
総合評価
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powered by ブクログエリノア・カーライルが好きだ。 ポアロシリーズ中での好き上位作。 一言でいいからヘイスティングス君の話してくれたら1番だったかも。 そろそろ推しを出してくれ
1投稿日: 2026.03.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
クリスティ玄人から人気の作品ということは知っていた。 が、個人的にはそこまでだった。 昨年からクリスティを読み始めたずぶの素人にはまだ早いということか。 エリノアの描写は鬼気迫るものがありすごかったし、「直前まで犯罪する気満々でたまたま思いとどまっただけの人と、本当にそのまま犯罪を犯した人ってそこまで違うのか」的な部分はこの作品の核というか、おーそこに切り込むかというような重要なテーマのように感じたけど、劇中で割とあっさり処理されてしまうのが拍子抜けだった。 あと、あまりにエリノアの描写に集中し過ぎてその他の人物が浅く感じてしまったかな。 結局一番かわいそうなのは複雑な出自を持ち、それでも純粋におば様に尽くして夢に向かって頑張ってたら勝手に惚れられたり恨まれたりして結局殺されるメアリイなんだけど、最終的に誰にも同情されてないっぽいのが本当にかわいそう過ぎて、エリノアとピーターのほっこりエンドすら霞むモヤっとエンドに感じた。 あと、今回改めて分かったのは俺はポアロが好きだと言うこと。 クリスティ作品の読者の方々から言わせたら何を今更なことだろう。 ポアロ以外では「クリスティ作品を読みたい」と思って読み始めるけど、ポアロ作品に限っては「ポアロに会いたい」と思って読み始めている自分がいる。 そこで言うと、今作はポアロの出番的にも活躍的にも個人的には正直期待外れだったかな。 まあ自分がクリスティ玄人になれたと思った暁には改めて読み返したい作品です。
0投稿日: 2026.02.22
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犯人特定の直前に新しい情報が与えられるので、本格推理小説というにはやや無理がある気がする。犯罪をめぐる人間ドラマとして読んだほうが良い。裁判シーンで始まり、時間をさかのぼり事件の詳細を描き、再び裁判シーンに戻る構成は効果的である。特にエリノアの超然とした態度が、「殺人を心に描いた」罪に殉じようとしたからであるというのは、彼女が高邁な人物であるという伏線もあいまって、殺人事件よりも気の利いたトリックになっている。古い映画の「陽のあたる場所」でモンゴメリー・クリフトが同じ理由で死刑を受け入れていたが、今作ではピーター・ロード医師がそのような態度を批判する。映画の結末は嫌いじゃなかったが、高邁すぎるのもよくないので、人間的なロード医師の言葉にあたたかみを感じた。
0投稿日: 2026.02.04
powered by ブクログ動機と殺害可能な状況、という理由で、完全に犯人にされそうな状況のエリノア。エリノアを信じたいロード医師に頼まれてポアロは真実解明に乗り出す。ポアロがいろいろな点に着眼して裏取りの手回しをしているけど、最終的には裁判で明らかになる形になっている。 この話は実はTVドラマでも見たが、ポアロは『味音痴のイギリス人が、サンドイッチの味の違いなんて分かるわけない』というようなことを言っている。イギリス人ではないポアロが軽くディスっている?小説にはそのシーンは無くて、テレビ用の脚色だったことに気づいた。あれ、面白かったんだけど…そうか、原作には無かったのか。
0投稿日: 2025.12.16
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金持ちの遺産相続に男女の三角関係、出自の謎。お話はいつものクリスティー。 珍しく犯人にはかなり確信を持って読めた。遺産に関するとある行動があまりにも怪しすぎたのだ。いつものクリスティーならこれを囮にして私をハメてくるのだが、今回は"表"がそのまま正解だった。 話の中心に居座るラブストーリーがミステリーの核として機能していないのが惜しい。 このトリック結構好きだ。ただ、エリノアが紅茶を飲んでいたらどうするつもりだったのだろう。
0投稿日: 2025.12.09
powered by ブクログ異性との恋愛状況に生じる,高潔な若き女性の心の機微が描かれた,ミステリィの皮を被った文学的作品と感じる.心の機微を本人ではなくポアロに語らせるあたり,ポアロという探偵役を心の底から信頼して執筆しているのだな,と本シリーズそしてクリスティが愛され続けている理由の一端に触れた思いがした.クリスティにしか描けない傑作.
0投稿日: 2025.11.23
powered by ブクログ証拠集めではなく、会話から真実を探ってくのが読んでいて楽しい!同じ人物なのに、人によって全く違う印象だったり、少しずつ嘘をついていたり。犯人は、「そうか〜なるほど」でした。
0投稿日: 2025.11.23
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聴く耳を持つものにとっては、真実同様の価値があります。ときには、真実以上の働きさえします。」 人は嘘をつく。不都合な事実を隠すためであったり、誰かを守るためであったりと理由は様々。それらを紐解くことてポアロは真実を導き出す。一番不利な立場にあったエリノアが最後まで嘘をつかなかったことが、ポアロを最も悩ませていたという仕掛けがとても良い。
3投稿日: 2025.10.21
powered by ブクログ婚約中のロディーとエリノアの前に現れた野薔薇のような美しいメアリー。メアリーの出現でロディーは心がわりし婚約は破棄された。エリノアの心にはメアリーへの憎しみが生まれる。そして彼女の作ったサンドイッチを食べたメアリーが死んでしまう。法廷に容疑者として立つエリノア。彼女がやったのか.状況証拠はエリノアが黒であることを示している。が、エリノアは否定する。 女性の感情の変化、男女の愛憎や遺産相続などこれでもかと詰め込んで、会話劇でストーリーは進んでいく。ポアロと医師がお互いいがみ合いながら、エリノアを助けようと真実に向かって捜査をしていきます。 意外な真相でした。さすが、クリスティです。 結末もポアロの優しい愛情が感じられる終わり方で良いです。 2025年10月8日読了
0投稿日: 2025.10.08
powered by ブクログオープニングから緊迫した裁判シーンです。メアリイ・ジェラード毒殺の容疑で、被告席に立つエリノア・カーライル。法廷には、エルキュール・ポアロの姿があります。ということは、エリノアの無実が晴らされ、真犯人が暴かれる、という筋書きになると分かるのですが、エリノアの激しい想いと貴婦人の矜持が絡まり合って、ややこしいことと言ったら! 若い人たちが当事者の事件ですが、実は親世代の第一次世界大戦を経ての過去との関わりが明らかになってくると、真犯人の冷酷さに驚愕させられます。ほんとに酷い奴なのです。ネタバレになるから何処が酷いかお伝えできないのが口惜しい…!
