
総合評価
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
7篇のスピンオフ短編集 副署長やキャリア女性警察官、野間崎管理官ら 過去のシリーズの登場人物が トラブル?を抱えている状況を 竜崎がアドバイスしたり快刀乱麻の解決策を示したりする 検挙率をあげるためには、ちょっとしたブラックユーモア 卒配の巡査が窃盗犯に職質したものの放免してしまう 刑事部長の一言であわや冤罪事件 などなど
0投稿日: 2025.11.05
powered by ブクログ竜崎署長をとりまく面々のスピンオフ 事件の解決と言うより竜崎署長が水戸黄門のような出現の仕方が面白い! ここまでの安心感で信頼されている竜崎署長が実在してほしいと心から願う
11投稿日: 2025.10.11
powered by ブクログスピンオフ第2弾は大森署+α視点 各視点の人物と竜崎の双方を補完する短編で満足度2倍!地域課の話が特に良かった あと、畠山目線の竜崎が面白い。距離を置かれてる、ね笑笑
0投稿日: 2025.09.29
powered by ブクログず〜っと、ホントに、ず〜っと面白いシリーズ。 「5.5」は短編集。 竜崎署長の脇を固めるキャラクターたちが主役を張ってくれています。 今回も、アッという間に読み終えてしまった・・・ 次も楽しみ。
24投稿日: 2025.09.14
powered by ブクログ脇を固める七人の警察官のスピンオフ作品。 普段は脇役とはいえ、それぞれの魅力があるのが強調されていてよかった。 皆一様に、竜崎の言葉に助けられ魔法がかかったように解決する様子が爽快だった。
24投稿日: 2025.06.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
シリーズのスピンオフ作品。 他者視点の竜崎。とても良かったです。 大森署貝沼副署長の話は情報漏洩と誤認逮捕。 竜崎署長に知られる前に解決を…と思う貝沼でしたが、どうも最悪な選択をしているような気がして結局署長に報告し、指示を仰ぐことにします。 自分の過ちをすぐさま軌道修正できる貝沼もすごいなと思いました。 『疑心』に登場した畠山美奈子がスカイマーシャルの訓練を受ける話。 キャリアであり女性であることから一緒に訓練を受けるメンバーの中で浮いてしまっている美奈子。しかも訓練では周囲の足を引っ張っていると自己嫌悪に陥ります。 思わず竜崎に電話をしてしまう美奈子。そこで竜崎に思いもかけない言葉を言われます。「女性であることを何故利用しないのか」と。 フラットで合理的な竜崎の言葉だから素直に受け入れることが出来るのかもしれませんね。 一番良かった話は『実地』 仮配属の新米警察官を受け入れる地域課の久米課長。 何とか新米警官が脱落しないよう心を配っているのですが、緊急配備で職質をかけたのにみすみす犯人を逃がしたのがその新人警官でした。 刑事課長にその責を問われる久米。地域課の悪口まで言われては黙っていられません。 そして、管理官の野間崎がやってきて失態を責める中、署長の竜崎は自ら新米警官のところまで出向いて話を聞くと言い出しました。 実はこの新米警官、きちんと違和感に気付いて職質していたのです。お手柄です。 それぞれの視点から見える竜崎は合理的でぶれないです。 こんな上司なら良いですよね。
0投稿日: 2025.06.02
powered by ブクログスピンオフ 第2弾 短編7つ。それぞれ別人が主人公。 「漏洩」 真面目な副署長 貝沼さん 竜崎さんが、来るまでは、実質的な署長やったんやな。 まぁ、竜崎さん来てからの実績だけでも認めてしまうわな。実力を。 そんな人に相手にされなくなるのを恐れるからこそ、色々、悩んで考えてしまうねんな。あまり好きやない考え方な気もするけど、理解できなくはない。しないけど。 「訓練」 畠山美奈子さん 女性で、更にキャリアやと無理かと思われてたのを竜崎さんのアドバイスで! 「人事」 野間崎管理管 竜崎さんを認めたくない自分がいるけど、心の中では… 「自覚」 関本刑事課長 発砲問題視されるけど、人質に向けて発砲したらアカンって…犯人と一緒にいる事多いのに、そんなんアリとは思う。確かに、人質に当たったら、アカンのは分かるけど。 あっさりと問題なし判断! 「実地」 久米地域課長 やはり、自分の課を護らないとね。 下動かんし。 責任とか言う前に、犯人捕まえてから。 権威主義にダメ出し。 「検挙」 小松強行犯係長 何でも、ノルマばかりでもな。 中身のない、現実にそぐわない数字… 無視で良し! 「送検」 とりは、伊丹刑事部長 自身の早い判断が裏目に… いつもの電話相談。 ハイ!合理的なお答え貰って対応っと! 何か、短編の全て最後は、竜崎さんに相談、報告する流れで解決してしまうというのが、凄い。 竜崎さんは、間違いがあっても、それをすぐに訂正できれば問題ないと考えてるのが良い。終わったことは仕方ないから、これからどうするか?だと! しかし、周りの人、竜崎さんベタ褒めやん!
