて行く。「これで終いの金比羅さんや―」。

    0
    投稿日: 2019.09.01
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    2018.11時点での巷説百物語シリーズ最終巻。靄船の林蔵の仕掛けが、己を裁く。決め台詞は「これで終いの金比羅さんや―」 スピンオフのような形だが、又一や百介さんもゲスト出演しており、美味しい。サスペンスのような作りなので、忍び寄る不穏さがスカッと(たまにジメッと)晴れるのを楽しみながら読める本。大阪にまめだという居酒屋があったが、まめだの意味が初めてわかって納得した。

    0
    投稿日: 2018.12.01
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    御行の又市でなく、靄船の林蔵が仕掛ける七つの話からなる、巷説百物語。 今のところシリーズ最後のこの一冊だけは、特に理由もないまま、随分長く手に取りませんでした。 ただ、手にとってみれば、一編一編あっという間に読んでしまうくらい、それぞれのお話とも1行目からすーっと物語の中に引きずり込まれていく。 分厚さも何のそのグイグイと読ませられてしまう京極節、久々に堪能しました。 お馴染みのシリーズかとは思いますが、簡単に紹介しますと、市井の人の届かぬ思い、果たせぬ願い、叶わぬ望みを、様々な「仕掛け」をもって叶えることを生業とする悪党どもの物語です。 京極さんは、ご自身なりの「必殺」シリーズをイメージされたと聞いたことがありますが、必ず人を殺して怨みを晴らすのではなく、むしろ殺さずしていかに依頼人の願いが叶う形にするかに重点がおかれているように思います。 そして、そこは京極さん、各エピソードにしっかりと「妖怪」が絡んで参ります。 ただ、ありふれた言い方ですが、怖いのは妖怪よりもやはり人間で、そしてまた、どうにも弱く脆く哀しく危ういのも人間やなと、何となくこんな風に考えさせられてしまうのも、このシリーズの魅力かと考えてます。 まっとうに生きるのと、悪事に手を染め堕ちていく境目は、ほんまにぼんやりとしていて、ごく僅かの「何か」によってどっちに進むか転ぶかが決まるんでしょうね。 地の文と台詞の間に、時折挿入される、仕掛けられる側の人間のモノローグ-心の声-の効果が素晴らしかったですね。読者として目に見えている、耳に聞こえている、心で感じていると思っているものが、ゾワゾワと不安が増して、揺らいでいく、足元が覚束ない感じにさせられる感覚がたまりません。 読み終わって、平凡に暮らしている自分を確認できてよかったと思う、そんな物語です。

    3
    投稿日: 2017.10.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    借りてました。人間の深さを訥々と語りかけてくる物語たちにどっぷり浸って読書できました。借りてる京極さん前後しちゃったけどあと1冊。このシリーズ大好き。最後に、又市さんと百介さんにまた逢えた。

    2
    投稿日: 2017.06.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    大坂を舞台に展開する「恨み晴らします」稼業をいとなむ ”一文字屋” の西の一派を描いた作品。 お武家でもなく百姓でもなく、増してや里の者でもないと自らを半端者と呼ぶ者たち。彼・彼女たちの活躍が多少荒っぽい古めかしい大坂弁で語られる。まるで浄瑠璃芝居のように。 今回は靄船の林蔵(もやぶねのりんぞう)が影に日向に活躍する。この林蔵という男、一見して優男。つるりとした顔にきれいな目鼻立ち。しかも言葉が巧みで人を操るのが上手い。 もはや詐欺師と言っても良いくらい。 とうてい鼻持ちならず厭な奴かと思って読んでいると(悪党一味だと思って読んでいると)意外な林蔵の正体が見えてくる。 登場人物全員が悪党には違いないのだが、その悪党ぶりが、彼らの過去にしでかした過ちの捉え方しだいで現在のあり方が違っているのが興味深い。 全七話、最終話にて巷説百物語にかかせない”小股潜りの又市”も登場し、又市・林蔵・一文字屋らとの過去の関わりも窺い知れて面白い。 クセになる文体は相変わらずで長さを感じさせない小説。 ”靄船の林蔵”の靄船とは亡者が乗る幽世(かくりよ)の船であるという。気付かぬうちに乗せられて漕ぎ出され、しまいには山にまで登ってしまうという意味。 それほど巧みに読者も騙されてしまう。