14投稿日: 2025.09.16
powered by ブクログシンプルな事件と思わせておいて、あれよあれよと見える視点がガラリと変わるテンポの良さがたまらない。自分も探偵と思って読んでいけば解けそうなくらい文章に真相がしっかりと描かれているのがすごい。いつもながらそこそこページあるのにあっという間に読んでしまう。
0投稿日: 2025.09.09
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ポワロ出てくる。タイトルは謎。そんなことあるんだ?!となる話。珍しい法廷系だった。やり取りや臨場感が愉しめる。
0投稿日: 2025.08.28
powered by ブクログ最高に面白い! 読了後も余韻が深く、柩と棺、杉の柩の意味について調べたりした。 登場人物たちがそれぞれの対象に無私の愛情を抱く中で、唯一犯人だけが私欲のために偽の愛情を振りまいていた。 それぞれの「愛」の形をポアロが浮き彫りにしていくラストもたまらない。この時の優しいポアロが大好き!
11投稿日: 2025.08.01
powered by ブクログ1940年の作品。 エルキュール・ポアロシリーズ長編18巻目。 あらすじ 大富豪の老女ローラ・ウェルマンの姪であるエリノア・カーライルは、親戚で幼なじみのロディ・ウェルマンを深く愛しており、2人は婚約していた。ウェルマン夫人の遺産を狙っている娘がいるとほのめかす匿名の手紙が届いたことがきっかけで、エリノアとロディは夫人の館を久しぶりに訪れる。館の門番の娘のメアリィ・ジェラードをウェルマン夫人は可愛がり、教育を受けさせたり面倒を見ていた。ロディは、美しいメアリィを一目見た瞬間、彼女に夢中になってしまい、それを知ったエリノアはロディとの婚約を解消する。その後、ウェルマン夫人が遺言を残さず亡くなり、唯一の肉親であったエリノアが莫大な遺産を相続する。さらにその後、メアリィジェラードがモルヒネにより毒殺された。警察は嫉妬による殺人と判断し、エリノアは容疑者として裁判にかけられる。エリノアを助けるためにロード医師が依頼したエルキュール・ポアロが真相に迫る… ポアロに珍しい法廷モノ。そして文句なしに面白い!何より構成が素晴らしい! なかなかポアロは出てこないんですが、感情を表に出さないエリノア・カーライルの心情が巧みに描かれていて、深く愛する男性が別の女性に恋に落ちてしまうことを知った彼女の切なさに胸が締め付けられます! そしてそんな彼女を一途に想うロード医師…。 ポアロが優しい。恋のキューピッドさながら慈愛に満ちています。ヘイスティングス君やジャップが出てこないとポアロすごいいい奴に思えるw 裁判のシーンは手に汗握る臨場感。伏線回収していく清々しさ!さらに、この伏線関係なかったんだ!とバラしていく巧みさも素晴らしい〜!! クリスティ作品の中でも大好きな作品の一つです。
6投稿日: 2025.05.11
powered by ブクログエリノア、なんだか報われてほしい人だなぁ。今作もミステリー、謎解き満載で面白かった。最後までタイトルの意味はよく分からなかった。。
0投稿日: 2025.04.14
powered by ブクログアガサクリスティの攻略本を読んだので、ドラマは見ていて原作を読んでいないものから読んでみました。登場人物がカタカナだとわからなくなることがありますが、ドラマで見た後だと役者で考える事が出来て、わかりやすいと思います。 東野圭吾のミステリーを大分読んだので、クリスティはいつも時間がかかるのにサクサクと読めました。相変わらずの面白さでした。
1投稿日: 2025.02.17
powered by ブクログこれ面白い!トリック、動機、伏線回収どれもワクワクした。楽しかった。命懸けの殺人だったね。ポアロはやっぱり天才だ。
2投稿日: 2024.10.24
powered by ブクログ短期集中アガさんの最終回。 たぶん未読であろうと思う。 ポアロもの。 遺産相続がらみ殺人。 状況証拠や動機で真っ黒の女性の嫌疑を晴らす。 女の嫉妬やらプチロマンスもあり。 思ったよりもおもしろかったな~。 でも、こんなのわからんわ。 反則ではないけど、イエローカードでもないけど、注意ぐらいは受けそうじゃないか。 読者への挑戦みたいなのがあるわけじゃあないからいいっちゃいいんだけど、あれの犯人とトリックを当てるのは無理。当てようとして読んでないからいいけど。 何の気なしに著者、つまりアガさんの経歴みたいなのを眺めてみたんだけど、ちょっと笑った。 「~嵐のようなロマンスののちに結婚した。」って(笑) なんだ「嵐のような」って。見たんか。 しかも二度目の結婚だろうに。 たしかにアガさんは失踪事件起こしたりなんだりいろいろあったけど、普通にそこは「結婚した」でいいじゃん。 こんなん勝手に書かれたら顔真っ赤っかになるわ。 羞恥プレイか。 作家さんはうかうか死んでられんな~。
32投稿日: 2024.10.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
うーん面白かった!久々の星5つでございます。 証拠的にも動機的にも黒としか思えない状況をどうひっくり返していくのか。 あらゆるクリスティーランキングで、”派手ではないが傑作”と名高い今作を、ついに読むことができました。 あらすじから、エリノアが(おそらく)犯人でないことは明らかなのですが、それを抜きにしても彼女のような女性はとても好みなキャラクターです。クリスティー作品に時々出てくる、知性と品があって自立した女性にめっぽう弱いんだよなぁ。 そしてへっぽこ探偵な私は、「エリノアでないならロディしかありえないのでは?!」と早合点していたため、最後の最後に明かされる謎解きにはびっくり仰天。ポアロさんの入れ知恵はあったでしょうが、なんだか頼りないと言われていた弁護士さんがかなりやり手じゃないか……! それにしても、人間はやはりゴシップ好きといいますか、調査を進める中で語られるエリノアとメアリイの人柄の描写にはとても興味深いものがありました。 実際の田舎ネットワークには辟易しちゃいますが、この”どこで誰が見て・聞いているかわからない”状況は面白い。物的証拠がほとんど出てこない会話シーンが続くにも関わらず、飽きずに読み通させる筆力はさすがです。 総じて、エリノアというキャラクターも大好きだし、あっと驚く謎解き(解決への糸口のささやかさも加えて)も結末のロマンスも、すべてに拍手!私の中のクリスティーベスト10に堂々ラインナップしたい一冊となりました。
