
総合評価
(54件)| 1 | ||
| 18 | ||
| 27 | ||
| 4 | ||
| 0 |
powered by ブクログスラスラと、楽しく、読み終えた。 ミステリーで、人骨がでてきて。 なのだけど、悪人のいない、ほっこり、ハラハラせずに読めるミステリーだった。
0投稿日: 2024.09.01
powered by ブクログ魅力的なザンティピー。『仏心』の方がしっかりしたストーリーだったように思うけど、またシリーズとして続いてほしい。
0投稿日: 2023.11.14
powered by ブクログ★この探偵ザンティピーさまに任せておけ。(p.225) ▶ザンティピーのキャラを描くための物語だったのでしょう。▶寅さんが探偵やったらというお話。▶マンハッタンで探偵やってるザンティピー。▶北海道留萌に嫁いだ妹サンディに呼ばれて来日。▶サンディが見つけた骨と禁忌の砂浜と岩。▶何かが隠されている。▶楽しかったので続編も読みましょう。 ■ザンティピーについての簡単なメモ 【休暇 一行目】人は誰でも秘密を抱えている。 【足砂埋/アスナズメ】お盆の最終日、砂浜に足首まで埋め太陽が沈みはじめてから完全に消えるまでの間じっとしていたら一年間はうっかり名前を言ってはいけないアレの名前を口走っても大丈夫。 【厚田/アツタ・ヨシオ】ジュンの担任教師。郷土史家。ナイショだけどミッキーのカレシ。たぶん研究者としてタブーを侵そうとしたりするのだろう、ゼンジローに嫌われているのでナイショらしい。 【御口/オングチ】オンジョイワにいる名前を言ってはいけないもの。妖怪の類いと思われる。目が一つしかなくて口が大きい。オングチさんを怒らせると石女になるらしい。 【オンジョイワ】御浜から十メートルほどの海中にある岩。謂れはあるが言ってはいけないことになっている。要するに名前を言ってはいけない何かがいるということのようだ。 【小平/オビラ】ゆーらっくの湯がある。旭川まで一時間。 【御浜/オンハマ】崖。ゆーらっくの湯の近く。神様がおわすところなので入ってはいけない。ゼンジローが管理者の頭。 【カサジマ・ゼンジロー】→ゼンジロー 【カサジマ・トキ】→トキ 【カサジマ・ミキコ】→ミッキー 【カサジマ・ミチコ】→ミチコ 【カサジマ・ヨシイチ】→ヨシイチ 【カサジマ・リュウイチ/笠島隆一】→リュウイチ 【化石】山の方で採れる。《化石と聞いて心躍らない男はいないだろう。》休暇p.104 【カンダ・トモオ/神田智夫】自動車修理工場をやってる。リュウイチの祖父の友人。 【聞く】《人から話を聞き出すというのは実はかなりテクニックのいる作業なのだ。》休暇p.107。探偵にも郷土史家にも必要な技術。 【コウダ】七十代後半の老婦人。 【サンディ】アレクサンドラ。ザンティピーの妹。ザンティピーは両親とは折り合いが悪いが妹とは仲がいい。リュウイチと結婚してゆーらっくの湯の若女将になった。 【ザンティピー・リーブズ】主人公。愛称はティップ。身長百九十センチほど。探偵。元警官。マンハッタン在住。言語取得能力が高く会話だけなら英語、フランス語、イタリア語、ロシア語、ドイツ語、スワヒリ語、中国語、日本語は使える。ただし日本語はビジネスでは使いにくいタイプ。読み書きは苦手。大学では生物学専攻で演劇部所属。たばこはウィンストン。自分でも認めるお節介な性格。 【ジュン】ジュンイチ・ニシザワ。小平の少年。十一歳。大人しい性格。母子家庭。絵が上手い。野球が好きで中学校では野球部に入りたい。 【ジョン】サンティピーやサンディが子どもの頃死んだ飼い犬。 【善二郎/ゼンジロー】笠島善二郎。リュウイチやミッキーの祖父。トキの夫。八十一歳。 【タフ】警官や探偵は《タフでなければできないだろうと人は言うが、そうではない。タフでいられることに慣れていくのだ。》休暇p.110 【タロウ】ゆーらっくの湯の飼い犬。北海道犬。 【ディヴィッド・ワットマン】ザンティピーの警察での先輩。常に冷静沈着で信頼おける。