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総合評価

46件)
4.1
14
21
7
1
0
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     この巻では、副社長の里井とのバトルが強烈である。サラリーマンとしての出世競争においては、正義よりも出世が優先される社会は商社に限らず、大会社はほとんどそうである。里井の凄まじい執念はすごい迫力だ。

    49
    投稿日: 2025.10.13
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    アメリカ近畿商事の社長に抜擢されたところでまた新たな大きな問題や課題が発生。 昭和のトップのビジネスパーソンの一例として読み進めていたが、あまりに過酷すぎる。 読んでいる私自身が疲れてしまった。 リアルすぎるが故、ほんとの誰かの事実を読んでいるような錯覚に陥ってしまう感覚があった。 会社の内外のライバルを打ち負かすことの壮絶さを見ることができた。

    0
    投稿日: 2025.07.24
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    昭和40年代の日米交渉の話は、令和7年でも プレイヤーや商材は変わっても、続いているのに驚く。 戦後のへなちょこ教育を受けた今の政治家や、官僚はMAGA大統領の相手にはならんじゃろう。

    0
    投稿日: 2025.06.24
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    山崎豊子『不毛地帯』新潮文庫 読了。極寒と砂漠、二つの不毛地帯。シベリア抑留から帰還した元大本営参謀が商社マンとして第二の人生を歩む社会派小説。戦闘機選定争い、自動車会社提携交渉、そして石油開発。作戦力と組織力で商戦に挑んでいく。社長に引導を渡した際の主人公の出処進退が鮮やかだ。

    0
    投稿日: 2025.06.11
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    ☆4.7 これも学生の頃図書館で借りて読んだが、今オーディブルで読み返してみて紙の本を注文した。 タイトルの不毛が、彼の人生の不毛なのか、シベリアの不毛なのか、あるいはこれから始まる油田開発が不毛なのであるか。 彼には、せめて、踏みしめて育つむぎのような、ささやかな救いがあって欲しいと切に願う。 下村事件風の事件も起き、もちろんロッキード風の事件も起き、取材の深さと、どこまでが、史実かどこからが虚構か? 昭和の暗部を垣間見る、素晴らしい作品だ。

    15
    投稿日: 2024.12.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2024.11.27 妻を失ってそのありがたみをかみしみて生きるかと思いきや、の展開に私も含め男という生き物はしょーもないなと感じた。

    1
    投稿日: 2024.11.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    突然の妻の他界、商社での力量を試されるようなニューヨーク赴任、秋津千里との一夜、さらには自動車業界の提携交渉と難題を抱える壱岐。里井副社長に忌み嫌われながらもどこまで登り詰めていくのか、最終話に続く。

    0
    投稿日: 2024.08.07
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    昭和の商社マンの働き方に驚愕とリアリティさを覚えるとともに、公私で主人公の壱岐を取り巻く人間模様の描写が見事で物語に引き込まれていった。 自分も一度は憧れた商社の仕事ももはや叶わぬ夢となったが、それを小説で楽しめる幸運を噛み締めたい。

    4
    投稿日: 2024.06.14
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    『不毛地帯第3巻』 近畿商事入社後、異例の昇進で、常務取締役業務本部長となった壱岐正。 近畿商事の重工業化路線を推し進めようと、脱繊維化を推進しようとするが、嫉妬から反発を受ける… そんな中、アメリカ・ビッグスリーの自動車メーカー・フォークは日本市場への参入のため、日系自動車メーカーとの提携を模索する。 フォーク・千代田自動車の提携を推進しようとする壱岐。 千代田自動車と富国自動車との国内メーカー同士の提携を推進しようとする副社長・里井。 社内抗争へと… そんな壱岐を憂いながら佳子は… 2年後、アメリカ近畿商事社長となった壱岐は極秘裏に、2年前に立ち消えとなった千代田自動車とフォークの提携を進めていた… 近畿商事の次期社長争いも絡み… 1970年代の外資流入に対する強い拒否反応… 当然と言えば当然で。 その後の日本はどんどん海外へ。 中国では合弁となったばかりに技術が… キャッチアップされ、今が… 韓国もまだまだ工業化が進んでいなかったんだな… この後、加工貿易へと。 そして今では日本を超える産業が… もはや日本経済の歴史書のよう。 壱岐は、商社マンとしてどうなっていくのか… フォークと千代田自動車の提携はどうなるのか… 近畿商事の次期社長争いは… 壱岐と千里との関係は… ようやく第3巻まで終了。 長いが全く長さは気にならない。 終盤の第4巻へ。

