
総合評価
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powered by ブクログ11年間抑留されたロシアから帰国して、商社マンとして活躍する。壹岐は商社に入っても防衛庁の次期戦闘機選定に絡む仕事に従事することになる。ビッグマネーが動く政治がらみの案件には、裏側には様々なことが絡んでくるのだ。
46投稿日: 2025.10.13
powered by ブクログシベリアから帰還して商社に入社したけど、ここもある意味で戦場ですね。 ロッキード事件を題材に描かれている本作は商社と国家同士の大きなスケールで迫力があります。 登場人物、一人ひとりの感情の迸りを強く感じます。
0投稿日: 2025.07.24
powered by ブクログ山崎豊子『不毛地帯』新潮文庫 読了。極寒と砂漠、二つの不毛地帯。シベリア抑留から帰還した元大本営参謀が商社マンとして第二の人生を歩む社会派小説。戦闘機選定争い、自動車会社提携交渉、そして石油開発。作戦力と組織力で商戦に挑んでいく。社長に引導を渡した際の主人公の出処進退が鮮やかだ。
0投稿日: 2025.06.11
powered by ブクログこの作品も古くからあるせいか何度も重版をしてきたからか、1巻のアメリカ渡航篇がこの2巻にも載っていた。 2度美味しくて徳したのか、頁減らされ損したのか。 まあ読み進める事にする。 …当たり前だよね。
1投稿日: 2024.12.22
powered by ブクログ1962-1967頃の話。壱岐はすっかり商社マン。二次防戦闘機商戦、第三次中東戦争。ドロドロ政治。ライバル鮫島はいい味。
0投稿日: 2024.10.30
powered by ブクログ第一巻とは全く異なる主人公の姿にまずは感慨深い。目的のためには手段選ばずで、第二の人生を乗り切ろうとする姿に人間のリアリティを実感させられた。
0投稿日: 2024.10.20
powered by ブクログ2024.10.19 商社マンとして、人間の業と向き合う日々。 しかし、2巻ラストの抑留者の会報発送事務のくだりは、主人公のベースはどこにあるかを感じさせる。
1投稿日: 2024.10.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
壱岐のアメリカ出張はやはりFX選定に絡むものだった。入社時の社長との約束を反故にされるも商社マンとして突き進む。8年で嘱託から常務取締役に上り詰めるもかつての上司である副社長との軋轢に悩む。アメリカ出張時の細やかな情景の描写はさすが山崎さんという感じ。きっと事前に取材出張を行い小説のプロットを考えながら観察していたのだろうと感じた。
0投稿日: 2024.07.08
powered by ブクログ「仕方がない、戦争は敗けた者の責任なのです」 激しい商戦を闘っていた時のダイナミックな動きとは全く別世界の、十一年間、シベリア抑留を共にした友たちの貧しい生活の闘いの場であったが、壹岐にはその貧しい友たちの闘いの方が、心安らぐ。繁栄だけをもたらし、人間の心をおき忘れつつある現在の社会の中で、壹岐が今、氏名を記している友だけが、心のふれ合いを感じるような気がした。
0投稿日: 2024.06.30
powered by ブクログ第二巻では壱岐もすっかり日本のサラリーマンになってしまったと思わせる一方で仕事上での鮫島や里井など他者との戦いに元軍人らしさも見え隠れしていた。第三巻以降会社という新たな戦地でどう戦い振る舞うのか楽しみになってきた。
0投稿日: 2024.06.08
powered by ブクログ『不毛地帯第2巻』 元陸軍大本営参謀のキャリアと人脈を見込まれた壱岐。 防衛庁の次期戦闘機選定をめぐる商戦に巻き込まれていく… 近畿商事を勝利に導く手腕を発揮するが… 一方で親友・川又を失うことになる… やるせない… そして、異例のスピードで常務へと昇進した壱岐。 イスラエル対アラブ連合の中東戦争へ。 現代はイスラエルのガザ侵攻。 ずっと火種を抱えている中東。 その根深さに驚かされる… 『今度は少しは、お国のためにお役に立ったのか』… 谷川の言葉に考えさせられる壱岐。 商社マンとして生きる壱岐にどんな未来が待っているのか…
13投稿日: 2024.02.02