12投稿日: 2024.09.18
powered by ブクログ面白かった! 人の感情の機微、特に恋愛感情を描かせるとクリスティーの右に出る者はいないなぁと、毎回感心させられる。 ミステリとしての話の内容ももちろん最高に楽しめるのだが、人物描写が素晴らしく、エリノアのような女性に憧れ、ロード先生のような男性に出逢いたいなぁと羨ましくなった。 クリスティー作品では何作かごとに思うのだけど、今作もやや翻訳に違和感あり。ちょっと言葉遣いに古臭さを感じる箇所があった。
2投稿日: 2024.09.07
powered by ブクログ登場人物は資産家の未亡人、その甥と姪、未亡人の寵愛を受けている娘、医師と看護婦2人。 甥と姪は将来を約束した仲だが、未亡人の世話をしている娘を見て、甥の気持ちが揺らぐ。 ほどなくして、未亡人が亡くなり、姪が遺産を相続するが、甥との仲は破綻する。そんな中、娘が殺されて、犯人として姪が逮捕される。医師は姪の無実を信じて、名探偵エルキュール・ポアロに調査の救いを求める。遺言を残さず亡くなった未亡人、若いながら遺言を残して殺された娘。姪に不利な状況が積み重なるなか、姪が本当にやったのか、それとも濡れ衣なのか、ポアロの調査が始まる。登場人物とポアロとの会話から、真実が見つけだせるのか、姪は本当に無実なのか。ある出来事がきっかけとなり一気に氷解していく。提供される情報をもとに、丁寧に読み解くことが求められる。
8投稿日: 2024.08.12
powered by ブクログ恋愛要素が強めのミステリー小説。 恋愛のドキドキ感とその中で巻き起こる事件のドキドキ、両方のドキドキが味わえる一冊でした。
0投稿日: 2024.07.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
加害者だと思われている人物にも実は被害者への殺意があった、様々な人物がウソをついていた。そのウソがなぜつかれたのか、背景を辿ると真実が見えてくる。人物同士の感情や関係が交差する素晴らしい話だった。
3投稿日: 2024.07.25
powered by ブクログ【ポアロ】 恋愛ドラマ+ミステリー。 ポアロが出てくるまでミステリーということを忘れていたくらい。 もうポアロ登場しなくても良くない?と思ってしまうほど、恋する女性の痛いくらい切ない心情を巧みに描いている。 クリスティーはやっぱり女性の心理描写が超絶上手い。ロディーのそんなにどこが良いのかわからなかったけど、恋は盲目なのかな…。 法廷から始まり、ポアロの聞き込みを挟んで最後は法廷で終わる、今までにない展開。 人によってその人への見方が全く違う。 誰が本当のことを言ってるのか、読者自身も人を見る目を試されているようで面白かった。 「何でもない嘘を付くのが犯人」とポアロ。 一見なんの意味もないような嘘から犯人を絞っていくのが痛快だった。 最後もミステリーとは思えない温かさを感じた。ポアロはこんな良いこともするのね( ◜‿◝ )♡ 『ナイルに死す』と同様に、いつまでも心に残る登場人物だった。 このタイトルはどういう意味なんだろ。 こんなに良い作品なのにあまり有名ではないのは、このよくわからないタイトルのせいだとしたらもったいない。
86投稿日: 2024.07.12
powered by ブクログ婚約中のロディーとエリノアの前に現われた薔薇のごときメアリイ。ロディーが彼女に心変わりし、婚約は解消された。エリノアの心に激しい憎悪が湧き上がり、彼女の作った食事でメアリイが死んだ。犯人は私ではない!エリノアは否定するが・・・嫉妬に揺れる女心を、ポアロの調査が解き明かす。 クリスティお得意の男女のもつれが引き起こす殺人事件、と思いきや?という展開。誰がどう見ても犯人はエリノアが怪しいので、さすがに犯人は違うんだろうと思うものの、動機がはっきりしないので全然分からなかった。しかしロディーのろくでなし具合にはイライラしたね。こんな男と結婚しなくてエリノアは正解だと思うよ。普通なら被疑者だから手のひらを返したように逃げていってもおかしくないのに、無実を信じて(場合によっては有罪でも)助けようとしてくれたドクターの方がよっぽど男前。
2投稿日: 2024.04.13
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エリノアは絶対犯人ではないし、登場人物の中に必ず犯人がいる!とわかっていたのに、最後まで真犯人が誰かわからなかった…… 紛失したモルヒネ=殺人に使われたモルヒネだと確認されてないことや、バラのトゲで怪我したのだという言葉…絶対何か関わってくると思いつつ、同じように出された車の目撃情報などは推理を惑わせる情報で、あーーこのバランスがうまいんだった…アガサ・クリスティーの小説は…と思った。 事件そのものも面白かった。登場人物たちはそれぞれ個性があるし、あとがきでも言及があるように、一昔前のイギリスの「階級が人の性格をある程度決める」という要素もあり、この感覚はこの時代の小説ならではの空気を出していて好き。 解決パートが裁判の尋問形式で進むのも面白かった。ポアロの推理披露がみたいという人には物足りないかもしれないけど、それでもポアロのかっこよさは少しも損なわれていない。 物語を半分読み終えてポアロが登場しただけで、そのかっこよさにワクワクした! ただ途中でポアロが察しの悪いロード医師にイライラする場面では、わたしも同じようになにもわからなかったので、「ごめん…」と思いながら読んだ。
3投稿日: 2024.03.15
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エリノアが状況証拠通り、実は犯人だったという結末もあるかな、(近年流行った某ミステリーを想起)という疑惑が拭えないまま一気読み。 枝葉と思えた情報が真犯人に繋がっており、本当に見過ごせない。 愛憎関係の機微が物語に厚みをもたらしており、「ナイルに死す」が好きな人はきっとお好みかと思います。
1投稿日: 2024.03.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
おもしろかった 医師がいいキャラで好き メインヒロインも好き 確実に黒と見える状況をひっくり返す逆転劇が鮮やかだった
1投稿日: 2024.02.24