82投稿日: 2025.02.08
powered by ブクログシリーズを順番に読むと2作目のスピンオフ。 それまでの事件を違う視点から書いた前スピンオフと違い、こちらは新しい事件だがいつも傍に控えているサブキャラからの視点で描かれた竜崎の姿がある。みんな竜崎所長好きでしょ、って言うのがわかってこちらも好きになる本(笑)
1投稿日: 2024.12.26
powered by ブクログ今回の短編集は戸高の登場が多かったのが個人的に嬉しかったです。 「人事」に出てくる新たな第二方面本部長、弓削はこの先も竜崎にちょっかいを出してきそうなので要チェックです!
1投稿日: 2024.12.08
powered by ブクログ隠蔽捜査主人公大森警察署長竜崎を補佐する 7人の警察官の視点の短編集7編 隠蔽捜査のスピンオフが魅力的な理由は 本編の主人公竜崎が印象的すぎて 危うく見落としていそうな 周囲の魅力的な登場人物が脚光を浴びるから そしてちょっと嫌いかもと思っていた脇役陣も 結局、竜崎の愛好家なのかもねと思わせる みんな何故か竜崎にかまって欲しくなる趣向
90投稿日: 2024.10.26
powered by ブクログおびのりさんや、yyさんも竜崎を読まれるようになって、あっという間に置いてきぼりになるな、、、と思ったので入手してきました^^; とりあえず一冊しか入手出来ませんでしたが。。。 久しぶりの竜崎さん! あ、これ5.5でしたわ。。。 スピンオフの短編です。 はい、短編が鬼のように苦手な私(⌒-⌒; ) なかなか読み進められないのです。 一話終わると、休憩が挟まるからでしょうかね?次読みたくなくなるんです。 この苦手感は何なんでしょ??? 今回の短編は伊丹さん少なめ、戸高さん多めでした。 戸高さん、良いキャラですよねー。 戸高さんが出てくると嬉しくなるのは、自分もそんな風になりたい憧れがあるからなんでしょうか? あと、竜崎を混乱させた例の彼女も出てましたが、彼女はかっこいいですね! 竜崎が惚れるのもわかるわっ! 社会で女が働くのって不利な面多いなぁって感じて生きてきました。 でも竜崎の一言ですよ! やっぱり凄いね!竜崎さん! かっこいいわっ!
107投稿日: 2024.10.10
powered by ブクログこの短編もとても面白い。 前回の短編『初陣』では、伊丹から見た竜崎が描かれていた。 今作は、竜崎と関わった人物が描く7編の竜崎像。 周囲の人間が直面する難題。 竜崎の言動で一気に解決に向う。 “竜崎マジック”に胸がスカッとする。 事件漏洩の対応に苦悩する貝沼副署長 かつて竜崎の心を揺さぶった畠山美奈子 竜崎をよく思わない野間崎管理官 戸高を守りたい関本刑事課長 研修生を預かる久米地域課長 強行犯係長の小松の葛藤 過ちに対する助言を求める伊丹 戸高目線の章、書いてほしかった。 ただ、戸高はあちこちの章に登場。 重要な役割を演じている。 彼の竜崎評価を訊いてみたい。 たぶん憎からず思っているはず。 竜崎は物事をシンプルに考える。 一番大切なことに優先順位を置く。 説明責任が必要なら自分が説明。 上司への忖度は、つまらないと切り捨てる。 後悔する者に対してはこう言う。 「過ちを犯しかけた。 だが、すぐに軌道修正した。 それでいい」 前しか向いていない姿が素敵。 そして、畠山美奈子の悩みに対するアドバイスにはびっくり。 「どうして女性であることを利用しないのだ」 ほぉ…。 そう来ましたか! 自分の特性を理解して、利用すればいいということですね。 覚えておこうっと。
36投稿日: 2024.10.01
powered by ブクログ竜崎伸也さんに関わりのある7人の警察官の視点で描くスピンオフ短編集でして、どの話も非常に素敵でした。 隠蔽捜査6からどのような展開のお話になるのか凄く楽しみです。
1投稿日: 2024.08.28
powered by ブクログ短編のそれぞれが魅力的で面白かったけど、 解説もまたよかった。 みんな、なんだかんだ言って竜崎のこと大好きだな! ほんと。
2投稿日: 2024.06.13
powered by ブクログ隠蔽捜査シリーズのスピンオフ短編集。貝沼大森副署長、警備部畠山美奈子、野間崎管理官、大森署関本刑事課長、大森署久米地域課長、大森署強行犯小松係長、伊丹刑事部長ら7人が問題に直面し、大森署竜崎署長に相談報告して竜崎の答えによってスッキリ解決する話です。皆、竜崎の答えに魔法の言葉のように問題が解決して竜崎に信頼を寄せることになる。この短編集では、竜崎はとても頼れるし、考え方がぶれない。何を俺は悩んでいたのだろうと全幅の信頼をもたれるかっこいい竜崎署長の活躍が読後感がいいです。 2024年5月28日読了。
0投稿日: 2024.05.28
powered by ブクログ隠蔽捜査シリーズ スピンオフ第二弾。 第一弾の3.5では伊丹視点の短編集が収録されてましたが、本作5.5ではその他の脇役達視点のストーリーが収録されており、各キャラクターがあの個性的でら強烈なキャラクターの竜崎をどういう存在として捉えているのか、それぞれ3,40ページと短い尺の中で、鮮やかに描かれていて結構楽しめました!
