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秘本三国志(一)
秘本三国志(一)
陳舜臣/文藝春秋
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総合評価

20件)
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    読んだ本 秘本三国志(一) 陳舜臣 20251104  久しぶりの三国志。陳舜臣は曹操、孔明なんか読んだかな。あと西遊記。それぞれ先入観を裏切る描き方で、なんか独特なんですよね。  で、三国志は一巻でまだ董卓が都を支配してる初期段階なんだけど、主人公が道教の間者ってなんだかよくわかんない人。しかも、ちらっと出てきた玄徳は関羽・張飛とともにならず者。しかも桃園の誓いなんかなくて、居酒屋で意気投合してた。確かに玄徳の周りには市井のならず者が集まってきてるわけで、これがリアルかも。  ということで、結構面白く二巻に突入です。

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    投稿日: 2025.11.04
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    『三国志』における私の推しは、何を隠そう、曹操です。 「演義」系でなく、正史寄りの「三国志」 、善玉悪玉の色分け無しの語り口が好きです。五斗米道の張魯の母・少容の視点がストーリーを立体的にしているな、と感じます。 第一巻は、黄巾の乱の前年(西暦183年)から、董卓による洛陽破壊まで。曹操の初登場は、29歳、騎都尉の地位にある頃でした。

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    投稿日: 2022.08.31
  • 「夢が、星のように飛びます。そして墜ちるのです、この五丈原に」

    同著者の『諸葛孔明』で、孔明と敵対する曹操・曹丕がとても魅力的に映ったので、彼らが中心になっているという本書を読んでみた。確かそれが本書との出会いだったと思う。 いろいろと設定や視点が面白い。語り手的な立場にあるのは陳潜という人物。これは架空の人物なのだが、 後漢末に発展した新興宗教・五斗米道の教団関係者である。 著者はどう見ても曹操を中心に書きたかったようだが、五斗米道というワンクッションを置いたことで、 曹操に対する悪い意味での「主人公補正」が弱くなり、「三国志」らしいバランスを保つことができたと思う。 この話の新しさ・独自性のひとつに、「曹操と劉備の秘密同盟」というものがある。 ・・・これ以上書くとネタばれになってしまうので、それについてはここまでにしておくが、 正史三国志の隙間に大胆な仮定を打ち立てていて面白い。 劉備が全然聖人君子じゃないところもいいなあ。 曹操・曹丕父子はやはり『諸葛孔明』の時のイメージのまま、期待通り! 熱き英雄・曹操と、冷たき王者・曹丕、ってとこかな? が、ひねくれているのか、一番印象に残ったのが、諸葛孔明の 「夢が、星のように飛びます。そして墜ちるのです、この五丈原に」 という台詞だったのだ(笑) 陳舜臣の小説って脇役・敵役の時の方がかっこいいかも?(笑) (ちなみに、引用した台詞はもちろん五丈原の戦いなので、1巻ではなく終盤です)

    4
    投稿日: 2014.09.13
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    (1983.01.19読了)(1982.10.31購入) (「BOOK」データベースより) 乱世の幕開きを告げる黄巾の乱、曹操・董卓・呂布ら梟雄・智将の登場。正史『三国志』、『三国演義』の不備を卓抜な構想力で補完し、群雄並び立つ乱世を雄渾に描き抜いた、陳舜臣文学の偉大な達成。「三国志」の決定版。 著者 陳 舜臣 1924年神戸生まれ。 大阪外語大印度語科卒。 1961年、「枯草の根」で江戸川乱歩賞 1969年、「青玉獅子香炉」で直木賞受賞 1970年、『玉嶺よふたたび』『孔雀の道』により日本推理作家協会賞 1971年、『実録アヘン戦争』により毎日出版文化賞 1976年、『敦煌の旅』により大佛次郎賞 1989年、『茶事遍路』により読売文学賞(随筆・紀行賞) 1992年、『諸葛孔明』により吉川英治文学賞 1993年、朝日賞 1995年、「作家としての業績」により日本芸術院賞を受賞 日本芸術院会員

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    投稿日: 2013.02.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    どちらかといえば、正史三国志準拠。というより、正史の裴注をもとにしていると思う。ストーリーは、五斗米道の女性・少容を中心に語られ、英雄の中では曹操が主立って登場する。より現実的な解釈で、三国志を展開している。戦略の裏のかけ引きや、妖術の裏の科学的なからくり、非情な仕打ちに潜む人間的な苦悩、人間が人間らしく描かれていると思う。

    1
    投稿日: 2012.10.31
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    数多の三国志(って全部読破してるわけではないですが)の中でも淡々とした書きっぷりが心地よかったです。綺羅星のごとき豪傑もここではただのアホ。SF三国志「蒼天航路」と一緒に読むのも良いかも。

