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水滸伝 六 風塵の章
水滸伝 六 風塵の章
北方謙三/集英社
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総合評価

61件)
4.0
15
26
13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    六巻です! 前巻の楊志の死があったことで、どんな要人でもそうなる運命の人もいるのか・・・とまたもや大物が狙われる展開に苦しくなりました。 楊志の後任として、青州軍の秦明将軍が加わり(魯智深改め魯達の活躍の賜物ね)、大きな戦力増強となったことは好材料。史進も成長したし。 と言いながら敵も参謀の聞煥章という強敵が出現するし、楊志のマイナスは大きいから、敵の方が有利だな。 そして、緊迫した情勢が続く中、宋江だけは毎度おなじみのんびり諸国放浪中。 宋江のカリスマ性を理解できない私は、おいおい、そんなことをしているから敵に囲まれ絶体絶命じゃないか。これで武松が死んだら許さないよ、と叫びたくなる。頼むからこれ以上誰にも迷惑掛けずに梁山泊に入ってください。

    0
    投稿日: 2025.03.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    秦明の活躍が主体 以下 ネタバレ 秦明と公孫勝の会話 秦明  なぜ戦うのか 公孫勝 お前は? 秦明  自らの誇りの為に 公孫勝 誇りなどというものは河水に流した、      人に語る理由などなど、私には無いのだ あまり細かく描写してない 文字数が少ないページなのだけど でも涙する、忘れない光景 「それから林沖は竹の棒を捨て、楊令の小さな躰を抱きしめた」

    0
    投稿日: 2024.12.05
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    新たな仲間が増え強さ?が増した様に見えるけど、青蓮寺が… やはり終わり方が次の巻を早く読めと言わんばかりに良い感じで終わるんよな。

    0
    投稿日: 2024.11.29
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    魯智深改め魯達は、秦明将軍に接触し、ついに秦明将軍は梁山泊の仲間となる。楊志の後釜として、二竜山に入った秦明将軍は、二竜山、桃花山、清風山で連携して、三万もの官軍を打ち破る。

    0
    投稿日: 2024.10.05
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    止まらないなぁ。 あとがきにもあるけども。漢←オトコの生き様。 っていうの。ホント!!!!!! もう。ただ、ただひたすらにこんなオトコたちに魅了されまくります。 もう。たまらんのよね。 そうか、推し活とかアイドルとか好きな人の気持ちってこんな感じなんか!!!!!! と、思ったりしてます。 好きなオトコのタイプは、馬に乗りこなす槍捌きの上手い人。笑 わたしの好きな九紋龍史進が出てこないですが、楊志の息子の楊令が、このオトコイケメンに育つ気がする。そんな成長過程を楽しめるのも、水滸伝の楽しみの一つです。 ダメ。夢中になりすぎる。。。

    0
    投稿日: 2023.12.05
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    6巻ともなると、最初から登場する人物の人生に大きな変化があったり、戦死してしまう人物も出てくる。そして、新たなリーダーが登場したりする。ひとりひとりの人物のキャラはとても尖っていて、読み飽きることがない。これでまだ6巻、中盤戦に入ったところ。まだまだ楽しみだ。

    0
    投稿日: 2023.10.14
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    梁山泊対青蓮寺の構図がどんどん表面化して進んでいく巻です わりと静かな巻なのに面白い やっぱり裏側の描き方が上手いからなんだよ 上手いしちゃんとしてる だから戦の説得力が凄い 梁山泊側はどんどん人が集まります 特筆すべきは青州軍の将軍、秦明と副官花栄、その部下黄信の合流です 若いヤツが多い梁山泊にあって苦み走った大人の漢秦明が渋い!しぶカッコイイ! 第六巻は秦明の巻と言ってもいいかも そして青蓮寺側も遂に天才参謀聞煥章が登場!あっという間に青蓮寺を自分色に塗り替えて行きます 完全に出来上がってるチームに経験のない若造が入っていくのは難しいし、才能があったらあったで嫉妬されるはずですが、圧倒的才能で納得させちゃうっていうね おそらく長く梁山泊の前に立ちふさがるんだろうなっていうね そしてこの圧倒的的天才で圧倒的に人間としての中身がない聞煥章の登場で苦悩だらけの李富のキャラクターも際立ってくるっていうね く〜上手い! はい!一〇八星ぜんぜん違うじゃん!のコーナー! 今回は梁山泊第四位の好漢、天間星の入雲龍(にゅううんりゅう)公孫勝です 『北方水滸伝』では致死軍という特殊部隊の創設者であり総隊長です 人を寄せ付けない雰囲気を持ちつつなにか秘めたものがありそうな 冷酷非情でありながら暖かさもあるという二面性を持った人物として描かれています オリジナルでは呉用と並ぶ梁山泊の軍師で、特筆すべきは「妖術使い」であるということなんですよね 「妖術使い」、はいもうカッコいい!語感だけでカッコいい! オリジナルでは梁山泊の敵となる陣営にも「妖術使い」は多数登場して、妖術による戦いもたいへん大きな見せ場となっています 龍や鳳なんか召喚しちゃいます 中学三年生のときに高校進学と就職して妖術使いになるかの二択で悩んだ経験のあるワタクシとしては大好きな好漢のひとりなんですが、『北方水滸伝』では妖術の類は一切出てきません もちろん致死軍を使うというのが妖術使いから発生したアイディアだとは思いますけどね では、なぜ『北方水滸伝』には小説としてはある意味飛び道具的な「妖術」が出て来ないのか?ま、単純な話邪魔だからですよね 「妖術」って冒頭に述べた戦に至るまでの裏側の積み上げをすっ飛ばしちゃうんですよね 戦だけの記述で問題なくなっちゃうんです 「人」「国」「志」みたいな『北方水滸伝』が大切にしてることを全部台無しにしちゃうんです 派手なことに目を奪われずに、コツコツと積み上がっていく物語だからこそこんなに惹きつけるんですよね