雄牛と呼ばれる。息子のダニエルも警官になると言っている。最近日本食に凝っている。 【トキ】リュウイチやミッキーの祖母。ゼンジローの妻。八十五歳。 【日本語】ザンティピーの日本語はおおむね「寅さん」。標準的な話し方もできるがこの方が気楽なのとこういうしゃべり方だとほとんどの日本人が好意的になりフランクになってくれる。 【バートン】ザンティピーと同じビルの六階にオフィスを借りている怪しげな貿易商で呑み仲間。 【ハシモト】七十代後半の老婦人。 【ボーヨーダイ】おそらく望洋台。町を一望できる。 【マコ】マコト。小平の少女。十二歳。片親がいない。 【ミチコ】カサジマ・ミチコ。五十歳。リュウイチの母。ヨシイチの妻。ふくよかな優しい感じの人。 【ミッキー】カサジマ・ミキコ(笠島実希子)。リュウイチの妹。スレンダーな肢体に長い黒髪、子犬のような丸い瞳。大学の国文学教室秘書。 【ゆーらっくの湯】サンディが女将をしている温泉宿。北海道の「ルモエ/留萌」の「オビラ/小平」にある。銭湯と宿を合わせたようなタイプだが若向けにこじゃれた感じに改装している。部屋数は十五室ほど。地元の人もよく集まる場所となっている。 【ヨシイチ】カサジマ・ヨシイチ。リュウイチの父。ミチコの夫。小学校からの同級生だった妻のミチコと同様優しい感じの人。 【リュウイチ/隆一】カサジマ・リュウイチ。サンディの夫。ゆーらっくの湯の三代目。調理人として修行しており持ち場は厨房。ザンティピーと同じくらいの身長。涼やかな印象。 【レジー・ジャクソン】ザンティピーがジュンのためにホームランボールにサインをしてもらったメジャーリーガー。アニメ「侍ジャイアンツ」にもモデルになった選手が出てるくらいのスターでした。えらい大物へつながるコネがあったんやなあと。ヤンキースには1970年代に在籍してたみたいなんでこの話もその頃かと。
0投稿日: 2023.07.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ニューヨークで私立探偵を営むザンティピー。 日本の北海道で旅館の若女将となった妹サンディから連絡が来る。 妹が発見した人骨の謎を地元の小学生、義理の妹とその恋人の協力を得て解き明かす。 ザンティピーの耳は素晴らしく2、3時間話をすれば知らない外国語も話せるようになるという特殊能力を持っていて日本語は読めないけれどペラペラ。おまけに寅さんが好きで日本語の口調は寅さんと一緒といった都合の良い設定。 寅さんの様にお調子者ではないが、人情味があり探偵は他人の秘密を暴いて収入を得るのが仕事だけれど、必要以上に暴き立て広めることは無いというスタンスで事件を解決し治めるといったお話し。
0投稿日: 2023.01.17
powered by ブクログ面白くさらっと読めてよかった。 探偵もの、ハードボイルド気取りだけど気障すぎず。あと男はつらいよ、が好きだったのでその感じも良く。でもそこを押しすぎない、実はふつうにも話せるという、外国人過ぎない感じも良く。 ちょっとした非日常感の出し方がうまい人。かといってあんまり奇をてらい過ぎない、丁寧な筆がいい。 耳がいい、という能力にも何か起こりそうでわくわくした。伏線とそうでないものの組み合わせがいいよなぁと思う。事件もそこまでこわくなくて、さらっとつながって読みやすい。この著者は2作目だが、あったかい感じがして安心して読める人だなと思う。児童書向きというかティーンズ向きの作品も上手いんじゃないかなと感じた。(もしもう書いてたら忘れてください)
0投稿日: 2020.10.11
powered by ブクログ小路幸也の探偵ザンティピーの休暇を読みました。 ニューヨークで探偵をしているザンティピーのもとに北海道の旅館の経営者と結婚して女将になった妹のサンディから連絡が入ります。 地元の人が近寄らない海岸の洞窟で人骨を見つけてしまったので調べて欲しいとのことでした。 ザンティピーは休暇を取って妹に会いに行き、海岸の洞窟の秘密をさぐるのでした。 謎もストーリーもいまいち面白く感じませんでした。残念。