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    投稿日: 2012.06.29
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    演義の悪影響を受けたくない人にはたまらない。可能な限り正史を採用しており、それでいて時系列がきちんとしている。だから歴史の勉強にもなる。特に、道教や仏教に関わる人たちがどのように乱世を生き抜いていたか、そのあたりが興味深い。反面、英傑たちのあらゆる戦いが八百長で片付けられているところが好きになれない。

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    投稿日: 2012.01.11
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    全6巻。 三国志。 一般的に知られてる三国志は 「三国志演義」っていう講談とかで広まった 正義の蜀vs悪の魏って構図のお話。 これは真逆。 というか必要以上に演出されてる部分をなくして、 個人的解釈ではあるものの 本当の歴史を小説にしていこうとしてる感じ。 なんで劉備はじめ関羽なんてボロクソめだし、 曹操が主役っぽい。 そして 五斗米道がもう一つの主役、メインなのが興味深い。 文章は読みやすいけど若干淡白。 泣く程移入はできなかった。 基本の三国志を知ってから読んだほうが良いと思う。 ずっとへーって感じ。 でも基本の三国志の方が夢があってワクワクする。

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    投稿日: 2009.12.28
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    『蒼天航路』が出るまで、魏ファンを支えた一冊ではないでしょうか。 そしてこの本のすごいところは、どの陣営も格好いいというところ。 大好きです。

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    投稿日: 2009.10.06
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    P191、洛陽、わが手にあり 「そのなかには沙漠的ムードあり、水田的な情緒もあり、 読者は歴史の壮大さに酔うことになるのだ。」

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    投稿日: 2009.09.08
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    三国演技をベースとした物語が多い中、この小説は『正史三国志』をもとに書かれた名作である。蜀の劉備陣営ではなく、魏の曹操陣営を中心に描かれている点も面白い。 第1巻は、黄巾の乱から、董卓が洛陽を灰にするところまで。

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    投稿日: 2009.07.11
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    「三国志演義」ではなく、歴史書の「三国志」よりの小説。 主人公は、五斗米道の教主の妻という少し異質な作品です。 「三国志演義」をある程度理解してからのほうが、面白く読める作品だと思います。

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    投稿日: 2009.04.12
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    三国志モノで、目から鱗、陳 舜臣氏にはまるキッカケとなったシリーズ。 曹操のファンになり始めたのも、これがキッカケ。 でも、孔明一番は変わらず〜

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    投稿日: 2008.03.21
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    吉川英治の三国志を読んだ後にこれを読んでみた。高校2年生の頃。人物がリアリティあります。偏頭痛の曹操、臆病でちょっとずるいところのある劉備。本の匂いにまで魅力を..というと変態ですね。

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    投稿日: 2007.08.26
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    変なところから始まる。淡々と進んでいくので、三国志を知らない人は読みにくいかも。ちょっと宗教色が強いかもです。

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    投稿日: 2007.06.02
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    らしいと言えばらしい劉備殿が見られます。大概劉備殿は「聖人君子」として描かれますが、「読書嫌いで友達を増やしたがる」という人はこういうキャラじゃなかろうかと。

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    投稿日: 2007.05.22
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    ◆これはどちらかというと正史まで踏み込んだ方向けです。派手な部分はありません。むしろ淡々としているほうが好きな方にはオススメです。

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    投稿日: 2006.11.08
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    文庫で全6巻。三国志は大学で専攻したほどハマった物語で、色んな作家が書いた小説や、歴史書の陳寿「正史三国志」や、日本に入ってきた話の元になっている小説版・羅漢中「三国志演義」なども数々読んだけど、この陳舜臣版が1番好き。ドラマチックさでは吉川英治版が1番だけど、これは同時代の架空の人物の視線で、淡々と史実にある程度忠実ながら物語としても俊逸。蜀を正統としている「三国志演義」や吉川三国志の流れを愛する人には面白くないかも。逆に「正史」や史実を知っている人にはとてもオススメ。

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    投稿日: 2006.06.08
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    五斗米道の陳潜という架空の人物の視点でえがかれた三国志。もちろん曹操、孫堅、劉備などの有名な武将も皆登場します。歴史の表舞台だけではなく裏や、時代背景なども細かく描かれてて読み応えがあります。五斗米道についても勉強になるかも♪こういう三国志も面白いです。結構曹操寄りなので、魏好きさんにもオススメ。

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    投稿日: 2005.04.26
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    下記のような普通の三国志に飽きてきたら、とりあえずこちらを。ヒネくれています。 どうして蜀は滅びたんだろう、と思ったことはありませんか?孔明はあんなに頭がいいのに、五虎将軍は天下無双なのに。後主と宦官のせい?魏延たちのせい? そういう素朴な疑問に多少なりともヒントを与えてくれる解釈・観点でこの本は書かれています(コミック「蒼天航路」ほどかっとんだ解釈ではありませんが)。 難点は…入手が難しいことですかね。古本屋さんをコマメに回りましょう。

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    投稿日: 2005.02.23