    44
    投稿日: 2023.09.13
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    宋江の歩みのように、物語が少しずつ進んでいく巻。 輝きながらカムバした史進。 楊令へ、ムチムチムチムチ抱擁の林冲。 聞煥章も恐ろしいけれど、志のなさはどう転ぶのか。このフラットな感じが一番危ないのか。むむむ。 宋江〜!!!にげてぇ。 本巻も解説が素晴らしかったです。 書評家の吉田伸子さん。私も水滸伝を読み出したのは友達に勧められて無知識のままここまで来たので、この解説は赤べこ並みにうなずきました。 「面白いから、読め!」これに尽きる。

    1
    投稿日: 2022.01.18
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    西遊記のごとく気ままに旅を続ける宋江さん。手下もサルっぽかったり、剛腕もいたりと、なかなか。でもって追い詰めれれるという。絶対誰か死ぬよー、どうすんねん、というわけで、いざ、次号。 そっちも頑張ってるけど官軍もいろんなの出てきてワクワクしてくる。ついついそっちを応援したくなるのはきっと負けるとわかっているからか。敗軍の美学っていうか。

    0
    投稿日: 2021.11.23
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    2021.11.13 青蓮寺サイドにヤバい奴が現れやがった。 宋江頼むよ〜生き残ってくれ 李逵も武松もお願い!! 歴史って勝った方が正義だなぁ。 北方先生の男像が分かってきた。どこかで裏切って欲しいなぁ

    0
    投稿日: 2021.11.13
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    4.1 前巻の楊志のこともあって、同志たちの嫌な予感を感じる瞬間が息苦しい。ただめちゃくちゃ面白い。 あとこの巻に関してはあとがきの解説も良かった。"勧めてくれた人と実際に読んだ自分"ってのがぴったりリンクしたのもそうだし、自分の感想をより高尚にして代弁してくれてる感じ。ネタバレが無いかビクビクしながら全部読んだ。無かった。

    1
    投稿日: 2020.12.08
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    魯達の正面切っての説得に秦明将軍が応じ,花英とともにいよいよ梁山泊入りを果たす。直ちに二竜山に着任しの指揮を始める。宋江の従者に欧鵬と馬燐が加わるが,馬燐は王進に預けられる。そこで,宋江は初めて九門竜史進と面会する。史進は,王進に別れを告げ少華山へと戻り,再び首領として迎え入れられる。宋江の一行は東に向かい,途中で陶宋旺が加わる。 一方,青連寺では新たに若き参謀の聞換章が蔡京によって送り込まれてきた。聞換章は宋江の捕縛を試みる。また,袁明は李富に対して,馬桂を利用して呉用を暗殺することを命じた。 牢を脱獄した,役人とグルになって父の店を奪い自殺に追い込んだ輩とその役人に復讐を遂げた王定六は戴宋に身を預けた。王定六は自慢の俊足を活かし双頭山に宋江の危機を知らせる手紙を訳も分からぬまま届ける。此れを受け,朱仝が直ちに騎馬隊を率いて宋江の救済に出動した。

    0
    投稿日: 2018.10.08
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    ★2009年4月4日 27冊目読了『水滸伝6 風塵の章』北方謙三著 評価B 激動の水滸伝5に比べて、一転して落ち着きを見せる第6巻ではある。官軍で冷遇されていた秦明将軍が梁山泊に加わり、殺害された楊志の穴を埋める。また、宋政府には、頭の切れる聞煥章(ぶんかんしょう)が加わり、バラバラだった官軍の連携を取り始め、旅に出ている宋江一行の動向を捉え、青蓮寺(宋の秘密警察、諜報機関)が包囲して、宋江に危機が迫る。

    0
    投稿日: 2018.09.02
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    再読。 李逵と欧鵬がきゃっきゃうふふ。 戦闘シーンもさることながら他の水滸伝では脚光を浴びてないキャラがメインを張る章はええね。