powered by ブクログ“冷静沈着で、常に溺れない人物” 他人から見たらそう見えても、その人の心のうちはその人しかわからない。 特に“苦しさ”は…… 人からどう見られているか、そういう人ほどよく感じてしまい、その人たちの期待を裏切らないようにしてしまう、この物語の中心となる人物。 その人の、心の声が聞こえてくるような小説……。 ひょっとしたらポアロ作品の中で一番かもしれない(まだ未読があるけど)。 裁判の場面、事件発生時の描写、ポアロによる主要人物への聞き取り、最後の謎解き、謎解きの後の情のあり方。 すべてにおいて満足。
7投稿日: 2024.02.11
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エリノアを信じて良かった。高潔な人だった。メアリイは何も良いこと無くて可哀想。看護婦を全く疑ってなかったので、ラスト数ページだ引っくり返った。メアリイの自殺だと思ってた。主観は何も当てにならない。
2投稿日: 2024.02.04
powered by ブクログ舞台は法廷。既に被告人として起訴されているエリノア。今回の事件は誰の目から見ても明らかであり、被害者のメアリイを殺害する動機も機会も有していたのはエリノアだけ。彼女が犯人である事を疑わない人達と、彼女が犯人では無いと信じる人達。明らかに不利な状況下、医者であるピーターは彼女を救い出すべくポアロに真相究明を依頼する。 体の不自由な金持ちの未亡人ローラと彼女の寵愛を受ける門番の娘のメアリイ。クリスティの王道的な設定だが、構成が面白い。プロローグ→ローラ邸→ポアロ始動→法廷→エピローグと流れていきテンポが良い。ただし、ポアロの推理は少し単調に見え(いつもの自暴自棄がない)、終盤の法廷パートはクリスティ的ではない(人物等の描写は控えめで裁判の様子が淡々と進んでいく)。その中でとある人物の一つの矛盾がフォーカスされ(最終は何故こんな事が質問されるのか不思議に思うが)少しずつ綻びが始まり、最後に本当の事件の真相が明るみになる。 基本探偵は、真実を調査し、集め謎を解いていくが、今回のポアロは嘘でも良いので集め、何故その嘘が必要なのかという矛盾をきっかけに今回の謎を解明する。とある何気ない様な嘘から真実を炙り出す手法は見事で意外にこのアプローチをしているミステリーは少ない様に思う。 犯人については意外という事以外は何も言わないが、少なくとも上記に描いた様にとある不思議な証言から辿り着く事ができる。 亡くなった二人は真相を知らずにある意味で良かったと思う。また、最後、エリノアが選ぶ結末はクリスティらしく素敵な反面、他の登場人物たちはどの様に反応したかが気掛かりだ。 全体的にまとまりが良く魅力的な作品だが、登場人物達の個性は少なく普段より癖がない。終盤の法廷パートが単調で(あえてそうしているだろうが)、転調する時の効果(真犯人が判明する時)は大きいが疲れてしまう。衝撃度は高く、やはりミステリーはこうでなくてはっ!と感心してしまった。 犯人が何故メアリイを殺害したのか、動機が最大の論点であり、いつもポアロが言っている様に考えればある程度予測が出来た。とても読みやすく面白い作品だ。
6投稿日: 2023.11.26
powered by ブクログこれ、ロマンス小説だ。 ミステリーが物語のスパイスになっており、なかなかドラマティックな仕上がり。 メアリイの出現により、ロディーとの婚約を解消することになったエリノア。 しかし、後日彼女の作った料理でメアリイが死んでしまい、エリノアに容疑がかかる。 依頼を受けたポアロはその疑いを晴らすべく、調査に乗り出した。
1投稿日: 2023.09.05
powered by ブクログ構図としては『ナイルに死す』を思い起こす要素が幾つも見られる作品 あちらが恋愛関係のこじれという焦らしが殺人事件という最高潮へと至る物語ならば、こちらは安定していた恋愛関係が別の恋愛感情によって歪さを見せ、殺人事件により更に発展していくという感じかな 本作の真相を考える上で特徴となる点は被害者であるメアリイ・ジェラードを殺して得をする人間が皆無な点。クリスティー作品の多くにおいて、被害者を殺す事で得をする人物が犯人であった点を考えれば、誰からも恨まれず大金を持ち合わせていたわけでもないメアリイを殺したがる人間なんて居るわけがない もし、居るとしたら薔薇の如き美しさを持つ彼女に嫉妬した人間だけというわけで… ここで厄介となるのは殺人の機会を持ち、同時に嫉妬という動機を持つのがエリノアしか居ない点。事件に関する何もかもが彼女が黒であると示している おまけに本人も迫る絞首台に抗う気力を持たない 愛情を嘲笑うかのような残酷な運命を前にして、彼女に想いを寄せるロード医師が立ち上がる展開はヒロイズム的だね 彼自身エリノアの無実を心底信じているわけではない。それでも彼女を救う為にとポアロに依頼し、捜査に協力した その決断が残酷な殺人物語を恋愛物語に引き戻すきっかけとなっていく構成はクリスティーらしさに満ちているね
5投稿日: 2023.06.06
powered by ブクログこないだのクリスティ忌におすすめされていたので。 実家にあったのしか多分読んだことがないのであんまり読んでないんだよね。 いわゆる連続殺人ものではないので、どきどきするスリルはないけど、ここからどうするのかの展開とそれぞれの心の機微が面白く読めて、なるほど地味だけどおすすめされるわけだ、と思いました。 やっぱりミステリはおもしろいね。
5投稿日: 2023.01.24
powered by ブクログ「鎌倉殿の13人」のラストシーンが、この作品をもとにしたのではないかという話を聞いて、読んでみた。ガッツリ同じシーンがあるわけではないので、言われてみればそうかなという感じ。 それとは別に、ページを捲る手が止まらなかった。さすがクリスティ。
3投稿日: 2022.12.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
本気で誰かを好きになったことのある女性には、刺さるなんて言葉では足りないほど、心が抉られる作品でした。 それでいて、シリーズの中でも読み進めやすい部類に入ると思います。 嫉妬を表に出すまいとするエレノアに対して、そんなに自分を殺さないで欲しいと思わずにいられませんでした。 気高くて、情熱的な女の子なのに、婚約者のロディがそういう女を好まないという理由で、いつも冷静に振る舞ってきたのかと思うと、ロディに石ぶつけてやりたくなりました。 メアリイも実はとんだ腹黒なのかと思いきや、健気で優しい女の子で、どちらもただただ可哀想…。 ホプキンズが「ピンクのバラが刺さってしまった」という腕の傷を見つけた時の、エレノアが幼少期を思い出す場面で、自分でも引くくらい泣いてしまいました。 これまでの憎しみが嘘のように消えていく心情も、ロディと過ごした楽しい日々も、とても美しい描写でした。 読み進めると、腕の傷は真相を紐解く重要な鍵だということが分かるのですが、それも踏まえて、私の中で最も大好きな名場面になりました。 星5つしか付けられないのが悔しいくらいです。 悲しい物語ですが…1番愛する作品となりました。