powered by ブクログ個人的な必要に迫られて読んでいるので、いまひとつノレないのだけど、1巻よりはおもしろかった。 2巻はロッキード事件をベースにした話なのかと思っていたけど、読み終わってから確認してみたら、ロッキード事件とつながっている別の事件、ダグラス・グラマン事件なるものが元ネタと知った。 こんな複雑な話をよく小説にできるなぁ、と超人を見るような気持ちで読んだ。すごい筆力。 国や、国の歴史を作っていくのは政治家だけじゃなく、商社もけっこうな役割を果たすんだな、などと子供の感想のようなことを思う。 ちなみに、小学校の頃、何かで聞きかじり、母に「ろっきーどじけん、って何?」と聞いたら「ピーナッツをな、一粒1万円くらいで政治家に売るねん」みたいなことを言っていて、「えっ、そんなん誰も買わへんやろ? なんでそれが事件なん?」と重ねて聞いたが、母はうわごとのようにピーナッツが、ピーナッツが、と繰り返すばかりで、結局私には何のことか分からないままとなった。おかげでロッキード事件と言われるとピーナッツ、と反射的に思い浮かびます。いまだにどんな事件かよく知らないけど。 しかし、今なら分かることが一つあります。 母よ、あなたもロッキード事件がどういう事件か、よく分かっていなかったのですね。 なぜ分からないなら分からないと正直に言わないのですか・・・。 ちなみに、同じく小学生の頃、トーベ・ヤンソンの『楽しいムーミン一家』を読んでいて、誰かの入れ歯だか何だかが、飛行鬼(ひこうおに)の帽子の中で何か恐ろしいものに変化したのだが、それが何だったかは明記されておらず、「何に変わったかはあなたのお母さんに聞いてください。きっと知っていますよ」と書いてあったので、そのまま素直に母に質問したら、 「そんなもん、知るわけないわ!!!」 とめっちゃくちゃキレられました。 そのあたりから、母に何か質問するのをやめた気がする。 閑話休題。 さて、政府による大型海外発注案件に群がる総合商社と、政治権力闘争のために資金集めに奔走する政治家との癒着、男の世界だなぁ、としみじみ思う。 ・・・というと、女性の能力を軽視しすぎる発想かなぁ。 でも、私にはそんな世界を泳ぎ渡るのはとても無理と思ってしまった。 壹岐が妻に何も言わない気持ち、ちょっと理解できる、などとも思う。妻側の立場からすると、もっと信頼してほしいって感じなんだけれど。 後半、「戦後」という時代が終わって、私的にはここから本番、という感じで気分がちょっと盛り上がってきた。次号、さらに期待です。
6投稿日: 2023.10.01
powered by ブクログ人一人死に至らしめてまでなさなければならない防衛産業商戦か。 シベリアから月日を経て、中東戦争、スエズ運河と才覚を発揮しつつも染まっていく壹岐参謀。 最後の松本大佐の言葉がしみる。
0投稿日: 2023.09.07
powered by ブクログ2巻からは、主人公が商社で活躍し始める。 小説のモデルとなっている商社は伊藤忠。 そして、主人公のライバル会社は現在の双日のこと。 本作はロッキード事件をもとにしているのかと思っていたが、対象が戦闘機のため、現実にあった事件は、ダグラス・グラマン事件のこと。 しかし、ロッキード事件、ダグラス・グラマン事件が発覚する前に、この小説は連載されていたらしいから、山崎豊子先生の先見の明には驚かされる。 もしくは、本作の取材の過程でこれら事件の前兆を掴んでいたのか。 現実には、ロッキード事件は丸紅、ダグラス・グラマン事件は、双日だから、伊藤忠は検挙されなかった。 当初は、自分の軍歴を商社の仕事に利用することに抵抗していた主人公だが、政治家と軍官僚の癒着を目の当たりにして、自ら戦闘機の商戦に乗り込む決意をする。 結果的に、主人公会社は勝利して、主人公は異例の出世を果たす。 しかし、この異例の措置が社内の反感を買う。 次巻以降は、社外のみならず、社内の敵とどう折り合いをつけて商戦に勝ち抜いていくかが描かれている。
1投稿日: 2023.05.25
powered by ブクログ二巻は航空機の結末から新章に向けたさわりが記載。 商社の泥臭く、対応範囲の広い行動に驚かされる。国際情勢、政治、利権等々が渦巻いていた。 三巻以降は中東情勢がメインとなるようで、一旦休憩。
0投稿日: 2023.05.11
powered by ブクログ5巻連作の2巻目。 壹岐は防衛省が絡む航空機商戦、 常務昇進後に挑むスエズ運河の船舶を巡る商戦に挑む。シベリア時代の同胞も絡む泥試合に汚れた手も使いながら素晴らしい商材を披露していく。 東京商事の鮫島、鮫島の息子と娘直子の将来、秋津の娘との微妙な関係等等含みが多く次巻が楽しみになる内容だった。
0投稿日: 2023.05.07
powered by ブクログ面白かったけど、山崎豊子さんだな、という作品 不毛地帯も白い巨塔も沈まぬ太陽もなんとなく似ていて少し飽きてきた
0投稿日: 2023.01.27
powered by ブクログ本格的にビジネスに身を投じ始めた壹岐。旧軍時代の人脈と知見を活かして、難敵や難局を乗り切る展開だが、多額の金と権力が絡む世界で身を割かれるような選択も迫られる。登場人物の中でも、俗物と怪物とのコントラストが強い作品だと感じる。
0投稿日: 2022.12.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