    0
    投稿日: 2018.02.13
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    ●1回目 2007.9.1 原作の水滸伝は、いろんな登場人物のエピソードが集まって、物語がゆっくり進んでいくというものだった。 いってみれば説話集的。 この水滸伝はもっと構造的、重層的だ。 敵役の青蓮寺は強敵だが、さらに強力な秘密兵器、聞煥章が加わる。 ●2回目 2014.12.23 聞煥章登場。 それにしても、青蓮寺の情報収集能力は、あまりにも凄すぎないだろうか。 いくら政府の諜報機関といえ、いまから1000年前の中国で、あそこまで迅速正確に情報を集められるとは、とても思えない。 舞台となったのは北宋末期、日本でいえば、まだ平安時代である。 日本のような狭い国でも、京都を離れたら、あとは田舎と思われていた時代。 広大な中国で、いくら人手をかけようと、個人の動静をそんなに簡単につかめるはずがない。 宋江が梁山泊の首魁の一人と突き止めるのが、あまりに早すぎるような気がする。 霹靂火泰明将軍が梁山泊に参加。

    0
    投稿日: 2017.10.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    楊志が死んだことは、読者にも大きな影響を与えることになる。 なぜなら、あれだけ大きなポジションを占めていたというのにあっさり死んでしまったのだから、ほかの人たちだって予断は許さないわけだ。 『ハイカラさんが通る』の紅緒さんが「主人公は死なない」と言っていたが、この群像劇では誰が死ぬこともありというわけだ。 というわけで、宋江。 大丈夫だよね。 彼は全然追い詰められていないけど、彼を守っている、「死ぬために生きている」武松なんかがそのまま死んじゃいそうで、心配でたまらない。 第一巻に登場した時は、人間味のかけらも見せなかった李富が、自分の恋情を正当化するために梁山泊追及の手がゆるくなってしまっている今、降って湧いたような聞煥章の登場。 これは李富の命も風前のともしびか…。 秦明将軍だって、結構ないい年という設定なのに恋ですか? この話、恋愛がからむとどちらかが、または両方が死ぬよ。 ああ、もう。 官軍にあって、腐敗を断じることを恐れなかった秦明将軍。 自分が清廉であれば、処断されるはずがないと信じて官に留まっていたが、魯達の言動に心を動かされる。 “人は、信で繋がっていなければならない。” “志があるから、信じられる。それは確かなことです” 物語として大きな動きはなかったけれど、秦明将軍と魯達の会見がひとつの核になるのだろう。

    1
    投稿日: 2017.02.23
  • 秦明の輝きと、聞煥章の暗躍

    巻の始まりは、官軍の将である秦明の説得と勧誘。花栄を通じてその人となりと実力は梁山泊も把握していましたが、仲間に引き込むのは至難と思われていました。そこで魯智深の出番となります。秦明と魯智深の対峙は、剣戟を交わすものではありませんが、こういう形の合戦もある、と思わせる重厚感があります。 続いて、ニ竜山の再編が描かれます。揚志亡き後、梁山泊外で最大の要衝と言っていいこの山寨群は、新しい指導者を得て姿を変えていきます。その再編の最中に官軍の攻勢を受けますが…? 百八星とひとくちに言っても、その個性は様々で、そこが魅力でもあるのですが、将として大軍を率いる能力を持つのは数えるほどです。まあ、林冲は並びなき勇者なので、軍中にどっしり構えるのではなく、陣頭に立って疾風のようにかけてほしい!というのもありますが(笑)。 最後は、青蓮寺に動きがあり、聞煥章という天才肌の参謀が登場します。またたく間に青蓮寺の中枢に入り込み、戦略の転換までしてのけます。最大の標的は、旅の途中にある宋江の捕縛。王和の軍や北京大名府だけでなく、西京河南府なども巻き込む戦いの予感です。さらに、地方軍のスリム化と将校の能力の見極めも兼ねている大戦略。 読み終わったら、自然に次の巻に手が伸びてしまう一巻でした。

    3
    投稿日: 2017.01.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    魯達が官軍の名将・秦明をスカウト。 秦明は副官・花栄を従え、揚志を失い窮地の二竜山に入り再編に着手。 青蓮寺も聞喚章が加わりさらに引き締めを強める。 揚令を鍛える林冲、見守る秦明。不器用だが温かい男たちの描写が魅力的。

    0
    投稿日: 2016.11.08
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    梁山泊・官軍共に足元を固めつつ策略を張り巡らしている回です。 奏明が付いた梁山泊の方はかなりプラスか。 聞煥章が出てきてからはハラハラしながら読み耽っている自分に気づきました。 宋江はこの危機を切り抜けれるのだろうか?