0投稿日: 2024.03.27
powered by ブクログ2017年(発出2014年) 321ページ (2月読書……6258ページ 洋書117ページ) 竜崎伸也を取り巻く人たちの7編のスピンオフ作品集です。 『漏洩』……まるでホテルマンのような大森署の貝沼副署長。捜査情報を新聞にすっぱ抜かれ、朝から何やら工作を⁉︎ 『訓練』……竜崎伸也が恋した女性キャリア、畠山美奈子がスカイマーシャルの訓練に参加することに 『人事』……新たに第二方面本部にやってきた弓削本部長。野間崎管理官が弓削本部長にレクチャーした内容とは 『自覚』……管内で発生した強盗殺人事件。関本刑事課長が臨場する。警視庁本部捜査一課も現場へやってきた。そして捜査員たちが大森署へ引き上げようとしている時に、どこからか発砲音が 『実地』……警察学校の卒業配置で地域課に配属された研修中の新人警察官が、職質した窃盗犯を取り逃がす。久米地域課長は新人警察官を守るため、怒鳴り込んできた関本刑事課長と対立する 『検挙』……検挙数・検挙率のアップを求める警察庁からの通達。小松強行犯係長は部下の係員たちに上からの指示を伝達した結果は 『送検』……おなじみ、伊丹刑事部長の登場 全部面白い。最高です。
16投稿日: 2024.03.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
感想 それぞれの視点でみんなが竜崎をどのように見ているかが分かる。大森署が竜崎流に染まりつつあることは分かる。 それぞれのセクションの立場などがあって大変な職場そう。 あらすじ スピンオフ。竜崎以外が主役の短編集。貝沼副所長、畠山警視、野間崎管理官、関本刑事課長、久米地域課長、小松刑事係長、最後は伊丹刑事部長。
13投稿日: 2024.01.29
powered by ブクログ長編での竜崎の辣腕と采配そして事件解決。 その脇を固める大森署の面々。 さて部下達は竜崎をどう受け止めているのか? 本心を知ることができるこの番外編♪ 非常に面白いです〜‹‹\(´ω` )/›› シリーズが進むと大森署をはじめ、竜崎周りの登場人物に好きなキャラも出来てきますし… 何作かに一冊のサービス本みたいで良いですね♪
45投稿日: 2023.09.30
powered by ブクログ【隠蔽捜査シリーズ5.5】スピンオフ7話短篇集。 主人公たちは、竜崎伸也を取り巻く警察官。 それぞれが、苦悩や壁に阻まれる。 迷った末に竜崎に相談したり、進言を求めたり。すると、明確に道が開け、なんで悩んでいたのか?不思議になるくらい霧がはれるのだ! 竜崎が以前、恋に落ちた畠山美奈子が、電話で相談するシーンでは、竜崎の心境まで想像してしまった。大森署の面々のキャラもはっきり見れて面白かった。
15投稿日: 2023.07.14
powered by ブクログ隠蔽捜査シリーズのスピンオフ短編集。合理的判断で真っ直ぐな竜崎さん、の部下や同僚目線の話。たまに挟まるスピンオフシリーズめっちゃ好き。第三者から見た竜崎さんがめちゃくちゃカッコよくてほんっまに上司にしたいナンバーワン。冷静な判断力つけたい。
0投稿日: 2023.07.13
powered by ブクログ組織の中でがんじがらめになって身動き出来ない人に、なぜそんなことで悩んでるのかと、目から鱗の、でも至極全うなアドバイスをしていく。
0投稿日: 2022.11.17
powered by ブクログ11月-11。3.0点。 新作でたため、再読。隠蔽捜査シリーズ短編集。 大森署メンバーたちと、竜崎とのエピソード。
0投稿日: 2022.11.16
powered by ブクログ隠蔽シリーズのスピンオフ短編集。 本編でも登場する人たちが主人公となり、胸の内を語る。 女性警視が訓練に参加して苦悩する「訓練」という作品が良かった。主人公の畠山は竜崎署長の助言で頭を切り替え訓練を無事終える。 畠山の苦悩も、竜崎署長の助言によりどれだけ畠山が救われたかもものすごく理解でき、畠山に感情移入してしまった。
0投稿日: 2022.10.16
powered by ブクログ皆が悩む問題が竜崎にかかれば魔法のように解決し、心地よさを感じる。野間崎のキャラは見せかけだったのが意外。伊丹は竜崎に頼りすぎのような…
2投稿日: 2022.07.13
powered by ブクログ元エリート警察官僚、大森警察署長・竜崎伸也。 原理原則主義者・竜崎にかかると、周りの悩みなど悩みではない。あっという間に解決。 さすが、竜崎。
3投稿日: 2022.07.06
powered by ブクログ隠蔽捜査シリーズ第5.5弾。スピンオフ短編集。 大森警察署長竜崎伸也をとりまく7人の警察官の物語。冷静で合理的で誰もが納得する判断に、スカッとする。
0投稿日: 2022.07.04
powered by ブクログ隠蔽捜査シリーズのスピンオフ短編集第二弾。七つの短編の主人公はすべて違うが、主人公の窮地を竜崎が救うというのは共通。面白かった。今までのシリーズと合わせて五つ星評価。
2投稿日: 2022.04.23
