
総合評価
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powered by ブクログ吉川トリコさん、映画化された作品。以前に読んだ「マリーアントワネットの日記」面白すぎたせいか、、、うーん、いまいち。あまり共感ポイントがないというか、刺さるとこがないというか、記憶に残らなさそうというか。中途半端にかんじるかな。パンクな生き様を楽しく読みたいなら町田康さんをチョイスするかも。吉川さんの初読本が最初がマリーアントワネットでよかった。次回もめげずに吉川さん追いかける。
0投稿日: 2021.06.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
中学生のはつきと、素直じゃなくてめんどくさい母と、母に結婚してもらえない30歳のヤグ。 はつきの物心つくころには母とヤグの3人家族だったけれど はつきとヤグには血の繋がりはなくて でも実の父親以上に彼のことを大切な家族だと思っていること。 オーストラリアから帰国してきたヤグが、いつか母とはつきと3人で移住したいと言い出したこと。 それを実現するために、フリマやバイトや内職で、少しでもお金を貯めようとする日々。 ついにヤグの願いだった母との籍を入れることになり、 戸籍上も家族となった3人。 はつきの家族は面白ければオッケーで、とってもおバカ(主にヤグが)だけどとっても温かい。 彼らは本音は言わないけれど、心では互いを尊重していて、この先も幸せに生きるんだろうなあと思う。
0投稿日: 2019.11.21
powered by ブクログヤグとあきちゃんのばかったれ具合にやられてしまった。パンクスということでうっかり気を許してしまった。はつきが大人びてしまうのも頷ける。あれだけ滅茶苦茶だと笑ってしまう。ちょっと見習いたいところだ。オイラも相当にバカだと自覚しているけど、嫁を笑わせるどころか口もきいてくれないもんな。 ばかったれなヤグはあきちゃんが大好き、現役パンクスのあきちゃんはロックなヤグが好き。そこで育つはつきがどんな女性になっていくのか楽しみだ。間違いなくイカした女性になるな。
0投稿日: 2017.04.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
家族の形の話。読みやすい。残念なのは、内容が詰められてなくて非常に浅い、構成が分かりにくい、文章が軽すぎて却って白々しく映る、結局行き当たりばったりで本質的なものとの対峙が描かれていないように感じられること。情景描写が取って付けたようでもったいない。もう少し人間の内面に踏み込んだ展開の方が面白い気がする。これでじゃあ何が言いたいの、と問われたとき、読者としては行き当たりばったりでも人生はなんとかなる、という、今時その辺の小学生ですらしない楽観を述べざるを得ない。一口で言えばおすすめの図書にはならない。ワンピースとかのマンガの方が深い。
0投稿日: 2015.10.08ヤグカレー食いて〜!
あき、はつきの親娘と血繋がりのないヤグの不思議な同居生活を娘のはつきの視点で描いたほっこり系小説。30過ぎても夢ばかり追い続けるヤグ、そのヤグに振り回される親娘。こう書くと普通なら主人公たちの負の葛藤などが描かれてドロドロしそうなものだが日常レベルの問題は起きるものの何か大きな事件が起きるわけではなく、突然ヤグがぶち上げたオーストラリア移住計画に向けて物語りは進んでいく。ある事であきがヤグに怒って殴る蹴るするのだが「これはDVDだ!」と叫ぶヤグに「それを言うならDVだろ!」と突っ込むシーン1つ取ってみても作者はかなり意図的に負の展開を避けている。そのせいで現実味がかなり薄くなっているのは確か。そういう意味では現代の御伽噺、ファンタジーとして読んだほうが良いかもね。確かにヤグは不思議な魅力がある・・現実離れしているという意味では妖精っぽいかも(笑)。とにかくほっとしたい方にはオススメな小説。 映画も大変よくできているので原作が気に入ったのであれば観て欲しい。私は映画を先に観ていたのでヤグは大泉洋、あきは麻生久美子で脳内変換して読んでいました。違和感はまったくなし。それにしても小説・映画ともに出てくるヤグが作ったヤグカレーがうまそうで食いて〜! ※ヤグの設定に関しては原作よりも映画の方が良かったかな、立ち位置がはっきりしていて。
0投稿日: 2014.05.19
powered by ブクログ映画を見てから読みました。名古屋弁でしたが、私は名古屋出身なのでよかったです。あと、映画と違ってけんかがなくてよかった♪
0投稿日: 2013.12.09普通じゃない幸せ
何か驚くような大きい出来事はありませんが、とても面白い家族小説でした。 うちのルールはただひとつ「おもしろければ、いーじゃん」。これを地でいく母と血の繋がっていない父親、それと15歳の中学生の家族のお話です。 映画にもなったようですが、とてもテンポよくコミカルに描かれていて、最後にホロっとくるそんなお話でした。 気楽に何かを読みたいときにはいいかも。
0投稿日: 2013.11.19
powered by ブクログちょっとあり得そうに無いけど、あったらいいな、こういう家族。 って思えるお話。自分の言いたいことちょっと気兼ねしながらも、ちゃんと言えて、それぞれそれなりに自由なことしながらも仲良しっていいよね。今、中学生だったら、憧れの家族かも。 一気読みしました。 そして、名古屋弁がその柔らかさを増幅してる感じ。 知らない土地だけど、目に浮かぶし。 映画は観てないですが、?大泉洋は違和感ないかも。
0投稿日: 2013.01.31
powered by ブクログ〈内容〉元パンクスのお母さんと15歳の私、そして血の繋がっていない万年バンドマンのお父さん。ちょっとせつない家族の愛ってヤツを描くハッピー・ストーリー!