    0
    投稿日: 2015.11.24
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    前巻で青面獣が倒れたのでドキドキしながら読みました。 既存の水滸伝の様に安心しては読めません。 宋国に聞煥章なるルーキーが現れた事も気掛かりです。 これからずっと冷や冷やもので読んでいけるか心配です。

    0
    投稿日: 2015.11.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    楊志がいなくなるとやっぱり寂しい。 宋江が大きな魚を釣ったと晁蓋に自慢の手紙を送ったというのが微笑ましくて面白かった。 解説の吉田伸子さんが北方水滸伝の良さを語ってくれている。「登場する男たちが惚れ惚れするほどカッコよかったから」 まさにその通り。 呉用や宋江の身を心配しつつ次巻へ。

    0
    投稿日: 2015.10.16
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    楊志の後継として青州の将軍秦明を魯達が説得させるくだりは面白い。 闇塩ルートを守るため、劉唐は飛竜軍を組織する。 宋は聞煥章なる新たな人物が出てきた。 やや李富の腕が情にほだされ鈍くなってきたか?

    0
    投稿日: 2015.10.06
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    宋江大ピンチ! リマインダーように関係性が描かれているので、サクサク読めた。戦が本格的にはじまり、人がどんどん死んでいく。

    0
    投稿日: 2014.11.05
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    梁山泊も秦明と花栄が加わり心強くなったけど、 聞煥章が青連寺に加わり、青連寺の脅威さがますます増して梁山泊の人がいっぱい死んでいく予感がする…。

    0
    投稿日: 2014.05.23
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    林冲が楊令を打ち据えた後に黙って抱きしめるシーンがぎゅーーっときた。林冲かっこよすぎるでしょう…。 あと霹靂火・秦明将軍と火栄コンビとてもすきです。李逵もかわいくて好き。 青蓮寺側も新たな参謀を得て力を増してきたこともあり、これから中盤に入り豪傑たちが死んでいきそうな予感。いやだーーー。

    0
    投稿日: 2014.05.19
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    原点の水滸伝と比べて、大幅な改訂が加えられているそうですが、原点を読んでいない俺にとってはどうでもええ事やな。 原点ら読んでなくても充分楽しめる!めちゃめちゃおもろい!! 原点では妖術とかの要素もあるらしいんやけど、北方版ではそれも省かれたあた。 俺は小説でそんな魔法とかファンタジー的な要素が入ったあるのは嫌いやし、ましてやこんな熱い話でそんな非現実的要素はいらん。 水滸伝のストーリを超端的にまとめると、梁山泊百八傑と言うように、108人の豪傑(女性含む)が織りなす一大叙事詩です。腐敗が進む宋において、『替天行道』の志のもとに集いし者達の熱い闘い。 最初108人の豪傑を全員書き分けれるんかよとか思いやったんですが、そんなんは杞憂でした。 108人全員が個性的でなおかつ熱い!! 『三国志』を読んだ時も思ったけど北方謙三という人は、豪傑とか漢とかを書かせると右に出るものはいないのではないだろうか。 また、全員死に様がかっこ良過ぎる。 漢とは死に様までカッコ良くなければならないと思いました。 豪傑達一人一人にすごい愛着が持てたので、そいつらが死ぬたびにものすごい落ち込んだ。

    0
    投稿日: 2014.01.08
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    失われた者もあれば、来る者もあり。そして、史進も。青蓮寺も侮れず梁山泊の力をそぐ計略。楊志の次のターゲットは……。戦いに優れた者だけでなく、蕭譲、皇甫端、王定六といった面々にもスポットがあたるのがいい。

    0
    投稿日: 2013.09.02
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    それにしても次から次へと面白い登場人物が出てきますね。だんだんと国とその中の国の戦いという感じになってきました。もう全面戦争に突入しそうです。

    0
    投稿日: 2013.08.03
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    梁山泊に集う新たな戦力とは別に、官軍側にも新しい軍師が投入され、梁山泊に利のあった戦いが少しずつ変わってくる。 そうしたとこで、今まで影の薄かった官軍側が、どう思い戦っているかが浮き彫りになってくる。 楊令に稽古をつけていた林冲との別れ、宋江に惹かれ、ついていく従者たち。そして5人を追いつめていく数万の官軍。 心に響くエピソードが多かった。

    0
    投稿日: 2013.07.21
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    話はどんどん進む。楊志亡き後の二竜山は林沖がまとめ、魯達が秦明を梁山泊に引き込む。楊令と林沖のふれあいというか、男同士の対等な関係にはぐっときた。

    0
    投稿日: 2013.05.15
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    知人に「水滸伝」を読んでいることを伝えると、会社のお偉いさん達が読んでいて、良い示唆に富んでいると言う評価を聞いたと。 「うーむ」面白くはあり、志しで動く事の強さ等を感じるが、うーむ示唆ね。