powered by ブクログ竜崎の周りの7人の警察官のスピンオフ短編。 全員、竜崎のことが大好きなんですね…という感じ。とにかく、7人それぞれのトラブルを原則原理の観点でサクっと解決するというお決まりな感じなんですが、ついつい読んでしまうという…。 私は、野間崎さん主人公の人事がお気に入りです。肩透かしっぷりが良い。
0投稿日: 2022.04.04
powered by ブクログ本編のスピンオフ。 伊丹のが割と面白かったので、期待。 3.5巻同様、脇役が主人公だけど、あまり思い入れがない人が多かった。 「この人誰だっけ?」な章もあったけれど、まぁまぁ楽しめた。
0投稿日: 2022.03.19
powered by ブクログスピンオフ短編集。 竜崎伸也の周辺にいる人たちのそれぞれの話に軸のぶれない竜崎がいます。 その周辺の人たちと言ってもなかなか個性のある人たちです。 いつもあっという間に読み切ってしまいました。 そして自作を早く読みたいと思います。
0投稿日: 2022.03.03
powered by ブクログ短編集 竜崎署長の周りの人物たちの話 バサバサと合理的に決断する竜崎署長が気持ちいい 上司にいてほしい 困ったら相談したい 芯がぶれない 竜崎署長にはなれないから、近くにいてほしい
4投稿日: 2022.02.01
powered by ブクログ「3」で竜崎が想いを寄せていた畠山美奈子が特殊訓練に耐えかねて電話で相談する場面だ。短篇集としては「3.5」より出来がいい。 https://sessendo.blogspot.com/2022/01/55.html
0投稿日: 2022.01.19
powered by ブクログスピンオフ。e bookで無料だった。気前いいなぁ。 シリーズの主人公竜崎がとてもカッコ良い。こうありたいなぁ。と思ってたら、お世辞で、竜崎みたいでしたよと言われた笑笑。お世辞でも嬉しい
0投稿日: 2021.12.20
powered by ブクログ2021年9月24日 上司や同僚がどんな人物かはとても気になる。まして警察のような体育会系の階級の厳しいところでは。 型破りの上司の性格を忖度しながら、待ったなしの事件にあたる周囲の警察官。 それが上司の筋の通った正確な判断に目を覚ます。 迷いのない的確な判断、身につけていきたいと思う。
0投稿日: 2021.09.25
powered by ブクログ竜崎を取り巻く七人の警察官目線で語られる短編集 あいかわらずすきっと爽快! そしてますます竜崎署長のとりこに 今野敏さんは短編もおもろい!
9投稿日: 2021.06.17
powered by ブクログ男だ、女だ。 派遣社員だ、契約社員だ、正社員だ。 ○○の実績あり、●●は未経験。 …自分が持つ特質をメリットとするかデメリットとするかは自分次第なのだ…と気づかせてもらえた。 当たり前のことだけど、とても大切なこと。
5投稿日: 2021.05.20
powered by ブクログ竜崎署長最高!型短編集。 女性官僚がガチ目の逮捕訓練を受けるエピソードだけ印象あり。でもやっぱり不倫に期待してしまう。
1投稿日: 2021.02.28
powered by ブクログスピンオフ。シンプルかつストレートに竜崎の良さが伝わってくる。美奈子の回が好き。合理的に使えるものを使って。見習いたい。
6投稿日: 2021.02.11
powered by ブクログ「隠蔽捜査3.5」につづくスピンオフの第二弾。前回は伊丹を主人公としたものでしたが、今回は貝沼副署長や関本刑事課長など、伊丹以外の人物にスポットをあてたもの。3巻の「疑心」に登場し、また前回スピンオフにも登場した畠山美奈子も登場。 登場するそれぞれの人物の悩みも竜崎にかかれば一刀両断、あっという間に解決。普段の物語は竜崎視点で描かれますが、スピンオフの場合は各主人公目線で描かれることもあって、読み手も主人公目線になるせいか、竜崎の思考回路との違いがより鮮明にうつります。 第二方面本部長の弓削は本作だけみるとそんなに悪人ではなさそうですが、自作「去就」ではちょっとやっかいな存在になりそうで…。 そして最後は伊丹を主人公としたストーリー、あやうく冤罪を生むところでしたが、竜崎のおかげでこれを回避。伊丹も以外と簡単なところで悩むんですね、何に忖度しているのか…。 いやはや、こうして読むと竜崎による事案の解決はもはや様式美ともいえます。また、スピンオフという他者視点の物語を読むと竜崎がいかに支持されているかわかろうというものですね。
2投稿日: 2020.09.22
powered by ブクログ警視庁の中で異色の存在感を遺憾なく発揮している大森署の竜崎伸也署長を軸に7つの短編が楽しめる好著だ.表題作の「自覚」が良かった.勤務状態がやや逸脱しているものの的確な捜査をする戸高善信の発砲事案について、周りの状況ばかりを気にして、本来の捜査の重要性を見失ったような幹部たちを、竜崎が少ない言葉で窘める件が秀逸だった.竜崎のような人材はどんな組織にも存在すると思うが、それを活用せずに貶めるのが常態だ.組織の長はこれらの短編を熟読すべきだと感じた.