10投稿日: 2022.12.07
powered by ブクログ111108さんのポアロおすすめ5から、ようやく読みました! 犯罪自体は恐ろしくも、上流中産階級の優雅なセリフ、タイプの違う美女2人の描写が心地よく、うっとりしながら読み進めた。 実は強い情熱を秘めたツンデレのエリノアが大好きになってしまったので、ラストはほっこり。 そしてトリックにはびっくり!まだ2作しか読めてないけど、ポアロシリーズの犯人、体張る人多いな。
25投稿日: 2022.11.28
powered by ブクログ容疑者のあっちもこっちもミスリードなんだろうと思いつつも結局犯人のあたりはつけられなかったので、解き明かされた真相に素直に驚いたし、面白かった。登場人物に嫌味なキャラも少なく、話の締め方もロマンティックで美しいと感じたので、なかなかいい話だったと思う。とりわけピーター・ロードが非常にいい男だったので、できれば報われて欲しいと願わずにはいられなかった。
3投稿日: 2022.10.30
powered by ブクログ今回もクリスティのミスリードにまんまと引っかかった。。 結末はとにかく納得。 それしかないって感じ。 エリノアとメアリィ、二人の女性のことを思うと切ない。 特に、エリノアの心理描写が丁寧で素晴らしかった。
5投稿日: 2022.09.09
powered by ブクログどう考えても犯人にしか思えない登場人物。それに対し、ポアロが見事に事象をひっくり返してゆくのが見事な作品。
4投稿日: 2022.09.04
powered by ブクログポアロもの。 大金持ちの未亡人・ローラの姪であるエリノアは、幼馴染で親戚のロディーと婚約中でしたが、ロディーはローラの屋敷の門番の娘・メアリイに心奪われてしまい、婚約は解消されてしまう事に。 その後、ローラが亡くなり、その遺産を継ぐ事になったエリノアですが、彼女の作ったサンドイッチを食べたメアリイが死んでしまいます。 殺人の容疑者となってしまったエリノア。彼女を救いたいロード医師からの依頼により、ポアロが真相解明に乗り出しますが・・・。 殺害の動機、その時の状況等々、ほぼ有罪確定状態のエリノア。彼女の無実は証明できるのでしょうか。 冒頭の裁判の場面からのエリノアの心理描写、登場人物の言動、ポアロの聞き込みや往復書簡から浮かび上がる背景、そして再び法廷の場面へと・・このプロットの流れが秀逸で、個人的にはクリスティー作品の中でも上位にくるのでは?と思ったほど“匠の技”が光る展開となっております。 特に、終盤の法廷場面で犯人の嘘が明るみになる証言の連続投下により、状況が覆っていく様は痺れましたね。やっぱりポアロは天才です。 そして、ロディーに嫌われたくなくて無理にクールにふるまったりと(何故なら、ロディーが“しつこい女は我慢ならない”とかほざいていたので)、苦しい恋をしていたエリノアですが、ラストで“一緒にいて安心できる人”は誰か、という事に気づきつつあるようですね。ロード医師と是非幸せになってほしいです。
11投稿日: 2022.06.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
動悸も充分、殺害状況を見てもこの人以外に犯人は有り得ない状況から始まる捜査。 話が進めば進むほど、他に犯人は考えられなくなる状況で何が起こるのかワクワクです
3投稿日: 2022.06.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
今回から感想戦は3人の予定。今回も絶対あり得ない人を犯人として予想。途中までニヤニヤしたが、外れた~幼馴染でいとこ同士のエリノアとロディーは結婚間近なカップル。だがロディーは叔母の家の門番の娘・メアリイに一目ぼれをし、婚約を解消するエリノア。叔母が亡くなり、財産をエリノア1人で相続する。その後メアリイが毒殺される。今回は女性心理(容疑者、犯人、被害者)を巧妙に示した。金が絡むと人は突拍子もない行動をしてしまうが、恋・愛ともなると女性心は難しい。ポアロは裁判の中で活躍する初めての展開、裁判中でも超クール。⑤
37投稿日: 2022.05.07
powered by ブクログ法廷ものが読みたくて購入。 ミステリとして非常に良くできていて、物語終盤まで(法廷ものらしく)偽の容疑者が犯人だとしか思えない状況が提示され続けるが、ポアロだけが思いもよらぬ証拠から真相を紡ぎ出す……まさにミステリ。 その構成は綺麗なものの、事件そのものは短編のようにあっさりしたものだったので、途中でだれてしまった。法廷ものといいつつ、ほとんど法廷でのシーンがないのも自分の期待していたものとは違って残念だった。
2投稿日: 2022.03.30
powered by ブクログ久々にポワロを読めた…! やっぱり面白くて一気読み…! 今回は、ちゃんと読んでたら証拠は散りばめられてたんだなあと思わされた。 解説にあったように、推理ものだけれど、それぞれの人物の生き方や心理にも注目できる。分かる人が読めば、時代の流れを感じさせるらしい。 娯楽としてテンポ良く楽しむ読み方。 挿絵や装丁のため、作品に飲み込まれないように冷静に読む仕事読み。 仕事によっては読み方も増やせるんだなあ。いいなあ。
3投稿日: 2022.03.06
powered by ブクログ今回のは、冒頭から裁判で始まる、また新しい切り口の展開でした。 読まれた方には、話がくどいという方もいらっしゃる。 ただ、私からすると綿密に仕組まれた内容かつ、細部まで描写する事でその場の風景がはっきりと見えてくる。 そういう印象を毎回受け取ります。 最後の怒涛の展開は必見!この犯人の冷酷さと強かさに戦慄しました。
5投稿日: 2022.02.16
powered by ブクログアガサ・クリスティー好きの友達に勧められて読んだ。圧倒的不利な状況からの逆転劇が面白い!そこがキーだったのかー!!と思わず叫びたくなる伏線回収!!ヒロインの想いが切なくて、ミステリーとしても恋愛小説としても楽しめる!