    13
    投稿日: 2024.02.04
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    なんだ、なんだ、なんだー! 壹岐に悪い虫が急接近!!! 寄るな、このどんくさい女め! ゆるさーん!しっしっ! ・・・と、壹岐の「ばあや」にでもなったような気持ちで読んでいた。 この女がまったく気に入らない。婚約破棄しただとぉ??? なんて計算高い女なんだ。ワナワナ。 美人で、寄ってくる男がいっぱいいるのに、30過ぎてもバージンだなんて設定、非モテをこじらせたオッサン読者におもねり過ぎでしょ! 以上がこの3巻の感想のすべてです。 もう全部台無しだわよ。 ぷんすか。(←何をこんなに怒っているんだか 笑)

    2
    投稿日: 2023.10.09
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    FX次世代航空機絡みの社外政治から今度は妬み嫉みの社内政治に自動車産業と外資か。 しかし秋津中将の娘さんとのロマンスはいらない。

    0
    投稿日: 2023.09.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    主人公が異例の出世を果たし、役員として活躍し始める。しかし、その待遇を良しと思わない副社長と何かとぶつかり合う。 そして、内助の功として献身的に主人公を支えてきてくれた妻が不慮の事故で亡くなる。しかも、主人公と喧嘩をしたあと、主人公の目の前で。 悲しみに暮れる主人公に対して社長は、心機一転も兼ねて、アメリカ支社長になる辞令を出す。 アメリカに渡ってからは、日本の自動車メーカー(いすゞがモデル)と外資自動車の資本提携に向けて奔走するが、またもや副社長と方針の違いでぶつかり合う。 そして、ずっと秘めてきた、かつての上司の娘と結ばれる。 それにしても、この時代は当たり前だったのかもしれないが、副社長の命より仕事を大切にする姿勢は見ていてイライラさせられる。 自分は無理をして仕事をしているつもりかもしれないが、振り回される周りはたまったものではない。 自己管理も仕事のうちというが、病を伏せて無理を重ねるのは非常に迷惑である。 それほどまでに社長の座が欲しいのか。 何のため、誰のための仕事なのか。 本筋とは関係ないが、こんな時代に生まれなくて本当に良かったと改めて感じた。

    0
    投稿日: 2023.05.28
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    元日本軍参謀の壹岐正がシベリア強制労働を経て大手商社で商戦に挑む作品、5連作の3巻目。 日本と米国の自動車メーカーの厳しい提携交渉の中、秋津千里との関係にも事件が…。 絶賛一気読み中。30年以上前の作品と思えない位楽しませてくれる、次巻も楽しみ。

    0
    投稿日: 2023.05.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

     山崎豊子「不毛地帯 3」、2009.3発行、634頁。第3巻は、近畿商事に嘱託として入社して8年の壹岐正は常務に。スタンドプレーと揶揄するものも。第3巻は自動車産業の話。ところで、モデルの瀬島龍三氏の奥様は2007.621、老衰で90歳で没。瀬島龍三は2~3ヶ月後、妻を追うように老衰で95歳で没。著者はこのあたりは小説として脚色され、壹岐の妻桂子は交通事故で死亡。にわかに、秋津中将の娘で陶芸家の秋津千里の存在が大きくなってきます。婚約を解消し、ニューヨークに駐在の壹岐を訪ねてまっしぐらに迫る千里。

    0
    投稿日: 2022.09.16
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    車やら繊維やら。 そして新たなフェーズに移行する我が人生。 あまりにも特濃なイベントの連続に少々胸焼けを起こす可能性があります。注意してください。 血気盛んなサラリーマン諸君、さあ立ち上がれ。なんつって。 半沢直樹もいいけど、もっともっと骨太な物語がここにあるぞー。 日本人の強さが垣間見える気がして、少し誇らしい気持ちになります。 でも、やっぱり自分にはこんな強さはないな、と萎れてみたり(少々混乱気味・・・)

    0
    投稿日: 2021.06.30
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    家族や身体を壊してまでプライドのために商社マンとして働くことに一体どれほどの意味があるのか?幸せに過ごしてごとの人生ではないのだろうか。後悔のない人生であればそれはそれで良いのかもしれないが。