0投稿日: 2019.07.17
powered by ブクログ流石、バンドワゴンの作者が仕掛け話です。 主人公がニューヨークの探偵なのに! しゃべるのは日本語。 しかも、覚えたのはある日本映画。 奇妙な言葉を操る探偵が、妹の嫁ぎ先で起きた謎解きに 挑むお話でした。 続編あるのかなぁ。
0投稿日: 2018.02.11
powered by ブクログザンディピーさんすきだな。 登場人物がみんなあたたかくてやさしくて愛に溢れてる。 作品も、切ない場面もあったけど、読んでいて心があたたかくなる。
0投稿日: 2018.01.27
powered by ブクログザンティピーシリーズ?で、既刊のものがあるようだが、こちらを先に読んでしまった。それでも話は全然わかるので大丈夫だった。口調を考えるとどうしても金髪を想像するのは難しい。そこだけが難点?だが、愛すべきキャラで楽しかった。既刊の作品も読みたいと思った。
1投稿日: 2017.08.24
powered by ブクログマンハッタンに住む私立探偵のザンディピーが妹の嫁ぎ先の北海道を訪れ 妹の周りに起こった謎を紐解く♪ ライトなミステリー。
0投稿日: 2016.09.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
やっぱり小路さんの作品好きだわ~って思える本 軽いミステリーで読みやすい 謎解きとかよりも雰囲気を楽しめる 日本語のお手本が寅さんって
0投稿日: 2016.02.23探偵は米国人、舞台は北海道、ベースはなんと葛飾柴又!
ニューヨークに住んでいる私立探偵が主人公のお話。日本人と結婚して旅館の若女将となった妹のお誘いにのって、日本にやってくるところから話は始まります。 この探偵、何カ国語も話せるという特技があって日本語もペラペラ。しかし、なんと学んだ教材が「男はつらいよ」の映画ときている。だから、話し言葉は江戸っ子のべらんべぇ口調。それでいて、起こる事件は、どこか伝奇めいた横溝正史まがいの事件。このミスマッチングが読者を引きつけます。ここまできたら、妹の名前はチェリー何とかにして欲しかったよね。 でも、怨念と愛憎による犯罪の犯人捜しに終始するのではなく、ハッピーエンドに終わるってところは、読後感がさわやかで良いですよ。どこか寅さんにも通ずるところがあって、軽めのミステリー好きにはピッタリです。たただ一カ所、ヘンな表現がありました。電子化するにあたってのミスでもなく、もともとこういう文章だったようですが、どう思われますか? 「…そして、そんなものを飯の種にしている息子に愛想を尽かした両親から、カリフォルニアに住む親から手紙が届いたのはつい一週間ほど前のことだ。」なんか重複している気がするのですが。。。
5投稿日: 2016.02.01
powered by ブクログ大好きな小路幸也さんの本当言うことで、古本屋さんで手にした本。 本棚にはシリーズで3作ほど並んでいたのですが、まずは一冊を。 マンハッタンに住む私立探偵のザンディピー。 北海道に嫁いだ妹のサンディーからの手紙で訪日。 妹が発見した人骨。 妹の幸せな結婚生活のため、その謎を解くザンディピー。 前半はなかなか話が進まず、頑張って読むという感じ。 後半、ザンディピーが本領発揮の頃、ようやく面白さを感じたのだが… う~ん、何故、探偵はマンハッタンに住む設定ではならなかったのか… と、思ってしまった。
2投稿日: 2015.12.04
powered by ブクログ小路さんのこういう感じ、好きだなぁ。 根はみんないい人で、子どもは子どもらしくて。 あったかくなれる。 化石にはあんまり興味ないんだけど、 御口さんでティラノザウルスがこっちみてたら ビックリするわね、 それはちょっと見てみたい。 さて、Mr.ザンティピーは 次も日本にやってくるのかしら。 続きも読んでみよう。