    0
    投稿日: 2016.09.17
  • シリーズ5作目にして0.5的な位置づけの作品

    4作目と1作目を繋ぐ0.5的な位置づけです。 前作で江戸に残った又市と大坂へ帰った林蔵の林蔵側のお話。 又市に比べ仕掛けが弱く、仕掛けられた人に最後の選択をさせてあげるあたりが、 読み手をスカっとさせる要素が減っている理由かも分からないですね。 最後にはちょろっと登場するものの、やっぱりいつもの又市一座の活躍が読みたかったかなー シリーズのファンの方にはお勧めです!^^

    0
    投稿日: 2016.08.04
  • 巷説シリーズ5作目。

    4作目にも出ていた靄船の林蔵が主人公。 前作とは趣が異なり、言葉を武器に仕掛けを施す。

    0
    投稿日: 2015.06.26
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    巷説シリーズの終点。金比羅さん。京極スタンダードで5冊のシリーズだけれど、標準的な本の換算で15冊分くらい読んだ。一番好きなのは「続」の「死神」で。 今回の「西」は、スピンオフっぽさがあります。騙し騙され殺伐とした中の百介の純粋さに癒されました。

    0
    投稿日: 2015.03.07
  • シリーズ五作目。林蔵の物語。

    シリーズ第五弾。舞台は江戸を離れて大阪へと。「桂男」「遺言幽霊 水乞幽霊」「鍛冶が嬶」「夜楽屋」「溝出」「豆狸」「野狐」の七篇。今回の主役は又市の相棒・靄船の林蔵。登場人物がガラリと違うのと、仕掛けられる側からの目線で書かれた文章が今までのシリーズと違うところ。全体的にアッサリした感じがしましたが、ある意味純粋すぎる刀匠の愛情など、心の闇はしっかり描かれていました。「豆狸」はこのシリーズにしては珍しくハッピーエンド。最終話「野狐」で又市や百介が登場した時には、やはり慣れているのかしっくり感じたなぁ。

    5
    投稿日: 2015.02.11
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    林蔵! 林蔵ってこんなにすかしたやつだったっけ? 前巻までの記憶があいまいで時系列もよくわかっていないのでちょっと混乱しました。 「鍛冶が嬶」「豆狸」が切なくて好き。 特に「豆狸」では悪い人がいないので好き。 「桂男」「遺言幽霊 水乞幽霊」は、ああこの人はどうしようもないなーと思って読むからあまりかなしくはならない。 それでもなにかしらモヤモヤした読後感なのが、『巷説』の魅力でしょうか。 「野狐」には又市もいる。 これで終いの金毘羅さんや

    2
    投稿日: 2014.12.09
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    分厚いのですが、7篇に分かれてて丁度いい長さで読みやすい これもシリーズものだったんですね しかも途中から読んじゃった汗 でも凄く面白い!! これは是非最初から全部読んでみたいと思いました

    0
    投稿日: 2014.07.27
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    面白かったー。 3話目くらいになると、パターンは読めてくるんだけど、それでも充分。 シリーズのこれまでのものと比べると、大掛かりな仕掛けはないものの、次になにが起こるのか、物語はどうなってゆくのかとてもワクワクしながら読んだ。ページを捲るのがこれほど楽しみな本は久しぶりだった。 やっぱりこのシリーズ最高。

    0
    投稿日: 2014.06.05
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    巷説シリーズ5作目。4作目にも出ていた靄船の林蔵が主人公。 前作とは趣が異なり、言葉を武器に仕掛けを施す。

    0
    投稿日: 2014.01.13
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    巷説百物語シリーズは、続、後、前ときて、あーもうおしまいか〜と思っていたら「西」ときた!このシリーズがまだ読めそうで嬉しい限り。 登場人物それぞれがみんな味があり、その味がまた良い。今回は「西」の話だけれど、新しい人物に加え、ちゃんとあのおなじみの立役者たちも出てきます。 特に妖怪に興味はありませんので、人間社会の、理屈で説明できないものを「妖」として胸におさめてきた先人の知恵に納得しつつ、しかし妖怪蘊蓄はざっと飛ばし読み。それでももちろん内容は本当に面白いです。 複雑に絡み合う人と人、純真ゆえにそれが過ぎて罪となる、相手を思うがあまり道を踏み外す、深い情念にとらわれてしまう人々、どの話も一筋縄ではいかない複雑怪奇でありながら、純粋ですとんと胸に落ちてくる読後の爽快感、西巷説百物語はこのシリーズの中でもかなり良かった。 特に最後の「野狐」は圧巻のからくりでした。

