
総合評価
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powered by ブクログススキノ探偵シリーズ第8作。 最初から容疑者が決まっていて、 元刑事の依頼で、 その容疑者と親しくなってネタを掴むミッションを遂行する話。 とにかく容疑者が不快です(笑)
0投稿日: 2020.07.30
powered by ブクログ「殺人容疑者と親友になれ」退職した古馴染みの元刑事種谷が、“俺”のところに厄介な依頼を持ち込んできた。未解決の女子高生行方不明事件の証拠となるべき死体を見つけるためだというのだ。“俺”はバーで偶然を装って男に近づき、気の合うふりをして付き合いを深めてゆく。だがそいつは、一緒に酒を飲むのはまっぴら御免という、“俺”が最も嫌いなタイプの男だった…
0投稿日: 2018.06.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
再読。この檜垣とその母親の気持ち悪さと言ったら。まぁ一緒に住んでる父親もだけど。そもそもよく結婚したよな。この無意味に嘘をつくというのがほんと気持ち悪い。殺されたエリカはほんとかわいそうだ。アンジェラ初登場。会ってみたいわー。
1投稿日: 2018.03.02
powered by ブクログ著者は、ほんとに人間をよく見てるよな。。。 「おうわっ」とか、人間が他者に媚びて取り入ろうとする姿を、すごくよく見ないと、書けないよ。 口の中で舌がうねうねしてるとか、えげつない下ネタで罵倒して興奮するとか、母親が性的に興奮して息が臭くなるとか、ほんとに人間のみっともない部分を常日頃から観察しているんだなーと感心する。その集大成なのではないだろうか、ほんとに好きになれそうなところのない男。そして、そんな野郎と友達づきあいをしなければならない探偵の、常に守っている強固な美学を嫌々ながら捻じ曲げる滑稽さ。 著者のユーモアが、今回は裏返しになって表れている。 ラスト、ケラーのシーンは一転してとても切ない。クズ野郎だけど、探偵のことをすごく信頼して好きになっていた。 それに気づいて、でもなんとか流してしまおうとする、探偵のほろ苦い表情が眼に浮かぶ。
0投稿日: 2017.05.08
powered by ブクログ再読。 ススキノの便利屋-俺が見せる相変わらずのひねくれたモノの見方、妙な独自のこだわりと、年齢を重ねることで身につけた我慢強さのバランスが絶妙であり、シリーズの中で最も俺の良さが出ていると思う。 ストーリーの中核をなす登場人物を遠慮なく徹底的にグロテスクに描く思い切りも当シリーズらしいです。
0投稿日: 2016.02.08妙にリアル
現実に何度か耳にしたことがある事件と重なり、これまでのシリーズとは違い妙にリアル感を感じました。 きっと現実の犯人もこんな感じなのではと思わずにはいられません。 また今作は前作とは違い暴力的なシーン等過激な描写もなく、すっかりおじさんになりつつある「俺」の成長?が感じられます。 個人的には本シリーズの中でもとても面白いと思います。
0投稿日: 2014.12.13
powered by ブクログススキノ探偵シリーズ。図書館で。 今回主人公は最も嫌いなタイプの男とお近づきになり親友になるわけですが。読んでいて確かにオグラさんは不快な人なんだけれどもその不快さが哀れさを誘うというか切ないというか。でも実際に居たら近寄りたくはない。そんな人になつかれてしまった主人公が哀れというか(笑) オグラさんを無下にすると確かに動物を不当に苛めて次の日にすり寄られた時の罪悪感、みたいな感じなんだろうな。そしていつもどちらかというと荒業で物事を解決しがちなこのシリーズがなんとなく手を出しこまねいている感が面白かったです。 それにしても檜垣母はものすごい強烈な人物だなあ。 この親にしてこの子ありとは言い過ぎか。なんとなく物悲しい話でした。
0投稿日: 2014.10.23
powered by ブクログ後書きにあるように、良い意味でぬるい。 余裕がある。 シリーズ当初の二十代から、今では四十路半ば。 男の余裕を存分に感じる。 かと言って、物語の疾走感というか、展開の速度感は相変わらず素晴らしい。 緊張と弛緩の操り方が実に巧み。
0投稿日: 2014.10.1649歳の俺
シリーズ8作目です。ついに俺がメールを使い始めます。刊行されたのは2005年の12月でお下がりのPCで一太郎を使っているとあるのでWin 3.1とかMS DOSを使っているのかも。 この作品は他のシリーズとはちょっと違った流れで話が進む作品。読んでて一番イライラするんですが(ストーリーがではなくて、登場する人物がすごいむかつくヤツなんです。)これが最後、どうなっちゃうのか読みたくて結局最後までつきあっちゃう様な話でした。 ちなみにこの作品の中で「サウダージ」というカクテルが登場します。20~30代の前半シリーズではとにかくスーパーニッカをがぶ飲みする「俺」なんですが、後半シリーズではカクテルの「サウダージ」を俺は開発して、それを札幌のバーで流行させようとして、あちこちで飲みまくります。ジンベースのカクテルでどんな味がするのか想像がつかなかったんですが、映画のBD発売記念で探偵バーが期間限定でオープンして「サウダージ」を飲むことができました。 さわやかな味のカクテルなんですが、アルコールはかなり強く、こんなの2杯も3杯も飲んだらすぐに酔っぱらって寝てしまいそう。相変わらず「俺」はお酒に強い。 高田に初めて恋人ができたり、相田が大変なことになるなど重要な作品です。
0投稿日: 2014.06.12こんな人間結構いるんだろうな!