    0
    投稿日: 2013.04.13
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    楊志亡き後の、梁山泊側では秦明将軍と官軍側で聞煥章の加入。 あと個人的には王定六も応援。走れメロス。 宋江はまたもやピンチ。 武松死ぬ気か。 まぁしかし、やっぱり持っていかれたのは林冲と楊令の場面ですな。 「激しい対峙は、一刻以上続いた。 それから林冲は竹の棒を捨て、楊令の小さな躰を抱きしめた。」

    0
    投稿日: 2013.04.08
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    前巻で楊志が死に、この巻で改めてその存在感の大きさを重い知らされた。 二竜山の頂点としての圧倒的なオーラと、楊令や済仁美とともに人としても父としても立派になっていく姿をもっと見ていたかった。 二度親を失った楊令と、林冲のやりとりがぐっときた。 林冲もまた、過去の傷を負い闇を抱えたままでいる。 既に中心になりつつある人物に加えて、続々と仲間も増えていき特に秦明や花栄が、これから梁山泊の中でどのような存在になっていくのか楽しみです。

    0
    投稿日: 2013.01.17
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    6巻目を読了しましたが、今回は青州軍の秦明将軍と花栄等が梁山泊軍に合流して、三山を束ねる存在となり、梁山泊の軍が強化されてきたのに対し、官軍のほうも青蓮寺に聞かん章という切れ者の策士が登場して、作戦的に強化され、今後の全面対決の行方がますます気になってきました。 次の巻では、宋江の動向、呉用暗殺の行方、少華山の行方といったところがキーポイントだと思います。早く次が読みたい今日この頃です!

    0
    投稿日: 2012.11.08
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    印象的だった言葉。「林冲、安道全が言っていた。おまえに会えてよかったと。それから白勝にも。あの男にしては、めずらしい言い方だ」「見ろよ、林冲。旗の字が読めるまで、船が梁山泊に近づいた。俺たちの旗だ。『替天行道』の字をみるたびに、俺は生きていてよかったと思う。こんなことは、おまえにしか言えんが」

    0
    投稿日: 2012.09.29
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    これまでの6冊の中では最もマンネリ化してたかな。十分な面白さではあるものの、ワンパターンな王進の使われ方などには、どうしても食傷気味になってしまう。 いや、でもホント、十分に面白いんやけどね。

    0
    投稿日: 2012.09.22
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    秦明将軍が梁山泊の仲間になったが、青蓮寺にも聞煥章が加わりますます手強くなりそう… 他には劉唐率いる飛竜軍ができたり、宋江殿がまたまたピンチになったり そして楊令…強くなれ

    0
    投稿日: 2012.09.20
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    大きなうねりが見えるようです。 登場人物は増える一方だけど そんなの気にならないぐらい、皆キャラが濃い(笑) なので、久々に登場しても どんな人かはすぐ思い出せます。 次も楽しみです。

    0
    投稿日: 2012.07.09
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    蕭譲とか段景住や皇甫端、そして王定六など戦うことが本職でない人もきっちり描かれてるのが嬉しいですねえ~ あと、この巻のあとがきを読むと、この北方水滸伝読んじゃうと吉川英治やシバレンのは読めなくなるんだろうか・・・ さきにそっちを読めばよかった???

    0
    投稿日: 2012.03.24
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    人がいなくなっても、また次に人が現れる。 楊志を失い、秦明が現れる。 重要な人で、もう代わりなんていないと思えるような人でもいなくなれば、それはそれで次の人がでてくる。最近、実生活で感じていたことが、まさにこの物語に描かれていたので驚くやら、考えさせられるやら。 梁山泊物語としては、ますます面白くなってきて、登場人物も増えてきたけれどそれぞれの生き様がうまく描かれているので、消して忘れてしまうことないです。

    0
    投稿日: 2012.03.17
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    史進が山に戻る時が感動的、、、 「成長して自分の居場所を見つけること」の素晴らしさっていつの時代も共通だよなー

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    投稿日: 2012.01.29
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    青州の将軍の秦明、馬の扱いがうまい段景住、この2人が印象的な6巻。青蓮寺の側にも聞煥章が入り、袁明と洪清の2人の輪郭がはっきりしてきた。毎回、章終わりの一文がぐっとくることに気付いた。解説は吉田伸子さん。水滸伝を知らずとも北方水滸伝は面白い。知っていたら、ぶっとぶらしい(笑)

    0
    投稿日: 2011.11.17
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    悲劇の後には、また新たな心強い味方が現れる。 ただ、同様に敵にも優れた人材が現れ、今後まさにどうなっていくのだ〜と思いつつ、続刊に手を伸ばすしかないww

    0
    投稿日: 2011.09.14
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    梁山泊は、官の将軍・秦明を引き入れるために動き出す。 また、蔡京は拡大する梁山泊に危機感を抱き青蓮寺に切れ者の聞煥章を送り込む。 敵味方とも戦力を補充して戦いはさらに続く。 またも狙われている宋江は虎口を脱することができるのか… 相変わらず色々な登場人物が出てくるが、主役級の英雄よりも一芸に秀でた小物たちのエピソードが面白いと思う。