山崎豊子「不毛地帯 2」、2009.3発行。長編の第2巻は590頁。近畿商事に入社した壹岐正が第二次防衛力整備計画の機種選定に勝利し、中東戦争(6日戦争)で商機を掴み、会社に利益をもたらす話。第1巻に比べ冗長な感が否めない。第3巻もこんな感じだと読むのが辛いが、ともあれ、読み進めることに。
0投稿日: 2022.09.15
powered by ブクログやたらとリアルな情景が目に浮かぶのは最近観た映画のせいではなくて作家さんの力量のおかげだと実感 川又さんの最期が忘れられない
0投稿日: 2021.09.05
powered by ブクログ自衛隊の次期戦闘機候補でラッキード社を推す近畿商事は、グラント社を推す東京商事の強力な売込みに苦戦します。「空のギャング」とあだ名される鮫島に度々出し抜かれながら、壹岐は自らの信念を曲げ、過去の軍歴で培った人脈を駆使し、ラッキードを強力にプッシュします。 そしてその商戦のなかで親友川又を追い詰め、死に至らしめることに。 そして時が経ち、入社から8年という短さで常務へと焦心し、社長直属の「業務本部」の本部長として全社にまたがる経営戦略を立案しますが、早すぎる出世への嫉妬や、旧来からの社風を軽視するように見える壹岐のやり方には反発も小さくなく、思うように成果を上げられないことも度々です。 「近畿商事のため」と身を粉にして働きながらも、社内からも理解されずに辛い結果をかみしめることの多い壹岐の辛さは想像に余りありますし、自身の感情をひた隠しにして会社のために力を尽くそうとする壹岐の強さ、またそのプレッシャーをこらえきれずに妻にあたってしまう彼の弱さ、壹岐という器の大きな男に対して自身のプライドを傷つけられたと感じて反発する同僚たちなど、社会の不条理な在り方が余すことなく描かれている作品です。 戦闘機受注や、中東戦争によるスエズ運河の封鎖による船舶市場の高騰をめぐる商戦は、経済だけでなく政治や外交も絡む複雑な部分もありますが、一つひとつの状況が丁寧に描かれていて、経済・外交についての特別な予備知識が無くてもしっかりと理解することができます。 企業人として次第に成長している壹岐ですが、国のために働き続けた軍人としての人生の次に歩む、「第二の人生」の在り方として、商社マンの自分の働き方が果たして国益にかなうものなのかどうか、という悩みを持つ壹岐の姿は、渋沢栄一が良く主張していた「私利私欲ではない、公益のための事業を追求することの重要性」と一致するような気もします。
0投稿日: 2021.05.10
powered by ブクログ舞台が商社であるだけに、日本国内に留まらず世界レベルで話が展開される。それゆえスケールの大きさを感じる。特に、第三次中東戦争を巡る商社同士の戦いは展開もスピーディで面白い。 東京商事の鮫島は、主人公の壹岐の視点で見れば悪役だが、鮫島の方から見れば壹岐はこれまで長年苦労して築き上げてきたものを一気に掻っ攫いかねない存在で、だからこそ壹岐をライバル視し必死で戦っているのである。 そういう意味では、鮫島もまた正義なのだ。
0投稿日: 2020.06.11
powered by ブクログ【感想】 入社10ヶ月で次長になり、戦闘機の受注抗争に身を粉にし、7年後には業務本部の常務へと異例の昇進を遂げる主人公・壱岐。 1巻では浦島太郎のような商社マン1年生だったのが懐かしく思えるくらいの成長っぷりですね。 部下の兵頭、海部、東京商事の鮫島など、1巻から出てきた魅力的な登場人物も活躍し、ますます面白くなってきました。 戦闘機の受注を巡って友人を失い、また最愛の妻をも亡くした壱岐に、これからどのような運命が待ち受けるのか、楽しみ! 【あらすじ】 商社マンとして生き抜くことを宿命と感じるようになった壹岐は、防衛庁の次期戦闘機選定に伴う商社、メーカーの熾烈な受注合戦に巻き込まれる。 国防のため、真に優れた機を採用させようと奔走するが、背後には次期総裁選をめぐる暗闘が横たわっていた。 壹岐は政界や防衛庁内の利害が複雑に絡み合う「黒い商戦」で水際立った手腕を発揮する。 しかし、その代償もまた大きかった。
36投稿日: 2020.06.04
powered by ブクログ内容紹介 拷問、飢餓、強制労働――地獄のシベリアから生還した男。 商社マンの孤独な戦いを通じて戦後史を活写する記念碑的長編。 大本営参謀・壹岐正は、終戦工作に赴いた満州でソ連軍に抑留される。 酷寒のシベリアで、想像を絶する飢餓と強制労働に11年にわたって耐え抜き、 ついに昭和31年、帰還を果たした。 その経歴に目を付けた近畿商事の社長大門の熱心な誘いに応え、 第二の人生を商社マンとして歩むことを決意。 地獄の抑留生活の傷も癒えぬまま、再び「商戦」という名の新たな戦いに身を投じる。
2投稿日: 2019.10.29