    0
    投稿日: 2020.11.10
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    “自動車編”とでも呼べる話で、アメリカが主な舞台。 里井副社長は、壹岐を必要以上に意識しすぎているため、かえって自分の首を絞める方向へ向かっている。焦らず自分の仕事をしっかりやれば良いと思うのだが、そこはまぁ物語上必要なのだろう。 東京商事の鮫島氏は厄介な役柄だが、商社マンとして相当優秀な人物だと思う。

    0
    投稿日: 2020.07.04
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    内容紹介 拷問、飢餓、強制労働――地獄のシベリアから生還した男。 商社マンの孤独な戦いを通じて戦後史を活写する記念碑的長編。 大本営参謀・壹岐正は、終戦工作に赴いた満州でソ連軍に抑留される。 酷寒のシベリアで、想像を絶する飢餓と強制労働に11年にわたって耐え抜き、 ついに昭和31年、帰還を果たした。 その経歴に目を付けた近畿商事の社長大門の熱心な誘いに応え、 第二の人生を商社マンとして歩むことを決意。 地獄の抑留生活の傷も癒えぬまま、再び「商戦」という名の新たな戦いに身を投じる。

    1
    投稿日: 2019.10.29
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    ドラマではフォークのプラット氏とのやりとりが短くなっていたが、原作では壱岐が理路整然と話し交渉していたことがわかる。官僚や千代田自動車との対談など、千代田自動車編は読みごたえあり。

    0
    投稿日: 2017.04.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    湾岸戦争で成果を挙げ、アメリカの自動車会社と日本メーカーとの提携に奔走する主人公。 仕事が国際的になってくるにつれ、陸軍時代とはやり方は異なるが、常に国を背負って仕事に取り組む決意を固めていく。 そんな中で不意に起こる悲劇・・・ いったい、何のために働くのか、そんなことを考えさせられる第3巻でした。

    0
    投稿日: 2015.01.08
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    新車種の製造・販売が裏目裏目にでる日本の弱小自動車会社。一方、日本進出の足がかりを求めるアメリカ巨大自動車メーカー。そんな矢先に、主人公の愛妻が突然の事故死。愛娘は、競合商社のライバルの息子と結婚。息子は、財閥系商社に入社し、インドネシアへ赴任。 傷心しきった主人公は、ニューヨークに転勤し、心機一転し、上記、日米の自動車会社の提携など尽力する。そして、主人公のプライベートも新たな局面が。

    0
    投稿日: 2014.10.26
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    自動車業界との関わりが続き、退屈になってきた。相変わらず主人公は魅力的じゃないし。そんなことを思ってたらキタキタ濡れ場が。この話、単調にならないよう、ときどきそうしたイベントが発生する。巧妙というかなんというか。

    0
    投稿日: 2014.09.26
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    この長い長い物語もようやく三巻。元大本営参謀の壱岐正は商社マンとしてメキメキと頭角を現し、わずか7年で常務に昇格という異例の出世を遂げる。しかし、次期社長と目される里井副社長との軋轢など、急激な出世は周囲との摩擦を引き起こす。この巻で壱岐の手がけた仕事は千代田自動車とアメリカのフォーク社との提携の仲立ちをする事。商社マンにとっては人脈が大事で、壱岐と里井はそれぞれの人脈を駆使し、仕事をリードしようと競争する。 商社の世界は命がけで恐ろしい。この巻の後半で里井副社長が激務で倒れるのだが、それでも仕事をしようとする、その執念は何だろう? 壱岐にしても、24時間仕事の事を考え自らを酷使している。現在の商社マンもそうなのだろうか? 高度成長期の日本経済を写し出したような作品と言えるかもしれない。

    0
    投稿日: 2014.05.28
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    「不毛地帯(3)」山崎豊子 社会小説。ビビッドなネイビー。 冷静辣腕、商社での地位を登り詰めて行くこの展開はなんだろうと思ったら、島耕作ですわ。読んだことないですが。 もちろん本作の方が先で毛色も違うでしょうが、サラリーマンの心を掴むビッグなストーリーにページを繰る手が止まりません。 しかし、それに反するタイトルの「不毛地帯」に、商社マンの淀みを感じ始めていく…。(4)