5投稿日: 2022.01.09
powered by ブクログ1940年 読みやすくて構成はシンプルな謎解き。前半と後半で、事の起こりとポアロ登場が分かれていたのも面白くワクワクして読めた。法廷では気持ち良いくらい正しく白に変わっていく。 ただ、辻褄が??というところが個人的にあったので、またいつか読み返したいと思う。
7投稿日: 2021.12.05
powered by ブクログポアロ これは面白かった。ヒロインのロディーへの想いを考えるとこちらまで胸が苦しくなって、読むのが辛かった。とにかく苦しかったけど、最後にふーっと息を吐いた。結末を読んでもう一度読み返したい。
5投稿日: 2021.06.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ポアロシリーズ18作目。クリスティー文庫を順番に読もう一人企画が途中で止まっていましたが(笑)久しぶりにクリスティーを読むともう楽しすぎてページを捲る手が止まらない!!幸せな読書体験でした。 以下ネタバレ エリノアが可愛くて好きだ(笑)ロディーになんかもったいないなーと思ってたので、途中からぐいぐいきたロード医師を応援していたんだけど、車の辺りで結構怪しげになってきて、もしかしてロード医師犯人?とハラハラしてました。 てか、このどんでん返しには驚いたわ。まさかのバラの棘がキーになるとは!!サラッと読んでたからラスト衝撃。 終わり方はとてもほっこり。ポアロの事件後の関係者へのフォローがいつも優しくて嬉しい。読後感がいいからもっと読みたくなるんだよなー。
4投稿日: 2021.02.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
真実を話してるのが被告人だけっていうのがいい 無罪が決まったあと、被告人を守るために嘘をついた医者と上手くいきそうな感じで終わるのもいい
1投稿日: 2021.01.03
powered by ブクログこのお話はクリスティーの中では比較的登場人物が少なく、また舞台があちこち移動しないのでわかりやすい推理ドラマだと思う。犯人は当てることはできなかったが(^_^;)また、出てくるキャラクタも善良な人が多く、変な言い方だがおだやかな殺人であった。そうしておだやかな結末であった。 お金持ちの老人の遺産をめぐる殺人事件なのだが、悲惨な財産の奪い合いは一切なく、また遺産のために人を殺すまでの動機もみなさん弱い。いや、ほとんどない。 物語が進むと隠されていた真実がはがされていくのであるが、それでも犯人にはたどり着くことはできない私。 この物語が書かれたのは1940年。戦争に突入する頃ですね。モルヒネがもうがんの鎮痛剤として使われていたのか。戦前、日本ではがんはお金持ちの病気だったらしい。貧乏人はがんになる前に栄養が悪くて違う病気になってしまっていたのだろうな。ヨーロッパの豊かさがかいまみえる。また法廷ものでもあるので、やはり緊迫した空気はおもしろかった。 しかし題名は謎。
1投稿日: 2020.02.05
powered by ブクログ著者:アガサ・クリスティ(Christie, Agatha, 1890-1976、イングランド、小説家)
0投稿日: 2019.12.23
powered by ブクログ紹介文に「嫉妬に揺れる女心をポアロの調査が解き明かす」とあるが、そこに主眼を置くと、この話の面白さがぼやけてしまうと思った。 「五匹の子豚」同様、登場人物のほとんどが意図的もしくは無意識に嘘をついているというのが面白さのポイント。ポアロが調査に乗り出すまで、登場人物の善良さだけがクローズアップされているため、「まさかこの人が!?」という驚きに一役買っている。
1投稿日: 2019.12.06
powered by ブクログ冒頭から緊迫感のある裁判シーン、何故こんな状況?ってところから一気に物語に引き込まれる!展開も早く途中手紙のやり取りだけでの語りなど、話の展開にも工夫を凝らしてここまでのクリスティからすると新鮮で、いつものドラマとしての魅力がいつも以上に際立つ。 クリスティを全巻読もうとクリスティ文庫を前から読んで18冊目、タイトルさえ知らなかったこの作品が、ここまでで一番良かった!
4投稿日: 2019.09.01
powered by ブクログお屋敷の女主人が死んで、かわいがっていた門番の娘が殺される。遺産は姪に。その姪が被疑者となり法廷に立つ場面から始まる。殺すことができたのはお屋敷にいた人、ということで女中頭、看護婦、女主人の姪、甥、門番、医師の心中と20年前のロマンスとがポワロによって顕わにされてゆく。 お屋敷、遺産、殺人、閉鎖空間での被疑者たち、型どうりだが被疑者エリノアと婚約者ロディー、美しい娘メアリー、お屋敷付の医者の恋愛心理がおもしろい。 山野辺若氏の解説がなるほど。「二つの大戦の間、1920年代から1940年代の中期までの25年間はクリスティ的殺人舞台の黄金時代で、退役軍人、提督、地主貴族、金利生活者、舞台俳優、外交官、牧師、医師、といった類型が類型として社会に生きていた時代、人間の性格が誰の目にもはっきりと見えた時代だ、と田村隆一氏が、スタイルズ荘の怪事件、の解説で述べているが、この杉の柩の発表された1940年ともなると、戦争の緊迫感と混迷の時代が始まり、”個”の時代の訪れを匂わせた時代劇ともなっている」 1940発表 2004.5.15初版 図書館
4投稿日: 2019.07.12
powered by ブクログエルキュール・ポアロシリーズ#20。 法廷の場面から始まる、冤罪を晴らす物語。タイトルの寓意が今いちわからなかったけど、これまで読んだポアロシリーズの中で一番よかった。
3投稿日: 2019.06.27
powered by ブクログプロローグは法廷。殺人事件の被疑者となったエリノアが否認をするところから始まります。第一部は事件が起こるまで、二部ではポアロが登場、三部で舞台は法廷へ戻ります。それぞれが自分自身の思惑で本当のことだけを言うわけではない中での心理描写や駆け引き、特にエリノアの心の変化の描写は見事でラブストーリーとしても秀逸だと思います。もちろん法廷の逆転劇も読ませますが事件解決よりも最後のポアロの言動による後味の良さが印象的です。派手な事件ではありませんがこの作品がファンから好まれるのがよくわかりました。
1投稿日: 2019.06.14
powered by ブクログおお、読みを外された。ポワロと言えば最後に関係者を集めて謎解き、てのがお約束だけど、これは公判で明らかになる、てのが違いかな。
1投稿日: 2019.03.07
powered by ブクログポワロシリーズを2/3くらい読んでいるが、この作品はミステリーではなくラブロマンスモノと認識している。ラブロマンスとしての評価で★5。たまに読み返したくなる。
3投稿日: 2019.01.01
powered by ブクログ今回の本は入りきれず流し読みのようになってしまった。 登場人物は把握できていたが、話の流れはよくわからず。 犯人がわからないのは、いつものパターンだが、最後まで読んでも答えがよくわからなかった。
1投稿日: 2018.05.26
powered by ブクログクリスティっぽい真相ではあったけれど、構成がちがったので、大いに楽しめた。まず、冒頭が裁判から始まる。殺人容疑をかけられた女性。被害者は殺される要素もないような善良な美しい若い女性。 そこから事件発生までポアロ抜きで話は進み、遺産相続人の女性が逮捕される。彼女を救うべく、彼女に一目惚れした医師がポアロに捜査を依頼。真犯人はラスト15%くらいまでわからず。お見事!(ノ゚∀゚)ノ