1投稿日: 2014.12.21
powered by ブクログミステリー。 ミステリーとしては全然物足りない。 とにかく軽さが持ち味。 主人公のキャラは良かった。
0投稿日: 2014.05.11
powered by ブクログ数ヶ国後を自在に操るニューヨーク・マンハッタンの名探偵ザンティビー・リーブズ。妹サンディからの依頼で、北海道の温泉町の謎を探る。 日本語を、映画「男はつらいよ」シリーズでマスターしたってとこが面白い。日本独特の因習が青い眼にはどう映り、そして我が国が誇る金田一探偵たちとは違う視点で推理するのか。興味深いシリーズになりそうな気配がする。
0投稿日: 2013.12.20北海道に行きたくなります
マンハッタン、探偵ときて「これは、硝煙と煙草の匂いのするハードボイルドか?」と思いきや。日本に嫁いで北海道の温泉若女将になっている妹に会いに来た、「寅さん」チックな日本語を操るちょっとオカシな探偵さんのほのぼのしたミステリー。
1投稿日: 2013.09.29
powered by ブクログいちいちキザで野暮ったいと思う言い回しが苦手なので最後まで読めるか不安だったが、ザンティピーを始めどのキャラクターも優しく穏やかであたたかい気持ちで読み終えることが出来た。続きも気になる。でも、なぜザンティピーとものすごく特徴的な名前にしたのだろうか。
0投稿日: 2013.09.13
powered by ブクログ数カ国語を操るマンハッタンの私立探偵の休暇に起きた事件簿。 舞台は日本。北海と温泉旅館。 なんとまあ、火曜サスペンス湯けむり殺人事件みたいな内容だが。 小路節の、過去と未来の混在から人情の繫がりへ。まさに一蓮托生ってやつですな。 しかし、いささかこのパターンには飽き始めたな。 ハードボイルドに疲れた時に読もう。
0投稿日: 2013.09.05
powered by ブクログN.Y.で私立探偵をしている主人公ザンティピーは、長年会っていない妹から、日本人と結婚したので今度こちらに来てみないかと電話を受ける。さっそく妹の住む北海道へ赴き、男はつらいよで学んだ日本語を駆使し休暇を満喫するザンティピーだが、妹からある相談を持ちかけられ。。。 日本の田舎風景の空気感がとても心地いい物語でした。ザンティピーさんの話す日本語が面白くてスラスラ読んでしまいました。ニンテンドーDSソフトの『ウィッシュルーム』の空気感と似てる気がする。
0投稿日: 2013.03.26
powered by ブクログマンハッタンに住むザンティピーは数カ国語を操る探偵。日本人と結婚した妹・サンディから「会いに来て欲しい」と電話があった。 日本語ぺらぺら、でも書けない、という(笑) ミステリ風味って感じであっさり終わりましたが、和みました。
0投稿日: 2013.02.10
powered by ブクログ面白かったです。 でも意外と本題の辺りがあっさりしていたような。 あと、オンジョ岩の形状がどうしても想像出来なかったので、最後辺りの様子が上手く分からなかったりしてしまいました。
0投稿日: 2012.12.12
powered by ブクログ著者ならではの、温かみのある書きっぷりはいつものまま。ミステリー風味だが、ミステリーと言い切る程ミステリーではない。本作においては、起伏が少ないところが気に入っている。著者の作品には、起伏を求めたくなる作品も、他に勿論あるが。楽しめた。
0投稿日: 2012.11.09
powered by ブクログマンハッタンに住む探偵ザンティピーの元へ一本の電話が入る。 温泉旅館に嫁いだという妹を訪ね、北海道へ。 優しく爽やかな夏の物語。 続編も借りてきたので楽しみ。 【図書館・初読・8/2読了】
0投稿日: 2012.08.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
