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田村はまだか
田村はまだか
朝倉かすみ/光文社
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総合評価

195件)
3.5
24
56
74
15
1
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    「田村はまだか」のキーワードでストーリーを引っ張る。 ススキノのバーに集まった男女が小学生時代の思い出話をしながら、田村を待つ。待つだけのドラマではなく、人間臭く発展していくのが、なかなかいい。

    1
    投稿日: 2012.10.24
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    図書館で借りました。 これ、1話だけの方がよかったんじゃないかな~と個人的には思います。田村が来るも来ないも読者の想像で補完すれば良いので。と言う訳で2話以降の各人のお話は蛇足だなあと思いました。そして2話が微妙に田村とリンクしているので他の登場人物たちのお話もそうなのかと思ったらそうでもないみたいで戸惑いました。田村君の事情もあそこまで書かない方がお話としてすっきりしていたのでは?と自分は思いました。 でも田村君のお母さんが若者を詰った辺りを読んで、無責任だったり、放任だったり、自分は何もしていない人間に限って人を責めるのだけは人三倍なんだよなあ、こういう人居るよなあ、うんうんと読みました。人物描写が上手ですね。

    1
    投稿日: 2012.10.05
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    ススキノのバー"チャオ"での40歳同窓の会話。田村は全編通してほとんど出てこないが、四人の思い出話から徐々に輪郭が作られていく。バーの主人が読者の代わりとして。ただ時折科白が誰が発しているのかわからなくなる。

    1
    投稿日: 2012.08.05
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    文章も設定も悪くはなかったし、良いものだろうとは思ったけれど、琴線には触れなかった。 同窓会には出来る限り参加するような、振り返りたい、あの頃に戻りたいと思える学生時代を過ごした人間にとっては、共感や心地良いノスタルジーが味わえる作品に違いない。

    1
    投稿日: 2012.06.27
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    小説にしてもあまり、それほど小説的でもない人生を過ごして来た 40歳の男女の話、短編集。 短編が一つに繋がり、田村という男に繋がる。 割りと普通の話ですが、言い回し、書き方が割りと好きで、 のんびり読めるような本。 実際に同窓会の3次会でまったり飲んでる感じが伝わってきます。

    0
    投稿日: 2012.05.29
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    場所はススキノ。同窓会の3次会。 40代の男女5人が、電車で遅れてる田村をBarで待っている。 そんな舞台の設定だけでワクワクしてくるな。 田村はなかなか来ず、やっと入った電話は…、 Barのオーナーがいい役。 最後の終わり方はもう少し。

    0
    投稿日: 2012.05.20
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    うまく歳を重ねる方法なんてない。 抗ったり、諦めたり、でもそんなフリだったり。 苦い思いをやり過ごす術はいくつか知っているけど、直視する術はどうだろうか。

    0
    投稿日: 2012.05.16
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    読みました。ラストの手前まで。 オーバー40の私ははまりました。 ほんのちょっと、切ないなあ

    2
    投稿日: 2012.05.01
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    面白かったー 結構大きく宣伝されてて気になってた本。 1話を読んでおおーと満足して、短編集だと思ってたら実は長編だった。 1話だけでもいいくらい。 ラストは、帯に書かれてた「怒涛の感動」とまではいかないかな… 同窓会の後バーで田村を待つ40歳の男女5人と、バーのマスター。 雪で飛行機が遅れているらしい。 昔話をしたり、思い出に浸ったりしながら旧友を待っている。 それぞれの話もありきたりなものではなくて面白い。 でも一息つくと、思っちゃうのだ。 「それにつけても、田村はまだかー!」

    1
    投稿日: 2012.04.16
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    小学校同窓会メンバー5人が深夜のバーで「田村」を待つ物語。 田村を待つ間、過去の思い出、今の境遇などを交えた話で田村を懐かしむ。 表題を見て「なんでそんなに待ってるの?」と興味を持ち、期待しながら読んだのに、どうしてそこまでして、みんなが会いたいのかわからなかった。後半の展開は驚いたがあらすじに書いているような怒涛の感動とまでは思えなかった。

    0
    投稿日: 2012.04.15
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    登場人物多い系、ニガテなんですわさ… 誰が誰だっけ??とはてなマークになってしまって。 とりあえず、シブキャラなのになぜか好かれる 田村さんって、あるある。 素朴な人って、愛される。

    0
    投稿日: 2012.03.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    そこにいないのにその人の話で盛り上がる感じはよい。 でもそこまで田村をひどい目にあわせる必要が無かった気がする。 読後に余計な不安が残ってしまう。

    0
    投稿日: 2012.03.16
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    みんあが待つわりにイマイチ田村の魅力が伝わらない。 ただ年令的に、こうして集まって昔話をしたい頃なので、情景が目に浮かぶようだ。

    0
    投稿日: 2012.03.09
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    「田村はまだか」って私も言いたい!すごくセンスがいいなぁ〜っと感じる作品でした。「好きだよ」のシーンは絵にしたいぐらい素敵です。

    2
    投稿日: 2012.02.26
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    本屋で平積みになってるのを見る度に気になってた作品。 読み終わって、私にはまだ早かったかなという印象。 もう少し歳を重ねて色々経験してから読んだらきっと共感やら感慨深さやらを感じられるんじゃないかと思う。

    0
    投稿日: 2012.01.20
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    旧友と集まりたくなった。人それぞれにエピソードがあり、その中でいつまでも来ない田村がいい味出している。

    1
    投稿日: 2012.01.20
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    不思議な小説、大人な小説。 大人って案外「大人」じゃないんだなって思います。 句読点の打ち方がとても好きです。