    0
    投稿日: 2014.01.22
  • 東奔西走

    2009/07/21記録 (4巻編成の第3巻のレビューです。) 三連休を使って読了。 アメリカ近畿商事の社長として、 単身赴任をする壱岐正が、日本自動車業界の外資提携 を実現させるべく東奔西走する姿を描く。 里美副社長との確執はますます根深いものとなり、 お互いにとって排斥したい存在となっていく。 二人の思惑は最後まで合致することは無く、 意外な展開でこの商戦は一旦幕を閉じる。 後段では、五菱商事の上杉と近畿商事石油部長となった、 兵頭良一郎が話の中心となり、 中東を舞台とする石油開発への話へストーリーは移っていく。 関西糸へん商社と揶揄される近畿商事が、 鉱区開発権をめぐって社内外の営業を展開するも、 財閥系商社の高い牙城の前に屈せざるを得なくなり、 壱岐正の中に不屈の思いが燃え始め、その顛末は、 最終巻へとつながることとなる。 2~3巻を一気に読み通したせいか、ちょっと疲れた。 少し休憩して石油の世界に浸ろうと思う。

    0
    投稿日: 2013.12.26
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    読めば読むほど気分が悪くなり、途中で吐きそうになってしまいました。こういう泥臭いのは、どうも苦手です。

    0
    投稿日: 2013.04.06
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    千代田自動車との提携に纏わる話。 加速する提携談、それを妨げる動きの中で、副社長里井との確執、妻の死、ニューヨーク駐在など新局面を迎え、人間ドラマが色濃くなっていく。

    0
    投稿日: 2013.03.29
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    近畿商事を重工業化路線へ転向したい壹岐と、繊維部門の地位を保持したい里井副社長。 2人の溝はますます深まるばかり。 そんな中、近畿商事の取引先である千代田自動車に提携の話が持ち上がった。 相手はアメリカビッグ・スリーの1つであるフォーク(フォード?)。 アメリカの自動車が上陸すれば日本のメーカーは1たまりもなく食いつぶされてしまう可能性があり、交渉は容易に進まない。 当時(1970年代)、自動車産業の資本自由化について自動車メーカー、商社、ならびに通産省がいかに頭を悩ませていたかというのがよくわかった。 この巻では、壹岐の妻・佳子が交通事故のため亡くなってしまう。 しかもそれは、壹岐が秋津千里に対して心を揺らしていることを妻に見咎められたことが原因になった。 ドラマを見ていたとき、和久井映見さんの演技すごくいいなあと思っていたので、あまりに突然死んでしまったのがショックだった。 壹岐は、妻を失ったのを機にニューヨークへ駐在することを決め、アメリカ近畿商事に社長として赴任することとなった。 フォードと千代田の提携交渉は、フォードの出資比率を何%にするかで折り合いがつかず、難航を極める(フォーク側は、重要議案について発言権を確保し得る33.4%の持株比率を要求。一方の千代田は、そんなことをされると会社そのものをフォードに乗っ取られてしまうので、出資を20%までにとどめたい)。 しかし、交渉が最終段階に入ろうかというとき、副社長の里井が狭心症のため倒れてしまう。 出張の多い商社マンにとって病気に神経質にならなければならないことは大きなハンディキャップになる。 壹岐にナンバー・2(=次期社長)の座を奪われたくない一心から焦る里井副社長。 岸部四郎さんはこの里井という人間を本当に上手に演じておられたなあと改めて思った。

    0
    投稿日: 2013.01.03
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    壱岐正の急な出世にはフィクションぽさを感じるものの、商社というビジネスの血なま臭さ、そして一つの商戦を高い抜くには清廉潔白ではいられない、という現実には非常に共感を覚える。

    0
    投稿日: 2012.10.06
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    第3巻も圧倒されました。 主人公を支える妻が交通事故で亡くなる場面、その後母代りとなる長女の献身、自己の人生にどんどん進んでいく長男、などなど家族の大切さがじわ~っと感じます。 また、ビジネスの面では、アメリカ3大メーカーも登場しての日本自動車業界の再編成の話に迫力があり、自分の前職も思い出しながら興味深く読めました。 全部読んだ後、DVDでドラマも見てみたい。

    0
    投稿日: 2012.09.17
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    フォーク社と千代田自動車の提携交渉に当たる壹岐。 そんな中、悲しい出来事が起こる。 そして、単身アメリカへ渡っていく・・・ アメリカで社内外の争いはますます苛烈になっていく・・・ そして、秋津千里との関係は? 第4巻もきっと目が離せない。

