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powered by ブクログ3.11のあと、原発建屋の屋根がふっとんだ映像と、政府が「ただちに人体に影響はない」みたいな発表をした映像とが記憶のかたすみにある。 それが、「ただちに」影響は一般の人には出なかったけれど、これから数十年の間に気を付けなければいけないことと、ちゃんと除染や適切な避難や検査をやっていかないと、けっこう大変なことになるということがわかる。 著者は研究者で、現場で除染をしたり計測をしたり、国会で説明をしたりしているから、国の対応のどこがまずくてどこが問題だかがわかる。 芸人でライターのマコさんけんさんの話も合わせて聞いていると、当事者は、 目をそむけたくなるのもわかるけど、逃げずに情報を得ようとして、おかしいことには断固戦う。 国は必要な対策をとる。民間の力も使う。 国民が全体で見守る。わすれない、情報をとることをやめない。 何百年も、何兆円もかかっても、やらかしたことの後始末はしないといけないと思う。 以下メモ。 P13 熱量からの計算では広島原爆の29.6個分に相当するものが漏出しております。ウラン換算では20個分のものが漏出qしていると換算されます。 P21 チェルノブイリの事故。1991年にウクライナの学者が、チェルノブイリの子どもに甲状腺がんが多発していることを発表。日本やアメリカの研究者がそれを、因果関係がわからないと言った。1986年以前のデータがないから。 しかし20年後に、86年から起こったピークが消えたために、過去のデータがなくても因果関係があるということのエビデンスになった。 p23 チェルノブイリで前立腺肥大の手術時一緒にとれる膀胱をしらべ、セシウムの線量が尿中に6ベクレル/リットルでも、その地域では増殖性の膀胱炎が必発、かなりの率で上皮性のがんができていた。 福島の7名の母乳から、2~13ベクレル/リットルのセシウムが検出されている。 P24原発からなんキロ、という距離で強制避難かどうかという線引きをする。1日100万円くらいかけて、こどもを距離の遠い学校へスクールバスで通わせる。しかし遠ければ線量が低いかというとそうではなく、逆の場合もあるため、わざわざ線量の高い地域に通わせている場合もある。強制避難でなければ補償しないという政府の方針だが、子供の問題は補償とは分けて考え、子どもを守ることを第一にしないといけない。 P32 チェルノブイリ 笹川財団が5万人くらいまで調べたときは優位な差がなかったといわれたが、いまでは6000人の甲状腺がんと15人の死亡例が生まれたと変わっている。
0投稿日: 2025.12.17
powered by ブクログ「内部被曝の真実」 https://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51742378.html
0投稿日: 2025.06.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
子どもと妊婦を守れ! 7/27の衆議院厚生労働委員会で涙ながらに訴え、日本中を戦慄させた著者の、あのスピ-チの全容と補筆解説。
0投稿日: 2022.10.23
powered by ブクログたまたま震災から1年後の平成24年3月11日に読了。児玉教授が国会で話してから半年以上経つのに何も進んで無いことに愕然とさせられる。 「科学的に認められないということは、あくまで認められないということで、起因しないと結論しているわけでは無い」
0投稿日: 2018.10.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2011年刊。◆東大アイソトープ総合センター長たる著者が、南相馬市での除染経験やチェルノブイリ原発事故の教訓を踏まえ、国会にて答弁した内容を載せたもの。重複の多さを割り引いても、今こそ読む価値あり。著者の問題意識は、大量に環境に撒き散らされた低線量かつ長期間の半減期を有する放射性物質が、飲食物等を通じ体内に取り込まれることによる被爆(内部被爆)である。これは除染しか有効な手立てはなく、放置すれば濃縮された上記放射性物質が食物連鎖の関係で人間にどんどん取り込まれていく。これは再稼動とは異なる今の危機なのだ。
0投稿日: 2017.01.16
powered by ブクログ(2016.03.01読了)(2013.01.23購入)(2011.09.25第4刷) 3月は、東日本大震災のあった月ですので、震災関連の本を読むことにしています。 福島の原発事故で放出された放射線によってどのような影響が出るのか、放出された放射線の濃度をどうやって弱めていったらいいのかを述べた本です。 先例として、チェルノブイリの事例がいくつか述べられています。 被災地へ足を運んで、放射線濃度を測り、除染の指導をしているようなので、話に説得力はあります。 【目次】 第一部 7・27衆議院厚生労働委員会・全発言 1 私は国に満身の怒りを表明します 2 子どもと妊婦を被曝から守れ―質疑応答 第二部 疑問と批判に答える データが足りないときこそ予測が大事 線量を議論しても意味がないのはなぜか 危険を危険だとはっきり言うのが専門家 ほか 第三部 チェルノブイリ原発事故から甲状腺がんの発症を学ぶ ―エビデンス探索20年の歴史と教訓 第三部の要旨 チェルノブイリ原発事故による健康被害の実態 小児甲状腺がんの増加の原因をめぐる論争 ほか 第四部 〝チェルノブイリ膀胱炎〟 ―長期のセシウム137低線量被曝の危険性 第四部の要旨 深刻化するセシウム137の汚染 1940年代以前には地球に存在しなかったセシウム137 ほか おわりに 私はなぜ国会に行ったか 委員会出席への依頼、そしてためらい 大津波は本当に「想定外」だったのか 専門家とは、歴史と世界を知り知恵を授ける人 ほか 付録 国会配布資料 ●原爆と原発(13頁) 原爆による放射能の残存量と、原発から放出されたものの残存量を比較しますと、1年経って、原爆の場合は1000分の1程度に低下するのに対して、原発からの放射線汚染物は10分の1程度にしか減らない。 