    3
    投稿日: 2012.01.18
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    小学校の同窓会で集まった四十歳になる男女五人が、 三次会で立ち寄ったスナック「チャオ!」で同級生の田村を待つ。 田村はかつて「孤高の小学6年生」と言われていて、 貧乏な家庭で育ち決して恵まれた環境ではなかった田村は、 それでも仲間の心を惹き付ける存在だった。 大雪の影響で同窓会には間に合わなかった田村は、 かつての同級生たちの待つ深夜のスナックを目指しているらしい。 徐々に酔いが回りながらも田村を待つかつての旧友たちは、 それぞれの過去や現在を心の中で振り返って行く。 そして田村はようやく店に近づいて来るのだが、、、 この物語は短編が連続していて全体を構成しているというオムニバス作品。 ひとつの話は50ページほどで、 それぞれの話が回顧録や現在の心の葛藤などを描いています。 登場人物はそれぞれが色々な過去を背負った40歳。 良いこともあれば悪いことも当然あって、 今が幸せかというとそうでもなかったりまあまあだったり。 そんな彼ら彼女らが待つ「田村」は一種神話的な存在で、 人間というのは過去に出会った人々とのやりとりの積み重ねがあって、 現在の自分の性格や境遇や状況を作り上げていくんだなと思わせる内容です。 決して爽やかな内容ばかりではなくて泥臭い話もあるのですが、 自分自身を振り返った時になるほどなと思えることも随所にあって、 すんなり読める割には後からジワッと心に響いて来る作品だと思います。 特に「田村」がようやくやって来る場面になると、 予想もしない展開となってきて驚かされてしまいました。 ハッピーエンドではないけれども、やはりハッピーエンド。 そんな感じです。 自分の人生も少し振り返ったしまった一冊でした。

    2
    投稿日: 2011.12.30
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    久し振りに開催される同窓会に出席すると、本人すら忘れていたニックネームで呼ばれたり、恥ずかしいエピソードを暴露されたりして、世間的にはすっかりオジサン・オバサンなのに不思議と若返った気持ちになります。 本作品ではそのあたりの雰囲気が上手に表現されている一方で、各短編で登場するエピソードに込められている「大人になってしまった苦さ」は、結構厳しいリアルさで迫ってきます。 「桐島、部活やめるってよ」と同じような手法が用いられていますが、こちらは大人向きですね。

    1
    投稿日: 2011.12.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    本オビの釣書きにある「ラストには怒涛の感動が」は,ウソではない。朝倉かすみは数冊読んできたが,僕にとっては「いま一歩の作家」でしかなかった。でも,本書は本当に良い仕上がりだ。 本書は,まだ来ない田村をめぐる同級生5人の思い出話というわけではないんだよね。5人の生き様が語られているにすぎなくて,田村はそれほど表にでていないにも拘らず,ラストで田村の発するひと言,「やっと,こられた」に妙に感動してしまうのはなぜなんだろう。

    1
    投稿日: 2011.12.05
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    名前はよく聞く作家さん。 ゴドーを待ちながら、みたいな?と思いつつ読む。 賞を取ったと聞いて、なるほどねとナットク。 同窓会的な集まりで、浮かび上がる20年の葛藤やそれぞれのたどっている人生。 青春の輝きで浮かび上がる残りの人生に影ができるのは当然なのだろう。 輝きがあれば影もより濃くできる。 いや逆か? 青春を輝きだと思えるのは事後の、人生そのものなのかもしれない。 コントラストを濃く作るのは、むしろ自分の歩むそのあとの人生なのかもしれない。 明るく振る舞う中に、それぞれの人生が差し込まれる構成。 田村の思い出を語りつつ、浮かんでくるのは、田村なんかじゃない。 田村、と言う言葉は瞬間、合わせ鏡に変わる。 そのコトバを呪文のように引き出すのは、田村と一緒にいた、自分の思い出だ。 作者のマジックは細かくいろいろなところで覗いては、 いつしか読者を朝倉ワールドに巻き込んでいく。 例えばこの作品、登場人物はすべて、フルネームで書かれる。 加持千夏、花輪春彦、田村久志・・・ 何度でてこようが丁寧に、いやときに執拗なまでに、 「田村」以外の登場人物はフルネームで呼ばれるのである。 その中で唯一、田村は「田村」なのだ。「タムラ」ではなく「あいつ」ではなく、 「田村XX]ではなく、「田村」そのもの。 だから田村には、ある種ニュートラルな役割付けが与えられ、 全員の共通項として「田村」は安全に固定され、 1人1人に手渡された自由な「カギ」としてワークする。 自分の思い出を、開くための。 だから田村のことを語る体で常に、物語の語り手である 加持千夏に、花輪春彦に、田村久志にスポットを当てることに成功している。 よく出来た小説だと思う。 多分これから先、何度か読み返すとは思う。 でもなんだかあたしの今にはこの小説が、どうも肌感覚としてあわなくて困る。 なんだろう、多分、シンクロしすぎるのだ。 この作品はよく出来てる。 ゆえにあたしはこれを、作品として扱えず、自分をチューニングできなくて戸惑っている。 あたしにはどうも、そこが気に喰わない。落ち着いて読めない。 生意気だけど。 だからすごし、時間をあけようと思う。 ちゃんとこれが作品である、虚構である、そう思えたら開こうと思う。 そこに影があったっていいじゃないか、それが人生だ。 そう思えたらあたしは、この本の前に帰ってこよう。 優れたなにかは、人を動かすものだと思う。 この作品は確実に、あたしを動かしたじゃないか。 それが、「開かない」という、不作為であっても。 それは、大きなことだ、そうじゃないか? 諾。あたしにとってはね。

    2
    投稿日: 2011.11.27
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    小学校時代の同窓会の3次会。40歳になった男女5人が遠方から遅れてやってくる田村を待つ。 待てど暮らせど来ない田村を待つ間に、5人それぞれの苦い思い出が描かれる連作短編集。 う~…タイトルは面白い。設定も悪くはない。 でも帯にあったラストに怒涛の感動は…正直、無い。 マスターも含めた作中の6人も読者の私もあれだけ待った田村の人物像がもう少し魅力的に書かれていたら良かったなぁ。 私の中のマスターは完全にリリー・フランキー。

    0
    投稿日: 2011.10.19
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    2011.10.10感想 すごく生々しい感じ。面白かった(^^)実際に田村を待ちながら読んでいました(笑) 2025.12.29感想 昔読んでいたのを忘れて新鮮な気持ちで読んでおり、展開にぼんやりと既視感あり ブクログの本棚を見たら14年前に読んでいた!なんとなんと。登場人物たちと同じ世代になり、それぞれのキャラの心理描写がより入り込めるようになったように思う。