powered by ブクログ第2巻ではシベリアから帰還した主人公が本格的に商社での第二の人生を始める。相変わらず圧倒的な筆力で引き込まれます。
0投稿日: 2019.02.04
powered by ブクログ私は総合商社に就職しなくて良かったと、あまり物語に関係のない感想を密かに抱きながら読んだ。仕事に対する姿勢は尊敬ものやと思うけど、人が死のうが生きようが、はたまた自分たちの仕事によってどこかの地域の人々の暮らしがどう変わろうが、物事を稼ぐための商機という基準でしか捉えられないような人間には私はなれない。
0投稿日: 2019.01.07
powered by ブクログ2018年12月23日、読み始め。 51頁まで読んだ。 2019年1月1日、読了。 この作品は5巻まであるので、まだ半分も読んでいない。最後がどうなるのか楽しみであるが、いまのところ、全く予想できぬ。
3投稿日: 2018.12.23
powered by ブクログだんだん苦手な感じの男の世界になってきた。ビジネスの駆け引き出しぬき、男の権謀術数、昇進情報接待やっかみ、なりふり構わぬ思惑と人脈と金銭の動き… 上司と部下に受けは良くても、横の繋がりがないと足を引っ張られますよ…ヒヤヒヤしてた。 ラッキードの話なんて、きっと当時を知る人にはピンときて当時の雰囲気や新聞の記事などが蘇ってくるのだろう。 2巻の終わりで、いざアメリカへ。 壱岐さんが一線を越えなくてよかった。
0投稿日: 2018.09.04
powered by ブクログ時期戦闘機FXバトルに勝利するも、防衛庁の元同期が自殺したり色々悲しい感じからの、8年経って取締役常務へ大出世。社内から嫉妬されたり疎まれつつも、頭脳集団を作り上げ中東戦争をぴたりと当てて大儲け、くらいで終了。いちいちドラマチックかつほろ苦くて、確かにこれは面白い。さてこの先どうなる。
1投稿日: 2017.01.30
powered by ブクログFX、二次防とアラブ・イスラエル戦での東京商事との激戦、息もつかせぬ攻防だった。 元関東軍の作戦参謀として、 従来の接待などの饗応作戦や金品ばら撒きでなく、 社長直属、全社的な経営戦略を立案する営業本部を組織しての情報戦を展開していて、 ビジネスマンが命を懸けて働いているのが印象的だった。 舞台が世界に広がって、華僑のエネルギッシュさもすごかった。
0投稿日: 2016.04.03
powered by ブクログ内容が政治の話、世界情勢も絡み難しくなってきたけれど、生々しい内容でした。こんな風に世の中が動いていたんだと今さらながら勉強になりました。
0投稿日: 2015.12.09
powered by ブクログ防衛庁の戦闘機選定商戦に勝利するも、陸軍時代の親友を亡くす主人公の壱岐。そして、時間は一気に経過し、中東戦争の時代に。嘱託から常務に昇進した壱岐、商社を取り巻く様々な暗い影が、ヒタヒタと忍び寄ってくる。
0投稿日: 2014.10.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
不毛地帯2巻。 商社に入社した主人公が、葛藤を抱えながらも、いくつかの商戦で活躍してゆく。 卓越した分析能力や人脈を駆使しながら勝ってゆく姿にはわくわくするものの、それにまつわる人と人との闇のようなものに、どこか悲しい気持ちになります。 しかし、これが現実なのかもしれませんね。
0投稿日: 2014.10.06
powered by ブクログどろどろした商社の世界。シベリア抑留の話が終わって平和な話が続くのかと思ったら、下山事件ばりの鉄道自殺のシーンがあったり、中東での戦争の影響があったり、飽きさせなかった。
0投稿日: 2014.09.02
powered by ブクログ11年のシベリア抑留から帰国した壱岐正は、商社の世界にドップリと浸かってゆく。2巻では、防衛庁の発注する航空機の受注に関する攻防が中心になっている。壱岐は日本国のためを思い、もっともふさわしいと思われる航空機を防衛庁に納入しようとするが、利権がらみの問題で別の航空機を納入しようとする東京商事・鮫島と鋭く対立する事になる。 商社、内閣、防衛庁、アメリカの航空機メーカーを巻き込んだ泥仕合は本当に凄まじい。防衛庁の極秘資料を持ち出して逮捕者が出るなど、皆すさまじいまでの執念を見せる。商社の仕事は本当に命がけだな、と思った。
0投稿日: 2014.05.20
powered by ブクログ「不毛地帯(2)」山崎豊子 社会小説。濃紺。 大本営参謀の頭脳をもって熾烈な商社の争いにどっぷり漬かっていく壹岐正。 昭和戦後の日本商社、今で云うところのCSRのシの字もない、泥沼の金仕合、出し抜きあいの世界です。 本当にこんなんだったのかな。昭和って。 物売りってなんだろう。利鞘稼ぎってなんだろう。(4)