今回の福島原発の問題はチェルノブイリ事故と同様、総量で原爆数十個分に相当する量が漏出し、原爆汚染よりもずっと大量の残存物を放出したということが、まず考える前提になります。 ●除染のコスト(25頁) カドミウム汚染地域は大体3000ヘクタールなのですが、現在そのうち1500ヘクタールまで除染が済み、国費が8000億円投入されています。今回、汚染地域がもしこの1000倍ということになれば、一体どれだけの国費投入が必要になるのか。 ●放射線障害(100頁) 放射線障害は、細胞増殖の盛んな子ども、免疫障害のある病人に起きやすいことから、保育園、幼稚園、小学校、中高等学校と年齢の若い児童・生徒の接触、吸入可能性のある所から除染が急がれる。 ●線量計(126頁) 市には、米軍から20個ほど、シリコン半導体だと思われる個人線量計が届けられている。しかしマニュアルは英文のものだけで、表示する数値の意味も分からない。 ☆関連図書(既読) 「私たちにとって原子力は・・・」むつ市奥内小学校二股分校、朔人社、1975.08.03 「原子力戦争」田原総一朗著、筑摩書房、1976.07.25 「日本の原発地帯」鎌田慧著、潮出版社、1982.04.01 「ここが家だ-ベン・シャーンの第五福竜丸-」ベン・シャーン絵・アーサー・ビナード文、集英社、2006.09.30 「恐怖の2時間18分」柳田邦男著、文春文庫、1986.05.25 「食卓にあがった死の灰」高木仁三郎・渡辺美紀子著、講談社現代新書、1990.02.20 「チェルノブイリの少年たち」広瀬隆著、新潮文庫、1990.03.25 「チェルノブイリ報告」広河隆一著、岩波新書、1991.04.19 「原発事故を問う」七沢潔著、岩波新書、1996.04.22 「ぼくとチェルノブイリのこどもたちの5年間」菅谷昭著、ポプラ社、2001.05. 「六ケ所村の記録 上」鎌田慧著、岩波書店、1991.03.28 「六ケ所村の記録 下」鎌田慧著、岩波書店、1991.04.26 「神の火(上)」髙村薫著、新潮文庫、1995.04.01 「神の火(下)」髙村薫著、新潮文庫、1995.04.01 「原子力神話からの解放」高木仁三郎著、光文社、2000.08.30 「原発事故はなぜくりかえすのか」高木仁三郎著、岩波新書、2000.12.20 「私のエネルギー論」池内了著、文春新書、2000.11.20 「原発列島を行く」鎌田慧著、集英社新書、2001.11.21 「朽ちていった命」岩本裕著、新潮文庫、2006.10.01 「いのちと放射能」柳澤桂子著、ちくま文庫、2007.09.10 「原発と日本の未来」吉岡斉著、岩波ブックレット、2011.02.08 「原子力事故自衛マニュアル 緊急改訂版」桜井淳著、青春出版社、2011.04.15 「原発労働記」堀江邦夫著、講談社文庫、2011.05.13 「福島原発メルトダウン-FUKUSHIMA-」広瀬隆著、朝日新書、2011.05.30 「緊急解説!福島第一原発事故と放射線」水野倫之・山崎淑行・藤原淳登著、NHK出版新書、2011.06.10 「津波と原発」佐野眞一著、講談社、2011.06.18 「原発社会からの離脱」宮台真司・飯田哲也著、講談社現代新書、2011.06.20 「原発の闇を暴く」広瀬隆・明石昇二郎著、集英社新書、2011.07.20 「福島 原発と人びと」広河隆一著、岩波新書、2011.08.19 「福島の原発事故をめぐって」山本義隆著、みすず書房、2011.08.25 「ルポ下北核半島-原発と基地と人々-」鎌田慧・斉藤光政著、岩波書店、2011.08.30 「亡国の宰相-官邸機能停止の180日-」読売新聞政治部、新潮社、2011.09.15 「「想定外」の罠-大震災と原発」柳田邦男著、文藝春秋、2011.09.15 「福島第一原発潜入記」山岡俊介著、双葉社、2011.10.02 「災害論-安全性工学への疑問-」加藤尚武著、世界思想社、2011.11.10 「死の淵を見た男」門田隆将著、PHP研究所、2012.12.04 「さくら」馬場国敏作・江頭路子絵、金の星社、2011.12. 「日本人は原発とどうつきあうべきか」田原総一朗著、PHP研究所、2012.01.12 「官邸から見た原発事故の真実」田坂広志著、光文社新書、2012.01.20 「見捨てられた命を救え!」星広志著、社会批評社、2012.02.05 「ホットスポット」ETV特集取材班、講談社、2012.02.13 「ふたたびの春に」和合亮一著、祥伝社、2012.03.10 「飯舘村は負けない」千葉悦子・松野光伸著、岩波新書、2012.03.22 「これから100年放射能と付き合うために」菅谷昭著、亜紀書房、2012.03.30 「闘う市長」桜井勝延・開沼博著、徳間書店、2012.03.31 「おいで、一緒に行こう」森絵都著、文芸春秋、2012.04.20 「知ろうとすること。」早野龍五・糸井重里著、新潮文庫、2014.10.01 (2016年3月2日・記) (「BOOK」データベースより)amazon 福島原発事故では、広島原爆20個分以上の放射性物質が放出された。放射線による健康被害が科学的に証明されるまでには時間がかかる。安全か危険か議論するより前に、国が「測定と除染」に今すぐ全力を挙げなければ、子どもたちと妊婦を守れない。「民間のノウハウを集め、最先端機器を使って全国の産地で食品検査を」「低線量の膨大な放射性物質を処理するための法律の整備を」―内部被曝研究の第一人者が、政府の対応を厳しく批判しつつ具体的な対策を提言して大きな反響を呼んだ、国会でのスピーチを全文採録。 内容紹介(amazon) 「私は国に満身の怒りを表明します」 「7万人が自宅を離れてさまよっているときに、国会は一体、何をやっているのですか!」 福島原発事故では、広島原爆20個分以上の放射性物質が放出された。国が「測定と除染」に今すぐ全力を挙げなければ、子どもと妊婦を守れない。 YouTubeで100万回以上も再生されて大きな反響を呼んだ、正義の科学者による魂の国会スピーチを完全採録。 さらに ■国会でのスピーチに寄せられた疑問・批判への回答 ■ヨウ素被曝と子どもの甲状腺がんの因果関係の立証には長い年月がかかることを、今から2年前にすでに警告していた論考 ■国会出席を決断するにいたった南相馬でのある1日について書き下ろした「私はなぜ国会へ行ったか」 を加えての緊急出版!