    2
    投稿日: 2013.11.19
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     久々に読んだ京極作品。  一気に「巷説」の世界にひきこまれた。面白かった。主人公の林蔵さんに、惚れた。  「巷説百物語」シリーズの外伝的作品。主人公が違う、登場人物も舞台も違う、仕掛けのスタイルも違う。それでもやっぱり「巷説百物語」。  また、シリーズを読み直したくなった。京極ワールド、大好き。

    1
    投稿日: 2013.09.04
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    読んだばかり。巷説シリーズ大好き。林蔵メインの巻かと思ってたら、最後に百介さんと又市さんが出てきてそれもかなり嬉しかった。 巷説の時代もすごく惹かれるな。 京極堂の時代も憧れる。

    1
    投稿日: 2013.08.22
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    当事者は不思議なことが起きたと感じるが、世間からはそれがわからない仕掛けをして、真実を明らかにする林蔵たち。林蔵たちは最後まで戻れる道を残しているが… 2013/7/28

    0
    投稿日: 2013.07.28
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    敢えて西の話にする必要あるのかな~と思って読みすすめてたけど 最後に「そうきますか!」といった感じ 実はそうだったのね・・・ 百介さんたらおかわいそうに(笑) 自業自得な話しばかりでもなく l他の巷説百物語よりも人情っぽい要素が結構含まれてる このシリーズ、いつまで続くんだろ?

    0
    投稿日: 2013.07.27
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    巷説シリーズはやっぱりよみやすい。そしておもしろい。意外とすっきり読後感があっていいな。妖怪やらなんやらと暗いネタ系なのに。

    0
    投稿日: 2013.07.08
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    狸の話が良かった。やっぱりなにか平和なイメージだよなあ、たぬき。/狼の話も面白かった。/百物語シリーズでこれだけ読んでなくて、だいぶ間を開けて今読んだんだけど、意外にも又市とかより百介が少し出てたのが嬉しかった。

    0
    投稿日: 2013.06.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    やはり読みごたえがある巷説百物語。 御行の又市達が主体の本家百物語に比べてミステリ要素も妖怪要素も薄めで、なんだか身も蓋もない感じだなあ、これが西(上方)と東(江戸)の違いなのかなあと思いながら読み進めていると、最終話「野狐」冒頭でちゃんと解説してくれる。こういう、痒いところに手が届くような、丁寧で緻密な構成が嬉しい。(又市と百介を登場させてくれるサービス精神も。) 身も蓋もない感じも、個人的には嫌いじゃなかった。正義のためではなく、あくまで商売として依頼を受ける一文字屋も。寧ろ、少々感傷的な部分を見せることがある林蔵にイラッとくるくらいだが、まだ若いのだ、ということで納得できる。 人間は、他人を騙す前にまず自分を騙す。自分を騙した嘘に足をとられて破滅し、自分に嘘をつけなかった者だけが救済される……そういう物語だった気がする。

    1
    投稿日: 2013.05.28
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    又市の相棒、林蔵が大坂で活躍する百物語シリーズ。 『前巷説百物語』よりも以前の設定かと思っていたら 『巷説』シリーズと同時進行の出来事だったのでびっくり。 シリーズに慣れたせいか仕掛けのあれこれが分かってしまうのは難点かな? それでもグイグイ惹きこむ筆力はさすが。 又市だけでなく、百介さんまで登場してくれたのはサービス? この中では『豆狸』が一番好きですね。

    1
    投稿日: 2013.05.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    おもしろかった。と思う。ただ、物語の主が過去の人殺しを忘れているかのような展開に少々の違和感があった。