2投稿日: 2020.08.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
隠蔽捜査のスピンオフ。 竜崎が誰に対しても竜崎で、 誰の目から見ても竜崎である、 っていうお話の数々。 相手によって対応の仕方を変えたりしない気持ち良さ! カッコイイ!!!面白かった。
7投稿日: 2020.06.21
powered by ブクログ毎回毎回思う。 竜崎さんかっけー。 この本の主人公はまわりにいる人たちだが ラストにちょろりと出てきて、主人公をくってしまうのだから、 主役はどうしても竜崎さんなのでしょう。 個人的には彼が主人公じゃないほうが好きかも。
2投稿日: 2020.03.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
竜崎さん以外の人から視線の短編集。本編も面白いのだけど、この「.5」もかなり面白い。今野さんも色々読んできたけれど、安積班シリーズよりか、こちらが最近はお気に入り。竜崎さんだけが変人だから読んでられるんだろうな。振り回されながらも、助けられる人達にとても親近感がわきました。
3投稿日: 2020.01.13
powered by ブクログみんなが普通に考える保身や、マズイ!と思うことをことごとく素で解決していく署長。みんなぽろぽろ目からウロコを落としていきます。 いつもながら、すっきり読めます。
4投稿日: 2019.12.01
powered by ブクログかったるい 真実は現場にこそ在るといいたいのか。単なるキャリア批判なのか。水戸黄門を彷彿とさせる勧善懲悪物語 実につまらん
0投稿日: 2019.07.15
powered by ブクログ今野敏の隠蔽捜査シリーズ、その第5.5弾と銘打ったスピンオフ短編集。 「隠蔽捜査3.5:初陣」は警視庁刑事部長:伊丹俊太郎の視点で描いていましたが、今回は大森署員や過去作品の登場人物が竜崎との交流の中で活躍する姿を、7編のショートストーリーで綴っています。 スピンオフ的短編集・・・個人的に、本当にこーゆーの大好きです(^_^;) さ、まだまだ・・・
2投稿日: 2019.06.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
竜崎さんの魅力いっぱい! 変人だのちょっと困った人たとか特別な人とかいろいろ言ってるけど、みんな竜崎さんを頼りにしてるんですね。 竜崎には、できればいつまでも大森署の署長でいてほしい、と。 できればいつまでも、この署長の下で働きたい。そんなことを思っていた。 みんな、竜崎さんの魔法… でも、畠山さんに言った 「どうして、女性であることを利用しないのか、不思議なんだ」って 竜崎さんじゃなかったらセクハラですよね(-_-;)
2投稿日: 2019.06.07
powered by ブクログシリーズのスピンオフ短編集。 竜崎の周りの人が主人公のお話。 最後はいつも竜崎にもっていかれる!今回もブレずにバッサリで気持ちよかった!
2投稿日: 2019.04.24
powered by ブクログ大森署のみなさんのスピンオフ 竜崎さんをきらってたはずのみんなの意識改革感が半端なく、竜崎さんのすごさが改めて際立つ1冊でした。 地域課久米さんのお話は感動しちゃった。 そしてあの野間崎管理官が!(笑) 解説を読んで、それぞれの主人公たちの竜崎さん視点の物語 再び読みたくなってしまって困ってます(+o+)
3投稿日: 2019.03.08
powered by ブクログ伊丹視点で揃えたスピンオフよりは小粒感が否めない。みんなだいたい流れが同じだし、竜崎に対する印象も同じ。水戸黄門の印籠のように決まったところで出てきて、決まったようにみんなの憑き物が落ちる。皆さん愛すべきキャラクターなのでもうすこし話の流れ、基本は失敗して悩んでたけど失敗もしてないし悩む必要なかった、ではない流れのストーリーがあっても良かったなぁ 2019.2.16 30
1投稿日: 2019.02.17
powered by ブクログ隠蔽捜査シリーズは本当に期待を裏切らない。 スピンオフ作品って、あくまでもスピンオフでやっぱり本編のほうが面白いことが多いけど、本編と比べても遜色ない。 今回もたくさん楽しませてもらいました。 私も竜崎サンにはできればいつまでも大森署の署長でいてほしい。
2投稿日: 2018.12.02
powered by ブクログ第5弾までの登場人物が抱える問題が、竜崎の「正論」で解決に導かれる短編集。竜崎の性格が簡潔に描かれており、それぞれの話の結末もよかった。
2投稿日: 2018.11.25
powered by ブクログシリーズの登場人物たちから見た主人公の一面をえがく短編連作。 みんな、竜崎さんのこと好きだよねー 私も好きー!