0投稿日: 2016.03.02
powered by ブクログう~ん、なんか、わかりにくかったです。 国会答弁をそのまま載せたようですが、スピーチ文をそのまま文章にしてもわかりにくいんだな~と再確認。 先に中川さんのを読んだんですが、わかりやすさから言うと断然中川さんに軍配。 内容は別として。 中川さんの読んでたら、ああ、心配要らないんじゃない?とか思ったりもしたけど、これを読むとそんなことないな~やっぱり、とも思う。 今の特にネット上の心情としては児玉さん派が多い印象。 まあ、でも心配ないとする『中川派』の人はさほどネット上でも発言しないだろうから、そう思うのかな。 ちょっと笑ったのが、感情的になってすみません、的なことを書いてたこと。 かわいいじゃん、児玉さん、と失礼ながら思いました(笑)。 両極ともいえる二人の本を読んで、結局、「哲学だ」と位置づけたのが正解だったな、ということがよくわかっただけでした。 誰にも結局わからない、専門家の数だけ説がある、それが現時点のファイナルアンサーなんじゃないですかね。
0投稿日: 2014.05.30忘れないでおくべきこと
原発事故の一番の問題は放出された放射性物質の総量が莫大で必ず濃縮が起こり、高線量のスポットができること。対策は食物は全数検査と、地域は学校などを優先して、高濃度スポットを測定して、除染する。わかりやすく書いてあるのでおすすめです。
1投稿日: 2014.01.01
powered by ブクログ確かに、数年・数十年経ってから明るみに出てくる真実ってのは枚挙に暇が無いし、不幸にもそれは、デメリットである場合が多いと思う。だからこそ、その可能性に対しては謙虚でなければならないと思うし、軽んじるようなことがあってはならないと思う。一方で、大きくないリスクにあまりにも拘泥し過ぎて、大勢を見失うようなことがあっても、それはそれでいけないと思うし。要するに、なかなかこれが答えっていう風に片付けるのが難しい問題に関しては、中庸の姿勢で、朝令暮改もアリで、真摯に向き合っていくしかないのですね、結局のところ。
0投稿日: 2013.09.16
powered by ブクログ筆者の児島龍彦氏が政治の中でどういうことをしたか、という話がメインで、政治に対する不満をいうための材料を探すのにはいいかもしれないが、科学的な部分があまりなく、自分にはいまいち。
0投稿日: 2013.07.28
powered by ブクログYouTubeで100万回以上再生された児玉氏の講演をまとめたものであるが、私もその映像を知ったのは、ある神父様の拡散によるもの。 児玉氏は、非常に「研究者」として自らが何をすべきかということを把握し、立派な理念をもって国会に怒りを訴えている。 内部被曝には、「何ミリシーベルト」という数値は関係ないということ。 それよりも、広範囲の被曝で蓄積する内部被曝による、数年後、十数年後の発がんが問題であるともいう。 そして、まだ、研究者の間でも、まだ、原発事故との因果関係は分からないとされている。 最近のレビューにも『低量放射線は怖くない』という本のレビューを書いたが、本当に「何が原因か」ということは、特定はできないようだ。 まだ、原子爆弾や、チェルノブイリなど十分なデータが揃っていないのだ。 しかし、そのような学問論争のようなことは問題ではなく、まずはどうしたら国民の健康と安全を守れるかが問題なのである。 歴史から、「想定外」のことを学び、「予測する」ことが大切であるという。ひとつの未来を予測する時、科学者、専門家はメカニズム「一見このように見えるが、実はこうだ」で予測しなければならない。 薄い冊子であるが、極めて重要な研究と科学者と政府、民間のなすべきことが提言されている貴重な本であると思う。
0投稿日: 2013.07.25
powered by ブクログ読み終わりました。 原発問題を、自分と関わる、でも冷静に考えていけばもっと良い状況にしていくことが可能な問題ととらえることができたので、読んでよかったと思います。
0投稿日: 2013.06.30
powered by ブクログ内部被曝のことを報道で目にする機会が少なくなったし、見たとしても集団検査で検出されなかった、という話が多い。ではもう大丈夫なのか。ホールボディカウンターで総計を見るのではわからない、核種ごとの違い、蓄積される部位の違いなどの話が、その後の検査にどう反映されているのかも、僕は知らない。 安易なエビデンスはいけない、多数の例があってもエビデンスにはならない、という言葉が突き刺さった。チェルノブイリでさえ20年かかったのだと。ではまだ何もわからない、と怯えるだけでいいのか。怯えすぎかなあ、という印象がないわけではない。除染の基準はハード過ぎるかもしれない。でも、「直ちに影響はない」を、今こそ追求しないといけないのかもしれない。 とにかく、局所的な何かだけでものを語ってはいけないのだ、ということがよく伝わる本。
0投稿日: 2013.04.25
powered by ブクログ国会の参考人発言で注目された方である。その発言内容を中心にまとめた本である。チェルノブイリの甲状腺癌の因果関係が証明されたのが20年かかっている。今後はセシウムによる膀胱癌への影響が注目されるとのこと。内部被曝については時間がたたないと分からないことがあり、その場でのエビデンスに縛られすぎると間違った結論にもなる。事実を踏まえて経過を見る態度が必要と臨床的な姿勢。専門家が「想定外」を連発するのは無責任と潔い。この本も事故後に一気に増刷されたがその後は増刷されず、世間の興味が薄れたのか。ただここで述べられていることは今も生きる。
0投稿日: 2013.03.23
powered by ブクログ原発事故の一番の問題は放出された放射性物質の総量が莫大で必ず濃縮が起こり、高線量のスポットができること。対策は食物は全数検査と、地域は学校などを優先して、高濃度スポットを測定して、除染する。わかりやすく書いてあるのでおすすめです。
0投稿日: 2013.02.20
powered by ブクログ国会での発言が話題になった児玉龍彦さんの本。 国会での発言内容やチェルノブイリでの放射能の影響の事例など書かれている。 原発事故の影響で実際に癌などが増えるのは、放射能飛散後10~30年たってから。 放射線で最初に遺伝子を修復する機能が破壊され、次の変異で発症するため。 福島原発の影響が本当に出てくるのは、これから先の事なんだなぁ…。
0投稿日: 2013.01.28
powered by ブクログ医師である著者が内部被曝の危険性を訴える本。 東日本大震災以降に、内部被曝がいかに軽視されてきたかが分かる。 子供や妊婦といった日本の将来のために、 国を挙げての早急な除染の必要生を痛感した。 著者曰く、「専門家とは、歴史と世界を知り、知恵を授ける人」であり、 想定外があってはならないとのこと。 その専門家が意見を気軽に言える場、専門家と現場との協働する場が、 今の日本には必要であろう。 政府や企業のことだけを盲信する訳にはいかない。
0投稿日: 2012.10.11
powered by ブクログ少し荒っぽい所もあるが、もっと知られても良い内容が含まれているように思う。不完全な形であっても、こういった第一線で働く人の声を広く知らせることも出版の大切な役割だと感じた。 食品などの放射線測定には、厚生労働省が標準としてきたゲルマニウムカウンターより、高性能で容易に検査出来る測定器があること、 検査体制の遅れも、法整備が追いついていないため、設備を持っている部署が動くに動けないこと、 除染についても、イタイイタイ病の時、20年かけて行った経験があるのに、その時の経験が反映されていないこと、など。
0投稿日: 2012.08.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ざっと流し読み。一躍反原発のヒーローになった児玉教授だが、除染に関してはその中でも意見が分かれるところである。果たして本当に除染は可能なのか。なにしろまだ分からない事が多い事態なので、政府が総力を挙げて取り組むべきなのだが、増税やら再稼動やらに一生懸命でまったく当てにならない。科学者個人の良心に頼るしかないのが悲しい。
0投稿日: 2012.05.11
powered by ブクログBIO Tech 2012では、IT創薬に関する講演会の司会をやっていらっしゃいました。政治力学ではなく、医療科学の視点から、ごく当たり前の話を語った本です。
0投稿日: 2012.05.04
powered by ブクログ・内部被曝の場合,線量による評価ではなく体内の状態を検査する必要がある. ・100ミリシーベルト閾値論には一考の余地がある. という主張は理解できた. しかし,上記に対する主張の理由があまりに定性的過ぎる.今回の出版に際しては国会招致と違い十分な時間があったはずだ.それらを盛り込んだ内容として欲しかった. これでは「よくわからないから心配」と言っている一般人と大差ない. また,官or産と連携して具体的にどのような取り組みをしている(していく予定)のかも書いて欲しかった.