おもしろかったですね。 いかにも小路さんの作品という感じで。 元気な老人も出てくるし。 こんな作品には寅さん言葉がよく似合う。 タイトルで間違えちゃいけません。 これは探偵小説ではありません。 ファミリー小説です。
0投稿日: 2012.07.12
powered by ブクログタイトルだけ見て勝手に小路氏にしては珍しい海外が舞台の探偵モノだと思っていましたが、実際には北海道におけるお得意のハートフルストーリーでした。 主人公のザンティピーがあまりに日本文化に対する理解が深いため、敢えて外国人にした意味が薄いように感じました。 でも軽く読めるタイプの面白い内容だったので、次作も読んでみようと思います。
0投稿日: 2012.05.17
powered by ブクログ幻冬舎文庫から出版されたオリジナルです 新書派の私ですが、文庫のみの発売ということであれば止むをえません(笑) フーテンの寅さん、をこよなく愛するニューヨーカーのザンティビーという設定も面白いですね
0投稿日: 2012.02.20
powered by ブクログ+++ マンハッタンに住むザンティピーは数カ国語を操る名探偵。彼のもとに、日本人と結婚した妹・サンディから「会いに来て欲しい」と電話があった。嫁ぎ先の北海道の旅館で若女将になった妹の言葉を不審に思いながら、日本に向かった彼が目にしたのは、10年ぶりに目にする妹の姿と人骨だった―!謎と爽快感が疾走する痛快ミステリ。書き下ろし。 +++ 主人公のザンティピーはアメリカ人探偵なのだが、作中では映画「男はつらいよ」に影響された日本語を話すので、北海道の田舎町でも問題なく周囲と意思の疎通ができ、歓迎されているのである。旅館の主に嫁いだ妹と久しぶりに会い、のんびりと休暇を過ごすはずだったのだが、妹・サンディに持ちかけられた相談で俄かに不穏な休暇になってしまう。過去の事情や言い伝えの真実を考え合わせた解決は、日本のことをよく知っていて、しかも余所者であるザンティピーならではの決着のつけ方だと感心させられる。国を超えた人の暖かさを感じることのできる一冊である。
0投稿日: 2011.12.22
powered by ブクログマンハッタンに住むザンティピーは数カ国語を操る名探偵。彼のもとに、日本人と結婚した妹・サンディから「会いに来て欲しい」と電話があった。嫁ぎ先の北海道の旅館で若女将になった妹の言葉を不審に思いながら、日本に向かった彼が目にしたのは、10年ぶりに目にする妹の姿と人骨だった―!謎と爽快感が疾走する痛快ミステリ。書き下ろし(「BOOK」データベースより) 割とさらっと読める、口休め的ミステリ。 あえて「男はつらいよ」の寅さん口調でやり取りするザンティピー。 いなせで妹想いなところも寅さんに通じる、かな? 『HEART BEAT』とのちょこっとリンクもあり。 いつかどこかでワットマン以外の人物も登場したりしてね。
0投稿日: 2011.12.06
powered by ブクログ悪い人が誰も出てこない小路さんらしい作品です。 ちょっとした伏線があって、のんびりしながら読みたい。
0投稿日: 2011.11.17
powered by ブクログハードボイルドにしては軽く、ミステリにしては本格的とは言えない。小路先生の色は濃く出ているので探偵小説を期待しないで読むのが正解。
0投稿日: 2011.11.04
powered by ブクログさらっと読めた。楽しいんだけど…もう少しな感じかな? 2011.10.17
0投稿日: 2011.10.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
マンハッタンに住む探偵・ザンティピーは、日本人と結婚した妹・サンディからの電話で、彼女の嫁ぎ先である北海道の旅館を訪ねることになる。両親とは絶縁状態にある彼だが、妹のサンディとは仲が良く、この誘いの裏にある彼女の不安に気づいたのだった。サンディが婚家にも町にもなじみ、受け入れられている様子に一安心するものの、立ち入り禁止の場所になっている御浜(オンハマ)で彼女が見つけた白骨死体の話を聞き、穏当に解決すべく行動することにする。 *妹の幸せと平穏な人々の暮らしを守るための解決に安心してしまうのは甘いのだけど、徒に何でも暴けばいいというものではないのだ。