    1
    投稿日: 2011.10.10
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    「田村はまだか」朝倉かすみ。40歳の男女4人とマスターがバーで田村を待ちながら各人の今までの人生について語ったり思ったりするシリーズ物の短編集。んー、帯には最後にすごい感動があるとか書いてたけどそんなのなかった。表紙の男は田村ではないな。 #dokusho

    0
    投稿日: 2011.09.25
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    場所はススキノ。 色んな事があって今は独り身のマスターが一年前に始めた場末のスナック。 お客は、馴染みのお客が連れてきた小学校のクラス会の3次会の流れの5人。 みんな、遠方から来るもう一人の同級生「田村」を待っている。28年ぶりである。悪天候で飛行機が遅れているがもうじきやってくるはず。 「田村は まだか・・・!」  当時の田村にまつわるドラマチックなエピソードが回想される。 同時に、田村を待つ5人の過去現在が語られる。 「約束の店」に待っているのは同級生の5人。そして、5人の話しをもれ聞くマスターを含め6人が「今を遅し」と待っている。 ついには、読んでいる「僕も」待つようになる。「田村は まだか!!」 連作短編。 びっくりするほどうまい構成。 とにかく うまい!! 語られる話しは人それぞれ。 どれも、いかにも有りそうな話です。 それだけにりアリティがあって、いつしか読者である自分の話しも 心の中で語り始めます・・・ ぜひ、皆さんも田村がやってくるのをスナック(チャオ)で一緒に待ちませんか!! 光文社文庫 本体価格 571円! 図書館を御利用になっている方も、配本になるのを待つよりも 税込600円を握りしめて、あす一番に書店に飛び込みましょう!! 絶対損はさせません!! まぁ、たとえ損しても600円ですからねぇ・・・ 特別収録の一編 「おまえ、井上鏡子だろう」もちょっと 切ない話しです。 「井上・・ おまえ、いったい何があったんだ」 おもわず、そうつぶやいてしまいます・・・

    1
    投稿日: 2011.09.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    舞台は札幌、すすきのの奥まった場所にあるバー「チャオ」 マスターと小学校の同窓会帰りの同級生5人が 遅れてくる予定の田村を待ちながら、 各々が自分の過去を思う 合い言葉は「田村はまだか」 考えないでいようと思っていること、 ちょっとした日常、ほろ苦い後悔 色々な気持ちが、読んでいて心をよぎる 詳しく書いちゃうのはもったいない きっと、読む人によって感じ方がすごく違う筈

    0
    投稿日: 2011.09.11
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    バーにいる男女が、「田村はまだか」としきりに言ってるわりには、別に待ちわびるほどの小学校時代の仲良しでもなさそうな面々だなぁと思った。それぞれ関わりはあったけど・・・。 最後で田村が実際現れたり、なんで遅れたのかの件はいままでの軽妙な男女の逸話とは違い、笑えないし辛いし、こういう話の終わり方はどうなんだろう? 田村は抜きにして、それぞれの逸話を読んでる方がおもしろかったかな。

    0
    投稿日: 2011.08.28
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    ー辛いときに、  思い出される人。 この物語の主人公は誰でしょうか。 同窓会で「田村」を待ちわびる5人の四十男女か。 あるいは、「田村」本人か。 あるいは、バーのマスターか。 面白いことに、「特別な人」って、 後から振り返ると必ずしもクラスのリーダーとかでもない。 同窓会という場で、色々な思い出が断片的にフラッシュバックされる。その時に、僕は、クラスの端っこの方でいつも静かに絵を書いていた少年を思い出す。 でも、それを後になって話すと、実はみんなも「彼」を見ていたんだ。 本編自体は、星3つくらい。 併録されている、本編のスピンオフ的作品「おまえ、井上鏡子だろう」が、とてもいい。もちろん、本編あってのことなんだけど。 ここでの主人公は、同じ同級生でも、本編で田村を待ちわびる5人とはちがう「端役」。5人から見たら脇役。 同窓会の1次会で、家族の待つ家へと帰っていく男。そんな「彼」の、大袈裟に言うと、人生がにじみ出ている。 こういうの、好き。

    2
    投稿日: 2011.08.17
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    言葉を息するように吐き出せたらどんなにステキか。重ねる言葉は攻撃的で、自分のきもちからは遠ざかる。田村はまだか。早く来いよ。お前に会いたいよ。どうして会いたいか、じゃなくて、お前に会いたいよ、とただ置く言葉は強いなぁ。だれかとぶつかり合って、方向性の違いってやつが見えてきて、それでもバラバラになるのはイヤだよ!って思ったら。相手を変えるんじゃなくて、自分が我慢するのでもなくて。「お前に会いたいよ」と言葉を置けばいい。

    0
    投稿日: 2011.08.16
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    ちょっと前に積読していた本を、今日一気に読みました。 そういう結末になっていたのは、ちょっと意外でしたが、結末では無く、それぞれの短編にナルホド!と、感じつつ、「おまえ、井上鏡子だろう」まで。こういう経験をするには、何十年とご無沙汰していた同窓会に、一回行って見たいなあと思ってしまいました。

    2
    投稿日: 2011.07.30
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    あらすじはチョコっと知ってた位で読み始めたが、僕は「田村とそれぞれの同級生のエピソードが毎回展開される短編集」と勘違いしてたのでなんだか肩透かしを喰らった。 意外に田村よりもその語り手の人物の過去の話ばかりで、あまり「田村」の思い出に浸ってない割には「(同窓会に現れない)田村はまだか」と言い出したりして、作中人物と読み手との温度差が強い。 オチも急展開すぎて…

    0
    投稿日: 2011.07.28
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    いいよね 40歳になって 同窓会したり 3次会になって 人を待ったり その人の話をしたり 毎回同じ話をするんだけど それがやっぱり楽しかったり 待ってる中に 過去に関係を持った男女がいたり やっぱり 40歳になっても 子供に返れる場所は必要だよね。 そんなことを思ったよ。

    0
    投稿日: 2011.07.17
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    よくわからないまま購入したわりには とても良かった。 読んでるうちに自分も「田村はまだか」と思ってた