0投稿日: 2012.05.02
powered by ブクログ対策が本当に必要なその瞬間にはエビデンスがないことが往々にしてある。その時にどう動くか。示唆に富む内容の本だ。
0投稿日: 2012.02.29
powered by ブクログ「男の涙は演技である」と言い切れるか《赤松正雄の読書録ブログ》 先日ある新聞に男の涙をどうみるかについて特集されていた。これまで人前で涙を見せないというのが、男の男たる所以だと言うのが定説だった。どうも最近は違うらしいというのが、その企画のミソであったと記憶する。そこではよく泣く男、ご存知鈴木宗男前衆院議員の一文も掲載されていた。 東日本大震災そして福島第一原発の事故の直後から今日まで様々な学者、研究者の話を、国会で聴く機会があった。泣きながら被害の実態を語り、政府の対応を批判するという人に初めて会った。東大先端科学研究所の児玉龍彦教授である。この人は、国会での参考人質疑における陳述、質疑の中で政府の対応がいかに杜撰であるかを泣きながら語られたことで知られる。恥ずかしながら、私は児玉先生を存じ上げず、しかもその事実をも知らなかった。同先生が講師として出席された先日の会合(「赤松正雄のブログ」1月27日付け)でも泣かれたので、その場で聞いているものとして深く感動した。そこで、同先生の著作である『内部被曝の真実』を読んだ。 「専門家とは、歴史と世界を知り、本当の危機が顕在化する前にそれを防ぐ知恵を教える人でなければならない。だが、放射線被害と、その予防について、一週間でまとめて、国会で話せる自信はなかった。間違ったことをいってご迷惑をかけるかもしれない。専門家としての自分の評価に傷がつくかもしれない」 このようなためらいを感じながらも、7月27日に衆議院厚生労働委員会に出席されて発言された。その時の発言録と、その発言への委員からの質問と答弁からほぼ成り立っている珍しい本(こういう新書は類例をみない)である。この時の委員会で民間のノウハウを結集して国策としての除染をして欲しいとの4つの提案―1)食品、土壌、水を最新鋭の機器で測定する 2)子どもの被曝を減少させるために、新しい法律を制定する 3)汚染土壌除去する技術に民間の力を結集する 4)世界最高水準で除染を行う準備を即刻開始する―をされている。いずれも十分な対応がされているとは言い難い。 残念なことに、ここでの参考人質疑に公明党の委員が登場していない。坂口力副代表が質問に立たれたが、児玉先生を含め6人も参考人が出席されたので、時間がなくなったようである。児玉先生には本の中で、そのことを補足してほしかった。でないと、公明党だけの不在は読者に不審を抱かせる。 ところで、男の涙についてかつて尊敬する先輩から「女の涙は自然な感情の発露だが、男の涙は演技であると思って間違いない」と聞いた。今、その確信はいささか揺らいでいる。
0投稿日: 2012.02.21
powered by ブクログ・内部被爆の一番大きな問題はがんであり、がんは放射線がDNAの切断を行うため。DNAというのは2本の鎖からなる二重らせんのため二重のときは非常に安定しているが、細胞分裂するときは二十らせんはほどけて1本ずつになってそれぞれが2倍に増えて鎖が4本になる。この鎖が1本になる過程のところが切れやすく危険。 →妊婦の胎児、幼い子供などの成長期の増殖の盛んな細胞に対して危険性を持つ。 ・甲状腺の場合は汚染された牛乳などをたくさん飲むと最初にRET遺伝子がやられるが、1回やられただけでは発ガンせず増殖するのみ。その後もう1個がやられるとがんになる。 ・学会の主流と政府は何を誤ったかというと、現行法の「高い線量の少量の汚染」を考え、濃度を元に「さしあたり健康に問題ない」としてきた。しかし、システム論から見ると線量が問題で、「低い濃度でも汚染が膨大になおこると、特定の場所や食品に濃縮がおこり、健康に害をもたらす」
1投稿日: 2012.02.05
powered by ブクログ専門家とは、 ・危険なことがあったら、これは本当に危険だから、苦労があっても何でもやっていこう国民に伝える。危険を危険だとはっきり言うのが専門家。折り合いをつけることではない。 ・歴史と世界を知り、本当の危機が顕在化する前にそれを防ぐ知恵を教える人でなければならない。 ・専門家には想定外があってはならない。想定されたリスクを瀬に、正しく伝えなくてはいけない。 との言葉にただ納得。 そしてまた、そのことを思うと、本当の専門家は日本では重用されていないのだと改めて思いました。
2投稿日: 2012.02.02
powered by ブクログいっとき、国会答弁がYouTubeに流れていたことがきっかけで買った本。 遠方の地でえらそうなことを言っている人よりはるかに心にずしんとくる内容。 ちなみに、通販生活2012春号にも登場している。
0投稿日: 2012.01.09
powered by ブクログごめんなさい、今頃読みました。。。 国会発言が7月末、それから5ヶ月経過して変わったことと云えば、 計画なき除染(移染)が大々的に事業化されてしまったくらいですか? しかも、危惧されていた『利権がらみの公共事業化』に近い形で。 警鐘を鳴らしてくれる人がいるありがたさと、 それを実現しない(「できない」ではなく「しない」)官僚・政治屋に 絶望しかけている今日この頃です。 【収録内容】 第一部 7・27衆議院厚生労働委員会・全発言 1 私は国に満身の怒りを表明します 2 子どもと妊婦を被曝から守れ――質疑応答 第二部 疑問と批判に答える 第三部 チェルノブイリ原発事故から甲状腺がんの発症を学ぶ ――エビデンス探索20年の歴史と教訓 第四部 "チェルノブイリ膀胱炎" ――長期のセシウム137低線量被曝の危険性 おわりに 私はなぜ国会に行ったか 付録 国会配布資料
0投稿日: 2011.12.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
7月27日、衆議院厚生労働委員会でのスピーチは日本中を戦慄させた。ユーチューブ再生実に百万回以上。そのスピーチをしたのが児玉龍彦である。本書ではそのスピーチの全文を掲載。また被爆についてのより深い真実が明かされている。(三浦崇典) ▼『ジセダイ』140文字レビューより http://ji-sedai.jp/special/140review/20111107.html
0投稿日: 2011.12.09