2投稿日: 2018.11.23
powered by ブクログ隠蔽捜査シリーズのスピンオフ短編集、7編。 他の編で多数登場する面々が今回の主役。 貝沼副署長や野間崎管理官、関本刑事課長などなど。 パターンとしては、様々な問題が発生し、竜崎署長に相談し、原理原則に従い、スパッと方向性が示され、解決へ導く、と言った流れ。 竜崎署長以外の面々の新たな面顔やキャラクターも見られ、とてもお得感ありの1冊です。
5投稿日: 2018.09.11
powered by ブクログ隠蔽捜査シリーズの短編集。大森署署長竜崎伸也の言葉が周りのスタッフの悩みや問題を軽やかに解決させる。登場人物が個性的で生き生きと描かれている。とても楽しめる小説。
3投稿日: 2018.06.02
powered by ブクログ畠山警視は実技を伴うスカイマーシャルの訓練中、壁に直面する。彼女は共に難事件を乗り越えた竜崎に助言を求めた(「訓練」)。関本刑事課長は部下戸高の発砲をめぐり苦悩した。そこで竜崎の発した一言とは(表題作)。貝沼副署長、久米地域課長、伊丹刑事部長。彼らが危機の際に頼りにするのは、信念の警察官僚、大森署署長竜崎伸也だったー。
1投稿日: 2018.05.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
愛すべき変人、5たび半。 【漏洩】 こういう上司がいたら、部下は思う存分に力を発揮できるのだろうなと、改めて。 戸高くんが格好良かった♪ 【訓練】 ああ、あの時の……。「3.5」を読んだときの印象だと、彼女は竜崎を惑わすために送り込まれた警察組織内での政治的刺客だったかのように思えたのだが…。どうも、その限りでも無さそうか? 彼女の内面描写からすると、シリーズの今後作で再び関わってくるかもしれない。 【人事】 人事を尽くして天命を待つ……至極ごもっとも(笑)。野真崎管理官が、なんとなく可愛い(笑)。 さて、、貝沼副署長はじめ大森署全体がほぼ完全に竜崎色に染まってきた様相。 竜崎が異動になったら、後任の署長はさぞかしやりにくいだろうな……やることなすこと、部下に心のなかで無能扱いされる羽目になるのでは? と、余計なことが頭に浮かんだ。 (実際、まだ未読なシリーズ最新作ではついに大森署を出るらしいし。) 次作の文庫化も待ち遠しい。 【自覚】 (時と場合とその警官の人間性と、そして技量にもよるかとも思われはするけれど) 人質の安全を第一に考えて行動した結果が「処分」である……そんな組織からは、心ある「人」はいなくなってしまいそう。 【実地】 イイねえ。前半はなんだかステレオタイプな組織間のいがみ合いが描かれて背中がムズムズしたものだが……最後は。 これぞ“チーム”だねえ。 若い才能が陽の目を見た瞬間。 【検挙】 またぞろ、極端な・・・。 もはやコメディ(笑)。 肩の力を抜いて漫画的な展開とバレバレな結末を楽しめた。 【送検】 一編ごとに語り部を変えてきた今回の短編集。最後は伊丹さんが登場。やっぱりね(笑)。 そして、ほんの一行ほどの描写で名前すら語られなかったけれど・・・事件解決に一役買ったのは、またまたやっぱり、戸高くん。 このキャラ、好きだなぁ。 ーーーーーー総括ーーーーーーー 愛すべき変人、やっぱりイイね。格好いい。 そしてまたまた、水戸黄門も首肯する愛すべきワンパターン♪。 次作も楽しみ。 ★5つ、9ポイント半。 2018.05.15.新。
6投稿日: 2018.05.15
powered by ブクログ竜崎を取り巻く周りの人のお話し。 そうなんですよ。」みんな彼が好きなんです。 そんな一面が沢山出てきて何より。
2投稿日: 2017.11.12
powered by ブクログ隠蔽捜査シリーズのスピンオフ短編集。七人の警察官の視点で、如何なる場合にも原理原則を貫く信念の警察官僚・竜崎伸也という人物を描く。 組織の中で長年勤めると、どうしても原則からズレが生じてくる。原因は保身や対立や疎外感だったり、流行りの言葉では忖度だったり。そんな細かいことをバッサリと斬る竜崎署長の言葉に、いつも勇気をもらう。読後感はいつもスッキリ。
3投稿日: 2017.09.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「.5」シリーズはスピンオフなのか。しかも短編。 どの話も竜崎の英断が素晴らしい。気持ちいい!こういう人が警察のトップになればいいのにね。
0投稿日: 2017.08.10
powered by ブクログ隠蔽捜査シリーズ5.5。 大森の竜崎署長と関わりのある警察官主役の短編集。 ここぞというときの竜崎署長がはえる。 久々にすっきり面白かった。