犯人の家庭環境及び犯人の人物像がかなり特殊で、それを暴く、踏み込むための展開がとても面白かったです。ただ、でも、きっとこんな性格な人間は結構存在するのだろうな!とちょっと考えさせられました。
1投稿日: 2013.11.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
すすきの探偵シリーズもの。 おやじ編もだいぶ馴染んできた。 前半から嫌な展開がずっと続くんだけどおなじみの桐原さんや松尾さんは登場せず、代わりに高田の出番が多かったのは良かった。 どっかで出てきた誰とか以前のエピソードのご開帳が目につくのはいかがなものかという気もするけど、ここ1,2作品よりは好みかな?という感じ。 ライトグッド・バイの解釈はちょっと考えさせられるものがあった。
1投稿日: 2013.06.21
powered by ブクログタイトルはもちろん『ロング・グッドバイ』のオマージュであろう。今作から登場する徽章持ちのオカマであるアンジェラの存在によって、今までとは違う高田の一面が見えて新鮮だった。また、シリーズ常連となった種谷もあいかわらずの偏屈っぷり。だが、やはり特筆すべきは犯人である楡垣のキャラクターである。そのネバつくような気味悪さには嫌悪感を覚えずにはいられない。
1投稿日: 2013.01.25
powered by ブクログススキノ探偵の「俺」シリーズは、何度読んでも、どの作品を読んでもおもしろい。 早く次回作が読みたい
0投稿日: 2012.12.11
powered by ブクログいやぁ、「俺」も50歳かぁ。 そうかぁ、おっさんやんかぁ。 それもタチの悪そうな。 でも、やっぱり真面目。 報酬もないのに、容疑者ってか 気色悪い変態野郎とお友達になるなんて。 話の内容は、グロくて、そのうえ、 なんだかもやもやした感じで終わるけれど サクサクと読めるのは やっぱり「俺」のなせる技。 気色悪かったぁ、あけひこちゃん。
0投稿日: 2012.11.12
powered by ブクログ俺が40歳を過ぎても、変わらないのがとても良い。 自分らしく生きるのは、本当に難しい。 ただ、時間がたつと内容を忘れてしまいがちになる。 読んでいて、とても良いが軽いのか。
0投稿日: 2012.09.17
powered by ブクログこのシリーズは軽妙な会話で物語が進むので、読みやすいけど物語自体は凄惨なつらいストーリーが多い。 それでも「俺」や周囲の人間の描写が魅力的でススキノの舞台に引き込まれる。 今回の犯人像も実によく描写されていて、気持ち悪さと嫌悪感が先に立つが、俺がいやだいやだと言いながら、事件を解決に持っていこうとする信念の強さ、その生き様が気持ちよい。
0投稿日: 2012.08.26
powered by ブクログこのシリーズの2作目から間読まずにいっきにこの本まで飛ばしてしまったので、登場人物が年とっててびっくり。間のもちゃんと読もうと思いました。俺と高田の掛け合いは相変わらず楽しいですが、今回のネタはキモかった~!