    1
    投稿日: 2012.08.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    この巻の中心となるお話は日本の「資本自由化」の時代の商社マンたちの経済戦争のお話です。  メインとなる商談は「自動車会社の資本提携」で、かつての鎖国時代さながらに国内産業擁護一辺倒だった我が日本国がグローバル化への舵をきりはじめた時代を描いています。  KiKi にとって最も感慨深かったのは、あの戦争が終結し、そこそこの時間を経て強いアメリカ自動車産業が弱い日本自動車産業に食指を伸ばし始めていた時代があり、そこからさらに又そこそこの年月を経て、KiKi の学生時代には「日米貿易摩擦」な~んていうことが言われ始めた時代があったという事実でした。 KiKi は学生時代にESS (English Speaking Society) というクラブに所属し、1年生の時のその活動の中の Discussion で、「日米貿易摩擦」をテーマにした大学対抗の大会に出場しました。  これは壱岐さんたちが必死になって強者アメリカに対峙していた時代とはパワーバランスがある意味で逆転し、低燃費の日本の自動車産業が世界ブランドになり、日本が一方的な(?)貿易黒字を謳歌していた時代に、これから日本の貿易はどうあるべきか?を議論する場でした。  でも、この物語で描かれているアメリカ > 日本 というパワーバランスの時代は、そのほんのちょっと前、KiKi の子供時代の出来事だったんですよね~。  そしてこの日本の経済成長の果てに「ジャパン・アズ・ナンバー・ワン」がありバブル崩壊があったわけです。 物語の中ではシベリア抑留帰還者で私欲とは無縁の善人壱岐 vs. 嫉妬に燃える男・里井副社長という対立軸やら近畿商事の頭脳の壱岐 vs. 東京商事・商社マンの鑑(?)の鮫島という対立軸ばかりが強調されているけれど、個人的にはそのあまりにも「とってつけたような人物設定、対立設定」に胡散臭さみたいなものを感じました。   まあ、会社社会の中での男の嫉妬なるものの壮絶さ(?)は KiKi 自身、社会生活の中で嫌って言うほど見てきているけれど、里井さんは単なる権力欲・出世欲だけで動いていた人物ではなかったんじゃないかな?・・・・・と。  もちろん壱岐さんの方が上手だったのは間違いのないことだったんだろうけれど・・・・。 又、上司には恵まれなかったけれど、部下の信望は厚いっていうのもねぇ・・・・。  あの「高度成長期」の「会社人間」の原型みたいなものを感じるだけに、正直、綺麗ごとに過ぎるかなぁ・・・・・と。  今でこそ「プライベート・ライフを大切に」は当たり前みたいになっているけれど、日本の高度成長の背景には「滅私奉公」が暗黙の了承事項だったような時代があったんですけどねぇ。  物語の中では壱岐の部下のアメリカ人の奥さんが愚痴をこぼしているシーンがあるけれど、ここで敢えて日本人ではなくアメリカ人の奥さんにしているあたりが、商社マンらしさ・・・・を表現していると言うよりは、ある意味の逃げだなぁ・・・・と。  そうやって滅私奉公で頑張った末に「濡れ落ち葉」な~んていう陰口をたたかれた哀しい男性がいっぱいいたわけでして・・・・・。 個人的に一番気に入らなかったのは、「内助の功」の見本みたいな奥さんを交通事故で失ったという設定でしょうか。  何て言うか、そこにこのどちらかというと硬派なこの小説にラブ・アフェアという軟派なプロットを持ち込むためのご都合主義みたいなものを感じちゃいました。  (基本的に KiKi は天邪鬼ですから 苦笑) と、ちょっと否定的なことをあれこれ書いちゃったけれど、全体的にはよくできた作品だったと思います。  かなりグイグイと「読まされちゃった」物語でしたし・・・・・。  そして最後に・・・・・・ この物語を読了した今、一番感じることは、かの大戦では石油に泣かされ、その後の経済発展の中でもエネルギーに課題を抱えていた我が日本が、未だにそこに何ら「あるべき解決策」を持ち合わせていないという事実を再認識したということでしょうか。  この物語の流れの中で、「原子力依存体質」が育まれたことは容易に想像がつくし、それもある意味では「仕方なかったこと」だったかもしれないけれど、あのバブリーな時代に原子力以外の次世代エネルギー開発に我が日本国がどれだけの資本を投下してきたのか、どこかで一度しっかりと調べてみたいなぁと思いました。 そして物語はいよいよ「シベリア」に続く不毛地帯、中近東へ移行します。 (全文はブログにて)

    0
    投稿日: 2012.06.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    奥さんが亡くなってしまうとは思わなかった。 商社のビジネスの中で、人間関係や、仕事感の違いが如実に出てくるようになって面白くなってきた。