    0
    投稿日: 2011.05.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    悲しみから立ち上がる梁山泊に、新しい仲間もさらに増え、数人の英雄は居場所を見つけていく。 聞喚章が青蓮寺サイドに加わり、再び宋江の包囲が始まる。 やっぱり楊令と林沖がどうしても印象に残るけれど、燈飛や王定六(二人とも名前もいい!)のように、愛嬌も存分に持っている男も出てくる。 初めて読んだ時は陶宗旺の戦いが楽しかったのを覚えている。 心に残った場面 ・林沖と楊令の別れ  翌早朝、起き出した秦明は、林沖と楊令が兵舎の前で対峙しているのを見た。楊令が斬りかかり、林沖画容赦なく竹の棒でそれを打つ。まるで体の大きさが違っても、対峙という気配がそこにはあった。林沖の気迫も、並ではない。  激しい対峙は、一刻以上続いた。  それから林沖は竹の棒を捨て、楊令の小さな体を抱きしめた。  林沖の言葉に表さない愛をについて書くのは、不要で不用で無粋を重ねて無様だけれど、言いたいだけで書く。  楊令をかわいそうだと、思わない人間はいない。それでも男として楊令を見るなら、そんなことは侮辱になる。だから厳しく向かうけれど、それを悪いと思いつつ、やっぱり本人も胸を痛めてしまう。そして、愛は抑えられない。だからこそ、この短さでも北方水滸伝の中で、1,2を争う名場面。

    0
    投稿日: 2011.05.03
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    いつの間にか本作品の3分の1を読了していた。もはや難解さはまったくなく、人物を見失うこともない。心地良いスピードで物語は進んでいく。このあたりは著者の力量が伺える。 前巻で楊志を失った梁山泊は、その後継者として青州の将軍・秦明に目を付け引き入れることに成功。そして対する官軍は梁山泊対策強化のため青蓮寺に聞煥章を送り込む。両軍ともにパワーアップしていくさまが、今後の展開に期待を持たせてくれる。 また、諸国放浪の身の宋江。武松、李逵を従えながらの旅すがら、欧鵬、馬麟(のち王進の下へ修行に出される)、陶宗旺が従者となっていく。彼らは宋江のボディガードという役割を果たすことになる。 本作品には様々なタイプの人間が登場するため、人事の勉強になる。どんなタイプの人間が、どんな部署で力を発揮するかまたは腐るかが存分に紹介されているのである。例えば本巻では登飛。魯智深を女真の地から救い出してきた功績はあるものの、隊長の器ではない。というより向いていない。自分勝手に動きたがり、命令に従わないこともあり、隊長として指揮をさせると兵を無駄死にさせてしまうからである。そこで双頭山(秋風山と春風山)の隊長である雷横と朱仝は、登飛に通信の責任者という仕事を割り当てる。初めは不満がるものの、水を得た魚のように仕事にのめりこむこととなる。この通信の技術が後々闘いの重要なツールとなっていくことになるのだが、結果、登飛の人事は成功したといえる。功績ではなく、適応性をもって人事を決定するべしとはよく言われることであるが、中々それが出来ていない組織は多い。例えば、創業社長の片腕となった功労者を役員に据えたはいいが、経営能力が欠如しているという話はよく聞く。 さて、本巻の最後には再び宋江が青蓮寺に包囲されるというピンチが描かれていた。どうやって切り抜けるか、次巻が楽しみである。

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    投稿日: 2011.03.20
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     秦明参加。敵の中の最良の部分を次々と一本釣りしていく手腕はたいしたものであるけど、そしてけっこう感動して読んだりするんだけど、ちょっと都合良すぎるんじゃないかなって気もする。  敵側には聞煥章という青年が登場する。これは絶対にこちらに寝返りそうもない。カミソリのような鋭さを持った敵で、なかなか先が楽しみ。  最後でまた宋江が危機に陥る。どうも彼の旅はある意味ひどくはた迷惑なもののようだ。本人はひょうひょうとしているけど。 2008/8/7

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    投稿日: 2010.09.10
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    仲間がガンガン補充されていく巻。 宋江は行く先々でお供を増やしてなかったら 確実に命を落としているでしょうね。 秦明の仲間入りは気持の良いものだったのに対して、 皇甫端の仲間入りはなかなか後味悪い。 この巻は比較的梁山泊キャラの中でも 段景住とか宋清、孟康といった 凡人?に近い人の心境がピックアップされているのも なんだか良かった。

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    投稿日: 2010.08.22
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    魯智深に口説き落とされた秦明が、二竜山に赴任し、禁軍を打ち払う。 供を増やしながら、流浪の旅を続ける宋江は、青蓮寺に囲まれ、山中に潜む。 梁山泊は史進が戻り、双頭山を構え、林冲の騎馬隊を整備する。 一方、青蓮寺は聞煥章を加え、新しい発想の策を巡らせる。 抗争が激化していく。