    0
    投稿日: 2011.07.10
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    不可解なタイトルと表紙のオッサンの画で、購入を決めた本。 売れなさそうな本、でも気になる。それが最初の印象だった。 小学校クラス会の3次会、アラフォーの男女が、到着の遅れた『田村』を待つ。「田村はまだか」とつぶやきながら、それぞれがそれぞれの今と過去を思い浮かべながら。 ページを進める度にわかってくる田村の人物像。 その度に、読んでいる自分もまた「田村はまだか」と思ってしまう。 田村はまだか 早く来いよ田村 何やってんだよ田村 登場人物たちの思いと、自分の思いが重なる、この感覚がおもしろい。 7話収録されていて、それぞれ別の視点で描かれているので、そのどれかにはきっと、自分と重なるものがあるんじゃないだろうか。あぁわかる、わかると。 ただ、若い人には、薦める本ではないかもしれない。 やはり、登場人物と同年代の人が、一番しっくりくるだろう。 そぉいう話。 そぉいう話に染みてる自分もまた、 いい歳になってるんだと、しみじみしてしまう。

    0
    投稿日: 2011.07.09
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    「はやくこいよ、田村!!」 と気が付いたら自分でも思ってしまった。 ジャケ買いしたけど、いい作品だった。

    1
    投稿日: 2011.06.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    小学校の同窓会の三次会会場となったとあるバー。 そこでは同級生5人がいまや遅しと「田村」を待っていた。 誰もが印象的に語る田村。 田村を待ちつつ皆がそれぞれ物思いにふける。 私はきっと田村は来ないんだろうなぁって思った。多分、ドアが開いておしまいになるとか。 でもその予想は裏切られた。その裏切られ方に一本とられた感じ。 登場人物に魅力がないのでもう読み返すことはないかなぁ。

    0
    投稿日: 2011.06.28
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    小学校の同窓会に 待っている奴が遅れていてこない。 ただ、それだけのシチュエーションなのに  待っている人たちのエピソードが見事にはまっていて 上手いなぁと思った。  中年と呼ばれる歳になっていくそれぞれは、 みんな年相応に痛い経験を積んでいて、 今ひとつパッとしていない、そんな彼らの救世主的存在の「田村」。アイツが同級生な限り、自分たちは大丈夫だ・・・みたいな雰囲気が面白かった。 

    0
    投稿日: 2011.06.26
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     私たちは助け合いながら生きているのだけど、それでも孤独で苦しいときがよくある。そんなとき、ふと実感するのは「自分は誰かに救われている」ことだ。家族、友達、恋人……、はたまた通りすがりの人かもしれない。相手の些細な一言が、一人ぼっちの心をすくい上げる。その時、心はあったかくなって、わけもわからず涙が出そうになる。救ってくれた相手は、目の前でそんなことが起こったことにも気づかないけど。    でも、救われてばっかりの自分だって、実は誰かを救っているんだ。同じように気づかないだけで、何気なく。 そんな、胸が燃え上がる連作短編集。

    0
    投稿日: 2011.06.26
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    小学校の同窓会その3次会、バー「チャオ!」で同窓会に向かっている田村をひたすら待つ。 田村のエピソードと待つ側のエピソードを交え、それを読みながらこちらも田村を待つ感じがいい。 小説としてというより、ホントに友達が集まった時の話をそのまま本に載せてる感じ。 本を読んで疲れた時の合間に読んだらいい本かも・・・。

    0
    投稿日: 2011.06.26
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    非常に面白かった。 自分としては圧倒的早さで、3日程度で読み切ってしまった。 決してスピード感がある文章ではない。 そこでずっと漂っているような、微睡んでいるような文章なのだが、 自然と文字が映像になって目の裏に映り、苦なくページを繰っていた。 また、田村という人物のエピソードのみで構成されていない点が面白い。 一人一人が田村を待ち、田村を思い出しているのだが、思い起こされるエピソードは必ずしも田村と直接的に関係する話ではない。それによって田村という人物が分厚くなっているように感じた。 ストーリーとはあまり関係ないが、書き方がとても女性的だと思った。これは僕が男性だから感じることかもしれないが、「男性の考えが浅はかでが単純」であったり、「女性は全て分かっている」という描写が多いように思った。こういった特徴は女性作家に多いように思う。 そういった書き方に、イラッとしてしまったので、★1個減点(笑)

    2
    投稿日: 2011.06.20
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    面白いと評判を聞きつつも、なんとなくスルーして 半年近く。 ぽっかり空いた時間の穴埋め用のつもりが。 面白かったぁ。 同級生「田村」を待ってる酔っ払いたちが 昔を思い出して、今の悩みを反芻して、 で、田村を思って待って。 田村はまだか? 淡々と書かれているはずなのに、 なんだか気になる不思議な雰囲気。 なといっても、「田村」を一緒に待ってしまう気分になる。 不思議な一冊。

    1
    投稿日: 2011.06.12
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    アラフォーの群像劇+おもひでぽろぽろ。面白かったけど、どいつもにもこいつにも不倫の誘惑がありすぎる気がする。そんなに人妻パートは誘うのか?

    0
    投稿日: 2011.06.08
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    合わないなぁと思いつつ、最後まで読んでしまったのは、面白いからなんでしょう。構造がいいよね。世界は意外と厚みがあることを思い出させてくれました。特に、特別は収録の「おまえ、井上鏡子だろう」のラスト、爪切ってるあたり。

    0
    投稿日: 2011.05.31
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    同窓会の二次会、遅れて来る一人の同級生を待つ数人の男女、それぞれの人生や生活のストーリーが挿話的に語られる。全体の構成はなんだか意図がよくわからなかったけど、挿話的なストーリーにはいくつか妙に心に引っかかるものがあった。後でいくつか読み返してみよう。

    1
    投稿日: 2011.05.29
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    題名の通り、40歳になった面々がクラス会に間に合わなかった田村を三次会会場で待つ物語。 まず、会話で使う「 」を超越した表現技法が秀逸。 口から発せられることばは、その額面通りの意味以上に、余韻や風情、間や空気を伴い、 意味以上の意味を持つことが多い。 「 」という、もはや固定観念に近いルールにとらわれることなく、 その意味以上の意味を非常に巧みに表現している。 いまひとつは、個人を特定する「名前」の指し示すところの趣。 表題にもなっている田村はもちろん人の名前であるが、 名前の持つ記号的役割以外の使命を焙り出している。 難しく書くなら「自己とは」ということになろうかと思うが、 全然堅苦しくなくさらりと、それでいて生々しく描いている描写が美しい。 生々しく描かれている、軽くない空気感やそれぞれが抱えるどす黒さや情感が、決して不快でないのは、 僕がその齢に近づきつつあるからだろうか。 面白い作品でした。

    2
    投稿日: 2011.05.28
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    タイトルの面白さに惹かれて購入。 評判ほどではなかった気がするなあ(・ω・) いい意味でもわるい意味でもお芝居っぽいというかイマイチ人間味がないというか。そんな感じ!