2投稿日: 2017.08.06
powered by ブクログこのところ多忙につき、読感を書いている時間がない。 とりあえず、読みましたということで、読了日と評価のみ記載。
1投稿日: 2017.07.12
powered by ブクログ面白く読みやすい警察小説の代表作だと思う隠蔽捜査シリーズの短編集。 人から見た竜崎署長の話。 一番なぜか心にきたのは 地域課の課長の話である【実地】 人を育てることができる人はとっても貴重。この課長素晴らしい!竜崎署長が鮮やかにみえながら其の実この地域課課長の良さが際立って面白かった。 反面【謙虚】は強行犯係長の話で、戸高くんの頭の良さや反抗心はよいですが、あんなやり方をするのは頂けず。正直市民に迷惑かけてまで、証明する意味はなく、腹が立ったはなし。 なんとなく戸高くんが好きだと思えなくなり残念。 総じて署長がいかにスーパーマンかよくわかる一冊。
1投稿日: 2017.06.30
powered by ブクログ竜崎が署長を務める大森署には、個性的な部下がいる。 そんな彼らが抱える悩み、葛藤、怒りの数々に竜崎がどう対応し、彼らが竜崎をどのように思っているか。 本編でも少しずつ竜崎を理解してきたように思えたレギュラー陣の心情が垣間見える逸脱のスピンオフ短編集。 2017年6月25日読了。 じっくり大切に読もうと思っていたのですが、読み始めたら止まらなくなって一気読みしてしまいました。 隠蔽捜査ファンにはたまらない1冊だと思います。
5投稿日: 2017.06.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
隠蔽捜査3.5以来のスピンオフ短編集。解説でも書いてあったが、短編集ということで竜崎の私生活の描写が省かれており、長編の作品以上に竜崎に「超人」ぶりが際立っている。 こんな上司がいたならばと思うと同時に、こんな上司はいないだろうと思わせる作品。 ある意味、サラリーマンのバイブル作品。
2投稿日: 2017.06.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
再読。竜崎さんのファンの警察官の集い---ともいうべきスピンオフ短編集。皆さんの竜崎さんへの愛が感じられる楽しい一冊です。署長決済印を押しながら様々な問題を簡単に解決しちゃう神のようなカッコよさです。今野さま、どんどんこのシリーズを書きまくっちゃってください。
3投稿日: 2017.06.16
powered by ブクログ七人の警察官の視点で描く、隠ぺい捜査スピン・オフ短篇集。 畠山警視、関本刑事課長、戸高、貝沼副署長、久米地域課長、伊丹刑事部長が活躍します。 彼らが頼りにするのは、原理原則を貫く警察官僚、大森署署長竜崎伸也です。 本編も読ませますが、スピン・オフ短編もイイです。
1投稿日: 2017.06.15
powered by ブクログ初めての作家さん。出先で「検察側の罪人」を読み終えてしまって、急いで近くの本屋さんで買ったのがこの本。 驚いたのが「検察側の罪人」が蒲田署所轄での事件で、こちらは大森署が舞台。 どちらも私の住まいの近く。 どういう巡り合わせだろう。 蒲田署は何回か訪れたことがある。 大森署は入ったことはないけど、結婚当初の住まいのあったところで、今もバスで通る道にある。 読んでいくとまたまた大田区中央4丁目とかそこの酒屋とか中華そばやなんてまさに思い当たる(笑)仕事の時助けを求めて最初に飛び込んだのが酒屋さんで「手が離せない」と言われて次ぎに飛び込んだのが通りの向かいにある中華そばやだった。 なんということでしょう?!それだけでもワクワクして、さらに大森西7丁目のアパートって・・・こういう展開だと読むのがますます楽しくなるね。 大森署の竜崎署長がデーンと構えていて、彼の采配が無駄がなくて実に見事で惹かれるわぁ。 また彼を取り巻く人々も個性的で一人一人魅力的に描かれている。 初めての作品なので、みなさん初対面なんだけど(笑)すごく好きな作品になった。 シリーズ初めから読んでみたい。
1投稿日: 2017.06.13
powered by ブクログ隠蔽シリーズスピンオフ第2弾 好きなシリーズなので手に取ってみた 7編からなる短編集 本作はスピンオフという事で竜崎以外の視点で物事が展開される 基本的には、各々の登場人物が試練にぶつかった際に竜崎の一言で眼が開ける といった内容 竜崎には芯があるのでブレない 実生活では様々な兼ね合いから、 なかなかこう上手くはいかないだろうからこそ、 竜崎の言動に心躍る ストレスを溜めずに読める本
1投稿日: 2017.06.08