    0
    投稿日: 2011.12.31
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    一冊一冊が完結した本でもよいぐらいの完成度と厚みのある話! それがまだあと二冊読めるというのがこれまた喜び

    0
    投稿日: 2011.12.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    不毛地帯、第三巻。 壱岐正は前巻にも増して、商社マンとして八面六臂の大活躍。 なんですが、この巻ではついに奥さんの佳子が交通事故で他界。悲しいです・・・川又が亡くなった時以来の衝撃。 佳子の初七日の後、家を出る誠、しのび泣きをする直子、そして、弔問に訪れた谷川元大佐に、自分の後悔と自責の念を吐露し、慟哭する壱岐・・・・。涙なしには読めません! さてビジネスの方ですが、第三巻ではフォーク社と千代田自動車の提携が中心に物語が進みます。 壱岐の思うようにやれば、スムーズに事が運ぶのに~とやきもきしながら、エキサイト里井副社長の様子を伺います。エキサイト里井、略してエキサトイ。男の嫉妬が渦巻き、ますます面白くなってきました!人間関係のどろどろさも見物です。第四巻にさらに期待。

    0
    投稿日: 2011.05.29
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    すごい話だった。 抑留されたときの描写の迫力がすさまじく、脳裏に当時想像した映像がこびりついている。 著者の作品はどれも読んでいて絵が浮かぶ。 内容もボリュームもかなり読みごたえがあった。

    0
    投稿日: 2011.05.22
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    どんどん話が加速していき、一気に引き込まれていきます。 仕事に打ち込む男たちの気概が素晴らしい。 己の全てをかけ情熱的に仕事をこなしていく姿は胸を打ちます。

    0
    投稿日: 2011.05.09
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    第3次中東戦争とフォート社・千代田自動車合併問題について。 壹岐の思い通りに物事が運ばないことが多くなってきて、それによって里井副社長との関係も悪化していく。 秋津千里との関係は、結局そうなるんかいって思った。 登場人物が増えたり、いつのまにか娘の直子が結婚してたりと、展開が早くて、読むのも一気に読み終えられた。

    0
    投稿日: 2010.11.05
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    うわー、あの奥さんの死なれ方はきつすぎる… そしてアメリカ相手に闘っていたのに、アメリカ相手に商売するってそう簡単に割り切れるものなのかね? まぁ相当時間たっているんだけど。

    0
    投稿日: 2010.09.13
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    面白い! 二巻も壮絶だったけど、こちらもなかなか。。。 今度は身内とバチバチ。 里井さん、どうなるんだろう。

    0
    投稿日: 2010.05.11
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    千代田自動車のモデルはどこ? ラッキード、フォーク等の他の社名はイメージ出来るが 外資提携の話しと規模からすると 今はなきイ◯ズあたりかな?

    0
    投稿日: 2010.03.18
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    3/15 フォードとの提携がメインの話。 壱岐が商社マンとして活躍しているところが生き生き(シャレじゃないよ)と書かれている。 しかし、奥さんのところはびっくりした。。。

    0
    投稿日: 2010.03.14
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    5巻中、丁度真ん中あたりの話なので盛り上がっている。 やはり、ドラマもみたい。 奥様がなくなられるとはショックだった。 千里との関係が気になる私はなんなんだろう?

    0
    投稿日: 2010.03.14
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    山崎豊子著。1976年。戦闘機商戦を終えた主人公は重工業化路線へと社の方針を転換する。主戦場は自動車産業であり、国内で経営不振にあえぐ千代田自動車と海外大手フォーク自動車との提携を図る。アメリカ支社の社長となり交渉を進めるが、いくつもの障害が立ちはだかり簡単に事は進まない。

    0
    投稿日: 2010.02.20
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    「いや、神森君や水島君が、よく手伝ってくれるので助かる、この間も三人で会員たちの原稿を整理しながら、思えば、あんな心身ともに極限状態の生活をしていた時のことが懐かしく、今のように物資は豊かでも、精神的な不毛の中に生きる方が、生き辛いと話し合っていたんだ」

    0
    投稿日: 2009.11.18
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    よく調べてるなぁ。この取材力はすごいと思う。しかもすごく長いし。内容はわかりやすくてどんどん読み進めるけど、句読点の打ち方とか、文章がちょっと変なところがある。気にならないけど。

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    投稿日: 2009.10.28