powered by ブクログとりあえず、内部被曝は侮れないことがわかった。けれど、直ちに健康に影響を及ぼさないこともわかった。 この本とは関係ないけど、輸入されてるものの方がよほど心配したほうがいいと思う。ギョーザの時はあれだけ騒いでたのになぁ。 何で他国が信用できて、自国は信用できんのだ。理解に苦しむ。
0投稿日: 2011.12.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
著者は、 日本の医学者、生物学者。東京大学アイソトープ総合センターセンター長 兼 東京大学先端科学技術研究センター教授。専門は、内科学、分子生物医学、システム医学領域、血管システム分野 (ウィキペディアより) であり、 今年の7月27日に衆議院で参考人として出席し、国に対して満身の怒りを表名した児玉龍彦氏です。 被曝について詳しく書かれた本を探しに近くの書店に物色しに行ったのですが、 その書店には、確固たる物証(データ等)を示し、それに基づいて書かれたものが見当たらず、 この児玉龍彦氏の本も無かったのでネットで注文して取り寄せてみました。 印象に残ったのは、 そもそもこの本を買うきっかけだった"被曝について確固たる物証(データ等)を示し、それに基づいて書かれた"という事柄より、 専門家 という人とはどうあるべきかという著者の考えについてです。 それについて書かれている箇所を挙げてみます。 ・危険を危険だとはっきり言うのが専門家 福島にとどまって住まざるをえない人がいる以上、その人たちのためにどのような対応を急ぐべきかが重要だ。危険だ、危険だとばかり言っていて もしょうがないのではないか。 これは、危険というものに対して、専門家がどう対処するかという問題です。 (59頁4行目~) ・危険なことがあったら、これは本当に危険だから、苦労があっても何でもやっていこうと国民に伝えるのが専門家です。みんなが専門家に聞きたいのは、何も政治家みたいに折り合いをつけることじゃない。危険を危険だとはっきり言うのが専門家なのです。 今までの原子力学会や原子力政策のすべての失敗は、専門家が専門家の矜持を捨てたことにあります。国民に本当のことを言う前に政治家になってしまった。経済人になってしまった。これの反省なくしては、われわれ東京大学も再生はありえないし、日本の科学者の再生もありえないと思っています。 (61頁5行目~) ・普通の人が専門家に聞き、学びたいのは、「経験」の枠を超える「歴史」からの知識である。 三陸海岸で、歴史に残る大津波の記録は、863年、1611年、1616年、1676年、1696年、1835年、1856年、1896年(明治29年)、1933年(昭和8年)と続き、ほかにも大小数多くの津波が襲来している。古老に聞けば経験はいくらでもある。 だが、幾度も津波に巻き込まれて逃げ惑うだけでなく、どうしたら。津波に立ち向い、死者を出さないようにできるか、そのための防災対策に専門家が必要なのである。 (111頁3行目~) ・専門家とは、歴史と世界を知り、本当の危機が顕在化する前にそれを防ぐ知恵を教える人でなければならない。 (114頁14行目~) ・専門家には想定外があってはならない。 想定されるリスクを皆に、正しく伝えなくてはならない。 (123頁11行目~) 私は、地上波のテレビ番組は殆ど見ませんが、 ネットの掲示板とかを見ていると、地上波のテレビ番組に出てくる原発の専門家と言われる人の多くが、この児玉龍彦氏が考えている「専門家」とは程遠い人だと言われています。 当然、その様な"専門家"の話ばかりを聞いている多くの国民には、正しい情報や必要な情報が伝わらず、結果的に被害を治めるどころか逆な結果を導いてしまっている事もある筈です。 例えば、被災地で発生したガレキを、被災地 以外の地区に持ちだして処分しようという動きがありますが、 これなんかは"放射能汚染されたガレキを被災地以外に移動すれば、その地域も汚染される"という事を専門家が言わないからであり、 "放射能汚染されたガレキは、放射能汚染を拡大させない為に現地で処分すべきだ" と専門家が言わないからでしょう。 その結果、多くの国民が正しい判断を出来なくしまっているのではないでしょうか。 この様な専門家を御用学者と言います。 御用学者とは、上記で書かれている"政治家"や"経済人"になってしまった専門家の事です。 下記のリストに名前が出ている 「"政治家"や"経済人"になってしまった専門家」 の発言は信じてはいけません。 何故なら、原発を推進して利権に授かりたい人たちの代弁者だから。 @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@ 信じてはいけない 原発業界御用学者リスト @ ウィキ http://www47.atwiki.jp/goyo-gakusha/ 原発業界御用学者リスト @ ウィキ - 高田純 http://www47.atwiki.jp/goyo-gakusha/pages/140.html 「安全デマ」を流す御用学者、原発関係者を東京地検に一斉告発 http://news.livedoor.com/article/detail/5719806/ @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@ 先に書いた様に、 今からヨウ素による被曝対策をしても全くの手遅れであり意味がありません。 その理由は、既にヨウ素が半減期の8日をとっくに過ぎており、その8日の間に既に被曝してしまっているからです。 今、心配すべきなのは、半減期が30年と長いセシウムによる被曝から如何に身を守るかです。 特に放射能による被曝被害が大人の10倍以上になる子どもと妊婦を、このセシウム被曝から守らなければならないのです。 @@@@@@@@@@@@@@@@@@@ ■北海道 中国 四国地方 までも セシウムで汚染されていることをいまさら発表 http://news020.blog13.fc2.com/blog-entry-1898.html ★ここが判りやすい。セシウム137蓄積。 http://infosecurity.jp/archives/9958 30km圏内では300万~3000万ベクレル/平方mという凄まじい汚染で、計画的避難区域とされている飯館村は100万~300万ベクレル/平方mという汚染度である。 