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    投稿日: 2010.07.30
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    青州軍の秦明将軍が梁山泊入りする回 個人的には、印象深い鉄笛の馬麟と馬医者の皇甫端の初登場の回です。 鉄笛の馬麟は、宋江の首を狙っていた賞金稼ぎですが、宋江に命一つを貸しにされて、子午山の王進のもとに預けられます。 もともと、他者と口を利く性格ではありませんでしたが、王進のもとで人間的に成長します。 梁山泊に加入後は、仲間が戦いの中で物思いにふけっているときに、鉄笛を吹いて、仲間たちの心を落ち着けます。 また、ラストは片足を失いながらも騎馬隊を率いて宋禁軍と戦い続けます。 一方、皇甫端は、馬の怪我や病気を見るだけではなく、馬の性格や馬の怯えをその観察眼で見抜き、治療をしていきます。 騎馬隊の活躍が目まぐるしい梁山泊軍において、彼が果たしている役割は非常に大きいのです。 軍記物は、どうしても活躍が華々しい武将・軍人にスポットが当てられるものですが、兵站や情報などを扱う裏方の人物や、普段ではスポットが当てられない人物たちにスポットが当てられ、キャラがよく練られているところが、北方謙三の歴史小説の優れた点でありましょう。

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    投稿日: 2010.06.30
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    秦明と花栄が梁山泊に参加、今後花栄の弓の腕を実戦で見たいものだ。最後に黄信も加わり、漢末より最強と言われた青州軍は今後どう転んでくるのか。 青蓮寺も聞?章が加わり、今後、更なる暗闘が激しくなるのか、個人的だが馬桂と李富は今後どうなるのだろうか。

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    投稿日: 2010.04.05
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    【人は、ともに生きる者がいて、はじめてほんとうに生きられるのです。】 宋江の地方めぐりも終盤か。 梁山泊の体制もちゃくちゃくと進んでいる

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    投稿日: 2010.01.27
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    魯達の正面切っての説得に秦明将軍が応じ,花英とともにいよいよ梁山泊入りを果たす。直ちに二竜山に着任しの指揮を始める。宋江の従者に欧鵬と馬燐が加わるが,馬燐は王進に預けられる。そこで,宋江は初めて九門竜史進と面会する。史進は,王進に別れを告げ少華山へと戻り,再び首領として迎え入れられる。宋江の一行は東に向かい,途中で陶宋旺が加わる。一方,青連寺では新たに若き参謀の聞換章が蔡京によって送り込まれてきた。聞換章は宋江の捕縛を試みる。また,袁明は李富に対して,馬桂を利用して呉用を暗殺することを命じた。牢を脱獄した,役人とグルになって父の店を奪い自殺に追い込んだ輩とその役人に復讐を遂げた王定六は戴宋に身を預けた。王定六は自慢の俊足を活かし双頭山に宋江の危機を知らせる手紙を訳も分からぬまま届ける。此れを受け,朱仝が直ちに騎馬隊を率いて宋江の救済に出動した。

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    投稿日: 2009.10.21
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    楊志暗殺を成し遂げ宋江捕縛をもくろむ青蓮寺。綱渡りの闘いを続ける梁山泊。クライマックスとクライマックスの間をつなぐような巻だった。

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    投稿日: 2009.07.28
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    宋江にまた危機がせまる。国をまとめるために、どこか外国と戦をするという考え、この国でも聞いた覚えが・・・あるような。

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    投稿日: 2009.05.12
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    (あらすじ)梁山泊に秦明、花栄が加わる。北の双頭山にも拠点を築き、面として勢力範囲が拡がってゆく。政府側には聞煥章が参謀として加わり、宋江の暗殺をもくろむ。■民は富ませ過ぎてはならん。必ず、富はどこかへ片寄る。富を得られなかった者の心に、不満がくすぶる。それが、叛乱の芽になっていく。民は草だ。木になってはならん。灰でもいいし、地衣でもいい。たとえすべての地を覆ったとしても、決して上にのびてはならんのだ