    0
    投稿日: 2013.05.16
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    仕置き人に仕掛けられる側から見ると、こんなに恐ろしい目にあっていたんですね。身から出た錆と言えばそれまでですが、容赦ない追い込みに、若干同情を覚えてしまった。 しかし、本作で何に一番驚いたかと言えば、仕掛けられる側からしたら、百介はあの程度の存在感しかなかったことでしょう。百介の視点では、がっつり仕掛けに絡んでいるように思えましたが、やっぱり又市は、一線を画する付き合いをしていたんですね。百介が置いていかれる寂しさに共感を覚えていたので、この事実は知りたくなかった。

    1
    投稿日: 2013.05.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「京極夏彦は巷説シリーズだけは外さない」という都市伝説を引き続き信じる気分にさせてくれる一冊。 その作風にブレはない。 もちろん、「京極堂シリーズ」も面白いんだけどね。出来に斑があることを認めないわけにはいかないよね。例えそれが単なる好みによる狭隘な偏見だとしてもね。 で、だ。 このシリーズの何が好きかって、人間をとてもよく描いているからだ。 しかも、どこにでもいるんじゃないかっていうくらいに普通の人。 そういう人が、欲やら業やら情やら憎やら愛やら哀やらによってちょこんと道を踏み外す。 それはとても哀しいことだ。だからオレは人間を愛おしいなぁと思えるのだけども。 結局オレはそういう話が好きなのだ。 このシリーズでは靄船の林蔵が主人公になっていて、これがまた普通の人なのだ。スルっとした優男で人当たりがよく、女子供に人気があるけれども、実に普通の野郎なのだ。 その普通のヤツが仕掛ける相手の懐にスルっと滑りこむ。 これは同シリーズ別作の主人公、御行の又市とはまたぜんぜん違うアプローチを成している。 又市が「人が縋りたいという気持ちを掴む」ことによって心情を詳らかにしていく存在なのに対して、林蔵は「いつの間にか相手の懐に潜り込んでる」ことによって心情を暴く存在。 この対極は本当に面白い。もちろん京極さんは狙ってやっているのだろうけども。 そんな林蔵も最後の一遍「野狐」で自分の過去を仕掛けに使うことになる。 その最後の描写がいかにも物悲しくて、痛烈な皮肉に満ちていて、林蔵がもの凄く人間らしい人間である事を知ることになる。 うん、巷説の中でもかなりお気に入りの一冊になった気がする。

    0
    投稿日: 2013.05.14
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    江戸時代 商人の町 大阪を舞台に、仕掛け、騙し、芝居し、舌先三寸で、ターゲットの本音を引き出し、業を解き放つ。 そこに人の心に巣くう闇が、哀しい因縁が、あばかれる。 人の業を理解し、許しのこころも持つ林蔵たちが、人の哀しさを浮かび上がらせてくれる。 「これで終いの金比羅さんや―」 又市や林蔵たちとはもうこれで会えないのか? 「終い(しまい)の金比羅さん」 は、「金比羅大芝居(しばい)」の洒落だけど、いつからあったのかなぁ。。。

    1
    投稿日: 2013.05.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    哀切漂う人の心の動きを描いた物語。百鬼夜行シリーズにならび大好きな百物語シリーズ。まあ、大好きというと少し誤解を招きそうですけどね。人の心の陰・迷いを妖怪になぞらえ読み解いていく。だけども一度惑ったものはぐらぐらと揺さぶられ、必ずしもハッピーエンドとは言えなかったり、というシリーズ。あっという間に読了です。 今回もハッピーエンドではない、というかなんだかそういう一括りにできないようなお話。引き戻せるポイントがあったのに、「本当にこれでええのやな?」と再三聞かれたのに、あちら側へ落ちてしまった人間の業とでも言うのでしょうか。 小股潜りの又市とはちょっと違う靄舟の林蔵の仕掛。仕掛そのものは又市のような派手さはないけど、けっこう容赦なく人の中の陰を抉るような。 唯一の救いは「豆狸」か。与兵衛が死んじゃうのか?とドキドキしながら読んでました。先代の心遣いが堪らない結末。「夜狐」は山岡百介に又市に御燈の小右衛門等懐かしの面々が。お話は哀しい限り。女の意地というか嘘というか。「桂男」出だしから良い人の話が最後にはすり替わって、忘れていた自分の罪を最後に背負い込むことになる話。「遺言幽霊水乞幽霊」これまた兄殺しを隠し通そうとして仕掛けられる。「鍛冶が嬶」過ぎたるは及ばざるがごとし。今風にいうならヤンデレ男。「夜楽屋」人形に魂を取られた男。芸のためなら、か。「溝出」庄屋の2代目又右衛門が救いようのない奴。鬼となった寛三郎は結果的にたくさんの人を救ったのだけど。人ゆうのは所詮わからんもんなんや。 「これで終いの金比羅さん」本当に終わりなの?もっと読みたいシリーズなんだけどな。