因みにチェルノブイリ原発事故では、セシウム137が55.5万ベクレル以上の地域が強制移住の対象であった。 @@@@@@@@@@@@@@@@@@@ 著者は、最後を以下の文でしめくくっています。 「 福島原発の汚染については、すべてはこれからである。われわれは、祖国の土壌という、先祖から預かり子どもに伝えるかけがえのない財産を汚染してしまった。 しかし、人が汚したものなら、人がきれいにできないわけがない。 そのために全力を尽くすのがわれわれ科学者の責任である。 こう思って話し出したら胸がつまってしまった。もっと理性的にならねばならないと思いつつ、自分の中で、怒りと理性がぶつかって、押きれなくなってしまった。 あまりに感情的になり、申し訳なく思っている。」 (136頁2行目~) ★この本を元にしたブログ記事を書いていますので、是非、読んで下さいませ。 ↓ 【原発事故】 国に子どもと妊婦を守れと満身の怒りを表名! 【「内部被曝の真実」 児玉龍彦 著】 http://soumoukukki.at.webry.info/201112/article_2.html
0投稿日: 2011.12.02
powered by ブクログ人が汚したものを人がきれいにできないわけがない。 ○総量が多い場合、平均濃度ではなく濃縮が問題 →モニタリングの重要性 ○子供を守ること ○緊急避難的除染と恒久的除染を分けて考える ○避難と補償の問題は分けて考える ○アイソトープセンター、東レ、クリタ、竹中工務店、千代田テクノル、アトックス…知見を活かす ○セシウム137 ○科学者と政治家の違い(本質論をすべき) ○ベクレルからシーベルトを推定する議論の難しさ
0投稿日: 2011.11.20
powered by ブクログTV報道で、国会で怒っている児玉先生の様子が報道されていました。 ああ、こうやって本気で怒っている人が国会に出れるんだと、その時なぜかほっとしたのを覚えています。 児玉先生のような方がこれだけ被爆の危険性を訴えているのに、 なぜ、政府、東電、大手マスコミは、その危険性を過小評価した報道しかしないのか?全く疑問です。 自分で責任がとれないから?責任を問われるのが怖いから? これから5年先、10年先、次々と被爆被害が明らかになった場合、現状とは比べ物にならないほどの批判にさらされ、責任を問われるはず。 その時はどうするんだろう。 A級戦犯が今でも生きているように、本当の犯罪者は生き残り、トカゲの尻尾切りのように、さして悪くない人間が象徴的に裁かれて終わりなんでしょうか。
0投稿日: 2011.11.14
powered by ブクログこれから低線量被爆社会に備える上で参考にしたい本。 今後はセシウム137による内部被爆について十分注意する 必要があると思った。
0投稿日: 2011.11.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
本からの抜粋。 『現行法の「高い線量の少量の汚染」を考え、濃度をもとに、「さしあたり健康に問題ない」としてきた。しかし、システム論から見ると総量が問題で、「低い濃度でも汚染が膨大におこると、特定の場所や食品に濃縮がおこり、健康に害をもたらす」可能性が生まれる。』 この考え方を知っただけでもこの本を読む価値がある。発言抜粋が過半を占める構成で、専門用語が並んで理解しにくい部分も少なくない。たぶん正しく知るために必要だから掲載されているであろうデータも、正直(素人で流し読みをせんとする僕には)理解しにくい。こうした内容にも関わらずこの本が売れているのは、正しい情報が何か分からず、一次情報を求めている人が多いからなんだろうと思った。
0投稿日: 2011.11.08
powered by ブクログ「私は満身の怒りを表明します」7月27日に衆議院の厚生労働委員会で発言して,話題になった児玉教授の著書。福島の線量が高い地域での検査,除染の必要性を説く。急いで出したためか,新書にしてもかなり薄い。 衆議院での全発言と添付資料,その後のCS放送「ニュースにだまされるな!」のやりとりを収録。それとチェルノブイリ後の甲状腺癌,膀胱炎について。薄い本なのに重複も多く,『内部被曝の真実』というタイトルとは相違して,内部被曝の詳細については特に目新しいことはなかった。専門ではないようだから仕方がないが。 児玉先生は放射線の害についてやや過敏。それはいいのだが,それにしてもちょっと誤解を招きそうな表現があって気になった。エビデンスが揃うのを待っていたら対策が遅れるとし,医療従事者は「軽微な変化を多数みるのではなく、極端な現象に注意」すべしと述べる(p.83)。「極端な症例こそが最も重要な警報」ということなのだが,どんな体調悪化も反射的に放射能の影響だと決めつけてしまう一部の人たちに,曲解されてしまわないだろうか。
0投稿日: 2011.11.07
powered by ブクログ転居したり食材を吟味したり一所懸命頑張っている方が大勢いらっしゃるけれど、私にはできない。今、我が子たちのために何ができるわけでもないけれど、事実・真実を知っておきたいと思った。また、本棚に並べることで子どもたちが自ら手に取ってくれることにも期待している。
0投稿日: 2011.11.06
powered by ブクログ福島原発事故が全く収束する気配のない現在、人体に及ぼす放射線の影響は非常に関心の高いトピックだと思います。 本書は内部被曝に関する科学的、医学的な説明だけでなく、飛散した放射性物質の除染の仕方の提案も示されており、興味深く読むことができました。 漠然とした放射線に対する不安を持つのではなく、何が問題でどのように対応することが事態の改善につながるのか考えられるようになることが専門家以外の国民に必要なことだと思います。そのきっかけとして冷静に読み進めていきたい本です。 【福岡教育大学】 ペンネーム: 粉もん研究会会員
0投稿日: 2011.11.04
powered by ブクログYouTubeで話題となった「7・27衆議院厚生労働委員会・全発言」も収録された児玉龍彦の著作。《危険を危険だとはっきり言うのが専門家》という信念の元に、豊富な資料と実測データ、それに過去の実例に基づいて、専門家としての知見を提示する。 この著者が信頼に値する最大の点は、被害者面してないことかなあ。政府や東電に対して苛立ちはあっても、ただ非難するのではなく、あくまで具体的な現状からの改善案を示す。それと同時に、国民ひとりひとりに対しても、現状を説明して具体的な対策を講ずる。専門家としてのブレがない。