0投稿日: 2011.10.15
powered by ブクログ休暇、とタイトルにあるとおり、さくっと読んでスッキリ終わる一冊。作者も休暇な気分で書いたんだろうな。登場人物も推理ものにしては多くなく、推理ものによくある「この人誰だっけ?」現象が起こらずにさくさく読みました。 この話は主人公がアメリカンだから面白いんだろうなと思います。これが普通に日本人だったら印象の薄い本になっていたと思いますが、海外から見た日本(日本人)像とか、主人公の心情が強く打ち出されていて、それで面白くなっていた気がします。 作者は人情や家族の愛情を描くのが好きなんだろうな。そしていい感じの流れ者を描くのがうまい。東京バンドネオンの我南人しかり。
0投稿日: 2011.09.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
会話も多く、さらっと一気に読めました。寅さん口調で話すザンティピー。。。笑えました。妹の嫁ぎ先の優しい方々との会話が面白くて引き込まれました。
0投稿日: 2011.09.07
powered by ブクログ映画「男はつらいよ」を見て日本語を覚えたザンティピー。寅さん言葉を巧みに話す彼は、マンハッタンの自称名探偵である。そんな彼が、日本に嫁いだ妹からの意味ありげな連絡を受ける。妹は温泉旅館の若女将修行中。ザンティピーは有り金はたいて北海道の田舎温泉旅館にやってくる。ミステリとしては事件のプロットがつまらない。でも、異文化交流は面白い。ただ、アメリカ人にしては日本文化への溶け込み方が、あまりにすんなり過ぎるかな。日本旅館の朝食を、地元のダイナーのハンバーガーよりいいと、すぐに気に入ってしまうところなんかでそう思った。著者の小路幸也さんは相変わらず、角の取れたほんわかムードの小説を書く。肩の凝らない、一風変わった設定の探偵小説だった。
0投稿日: 2011.08.10
powered by ブクログ寅さんを見て日本語を覚えたアメリカ人の探偵のキャラが秀逸。時代小説の人情もののようなオチのつけかたは甘いけれど、その甘さがいい。
0投稿日: 2011.07.27
powered by ブクログ続編に期待[BOOKデータベースより] マンハッタンに住むザンティピーは数カ国語を操る名探偵。彼のもとに、日本人と結婚した妹・サンディから「会いに来て欲しい」と電話があった。嫁ぎ先の北海道の旅館で若女将になった妹の言葉を不審に思いながら、日本に向かった彼が目にしたのは、10年ぶりに目にする妹の姿と人骨だった―!謎と爽快感が疾走する痛快ミステリ。書き下ろし。
0投稿日: 2011.06.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ニューヨーク マンハッタンに暮らす、探偵ザンティピーは、数ヶ国語を操る名探偵。日本人と結婚し、北海道の温泉旅館の若女将になった妹のサンディから日本に来てほしいと連絡がある。日本に来てみると、サンディは、温泉旅館近くの海岸で白骨化した人の骨を見つけてしまっていた。 バイリンガルのザンティピー話す日本語は、大好きな映画『男はつらいよ』の寅さん口調。そのほのぼのさが、なんだかミステリーなんだけど、事件はほのぼのと、円満解決(?)の人情物語で終わる。 だから、『休暇』なのねと思えば納得。ほんわかミステリー。
0投稿日: 2011.05.08
powered by ブクログニューヨークの探偵ザンティピーが日本を訪れる話。日本語と英語でのザンティピーのしゃべり方のギャップは笑いました。追いかけるのは白骨死体の謎だけど、全体的に穏やかな雰囲気でなごみました。ただ、ザンティピーの言語能力が発揮される部分があまりなかったので、是非それが発揮される作品を書いてくれることを期待します。