0投稿日: 2014.01.15
powered by ブクログようやく商社の話。 色々な利権を巡るドロドロとした生々しさが良い。 やはり、リサーチ・取材の量が凄まじいのだろう。 主人公がこれまで冴えなかったが、だんだんと能力が開花されてきたという感じか。
0投稿日: 2014.01.04FX戦闘機商戦
2009/07/05記録。 (4巻編成の第2巻のレビューです。) 本日、午前読了。 壱岐がFX戦闘機商戦で東京商事と奮闘し、 業務本部長として、辣腕をふるうまでの話。 業務本部長としての画策が話し半ばだが、 これは第三巻以降に展開か。 コミュで妙なネタばれがあったのだが、 全く想定外の展開で第二巻は幕を閉じる。 シベリア抑留時代をつづった一巻を読んだ記録がないが、 記憶では、2007年年始の九州鈍行往復の旅の社内で 読み始めた気がするので、相当時間を置いてしまった。 秋にTVドラマが始まる前に読了してしまいたい。
1投稿日: 2013.12.26
powered by ブクログ一気に読んでしまった…軍と商社(会社と読み替える)の相違点に触れたあたりが、当たり前のことなのだけど、妙に印象に残った…「軍では国家目標を達成するためには、命令によって兵隊を動かすことができるが、商社は自由意志を持った意思の人間の集団であるから、社員が納得し、自覚して案件の遂行に持っていかなければならない。」これが文化も含めたバックグラウンドが違う人達の集まりになるとなおさらのこと。そこが強くないとこの先ホント生き残れないな、と日々思うことと合致。
0投稿日: 2013.10.22
powered by ブクログキャラクターを例えば軍人の出で立ちのようとか描写されても軍人がどんなものかわからないし、僕にはキャラクター描写が雑に書かれてるように思える。だがその反面想像力をかき立ててくれる。壱岐のバックグラウンドは軍人というより国家に役立つという信念で行動を説明できると言ったほうがよりしっくりくる感じがある。、
0投稿日: 2013.09.19
powered by ブクログシベリア抑留後、第二の人生として商社マンを選んだ壱岐正。 最初は、軍隊しかしらない自分が商社マンなど務まるだろうか、と自問自答しているが、物語が進むにつれ、商社マンとしての頭角をめきめきと現していく姿は面白い。 シベリアでの過酷な日々を経験しているからこそ、生き残ったものとしての責任感を日々感じ、また、人生を達観している様は、おそらく、その当時生きた多くの人々も、またそうだったであろうと感じられる。 シベリア抑留とは全く次元が異なるが、会社の状況が厳しいいま、私は職場異動を経験して、比較的恵まれた状況で仕事をしている。その状況に、謝の念を抱くと共に、自分に課せられた責任感を感じていることと、どこか似ている気がする。 商社というのは、理系の私にしてみれば縁遠い世界であった。しかし、単にものづくりをするだけでは生き残れなくなった製造業に属している身からすると、世界各国から商売となりうるモノや技術を集めて自分のビジネスにするという点において、製造業が商社から学ぶべきことは非常に多いと思う。
0投稿日: 2013.07.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
飛行機商戦の次は自動車商戦。しかし、壹岐にはまさしく、七人の敵はおろか、同じ社内にも足を引っ張ろうとする敵が五万と。が、それは敵だけでなく、味方についた人間はとことん尽すのは、やはり彼の人力なのだろうか。 今まで読んだ山崎さんの作品の中では、物足りなさがぬぐえないのは商戦と政治絡みの、女の私には分かりにくい物語なのかもしれない。それに千里が・・1巻では、それほど鼻につかなかったけど、2巻ではあからさまな対抗意識に開口してしまいました。
0投稿日: 2013.04.05
powered by ブクログ次期戦闘機決定がメイン。 技術に携わる私としても、製品を見る視点は性能という壱岐や川又と近い。しかし、そこには商社だけでなくメーカーや省庁の利権が複雑に絡み合い、性能の良し悪しの一筋縄では上手く行かない。各々が譲れないところ、妥協できるところを提示し合う歩み寄りが大事だと思った
0投稿日: 2013.03.17
powered by ブクログ壹岐がいよいよ本領を発揮。 しかし、社内政治の理不尽さはいまも昔も変わらず、本質を見失うものなんだな、と思った。
1投稿日: 2013.01.11