0投稿日: 2011.11.03
powered by ブクログ国会答弁がYouTubeで話題になった児玉先生の本。 国会答弁とテレビ番組の書き起こし、医学のあゆみに掲載されたreview articleのコピペ、そしてあとがきがあるだけ。ブームに乗じて急ごしらえで出版された感は否めない。 ただ、放射線に対する世間の関心が低下してきている今、現状を認識しなおすという意味ではいいかもしれない。 低線量の内部被曝は数十年かけて悪性腫瘍の発症率を『若干』増やす、という程度のものなので、個人個人でみるとたいした影響はないともとらえることができるけど、国民全体でみると甚大な被害をもたらす可能性がある、ということだろうか。
0投稿日: 2011.11.01
powered by ブクログ低濃度の放射性物質が大量に飛散している、という福島原発事故に特徴的な状況が生む危険を、医学的・科学的立場から一般人にも理解できるよう明解に説明している。 専門家とは何か。法律とは何か。政治とは何か。深く考えさせる文献である。 政府には、一刻も早く法律を改正し現状に見合った最も効率的な除染を迅速に進めることを求めたい。 「ただちに健康に影響はない」という言葉がいかに信用に足りない言葉であったか、よくわかった。
0投稿日: 2011.10.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
・総量で考える。 ・SPEEDIは計算自体は15分 ・専門家は政治家ではない ・統計より症例報告 ・チェルノは20年たってから分かった ・最も早く変化の意味を知るには極端な状態を見るとよい ・潜熱より顕熱 一瞬で変化 ・DNAの二重らせんは安定 細胞分裂の際に一本になる際が不安定 ・
0投稿日: 2011.10.18
powered by ブクログセシウムは、1950年迄は地球上に存在しない物質。人間が汚したんたがら、人間がキレイにする。という児玉先生の国会での訴え。
0投稿日: 2011.10.14
powered by ブクログ「第一部 7・27衆議院厚生労働委員会・全発言」については、実際の答弁の様子が国会のインターネット ビデオライブラリから視聴できます。児玉先生の渾身の怒りは文字より実際に見た方が伝わります。 http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php 開会日:2011年7月27日 会議名:厚生労働委員会 発言者名:児玉龍彦 案件名:厚生労働関係の基本施策に関する件(放射線の健康への影響)
0投稿日: 2011.10.12
powered by ブクログ筆者の国会での証言を見てどのような考えの人かと気になっていた。まっとうな考え方のまっとうな人がまっとうに評価されるようにならないものか。
0投稿日: 2011.10.11
powered by ブクログ科学者、専門家としての良心や使命感が(やや感情的な文言も目立つが)読み取れ、その面では腑におちる内容。 ただ、福島事故を、放射線予防医学の観点のみから語るのは、問題のごく一面しか見ることにならない、ということを、このような本の読者は認識する必要があると思う。エネルギー問題、科学進歩の正邪、不確実性に対する認識の限界に前向きにチャレンジすべきなのかどうか、経済や人々の豊かな暮らしについてどう考えるのか、これらはすべて相互に関係している。一分野の専門家の意見だけで、今回の事故に対して「どういう方針で解決すべきか」を語るのは、無謀であることに注意しなければならない。 また、健康や生命に関わる情報は、個人にとって本質的に切実な問題であるだけに、「がん」という言葉がいっぱい登場する一般向け書物は、人々に不安を植え付けるおそれがあるだろう。医学者の書く一般向け著述には、そういう可能性がありえるのだが、出版社は読者の不安を利用して販売効果を上げたいと考えるのが普通だ。 児玉氏の主張は、氏の専門家としての実績から言えば、おそらく特にバイアスもなくナイーブな科学的良心に基づくものと見てよいと思う。しかし、本書を出版した、幻冬舎には、上記のような下心がなかったとは言えないのではないか。
0投稿日: 2011.10.10
powered by ブクログ素人でも非常に分かりやすく読みやすい。 内容などは他の方にまかせるが、 東日本大震災では悲しく、絶望の思いもしたが、 日本には児玉先生のように、正義感に満ち溢れた 立派な人がいると知り、それは気持ちの上でも救いのように思える。 先生の人間性に感動する。
0投稿日: 2011.10.04
powered by ブクログ東京大学アイソトープ総合センター長の児玉龍彦氏(著者)が,7月27日の衆議院厚生労働委員会に呼ばれて発言した内容をメインに収めた新書です。 私も福島原発の事故以来,「問題は内部被曝を如何に防ぐかだ」とブログなどに書いてきました。本書は,専門家の立場から,その内部被曝について警鐘を鳴らし,「はやく現在の測定方法や法律などをすぐに変えて,対処すべきだ」と,訴えています。 「人が汚したものを人がきれいにできないわけがない」という熱い思いが伝わってきます。 時々専門用語も出て来ますが,その都度,脚注がありますので大丈夫でしょう。
0投稿日: 2011.10.03
powered by ブクログ東大先端科学技術研究センター教授、アイソトープ総合センター長による著作。衆議院厚生労働委員会に参考人として出席し、一躍に有名になった。東大教授=御用学者のようなイメージを持っている人がいるかもしれないが、これまでの限られたデータや、南相馬で自身(のグループ)が除染作業を行った時のデータから、科学的に考え、説明しようとする姿勢は好感が持てる。放射性物質が平均的に低い濃度でも、様々な臓器で濃縮することにより被害が起こる可能性を指摘している。原発事故関係の本では読むべきものの一つと思われる。
0投稿日: 2011.10.02