0投稿日: 2011.04.20
powered by ブクログマンハッタンに住むザンティピーは数カ国語を操る名探偵。彼のもとに、日本人と結婚した妹・サンディから「会いに来て欲しい」と電話があった。嫁ぎ先の北海道の旅館で若女将になった妹の言葉を不審に思いながら、日本に向かった彼が目にしたのは、10年ぶりに目にする妹の姿と人骨だった─!謎と爽快感が疾走する痛快ミステリ。書き下ろし。
0投稿日: 2011.02.19
powered by ブクログ小路さんのミステリー。 なんで小路さんが?とも思いましたが、考えてみればバンドワゴンも多少はミステリーっ気がありますね。ただ、この作品は主人公が私立探偵で、のっけから埋められた頭蓋骨などが出て来ますから、ミステリーが本筋として描かれてます。 もっともそこは小路さん。さすがに陰惨なところは無く、至ってソフトな事件なのですが。 寅さん映画で学んだ日本語を扱うユーヨーク在住のアメリカ人私立探偵。妹が国際結婚で嫁いだ北海道の温泉宿を舞台に。。。というちょっと変わった設定もあって、小路さんらしいホームドラマ的な要素もあるのですが、やっぱりミステリーを主眼に置いたのはどうですかね。 気楽に読めますが、出来は今一つかな。
0投稿日: 2011.02.17
powered by ブクログミステリーなのに優しい。 幸也さんの話はどれもこれも優しい。 人が死ぬのに優しい。 不思議だ。 ザンティピーとサンディの兄妹愛が微笑ましい。 僕にもザンティピーみたいなお兄さん欲しいな。 妹のためにNYから日本に駆けつける。 外国人と日本人と言う全く違う文化を持った人たちが暖かい関係が持てる。 その姿が描かれている。 同じ人である。 外国人も日本人も。 お互いに受け入れて優しい関係が持てればいいのに。 現実に
0投稿日: 2011.02.04
powered by ブクログ「東京バンドワゴン」シリーズの小路幸也さんが 幻冬舎文庫へ書き下ろし。 ニューヨークに事務所を構える、元警察官の私立探偵ザンティピーが、 日本人に嫁いで、温泉旅館の若女将となった妹のサンディより 「会いに来て欲しい」との電話があり、 向かった先は北海道の小さな観光地。 10年ぶりに再会した妹に、挨拶もそこそこに差し出されたのは、 人の指の骨だった。 それは誰の骨なのか。 わが国の国民的英雄といっても過言ではない 「柴又のあの人」の映画を観て習得した、 微妙な日本語を駆使しつつ探偵ザンティピーは、 かつてこの島で起こった、殺人事件を調査する。 小路さんの「東京バンドワゴン」以外の作品を読むのは始めてだけど、 やっぱり最後に行き着くのは熱き「家族愛」。 ラブなんだねぇ・・・と。 これからもっとザンティピーの冒険談や、 彼の繰り出す変な日本語が聞きたい。 ぜひ続編を。
0投稿日: 2011.01.24
powered by ブクログ「だが、兄を、妹を思う気持ちは、理解できる。たとえどんな状況になろうとも、血の繋がりを断ち切ることはできないのだ。」 小路さんの本はどうしてこうも安心して読めてしまうのだろー。 と心から思った一作。 ザンティピーがほんとにステキなのだ。 かっこよすぎる。 新しいハードボイルド系探偵の登場だ。 最初は、どこか不穏な空気の漂う街だけれど、 それにはちゃんと理由があって、 過去にこんなことがあって、、、 ということが徐々に明らかにされていくミステリー。 もちろん現在はだれも死なないけれど。 ちょっぴり切なくて、たまらなく優しくて暖かい。 家族とか、仲間とか、そういうのってとってもいいな。 って改めて感じさせてくれる物語なのでした。 先生が、とってもお気に召したというのも納得なのでした。 【11/15読了・初読・先生蔵書】
0投稿日: 2010.12.27