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    投稿日: 2008.06.28
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    花栄:「私は、あの人の苛烈な性格はよく知っている。騙されたということを、許せるかどうかだ。こわいな」 魯達:「それはおまえが、人を騙したことも、騙されたこともないからだよ、花栄。騙されて怒り狂う玉なら、大したことはない。俺の命ひとつぐらいで済むだろう」(p.44) 王進:「史進は、ここにいる間に、相手の殺気を削ぐということを覚えたのです。大した技ではありませんが、これが時には難しい。特に自分が強いという意識があれば。史進に教えることで、私はさまざまなことを学びました。強すぎるほど強い男にしてしまい、史進はその強さゆえに苦しむことになりましたが、弱さがよく理解できる男に成長しました」(p.80) 史進:「俺は、朱武殿の下で働くことになっても、なんのこだわりもない。むしろ、力が出せそうな気がするほどだ」 朱武:「選ばれる人間というのは、いるのだ、史進殿。われらは、史進殿が留守の間も、史進殿を隊長としてきた。史進殿は、これまでも、これからも、われらの隊長なのだ。それは、少華山の兵、全員の意思でもある」(p.87) 林沖:「俺との稽古は、身体にはつらかろう。しかし、心にはつらくない。なんとなく、俺にはそれがわかった。だから、容赦せずに打った」(p.109) いつの間にか、夜明けが近くなっていた。結論は、なにも出ない。この国を変えるのに、潰した方がいいのか、改革した方がいいのか。それぞれの考え方で、どちらも正しいと言っていいのだ。話は、こういうものでいいのだ、と魯達は思った。(p.129) 叛乱をする側と、抑える側。これはただのめぐり合わせではないのか。絶対に正しいものなど、政事の中にあるはずはない。人は、そこまで賢くはなれない。王安石の新法に基づく国家になっていたとしても、旧法党はいて、どこかで叛乱を起こしただろう。大抵の場合、権力を否定する叛乱側の方に、大義はありそうに見えるものだ。(p.264) 秦明:「いいか、阮小五。戦で勝つと負けるのでは、大きな差がある。大きすぎる差だ。しかし大将の資質を較べれば、小さな差しかない。ほとんど紙一重と言ってよいであろう。あるいは差がなく、運のあるなしが勝敗を左右する。だから、資質で勝つ、資質で負けるということは、あまり考えない方がいい。ただ、人の力でなし得ることはあるぞ」 阮小五:「それは?」 秦明:「決断の速さだ。決めるだけなら、誰でもできるが、自分がこれと思った通りに決断して、後になっても悔いることがない、というふうになれば、相手を凌げる」(p.288)

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    投稿日: 2008.06.28
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    秦明将軍と花栄が登場。 しょっぱなから秦明将軍の霹靂火(へきれきか)が炸裂w 壮絶な戦が続いていたので、秦明将軍の気合が明るく感じられます。 楊令や公淑との関係も気になるところ。。。 そして、個人的にめっちゃ気になる陶宋旺がとうとう仲間に!? これからの活躍に期待大です!! 王亭六の走りっぷりも気持ちいいですね〜。

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    投稿日: 2008.05.26
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    青洲の将軍・秦明が副将・花栄とともに梁山泊入り!!楊志亡き後の二竜山の隊長となります。 対する青蓮寺にも聞煥章は入り、官軍をぐいぐい締め付ける力を持ち始める。そして聞煥章の狙いは宋江の捕縛にあった。宋江ピンチ!

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    投稿日: 2007.04.29
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    この巻では新たに梁山泊に強力なメンバーが加わる。有能かつ剛直ゆえに疎んじられ、地方の一将軍に押し込められていながら、大部分が腐りきった官軍の中で、自らの軍を精強に保ち続けていた生粋の軍人・秦明である。だが、オルガナイザー・魯達(あることがきっかけで魯智深より改名)の説得により、副官・花栄(実は元々梁山泊メンバー)と共に、叛乱軍の将となる。今や数少ない優秀な武将をまた失い、秦明率いる叛乱軍との戦では大敗を喫した官軍。しかし、腐ってもまだまだモノも人も豊かな国・宋。オモテを牛耳る宰相・蔡京(さいけい)とウラを牛耳る青蓮寺のリーダー・袁明が新たに迎え入れた聞煥章(ぶんかんしょう)という男は、恐るべき異才で全国放浪中の梁山泊の頭領・宋江を文字通り追い詰める。梁山泊との通信網を遮断され、暗殺部隊である王和の闇の軍に完全包囲された宋江と従者の4人(計5人ね。念のため)。第5巻に続く絶対絶命のピンチ。いつでも落ち着き払っている宋江はさすが。だが、従者の中でも長い間、宋江と共に旅してきた武松(ぶしょう)と李逵(りき)はひょっとしてここで消えてしまうのか?哀しすぎる過去を持つ武松、愛嬌溢れる子供のような李逵。どちらも優れた武人で、魅力的なキャラ。生き残って欲しいなぁ・・・。男が惚れる男が沢山出てくる北方水滸伝。敵キャラでさえ、なかなかのもの。三国志でもそうだったけど、これだけ数多い登場人物を、誰一人として手を抜かず描き切ろうとする熱さはスゴイ。

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    投稿日: 2007.04.01
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    「水滸伝 六 風塵の章」北方謙三:集英社文庫 ついに青州軍・秦明将軍が副将・花栄とともに梁山泊へ。 楊志亡き後の二竜山を掌握する。 一方の青蓮寺にはあらたに聞煥章が軍師として加わり 梁山泊包囲の策を巡らす。 宋江は同行を四人に増やし北へ。 そこで戴荘の飛脚と分断され包囲を受け危機に陥る。

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    投稿日: 2007.03.22