    2
    投稿日: 2011.05.25
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    全体として作品は普通。面白くなくもないのだけどね。懐かしむことが自然になってしまった人間は、どこかさみしいね。

    0
    投稿日: 2011.05.13
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    話題作。文庫になってようやく読破。 同窓会のあと、バーで田村を待つ同級生。「田村はまだか」、過去をふりかえって時間が過ぎてもなかなか来ない。ページが進むにつれて、存在感がましていく田村。どうやら田村はすごいやつらしい。いったい、どんなやつなのか、はやく来てくれ、という気持ちになりながら読んでしまう。一種のミステリー? 文体は、好き嫌いが分かれそうだけれど、エンタメとしてさくさく読める。 とこどろころに、はっとするセリフが入っていて、人間をいろいろな角度が見ている著者だなぁと思った。ほかの本も読んでみたい。

    0
    投稿日: 2011.05.12
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    帯とタイトルにつられて購入したが、微妙。 表現が好きな感じではない。 設定としては嫌いじゃない。 でも流れはイマイチ面白くない。

    0
    投稿日: 2011.05.12
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    なかなかよい設定で、読みやすくて面白かった。 タイトルも面白げでよい。作中で連呼されるのもよい。 ただし大筋は、 五人の中年がイマイチうまくいってない自分の人生を回想するという、 よくある感じ。 事故の描写が詳しすぎるのは気分悪い。 バーで五人が待っている田村は、自分を持ち、 動じない、億さない人物の模様。 うらやましい。

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    投稿日: 2011.05.02
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    感想はブログでどうぞ http://takotakora.at.webry.info/201103/article_12.html

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    投稿日: 2011.04.26
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    面白かった。とても。マスターでなくとも書きとめたくなる魅惑的な台詞の数々と、待ちたくなる田村。中村理香でなくても、あんなこと言われたら惚れるでしょう、田村に。 一つ一つの短編が味わい深くて、ちょっと苦い。女性作家だからなのか、登場するすべての男性が魅力的で、逆に女性がリアルで苦い。苦いけれど各話の余韻が好きだ。不思議な味わいのある小説だった。

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    投稿日: 2011.04.21
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    同窓会で集まった男と女のそれぞれの話をしながら2次会から参加予定の”田村”を待つ話。 けっこう大人のお話でしたwでも、誰もが抱えていそうな心の深い部分が書かれていて「ふむぅ」と思わされる一冊でした。 読み終わって思ったことは『遊びで浮気心はイカンよ!女、怖いお!!』

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    投稿日: 2011.04.15
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    タイトルにも表紙にも気を引かれなかったが、一編目から引き込まれしまう。 もっと早くに手に取れば良かった。

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    投稿日: 2011.04.05
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    評判ほど面白くなかった。 ラストも感動と言うほどではなかったし・・・ 自分は、人生の悲哀、機微がわからないということか。

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    投稿日: 2011.04.01
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    第30回吉川英治文学新人賞受賞作で、柳広司の『ジョーカー・ゲーム』と同時受賞している。 単行本収録作品に加えて、短編「おまえ、井上鏡子だろ」が収録されている。 アラフォー世代が読むと、とても理解できるのではないだろうか。 若い気でいるが、若くない。 そこまで来ているであろう老いを感じ諦めつつも どこかで、「まだ」と足掻きたくなる。 暖かいような、切ないような、色々な感情を掻き立てられる。 若い人にはちょっと、この心情はわかりにくいかもしれない。 「田村はまだか」は、読後にホッコリするものが残るが 「おまえ、井上鏡子だろ」は、読後にセツナさが残った。 因みにWikipediaにも紹介項目がある。 興味が沸いたなら見ておくのもいいだろう。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%B0%E6%9D%91%E3%81%AF%E3%81%BE%E3%81%A0%E3%81%8B 評価を変えた。 後から、ジンワリ、ジンワリとくる作品だと思う。

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    投稿日: 2011.03.31
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    小学校の同窓会の三次会で「田村」を待つ5人。 田村を待ちながら、それぞれの過去を振り返ります。 最初はマスターがつけたアダナで4人が紹介されています。 連作短編となっていて、一人ずつ名前が明らかになっていきます。 それぞれいろんなことがあったんだなぁと感じました。 読んでいくうちに、自分も田村を待っている気分になりました。 「田村はまだか」タイトル通りの言葉を自分でも、思わず言いそうでした。 田村はまだか。

    2
    投稿日: 2011.03.21
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    小学校の同窓会の3次会で旧友田村の到着を待つ間、友人たちのそれぞれの過去のドラマが回想される連作短編。それぞれの回想話はまずまず面白かったが、作者が繰り返すほど田村に会いたいという気持ちが高まってこなかった。友人たちが自分たちの欠損を埋めるためのなくてはならない主役だったようには読者に対し田村が提示できていないように思った。

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    投稿日: 2011.03.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    小学生の田村が、40歳になった同級生を魅了し続けているのがすごい。皆にとって特別な存在なのがひしひしと伝わってきて、眩しく思える。 「誰かに待たれる」存在に憧憬を覚える作品だった。誰かを待つことも、誰かに待たれることもあまりされない私は、最後の「おまえ、井上鏡子だろう」をつけ足し(?)てくれた筆者に感謝したい。

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    投稿日: 2011.03.19
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    『田村はまだか』『パンダ全速力』まではおもしろかったけど、後はどうもノレませんでした。田村くん、何もあんな○○○にしなくても……、というのが正直な感想。