3投稿日: 2018.05.13
powered by ブクログSad Cypress イトスギ(喪の象徴) ローラ・ウエルマン 金持ちの未亡人 エリノア・キャサリーン・カーライル ローラの姪 ロディー・ウェルマン エリノアの婚約者 メアリイ・ジェラード ウェルマン家の門番の娘・サンドイッチで毒殺 ピーター・ロード 医師/事件解決を依頼 アイリーン・オブライエン 看護婦 ジェシー・ホプキンズ 看護婦 エルキュール・ポアロはその卵型の頭をやさしくかしげ、両手を組んで、上目づかいに相手を見つめていた。 「あなたはアメリア・メアリイ・シドレイ、現住所は、ニュージーランド、オークランド市、ブーナバナ、チャールズ・ストリート、17番地ですね」 解説 図書館の天使…探していた資料を偶然としか思えない状況で手に入れる
1投稿日: 2018.01.30
powered by ブクログローラの姪エリノアと義理の甥ロディーは婚約していました。しかし、門番の娘メアリイを見たロディーは、一目惚れしてしまいます。そのため、ローラが亡くなった後、二人の婚約は解消されます。 エリノアはロディーを情熱的に愛していたため、「メアリイがいなかったら(p100)」と考えます。そんななか、エリノアの作ったサンドイッチを食べたメアリイは、毒を盛られたことにより死んでしまいます。 ポアロは事件の真相を捜査しますが、“証拠はすべて彼女の黒をさしていた(p388)”のです。本当にエリノアが殺害したのでしょうか。エリノアのロディーに対する恋心を考えると苦しくなって、エリノアの無実を信じたくなりました。エリノアの無実を証明してほしいと、ポアロに願う気持ちになりました。
4投稿日: 2017.09.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
面白かったけど…残念ながらメアリィが殺される前から犯人もその動機も分かってしまった。だって犯人のあの行動は不自然すぎたでしょ。 トリックまでは見抜けなかった。それにしてもエリノアは水分なしでサンドイッチ食べるのきつくないのかな。若いから平気かな。エリノアがサンドイッチを喉に詰まらせてメアリィが「あら大変!さ、この紅茶を飲んで」なぁんてことになったら犯人はどうするつもりだったんだろう、と空想してしまった。 この作品の人物描写が好き。ローラの「安楽死したい」と愚痴りつつ実は死に向き合う覚悟が出来てなくて遺書を書いていないところとか、リアルで共感できる。エリノアの心情も丁寧に描かれていて読みごたえがあった。
1投稿日: 2017.09.01
powered by ブクログ遺言状を書いていなかった金持ち夫人が突然死する。その後、若い女性の死によってポワロが動き出す。 最後まで犯人がわからなかった複雑なストーリーである。後半になって面白くなった。
1投稿日: 2016.12.24
powered by ブクログ何度読んでも、何が柩なのかよくわからないのです。 どこまでもまっすぐな彼女の想いを包み込むための柩なのかしら? 大切な愛おしい過去の記憶と、その情熱を、次に向けて歩いていくための柩がこの本そのものなのかな。 狂おしい想いを抱きながらも冷静にあろうとすることができる彼女が、ポアロ氏の作品の中ででてくる女性の中で、私は一番好きです。
1投稿日: 2015.12.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読みやすかった。叔母の死、婚約解消、殺人を疑われる、ヒロインの置かれた立場はなかなかつらい。ポアロの登場は遅め。法廷劇の色が強かった。
1投稿日: 2015.11.19
powered by ブクログ毒殺事件は一目瞭然な状況ですし、エノリアの心の揺れが深刻かつ細やかに描かれているので、犯人はエノリア以外に考えられません。 しかし、第三部の法廷シーンで、弁護側から思いがけない事実がもたらされ全体像がガラリと変わる逆転劇は痛快です。構成が秀逸な作品だと思います。 ただ、トリックは医学知識がないと解けないですし、手掛かりをポアロと同じ条件で読者に見せていないので、謎解きの出来栄えはいまひとつだと思います。
1投稿日: 2015.06.18
powered by ブクログ再読。花のように可愛らしく誰からも愛されたエミリイという女性。実写化されたドラマをみたら全然花のようでもなんでもなかったので原作を見て落ち着いた。
1投稿日: 2015.03.16
powered by ブクログ事件の真相が見えた時は驚きはある だけど、推理小説とは言えないよね ミステリーでもないような ラストの法廷での畳み掛け方がなんだか雑な感じがするし わざとそうしているのかもしれないが 暇潰し程度には楽しめる
1投稿日: 2015.02.18ストーリーが素晴らしい!
クリスティー作品の中でも非常に好きな作品です。 推理小説としては推理する上で重要な事実の説明などが少し足りてないなかったりと最高の作品だとは思いません。 しかし、ロマンスを交えた素晴らしいストーリーが読んでいてすごい面白く、何度読んでも楽しめる作品たまと思います。また、推理小説として最高の作品ではないと言いましたが、それでも良くできてるなと思う伏線などもあり、犯人についても意外でありながら動機も納得できるなどいい点も多いです。 どこが好きと問われると難しい作品でうまく言葉にはできなかった感じが少しありますが、すごいオススメの作品なので一度読んでみて下さい。
2投稿日: 2015.02.02
powered by ブクログさすが巨匠です。終盤まで、容疑者真っ黒という状況で、ちょっと怪しげな奴も出てくるものの、最後は全く意外な展開に... 面白い!!
3投稿日: 2014.11.03
powered by ブクログ状況と動機の両方から容疑のかかったヒロイン。 彼女の疑いを晴らすためポアロが動くが、 調べれば調べるほど彼女の犯行が揺るぎないものに思えてくる。 見逃してしまいがちなヒントから、 事件解決まで持っていくのはポアロらしい。 クリスティの女性の書き方は面白いと思う。
1投稿日: 2014.09.25
powered by ブクログクリスティー女史ならではの描写と人間模様が素晴らしい。ミスリードの楽しみもさることながら、人間の心の動き、事件の背景が面白い。 クリスティーの真髄を垣間見れる作品。
1投稿日: 2014.01.23
powered by ブクログすごい好きな話。ミステリーとしてもだけど、主人公の回想と心情の揺れの描写がとてもリアルで。でもクリスティらしくラストまでページを捲る手を緩ませてくれない感じも好き。
1投稿日: 2013.07.10
powered by ブクログミステリとしてはもちろん、愛憎劇、法廷ものとしても楽しめた。作家の脂が乗り切った、という表現にぴったり。発行年順に読んでいて、今が一番読み終わるペースが早い。
1投稿日: 2013.03.06