powered by ブクログ3月11日、ドラマ「不毛地帯」が最終回を迎えた。 サブタイトルは「約束の地」。 難航を極めたサルベスタン鉱区の石油開発は、五号井でようやく石油の採掘に成功。 これを機に、壹岐は大門社長に勇退を勧める。 「そこまでして社長の椅子に座りたいなんて血も涙もない奴だな」と思っていたら、壹岐は辞表を提出し、自分も大門とともに会社を去ることを表明した。 「軍人上がりの自分を重用してくれた社長への恩は忘れていない」という壹岐の言葉は感動的だった。 これからは亡くなった谷川大佐の意志を継ぎ、シベリア抑留者の遺骨を日本へ返すための取り組みを続けるという。 シベリアの雪原で、抑留者たちの慰霊碑を前に壹岐が涙を流すシーンでドラマは幕を閉じた。 大本営参謀を務め、11年間の抑留生活を経た後、商社での激しい戦いを勝ち抜いた壹岐正という男の生き様に胸が震えた。 −−−−− 小説の第2巻では、自衛隊の次期戦闘機(FX)の受注をめぐり、東京商事の鮫島と苛烈な争いがくり広げられる。 壹岐は、近畿商事の推すラッキードF104がテスト・フライト中に墜落した事故を隠すため、経済企画庁長官の久松清蔵を通じて新聞記事のもみ消し工作を行い、さらには、東京商事の推すグラント社のスーパー・ドラゴンF11の価格見積書(防衛庁の機密文書)を盗み出した。 指示を出すだけで危ない仕事は他の者に押し付ける壹岐のやり方に、部下の小出は怒りを感じ、また、機密文書漏洩問題が原因で無二の親友・川又伊佐雄空将補は自ら命を絶った。 大きな犠牲と引き替えに二次防の戦闘機売り込み競争に勝利した壹岐。 大門社長にその商才を買われ、入社からわずか8年で常務取締役に昇進し、業務本部長に就任した。 壹岐はアラブ・イスラエル戦をいち早く予測して会社に巨額の利益をもたらすが、営業部門の利益を無視した業務本部の独善的なやり方に社内では不満の声が上がり始める。 里井副社長との間にも確執が生じ始め、物語はさらに重みを増してきた。
0投稿日: 2013.01.03
powered by ブクログ40-50年ほど前の話でしょうが、企業で働く身からすると、その悩めるところは、当時のものと酷似している。特にその下っ端の台詞は、同じく下っ端の感じるところと瓜二つで、我が意を得たりという感じ。 そうはいってもやはり、旧軍人として育てられた主人公の振る舞いは、第二次ベビーブーマーの自分にはできない高潔さ、プライドの高さがあるので、言葉面だけわかったふりしても、自分なぞにはついにわからない次元のことなのだなと思う。 そうした高潔な人間がいたのにもかかわらず、どうしてああいうことになったのか。個人としては清らかで熱血漢でも、組織の歯車となったとき、どういう結末となるのか。その組織を設計し、方向を決めたトップの責任というのは、下っ端の気楽さからくる無責任なのか。
0投稿日: 2012.11.28
powered by ブクログ次世代戦闘機の「商戦」は凄まじい。高度成長期の日本は、アメリカに対抗意識を燃やし、追いつけ追い越せのスピリッツがあった、と感じる。
0投稿日: 2012.10.06
powered by ブクログ商社での第二の人生で、「国益のために尽くす」という姿勢を貫くことが困難であることに苦しむ元大本営参謀の主人公。 他社との激しい競争、政治家や社内の反対派からも翻弄され、大事な仲間も失ってしまう・・・ 話のスケールも大きく、第二巻も引き込まれる内容でした。 一冊が600ページ前後もあるので、すごいボリューム感です。 まだ三巻あります。
0投稿日: 2012.08.27
powered by ブクログ防衛庁の次期戦闘機を巡る商戦の中で、 元大本営参謀の壹岐はその実力を発揮していく。 商社マンとしてのライバルも登場し、 近畿商事社内での権力争いにも巻き込まれていく第2巻。 600P弱のボリュームも苦にならずに一気に読破。
0投稿日: 2012.08.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
主人公の壱岐正を自社に是非と乞う大門社長の言葉に「嘗て国家の総力を傾けて養成し、今の貨幣価値に換算すれば、1人数千万の国費をかけた参謀クラスの人材」というものがあったけれど、KiKi の場合国費こそかけてもらったことはないけれど、地方の薄給教員の決して潤沢とは言えない家計の中から4年生大学までの教育費を惜しみなく投入してもらった負い目・・・・みたいなものがあって、「ひとかどの者になる」ことは半ば義務のように感じていたものでした。 そうであるだけに、あくまでも観念論の世界ではあるものの「役に立つ人材」であることを早く証明しなければいけないようなそんな気持ちがありました。 でも、そんな自覚を持ちつつも KiKi には欠けていたもの、それは「誰の役に立つことが大切か?」というこの「誰」がはっきりしていなかったことです。 この物語の主人公、壱岐正はちょっと理想化されすぎている感は否めないと感じるんだけど、さすが国費で養成された人物だけのことはあり、明確に「国益のため」という意識が漲っています。 