powered by ブクログ隠蔽捜査シリーズの短編集第2弾。本シリーズの脇を固める脇役達の視点で描かかれる。 主人公竜崎の魅力は相変わらず全開で、本シリーズの魅力である爽快感も健在。 あまり描かれない脇役達の心情が深堀になり、今後も含めて物語に厚みが出たように思える。
1投稿日: 2017.06.08
powered by ブクログテレビ化もされたシリーズの短編集です。今回は主人公、竜崎署長の周囲の登場人物のスピンオフ。 今までのシリーズで描かれていた人物像に厚みが増します。主人公本人が主役の長編では、長所が家族から見るとちょっとダメな部分だったりしてホッとするのですが、今回は登場人物の側から見る署長がたまらなくカッコよく描かれています。
4投稿日: 2017.06.06
powered by ブクログ201705/隠蔽捜査シリーズスピンオフ。ワンパターンといえばワンパターンかもだけど、今野敏の刑事ものははずれない。面白かった~。
1投稿日: 2017.05.21
powered by ブクログシリーズに出てくる登場人物を視点とした物語ももちろん楽しかった。それぞれも魅力的な人たちだからなせる技か。野間崎さんもいいね。
1投稿日: 2017.05.20
powered by ブクログやった!シリーズ5.5 嬉しくて最後の方は読み終わるのが寂しくてゆっくり読んでました。 どの話でも竜崎さんがかっこよく、なんでもっと早く相談しないのよ!と突っ込みたくなる。 ほんと竜崎さんだけは視点が違う。 視点を変えて見てみることの大切さを感じられるシリーズです。
6投稿日: 2017.05.14
powered by ブクログ今野敏『自覚 隠蔽捜査5.5』新潮文庫。 文庫化されたので再読。 シリーズ第7弾。スピンオフ短編7編を収録。前回のスピンオフでは伊丹が主役であったが、今回は竜崎を主役にしたスピンオフである。全ての短編に竜崎の魅力と人間性を感じるエピソードが凝縮されており、非常に面白い。 『漏洩』。誤認逮捕にマスコミへの捜査情報の漏洩。この危機に竜崎はどうするのか…変人と呼ばれる竜崎の行動が一番まともに見える。 『訓練』。かつて竜崎とアメリカ大統領の警護を行なった美貌のキャリア、畠山美奈子はスカイマーシャルの訓練に送り込まれる。竜崎に弱音を吐いた美奈子は竜崎からサジェスチョンを受けるが… 『人事』。かつて、竜崎と揉めた野間崎の上司に弓削篤郎が赴任する。竜崎に興味を抱いた弓削は大森署に向い、竜崎との面談を求めるが… 『自覚』。住宅街で発生した強盗殺人事件。大森署の戸高刑事は人質を取った容疑者に向けて発砲するが…撃てない警察という世の風潮の中、竜崎の判断は… 『実地』。大森署に卒配された警察官が職務質問した大物窃盗犯を取り逃がす。この失態に罪をなすり付け合い、責任転嫁で揉める大森署内。この事態に竜崎は… 『検挙』。検挙数と検挙率のアップの通達に問題児の戸高が果敢に挑み、大森署は大パニック。竜崎はこのパニックをどう収めるのか。 『送検』。強姦殺人事件の被疑者逮捕を指示した伊丹は誤認逮捕の危機に陥る。伊丹を助ける竜崎は…
13投稿日: 2017.05.06
powered by ブクログ「隠蔽捜査」シリーズの7冊目。 今回の主人公は竜崎ではなく、彼を取り巻く周りの面々がそれぞれに主人公を務める7つの短編からなるスピンオフ。GWの谷間に神戸へ出かけた車中でサクサクと読み進む。 主人公は竜崎ではないとは言え、やはりお話は彼の判断=正論に従って動く。 組織のしがらみや人間関係を忖度し落としどころを探るような仕事に終始している身にとって、話のテンポは小気味良く、まずまず面白く読んだ。 短編なので竜崎の斬れる正論が中心で、<変人>振りの描写が少ないのは致し方ないとは言え、最初の頃にあった良い意味での毒気が多少薄くなってきている感じは前作でも感じたところ。
2投稿日: 2017.05.03
powered by ブクログ短編集。竜崎の周囲の脇役それぞれが、遭遇するシチュエーションを自分目線で。彼らは、マスコミ、発砲、揉め事などなどトラブルに巻き込まれうろたえるが、竜崎の客観的でロジカルな、裁き、アドバイス、コメント等等で我に返り、状況も収束してメデタシ・・となる。 解説にある通り、大森署ワールドが多面的に立ち上がる効果を感じる。
0投稿日: 2017.05.01
powered by ブクログ無自覚に正論で周囲を巻き込み事件を解き明かす隠蔽捜査シリーズ5作目は、主人公竜崎の脇を固める面々が主役の短編集。大森署内は竜崎色に染まりつつあることがよくわかります。戸高はドラマの安田顕さんが浮かんでしまいます。
0投稿日: 2017.04.29