0投稿日: 2012.08.19
powered by ブクログ「探偵はバーにいる」のススキノ探偵シリーズ。 いつの間にか、「俺」は40歳を超えて、50歳近くになっているんですねぇ。 それでも、映画の影響が抜けず、「俺」のセリフの時、 大泉洋の声で脳内自動変換してしまっています(笑)。 『探偵はBARにいる』の映画は、悲惨な結末ではあるものの、 主演の大泉洋のキャラもあって、コミカルな雰囲気も まとった作品になっていましたが、実際には、 ススキノ探偵シリーズは、意外に悲惨で凄惨な事件が多いんですよねぇ。 本当に、北海道でそんな事件が発生していたら、 北海道から足が遠のくような。 この「ライト・グッドバイ」もそう。 結構悲惨で凄惨な話です。 でも、何故かそれほど暗い気持ちになることもなく、 読み切ることが出来たのは、 「俺」を大泉洋に脳内自動変換したおかげでしょうか(笑)。
0投稿日: 2012.06.23
powered by ブクログ「俺」49歳。ぶちギレそうなシチュエーションに耐える姿が悲惨を通り越して面白い。事件自体は最っ低。ムカムカ。
0投稿日: 2012.06.07
powered by ブクログススキノ探偵シリーズ8作目。 題材は女子高生殺害事件。 「容疑者と親友になれ。」というシリーズお馴染みキャラの退職刑事・種谷から依頼を受け、容疑者に近づく主人公・「俺」。 この容疑者の度を越えた異常さ、気持ち悪さはさて置き… 事件の犯人が最初からほぼ決定している、という設定が新しく感じる。 物語が進むうちに容疑者との関係値が上がり(あくまでも容疑者にとっての)、事件が解明されていく。 題材はとにかくグロテスク。容疑者は本当に不快。 しかし、独特のユーモアを交えた表現力やあえて白黒つけない解決の仕方でそれらのネガティブ要素を和らげているように感じる。 49歳になった主人公・「俺」が、シリーズを通して一貫してきた自身のこだわりを、葛藤しながらも曲げて容疑者に近づく様もまた意外で面白かった。 ガンバレ大泉洋。
0投稿日: 2012.04.04
powered by ブクログススキノ便利屋シリーズ8作目。 便利屋の「俺」ももう49歳。古馴染みの退職刑事、種谷の依頼で、未解決の女子高生行方不明事件の容疑者と接触する。 容疑者の檜垣のウザさが凄すぎる。巻き込まれる「俺」が本当に気の毒。前作のカシワギ嬢といい、嫌われキャラを描くの、ほんと上手い。嫌悪感しか湧かないキャラだが、ここまで突出すると笑えてしまうものだ。お馴染みキャラの高田や、ススキノ住人仲間の協力を得て、事件証拠の発見に奮闘する姿も面白い。
0投稿日: 2012.03.03
powered by ブクログススキノ探偵8。 読んでから2ヵ月半経つが、内容をもう覚えていない。 このシリーズは非常に面白いが、その場限りか?
0投稿日: 2012.03.02
powered by ブクログこのシリーズを同僚に借りて読んでいます。 同僚は、あまり順番にこだわらず持ってきてくれる。 まあ、1冊づつ、それぞれの事件なので、順番どおりじゃなく読んでも楽しいけど、登場人物と過去の絡みがあったり、登場人物が皆、ちゃんと年齢を重ねるので、可能であれば、順番通り読むことをお勧めします。 今回は、「ぜってーこいつが殺ってる」という相手に、俺が友達として近づき、なんとか警察に突破口を与える役目を仰せつかる。 仰せつかる、というか、引き受けたんだか引き受けてないんだか分らないうちに、なんだか俺の人情が出て、手伝った感じ。 マークする相手が、もうサイテーに嫌な奴なんだけど、そいつが書くメールとか、つく嘘とか、本当によく出来ていて、「あー、いたわ~、こんな感じの嘘つく奴・・・」っていうリアリティがあります。 解説に、この悪辣でグロテスクな事件を描いた作品が、この作品全体にただようぬるさで緩和される、と書いてあり、なるほどその通りだと思いました。
0投稿日: 2012.02.25
powered by ブクログこれは今、再読中。 ここに登録しようと思って検索していたら 表紙が違ってるんですよね。 今の表紙は、このシリーズが映画化された時にリニューアルされたものなんでしょう。 このシリーズ、好きなんですよ。他の本もそうですが、何度か読み返しています。
0投稿日: 2011.11.26
powered by ブクログ実際にこんな事件あったよね? それをもとにしてるのかなー。 展開もよく、やはりこのシリーズは面白い。 私もこんなやつと友達にはなりたくないなぁ
0投稿日: 2011.10.29
powered by ブクログススキノ探偵シリーズである。前作に比べ面白いのだが解決したという満足感に欠けるきらいがある。犯人が嫌な奴という描写は絶品である。
0投稿日: 2011.09.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2010/12/18 Amazonより届く。 2019/9/17〜9/18 ススキノ探偵第8弾。行方不明になった女子高生を殺したと思われる容疑者と友達になれ、と元刑事から依頼された俺。なかなか気持ち悪い容疑者に必死に取り入るところが面白い。やっぱり、このシリーズは面白い。
0投稿日: 2010.12.18
powered by ブクログススキノ・ハードボイルドシリーズ第八弾。 「殺人容疑者と親友になれ」 退職した昔馴染みの元刑事が厄介な依頼を持ちかける。 未解決の女子高生行方不明事件の証拠となるべき死体を見つけるためだという。 偶然を装い、男に近づいた俺だったが、その男は、一緒に酒を飲むのはまっぴら御免という俺が最も嫌いなタイプだった。 生涯最低の一冬を描く氏の辣腕ぶりをとくと御観覧ください。 酒飲みの呑み方指南としても、最高の出来栄えですわよ。 まあ・・・後味の悪さは否めませんが・・・・・・二日酔いだと思って。 シリーズを読み込んでいる方には、お馴染のキャラクターの意外な一面が見られるおまけ付き。
0投稿日: 2010.09.18