この年齢まで生きてきた KiKi にとってはこの「国益のため」というのもかなり胡散臭い言葉だと感じているのは正直なところだけど、KiKi のように「何のため」が不明確だった人間にしてみればその良し悪しはともかく、対象物を明確に意識できているだけでも物凄いことです。 敗戦国日本が、戦後復興の様々な努力の中で、アジア諸国から憧憬のまなざしで見られるほどの経済復興を成し遂げた陰には、この「国益のため」に果敢に経済戦争に身を投じていった先人の努力があったことを改めて感じました。 高度経済成長の真っ只中で、ひたすら浮かれて学生時代を過ごしていた我が身を省みると穴があったら入りたい気分です。 第2巻で描かれる前半の防衛庁・戦闘機購入にまつわる商戦に関しては KiKi にとって未知のビジネス領域の話だったので面白く読むことができたし、後半の業務本部で取り組む会社の方向性確定、革新という話は KiKi にとってはどちらかというとお馴染み(要は仕事で何度も携わってきた分野)のお話で、ありがちな確執・ドロドロに懐かしさに似たものを感じました。 たまたま今、某社でそっち系のコンサルタント仕事の話がきている時なだけに、ちょっとしたウォーミング・アップにもなったし・・・・(笑) さて、第3巻は外資自由化のお話です。 外資系企業を渡り歩いてきた身としては「これ」があったから食い扶持に困らずにここまで来れた・・・・・とも言えるわけで、興味深いのと同時に、そんな外資畑でグローバリゼーションの強烈な洗礼を受けたものの、最近ではローカリゼーションにもかなり傾斜しつつある自分の立ち位置を意識しながら読み進めたいと思います。 (全文はブログにて)
0投稿日: 2012.05.31
powered by ブクログ第一巻のまとめとしてはとにかく『ソビエトひどい!』 第二巻は壱岐さんの言動にびっくり。 こんな人だったんだ。 素朴で気位の高い…と勝手な印象をもってよんでいた彼は、やはり大本営参謀でした…??
0投稿日: 2011.12.15
powered by ブクログすごい話だった。 抑留されたときの描写の迫力がすさまじく、脳裏に当時想像した映像がこびりついている。 著者の作品はどれも読んでいて絵が浮かぶ。 内容もボリュームもかなり読みごたえがあった。
0投稿日: 2011.05.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
不毛地帯第二巻。ラッキードと、中東戦争に関する取引が中心です。 ラッキードから、壱岐正は商社マンとして頭角を現していきます。 取引はまさに泥沼で、実際にこういう取引があったんだろうなあと思うと、自分とは遠くかけ離れた世界とは言え、なんだか複雑です。単に過去のことだとは思えないですし。 壱岐は泥沼戦争を勝ち抜いたものの、川又伊佐雄の死!川又~何で死んでしまったんだよ(´;ω;`) 悲しいです。 それにしても、やっぱり陸士・陸大の繋がりは、卒業してもずっと続くんだなーと感じました。 中東戦争では、里井副社長が徐々に男の嫉妬を露にし始め、次巻からの展開が楽しみです。 最後、谷川大佐が、「壱岐君、今度は少しは、お国のためにお役にたったのか」とぽつりと言った時に壱岐がとっさに返答できなかった、というのがとても印象に残りました。 入社の時、軍歴などを利用した仕事をしない、国益のためになる仕事がしたいという思いを持ち、川又が死んだとき、川又に手を合わせられるような仕事をしたいと言っていた壱岐が、知らず知らずのうちに濁流に呑まれて、後戻りできない状況になっていたのでした。 これから壱岐は内面的な葛藤もしながら、商社マンとしてますますのし上がって行くのでしょう。三巻に期待。 本文383-384ページの、最後の晩酌をして居るときの川又伊佐雄のセリフを引用しておきます。 俺が、幕僚長になりたいのは、ただ星の数が増えて、人が敬礼してくれるとか、給料が増えるためじゃない、俺がそもそも防衛庁へ入ったのは、警察予備隊以来のマッカーサーの手紙一本で作られた自衛隊を、日本の国民に支持される自衛隊にしたいという理想を持って入ったのだ、軍国主義の手先だとか、税金の無駄遣いだと非難され、石を投げられる自衛隊では、無意義だ、どんなきれいごとを並べようと、独立国として国際社会の中に伍していくためには、どうしても、最小限の武器は必要であり、戦争をしない、いや、戦争をさせないための役に立つ自衛隊とはどんなものであるか、それを政治家や内局に対して強く訴え、国民にも納得してもらえる自衛隊にしたかった、それには幕僚長という地位に立たなければならない、だから俺が幕僚長になった時こそ、気概に燃え、描いていた航空自衛隊の理想は、今となっては打ち砕かれてしまったのだ---
0投稿日: 2011.05.21
powered by ブクログ一気に話が動き始めた。 グングン話が面白くなった。 商社マンの水面下での戦いがとてつもなくすさまじい。 壮絶なビジネス合戦に憧れます!!