powered by ブクログ久しぶりに読んだクリスティー。やはり面白い。 ハラハラドキドキといったアクティブな感情で 読むというよりも、 ヒロインのエリノアや登場人物達の 奥底に眠る感情にぞくりときたり、 彼女達の細かい心のひだを読みとる静かな作業を コツコツとしているような読書に浸れる。 ポアロ作品を何冊も読んでいると、 ポアロがこういったところに目をつけ、 推理していくのかな、とか、 なんとなく予想がついてしまうのだが、 わかっていても、 たとえおきまりのパターンでも、 もう飽きた、とかつまらない、といった マイナス感情がない、 いや、むしろ、それが自分にとっては ある意味安定した面白さに つながっているように感じる。 数多いポアロ作品の中でも傑作。 ヒロインのエリノアが好きだし、 クリスティーのちょっと意地悪い、 でも鋭い人物描写が冴えてる。
3投稿日: 2013.03.05
powered by ブクログエリノアが赤バラを好み、ロデリックが白バラを好んだということが印象的。 ポアロがそのような隠された感情から事件のヒントを得るという手法も魅力的ですね。
1投稿日: 2013.01.20
powered by ブクログ少し前に「ナイルに死す」を読んだばかりなので、婚約中の恋人たちの前に別の美しい女性が現れて婚約解消…というあらすじを見て、またか~と思ったけど、おもしろかった。登場人物が好きだからかな。トリック自体がどうこうより、ストーリーがいい。
1投稿日: 2012.06.01
powered by ブクログ初めてよんだアガサ・クリスティー。 といっても途中まで読んだところで本がなくなってしまったため、まだ読み終えてないのです。
1投稿日: 2011.09.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ローラとその親族エリノアとロディ、およびメアリーという主人公群と、ピーターロードという事件の起きた館のかかりつけの医師が中心の第一部。 ポアロが登場する第二部。 どちらが面白いと思うかは、ポアロファンかどうかによるかもしれない。 本作品は、ひょっとしたら、ポアロが登場しなくても、面白かったかもしれない。 メアリーの出自は、伏線がある。
1投稿日: 2011.08.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
エルキュール・ポアロ・シリーズ 富豪であるローラ・ウェルマンに愛された使用人・メアリイ・ジェラードの死。モルヒネを飲まされた毒殺。誰からも愛されたメアリイ。ウェルマン夫人の姪であるエリノア・キャサリーン・カーライルと甥のロディー・ウェルマンの婚約。メアリイに恋したロディー。ウェルマン夫人の突然の死。遺言を残さずに死んだ夫人。メアリイの死。逮捕され裁判にかけられるエノリア。エノリアの提供したサンドイッチに混入されたと考えられるモルヒネ。ホプキンズ看護婦の紛失したモルヒネ。メアリイの残した遺言。叔母に残された遺産。メアリイの出生の秘密。 2011年1月27日読了
1投稿日: 2011.01.27
powered by ブクログ主人公の誇り高い令嬢がすてき。 被害者の可憐な女の子はほんとにかわいそうだ。 好きな人が他の人に心を移しても、毅然としていなければならない内心はどんなにかつらいだろう。 豊かな心理描写を満喫でき、かつ後味は悪くない。 心に残る一冊。
1投稿日: 2010.07.11
powered by ブクログ心から深く愛した婚約者が若い娘に惹かれているのに気づいたとき… 高潔な女性の心は? 男女の機微が面白いミステリ。
1投稿日: 2010.01.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
タイトルの意味がわからなくてググってみたら、シェイクスピアからの引用ですと。テニスンとシェイクスピアを知らないと、わけわかんない部分があるなぁ。私が今好んで読んで(観て)いるミステリシリーズは、クリスティ、エリス・ピーターズのカドフェルシリーズ、TVでは『CSI』シリーズと『コールドケース』、あと『名探偵コナン』。それぞれ、“被害者・犯人の傾向”ってのがあって、『コナン』は概ね(対象視聴者が小中学生だから?)被害者のほうが悪人で、殺害動機が復讐なんだよね。『コールドケース』は悪意はなかったが思わず殺しちゃったパターンが多い。ともかく、同じ作家とかシリーズを長く読んでいると、傾向が見えてくるので、犯人もだいたいわかっちゃうんだけど、クリスティは…、(ちゃんと伏線は張ってあるのに)なーんか、キモチよくダマされてしまうんだよね。いやもう、全然わかんなかったです。ヤられた、って思うの快感。それが楽しいから、敢えて深く考えずに一気に読み進める。犯人の傾向だけれど、クリスティの犯人は善人ヅラして実はテッテ的に悪人、というパターンが多いので、勧善懲悪の好きな私には好みの結末なのです。(2009-09-08L)(2011-10-22L)
1投稿日: 2009.09.21
powered by ブクログミステリーというよりは繊細で美しく静かな愛憎劇を堪能できる感じ。果たしてエリノアは無実なのか、それとも…??犯人と目された人物が一番読者を惑わしてくれる名作である。
1投稿日: 2009.02.21
powered by ブクログ若い女性が殺された。容疑者は、婚約者を奪われた女性。状況証拠もすべて彼女の犯行だと示しているが・・ 読み出してすぐ、前に読んだ気がするなーと思い出し、 最後の謎解きになって、そうそう、こいつが犯人だったと思い出した。 クリスティー後期の、心理描写が巧みで、含蓄のある言葉に満ちた良く出来た一作。
1投稿日: 2009.02.15
powered by ブクログk_64: アガサ・クリスティーは大好きで、何冊か持っているんですが、久々に読もうと思って出かけに本棚から「これってどんなんだったかしら?」と思いながら鞄に入れたら、、、読んでなかったよー(たぶん、汗)。ポアロものです。アガサ・クリスティーはやっぱり好き。他のも読み直してみようかな。
1投稿日: 2008.10.04
powered by ブクログ婚約中のロディーとエリノアの前に現われた薔薇のごときメアリイ。彼女の出現でロディーが心変わりをし、婚約は解消された。激しい憎悪がエリノアの心に湧き上がり、やがて彼女の作った食事を食べたメアリイが死んだ。犯人は私ではない!エリノアは否定するが…嫉妬に揺れる女心をポアロの調査が解き明かす。
1投稿日: 2007.05.22
powered by ブクログ■恋敵を殺した疑いを掛けられた若い貴婦人を救う為、医師がポアロに真相究明…でなく、彼女を無実にしてくれと依頼します。■久しぶりに読んだら、夢中で一気読みしてました。でもタイトルの意味が未だに思い出せません…
1投稿日: 2007.03.15
powered by ブクログエレノアちゃんが激しい思いを必死に抑えつつ表面ではクールを気取ってる姿が可愛くて可愛くてもう。医者のひたむきさも捨て難いけど。彼氏(名前忘れた)がへたれの局地だから尚のこと。
1投稿日: 2007.01.09
powered by ブクログ婚約中のロディーとエリノアの前に現われた薔薇のごときメアリイ。彼女の出現でロディーが心変わりをし、婚約は解消された。激しい憎悪がエリノアの心に湧き上がり、やがて彼女の作った食事を食べたメアリイが死んだ。犯人は私ではない!エリノアは否定するが…嫉妬に揺れる女心をポアロの調査が解き明かす。 【感想】 http://blog.livedoor.jp/nahomaru/archives/50709093.html
1投稿日: 2006.09.13
powered by ブクログポアロもののラブ・ロマンス・ミステリ。婚約中のロディーとエレノアの前に現れた花のごときメアリー……。深い。
0投稿日: 2004.09.30