0投稿日: 2013.01.06
powered by ブクログこの本のもととなる中篇を書いたのが2004年、まだデビュー作の『しゃぼん』が出版される前のことでした。 当時は、「大人になんかなりたくないもん! ぷいっ!」てな気持ちでこの小説を書いていたような気がします。けれども、それから8年が経ち、このたび完成した映画を見て、そういう考え方だって、ある意味では型にはまったものじゃないかと気づかされました。「大人になんかなりたくない!」と現実に背を向けるのでなく、自分たちなりの方法で大人になろうともがいてる三人の姿に胸を打たれました。 映画「グッモーエビアン!」は2012年12月15日公開です!!
0投稿日: 2012.11.26
powered by ブクログ妙なタイトル、と思いつつ読んだらこれがなかなか。 あきちゃんとはつき、ヤグのお互いを想う気持ちが深いとこに響くんやけど、どこか間抜けで笑える。 あきちゃんは女冥利に尽きるな~。でもヤグみたいなタイプを好きになる可能性もないか。
0投稿日: 2012.06.26
powered by ブクログ19歳でシングルマザーになった母・あきと、若すぎて(16歳)母と結婚が出来ずそのままズルズルと同居しているヤグ。バリバリのロッカーだった二人のもとで、不思議な母子家庭+1人の生活をしているはつきは中3。のんきなヤグが、1年間のオーストラリア暮らしから戻ってきた。そんな破天荒な家族が、家族として絆を深めながら、旅立っていく。 テンポよく進む文章ではある。映画のようにドラマチックだけれど、読後は「そっか、行けたんダ」と思うだけでした。
0投稿日: 2012.06.24
powered by ブクログ読みやすかった!の一言!今年の秋に映画化もされるそう。 時々ヤグの言動にほろっと来そうになった‥‥ それにしても、はっちゃん、よくそんな環境下の中で真っ当に育ったよ。常識的に、親がああなら駄目人間真っしぐらなのに、フィクションだから面白い。
0投稿日: 2012.01.06
powered by ブクログ一般の常識から遥か遠くにいる両親がいる家族だけど、なんかいい家族だなってにやり・・・ でも、あまりの奔放ぶり、苦手な人は苦手だろうな。 なんか、この本を好きな私って、どちらかというと変人が好きなんじゃないだろうか?と不安になってしまった位。
0投稿日: 2011.11.16
powered by ブクログ大人が読む本ではないなというのが、最終的な印象。 中学生が主人公だからかな。 内容もエンターテイメント的要素はあるがものたりないし練られていない。 でも家族の楽しさ、温かさが伝わってくる良書だった。 ヤグはバカでどうしようもなくかっこ悪いけど、ヒーローだ。 私もヤグが好き。 アキちゃんが好き。はつきが好き。 単純に楽しむだけならいい本かな。
0投稿日: 2010.09.27
powered by ブクログ「ちょっと不思議な家族」という前作にも似た内容。 設定としては突飛すぎる印象。テーマとしてはありふれた感じは否めない。 ただ、小説の構成としてよく練られており読みやすく、読み始めると止まらないところにもそのことが伺えることができる。良い意味でも悪い意味でも普遍的な作品になりすぎてしまい、作家の個性を発揮できる作品を期待したい。
0投稿日: 2008.05.03
powered by ブクログ家訓「おもしろければいーじゃん」 かるーくサクサクっと読めます。名古屋の街に詳しくなれる気がする小説。
0投稿日: 2008.04.28
powered by ブクログ「エビアン」って某国の某水だと思ってました。be家族ing小説と言っておこう。それもそんじょそこらの家族ではない、価値基準が「おもしろい」かどうかって言うんだからなぁ。こんな母親と「父親」だったら自分ならまっとうに成長したかどうか疑問…ラストがちょっとまとまりすぎで物足りなかったけれど家族を巡る暗い事件ばかりの今日この頃においてはスッキリさわやか系の風をもたらしてくれること請け合い。それにしても吉川トリコってこんな透明な小説書くんだっけか…
0投稿日: 2006.09.06