0投稿日: 2011.05.06
powered by ブクログ20110430 日本に勢いのあった時代、今ならコンプライアンス違反の内容だが仕事に対する取り組みが人間的だから物語になるのだろう。
0投稿日: 2011.04.30
powered by ブクログとうとう商社マンのお話。 昔の商社って今ではコンプライアンス違反なことばかりやってるのね。 ここは作り話ではなく結構実話っぽい。。 ちなみに僕は東京商事のモデルとなった会社に勤めております。 2巻で早くも商社マンを極めた感じなんだけど,あと3冊もどうやって続くのか楽しみだな。
0投稿日: 2011.03.10
powered by ブクログあんま時間かからず読めた。 だんだんと、山崎豊子らしいドロドロした世界になってきたなーって感じ。 ラッキード(元ネタはロッキード?)も第3次中東戦争も、時代背景に対する知識が乏しかったけど、これ読んで理解できた。 壹岐正は、常に自分の行動を正当化する傾向があるから、どこかで一度誤った道に踏み入れた時、全てが狂い始める気がする。 まあ、そこは続きを読んでのお楽しみやな。
0投稿日: 2010.11.05
powered by ブクログ二巻目は軍機の争奪戦からスタート。 いやぁ泥まみれ。 実際にこんなことが起きていたのかと思うとなんだかなぁって感じ。 そこから一気に話が飛んで、8年後には常務になると。 スピード出世とはこのことを言います。
0投稿日: 2010.09.08
powered by ブクログ壱岐が人間として汚れていく話? なんであまりおもしろくないのかというと、壱岐正がなんのために仕事をしているのかよくわからん。ま、そういえばぼくは何のために仕事をしているのかもよくわからん。
0投稿日: 2010.08.29
powered by ブクログ面白かったです。FXやイスラエル戦争の商戦の壱岐さんの戦い方には驚くばかりです。大変参考になりました。
0投稿日: 2010.07.18
powered by ブクログ途中で飽きてしまった… 「沈まぬ太陽」「白い巨塔」と夢中で読んだのだけど、 この作品にはいまいち入り込めず…。
0投稿日: 2010.06.12
powered by ブクログいよいよ、商社の仕事に本格的に入る壱岐。 かの有名なロッキード事件には、このような裏があったとは。。。 戦闘機受注に複雑に絡む人間模様が面白すぎる。。。 豊子さんの本には魔力がありますね。 先を早く読みたいです。
0投稿日: 2010.03.07
powered by ブクログ山崎豊子著。1976年。商社マンとして第二の人生を歩み始めた著者が、防衛庁の次期戦闘機をめぐる商社間の抗争に徐々に巻き込まれていく。国の為という大儀の裏には、富と権力を争う黒い世界がはびこっており、主人公は矛盾と葛藤しながらも大きな働きをするようになる。
0投稿日: 2010.02.06
powered by ブクログ「私が一番、末席の常務である限り、いかんともし難い、一つの負けにこだわっていては、大きな事柄の本質を見失う」
0投稿日: 2009.11.10
powered by ブクログいよいよ、壱岐正の近畿商事での初仕事。 作戦参謀だった壱岐が、商社マンとしてどのように手腕をふるうのかが 見所。
0投稿日: 2009.10.26
powered by ブクログ千里役が小雪というのと、里井役が岸部一徳というのはすごく合ってる。壱岐役の唐沢寿明はどうかなぁ。見た目が若すぎるような。小説はおもしろい。どんどん読み進める。
0投稿日: 2009.10.13
powered by ブクログ本領発揮。 主人公はブレないんだけど、周りは否応無く影響される。 そこにいたのが正しかったのか、存在しない方が上手くいったのか。
0投稿日: 2009.09.28