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    投稿日: 2011.03.10
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    「田村はまだか」 色々な意味を含めてその一言に尽きる。 小学校のクラス会の三次会に集まった男女5人。 そしてスナックのマスター。 大雪で来るのが遅れている「田村」をひたすら待ち続ける。 遅れている田村の思い出を始めとして、 集まった人達の子供の頃の思い出、そしてそれからの日々を描く短編連作。 年齢が満40歳という事で、今の私とは10年くらいの違いはあるものの、それぞれの仕事や生活での愚痴だったり思いは刺さるものもある。 舞台が札幌なので、ススキノの~とか駅直結の~とか出てくると、あ~あそこを曲がって…とかスッと頭に風景が浮かぶ。

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    投稿日: 2011.03.08
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    同窓会でなかなかやってこない田村を待ちつつ、それぞれの同級生たちの人生が語られたり・・・という話。タイトルが秀逸。年代が近いせいかもしれないけれど、すべての人に共感をいだく。ああ、そういうことってあるよな。なんだか、私も田村の同級生のような気分になって、一緒に田村を待ち続けていた。

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    投稿日: 2011.03.04
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    深夜のバーで、小学校の同窓会の三次会で田村という友人を待つ5人。なるほど、こういう話だったんですね。単行本で出た時からタイトルは知ってたんですが買う機会を逸していました。タイトルのイメージから、ベケットの『ゴドーを待ちながら』みたいな感じの作品かと。で、文庫化された時も「お、文庫になったんだ」っていう認識はあったんですが、なかなか手に取ることはなく、ようやく購入。買おうと思ったのは、講談社文庫の新刊として、「好かれようとしない」が平積みになっていたから。「好かれようと〜」を買おうかと思ったんですが、まずはこっちからと思い、「田村〜」を買いました。面白かった。もっと早く読んでおけばよかったかな。田村はまだか。そう言いたくなりますよ。

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    投稿日: 2011.03.01
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    いやー、とにかく田村がこない。全然こない。もうくるだろう。いや、こない。 あんまりこないものだから待っている方はつい余計なことを考えてしまう。 そんな余計な事を紡いで人間模様を描き出すみたいな短編集。 話の最後には必ずみんなが思う。で、田村まだなの? 果たして田村は現れるのか!いったい田村とは何者なのか! みたいな引っぱりは全然なくて、 ただ人を待っているという曖昧な時間をうまく使ってしっとり進んで行くお話。 これが案外入りやすくていい感じでした。 最後のオチ的な展開だってなくてもいいくらい。 最後まで「田村はまだか」のままで終わっても文句はないなあ。 面白いのは、あんなにも口を揃えて田村田村と言っている登場人物達の、 誰も田村本人と親密な関係にあるわけじゃないという事で。 ただ会わずには気が済まないという意地みたいなものが生まれていて、 そういえばクラス会ってそんな感じもあるなあと、妙に感慨深いものがありました。 むしろ待っている時間が彼らを親密にさせて行くんですね。 その最たるものがバーのマスターで。 あいつ部外者なのにすげー入ってくる。なにその社交性。

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    投稿日: 2011.02.24
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    『田村はまだか』はずっと気になっていたのだが、 文庫本になったのを機に買って読んだ。 正直どんな小説なのかよくわからず、 タイトルの面白さだけで読んでいたのだが、 なんだか心に残る小説で、読後感も爽やかな、いいものだった。 舞台はスナック「チャオ!」。 永田一太、池内暁、坪田隼雄、加持千夏、伊吹祥子の5人は、 小学校の同級生。 クラス会の三次会で、「チャオ!」のマスター花輪春彦が加えつつ、 「田村」を待っているという設定。 連作短編の形式で、 各登場人物の秘められた物語が語られていきながら、 「チャオ!」の場面に戻りつつ、ストーリーが進んでいく。 各登場人物の物語も、全体の物語も、 特別大きな何かが起こるわけでは全くない。 淡々と、しかし、何か人生の核心をつくような印象的な言葉がちりばめられている。 こういうのを味のある小説とでもいうのだろうか。 さて、田村はくるのか? それは読んでみてのお楽しみ。 読みながら思ったのだけど、 芝居のような小説だと思った。 登場人物のセリフが芝居のセリフとして想起されたのだ。 映画やドラマというのではなく、芝居にしたら、面白いのではないかと思った。

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    投稿日: 2011.02.19
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    小学校の同窓会の三次会。深夜のバーでひたすら田村を待つ男女5人と、その5人の会話に聞き入るマスター。5人それぞれが自分の人生を振り返っては後悔してみたり、励ましてみたり、果てはヤケ酒で寝入ってみたり、どこにでもありそうな、ちょっぴりほろ苦いお話です。帯には「怒濤の感動が待ち受ける」とかあるけど、そこまでドラマチックな展開は無いので過剰に期待しない方がいいかも。特別収録の「おまえ、井上鏡子だろう」は悪くないんだけど、本編の余韻がかき消されるのがもったいない。

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    投稿日: 2011.02.12
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    連作短編集。 いい小説だなあ。すごく満足。 時折、どきっ、ぎくっ、とするような文章に出逢って。 私よりもう少し上の年代の人はもっともっと面白く読めるかもしれない。

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    投稿日: 2011.02.02
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    期待が大きすぎたかも。 他の方も書かれているように、もっとそれぞれのエピソードを書いてほしかった。

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    投稿日: 2011.01.30
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    友人とはどういうものか、改めて思いだした。 日常は、仕事周りの人間関係の中で生活していて、それはとりもなおさず「損得関係」の延長にある。 しかし、仕事を離れての友人関係は、損得を超えたものであったな、と。 うむ。旧友に会いたくなる本だ。 買ってよかった。一気に二度読みした。

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    投稿日: 2011.01.30
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    タイトルって大事、そう思える一冊。読んだ人はみんな田村を待つ事になるでしょう。 内容はまあ、人生の機微って奴で、物語の登場人物にそれぞれの物語があるのですが、それが現実にありそうな、なさそうな、それはそれは絶妙なバランスで描かれてます。 もしかしたら、自分のなんて事ない日々にもそういった物語があるのかな?と、錯覚させられて、元気になる、そんな小説かなと思いました。 実写化した場合は、田村を大森南朋あたりでやってもらいたいですね。