powered by ブクログ衆議院厚生労働委員会の発言で、国民を感動させた児玉龍彦氏の著作である。委員会の発言内容と説明用資料はもちろん収録されているが、それ以外にもチェルノブイリにおける甲状腺がんや膀胱炎にかんする調査結果が含まれている。 放射能被曝に閾値があるのかという問題については、この本を読む限りでは少量でも害があることが理解できる。遺伝子の一部が傷つくことにより、将来がんが発生しやすくなることがチェルノブイリの甲状腺癌の研究からわかってきた。 福島ではヨウ素による被害はそれほどひどくなさそうであるが、セシウム137による汚染が長期にわたって発生した場合どのような被害が引き起こされるか想像できない。特に、内部被曝を抑えることが重要で、そのためには食品検査を効率的に行う体制の確立と除染が重要だ。
0投稿日: 2011.09.30
powered by ブクログYouTubeで国会の参考人としての意見説明を見た。本を読んでしろとなりにも理解できた。国会での発言。専門家とはこの人だと思った。
0投稿日: 2011.09.29
powered by ブクログ大反響だった東大児玉先生の国会スピーチ。悪魔の証明というか、どのくらいなら安全とか、そういうことじゃないんだ!という強い怒り。Webにも動画や書き起こしがあるが、冷静に文章で読み直すと改めて科学者としての責任感の高さを感じる。
0投稿日: 2011.09.26
powered by ブクログ国や東電を批判している有名どころの科学者や医者の本を何冊か読んだけど、この本はそれらの人たちと少し違った趣がある。 ”人が汚したものなら、人がきれいにできないわけがない。そのために全力を尽くすのがわれわれ科学者の責任である”p.136 「今日本が持っている科学技術の力を結集して除染につとめ、日本の国土を元に戻そう!」という強い気迫が伝わってきて、読んでいるこちらも前向きになれる。 まだ読んでいない人には、ぜひおすすめしたい。日本にこんなに熱く、立派な科学者がいるんだ!
1投稿日: 2011.09.24
powered by ブクログまだ何も終わってないことを痛感する。専門的な内容も多いが今後長くつきあわなければならなくなった放射性物質について整理できる。専門家というもののあるべき姿についても共感した。
1投稿日: 2011.09.22
powered by ブクログ一月ほど前、facebookでのシェアなどで知り、 YouTubeなどでも確認して、、愕然としたスピーチが一冊の本になりました。 参考:http://www.youtube.com/watch?v=O9sTLQSZfwo 一見冷静に見える中に、とても真摯な怒りを感じ取りましたが、、 それがそのままテキストでも表現されています。 - 7万人の人が自宅を離れてさまよっているときに、国会は一体何をやっているのですか 多くは語りますまい、全てはこの一言に集約されています。 専門家とは、科学者とは、正しくこうあるべきか、と。 - 被災者の立証は不可能である 正鵠でしょうて、、”想像力”を持ち得ない人間がトップに立つと、 ここまで悲劇を招くのか、そう感じざる得ない、、昨今の流れです。
0投稿日: 2011.09.20
powered by ブクログ「私は国に満身の怒りを表明します」 「7万人が自宅を離れてさまよっているときに、国会は一体、何をやっているのですか!」 福島原発事故では、広島原爆20個分以上の放射性物質が放出された。国が「測定と除染」に今すぐ全力を挙げなければ、子どもと妊婦を守れない。 YouTubeで100万回以上も再生されて大きな反響を呼んだ、正義の科学者による魂の国会スピーチを完全採録。 さらに ■国会でのスピーチに寄せられた疑問・批判への回答 ■ヨウ素被曝と子どもの甲状腺がんの因果関係の立証には長い年月がかかることを、今から2年前にすでに警告していた論考 ■国会出席を決断するにいたった南相馬でのある1日について書き下ろした「私はなぜ国会へ行ったか」 を加えての緊急出版!
1投稿日: 2011.09.16
powered by ブクログ7月27日の衆議院厚生労働委員会において、渾身の力をこめて、政治家の無策と、今後の福島での除染についての提言をしていた、東大アイソトープ総合センター長の児島氏による著作。厚生労働委員会での発言、その後のQ&A、配布資料の再収録。また、チェルノブイリ事故後20年にわたって継続的に行われた調査の結果判明したセシウム137の長期内部被爆による膀胱炎のメカニズムも詳述。専門的な内容だが、非常にわかりやすい。良書。
1投稿日: 2011.09.12
powered by ブクログ2011/9/11 Amazonより届く。 2011/9/11〜9/15 東京大学アイソトープセンター長である児玉教授が、7月27日の衆議院厚生労働委員会での全発言を含む現在の日本に突きつけられている放射性物質の脅威についてまとめられた本。委員会での涙ながらの発言はYou Tubeでも、もの凄い閲覧数をカウントしている。 ここには、真の科学者がいる。全国民必読の書である。 しかしこれだけの危険性が指摘されているにもかかわらず、未だほとんど有効な対策を政府が立てられないのは、重大な国家の犯罪であろう。
1投稿日: 2011.09.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
疫学的に証明されなくても、因果関係が無いということが証明されたわけではない、極端な症例が最も重要な警報であると、著者は警告する。母乳中からのセシウム137の検出の問題に関し、低放射線量の被曝の影響についてもチェルノブイリの事例をあげ、汚染地の除染について具体的な対策を主張する。国民に本当のことを言う前に政治家や経済人になってしまった科学者では無く、危険な事を危険だと言う専門家の矜持を捨てなかった一人の科学者の勇気と行動が本になった。
2投稿日: 2011.09.11
powered by ブクログ頭の整理に良かった. 危惧していたとおり,健康被害が起こった場合においても『科学的に証明されていないで補償しません』という事態が起こる.
0投稿日: 2011.09.11
powered by ブクログYouTubeにアップされ大きな反響を呼んだ国会でのスピーチが全文採録されています.私も研究者の端くれとして使命感を持って取り組みたいと思います. (1) 最新の技術を駆使した食品検査を (2) 住宅の汚染を検査する“すぐやる課”を (3) 自分達で緊急的除染をするときは土ぼこりに厳重注意 (4) 行政による長期的な除染は住民の同意のもとに というのが本書の提言内容となります.これ以外にも重要事項が数多く散りばめられています.とりわけ専門家の役割について強く言及されている書です.
1投稿日: 2011.09.11