powered by ブクログ東京バンドワゴンのアメリカ人バージョンですね。アメリカの探偵小説の雰囲気を醸し出しつつ、人情味も忘れない。この小説に出てくる場所は実在するのでしょうか?一度行ってみたいものです。
0投稿日: 2010.12.12
powered by ブクログつまらない話ではもちろんないんですけど、さすがに少し飽きてきました。ただ単に優しいだけではなく、「空を見上げる古い歌を口ずさむ」のようなプラスαが欲しいです。
0投稿日: 2010.12.01
powered by ブクログ人情ものでは定評のある作者の、ちょっと変わったテイストの探偵物語り。「フーテンの寅さん」で日本語を勉強したアメリカ人が北海道に嫁いだ妹の依頼で事件を解決する。
0投稿日: 2010.11.22
powered by ブクログちょっと軽めのミステリ。 小路さんらしい温かいお話です。 子供を描くのが上手ですよね。 ザンティピーの日本語が絶妙です。
0投稿日: 2010.11.16
powered by ブクログマンハッタンに住むザンティピーは数カ国語を操る名探偵。彼のもとに、日本人と結婚した妹・サンディから「会いに来て欲しい」と電話があった。嫁ぎ先の北海道の旅館で若女将になった妹の言葉を不審に思いながら、日本に向かった彼が目にしたのは、10年ぶりに目にする妹の姿と人骨だった—!謎と爽快感が疾走する痛快ミステリ。書き下ろし。
0投稿日: 2010.11.11
powered by ブクログニューヨークの私立探偵ザンティビーが、妹から電話で会いに来てほしいと言われ、妹が嫁いだ先の北海道に。そこでザンディピーが見たものは久しぶりに会う妹と人骨だった。 という感じのお話で、まあ小路幸也らしいっちゃーらしい さいきん取っ付き難いのが気になる感じでしたがこれは スラスラ読めましたね。ファンとしてはやっぱりもうちょっと ヒネリが聞いてくれれば最高の作家になるのになーと思います。
0投稿日: 2010.11.01
powered by ブクログ文庫書き下ろし!たまにはやるね幻冬舎w。 小路さんらしいハートウォームな人情ものの 変形的な作品。主人公はNYで私立探偵を営む 「ザンティピー」。その妹が嫁いだ先は 北海道の温泉宿。その妹からの助けによって 探偵は北海道へと...というシンプルなストーリー。 そして魅力ある登場人物たち。こういった素朴かつ 人情味のある人物...とくに老人を書かせたら 上手いですねー。男として憧れちゃう。 ザンテさんwが北海道でも、その巧みかつ 妙な日本語を駆使して発見された人骨、 昔から謂れのある伝説、そして妹が抱える 不安...など全てを解決する様は爽快かつ その真相も温かい感情がジワっと。 小路作品らしい逸話。シリーズ化しないかなー。
0投稿日: 2010.10.16
powered by ブクログ寅さんちゃんと観た事無いんだよなぁ。 やっぱ観ておくべきなのかな・・・。 それはさておき、こじんまりとまとまった良いお話でした。 悪人がいないのも良い。うん。
0投稿日: 2010.10.14
powered by ブクログ国際結婚して北海道の温泉旅館に嫁いだ妹に頼まれて 日本にやってきたNYの私立探偵ザンティピーの物語。 足を踏み入れることを禁じられた聖地で偶然にも人骨を 見つけてしまった、妹のサンディ。 そんな彼女の代わりにその骨の意味するところを解決 するために奔走するザンティピー。 なぜ踏み入れることが禁じられているのか。 なぜそこに骨があったのか。 なぜその骨は見つかってしまったのか。 まさしく最近のわたくしが好きな「理由」を巡る物語。 小路さんの著作『HEARTBLUE』の登場人物も最後に 少しだけ登場したりもして、ファンには嬉しい演出も。 さほどドラマチックな展開があるわけではありません。 小路さんにしてはミステリ色が濃い方ですが ほんわかあったかいことには変わりのない、 素敵な物語でした。
0投稿日: 2010.10.12