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    投稿日: 2011.01.27
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    40歳の同窓会の3次会。5人の男女が「田村」の到着を待ちわびている。5人それぞれの過去と現在の結婚・恋愛模様と、そこにあらわれる田村の記憶。達観した小学生だったと思われる田村はどんな人物なのだろうかと期待をあおる・・・。そして田村は現れるのか。

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    投稿日: 2011.01.25
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    いい本だ 何気ない日常だけどそれぞれの人生があるんだなと改めて感じてしまう。 タムラの人間性もいいですね。 いい言葉にあふれてる

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    投稿日: 2011.01.24
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    帯の文句は大袈裟だけど、読んで気持ちが暖かくなる本。クラスの中に仲の良い仲間とちょっと遠い人がいて、目立つ人もいれば地味な人もいて、みんな人生があるっていうことかな。この著者の他の本も読んでみたい。

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    投稿日: 2011.01.17
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    インターネットや携帯電話が普及しているお蔭で、世間でも同窓会の類を開くことがおそらく多くなったと思う。 昔であれば、往復はがきで案内を出し、出席者をカウントし・・幹事役にかかる負担も大きかったはず。 それがメールなどで一斉に案内をできるのだから、随分と楽になったはずだ。 この本を読んでつくづく感じたことは、自分と同じだけ同級生も年月を重ねて生きてきたという事実を再認識したことだ。 波乱万丈な人生、順風満帆な人生・・様々な人生があるはず。 そして同じ場所に集い、懐かしい会話をした折に、当時の何気ない出来事でも他人に影響を及ぼしていたということに驚いたり・・ この小説の登場人物においては、「田村」という人物の存在がものすごく大きかった。 そしてその「田村」の登場するまでに、幾つかのサブストーリーが展開する。 何だか不思議な、しかし懐かしいほのぼの感を感じさせる小説でした。

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    投稿日: 2011.01.15
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    マイミクさんの日記で気になり一気読み。 舞台が札幌なので読んでいて親近感が・・・ニッカの看板とか(笑) ちょっと最後が残念な感じだけど、楽しく読めました♪

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    投稿日: 2011.01.13
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    田村はまだかーーー!!! な本。 ちょっとうっとうしいところもあるけど、ええ感じではあるかも。 浅田次郎に通じない、浅田次郎かんがあって、やや物足りなさはある。 巻末の酔っ払いの人のやつは良い。 死なんかったらもっとよかった。 そして、もっと話が膨らめば良かった。 でも膨らまないのが良いんだと言われたらそれまで。

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    投稿日: 2011.01.13
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    タイトルだけ読むとなんじゃ???と思うんですが、読み終えた後の感想は感動した!って、感じです。 朝倉さん作品では定番なのかな?札幌が舞台。もう『声出していこう』以前に読んださいにこちらも札幌が舞台でしたが、この作品はさらにススキノにあるスナックが舞台となっている。これだけで自分的にはポイントUPですよ(笑) 同窓会の3次会で飲んでいる男女5人。彼らは遠方から遅れてやってくる田村を待っている。連作短編6編からなるんだけど、待っている間にまずは田村の思い出話で盛り上がり、その後は各々の回想の話を。でも回想の話は小学時代の話ではなく、最近のことであったり、新入社員のことであったり。 彼らの人生にも色々あり、田村を待っている理由もそれぞれあったり。 逆にスナックのマスターも話を聞いていて田村が来たらビールをおごることを心に決めていたりして、合言葉は「田村はまだか」となってしまう。マスターも色々あったようだし。 彼らの中では“田村”と過ごした時代というのは心が清らかな時代だったのだろう だから“田村”に過去の良かった頃を重ね合わせているのだろう。そして“田村”のあの強さ・優しさも変わっていないと信じているのだろう。 だが、田村は中々やってこない 焦らして、焦らして、それでも尚焦らすのだ。読んでいて何時登場するんだよ!ってツッコミ入れたくなるほど自分も物語に引き込まれてしまっているんですよね~。 さて、田村はどのタイミングで登場するかは是非読んで確認してほしいな~ きっと彼らはこれからも「田村はまだか」と笑って飲んでいそう♪ 30歳を超えてる自分、まだ登場人物たちの年齢よりは低いと思っているけど、同窓会で誰かに会いたいとか思ったことないけど、こういう集まりってちょっと良いな~

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    投稿日: 2011.01.05
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    2010.12.25読了。 ススキノが舞台だったので、なじみがあった。小学校の時のことってそんなに覚えているのが不思議だったが、人によって思い出の強い学校は違うな。 よかったね、みんな。

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    投稿日: 2010.12.26
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    2010年12月 04/102 同窓会の二次会を舞台にした短編の連作。 それぞれの人物像を1話ごとに語っていく。田村や二瓶さんがとても魅力的。 なによりも、田村の到着を待つ時間という設定がおもしろく、自分のことなども考えながら読んでしまう。 何かの受賞作品の短編が最後に収められているが、そちらもおもしろい。さらっと流しながらも、どこかひっかかる作品。

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    投稿日: 2010.12.26
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    2009年吉川英治文学新人賞受賞作。 小学校のクラス会3次会で、深夜のバーに集まった男女5人。彼らが待つのは、約30年ぶりに会う旧友・田村の到着。待てど暮らせど来ない田村を待ちながら各人の脳裏に蘇るのは、小学生の頃からは変わってしまったそれぞれの人生。 「どうせ死ぬから、今、生きてるんじゃないのか」 まさしく群像劇。読みやすく、痛いところも突くけれど後味は悪くない。 あと10年後に読んだらもっと腑に落ちるかもしれないな、と感じる類の40歳の様々な葛藤が描かれている。 ラストに向けての盛り上がりは少しグッときた。 しかし神の視点と個人の視点が混在しているのは、個人的に苦手。