    1
    投稿日: 2013.04.29
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    この作家さんの小説を読んだのは、「嗤う伊右衛門」に続き2回目だと思う。2作とも、怪奇の裏にひそむ、人間の剥き出しの感情・欲が、なんというか…「嫌らしく」なく、書かれているなぁと感じた。 普段生きていて、感情や欲を剥き出しにされたら、つい目を背けてしまうと思うが、そういう嫌な感情や欲を剥き出しにした人間を、切なく哀しく感じる…上手いなぁと思った。

    1
    投稿日: 2013.04.25
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    上方を舞台に又市の元相棒・林蔵の活躍を描く。柔らかな上方訛りのやりとりが楽しい。最終話に又市が登場するのもファンにはうれしい趣向。

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    投稿日: 2013.04.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    今回は又市ではなく林蔵がメインのお話 構成としては一作目の巷説百物語に近い感じかな 私が巷説に慣れてしまってるせいもあるのかもしれませんが、仕掛けが簡単な気がしてしまいました それでも、やはりこのシリーズは面白いですが 『豆狸』は一番切なかった 『野狐』は又市や百介も出てきてシリーズのファンには嬉しかった 林蔵もいいけど、やっぱ又市の方が馴染みもあるし好きだなぁ あと決め台詞(?)も又市の方が好きだな このシリーズはこれで一旦終わりという噂も聞きましたが、またこの人たちの仕掛けを見れる日を待ってます

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    投稿日: 2013.04.20
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    読んでから気付いた、自分まだ「前巷説」読んでない。それゆえ理解出来なかった部分とかはないと思いたい。 直球でどす黒いエピソードが多かった今作だけに「豆狸」の普通にいい話がいい味出していた。読み終わるまでもう一段オチがあったらどうしようかと不安だったけど。

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    投稿日: 2013.04.17
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    2013/4/10読了。文章ストーリーキャラクター全てが好みであり、最高品質。多少御都合主義的嫌いはあるが、それを補ってあまりある魅力。唯一無二の作家。似た作風のフォロワーは数多くあれど、そんな有象無象とはモノが違う。死ねばいいのに、とか書いてる場合ちゃうで。これで終いの金毘羅さんや。

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    投稿日: 2013.04.12
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    ようやく西巷説百物語が文庫化したんで読んだどー 今回は上方が舞台で、文蔵が話の中心。 毎話ともその話の中心となる人物の一人称で始まって…実はという形式。 伊右衛門や小平次といった長編のつくりに近いかも 相変わらず読ませるんだけど、ちょっと単調かなぁ… 文蔵が私の中であんまりキャラが立ってないこともあって、又市話に比べるとあんまりカタルシスを感じないんだよなぁ …って、思ってたら最終話でそう来ましたか しかし、このシリーズも新刊でるたびに、もう前巻で綺麗に終わってるのになぁと思いつつ読むと、うまいことつなげてくるんだよなぁ。 蛇足が見事すぎて、そういや蛇って足あったよなぁって思わせる感じ。 面白いシリーズなんでおすすめ(とくに最初の二冊の構成はすばらしい) よし、次は数えずの井戸の文庫化待ちやっ

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    投稿日: 2013.04.10
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    性格的には又市より明るいはずの林蔵の仕掛けが、より容赦ないと言うか、内面えぐる系なのが良いですな。まだまだ書けそうやけど、ひとまず連載終了というのが残念!

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    投稿日: 2013.04.06
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    ちょっとしたミステリーであり、どんでん返しが面白い。 最後の方で西巷説の西という意味がわかった。西とは上方、つまり関西が舞台なのである。シリーズでは第一作を読んだだけであったが、関西弁の粋な言い回し、あっと驚く話の展開、個性的な登場人物等一級品であり、十分楽しめる娯楽作品である。

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    投稿日: 2013.04.06