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    投稿日: 2010.12.19
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    小学校の同窓会に久しぶりに遠方から参加しに来るという「田村」を、ススキノのこじんまりしたバーで待つ男女5人とバーのマスターが、それぞれの来し方40年ほどをひとりずつ振り返るという短編連作。読者は、その夜の時間は共有しているけど同級生ではないというマスターの視点を借りて、段々と5人の境遇や人となりに自然に触れてゆくという、心にくい仕掛け。普通の人たちの普通の生活普通の悩みを語った本ですが、心理描写が情け容赦ない感じでグサグサと的確ででもシンプルでしつこくなくて、胸に残る作品です。繰り返されるテーマ「田村はまだか」も印象深く、そこに居ないのに5人とマスターをつなげるキーマンの田村の不思議な存在感、人には上手に説明できない子供の頃の直観的な憧憬などを思い出し、とても面白く読みました。そんなこと言う小学生居ないだろ!という突っ込みはとりあえず置いて、甘すぎず辛過ぎず、適度にノスタルジックで、好きな雰囲気でした。他の作品も読んでみたいです。

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    投稿日: 2010.12.15
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    田村をただひたすらに待ち続ける人々の話。 「ただ、会いたいのよ、田村に」 「田村に会えたら、それでいいのよ」 混じりっけのない、「田村はまだか」を私も言いたくなりました。 と、それとは別に、短編「おまえ、井上鏡子だろう」。 個人的にはこっちの方が好きかな。 すれ違ってるのに、どっか報われてる、どっか繋がってる、この感じ。 暖かいです。

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    投稿日: 2010.12.13
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    題名で選んだ本ですが、好みの文体でした。 さばさばしてる感じが、重苦しくなく それでも、共感できるポイントがいくつもあり。 結構、お薦めです。

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    投稿日: 2010.12.09
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    同級生、田村を待つというシチュエーションでの、連作短編集。 話によって好き嫌いが分かれてしまった(特に最終話があまり好みで なかった、、、)のが、ちょっと残念。 でも、面白いです。

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    投稿日: 2010.12.05
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    本書は簡単に言ってしまえば大人の男女の連作短編なのだけれど、どの短編もあまり面白く読めなかったです。 短編ごとに、彼ら登場人物のバックグラウンドや、田村を待っている様子が描かれていますが、どうも感情移入できず、『田村はまだか』という気持ちにはなれなかった。 バーでの同窓会の三次会というものが僕にとって想像しやすいものでないということもあるとおもいますが、自分には会わない作品でした。

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    投稿日: 2010.12.03
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    小学校の同窓会の3次会でひたすら田村を待つ5人。それぞれのエピソードも驚きの結末もすべてが楽しい傑作!

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    投稿日: 2010.12.02
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    田村に会いたいな いつか死ぬから 今生きてるんじゃないか そんなことを 当たり前だけど 知らなかったことを 言われたかったことがあったなと、 おもった 個人的には 保健室の先生の話と おとなりの彼のはなしがすき

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    投稿日: 2010.12.02
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    なんだか不思議な魅力のある作品です。 ストーリーそのものは、よくある話かも知れません。でも単にきれい事の話ではなく、40歳という登場人物性質の年齢にふさわしく、リアリティがあります。まあ、なかなか出てこない主人公の田村を除けばですが。 ちょっと独特の文体です。 登場人物は最初はニックネームで呼ばれます。そして、その後は一気にフルネームで語られます(会話の中は別ですが)。これが物語の独特の距離感を作っり、どこか客観性のようなものを感じさせます。そのあたりが魅力なのかもしれません。

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    投稿日: 2010.11.30
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    軽い連作短編集。全六話。クラス会の3次会である男を待つ男女5人の物語。 結論から言ってしまえば、田村は来ても来なくてもこの物語は成立する。 ただ、同窓会という独特の高揚感、昔に生きることよりも現実の世界で起こっている近過去の回想をたくみに織り交ぜて小説が進行していく。 ひとつの舞台の変わらない演劇のような作品。 艶っぽい話しもあり、それが、中年の淡い艶話でもあり、そこも女性作家?と思わせるきわどい描写。 さっくり読むのにちょうどいい作品。

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    投稿日: 2010.11.29
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    小学校の同窓会の三次会、みんなでなかなか来ない田村を待っている。卒業以来、紆余曲折はありながらも平凡な人生を送るそれぞれが忘れられないのが、田村。そりゃ、クラス一の問題児の女生徒が、「生きていても仕方ない、死にたい」と叫んだ時、「うんこになるから、何も食わないのか!?」とさとし、泣きそうな彼女に「好きだ」と告白し、その2人が結婚してると聞けば、同窓会にも行きたくなり、なかなか来ない時に「田村はまだか!」と叫びたくなりますね。 文章に躍動感があり、軽い中にも考えさせられるところも多い、キラリと光る作品でした。

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    投稿日: 2010.11.28
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    着眼点は非常に面白い。中学の同窓会で、みんなから親しまれた田村を待つ。その間に集まったみんなのそれぞれの話が綴られる。そして肝心の田村が怪我を負ってしまう。 ただ、話が深くなく印象が薄いのが難点。

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    投稿日: 2010.11.24
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    小学校のクラス会の三次会 スナックチャオで5人の同級生は まだこない同級生田村を待つ。 田村はまだか・・・ 待っている間それぞれの思い出が廻り 時間が交差する。 田村はまだか・・・来いよ田村・・・。 特別収録されている「おまえ、井上鏡子だろう」も 地味な男の話であるが、 人生のどこかで誰かとすれ違う単調さと深さを 感じさせてくれる作品だ。

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    投稿日: 2010.11.24
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     小学校時代の同級生5人が同窓会の3次会に田村を待ちながら飲んでる。みな40歳くらいになっていて、それぞれの今とか過去に対してスポットが当たりながら話が進むんだけど、、、  田村はまだかと言いながら飲んでるんですわ。  田村が来たのかどうなのかは、本を読んで確認してください。  同窓会でのこんなシーン、自分がいることが想像できるなと思ってしまった。  田村役はいないんだけどね。みんなで昔話も織り交ぜつつお酒を飲むってね。あるな、と。

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    投稿日: 2010.11.23
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    10/11/17読了 タイトルも文章もセンスがいいなと。間延びした感さえなければというのが読後の率直な思い。

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    投稿日: 2010.11.17
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    40代の話にしては純情すぎるような気もするが、実際こんなもんなのかもしれない。田村のキャラクターといい。心に熱いものを隠し持った二瓶さんといい。なかなか素敵な夢物語のような気がする。「オヤジ」が出てこないのが雰囲気をぶち壊さないポイントだろう。

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    投稿日: 2010.11.16